【独】 サティ家次期当主 シャーリエ/* ラッコちゃん!🍵人数分出してるのすてき。 肩書き変える前に投票してたから 発言欄が変わって吹いた。 ほーらイカミミだよ▼ (-3) 2020/10/05(Mon) 10:24:20 |
【赤】 在原 治人[信じてしまって良いのか 揺り起こして問い質してしまいたい、が ぐっ、と我慢した。 無性に守ってやりたくなる 庇護欲を掻き立てられる様子の彼の その両胸には 自身が打ち込んだ針が鈍く光る。 紅色の繊細な文様に彩られた ふたつの突起は 腫れ上がっていて まだ相当に痛むに違いない。 その痛みでも引き止められぬほどに いや、むしろ痛みのせいで 疲労が増して 休息を欲しているのだ。 自然に目覚めるまで待つことくらい 俺もすべきだろう。] (*2) 2020/10/05(Mon) 10:43:08 |
【赤】 在原 治人[そうは思うのに 胸中のざわめきは強くなるばかり。] …… 本当に、 いいのか? [留めて置けなくて 溢れてしまった小さな呟きに 返るのは寝息だけ。 長椅子の前に両膝を着き 起こさぬように そっと髪を漉きながら、 これまでの彼の言動を思い返して その中に答えを探そうとする。] (*3) 2020/10/05(Mon) 10:44:41 |
【人】 二年生 小林 友太郎は、少年と友だちになって、 自分は少年から金の輪を一つ分けてもらって、 往来の上を二人でどこまでも 走ってゆく夢を見ました。 そして、いつしか二人は、 赤い夕焼け空の中に 入ってしまった夢を見ました。 明くる日から、太郎はまた熱が出しました。 そして、二、三日めに七つで亡くなりました。 ─────『金の輪』 小川 未明 (0) 2020/10/05(Mon) 14:26:00 |
【人】 二年生 小林 友「ともちゃん、本当に大丈夫?」 [そう青柳が尋ねてきたのは また図書館に行こうとした矢先のこと。 いつもみたいに話しかけるだけじゃなく 後ろから俺の肩を強く引いて、 青柳は真っ直ぐ俺を見つめている。 今更なんだと言うのだろう。 そんな嫌そうな感情が表に出ていたのか 青柳の手に力が篭もる。] 「何かあるなら、話して欲しい。 クラスメイトとして、友達として」 ……何も無いって。 俺は、青柳がどうしてそんなふうに思うのか 全然分かんないよ。 「だってともちゃん、前なら俺に そんな風に言い返したりしなかった」 [なるほど。さすが周りに目を配れる男。] (1) 2020/10/05(Mon) 14:26:28 |
【人】 二年生 小林 友[強硬な青柳に促されるように 人気のない教室の空いた席へ腰を下ろすと、 青柳も俺の隣の席を引く。 じっと覗き込むような目線から逃げるように 机からはみ出たプリントの切れ端に 視線を落として、俺は息をついた。 何から話せばいい? 目に見えない女の子と、放課後の図書館で 便箋越しにメッセージやり取りしてます、 俺はその子のところに行きます邪魔しないで? 信じるわけない。こんなこと。 時間をただ沈黙のために費やしていると 青柳がそっと口を開いた。] (2) 2020/10/05(Mon) 14:26:49 |
【人】 二年生 小林 友「俺のね、中学の時のクラスメイト。 ひとり自殺した子がいるんだ。 ひとりでいてもなんとも思わなかったし そいつが昼休みとかに逃げるように 図書館とか保健室とか、行くの 仲間と笑いながら見てた。」 [時々声を上ずらせ、静かに語る。] (3) 2020/10/05(Mon) 14:27:38 |
【人】 二年生 小林 友「その子が死んだ理由、 はっきりしないまま終わったんだけど ……もし学校で何かあったら 力になれたかもしれない。 逃げる道があげられたかもしれない。 そう思うと、やりきれなくて。 世の中には、その子だけじゃない、 悲しいこと辛いことが山ほどあって 覚えていられないくらいだけど もう辛いことが起きないように 少しでも行動するのは、 無駄な事じゃないのかな、って。」 [青柳の言葉も、心もひどく真っ直ぐで 俺はまた何も言えずに口を噤む。 また長い沈黙の後、俺は考えながら 唇の隙間から言葉を絞り出した。] (4) 2020/10/05(Mon) 14:28:16 |
【人】 二年生 小林 友─────俺には、そんな勇気、ないよ。 今傍目に死にたそうに見えてたとしても。 [それ以上、何も言えない。 気まずい沈黙が教室の中に、 澱のように溜まっていく。 「そうか」と短く切って、 青柳は足を組みかえた。 俺は何か言わなくては、と 頭の中を必死にフル回転させて……] 青柳はさ、もし好きな女の子がいて その子が、手も届かない遠くにいたら ─────どうする? [つい、そう、尋ねてしまった。]* (5) 2020/10/05(Mon) 14:34:58 |
【雲】 使用人 リフル[もしかしたら馬車で連れ去られたなんて見当違いもいいところだったかもしれないのに、無我夢中で足掛かりを追った。 物語として聞けば運が良かった出来事かもしれないが、 傍観者だったなら血の気が引いていたところだ。 無事見付けられたけれども、 尊厳を取り払われて、彼女はずぶ濡れだったし、怯え切っていたから。>>2:D68 腕っぷしが弱くとも、荒事は何度か越えて来た。 己が唯一彼女を守れる存在だと理解していたからこそ、冷静であれたんだ。 常であれば宥めたくなるだろう彼女の泣き顔>>2:D69に気を取られない様にして、誘拐犯たちと対峙した] (D0) 2020/10/05(Mon) 18:51:31 |
【雲】 使用人 リフル[嫌な音を聞き、声を聞き、 忘れたくなる肉を切る感触は、再びナイフを振るう事ですぐに上書きされる。手と同時に脳にもこびりつく様な感触に、叫び出したくなる代わり、言霊を繰り返した。 間違ってシャーリエを襲わなかっただけ、正常だったろう。 けれど、 もうきっと大丈夫だというところ迄その場を血濡れにして、 無事を確認した彼女の行動>>2:D73に首を傾げる。 何でそんな大声を、はしたないですよなんて思って、 ちらっと見えた靴、あれはやっぱりお嬢様のだったんだなんて、 おぞましい記憶の刻まれた脳みそでぼんやりと思う] なに…… [泣いているのは怖がらせたからだと思ったけれど、 何を謝られているのかわからない。 深く斬られた右手が痺れて、めちゃくちゃに振り回した腕が重くて、頭が痛くて気持ち悪くて寒くて眠ってしまいたかった。彼女の方が濡れていて、寒いだろうに。 ここで眠ってしまおうと思って、目を閉じる。 ……眠るならあの庭がよかったな、と思って、 いや、今回はオレはこれ死なないわ、と、ふっと笑う。 右手にリボンを巻かれた時の事だったけれど、 質の良いそのリボンの感覚は、わからなかった] (D2) 2020/10/05(Mon) 18:51:37 |
【雲】 使用人 リフル[「痛いよね」と、聞こえた彼女の声>>2:D74が最後で、 何も答えられないまま、意識を手放してしまっていた。 後は時折痛みに呻いたり、処置中に何度か目は開いたが、会話や応答といった事は出来ずにまた眠った。 小さな切り傷や打撲等はいくつかあったが、 一番深い傷は右手の手首から肘にかけての裂傷で、 見た目に酷く見えるのは義手の損傷だった。 右手は何とも言えないと医者は言ったろうが、 義手はギリギリ繋がっている箇所を保持する以上の事はできなかっただろうか。 小指と薬指は完全に取れていたので、 別に保管する事になるだろう。 その日は部屋で目覚める事はなかった] (D3) 2020/10/05(Mon) 18:51:45 |
【雲】 使用人 リフル──ッ う……… [次に目覚めた時、瞼を開く前に感じたのは痛み。 右手に走る激痛に顔を歪めながら、ばちっと目を開く。 何日も眠っていた様な気怠さがあったが、 実際には今は翌日だっただろう。 彼女の姿はそこにあっただろうか] お嬢様…… 無事か……? [いなければいないでも、一番の気掛かりを部屋に独り言として呟く。 あの後どうなったかわかっていなかったものだから、 無事な姿がそこにあったって、 心に傷を負ってやしないかと心配で] (D5) 2020/10/05(Mon) 18:51:52 |
【雲】 使用人 リフル……あぁ、オレのが駄目か、これ…… 何で、右手……… [包帯の巻かれた腕は焼ける様に痛むのに、 手首から先が動かない事に眉を歪める。 医師を呼んで痛み止めを打ってもらったり調子を伝えてから、「右手は動かないかもしれない」と告げられれば、「そっか」と力なく笑った。 心配はその事実故のこれからの事より、 シャーリエが気に病まないか、だった。 医師の話はシャーリエも聞く事を許されただろうが、 彼女はその場にいてくれただろうか。 痛み止めで落ち着いたのちに、 自分の話より、彼女の話を聞きたがった] 怪我ってしてませんか? あれから、怖い事はなんもないですか? [多分一番聞きたい事はこれだっただろう] (D6) 2020/10/05(Mon) 18:51:57 |
【雲】 使用人 リフル[それからしばらくは療養で日を潰しただろうか。 右手に関しても義手に関しても、 特に自分から何か要望を訴える事はなかった。 痛みとおぞましい記憶に唇を噛みながら、 聞こえていた訳でもないのに、 彼女が寝床で呟いた事を 窓の外を眺め、考えていた。*] (D8) 2020/10/05(Mon) 18:52:08 |
【人】 二年生 小林 友[少しの沈黙の後、] 「遠距離、的な?」 [青柳はううん、と唸って腕を組んだ。 もし、俺が「いや、異世界の子」って言ったら 今度こそ可哀想な奴扱いにされるんだろうか。 それとも、青柳はそれでも俺を 見捨てずそばに居てくれるのか。] 「俺なら、ちゃんとメッセージ送って 「逢えなくても好きだよ」って 相手がちゃんと分かるように伝える。 それでも会いたかったら…… 俺も会いに行っちゃうかなぁ。」 [少し照れくさそうに笑って。] (6) 2020/10/05(Mon) 19:01:03 |
【人】 二年生 小林 友「てか、遠距離の話とかだったら 恋バナ、全然聞くからさ。 ……あっ俺すごい深刻な話しちゃった? だとしたらともちゃんめっちゃゴメン!」 [謝り出す青柳を宥めて 俺は内心、今の言葉を噛み締める。 例えば、今図書館に向かっても いるのは菜月の影で、俺は手を繋ぐどころか 声も、顔も知らないんだ。 他のカップルが当たり前みたいに到達してる、 その出発点にすらいない。 会いに行くにはどうしたらいいんだろう。 俺はもう、そればっかり考えていて。] (7) 2020/10/05(Mon) 19:01:32 |
【人】 二年生 小林 友青柳、聞いてくれてありがとう。 ごめん、俺なんかの恋、バナ……? なのかな つまんない話だったと思うけど、ホント。 [にっこり、出来る限りで微笑んでみせて 俺はカバンを手に図書館へ向かう。 今度は、青柳は咎めなかった。] (8) 2020/10/05(Mon) 19:02:00 |
【秘】 二年生 小林 友 → 二年生 早乙女 菜月 でも、ちゃんと会った時に ちゃんと、俺の声で伝えたい。 ……てか、俺イケメンじゃないし、 ザ・陰キャ!って感じだけど…… 嫌じゃ、ないの? [俺達の逢瀬は傍目にどう見えるんだろう。 椅子にひとりで腰掛けて、くすくす笑って 独り言言ってるヤバいやつなのか、 それとも、このやり取り自体、 誰の目にも映らないものなのか。] (-11) 2020/10/05(Mon) 19:03:09 |
【秘】 二年生 小林 友 → 二年生 早乙女 菜月[俺は影へと手を差し述べ その触れられない輪郭を手でなぞる。 耳の辺りから肩へと滑って、 胸から腰の辺りまで。 多分お互い、なんの感触も齎さない愛撫。 だけど、この影が一体どんな顔して こちらを見ているんだろう、って 想像するだけで、愛おしくて。] 逃げてもいいんだよ。 [聞こえないだろうけれど、 その耳元で囁いた。 影は逃げてしまうだろうか。 触れられないから許してくれてるんだろうか。] (-13) 2020/10/05(Mon) 19:04:26 |
【秘】 二年生 小林 友 → 二年生 早乙女 菜月[そうして、もし逃げないならば 触れられもしないほど軽く 口の辺りにキスを落とそう。 ボロボロの便箋越しじゃ足りないと、 「触れたい」と伝えたくて。 迫る宵闇は温かい。 とろりと蕩けて、二人でそのまま 訳もわからず飲み込まれてしまえば ひとつになれる気がするのに。] なつき。 [闇に飲まれる図書館の中 愛しげに呟く声が、 どうか、相手に届きますように。]* (-14) 2020/10/05(Mon) 19:05:09 |
【独】 二年生 早乙女 菜月/* 悶々悶々…… うぇああああああどうしようどうしよう 18歳未満のPCだから ぶっちゃけ色事無し用のボディメイクしてきてるし せっ(概念 的なので全然いいよ ってヨキから来てるけど私が発情してしもたぞ 概念で済むのか ポロリは概念に含むのか 一般書籍レベルならセーフなのか 乳首見えなければセーフなのか (-16) 2020/10/05(Mon) 19:58:52 |
【鳴】 志隈──鈍色の球体5── [ランドセルを背負った子供が屋敷に帰ると、 部屋の扉の前に箱が置いてあった。 毎年同じメーカーの同じ箱。 この箱を見て、子供は今日という日を思い出す。 開けば中には、栗のケーキが入っている。 メッセージは何も添えられていない。 子供は一旦箱を閉じると、電話を取り、覚えてる番号にかけ始めた。] ……今年も……誕生日ケーキ…ありがとう……ございます…。 ……冬の…お母さんの誕生日には……帰って来て貰えたら…嬉しいです…。 [会社を切り盛りする立場として多忙を極める人。 物心ついた時には、もう会社の近くに部屋を借りて、 毎日屋敷に戻ってくることは無くなっていて。 用が無ければ掛けてはいけないと言い聞かされ、 今日は母の事をお願い出来る日。 生憎と、叶ったことはなくとも。 着替えて身なりを整えてから、 箱を抱えると、日課の離れへと足を向けた。 ケーキは栄養の必要なその人に箱ごと渡してしまっている。]* (=0) 2020/10/05(Mon) 20:23:55 |
【独】 サティ家次期当主 シャーリエ/* りふるくんりふるくん……右手だめなの……? 一生面倒見るから家こいよぅぅ こんなの表彰して年金積み上げて 戦争後の兵士ばりに敬われなくちゃだめだろう りふるくんんん…… (-19) 2020/10/05(Mon) 20:29:53 |
