■■■は、悠々とりんご飴を手に、神託が下される様を眺めている。 (t0) 2021/07/24(Sat) 21:16:19 |
【赤】 よろず屋 シラサワ/* という訳で墓下のヒトらおはようやで。 赤会話はメタやったりロールやったりするからよろしゅうな。 ■確定役職(※墓下は生存者と共有しないようにお願いします) (狼陣営) 戸隠 智狼 (襲撃役職を判明)沙華 皇狼 (一回だけ吊られない) シラサワ 囁き狂人(狼会話出来る村人) アザミ 魔術師 (狼会話見れる占い師)(村陣営) リェン 反魂師(一度だけ死者を蘇生) シキ 水仙鏡(単独QP)■残灰 |■残役職 蝶間 |共鳴者(共有者)ユヅル |黒鳴者(共有者で占うと黒になる) モクレン |賢者 (占い師) 五十鈴 |煽動者(死ぬと次の日の投票で二人吊られる) (*3) 2021/07/24(Sat) 21:17:42 |
【秘】 右方舞 戸隠 → 学徒 蝶間 ──ゆら、ゆら。 あなたの前に、ひとりの舞子が現れる。 ──ゆら、ゆら。 顔布の下で、かふ、と。 熱い息が漏れた。 「──……怨みはねぇんだけどよ」 声。 舞を踊っている時は一言も発さなかった舞子が、口を開いた。 「─悪く思うな─」 一瞬。 視界が揺らいだと思うと、目の前に舞子がいた。 とん。 あなたの胸元に、指が立てられて── そこに、"印"が刻まれた。 (-2) 2021/07/24(Sat) 21:20:44 |
【秘】 右方舞 戸隠 → よろず屋 シラサワ/* ウワーッ! アトハマカセターッ! ちなみに念のため、役職はこっちでは判明していない。よろしく! (同じ内容を二人に送っています) (-3) 2021/07/24(Sat) 21:21:41 |
【秘】 右方舞 戸隠 → 忘れ屋 沙華/* ウワーッ! アトハマカセターッ! ちなみに念のため、役職はこっちでは判明していない。よろしく! (同じ内容を二人に送っています) (-4) 2021/07/24(Sat) 21:21:55 |
【人】 忘れ屋 沙華「舞手がもっていかれるとは、祭りもいよいよ大詰めらしいやな・・・。」 宿の玄関口で島内の様子を眺めている。 その日に日に静けさを増していく様を見比べておくように。 よく覚えておくために。 (0) 2021/07/24(Sat) 21:22:04 |
【赤】 忘れ屋 沙華/* おう、俺だ。4日目おはようさん。 ここでや結構風情のないことも言ってる自覚があるから 適時赤窓をOFFにすることもおすすめするよ。 雰囲気と言うのは大事なものだ。 (*5) 2021/07/24(Sat) 21:25:17 |
【赤】 よろず屋 シラサワ/* 煽動:蝶間 あっ…… あーあー…バレてもうたなこれ。 というか蝶間はん煽動やったか… 俺騙りバレたわ。しょうないな。ははは。 ■確定役職(※墓下は生存者と共有しないようにお願いします) (狼陣営) 戸隠 智狼 (襲撃役職を判明)沙華 皇狼 (一回だけ吊られない) シラサワ 囁き狂人(狼会話出来る村人) アザミ 魔術師 (狼会話見れる占い師)(村陣営) リェン 反魂師(一度だけ死者を蘇生) シキ 水仙鏡(単独QP) 蝶間 煽動者(死ぬと次の日の投票で二人吊られる)■残灰 |■残役職 ユヅル |黒鳴者(共有者で占うと黒になる) モクレン |賢者 (占い師) 五十鈴 |共鳴者(共有者) (*6) 2021/07/24(Sat) 21:25:20 |
【墓】 右方舞 戸隠「くそ……頭が、」 ゆらゆらと。 「……ぼんやりする……」 げほ、と喉につまったものを吐き出すように、 軽くせき込んだ。 ぽたぽたと、汗か、涙のようなものが、少し垂れる。 (+1) 2021/07/24(Sat) 21:28:46 |
【赤】 忘れ屋 沙華/* なるほど前に出た左舞が黒鳴者の線もますます濃くなる結果だね。 死後に強まる念をもつ扇動者がここでというのもある種芸術的か。 (*7) 2021/07/24(Sat) 21:29:01 |
リェンは、祠に水桶や衣服等を抱えて歩いて行った。 (a0) 2021/07/24(Sat) 21:30:43 |
【赤】 よろず屋 シラサワ/* せやな、五十鈴はんが黒鳴者やないかな。 で……まぁ、俺は狂人らしく散ろう思うわ。 はは、なぁ…"俺は道化だっただろ?" (*8) 2021/07/24(Sat) 21:31:31 |
【秘】 学徒 蝶間 → 右方舞 戸隠「おや……」 或いはそれは、気にもかけないだけだったのか。 視界が揺らげば、胸元に立てられた印。 其れの意味が何たるかを、学徒は知っている。 そして、学徒が浮かべたるはまさに "悦" である。「おや……よもや貴方が身中の虫とは……驚いた。 余りにも予想通り過ぎた、と言う意味だがね」 「とはいえ、選んで頂き感謝する。嗚呼……火をつけたのは貴方だ。 如何なる目的かは存ぜぬが、明日はきっと楽しい事になるとも。約束しよう」 (-7) 2021/07/24(Sat) 21:32:05 |
【墓】 学徒 蝶間はてさて、仄暗い中でも学徒は何時も通り変わらない。 一枚、一枚と紙を捲る。 「しかし、しかし。成る程。本を読むにはいい場所ですね」 其の様子は、何一つ代わり映えしない。 何時も通りであった。 (+2) 2021/07/24(Sat) 21:34:48 |
【秘】 右方舞 戸隠 → 学徒 蝶間 ばさ、と顔布を捲る。 「どいつもこいつも、きちがいばかり」 その顔は、青ざめて青白く、 静かに、細く槍のようにため息をつく。 「"あんなもの"に選ばれて、なんてぇツラだよ、お前は。 悪いななんて思う暇もねぇ」 ざ、と足音。 周囲に現れたのは、闇の中で目をぎらぎらと輝かせる村人たち。 彼らは印を打たれた生贄を、引き立てる用祠へと連れて行くだろう。 ……あるいは、進んでいくのかもしれないが。 (-8) 2021/07/24(Sat) 21:37:00 |
【人】 よろず屋 シラサワ島民達から声が聞こえる。 『一人の印が消えたのだから』『今日の印は二人に』と。 物語の頁は捲られ、運命は此処に決する。 煽り立てられ動くものたちが、 木の装飾を持つものを見ているぞ。 ──…そして、 "口先だけ"で"煽り動かしていた"この男は。 「……しゃあなしやな。」 どこにも逃げられはせず、そう呟いた。 祭りに書生が戻ってくれば、男の顔を見たのなら。 (1) 2021/07/24(Sat) 21:37:26 |
【秘】 左方舞 五十鈴 → 右方舞 戸隠「”右”君、僕だよ。 ねえ今どんな感じ? そこ、見張りとかいる? ……体力があったら踊るといいよ、”印付き”は……えっちな気分になっちゃうかもしれないから」 (-9) 2021/07/24(Sat) 21:57:45 |
【秘】 よろず屋 シラサワ → 書生 シキ/* 蘇生入ったので、三日目ロールは秘話で続けつつ、 表出れそうな布石打っておきました。 シラサワ煽動者騙ってたのでまぁ、 告発も面白いんじゃないですかねこれね。 (-10) 2021/07/24(Sat) 22:12:19 |
【墓】 右方舞 戸隠すく、と立ち上がる。 拘束はされていない。 見張りはいるようだが。 懐から、扇を二本。すらりと取り出し、しゃんと開く。 ひらひらと布をはためかせながら。 躍る。 踊る。 舞うように生き、舞うために生きよう。 不器用な自分の、それが生き様だから。 (+3) 2021/07/24(Sat) 22:13:37 |
戸隠は、奉納の舞を舞っている。 (c0) 2021/07/24(Sat) 22:13:47 |
【人】 奉公人 ユヅル「……右方の舞が選ばれましたか」 宿の片隅に賜った自室。開け放った窓の遠くより、 印が消えたと騒ぎ立てる島民達の声がする。 部屋の中央に座して、喧騒を聞き流す。 暫くの間そうしてから 目の前に横たえた和弓に手を伸ばした。 弦を指先で抓み、弾く。 「ひい、ふう、み、よ、いつ、む、なな」 高くも低くもない声が七つ、数字を数え上げた。 弦の音は時間を置きながら半刻ほど、 宿の周りでひっそり響いていただろう。 (6) 2021/07/24(Sat) 22:19:54 |
ユヅルは、静かに弦を鳴らしている。 (a1) 2021/07/24(Sat) 22:20:37 |
【秘】 左方舞 五十鈴 → 右方舞 戸隠「ああそうか、やっぱりいるんだね”崇拝派”が。 まあせいぜいお得意の、大好きな踊りを踊ってなよ。 僕が言ってたのはそういうことさ、印付きになったら踊る以外助かる方法はないからね。 あーあ、逆ならよかったのに」 (-12) 2021/07/24(Sat) 22:22:49 |
【人】 左方舞 五十鈴弓を弾く音がする。 「……や、ここの、たり、ふるべ、ゆらゆらと、ふるべ……か。 誰か使ったのか。 まだ伝わってたんだ、アレ」 戻ってきたのはシキ。 ……もし、”それ”をする者が他にもいるなら、気をつけなければならない。 自分も戻されてしまうかもしれないから。 (7) 2021/07/24(Sat) 22:29:37 |
【独】 よろず屋 シラサワ/* いやーーーー最終日に煽動落ちるとはな。 しかも蘇生入っておもろいことなったな。 運命とはこういうことやな。楽しいやんなぁ (-13) 2021/07/24(Sat) 22:30:44 |
【秘】 右方舞 戸隠 → 左方舞 五十鈴「やかましい。お前も」 ばさり、と顔布をかぶる。 「……なんていえばいいかわからんわ。 怪我せんようにな」 そうして、くるくると踊り続ける。 くるくる、くるくると。 (-14) 2021/07/24(Sat) 23:06:04 |
【秘】 左方舞 五十鈴 → 右方舞 戸隠「あーあ、昨日のうちに”子種”貰っておけばよかった。 ……僕は言ったからね、生贄のこと。 僕の悪口なんて言わないでよ?」 くすくす、くすくすと。 (-15) 2021/07/24(Sat) 23:28:55 |
