7734 迷彩 リョウ(匿名)は、メモを貼った。 2021/09/24(Fri) 21:22:21 |
【墓】 7734 迷彩 リョウ>>+22 ……果物はミキサーに詰め込まれると、 粉々に砕かれスムージーへと生まれ変わる。 リポーターが試飲を始めた直後、 画面が慌ただしいスタジオに切り替わった。 若いアナウンサーがスタッフからコピー用紙を受け取っている。 コメンテーターたちにも同じ物が配られているらしい。腰を低くしながら走るスタッフが、カメラの前を横切った。 (+23) 2021/09/24(Fri) 21:24:04 |
7734 迷彩 リョウ(匿名)は、メモを貼った。 2021/09/24(Fri) 21:24:33 |
7734 迷彩 リョウ(匿名)は、メモを貼った。 2021/09/24(Fri) 21:24:56 |
7734 迷彩 リョウ(匿名)は、メモを貼った。 2021/09/24(Fri) 21:25:15 |
7734 迷彩 リョウ(匿名)は、メモを貼った。 2021/09/24(Fri) 21:25:38 |
【墓】 7734 迷彩 リョウ (+24) 2021/09/24(Fri) 21:26:48 |
普川 尚久は、ふら、とテレビのあるその場所を訪れていた。目の前で画面を見るその人と同じ名字の誰かの話がされていた。 (a4) 2021/09/24(Fri) 22:03:33 |
普川 尚久は、なんとなく、そのままそこに立っていた。 (a5) 2021/09/24(Fri) 22:03:44 |
【墓】 0251 鏡沼 創>>9 ママ なおひ〜〜〜!(クソデカ文字装飾略)「あ〜。だから料理してる人、多かったんだぁ。……オレはここでしたい事、あんまり浮かばないなぁ」 いつもと変わらぬ間延びした声を出して、にこにこと見上げる。視線がかち合うことはきっと、なかった。 そもそもこの少年は以前から趣味という趣味がなかった。 読書はたまにしていたけれど、それも話題のため。料理は火も刃物も扱うから避けていた。 故に、鏡沼も貴方と同じくだらっとしたり、今のようにヒマそうにしている誰かに声を掛けている事がほとんどだっただろう。 「ほんとぉ?じゃあお話しようなおひ〜! 普通の事とか好きなご飯の話とか、いろいろ〜」 お茶飲みたいだのなんだの言ったりしながら、貴方と暫しお喋りをしただろう。 (+25) 2021/09/24(Fri) 22:09:22 |
普川 尚久は、肉豆腐が気に入ったらしい。闇谷と話せそうな時に話そうと思っている。 (a7) 2021/09/24(Fri) 22:16:13 |
【秘】 8435 黒塚 彰人 → 4432 貴戸 高志 腕を取る。辿り、節の目立つ武骨な指で、すらりと長い少年の指を絡めとる。指の股を割り開いて、深く、手を繋ぐ。 「……慣れているといえば、慣れている。 『父親』に教わったからな……ああ、」 繋がれた手を軸に、腰を浮かす。締まった腰に腕を回す。折り目正しく纏われた制服の上着に、皺が生まれた。 力を籠め、ぐいと引き寄せる。 「リードはしてやるが――」 くるりとターン。男の胸元、銀色が揺れて――――どさり、倒れ込む。 揺れた藤色が広がり、シーツに散らばる。 いくら所作が軽やかであっても、現実、平均身長はゆうに超えている男が二人だ。スプリングが軋み、跳ねる。 ……二人の間、揺れる金属の向こう。見下ろす瞳に、欲の色は無い。 バージン 「――初めてか、お嬢さん?」 (-73) 2021/09/24(Fri) 22:31:56 |
【墓】 0251 鏡沼 創>>+22 >>+23 >>+24 リョウちゃん そうなんだぁと、返事をする前に。聞き慣れた速報の音に画面へと視線を戻す。 以前聞いたニュースかも。よく覚えていないけれど。苗字が一緒だなぁ。 ―――死んじゃうんだなぁ。 「あれが、リョウちゃんの?」 視線を貴方に戻す。 貴方の笑顔を見て、へらっと笑った。 「似てないね」 ―――切り替わった画面の中で、海を見ながら『家族』が笑う。 先ほどの女性と隣の少年のようだった。 偽物の家族はどれだけ寄せても、本物にはなれない。 本物の家族はどれだけ忌み嫌われても偽物になれない。 「なんだってって、どんな事してもらったの?」 (+26) 2021/09/24(Fri) 22:47:13 |
黒塚 彰人は、室内へ意識を傾ける。そのニュースと彼らの話を、冷めた顔で聞いていた。 (a11) 2021/09/24(Fri) 23:02:15 |
【墓】 7734 迷彩 リョウ>>+26 カガミン 「 そりゃそうだよ、他人だもん 」目線はテレビに向けたまま。 「でも血の繋がった家族だよ」 口角は上がったまま。 「どんな事……うーん、たくさんあるからなぁ」 コマーシャルはまだ続く。夕方という時間帯故か、家族向けの内容が多かった。 スーパーで買い物をする家族。 新居で暮らす家族。 食卓を囲む家族。 全ての笑顔が、似ていない。 (+27) 2021/09/24(Fri) 23:27:18 |
【墓】 7734 迷彩 リョウ>>+26 >>+27 それでも少年は笑う。 「ね、カガミンはさ。 どんなオレのことも 友達 って言ってくれる?」「仲良くしてくれる?」 大人たちからの口止めは、少年にとってあまりにも曖昧だった。 母の罪を言うなとは言われていないし、 己の異能について言うなとは言われていない。 ……それは明言されていないだけで、全て言外に示されていたが。 そんな遠回しな言いつけが、少年に伝わる筈もない。 (+28) 2021/09/24(Fri) 23:28:49 |
【秘】 9949 普川 尚久 → 3839 南波 靖史「一から十までいわないと分からないんか? 思ってたよりも頭かたいな南波さん」 喋り倒して多少発散されたのか、いくらか激情は冷めた。極力動かないように、意識して呼吸をする。 退屈を感じさせない程度の、最大限の間をもって、それから話し出した。 「好きじゃないのってイコールで嫌いじゃないの」 「 白が特別好きだからって、黒が嫌いなわけじゃないでしょ。 朝が好きだから夜が嫌い? 昼はどう? 夕方と夜の間は? 数字の一から十の全部に対して好き嫌いってはっきりある? 強いて言うならどちらかで考えることはあるけど、 好きでも嫌いでもないものなんていくらでもあるわ。 0と1で全部全部が説明つく世界なら犯罪者は老若男女軽重問わず全員死刑だ。 そんな世界でないから僕らはここに居てこんなことを話してるね 」ふふ、皮肉げに笑った。 (-76) 2021/09/24(Fri) 23:29:37 |
【秘】 9949 普川 尚久 → 3839 南波 靖史「そも、いやと嫌いですら一緒じゃないよ僕は。はぁ……。 …言わんて説明付けられんし、この際だから言いますけど」 「 僕は最初の時にいやなことは別に、なかったよ。 気持ちいくはなかったけどね、最初の時は。 きもちいのの最初の時は、他の人間がいないとこでやりました。 気持ちいいの自体はいやでないです。好き嫌いはどちらでもない。 気持ちいいからでさらすことになる、いつもと違う自分が恥ずかしくって、 それが発生するから気持ちいいのがいやだって言います。 いやだけど欲しい時はあるよ、気持ちいくなりたくないわけでないんだ。 性欲は、ある程度はあるつもりです 」「 暴力に対して反応が大きい身体だと思います。 暴力は単純に痛いのが苦痛だからいやです。 痛みは、快楽と違って嫌いだと思います。でもやっぱり、欲しい時はあります。 それは心の奥底では好きだからではなく、 何もない時よりは満たされている気分になるからです。 嫌いでいやなものでも、何もないよりは形のはっきりしたものだから、 何もないのに耐えきれない時は欲しくなる。常に欲しいわけではないです 」「…………あと言えてないことある?」 これだけ落ち着いているように振る舞っても昂ったままの自身の身体に、ほとほと嫌気がさした。人がいなければ全然構わないのに。 (-77) 2021/09/24(Fri) 23:31:09 |
【秘】 9949 普川 尚久 → 5635 朝倉 弘「・・・・・・・・・・・・そぉ」 お里が知れると言ったのは間違いでないかもしれない。 脱がされるのには程々に協力的にしながら、思考をめぐらせる。ある程度進んでから、前回との違いを提示していく形になるだろうか。 その前回の状況がおかしい可能性にはまだ思い至っていない。 「……やり辛くない、朝倉さん? そこに投げたの垂らしたら変わるよ。滑るようになるから」 ボトルは放り捨てたので、転がったままの普川の手の届く位置にはない。使われないでそのまま挿れられるのもこの際ありそうだなぁ。ぼんやりと考えながら、あなたの様子を見ていた。 (-78) 2021/09/24(Fri) 23:48:24 |
【秘】 9949 普川 尚久 → 0043 榊 潤「 幸せ探してるの? 何。そんなとこまで鏡でいるなよ。やめてほしい。 いや僕は探してるわけではないけど、分からないのは同じぃ……? しいて言うなら聞こうかなて思ってたやつひとつないなったじゃないか…… 」ハーブの独特の味がキツい二杯目はそれほど好みではなく、顔を顰めつつちびちび飲んでいた。酒に慣れていない喉が熱くなる。一杯目より度数は高そうだなぁとなんとなく思ったが、一先ずはそれだけだった。 三杯目のパライソグレープフルーツsakeに手をつけようとしたところで、相手の様子がおかしいのに気付いた。 「もうギブ? 冗談だろ。薬の時と似てるって何、媚薬? ……ああ、そういえば榊さんて麻薬周りで来た人だった。 え? 」「 いやどれにしろ弱………… ワンチャン照明で雰囲気酔いしているとかそんなことあったりしないか榊さん??」 ないです。目を閉じたらどうにかなりませんか。手を伸ばして、あなたの視界を塞ごうとする。 (-79) 2021/09/25(Sat) 0:04:47 |
【秘】 5635 朝倉 弘 → 9949 普川 尚久「ほんま?」 お里の低い朝倉は1度普川から降りて素直にボトルを取ると、蓋を引っ張って取れなくて、回して開けた。もう一度戻ってきて元に戻ると、2つのそれに上からローションを垂らした。 「ふ、………あ、これ………すご」 ぬめりの上から再度手を動かすと、気持ちよさそうに息を吐いた。 自分1人で夢中になりながら、そちらを伺った。 「ほんまやあ、これ、気持ちい…………。なあ、ほら気持ちようなったやろ?」 (-80) 2021/09/25(Sat) 0:14:19 |
普川 尚久は、初めて知ったような相手の反応に、ん?となった。 (a13) 2021/09/25(Sat) 0:25:24 |
【秘】 3839 南波 靖史 → 8435 黒塚 彰人「彰人くんは快楽を拒むのは臆病って感じるんだねぇ。 俺は臆病とまではいかないけど、素直じゃないと思ってたけど、どうにも違うのかなって思ってた。 久しぶりに近い意見の人を見かけた気がするや。仲間だねぇ」 聞き慣れた音を聞いて、シートに視線を移す。 知らないとは言わない。そもそもこの男の罪状は実際はこの男が仕組んだ事では無いとは言え──薬物取締法だ。さすがに知識がゼロではない。 「そう。俺、『人間』じゃないんだ。 “君達を幸せにしに来た”──って言うと、信じてくれる?」 別段何の抵抗も見せていなかったし、何の感慨もなかったのに。指輪が取られて放り投げた時、意識しない「あ」と言う僅かな声が漏れた。その声自身に、本人も動揺したように目を瞬かせた。 ──今、何で俺、凄く嫌だって思ったんだろう。 ▼ (-81) 2021/09/25(Sat) 0:36:14 |
【秘】 3839 南波 靖史 → 8435 黒塚 彰人「──彰人くんは?」 「彰人くんは、相手が快楽を感じてるのを見る方が好き? それなら俺も好きっていう。ないよりある方がいいし。でも、」 「彰人くんが、相手が快楽を感じてない姿を見るのが。 それが好きって言うなら、快楽はいらないや」 「それが俺の嘘偽りない答えだよ」 だって俺、攻めしかやったことないもん。 快楽、得る事できるもん。薬より強いものが。 自分にも、相手にも。 自由意志で、薬剤なんかよりも遥かに高精度の物を。 でも、目の前の錠剤が見えてるからそれはまだ伏せておいた。ちょっとだけ彼がどんな出方をするのかが気になったから。 俺“が”相手にアプローチすることは数えきれないほど行ったけど、俺“に”アプローチしてこられるのは初めてだから、少しだけ興味がわいてしまった。 (-82) 2021/09/25(Sat) 0:37:12 |
【墓】 7734 迷彩 リョウ>>+29 >>+30 カガミン 「そっか、そうだよね。ヘンなこと聞いてごめんな?」 貴方に顔を向ける。 可笑しそうに笑って、また正面を向く。 「オレね、いつも誰かの身体にいるんだ」 「その身体ね、母さんがいつも用意してくれてた」 「母さんはすごいんだ」 チャンネルを回す。既にどのチャンネルも似たようなものだ。 目的の内容を見つけたのか、リモコンから手を離す。 その番組では、犯人の動機についての解説がされていた。 貴方にちら、と目線をやる。 見ろ、ということらしい。 (+31) 2021/09/25(Sat) 1:01:06 |
7734 迷彩 リョウは、メモを貼った。 (c15) 2021/09/25(Sat) 1:01:28 |
7734 迷彩 リョウは、メモを貼った。 (c16) 2021/09/25(Sat) 1:01:45 |
7734 迷彩 リョウは、メモを貼った。 (c17) 2021/09/25(Sat) 1:02:07 |
【墓】 7734 迷彩 リョウ>>+29 >>+30 「別に誰の体でもいい。 ……ああいや、今より小さいのはヤダな。 今より大きい体なら、誰だっていいんだ」 椅子に背を預け、僅かに遠くなった画面を眺めた。 「もしこの身体を着替えたくなっても、 カガミンとカガミンの友達には手を出さない。 約束するよ」 少年の言い分を信じるなら、相手は誰でも良いのだろう。 わざわざ知人友人に恨まれる人間を選ぶメリットもない。 (+32) 2021/09/25(Sat) 1:03:08 |
【独】 9949 普川 尚久あ〜〜〜〜〜〜天然素材〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 いや異能相談ダイヤル受けた故、当方そういえば事前に聞いていましたが、そういえばそうでしたオーガニックでしたね。 (-83) 2021/09/25(Sat) 1:05:53 |
【秘】 4274 素崎 真斗 → 9949 普川 尚久「勘弁して。丸裸で仰向けに寝転ぶなんて恥ずかしすぎる……」 一瞬素に戻ったのかスン……とした顔をして。 それでも拘束具を見ればどうしてもそちらに目を向けてしまった。 自分の力も使いようによっては危険だが、拘束具はつけられていない。 主な用途が無効化と動きを封じるものだから、使えと言われることは確かにあるのだ。 「っふ……」 シーツをゆるゆると剥がして行かれたなら、正直な声を上げるだろう。 もう、大分薬が回って来ていて、身体が本当に熱い。 早く発散させてほしくてたまらない。 ここ数日、企画のお陰で二度は精を放っているというのにとどまることを知らないとでも言うように一点が昂ぶっていく。 「あっや、きもち……い、せんせ……なんでっ」 シーツを握り、身体を震えさせながらも……演技はまだ忘れていなかった。 (-85) 2021/09/25(Sat) 1:30:59 |
【秘】 9949 普川 尚久 → 5635 朝倉 弘「 ん ん……、んーんー? 普段通りくらい。朝倉さんはちゃんと、気持ちよさそでよかったなってしてる」 快楽はないが感覚はある。手の熱と、手よりもずっと熱を持ったそれが、自分のものに触れている。でも、それだけでしかなくて。この企画中でも、触ってきたのは何人いたっけな。 「こうして一緒に触ってもらうんより、 僕の穴使ってもらうのの方が好き、だな……?」 上下を繰り返すあなたの手に、自分の片手を伸ばそうとしたところで、起き上がるには障害があったことを思い出した。そういえば肩の何かには触れるのだろうか。触れた。ミリもびくともしないことが分かった。 (-86) 2021/09/25(Sat) 1:46:32 |
【秘】 8435 黒塚 彰人 → 3839 南波 靖史「……抱くのなら、その相手は感じている方が良いだろう」 思考を巡らし、答えを探る間があって。 教科書があったとするならば、例題と解答に載っているのだろう、判で押したような正答。 レンズ越しの監視の目、それがあるうちは――意識するうちは、黒塚は多くにとってのただしさを選び取る。 好きでも、嫌いでもなく。 そうしてふと、「お前、選べるのか」と漸くの疑問を浮かべた。 己のように服薬をしているのだろうか。 それにしては嫌に断定的な物言いをする。もっと明確に、自在に操れるかのような―― ……さて、これの異能は何だったかと、記憶の底を浚う。 その程度の関心で、侮りとも言えた。▼ (-87) 2021/09/25(Sat) 1:56:17 |
【秘】 8435 黒塚 彰人 → 3839 南波 靖史 一度は離した手を、再び左手へと伸ばす。 嵌められた輪の無くなった、心臓に最も近いとされるその一本を摘み。軽く持ち上げる。 ……左胸からこの末端まで、血が巡る身体をしていながら。 人間ではないと称するのなら――これは、何なのだろう。 そんなふうに、興味の片鱗を掴んで。 僅か、口の端がゆるりと吊り上がっている。笑っていた。 (-88) 2021/09/25(Sat) 2:01:15 |
【秘】 5635 朝倉 弘 → 9949 普川 尚久「ふ、…ふ………………、ん…、んう………………、」 ずり…、ずりと擦り付けるが、普川のものが反応しないのを見て不安そうに眉を下げた。 「! 穴つこうたらもっと気持ちようなる? ほんなら、すぐいれるからな、」 無論、見えざる手は動かずに普川をベットに押し付けている。気持ちが先行して動かすことをわすれているかのようだ。 反対に十分興奮を示している自身を普川の穴にくっつけると、指で慣らすような行動を微塵もみせずぐぐぐと腰ごと沈めていく。はいりやすければ入るし、入りにくくてもこじ開けるようだ。 「ふ……………、うう………」 (-89) 2021/09/25(Sat) 2:15:08 |
【秘】 0043 榊 潤 → 9949 普川 尚久「照明で雰囲気酔い……そんな馬鹿なことがあるか」 目を塞がれてもぼんやりとして、その手を取って体重をかけてくるのがわかる。 正気はありそうだが意識が揺れている。この男この状態ならよく眠れるのでは。 「……、……。部隊は続けないと、ブーイングが来ると思うが……?」 不服そうに、眉をひそめて酒のせいか状況かはたまた両方か酷く不機嫌そうに呟いた。 (-91) 2021/09/25(Sat) 2:26:58 |
【秘】 3839 南波 靖史 → 8435 黒塚 彰人「はは、模範回答だね。 別に合意の上なら、相手が痛がってるのに興奮する性癖でも俺は構わないと思うんだけどねえ。それは流石に犯罪でも何でもない個性でしょ」 薬指に触れる感覚がこそばゆい。落ち着きはしないけれど、まだ右手薬指にも同じものはある。だからなのか、この朧気な不安も相手の熱で中和される。何より、貴方の表情で意識が逸れる。飛ぶ、に近いかもしれない。 「──ふふ。彰人くんが笑ってるの、初めて見た」 人間でないと自称するのに、確かに血は巡り胎動している。少なくとも身体は人間と同じ物にしか見えないだろう。構成要素も何もかも。その何ら人間と変わらない、『証』がまだある方の手で笑うあなたの頬に手を添える。指で唇をなぞって、開かないのかとばかりにトン、と叩いた。 「……ねえ、感じてる方がいいんだよね。ならはやく」 「お薬もあるんでしょ?俺が快楽嫌いなら、全部自分でそれ飲んだの?或いは無理やり俺に飲ませたのかな。ねえ彰人くん」 「好きにしてみせて。今まで他の子にしてきたように」 あなたが飲むのか、飲まされるのか。 どちらでも構わないとばかりに、貴方が薬を含もうとするのを待って確認してから、頭を引き寄せて口付けを交わそうとするだろう。口内は、別に閉ざしていない。侵入を拒む要素は何一つない。 (-92) 2021/09/25(Sat) 2:37:19 |
【墓】 0251 鏡沼 創>>+31 >>+32 『リョウちゃん』 いつも誰かの身体に いつも用意して ―――あぁ。 本当に 『血が繋がっていない赤の他人』 で『血の繋がりのある家族』 ……あるいは『そうであった』のだと。理解できた。 なんでだっけ? 理解した。 きっと些事だ。 促されて視線を移したテレビから流れる音声を聞く。 貴方の声を聞く。思考に結論を出す。 「そっかぁ」 「それならいいや。心配しなくても、リョウちゃんは『トモダチ』だよぉ」 へらっと笑った。 鏡沼創の認識している『トモダチ』のようなものだと、理解をした。 その上で、自分に害がないのならと貴方を容認した。 「……その身体、今はもう『リョウちゃん』だけ?」 (+33) 2021/09/25(Sat) 2:37:37 |
【秘】 9949 普川 尚久 → 4274 素崎 真斗「んん…… 人にの加減分かってないか僕。 締め過ぎた? すまんね、苦しくさせる気はなかったんですよ」 ほら、と解放するようにゆるめて、また扱いてあげる。あなたの腹の上にかかったままの薄い布に、ほんのりと違う白色が飛び散った。 肌の上にの方が映えたな。なんて考えながら、一度熱を吐き出したにもかかわらず、発散しきれないで再び勃ち上がりかけている若い雄の鈴口に残った白濁を、少し力を込めて拭き取った。 ベッドの上に膝立ちして、掬い上げたそれを自身の後孔に、つぷ、と入れる。声を掛ける前に、もう慣らしていたそこの広がり具合を確認してから、あなたの上にまたがった。 「いれますよ、素崎さん。いいね?」 (-93) 2021/09/25(Sat) 2:38:03 |
【独】 9949 普川 尚久えーーーーー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 黒塚→85%→榊 →貴戸→迷彩→南波 →素崎→榊・朝倉(順番曖昧) この後ノルマなのでヌガーを食べに行きます。ま゙ーーーーーー (-94) 2021/09/25(Sat) 2:45:11 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 3839 南波 靖史貴方に先導してもらい、空き部屋に立ち入り 扉を閉めて、しかと鍵を掛ける。 貴方の居るベッド──隣へ腰を下ろしざま 自分用に先日支給されたハンディカメラを貴方へ放り投げた。 受け取らなければベッドか地面に音を立てて落ちるだろう。 続けて電子端末を取り出し、見せつける。 自分の持っている端末は、別のカメラの映像や、過去のアーカイブも見えるようになっている事を貴方も知っているだろう。 「───W見たW。 お前がこの企画のバランス調節してたんだな。 心労、察する。」 ひとつ、大きく頷いて 本心からの言葉をかける。 「……で、本題。 盤面を誰よりも注意深く見ていただろう、お前に聞きたい。 今は テコ入れが入るギリギリ だろうか。」勿論、所感で良い。 分からないならば、返事はそれでも良い、と付け足して。 その真意は、 貴方との約束を、わがままを、手伝いを、 どうしたものか迷っている──とでも言わんばかりだ。 (-95) 2021/09/25(Sat) 2:51:09 |
【秘】 3839 南波 靖史 → 0251 鏡沼 創「そうだね。トモダチは好きだし、トモダチ『だからこそ』してあげたくなる事、この世には沢山あるもんね」 会話が噛み合っているようで、噛み合っていない事に気付けるのは、果たしているのだろうか。もしいるとすれば、ただ一人、終演の日を待ちわびている誰かさんくらいか。 「でも貰えないよりは貰えたほうが良くない?あるある。勢い良く脱ぐよりはね、恥じらいに興奮するらしいよ、人って。俺も最近知ったばかりの事だけど」 つまりは需要はちゃんとあるよとのフォローだ。カメラを手渡された以上は、片手に嵌めてストリップショーの光景をしっかり映している。 「半脱ぎの方が興奮する人もいるんだって。足開き辛くなるから、俺としては脱いでくれたほうがらくだけどね。特に今回、これ撮りながらやるんでしょ?……まあ、見所ありそうなとこは見える位置に設置すればいいか」 そう言ってから一度鏡沼の姿が映る位置にそれを置いて、自分も上のボタンを外しはだけ出す。ベルトを脱ぎながら、それは何の予兆もなく起こる。 何も服用していない筈なのに、あの日に近い──けれど、それだけではない、高揚と感度が、ゆっくりとダイアルでも回すように徐々に上げられていっている事に、身体の異様な変化に気付くだろうか。 最も、勘が良すぎて逃げ出そうとするなら、すぐに両足を掴んで馬乗りになるだろうが。 (-96) 2021/09/25(Sat) 3:00:35 |
【秘】 9949 普川 尚久 → 5635 朝倉 弘「えー、んー・・・・・・気持ちよくなるかは置いといて、 反応は今のよりはあると思う、な、」 企画が始まってから、普川が相手をした人数は既に片手の指の数を超えている。彼のそこは容易くあなたを受け入れた。 「ぁ、」 息をつく間もなく押し入ってきた熱を、普川の意思とは関係なしに腸壁は締めつける。 「っ、、ふ」 見えざる手に触れていた片手を鞄の方に戻し、息を吐いて身体を弛緩させる。多分、出来るのは今の内だった。これからのことを考えながら、鞄を抱きしめた。ぎゅ。 (-97) 2021/09/25(Sat) 3:08:13 |
【秘】 8435 黒塚 彰人 → 3839 南波 靖史 ――犯罪でも何でもない個性。 それに、黒塚は返答を寄越さなかった。 黒塚は所謂、虞犯少年だ。近しいものが犯罪に走り、その影響を受け、 ▼自身もまた罪を犯す――そんな可能性を危惧された存在。 故に、ただしく在らねばならなかった。 黒塚が『ただしくない』個性を持ったとして。それは殆ど、罪にも等しい。 (-98) 2021/09/25(Sat) 3:22:25 |
【秘】 8435 黒塚 彰人 → 3839 南波 靖史 ぴり。薄いアルミを破り、口に含んだのは一錠。 それから、引き寄せられるがままに任せる。 その頃には、いつもの仏頂面が再び貼りついていた。 目は瞑らない。漆黒は隠されない。色の違う前髪が、高さの異なる鼻先が触れ合う、 そうして―――― 、、、、、、、 ふたつは、重ならなかった。 ▼ (-99) 2021/09/25(Sat) 3:28:04 |
【秘】 8435 黒塚 彰人 → 3839 南波 靖史 少年が感じたのは、柔らかい弾力を押し返す、かさついた感触だけだろう。 人差し指と中指、その指先。 薄くひらいた隙間を更にこじ開け、咥内へと差し込まれる。 「……飲めるな?」 ぬるり。舌の上、錠剤を一つ、滑らせる。数度、刷り込むように擦りつけた。 (-100) 2021/09/25(Sat) 3:29:07 |
【秘】 9949 普川 尚久 → 0043 榊 潤 手を取ったなら、彼の手首の金属に指が触れたかもしれない。彼の抑制装置は手首と足首の金属の輪だ。 「そんな馬鹿なことがあった方が嬉しかったんだけどなぁーーー なかったかぁ、えーー……お水飲みます?」 具合よくならなさそう。肩を貸してから手を抜こうと、もぞもぞとした。普川の筋力は一般的な成人男性程度だ。 「……というか、舞台ってなんの話? 何かのお話でもやってる気だったの、榊さん」 続き飲んでくれないかな。ほーら起きて〜〜〜〜なぁ。なぁ。 (-101) 2021/09/25(Sat) 3:32:56 |
普川 尚久は、榊に、ぺち。 (a14) 2021/09/25(Sat) 3:33:19 |
普川 尚久は、榊に、ぺち…。 (a15) 2021/09/25(Sat) 3:34:11 |
【秘】 3839 南波 靖史 → 8435 黒塚 彰人「……ん、ッ、……、……」 ──成程。わざわざ薬を飲むだけある。 ここに来て、特殊性癖を見るのはそう珍しくなかった。何の性癖かは知らないが、キスを拒んで指を突っ込んで飲まそうとしてくるとは。 (その方が下手な性癖より残酷だろうにねぇ) 傷付きはしない。ただ不満ではあった。 誘い方はうまいのに、その辺りで現実に戻される。無論この素っ気なさを好む人間もいるだろうが、少なくとも自分はそれを受け入れるよりは──いや、すぐに来るだろう。 それよりも、だ。 「飲めるな?」と問われればそれを拒んだ場合どうするのか。もう模範囚ですと言った態度を取ろうとしているのは明白で。ならば、ここで抵抗すれば何をするのか。面白い実験じゃないか。 「……ふ、……」 息を吐いて舌でその指を止めてみる。 さて、無理やり指を押しこむのが一番早いだろうが、指だけでそれを無理やり抵抗する相手にさせると咽させてやり直しになる可能性も高い。じゃあ飲ませないまま行うか? こんな状況なのに生意気にも、どこか好機と期待と挑発に満ちた目で、貴方の動きをつぶさに観察している。 (-102) 2021/09/25(Sat) 3:51:09 |
【妖】 9949 普川 尚久 ($1) 2021/09/25(Sat) 4:00:58 |
【妖】 9949 普川 尚久>>3:$8>>2:a71 数日前よりも見るからに不機嫌で、数日前よりも疲れている普川がまっすぐベッドにIN。近付いてくる榊に顔を出し警戒している。シャー。 しばらく話して、最終的に榊が普川の頭に毛布を掛けた結果普川がスヤった。疲れていたみたいです。 ($2) 2021/09/25(Sat) 4:09:32 |