【人】 花の名 リフル[曲を聴いていられる時間も──短く感じられた。 彼女のつくりだす音>>2:1が揺さぶるのは、 鼓膜だけではない。 この胸に、皮膚に、脳髄に入り込んで、 ふわふわと肌を粟立て、 じわじわと目尻を湿らせ、 どくどくと心臓を打ち鳴らす。 私の意思を越えて私の身体を変えてしまうのに、 心地良く夢を見ている気分── 見つめていた筈なのに、 いつの間にか視界は閉じてしまっていた様だ] ……あぁ、 メグ [曲が終わっても、曲に浸っていた。 人間の言葉を発した彼女の、その声すら曲の一部の様にうっとりと聴いた後、用意されていた椅子から立ち上がって、ふわりと彼女に手を伸ばした。 返事のかわりに、抱き締めようとしたんだったと思うけれど、 それは届いたんだったか、どうだったか。*] (11) 2020/10/05(Mon) 21:13:26 |
【人】 在原 治人[在原が標本を作り始めたのは中学の頃だ。 昆虫フェスで 二束三文で売られていた B級品と呼ばれる子らとの出会いがきっかけだった。 扱いが雑なせいで 鱗粉が剥げていたり 翅に体液染みができていたり。 (命を摘み取られたあげく これは酷すぎないか…!?) 補修の仕方を必死に調べて 少しでも美しく、元の状態に戻せるように 尽力したのが最初だった。] (12) 2020/10/05(Mon) 21:13:32 |
【人】 在原 治人[あの頃に比べれば 己の技術も格段に上がり、 このくらい敬意を払って扱ってやれよ…!と 手本として見せられるくらいの出来にはなった。 だが、 蝶の作品を売り出す時に インセクトブリーダーとしての通り名「AlberT」を 名乗らずに居るのは ────命を全うさせてやれなかった という、後ろめたい気持ちが 拭い切れないからだ。] (13) 2020/10/05(Mon) 21:15:17 |
【人】 在原 治人[ぱらり……、ぱらり…… 大きな病院。 個性のない真っ白な病室でひとり 小さな手が熱心にページを捲る。 祖父が与えてくれた 古めかしい昆虫図鑑だった。 虫と一括りにするには あまりにも様々な色と形を持った彼らに すぐ夢中になった。 ほかのみんなとは どこか なにか ちがっている ”こんな”ボクでも いてイイんじゃないか? はっきりと自覚していた訳ではないけれど その多様性に 密かに励まされてもいた。] (15) 2020/10/05(Mon) 21:17:02 |
【独】 サティ家次期当主 シャーリエ/* >「表ここで切ってねぇ」 え、切るの?φ(:3 」∠)φ 表はリフルで返すのつらいよね、現実に絡んでこないもんね、り (-20) 2020/10/05(Mon) 21:32:24 |
【赤】 在原 治人[この青く美しい瞳が 再び開いたら────… 本当に、ずっと 俺の手の届くところに 居てくれるのかどうか?も含め 貴方のことを 色々と教えてもらおう。] (*8) 2020/10/05(Mon) 21:41:10 |
【秘】 在原 治人 → アクスル[ 知りたい、知りたい、知りたい。 どうしたら、俺の両手の中に 貴方のぬくもりを 閉じ込めたままにしておけるのか、を。 ] (-21) 2020/10/05(Mon) 21:44:09 |
【人】 花の名 リフル[またある日は、私が怪我をした様だ。 彼女が声を掛けてきて>>2:34、視線を落とした先で、私が腕を押さえていた。言われてから気付く程度を越えて血が出ていたのに、おかしいわね、って笑った] メグ……優しい子。 [それは無垢なおまじないだった。 "私"は「子供じゃないんだから」って笑うところだったかもしれないけれど、私は彼女に崇拝のまなざしを向けた] いたいと かなしい おちゃも おいしくない …… [オウムよりも抑揚のない声で繰り返して、 ゆっくり、彼女が手を振った空を見上げる。 眩しい青色に無垢な白が泳いで、それがまた少しずつ小さくなって、次に見た青の色は、先程よりも優しく視界を満たした] そうね……… (17) 2020/10/05(Mon) 22:17:11 |
【人】 花の名 リフル私のいたいの きっととんでいくわ。 だから、 [血に濡れた腕を押さえて、 おまじないをしてくれる彼女に向き合う。 顔は穏やかに微笑んでいるのに、 腕からは血が止まらなくて、指先を伝って草を染めてゆく] だか、ら……… [口が動かなくなって、 言いたい事を押し込んでしまう。 彼女に不審に思われるのが先だっただろうか。 なんでもないわって、本当になんでもない様に笑って、私はちょっとばたばたと、お屋敷ではない方へ駆けていった。*] (18) 2020/10/05(Mon) 22:17:16 |
【独】 アクスル/* >未だに途…ちゅっ ああああ('ω') 三 ( ε: ) 三 (. .) 三 ( :з ) 三 ('ω') 三 ( ε: ) 三 (. .) 三 。・*・:≡( ε:) (-24) 2020/10/05(Mon) 22:25:35 |
【墓】 二年生 早乙女 菜月[幸いなことに、図書室はあれからも 私たちを繋いでくれた。 友君の文字をなぞる。 本当、映画みたい。 2020年とんでもないなって、 改めて思う。 今の状況だって十分映画みたいだけど。] (+0) 2020/10/05(Mon) 22:31:35 |
【墓】 二年生 早乙女 菜月[続く優しい言葉を、何度も読み返す。] ……ありがとう [ぽつん、と落とした言葉は届かない。 他にももっと言葉があるはずなのに、 どれだけ友君の言葉が沁みてるか、 声が、表情が届けば、もっと伝えられるはずなのに。 私にできることは、ただ友君の言葉を指でなぞるだけで。 友君の文字がかすれなくたって、 滲んだ視界では見えにくかった。] (+1) 2020/10/05(Mon) 22:32:04 |
【墓】 二年生 早乙女 菜月[私は友君に何でも話した。 チアの魅力、息がぴったり合って、 会場の観客と一緒に演技を作り上げていく達成感。 だけど、去年は銅賞になってしまったこと。 リベンジしたくて必死に練習したのに、 すべてのイベントが消えてしまって。] (+2) 2020/10/05(Mon) 22:32:28 |
【独】 使用人 リフル/* わざわざ灰に残さなくていいかなって、数日前ついったの自分宛DMにメモ入れたんですけど、それその存在さっき迄忘れてたんですよねという…… (-26) 2020/10/05(Mon) 22:32:46 |
【秘】 二年生 早乙女 菜月 → 二年生 小林 友──すっごい悲しいんだけどさ、 心配してくる親には言えなくって、 しんどい練習なくて楽だわ〜なんて笑ってさ、 お風呂でめっちゃ泣く。全裸で。 (-27) 2020/10/05(Mon) 22:36:42 |
【秘】 二年生 早乙女 菜月 → 二年生 小林 友アキナは本当に空を飛ぶのがうまくてさ。 小柄だし、しなやかな筋肉がしっかりついてるから、 ふらつかずに投げられるんだよね。 あの子が空中でぱっと笑うと、 観客の心が一つになるの。 だけど、私、アキナのこと落としてやれって どっかで思ってたんじゃないかな。 チアの花形ではトップで、 ベースはどんなに頑張っても、 降ってくる人間を受け止めても、 ただ危ないばっかりで。 考え出したら怖くて、チアやめちゃった。 (-28) 2020/10/05(Mon) 22:38:12 |
【墓】 二年生 早乙女 菜月[空気を乱さないか、興ざめじゃないか、 そう怯えて飲み込んでいた柔らかい心も、 友君なら受け入れてくれる気がして、 優しさに甘えて、話してしまう。 だけど、どれだけ心を寄せても、 私たちの距離は遠い。]* (+4) 2020/10/05(Mon) 22:38:53 |
【鳴】 志隈──鈍色の球体5─── [子供は元より冷めていた。 笑いもせず、泣きもせず、子供らしい子供ではなかった。 可愛がられないのも慣れていて、 親戚達の対応も当然の事だと思った。 彼らは自分達の家を守ろうとした。 誰にでも拙い敬語を使いながらも、 同い年の子供のからかいには強く静かな視線を向ける。 気にならなかったのが真相、 子供達はつまらないと他の面白いものを探す。 守ると早くに決めた心が子供を強くした。 空洞を含む強さであっても、他の強さは知らず、歩み続けた。]* (=1) 2020/10/05(Mon) 22:46:59 |
【雲】 サティ家次期当主 シャーリエ―― 事件の翌日 ―― [まだ暗いうちに目を覚ませば、 今までと同じように自分の部屋の天井が見えた] [事件が起きたのは昨日のこと。 その日はリフルの眠るベッドの隣で夜を明かした。 今日はご飯だって執務だって、 全部、けが人の部屋に持ち込もうとするものだから メイド長直々に引き剥がされた。 仕事もご飯も終わらせて、枕を持ち込んでいたところを 今度は侍女に見つかり、 医者に任せてくださいって閉め出された] ……みんな、いじわるね [夢の中で誰かにされたように>>11、両手で私を抱きしめた。 私がいたって役に立たないのだから、 彼に負担かけないように。 ……そんなの解っています] (D9) 2020/10/05(Mon) 23:03:22 |
【雲】 サティ家次期当主 シャーリエ[事件の日は「私のせいでリフルが死んだらどうしよう」 そればかり口にしていたせいか、 お父様が勲章を贈ることを決めてくれた。 『彼はよくやってくれた』と言ってくれたけれど、 目を覚まさない彼を誇る気持ちにはなれなくて、 ベッドのそばから離れられなかっただけです。] [今日は見張りをつけられながら1人で寝たもの。 窓から脱出するのは思いとどまったもの] [今日は仕事の合間に仕事を増やした。 カードックの義手技師にリフルの義手の状況を送って、 指示を願って駿馬を飛ばしたのだ。 きっと、こちらに向かっている王子とお連れさまに 文を持ち帰っていただくのがいいのだろうけど、 王子様を待つ気はもうなかった。] (D10) 2020/10/05(Mon) 23:03:40 |
【雲】 サティ家次期当主 シャーリエ[こんこん] 『遅くに失礼します、お嬢様。 リフルが目を覚ましましたよ』 ほんとう! [彼が気がついたら何時でも知らせてと お願いしたとおりにドアが鳴った。 ネグリジェにガウンを羽織ってドアを開け、 ノックしてくれた侍女の横を抜けようとしたら捕まった] 『今は医者が看ております。 お嬢様はせめて着替えてからにしてくださいませ』 (D11) 2020/10/05(Mon) 23:05:47 |
【雲】 サティ家次期当主 シャーリエ[こんこん] リフル、シャーリエです。 入りますね。 [早く着替えられる街着でまたこの部屋に戻ってきた。 起きたその場>>D5に居ることはできなかったけれど、 リフルのおかげで無事です、ありがとうって伝えるのが一番。 お医者様に痛み止めを打たれるときのしかめた顔には、 私の方が唇を噛んだ。 右腕の話を聞いたときには、ああって手を組んだ。 顔だけ笑ったリフルの隣に椅子を置き、 お医者様の注意を一緒に聞いている。 侍女がお医者様を見送りに出て行く。 お嬢様、今日はお部屋で寝てくださいって念を押されたけど 何にもいえずに2人を見送った] (D12) 2020/10/05(Mon) 23:08:42 |
【雲】 サティ家次期当主 シャーリエ……リフル…… ごめんね、酷いことさせて、 痛い思いさせて、ごめん 助けてくれて ありがとう 私はどこも平気。 ……リフルが目を覚まさないんじゃないかって…… 怖かった、こわかったの (D13) 2020/10/05(Mon) 23:09:33 |
【雲】 サティ家次期当主 シャーリエ[怪我はしてない>>D6って頭を振ったのに、 怖いことはと聞かれて、右目をこすった。 捜査が進んでいる間、警備は厳重で、 私は外出禁止を命じられてるから大丈夫。 簡単に現状を説明する。 三人組を雇った奴は捕まって、 黒幕を吐かされている最中だから、 すぐにも解決すると思う。] だから、私は大丈夫。 リフルが心配だった…… [今度は左目を拭った。 リフルは泣いてるのを隠すことも出来ないんだ、 私が泣いてどうするの] (D14) 2020/10/05(Mon) 23:10:00 |
【雲】 サティ家次期当主 シャーリエ[勲章を渡す話もしなくちゃ>>D7。 リフルが堅苦しいのいやがるのは知ってるから、 誓いの議はやらないことになるだろうと伝える] よく頑張ってくれました、騎士さま。 あなたに不自由がないよう尽くすのが あなたの働きへの感謝のしるしです。 ……義手の先生も呼んだからね。 休んで元気になってね [血生臭い悪夢はまだ彼を捕らえているのだろうか。 花瓶ごと持ってきていた中庭のバラを、 サイドテーブルに飾る。 私の部屋にあったのをそのまま持ってきた] また、明日来ます [窓の外を見る横顔を見る。 生きていてくれて良かった、話してくれて良かった。 今はそれだけでいいって思って、後ろ手にドアを閉めた] [私を見るでもなく、お医者様を見るでもなく、 どこかに向けられた顔>>D8を見ているとなにも言えなくなる。 それから抱きついて泣きたいのを我慢する数日が過ぎた*] (D15) 2020/10/05(Mon) 23:10:54 |
【雲】 サティ家次期当主 シャーリエ―― 数日後・怪我人の部屋 ―― [彼と買いに行ったピアノ譜をなぞって 頭の中で鍵盤を鳴らす。 リフルに聞いて欲しい気持ちと、 私も曲を作りたい言う気持ちが混ざって、 何度も同じフレーズを弾いている。] [今日も当たり前のようにお見舞いに居座っている。 お医者様でもない私が役に立つことはなくても、 人を呼んで助けを求めることくらいはできる。 あのときみたいに>>2:D73、リフルの側に居たがった。 そのくらいには気持ちを持ち直したとも言える] 騎士さま、お加減はいかが? [そういって花瓶の水を換えるのだ。 バラの向きを気にする振りをして、彼の顔を伺うのだ] (D16) 2020/10/05(Mon) 23:46:13 |
【雲】 サティ家次期当主 シャーリエ[話しかけるには塞ぎ込んでいるようなら、 話さずに出て行こうとしたけれど、 今日はどうしても言っておきたい事があった。] リフル、あのね。 ……私、王子様のお話、お断りすることにした。 かわりに頑張って国を支えようって思ったの。 (D17) 2020/10/05(Mon) 23:46:42 |