【秘】 右方舞 戸隠 → 左方舞 五十鈴「いわねぇよ」 はぁ、と溜息ついて。 「……性交にゃそんなに興味ねぇが、 乳くらいもんどきゃ良かったな。 あんたいい脚してるし」 ろくでもない発言だ。色々やけになっているらしい。 そういうと、はは、と笑った。 (-16) 2021/07/25(Sun) 1:36:30 |
【秘】 書生 シキ → 呪術師 リェン/* ロール&蘇生確認しました! 貴重な機会、是非モノにしたい……! そちらからの"声"についてのロールですが @「祠から村に戻るまで」 A「この島の外へと生還できるまで」 このどちらで解釈した方がよろしいでしょうか? (-17) 2021/07/25(Sun) 1:54:05 |
【秘】 左方舞 五十鈴 → 右方舞 戸隠「足フェチかぁ、キミいい趣味してるね。 この祭りのために作った衣装なんだから、その時は汚さないようにうまーくヤってね、右君?」 しかしどうしたものか、取り込めたと思った舞手が囚われてしまった。 協力者はいるとはいえ……印付き達のいる祠は崇拝派が囲んでいる。 しかも囚われているのは祭りを知らない余所者ばかり。 ……分が悪い。 (-18) 2021/07/25(Sun) 2:41:31 |
【秘】 呪術師 リェン → 書生 シキ/* 祠から村に戻るまで、にしておきましょう! シキ君を継続的にどうこうする、というよりは 印からも祠という空間からも隠すことで無理やり印に干渉して引っ剥がせるようにするための物、といった感じですので。 極短時間に効果を制限する代わりに本来干渉できない上位の儀式に対抗するとかそういうのアツくないですか……(メチャクチャ早口) (-19) 2021/07/25(Sun) 3:34:11 |
【秘】 呪術師 リェン → 女鬼 アザミ「ふふっ、アザミ殿のお眼鏡に叶うとは光栄ですね」 相手がヒトではない、どころか更に上位の者と知ったとて、 リェンは調子を変えることは無いだろう。 「じきに祭りも終わります。 神狼を化かしても一興、食われてもまた一興。 贄を取り上げた私を“遣い”の子らが吊るし上げるか否か、 アザミ殿が元ある所に戻られた際に愉快であったと 言えるように努めるとしましょう」 (-20) 2021/07/25(Sun) 3:50:07 |
【置】 呪術師 リェン「はてさて、祭りもそろそろ終盤と言ったところかな」 蝶間の言葉どおり“楽しいことになった”。 ここぞとばかりにブレスレットをつけていない村人たちの 神託を待つ声が聞こえる。 まるで自分たちの為の贄だとでも言いたげに。 「はてさて、鬼が出るか蛇が出るか。 気まぐれ相手に、ウチもソトもありやしないが、 せっかく逃げおおせたらしい彼は“先生”の元に戻れるかね」 (L0) 2021/07/25(Sun) 4:12:59 公開: 2021/07/25(Sun) 7:00:00 |
【秘】 右方舞 戸隠 → 左方舞 五十鈴「舞子ってなそんなもんじゃないかい。 肢体、肉体美、そういったものに魅せられる。 ……お前の踊りも見てみたいもんだが」 疲れたように笑う。 「お前、今回はあきらめて逃げたらどうだい」 (-22) 2021/07/25(Sun) 4:38:32 |
【秘】 忘れ屋 沙華 → 書生 シキ「もう一度もらった機会。今度はどうするのかな。」 /* ご復活おめでとう...また仲良くできるね 蘇り後の書生君がお過ごしになりやすいよう、 祠でのことは全部覚えているとも、部分の記憶を眩ませてあげるとも 忘れ屋という体で都合に調整してもいいから うまく使っとくれ。 (-23) 2021/07/25(Sun) 4:55:38 |
【秘】 忘れ屋 沙華 → 学徒 蝶間閉ざされた祠のなかで 「やあ・・・。己のように玄人な詩人を手元に置けるというのは俺も嬉しいよ。」 獣共を脇に控えさせながらその主は呼び掛ける。 「蝶間、ふうん。」 祠に響くこともない抑揚を失った声が学徒になげられた。 「これほど詠えるような奴だったっけかなあ。」 食料を目の前にして。 気紛れな黒目が適当に見下ろしてくる。 これでどう料理をするか、 まだ的を絞れて居ないといった所か。 「本はいい娯楽だ。ありもしない人生をなぞって、それを己の記憶みたいに錯角することができる。」 こつこつと寄ってきて、学徒の腿を椅子代わりに腰掛ける。 「例えば己の生まれから今に至るまでの記憶を全て取りのいて、 代わりに物語ばかりの詰め肉にしてやるとつうのも・・・」 「なかなか上品な試みになるかもね、どうかい?」 やさしい怠惰 堕落の歌声が纏わりつく。 /* たっぷり融通をしてあげるからあれば望みをお言い。 (-24) 2021/07/25(Sun) 5:17:14 |
【赤】 忘れ屋 沙華/* なんだい往生際のいいやつだな。 学徒の方へは摺合せ(?に行ってきたぜ。 ま、島民が異分子をどう見做すかにもよるかもね。 俺からは敢えてこれと渡らせてあげる橋は特に決めてあげられないな。 (*10) 2021/07/25(Sun) 5:21:21 |
よろず屋 シラサワ(匿名)は、メモを貼った。 2021/07/25(Sun) 8:24:08 |
【赤】 忘れ屋 沙華「智狼が捕まったね、狂人。」 「俺の仕事が変わるわけじゃあねえが、どうもあいつの様子は違和感があった。」 「少し気がかりだあな。」 (*13) 2021/07/25(Sun) 10:07:30 |
【墓】 右方舞 戸隠 舞う。 舞って。 この島の舞いは、独特だ。 他の地方にない、特有の動き、特有のモチーフ。 それはつまり、何か確たるものに根差している。 舞の中から、それをつかみ取る。 踊りながら、自分の身体に刻み込む。 ──遠吠えが聞こえた気がした。 (+4) 2021/07/25(Sun) 12:41:08 |
【赤】 よろず屋 シラサワ「子狼の尻尾掴まれたなぁ。」 見慣れた顔だけとなった沙華を見る。 「まぁ、せやて戸隠はんが狼やと思うとるんが居るんやか。 ……違和感? 印消えたやのあったけど、 戸隠はんに違和感あるんか?」 (*14) 2021/07/25(Sun) 14:56:19 |
【秘】 よろず屋 シラサワ → 呪術師 リェン『神狼の祠』の一画で、リェンは出逢うだろう。 散歩をするかのような気軽さで、 この狂気の爛れた空間に、狂気に呑まれず立って居る男を。 「あぁ、リェンはんやないか。 ご苦労さんやな。」 清拭の布桶と衣類を持つリェンにそう話しかける。 祭も余すところ一日。 蝶間が物語を描いたかのように、 煽られた島民が、新たな肉を欲して沸いている。 口先だけで煽り立てていたこの男とは、違う。 (-25) 2021/07/25(Sun) 15:04:50 |
【赤】 忘れ屋 沙華「戸隠。あれは日中、己をわざと酷使するように舞うに没頭していてさ。」 爪の内を磨くように、弾きながら訳を話し始める。 「俺にはそれが何か言い訳でもしている自罰的な物に見えてね…。」 苦悶を己に科すが如く。 「根拠といえや俺の勘でしかないんだけど。」 「・・・俺が初めて喰ろうたときも似たことをしたんだ。」 だから、若しかしたら忘れの術が上手くいってなかったのかも知れない。 「それとね。」 「あいつは贄としての質が高すぎる。」 若く 島外の者 舞手であり 狼へ化けたばかりにして 純粋だ 「万屋よ、それで万一俺の術も効きにくいとつうなら」 「まだ何か他にも仕組まれてるんじゃねえかというのは俺の考え過ぎか・・・?」 そういう口元がひくひくと引き攣っている 「俺は神狼様じゃねえけど、捧げられてたら堪らねえよ」 片手を被せながら無理に絞め直すように抗っていた。 (*15) 2021/07/25(Sun) 15:56:59 |
【赤】 よろず屋 シラサワぽつり、ぽつりと、パズルのピースのような それぞれバラバラな要素を聞いていく。 わからんわ、と、一笑に付すのは簡単だろう。 しかし、相手は他ならぬ沙華。 この島に来て 一番多く言葉をぶつけ合い、 一番多く互いの腹の内を探り合った。 それはある種信頼にも似たような何か。 「…沙華は何かと気が付くからね。 だから記録係を任されているのも あるのだろうけど。」 だから、この忘れ屋の言葉を無碍には出来ない。 「今年は外からの…"稀人"ばかり神狼はご所望だ。 その中でも特等の贄で、 ……その贄の中に毒でも仕込まれていると?」 蝶間が物語を捲り、リェンが贄を奪い、 神狼は更に贄を欲した。 そして、此度狼に与する我らとて。 (*16) 2021/07/25(Sun) 16:32:35 |
【赤】 忘れ屋 沙華力を貸し、力を借りるに足る相手は他にいないとばかりに。 まだちぐはぐで形のない光明を話し合う。 「その毒が誰に向けられていようとしているのかは予測もつかねえんだけどな。」 「・・・・毒と呪いに関しては薬師の領分か。」 知識と術の手練。 「そして左舞の五十鈴、あいつも神狼支配にずうとご立腹だったのだと。 自分の舞で誘ってで以って、一矢報いようという腹だと聞いたよ。」 深い恨みと執念。 「今回は右舞の扉戸がもってかれ、そいつが何を仕込まれているかは分からないにしても。」 「俺等が何か策を仕込むべきだとしたら・・」 それも左右の舞子に他ならないのではないか。 「俺の手札は全部晒したぜ・・・ 己にここまで種明かしをする事になるとは露に思わなかったけど、 己以外にはあり得なかったような気もするから奇妙だな‥。」 (*17) 2021/07/25(Sun) 17:12:22 |
【赤】 よろず屋 シラサワ「全くだよ。俺たちが残されたことすら、 何かしらがあったのかと勘繰りたくすらなるね。」 装いを外し、傷を晒し、語り合うは互いの真意。 祭の三日目。狂爛の最終日。 誰も彼もが舞台へと上がり、最後の舞を見せるのだ。 「ああ、五十鈴に関しては俺も聞いたよ。 自分にも神狼の血が流れているのだから、 心臓を喰らえばどうにか出来はしないかとね。 …俺が狼に成った事がある分、 あの子には人間でなくなる事を忠告はしたけど。」 『それでも』と、言うのなら。 ──だからと言って、神狼の力を受ける俺達とて、 神狼本体には逢えていない。 …そんな中でどうする気なのか。 「……右舞の毒を、左舞の幼牙を、 沙華は神狼に届かせたいか? …それとも、潰したいか?」 道化は問う。 仕込む策は、神狼の為か、それとも。 (*18) 2021/07/25(Sun) 17:35:58 |
