人狼物語 三日月国


113 【身内】頽廃のヨルムガンド【R18G】

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視点:


フランドルは投票を委任しています。

ミズチ哀れな役者 フランドルに投票した。
スカリオーネ哀れな役者 フランドルに投票した。
オーウェン哀れな役者 フランドルに投票した。
エドゥアルト哀れな役者 フランドルに投票した。
チェルシー哀れな役者 フランドルに投票した。
フランドル哀れな役者 フランドルに投票した。
エアハート哀れな役者 フランドルに投票した。
レイ哀れな役者 フランドルに投票した。
シュゼット哀れな役者 フランドルに投票した。

フランドルは村人の手により処刑された。

チェルシーフランドルエドゥアルトを誘い込んだ。

シュゼットがこっそりお散歩したようだ。

ミズチノアベルトを糾問した。
ノアベルト鼠人/裏切りの陣営のようだ。

エドゥアルトチェルシーを占った。
チェルシー笛吹きのようだ。

レイエアハートを占った。
エアハート凶狼のようだ。

【赤】 埃運び オーウェン

ミズチ! 今日がお前の命日だ!
2021/12/15(Wed) 21:00:00
月が姿を変え、新たな一日が始まった。村人は集まり、互いの姿を確認する。
ミズチが無残な姿で発見された。

幽界の歪み
突如として空間が歪み、この世とあの世の境界が曖昧になってしまった! 今日に限り、生者も死者の声や姿をハッキリと捉える事が出来るだろう。

現在の生存者は、スカリオーネ、オーウェン、エドゥアルト、チェルシー、エアハート、レイ、シュゼットの7名

【独】 錆鉄御納戸 ミズチ

/*
 ねるのだにしたままにしちゃった。
(-0) 2021/12/15(Wed) 21:00:56

【独】 残氷 の エアハート

最終日の吊りはこの方!なんだけど、狼じゃないなら変わるかも
<<スカリオーネ>>who
(-1) 2021/12/15(Wed) 21:01:38

【秘】 死霊術師 ペトルーシャ → 錆鉄御納戸 ミズチ

 
 
「私がどこにいるかなんて、どうでもいいことよ」
 
 
 
「……だって私、"外"に行くつもりなのだから」
 
 
(-3) 2021/12/15(Wed) 21:02:23

【独】 残氷 の エアハート

スカリオーネ、!?!?!?、
(-2) 2021/12/15(Wed) 21:02:40

酒場のマスター(村建て人)

『政府からの御布令』(本日の吊り先)
 
・スカリオーネ


 今日の名の書かれた紙を貼った衛兵はすぐに逃げた。

※狼の数により吊り先は後で変更の恐れがありますが、
 ロール上は暫くはスカリオーネが掲示されてます。
(#0) 2021/12/15(Wed) 21:06:14

【独】 灯屋 レイ

レイはエアハートを占った。
エアハートは凶狼のようだ。

知 っ て た


知りながら占いました
だって……だって……確信が欲しかったので……
既に裏切り陣営なのになんでまた裏切るような事をしてるんでしょうか?なんでこのルートに?私はただ相棒かわいいなしたかっただけで……オン……???
助けてハマル!(レイはぜんぶまかせるといいとか言ってくれないのでダメ)
(-4) 2021/12/15(Wed) 21:07:25

【独】 錆鉄御納戸 ミズチ

/*
旦那ァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
(-5) 2021/12/15(Wed) 21:07:33

【独】 灯屋 レイ

>>#0
四度目は回避した
占いのデフォルト設定がスカリオーネになってるのは気付かなかった事にします
(-6) 2021/12/15(Wed) 21:08:01

【独】 哀れな役者 フランドル

/*
襲撃できる気がしねえって言ってたら吊られるのか…
(-7) 2021/12/15(Wed) 21:08:03

【独】 迷彩掃除屋 ノアベルト

>>#0

/*無理ですやめてくださいって叫ぶ自分と旦那の拷問シーン見たかったなぁ〜〜って叫ぶ自分がいました。
(-8) 2021/12/15(Wed) 21:11:42

【独】 木偶の坊 エドゥアルト

三度あることはさすがに四度なかったな。
(-9) 2021/12/15(Wed) 21:12:37
ペトルーシャは、張り紙に書かれた名前を見た。
(c0) 2021/12/15(Wed) 21:15:39

【独】 灯屋 レイ

/*
四度目は回避したけど普通に旧知の仲です おわりです
墓下入りした後の事考えてると普通に残るのなんで?
たすけてくれ
(-10) 2021/12/15(Wed) 21:16:11

【独】 灯屋 レイ

/*
あ、というかレイが助け求められそうなとこ尽く死?マジで言っております?
嘘でしょ?待って♥啖呵切っちゃったの待って♥
(-11) 2021/12/15(Wed) 21:19:44