【秘】 サティ家次期当主 シャーリエ → 使用人 リフル[動いているところを見なくなった 彼の利き手を取って布団から出した] 私の民で居て欲しい そしたら貴方のために頑張れる 大好きよ、リフル あなたの大事な1人になりたい こんなときに欲張りでごめんね [手の甲に口付けを贈って、冷えないように布団にしまう。 病床の彼に聞かせる話ではなかっただろうけど、 これからあなたを守りたいって伝えたかった。 守るから安心してって言いたかった。 一度目の約束は守れなかった>>2:D41のだから、 実績も信用もないんだけど、 気持ちだけは本物だと、騎士の誓いのように唇を捧げる。 あの日は『酔っ払いの話は聞きません』と断られたのだ>>2:D46。こんどはますます膨らんだ本心だけ伝えて、苦笑いをした。] (-33) 2020/10/05(Mon) 23:47:34 |
【雲】 サティ家次期当主 シャーリエへんな話してごめん、 ……また仕事終わってからくるから [きびすを返した顔は 傍目からも赤くなっているのがわかるだろう。 そのまま出て行こうとして、 ドアの押し引きを間違えて顔をぶつけてた**] (D18) 2020/10/05(Mon) 23:48:32 |
【独】 サティ家次期当主 シャーリエ/* 秘話から窓にアンカー効かなかったね…… リフルくんに振られたら王子様にしよ……みたいのは不誠実ーってことできちんと精算してきた。名前も出ずに終わる王子様グッバイ君はきれいだ。 >>18おねーさまどこ行ってしまうん(・_・、) >>D8も怖いよ、どこも行かないで(ラッコぎうぎう) (-36) 2020/10/05(Mon) 23:56:09 |
【独】 サティ家次期当主 シャーリエ/* 当社比真面目めにロル書いてるんですけど、 落とすたびに▼とても可愛いので吊られるラッコで笑うのずるい これ見てると顔面ぶつけるドジくらいはしておかなくちゃと…… あらあらまあまあ。お姉さまに笑われますよ (-37) 2020/10/06(Tue) 0:04:55 |
【独】 サティ家次期当主 シャーリエ/* 文通組の防御力がどんどん上がっていく……!ロルが、見えないっ! 天空の剣使ってリセットしなきゃ(凍てつく波動) (-38) 2020/10/06(Tue) 0:07:05 |
【独】 サティ家次期当主 シャーリエ/* リフルくんリフルくん……。 ふぁすき……。ちっとも靡いてくれないし、いつの間にか使用人敬語に戻ってるけど>>D5「お嬢様 無事か」にワンチャン賭けたい。すき。 病めるときも怪我したときも手を失ったときも 真心を誓いますか (-40) 2020/10/06(Tue) 0:19:49 |
【赤】 在原 治人[椅子の上にまっすぐ伸ばした 白さと長さが際立つ脚を ぬくもりが移るくらいのゆっくりとした速度で 惜しむように撫で上げて それから、レースの上を へその窪みを 紅の模様を崩してしまわないように 避けながら胸を遡り 俺にはある喉の突起を 探るように首を滑らせてから 最後にまた、頬をふたつの掌で包み込んだ。] (*11) 2020/10/06(Tue) 0:30:39 |
【赤】 在原 治人[眠り姫に口づけて起こす絵本など 見たことも読んだことも まるで無いまま、虫に狂って育った男は] ずっと…、居て、 俺と [不器用に望んでから 下着とお揃いのレースの手袋を切なく見つめつつ 残った2本の鎖も外して ただ、静かに その目が開いて また自分を見つめてくれるまで、待った。] (*12) 2020/10/06(Tue) 1:52:26 |
在原 治人は、メモを貼った。 (a1) 2020/10/06(Tue) 2:15:06 |
在原 治人は、メモをはがした。 (a2) 2020/10/06(Tue) 5:05:10 |
【秘】 二年生 早乙女 菜月 → 二年生 小林 友友君こそ。 今話してる相手は生粋のゴリラだぞ! たくさん名前呼ぶと懐きます。 [なつきだけに。 影からは顔立ちなんか分からないけど、 そんなのはお互い様でしょう。 だけどそうだね、会った時には、 たくさん友君の声を聞きたい。 世界中の誰とでも繋がれる時代なのに、 一番話したい人と、話せないなんて。] (-41) 2020/10/06(Tue) 6:25:51 |
【墓】 二年生 早乙女 菜月……とも、くん [友君の影が、私に近づく。手が伸ばされて、耳を撫でた。 耳にかけてくれた髪は、一本だって動かない。 いくら筋肉をつけたって、輪郭までは女のままだ。 その丸い胸と腰を、友君がなぞる。] (+5) 2020/10/06(Tue) 6:26:27 |
【墓】 二年生 早乙女 菜月[友君の声も、顔も見えないのに、 気遣うような声が、表情を、感じる気がした。 嫌じゃなかった。 ただ、なんの感覚も無い愛撫が悲しかった。] ……ふ、 [影に口づけられると、じんと唇が痺れた。 無いはずの感触に戸惑って、 ほんの少しの期待を込めて友君を見上げる。 だけど、鼻先に指先をかざされると、 触れられなくても痒くなることを思い出して、 そうだよね、これ以上の奇跡は起きないよね…… なんて、すぐに落胆した。 友君はそうやって甘い痺れをもたらして、 私の緊張をほぐしていく。 だけどやっぱり足りない、 友君に触れたい。 友君に触れてほしい。] (+6) 2020/10/06(Tue) 6:27:06 |
【墓】 二年生 早乙女 菜月[私は友君の手を取る。 その手は、空を掴む。 そのまま、カーディガンのボタンに導いた。 ハート形の可愛いボタンを、 私の、 友君の 指が、一つずつ外していく。] ……ともくん、見て。 私をもっと、みて。 [衣擦れの音が図書室に響く。 私の影は、布の厚み分、小さくなった。 友君に知ってほしい。 早鐘のように鳴る鼓動も、 乱れた息遣いも、 夕焼けの色に染まった頬も、 何一つ触れられなくたって。 そのほんの欠片だけでも伝えたくて、 友君の手を、裸の心に導いた。] (+7) 2020/10/06(Tue) 6:27:36 |
【置】 二年生 早乙女 菜月こうして、じっとしているうちに、 あざらしはいつであったか、 月が、自分の体を照らして、 「さびしいか?」といってくれたことを 思い出しました。 そのとき、自分は、空を仰いで、 「さびしくて、しかたがない!」 といって、月に訴えたのでした。 ──「月とあざらし」 (L0) 2020/10/06(Tue) 6:29:00 公開: 2020/10/06(Tue) 6:30:00 |
【墓】 二年生 早乙女 菜月[窓から吹き込む強い風が、カーテンを引いた。 風は、ヒュー、ヒュー、と 音を立てて吹いていました。 うっすらと開いた隙間から、月光が矢のように刺さる。 いつのまにか、満月が近い。 月明かりに照らされた私たちは、 確かに繋がっていた。]** (+8) 2020/10/06(Tue) 6:29:35 |
【独】 二年生 早乙女 菜月/* 友くんと柔軟体操でいちゃつきてーーーーーーーーー ギブギブ言われても笑いながら背中ぎゅうぎゅう押したい あーーーーーーしんど…… (-46) 2020/10/06(Tue) 8:49:47 |
【人】 二年生 小林 友天使でありますから、たとえ破られても、 焼かれても、また轢かれても、 血の出るわけではなし、 また痛たいということもなかったのです。 ただ、この地上にいる間は、 おもしろいことと、 悲しいこととがあるばかりで、 しまいには、魂は、みんな青い空へと 飛んでいってしまうのでありました。 ─────『飴チョコの天使』 小川 未明 (19) 2020/10/06(Tue) 9:44:54 |
【人】 二年生 小林 友[その日の逢瀬で、菜月と一体何が話せたろう。 けれど、夕方の束の間の時間なんて 俺達にはちっとも足りなくて、 俺は家に本を持ち帰って、 話し足りない続きを書こうとした。 何でも菜月は打ち明けてくれて、 柔らかくて繊細な心をひた隠しに 仲間や家族に笑ってみせた、その裏まで。] (20) 2020/10/06(Tue) 9:45:53 |
【秘】 二年生 小林 友 → 二年生 早乙女 菜月 心配してくれるのはわかるけど……ってこと 俺もよくあるよ。 心配してくれててもどうにかなるわけでなし。 下手に声掛けられて、傷広げられても もっと傷付くだけかもしれないし。 どんなに頑張っても縁の下の力持ちって 縁の下、だもんね。 俺も、何も知らなかったら多分 上の子ばっかり見てたかもしれない (⤴ マジごめん!) もしかしたら自分の中に 汚い気持ちがあるかもしれない、って 菜月は言うけれどもさ 少なくとも「今」の菜月は そんなことしないだろ。 (-47) 2020/10/06(Tue) 9:46:52 |
【人】 二年生 小林 友[出来るだけ近くで彼女の気持ちを聞きたくて 影に寄り添い、声に出す。 ─────ああ、悔しい。悔しいなあ。 もっと触れたい、近くにいたいのに。 便箋を書いては消して、書いては消して。 今までのやり取りは頭の中。] (21) 2020/10/06(Tue) 9:47:24 |
【人】 二年生 小林 友[そんな扱われ方をした便箋が…… もう、裏なんかセロテープが無いとこの方が 珍しいくらいになっているそれが、 こうなる事なんて、分かっていたはずなのに。] ─────……あっ! [何となく書き添えた、赤いハート。 恥ずかしくなって消そうとしたら、 びり、と音を立てて便箋が裂けてしまった。 慌てて学習机の上に手を伸ばして セロテープを取ろうとしたら、 手も触れていない便箋が、びり、びり、 もう耐え切れないのだ、と言わんばかりに ひとりでに千々に切れていく。] (22) 2020/10/06(Tue) 9:49:07 |
【人】 二年生 小林 友ちょっ、えっ、待ってよ! [慌てて便箋を手で押えても、手の下で 容赦なく紙は裂けていく。 たとえ破られても、 焼かれても、また轢かれても、 血の出るわけではなし、 また痛たいということもなかったのです。 この紙が無くなったら、菜月に逢えない。 いやだ、いやだ、嫌だ! 焦る俺を他所に、 シャーペンと消えるインクの跡を刻んだ便箋は もう飛ばす寸前の紙吹雪みたいになっていて。 ただ、この地上にいる間は、 ]おもしろいことと、 悲しいこととがあるばかりで、 しまいには、魂は、みんな───── (23) 2020/10/06(Tue) 9:55:46 |
【人】 二年生 小林 友[ともかく、セロテープで繋いでしまえば…… そう思って、紙から手を離した矢先。 細かく千切れた便箋たちは、 たちまち真っ青な 蝶 へと姿を変えて窓の外へと飛んでいくと、 まんまるなお月様の方へと 飛び立っていくのでした。] (24) 2020/10/06(Tue) 9:59:36 |
【人】 二年生 小林 友[行く手に美しい星の光る空を仰ぎ 窓から身を乗り出すようにして 俺は一人、大きな声を上げて泣いた。 「さびくて、しかたがない!」 真っ青な蝶の昇った空には ただ青ざめた顔をした月が 黙って地上を見下ろしていた。]* (25) 2020/10/06(Tue) 10:05:32 |
【独】 二年生 早乙女 菜月 (-51) 2020/10/06(Tue) 10:14:04 |
【赤】 アクスル[それから、 話すことが許される雰囲気なら ひとつ願い出るだろう。] 仕上げて貰う前に 逢わせたいひとがいるんだ ここを出られたら…… 僕の家に、来てくれる? [勿論、海外である。 明日にも……、という訳にはいかない。 都合を訊き、数日の後に招待することになるが 貴方はそれを許してくれるかな。**] (*16) 2020/10/06(Tue) 13:51:24 |
【雲】 使用人 リフル[眠っている間に施された処置は目覚めた時に説明されただろうが、傍で寄り添ってくれていた彼女の事>>D9をわざわざ教えてくれる様な人は居なかったか。 侍女の意味ありげな言葉>>D12も聞こえてはいたが、 そこから思い至れる迄はいかなかった。 それより、彼女が生きてそこにいる事に感謝したものだし。 扉を開けて入って来た彼女の顔は 嬉しそうというより、心配そうだった。 手の痛みから、己はただ疲れて眠った訳ではないと理解していたし、そりゃそんな顔になるんだろうけれど。 豪華なドレス姿でない事にはちょっと疑問が浮かんだが、口にする事はなく。 医者の話を一緒に聞けば、彼女の方が怪我人の様な顔になった。 それでも椅子に座って、隣にいてくれた] そっか。 よかった。 [謝られたけど>>D13小さく首を振って、 彼女が大事なくて、今も安全を守られている>>D14とわかれば、医者に言った「そっか」とは違い、ほっとした様に笑う。 ほぅ、と強張っていた身体がひとつ、解ける気持ちだった。 「怖かった」「心配だった」とも言われたし、 涙を拭う様な仕草も見られたけど、 「ごめん」と返すとまた彼女を気に病ませそうだったから、微笑んだままでいた] (D19) 2020/10/06(Tue) 14:48:56 |
【雲】 使用人 リフルぁはは、 ご配慮痛み入ります。 [勲章の話では、 そもそも誓いの儀なんてあるのかと苦笑もした。 「騎士さま」と呼ばれれば、はにかみからもう少し頬が染まる様な笑みになった。 色んな感情に振り回されるが、 日常の匂いに近付いて、悪くない] 騎士、ね…… くすぐったいですね。 [「義手の先生」と言われて、ちらりと義手を見遣る。 ちょっとくっつけるだけの前回と違って、直るんだろうかと疑問に思うが、ひとまず彼女の前で考え過ぎるのは止めようと思った。 彼女の持って来てくれたバラに礼を言って、 「また明日」と言ってくれる彼女に、 いつも通りのリフルの顔で頷いた。 彼女が静かに扉を閉めた後、 しばらく扉を見つめて、それから花瓶のバラを見つめた] (D20) 2020/10/06(Tue) 14:49:00 |
【雲】 使用人 リフル[この花の様に、ただ人の心を和ませられる存在であればどんなに楽であるだろう。 義手の繋ぎ目がかゆくなる迄眺めてから、 ゆっくりと枕へ頭を預けた。 掻けない、辛い。唇や舌をぎゅ〜〜と噛んで耐えた。 痒みを押さえ付ける痛みに、 バラにも棘があんじゃん、傷付ける事もあるじゃん、と気付いて目を伏せた。 思い出したくない事を思い出しそうで、 無理矢理眠った。 己がなるのは花でも駄目だ] (D21) 2020/10/06(Tue) 14:49:03 |