【赤】 忘れ屋 沙華そうだ、俺は。 「島のあいつらが勝ち取った"本当の祭り"で、でっかく上がる」 「俺も花火が見たいんだ。シラサワ、お前が言ったような奴をな。」 瞳の中に炎は焚きつけられていた。 (*19) 2021/07/25(Sun) 17:49:45 |
【赤】 よろず屋 シラサワへぇ、と、男は相槌を打つ。 道化は何も嘘は言っていなかった。 ただ、"言わない言葉"があっただけ。 ただ、"お飾りの言葉"があっただけ。 「……短い付き合いだけどね。 俺は"好き"だよ。俺と仲良くしてくれた人達がね。」 だから、道化であっても良いと思ったのだ。 狂った末に堕ちて喰われても良いと囁きを繰り返した。 皆を煽り動かし、火をつけ、壊れるモノに手を差し伸べて。 傷付き力を持たぬ狂人は、弱いからこそ、盾になるだろうと。 「なら届けるのかい? 毒と幼牙を火薬の色にして。 神狼様で盛大に花火を打ち上げてやると?」 どうする? 狂人を従える皇狼よ。 神狼を裏切り、新たな王の君臨を見届けるのか? もしそうならば、今日、君が牙を突き立てるのは。 ランダム 神狼のお告げ ではなく、 手動 自らの意志で五十鈴を選ぶこととなるぞ。 (*20) 2021/07/25(Sun) 18:06:36 |
【赤】 忘れ屋 沙華「決まりだな・・・?」 「おいおい、この期に及んで俺を誰と心得やがる。」 有ったも無かったも手中に自在 神を欺く皇の差配 神涙記録係、忘れ屋沙華の真骨頂 「衆愚の群れなど俺が余すなく支配してやるさ。」 (*21) 2021/07/25(Sun) 18:22:59 |
【秘】 書生 シキ → よろず屋 シラサワ爛れた暗闇へと己を誘う狼の声。 それに掻きだされるようにして 青年の曖昧な開かれた口元からは 幾度と無く、跳ねるような喘ぎが転び落ちる。 「――ぁ、は、ぅく……ぁ…ッ」 ――傷だらけの躰を持つ、この男の成すことが、 ただの慈悲や戯れで無いことは知っている。 それは、青年が現実から目を逸らす為の幻惑。 それなら尚、この男との茹る熱気の中で 与えられる快楽を、己が身へと宿してしまえば。 「くっ、ぅ、あ、ぁ―――!」 縛れるような刺激が細い背筋を迸る。 躰を寄せ合い、触れ合う感触は 遂に、青年の理性へとも撫で往く―― (-26) 2021/07/25(Sun) 18:37:15 |
【赤】 よろず屋 シラサワ「…良くやるよ。全く。…いや、沙華だからか。 記録の全てを持って行くつもりかい?」 ああ、俺すらも覚えておけるのだろうか。 この彼岸花の化身のような狼を。 彼岸花の花言葉は数多に哀しいモノがあるが。 さて、そこから一つ。"独立"という言葉がある。 神狼のくびきから断たれ、我らは独立出来るのだろうか。 これまで島に逆らわずに罪を重ねて来た、我らでさえも。 そう綺麗に事が進むのだろうか? 「ああ、本当に、 沙華に弱みは見せたくなかったなぁ。」 逆らえる事が無いじゃないか。 (*23) 2021/07/25(Sun) 18:38:01 |
【人】 書生 シキ「―――。」 その青年は、ゆらり影のように"そこ"に居た。 暗い獣の胎の如き穴倉から歩み戻ったその姿は あの時見せていた訝し気な佇まいそのままに しかし、浮かぶ瞳の色には、"曖昧さ"を増している。 「………。」 まるで、皮を裂き肉を喰らう獣たちの姿を 遠目でのみ見眺めて来たかというように。 己の記憶に空いた虫食いを覗き込むその目は どこか虚ろで、心ここに有らずとすら思えるような 生気に欠いた様を、顔に貼り付かせていることだろう。 (9) 2021/07/25(Sun) 18:44:55 |
【秘】 書生 シキ → 忘れ屋 沙華/* ご配慮痛み要ります。 それでは沙華さん以外の背景モブに狼藉された部分は なんとなく曖昧にしか覚えていないという体で 行かせて頂こうと思います。 実は同タイミングでシラサワさんにも *だいぶ可愛がられて*ましたので そっちとの設定合わせをやんわり頑張りたいです(邪悪) (-27) 2021/07/25(Sun) 18:49:40 |
【秘】 書生 シキ → よろず屋 シラサワ/* ご配慮痛み入ります……諸々申し訳ありません。 実は同タイミングで沙華さんにも *かなーり可愛がられて*ましたので そっちとの帳尻合わせも頑張りますネ.........♥ (-28) 2021/07/25(Sun) 18:52:55 |
【秘】 書生 シキ → 呪術師 リェン/*了解しました! それでは別PCさんとのロールの中でも そのような形で進行したいと思います。 うーむ皆さんとロール時間が あんまり合わないのがなんとも悔しい! ほんと、ギリギリまで頂けた見せ場を活用したい.... (-29) 2021/07/25(Sun) 18:56:16 |
【赤】 忘れ屋 沙華「しょうがないね・・それなら俺に協力させておく駄賃として、 己にも一つだけ俺の弱みを握らせておいてやろうか。」 「・・・沙華は元は俺が消してしまった輝きの名前。」 灯火を絶ってしまった友の物。 「だから、俺も思い出さないようにしているし‥ だれも覚えていないけれど、俺も昔の名前と姿がある。」 「俺の本当の名前は 秋雨 。」「今の俺が沙華であることは違いないし、俺はそれを忘れるつもりはない。」 「けど…お前が覚えている分には構わない気がしたんでな...。」 (*24) 2021/07/25(Sun) 18:56:58 |
【秘】 よろず屋 シラサワ → 書生 シキぐずぐずとシキを苛めれば、 男の腹奥にも熱が宿り、外へ出たいと訴える。 果てて溢れた熱で濡れた箇所に 男の熱が触れ合えば、 確かにそれはシキの痴態に反応している事が分かる。 男とて、この爛れた空気に 完全に抗えている訳ではない。 「は…… ァ 、く……んン …ッ」掠れた喘ぎ声が、男の口から零れる。 じっとりと汗で湿る互いを抱き、 押し付けるようにして擦り付けて、 時折手で二人を扱き、印を甘噛みし、高めていく。 始めから性急に繋がる必要などない。 強引さを用いれば、弱い己はあっけなく拒絶される。 故に、ゆっくりと、彼を熔かしていく。 (-31) 2021/07/25(Sun) 18:58:27 |
【秘】 よろず屋 シラサワ → 書生 シキ/* あらぁ〜いいですね…(いいね… こちらは狂人だから実際に印刻む作業が無いから… いろいろとがんばってください…♡ (-32) 2021/07/25(Sun) 19:00:52 |
【赤】 よろず屋 シラサワ「なんだ、勝ち越ししないんだな。 …というか、さっき 手の内全部晒したって言ってなかったっけ…。」 まぁ、俺なんて隠してた事全部暴かれたのだけど。 「……『秋雨』か。」 真名を告げられ、何度か愛しむようにそれを呼ぶ。 きっと、呼ぶことはもう無いのかもしれない。 男の低い声が、狂人の囁きが、真名を噛み締めるように。 「…じゃあ、忘れさせないようにしてくれな。 人間の記憶は曖昧だからね。 ──君が、今年の狼で良かったよ。秋雨。」 そう告げられる言葉は、 道化の言葉の中でも、飾りのない本心だった。 /* 五十鈴はんと打ち合わせ必要かねぇ。戸隠はんは赤見とるからええとして。 (*25) 2021/07/25(Sun) 19:08:53 |
【赤】 忘れ屋 沙華/* 協力するとは告げてあるから、4日目終了後の襲撃発表後には狼陣営として俺等がしたことを俺から晒そう。4日目の間中に伝えておくと捗りそうな事について連絡は狂人へお任せしてしまって大丈夫かな..? (*26) 2021/07/25(Sun) 19:29:56 |
【赤】 よろず屋 シラサワ/* ええで、投票を絞るか何かしらで 五十鈴はんに行って貰うのは考えとったからな。 4日中に必要なことか…… ちゃんとやる為には票操作も必要かもしれんなぁ…どないしよか 連絡取れる人間だけでも票動かしたら出来るとは思うけど。 モクレン、ユヅル、シキはんが難しいとこやけどな。 共鳴者には恐らく五十鈴はんから通達あるやろうけど。 (*27) 2021/07/25(Sun) 19:36:52 |
【秘】 書生 シキ → よろず屋 シラサワ音を立てて、声を奏でて互いを重ね合えば 幾度も高みへと昇らんとする青年の感覚が 汗ばむ細い躰を揺らし、あなたを抱く。 込み上げる熱に抗う意志は無く 最早、自身の乱れる様を忘れように 青年は、ただあなたの行為に溶けるばかりで。 「う、っ…… シラ、サ、ワ…さ、ん ……っ」細く呆けた目線で、あなたの名を小さく呼ぶ。 溺れ往く意識の中で、あなたの海の色を離さぬようにと 震える顔を寄せて、息を絶やして―― 「――っあぁ、あ………く、ぅ…ぁ…ッ!」 刻まれた印に染み込む"それ"は やがて、青年の僅かに残った心のしこりを 突き崩していくことだろう。 (-33) 2021/07/25(Sun) 19:52:37 |
【秘】 よろず屋 シラサワ → 書生 シキ「ッぁ、は、……っ ィ 、あ……っ!」男もまた、熱に溺れていく。 抱かれて傷痕に響く痛みすら、今は快いと。 名を呼ばれれば、譫言のように呼び返す。 シキ、 しき 、と、舌足らずに。水音と嬌声が互いに響く。 爛れた獣の胎の一部となっていく。 「ン………ッぅ…!!」 やがて訪れる男の僅かな絶頂に、 青年の青白い肌が、汚される。 追うようにべろりと印を舐め上げて顔を上げ、 最早理性を無くしただろう青年へと問う。 「は……君は 男 のままが良いか…?それとも… 女 になるか…?」行為は止まらず。 しかし選ぶ権利はあるとばかりに。 (-34) 2021/07/25(Sun) 20:11:25 |