【秘】 3839 南波 靖史 → 9949 普川 尚久「靖 史」 そこだけは断固譲れないらしい。軽口なのか好感度の低下か、何にしてもこの状況ですらそれだけは譲らないらしい確固たる意志を感じる。 「固くない、はずだけど。 ──壱か零しかない場所でずっと生きて来た。 いきなりその間が存在すると言われて『はいそうなんですね』と即受け入れられない奴は全員頭が固い扱いは手厳しいな。 世界が象に支えられてたと思ってた時代の人に丸いのを解く時も同じ事言う?……まあ、狭い世界だったのは確かだよ。“一般的には”極端になりやすい思考らしい事は、認める」 貴方の先程よりは落ち着いた言葉と、解説に、耳を傾ける。 目隠しをされているあなたには見えない事を良い事に、時には怪訝な顔をして、時には信じられない顔をして、時には理解できない顔を隠しもしなかった。 律儀に此方の問いを返してくれた事に対して、思わない所がない訳ではない。このような思考があるのを聞いたのも、実は院では初めてではない。けれど、 「……理解しようとは、考えてる。でも、正直俺がずっと外で聞いていた事と違いすぎて、すぐに頷けない。そう言う風に常に教わって来ていたから、尚久くんみたいなタイプに会ったのは、院が本当に初めてなんだよ。別に嘘付きとはもう思ってないけれど──」 何より、何よりだ。 「……素直に言ってくれたから、俺も正直に言うね。まだ始めたばかりだ。今なんて快楽のほんの僅か、最初の扉を見せただけで、与えれば少し意識が変わるのではって思う思考が俺の中に無いとは言い切れない。それくらい根深いし、それくらい、行為の痕に意見を変えた人を見て来た。…………」 「ただ、尚久くんの主張は踏まえた上で、続けたい。その上でやっぱり嫌だったら嫌だし幸せでもなかったって言ってくれた方が、俺もまだ、納得できるから。……駄目かな」 (-104) 2021/09/25(Sat) 4:13:08 |
【妖】 9949 普川 尚久酒を飲み続けて、先に続きを飲めなくなったほうが抱かれるショーをやらされることになった榊と普川。運営に用意されたどぎついピンクの照明のキッチンに通される。 ピンクの度合いに各々引いた様子を見せつつ、勝負は始められた。 今ね、普川が明らかに平気そうなのに榊がダウンしているところ。 ($3) 2021/09/25(Sat) 4:14:06 |
【人】 9949 普川 尚久 (10) 2021/09/25(Sat) 4:31:55 |
9949 普川 尚久は、メモを貼った。 (a16) 2021/09/25(Sat) 4:40:55 |
【墓】 4432 貴戸 高志>>+21 闇谷 指をぴたりと止め、貴方の様子を伺う。 フードを引っ張る仕草を見やりながら脳裏で誰かの声が蘇る。 ……本当なら恋人同士がするようなことで、してるのが誰でも、 見たら恥ずかしくて、見られたら恥ずかしくて、 二人だけでするはずの秘め事で。 「……ああ、すまない。配慮が足りなかったな。 次からは二人きりの時だけにする」 一度菓子を置いて淀みなくそう答えた。 ……ああ、もしかするとこれも秘め事にするべきことなのだろう。暁には悪いことをした。 ……。 ………………? 何かが頭を引っかく。引っかくが、その正体が掴みきれずに思わず小さく首を傾げた。それも些細な事でしかなかったから、すぐに貴方の話に耳を傾けることにしたが。 「これか。厨房を覗いたら最後の一皿だったんだ。食べ足りなかったらまた後で頼むとしようか」 なお、この後どこかの参加者によって白と黒のヌガーが振る舞われる事になるが……二人は果たして手に取るのか。それはまた別のおはなし。 (+34) 2021/09/25(Sat) 4:59:02 |
【秘】 3839 南波 靖史 → 1117 闇谷 暁「っ、と、」 投げられたカメラを反射的に受け止めた。苦笑しながら座るベッドの上にそれを置く。 「ああ、うん。元々向いてると思ってたし、実際そうだったと思うからさ。人間だと良心の呵責とか、逆に適当すぎてみんな揃って怒られるとかしそうかなーって」 褒められた、と言うよりは労りか。その言葉に謙遜ではない本音を零しながら、片手をひらひら振る。 「で、なるほど本題ね。正直言うと今もギリギリだよ。ダメすぎる、とまではいかないが面子の気質かな、これは。個人間は多いけど、もっと拗れるなり複数人なり、みたいな刺激のあるものも特にないからね。ないなら必然的に数が求められる」 「ただ、……暁くんにこれを言うのは皮肉かもだけど、リョウちゃんとのアレは受けがよかった。だから、別に暁くんが無理に俺としなくても他の面子が好き勝手やってる程度で、後は終わると思う」 最も、あくまで俺の得た情報の上での推論だ。100%はない。気まぐれだからね。と付け加えた。 「……望みの答えを返せたかな?俺は」 (-105) 2021/09/25(Sat) 4:59:52 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 7734 迷彩 リョウ「必ず助けられるかは分からない。俺は一番大切なものを見つけたから、俺はそれを最優先に動く。 それに助けられるかもそもそもその時の状況による。俺では力になれないことだってあるだろう」 無責任に貴方の心を明るくさせる言葉でも吐けばよかっただろうか。一瞬思案したが、やはり出来なかった。期待させて裏切る方が不誠実で、より彼を傷つけてしまうと思ったから。 「…………でも」 頭から貴方の額へと手を滑らせる。労るようにそろりと一度撫でて、ゆっくりと横から覗き込むように顔を近づけた。 「お前が姿を見せ、声を上げてくれたなら。 そして俺の目に映り、俺の耳に届いたなら。 ──俺は、貴戸高志は、お前をいない者扱いなんてしない。そう約束しよう」 小指を立てた手を貴方に差し出した。指切りの仕草だ。 (-106) 2021/09/25(Sat) 5:15:48 |
【人】 3839 南波 靖史 (11) 2021/09/25(Sat) 5:19:56 |
【独】 4432 貴戸 高志助けてくれ暁!このままではおはる黒塚に雌にされてしまう!!助けてくれ!! いや俺は勝ってみせる……暁……俺を守ってくれ………… (-108) 2021/09/25(Sat) 5:23:06 |
【秘】 0251 鏡沼 創 → 3839 南波 靖史「まぁね。早く外に出れるなら、出たいし。 えぇ……趣味悪ぅい……」 そういう趣味の悪い人々の元にこの映像も届くのだとすぐに思い出して、またちょっと嫌そうな顔もした。 鏡沼は恥じらいで興奮する性格でもない。薬が入っていない今日はまだ主張する箇所もなく、足でそれとなく隠しながら貴方の準備を待つ。 「―――?」 不意に、ふるりと身体を震わせた。 衣擦れの音に混じってどくんどくんと鼓動の音が聞こえてくる。視界に映る肌色が増えると共に体温が上がっている気が、する。背筋をなにかが走るような感覚を、覚えた。 ―――まるで、先日薬にあてられた時のような。 思い当たった瞬間、先日穿たれたはらの奥がずくんと疼いた。先程まで反応していなかった箇所が熱を帯び始める。 「っ、なん、で、」 これはきっと、ダメなやつだ。何も口にしていないはずなのにどうして? 無意識に丸めていたつま先を床につける。離れなくてはいけないともやが掛かり始めた頭の隅で声が聞こえる。 しかし、混乱が優っているのか動きは緩慢だ。押さえつけるのは容易だろう。 (-110) 2021/09/25(Sat) 5:29:06 |
【墓】 4432 貴戸 高志>>+36 闇谷 「???ああ、分かった。 暁、そんなにあのお菓子が気に入ったのか……覚えておくか……」 厨房へと立ち向かう貴方を見送った。あまりの勢いだったので目はまんまるだし首はこてんと傾いた。堅物人間のテンションだけ置いてけぼりだ。 それからしばらくしてやって来た貴方の皿に視線を注ぐ。 先程自分が持ってきた物と違う見た目に、少しだけ興味が芽生える。 「うん?随分早い補充だな。だが先程俺が持ってきた物とは些か中身が異なるみたいだな。味も違うのだろうか……」 続くように菓子を手に取り、口へひょいと運んだ。 すぐに効果はやって来ないが、後ほど18%発情するだろう。 (+37) 2021/09/25(Sat) 5:51:11 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 3839 南波 靖史「………まるでお前は人間じゃないみたいだ。 ともあれ、うん。 じゃあ、一先ず有難うだな。助かってるよ、南波。」 WそうだったWと過去形なのは何故だろう。 のらりくらりと何事も流していく貴方のことが、いまいち読めない。首を傾けながら、今度は正しく褒め言葉を吐いた。 続けて語られる品評。 断定をしてこない物言いに、堂々と語る様に、自分の見る目が間違っていなかったと言える。 「望み通りだ。信じる。 疑うつもりも無かったけどな。 ………だからこそ、続けて聞かせてくれ。」 貴方の方へ、近付く。 この部屋のカメラの位置を確認するように天井付近をぐるりと見渡す。それから、 「望みの報酬を得ようとするならば、足りないか?」 正直言うとギリギリ。 それでは自分たちを釣るご褒美は、約束されないのではないか? 不安。恐れ。 貴方はこれらを、取り除いてくれるだろうか。 (-115) 2021/09/25(Sat) 6:15:20 |
【墓】 4432 貴戸 高志>>+38 闇谷 「色合いなどが微妙にな。違うと思うが、どちらにせよ満足いく味なら問題ないな」 貴方が和菓子を、特にみかん大福を好んでいることは覚えている。だからこそ、ヌガーを面白い勢いで食べ進めている光景が少しだけ珍しく映ったのかもしれない。 もう一つおまけに摘みながら、一瞬流れた貴方の視線を追いかける。視線の先にあったのは端末だ。でもそれだけでは疑問も何も浮かぶことはなかった。すぐにお菓子や貴方へと目を向けるだろう。 どれだけ穏やかな時間を過ごしていても、貴戸の手元には朝食の席に置くにしては無粋な撮影機器が異物のように鎮座していた。その存在感はまるで逃れる事はできないと言外から伝えてきているようではあったが、本日手渡された少年はまるきり無視をした。 今は貴方と過ごすひとときを楽しみたい。 あまりに拙い現実逃避かもしれない。けれど、それでもいいと少年はルームメイトであり想い人でもある貴方としばらく他愛もない話に興じるだろう。 腹の奥底に火が灯ることに気付くのは、そして己に課せられた義務に苛まれるのは、まだもう少し先の話。 (+39) 2021/09/25(Sat) 6:50:28 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 8435 黒塚 彰人流れるように結ばれた互いの手と手。 躊躇いの欠片もないその動きに目を奪われかけたが、耳に飛び込んできた話に思わず眉間に皺が寄る。 「黒塚の……お父様に?そうか……」 貴方が手を取った相手は、他人の込み入った事情にずかずかと足を踏み入れるような気質ではなかった。それ以上を聞こうとはしない。何を考えたのかは知らないが、難色を示してはいたけれど。 「……っ」 世界が回る。 力強く腕を引かれ、たまらず飲み込んだ息が喉奥を滑り落ちる頃には既にシーツの海に沈んでいた。 縫い止められるまでの鮮やかな動作に、なるほど慣れていると言うだけはあると心の内で舌を巻く。 ただ、それも此方を見下ろす少年の視線と混ざり合うまでのこと。 煌めく銀色の向こう側。手に取ればきっとひやりとした感触が伝わってくるであろう金属の温度を反映させたかのような瞳。 いっそ清々しいまでに情欲が一切ない双眸の色が自分にも移ったのだろうか、相手の勢いに飲まれているのに内側は酷く凪いでいた。 つい先程まで、まるで恋人を思わせるほどに深く触れ合った手の温もりは確かにあった筈なのに。 どこかちぐはぐな印象を受けて、笑いにも満たない小さな吐息を一つこぼした。 「……。そうだな。この体はまだ抱かれる悦びを知らない。 初物を散らすのは面倒で嫌か?それなら謝ろう」 本当は処女と呼べるものなどとっくの昔に喪っているけれど。 本人はその事に気付かない。意識の外で失くしてしまったのだから。 (-116) 2021/09/25(Sat) 7:37:53 |
【墓】 7734 迷彩 リョウ>>+33 カガミン その笑顔を見れば、目を細める。 少年は友人関係に疎い。それよりも、利害関係の方がずっと単純だ。 貴方との関係は、無知な少年にも分かり易い。 「よかった〜。皆さぁ……あ、母さん以外だけど。 身体が違うだけでオレだって信じてくれないんだもん。 でもカガミンなら大丈夫だね。またすぐ友達になれる」 心底安心した、という口振りで笑い続ける。 が、問い掛けには目を丸くする。 笑顔が消え、数秒間の無言。質問の意味をすぐに理解できなかったらしい。 「……うーん?どうだろ。 どっちも……みたいなこと言われたかも。 身体調べた時にオッサンたちが色々話してたけど、 何言ってんのかよくわかんなかった」 恐らく。 貴方は、人格について尋ねたのだろう。 しかし意図を測り切れなかった少年からは、ズレた返答が返ってきた。 ひとつの身体にひとつの人格。 この少年の中で、それは当然であり、前提であったから。 (+40) 2021/09/25(Sat) 7:48:38 |
7734 迷彩 リョウは、メモを貼った。 (c18) 2021/09/25(Sat) 7:49:07 |
7734 迷彩 リョウは、メモを貼った。 (c19) 2021/09/25(Sat) 7:49:31 |
7734 迷彩 リョウは、メモを貼った。 (c20) 2021/09/25(Sat) 7:49:54 |
7734 迷彩 リョウは、メモを貼った。 (c21) 2021/09/25(Sat) 7:50:12 |
【秘】 5635 朝倉 弘 → 9949 普川 尚久普川が反応を見せると、少しはホッと胸をなでおろした。 依然として眉は少し下がったままだが。 「はあっ………、はぁ………、ふ、……なあ、気持ちええ?」 入れやすいように普川の片足を持って腰を上げ、自分の欲をぶつけるように出し入れする。相手を気遣う気のない動きで、セックステストがあるとしたら平均にも及ばない。 「なあっ…、気持ちええよな…?気持ちええよな?」 焦りが尚更性行為を独りよがりのものにした。 犬の後尾の方がまだうまい。 グチュ、グチュ、とローションの音が部屋内に響く。 (-117) 2021/09/25(Sat) 7:53:37 |
【秘】 7734 迷彩 リョウ → 4432 貴戸 高志貴方の冷淡にも思える言葉に、少年は安堵し、喜んだ。 自分に関係無いことなのに。 他人の気持ちを、こんなに嬉しいと思ったのは初めてだった。 緩む口元を隠しながら、相槌を挟む。 「うん、……うん」 貴方の手が額を滑る間、気持ち良さそうに目を閉じていた。目蓋の裏にかつての日々を見る。 目を開けた。 「……ふふ。うん、わかった。 ちゃんとツッキーにごめんなさいって、言うね」 布団から一本の腕が伸びる。 傷ひとつ無く、指先も荒れていない、綺麗な腕だった。 「あのね。 別に、助けてくれなくて良いんだよ。 自分のことは自分でやる。もう失敗しない。自分の夢は、自分で叶える」 貴方の小指に、少年の小指が触れる。 「だから、」 指が絡む。 (-118) 2021/09/25(Sat) 9:54:14 |
迷彩 リョウは、指切りをする。……小指に込められた力は、指切りにしては少し強かった。きっと、不慣れなのだろう。 (c22) 2021/09/25(Sat) 9:56:31 |
【秘】 0043 榊 潤 → 9949 普川 尚久「……舞台……は? 上から、誘われたから、作られたんだ……」 「あいつらは……役者で、俺達は踊らされてるだけ、だろ…。 ただの、たとえ話だ……」 続きを飲める様子もなく、あなたにすがりついたままうとうととしている。 どえやら勝負は決してしまったそうだ……。 「……それ、で? 何がご所望だ」 (-120) 2021/09/25(Sat) 10:14:47 |
【秘】 9949 普川 尚久 → 3839 南波 靖史「……ああ、すまんな靖史」 名字さん以外で人を呼ぶ事は、どうにも慣れない。頭の中での呼称を変えていても、毎回自分の中で訂正する事になる程度には。 「んー、そこは僕はその時代の人にもおんなじこと言うな。 でも靖史はそこの人らよりはやわくはありそ……」 話をしてくれてる。急がない呼吸が出来る。 「いいよ。数字全部を大した理由なく 好き嫌いのふたつで割る奴でなかったら。 今僕が言ったことすぐに靖史のものにしなくても」 常識が、すぐに覆るわけもないのだ。自分も大概頑固者である。誰かから何かを聞いた上で変わらない事なんて、いくらでもあった。 「ヤるんは、もう好きにしてな。 言うこととか、変わらないからさ」 そのいくらでもある内のひとつを投げて。目隠しの下で瞼を閉じた。 (-122) 2021/09/25(Sat) 13:07:16 |
【墓】 0251 鏡沼 創>>+40 『リョウちゃん』 この少年も難しい関係がわからない。 ふたつに分けてしまえば事足りたのが少年の世界だ。 単純な関係で満たせてしまえたのが、少年の世界だ。 「そりゃあそうだよぉ。だって見た目って大事じゃん?オレだって、この話聞いてなかったらまったく違う人が自分はリョウちゃんだ〜って言い始めても、すぐには信じられないもん〜。 でも、もう聞いたから。次はすぐにトモダチになれるねぇ」 言葉を紡げない貴方を、笑みを消した貴方を、見る。 「あはは。言葉が足りなさ過ぎたかな。 その身体にも、前は誰かがいたんでしょ? そのヒトはまだそこにいるのかってコトだよぉ」 貴方の中心。心臓のあたりを指す。 「リョウちゃんが新しいリョウちゃんになったら、元のヒトに戻るのか。それともなんにもなくなっちゃうのかって思ったの」 『鏡沼創』はひとの保有できる人格はひとつではないと、理解している。 (+41) 2021/09/25(Sat) 13:30:05 |
【秘】 9949 普川 尚久 → 5635 朝倉 弘 気遣いのない方が、普川の身体は反応する。無遠慮で、自分の事しか考えていないで、酷くしてくれた方がよく、あなたを締め付けた。 「………………」 「……僕は素直でない、から、ぁ…? きもちい、て言わない…っけど、身体が反応、してたら、 そう思ってる……ってことにしてて、いいよ、ぉ」 律動に途切れ途切れになる言葉は、それらしく聞こえただろうか? しても意味のない気遣いをさせ続ける事は、普川は好きでなかった。 (-123) 2021/09/25(Sat) 13:38:32 |
【墓】 7734 迷彩 リョウ>>+41 カガミン 「なんにも……?」 砕かれた言葉を、さらに咀嚼する。 少年には常識というものが欠けていて、自分の知識は全て常識だと思っている。 息の仕方を教えるのが難しいように、無意識下の行いを説明するのは難しい。 「元の人には戻らないよ。 だから母さんは殺されるんじゃないの?」 それは即ち、殺すことと同義だ。 貴方の想定とこの少年の前提はすれ違ったまま、 しかし少しだけ噛み合ってしまう。 「えっとお……んー、アンパンのアンコだけ食べて、中身をクリームにしたら、それってもうアンパンじゃなくね? それってもうクリームパンじゃん?ってオレは思う」 少年なりの例え話であるが、不可逆的なものであることを伝えたいらしい。 (+43) 2021/09/25(Sat) 14:15:55 |
【秘】 5635 朝倉 弘 → 9949 普川 尚久「セックスは」 「セックスは、セックスはもっともっと気持ちええんや!もっと俺も尚久くんも、気持ちようならんとダメや!!気持ちようないとセックスやない!気持ちようならんと…っ!セックスは…っ!」 朝倉の初セックスは媚薬マシマシのセックスで、しかもそれ以外を知らなかった。だから、いくら上手かったとしても普通のセックスでは同じようになっていただろう。 先程までの不安が頂点に達し、自らの快楽を上回ってしまった。 「あ……………、あ」 挿れたまま、朝倉はそのままの体制で突如普川は何かに頭を殴られることになる。肩の手は先程までと同じくガッシリと掴んだまま。 3つ目の見えざる手だ。 (-124) 2021/09/25(Sat) 14:22:35 |
【秘】 9949 普川 尚久 → 0043 榊 潤「役者よりサーカスのピエロの気分だけどな。そぉ……………」 ぺち、ぺち…、ゆさゆさ、むに、……だめそう(だめそう 「はぁ、お願い事の方は後で考えさして。 ……条件つけられてるんだもんなぁ、もう… …ほら榊さん、僕君にいれる方で動くからな」 勃たないわけでない事は、この企画中に主催側にも知られている。普川が勝っても道具で済ませるのはNGだと言い渡されていた。 ──カシャン、コトン。 何かが外れて、置かれたような音が四回ずつ。それから、あなたの両目は眼帯の上から何かに覆われた。人の形をしていないどころか、決まった形すらなさそうな流動体。ベタつかないスライムか何かが意思を持ったようなそれは、あなたを持ち上げ、普川から引き剥がした。 (-125) 2021/09/25(Sat) 14:22:39 |
【秘】 7734 迷彩 リョウ → 1117 闇谷 暁先月発行された週刊誌だ。 しかし所々切り取られ、閲覧できない記事がある。 裁判を間近に控えているというのに、 迷彩親子に関する詳細な記事だけが無い 。あったとしても、号外記事の内容と概ね同じだ。 ……それでも、探し続ければ。 とある評論の一部に、目的の名前が見える。 検閲から漏れたのだろう。 (-126) 2021/09/25(Sat) 14:32:36 |
【秘】 7734 迷彩 リョウ → 1117 闇谷 暁【週刊新世界】[現代異能倫理] (中略) 迷彩母子のケースも類似している。 被告の息子は世界的に見ても希な異能、又は障害だ。 息子(Aとする)は骨と皮膚を持たずに生まれたことが、●●クリニック院長S氏の遺書にて明らかとなっている。 S氏は内臓だけで生まれたAを、死産により命を絶った赤子の中へ入れた。 もしもこの時S氏が何も処置していなければ、Aは間違いなく絶命していただろう。 これを生まれてすぐに死ぬべきであった淘汰と見做すか、医療行為とするか。 どちらにせよ、S氏の処置を否定する倫理は存在していないと同じ医者として私は考える。 (中略) 彼ら親子はこうしてこの世で出会ったわけであるが、彼らの人生は大よそ差別と貧困に満ちていたと推測する。 人工皮膚の移植、人工骨の生成、人工筋肉の移植。それらを成長する度に行えば、当然費用は嵩むだろう。 行政の支援が得られないのならば、自ずと手段は限られてくる。 彼らに人道から外れるなと諭すことは簡単だ。 では、彼らの生存権はどうやって保障されるのだろうか。 社会保障の限界は、もう訪れている。 (-128) 2021/09/25(Sat) 14:35:20 |
【秘】 7734 迷彩 リョウ → 1117 闇谷 暁(中略) 科学の進歩により異能と障害の区別は概ね可能になったが、境界線というものは必ず存在する。 知的ボーダーという言葉が未だ存在するように、区別をする以上、境界線は続いていくのだ。 使用者及び被使用者に有益な能力を異能とする風潮は、これを後押ししているだろう。 我々には、自身の異能を制御する義務がある。その制御が難しい場合の社会保障は我が国にも存在する。 では保障が無く、自身や家族の協力のみで制御が難しい場合でも、この義務は全うすべきか。 当然保障が実現するならば、全て解決する。 しかしただでさえ圧迫している国家予算の中から、研究費用、及び保障費用を捻出するのは、あまりにも空想的であると言わざるを得ない。 (中略) 異能進化説 (注釈:異能は人間の進化であるという説) がある。もしこれが正しいとすれば、彼らは淘汰されるべきなのだろうか。 それとも我々は、机上の空論の実現を目指すべきなのだろうか。 (-129) 2021/09/25(Sat) 14:40:08 |
【人】 9949 普川 尚久>>+42 鏡沼 声は聞こえたが、あなたの方を見やる事すらできず、ふーっ、ふーっ、と肩で息をしている。苦しそうだが、頭をぶつけたわけではなさそうだ。 あなたが端末の追加コンテンツを見ているのなら、 同じ状態の彼に思い当たるだろう。 「 ……ほ、 」とい、 て誰が来るともしれない所で何かを出来るわけがない。気持ちよくなりたいという欲と、それを抑えつけるプライドと異常性が、普川を苦しめていた。 (12) 2021/09/25(Sat) 15:41:10 |
【秘】 9949 普川 尚久 → 5635 朝倉 弘「ぁがっっ!!?」 何を言っているのかを噛み砕いている内に、視界が一瞬明滅するほどの衝撃を加えられた。挿れた時よりもずっとキツく、ナカのモノを締め上げる。 見えない手に殴られたと理解するのに、いくらか時間を要した。自身のプライドに掛からずに殴ってもらうにはどう言ったらいいかなんて考えて、すっかり油断していた所だった。 「………… あ、 さくら…さん……?」口から出たのは怯えたような震え声で。それでいて表情は何の感情も持っていなかった。 まだ揺れの治まらない頭で、すぅ、とどこか冷めた思考をしていた。 (-132) 2021/09/25(Sat) 15:42:38 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 7734 迷彩 リョウゆびきりげんまん。 嘘ついたら…… …………きっと、針千本すら生ぬるい。 あんな質問をするということは、過去に似た経験をしたのかもしれない。 再び同じことをしてしまえば、二度と人を信じられないような傷を彼に与えてしまうだろう。そのことを思えば、針千本の苦痛など己の罰にしては軽すぎる。 「……そうか。迷彩はひたむきな強さを持っているな。羨ましいくらいだ。 俺はお前の夢を詳しくは知らない。だが、俺と俺の大切なものの前に立ちはだかる事がないのであれば応援しよう。 仮令それが、人から指差されるようなことだとしてもな」 小指を絡める。 貴方が込めた力と同じくらい強く、きつく小指を折り曲げた。貴方がその内側で何を抱いているかは分からないけれど。 (-133) 2021/09/25(Sat) 15:50:22 |
【墓】 1117 闇谷 暁少年院、図書室。 調べ物をしようとすれば、多数の人間は必然的にここへ足が向くだろう。 くるくる背表紙を見回して、 異能について優しく説明された本から、料理の入門レシピ本、果ては医学書まで。 いくつかめぼしいものを手に取り両腕に抱える。 腰に鈍い痛みが走れば、僅かに眉を顰めながら。 ……この重さ、紙の匂い。 電子書籍には無いもの全てが、好ましい。 椅子を引き、すとんと座る。 集めた本を机に置けば、ぱらぱら適当に読んだり、食い付いて瞳を細めたり。 その内容によっては検閲され、一部だけ見えない部分もあった。 それを暫く続けて、は、と息を吐く。 皺の寄る眉間をぐりぐり押した。 気分転換に、と近くの棚の雑誌を手に取れば、 それは先月の日付を刻んだ週刊誌だった。 (ソロール1/2) (+44) 2021/09/25(Sat) 15:52:17 |
【墓】 1117 闇谷 暁最初は、流し読み。 昼のニュース番組でよく見た司会者や、あまり知らない評論家の偏った意見。マスメディアらしいと言えば、そう。 他と比べれば読めない部分が多い 自分とは関係ない世界の書物をだらだらと読み、その内容の殆どはするりとすぐに抜けて行く。 ……が。 ふと、見慣れた名がひとつ目に入れば 作業的に動かしていた手を止め、表紙に戻り、最初から隅々まで読み込み始める。 ……… …… 一冊を読み終われば、 バックナンバーを探す為に図書室内を走り回った。 そうして時間が経ち、 先月の週刊誌ただ一冊だけを手にして、退室。ドアを閉めれば、そこには再び静寂──書物達の楽園が、戻った。 (ソロール2/2) (+45) 2021/09/25(Sat) 15:52:57 |
【神】 9949 普川 尚久──ここは何もかもが平和な時空の談話室。 たまたま過ごす者が何人かいたところ……。 「そういやみんな次誰に投票するの? 前のまま?」 やる気なさげにソファーにもたれかかって端末をいじりながら、誰にともなく投げかけた。 (G0) 2021/09/25(Sat) 15:56:59 |
【独】 9949 普川 尚久 (-136) 2021/09/25(Sat) 16:11:39 |
【秘】 5635 朝倉 弘 → 9949 普川 尚久「あッ……………っ!」 締められた感覚と、人を殴った気持ちよさでびくりと体を跳ねさせた。怯える声に背筋を撫でられ、熱い息を吐いて、上気した顔で笑う。 「はあ…、はあッ…、なあんや、 やっぱ、これが気持ちええんや…!」 そのまま、身体にもう1発。頭にもう1発、胸にもう1発、と異能で普川を何回も何回も殴った。殴る度に自身を一際大きくして、堪らないようにナカをずりずりと擦る。 痣は確実にできるだろうし、当たり所が悪ければ、血も出る。 (-137) 2021/09/25(Sat) 16:28:25 |
【墓】 4432 貴戸 高志密かに決めたことを実行する為には情報が必要だ。 普段は外で読むことのなかった分野の本に触れる為にふらりと図書室を訪れていたが、今は明確な目的のもとカメラを入れた鞄を念の為に持ちながら堂々とした足取りでやって来ていた。 途中廊下で一冊本を抱えたルームメイトとすれ違ったが、ただならぬ様子に声をかける事は躊躇われた。 あれはなんだっただろうか。週刊誌?いったい何故……と首を傾げるも、すぐに答えが出ないので考えることを放棄した。どうしても気になるなら後ほど聞けばいい。 静けさ満ちる書物の楽園。 文字を追いかける楽しさと静けさに身を委ねる穏やかさを知ったのはここに来てからだ。今ではお気に入りの場所の一つになっている。 しかし今はそれも不要なもの。迷うことなく一つの棚へ。区分30、社会科学。 指先を泳がせ、それぞれの背表紙をなぞる。 その時だった。 「……っ」 ▽ (+46) 2021/09/25(Sat) 17:31:13 |