【墓】 死霊術師 ペトルーシャ

 
「ゴミの始末をしてくれたから、〈骸狩り〉はもう、お払い箱……?」

「そろそろ廃業……なんてことにはならないのでしょうね」
(+0) 2021/12/15(Wed) 21:20:02

【独】 残氷 の エアハート

政府、おしまいエンド??
(-12) 2021/12/15(Wed) 21:21:59
アイシャは、張り紙を見て、お花をぎゅっと握りました。
(c1) 2021/12/15(Wed) 21:25:22

スカリオーネは、いつものように仕事を終えて戻ってきた。
(a0) 2021/12/15(Wed) 21:26:32

【人】 骸狩り スカリオーネ

そして、席に向かうついでに掲示板を眺めて。

「随分と迅速な指定だな」

皮肉げに、口の端を吊り上げた。
(0) 2021/12/15(Wed) 21:28:21
ペトルーシャは、スカリオーネが戻ってきたのを見て、「噂をすれば」と呟いた。
(c2) 2021/12/15(Wed) 21:28:23

【独】 木偶の坊 エドゥアルト

レイさんが吊られてボッチになったら、レイさんの口調真似て念窓で喋ろうかなと思ってたことをここに記しておきます。
(-13) 2021/12/15(Wed) 21:28:25

【墓】 死霊術師 ペトルーシャ

「ご苦労様ね、〈骸狩り〉……今日も徒骨折りだったのかしら?」


「……政府の人間があなたを労いたいみたい。
 臭い泥は落としていったほうが賢明でしょうね、きっと」
(+1) 2021/12/15(Wed) 21:31:26

【人】 灯屋 レイ

外から戻る。御布令を目にする。
―――また、よく知る名が刻まれている。

あと何度。
湧いた思考を振り払い、視線を外して酒場の中へ。
いつもと同じように。日常を送るように。
(1) 2021/12/15(Wed) 21:35:22

【独】 錆鉄御納戸 ミズチ

/*
 ウワアアアアアアアアアおれ全然落ち着きよらんに推し同士が話しててアアアアアアアアアアアになる〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜やべーこころがおちつかね〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(-14) 2021/12/15(Wed) 21:36:34

【人】 骸狩り スカリオーネ

「山登りで急勾配に一歩踏み出す事を無駄と断ずるなら、
 無駄な一日だったと言える。……次の目星がついただけいい」


「……政府連中が出来る事などたかが知れている。
 そしてそうしたら、どうなるかもわかっているはずだ。
 精々無駄に準備させておくとしよう」

重い足音がいつもの席へと向かっていった。
(2) 2021/12/15(Wed) 21:37:22
スカリオーネは、幾つかの指輪の位置を直した。酒場の布巾で拭うと赤が布に移った。
(a1) 2021/12/15(Wed) 21:38:21

【独】 木偶の坊 エドゥアルト

マッチョの旦那、狼(革命軍)には勝てるけど吊り(政府)には勝てないんだな……。
(-15) 2021/12/15(Wed) 21:39:01
ノアベルトは、姿を表さないまま椅子を蹴飛ばしそうになるのを抑えた。
(c3) 2021/12/15(Wed) 21:46:53

【墓】 死霊術師 ペトルーシャ

「そう。
 山の頂にたどり着く前にあなたの身体が音を上げなければいいわね。
 今のうちにやめておいたほうがいいんじゃない、煙遊びは」
(+2) 2021/12/15(Wed) 21:48:37
シュゼットは、「あっしは死神かなにかですかぃ?」とひとりごちた。
(a2) 2021/12/15(Wed) 21:56:02

【人】 骸狩り スカリオーネ

「忠言には感謝するが、やめる時は俺が死ぬ時だ。
 音を上げようが動く限りは登り続ける。
 足が駄目になったら腕で、腕も駄目なら這い、
 それすら無理なら歯を地面に突き立てて」

テーブルに肘をつく。軋む音。

「……煙がないと生きていけない性分なんでな」

酒を注文する。いつもと同じ銘柄の。
ツマミを注文する。いつも通り辛口の。
いつもと変わらない男がそこにいる。
(3) 2021/12/15(Wed) 21:57:51

【墓】 死霊術師 ペトルーシャ

「……あなたなら、例え死んだとしても登り続けそうね」

それを成し遂げるまで〈骸狩り〉の仕事は終わらないのだろう。

今まで数多の生死を見てきた術師は、どこか憐れむように口にした。
この類の霊魂が逝き着く先は、多くの場合は泥の中であるから。

〈骸狩り〉が狩られる骸に……とは口にはしなかった。
(+3) 2021/12/15(Wed) 22:07:52

【墓】 死霊術師 ペトルーシャ

>>1 灯屋

「……レイ」

死霊術師の彼女が、目を背けるように酒場に入ってきたあなたに。
湿気た表情をしたあなたに、無遠慮に声を掛けた。いつも通り。

「……墓所に行きたいのだけれど、今はどうなってるの?」
(+4) 2021/12/15(Wed) 22:13:48
スカリオーネは、きっとあなたが口にせずともわかっている。
(a3) 2021/12/15(Wed) 22:17:59