【秘】 書生 シキ → よろず屋 シラサワ「ぅ、く、ッ―――!」 ――共に吐き出される熱の感触。 互いの名を囁く中で放たれたそれは ひどく熱の籠った粘り気に溢れたもので。 「……は……はっ…」 ぼんやりと、虚ろな目付きで躰を見つめる。 止まぬ熱、互いの息に混ざる味は 享楽の海に沈みきった青年を、更なる深みへと。 「……お、れは……は、……」 問われる。 その言葉は、青年の心を強く揺らぐ。 自身にとっては、"どちらがよい"か、 そして、"あなた"にとっても、と。 「俺は……、……。 … 女 が良いです…シラサワさん……。」そうして囁かれた答えは、ひどく不器用に。 あなたからの快楽を、更に求めるように、 (-35) 2021/07/25(Sun) 20:31:41 |
【人】 書生 シキ人目に付かぬ影の中で、青年は目を開ける。 己の意識へ、古錆の如く張り付いた曖昧な記憶。 おぼろげな"狼たち"の様を追憶する青年は それと共に、別のものへとも意識を向ける。 「………、さん……」 まるで、寝言のように小さく曖昧な呟き。 手にした本を開くことなく座り込む青年の口からは そうやって時おり、誰かの名が零れ落ちていたことだろう。 (10) 2021/07/25(Sun) 20:36:03 |
【秘】 よろず屋 シラサワ → 書生 シキ小さな聲 罪悪感が背を這い上がり、 そうか 、と返事を返す。「…辛かったら、俺が女になるから。」 夜色の髪を撫で、 口付けを落とし、そう告げる。 脱ぎ捨てた服から一つ、小さな軟膏の容器を取り出す。 「…リェンの、よりは…弱いけど…。」 薬を指に絡め、出された白濁を混ぜるよう、 青年の自身へ塗りたくり、 ぬめりのまま、その下へ、下へ。 薬の塗られた自身は、そういう薬なのだろう。 印を刺激した時のように、熱を集め煽り、 他者の肌が欲しいと訴え始める。 そちらに気を取られれば、 ゆっくりと、繋がるための箇所へ、 後孔へ、まずは小指が入り込もうと。 (-36) 2021/07/25(Sun) 20:57:11 |
【秘】 呪術師 リェン → よろず屋 シラサワ「おや、シラサワかい? 桶に手拭い、使わせてもらっているよ」 見知った顔に気づくとリェンはそう返す。 よくよく見れば手ぬぐいを洗っているのか、 腰紐に似た布をたすきがけにして袖を濡らさぬように縛っている。 「涼みに来るには湿っぽい所だけれど、 サクヤ嬢かアザミ殿に用向きかな?」 お邪魔なようなら年寄りは席を外そうなどと、 冗談を言ってみせなどするだろう。 (-38) 2021/07/25(Sun) 21:11:12 |
【秘】 書生 シキ → 左方舞 五十鈴「……ッ…」 あなたの声が聞こえれば 青年は目を見開き、顔を強張らせる。 「五十鈴……相変わらずだな……」 その口調に、当初の物腰柔らかさは無い。 「……"君じゃない"と言ったら傷付くか?」 されど、青年の物言いは棘を持ったままに。 (-39) 2021/07/25(Sun) 21:11:57 |
【秘】 左方舞 五十鈴 → 書生 シキ「うん、傷つくなぁ〜〜〜??」 わざとらしい節回し。 「……シキ、軟膏あげようか? どーせ、お尻痛いでしょ??」 にやにや、にやにや。 (-40) 2021/07/25(Sun) 21:16:55 |
【秘】 書生 シキ → よろず屋 シラサワ「……はい。」 自身と相反するかのような、暗闇の中に在って その姿を凛と輝かせるあなたの色を見つめ 青年は、あなたの口付けに小さく頷く。 「ッう……は…、ぅ……」 不安と関心に塗れ、力無く震える体が 浸み込む薬の効能によって、更に湿り気を増していく。 ……そうして。 「――ん、ッう……!」 青年のそれは、あなたの小さな形を 徐々に、徐々に受け入れていくだろう。 (-41) 2021/07/25(Sun) 21:21:39 |
【秘】 よろず屋 シラサワ → 呪術師 リェン「あぁ、足りんかったら言うてや。」 "あまり近寄りたくない"と言いながら、男は此処に居た。 最早道化を隠す必要も無いだろうとばかり、 最終日の男はリェンの前で笑っている。 「仕事や無かったら来る気ぃも無いんやけどな。 やらなあかんこと多いと忙しいわ。」 そう言って遠く獣の胎を見渡す。 澄んだ海の色を湛える瞳は、真意を隠したまま。 それでも、紡ぐ言葉は何一つ嘘を言っていなかった。 「……シキはん返したんあんたはんやな。 今年は神狼はん、稀人よう欲しがって……。 今日に限ってはもっとくれ言いよる。」 (-42) 2021/07/25(Sun) 21:22:13 |
【秘】 書生 シキ → 左方舞 五十鈴「っ……ふざけるなよ……」 吐き出す言葉の重みは、あなたを突き放すようで しかし必要以上の毒を持たすぬようにと どこか抑え気のある、複雑なものだった。 「……君だって、いつか"そうなる"んだ。 望んでるんだろ、君は"それ"を あの暗い処にいる化け物たちの……」 あなたの笑みに青年は小さく呟いた。 (-43) 2021/07/25(Sun) 21:25:29 |
【秘】 左方舞 五十鈴 → 書生 シキ「うん、そう。 ……僕は、 神狼をブッ殺す。 神狼を殺して、僕が新しい神になる。 生贄のいらない島を作る。 でももし僕が失敗した時のために…… 血を繋ぎたいから、僕を孕ませてくれるか僕の子を孕んでくれる人は探してるよ」 落ち着いた声色で、大真面目であることが伝わるだろうか。 (-44) 2021/07/25(Sun) 21:37:15 |
【秘】 よろず屋 シラサワ → 書生 シキ大丈夫、大丈夫 と。言い聞かせる男の声にも艶が生まれていて。 侵入した指をぐるりと回し、 徐々に広げてやり、指を変え、繰り返す。 滑らかさを求めて、空いた手で彼の自身を扱く。 快楽に溺れてしまえと、何も考えなくて良いと。 「…指、増やすよ…。」 耳に響く嬌声と水音の中、 そう告げやると、男はずるりと下肢へと下がり、 青年の熱を口へと含んでやる。 そうして、後孔の指が増え、 良い所を探るようにぐぽぐぽと動き始めた。 (-45) 2021/07/25(Sun) 21:40:01 |
【赤】 忘れ屋 沙華/* 襲撃でイスズちゃん選んでおくのは俺だけでも通るけど 投票操作というのは、あくまで襲撃指定で固めるためということ? なんだいあれ、シラサワは書生にどれだけ す ご い ことをしたの... (*28) 2021/07/25(Sun) 21:49:09 |
【赤】 よろず屋 シラサワ/* まぁ余程な場合を排除したかったらやな。 一応煽動が入っとるから二連で沙華はん選ばれたり 五十鈴が入ったら落ちる言うだけやけど。 まぁそれでええんやったらそれはそれで。 …シキはん? あぁ……まぁ、現在進行形やけど…? (*29) 2021/07/25(Sun) 21:52:58 |
【赤】 忘れ屋 沙華/* 対象1と対象2が同じ人です。 same both target. 投票どっちも自分にしたらこうなったから、 俺の2連吊り手段はないはずかも? ・・・お幸せに/// (*30) 2021/07/25(Sun) 22:01:43 |
【赤】 よろず屋 シラサワ/* ランダム×ランダムは可能なんよな。 それなら無い…んかな? まぁ本当にそれやったらもう万一の事やし、 よっぽど神狼はんが阻止したかったんやと諦めるけど。 怪我しとる言うたやろ、ゆっくりやらなあかんしで…ほら…。 俺のPLはこっちが本職やしで…(目を逸らす (*31) 2021/07/25(Sun) 22:06:21 |
【秘】 書生 シキ → よろず屋 シラサワあなたの指が青年の内を弄る度に 深く喉を鳴らして響く小さな声が どろりと、重みをもって口から溢れだす。 「っあ、うぁ……く、ぅ……ッ」 苦しそうに呻く青年の肉体は それでもしっかりと、慣れぬ感触を 感じ得ようと身を捩り続ける。 「は、あ…っ…ぃ……。」 自然と紡がれた返事……解かれきった己の理性は ただ、目の前の快楽を呑み込むことを望むばかりで。 「ッう……そ、こ、ぁ――!」 音を立てて探られる己の内側。 そそりたつ背筋に、張りつめた男としてのそれ。 ぬめる音が響き渡れば 青年の声もまた、淫らな色を増して行く。 (-46) 2021/07/25(Sun) 22:13:11 |
【秘】 書生 シキ → 左方舞 五十鈴「そん、な……っ……」 "そんなことなど在り得ない"と。 そう呟こうと震えた己の唇は 刹那、己の内を満たす昏い海の底へと堕ち往く。 その声の色は、青年があなたの佇まいに感じていた "狂えるもの"とは違う、確固たる意志を垣間見る。 「子々孫々、この村が消えてなくなるまで……」 まるで、あなたの弁に注釈するかのようなそれ。 無意識に転び出たそれを噤めば、別の言葉を。 「……この島から出られるかは分からない。 ましてや、この"印"がある間は……」 諦め深い念が、その言葉を彩っていた。 (-47) 2021/07/25(Sun) 22:18:48 |
【秘】 呪術師 リェン → よろず屋 シラサワ「━━お互い、どうにも忙しくていけないね」 薄く、薄く。 笑みの隙間から、キツネのようなリェンの瞳がシラサワを捉える。 それは人の命に真摯で、それでいて捉えどころの無いリェンの、 普段は見せない表情だった。 「縁も契りも巡るものとはいえ、 “アレ”の血筋を“此処”で死なせる訳にはいかなくてね。 神狼のワガママと言えど、見過ごせなかったから━━」 当のシキ自身も知らぬであろう旧き縁。 世紀を跨いだ遠い昔、彼の祖先と交わした贄避けの対価。 (-48) 2021/07/25(Sun) 22:19:14 |
【秘】 呪術師 リェン → よろず屋 シラサワ「━━食ってしまったよ」 言うなり、リェンはプッと黒色の何かを吐き出す。 理解が及ばずとも、本能がそれが引き剥がされた 印の“核”の残骸だと気づくだろう。 (-49) 2021/07/25(Sun) 22:21:04 |