【雲】 使用人 リフル[それから何も変わらないまま数日が過ぎた。 否、変わらないのは両手の状況だけで、 他の痛いところは目に見えて回復していった。 うなされる様な悪夢だって、時間が少しずつ薄れさせてくれた。 傷跡が薄くなるとシャーリエも気付いて喜んでくれたろうし、 暗い表情を隠せない事が少なくなれば、 それも彼女の心を軽く出来ただろうか。 彼女の方も、 自分自身の問題を超えていった様な、 少しさっぱりとした様な、穏やかな顔をしていた。>>D16] あぁ…… まぁ、気分は良くなったよ、大分。 [両手は未だ動かせないものだから元気とは言い難かったが、気持ちは日差しがさしてきたものだから、正直にそう答えた。 花の水を取り替えるなんて侍女がやる様な事をする彼女は何度見ても慣れないが、居心地の悪い光景ではない。 彼女がこっちを窺ったなんて気付かず、 目が合ったと思ったから、「ありがとう」と笑った] (D22) 2020/10/06(Tue) 14:49:06 |
【雲】 使用人 リフル[日常会話もこなせる様になって、 徐々に自分から会話も振る様になっていた。 「ユージーンって元気?全然顔見せに来ねぇ」とか、 (彼は血とか痛そうな事が苦手らしい) 最近出されたデザートが美味しかったとか、 そんな当たり障りのない話題だったけれど。 そうやって徐々に日常を取り戻していたからか、 彼女の話>>D17を落ち着いて聞けた] そっか。 まぁ、お嬢様なりの、 お嬢様が考えた支え方で 良いんじゃないか? [応援する、と見つめたまなざしで頷いた。 王子と婚姻を結ぶ以上に効率的な方法があるのだろうかとか、 難しい事はわからないが、 彼女は心優しく、又賢い人だ。 きっと国をよい方向に導くだろうと信じられるから、 彼女の味方であろうと思った] (D23) 2020/10/06(Tue) 14:49:10 |
【秘】 使用人 リフル → サティ家次期当主 シャーリエ[彼女が動けない己に近付いて、 動かないこの手を取った] ……………お嬢様、 あんたって人は…… [ただの骨と肉と皮になった手に口付けを受けて、 不敬な態度は慎むべきなのに、 彼女に不安げな顔をさせたくはないのに、 思わずハァ、とため息が漏れた。 彼女の誠意と真心を受け取り切れずに零した。 それでも、肩を引っ込めようとしたり、腰で逃げたりする事はなかった] (-55) 2020/10/06(Tue) 14:49:15 |
【雲】 使用人 リフルお疲れさん、お嬢様。 [そう迎える顔は、いつも通り。 お疲れだろうから、と、すぐに先程の続きへ話を持って行った] ありがとう、お嬢様。 オレもあんたの事を大事に思ってる。 いつ死んでも良いって思ってたけど、 あんたを守って死ぬなら それってスゲェいいなと思ったし。 あんたの為なら人も殺せた。 これからもきっと、 同じ様に身を投げ出せると思う。 でも、きっと あんたが言う「大事な1人」は オレの言ってるのとは違うんだろ? [先ほど口付けを受けた右手は布団の上に出していて、 彼女から視線を逸らせばすぐに目に入った。 そこへしばらく縫い留められてから、 もう一度彼女へ視線を戻す。小さく息を吸った] (D25) 2020/10/06(Tue) 14:49:24 |
【雲】 使用人 リフルオレは旅人なんかじゃない。 貴族も平民も屠ってきた 盗賊なんだ。 [生まれながらにそうだった事、 犯罪に役立てる為に義手をつけられた事、 沢山の人を苦しめた事、 仲間内で揉めてあの庭に辿り着いた事を話した。 シャーリエという女性は本当に見た事がない事と、 本当は盗賊業は嫌だった事、 この屋敷で真っ当に働けて嬉しかった事も話した] ……盗賊だからあんたの気持ちを 受け入れられないって話じゃねぇ。 オレは あんたを想っているし、 もう役には立てないかもしれねぇけど、 騎士でありたいと思うよ。 オレにはこれが最上の気持ちなんだが、 ……あんたには「そこどまり?」 ってなるのかもしんねぇな…… (D26) 2020/10/06(Tue) 14:49:28 |
【雲】 使用人 リフル……なぁ。 オレが盗賊だったから、なんだが、 やっぱりオレがこの国から出たいって言ったら、 あんたは止めるか? [ 「戻って来る」 そう萌黄の瞳には意志を湛えるが、口にはしないまま。 これ迄の話で軽蔑されようと、 彼女へ向ける顔は、いつも通りだった。*] (D27) 2020/10/06(Tue) 14:49:31 |
【独】 サティ家次期当主 シャーリエ/* お互い抱えてるものが大きいよね。 メグはここで一緒に行くって家出できる子じゃない。 リフルくんが盗賊の過去をどう思っているかも 一朝一夕では解決しない。 リフルくんに任せて信じるしかないよなあって。 バス乗り過ごしました。 (-56) 2020/10/06(Tue) 16:47:56 |
【独】 サティ家次期当主 シャーリエ/* シャリ「あーん(・ω・φ」 リフル「バリムシャムシャ」 もーあわ顔するかなと思ったのに、ロルと重ねてバッチリと思ったのにー。そのまま決行します。 (-61) 2020/10/06(Tue) 19:23:22 |
【雲】 サティ家次期当主 シャーリエ[彼が起きて、話をして>>D20 部屋に帰って、ベッドに戻って。 安心したのと悔しいので 顔がぐちゃぐちゃになるまで泣いた。 この部屋から居なくなったバラのように、 ただ見守ることなんてできそうにない。 恐ろしいいばらになって、 リフルを傷つけて絡め取ってしまいたい。 そんなことを思った自分にまた泣いた。 だめだ、しっかりしないと。 お姉さまがいない今、私が姉なんだから。 枕をきつく抱いて腕が痛くなるまで、私を励ました。 いつの間にか泣き疲れて眠りに落ちた。] (D28) 2020/10/06(Tue) 19:24:17 |
【雲】 サティ家次期当主 シャーリエ[リフルの部屋になってしまった病室では、 友人の話やデザートの話、>>D23 白いリコリスが咲いた話、昨晩は寒かった話……と 庭のお茶会が戻ってきたようで、小さな勇気をもらえた。 バラ越しに彼の笑顔>>D22を見て、 やっぱり綺麗な人だなって胸がおかしくなった。 不快なものではなかったので、照れくさく笑い返した。 ――その翌日、お父様に縁談をお断りすると告げたんだ。] (D29) 2020/10/06(Tue) 19:24:46 |
【雲】 サティ家次期当主 シャーリエ[笑ってくれるから手を取った。 胸の高鳴りは1人ではどうしようも無かったんだもの。 また庭であなたとお茶したかった。 王子様よりも私の心に入り込んできたのはリフルだったんだもの] [仕事終わりに帰ってきた部屋で、 まだベッドから降りないリフルに迎えられた>>D25。 このまま動けなくなるなら、いっそ都合がいい。 私のために傷を負ったのだもの、私が看てなにがおかしいの。 彼に守られた私と彼の世話を焼く私で、お似合いじゃない……。 笑顔の下に何もかも隠して、お断りを甘んじて受け入れた。 私のために死んで欲しくない。 そう口にしようとして、爆弾をねじ込まれた>>26。] (D30) 2020/10/06(Tue) 19:25:41 |
【雲】 サティ家次期当主 シャーリエ[リフルが賊だったことも、罪を犯したことも、 義手の役割も大人しく聞いた。 きっと消化し切れてなんかいない。 彼が帰るところを持っていないことだけ理解して頷いた。 庭に倒れていた理由も、お姉さまを知らないことも聞いて、 ここの暮らしが嬉しかったと言われて目頭を拭った。 「あんたを想っている」「騎士でありたいと思う」 荒っぽい2人のときの言葉で綴ってくれるのが嬉しいのに、 喉に詰まった声は涙になって出てこようとする。 ……だって、私たち釣り合わないって言われてるんでしょう? だから出て行く>>D27って言うんでしょう? 他の可能性なんて考えられないくらいに、 楽天的な私を打ち砕かれた。 行かないでってすがりたかった。 私もいくって全部捨ててしまいたかったけど、 それには私の負ったものは重すぎた。 領民もお父様も臣下も捨てた私は、 彼に並び立つこともない大罪人になる。 ……結局、リフルと同じにはなれないんだ] (D31) 2020/10/06(Tue) 19:26:20 |
【雲】 サティ家次期当主 シャーリエ……私を守って死ぬような騎士ならいりません。 騎士なら私の居ないところで死なないでください。 必要なら手の修理してからにしてください。 [鼻声にならないように、背筋を伸ばして彼を見る。 まっすぐにこちらを射抜く萌黄色に、 ちゃんとしなくちゃと碧の視線を向けた。] (D32) 2020/10/06(Tue) 19:27:05 |
【雲】 サティ家次期当主 シャーリエショックはショックですよ、 私も盗賊だったらリフルに付いていけたのかしら なんて考えるくらいには。 …………。 お姉さまにはあなたが望むようにって言われるんです。 お父様にも、お前が決めなさいって言われたんです。 私もそうなりたかったから務めを果たします。 あなたがどこに居ようと、私たちの感謝は変わりません。 お気をつけて。私の騎士さま。 助けてくれてありがとう。 ここに来てくれてありがとう…… (D33) 2020/10/06(Tue) 19:28:14 |
【秘】 サティ家次期当主 シャーリエ → 使用人 リフル[盗賊の一味だったと告白された左手を握れば、 ベッドを覆うようなむちゃな格好になる。] 返して欲しくなったら、帰ってきて。 [ちゅ、と唇を盗んだ音を奏でた。 ピアノ《弱》よりももっともっと小さい音は、 風にすらかき消される] [そのままぎゅっと両手で抱きついて、離れた。] ありがとう [賊に触れられた記憶を彼で上書きして、 嬉しいはずなのに涙が落ちる。 リフルが最後の人だよって思うだけで口には出さなかった。 言霊を信じているわけではないけれど、 彼には自由で居て欲しかったから、 少しだけ体温を借りて離れる。] (-62) 2020/10/06(Tue) 19:29:46 |
【雲】 サティ家次期当主 シャーリエお元気で、になるのかな ……また、ね [また明日もふつうの顔で現れたいし、 見送りの場にもなんとか出て行くつもりだけど、 今は1人になりたい。 彼にだけは泣いてるところを見せないようにしたいって、 ピアノの部屋に逃げ込んだ**] (D34) 2020/10/06(Tue) 19:30:27 |
【独】 サティ家次期当主 シャーリエ/* 切るところ間違えるはアンカー表と間違えるわ_(-ω-`_)⌒)_ リフルくん押し倒したかった両手動かないんだから大チャンスだったのでは!!! ぴぇーんっ▼ 剣の舞弾きましょうお嬢様。クラシックより微妙に新しいハチャトゥリアン、まだ著作権フリーになってないから楽譜が実家にあるはず。 (-63) 2020/10/06(Tue) 19:37:24 |
【独】 サティ家次期当主 シャーリエ/* にきさんと別れ展開になるの、初めましての時以来だろう。 あのときは私が男で物語転がしてたから、別れても切なくなかった、先に逢えるのが見えていた。 今は置いてかれた(ころり) (-64) 2020/10/06(Tue) 19:42:19 |
【鳴】 志隈[暫く球体の手入れをしていた少年は、 思う所があったのか、また顔を上げる。>>2:=12 手元に自ら球体を作りながら、彼に視線を向けた。] 本来は、貴方の意思を尊重するのが、 俺の意志でもあるのですが。 ここは俺の夢の様な世界ですし、 好きな夢を作り出してもいいでしょうかね。 [独りごちるように言って、一度更に上を見上げ。 僅かに微笑んでから、 柔らかそうな球体を先程と同じように押す。] 月明かりのもとで気付くのは随分と時間がかかりそうですから。 …起きた時に忘れるかは、貴方の自由です。 [1つ対処法を告げて。 作られた球体が当たると、選択肢は浮かばずに、 彼の視界を染めていく。] (=2) 2020/10/06(Tue) 21:34:28 |
【秘】 志隈 → Cucciolo アジダル[そこは寝る前にいたツインルーム。 ベッドに腰掛けた一見何も変わらない様子の22の男。 床を見下ろしていたが、ふと起きた存在に気付くと目元を和らげ。] ──アジダル。 俺の名前は、……Akira。志隈 秋良だ。 [常より穏やかな表情は作り物の夢を示す。 現実の無愛想な男は、 自分の名前を当然の物として名乗る事はきっと出来ない。 名前を呼びたいと言った事にも半信半疑で、 素直に告げられない可能性もある。 一夜の幻想。 ] (-66) 2020/10/06(Tue) 21:34:38 |
【独】 サティ家次期当主 シャーリエ/* まったりエンディングモード……。 リフルとは住む世界が違ったけど、メグは大好きだよ。 来てくれなくてもいい。 いい国にして待ってる。 リフルがどこかにいるっていうだけで嬉しくて切なくなれる。 そこまでいくにはもうちょっと時間かかるかもだけども…… (-67) 2020/10/06(Tue) 22:20:58 |
【鳴】 志隈──鈍色の球体6── [乳児を少し抜け出したくらいの小さな子供が、 黒髪の男の前でこてんと頭を傾けた。] あきらは、あきらっていうです? [なんで?どうして?と目につくもの全部に興味を持つ頃。 そんな子供が今日気になったのはよく言われる名前。] “ああ、秋生まれの良い子で、秋良だ。” あき?よいこ? “何時も食べてる黄色いのが美味しい時期だよ。” あれがあきです? “あれは栗だな。” あきらはくりら? “秋良は秋良だ。 良い子はこの本に出てくるような子だな。 人々の色んなお手伝いをしてるんだ。ん…” [男はポケットからの電子音に気付くと、 動物達や家族の手伝いをする絵本を指差し幼児に読ませ。 自分は携帯を取り出しメッセージを読み始めた。] (=4) 2020/10/06(Tue) 23:44:26 |
【鳴】 志隈[男はほんの少しの空いた時間を幼児に当てたものの、 継いだばかりの会社は多忙を極めていた。 何時呼び出されてもおかしくはない。 すぐに仕事場にとんぼ返りする事になれば、 家に戻ってきたのは失敗だったかと男は息を吐き。] “良い子にしてるんだぞ、秋良。” はーい [絵本の真似をした幼児の返事を受けながら、 男は家の者に教育を受けている妻に会う事もなく、 屋敷を後にした。 誰も覚えていない、 まだ物心がつく前の話。]* (=5) 2020/10/06(Tue) 23:44:32 |