【墓】 4432 貴戸 高志少年の指がぴたりと止まった。めぼしい本を見つけたからではない。もしそうであったなら、少年は顔を歪めてなどいないのだから。 全身を巡る血液に乗って、身体中に熱が広がっていく感覚。腹の底を見えない何かが無遠慮にざらりと撫ぜるような不快感。一度見つけてしまった違和感に呼応するように溶け出していく思考回路。 何も知らない頃であれば気のせいだと一蹴していた事だろう。しかし、今の少年は同じ状態を既に経験していた。 体が熱い。 軽くこぼした吐息も既に重さが乗っている。指が乾いた本の背中を擦るだけでもやけにくすぐったく感じて、思わず忌々しげに顔をしかめてしまう。 調べ物どころの話じゃない。このまま放っておけば、また前のように── 「──っ、……」 桜色の爪がかりりと棚を引っ掻いた。 相手の顔が脳裏に浮かぶ。前と同じ鎮め方ではいけない。彼は少し前に無茶をして、その名残に未だ苛まれているのだから。 幸いまだ頭は回る。体も動かせる。 それなら今のうちに誰の目にも映らない場所へ行かなければ。 来た時よりもやや早足で、少年は図書室を後にするのだった。 (+47) 2021/09/25(Sat) 17:33:15 |
貴戸 高志は、普段よりも忙しない足音を連れながら移動した。自室から遠くへ、なるべく遠くへ。 (c23) 2021/09/25(Sat) 17:33:44 |
貴戸 高志は、自室から最も遠い手洗い場に転がり込むようにやってきた。前にも一度だけ来たことがある場所だ。 (c24) 2021/09/25(Sat) 17:34:31 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁貴方の端末に一つの連絡が届く。 『暁。体の調子はどうだ? 腰などは痛くないだろうか。他に変わった様子はないか?』 短くまとまった文字の羅列。ただそれだけが、貴方の端末に納まっている。 (-139) 2021/09/25(Sat) 17:42:51 |
【独】 9949 普川 尚久 (-141) 2021/09/25(Sat) 18:04:09 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志『元気』 簡素な文字列。 メッセージアプリの返信が素朴なタイプの人だ。 きっとスタンプとか買った事がない。 少しだけ間を置いて、もう一件。 『どこに居る』 (-142) 2021/09/25(Sat) 19:15:22 |
闇谷 暁は、首を傾げた。 (c25) 2021/09/25(Sat) 19:16:08 |
闇谷 暁は、貴戸 高志の姿を探している。 (c26) 2021/09/25(Sat) 19:16:44 |
【独】 1117 闇谷 暁───端末に、連絡が入る。 見落としそうなくらい小さな音だった。 読んでいた雑誌を置いて、画面へ視線を落とす。 それはルームメイトからだ。労うような内容。 休めと言われたのだし きっと動き回っている事で彼に心配を掛けているのだろう。 一先ずは『元気』と返事を打って、送信。 自室へ戻ろう。 雑誌を手に、廊下を歩き出す。 (1/2) (-143) 2021/09/25(Sat) 19:34:14 |
【独】 1117 闇谷 暁廊下を歩く道すがら、小さな胸騒ぎ。 ─────何故端末で連絡を? 彼なら、何処にいても自分を見つけ出して、 心配をしつつも傍に来て、柔らかく笑って…… そもそもこれは、端末で連絡してくるような内容か? とにかく、そう、先に行動するような男の筈だ。 自室に辿り着く。 ドアを開く。 図書室よりも静かだ。 何かあったのか? それとも、ただの考え過ぎなのか? もう一度端末を手に取り、雑誌を部屋に放り投げて、 既にその足は施設中を、走り回っていた。 (2/2) (-144) 2021/09/25(Sat) 19:40:46 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁一歩も動けなくなるような効果じゃない。頭だって回るし、体も十分動かせる。 それでも外気に触れる肌から異常なほどにくすぐったさが齎されるし、煩わしい倦怠感が熱となって全身を這い回る。 トイレの個室に座り込む己の行儀の悪さを許してしまう程には弱っていた。半端に意識がはっきりしているものだから、自己嫌悪のちくちくとした痛みが胸を刺す。 個室の扉にもたれかかるのが気持ちいい。無機質な冷たさを甘受しようと背を弓なりにしならせれば藤色の髪が乱暴に擦れる音が水場に響いた。 その中に混じる電子音。 差出人の名前を見る。──闇谷暁。 たったその三文字だけで、暴力的な熱とは異なるやわらかな温もりが胸に広がった。吐息だけの笑みが溢れる。 特定の文字が三つ並んだだけなのに、どうしてこんなに心が揺れ動くのか。どうしてこんなにも相手が好きで仕方ないのに、今まで気付くことがなかったのか。不思議でたまらない。 返信を打つ。大して長くもない文章であるはずなのに、それにしては時間がかかってしまってたまらなくもどかしかった。 ▽ (-145) 2021/09/25(Sat) 19:55:05 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁『元気そうなら良かった。 俺は散歩中だ。しばらくしたら部屋に戻るから、気にするな』 場合によってはスタンプを使用することもあるが、こちらも基本的には淡白な文章をしている。 ただ、今回に限って言えばこの程度の文章量であるにも拘らず返ってくるまでにやや時間がかかっていた事に気がつくかもしれない。連絡を送ってきたのはこちらの筈なのに。散歩中だったとしても、だ。 (-146) 2021/09/25(Sat) 19:55:18 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志『俺は』 『どこだって聞いてる』 貴方が返事をして、すぐ。 そんなメッセージが届くだろう。 それは殆ど、探偵の勘のようなものだった。 (-147) 2021/09/25(Sat) 20:03:28 |
【独】 1117 闇谷 暁───今度はやけにはっきりと、音が鳴って聴こえた。 散歩中だと。 散歩中にメッセージを送るか? いや送るのかもしれない。 気が向いただけかもしれない。 たまたまそんな気分の日だったのかもしれない。 それでも、 ……それでも! 不安だ。 この感情を一刻も早くどうにかしたい。 考え過ぎだと笑ってくれ。 しつこいと怒ってくれ。 くだらないと嘲笑ってくれ。 何も無いなら、それで良いのだから! 駆け出す、 その足が止まる事は、無かった。 (-148) 2021/09/25(Sat) 20:08:39 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁長いようで短い、そんな空白を置いたあと。 『部屋から一番遠い手洗い場』 たったそれだけの返信が貴方の端末に届くだろう。 (-150) 2021/09/25(Sat) 20:19:33 |
【独】 4432 貴戸 高志俺思ったんだけどよかれと思ってやったことが裏目に出て最悪の方向に加速し絶望する愚かポジ多くない? 迷彩リョウ……和崎……許せねえぜ…… 闇谷……おさとうちゃん……ごめんな…… (-151) 2021/09/25(Sat) 20:21:38 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志貴方が返事を送った後。 少し時間をおいて、忙しない足音が聞こえてきて 蹴破るように扉を開ける音がして、荒い呼吸が耳に入るだろう。 個室の扉を、控えめに叩く。 「……ッ、おま、え…… 随分変わった散歩を、するんだなあ……?」 皮肉を言えば、深く深呼吸。 「流石に、鍵壊せねえ、からッ、 何だ、落ち着いたら、開けろよ…………………、」 (-152) 2021/09/25(Sat) 20:27:56 |
闇谷 暁は、バァン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! (c27) 2021/09/25(Sat) 20:28:05 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁「…………暁」 僅かに昂っただけだ。 どうして来た。 ああ、来てくれた。 「……どうして」 曖昧な問いかけ。 扉の向こうから聞こえる声はいやに落ち着いている。 否、そうであろうとしているのだ。上手く出来ているかは分からないけれど。 心配をかけてはならない。自分の異変は些細なものだ、だから大丈夫。 (-153) 2021/09/25(Sat) 20:38:48 |
【秘】 7734 迷彩 リョウ → 4432 貴戸 高志同じだけの力が小指に伝わってくる。 気持ちが伝わったような気がして、嬉しかった。 自分が色を持てたような気がして、嬉しかった。 「カガミンにも言われたけど、大丈夫だよ。 コジコジの周りには良い人しかいないでしょ? オレの夢は、悪い奴がいなきゃ叶えられないことだから」 良い人の周りには良い人が集まっている。 少年の少ない人生経験の中でも、少しずつ学んでいることだ。 蛙の子は蛙。類は友を呼ぶ。 「覚えててね、オレのこと。……できれば、母さんのことも。 無かったことにされるのは、イヤだから」 指を離し、布団の中へ戻す。 目を細めて貴方の瞳を見る。他人の色だ。 それでも自分を、その瞳の端に映してくれるだけで。 オレたち 迷彩にとっての、救いになる。 (-154) 2021/09/25(Sat) 20:42:27 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志息を吐く、深く吸う。 薄い扉越しの会話。 扉の向こうの貴方は、一体どんな表情だろうか。 嫌がる素振りは無いから、あながち気の所為でも無かっただろうか。 「……何となく? 好きな奴の顔見るのに、理由いるのか。 必要なら、後で考えとく。」 未だに開かぬ個室の扉へ背を預け ずるずると座り込んだ。 (-155) 2021/09/25(Sat) 20:46:54 |
【墓】 0251 鏡沼 創>>12 なおひー 「なおひー?……あ〜」 こてんと首を傾げ、ふと思い当たった。 自身も似たような状態に、先日なったばかりだ。 そして流し見ていた端末の中に。 同じような貴方の姿を、見た覚えがある。 「トモダチのお願いなら聞くけどぉ、そのままで大丈夫ぅ?そのまま収まるの、そこでずっと待てる?」 したくないと先日言い合ったばかりだ。だけど、今の状態では何もしないで過ぎ去るのを待つ事も辛いと知っている。 「どっか違う場所に行きたいなら手伝うし、呼びたい人いたら連れてこよっか?」 いつものような口調で、珍しく気遣いのようなものを見せた。それが望まれるか望まれないかは、わからないけれど。 (+49) 2021/09/25(Sat) 20:50:03 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 7734 迷彩 リョウ「……」 自分がその悪い奴だと言ったら、貴方はどんな顔をするだろうか。少年は一度たりとも自分を善良な人間だと思ったことがない。 己の為に他人の罪を利用してここに飛び込んできたのだから。 「……勿論。迷彩のお母様の事も覚えていよう。 お前が俺の叱りを聞いてくれたように。俺もお前の頼みをちゃんと聞く」 少し考えて、もう一度だけ手を伸ばした。 柔らかな髪を撫でる。小豆色の瞳の中に貴方を閉じ込めたまま。 そうしてささやかな触れ合いをした後、少年は己の部屋へと戻っていくだろう。 貴方がどんな夢を抱えているかも、貴方がどのような素性であるかも。何一つ分からないまま。 貴方が走る先を見通すこともないままに、少年は背中を押したのだった。 (-156) 2021/09/25(Sat) 20:58:29 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁ああ、またこの感覚だ。 たまらなく嬉しいのに、たまらなく苦しい。 「好き」という感情がこんなにも複雑な形をしているなんて思わなかった。 たまらず首を少しだけ動かして、後ろを見ようとする。けれど見慣れたフードを被る貴方の姿なんて見える筈もなく。あれだけ気持ちがいいと寄りかかっていた扉が今となってはあまりに煩わしかった。 薄い扉一枚隔てた先にいる貴方。 近くて遠いような距離感に、もどかしさだけが募っていく。 「……顔なら、部屋に戻っても見せられるだろう。暁、暁………………」 媚薬の影響はさほど受けていない筈だ。 それなのに、どうしてこんなに体が熱を帯びているのか。 貴方の声こそが、貴方の存在こそが。 自分にとって、きっと一番のクスリなのだろう。 だから、ああ、我慢していたのに。 声がこぼれる。想いがあふれる。 「………………ふれたい」 自分で自分を──抑えられない! (-157) 2021/09/25(Sat) 21:11:24 |
【秘】 3839 南波 靖史 → 0043 榊 潤「……また親だ」 「結局みんな何だかんだ理由をつけつつも、好きになって欲しかったのかな。両親がいないから何もわからない。でも殆どの子がそれを理由にするから浮くのかな。……親が居たらもう少し、俺も変わったのかな」 少年犯罪に両親の存在が関わっていない方が類まれな筈だ。にもかかわらず、それをいまいち納得、もとい理解していなさそうな顔をしている。 只管その単語が出て来る度に、その彼らの親に対する重さがそのまま自分の不理解の重さになるようで複雑だった。 さて、この複雑の感情が『親が居ない』からに由来するかは実は別なのだが、いずれにせよ今の南波は認識していない。 「不幸の根源」 「俺、他人の事は幾らでもそう思うけど、自分の事は不幸って思った事が『一度も』ないからそれは楽しませてあげられなさそうだ。ごめんね」 そんな異常な言葉を、貴方が会話を切り上げる間際、伝えた。 ▼ (-159) 2021/09/25(Sat) 21:32:03 |
【秘】 3839 南波 靖史 → 0043 榊 潤「────……」 最中、比較的喋りながら行為を行える方だが。 この時、殆ど南波から何か返答が返ってくる事はなかった。 単純だ。“返さなかった”のではなく “返せなかった”。 だから貴方が淡々と、薄々そう来ると感じていた返答を投げて来た後に、その答えが緩やかに返されていく。『幸せか』を聞くために行為を行ったのだ。他の事に気を取られる訳にもいかなかった。 「……わからない。その子に相手がいて幸せなら、別、かも。 対象指定の詳細な定義が行われていない為、不明です。定義付ける場合は、本来の──。 ただ義理の有無は問題じゃない。俺はその相手が『みんな』とされているから、それを叶えられないなら、……」 例えば『好きな人間相手以外は』なんて問い、小学生ですら本来『みんなを幸せにしたい』なんて言い出した時点でそれらに気付くものだ。 なのにこの男はその可能性を“考えた事が無い”。 正確にはそんな存在を見た事が、これまた“一度も”なかった。その時点で環境が異常、あるいは本人の性質が人間離れしているのか。両方か。察するのは容易いだろう。 ▼ (-160) 2021/09/25(Sat) 21:35:11 |
【秘】 3839 南波 靖史 → 0043 榊 潤「俺は、…… 俺は、靖史、自身?」 そして、おかしな所で引っ掛かりを覚える。貴方の言葉の重要な箇所はそこではない。しかしながら“この前提”がそもそも異なっているのなら、 「なあ潤くん」 「──俺、“『南波靖史』自体”じゃないよ」 価値を下げたつもりが無い。嘘偽りのない真実だ。 貴方の言う事は『南波靖史』自身であれば励ましになったのだろうが、逆に言えば、この男が『南波靖史自身ではない』場合は、どうなるか。 ▼ (-161) 2021/09/25(Sat) 21:36:43 |
【墓】 7734 迷彩 リョウ>>+48 カガミン 「うん。ま、空っぽになったら死んじゃうよね」 からりとした感想を返す。貴方の感想は、きっと正しい。 少年は母親の手伝いをしていたにも関わらず、人を殺めたことがない。 息子の為に人を殺める程の母親に育てられたのが、 大事に大切に目を塞がれ育てられたのが、 貴方の隣にいる子供だ。 「夢はね、そう。今までも、そのつもりで動いてたけど。 ……早くここを出なきゃなぁ」 夕方のワイドショーは慌ただしく、しかし徐々に落ち着きを取り戻していく。 画面の中には、かつての類似事件について言及が始まった。 (+50) 2021/09/25(Sat) 21:42:17 |
7734 迷彩 リョウは、メモを貼った。 (c28) 2021/09/25(Sat) 21:42:50 |
7734 迷彩 リョウは、メモを貼った。 (c29) 2021/09/25(Sat) 21:43:13 |
7734 迷彩 リョウは、メモを貼った。 (c30) 2021/09/25(Sat) 21:43:37 |
7734 迷彩 リョウは、メモを貼った。 (c31) 2021/09/25(Sat) 21:44:00 |
7734 迷彩 リョウは、メモを貼った。 (c32) 2021/09/25(Sat) 21:44:16 |
7734 迷彩 リョウは、メモを貼った。 (c33) 2021/09/25(Sat) 21:44:27 |
【秘】 3839 南波 靖史 → 0043 榊 潤「誰かの代わりに“も”、どころか。 “俺は俺しか存在しない” “役目の為に生まれた”」 「なのに役目を果たせられないから最も嫌う代替え品なのかと思って、それすら成れないと言う事で、結局そして俺は『みんなをしあわせをする』を遂行できない。何かの代用品、に……?」 先程から思考がループしている。 否定しても否定しかできない。『せいぎのみかたになれる』と諭された、なれると言われ続けていた少年が夢破れた、みたいなものに一見見えるかもしれないが、それはあくまで人間だった場合の話で。 「 個“人”ですらないんだよ 」 ──声が震える。 数刻前の時と違う震え。 貴方の言葉を“もう一人”は本当は聞いているけれど。聞いて、目を閉じているし貴方の言葉はそちらに届いているけれど。 今、この瞬間に貴方の目の前で貴方に言葉を返す『南波靖史』には届いていない。 貴方の言葉は、 “前提として人間に宛てられている”言葉だ。 それを “人間じゃない物”が受け取れるはずがない。 「潤くん、『この布を切るためにだけに作られたハサミが、切れない』って知った時、どう思う?舌打ちするだけだろ?不良品を掴んだって思うだけだろ? わざわざ『切れなく作られたハサミが可哀そうに。大事にしてあげよう』なんて、一体どこの誰が思うんだ?そんなのさ、」 「──“捨てて終わり”、だろ」 「ハサミは幸福を望むように作られていない。あるとすれば、役目を果たせた時だ。少なくとも俺は、そう感じる」 (-162) 2021/09/25(Sat) 21:44:31 |
7734 迷彩 リョウは、メモを貼った。 (c34) 2021/09/25(Sat) 21:44:38 |
7734 迷彩 リョウは、メモを貼った。 (c35) 2021/09/25(Sat) 21:44:50 |
7734 迷彩 リョウは、メモを貼った。 (c36) 2021/09/25(Sat) 21:45:04 |
【墓】 7734 迷彩 リョウ>>+48 カガミン いつのまにか、視線は貴方へ向けられていた。 どこかの誰かの朽葉色が、何の因果か栗色の髪を映す。 ゆらり、立ち上がる。 「ね、カガミン。オレさ、今スゲー最悪な気分なんだ」 どこかの誰かの指が、貴方の頬をなぞる。 「滅茶苦茶にしてよ。どんな酷いことしてもいいからさ」 どこかの誰かの掌が、貴方の項に触れる。 「痛くてもいい。なんかもう、どうでもいい」 (+51) 2021/09/25(Sat) 21:46:46 |
【神】 9949 普川 尚久「んー。とりあえず最初の方のはー… …単純に見てみたかったから?」 「闇谷さん、仔犬みたいな愛嬌あるじゃんか。 首に冷たい水滴落ちてきて慌てふためく感じが見たくって」 可愛らしい表現をしているが、ハメ撮り投票の話である。 (G2) 2021/09/25(Sat) 21:51:54 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志扉を見上げた。 個室と付く以上、それなりに高い。 手は……届かなさそうだ。 「……そうだけど。」 壁も厚い。蹴破れる訳がない。 周囲を見渡す。 個室の近くに手洗い場が目に入った。 ……いけるか? 「何か胸騒ぎがしたんだよ、 あー……自意識過剰とでも、何でも言って良いんだけど、」 立ち上がる。 靴を脱ぐべきか迷って、結局そのままシンクへ足を掛けて、階段のように登る。 この高さからなら、きっと。 「貴戸が俺を心配して、探しに来ない訳がないだろ、 ……っと! 」足へ力を込めて、壁の上部へ飛び付いた。 バン!!!と大きな音が、振動が起こる。 → (-164) 2021/09/25(Sat) 22:01:11 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志ぐっと息を飲み、自重を腕で持ち上げ、腰痛すら無視してよじ登れば 仕切られた個室の内部が見下ろせる。 後は便座の蓋目掛けて飛び降りれば 貴方が座り込む個室への侵入が叶う。 ばき、と破損音がするかもしれないが、今はそんな事どうでも良い。 そうして、すとん、と、貴方の目の前に降り立てば 達成感から、深めの溜め息。 「……お待たせ」 初めてこんな無茶をした。 腰は鈍痛を訴えるし、衝撃のせいか足はびりびりする。 手を、差し出す。 貴方はこれを取っても振り払っても良いだろう。 (-165) 2021/09/25(Sat) 22:01:45 |
闇谷 暁は、バァン!!!!!!!!!!!!!!!!バキッ…… (c37) 2021/09/25(Sat) 22:06:32 |
8435 黒塚 彰人(匿名)は、メモを貼った。 2021/09/25(Sat) 22:19:50 |
8435 黒塚 彰人(匿名)は、メモを貼った。 2021/09/25(Sat) 22:20:38 |
8435 黒塚 彰人(匿名)は、メモを貼った。 2021/09/25(Sat) 22:21:32 |
8435 黒塚 彰人(匿名)は、メモを貼った。 2021/09/25(Sat) 22:22:51 |
8435 黒塚 彰人(匿名)は、メモを貼った。 2021/09/25(Sat) 22:23:29 |
8435 黒塚 彰人(匿名)は、メモを貼った。 2021/09/25(Sat) 22:25:01 |
8435 黒塚 彰人(匿名)は、メモを貼った。 2021/09/25(Sat) 22:25:31 |
8435 黒塚 彰人は、メモを貼った。 (a18) 2021/09/25(Sat) 22:30:55 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁物音がする。 「……暁?一体何を」 貴方の話も気になるが、ただ話をするだけにしてはやけに騒がしい扉の外にばかり意識が向いてしまう。 空気を震わせんばかりの衝撃音。実際、扉に寄りかかっていたものだからその振動はこちらの背中へも伝わってくる。 「……あっ、暁!待て、お前は今、体、が…………」 普段ろくに表情を変えない少年が大きく目を見開いて上部を仰ぎ見る。そしてその視線は、飛び降りる貴方と一緒に地へと落ちた。 見慣れた青。見慣れた紫。 恋焦がれていた人が、目の前にいる。 「…………ぁ」 ▽ (-166) 2021/09/25(Sat) 22:32:11 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁貴方の手を振り払う選択肢など存在するだろうか? 震えながらも手を伸ばし、求めていたものを掴んだならば。力の限り自分側へと引っ張るだろう。 貴方を受け止めて、両腕を回して抱きしめる。頭を揺らして何度も何度も貴方に擦り寄った。 「お前、体まだ辛い筈なのに、だから……、休んでいてほしかったのに、だから、ここでやり過ごそうとしていたのに……お前には、安静にしていてほしくて……っ」 声色に必死さが滲む。胸が痛い。胸が苦しい。 これ以上距離が縮むことなんてない筈なのに、それでもひたすらにぎゅうぎゅうと抱きしめる。 足りない、足りない、こんなものじゃ全然足りない。 貴方が欲しくてたまらない。 「すきだ、暁……すきだ、すまない、すまない…………」 「すき」と「すまない」を繰り返し続ける。 「だめだ」、「いけない」を交互に口にした、貴方が想いを伝えてくれた日の様子と似ている。 あの日と決定的に違うのは、どれほど罪悪感が胸を締め上げても貴方からは離れようとしない点だ。 欲求を邪魔する自分の理性は、熱によって輪郭さえも見当たらない。 ただ自分の腹の底から湧く想いのままに、貴方を求め続けている。 (-167) 2021/09/25(Sat) 22:32:39 |
南波 靖史は、ニュースを見ている輪には混じらずとも聞いていた。 (a19) 2021/09/25(Sat) 22:57:46 |
南波 靖史は、『同じだ』 (a20) 2021/09/25(Sat) 22:58:19 |
南波 靖史は、同じなのに違う。 (a21) 2021/09/25(Sat) 22:59:43 |
南波 靖史は、『それって何処が違う?』と『気付いた』 (a22) 2021/09/25(Sat) 23:01:14 |
南波 靖史は、ただ、左手薬指の指輪を握り締めている。 (a23) 2021/09/25(Sat) 23:01:53 |
南波 靖史は、『これ、誰との指輪だっけ』と、思い出しかけた。 (a24) 2021/09/25(Sat) 23:03:27 |
【秘】 8435 黒塚 彰人 → 4432 貴戸 高志見下ろす先、眉間に寄った皺が視界に入り。 けれど、何も言われないのであれば、わざわざ言及することはなかった。 よい感情を持たれはしなかったのだろうと察しはついたが、 今更それを不快に思うこともなかった。 面倒ではないよ、と返しながら、散らばる長い髪をひと掬い。 さらりと指の隙間に零し、形ばかりの問いかけを落とす。 「俺こそ、謝るべきか?」 吐息は笑んでいた。揶揄いといえば聞こえがいいだろうか。 「お前、好いた奴がいるんだろう」 (-168) 2021/09/25(Sat) 23:06:14 |
【赤】 3839 南波 靖史「────。」 思い出しかけたのを、止めようかと一瞬迷い。 でも、干渉を止めた。 時間の問題なのも薄々気付いていたし、 何より、終演を迎えるには停滞をさせてはいけない。 見届けなければいけない。 その使命感か、情か、或いは──か。理由がなんだとしても。 最期まで思い出さないで新しい物を見つけてくれれば。 思い出すならせめて、 くだらないと言わなくて、 愉快だと笑い飛ばせるくらい、 楽しいものであったと── そんな評価してくれる人がいれば。 或いは、共感してくれる人がいれば。 「もしもこの場所で思い出すなら、 そんな人が相手の時だといいんですけどね。 ──そうでしょう、▓▓▓▓」 (*1) 2021/09/25(Sat) 23:20:30 |
普川 尚久は、そうした時、何も考えられない様な、或いは目の前の事しか考えられない様な、そんな状態に身を置いてきた。 (a26) 2021/09/25(Sat) 23:35:31 |
普川 尚久は、過去に起こったいじめを、嫌がっていた訳ではない。 (a27) 2021/09/25(Sat) 23:37:56 |
【秘】 8435 黒塚 彰人 → 3839 南波 靖史 それは、男にとって予想外の抵抗だった。 ぴたりと動きを止め、小生意気な瞳を見下ろし押し黙る。 男の口内、少年に含ませたのと同じ薬が、舌の上でじわじわと溶けはじめている。 「――……」 口を噤んだまま、指を動かす。 押し込む動きとは真逆、錠剤を取り残したまま一度引き抜いて。 上顎を擦り、舌を摘まみ。形の良い口の中を犯すように、甘やかに掻きまわす。 ――『飲めるよな?』 繰り返しの問いかけを視線に乗せる。 瞳には、苛立ちと愉悦が僅かずつ、かすかに滲んでいるのだろう。 (-169) 2021/09/25(Sat) 23:57:32 |
【墓】 7734 迷彩 リョウ>>+55 『トモダチ』 テレビの向こう側はどんな世界だろう。 想像してみても、複数本のケーブルと埃っぽいテレビの裏側しか思い描けなかった。 「叩くのが嫌だったら殴って。 殴るのが嫌だったら、んー……鞄にさ、道具入ってたよね。 それ、何でも使っていいから」 最後の言葉を聞けば、周囲を見渡した。誰もいなければここでもいい。 「……」 視界の中に、黒髪の男を二人見る。 背丈の近い男>>a4を見た瞬間、自然な笑みが浮かび── 上背の男>>a11を視界に捉えた瞬間、その笑顔は失せた。 「場所、変えようか。適当な部屋でいいよね?」 液晶画面が歪んで映り込む眼鏡へ、視線を戻す。 鞄を片手に抱えると、先導するように歩き出した。 机と椅子の間を縫うようにすり抜け、出入り口で一度振り返る。 貴方を待っていた。 (+56) 2021/09/26(Sun) 0:04:23 |
黒塚 彰人は、欠伸をした。 (a29) 2021/09/26(Sun) 0:11:12 |
9949 普川 尚久は、メモを貼った。 (a30) 2021/09/26(Sun) 0:25:05 |
普川 尚久は、そのまま、談話室のソファーに腰掛けた。 (a33) 2021/09/26(Sun) 0:27:40 |
迷彩 リョウは、普川にだけ笑いかけ、手を振り返した。 (c40) 2021/09/26(Sun) 0:33:38 |