【秘】 よろず屋 シラサワ → 書生 シキ「ン、んぶ、ふ…ッんく、ンッ」 じゅるりと音を立てて熱から滴る涎を呑み下す。 塗りたくった薬も摂取するのも厭わない。 それで、己もまた熱を煽られる。 どろどろに快楽に熔けて、深く深く沈んでいく。 後孔の快い所を捉えれば、 ぐじゅりと3本指を挿れたままに、 指の腹でバラバラに擦り始めた。 自身へ迫る熱ではない、強烈な快楽を。 "女"にされてしまうような悶えを。 「んんンッ──…!」 そうして達してしまえとばかり、 自身を強く強く、吸い上げた。 (-50) 2021/07/25(Sun) 22:28:03 |
【秘】 よろず屋 シラサワ → 呪術師 リェン「──……!」 リェンの口から吐き出された印の"核"に、 思わず一歩、二歩、男は後ずさり、たたらを踏んだ。 海の瞳を細め、忌々しいモノを、 "知っているモノ"を見るかのように。 「見ない顔……、顔しよってからに。」 リェンに向かってそう言葉を零す。 特徴的な口調が、一瞬だけ、 皆と同じような旋律を伴ったが、すぐに戻った。 「……まぁ、俺じゃ出来ん事やな。 ほんにリェンはんには敵わせん…。」 (-51) 2021/07/25(Sun) 22:38:01 |
【秘】 書生 シキ → よろず屋 シラサワ「あッ…ぅ……ッ!」 ビクリと、青年の背が跳ね上がる。 手慣れきった激しい様に翻弄される肉体は 全身を以てその快感を味わうばかり。 腹の内でうごめく指が、狭い感触を貪る。 強く撫で付けられるれば、その度に 汗の滴る顔が、だらしの無い表情に染められる。 「っは、は、……あ、うっくぅっ…あ……!」 曝け出された剥き出しの感覚で全身を揺らす青年の 声を絶やさぬその口は、だらりと快楽に蕩けきる。 「ッあ、ぁ―――……!!」 ――そうして青年は。 がくがくと脚を震わせ、細い背を小さく丸め、 三度、あなたの成す爛れた"高み"へと導かれた。 (-52) 2021/07/25(Sun) 22:58:39 |
【秘】 よろず屋 シラサワ → 書生 シキ「んッ──…………く、ぅ」 なるべく海眼を閉じずにいたが、 流石に咥内に精が放たれると、 眼をきつく閉じて、じゅるると嚥下する。 慣れたモノではないが、知らぬモノでもない。 ふは、と唇を自身から放し、快楽で締め付けられる指を蠢かせ、 後ろの熱をずっと煽りつけながら、 顔を上げて口付けしそうなほどに近づく。 先程に、その口で散々に青年を苛めていたのに。 「……君を、── 狼 が食べてしまうよ」その唇は最後の最後の警告を。 深海の底 に来たというのに、もう遅いだろうに。青年を貫こうとする杭が、 果てたばかりの熱に擦りつけられる。 (-53) 2021/07/25(Sun) 23:15:34 |
【秘】 左方舞 五十鈴 → 書生 シキ「だからそれごと壊そうっていうんじゃないか。 ”シキ”なら僕が”どういう立場”か解るでしょ? 僕は崇拝派じゃない。 ……ふふっ、僕は本気だよ」 (-54) 2021/07/25(Sun) 23:37:38 |
【秘】 書生 シキ → よろず屋 シラサワ暫しの間、激しい快楽から解放される青年は しかしすぐにあなたと顔を合わせ 細めきった目を、垂れ落すように向けるだろう。 「……、です……。 ほかの、やつらは、いやだ……。 あなた、なら…… シラサワさんなら ……」譫言の如く呟かれるそれは 何処を見ているかも定かでない、虚ろな瞳と共に。 初めから、ずっと内に思っていたことだ。 狼の餌食になどなりたくはない、この村の掟など知りはしない。 自分はただ、『先生』の思惑でここに居るに過ぎない。 自らの意志も曖昧に、ただ一つの"本"を片手に下げて。 それでも、この蒸せ返る欲情の穴倉の中で せめてもの慈悲を己に与えてくれた 目の前の海を湛える男にならば、と。 それもまた、ただの 諦めの一つでしか無いのかもしれないが。 それでも、青年は熱を帯びた声で あなたのそれを、強く求めた。 (-55) 2021/07/25(Sun) 23:39:32 |
【秘】 書生 シキ → 左方舞 五十鈴「――ああ。 俺もこんな島はうんざりだ。 俺はただ『先生』の言い付けでここにだけだ。 あの穴倉の中は、君が考えている以上に狂っている。 この島も、ここに居るヤツらも、何もかも。 俺だって、こんな島……」 そうして遂に、青年はそれを口にする。 あなたの内に渦巻く執念と狂気を その目で、耳で具に感じる為に―― 「……そして君は、何が言いたい。」 「君は、俺に何かして欲しいのか?」 (-56) 2021/07/25(Sun) 23:51:32 |
【秘】 よろず屋 シラサワ → 書生 シキ「……ん──。」 聲をひとつひとつ、拾い上げて、頷く。 己はつくづくずるい男だと思う。 言葉を装って、傷を隠して、 逃げ場の無いこの場所で、肉を喰らう。 謝罪はもう、口にはしなかった。 代わりに 「…… ありがとう 、シキ 。」そう告げられる言葉と共に、 後ろで蠢いていた指がずるりと抜けていき、 男の熱の先端が、そこへと押し付けられる。 口を開き、牙を突き立てるように、 "印"へと甘噛みを落とし、快楽を煽る熱を巡らせ そうして青年を、男の熱が貫き始めた。 「ン………っぅ、う…ッ!」 どれだけ解しても、痛みは少なからずあるだろう。 印と自身へ与える快楽で、それを鈍らせようとする。 (-57) 2021/07/25(Sun) 23:54:14 |
【秘】 右方舞 戸隠 → よろず屋 シラサワ/* なんか決まったこと並べてくれたら合わせるぜ〜。 ちょっと忙しくてあまり反応できとらんですまないね。 (-58) 2021/07/25(Sun) 23:56:52 |
【秘】 書生 シキ → よろず屋 シラサワ「………、ぁ……」 囁かれた小さな返事に。 青年は、何かを紡ごうと唇を震わせ 言葉にならない、安堵にも似た声を漏らした。 「――――ッ!!」 刹那、青年の白い額の上で 味気の違う汗がじわりと浮かぶ。 何物も、ましてや、男の火照りきった滾りなど 一度たりとも受け入れたことの無かったそこが あなたに抱かれる中、大きく埋め込まれる。 「――ふ、くッ、ぅ……!」 溺れそうになる息を必死に抑え付け 徐々にやってくる濡れた感触に身を浸せば 次第にその痛みは、別のものへと置換されて行く。 「っあ、ぁ……ッあ……!」 じわりと広がる痛みと息苦しさは、 徐々に、"印"が持つ淫らな衝動と 薬が染み込ませた熱き感覚と そして、あなたの術によって、消え失せていく。 (-59) 2021/07/26(Mon) 0:12:18 |
【秘】 左方舞 五十鈴 → 書生 シキ「そう、シキは島ソトのもんだ。 こんな祭りに巻き込まれなくたっていいんだよ。 でもなんでまた『先生』はシキをこんな所にやったんだろうねぇ? 口減らし? しつけにしては物騒だよね。 ……僕がシキに願うのはね、僕が選ばれるように祈って欲しい。 それと、もし今回失敗した時のために子種が欲しい、孕ませて欲しいってことかな。 僕のママがそうしたように、この血を伝えていって……いつか必ず、神狼を殺す。 シキは余所者なんだから、祭りが終わったら帰ればいいよ」 (-60) 2021/07/26(Mon) 0:24:42 |
【秘】 よろず屋 シラサワ → 書生 シキ隻手で腿を抱え、口で印を愛撫し、 自身を扱いて快楽で痛みを逃がしてやりながら、 徐々に、徐々に、青年を喰らっていく。 男も歯を食いしばる。 情欲に濡れる海が、シキを見つめている。 「ン、ぅ……んん…ッ」 締め付けに肩を竦め、薄暗い灯に傷痕が照らされる。 根元までとはいかず、 途中で止めて、様子を伺い、 傷が引き攣れるのも気にせず、 青年の両腕を、己の背に回させるように。 肌を密着させ、 互いは此処に在る のだと。「だい、ッじょうぶ……大丈夫、だから…。」 耳元で何の保証もない言葉を呻くように呟く。 少しでも相手の力が緩めば、深く深く繋がろうと。 (-61) 2021/07/26(Mon) 0:27:27 |
【秘】 呪術師 リェン → よろず屋 シラサワ「何度も使える手立てではないけれどね。 だからこそ、一度目は防げない」 ひた隠しにしてきた。 誰が遣いの者とも知れぬ島中で、一人小細工を続けてきた。 「なに、使ったのは左方の舞手の受けていた物と似た物だよ。 暗幕、神隠し、言いようは様々だけれど、 対象が言葉を発するまでの数刻ばかり、隠してしまう術さ。 人からも呪いからも結界からも、ね」 見物人を待っていたかのように、 嬉々として種明かしを進めるリェン。 「対象を見失った呪いは宙に浮いたような状態でね、 触媒を挟んでやればに解くくらいの干渉はできてしまう。 ――後は簡単だったよ。 印がなければ、結界からの出入りを妨げる物は無いからね」 シキを連れ出した手順を、 懇切丁寧に仕草まで再現して見せる。 (-62) 2021/07/26(Mon) 0:37:51 |
【人】 呪術師 リェン「狼、おおかみ、大神ね」 言葉遊びだ。 だけれども言葉は、言霊は時に思わぬ作用を引き起こす。 姿無き物に形を、力を与える。 残滓は土着の文化に馴染み、心と行いを染め行く。 「本当に、随分大きくなってくれた物だよ。 厄介な程にね」 どこへやら、羽織を喪った薬師は忌々し気な様子も見せず、 ただ、大きな存在への悪態をついていた。 (11) 2021/07/26(Mon) 0:47:11 |
【秘】 よろず屋 シラサワ → 呪術師 リェン「…ほんまに…俺には出来せんわ。 せいぜいシキはん穴蔵の中で"匿う"ぐらいしかな。」 あぁ、自分との差を見せつけられているかのようだ、 と、シラサワは内心溜息を吐く。 「リェンはんには敵わんなぁ…。 島来て俺の身体診てもろうてるのもあるけど。 "遣い"も"舞子"も皆、神狼はんに逆らおうとしとる。 おかげで神狼はん、おかんむりやで。」 最早、この海眼を持つ男の正体も 分かり切っているのではないか? 見物人と言うならば、この獣の胎の中で 狂気に囚われず立って居るこの男は。 「どうなるんやろなぁ、今年は。」 未だ、リェンの前で装いを外そうとしていない。 (-63) 2021/07/26(Mon) 0:51:08 |