【人】 灯屋 レイ

「……もしもの時は私が送りますよ」

口にされなかった言葉に、ひとつ呟く。
守るべき場所が無くなろうと、静かな眠りに送り出す事はまだできる。
(4) 2021/12/15(Wed) 22:20:29

【独】 大道芸人 チェルシー

笛吹きなんですけど、
残りの誘える人が二人だけなんですけど
勝つんか?????????
(-16) 2021/12/15(Wed) 22:25:19

【独】 大道芸人 チェルシー

1日目の夜、オーウェンとノアベルトを誘い込んだ。
2日目の夜、エアハートとペトルーシャを誘い込んだ。
3日目の夜、アイシャとレイを誘い込んだ。
4日目の夜、フランドルとエドゥアルトを誘い込んだ。

未だに生き残ってる人:
オーウェン・エアハート・レイ・エドゥアルト
でちょうど各日ごとに1:1で生者死者を選んできたことになるのか・・・・・
じゃあ・・・・・・・勝つんですか?
どういう表示になるんや、これ
(-17) 2021/12/15(Wed) 22:26:41

【独】 大道芸人 チェルシー

おポルティさん・・・・わるいね・・・・・土曜日コミット待機の必要はないぜ・・・・・・
このベルトが・・・・・終わらせてやるからよォ!!!!!!!!!!
(-18) 2021/12/15(Wed) 22:27:29

【人】 骸狩り スカリオーネ

「……死後の安寧は約束されている訳だ。
 寄付金集めて天国目指す連中より
 余程いい世界に辿り着けそうだな」

酒をやって、ツマミを一口。

「尚更、生きている間は好き放題出来るな」
(5) 2021/12/15(Wed) 22:31:49

【人】 灯屋 レイ

>>+4 ペトルーシャ
貴女の言葉にそちらを向く。
……そういえばあれ以来あちらへは足を運んでいないのだったか。
用が無ければ冒険者であろうとそう行く場所ではない。それこそ酔狂な灯屋や埃運びぐらいではないだろうか?
ならば、面影を失ったあの場所は知らなくても無理はない。

「すっかり大蛇ヨルムガンドに飲まれました。
今は下層市民達が住んでいますよ。墓場だったなんてその内忘れられるんじゃないですかね?」

彼の墓地はこの街ができた頃からある、アーサヘイムに行けぬ者達の終着地点だった。埋葬されるのは下層市民ばかり。
―――そんな場所を街の中に収めきれなくなった下層市民の住処にしようなんて。呆れてしまうような案がよく通ったものだ。

「我々でも入れる一番近い墓地は、あちらの丘の方にある所でしょうか。
ほら、<黄金の海>に向かう船を見送れる丘の上の」
(6) 2021/12/15(Wed) 22:40:26

【独】 迷彩掃除屋 ノアベルト

>>5
/*
心のノアベルトがあなたが辛い目に合うぐらいならいっそ殺させてくれってうるさいんですが、生きろって言われて、生きたところで命令したあなたが死ぬならあっし死ぬんですよわかりますか?愚かなんですねぇ、つまりあなたを生かさないと生きられないんですよ。裏切りてぇ〜〜裏切りたいんですが、それってあなたに失望したときか無理になったときなんです、わかりますぅ!? 最高すぎて失望するどころか無様な姿も見せてくれないんです解釈違いが起こせなくて殺せないんですよあなたのこと!!殺させてくれよ!!あ〜殺してぇ〜お願いしますから。
(-19) 2021/12/15(Wed) 22:42:59

【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 埃運び オーウェン

 オーウェンが政府と懇ろにしているという話を耳にしたことはない。そしてミズチは、此度の密告制度自体に革命派が噛んでいるという情報を掴んでいる。


 ──なれば、尋問という語の意味するところはひとつだった。
(-20) 2021/12/15(Wed) 22:44:04

【秘】 羽無し妖精 アイシャ → 哀れな役者 フランドル

「はい、アイシャなのです。
 突然、ごめんなさいなのです。失礼します…なのですよ」

貴方が眉を顰めたのを見て、ああだめだ、と下手くそな笑顔を見せました。
お言葉に甘えて、お部屋に上がらせてもらいます。
ほんの少し、いつもより足取りは重いようで。
それでも、貴方の方をやはり心配そうに見ているでしょう。

「フランドル様も、尋問を……受けることになってしまったの、ですね。
 早くおさまるなら、と思っていたのですけど……なかなか、終わらないものなのです…」
(-21) 2021/12/15(Wed) 22:46:02

【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 埃運び オーウェン

 
   「
ほ う


空気を底冷えさせるような殺気がオーウェンを刺した 
(-22) 2021/12/15(Wed) 22:46:28

【人】 埃運び オーウェン


「死後の運送となりゃ、俺の出る幕はないかね」

配達屋の名が廃るな、なんて笑って。
安酒は不満を癒してくれたりはしない。それでも、まとまらない感情は濁らせてくれる。
(7) 2021/12/15(Wed) 22:47:26