【独】 志隈/* ざっくり 鈍色6 幼児 鈍色1→鈍色5 小学低学年〜高学年 鈍色3 12〜15/1度目の消去[名前に関するもの] 淡色3 少年兵/2度目の消去[苗字に関するもの] 淡色2 10代後半 鈍色2 20くらい? 淡色1 淡色4 (-71) 2020/10/07(Wed) 0:30:16 |
【独】 サティ家次期当主 シャーリエ/* いっいっふー [夜中。 状態が安定してきたリフルの診察が 朝と夕になったのを聞いていたから、 月が昇ったのを見てから躊躇いなく忍び込んだ。 満月は人を狂わせる。聞いたことはありますか? 病室に寝ころんだままの彼に妖しく微笑んで、 窓を閉めてカーテンを引いた。 ドアの鍵も掛けた。 後は大声を出されると困るくらいか。 しぃーって唇に人差し指を当ててから、 その指でリフルの顔を撫でた。] 静かにしててね [触れた指がどくどく脈打って喜んでいる。 リフルの顔を傾け、彼の唇を唇で挟んだ。 少し骨ばった腕より柔らかい。 もむもむと食んでから唇を開けば、彼の唇にも隙間が開いた] (-72) 2020/10/07(Wed) 2:33:34 |
【独】 サティ家次期当主 シャーリエ/* ずっとこうしたかった。 初めてはリフルがいいって、 私あなたのものになりたいって…… [また唇を近づけて塞ぐ。 今はなにも聞きたくない。 否定の言葉なんて聞くくらいなら、ずっと口を塞いでいたい。 行き先をなくした指は彼の喉仏をなぞる。 ] ……姫を助けた騎士さまに 姫が贈られるのはよくあるおとぎ話よね [布団の上に馬乗りになったまま、 薄いネグリジェのストラップを落とす。 満月の明かりに上半身が照らされて、 白い肌に影の青と見られて興奮した赤が混ざった。] ちゅ ん…… ふふっ リフルはなにもしなくていいよ 私があげたいの (-73) 2020/10/07(Wed) 2:39:16 |
【独】 サティ家次期当主 シャーリエ/* [掛け布団に潜り込んで両手でリフルを抱いた。 リフルの寝間着一枚を隔てて心臓が重なる。 この人に乙女を捧げるんだ、って 覚悟して胸高鳴らせてきたのに、 いつまでも彼の胸板に寄り添って甘えていたいと思ってしまう] すき だよ。 今はリフルのことしか考えられない…… [ジュリエットのようにまっすぐにロミオに想いをぶつける。 ああリフル。あなたの過去の名を捨ててください。 私も過去の名を捨てましょう。 重荷も運命も捨て去ってあなただけに相応しい私になるの。 肌着を付けていない腿でリフルに乗った。 動けないんだから動かないでいい。 私、両手を失ってもあなたを愛せるって証明したい] (-74) 2020/10/07(Wed) 2:41:36 |
【独】 サティ家次期当主 シャーリエ/* よう考えずとも近くに障害者いっぱいおるんで、七雲さん両腕無いくらいどってことなかった。 身体障害者はすっっごい苦労した普通の人感。 知的や精神の一部は違う世界の人で苦労するけど、 身体はフォローするのに工夫と体力が要るだけで、その外はただの人よのお。 家政婦の変わりにヘルパー雇ってると思えばよろし。 鬱系精神の人はいい人すぎて1日出てきたら一週間寝込むイメージ。図太くなってええんやで。 図太い系精神の人もいるけど、鬱枠ではあんまり見ないな。 (-76) 2020/10/07(Wed) 2:52:47 |
【人】 二年生 早乙女 菜月[家に帰ってからも、私たちはやりとりを続けた。 スマートフォンと違って、通知も一切なかったけど、 時々、友君が書いている瞬間に立ち会えた。 そういう時は、椅子とコップをもう一つずつ。 一人用の勉強机に二人分並べて、 頬杖をついて便箋を眺めた。] (26) 2020/10/07(Wed) 6:16:23 |
【墓】 二年生 早乙女 菜月[あはは、ごめんね。 お客さんに上の子見てもらうために頑張ってたのに。 ちょっとすねすねモードはいってた。 そんなことを、返事に書こうかな。] (+9) 2020/10/07(Wed) 6:17:14 |
【人】 二年生 早乙女 菜月[青インクと黒炭の染み込んだ便箋に、 赤いハートが浮かび上がる。>>22 可愛いの。見ちゃった。 すぐに消そうとするのも可笑しくて、 くすっと笑いが漏れる。 自分のもろさをさらけ出す私に、 友君はたくさん寄り添ってくれる。 友君との会話が楽しすぎて、永遠に続いてほしくて。 だから便箋はぼろぼろで、 いつか破れてしまうことは分かっていたのに、 目を逸らし続けてしまった。] (27) 2020/10/07(Wed) 6:17:42 |
【人】 二年生 早乙女 菜月[世界の破ける音がした。] ……あ!? [友君、破っちゃったのか。 便箋、薄くなってるもんね。 分かっていても、大きな裂け目がメッセージを破くのは、 ショックな光景だ。 ちぎれた断面を合わせると、 もう一度、びり、と破けた。] え、うそうそ、 やだ、 [びり、びり、紙がひとりでに破けていく。 便箋を押さえつけると、手と机の間から、 一羽の蝶が飛び立った。 青いはねを一心に動かして、 透き通った美しい翅脈が見えるほど近くを通り過ぎる。] (29) 2020/10/07(Wed) 6:20:42 |
【人】 二年生 早乙女 菜月[もう一羽。もう一羽。 するり、するりと手のひらの下から、 蝶の群れがあふれ出す。 友君と私の言葉を含んだ蝶は、 青い翅をきらめかせ、 銀の鱗粉を振りまきながら、 窓から空へを昇っていく。 月が二つに分かれた。違う、涙でぼやけているだけだ。 ねえ、待って。 もう一度だけ時間が欲しい。 だって私まだ、好きってことさえ言えてない。 そう蝶に訴えても、一羽だって振り向いてくれなくて、 私達は、ちゃんとお別れさえできなかった。]** (30) 2020/10/07(Wed) 6:21:25 |
【独】 使用人 リフル/* どうして……どうして…… 待たせてしまってるのに更にどうして…… (メモ帳が突然フリーズしてロルが消えてしまった……) (-80) 2020/10/07(Wed) 11:04:23 |
【雲】 使用人 リフル[彼女が一人泣いた日がある事も知らず、己の思う淑女からは想像できない様な気持ちを持った事も知らず、 彼女が見舞いに来てくれる事を、 ただ毎日喜んだ己は浅はかだっただろうか。 彼女が生きて過ごしている事に、小さな幸せを見ていたんだ。 同じ気持ちならよかったと、 思うのはお互い様だろうか] ──……… [生に執着しない己に、 彼女の言葉は生きる理由をくれた。>>D32 普段ならハイハイと聞き流していたかもしれない。 けれど、いじらしくも凛とした姿で告げる言葉にこの身は内で反応を示した。 静かで穏やかでありながら己の胸を深く刺して、溶けて、時間をかけて同化していく言葉だった] (D35) 2020/10/07(Wed) 12:41:12 |
【雲】 使用人 リフル……うん。 [その言葉には頷かなかったのに、 続く言葉>>D33には微笑んで頷いた。 もしもオレが彼女と同じ気持ちで、 盗賊であった事への負い目も小さければ、 一緒に行こうって攫ったのかもしれない。 けれど同じ気持ちだったとしても、 きっとオレはそうしなかった。 姉妹二人共攫われる事になるこの屋敷の事を考えてしまうから。 彼女が自分で自分の道を決められるのが良かったと思う。 縛られている部分もあるかもしれない。 以前、「こういうの向いてない」とヒールを投げていた事を思い出す。けれど、彼女の心の奥底迄はわからない。 彼女が目指すものがあって、そうすると言うのだから、 応援する以外の選択肢はないだろう。 彼女がオレにそうしてくれるのと同じで。 オレには 彼女の「ありがとう」で 十分過ぎるくらいに十分だ……] (D36) 2020/10/07(Wed) 12:41:16 |
【秘】 使用人 リフル → サティ家次期当主 シャーリエ[町での仮初のデートの時より、 誓いの口付けを受けた時より、彼女の身体が近付いてきた] っ…… [何も反応も出来ないまま、彼女は艶やかな唇から不思議な言葉を紡ぎ出し、それから小さな音を、オレと奏でた] お嬢様、なに…… [驚きながらも何も出来ないままの己に、 彼女は細い身体を寄せて来た。 抱き締められたと理解が追い付いたのは、彼女が離れてから。 今更に両手を上げようとしてみたけれど、 肘しか浮かべられなかった] お嬢様…… [涙ながらに伝えてくれる姿に、 先ほど迄の愛らしい盗賊の様な面影はない。 抱き締められて悦びなんて感じなかったけれど、 彼女が離れて、少し肌寒くなったのは事実だ] (-82) 2020/10/07(Wed) 12:41:22 |
【雲】 使用人 リフル[彼女が去ってしばらくして、ぽっぽと顔が熱くなった気がした。 照れているからではない、と思う。 知恵熱でも出ている様な気分。 そんな己が、外の空気にあたりたくなったのは当然と言えば当然か。のろのろと起き上がって肘を使ってドアノブと格闘して 扉を開ける。開けられんじゃん、と己を詰る。 ガチャン!と思わぬ大きな音がしたが、廊下を見渡しても誰もいなさそうだ。寝てろと咎められるのが面倒だったから、都合が良かった。 足は無事だから歩けたけれど、 鈍っている事を痛感する足取りで、 無意識に向かったのはあの庭だった] ……… [庭に出て、ちょっと歩いたり寝転がったりしたかったけれど、 もう出て行くと告げたんだから、 ここにいるのは相応しくないと、 少し空気を吸っただけで退散した。 そこは夜の澄んだ空気がおいしくて、 火照りも一瞬で静まった気がした] (D38) 2020/10/07(Wed) 12:41:36 |
【雲】 使用人 リフル[流石に治療が済まないまま出て行く気はなかった。 我が儘を言って申し訳ないと領主様達には頭を下げたが。 右手は動かないままでも、 左手の指はなんとかくっつけてもらったか。まだぎこちない動きになるのは、ここで出来る事が限られていたからだろう。 この屋敷を出て、 行先は、盗賊団が次に向かう予定だった国、それから、 今迄荒らして来た町や道や家だった。 そこ迄は、出自を明らかにしたシャーリエにしか教えず、 表向きは「義手を完全に直す。できれば右手も治療法を探す。ついでに慈善事業をします。戻って来るかはわかりません」と言って屋敷を出ようとした。 資金は今迄の給料では足りないだろうけれど、 まぁ考えはあるので何とかするつもり。 それより、最初は一人で生活は難しいと思ったので、 誰か人手を貸してほしいとは願い出ただろう。 それから、] お嬢様、 オレが旅立つ日には お嬢様のピアノを聴かせてくれませんか? [彼女がピアノの部屋で泣いていた日から二、三日後にそう乞うた。 だって聴かせてくれると言っていたもの。 厚かましくても、おこがましくても、 彼女の好きなピアノの音を、貰って行きたかった。**] (D39) 2020/10/07(Wed) 12:41:41 |
【独】 使用人 リフル/* ピアノの部屋って庭から見られるっけって そんな記述あった気がしたけど探したけど見付からなくて時間切れなったからその部分消してもた 夜って確定したの消し忘れェーぐぅ 何か自分の話ばっかで申し訳ないな…… お嬢様崇めモードが目標で到達点なのでうーん…… (-83) 2020/10/07(Wed) 13:13:25 |
【独】 サティ家次期当主 シャーリエ/* 介護漬け(含む下)にしたかった……。 さようならが言えないからありがとうしか言えない。 再開はお任せしていいのかしらん。 にきさん今回は話転がさない〜といってたのだが何年かかるのかこっちから読めないだが! このままエンディングが美しいのかな…… でもお帰りのちぅしたい(足掻きまくる奴) (-84) 2020/10/07(Wed) 13:20:13 |
【独】 サティ家次期当主 シャーリエ/* リフルいい子なんだよなぁぁあ! うう好き。NPC殺してた兄様とは打って変わっていい子…… 殺しさせてごめんね… (-86) 2020/10/07(Wed) 13:25:21 |
【独】 サティ家次期当主 シャーリエ[ ソーソソー G#の連打から始まるメロディーが 重たいアルペジオの上に重なる。 ピアノソナタ第14番 月光。 友人の書いた幻想的な曲と同じく、 月の光と名付けられたこの曲は、 大音楽家の作らしく重厚で分厚い。 物言わぬロミオを見たジュリエットは 彼の短剣で自らを殺した。 その場面を思い出す。] [家の不仲なんて関係なく、恋人の愛を信じて、 だからこそお互いの死んだ世界を去った2人。 月光が重なった2人にスポットライトを当てる。 そんなシーンをこの曲の向こうに見てしまうのだ] (-87) 2020/10/07(Wed) 13:29:48 |
【独】 サティ家次期当主 シャーリエ[ピアノを弾いている間は涙は落ちない。 重くなった鍵盤を力を入れて押さえつければ、 感傷も後悔もピアノが引き受けてくれる。 苦しいメロディーの合間に覗く柔らかな二音に許される。] [ゆるやかに 音を保って。 楽譜に示されたアドバイスでピアノはあらゆる音を響かせる。 光も闇も混じりあわせた中に一瞬の煌めきが唄う。 ロミオとジュリエットの悲劇の音色に、 私の気持ちも混ぜてしまいましょう。 彼の瞳の色も、彼が流した血も混ぜてしまいましょう。 ここから新たな音色が生まれてくれればいいと願う。 天才のかの音楽家ならやってくれるだろうか。 ひさしぶりに合いたいな。 しばらく友人のことを考える余裕なんてなかったから……] [第一楽章を弾ききって、ピアノの蓋を閉じた。 音楽に身をゆだねた高揚に酔っている間に部屋に戻ろう。 無音も音楽の一部だ。 次のシーンを彩ってくれるのは優しい曲だといい**] (-88) 2020/10/07(Wed) 13:30:55 |
【独】 使用人 リフル/* 到達点ってーと決めてたみたいであれだね 決めてた訳ではないけどそうなるかなと思ってて リフル動かしててもそうなってる でもばいばいしてんのオレも泣いてんだ…… でも恋仲が違う気がしてならないん……… (-89) 2020/10/07(Wed) 13:33:48 |