【秘】 書生 シキ → よろず屋 シラサワ込み上げる快楽の中で喘ぎ続ける。 狼の欲が、己の細い肉体を蹂躙していく。 「っあ、あく、うぅ――ッ!!」 くすんだ暗色に満ちた瞳から、小さな光が滴り落ちる。 汗に紛れたその色は、青年の頬を伝いながら やがて、あなたの躰へとも染みていくだろうか。 「は、ぁ……っう、ぅ……っ」 形だけの言葉、意味の無い言葉。 それは、青年が流す感情の灰汁とも同じもので それでも、この穴倉に蔓延る邪な気から ずっと遠く、清純なものに感じられた。 あなたが成せば、青年はそれに応える。 その抱擁に、青年もまた両腕を広げて。 「シ、ら、ぁ……さ…ん……ッ」 肉欲に溢れた繰り返しが、延々と。 この泥濘の中で、最後の果てを迎えるまで 青年の言葉にならない求めは、続く―― (-64) 2021/07/26(Mon) 1:12:02 |
【秘】 書生 シキ → 左方舞 五十鈴「――ック、フ、ふふ……」 青年は、嗤う。 「……最初から言われてたことだったけどね。 正直、本気にする方がどうかと思ってたんだよ。 でも、俺があの"穴倉"で味わったものと比べれば 君の"それ"の方が、寧ろ現実味があるくらいだ」 そうして、嗤う。 「俺は、この島が憎くてたまらない。 この島も、この島の掟も全て最悪だ。 今すぐ逃げ出してやりたいくらいだ。 ここを出たら、俺をこんなとこにやった『先生』に この恨みつらみを全てブチ撒けてやるよ。 ……でも、それはまだできない。 俺を"自由"にしてくれた人が言っていた。 だから、俺は島でできることを探さなきゃならない」 幾度も、幾度も、嗤う。 「――それで、改めて思ったんだが。 この俺は、いまの君にとって "必要なもの"を全て持ってると思わないか? ああそうさ、 "お誂え" ってやつじゃないか。俺みたいな、この島に恨みたっぷりな男ってのはな 」 (-65) 2021/07/26(Mon) 1:33:56 |
【秘】 忘れ屋 沙華 → 観測者 ■■■「さて、こんな話でも聞いていたんだろうな。■■■。」 果たして過去に消えた沙華の正体を知る者とは。 観測者 とは。「俺はツケを返す事を決めたよ■■■。」 「俺は【皇狼】、一度神託を受けようが その事自体を俺の名前と共に島人達の中から忘れさせてしまえば 逃れおおせる事が出来た。」 忘れ屋なる人と、沙華なる名前が誰も一致しなくなるという現象を以てしてだ。 「俺は護身に取っておいたこの切り札を、明日能動的に使うつもりだ。」 その日告げられる神託を消し去り、皇狼の号令で上書きする。 よって明日だけは" 神託が与えられるはずだった "という記憶自体をそこいらの島人は"そもそも覚えていないことになる "だろう。「そこまでして俺もただでは済まない、お前もそれを許すか俺にはわからない。」 「でも今なら、やっと、俺は自分の意志で"選ぶ"ことができそうなんだ....。」 彼岸の花を、そっと祠の前に並べていた。 明日はきっと一斉に咲き乱れるだろう、その花弁の全てが、 虚無の塵と焼け終えるまで。 /* 特殊な行動に出るためその認可と相談です。 もし頼めるのであれば最終日開始時のモブ島人の状況としての描写、 上記のような結果のアナウンスをお願いしたいという心がありにけり・・・です。 (-66) 2021/07/26(Mon) 10:38:58 |
【秘】 よろず屋 シラサワ → 書生 シキ「シキ、ン、ッくぅ……!!」 名に名を、抱擁に抱擁を、熱に熱を。 互いに求め、返す。応えが返ってくれば、 相手を弱いながらも男の精一杯で抱き締め、 ずんと根元まで、男の身体相応の熱が青年を貫いた。 零れる涙を男の舌先が舐めとる。 まるで、犬科の獣のように。 「はぁ、……は… んンッ 」奥まで挿入したまま、回すように内部を抉る。 先程指で捉えた箇所に擦りつけるように、 青年に苦痛ではなく快楽を与えようと、 己の快楽は後回しにして、動く。 初めてのその場所を、ゆるゆると熱で開拓する。 時折ずるずると引き抜き、再び入る。 熱のひっかかりが、ナカを擦り上げる。 その時に、かぷりと印に飴のような甘い牙を突き立てた。 (-67) 2021/07/26(Mon) 10:43:11 |
【赤】 忘れ屋 沙華/* ランダムではない襲撃について 詳しい内容ではないけど 観測者 へも相談を送ったよ。投票については、五十鈴に当たりにくくなるようにするなら 俺達2人だけでもランダムを 1:沙華 2:シラサワ で揃えるのはありかもね。 ちょっと罰当たりというか小ずるいかな? (*33) 2021/07/26(Mon) 10:49:06 |
【人】 よろず屋 シラサワ「ほんに百年に一度やなぁ。」 誰しもの思惑が交錯し、火が爆ぜ、 空を彩るは何色の花火なのだろうか。 全員を眺め、男は呟く。 「……責任なんぞ取れんなぁ。」 男は道化、男はなんの力も持たない。 故に、他力本願とするしかなかったのだ。 だから煽り立ての真似事をしていた。 例えそれが、今日に神狼の怒りを買うとしても。 これが道化とされた男の精一杯の抗いだったのだ。 何年か島で暮らして、島民に情が沸いていない訳が無いのだから。 はは、好き放題やらせてもらったよ。 (12) 2021/07/26(Mon) 10:56:30 |
【赤】 よろず屋 シラサワ/* 俺自身はそれでええかなと思うけどな。 いや…むしろ贅沢やな、 こんな道化に使い処がまだあったなんてな。 まぁ最も、二票やと他に当たる可能性もあるけど。 それで■■■や他が納得するんやったらかまへん。 ただ狼陣営はゲームメイクや言うて、強権までは振るえんからな。 質問箱にお嬢様してくるんもひとつの手やで。 (*35) 2021/07/26(Mon) 11:55:49 |
【人】 奉公人 ユヅル「………………。」 奉公人が警策を携えて歩いている。 他の島民に出会っては仕事の捗り具合を聞き、 お疲れ様ですと声を掛けては次に行く。 今のところ軽快な音が響く様子はない。 あの警策はどうしたことか、と事情を知らぬ者達が 遠目に囁きあっているのが見える。 「祭礼の終わりが近づいているからか、 皆々さま一様に仕事に励んでいらっしゃる。 ………良きこと、でしょうか」 宿の遣いがてら運営の様子を見回っているだけなのだが、 当人の真面目顔と手に持った棒のお陰か 歩いているだけで島民の背筋が伸びるというものだ。 (13) 2021/07/26(Mon) 12:05:13 |
【人】 忘れ屋 沙華>>12 >>13 記録係が簿帳へ今日までのあらましを記し終える。 各々の様子をその目に捉えながら、既に全員に"賭けて"いた。 誰がそれぞれどんな出方をするか、如何なる札を見せてくるか。 盤に乗せられ明かされる決着、その瞬間まで分からない。 だが少なくとも 「ふひひ、俺はあれが拝めりゃ心残りももうねえよ。」 茶をすすりながらに、ユヅルの大義をしかと見届けている。 島民達の気張り様が痛快だ、俺がやってもこうまではいかなかった。 「これでこれから起きる結果がどこへ転がれど、 賽を取ったことに後悔するこた無さそうだ。」 ふっと一凛の彼岸花を空へ投げた。 風に乗り、どこへともなく去っていく。 「おい、万屋 」 呟き声を聞いてかしらずか、最早お馴染となった宿敵に一喝する。 「最後の勝負だ。俺の賭け方はもう決めた、 あとは恨みっこなしだぜ。」 汝は半か丁か、白か黒か、人か狼か。 明日の空色、 最後に笑うは誰なりや。 (14) 2021/07/26(Mon) 13:18:18 |
【秘】 忘れ屋 沙華 → 一ツ目龍 モクレン「己がいざという時に、誰の味方をするかというのは 俺の関心事の一つなんだけどね、片目の。」 祭の仕事がひと段落している頃合いにか、様子をみていた沙華が声を掛ける。 神狼の信仰と、島長や島民の思惑と。 その中でも沙華やモクレンはすこしイレギュラーなのだ。 (-68) 2021/07/26(Mon) 13:22:27 |
【秘】 書生 シキ → よろず屋 シラサワ音を交え、色を交え、ただ只管に。 どこまでも、目前の男から与えられるがままに。 青年は底無しの深みへと身を投げ打つ。 この暗闇に蔓延る全ての爛れを忘れる為に、 自らの身を、別の爛れへと落としながら。 「う、はっ……あぁっ、ぁ……ッ!」 口を衝いて出そうになる言葉の波は 込み上げる快楽に混ざり合い、蕩け合い その全てが、曖昧な音として零れ落ちる。 『う―――ぁ―――!!』 "印"に突き立てられた牙は 甘い一筋の火花を青年の意識へと迸らせ。 度重なる到達によって乱れた意識を いま一度、その迸りへと導いていった―― (-69) 2021/07/26(Mon) 18:06:16 |
【秘】 よろず屋 シラサワ → 書生 シキシキがおんなになること選んだ故に、 このまぐわいは、長く続くことだろう。 「ん、ぁッく……ぁ、はぁッ」 シキが痛みではなく快楽に染まっているのを理解し、 唇を重ね、はしたなく舌を絡め、二人とも堕ちていく。 枷をした弱き獣は、その枷に引っ張られ、 激しく動くことが出来ず、 故に、ゆっくりと、ずっとずっと、抜き差しが続く。 此処まで来れば、男とて果てたいという欲求が、 この爛れた空間に呑まれて行き、 ぬちぬちと、ぐぷぐぷと、いやらしく乱れた音が響き渡る。 刺激が足りないと、印を甘噛みし、 シキの自身へと指を絡め、飽くなき快楽を与える。 青年が何度果てようと、止められない。 「し、き、……っァ、ッシキ……ッ」 最早二人の有様は、この獣の胎の一部。 獣のように、互いを求め、肉を食い合おう。 甘い甘い赤い果実の、禁断の林檎の飴を。 (-70) 2021/07/26(Mon) 19:23:17 |
【秘】 左方舞 五十鈴 → 書生 シキ「なぁんだ、よっぽど酷い目にあったんだねえ。 すっかり島に染まってるじゃない。 んー、そうだね、できれば僕、シキとは”仲良く”したいなぁ。 恨む なら、その分僕を愛して みない?」 (-71) 2021/07/26(Mon) 21:44:16 |