【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 埃運び オーウェン

 ミズチが動いたのは、それと同時だった。神経毒付きの針の仕込まれた指先があなたの首元に向かう。

 妙な真似をしなきゃ──とのあなたの言葉に込められた祈りを断ち切るものだった。

 何の用意もしていなければ、それはあなたの首に刺さっていただろう。が、先手を打たれればあなたの目的が達成される確率が大いに下がることは火を見るよりも明らかだったのだ。ミズチの機動力への対策がなされていないわけがない。
 ミズチは元々、聖水などの聖属性のものと相性が悪い。万が一、本当に万が一のことを考えて、その類の魔法や魔道具の用意はされていたはずだ。ここまで有無を言わさずになったのは、予想外だったかもしれないが。
(-23) 2021/12/15(Wed) 22:48:17

【人】 灯屋 レイ

「スカリオーネの場合、自分の足で自分の好きな世界にたどり着けそうですがね。

……うーん。死んだ後も元気に好き放題してそうですねぇ」

酒とツマミのお供えは欠かせなさそうだ。
(8) 2021/12/15(Wed) 22:49:04

【墓】 迷彩掃除屋 ノアベルト

とても時間をかけて食べた皿をテーブルへと投げる。
カランと鳴ったそこにあるのは空席とシチュー皿だ。
やっぱり透明な男はそこにいる。顔を見せてはくれないが。

「辛気臭い話をどうしてあなた達は楽しそうにお話するんですか、それが職業病ってやつなんですかねえ」

「綺麗にするのは何処の……ああ、オーウェン。
 お土産は気に入ってくれましたか」


声が小さい。
(+5) 2021/12/15(Wed) 22:51:10

【人】 骸狩り スカリオーネ

「……生きてる本人を前に死後の予想か?
 生憎死ぬつもりは当分ない。
 なんならお前達よりも長生きする予定だ。
 安心しろ、蘇ったら再殺してやる」

臨時収入でいい酒を飲んでいるせいか冗談も出る。
(9) 2021/12/15(Wed) 22:57:23

【秘】 哀れな役者 フランドル → 死霊術師 ペトルーシャ

 
「さあ。
 ご同輩や上のご意向は新参者にはわかりかねる。
 確かなのは、
"理解"は求めていない
という事くらいだ」

そう、きっと誰も"理解"など求めていない。
理解されずとも、如何なる手段を用いても賛同させるだけ。
或いは初めから、他人からの理解など求めていない。
"彼ら"の言動にはそのような意図が見えるのだ、どうにも。

「脅迫程度で答えを翻すほど可愛い我が身ではなくてね。
 彼らもきっと、初めから私に信用など無いだろうさ。
 つまりはこちらも君が何をしようと、ではあるが…」

「まあ、善処はしよう。
 彼らの敵が一人でも減るのであれば損は無い。
 何より君を敵に回せば、一人では済まないだろうしね」

もしも、貴方が他の手段で失せ物を取り戻した時。
"無数の死者を操る死霊術師"を敵に回すという事。
それがどれほど厄介な事かはこの蝙蝠もよくよくわかっている。

兎角、契約は成立した。
"卑怯な蝙蝠"と言えど、一度取り決めた事を反故にはしない。
何より、貴方との取引を反故にする理由もこちらには無い。
つまりは"善処はする"のだろう。そして。
(-24) 2021/12/15(Wed) 23:03:18

【独】 迷彩掃除屋 ノアベルト

>>9
/*
バカほど長生きするじゃないですか、辞めてくれません?
推しの過剰摂取で死にますよ。
(-25) 2021/12/15(Wed) 23:04:38

【人】 灯屋 レイ

「おや。これは失礼。
……貴方が言うと本当にそうなりそうですね。
いやはや、心強いやらおっかないやら」

普段よりするすると言葉が回る。
珍しく酒まで頼む始末だ。
(10) 2021/12/15(Wed) 23:06:36

【独】 錆鉄御納戸 ミズチ

/*
 え〜〜〜〜〜〜〜ん旦那が長生きするよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(-26) 2021/12/15(Wed) 23:08:08

【独】 錆鉄御納戸 ミズチ

/*
 意味わからん泣き方しよるな……
(-27) 2021/12/15(Wed) 23:10:43
アイシャは、ガーベラの花を、花瓶に挿しました。造花ですけれど。
(c4) 2021/12/15(Wed) 23:15:35