【人】 8435 黒塚 彰人 (13) 2021/09/26(Sun) 1:00:41 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 8435 黒塚 彰人「いる」 恥じらうこともなく堂々と返した。貴方が戯れのように触れてきても、少年の視線は欠片も揺らがない。 「だが謝罪は不要だ。謝るくらいなら誘うな。 それに俺も割り切っている。この企画に参加した以上、俺も相手も他の誰かと寝る可能性があることを」 溢れた吐息に含まれている笑みには嘆息で返し、此方もまた相手へと手を伸ばす。 「だから、これは勉強の一環とさせてもらう。 お前もそれでいいだろう?年頃の少女であれば胸を高鳴らせるような動作を先程からしているが……その実、こういった行為にさして興味があるようにも見えないしな。 なんだか"俺"を見ているようだ。 」最後の言葉は独り言のつもりだった。 拾おうと思えば拾えるし、気に留めなければすぐに宙へと溶けてしまうような些細な一言。 頬を滑らせ、指でそうっと目元を撫ぜる。小豆色の世界の中に、欲の無い黒い光が二つ。 (-170) 2021/09/26(Sun) 1:01:47 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志わ、と小さく声を漏らす。 壁一枚の距離すら、 鍵を開ける時間すら惜しくて体が動いたけれど 余計な事をしただろうか、と。 擦り寄る貴方の頭へ手を伸ばし、髪を弄ぶように撫でる。 「あのな、そこまでヤワな体してないからな。 貴戸に何か我慢させるよりは、ずっと良い。 ……やり過ごすって何だよ。」 また何か、一人で背負い込んでいるのだろうか。 だとしたら、来て良かった。 「……放っておけないだろ。 俺はずっと前から お前の事見てたんだから。」 様子がおかしい事ぐらい分かる、と 抱擁に応えるように、 此方も腕を伸ばし、抱きしめる。 「……良いよ、 好きにしろって言ってるだろ。どうしたい?」 (-171) 2021/09/26(Sun) 1:10:59 |
普川 尚久は、チャンネルをいくらか回し、それから消した。 (a36) 2021/09/26(Sun) 1:11:31 |
普川 尚久は、ソファーに転がるのに戻った。 (a37) 2021/09/26(Sun) 1:12:27 |
【秘】 9949 普川 尚久 → 5635 朝倉 弘 腹はそのまま殴られ、頭部はギリギリ片腕で弾いた。硬質な物が カンッ と高い音を立てた。彼の四肢には異能抑制装置の金属の輪が取り付けられている。壊れる気配は全くない。ただ、胸を殴られた時には鞄の中身がいくつか壊れてしまったらしい。音からするに端末は新しく用意してもらう事になりそうだ。刺突物が生成されてしまった鞄を明後日の方向に放り投げる。 腰に打ち付けられるアツいモノの律動に短い呼吸を繰り返しながら、頭を守るように、それでも視界は確保できるように、腕を組んで倒れ直す。頭部以外は殴り放題だ。揺れたままの頭はぼうっとしたまま戻らない。血が出てるなぁとなんとなく思った。 「 ぐっ、 ひッが あ゙っッ、 〜〜〜っ!!!!」喉から出る苦痛そうな声とともに、収縮する普川の後孔はきゅうきゅうと切なげに啼いている。彼の逸物は相変わらず勃たないが、普川がごちゃごちゃと話す中で何か言っていたような気がするし、こんなに彼は自身を締め付けて離そうとしないくらいには感じてくれているのだ。これが気持ちええセックスでないわけがない。 まだ足りない? もっと? (-172) 2021/09/26(Sun) 1:19:53 |
【人】 9949 普川 尚久>>+49 かがみぬまさん 「……? ん、ん…、、、あー…… ぁ が みぬま さん、だ……? 」人は、いい、、。……いな、いとこ、、どこでも…、、、 」ずり、一回分だけあなたの方に寄って、また動かなくなった。 (14) 2021/09/26(Sun) 1:44:23 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁「……また、媚薬のようなものを……口にしてしまったみたいで…………、でも、鎮めるのにお前の手間をかけさせたく、なくて……」 自身の髪に触れられるたびに、抱きしめられるたびに、言い表し難い温かさが胸から湧いて全身へと巡っていく。 ……そして、甘い幸福感とは程遠い、どろりと重たい情欲も。 貴方に触れたい。貴方と繋がりたい。 大好きな貴方を感じながら、貴方で体をいっぱいにしたい。 余計な感情が入る隙間もないくらい、貴方と気持ちよくなりたい。 「暁、あかつき」 泣きたくなるような必死さを滲ませていた声が変質する。 媚毒に侵された少年はかすかに頭を揺らす。 フードの奥。髪の下。重なるベールをかき分けて、辿り着くは貴方の耳。 「……お前は何もしなくていい。俺が動くから。 だから、だから──」 柔らかくキスを落としたかと思えば、かつて貴方が与えてくれたような甘噛みにも似た戯れを耳朶に行ってみせる。 少年なりの精一杯の誘いだった。落ち着きも冷静さもかなぐり捨てて、たどたどしくも貴方を求める。 「──お前がほしい。お前の熱で、抱かれたい」 最後に一つ、そっと囁く。 (-173) 2021/09/26(Sun) 1:44:28 |
【神】 9949 普川 尚久「黒塚さんは……なん、消去法……」 「投票していいとこがそこだけだった。 今も変わらんから、僕は今度のもそのまま置くつもり」 (G3) 2021/09/26(Sun) 1:55:31 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志貴方が言葉を紡ぐのを、相槌を打ちながら聞き入れる。 自分に向く感情の、どれをも否定しない。したくない。 「……こ、高志。」 貴方の縋るような声色は、次第に熱を灯すような艶っぽいものへと変わっていき 耳を弄ばれれば、ずくんと体の芯が疼く。 「んっ、………うん、」 想い人にここまで求められて、なんとも思わない人間は居ないだろう。 何よりそれが、長い片思いが実ったものならば。尚更。 「………がんばる。 俺で………俺と、気持ち良くなって、……欲しい。」 出来ることはしたい。 全部任せ切りは嫌だ。これは愛を確かめ合う行為なのだから。 貴方にしてもらった時、どうしていたか。どうすれば良いか。 ぐるぐる頭を回しながら、一先ず衣服を脱がそうと思案。 二人の境目に腕を割り込ませ、ネクタイからシャツ、ベルト、ズボンと 貴方がしてくれたことを少しずつ辿っていく。 (-174) 2021/09/26(Sun) 2:18:55 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁高志。 「……っ、……」 好きな人の好きな声が、自分の名前を呼んでいる。 とろりと蕩ける瞳が柔らかく弧を描く。 はあ、とこぼれ落ちる吐息は瞬きする間に溶けていなくなってしまったけれど、確かに嬉しげな笑い声を含んでいた。 服を一枚一枚剥いで、剥がれて。未だ首から肩にかけて赤く咲き続けている貴方の愛が露わになる。其処をひやりとした空気に撫でられるだけでたまらなく気持ちよかった。 「すぐに、繋がりたい……けど、流石にはいらない、から……少し待っててくれ……」 隅に追いやっていた鞄に手を伸ばす。何度か使用して中身の減った潤滑剤とゴムを取り出し──ついでに、密かにカメラの電源を入れた。 体を起こし、首輪にも見えるチョーカーだけを纏った裸身を晒す。下腹部にある自身の昂りは期待に震え既に僅かに頭を上げていた。 「…………っ、は……」 潤滑剤にまみれた指を己の後孔に突き入れる。何度やっても拭えない異物感を、きつく目を閉じ唇を噛み締めることで耐え忍ぶ。 (-175) 2021/09/26(Sun) 2:40:13 |
【秘】 3839 南波 靖史 → 1117 闇谷 暁「よくわかったな。 その通り。別に俺は人間じゃない」 余りにその発言はシレっと。冗談と取るのが普通だと言うほどの羽根のような軽さで発せられる。元々の雰囲気も相まって、だろうが。 「ん〜。俺も勿論善意だけじゃないよ。需要と供給の一致で手を組んだ。裏切者って言われても別段間違ってないかもしれないのに、律儀だね」 傍に寄ってくるのを見て、そちらに首を傾ける。 別段カメラに視線を向ける事はない。あえて見せて安心させる事で、実に巧妙に隠しているカメラもどこかにあるだろうから、声はまだしも映像はどう足掻いても見られるだろうと開き直っている。 「ギリギリとは言ったが、もうテコ入れは来ないと思うよ。 安定自体はしている訳だしね」 顎に手を当てながら、顔を上げる。 こうして考える動作だけしていれば大人びているのに、実際に口を開くと変に常識が無い上に、基本的に話下手だ。正確には感情の共感能力の低さ故に、無意識にな言い方をすることが多い。 「損切するなら長く続きすぎている。テコ入れレベルなら、無策状態だともうとっくに打ち切られているから、何も来ていないと言う事は安全だろう。褒美がなしと言えば、俺たちが何を仕出かすかもわからないから、そこも保証されていいんじゃないか。ただ、」 「暁くんの望みの報酬が得られるかは、内容次第だろうね」 そう返すしかない。その先が聞きたいのなら、そこを答えてもらうしかない。それを貴方は察せるだろうし、此方もそう思ってるから特に続きを尋ねたり催促したりもしない。 (-176) 2021/09/26(Sun) 2:43:49 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志ここが何処かも忘れて、 準備を進める貴方をぼんやりと眺めて、は、と息を漏らす。 「……………エロいな。」 抱かれる側の時は齎される快感を受け取ることに精一杯で、 そう考える暇すら無かったが こうして眼前に肢体が晒されて、自分と繋がる為にこうして…… かぶりを振る。 自身が昂り立ち上がるのを感じて、 なんとなく童貞丸出しで恥ずかしい。 「………、」 待てと言われても。 それは生殺しというやつでは無いのだろうか。 そろりと首元に頭を埋める。 赤い痕をなぞるように優しく歯を立てて、噛む。 貴方が拒まないならば、白い刃は留まるところを知らずに そのまま暫く甘噛みを繰り返すだろう。 (-177) 2021/09/26(Sun) 3:06:49 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁首元に顔が寄せられる。胸が激しく跳ねる。 唇が肌に吸い付く。自然と息が上がる。 歯が沈み込む。ぱちんと頭の奥で何かが弾けた。 「……っ、ひ、ぅあぁッ!」 痛みと快楽がないまぜになった痺れが走る。 たまらず悲鳴にも似た、けれど確かに悦びを感じている嬌声が喉奥から飛び出した。 後孔に埋めた指も予定通りの動きが出来ず、肉壁を不規則に擦り上げては体を捩る。 「あかつき……っ、そこ、ああ、いい、きもちいい……っ」 熱にうなされた病人のような、地に足つかないふわふわとした口ぶりで「あかつき」と繰り返す。 普段きっちりと隠されている首筋は、貴方の手によりすっかり性感帯と呼べるほどに弱くなってしまった。一度も直接触れていないのに、首への刺激と後孔の準備だけで半分以上勃ち上がっている。 薄い壁で区切られた狭い個室。温度が上がり始めたその空間が、蕩けた声と水音で満たされていく。 「あかつき、欲しい、おまえがほしいんだ……」 手が空いていないから、それ以外で貴方に甘える。 首元に埋まる頭の天辺に口づけを落とし、はしたなく腰を揺らめかせる。もう普段の知性のかけらはどこにもない。 これだけ密着しているのなら、少しは貴方の熱の具合も分かりそうだが、今どうなっているだろうか。 (-178) 2021/09/26(Sun) 3:28:57 |
【秘】 4274 素崎 真斗 → 9949 普川 尚久「―――……っ」 一度出しても衰えない熱。 さすがは薬の効果だと思った瞬間、またがったあなたに軽く目を見張った。 「……最初からその気なら、どうして俺を犯そうとするようなことをしたの。先生?」 なんとなく、理由はわかる気がするけれど。 言えばいいのにと頭の隅の方で考えて、薬で浮かされた蒸気した顔で、目であなたを見てそっと手を伸ばした。 伸ばした手は、あなたの腰を撫でた。 「いいよ……おいでよ。 俺の病原……全部受け止めてよね」 (-179) 2021/09/26(Sun) 3:30:39 |
【秘】 0251 鏡沼 創 → 7734 迷彩 リョウ>>+56 >>+57 廊下にいた二人と別れた後。 この企画のためなのか、いくつか用意されているベッドが置かれた空き部屋。 そのひとつに、貴方と共にやってきた。 「滅茶苦茶で、酷い事をしてほしいんだったよねぇ」 いつも通り間延びした声が、先程貴方が言った言葉を復唱した。 小さい机に鞄の中の物をひっくり返し、何が使えるかなぁと目を通す。……やたらえげつない形の玩具が入っていたのには、流石に顔を顰めたりはした。とりあえず鞄に戻した。 (-180) 2021/09/26(Sun) 3:38:18 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 3839 南波 靖史「そうか、人間じゃないのか。 アンドロイドか何かか? 飯は普通に食って大丈夫なのか? 」そうして此方は真剣だ。 異能が発展している今日、否定するばかりでは何も得られない。ただ冗談が通じないとも言う。 「裏切っては無いだろ。 そう言われたいなら、そう言うが。」 律儀だろうか。首を傾げる。 手を組んでいたとして、貴方だけが特別贔屓されている訳でもなく見えるし、特に此方が害されている訳でも無い。 罪悪感をどうにかしたいと言うならば、考える、と付け足して。 続く貴方の分析は、ひとつひとつ頷きながら聞く。 下手に言葉を増やされるよりは、端的に情報を語られる方が聞き取りやすい。 「そうだよな、有難う。……、」 揺れる視線。 貴方に求める報酬を明かす気は無いらしく、たっぷりと思案。 (頼まない) → (-181) 2021/09/26(Sun) 3:44:37 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 3839 南波 靖史「……また、相談しに来ても良いか? お前から聞ける意見は、きっと貴重なものだ。」 今は、決断することを辞めた。 思うところが多い為、時間を有すると判断して。 どちらかと言うと今は 貴方がどう人間ではないのか 、とそちらに意識が向いている。 腕、足、それから頭部なんかに視線をやって どうなんだ?と言わんばかりだ。 (-182) 2021/09/26(Sun) 3:49:08 |
【秘】 3839 南波 靖史 → 1117 闇谷 暁「体や内臓は人間だねぇ。ご飯も美味しいよ。 むしろと取らないと普通に死ぬね」 「リョウちゃんのニュース見た?或いは話して聞いた事ある? 俺は大して話した事ないから知らないけど、多分一番近いのはあんな感じ。“本来の中の人と違う”ってやつ」 別段、必死に隠している訳でもないので、貴方の性格に絆されたと言うよりは、そのまま聞かれた事に応えている感覚に近い。 何よりどう見ても、どこも人間だ。視線を受けてへらりと手や足を軽く動かしたけれど、最初に言った通り、体は人間なので何一つ変わりはしない。 「ただ俺は別に“新しく用意”はしてないけど」 ニュースの内容を思い出しながらそう言った。 無意識に、左手の薬指の指輪を抑えてはいるが、あのニュースを時と違って少なくとも表向きの動揺は見えない。 「てっきり、 “念のため抱かれておきたい” ──って言われると思ったけど」 「いいよ。別に相談だけでもいつでも。 暁くんがそう決めたならそれで。俺は尽くす側なので」 (-183) 2021/09/26(Sun) 3:59:10 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志刺激する度に反応を示す貴方が可愛らしい。 いちいち名前を呼ぶ貴方が好きだ。 自分によってどろどろに惚ける貴方が愛らしい。 いっぱいの庇護欲と、同時に苛めたいような気持ちも湧いてきて、また首元を噛む。離して、間を開けて噛む。 ……こんな感情は初めてだった。 自分によって淫らに開発され、 自分によって快楽を貪る姿に───やけに唆られる。 貴方のこと以外は、今は思考の内に無い。 そっと唇同士を重ね、啄むような口付けを落とす。 「……欲しい、か。おれも……俺も、」 視線を落として、貴方の指先へ。 長い指が出入りするそこに、自分の物が入るのかと想像すれば 既に主張している昂りが更に張り詰めて貴方の下腹部へ存在を示す。 「…………、……、 もう……良いか? まだだめか?」 待てと言われているから。 お預けが解かれるのを、 今か今かと熱い瞳で貴方を見つめる。 (-184) 2021/09/26(Sun) 4:13:34 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 3839 南波 靖史弟分の話題に、微妙な顔をする。 知っているし調べてもいるからこそ、彼を思って表情を曇らせた。 それが貴方に伝わるかは分からないが。 「中の人と違う………人間じゃない…… え、じゃあお前、中身 宇宙人 とか?」露骨に貴方をきょろきょろ見る。 目の前の『謎』に興味が俄然沸いたらしい。 ──ふ、と、左手の指にも視線が向いた。 「……大事な人が居るのか。」 先程手を取ったくらいでは気付かなかったが その指輪の位置には確かな意味がある。当然のように、そう言い放った。 「……正直、報酬の確証がない以上はそう言いたいんだが 大事な人を苦しめたくないからな。 わがままばかりで手間を掛ける、南波。」 穏やかに笑う。 貴方と話しているというのに、今自分の思考を占めているのは貴方ではない。 (-185) 2021/09/26(Sun) 4:41:20 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁捕食される悦びを知ってしまった体は絶えず戦慄き続け、幾度も肌を玉の汗が滑り落ちていく。跳ねる体に合わせて震える昂りは涙を流すように先走りを零し続けた。 「ん……。ふふ、あかつき」 快楽に溺れ続けていた少年であったが、想い人から唇を重ねられれば嬉しそうに口元を綻ばせて笑みを咲かせた。浮かべるそれも最初に比べたら随分と深くなった。 己の内側に埋めていた指を引き抜く。窄まりを暴いていた数本の指同士をこすればはしたない粘着質な水音が生まれた。 てらてらと濡れる指をそのまま貴方自身へと移動させる。幹に指を絡めて裏筋をくすぐり、上下に擦って先端をくちくちと弄って可愛がる。 貴方の昂りを高めながら「楽にしてすわって」と熱い吐息に混じりに囁いた。 もし貴方が従うのなら、座る貴方に跨るだろう。もし他の姿勢を求められても、恥じらいも躊躇いもなく、ただ貴方を求めて大きく脚を開いてみせる。避妊具も取り出していたけれど、それすらも頭から抜け落ちてしまっていた。 「ああ。俺も我慢ができない。 あかつき、暁………… ……お前をたくさん求めるのを…… …………どうか許して」 数度、後孔がはくはくと震えた後。 貴方を求めて、自分から熱を飲み込もうとする。 (-186) 2021/09/26(Sun) 5:00:39 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志あの澄ました顔を、すっと引かれた線のような眉を綻ばせている。ほとほと先走りを落とす程に感じている。 乱れる貴方の姿はあまりに扇情的で 見せ付けるように、聞かせるように行われる所作全てに目が奪われてちかちかする。 ごくり、生唾を飲んで はー、と、深めに息を吐いた。 「ッ、う、う……!?」 性器を弄ばれすぐに達してしまいそうで腰を引く。 言葉にしないのは、抵抗しきれない程に昂っている証拠だ。 座って、と促されればその通りに。壁へ背をもたれるようにして、跨る貴方を受け入れる。 変な行動をして貴方の身に傷を付けたくない。無理をさせたくない。 受け入れる側の大変さはよく理解している。 「高志、」 貴方しか見えない。 貴方以外いらない。 嗚呼、今までずっと言えなかった言葉がこんなにするりと吐き出せる。幸せだ。 「……好きだ」 ゴムの事にまで気が付く筈もなく 落とされる後孔へ、中へ中へと割り込んでいく昂りに釘付けになりつつ 貴方へ手を伸ばし、腕の中に閉じ込めた。 (-187) 2021/09/26(Sun) 5:54:16 |
【秘】 7734 迷彩 リョウ → 0251 鏡沼 創ベッドへ倒れ込むように沈む。靴を乱暴に脱ぎ捨て、ベッドへ上がった。 「うん、酷くしてくれるなら何でもいい。 ……あ、でも。意識が薄れた時何するかわかんないから、縛った方がいいかも」 廊下での一件を思い出せば、眉間に皺を寄せながら付け加える。 鞄から拘束具を幾つか取り出し、ベッドの上に放った。 拘束具に続けて、貴方が顔を顰めた玩具を始め──えげつない形の道具だけを選び出していく。 そして、思い出したように潤滑剤を最後に引っ張り出した。 「尿道?とか痛そう。ほらこれ」 細長いブジーの先に電源と思しき部分がある玩具を、貴方へ見せるように摘み上げる。 最終的にベッドには、SM用と思しき道具だけが並んだ。 (-188) 2021/09/26(Sun) 9:35:47 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁早く、早く貴方と繋がりたい。 心はこんなにも急いているけれど、体は未だほんの少しだけ怖気付いているのか飲み込むペースはゆっくりで。もどかしさに眉根が寄せられる。 少しずつ飲み込んで、最奥まで貴方を招き入れて。同時に名前を呼ばれながら貴方の腕の中に閉じ込められれば、それだけで…… 「ぁ、──ッ!」 貴方の熱を包む内側が激しく痙攣した。続いて長身もびくびくとひっきりなしに跳ね上がる。けれど下腹部にある性器は硬く反り返り存在を主張したまま。吐精を伴わない女のような絶頂に至ったことを示していた。 体が熱い。心が熱い。 本当は今頃冷たい個室で虚ろな感覚を抱えながら一人慰めていた筈なのに。 本来なら自分はただ狭い箱庭の中で偽りの自由に浸って満足していた筈なのに。 「……ぁ、あかつき、あかつき…… 俺も、お前が、……っ」 今この身に訪れている感覚全てが愛おしい。 今こうして貴方と寄り添う状況が愛おしい。 もう手放せない。もう戻れない。 堰を切って溢れ出す。 表に出る事なく封じ込めていた感情たちが。 温められ、溶けて、それはまるで澄んだ雪解け水のように。 はらはらと、小豆色の瞳から涙と共にこぼれ落ちていく。 ──ああ、幸せだ。 「…………好き」 ▽ (-189) 2021/09/26(Sun) 9:36:20 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁藤色が舞う。 よく手入れのされた髪がしっとりと濡れ、普段より重みを持ったままぱさぱさと白い肌を打つ。 締まった腰が淫靡に跳ねては激しい水音を奏でて耳を犯し、深く交わっている事実を突きつけられては悦びに打ち震えた。 「は、ぅあっ、すき、すきだ、あかつきっ……んっ、ん、……ぁあ……ッ!」 一度箍が外れてしまえばもう駄目だった。 受け入れる側が自分である為か、相手を抱いた時よりも大胆に、そして容赦なく快楽を貪っている。 己の体にかかる負担など初めから気にしてなどいない。無理をした後のことなどどうでもよかった。今貴方を味わい尽くすことだけを考えて、一心不乱にはしたなく体を揺らし続けた。 この身を穿つ貴方の熱を内側の肉全てで包み、抱きしめ、しゃぶり、形を覚え込む。 何をしても気持ちが良い。ひたすらに耽溺していたけれど、ふと小豆色の瞳にかすかに理性が戻る。相手は気持ちよくなってくれているだろうか、と。 (-190) 2021/09/26(Sun) 9:37:45 |
【独】 9949 普川 尚久>>a30 ヌガーの件を上書きするための何か。人々が匿名メモで遊び出したので、何か適当に過去の話するかってなった。文字数との戦闘です。……他は思い付いたらかしらね……😉 (-192) 2021/09/26(Sun) 10:13:51 |
【墓】 7734 迷彩 リョウ>>闇谷 これは少年がテレビを見る前。彼が起きて直ぐのことだ。 とはいえ、時刻はとっくに朝と呼べる時間を超えていた。 小さな背中を丸め、食堂の入り口で足を止める。 そうっと中の様子を窺った。 目的の人物がいないと見れば、別の場所へ向かう。 明らかに人を探しているが、何故だか気まずそうにしていた。 (+59) 2021/09/26(Sun) 12:17:55 |
【秘】 5635 朝倉 弘 → 9949 普川 尚久「ふ、うう……っ、あッ…、あ、尚久くんっ、尚久くん……っ気持ちい………っ!尚久くんのなか気持ちええよお…!!」 何回も殴りつけた後はきゅうきゅうと締め付けられる感覚に息を荒らげ、ひたすら普川の奥を突くことに夢中になった。 相手を気持ちよくさせるような気遣いのない勢いで、揺さぶる。痛いくらいの衝動で貫く。その様はどう考えても強姦に近い。 「尚久くん…っ!」 普川の身体に滲む血を舐め、目を細めた。 「はーーっ、はあっ…っ、尚久くんっ、あ、尚久く…………っ」 イくなんて言葉すら知らない。ふるりと震え、絶頂の予兆を見せる。 (-193) 2021/09/26(Sun) 12:55:14 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志瞳を見開く。待ち侘びた、繋がる感覚。 挿入の瞬間はどちらの立場でも、いつだって慣れない。 「ふ、ッ……!」 貴方が跳ね、自分の中心を貪る度に湧き上がる興奮。 言葉にしなくても貴方の肉壁に収まるそれが温度で、硬度で主張している。 今だけは、後のことも、 それから密かにカメラが回っていることも、何もかもが思考のうちに無く、ただ自分の腕の中で激しく痙攣し、乱れる貴方の虜になっていた。 あつい。 ぎゅうぎゅうと快楽に溺れ、欲のままに精を求める貴方の中が、貴方が、燃えるように熱い。 ほとりと落ちゆく涙を、舌でぺろりと舐めとった。 「それ、なに、ッ……えろ。 おれも……すき、好きだ、好き、」 これでも男の端くれだ。 初めて人を抱く──と言っても殆ど貴方に任せきりだが──行為は初めてで、欲に濡れた紫色がぎらぎらと光って貴方を映す。 もっと乱れさせたい。もっと声が聞きたい、もっと動きたい……そんな支配欲が余計に膨らんでいく。 → (-194) 2021/09/26(Sun) 13:32:41 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志「きど」 抱きしめたまま腰を持ち上げ体重を前に掛けて、狭い個室内で貴方を地面に押し倒す。 貴方の背に回る腕が床の冷たさを感じて、藤色が窮屈そうに散らばる。 「したい」 そんな景色すら、自分を煽る要素になる。 はー、といっそう荒く、息を吐く。 「いいか?」 答えも聞かずに腰を動かし始めれば、欲の赴くままに貴方を貪り、捕食するように内壁を一心不乱に掻き回していく。吐精が近い。貴方と気持ちよくなりたい。 容赦なく貴方を攻め立てる様は、以前の貴方を参考にしているとはお世辞にも言えない。 「はー、は、……っう、うう、う……、」 ぐ、と指先に力を込め、きつく貴方を抱きしめれば、 その腹の中へ白濁を吐き出すだろう。 (-195) 2021/09/26(Sun) 13:34:02 |
【神】 市川 夢助「君も見たいとか思ったりするんだねぇ でもわかるよ。 あの子可愛いしね」 微笑ましげに笑う。 「僕も同じ理由かな。 啼き顔が見てみたい」 (G4) 2021/09/26(Sun) 13:49:57 |
【人】 9949 普川 尚久>>+58 かがみぬまさん 片腕に鞄を抱き込んで、もう片方はあなたの肩。そのままよいしょよしいょされる姿勢だったが、重いとの言葉の後にふらとしつつも起き上がった。 コーヒーの香りがほんのりとして、すぐに消えた。 「 歩、ぃてて、止まら…んて……つくまで。 」歩く、歩く、歩く、歩く。それだけ考えて、姿勢を正すのに力を込める。動作による振動、感触、何もかももどかしい。でもきもちくはないから、ひとがそばにいるから。 (15) 2021/09/26(Sun) 14:21:09 |