【人】 左方舞 五十鈴五十鈴はじいっと、その時を待っている。 上の、そのまた上の、更に上の、もう辿れないくらい上の代から、この時を待っていた。 この時のために、この家系は血を伝えていた。 執念だ。 「……僕とあいつ、最後に立ってるのはどっちだろうね? でも、その前に……あいつと勝負もしなきゃ」 (16) 2021/07/26(Mon) 21:48:15 |
【独】 右方舞 戸隠 踊る。躍る。 「……くそ、くそ、くそ。 なんなんだよ」 躍る、踊る。 「なんなんだ、この祭りは、俺は、 俺はただ」 舞い、廻る。 「──くそ」 もう、できることはなにもない。 やがて、来る。 "おおかみ"がくるのだ。 「──せめて、踊ってやる」 できることなんて、それくらい。 だから、舞え。 全身を。 全霊を込めて舞え。 それが何になるか、なんて。 言われなれているんだ、こっちは。 (-72) 2021/07/27(Tue) 1:51:07 |
【赤】 よろず屋 シラサワ/* そういえばこれは提案なんだけど、 『モクレンが居ないのは神狼を出現させる手はずを整えている』 みたいな話にしてみたらどうだろう? 彼が居ない理由になるんじゃないかい。 おそらく人でないというなら神狼の場所も分かるんじゃないかな (*36) 2021/07/27(Tue) 6:15:45 |
【赤】 忘れ屋 沙華/* ほほ。 目的はともかく出現場所に向かってるって扱いは復旧ができた時に合わせやすくて良さそうだね。 構わなければそういうことにさせてもらおっか。 (*37) 2021/07/27(Tue) 13:29:38 |
【秘】 書生 シキ → よろず屋 シラサワ――果てきったばかりの朦朧とした意識を 飢えた獣が為す、止め処ない攻め立てが刺激する。 鈍く響いていた痛みはとうに消え去り 今はただ、その昏い欲情の中へと ただ只管に、溺れ落ち、溶けていく。 「あっ…っ……ん…ぅ……ッ」 本能のまま貪る仕草、しかし 決して激しいとも言えぬ行為の波打ちは 青年の躰の内へと、絶妙な感触を伝えていく。 「くッ、ぁ…あ…っ、め……ッ!」 何を口走ろうとも。 最早、青年に抗う術は何も無い。 交ざり合う意識は、この身を浸す欲情に身を攫われて 己の意識すらも全て消し去ってしまう程に 延々と、あなたとの快楽に狂って行く―― (-73) 2021/07/27(Tue) 16:04:47 |
【秘】 よろず屋 シラサワ → 書生 シキ押して、引いて、熔けて、混ざる。 下肢は最早互いの熱でぐちゃぐちゃになり、 涙が伝い、獣の食事のように涎を零し、 どちらのものともつかず、獣の胎へと滴り堕ちていく。 「はぁ、は……ン、くッ」 長い長い接合の先、 男の掠れた喘ぎ声が引き攣る。 散々に熱で突き崩した孔に、 漸く吐き出したいと思える程の昂りに至ったのか。 ぐい、と、初めて、男らしい力を出し動いた。 シキの身体を繋がったままに持ち上げ、 体勢を変えてしまうと──。 その身体を己の上へと持ち上げて跨らせ、 予想をさせる間もなく腰を掴み、 重力ごと一気に下へと自身を呑み込ませる。 「んぅ、ぅ──ッ!!」 男の自身で内壁の全てを擦り上げ、 最奥を目指し、熱が勢いよく、青年を満たしていく。 (-74) 2021/07/27(Tue) 16:47:57 |
【秘】 書生 シキ → 左方舞 五十鈴「――あぁ、本当に酷かったよ。 昨日のことだってのに、本当に最悪過ぎて、 あそこにいた時の記憶が曖昧になってる くらいだ」青年の視点は、何処とも知らぬ処を見つめて。 「 ……仲良く、ね 」自らの投げかけた言葉に対する返事に わざとらしく、思わせ振りなものを紡ぎ。 (-75) 2021/07/27(Tue) 17:06:34 |
【秘】 左方舞 五十鈴 → 書生 シキ「そう、 仲良く 、ね。……僕は神狼を殺して、島に本物の神を作ることを願う一族さ。 今年こそ、本当に生贄が出る。 神狼が降りてくる。 ……その時を見計らって神狼を殺して心臓を食べて、僕がこの島の神になる。 生贄がいらない、本物の善神になる。 ……でもさ、もしも失敗したら、その時は僕と結婚して欲しいな。 男女両方の機能があるけどさ、生まれた時は女だよ。 この血を絶やすわけにいかない。 一緒にさ、この島を……神狼と崇拝派と悪趣味な祭りを呪ってさ、楽しく生きようよ」 (-76) 2021/07/27(Tue) 17:27:01 |
【独】 左方舞 五十鈴「ねえサクヤ、ねえサクヤってば」 床に伏したサクヤは、見るも無残に犯し尽くされ白濁にまみれていた。 優しく優しく、いたわるように抱きしめて、さらしで体を拭う。 「……ねえサクヤ、僕を見て。 僕だけを見て、今だけでいいから。 僕、サクヤのこと大好きだよ。 ずっとサクヤのことが好きだったんだ……だから、ソトで手術を受けてきたんだよ。 サクヤと、ずっと一緒にいられるための手術。 ……ね、サクヤ。 僕のお嫁さんになってよ……」 ぼんやり、どこを見ているのかわからない瞳と一瞬目が合う。 優しく瞼にキスを落とし、唇に軽く触れる。 ……本物の恋人のように。 (-77) 2021/07/27(Tue) 17:36:15 |
【秘】 書生 シキ → よろず屋 シラサワ「っは……ぅは……っ」 事切れそうになる寸前まで繋がっていた唇は やがて音を立てて離れ、息苦しさと、溢れる熱で しっかりと濡れた息遣いが、青年の口から溢れ出る。 『あっ、ぅ、ぁ―――……ッ!!』 攪拌されていた意識に、その滾りが押し込まれ。 弾ける快感が、青年の細い躰を染め上げて。 「っく、ぅ……あッ、ラ、サワ…さ、ん……ッ!」 激しい交じり合いの中で、あなたを名を呼ぶ。 "それ"を見失わぬようにと、己の爛れた本能のままに。 自らを喰らう"狼"の名へと、 真っ直ぐ手を伸ばすかのように、呟く。 (-78) 2021/07/27(Tue) 17:40:48 |
【独】 左方舞 五十鈴「ね、サクヤ……大好きだよ……」 まるで積年の想いを本当に告げているように、サクヤに語りかける。 もちろんそれは、サクヤを孕ませるため。 サクヤを孕ませて、この血を繋ぐため。 もし、今回髪狼殺しに失敗しても。 いつか、いつの日か、子孫が……必ず髪狼を殺すから。 「……サクヤ、僕がきれいにしてあげる。 汚いもの全部掻き出してあげるから、ちょっとだけ我慢して。 サクヤ……大好きだよ、サクヤ……」 祭りの終わりまで、五十鈴はサクヤを犯し続けるだろう。 (-79) 2021/07/27(Tue) 17:43:22 |
【秘】 書生 シキ → 左方舞 五十鈴「――ハ、ッハ、クハ……っ」 何もかもが、可笑しい。 ここに自分がいるという現実すら。 「俺は『先生』に、夢でも見させられてるのか? この最悪の島も、最悪な大人たちも 君が男で女で、神を食い殺そうってのも 何もかも嘘みたいだが、本当のことなんだな」 嗚呼、それとも。 いま己が感じていること全てが"幻"だとするなら むしろ、いっそのこと"人"としての皮など 今この場で捨てて、夢のままに狂うべきなのか。 「――ああ。 いいよ、五十鈴。 お前がしくじったら、お前は俺の子を孕め。 この島の神を食い殺すための 忌み子 を宿してくれ。俺が感じたこの島の 憎悪 を、お前の子に宿させてくれ。そうして、この島を乗っ取るんだ――お前と俺とで」 (-80) 2021/07/27(Tue) 17:53:46 |
【秘】 よろず屋 シラサワ → 書生 シキ「は……ァ、…し、き……ッ」 漸く至った欲を吐き出し、 余韻に浸るように青年のナカをゆるゆると擦り、 鈍く粘った水音が、接合部から聞こえる。 己の上に跨る彼の腰を撫でやり、名前を呼ぶ。 例え後にシキから今日が消し去られるとしても。 この弱き獣は、覚えているだろう。 自らの身体に刻まれた傷と同じように。 夜の下で、海が輝いていた光景を。 腕を伸ばし、己に覆いかぶさるようにさせ、 唇を重ね、愛おしいモノを愛するように。 舌先を触れ合わせ、 爛れて蕩けた互いの熱を交換する。 「………ッは……。」 (-81) 2021/07/27(Tue) 17:57:33 |
【秘】 呪術師 リェン → よろず屋 シラサワ「シラサワが手を尽くしていたのは、 見てこそいないが、感じていたよ」 しかし知っていながらも、祠にシキがいるという事自体を リェンの結んだ古い約束が拒む。 「そろそろ、儀式だ贄だなどという風習も終いかね。 人を島に縛る為の物など、本来必要ない物なのだから」 人は自由であるべきだ。 選びこの島で生き、死ぬのであればそれも良いだろう。 "遣い"も"舞子"もという言葉に、さしものリェンも いつもの笑顔とは違った笑いがこみ上げる。 「神も悪魔も、人の願いと人の意思あっての物。 支えを喪った神ほど脆い物もない」 もうすぐ終わる、そんな予感の中で、 古く、神狼と結んだ契約が薄れていくのを感じる。 「今年、か。 最後になるかもしれないから、終わりまで見届けないとね」 (-82) 2021/07/27(Tue) 18:01:46 |
【秘】 よろず屋 シラサワ → 呪術師 リェン「……手を尽くし、ね。俺はなんもしてへんよ。 ただただ口八丁に全部焚きつけただけや。 "煽動の真似事をしていただけに過ぎないんだよ、リェン"。 褒められるべきことなど何も無い。 良いのだ、シキが此処に居ないことは。 この獣の胎のことは忘れてしまった方が良い。 悪しき風習の成れの果て。 爛れに囚われた肉の祠のことなど。 この男は島に来て、その爛れに囚われてしまった。 新しい虜囚が出来ないことは、喜ばしいことだ。 「……だから、俺は"此処から"見とるだけやで。 "右舞の毒"も、"左舞の幼牙"も、……"狼の謀反"もな。」 リェンを見る男の表情は、未だ笑っている。 傷を隠した服の下、首元に。 己の息の根を止める、縄を巻いて。 ああ、神狼はお怒りだ。 ならば"狂い人は囁こう"、己を喰えと。 (-83) 2021/07/27(Tue) 18:19:33 |