【独】 骸狩り スカリオーネ

/*
 なお、目的を達したら死ぬ模様。
(-28) 2021/12/15(Wed) 23:21:58

【墓】 見習い少女 アンゼリカ

「せんせの声の幻聴(?)が聞こえる……」
(+6) 2021/12/15(Wed) 23:24:41

【墓】 哀れな役者 フランドル

 
──曰く。

フランドル・スキアーは、折れる事ができない。

切掛一つで忽ちに自らの命を奪う首輪を着けられても。

頭が割れるかと思うほどに思い切り殴り付けられても。

視界がぐらつき崩折れかけた所を強かに蹴り飛ばされても。

前後不覚の中、身体のあちこちが床や壁に叩き付けられても。

その背や腹や手足を骨が軋むほどに踏み躙られても。

皮膚にあかあかと灼けた鉄を押し付けられても。

悪態を吐き続けた末に毒を飲まされ喉を焼かれても。

或いは胸の悪くなるような幻覚を見せられ続けても。

フランドル・スキアーは、折れる事ができない。
(+7) 2021/12/15(Wed) 23:26:57
フランドルは、もっと死にたくなるような事を知っている。
(c5) 2021/12/15(Wed) 23:27:08

【墓】 哀れな役者 フランドル

 
フランドル・スキアーは、折れる事ができない。
これはきっと、折れないのではなく、折れる事ができない。

縋る先、生きるよすがのある限り、心折れる事などできやしない。
縋る希望は不確かで、けれど諦める事は誰よりも自分が許さない。
そんな"どっち付かず"の状態では。

最初から、最後まで。
自ら望むものは、剣を捧げる先は、望む居場所はただ一つだけ。
生かすも殺すも、自ら定める事などできやしない。
自分の意思では、生きる事も、死ぬ事もままならない。
(+8) 2021/12/15(Wed) 23:27:44

【墓】 哀れな役者 フランドル

 
むかしむかし、鳥と獣の戦争があった際に。
コウモリは、獣の味方をしていました。

しかし、鳥に襲われて捕まってしまったコウモリは
「私は翼が有るので、獣ではなく鳥なのです」
と弁明しました。コウモリは鳥の軍勢に寝返りました。

やがて戦争が終わり、鳥と獣は和解しました。

しかし、双方にいい顔をしたコウモリは
鳥からも獣からも嫌われて追われることとなり、
鳥が活動する昼間も、獣が活動する夜中も活動することが出来ず、
その中間の夕暮れ時しか外を活動できなくなったということです。

これは寓話的な末路であり、そして。
どっち付かず、何処にも属さないという事は。
何処にも味方が居ないという事。
自由である事の、そのツケを払う時が、今来ただけだ。
 
(+9) 2021/12/15(Wed) 23:29:44

【独】 錆鉄御納戸 ミズチ

/* >>+9
 おいやめろフランドル、コウモリにならない為に知ろうと動いてたんだミズチは。急に流れ弾きたじゃん。自身がどう在るべきかを判断するのに〜〜〜調査や〜〜〜〜思想のお話を〜〜〜〜〜しにいっていたの〜〜〜〜〜〜〜〜は〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(-29) 2021/12/15(Wed) 23:32:58

【墓】 哀れな役者 フランドル

 
──御布令に名が載った翌日の事。
役者騙りは、そこかしこに乱暴狼藉の名残を残したまま。
つまりは随分と草臥れた様子で酒場に現れて。

「『人生は歩き回る影法師、哀れな役者だ──』」


いつものように、台本を諳んじようとして。
けほ、と空咳を一つ。

「……役者は廃業だ。
 今日び、わざわざ演じなくたって悲劇か喜劇がやってくる。
 ずけずけと、独りでに街は笑顔を取り戻す。
 予定外ではあれど、"怪盗役"も演じ終えた事だしな…」

今日もこの役者騙りは丸腰も丸腰だ。
ふらりと適当な席に着き、テーブルに両肘を預けて。
喉が痛い、だとかぼやいたのち。

「ノアベルト。
 張り紙と共に連れ浚われ消える事になったのは、
 俺ではなく、あんたの方だったな」

未だ姿の見えない誰かに、一言だけ。
この陰は、未だ変わらずここに在る。
(+10) 2021/12/15(Wed) 23:32:59

【墓】 哀れな役者 フランドル

 
「──ペトルーシャ。
 
"打ち捨てられた灯台の裏、鼠どもの通り道"。

 お望みのものが二つ、そこにあるだろうさ…」

その後に死霊術師の姿を認めれば、もう一つだけ。
気怠げに、簡潔に、確かな"取引"の履行を告げた。

「契約は満了だ。
 また何処ぞへ失せない内に回収する事だな…」
(+11) 2021/12/15(Wed) 23:33:38

【独】 哀れな役者 フランドル

/*

『人生は歩きまわる影法師、あわれな役者だ、
 舞台の上でおおげさにみえをきっても
 出場が終われば消えてしまう。
 白痴のしゃべる物語だ』

今日のシェイクスピア。それはさておき文章が長すぎんだよダアホ
(-30) 2021/12/15(Wed) 23:36:07

【墓】 迷彩掃除屋 ノアベルト

>>+6


「……アンゼリカ嬢、元気ですか?
 先生は幻聴として生きていますよ」

「すみませんね、授業もできなくて。このクソッタレな首輪がついていると首をカッ切りたくなるほどイライラしてしまっていつもの顔でいられないんですよ。今なら反乱軍だろうが政府だろうが全部ぶち壊せる気持ちです、こんなふうになってはいけませんよ」