普川 尚久は、鏡沼が連れるその部屋まで歩いていった。手を置く以外は、姿勢よく。 (a38) 2021/09/26(Sun) 14:21:27 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁涙を舌で掬い取られてくすぐったそうに小さく笑んだ。淫欲満ちる空間の中ではかえって異質だと呼べるほど無垢な笑みだった。 相手が必死な様子で「好き」を繰り返すたびに呼吸が止まりそうになる。今ここで死んでしまえたなら、これ以上苦しむことなく幸福なままに終わることが出来るだろうか? 馬鹿な考えだと一蹴して、すぐに捨てた。自分はこれから貴方と共に生きるのだから。 だから、俺は──…… 「……っ、あかつき……っ?!……ぅ……」 一瞬僅かな思考を別のことに攫われているうちに体勢が変わる。視界が回り、押し倒されたと認識するよりも先に床の冷たさからくる刺激で脳も腹の底も無遠慮に乱される。 そこからはされるがままだった。 穿たれ、貫かれ、貪られる。 元々首という生き物としての弱い部分を責められ善がる体に仕上がっていたのだ、多少の苦痛などかえって欲の火を燃え上がらせる薪でしかない。 ▽ (-196) 2021/09/26(Sun) 14:37:39 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁「ひッ、ぁあっ、ぅあっ……いい、いいッ! あかつきの、あかつきの好きなようにして……っ!おれは、おれはお前のものだから……ッぁ、あっあっあっ」 誰と寝ても、貴方を抱いた時でさえも。声をなるべく押し殺していた少年はかすれた声を上げ続けた。 雄としての矜持さえもかなぐり捨てて、自分は貴方のものだと口走るだけで気持ちがいい。 被食者となった少年は蹂躙される悦びに侵され、もっともっとと自ら体を差し出し強請る。 求められている。 その事実が脳髄まで甘く溶かしていき、つられるように熱を受け入れる内側がきゅうと啼いて相手の猛りを締め上げた。 「……ふ、ぁは……あかつき…………」 抱きしめられ、己の最奥に熱いものが注がれる。 それに合わせて腕を回して抱きしめ返し、長い足も貴方の腰に絡めるように巻きついて体を寄せた。 自身の胎が、喜ぶように蠢いて貴方の精子を飲み干していく。 満足そうに微笑んで、自身もまた張り詰めていた兆しから熱を解き放ったのだった。 (-197) 2021/09/26(Sun) 14:38:25 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志自分の腕の中、自由のきかない狭い場所で動物のように求め合い お前のものだと全身で主張する貴方に、ぺろりと舌舐めずりをしてその通りだと内側から自分で満たしていく。 「ッ、……っ、………、……!」 欲を吐き出す感覚がどうにも心地よくて、出し終えれば精を擦り付けるように何度か動き、それからは貴方の胸元に顔を埋めて、余韻を堪能していた。 「きど………」 名残惜しげに、ゆっくりと引き抜く。 「はぁ…………きど、」 顔を上げて、小豆色を見つめる。 「ごめん」 達し、熱が引けば、 ゴムを忘れた事──そもそも持ってきてすら居ない事実、そして貴方の言葉を無視した事、色々な事柄が押し寄せ思考を圧迫してくる……所謂賢者タイムである。さあ、と冷や汗が出てきた。 一先ずは貴方を狭い場所から引き上げようとするが、貴方の熱は引いているだろうか。 (-198) 2021/09/26(Sun) 15:29:48 |
【墓】 7734 迷彩 リョウ>>+60 闇谷 貴方の声を聞いた途端、安堵した。直後、自分の行いを思い出す。 咄嗟に爪先は反対側を向いたものの──、逃げるには至らなかった。 「……ツッキーの方が辛かったでしょ」 撫でる手付きの優しさに、昨日交わした約束が繋がった。 「オレはもう大丈夫。あの、……。 ごめんね。もうあんなことしない。 ヘンな物も食べないように気を付ける」 恐る恐る顔を上げる。 上手くできるかはわからないが、笑ってみせた。 (+61) 2021/09/26(Sun) 15:32:08 |
【墓】 7734 迷彩 リョウ>>+60 ところで、と言葉は続く。 「えぇと、 赤ちゃんはできた? もしできてたら、オレひとりで育てるからさ……」 貴方の顔と下腹部を交互に見る。 昼の食堂に、少年院ではまず耳にしないであろう問いかけが響いた。 (+62) 2021/09/26(Sun) 15:33:36 |
【秘】 9949 普川 尚久 → 4274 素崎 真斗「……? 君の穴を使おうとしているように見えてました?」 そうした判断が出来るところがあっただろうか。リードはしているつもりだったが、それ以外が理由なら普川は分からない。 「僕、見ての通りこうですから。気持ちいくならないの」 片手で軽くいじっても、普川のモノはかけらも反応しない。 あなたが彼周りの追加コンテンツを見られる立場なら、 この発言は事実とは異なることを知っている。 「道具の準備はあるけどさ……ふぅん、自分のナカ、 ぐちゃぐちゃにされるの期待しててんね、素崎さんは」 変態 」反応の良さもですけど、淫乱の素質ありますよ」 「物足りんかったら何か挿れてあげてもいいけど。 ……今はこのままシちゃいましょうか」 解れた自分のそこに誘導するように、そそり立つそれに手を添え、ゆっくりと息を吐きつつ腰を落とす。控えめながらもしっかりと耳に届く卑猥な音を立て、あたたかい肉の壁が直接あなたを包み込んだ。 /* 木霊窓で普川の行動の実況を流している者わよ。鼠人さんなら端末の追加コンテンツの内容に理解があっていいですよの注釈です。鼠人さん以外なら現在閲覧不可な場所についての話だから、聞き流していてOKよ、この後もお付き合いお願いね、kiss...... (-199) 2021/09/26(Sun) 15:50:37 |
【神】 9949 普川 尚久「僕んことなんだと思っているんだ……? いいけど」 人並みに欲はあるつもりである。様々な事を開けっ広げに口にするようになったのは、企画が始まってからだが。 「市川さんは榊さんに続けて入れてたっけ、 ……啼き顔なぁ、まぁ、悪くないんじゃない? あんまり想像つかないけど、だからな方よね。理由」 (G5) 2021/09/26(Sun) 16:07:24 |
闇谷 暁は、…………。 (c41) 2021/09/26(Sun) 16:09:33 |
闇谷 暁は、……………………? (c42) 2021/09/26(Sun) 16:09:38 |
闇谷 暁は、????????????? (c43) 2021/09/26(Sun) 16:09:53 |
【墓】 1117 闇谷 暁>>+62 迷彩 「待ってくれ何の話だ迷彩。」 視線が己の前で上下して 貴方を撫でていた手が止まる。 「……どうして……そう思った……?」 否定から入ってはいけない。 どうしてそんな考えになったのか探りつつ、 「俺は女性じゃないから赤ちゃんは出来ない……。 出来たとしてもすぐには分からないんだ、 一年……くらいか? 時間を掛けて育んでいくものなんだ……迷彩……。」 性教育の時間。 これからは毎日捕まえて何かしら本でも読み聞かせようかと本気で考えている。 「あと事実どうであれ お前ひとりに任せるつもりは 毛程も無いから安心してくれ………………。」 (+64) 2021/09/26(Sun) 16:12:08 |
【独】 9949 普川 尚久中出されて一々孕んでたら普川くん何人の子うむことになってるんでしょうね。 あのぉ、現在未確定を除いてもどうしてゴムの有無それぞれで複数パターン存在するんだい。多分半々程度。たすけて。7人咥えてる。どうして。 (-202) 2021/09/26(Sun) 16:38:35 |
【妖】 9949 普川 尚久/* 補足 アリ:黒塚、貴戸、迷彩 ナシ:素崎、朝倉 多分ナシ:榊、南波 多分って何? 確認取れるかド阿呆なのわよ。たすけて。 ($4) 2021/09/26(Sun) 16:46:08 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁「んっ……は、ぁ……ふふ」 擦り付けるように内部を行き来され、名残惜しそうに引き抜かれ、最後まで余すことなく貴方の熱を味わうことになった体は刺激に敏感になっているのかびくびくと小さく跳ね続けた。 咥えていた陽芯を取り上げられた後孔もまた未練がましく小さく口をはくはくと開けては閉じてを繰り返す。 「あかつき……」 少年は暫く絶頂の甘い痺れから降りれないまま惚けていたが、貴方の謝罪を耳にしてようやく理性の光を瞳に宿す。 「……」 呼吸を調える。 「…………暁」 大人しく引き上げられる。 赤みが残る肌を汗や涙、唾液など様々な体液が滑り落ちていくし藤色の豊かな髪はあちこちに張り付いてしまっている。少年の肉体は情事の余韻を隠すことなく纏っているが、そんな事も気にしないといった様子で貴方を見据える。 ▽ (-203) 2021/09/26(Sun) 16:59:48 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁「謝るな。俺が欲しいのは謝罪ではなくお前が問題なく過ごしている姿だ。 むしろ万全ではないお前に無理をさせた俺の方こそ謝るべきだが、優しいお前のことだ、お前もまた俺の謝罪を必要としていないと推測する。 だから俺は礼を述べよう。 ありがとう気持ちよかった」 すっかりさっぱり少し前までのえっちな空気が消えている。残念な受けである。 はきはきとした喋り方は戻っているし、張り付いた己の髪をつまんでは後ろに流す指先もふらついていない。下腹部の熱も治まっていた。これなら一人でも後始末を終えて部屋に帰ることが出来そうだ。 (-204) 2021/09/26(Sun) 17:00:19 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志「あれっさっきまで 俺の腕の中に居たエロい貴戸は!?」 居なくなった。 「ありがとう畜生俺も気持ちよかったです!」 素直。 「……俺も、片付けとか、する、ので。 お前は先にシャワー浴びたりとか、 して来た方がいいと思う……。」 床には鞄や衣服が放られているし 便器の蓋はやっぱりちょっと割れてるし 思い切り蹴ったドアも心配だし やる事が多いな、と、くらくらする頭を押さえた。 あれだけ動けば無理もない。 「あ……いややっぱシャワーも手伝う……。」 鈍痛や倦怠感を引きずりつつ、 貴方が最優先だと言わんばかりにゆるりと壁に手をついて立ち上がった。 (-205) 2021/09/26(Sun) 17:44:05 |
【神】 3839 南波 靖史「そもそも泣き顔見れるわけじゃなくてカメラ渡されるだけだから、潤ちゃんが受け取っても相手をガン攻めしてる撮影してきそう〜」 シレッと会話に交じる。 「前回俺モテモテだったのに高志くん今いないし、もしかして誰もいれない?むー」 (G6) 2021/09/26(Sun) 17:52:51 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁「エロ?よく分からないが俺は俺だ」 ああ〜だめだこいつよく分かってな〜い! 「そうか。俺だけ気持ちよかったらどうしようと思っていたから何よりだ。 ……お前にだけやらせるのは納得いかない。二人で片付けよう、暁」 己のこめかみを桜色の爪がとんとんと二度小突く。自身への異能の使用だ。痛覚を遮断して立ち上がった。 とっくに元の調子に戻っているが、少年の内腿を濡らす白い残滓が先ほどまでのまぐわいは夢ではなかったと知らしめるように音もなく滑り落ちた。 少し屈んで鞄に手を入れる。何食わぬ顔でカメラの録画を止めた後、タオルを取り出した。 「……シャワーも手伝ってくれるのならば、いっそ二人で風呂にゆっくり浸かった方が俺は嬉しいのだがな」 そう返した後、何食わぬ顔で身支度を整えたり後始末を行うのだった。 ▽ (-206) 2021/09/26(Sun) 18:22:19 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁ちなみに。 義務付けられた映像に関しては。 「…………暁には悪いがな。 俺は、一度も自分のことを善良な人間だと思ったことはない。 自分の益の為なら平気で様々なものを利用する人間だ。心が痛むなんてことはない。 …………すまないな」 貴方が席を外している時間、そっと撮影機器を取り出して中身を確認しながら独り言つ。 手の中には"自分はお前のもの"と口走りながら淫蕩なひとときに溺れる己の姿がある。自分の姿を見ても何の感情も湧きはしないが、その下で快感を受け止めてくれる想い人の反応はたまらなく可愛らしい。 覗き見したいならすればいい。 此方も此方で、己が世界で一番大切にしたいものを見せつけて外の人間たちに知らしめてやる場として利用するだけだ。 自分は闇谷暁ただ一人のもの。 この狂った宴の期間中誰と肌を重ねようと、この想いだけは絶対に揺らぎはしない。 ──其れを、目に焼き付けろ。 「……」 画面の向こうの想い人を指でなぞり、それから少年はカメラの電源を落とした。 (-207) 2021/09/26(Sun) 18:24:28 |
貴戸 高志は、今も南波に投票したいと思っているぞ。お前ならいいものが撮れるのではという根拠の無い期待だ(?)。 (c44) 2021/09/26(Sun) 18:31:20 |
【秘】 9949 普川 尚久 → 5635 朝倉 弘「 そ、ぉ…… い゙っ……ッ、、 」やたらと名前を呼ばれながらの暴力行為に、遠いいつかの日のことを思い出す。もう何年前になったんだったか。 レイプ紛いのこうした暴力が今は欲しかった。痛い。痛いけど、痛いから、痛くって。痛いのは痛いから嫌いで、きもちくはないけど、形になり切らないやりきれなさを、どこかにやってくれる何かはあって。 「あさ、ッ、ふ、 いや、 いや、いだっ、あ゙っっ、 」こうやって痛がって、嫌がって、声をあげるのもして構わない。痛いから。痛い、痛い、痛い痛い 痛い痛い痛い痛い。 あなたが普川を気遣っていないように、普川もあなたの事なんてまるで気遣っちゃいない。お互いがお互い、好きに相手を使っているだけだ。 わざとそうしているのと、説明しても理解ないで続けるのと、どっちの方がタチが悪いだろう。 自分勝手同士の性交は、お互いの求める結果に向かっていた。 (-208) 2021/09/26(Sun) 18:34:26 |
【神】 9949 普川 尚久「さぁ……何があったのか知らんけど結局やれてないし、 変えないでそのままの人はそのままなんじゃない?」 「靖史が自分で入れたままなら、ゼロ票ってことはないだろうし」 そういう話ではないのを分かっていて口にしている。 (G7) 2021/09/26(Sun) 18:40:23 |
【墓】 7734 迷彩 リョウ>>+63 闇谷 今胸を支配する気持ちの名前は、昨日初めて知った。 ……許されるのは、嬉しい 。見 て、聞 いて、受け入れてもらえたように思えるから。「ん、……ありがと。 次からは食堂で食べるようにする」 同じ轍は踏まない。でなければ、貴方たちの赦しを無下に扱うことになってしまう。 そんなことは絶対にしない。そう改めて決意した。 (+65) 2021/09/26(Sun) 18:44:38 |
【墓】 7734 迷彩 リョウ>>+64 闇谷 そんな決意の直後。 「……え、赤ちゃんできないの!?」 リョウちゃん、本気で驚いた。冗談ではなさそう。 「中で出したら赤ちゃんできる、って母さん言ってたから。 へ〜、だからショーシカなんだ……」 わかってるのかわかってないのか、 深妙な面持ちで頷いている……。 おそらくあんまりわかってない。 「でも、もしできたら育てるの手伝ってくれる……ってこと?」 (+66) 2021/09/26(Sun) 18:45:51 |
迷彩 リョウは、何故か今だけ二頭身くらいに見える。 (c45) 2021/09/26(Sun) 18:46:16 |
【秘】 4274 素崎 真斗 → 9949 普川 尚久「さぁ……、今までこういう経験は、ないから」 思い出せるのは、泣き叫ぶ子供を犯した記憶や母に求められた記憶だけだ。 反応する兆しを見せない様子に成程、と頷けば、それならば自分が竿になる他ないと理解するだろう。 ……別に、常に犯されたいと思ってるわけではないし経験だってあるのだから。 何一つ、問題ないのだ。 「言うね……こうやって患者を犯そうとしてる先生の方がよっぽど変態だろうに。 別に……常に後ろを犯されたい訳じゃないよ、ここに来ては、初めてなだけ」 ゆるゆると挿入させられれば顔をしかめ、最初は少しずつ、ゆっくりと動き出す。 ローションの濡れた音が、じゅぶじゅぶと耳に響く。 それだけではない。 更に肌と肌のぶつかる音、互いの呼吸、詰まったような声が混じり合って部屋中に満ちていた。 /* 何一つわからないわ、そういうことよ。お知らせありがとう、kiss…… (-209) 2021/09/26(Sun) 18:46:17 |
【秘】 8435 黒塚 彰人 → 4432 貴戸 高志「そうか」 返す言葉は素っ気ないものだった。元より謝るつもりなど一ミリも無かったのだろう。そう覗える――誘いに乗ったのはお前だものな、と。語調、眼差し。纏う気配で告げるふてぶてしさ。 瞬く。暗い色が隠れて、ふたたび露わになり。揺れる睫毛が爪の先を掠める。 「“勉強”。……生真面目は変わらないな、高志」 後ろ手に脱いだ上着を、ベッドの下へ落とす。 これ以上の言葉はいらないだろう。そう思いつつも、独りごちた音を拾いあげてしまった。 目元を撫ぜるその手を取り、指先に口づけ。そうして独り言を落とす。 「俺と、似ているとでも?」 (-211) 2021/09/26(Sun) 18:48:20 |
【独】 9949 普川 尚久よかったーーーーーーーーーーーーーーーーーー素崎骸糾問でよかったーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!! (-210) 2021/09/26(Sun) 18:48:44 |
【秘】 8435 黒塚 彰人 → 4432 貴戸 高志 答えは待たなかった。 ネクタイを解き、ボタンを外す。腰のベルトを緩め、露わにした少年の肌へ手を這わせる。男の体温は低かった。 作り物の欲と、用意された巣。情と見紛う丁寧さでもってその身体を拓く。 最中、彼の身体にとっては初めての事ではないと気づくのかもしれないが。 それを指摘することはないだろう。面倒を避けたのか、 ……生真面目なこの少年がつまらない嘘を吐くとは思い難かったからか。 (-212) 2021/09/26(Sun) 18:50:09 |
【独】 9949 普川 尚久市川素崎で骸糾問or鼠人だったのわよね残り。よかった〜〜〜〜〜〜〜〜〜(つまり市川からは見えてる事実からは目を逸らしながら) (-213) 2021/09/26(Sun) 18:51:07 |
【人】 9949 普川 尚久>>黒塚 「あ、黒塚さん」 夕食を食べに行く途中の廊下で、あなたを見かけた。探していたわけではないが、丁度いいので声を掛けて近寄る。 「丁度良かった。出来たら食べる前が良かったから」 頭ひとつ分は高いところにある顔を一度だけ見上げて。あとは胸にいつもの鞄をぎゅっと抱きしめて、まっすぐ前を見る。 (16) 2021/09/26(Sun) 18:56:27 |
普川 尚久は、なんでもないように言った。実際、なんでもなかった。 (a39) 2021/09/26(Sun) 18:57:19 |
黒塚 彰人は、組み敷く彼の背に、ぽたり。汗が落ちる。 (a40) 2021/09/26(Sun) 18:58:28 |
黒塚 彰人は、――――………… (a41) 2021/09/26(Sun) 18:58:35 |
黒塚 彰人は、ずるり。薄膜を被せた自身を後孔から引き抜く。目を瞑って幾度か擦り、吐精した。 (a42) 2021/09/26(Sun) 18:58:44 |
黒塚 彰人は、ビデオカメラの前、一人の少年を抱いた。 (a43) 2021/09/26(Sun) 18:58:52 |
【秘】 8435 黒塚 彰人 → 4432 貴戸 高志 身なりを軽く整え、濡れタオルを持ってベッドへ戻る。 滲む汗で湿るシャツが不快で、上着は床に落とされたまま。 「……動けるか」 ベッドに腰掛け、身を横たえる彼に、握るタオルを差し出す。 そのための力が戻っておらず、また、拒まれないのであれば、代わりに身体を拭ってやっただろう。 睦み合う恋人同士のそれと、 明確に異なるであろう点を挙げるならば、二つほど。 まず、黒塚は催淫剤の類を服用し、事に及んだ。 舌の上で錠剤を一つ溶かし、飲み込んだ。 問われれば支給されたものだとあっさり明かしたし、 組み敷かれる少年も必要とするのであれば、分け与えたことだろう。 さほど強くもない、気休めのような薬だった。 そして、もう一つ。 口づけが唇へと落とされることは一度たりとも、無かった。 (-215) 2021/09/26(Sun) 19:00:50 |
【秘】 5635 朝倉 弘 → 9949 普川 尚久「あっ…、その声え、好きやあ………っ、もっとここぎゅうってしてえ、してっ!尚久くんっ………………」 悲鳴すらもこちらにとっては甘い劇薬で 嫌と言われるほど否定される悲しさと、暴力を振るう快感が混ざって、頭がいっぱいになって、気持ちいい。 今だって悲痛な程に部屋に響いているというのに、もっともっとと底まで引きずり出さんとする。 「あ、はふ、ふっ………くる、…、あああっ……………あ!!!」 ヨダレをぼたぼたと口の端から零し、普川の足をぬいぐるみのように抱えて、一際奥へと自身をねじ込むとびゅう、びゅうと熱い精を吐き出した。 (-216) 2021/09/26(Sun) 19:02:10 |
【神】 市川 夢助「俗っぽいイメージがあんまりなかったから 想像つかないからこそってところあるよね」 ちゅー。とストローでレモンティを飲みながら話に入ってきた難波に笑顔を向ける。 「南波くんがハメ撮りしたいなら君に入れてあげようか?」 (G8) 2021/09/26(Sun) 19:25:31 |
【独】 9949 普川 尚久そういえば通知タブで遊んでいるから、独り言でちゃんと言っていない気がしたわ。朝倉ァッ!! えっちありがとう。愛しているわ、kiss...... (-219) 2021/09/26(Sun) 19:31:30 |
【独】 9949 普川 尚久素崎からも違ったえっちをもらっているのわよ、わよわよ。テンションの違いは好きの量の違いじゃなくて得ているモノが違うんだ。 ここすき。 >>更に肌と肌のぶつかる音、互いの呼吸、詰まったような声が混じり合って部屋中に満ちていた。 (-220) 2021/09/26(Sun) 19:41:00 |
【神】 8435 黒塚 彰人「……投票の話でしょうか」 談話室へふらりと立ち寄り、会話に加わる。 己の名が出された場面にはギリギリ遭遇しなかったようだ。 「靖史。お前に入れればいいのか?」 (G10) 2021/09/26(Sun) 19:55:24 |
【人】 8435 黒塚 彰人>>16 普川 立ち止まり、一拍置いて相手の名を口にする。 今回は過たず、『年上』である彼を呼び捨てることはなかった。 「尚久さん。……はい、何でしょうか」 黒い頭を見下ろし、言葉を待つ。 一度合ってすぐに外された視線を惜しいとも、幸いだとも思った。 (17) 2021/09/26(Sun) 20:00:03 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志「………ん、 俺今あんまり使い物にならないと思うけど ゆるしてくれ……。」 根を上げる体をどうにか動かし きっと後片付けの殆どを 貴方にさせてしまいつつ、手洗い場を後にするのだろう。 ……特に何にも気付く事はない。 「あー、確かに風呂入りたいな。 お前の……その、ケアしたら 暫く呑気に浸かろうぜ。」 そうして二人連れ添って、 今の日常へと戻っていく。 貴方が秘める想いには 何一つ気付かぬまま。 (-221) 2021/09/26(Sun) 20:06:58 |
普川 尚久は、視線を黒塚の胸から腹に落とした。自然と少し前屈みになる。「そうしてほしい気分だったから」 (a45) 2021/09/26(Sun) 20:12:45 |
【神】 9949 普川 尚久「…日本人がいる〜って思っちゃったじゃんか。当たり前だけど」 長い物に巻かれている現場を見ている気分だ。厳密には違うとも思っているが。 (G11) 2021/09/26(Sun) 20:21:34 |
黒塚 彰人は、普川の腹部を強く、拳で殴った。 (a47) 2021/09/26(Sun) 20:34:44 |
【墓】 1117 闇谷 暁>>+66 迷彩 「出来ないが?」 出来ない。 「えぇと………身体の違いだな。 子供を授かる器官を持つのは女性だけだ。 俺たちには無いから、出来ない。」 そっと自らの腹部を摩って見せる。 「お前が散々遊んだゴムは、 女性を望まぬ……に、妊娠から守る為の物であり 俺たちの衛生面も保ってくれている訳だ。携帯しておくと良い。 少子化は……もっと大きめの社会的な問題だと思う……。」 少し屈んで貴方と視線を合わせる。 分かったか?と問う様は、明らかに保護者のそれだ。 「…… もし 出来たら、取れる責任は全て取る。手伝うと言うよりは、 行うべき義務を果たし、行える権利を行使すると言うか…… まあ、お前一人にはさせないから安心してくれ。」 (+68) 2021/09/26(Sun) 20:35:06 |
普川 尚久は、殴られて呻いた。背中の手がなかったらなぁと思った。 (a48) 2021/09/26(Sun) 20:39:22 |
【妖】 9949 普川 尚久 ($5) 2021/09/26(Sun) 20:45:35 |
普川 尚久は、短く、繰り返し息を吐く。ふ、ふ、……笑ってるみたい。ぼんやりと思った。 (a49) 2021/09/26(Sun) 20:51:51 |
【墓】 7734 迷彩 リョウ>>+68 闇谷 「うーん、わかった。じゃあ安心だね」 よくわかっていない返事だった。 ゴムなら今も持ってるよ、とポケットから取り出してみせる。 そんな頃合いだろうか。食堂と廊下の間にいた少年の耳に、聴き馴染んだ声が届いた。 軽く身を引き、廊下側へ視線を向ける。 目的の背中に声をかけようとして、噤んだ。 上背の男と話していたから。 (+69) 2021/09/26(Sun) 21:08:14 |
【墓】 7734 迷彩 リョウ>>+68 >>+69 何を話しているのだろう、と思ったその時。 背後からでも、明らかに殴られたとわかった。>>a47 「 ──テメェ! 咄嗟に出た怒声が、一歩踏み出した足が、止まる。 殴られた張本人から、つい先日聞いたばかりの話を思い出す。合点が入った。 「……、…………」 長く、長く息を吐く。強張っていた肩から力を抜く。 何を話しているかまでは、聞こえなかったけれど。>>18 何となく、予想ができる。 それでも。 視線は、上背の男を睨み付けたままだった。 (+70) 2021/09/26(Sun) 21:11:03 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 8435 黒塚 彰人「問題ない」 けろりと返しながらゆっくり体を起こし、タオルを受け取る。 しっとりと汗ばんだ肌に張り付く豊かな髪に、平時の堂々とした佇まいとは程遠い緩慢な動作。 少年の至る所から情事の名残が顔を覗かせるも、当の本人はまぐわいの熱を欠片も残さないような凪いだ声色をしていた。 貴方が少年を暴いたならば、シャツの下にある首から肩口にかけて無数の噛み跡が咲き誇っていたことに気付くだろう。貴方が組み敷き揺さぶっているその下で密かに首元を何度も引っ掻いている姿を見る事ができたかもしれない。 また、どのような抱き方をしていても少年は終始声を押し殺しながら貴方の熱を受け止めていた。声を出すことをきちんと我慢できていたかはともかくとして。 「薬の力を借りなければならないほど体は"その気"になっていないのに、随分と難儀な役回りを任されたものだな、黒塚。 面倒なことを行なっているのだから、お前への報酬も俺たちよりかは多いのだろうな。中身はもう決まっているのか?」 勘違いしてしまいそうなほど丹念に高められたにも拘らず、それでも今こうして落ち着いているのはひとえに少年の動きと態度がどこかちぐはぐに思えたからだった。 それに口づけを一つも寄越さなかった事も引っかかっている。 体は未だ火照りが鎮まりきっていないのに、感情が湧く内側は冷水に浸かっているかと勘違いするほどひやりとしていた。 (-223) 2021/09/26(Sun) 21:12:17 |
【秘】 9949 普川 尚久 → 遊城 憲義「しても平気な人だと思っていたや。そうでもないんね」 そんな事を考えたが、折角殴られた意味がなくなりそうなので、思考を止めてどこかに散らした。 最初はいつだったっけかな。 昔を思い出すのなんて、ほとんどしてなかったのに。 (-224) 2021/09/26(Sun) 21:13:46 |
【独】 9949 普川 尚久>>+70 上から下までどこを取ってもカワ(・∀・)イイ!!しかなくないですか? 敵が仲の良い人に危害を加えていて激情に駆られるも仲いい人が望んだであろう事に口を出すのが憚られてカッカしている自分を落ち着けて冷静になろうとしてそれでも納得はしていないって感じの。全てがCute. Love...... (-225) 2021/09/26(Sun) 21:23:47 |
【墓】 4432 貴戸 高志>>暴行現場 聞き馴染みのある声を持つ人が、聞き馴染みのない勢いで叫んでいるのを耳にした。 普段通りの堂々たる足取りでやってきた少年は、ただならぬ空気の片鱗を拾い上げ>>+70 眉を顰める。 「…………迷彩?」 (+71) 2021/09/26(Sun) 21:29:33 |
貴戸 高志は、その場の様子を静かに観察している。その顔には表情が欠片も浮かんでいない。 (c46) 2021/09/26(Sun) 21:36:22 |
【神】 3839 南波 靖史「かと言って突然俺に全部飛んでくるのも想像外だな。 なんかもう彰人くんにしとかない?」 別に自分に飛んでこようが気にしないが、それはそれとして突然矛先を向ける男だ。 (G12) 2021/09/26(Sun) 21:50:27 |
【人】 9949 普川 尚久>>暴行現場 思ったよりも人が集まってしまった。普川本人としては、いちにのさんのそれじゃあねで済む用事だったのに。 何かあれば聞く気だったので、黒塚が離すまで待つつもりだったが、そういう状況でももうないだろう。何かあればきっと後でも問題ないはずだし、何もなければそれでよかった。 「へいきよ」 黒塚の腕を抜けて、一言答えた。>>+72 「ご飯食べに行くとこだったんだ。ああ、えっとね? 肉豆腐がおいしかったよ。それと個人の好みになるけど僕野菜が好きで炒め物はオイスターソース使ってるのが好きだった。あとパン結構見かけたけど、どれも違っててなんか面白かったから、興味持ったら手に取って見てていいと思う。なんかこう、なんていうのか分かんないのが多いくって」 続けての早口は、事情を知らない者が見たら今の状況を誤魔化そうとしているように見えるだろう。実際には特別そんなことはなく、食事に向かうところに闇谷が居たから浮かびやすかっただけだ。 (19) 2021/09/26(Sun) 21:51:49 |