【赤】 よろず屋 シラサワ/* 沙華→自分やと語弊があるか。 沙華→シラサワ やな。 俺は舞台から退場したかて影響あらへん狂人やからな。 五十鈴はんも沙華はんも無事なるならこうするわな。 (*39) 2021/07/27(Tue) 18:34:05 |
【秘】 書生 シキ → よろず屋 シラサワ「……っは…ぁ……、……ぁ……」 ――腹の中へと注がれる熱は 青年の蕩けきった曖昧な意識を、今一度だけ その汗ばむ躰の内へと寄り戻す。 「……ら、サワ……さん……っ……」 あなたの声が聞こえれば、青年もまたそれを。 そのまま、熱く煮立つ感覚に揺れながら あなたに抱かれ、溺れさせられたその意識を 深い、深い、水底へと沈めさせていくように。 「――、――………。」 そうして、あなた以外の全てを忘れる為に。 己が瞳を染め上げた海の色を、決して忘れぬように。 青年は、もう少しだけ。 あなたのくれた熱と共に在る。 (-84) 2021/07/27(Tue) 18:46:39 |
【秘】 よろず屋 シラサワ → 書生 シキ接合部が音を立てるのも気にせず、 名を呼んでくれる青年を抱く。 憐憫で爛れに堕としたというのに、 健気に己の名を呼ぶこの青年を優しく抱く。 「……シキ……し、き…。」 最早何も聞こえはしない。 互いの熱だけを、互いの身体だけを感じるままに。 ああ、けれども刻は過ぎていく。 リェンが印を消してしまう。 沙華が記憶を消してしまう。 青年を呼ぶ海からの声、今日この時限りの契を。 不器用で傷付いた弱き獣の道化の舞を。 …欠片でも残るなら、 その "本" に小さな折り目を付けて。全ての悲しい思い出と共に、彼岸花の名を抱いて。 それで十分だと、笑って狂人は首に縄をかけられよう。 ああ…それでも、助けてくれる誰かがいるならば。 (-85) 2021/07/27(Tue) 19:07:51 |
【秘】 左方舞 五十鈴 → 書生 シキ「……っふ、あははははは!!! いいねえいい顔だねえシキ! そう来なきゃね。 僕はずっと本気だよ、そのために踊りも覚えたし、そのためにママからこの血を継いでる。 ……だからさ、もし失敗した時はさ、一緒にうーんと恨もう? この島も、祭りも、髪狼も全部恨んでさ。 この島の全てを恨む 忌み子 を産んでさ……この島を、乗っ取ろうね 」五十鈴は嬉しそうに、心底安心したように微笑んだ。 あとは……待つのみ。 今夜が、勝負だ。 (-86) 2021/07/27(Tue) 19:35:38 |
【赤】 よろず屋 シラサワ夜空を見上げる。海を瞳に湛えた男は、 これから打ち上るだろう花火を想像して、眼を細めた。 「皆よう此処まで来たなぁ。」 そんな呟きが、闇夜に消えゆく。 さぁてそろそろ店じまい。 道化の見世物は終わりの時間だ。 (*40) 2021/07/27(Tue) 20:10:30 |
【秘】 書生 シキ → よろず屋 シラサワ「…、………。」 青年は、何もかもを その輝かしき深みへと沈みこませた。 何も知らぬ、何も見えぬ青年の昏き瞳。 飢え爛れた獣の巣で、己に刻まれる筈だった傷痕は 自らを抱き、そして沈み往かせた海の色に満ちている。 それもきっと、束の間の安息でしか無いのだと 僅かに残った己の理性が顔を下ろし、己を嗤う。 この男から与えられた、全ての熱と安堵は この島から与えられた、全ての恐怖と共にある。 故に、全ては幻と消え、いずれ己もまた消え往くのだと。 そうであっても、今はただ その熱の中に抱かれてさえいれば。 はらりと垂れた、 赤 い栞紐。それが示していたものも、きっと、 この夜が明ければ、共に霞んでいくだろう―― (-87) 2021/07/27(Tue) 20:12:13 |
【赤】 よろず屋 シラサワ「神狼はんに抗うんはええけど、 あっちの味方が黙ってへんやろうからなぁ。 …ちぃとぐらい、足止め出来たらええけどな。」 己の隻手で首元を手で触り、そうぼやく。 (*41) 2021/07/27(Tue) 20:12:59 |
【秘】 学徒 蝶間 → 右方舞 戸隠「思い違いをして頂いては困る。生憎、小生は犬死は御免被る。 其れに、"偶像"に興味は無い。結局、殺すのは貴方みたいな目の前にいる事象のみだ」 即ち是天命に非ず。殺生也。 故に、無慚等勘弁だ、と。 「然れど、小生は "呼び水" だ。何であれ、大きく物語は胎動する。小生は、其れに感謝している」 はらり、一枚、一枚と本を捲った。 「……まぁ、結末は小生にもわかりかねるがね」 「────まぁ、悪事を働く者は必ず天誅を受ける。努々忘れぬ無かれ、とは言っておきましょう」 (-88) 2021/07/27(Tue) 20:17:09 |
【赤】 よろず屋 シラサワ怖いなどとは言わない。 最後まで、笑って道化は歩いて行こう。 言葉を装って、真意を隠して。 「……もし帰って来れたら…どうやろな。 ただの希望的観測やな。 ……ありがとう、秋雨、聞いてくれて 「まぁ、俺が行くとも限らんけど……。」 (*42) 2021/07/27(Tue) 20:17:44 |
【鳴】 奉公人 ユヅル「いよいよ、今宵が大一番となるでしょう」 月がまた昇る。 金の瞳に月を浮かべ、弓を構えた。 「………幸多からんことを、願います」 最後に一度、強く弓弦を引き絞る。 矢をつがえずに鳴らすのは魔除けの作法だ。 弦が空気を震わせ、拡がる。 余韻が溶けて消えゆく中、弓手は静かに佇んでいた。 (=0) 2021/07/27(Tue) 20:19:44 |
【秘】 よろず屋 シラサワ → 書生 シキ/* 〆が綺麗なので三日目これにて! お相手ありがとうございました…! シキ君可愛かった…。 ついでに四日目二回目で吊られてくる予定です… (-89) 2021/07/27(Tue) 20:21:03 |
【人】 書生 シキ――曖昧に残っている心の"痕"。 目を凝らし、その継ぎ接ぎへと意識をやる。 最早、大人たちの言葉紡ぎなど興味は無い。 何者の視線も掻い潜るかのように ひっそりと、流れ往く足取りのまま 青年は、三度その姿を隠すだろう。 (17) 2021/07/27(Tue) 20:21:46 |
【赤】 よろず屋 シラサワ「出来たら俺が足止め行くんが一番やわ。 皆には、まだやることあるやろうからな。」 なぁ、神狼、と地面に向かって言葉を零す。 この島を囲む海と同じ色を瞳に持って、 もう逃げ場はないぞ、と。 (*43) 2021/07/27(Tue) 20:26:40 |
【秘】 書生 シキ → よろず屋 シラサワ/* こちらこそお相手頂き感謝です! 終始圧倒されてしまった、初BLでこれは大変貴重な思い出です…… 遅筆が祟ってだいぶ遅々としてしまい 改めて申し訳ありません、本当にお世話になりしました。 えっ吊られるんですか????? えっえっヤバ……………………どうしよう…………………(悶) (-90) 2021/07/27(Tue) 20:27:31 |
シラサワは、笑って皆を眺めている。 (a2) 2021/07/27(Tue) 20:29:08 |
【秘】 よろず屋 シラサワ → 書生 シキ/* これがBL本職パワーって奴です。 初経験が良いものになっていれば幸い…。 いえいえ、とてもかわいかったです。 自分だけ盛り上がってないかな? とは思いつつ好き勝手しました( 少なくとも皇狼と自己票で2票確保してるので。 良かったら二回目の投票をシラサワにお願いします。 ……まぁ、…思い出して来るなら……? シラサワは最後まで笑っていますので。 (-91) 2021/07/27(Tue) 20:33:13 |
【秘】 学徒 蝶間 → 忘れ屋 沙華はらり、はらり。堕落の声が耳朶を擽る。 それはもう、学徒は肩を払うかのように鼻で笑ってしまうだろう。 「是は是は。百鬼夜行の有象無象とは、小生もお初にお目に掛かり、嬉しい限りだよ」 膝にうだれるような感触にさえ、気にも留めはしない。 至って学徒は、忘れ屋の行動には今は一切の抵抗も示さない。 「そう捨てたものでは無いよ。確かに、本とは所詮空想。 然れど、此処に綴るは確かに"生"で在る、と」 一つ筆をとれば其れは誰が為の物語。 因果通ずれば沙汰の限りに非ず。 薄紙一枚が、即ち現である、と。 「……さて、小生に何を望むかは存ぜぬが、アナタが思うような人間では無いよ」 「其れに、肉詰めなら間に合っているのではないのかな? ほら、小生の膝元にこんなにも "無駄" の詰まった肉袋がいる。可哀想に」「いっそ、小生が書き上げても構わないよ。 題名は……そうさな。『思い上がりの忘れ屋』と言うのは如何かな?」 (-92) 2021/07/27(Tue) 20:40:29 |
【墓】 学徒 蝶間はらり、はらり、一枚、一枚と紙を捲る。 残った項目も、後わずか。 「さて、いよいよ大詰めだ。仕込みは重畳」 はらり、はらり、一枚、一枚と紙を捲る。 学徒は静かに、天を仰いだ。 何とも侘しき、土天上。 「さて、最後に笑うのは如何なるものか……嗚呼、小生は犬死こそ御免だが、盛り上げるには充分な事は起きるとも」 「しっぺ返しを受けるか、悪が笑うか、或いは漁夫の利を得たものがいるか……」 はらり。最後の項目で、指が止まる。 (+6) 2021/07/27(Tue) 20:45:55 |
【墓】 学徒 蝶間「正鵠を射る者は、必ず現れる。さて、汝は如何なる事象なりや────?」 学徒は、問いかけた。 うすら笑いを浮かべたまま、有終を待つ。 ……嗚呼、其れにしても、だ。 「可惜夜とは、良くぞ言ったものだ……─────。」 学徒は静かに、本を閉じた。 (+7) 2021/07/27(Tue) 20:50:09 |
【人】 よろず屋 シラサワ「祭りも終わりやなぁ。」 男は最後まで、笑っている。笑ったまま。 「……綺麗な花火、見れるとええな。」 彼岸花 を一輪、拾い上げて。 (18) 2021/07/27(Tue) 20:52:11 |
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