比較的近くから聞こえてきた。
忙しそうだがここに出てこれる体調にはなったのだろう。
(+12) 2021/12/15(Wed) 23:37:20

【人】 残氷 の エアハート

 
「……フランドル」

厨房を借りていた男が、戻ってきた様子を見つめて。
暫し動きを止めた後、また厨房で動きを再開する。
新しいカップを取り出した音が響いた気がする。

「随分と声が小さいようなので。
 温めてますし蜂蜜も入れてるから沁みない筈です」

「よろしければ、」と。
蜂蜜入りのホットレモネードをマグカップに入れて、
シチューのスプーンの位置から推測したノアベルトと、
戻って来たばかりのフランドルにそれを手渡す。

ちゃんとスプーンは付けてある。
言わないと「つけなさそう」と思わわれる気がするので。
(11) 2021/12/15(Wed) 23:54:50
アイシャは、ローブで目立ちませんが、他の者と同じように首輪をつけています。
(c6) 2021/12/15(Wed) 23:58:08

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 錆鉄御納戸 ミズチ

「そうですか、わかりました。
 必要になれば手伝いましょう、あたくしたちの仲じゃないですか」

なんとも心の伴っていない返事だったが、関係はない。
行動に移すことには決めたのだ。
今はどうにもならないことだとしても、だ。

「……それじゃあ、ミズチ。
 あたくしは行きますがぼうっとしてるとぶっ壊されますからね。やめてくださいよ。残すもん残してください」

改めて言い含めれば、彼はこの部屋から出ていく。
そして聞いたのは彼がボロボロになった噂と、現れても顔が見えない元気のない姿だった。


そしてスカリオーネの名が張り紙に出されれば、即座に彼は動き出しただろう。
反乱軍に連れて行かれたのは知っている。
突然の決定に止めることすらできなかったことを思い出し、
いつ会えるかもわからないあなたの行方を探しに向かったのだ。
(-31) 2021/12/16(Thu) 0:00:19

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 錆鉄御納戸 ミズチ

「ミズチ、早く動いてくださいよ。
 時間がありませんからね」


その日、緩んだ首輪を揺らしながら、男は
政府を内側から壊し始めていた。
(-32) 2021/12/16(Thu) 0:03:12

【秘】 埃運び オーウェン → 錆鉄御納戸 ミズチ


「やりたくてやってるワケじゃないからな、こちとらも──」

針に気付いているのかいないのか、
向けられた殺気に反応して流れるように鞄を開け、
中身いっぱいに圧縮して詰め込まれた空気が炸裂し、

配達屋の身体を後方に軽く吹き飛ばす。

鈍臭い動きでは俊敏な忍に完全に対応しれず、
僅かに首の皮を裂かれたが……果たして毒は回るか。

「───仕事を増やすなッ……!」

そして取り出したるは、
光の力が込められた晶石。

衝撃を加えれば激しい閃光と共に、辺りに破片を撒き散らすそれが数個、宙に投げ出される!
(-33) 2021/12/16(Thu) 0:11:36

【墓】 迷彩掃除屋 ノアベルト

差し出されたレモネード。そしてスプーン。>>11

グローブをつけた指で器用にスプーンを回し、
一瞬その匙はあなた達の視界から消える。

すると男は、エアハートの顔面にスプーン投げつけ、
コップ倒し、中身を全てぶちまけてテーブルを汚した。


「手が滑りました。すみませんね、エアハート」


布巾を汚れるのがわかっていたかのように取り出せば
テーブルには勝手に動く布と吸い込まれていく液体。
ついでに先程よりもはっきりした男の声が響いていただろう。
(+13) 2021/12/16(Thu) 0:20:11
エアハートは、不器用なんですけどスプーン受け取れますかね? (1)(1)2d6+2 成功値10
(a4) 2021/12/16(Thu) 0:25:52

【墓】 哀れな役者 フランドル

>>11 エアハート

「…………」

差し出されたレモネード。
それを持つ相手を見て物凄く複雑そうな表情をしたのは、
なんか不意に今日見た夢の事を思い出したからだ。

もはや高熱を出した時に見る悪夢みたいな光景だった。

「……お前、…いや、やらかしたんだろうな。
 まあいい、話しておきたい事がある。
 今じゃなくていい、後で少し顔を貸せ」

目の前の男目掛けて飛んできたスプーンと、
大惨事になるテーブルと、聞き覚えのある声。
それはまあ、やはり何とも言えない顔にもなるわけで。

流石にレモネードに罪は無い、ので、受け取っておいた。

基本的に、他人の作った飲食物は受け取らない。
ただ、金銭を支払った上で提供されるものは別。
そして、相棒とも呼ぶべき者の作ったものもまた例外。
それだけのことだ。
(+14) 2021/12/16(Thu) 0:27:52