【独】 9949 普川 尚久いじめの被害者が被害を隠そうとしてなんでもないですって言っているような図が出来上がってしまったがマジでなんでもないんです (-226) 2021/09/26(Sun) 21:54:40 |
【人】 8435 黒塚 彰人 (20) 2021/09/26(Sun) 22:02:31 |
鏡沼 創は、何とは言わないけどふみちゃん人気だねぇと思いました。 (c47) 2021/09/26(Sun) 22:02:40 |
黒塚 彰人は、欠伸をした。 (a51) 2021/09/26(Sun) 22:07:21 |
【墓】 7734 迷彩 リョウ>>暴行現場 普通ならば、被害者に見える普川に駆け寄るのが当然だろう。 しかし少年は鋭い眼差しのまま、怒気も隠さぬ声色を響かせた。 「なおひー。 ソイツに殴らせるぐらいなら、 次からオレに頼んで 」親しい人間へ語るにしては凄みの効いた、 嫌いな人間へ語るにしては奇妙な言葉。>>a50 自分でもどうしてこんなに腹立たしいのか、よくわからなかった。 普川に対する怒りはない。 自分の夢を嘲った、あの男の一挙一動が苛立たしいのは確かだ。 「……ツッキー、…………いや、いいや」 事情を説明しようとして、優先順位を決めた。 彼のどんな言葉も自分の友人に聞かせたくはない。 ……黒塚と普川達>>+72 >>19の間へ、割り込むように立った。 庇うように二人へ背中を向けたまま。 正面に立つ、黒い双眸を睨んだ。 自然と真上を見るような体勢になり、どうしても首が痛む。 「もう終わっただろ。帰れよ」 自分がこんなに低い声を出せることなど、知らなかった。 (+73) 2021/09/26(Sun) 22:16:03 |
迷彩 リョウは、本当は少し怖い。ただの強がりだった。 (c48) 2021/09/26(Sun) 22:23:25 |
迷彩 リョウは、強がるのが上手くなった。以前に比べれば、ずっと。 (c49) 2021/09/26(Sun) 22:25:26 |
【墓】 4432 貴戸 高志フードを被った少年を見やり>>+74、その場を静観していた者はようやく動き出した。 藤色が揺れる。いつも通り、変わらずゆったりと。 「……暁」 とん、と名前を呼んだ少年の肩を軽く叩き。 それから、続けて口を開く。>>19 >>+73 >>21 「迷彩。普川先輩。 もう夕飯の時間だ、夕食を食べに行くぞ。移動するなら俺たちの方だ。行こう」 「黒塚。眠いのなら仮眠でも取ってこい。その欠伸をなんとかしろ」 その声色は揺らぎなく。ただ静かに、淡々と紡がれる。感情を殺して周りを見るのは慣れていたから。 言い終えるや否や、フードの少年の手を取って歩き出そうと踵を返す。名前を呼んだ二名にも小豆色の視線を向けて、どうするかを眺めながら。 (+75) 2021/09/26(Sun) 22:34:20 |
貴戸 高志は、暴行に関わる二人が普段のままで、最年少が怒りを露わにし続けては状況は悪化していくだけだと判断した。 (c50) 2021/09/26(Sun) 22:40:02 |
貴戸 高志は、故に、彼らを一度引き離そうと試みる。彼らが話し合いを望むなら、止めはしないが。 (c51) 2021/09/26(Sun) 22:40:10 |
闇谷 暁は、手を取られれば、されるがままに。 (c52) 2021/09/26(Sun) 22:59:48 |
【人】 8435 黒塚 彰人>>暴行現場 「ああ、……そうだな、部屋にいようか」 ここにいるのはそもそも、普川に呼び止められたからだ。 その彼がこれ以上、用が無いのなら留まる理由もないだろう。 「……すみませんが、力加減を誤りました。 何か食うのなら、手当てしてからにしてください」 己が殴った彼の方を向いて、そんな言葉を寄越して。 集まった少年らへと背を向け、立ち去った。その足取りは早くもなく、かといって遅くもなかった。 割り当てられている、数日前までは小さな少年と過ごしていた部屋へと戻るのだろう。 (22) 2021/09/26(Sun) 23:11:37 |
【神】 8435 黒塚 彰人 そこでどうして俺になる? そんな気持ちを込めて、じろりと南波の方を見やった。睨むほどではない。たぶん。 「……俺ですか。期待に沿えるとは思いませんが」 特段、止めるほどの意志も権利もないので……といった感じ。お好きにしてくれ。 (G14) 2021/09/26(Sun) 23:42:41 |
【人】 9949 普川 尚久>>暴行現場 「ああうん、次があったらリョウちゃんにお願いする」 拒否の言葉を返す方が面倒なので、適当な事を置いた。>>+73 実際はどうするんだろう。きっとその時に考える。 リョウちゃんは黒塚さんの何がそんなに気に入らないのだろう。何かが合わなくて、気に食わなくなるような事が起こっていておかしくない人種だとは思っているが。 本当に、なんだか大事になってしまった。みんなみんな、別に気にしなくっていいのに。 「・・・・・・・・・・・・・・・・・」 何かを言おかと考えて、結局面倒になる。ため息すら、何かを言われそうで、開いた口は呼吸をするだけになった。みんなみんな、見たいようにものを見る。 だから自分はここに来られたし、居続けられていた。 (23) 2021/09/26(Sun) 23:46:00 |
普川 尚久は、「手当てはへいき」と言った。実際問題ない程度だったので。それでもしたがる人がいればしてもらった。 (a55) 2021/09/26(Sun) 23:46:17 |
闇谷 暁は、「黒塚、」 空いた方の手を伸ばして (c53) 2021/09/26(Sun) 23:48:26 |
闇谷 暁は、その手を下ろした。 (c54) 2021/09/26(Sun) 23:48:39 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志これはきっと4日目のどこか暇な時間帯。 二人で室内でゴロゴロ過ごしているタイミング。 少年院では規則正しい生活を送ってきた為 こういうのんびり出来る時間は1分でも貴重だ。 「貴戸!しりとりしようぜ。 りんご! 貴重だって言ってるだろ。 (-229) 2021/09/27(Mon) 0:00:30 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁のんびりできる時間は貴重である。 だが、貴方と過ごせる時間はもっと貴重なのである! つまり……何も問題ないのである!!! 「しりとりか。分かった。 だがしりとりと言えど、相手が暁といえど手加減はしないぞ。 ……ゴシップ!」 ノリノリである。 (-230) 2021/09/27(Mon) 0:03:02 |
【墓】 7734 迷彩 リョウ>>暴行現場 「…………」 「……わかっ、た」 冷静な、もしくは淡々とした声が鼓膜を揺らし続ける。 それが何だか寂しく思えて、怒りが少し和らいだ。 結局大きな背中が見えなくなるまで視線を送った後、>>22 踵を返し食堂へ向かう。 人を憎むのは、こうも遣る瀬無いのだろうか。 不特定多数を憎んだことはあれど、 誰かひとりに対してそんな感情を抱いたのは初めてだったから。 「ごめん」 その言葉は、誰に対してか。 小さく溢し、食堂へ入った。 (+76) 2021/09/27(Mon) 0:05:47 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志ルームメイトが 想定の3倍ぐらいノリノリだった。 んー、と、床に寝転んで思案。 「ぷ……ぷりん……じゃなくて、 『プリンアラモード』 !」 (-231) 2021/09/27(Mon) 0:07:27 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志「……………? ……………………。」 もしかして、と思ったが まあいいか。 「ぷ…… 『プラスチック』 。」 (-233) 2021/09/27(Mon) 0:11:23 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁「 『クリップ』 」恐らく、貴方の予想は的中しているかもしれない。 それでもこの男はすまし顔である。 (-234) 2021/09/27(Mon) 0:12:52 |
【秘】 0043 榊 潤 → 9949 普川 尚久お前が願いを言ったら、俺の願いも言ってやろう。そんなことを言った後に、今置かれた環境が追いついてくる。 「……イヤだな」 酩酊している脳みそでも立場は理解をしたのか、不機嫌そうに呟けば目が覆われ身体が勝手に動かされた。 音だけが機敏に聞こえる環境で、ぴたりと動きを止めれば。 あなたの様子をただ黙って伺う。 「ひとつ。いつからそれは……できたんだ? 本当にここの連中は……勝手に異能を使いすぎる……怒られても知らんぞ」 (-235) 2021/09/27(Mon) 0:13:18 |
迷彩 リョウは、椅子に腰掛ける。いつも以上に姿勢が悪かった。 (c55) 2021/09/27(Mon) 0:14:29 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志「お前…………… 性格悪いぞ………………………………?」 しりとりの正攻法だ。 別に悪くはない。 「ぷ……ぷ……… 『プリント』 ……。」 (-236) 2021/09/27(Mon) 0:15:25 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁「手加減はしないといっただろう。 嫌なら切り抜けてみせるといい。 『トラップ』 」性格最悪である。こいつスコーンまで優雅につまみ始めた。 (-237) 2021/09/27(Mon) 0:17:16 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁「 『ループ』 」膝に頭が乗せられると、それはそれは甘く優しい手つきで髪を梳いていく。それは親が子供にするように、或いは恋人が相手にするように。 勝負はまったく甘くないんですけども。 (-239) 2021/09/27(Mon) 0:23:36 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志くすぐったそうに微笑んで 貴方の手の感覚を享受している。 「 『プロフィール』 。」目はあんまり笑ってない。 (-240) 2021/09/27(Mon) 0:26:03 |
【神】 9949 普川 尚久「え、気負わなくていいよ。 サイコロ転がして決めたくらいのだから」 気分的にはその程度だ。 今回振ったのが1D1ダイスだっただけで。 (G15) 2021/09/27(Mon) 0:29:28 |
【墓】 4432 貴戸 高志>>普川 最年長の少年と寡黙な少年の暴行現場を見てしまった後の話。 食堂。または、そこへ向かう途中か。 兎に角一緒にいるだろう迷彩少年や闇谷少年の耳には入らないよう距離を取った隙に、最年長者へと詰め寄って声をかける。 「普川先輩。少々よろしいですか」 表情はいつもの仏頂面のまま。極めて落ち着いた様子で、貴方にしか聞こえないであろう声量のまま話を続ける。 「……事情を話したくないのであれば無理に聞きませんが。黒塚に殴ってもらうよう頼んだのは、貴方にとって必要だったからしたことなんですよね?」 (+77) 2021/09/27(Mon) 0:29:47 |
【墓】 7734 迷彩 リョウ>>【食堂】 とは言え、食欲もあまりないらしい。 海鮮鍋foodをゆっくりと食べ進めている。 「……あの。黒つ、アキちゃんとは何ともないから」 「急に怒鳴っちゃってごめん」 ルームメイトの呼び名を言い直し、再び謝罪を口にした。 明らかに何かがあったが、それを言う気はあまりないようだ。 (+78) 2021/09/27(Mon) 0:30:00 |
迷彩 リョウは、以外に食欲があった。でも魚がいっぱい入っていたので、食べにくそうにしていた。 (c56) 2021/09/27(Mon) 0:31:11 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁「……ふむ。 『ルームランプ』 」慈しむように、労るように撫でながら続ける。 ここでようやく矢継ぎ早に返ってきていた言葉に空白が生まれた。 (-241) 2021/09/27(Mon) 0:32:21 |
【秘】 0043 榊 潤 → 3839 南波 靖史「……大人共に呼ばれているんだ、30秒で返すぞ」 ため息をついた。たとえ話としては理解が出来る。 道具扱いをされていたのか、何なのか。 価値観の定義も暮らしで訪れた価値観も違う。 だから、言える、だから押しつけられる。 限りなくエゴイズムを、お前にたたき付ける。 それが人間である証だ。 たとえ、お前が人でないとして。 言うことはきっと同じなのだが。 「はさみを作った人間は、そのはさみが使われることを願った。捨てるためにつくったわけじゃない。 もし捨てるためにつくられたのであれば、――そのはさみは使われることを願ってもいい。それが淘汰されるかどうかなど、他人次第だ。モノがきめるもんじゃない」 「幸福を押しつける前に。 その"はさみ"は使って欲しいなら、声を上げろ。"口が付いてる"はさみなんだから、馬鹿かお前は……汚いモノでも好む者はいるさ、この場に居なくともな。せいぜい60になってから、決めつけろ」 それではご機嫌よう。そういって背を向ければあなたの元から彼は去った。希望を持たせる残酷な言葉で。根拠もない幸福を論じて。 (-242) 2021/09/27(Mon) 0:32:45 |
迷彩 リョウは、何なら野菜もあまり好きではない。最早苦行だった。 (c57) 2021/09/27(Mon) 0:33:31 |
普川 尚久は、煮物foodを食べることになった。 (a56) 2021/09/27(Mon) 0:36:55 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁腹に埋まる貴方の頭をなでこなでこ。 「暁、珈琲欲しいなら離れてくれ。動けないぞ。 ……。…… 『ルバーブ』 」ちょっと優勢が崩れてきた。 (-246) 2021/09/27(Mon) 0:49:00 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志「…………。」 それもそうか、と スンと鼻を鳴らして頭を上げた。隣に座る。 「ん? あー 『ブラックホール』 。」ぷじゃなくなったな。 (-247) 2021/09/27(Mon) 0:55:56 |
【墓】 4432 貴戸 高志>>食堂 これは食堂に来た貴戸高志。 どこかの誰かさんのワクワクキッチンにより2回もえらいこっちゃになったので、もう食堂の食べ物は信じられなくなってきた。 ということで厨房を借りて夕食を作ることに。特別上手と言うわけではないが、レシピがあればそつなくこなせる少年だ。 白米にじゃがいもとにんじんの味噌汁、更に肉豆腐にもやしとツナの酢和え。デザートにしゃりしゃりの梨を切ってご用意。それを二人分持ってきた。 片方は闇谷に。もう片方は自分へ……と思ったのだが、迷彩の箸の進みが遅いことに気付くと肉豆腐の皿を少年の前に差し出した。 「迷彩。その鍋は嫌か?俺のものと交換しよう。此方に渡せ」 てきぱきと色々動いている。話は闇谷が聞くだろう……なんて丸投げしながら。 (+79) 2021/09/27(Mon) 1:01:06 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁立ち上がり、珈琲を淹れに一旦離れる。 程なくして貴方の分を淹れたカップを持ってくるだろう。 「 『ルール』 」その間にもしれっと続ける。 (-248) 2021/09/27(Mon) 1:04:40 |
【秘】 8435 黒塚 彰人 → 4432 貴戸 高志 高めていた熱が遠のき、しかし未だ余韻を残している。 腿へ置いた肘も組んだ指もぬるく、平素と違う温度は不快感を呼び覚ます。 スプリングを軋ませる腰のあたりが、最も。 自分のものではない温度に――――少年の身体と、近い。 じんわりと伝わる他人のそれが、どうしようもなく気持ち悪かった。 幾度も引っかかれていた、きっと赤くなっている首元へちらりと視線を遣った。 手当てが必要なほど傷ついているのなら、消毒液を探さなければならないし、この後そうするのだろう。 「望むものは決まっている。 ……与えられるかは、どうだろうな」 体の前、膝の間で重ねる指を組みなおして静かに答える。それ以上、自ら多くを語りはしなかった。 それから、少年の顔へ視線を上げ、問いかけを向ける。 「お前はどうなんだ、高志。欲しいものはあるのか」 口にしてから、数日前の似たような会話を思い出した。 思い出したからといって、どうという訳でもなかったけども。 (-249) 2021/09/27(Mon) 1:11:30 |
【秘】 0251 鏡沼 創 → 7734 迷彩 リョウ自分が戻した玩具を取り出した貴方に、えぇ、それ使うのぉ?いう目を向けたり向けなかったりした。 「あ〜。そういえば廊下ですごい事になってたもんねぇ、リョウちゃん。痛いのイヤだし、そうする〜」 手錠とかが簡単かなぁとカチャカチャ鳴らす。 「 尿道。 ……えぇ、そんなとこに入れるのあるんだ。へぇ……え、こんなのもあるの?やば〜い」もしかしなくても貴方の方がこういった行為について博識だ。 説明書を見ながらふ〜〜〜んと理解したようなしていないような声を出している。……何を使うにしろ、貴方の望み通り少なからず苦痛が伴う事になるだろう。 「うんうん、大体わかった〜。んじゃ、リョウちゃん。脱いでねぇ」 それとも着たままの方がいい?と首を傾げてみせた。 (-250) 2021/09/27(Mon) 1:12:27 |
【秘】 9949 普川 尚久 → 0043 榊 潤「僕もいやよ」 素直な感想が口をついた。具合を確かめるように、影があなたを取り巻き蠢く。目を覆う影から、コーヒーがわずかに香ったような気がする。直ぐに消えたが、妙に印象に残ったかもしれない。 「壊してないから多分セーフだろ。キッパリ『いいよ』だなんて 言えないだろうから、明言をもらったわけじゃないけど。 ……受けがいい層にはいいタイプの異能だと思う?」 寝る時は自室でだとかの注意は受けたが、装置を外すなとは実は言われていない。不自然なほどに全くなかった。つまりはそういう事だと受け取っている。 「何のいつからを聞いているのか分からんな。 異能は生まれつきだし、装置外せたのもつけられた時からよ」 どちらについてを聞いているにしろ、最初からだった。 (-251) 2021/09/27(Mon) 1:16:31 |
【秘】 9949 普川 尚久 → 0043 榊 潤「……ああ、ヤるんにお薬、あった方がよかったりってする?」 影が器用にあなたの下半身の着衣を緩ませ、丁寧に脱がしていく。抵抗がかなわない事以外、乱暴さはなかった。 「他も何か欲しかったら言っといてな、 ヤるの以外のオプションは言ってくれたのしかつけないから」 普川は何もせず、影だけが動いてあなたに触れていた。きゅっ、ボトルの蓋が開く音。程なくしてぬめりを帯びた、小指よりも細い細い影があなたの後孔に入ってくる。 肉を押し広げるように、反応の良い所を確認するように。ぐ、ぐ、と力が込められた。 「お酒飲むと萎える人は萎えるんだっけ…… ……いいや、ぬくくするよりはもらっとこ」 調理台に寄りかかって三杯目を飲みながら、榊の穴が広げられていくのを眺める。様子を見つつ二本三本、四本五本……とあなたの中を出入りする影の本数は増えていった。 (-252) 2021/09/27(Mon) 1:17:18 |
【墓】 1117 闇谷 暁>>【食堂】 一人で去っていく黒塚にかける言葉が見つからないまま、 手を引かれてそのまま食堂へ。 普川の方へは、ルームメイトが向かっている。任せて良いだろう。 ゆるりと席に着いて、暫くして、 ルームメイトが手料理を運んできてくれる。 先程話したばかりの肉豆腐だ。 「……俺は、 迷彩が何もなく怒鳴るような奴だと思わない。」 それと同時に、黒塚も。 何もなく誰かを殴るような奴ではないと思う。 「無理に聞くつもりは無いが、 俺がお前を心配している事だけは覚えておいてくれ。」 味噌汁を啜る。 「……部屋、帰り辛くないか? とりあえず今日はうちに来るか……? このじゃがいもの味噌汁美味いな……。 」 (+80) 2021/09/27(Mon) 1:17:42 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志「 『ルータイル』。 さんきゅ。」 珈琲を受け取り、一口。 貴方に淹れてもらうとなんだか美味しく感じる。 (-253) 2021/09/27(Mon) 1:19:55 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 8435 黒塚 彰人小豆色の視線は波風立たない水面のような落ち着きを保ちながら貴方に注がれている。それでも、内側を荒らす不快感に耐えかね貴方が表にそれを露わにしない限りは気付くことなど出来ないのだろう。 首元の痕はさして気にも留めず、受け取ったタオルで拭える分だけ肌の上で滑らせて身を清めている。 「……。そうか。よかった、お前にも望むものはあったんだな。貰えるかも分からないものなのは少々気になるが……まあいい」 表情こそ変わらないものの、その声はにわかに柔らかくなる。 それ以上語ろうとしないことに気が付けば、自分に投げかけられた問いに意識を向ける。 「俺にもある。ちゃんとした形で与えられるかは、どうだろうな」 貴方と同じ言葉をもってそう返答した。 (-254) 2021/09/27(Mon) 1:22:22 |
【独】 9949 普川 尚久これは行動が変わらないので半分以上は事前に用意していた文章の榊秘話。たすけて。準備していた文章見直せていないの。おれはなにをしていた?? レスが返って来たら見返す事になるからいいのわよ。よくないのわよ。たすけて。 (-255) 2021/09/27(Mon) 1:24:51 |
【秘】 0251 鏡沼 創 → 9949 普川 尚久>>15 あ、軽くなった〜と貴方への負担も考えず呟く。 ふと漂った香りに、中身出ちゃってるのかなと薄ら思った。 そのまま止まらずに近くの部屋に入り、足で扉を閉める。 「着いたよぉ。……ベッドまで行く〜?」 バタンと閉まる扉の音を聞きながら、そう声をかけた。 (-258) 2021/09/27(Mon) 1:32:11 |
【墓】 0251 鏡沼 創暴行現場を見た。 集まってなにやら騒いでいるのも。 みんな大変だなぁと、他人事のように思いながらそれを眺めていた。 だって他人事だもの。 自分に振るわれなければ、何が行われようと構わなかった。 ……あ、でも早く仲直りしてもらった方が変な空気にならなくて楽だなぁ。 そんな事を思いながら皆が解散していくのを確認して、ちょっと遅れて食堂へと向かった。 (+81) 2021/09/27(Mon) 1:37:34 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志「そういう時って『じゅ』と『じ』の どっち準拠だった? まあいいや、 ひっくり返しただけみたいで悪いけど 『ジュール』 。」カップを机に置いて また貴方の膝に頭を乗せた。 「貴戸が悪いんだぞ。」 (-259) 2021/09/27(Mon) 1:40:47 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁「……手強いな。持ちかけてきただけのことはある。 『留守番電話』 」頭が再び膝の上に乗ると、先ほどと同じように丁寧に頭を撫で始めた。 (-260) 2021/09/27(Mon) 1:45:44 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志「 『ワゴンセール』 。いや暇つぶしのつもりだったんだが…… ここまで真剣になるとはな。」 瞳を細めて 貴方の手の温もりを楽しんでいる。 (-261) 2021/09/27(Mon) 1:50:23 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁「遊びであろうと全力で挑まなければ失礼だからな。 ……む。…………。 『ルーブル』 」考えている間だけ手の動きが疎かになった。ぴたりと止まったり、指がぴこぴこ動いたり。考え事があっても表情には出にくいが、指先だけ動かすのが癖のようだ。 (-262) 2021/09/27(Mon) 1:54:01 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志貴方の指の動きに気が付いた。 「…………えー、 うーん、 『ルチル』 。」そっと手を捕まえて 指先に口付けを落とす。 (-263) 2021/09/27(Mon) 1:58:58 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁「……っ、 『ルノワール』 」口づけを落とされればぴくりとかすかに跳ねてから強張った。 言葉で直接抗議はしないが、空いた手で貴方の額を髪の上からぺちと戯れ程度に叩く。 (-264) 2021/09/27(Mon) 2:02:28 |
【秘】 0043 榊 潤 → 9949 普川 尚久「なるほど……? はじめからか。 くすりはいらない、きらいなんだ、つかうの」 ああ、得心いった。 つまり俺の異能は、世間からもこの催しからも必要とされていないわけか。 ここに居る間、耳に付いた制御装置が外されるまでは、一切それは使われることは無く。使うつもりもない。 それに対して、不満も違和感も何も感じなかった。 それが、おかしいことである違和感は存在する。 俺という人間が、抑えられ、異能という特技を使えないことが不満にならないわけがないのだ。 では何故、そんな感情がなくなっているのだろう。 全く見当も付かない。 (-265) 2021/09/27(Mon) 2:06:22 |
【秘】 0043 榊 潤 → 9949 普川 尚久「――――っ、……ぁ」 快楽は無くとも視界が制限される中、ぬち、と自分が拓かれていくのを感じれば、いやでも様々なものに敏感になる。 1本、2本。異物感は、そこから増していき、3本、4本目にもなれば、流石に声を漏らさずに居ることは出来なかった。 裂けるような苦しみでは無く、圧迫感と"異物"感。入れられたことのないものが、感じたこともない感覚を伴って、己のナカで蠢いている。気持ちが悪いのに、ソコを掠めるとビリッと電流が走るような刺激が身体をむしばみ震える肌と漏れる声が、それをあなたに知らせた。 いくらか解されれば次第に後孔は緩んでくる、酒のせいで抵抗する力は鈍く、もし影に抵抗する感覚を感じられてるのならそれに。無ければ後で、彼を押さえつけていた肌に抵触した部分が赤くなっているかもしれない。 それが、本能や自発的に反抗したのか、生理的な反応で逃げようとしたのかは別としてだ。 「も、……いれる、な…ぁっ……!」 何本だ? 数えたくもない、何が入っているんだ。影の異能であることは、察している。 だから、"これ"は、何なんだ。締め付ける度に感じられる複数と、受け入れている事実が何よりも気持ちが悪い。それにゆっくりと熱く反応し始めている、己の身体に対してもだ。 (-266) 2021/09/27(Mon) 2:07:43 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志「るみ、…… 『ルミノール』 ……。」ぺちされたので 仕方なく手を離した。 「……終わらん気がしてきたな。」 (-267) 2021/09/27(Mon) 2:08:41 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁「……。暁。分けにしないか?」 再び優しい手つきに戻る。 「……終わらない気がするが、どちらかというと追い込まれていたのは俺だったからな。続けていたらお前にも負けていたかもしれない。いつその時が来るか分からないが」 (-268) 2021/09/27(Mon) 2:14:07 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志「まあ、 ずっと る責め した俺も悪かった。」そうして勝負は引き分けとなった。 先に仕掛けて来たのはお前だが……と ちょっとだけ唇を尖らせてみせた。 「俺お婆ちゃんっ子でさ、 子供の頃によく負かされてたんだよ。 年の功には勝てなかったな。」 ごろんと体勢を変えて 貴方の腹に顔を埋める。何となく落ち着くらしい。 (-269) 2021/09/27(Mon) 2:27:46 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁「いいや。それも勝つ為の立派な戦術の一つだ。そして俺の策よりお前のものが上回っていた。誇れ暁」 よくやった、と腹に顔を埋めてきた貴方を褒めるようにぽふぽふした。 「成る程な。その強さはお婆様との戦って掴んだものか。どうりで勝てないわけだ。 ……負かされたとしても、こうして戦術などを身に付けていけば差がある知識量をカバーする事だって出来る。 やりようはきっとある筈だ、いつかお婆様に勝てる日も来るだろう」 (-270) 2021/09/27(Mon) 2:36:52 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志「んや、勝ち逃げされてる。」 ぽふぽふを受けて機嫌が良くなり ぎゅっと顔を押し付けた。 「今年入ってすぐかな、寿命で。 うち両親も早くに亡くなってるから 生活の知恵は全部お婆ちゃんから。年の功、強いぞ。」 普段と変わらない声色で 欠伸をしながら語る。 (-271) 2021/09/27(Mon) 2:46:46 |