【雲】 サティ家次期当主 シャーリエ[キス、してしまった。好きだと全部明かしてしまった。 これから離れる人になにをしているんだろう。 しばらくピアノ部屋からメロディーを響かせて、 音色に慰められてからの帰り道。 怪我人の部屋を足早に通り過ぎる。 庭に差し込む月光に呼ばれて、 リフルと出逢った芝に座った。 入れ違いで同じ場所にいたとは知らない>>D38。 花壇に咲いたリコリスを1本千切って、 ごめんね、と割れた茎に葉を巻いた。] [1人で眠るそばに居てくれるかな。 仲間と離してごめんね。 枕元の一輪挿しで1人になった白いリコリスは、 その後二週間枕元に咲いていた] (D40) 2020/10/07(Wed) 14:55:24 |
【雲】 サティ家次期当主 シャーリエ―― 見送りの日 ―― [リフルの義手は完全に治せなかったらしい>>D39。 王国から呼んだ先生も、カードック製の義手ではないので微調整が出来ないと仰った。 慣れるか、製造国で直すか、と彼の旅立ちを応援して、 よくわからないメンテナンス用の小包を渡していた。 彼が望んだ人手には、少し審議がなされた。 目的地までの護衛ならいくらでも付けるのだが、 帰るかわからないとなると国から人員を割くのが難しい。 希望者を募ったところ、 騎士隊のユーディトが「休暇中なら」と申し出てくれた。 事件を解決したばかりの彼女は長い休暇の最中だ。 きっとリフルの旅が軌道に乗るまで付いてくれるだろう。 付いていけない私の代わりに、彼を守って欲しい。] [ユージーン氏は広くなった部屋を満喫するらしい] (D41) 2020/10/07(Wed) 14:57:04 |
【雲】 サティ家次期当主 シャーリエさあどうぞ、好きなところにお座りになって? [ピアノの部屋のドアを大きく広げ、 二つしかない椅子に案内する。 一つはピアノの前だけど、 そこに座られたらどうしようかしら。 窓は開けて中庭の空気を取り込んだ。 お茶会の続きだと言うように、 窓から風が吹き込んでおめかししたドレスの裾を揺らした] 誰もいないからあなたに捧げる曲かなぁ ……付け焼き刃だけど聞いていってね。 感想とかあったら、 王国のクロードって音楽家に言ってあげて。 サティの……サティの知り合いだって言えば解るはずだから。 (D42) 2020/10/07(Wed) 14:57:51 |
【雲】 サティ家次期当主 シャーリエ[始まった小さな音楽祭はピアノの音で始まった。 低いファ・ラ♭から高いファ・ラ♭へ、 伸び上がるように始まる曲を祈りを込めて弾く。 いつの間にか月の光《Clair de Lune》 と呼ばれるようになった曲は、 あなたの夜を安らかな色で満たしてくれることでしょう。 今も外からのぞいている人たちの声も混ざれば お屋敷であった事を思い出すきっかけになるかもしれません。 月の光の中で唇を奪った娘のことを 思い出すこともあるでしょうか。 ただ、貴方の旅に訪れる闇が穏やかなものであって欲しい。 そう祈りを込めて鍵盤を優しく押して、 リフルの背中を押すことに集中した。] ご静聴ありがとうございました、リフル。 どこへ行っても、元気でいてね [ピアノの音が途切れてペダルから足先を離して、 ひとときの音楽祭は夢のように終わってしまう。 ペダルを踏むため 踵を床の上3センチで固定していたヒールに立ち、 ドレスの裾を持ち上げてお辞儀をした。 あなたのためにピアノを弾けたことを光栄に思う*] (D43) 2020/10/07(Wed) 15:00:01 |
【雲】 サティ家次期当主 シャーリエ―― それから ―― [王国のクロードからか、戻ってきたユーディトからか ときどき彼の足跡を聴きながら、 私の仕事に追われる日々が過ぎた。 その便りもだんだんと少なくなっていって、 離れてしまったんだと今更に実感する。 庭の花々は相変わらず手入れをしているけれど、 お茶会がなくなって花瓶に生けられる方が多くなった。 遠くで起きた戦争の被害者を受け入れたことで 義手の需要が高まり、技師も増えていった。 ピアノに向き合うことは減っていって、 楽譜を書く手は止まってしまっていた。] (D44) 2020/10/07(Wed) 15:02:24 |
【雲】 サティ家次期当主 シャーリエ[私をさらった首謀者は、元貴族の男だと判明したものの すんでのところで逃亡したらしい。 番犬《スパイ》を放って追ってはいるものの、 国から出られてしまえば追いかけるほどの予算はない。 右腕だけが捕まって不安そうに牢屋で暮らしていたが、 彼の情報はすでに首謀者を見失っていて、 死刑にすることになった] ………… [執行の場を射者の近くから見ている。 これから殺される人は何を思うんだろう。 私を殺そうと企んだ人は遅過ぎる命乞いをして事切れた。 命が終わる瞬間を見届けて、 私が行使した秩序を守る刃の重みを受け止める。 私はリフルにこの刃を使わせてしまった。 それだけ刻んで生きていこうと思う] (D45) 2020/10/07(Wed) 15:03:59 |
【雲】 サティ家次期当主 シャーリエ[ある日は久しぶりに中庭でお茶を飲んでいた。 あまいココアにマシュマロを浮かべて、糖分補記。 日差しの差す庭は暖かくてはまどろんでしまう。 夢の中で庭の住人が手招きしている。 あのときは楽しかったな。 領民の楽しみを守りながら、過ぎた日々を思いだして] ふふ ふ、 [芝の上にころんと転がった**] (D46) 2020/10/07(Wed) 15:05:14 |
【独】 サティ家次期当主 シャーリエ/* 今回は失恋奴です(ぐずぐす リフルくんリフルくん…… ストーカーにならなかったら亡霊になることが判明した。 使いようの無くなったこれ張っとこ 「これからお嫁に行くわたしに…托卵しちゃう…?」 (-91) 2020/10/07(Wed) 15:13:13 |
【独】 サティ家次期当主 シャーリエ[私の願いでリフルに騎士の名を与えたことも、 ピアノを弾いて彼を見送ったことも、屋敷の話題になっていて しばらくは「お嬢様は……ね、吹っ切ってからですね」なんてさえずられたものだ。 笑顔をキープできるようになっても、 忙しさに彼の色味を忘れることになっても、 未だに「誰かと添い遂げる私」のイメージは湧かなかった。 教会に通って、神の花嫁になるのもいいかもしれない。 その矢先にお父様に呼ばれて、縁談の話を持ち掛けられた] (-92) 2020/10/07(Wed) 15:37:56 |
【独】 サティ家次期当主 シャーリエ[政略結婚、生まれたときからの婚約者…… 婚姻で溢れる貴族の世界では 私は年をとりすぎているらしい。 未婚のお嬢さんは不安定なものだから、 婿を付けてあげなければ領地の運営がと口さがない声が…… それで今まで爵位を譲っていないとお父様から明かされた] そうですか。 [困ったことになんの感傷も浮かんでこない。 彼がどこかで生きているのは、私の支えであり、 私の振り切れない過去だった。] 私の内にはある殿方が住んで居られます。 このまま他の方に愛を誓うことは出来そうもありません。 申し訳ありませんが。 [そうしてどんどん婚期を逃していくのだ。 だって、この体をまさぐられるのはおぞましい。 好色な視線が胸元に落ちるのが汚らわしい。 跡取りを身に宿すなんて怖くて仕方がない。 私はきっと、それらに依存してしまう。 ]汚らしい体を貪る男を見下して私に逆らわない男に笑むのだ 養子を迎えればいいじゃないですか。 お父様にはそう返した*] (-93) 2020/10/07(Wed) 15:42:56 |
【独】 サティ家次期当主 シャーリエ/* ちぅができないのでとことん落ちぶれていくぅ 出家しよ、頭剃ろう。 リフルくん帰ってきたらお嬢が坊主!! (-94) 2020/10/07(Wed) 15:45:59 |
【独】 アクスル/* はーーーーーーーー…… かわいいの権化 愛くるしいの化身 けっこんしよーーーーーーーー そうそう、飼育中の子たちのことが在るから あんまり不在に出来ないよね〜 長くて二泊くらいかな〜と思っていた (-98) 2020/10/07(Wed) 19:01:37 |
【赤】 在原 治人[なんだか、ものすごく 気持ちが急いて仕方なくなって] なら、帰り支度をしないとな [輪郭に添わされた掌に 名残りを惜しむように頬を擦り付けてから 立ち上がる。 傷を消毒できるエタノールなどを 鞄の中から取り出すと、 貴方の許可を得て 針を抜き、手当てを済ませ 衣服を身につける手伝いを積極的にした。] (*22) 2020/10/07(Wed) 19:14:23 |
【赤】 在原 治人[まだ、扉が開かないと知れば 張り詰めていた気が ぷつんと切れて 今度は俺の方が眠り込んでしまっただろう。 なにしろ、7週間もの間 浅い眠りの中で 貴方を捕まえようとして出来なくて 飛び起きてばかりだったから やっと、手に入れた存在を 離すまいと指を絡め、ぎゅっと握ったまま────…。]** (*23) 2020/10/07(Wed) 19:16:07 |
【墓】 二年生 小林 友[どんなに見つめても、影は影。 うすぼんやりとした黒い輪郭が 目の前で揺らいでいるだけ。 触れたはずの唇が空を切って 微かな空気の揺らぎだけが すう、と湿った唇を撫でた。 唇を離すと、影の手が俺の手を取り 心臓の辺りへと導いてくれた。 どく、どく、と脈打つ肉の感触もなく 俺の手はきっと、菜月の心に触れている。 脆くて危うい其処はきっと、 乱暴に暴けば傷が付いてしまう。 けれど、それを躊躇う程度には 柔らかくて、綺麗な形をしているのだろう。] (+10) 2020/10/07(Wed) 19:20:26 |
【墓】 二年生 小林 友[俺は、ぐっと空を掻いて 菜月の柔らかい部分に触れようとした。 けれど、それはやっぱり虚空のまま。 触れていたら伝えられたんだろうか。 ありったけの「好き」の気持ちを 菜月の中に撒き散らして…… そこから奇跡でも芽吹いてくれていたろうか。] (+11) 2020/10/07(Wed) 19:20:45 |
【人】 二年生 小林 友「どうしたの?!もう夜も遅いのよ?!」 [驚いた様子の母さんを押し退けるように 俺は家の外へと飛び出した。 青い蝶は一匹残らず、 大きな月へと旅立ってしまった。 泣いても、叫んでも、 ただ慣れた顔のご近所さんが 窓からひょっこり顔を出すだけ。 頬を伝う涙が口へと流れ込んで まるで、海に溺れたみたいに塩辛い。] なつきィィィィーっ!!! [どれだけ叫べば届くのだろう。 世界を隔てて、君のところまで。] (31) 2020/10/07(Wed) 19:21:09 |
【人】 二年生 小林 友[この俺の有り様を見た人は聞くんだ。 「ともちゃん、大丈夫?」 「死のうとしてない?」 「ダメだったらいつでもいいなさい」 結局、誰も何も問題解決になってない。 みんな、話して解決すると思ってる。 話せば100%受け入れてくれる? 気持ちを分かちあって「ひとりじゃないよ」? それはただの慰めで、解決じゃない。 「陰キャだから、ひとりでいるから なんだか死にそうに見える」? 問題はもっと奥深いぞ。 俺は、ただ俺自身が嫌いなだけ。] (32) 2020/10/07(Wed) 19:21:31 |
【人】 二年生 小林 友[俺は月を見上げて叫んだ。] 途中で奪うくらいなら、 なんで菜月にあわせたんだよ!! もううんざりだ、何もかも!! さびしくて、しかたがない! [青白い月が、まっすぐ俺を見ている気がして。 その時、母さんや近所の人たちが 何を言っていたかも、覚えていない。 ただ、俺は声を限りに、願った。] (34) 2020/10/07(Wed) 19:22:22 |
【人】 二年生 小林 友どうか、この俺を消してください。 菜月がいないのなら、 こんなところにいたくない! [それを聞いた月は、何を思ったのだろう。 ふわり、と掬うように俺の意識は途切れて 闇の中へと堕ちていった。]* (35) 2020/10/07(Wed) 19:23:42 |
【独】 在原 治人/* ああああああああ、またやらかした…>< 好きすぎて、すぐ アクスルくんの自由を奪ってしまう。 鎖を解いたら、今度は手を繋いでしまった…ッ 拘束しすぎだし、束縛しすぎ。 動きにくくさせてしまって、ごめんね。 それにしても、相方さま 気付いてくれるのめちゃくちゃ早いww うれしい。 「好過可愛過尊過死」とか 相方さまも 〜すぎになってて、かわいいなー _(:D」┌)_ (-101) 2020/10/07(Wed) 19:25:30 |
【独】 二年生 早乙女 菜月/* >>+11 ころすきかよ あああえあえあーーーーーーー ほんで煩悩刺激したのちに切ないフェーズ落とすのやめてくれ感情にはな息継ぎってもんが必要なんだ ちょっと ひっくり返ってこよ…… (-104) 2020/10/07(Wed) 19:28:32 |
【独】 アクスル/* ああ あああ あ…… るにさんが、、巻、、巻いてくれた、、……?! 苦手なことしなくて良いのに、、 合わせてくれたんだよね……尊。゚(゚´ω`゚)゚。 手当てしてくれた すき おやすみはらくん、、かわいいぃぃ (-106) 2020/10/07(Wed) 19:32:21 |
【独】 在原 治人/* というか、相方さま 早くこの部屋から出たいみたいなのに 寝ちゃったところで ** マーク付けてしまった。 アホじゃないか?????? アホだな;; 知ってたけど、やっぱり我はアホだ;; (-109) 2020/10/07(Wed) 19:40:10 |
【独】 二年生 早乙女 菜月/* 青窓で キャアアああともくんんんんんんん!?!?!?!? ってなった後に 表で うぉあああああと゛も゛く゛ん゛ん゛ん゛ん゛ ってなる わかるか わかるな つたわるか つたわるな (-110) 2020/10/07(Wed) 19:41:17 |
【独】 サティ家次期当主 シャーリエ/* ロル埋めてる自白をして、年数飛ぶのが確定だ! 合間ロル書こう書こう。 >くぅ〜〜ぅあ〜 カビラいたぞ楽天カードマン! (-113) 2020/10/07(Wed) 20:15:30 |
【独】 サティ家次期当主 シャーリエ (-114) 2020/10/07(Wed) 20:20:31 |