【人】 残氷 の エアハート


「あっつッ」


思い切りスプーンが顔にぶち当たった上に、ホットだ。

つまり普通に熱い。熱伝導を恨みながら頬を手で擦る。
若干赤くなったがさすがに触れただけ故軽い火傷で済んだ。

「おや、随分御機嫌斜めですねノアベルト。
 みんなの前でまき散らす程に柑橘類はお嫌いで?」

別段、気にした様子は見られない。
まあ少し残念くらいは考えていそうだがその程度。
明確に意図的に拒絶して捨てられようと表情は変わらない。

「掃除も私の担当でもありませんのでお気になさらず」
(12) 2021/12/16(Thu) 0:32:44
フランドルは、俺は何を見せられているんだろう。
(c7) 2021/12/16(Thu) 0:36:27

【墓】 迷彩掃除屋 ノアベルト

>>+14 フランドル

「あたくしじゃなくてエアハートとお話したいんですか、フランドルはいけずですね。
一緒に悪夢を見た仲だというのに


一緒に話したいとも告げていないのに突然の悪態。見えないが。
スルーもできるがあなたは
多少
思い当たることはあっておかしくはないだろう。

>>12

「痛そうですねえ、御愁傷様。
 いいええ、あたくしの嫌いな食べ物は食べられないものです。
 味がなくても何でも食べられます。
 好き嫌いはしないようにと教えられてきましたから。
 手が滑っただけだと言いましたよね、勘違いなさらないでください」
(+15) 2021/12/16(Thu) 0:36:53

【人】 残氷 の エアハート

>>+14 フランドル

「え、なんですかそのど
う見てもお前の方に否が

 みたいな言い方は……普通のレモネードですよこれ」

味見もしてますからね、別の器で!と抗議しているが、
そも飲む気になってる方に抗議してもあまり意味はない。

「────」

話したいこと、とやらに間をあけて。
何か浮かぶ事があったのか、「ええ」と素直に頷いた。

「でも今すぐじゃなくていいんですか?
 いざとなれば片付けますけど」

何を片付けるかはまあ視界に入るものが全てだろうが。
とにかくも、レモネードを呑む程度の暇な時間はある。
(13) 2021/12/16(Thu) 0:39:56

【墓】 羽無し妖精 アイシャ

目の前の出来事に、唖然としていました。
怒鳴り合いにならない限りは、許容できるものですけれど。

なんだか、御布令が出る前の日を思い出してしまったのでした。
(+16) 2021/12/16(Thu) 0:41:31
レイは、これが修羅場ですか
(a5) 2021/12/16(Thu) 0:45:28

【墓】 哀れな役者 フランドル

>>+15 ノアベルト

は?
いやいけずも何も無いだろう
 俺からあんたに話す事は特に無いし…」

あの時また会いに来ると言ったのはそっちだし、
そもそもあの悪夢にはこいつも居たが…みたいな顔をしている。
心当たりは、あるため。

そもそもあの悪夢にはこいつも居たが……


言った。
(+17) 2021/12/16(Thu) 0:47:25

【人】 残氷 の エアハート

>>+15 ノアベルト

「……と言う事は、成程。
 ノアベルトは私の事がそれはもう大嫌いなんですね。
 しかも酒場内で随一レベルって程に。光栄ですね」

合点がいったと言うように、手を打つ。
突然何をと誰かから視線が来れば、続けて解説を始める。

「私も半年間ただ何もせずここに居た訳ではありません。
 貴方が飲食物を、しかも他人に貰ったものをですよ?
 事故で零したとして、謝罪しない人間とは思えない。

 食品で好き嫌いがないならもう、
 
エアハートが大嫌い!
しかないですよね。

 全く。先にそう言ってくれれば、
 こっそり代わりに別の人に出して貰いましたのに」

勿体ないですよ、蜂蜜入れたのに。
と、そっちの方面に怒って。怒って(?)いる。しかも、
嫌われてるのに落ち込む所か本気で喜んでるように見える。
(14) 2021/12/16(Thu) 0:50:10
スカリオーネは、明日は早い、と呟いて自室へ戻っていった。
(a6) 2021/12/16(Thu) 0:50:54

【人】 灯屋 レイ

酒場に現れたボロボロな、然れど思ったより元気そうな元役者の姿を見て、少しばかり安堵した。

「……」

知り合いの名と共に告げられた言葉に瞬く。 >>+11
どうしたものかと悩んでいる間に、解決してくれたようだ。

「ありがとうございます、『怪盗』さん」

彼女のもとに相棒が戻る事は喜ばしい。
だから、灯屋も礼を伝えただろう。

ついでにチキンも勧めた。まだいっぱいあるんだ。
(15) 2021/12/16(Thu) 0:51:05
レイは、もしかしてあの夢みんな見てるんですか……?
(a7) 2021/12/16(Thu) 0:54:19