【秘】 3839 南波 靖史 → 8435 黒塚 彰人「ンぐっ、……っ……」 自分よりも体格の良い男の太い指。それで上顎を擦られる度に息苦しさから声が溢れ、舌を指で嬲られる度に、吐息混じりの言葉を封じられた音が漏れる。 でも、まだ。 まだ、やだ。してくれないなら、 甘く飲ませてくれないなら、 ほら、早く破りなよ。『ただしい子』を。 面倒だと喉奥に突っ込めばいい。 飲まないお前が悪いと無理やりすればいい。 できないのかな、模範囚さん。 それほどまでに、 早くここを出たい何かがあるのかい? 貴方の視線に目を細めて、抵抗の意思を緩めない視線を交わす。苛立ちか、愉悦か、その瞳に映る感情がどちらかだけなら、今くらい花を持たせてやろうとも思ったが。 そんな目をされたら、自分で飲む気なんて消え失せた。意地でも君に判断させる為に。……あは、錠剤。結構溶けて頭回ってるのかも。でもそれは相手も同じだろうから、その選択を心待ちにする昂りは、薬のせいにしていいかな。 (-272) 2021/09/27(Mon) 2:51:29 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁手が一瞬止まる。 貴方の頭から少し離れて、彷徨うように宙を泳いだ後。 そろりと優しく貴方の髪の上に戻ってきた。 「……悪いことを聞いたか。すまなかった。 ……ああ、でも。お前はお婆様から沢山贈り物をいただいたんだな。良いことだ。 俺がお前に完全に共感するには難しいかもしれないが、大切な人から何かを貰う喜びなら理解できる」 ぎゅうとくっついてくる貴方の頭を、丁寧に撫でながらそう紡ぐ。 (-273) 2021/09/27(Mon) 2:59:10 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志「全然。 謝られる方が何か、 こっちこそ聞かせて悪かったと思うから いつも通りで大丈夫。」 事実として割り切っている。 だからこそ、外に未練が少ないのもあるが。 「へえ、大別な人から。誰だ? 貴戸の家族の話って聞いたこと無かったかも。」 (-274) 2021/09/27(Mon) 3:06:15 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁表情の変化こそなかったものの。 くす、と吐息混じりの笑みが薄い唇の隙間からこぼれ落ちた。 「お菓子もそうだが。何も見えるものに限った話じゃない。 お前とこうして過ごす時間、お前の好意そのもの。 お前が俺に向けてくれるもの全てだ」 髪を梳き、その間から見える肌へと指を伸ばす。頬を静かに撫でながら、語りかけるようにゆっくり貴方へ想いを伝えた。 「俺が家族から貰ったものなんて、貴戸という家を栄え絶やさず繋ぐ為に必要な技術や知識くらいだ」 (-277) 2021/09/27(Mon) 3:22:55 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志「…………」 くすぐったい。 手の感覚が、貴方の言葉が。 「言って良かった。好きだ、って。 ……実は何時からかって覚えてないし、 何が好きってのがある訳じゃないんだよな。 気付いたら、好きだった。 好きだと気付いたら、もう全部が好きになった。」 腕を伸ばしてぎゅっと抱きしめる。 貴方はあまり家族の話をしない。 こんな場所に来るくらいだ、話して気持ち良くもないのだろう。 「まあ、悪くないな。 お前をいちばん好きな人間は俺なんだってのは。」 (-278) 2021/09/27(Mon) 3:31:07 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁「……。 俺は別に自分の事を好きとも嫌いとも思っていないが、それでもお前に好かれる部分がある人間だとは思っていなかった。お前と違い、自分勝手で薄情な人間だからな。 ……だから、今もまだ信じられないでいる」 抱きしめてくる貴方が愛おしくて、絶えず頭を撫で続ける。 「ああ。俺は自分が満足に呼吸できる場所さえあればそれでよかった。その為に一人になったとしても文句なかった。 でも……お前のおかげで、日々を過ごすのが『楽しい』と思えるようになってきたんだ。一人きりなら例え生きやすくなったとしても、そんな感情を抱くことは難しかっただろう」 口元を綻ばせる。 自然に浮かべるようになったこのはにかみも、一人で生きる事を決めていたらきっとずっと縁のないものだっただろう。 「俺はお前が一番好きで、お前さえいてくれればそれでいいんだ」 (-279) 2021/09/27(Mon) 3:42:30 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志「……最初は、カタい奴だと思った。 気が合わないかもなって。お前、ほら、几帳面だし。 それでも一緒に過ごしてたらさ、 意味分からん事し始めたり、負けず嫌いだったり、 目が離せなくて、 ………名前を、呼ばれ始めた頃には、多分、好きだった。」 そこからは、好みが全部貴方に染まった。 「……もうお前は、一人にはならないよ。 頼まれたって離れてやらない。」 そっと腕を離して貴方を見上げる。 「──嗚呼、お前って、そんな顔するんだな。」 (-280) 2021/09/27(Mon) 3:58:33 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁好きという感情はもっともっと甘ったるいだけのふわふわしたものだと思っていた。 それなのに、自分の中に生まれた好きは愛しくて愛しくて、たまらなく嬉しさが募って押しつぶされそうになるほど苦しくなってしまうものだった。 「ああ。願わくば、ずっと傍にいてほしい。 お前で満たされる幸福を知った今、お前がいなくなってしまったら。 …………もう世界のどこにいっても、満足に呼吸ができる場所なんて無いだろうから」 その苦しさと嬉しさが混ざり合い、涙となって飛び出そうとしてくる。ああ、嬉し泣きとはこんな風に生まれてくるのだろうか。 「……自分の顔のことなどよく分からないが、もし変化が生まれたのだとしたら。それはきっとお前のお陰だ、暁」 (-281) 2021/09/27(Mon) 4:10:36 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志「 居なくならない。 」ぴしゃりと言い切る。 「………と、思う。 死ぬ予定は無いけど、 不慮の事故とかは流石に保証のしようも無いしな……。」 貴方の頬へ手を伸ばし 指先で肌を摩る。 「そうか、俺か。 そいつは光栄だな。」 息苦しい日々とは、どんなものだろうか。 理解は出来ないが、想像して、苦しいなと眉を顰めた。 (-282) 2021/09/27(Mon) 4:20:35 |
【秘】 8435 黒塚 彰人 → 3839 南波 靖史 形を崩した錠剤を飲み込んで、舌を打つ。指に力が籠る。 自然、舌をぐ、と下顎に押し付け……不意に脱力し、引き抜く。銀糸が指先と唇を繋ぎ、ぷつんと切れた。 かくんと手首を曲げ、胸の高さ、中途半端な位置に置く。唾液を纏い、てらてらと光る指が緩く伸ばされている。そうして、溜息。 「……飲みたくないのなら、始めからそう言え」 呆れたような素振りで嗜める。 そうではないことを薄々分かっていながら、見当外れを口にした。 (-283) 2021/09/27(Mon) 4:21:11 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁言い放たれた言葉を、泣きそうな笑顔で返した。 「……死が二人を分かつなら。その時は……、どうしような」 目に見えない未来のことなど誰にも分からない。いつ誰に死が訪れるかなんてそんなの誰一人として知れるものではない。 考えてもしょうがないことだったから、思考の隅へと追いやった。 肌をくすぐる指に思わず喉を鳴らして笑い声にも似た吐息をこぼしていたものの、微妙に眉を顰めた貴方を見て少しだけ首を傾げた。 「暁、どうかしたか?」 (-284) 2021/09/27(Mon) 4:30:38 |
【墓】 7734 迷彩 リョウ>>【食堂】 「うん、じゃあ、お願い」 肉豆腐を差し出されれば、>>+79 素直に応じた。 本当は豆腐もあまり好きではないが、魚や野菜に比べればましだ。 皿を持ち、まとめて二本掴んだ箸で掻き込むように食べ始める。 かけられた言葉>>+80には咀嚼をしながら小さく頷いた。 「部屋はもうずっと帰ってないよ。 テキトーな空き部屋使ってるからヘーキ。 二人の邪魔にはなりたくない」 ずっと、と少年は言うが、企画が始まる前までは当然自室で寝ていた。 空き部屋で寝ているのはここ数日の話だとわかるだろう。 数口飲み込めば、重い口を開いた。 「……何もなかったんだよ。向こうにとってはさ。 だから余計にムカつくっていうか。 オレの気持ちが、どこにも存在してないみたいで」 崩れた豆腐を見つめながら、ぽつりと呟く。 (+82) 2021/09/27(Mon) 9:55:33 |
【秘】 7734 迷彩 リョウ → 0251 鏡沼 創自分が思っていたよりも、廊下での痴態は知れ渡っているらしい。 一瞬苦い顔をしたが、すぐに切り替えた。 「いいよ、とりあえず下だけ脱いじゃうね」 少年の方も性知識はここ数日で学んだものだ。 幼少期から親の性交を見て育ったものの、関わることは無かったから。 上半身にあまり用はないだろうと考えた。 ニット帽を放り投げ、上着とネクタイも放り、ズボンと下着をまとめて下ろす。 最終的にワイシャツ一枚だけ纏った姿になった。 「ん〜、とりあえず慣らしとくかぁ……」 ボトルの中身を指に垂らせば、何の躊躇いもなく自身の後孔に触れる。 ある程度は解しておかないと、きっと挿れる側も多少苦しいと思ったのだ。 「……、」 腹側に気持ち良くなれる場所があるのは教わっている。 しかしそこには触れず、孔を広げることだけに集中した。 (-285) 2021/09/27(Mon) 10:13:54 |
迷彩 リョウは、漂ってきた臭いに(´・д・`)な顔をした。 (c58) 2021/09/27(Mon) 11:50:01 |
【秘】 9949 普川 尚久 → 4274 素崎 真斗「そぉ……よかったね、今までにはなくって」 あなたの事情なんて殆ど一切知らずに、無責任な言葉を投げた。 「僕が変態じゃなかったら、当然素崎さんは変態と違いますよ」 「でも、事実として素崎さんは変態さんで、僕も変態で。 なぁんにも困らんですね、色んなことが出来るな?」 身体が上下に動くたびに長い白衣の裾が脚を掠める。布越しに胸へ手を滑らせたり、先端をつまんで弾いてあげたりしていた手は、その内に腹の辺りに置かれるようになった。 接合部では粘液が混じり、熱も混じり合う。傍目から見れば二人ともが夢中になっているようで、その実お互いがお互い、きっと諦めや過去の中に居た。 全ての音の間隔は段々と短くなっていき、そしてやがて──。 (-286) 2021/09/27(Mon) 12:03:32 |
【秘】 9949 普川 尚久 → 5635 朝倉 弘 普川はあなたにされるがまま。男子にしてはよく広がる足は、それこそ好きにいじくり回せるぬいぐるみのようで。それでもぬいぐるみとは決定的に違って形を持っていて。 熱を放たれたそこは、もっともっととねだるようにヒクヒク吸いついて来る。すべて搾り取られそうと思ったのも束の間、程なくして緊張は緩んでそのままになった。 荒くなった息を整えつつ、あなたの炎の色に視線をやる。その向こう側の、更にずっと向こう、どこか遠くを見ながら言葉を落とした。 (-287) 2021/09/27(Mon) 12:04:14 |
普川 尚久は、付け足して言った。「二桁いかんくらいなら、いいよ」 (a57) 2021/09/27(Mon) 12:05:08 |
普川 尚久は、この企画中、異能での治癒を何度か受けている。 (a58) 2021/09/27(Mon) 12:05:13 |
市川 夢助は、食堂に充満したやばい匂いに気が遠くなった。 (a59) 2021/09/27(Mon) 12:17:30 |
【人】 9949 普川 尚久>>+77 貴戸 「んー……? うん」 寄ってくるあなたの動きをぼんやりと目で追って。それでいて、耳に入ってきた音には淀みなく答えられた。 「涙を流したら、スッキリするだろ? そのくらいのことさ」 それくらいのことか? 自問したが、そうだからそう言ったのだろう。 「ふつうは人にたのむことでないし、見せるもんでもないな。 もっと気をつかうべきだった。さわぎにしてごめんなさい。 おなじことがないように、よくよくかんがえてこうどうします」 渡された反省文を読み上げただけのような、誠意のない言葉だった。 (26) 2021/09/27(Mon) 12:23:48 |
【秘】 9949 普川 尚久 → 0251 鏡沼 創 ん。と頷いて、ベッドまで行けば糸が切れたかのようにぱったりと倒れた。 「…………、ぁ。 おおき、 に、かがみぬまさん」沈黙の後、思い出したように呟く。視線は定まらず、どこも見ていないようだった。 「 あとは、へいきだから……? うん、へいき、へいきにしとく 」うわごとの様に呟いて、鞄を抱き込んでいる。ぎゅう。 (-289) 2021/09/27(Mon) 12:38:52 |
【秘】 3839 南波 靖史 → 0043 榊 潤「──そうやって。 また、空想上の『誰か』に押し付けて、 勝手に良い事を言った風にして、美談にするんだ」 「ほんと人間、面白いよね。 やってる事の本当に意味に気付いてないんだもん。 それで生きろって言ってるつもり?」 「──とどめさしてきた奴が、そう言うんだよなぁ」 曇っていた気持ちが、どこか晴れやかな気がする。 守護者を名乗り続けて、死の宣告をされることは想定外ではあったけれど。思ったよりは、何も変わらなかった。 相手が去るのを見送ってから、踵を返す。 もうここには何もない。 (-290) 2021/09/27(Mon) 12:48:28 |
【秘】 3839 南波 靖史 → 0043 榊 潤数日後。 適当にその辺を歩いてるのを見つければ捕まえて、 淡々と律儀に宣言だけしにやってくる。 「あー、今日の襲撃、潤くんになったから」 (-291) 2021/09/27(Mon) 12:50:19 |
【秘】 8435 黒塚 彰人 → 4432 貴戸 高志――よかった、 何気なく口にしたのであろう、柔く紡がれたそれ。正面を向き、彼から目を逸らした。 膝を揺する。生まれた振動がベッドのスプリングへと伝播する。 「……認められないようなものなのか」 心中のざわめきを誤魔化すためだけに重ねた問いだった。恐らくは。 (-292) 2021/09/27(Mon) 12:53:24 |
【神】 3839 南波 靖史睨まれまではいかないが、見られてしまった。 へらっと手を振り返している。 「面白いから彰人くんと対決でも俺は全然構わないけどね? ま、別に全部俺に入って来たら〜撮影と小道具役に徹して適当な誰か撮ろうかな」 物騒な事を呟いた。 (G16) 2021/09/27(Mon) 12:56:28 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志「死んだら死んだ時で良いんじゃないか。 とは言え、そう簡単に死んでくれるなよ。」 少しだけ口を噤む。 「……貴戸が今まで苦しんで来たんだなって考えて 嫌だなって思った。 ま、過去があってこその今だし 仕方ないんだけどさ。」 こんな場所でないと きっと貴方とは巡り逢えていなかっただろうから。 (-293) 2021/09/27(Mon) 12:58:06 |
榊 潤は、流石にその缶を開けた食堂に行きたくないと思った (a60) 2021/09/27(Mon) 13:08:18 |
【秘】 9949 普川 尚久 → 0043 榊 潤「んー……? あと三本で十だから、そこくらいで。それで指三本分程度だし」 聞き入れる気の全くないらしい発言が返された。実際そのまま、数は増やされていった。 服の上から布を隔てて。潜り込んで直接肌に。腰、腹、胸、腕や脚まで、からだのいたるところを影はまさぐり、ゆるい刺激を与えてくる。まるで恋人にするような愛撫だが、得体の知れないものに与えられているという事実が、その表現の邪魔をしていた。 「なんか、、すこぉしはふわふわしてきた……?」 ジュースみたいな味のカクテルのグラスを空けて、まだ中身の残っている榊の二杯目に手をつけた。独特の風味にちょっとしぶい顔をしたが、そういう味だと思えば飲み込めた。 影と感覚を共有しているわけではないのだろうか。それとも単純に気にしていないだけか。どれにしろあなたの抵抗のそのタイミングで、普川が特別リアクションを取る気配はなかった。抵抗しているなぁと眺めてはいるが、眺めているだけである。 「声上げたくなかったりするー?」 間延びした声の問い掛けが飛んできた。オプションは言ってくれたのしかつけないと言ったのは誰だろう。 (-294) 2021/09/27(Mon) 13:18:11 |
【赤】 8435 黒塚 彰人 (*2) 2021/09/27(Mon) 13:25:54 |
【妖】 9949 普川 尚久>>$1 ベッドに押し倒され、抑えつけられたまま下半身の服を脱がされ、そのまま行為が始まった。どうしてか追い詰められたようになっていく朝倉を余所に、普川は困惑気味ながらも冷静なように見える。 その内に感情の堰を切ったように喚き出す朝倉。一瞬の間、その後。殴られたように普川の頭が弾かれる。それを皮切りに、見えない拳と独り善がりの律動との暴力が始まった。 押さえつけられたまま、痛みに耐えるように身をよじる普川の姿は正しく『強者に抵抗できずに理不尽を受ける弱者』で、そのくせ表情だけはひんやりとしたままだった。 ($6) 2021/09/27(Mon) 13:39:29 |
【赤】 3839 南波 靖史「……アレの言葉を借りるなら」 「『人格』とは、人に存在するものでしょう」 「ならば多重人格でも何でもない。 私は、 本当の『南波靖史』は最初から私しかいない。 「──アレは、 貴方達がずっと『南波靖史』と認識し続け、この舞台上で話し続け、人を『幸せ』にしようとし続けていたあの存在は、」 「名付けいわく本名は、」 ネウロパストゥム・パトロヌス 「neuropastum patronus」 (操り人形の守護者) 「──自我が芽生えた、私の『異能そのもの』です」 だから、多重人格と言うのはおかしい。 経緯を知らない人間なら、最早それは『寄生』にも聞こえるような話。ただ、この『本人』はただ諦観しか見せていないが。 (*3) 2021/09/27(Mon) 13:46:41 |
【妖】 9949 普川 尚久>>$3 ダウンした榊に縋りつかれたまま、ひとつずつ制御装置を外して台に置いた。鍵を使っている様子はなかった。 ほどなくして影が盛り上がり、榊にまとわりつく。その黒は意思を持って動いていた。彼を普川から引き剥がし、軽く持ち上げる。 影は触手のように何本にも枝分かれして、榊の着衣を脱がしていく。下半身をうまれたままの姿にしたところで、影がローションのボトルの蓋を開け、小指よりも細い細い影の束に垂らして広げた。 一本、二本、三本……少しずつ増やされていく影は、結局何本榊に咥えられていただろう? 榊は抵抗しているようだが、人形と変わらないくらいにいとも簡単に動かされていた。 一方の普川はトロピカルな色のカクテルを飲み切ってから、榊が残していた透明な酒に口を付けていた。ちょっとふわふわしてきたみたい。 ($7) 2021/09/27(Mon) 13:55:10 |
【墓】 7734 迷彩 リョウ>>【食堂】>>+83 「邪魔じゃないなら、うん。今日はそっちで寝る」 温かい手料理など口にしたのは、ここに来てからだ。 きっと栄養もあって美味しいけれど、それでも何かが足りない気がした。 「でも寂しいのは、今に始まったことじゃない」 友人に作ってもらった食事を残すのは気が引けた。 調理に割いてくれた時間を無かったことにするのと、同じだと思うから。 薄く色づいた野菜を、肉と一緒に食べ進めた。 「そう。オレにとっては、何かあったんだよ」 貴方に心配はかけたくない、という気持ちはある。 だから、何も心配いらない。 そう意味を込めて、短い説明をした。 「……夢の話、した。 そしたら、笑われた。それがムカついた。そんだけ」 大人が禁じた、愚かな夢だ。 しかし少年にとっては、ようやく見つけた生きる希望だった。 本当は願っている。再び元の生活に戻れることを。 本当は期待している。もしかしたら、自分たちが許されるのではないかと。 世界はそんなに甘くない。 子供は知っているつもりで、ちっとも知らなかった。 (+84) 2021/09/27(Mon) 13:58:44 |
【神】 8435 黒塚 彰人「そうですね」 何が? 本人にもよく分からないそうですねが繰り出された。 つまるところの生返事。 (自身が)振る予定の1D1ダイスを1D2ダイスにしてやろうかと一ミリくらい思った。 思うだけでやめました。 (G18) 2021/09/27(Mon) 14:18:05 |
【独】 8435 黒塚 彰人/*>>G18 訳:しれ〜〜っと普川に入れたろかと思っていたが、村爆散のリスク軽減のため南波に投票します エン… (-296) 2021/09/27(Mon) 14:21:03 |
【独】 9949 普川 尚久ところで消去法って何? 嫌な事があったのの腹いせと思われたくない:榊、南波、市川 どちらかと言えば投票したくない:素崎、貴戸 そういうことです。 (-298) 2021/09/27(Mon) 14:26:01 |
【独】 9949 普川 尚久別に黒塚に嫌な事されてないんだよなぁ普川。暴行騒動でちょっと申し訳なくは思った。申し訳なく思っちゃいけないから、申し訳なく思わなかった事にしたのですけれど(だから投票先も変わらない) (-300) 2021/09/27(Mon) 14:30:57 |
【独】 9949 普川 尚久普川童貞失くすんじゃん(気付き) え??? 童貞失くすロールする事になるんですか?????? おれが?????????? え????????? (-302) 2021/09/27(Mon) 14:40:20 |
【赤】 8435 黒塚 彰人「異能に、自我。そうか」 ここまで、さほど気にかけてもいなかった言葉を思い出す。 ああ。だから人間ではないと言ったのだな。そういう、答え合わせ。 「……つくづく、似て非なるな」 そうして今度ばかりは思考の外、声になった。 もっとも、一番初めに抱いたのは『難解な本名だな』という間の抜けた感想だったのだけども。 「初めまして――か? 『本当の』『南波靖史』。 ……で、お前のことはどう呼ぶべきだろうな」 遠回し、一人と一つを別物として扱うべきかと問うている。俺がアレを靖史と呼ばわることは知っているんだろう? 直截的でないのは、この男にしては、たぶん珍しいことだった。 (*4) 2021/09/27(Mon) 14:40:34 |
【独】 9949 普川 尚久ヤマタノオロチンチンの反対ってなんだろう。同時に何人咥えていたよ普川……?(ログを遡る) ・・・・・・同時は結局素崎と朝倉くらいか。R18は平行しましたが。同時よりかはかわるがわるチンチン咥えていた形ですね。 うーん文字にすると。文字にすると😌 (-304) 2021/09/27(Mon) 14:50:19 |
【独】 9949 普川 尚久普川、人間と関わるとダメになるから交流避けてきた節がありますね。人を知ると人に心を砕き始める。みんなみんなレッテル通りでいてほしかった。悪印象のレッテルを貼っていた人が変に弱っていたり人が良かったりすると、なんか・・・・・・なんか・・・・・・何とも言えない・・・・・・・・・・・・。 リョウちゃんとか鏡沼さんとかは、普通に好意を持っているから叶えてあげる感じだけど。榊とか黒塚とか、自分の目的に反しないお願いごとなら叶えてあげようって気分だもの。 (-305) 2021/09/27(Mon) 15:21:17 |
【秘】 0043 榊 潤 → 3839 南波 靖史「……俺が?」 想像をあまりしていなかった、少なくとも舞台にあがろうとしていたもののつもりだったから。所詮は淘汰される演者の役を突きつけられていただけなのかもしれないが。 「そうか、……そうなるのか。 お前たちとしばらくいたかったんだが。――都合が悪く、お前たちの話も聞けずじまいだったしな、それで?」 一度目を伏せて、そのままま片目はあなたの瞳を捉えようとする。 「どうやって、連れて行くんだ今回は」 (-306) 2021/09/27(Mon) 15:25:37 |
【秘】 0043 榊 潤 → 8435 黒塚 彰人部屋のノックがされるのは相当後になってから。 あなたが顔を出せば一言。 「……どこかで俺にあてられた連絡事項を知らないか? あいつからか、お前から。話を聞いてから退場をしてやろうと思ったんだが……どうやら上から通達は来ていないらしい。 誘われてやったぶんは愉快に踊らされたぞ。……全く、不本意な方法でな」 (-307) 2021/09/27(Mon) 15:28:18 |
【墓】 1117 闇谷 暁>>【食堂】>>+84 「………良いよな? 今日だけと言わず、いつでも。」 言って、気付く。 勝手に決めても良いものだろうか。ルームメイトへちらりと視線を送る。 布団は……近くの部屋から持ち込んで来ても良いだろう。そんなことを考えつつ。 「……煩かったらすまん。」 自分は何とも思わないが、ルームメイトの声が大きい。 ……寂しさは紛らわせるのではないだろうか。 「…………、」 貴方の夢。 かつて自分勝手に口を挟み、怒らせたもの。 背中は押せないが、貴方の思いはよく理解していた。 「悲しいな。」 彼のために、何が出来るだろう。 探偵だ何だと名乗っておいて、余計なところで飛び込む癖に、いざ目の当たりにすると足が止まる。戻れないな、と、自虐の言葉と共にもやしを飲み込んだ。 「話して、笑われて……何か言われたか?」 (+85) 2021/09/27(Mon) 15:30:33 |
【墓】 4432 貴戸 高志>>26 普川 「そうですか」 手短に反応する。殴られる事を求めた理由に関してはその程度だった。 貴戸がもっと反応を見せたのは、その先。貴方の謝罪に関してだった。 「……俺が切り込みたかったのはそこです。 事情はどうあれ、殴るという行為は良い顔をされないものだ。己が当事者じゃないとしても。 だから、もし求めるなら人の目に触れないところでやる事をお勧めします」 目的であった話を伝える。話し終えるまで眉根は八の字に下がり、些か困惑の色を滲ませていた。 「…………先輩、謝り慣れていますか?」 (+86) 2021/09/27(Mon) 15:31:10 |
貴戸 高志は、迷彩を歓迎している。断る理由が無いし、心配する気持ちがあるのは相方と同じなのだから。 (c60) 2021/09/27(Mon) 15:33:37 |
【人】 9949 普川 尚久>>【食堂】>>+84>>+85 三人からはちょっとだけ離れた、それでも会話をするには遠くない所に座っている。料理を作り始めるのに少し問答をしていた貴戸と闇谷には「僕お腹いっぱいになる量取ってくから」と暗に自分の分は作らなくていいとの発言をしていた。 「ふぅん……プリンを毎日食べられるようになりたいも、 空を飛びたいじゃなくて飛行機になりたいも、 別に立派な夢なんにね」 暗に笑うことはないのにと言っている内容を、事も無げに呟いた。笑う人間の心理は分からないでもないので、普川本人としてはそう思っているわけではなかったりする。 普川はリョウちゃんに本当の願いがあるだなんて知らない。それを欠片でも察せる鋭さを持っていたら、普川はもっと思い通りに人生を過ごして来られた。 (27) 2021/09/27(Mon) 15:34:22 |
【置】 8435 黒塚 彰人 一人、少しばかり草臥れた寝具の上に横たわる。上着だけは壁のハンガーにかけて、履いたままのスラックスに皺が寄るのも構わず天井を眺める。 視界の外にある、畳まれたままの布団の存在を意識する。ここ数日、背景と同化しているそれ。今日もきっと、少年は戻ってこないのだろう。 随分と嫌われたものだな。そんな感想を抱く。抱いたものに、大した感慨も無かった。 本音を言えば、好意よりは敵意の方がいくらもマシだった。明確な何かがあれば、あるだけ。 しばらくは――二、三日程、ほとぼりが冷めるまでは――顔を出さない方がいいのだろうかと考える。 しかし問題があればあちらが避けるだろうかと考える。模範的な在院者は、おおよそ決まった時間に顔を出しているのだから。 そろそろ、この馬鹿げた企画も終わる頃合いだろうかとも、考える。 期待と落胆とを、思い起こす。 寝返りを打つ。慣れた匂いに、目を瞑る。 早く、早く、………… はやく。ここから、出してくれ。 いつかの暗闇よりは浅い、浅い眠りへ落ちる。 瞼の裏、焦がれる姿が映ったような気がして、けれどもぼやけていたので、いっそ世界ごと終わってくれと、さほど本気でもない、自暴自棄を願った。 (L0) 2021/09/27(Mon) 15:42:01 公開: 2021/09/27(Mon) 16:00:00 |