【鳴】 志隈──淡薄色の球体── [これまでと違って辺りの景色はぼやけている。 夢の中の更に夢。 無愛想な男の見る空想の世界。 スポットライトの当たる綺羅びやかなステージ、 正面の客席に一人無愛想な男は腰掛けていると、 ステージ上にアオザイcosmを着た薄色の髪の男性が現れた。 彼はランウェイを歩いて先端まで来ればターン、 戻って裾に隠れては次はブーメランパンツcosmを着て現れる。 その繰り返し。 踊り子衣装cosmやチアリーダー衣装cosmの姿で輝くライトを浴びる。 最後にセクシーランジェリーcosmを着た男性のウインクで、 ステージは幕を閉じ。] ……アジダル、色んな服着てたな。 あの姿は、可愛いのか? [眉を顰めて唸り。 誰もいなくなったステージを見つめて、悩み続けた。]* (=6) 2020/10/07(Wed) 20:39:53 |
【独】 志隈/* アオザイが良かったと言ってもアオザイすら事故案件。 男物の意味ではブーメランパンツの方が似合ってた気もするが、 シグマは目のやり場に困るし、なぁ[草] (-118) 2020/10/07(Wed) 21:03:22 |
【秘】 アクスル → 在原 治人[僕は貴方だけのものだけど 僕も貴方を僕だけのものにしたいって もし言ったなら、貴方は一体 どんな顔をするのかな……って、少しだけ考えた。] (-120) 2020/10/07(Wed) 21:43:02 |
【赤】 アクスル[針を抜いて貰うのも 消毒液を掛けて貰うのも どうしたって痛みを感じて、息が詰まった。] ……っ、………… はぁ [だけど、苦しいだけじゃなくて――、 身体に出来たごく小さな傷 ほんの少し歪になった胸粒が、無性に愛おしかった。 貴方が、刻んでくれた痕。] (*27) 2020/10/07(Wed) 21:43:24 |
【赤】 アクスル[無垢な寝顔が目の前に在って 胸がきゅんとした。 ……でも、じっと見ていれば 目の下には隈が在ることに気づく。 余り眠れていなかっただろうことが窺えて 自分の罪を思い出した。] (*29) 2020/10/07(Wed) 21:44:45 |
【赤】 アクスル[彼の頭にそっと自分のを載せて 彼の体温、匂いを憶える。 過去をなかったことには出来ない。 だけどこの先は、極力、 彼を傷つけることのないように。 眠りに落ちても握られたままの手を 少しだけ力を込めて握り返しながら 胸中でだけ誓った。*] (*30) 2020/10/07(Wed) 21:46:05 |
【置】 サティ家次期当主 シャーリエ私の騎士 リフル へずいぶんと経ってしまいましたがお元気ですか。 あなたがいない間に庭はすっかり変わりましたよ。 背の高いシイの木に小鳥が巣を作りました。 小鳥の家族はいつも歌っています。 朝がにぎやかになりました。 うらやましくなります 料理人の彼はお屋敷から出て家を買ったそうですよ。 1人部屋が寂しくなったのでしょうか? 隣にいる人って大切ですね 私は去年の収穫祭でサーカスを見ました。 彼らも旅から旅へ行く身だそうです。 どこかであなたと同じ街にいることもあるのでしょうか。 私もあなたと同じ場所に この国にも技師が増えました。 私たちはいつでもあなたを歓迎します。 どうかお元気で旅路を歩まれますように。 私はあの日に戻りたい あいた い ―― 数年しまわれたままの手紙より ―― (L1) 2020/10/07(Wed) 22:51:53 公開: 2020/10/08(Thu) 1:00:00 |
【雲】 サティ家次期当主 シャーリエ[いつからか、落ち着いていると言われるようになった。 大人っぽくなりましたねと舞踏会に誘われることもあった。 曖昧に微笑んで、そうね、って答えるだけで、 世間からの反応が変わってしまった。 心を動かされることが少なくなっただけなのにね。 世間に慣れるのが大人っぽいことなのかしら。] [心が動かないからピアノ譜はさっぱり進まない。 王国の友人にどうやって曲を書くのか訊いてみたら、 「他の国の音楽を聴いたり、旅行に行ったり。 恋人と破局したり、ピアニストを諦めたり」だそうで。 そっか、音楽家も大変ねって 心ばかりのクッキー詰め合わせを贈った。 チョコチップおいしいのよって多めに詰めてもらったやつを。 久しぶりに楽譜をだし、曲のタイトルのところに Je te veux とだけ書いた] (D47) 2020/10/07(Wed) 23:54:09 |
【雲】 サティ家次期当主 シャーリエ[眠る前に窓から月の光が差し込んでいるのに気が付いた。 小さく音を立てて鍵を外せば、 吹き込む風にリコリスが揺れた。 あなたは今どこでこの月を見ているのだろう。 それとも月よりお酒って飲んでるだろうか。 胸の痛みは時間と共に じんわりとしたものに変わっていた。 でも、結婚をと言われると困った顔で笑う。 誓えないわ、って繰り返し断っていれば、 そんな話も聞こえてこなくなった。 次期当主として私が指名されてからは さらになくなった。 私と結婚しても、当主にはなれずに夫止まりになる。 それ狙いの人居たんだなあって、 困り顔で笑うしかなかった。 苦労の方が多いと思うんだけどねって、 側近護衛になったユーディトと顔を見合わせた。 今は安らかな夜を眠れている。 大国の陰で平和な夜を過ごせているのだから、 いつかの王子の話を断って縁を切るような国じゃなくて 本当にありがたいことです。] (D48) 2020/10/07(Wed) 23:55:24 |
【雲】 サティ家次期当主 シャーリエ[窓を閉めて天蓋のクイーンベッドに沈む] おやすみなさい。 いい夢を。 [ここにいない人の眠りが幸せでありますように。 祈る時間は少しずつ短くなっている。 私はいつか祈る相手を忘れてしまうんだろうか。 お姉さまの顔が思い出せなくなったみたいに、 彼の顔の代わりに誰かを想うんだろうか] (D49) 2020/10/07(Wed) 23:55:46 |
【雲】 サティ家次期当主 シャーリエ[そうして日々を過ごして、年が積もっていった。 芝生に寝ていると>>D46いろいろ思い出していけない。 まぶたの向こうでは、日差しで遊ぶ小鳥が 木漏れ日みたいに太陽を遮っている。 お昼寝日和ね。 お姉さまが笑うようなお天気は、 不安をゆっくり溶かしてくれる。 すこしだけここで休憩しようって、 なにも知らない頃の私に戻って横向に寝返りをうった。 母なる大地は1人で庭に来た私も包んでくれる。 あったかい……**] (D50) 2020/10/07(Wed) 23:58:36 |
【鳴】 志隈──淡薄色の球体── [淡い光の水面に浮かぶ屋形船が1隻。 中では冷酒を酌み交わしながら、 紺地に白の親子縞の浴衣を唐草帯で締めた男が 藍色網代柄の浴衣に灰茶の羽織を羽織った男に話しかける。] 寝る練習も悪くないが、今度、祭りにも行ってみたい。 射的とか型抜き…が面白そうに見えてな。 あんたは、祭り嫌いか? [嫌じゃなければ一緒に行きたいと素直に語る。 視界の端には黄色地のツツジ模様や 白地に青と緑の差す撫子柄の浴衣が揺れ動き。 それは1つの幸福な願望夢。]* (=8) 2020/10/08(Thu) 0:00:37 |
【独】 サティ家次期当主 シャーリエ/* 朝来れるかな、これると思うけど 返すまではいかないからログをお楽しみしてて……。 今回は背景色で文字を隠すという インターネット老人会仕込みの隠し文字を幾つか使ったんですが、私がCSS代える人なので自分から丸見えという恥ずかしーものでした。 一回やるともしかしてあるんじゃないかって構えちゃうから色替えは分かる範囲に止めとこう。 (-124) 2020/10/08(Thu) 0:05:50 |
【人】 アクスル[外へ出て、 別れを惜しみながら帰国して……、 それから何日後のことだったか。 何日であれ、この日が来ることを 今日か今日かと心待ちにしていた。] (36) 2020/10/08(Thu) 0:06:01 |
【人】 アクスル治人! [空港の到着ロビーでその姿を見つければ 軽く手を振りながら 長い脚を動かして寄っていく。 袖口から微かに覗くのは彼から貰った枷。] ……治人。元気にしてたかな? [仮にもセレブ。屋内でもつけていた 変装用を兼ねるサングラスを外しながら 顔が緩んでいくのを自覚する。 到着予定時刻の二時間も前から ここで待っていた……、ことは、 SNSでの目撃情報でも見られてしまわない限り わからないだろう。きっと。] (37) 2020/10/08(Thu) 0:06:15 |
【人】 アクスル[大切な彼を座らせる席だ、 当然、ファーストクラスを手配した。 サービスは充実していた筈だが 12時間ものフライトを終えたばかりの彼。 お腹が空いてないか訊ね 空腹なようならレストランで食事をしてから 不要なようならそのまま 自宅である古城へと連れて行こうとするだろう。 ……運転手付きの車で。**] (38) 2020/10/08(Thu) 0:06:43 |
【独】 サティ家次期当主 シャーリエ/* リフルくん! リフルくんねー、本当にいい子で襲えなかった。 好きなのに理由なんているかぁ! ってのをぶつぶつ書いてたんだけどロルに採用したっけか……? 2d半分くらいで、これはエロル書ききれないペース!ってなったので好きに振り切りました……楽しかったけど切なかった。 せつなかった! 悲恋はSS書くには好きなネタなんだけど、 相方さんいるといちゃこらしてるのが落ち着くな。 簡易メモ癒しでした。ありがと……ありがとう…… (-125) 2020/10/08(Thu) 0:20:28 |
【独】 サティ家次期当主 シャーリエ (-126) 2020/10/08(Thu) 0:27:26 |
【独】 サティ家次期当主 シャーリエ/* リフルくん好きです……。 名残惜しいよう、なんで広い天蓋付きベッドで1人なんだよう、となり空いてますよう!! 死なない限り諦めないぞ。底引き網を引け!ラッコ捕まえてリフルくんの前に垂らすのだ。にきさんが釣れる() (-127) 2020/10/08(Thu) 0:32:15 |
【独】 使用人 リフル/* せつなーーいぃ!! ふろはいってかくぞ! ……というのをアクスルくん見えたからちょっと待つ間ヤフ〇オク見てたら落とし忘れてしまっていた。 (-129) 2020/10/08(Thu) 0:47:58 |
【雲】 使用人 リフル[離れる事になって、己にとっても少し特別な場所になった彼女の庭。ピアノの音が聴こえなかったのは防音のされている部屋だからか。 そこに居たのはたった数瞬だったから、 彼女とすれ違う事もなく。>>D40 ──そして旅立ちの日、 朝早くに一人庭を眺めた。 あれから時間が経っていたし、あの夜と同じ様に立ち入りは控えたから、一人彼女に連れられたリコリスの花の跡など見付けられる筈もなく。 ユージーンのいる部屋に一度戻って最後の荷物をまとめると、「餞別」と言ってクッキーやら飴やらを渡してくれた。 ぎこちないながらも動かせる左手で受け取ったら 「本当に大丈夫なのか」と心配されたから、 「ユーディト様が途中迄一緒に居てくれるからな」「そりゃ安心だ。手出すなよ」「まだ死にたくないわ」「お前も騎士だろへなちょこだけどなハッハッハ」などと少々悪ふざけをしながら、 彼の淹れてくれる最後のコーヒーを飲み干した] (D51) 2020/10/08(Thu) 5:16:03 |
【雲】 使用人 リフル[それから諸々の挨拶を済ませた後、 最後にピアノの部屋を訪れた。 己の願い…というより強請りを、彼女は叶えてくれた。>>D42 好きなところに座ってと促されたが、 えーとえーとと勝手がわからずもたもたして、 彼女に座る場所を決めてもらっただろう。 席に着くと、演奏する側でもないのに少し緊張した。 風が優しく部屋と庭を混ぜて、 いつもより一段と綺麗な彼女のドレスを揺らして、 もう音楽が始まっている様な錯覚に陥る。 「あなたに捧げる曲」なんて言われて、 まだ聴いてもないのに目頭が熱くなりそうだ。 嬉しそうにうん、と頷いてからは、 これから聴こえる音を聴き漏らさない様、 身動きひとつせずに大人しく座っていた] (D52) 2020/10/08(Thu) 5:16:10 |
【雲】 使用人 リフル[何度か聴いていた、彼女のピアノ。 今日はすごく、すごく優しい。 いつだって可憐で品のある音だったけれど、今日はもっと自分に寄り添って、包み込んでくれる様な音楽だった。 この屋敷に来てからの出来事が思い出される。 この曲と共に在りたいと思った。 この曲の事を覚えていて、 聴く度にこれ迄の事と、今日この時間を思い出したいと思った。 彼女の音を一つたりとも邪魔したくなかったのに、 終わるとわかる、わかってしまう音が奏でられると、あぁ……と思わず声が漏れた。 鍵盤が沈黙しても、まだ曲が流れている様でぼうっとする。彼女の声で我に返る。 正気なのに、どこか恍惚とした表情で呟いた] あぁ…… きれいだ。 [それは、拍手も出来ない代わりだったかもしれない。 彼女に訝しまれる前に、すくっと立ち上がって、] こちらこそ、ありがとう、お嬢様。 あんたも、どうか元気で。 [お辞儀をした彼女に相対して頭を下げた後、 振り切る様に背を向けたが……ちらと肩越しに振り返った] (D53) 2020/10/08(Thu) 5:16:15 |
【雲】 使用人 リフルオレの事は……忘れてくれ。 でも、 あんたの事をいつでも想ってる、 そんな奴がいるって事だけ、 ……覚えててやってくれ。 [言うだけ言って、「じゃあ」と 左手で少しもたつきながら扉を開ける。 頭の中をさっきの音色でいっぱいにしながら、 堂々とした足取りで屋敷を後にした] (D54) 2020/10/08(Thu) 5:16:23 |
【人】 花の名 リフル― 彼の人の旅立ちの日のあと ― [私は、庭で彼女に手招きをした。 おいでおいで、と猫なで声で彼女を誘って、 彼女が来たらその場に座って 「膝枕をしてあげる」と上目に笑った] いいこ、いいこね、メグ。 [優しく髪をふわふわと撫でながら、 思い切り甘やかす様な声と手付きで彼女を可愛がる。 けれど、 その感覚も、声も、存在も、徐々に薄くなってゆく。 彼女に認知されなくなってゆく] ………メグ、 私の事、 忘れないで ね…… [声が消え行く。 私、本当はあの日>>18、 「もう私の事は忘れてね」って言おうと思ってたんだ。 私の声が、消え行く。 彼女はやがて目を覚ますだろう] (39) 2020/10/08(Thu) 5:20:14 |