黒塚 彰人は、ノックの音で、浅い眠りから覚めた。 (a61) 2021/09/27(Mon) 15:47:53 |
【秘】 8435 黒塚 彰人 → 0043 榊 潤 扉を開けて現れたのはどこかまだ、眠そうな姿。 意外そうな顔を隠しもせず、少しばかり掠れた声で答える。 「……特に、聞いてはいないが。 何かあるなら、あいつの方にいってるんじゃないのか。 ……そういやお前、しばらく見なかったな」 (-308) 2021/09/27(Mon) 15:49:25 |
【人】 9949 普川 尚久>>+86 貴戸 「……? 慣れてたらもっとそれらしく言えるんと違うかな」 我ながら相当気持ちが籠っていない謝罪だったと思っている。口だけで守る気が特にない、そんなふうには聞こえなかったのだろうか? 普川は首を捻った。 「貴戸さんがそういうことを言うと思って、 だから先に言われそうなことについて言ったよ。 意図のりかいはします。先のはつげんどおりです」 (28) 2021/09/27(Mon) 15:49:57 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 8435 黒塚 彰人軋むスプリングの音に耳を傾けながら貴方に視線を注ぎ続ける。なんでもない様子でシャツを纏い、身支度を整えながら。 「さてな。外での暮らしに関する事だ。内容自体はさして珍しいものじゃない。ただ、本当に保障されるかどうか信じられないだけだ」 ぎし、と更にベッドが鳴いた。引きずるような、緩慢な動作でシーツの上を移動して貴方の隣に座る。 「そう言う問いがすぐ出るということは、お前のほうは認められないものなのか?」 (-309) 2021/09/27(Mon) 15:52:07 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁「当然だ。俺はもっとお前と過ごしたいのだから、そうそう簡単にくたばってなどいられない」 速やかに答えた。 「……俺が苦しんだのは過去の話だ。今はもう何も問題はない。お前のおかげでな」 自分の都合のために家に泥を塗るような行為をしたことを、世間はどう評価するだろうか。たとえ褒められたものではない結果だとしても、自身の心はまったく揺らぐことはないが。 全てを切り捨ててよかったと心の底から思っている。貴方に出会えたのだから。 「……暁。…………その。 ………………もっと触れたい。嫌か?」 貴方に苦しい顔をさせるのは忍びなくて、誤魔化すように話題を切り替えた。あまりにも不器用なやり方になったけれど。 (-310) 2021/09/27(Mon) 16:02:30 |
【独】 9949 普川 尚久>>L0 他人に期待しない族やめろ!!!!!!!!!! 優しくしたくなるだろ!!!!!!!!! 普川が!!!!!!!!!!!!!!!! (-311) 2021/09/27(Mon) 16:04:29 |
【墓】 7734 迷彩 リョウ>>【食堂】 >>+85 「うるさい方がいい」 家に誰かがいるのが当たり前だった。 それでも時々、留守番をしたことがある。 テレビを付けたまま、硬い布団で寝たことを覚えている。 悲しいと言われれば、ややあって頷く。 あの時は恐怖心を覆い隠す為に、怒りを募らせたけれど。 怒りと恐怖の下に、悲しみがあったことに今気が付いた。 「え、うーん……」 何か、と言われて思案する。 あまり思い出したくない記憶を、隙間から少しだけ覗き込む。 黒い瞳と目が合って、すぐに目を逸らす。 「母さんに報いる気がないんだな、とか」 「だったら今ここで死んでも同じだ、とか」 ――――なあ、そうは思わないか。リョウちゃん? 少年の夢は、そう言われて当然の形をしていた。 ルームメイトの言葉は全てが正論だと、きっと誰しもが納得する。 それが正論で生きていけない子供の神経を逆撫でした、ただそれだけの話だ。 (+87) 2021/09/27(Mon) 16:12:01 |
素崎 真斗は、窓を開けて換気した。「死ぬかと思った……」 (a63) 2021/09/27(Mon) 16:12:13 |
【墓】 4432 貴戸 高志>>28 >>29 普川 殊更困った顔をした。少し考える為に瞼を下ろす。小さなため息を一つついて、それから瞼を持ち上げる。 「そうですか。 ……先輩。その言葉に誠意がこもっていようがいまいが、口から出た発言には責任がついて回ります。 別に俺は、貴方が自ら殴られるのを求めることに思うことは特にありません。先輩には先輩の事情がありますから」 淡々と言葉を紡いでいく。 「……ただ。こうして口先だけでも約束してくれたのに。それを破ってしまったら。……いいや、破るだけなら別に良い。 それで万が一、暁が再び困ってしまうようなことがあれば」 ▽ (+88) 2021/09/27(Mon) 16:16:10 |
普川 尚久は、「うれしいな、ありがとう」 少し的外れな言葉を返した。 (a64) 2021/09/27(Mon) 16:19:00 |
【墓】 4432 貴戸 高志>>a64 >>a65 「…………はあ」 ため息が止まらない。 「……俺は本当は、こんな事を言うつもりじゃなかったのに。 …………俺は先輩に、お礼をいう用事があったのに」 迷彩と闇谷が廊下で重なりあっているのを見た日。 真意がどうであれ、普川の言葉によって背中を押されて行動することができたのだ。律儀で生真面目な少年はその件に関してあとできちんとお礼を言おうと考えていた。 それなのに、今こうして飛び出した言葉はなんだ?感謝とはまるきり違う棘を含んでいる言葉ではないか。 「…………はあ」 ため息が止まらない。 的外れな言葉を耳にしながら、自身も食堂へ向かった。 (+90) 2021/09/27(Mon) 16:25:04 |
【独】 9949 普川 尚久そんなテンション。情緒不安定ですね。おおきにじゃなくてありがとうなのはちゃんとしてないお礼〜〜〜うふふ〜〜〜〜〜〜 (-314) 2021/09/27(Mon) 16:25:18 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志「………そっか」 今は大丈夫だと告げる貴方に 出会った頃より穏やかになった姿に 僅かに胸を撫で下ろした。 仮面を被る貴方も好きだったが、 今の貴方はもっと好き。 腕に力を込めて上体を起こし 頬へ触れる手をそのままに、貴方の唇へキスをひとつ。 「誘ってたんだけど 気付いてないだろ。」 (-315) 2021/09/27(Mon) 16:30:01 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁唇が重なる。 あどけなさすらありそうな、気の抜けたようなきょとんとした顔。数秒ほどそんな表情を浮かべた後、ほんの少しだけ瞳を伏せた。 「……すまない。気付かなかった」 ばつが悪そうに呟いて、それもまた誤魔化すように身を寄せる。 触れるだけのささやかな口付けを自分から贈った。 「…………怒っているか?」 (-316) 2021/09/27(Mon) 16:37:24 |
【独】 7734 迷彩 リョウ>>27 これ死刑を応援するわるいお姉さんなんですよ リョウちゃんの周囲に 子供の自立心を応援するタイプと、 生きる理由を教えたいタイプと、 子供の夢を馬鹿にするタイプと、 一通り揃っていてとても助かります 何故なら全て正論だから…… けどな 正論と正論がぶつかり合ってる間に オレは死刑にならせてもらう!!!!!!!!! (-317) 2021/09/27(Mon) 16:41:15 |
【独】 7734 迷彩 リョウちなみに最高裁の死刑判決速報ですが、 万が一誰かと生存フラグが立った場合は無期懲役になる予定でした でもそうはならなさそうなので、ブレーキを壊します ハンドもフットも壊しました しかしPLはすまねえという気持ちで内心苦しいです (-318) 2021/09/27(Mon) 16:43:43 |
【墓】 1117 闇谷 暁>>【食堂】 >>+87 がたん! 音を立てて立ち上がる。 「───ッごめん、」 咄嗟にそう、口から出た。 苦しい記憶を開かせて、 あまつさえ言葉にさせてしまうなんて。 そこまでさせるつもりじゃなかった。 なんて言葉は、ここ以外だって通用しない。 知りたがって貴方の傷に触れた。 悪い、と呟いて再度椅子を引く、座る。 「……同じな訳ないだろ、 違うよ、違うんだ、リョウ……。 お前は望まれて産まれてきたんだ、 そんなことあってたまるかよ……!」 ここには居ない男の言い分も、理解できなくはない。 それでも情のせいか、目の前の少年の事ばかりが大切に思えてしまって 本当に、探偵失格だ、と瞳を細めた。 箸を取り落としそうになって、置いた。 (+91) 2021/09/27(Mon) 16:45:49 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志「怒ってない。 これから知っていってくれ。」 くすくす笑う。 貴方のおかげで、 表情には喜色が浮かぶばかりだ。 「触って欲しい。高志に。」 名前を呼ばれはじめた頃から密かに始めた、 貴方の名前を呼ぶ練習が、この頃やっと役に立っている。 (-320) 2021/09/27(Mon) 17:00:06 |
【置】 9949 普川 尚久「素直に努力する子は応援したくなるな、上手くいくといいね」 そう寄り添うように言って、返ってきた言葉に対して 『ああ、うん、やっぱりなぁ』なんて思ったことだけを、 僕は形にしたことにした。 きっと誰も良いことだなんて言いやしない。 だからお揃いの少年に向けた言葉は素直だった。 「小さな失望が沢山積み重なってそ。可哀想に」 そう嘲るように言って、返ってきた言葉に対して 『 僕は全然形にしていない。 ただ、この後からは出来たら叶えたげようと思った。 お揃いが素直にいやだった。鏡に映したみたいなとこに居ないでほしい。 「そうしてほしい気分だったから」 そうなんでもないように言って、返ってきた言葉に対して 『悪いことをしたな』と思いそうになったのを、 僕は形にしなかった。 別にどうでもいいと思ってくれると思ったから、頼んだのに。なぁ……。 悪いことなんてしなかったから、自己満足だけ後でしに行こう。 ( ちょっとした何かくらいは、叶っていいはずなんだよ。ああいう人ら。 ) (L1) 2021/09/27(Mon) 17:10:41 公開: 2021/09/27(Mon) 17:10:00 |
9949 普川 尚久(匿名)は、メモを貼った。 2021/09/27(Mon) 17:10:46 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁笑う貴方につられるように、少年もまた表情を和らげる。貴方が笑っていると、自分も嬉しくなる。 「ああ、知っていきたい。 …………沢山教えてくれ、暁」 今だけ呼ばれる特別な名前。 くすぐったそうに、まぶしそうに目を細めて反応する。 名前を呼ばれるだけでこんなにも温かな気持ちになるなんて思わなかった。 「暁、好きだ」 なんて捻りのない言葉だろう。胸の内にある気持ちを表すものにしては非常に物足りない。 だから、言葉の代わりに行動で示そう。触れ合って気持ちを伝えよう。 背中に腕を回して、二人で共に畳へと沈もうとする。 狭い箱庭のなかで続く狂った宴、その合間のわずかなひととき。 長いような短い時間の中で、少年は真っ直ぐな「好き」を貴方に贈るのだった。 (-321) 2021/09/27(Mon) 17:14:17 |
【墓】 7734 迷彩 リョウ>>【食堂】 >>+91 立ち上がった貴方に、少年は目を丸くした。 大したことを話したつもりなど、微塵もなかったから。 死ねと言われたことが悲しかったわけじゃない。 自分の夢を、生きる理由を、 ちっぽけなものだと扱われたことが悲しかった。 貴方の感傷が、理解できない。 「やっぱりそうだよね? ここで死んだら、同じじゃないもん」 故に。 的外れな言葉を、そうと気付かず平然と返した。 「でもさ、でもさ。望まれて産まれただけじゃ、」 ほんの数年で見える世界と常識は一変した。 無学な少年でも、大人達が何を言わんとしているかは察しがつく。 「────生きるのを許された、ってことにはならないよ」 これは曲論だらけの少年が学んだ、数少ない正論だ。 (+92) 2021/09/27(Mon) 17:22:34 |
【秘】 0043 榊 潤 → 9949 普川 尚久「っ、はっ、……あっ」 ゾクゾクと背筋に走る不快感と快楽。鳥肌が立つようなこの感覚はどちらのものかすでにわからなくなっている。 激しいともつかず、確かに質量を増やし続けられるそこは、己の体の一部であることを否定したくなるほどに変わり始めていた。 どれもが触れるだけのもどかしさを与えてきて、 と強請る浅ましさに嫌気が差した。 「こえ……?」 いやな予感が、する、イヤな予感がした。だけど、 「あげ、たく……ないっ……ふぁっ、ぁっ、…」 甘い声も、俺の声も聞きたくない、縋るように助けてと、口だけが動いた。なにかが、これ以上来る前に。怠惰に揺れた瞳は眠気に連れて行かれることを拒んだ。 (-323) 2021/09/27(Mon) 17:26:36 |
【独】 9949 普川 尚久えっちありがとう。たすけてくれ。たすけてくれ。えっち。は〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜おれこれからこの人につっこむ文章書くの? どうして???? (-324) 2021/09/27(Mon) 17:29:14 |
貴戸 高志は、何事もなかったかのように食事を進める。ふと家族の事を思い出したが、もう関わりのない話だ。 (c63) 2021/09/27(Mon) 17:35:27 |
【赤】 3839 南波 靖史「へぇ。珍しい事を言いますね。非なるとは散々言われましたが、 “似てる”が入っているのは初めてです。どう言う事ですか?」 気だるげな顔から少しだけ疲れが消える。 少し前に期待して、また落胆する羽目になったから止めようと思ったのだが。これは期待とは少し違う、同類の可能性への興味だからいいだろう。 「別に“お前”でいいですよ。気付かれたくないって言いましたし。 下手に名前をつけると、アレにバレると困ります。 ……アレの中では私、もう消えた事になってるので。 思い出すと暴走しかねませんから。私の事大好きすぎるので、あの子」 最後の最後、気を抜いたせいか、 今までの声色と違って少し苦笑に近いものが零れた。 (*5) 2021/09/27(Mon) 18:36:41 |
【秘】 0043 榊 潤 → 8435 黒塚 彰人「運営の、……いや。違うな。 ここの上の人間に呼ばれていたんだが、少なくとも調子に乗っているやつらの声は聞けると聞き及んでいたが、全くもってなかったらしい。どうせ伝達ミスか俺の怠惰のせいなんだろう」 なんだか、ぼんやりと瞳を揺らせば、勝手に部屋に入ってくるらしい。 あまりあなたに意識を向けている様子はない。 「……誘った手前、あとのことを話そうと思ってな。 ただの縁だ、戯言と思っていいんだが―――きっと一人ぐらいには覚えてほしかったんだろう」 聞いてくれるか? とは聞かなかった。お前は舞台に上がった大根役者だ、そして共犯者はひとりでに語る。あなたに勝手にその役を押し付ける。 それでいい、お前を一人前だと決めつける。 「俺は、あと少しで。 いなくなる。 愉快に踊れるのはあと数日だろう、なにかしてほしいことはあるか?」 (-325) 2021/09/27(Mon) 18:38:10 |
【秘】 9949 普川 尚久 → 0043 榊 潤「ほんなら、」 言うや否や、ごぽりと蠢いた影が口を塞いだ。形の定まり切らないそれは中にまで広がって、歯列を撫ぜ、舌をさらって弄ぶ。噛みついても妙な弾力が返ってくるだけで、なんにもなりやしなかった。 「……見えてないけど、見えてない方がいいよな?」 ぐわん、一瞬、天地が分からなくなったかもしれない。影が動いて、あなたをひっくり返した。身体を前に折っての前傾姿勢。 尻を突き出す形になるのと、顔を見られているのと、どっちがマシなんだろう。顔なんてもう殆ど隠れてしまったから、その点で言えばそのままの方がまだ良かったのかもしれない。 腕は前の方で絡め取られて、少し下。流し台か調理台かは分からないが、それくらいの高さの辺に手が触れた。影達と違う、形のある物。 力を込めても込めなくても、体勢は大して変わらない。身体はしっかりと支えられている。快楽による行き場の無い衝動をぶつけて誤魔化しやすくなっただけだ。 「・・・・・・・・・・・・」 無言のままに引き抜かれた粘液濡れの細い影達は、今度は頭をもたげているあなたの性器に触れた。あなたのナカでぬくもった体温が、そのまま移ったようななまあたたかさだった。 雁首をつつき、竿を上下に扱いて、睾丸を転がす。遊んでいるかのようだが、子どものそれよりは明確に目的を持っていた。 「あのさぁ、、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 「……いいや。口はずしたくなったら、自分の肩叩いておいて」 あなたの上と下以外から、水音が聞こえ出した。 彼の短い呼吸も。 (-327) 2021/09/27(Mon) 19:04:05 |
【秘】 3839 南波 靖史 → 0043 榊 潤「俺は人の思考は知らないからわかんないね」 嘘。 少なくとも、相方と相談はしていた。 適当でも、指示を受けた訳でもない。 この男は納得しない限り、選ばない。意外にも意固地だから。 「別に?潤くん、元々俺たち側だったし。 特別なにか思い知らせてやるー。とかそう言うのもないでしょ。 だから俺、伝えに来ただけ。後でビデオカメラ持たされるだろうから、頑張ってね。ってさ」 それじゃ、と。何時もより早口でそう伝えて、何か呼び止めなり制止がないなら立ち去ろうとするだろう。 (-329) 2021/09/27(Mon) 19:10:10 |
【独】 9949 普川 尚久この無言は何? 耳塞ぐかなぁって思ったけど、急にそこまで何もかもが分からない状態になる方があれかもなって思ったやつなのだわ。声聞かれたくはないからしいて言うなら塞ぎたいけど。何するよ〜とかの声は掛けていた方が不安はないよなと思いたすけて(PLがまろびでる (-328) 2021/09/27(Mon) 19:11:41 |
【赤】 8435 黒塚 彰人「俺も、人間ではないからだよ」 ちらりとカメラを、マイクを気にする動きを見せつつも。 記憶を選り分け、言葉を選んで話を続ける。 最も簡単な方法と知りながらも口を噤むことを選ばなかったのは、たぶん、ただ話をしたかったから。 同類への――普通でないものへの、期待。それをこの男も有していた。 「異能によってうまれた生き物。 ……まだ人間として認められていないと言えばいいか?」▼ (*6) 2021/09/27(Mon) 19:24:39 |
【赤】 8435 黒塚 彰人「『父親』が……俺を作った、あの人は。 そうだな。俺のことが、好きだったんだろう」 瞼を伏せ、言葉を吐く。 笑いの一つも零れていないのに、どこか穏やかな声色をしていた。 「おかげさまで、難儀している。 ――で? お前、“アレ”は“お前”をどう好いたんだ」 少年に倣って、呼び分ける。 消えたはずのお前の話を、聞いてみようかと思った。それが短くとも、長くとも。 (*7) 2021/09/27(Mon) 19:28:48 |
【赤】 3839 南波 靖史「成程。私の場合は、一時期は半共存のような形でしたが。 そちらはそもそも“別個体”として存在は出来るんですね。 それ、アレが知ると喜ぶから教えてあげるとどうですか? 最も私が見ていない際に、そう言う会話は出ていたかもしれませんが。あくまで私は“本元”ですし、近いのはアレの方でしょうから」 別段、今の『南波靖史』をしている異能は、自分が人ない事を隠してはいない。話に流れがあれば、容易に話していた。 それでもまさか“自分と同じ異能そのもの”が居たとは想像だにしていなかっただろうから、知ると喜ぶのはそうだろう。 ▼ (*8) 2021/09/27(Mon) 19:56:36 |
【赤】 3839 南波 靖史「そうですか」 貴方の気にする先を、視線の先を薄ら確認する。 この状況で、全てを正直に話す気がない──そもそも不可能な事も勘付いている。 本当に貴方の言う相手が『父親』なのか、違う存在なのか。気にはなったが確かめられる状況ではないけれど、どちらにしてもその声色だけで少しだけ慰められた気分になった。 ……自身の異能に対しての罪悪感は、0ではないから。 「中身や記憶が同一なのかは、気になるし本当はお話したかったのですが。……もうあまり時間もないでしょうし、それは“全部終わった”後に。気が向いたらアレに話してあげて下さい」 この演劇が終演を迎えた時、ここまで監視も盗聴も厳重じゃない──個人の会話同士くらい、誰にも聞かれない時間が生まれる。それは、この役職についてる自分だからこそ、知っていた。 ▼ (*9) 2021/09/27(Mon) 19:58:49 |
【赤】 3839 南波 靖史「──この現代社会における、」 「“ただしい好き”と言う感情を、持って生まれませんでした」 それを指す対象は、これを語る『本人』か『自我のある異能』か。或いは──『両方』なのか。そのどれかは、語らない。 「どう好いたんだ」の問いに、ただ。 「うまれつき他者の事を正しく愛せなかった」 と、付け加えた。曖昧な言葉のそれは、少なくとも『ただしさ』を重視する社会では、許される方向性の愛ではなかった事は理解できるだろう。 (*10) 2021/09/27(Mon) 20:02:51 |
【秘】 8435 黒塚 彰人 → 4432 貴戸 高志 ちろりと、姿勢はそのまま、視線だけを隣へ向けた。 「さあな。……この企画が、テストを兼ねているんだろう。 及第点が取れれば、それなりに与えられる」 そのはずだ。 ……本当の願いは二度と、叶えられない。 それは不許可ではなく、不可能。不可逆。 同時に、不道徳ともされた。だから、誰にも明かしはしまい。 「なあ、お前。……高志。ここを出て、どうする」 また、いつかと似たような言葉を重ねて。 今度ははっきりと思い出した。夢を描く、少年の顔を。 (-330) 2021/09/27(Mon) 20:13:25 |
【墓】 1117 闇谷 暁>>【食堂】 >>+92 口を一文字に結ぶ。 具材が沈殿していく味噌汁の色が、薄くなっていく。 貴方はいつだって変わらず、理解してくれない。 けれどそれで構わない、理解し合うだけが『友人』ではない。 だから。 「 生きるのに許可なんて、いらない。 誰の許可が必要で、 誰にダメだと言われて死ぬんだ。 もっと好きに生きて、良いんだよ……」 好き勝手に、言葉をかける。 「リョウは、 誰かに許されないから死ぬのか?」 貴方からそんな言葉が出た事が悲しいと、 そんな想いだけは、知って欲しいから。 「だったら俺は、 お前が死ぬのを許したくない。」 正論なんて、くそくらえ。 (+93) 2021/09/27(Mon) 20:19:02 |
【秘】 0043 榊 潤 → 3839 南波 靖史「……結局、その程度か」 誰に対しての言葉だったか。 あなたに対してにしては、少し空虚で。 自分のことにしては、他人事のような声色。 「……お前、あの異能は、はじめから使えたんだよな。 この、趣味が悪い企画が始まってから。 ……俺は使えるようにならなかった。 ……なぁ、俺の研いだものの方が必要とされていないと思わないか?」 本当に使われていないハサミはどこの誰だろうな。 「それではごきげんよう、いい写りは期待するな」 (-331) 2021/09/27(Mon) 20:24:59 |
【独】 7734 迷彩 リョウレス返そうとすると頭の中の某民俗学者が出てくるので困ってる 俺は今リョウちゃん リョウちゃんはそんな難しいこと言わない (-332) 2021/09/27(Mon) 20:29:50 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 8435 黒塚 彰人「そうか。及第点以上を取れていることを祈ろう。文武両道であれと幼少からきつく言われてきたが、こんな分野は初めてだからな。未知数だ」 流れるような動作でネクタイを結ぶ。さして時間がかからないうちにいつも通りのきっちりした首元に戻った。 作業を終えて、手を下ろす。 小豆色の眼は、ゆっくりと貴方を見据えた。 「どうするも何も。ただ生きる。それだけだ。 俺にとって何より大切な者と共に生きて、なんてことない日々を過ごす。 真実はどうあれ俺もあいつも罪を犯した人間ということになっている。だから少なからず指を差され、心ない言葉をぶつけられるかもしれない。 あとは……そうだな、俺は今まで貴戸という家の都合のいい存在として首を絞めながら生きてきたから、俺の意思で選んだ明確にやりたいことなどまだ決まっていない。世間とずれた夢を持つかもしれない。 恐らくきっと、確実に、外で生きる道は前途多難だ。 ……それでも、俺はそうしたいと思ったからする」 面白い話ではなくてすまないな、と最後に言葉を添えた。 (-333) 2021/09/27(Mon) 20:39:19 |
貴戸 高志は、箸を拾い上げて席を立つ。少しだけ、胸が苦しくなった。 (c65) 2021/09/27(Mon) 20:42:20 |
普川 尚久は、ごちそうさまでした。そのまま話を聞いている。 (a67) 2021/09/27(Mon) 20:43:04 |
貴戸 高志は、箸ごと手を冷水に浸しながら考え続ける。 (c66) 2021/09/27(Mon) 20:44:39 |
貴戸 高志は、思考の海に浸り続ける。人は、いつから人に許可を求めるようになってしまったのだろう? (c67) 2021/09/27(Mon) 20:45:11 |
【独】 4432 貴戸 高志「何がダメなんだよ」 お前はダメじゃないよ。 「誰の許可が必要で、誰に叱られて、 どうしたらWいけないWじゃなくなるんだよ。」 お前は何もいけなくないよ。 「俺の幸せをお前が決めるな。」 お前の側に居られたら幸せだよ。 「俺は好きにしてるし、好きに生きる。」 お前が好きだよ。 「俺の好きな奴のこと、WなんかWって言うな。」 辛いね。頑張ったね。 +++ これをぶつけられた貴戸高志が、許可の話で動じないわけがないんだよ (-334) 2021/09/27(Mon) 20:52:24 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志すきだ、それだけの短い言葉で綻んで笑い合える。 嗚呼、言ってよかった、なんて 可愛らしい感想を胸に抱えて。 「高志の事ももっと知りたい。 好きだ、好き過ぎて、……幸せ過ぎる。」 貴方の温もりが包み込んで来て、 二人で地に沈んで、笑って、 体の底から混ざり合って。 「お前のこと離さないから、 お前も俺を離さないでくれ。」 貴方の全てが自分に向いていることが、こんなにも誇らしい。 こうして、少年院での時間は 細やかな幸せも、ほの暗い混沌も、何もかもに等しく進んでいく。 (-336) 2021/09/27(Mon) 20:52:53 |
【赤】 8435 黒塚 彰人「そうか」 少年の話を聞いて。短く、もはや口癖に近い三音節を返した。 ただしく在れない生き物は、それでもまだ、ただしさを求めている。 たとえ未練がましいと言われようと。 この房の中、朽ち果てるのは御免だった。 「……気が向いたらな」 (*11) 2021/09/27(Mon) 20:55:53 |
黒塚 彰人は、手を伸ばし、“お前”の頬を一度、撫ぜた。 (a68) 2021/09/27(Mon) 20:56:30 |
【置】 0043 榊 潤タイムリミットはもうすぐだ。慌ただしく上の連中は何かを用意していて。 思い残すことが無いわけではないが、彼らに挨拶をする必要があるだろう。 適当にばらまいただけのあの環境は、上の人間にお気に召しただろうか。 そして、褒美が与えられたとして。俺に意味をなすものなど無いのだが。 榊潤の罪は、既に全て証明されている。 "事故"で病院を経営していた両親を亡くして製薬会社を率いる叔父に引き取られ、裏で麻薬の密売人をしていた。 それが悪事だと知る前に、たたき込まされ、そのクスリの正体を知ってもそれが罪であるとは認識することが出来ない。 罪は、軽い。一年もすれば出されるものだ。だから"出所"は近い。 ―――眠れなくなったのはいつからだった。 ―――それは何年前だった? ―――一体いつから、俺は。 ―――17の誕生日を祝われたのは、何年前だ? 教わったことが本当ならば。 今の俺には、どうでもいいことなのだが。 (L2) 2021/09/27(Mon) 20:57:12 公開: 2021/09/27(Mon) 23:55:00 |
【置】 8435 黒塚 彰人【プロフィールカード】 番号:8435 名前:黒塚 彰人(クロツカ アキヒト) 年齢:推定18歳 異能: 伏せる クローン生成。昨日までの己の複製を生成可能。 収容歴:6年(うち、当院に1年数ヶ月) 犯罪歴: 保護者 殺人罪、および複数の余罪により死刑判決、執行済み。保護者 未成年への暴行罪、および複数の余罪により服役中。 それにより保護処分とされている。 ひとこと:「これでいいでしょうか」 「開示する必要があると思いました」 同室:迷彩リョウ (L3) 2021/09/27(Mon) 20:57:17 公開: 2021/09/27(Mon) 21:00:00 |
黒塚 彰人は、プロフィールカードを書き換えた。 (a69) 2021/09/27(Mon) 20:57:25 |
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