【雲】 リフル[療養中に、義手を扱っている国を徹底的に調べた。 己の義手を作った国を特定したが、 それよりも進んだ技術を持っている国もあり、又、医療も発達していたのでまずはそこへ向かった。 ユーディトをなるべく早く解放してやらないといけないと思ったから、両手の回復が最優先だった。 貯めていた給料や、受勲からの援助も多少あったかもしれないが、義手を直すのには金が足りなかった。 足しにしようと髪を切った。 お屋敷の高品質な洗髪剤のおかげか髪質が良かったらしく、高く売れた。それでも流石最新技術。全然足りなかったから夜の街から朝帰りすると、ユーディトに不審がられたか] お嬢様には内緒にしてて…… [今手段は選べないんだ、と真剣なまなざしで訴えれば、 己を置いて帰る事はなかったか。 辛い時には、あのピアノ曲を思い出した。 何とか積んだ金でこしらえてもらった義手は、 以前よりずっと使い勝手が良かった。 けれど右手は結局完治には程遠く、 何か埋め込んだり外に色々着けたりで様子を見る事になった。 それでも一向に良くはならなかったが、 その分左手がうまく使える様になった] (D55) 2020/10/08(Thu) 5:31:37 |
【雲】 リフル[雇ってもらった教会で何とか生きていけそうだと思った時、 ユーディトに感謝を告げて、屋敷に戻ってもらった。 お嬢様への贈り物に押し花でも持たせようとしたが、 忘れろって言ったくせ何やってんだ、と自戒して、 ユーディトに一枚贈った。 彼女はそれを見せびらかしたりしないタイプだと思う。 それでよかった。 この国に咲く美しい花が、こっそりとあの人のいる屋敷に咲いているなんて、ちょっと風情がある。 ……何だかロマンチックな事を考えてしまった。 一枚作ったら何となく勝手がわかって、教会でも作った。 教会のみんなで作って、街の人に配って…… 街にも馴染んで来た。 街の人達ともたくさん話す様になった。 情報を集める様になった。 あの盗賊団の情報を] (D56) 2020/10/08(Thu) 5:31:43 |
【雲】 リフル[この街にも寄っていただろうと予想した通り、 被害者が居た。 その頃には教会の人間として信用されていたのもあって、 正直に己があの盗賊団の一味だったと話した。 彼らは己を見た記憶がないから咎めないと言った。 それでも罪滅ぼしがしたいと食い下がれば、 雑用を任せてくれた。 本当にこんな事で彼らの傷が癒えるのだろうかとか、 こんなの己の自己満足なのではないかとか、 もやもやとした気持ちを抱えながら、 献身的に働いた。 やがて他にも被害者がこの近辺に大勢いる事を知って、 自分のしようとしている事の無謀さを知る。 生きている内に被害者全員に会って、 全員に毎日尽くすなんて物理的に不可能だ。 やるせない。 それでも何とかしたいと唸る己に、 色んな人が知恵を貸してくれた。 盗賊団の向かった先や構成等の情報が己のもとに集まり、 又、盗賊団の被害者を救う為の団体の様なものが発足された] (D57) 2020/10/08(Thu) 5:31:48 |
【雲】 リフル[それから、一人では成し得なかった事をいくつか成し遂げた。 年月はかかったけれど、盗賊団を結果的に根絶やしにした。 両親は数年前に事故で亡くなっていたらしい事も知った。 涙も出なかったけれど、 存在しなかった墓をひっそりと立てた。 時に荒事に巻き込まれた。 ナイフを人に向けた時はあの記憶が蘇ったけれど、 今度は殺さずにおさめられた。 これもあの経験と、仲間のおかげだろう。 右目に傷を負って死にそうになった時、] オレは、こんなところで死ねねぇんだよ! [そんな事を言っていたらしい。 後で仲間から聞いて驚いた。 心臓に同化した彼女の言葉>>D32が、 今も己を騎士にしてくれていた] (D58) 2020/10/08(Thu) 5:32:05 |
【雲】 リフル[行く先々で、その街の絵葉書を買って屋敷に送った。 こちらは住所を転々とし始めていたから、送り主はリフルとしか書けなかったけれど。 近況も書かなかった。 忘れてくれと言ったのは己だし、 生きていると知ってくれれば十分過ぎた。 ナントカ王国のクロードという人物にも会う事ができたか。 また随分年月が経ってしまっていたけれど、 あの曲が今でも好きだ、でもそろそろ忘れてしまいそうで怖い、と話せば、弾いて聴かせてくれただろうか。 あぁ、ああそうだった、と唇を噛み締めて、 彼女の音色のかけらを取り戻した。 その日の夜の月は、一際明るかった] (D59) 2020/10/08(Thu) 5:32:19 |
【雲】 リフル[その次に向かったのは、昔盗賊団のアジトがあった国で、 いわゆる極寒の地だった。 ここは物資の運搬で精一杯で、 私的な手紙を送る余裕のない国だったものだから、この国に入ってから、屋敷へ手紙を送る事が出来なくなってしまった。 距離だって随分あって、 あの国の噂だって近況だってなかなか知る事が叶わなくなる。 それでもきっと、 無事に、元気に過ごしています様に。 教会で働く内、祈りを覚える様になっていた] お嬢様もこんなの飲むのかな…… [ここはあたたかいココアが美味しい。 彼女には紅茶のイメージがあったから、 マシュマロの浮かんだこの黒い飲み物に首を傾げつつ、 ヒュボッ!と吸い込んでしまってむせた] (D60) 2020/10/08(Thu) 5:32:27 |
【雲】 リフル[アジトの残骸の整理と、 周辺で被害に遭った人への支援を行った。 この地でも小さいながら、支援団体も出来た。 己はツテでまた教会で働くのち、 役職を与えられる様になった。 この教会では、およそ三年ほど勤める事になる──] (D61) 2020/10/08(Thu) 5:32:30 |
【人】 花の名 リフル― 帰国者のあった日の朝 ― [私は、きっと久々に彼女の前に現れた。 にっこりと、上品ながらも満面の笑みだった。 彼女はもうすごくしっかりしてきたのに、 私の方が昔に戻った様に「ねえねえ」と子供っぽく手を振った] また逢えたね。 [手を伸ばして、彼女が取ってくれるのを待った。**] (40) 2020/10/08(Thu) 5:33:37 |
【雲】 牧師 リフル― 町の入り口 ― [そこはすっかり様変わりしていただろうか、 それとも殆ど変わっていなかっただろうか。 どちらにせよ、懐かしさと、帰って来た、と静かに高揚する気持ちが身の内を震わせる。 道中にサーカスの一行を見る機会があり、同行者も機嫌が良い] (……でも、思ったより早く帰って来たな……) [屋敷を出てから色んな事があって、 もう十年か二十年くらい経っている様な気分だけれど、 実際は六年くらいだった。 それでも流石にどこ行ったかわからなくて三年も音沙汰なければ死んだと思われている様な──] 「リフル!? お前生きてたのか!」 ユージーン……! [随分久し振りなのに、聞けば誰の声か瞬時に思い出した。 顔は……ちょっと老けたか? しかし、「うわあ誰かと思った」とか言ってるけれど、 すぐにわかってくれた事にこっちは今驚いている。 小綺麗な祭服を着ているし、髪はリボンでまとめているのは昔と同じでも大分短いし、右目にはモノクルもしているってのに] (D62) 2020/10/08(Thu) 5:49:12 |
【雲】 牧師 リフル[ユージーンが顔を覗き込んで来る。 モノクルをしている方の目の色がおかしい事に気付いたらしい。 「また無茶をしたのか?」と睨んで来るから、 トン、と相変わらず具合の良い左手の義手で彼の肩を押した。 近ぇんだよ] 生きてるんだから良いだろ。 [ふふんと笑ってやると、彼も笑った。 それから、己の後ろに隠れている人物に気付いたらしい] 「あれ?!子供?!!!」 [声がデカい。 歩きながら、人見知りをしている六歳の少女を紹介した。 名前はルミ。茶色がかっているけれど金の髪が己に少し近い。 あの北の国の孤児院で引き取った子だった。 別の盗賊団で生まれ捨てられた子の様で、 自分と重なるところがあったのだった。 まぁそのへんは彼には伏せたが] (D63) 2020/10/08(Thu) 5:49:27 |
【雲】 牧師 リフル「お屋敷行く?」 [ルミの話も大体済めば、彼は屋敷に案内しようとしてくれるだろうか。 お屋敷と聞いて、どきっとしてしまう。 最初に思い出してしまうのはやっぱりお嬢様の顔だった。 この国の牧師にと誘われたから戻って来たけど、 忘れろと言っておいてそんな軽いノリで会いに行ってよいものか。 挨拶は少し後回しにして、こっそりこの国の民に戻ろうとしていた己はまぁ卑小と言うか、意気地なしと言われて言い返せないのだけれど……] えーと…… [けれどきっと、 会いに行きたいというのも本心なんだろう。 逃げようともせず、ユージーンの歩く少し後ろを、ルミと共について行った。 今は彼女は当主とかだったりするんだろうか。 ここに来る迄も情報を仕入れていなかったから殆ど何もわからないけれど、「その服何?」とか、こっちの話をユージーンは聞きたがっただろう。 そうして屋敷に着けば、 彼女に会う事が叶っただろうか。**] (D64) 2020/10/08(Thu) 5:51:29 |
【人】 二年生 早乙女 菜月[ 「せーの!」「あ、い、う、え、お!」「せーの!」「か、き、く、け、こ!」…… [グラウンドに響く声は大きい。 ちなみに体育館では発声練習禁止です。つば飛んじゃうから屋内はちょっと。 肺一杯に空気を詰め込んで、おなかの底から声を出していると、頭がぼうっとかすんでくる。華やかさとは裏腹に、チアは地味な反復練習が多い。頭で考えなくても動けるように、ひたすら体に覚え込ませる。何十分も同じ動きをしていると、頭が白く溶けていく。 そういう時間が、今の私には必要だった。] 「菜月、笑顔! みんなを元気にするのがチアなんだから!」 [指摘されて、にっと口角を上げる。 笑ったんじゃなくて、口角を、上げた。 皆を元気に、なんて、私にできるはずがない。 友君に勇気づけられてばっかりだったんだから。 細くなった筋肉に、必要以上に負荷をかける。 生まれたての小鹿みたいに、歩くたびに膝が折れる。] (41) 2020/10/08(Thu) 5:58:07 |
【人】 二年生 早乙女 菜月「ナツキ……戻ってきたのは良いけど、正直、怖いよ。 前はもっと、休憩時間も騒いでたのに。 今のナツキは、練習だけしに来てるみたい」 [ 心配してくれるのはわかるけど……ってこと 俺もよくあるよ。 友君の言葉がいつも、頭をよぎる。 なにそれー私すんごい熱心じゃん! なんてはやし立てる。 笑い飛ばして、無かったことにしようとする。] 「ろくに食べてないよね。 いくらトレーニングしても、食べなきゃ意味ないでしょう。本当にやる気あるの?」 [そう言ってきた先輩もいた。さすが上級生、よく見ている。 ウス、先輩ご馳走してくれるんスか? ありがとうございます、なんてへらへら笑ったら、もっと怒られた。 あーあ、失敗しちゃった。] (42) 2020/10/08(Thu) 6:00:17 |
【人】 二年生 早乙女 菜月[柔軟体操をしていると、アキナと目が合った。 アキナは一瞬、なんとも言えない表情を浮かべると、何かを言いかける。 けど、その言葉が出てくる前に、他の部員に話しかけて、結局何も話さなかった。 復帰しても結局、こんな感じだ。 あれからうまく話せていない。 ペアも外されてしまった。 もしかしたら自分の中に 汚い気持ちがあるかもしれない、って 菜月は言うけれどもさ 少なくとも「今」の菜月は そんなことしないだろ。 「今」の私はどうだろう。 優しい老夫婦が人魚を売ったように、表と裏はくるくる変わる。 きっと私もたやすく、良くも悪くも転ぶ。 チアリーディングはスポーツだ。 グラウンドの外の花じゃない。技を競う真剣勝負。 勝利の証は、会場に溢れる笑顔。 誰かを応援するために、競い、高め合う。 だから、応援したい人を失ったら、強くなれないのは当然のことで。] (43) 2020/10/08(Thu) 6:01:13 |
【人】 二年生 早乙女 菜月[そんなことは分かっていても、私は必死にチアに打ち込む。 そうしていないと、友君のことを思い出してしまうから。 線路や、紅葉や、月や。 何気ない風景を見るたびに、友君の言葉が思い浮かぶ。 俺も、絵があるのも好き。 けど、この本は写実的っていうか…… 読んでるうちに頭の中に風景が浮かぶんだ。 そうだね、友君。 世界にはこんなにも、友君と拾い集めた風景が散らばっていて。 何もしないでいると、空を眺めるだけで泣いてしまう。 自分の体を苛め抜いて、泥のように眠る。 だけど夢の中では、いつもあの図書室にいて。 目を覚ませば、友君ともう会えないことを思い出して、べそべそと泣いた。] (44) 2020/10/08(Thu) 6:02:06 |
【人】 二年生 早乙女 菜月「また延長ですか」 [司書の先生が呆れたように言う。 あれから、図書室と友君の世界は断ち切れてしまった。それでも二週間に一度は足を運ぶ。 小川未明童話集、「赤いろうそくと人魚」。私が唯一借りた本を、何度も延長する。 「何か月借りるつもりですか」「卒業する時に買います」「これ備品だから高いよ。アマゾンの本が安いですよ」「この本が良いんです」「もう読み飽きたでしょう」「まだ読み終わってません」 そう、まだ私はこの本を読み終えていない。 友君と一緒に読もうと思っていたから。 きっと、この本を読み終えることは、無い。]** (45) 2020/10/08(Thu) 6:03:03 |
【独】 サティ家次期当主 シャーリエ/* >>D54 ずるい。忘れられなくなるじゃない。 >>D55 お金の当てあるとかいいながら売るんじゃない! 恋人面もできないから怒れない!なく >>D57 なーリフルくんめちゃいい子でしょ >>D58 うぅ リフル……生きてくれて嬉しい…… >>D60 o泡o(・_・、) >>40 お姉さまあぁぁぁ!! >>D62 見た目変わりすぎぃ…… >>D63 子連れ(まがお) 私「養子でもとれば」とか埋めロルでいってた これが子供か…… (-138) 2020/10/08(Thu) 6:55:46 |
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