アイシャは、夢に心当たりがありました。凄い偶然なのです。
(c8) 2021/12/16(Thu) 0:55:54

エアハートは、え、まだあの夢続いてるんですか?怖いですね……
(a8) 2021/12/16(Thu) 0:58:55

【墓】 哀れな役者 フランドル

>>13 エアハート

「非があるんだろう実際に。
 レモネードに罪は無い、お前に罪がある」

当然の如く抗議はにべもなく、ばっさりと。
普通のレモネード以外の何だと思ってると思ったんだ。
そんな気持ちはまあ置いておいた。

「……いや、
ちゃんと清算しろよ。

 飲み終わるまでは待ってやるから…」

言外に雑に片付けるなと言っている。
助け舟は期待できそうにないですね。
(+18) 2021/12/16(Thu) 1:01:27

【人】 骸狩り スカリオーネ

>>+16 アイシャ

ふと、階段の最中で立ち止まる。

「アイシャ。造花で構わん。
 クモマグサの花を2輪頼む。朝か、遅くとも昼までに」

ポケットから取り出した銀貨を数枚、放った。
(16) 2021/12/16(Thu) 1:01:29
スカリオーネは、何言ってんだこいつら……みたいな顔で去っていった。
(a9) 2021/12/16(Thu) 1:02:21

【墓】 迷彩掃除屋 ノアベルト

>>14

「謝ったでしょうが、頭おかしくなりましたか?
 お話したくないのがわかりませんか、き」
 

「き、……嫌いになるほど
 あなたのことは好いていませんよ!
 私が好きなのは、」



しばし沈黙、立ち上がる音。周りの視線。

「姿を消してるのにこんなに目立たせることありますか?
 戯言はやめてください、この話は以上です」


>>+17 フランドル

「ああブレませんねぇ……。
 あなたの心には鉛が何かが入っているんですか?
 よくわかりました、
……趣味が悪い……
(+19) 2021/12/16(Thu) 1:03:14
ノアベルトは、スカリオーネに挨拶をし損ねるところだった、ご機嫌よう。
(c9) 2021/12/16(Thu) 1:04:01

【独】 骸狩り スカリオーネ

>>16
/*
クモマグサ:『遠い思い出』
(-34) 2021/12/16(Thu) 1:05:48
スカリオーネは、見えない相手に僅かに手を挙げて行った。
(a10) 2021/12/16(Thu) 1:07:08

オーウェンは、興味なさげにため息をついた。
(a11) 2021/12/16(Thu) 1:09:13

【墓】 哀れな役者 フランドル

>>15

きっと視界の外からの、『怪盗』への感謝の言葉。
灯屋の声に一度そちらへ視線を遣って。

役を終えた元役者は、何も言う事はなかった。

が、自分個人に勧められたなら…
チキン……まだいっぱい……これ、チキン?
鳥なら……チキン?そうかな…そうかも…
(+20) 2021/12/16(Thu) 1:14:38

【独】 迷彩掃除屋 ノアベルト

>>a10

こういうところだ。
変わらない、変わってくれない。
いつまでたっても殺させてくれない。
一つ裏切ってくれたらいいのに、期待はずれにならない。

「……」

「(ミズチ無事でしょうね、絶対今日中に方を付けますよ)」
(-35) 2021/12/16(Thu) 1:14:38
フランドルは、喉が痛いのはもう今更だからチキン食べる。
(c10) 2021/12/16(Thu) 1:14:49

【念】 灯屋 レイ

「先ずは報告を。
エアハートは
凶狼
でした」

名前も役割も伏せる事なく告げる。
もう隠さずともいいだろうと判断した。
(!0) 2021/12/16(Thu) 1:15:28

【独】 哀れな役者 フランドル

/*
ここまでの反動でどんどん変になっていっています。
許してくれ。反動がすごいんだ。
(-36) 2021/12/16(Thu) 1:15:40

【墓】 死霊術師 ペトルーシャ

>>6 レイ

「……そう」

あなたの言葉を聞けば、ただ、その一言だけ。

彼の墓所には、彼女の縁者の墓もあった。
墓があった、とは言えど骨も肉も納められていない形だけのもの。

「……なら、いいわ。墓所に行きたいわけでもない。
 どうせ、あの墓の中には何もなかったのだから……

 まあ、他の死者にとっては堪ったものじゃないでしょうけど。
 生者には、そんな声なんて聞こえてないのでしょう……
 間違っても、それと同じにはなりたくないのだから……」
(+21) 2021/12/16(Thu) 1:17:05

【人】 残氷 の エアハート

>>+18 フランドル

「言い切られる程に私そんなに信用ないです?」

容赦なく何故か左右から責められている。
ただホットレモネードを渡しただけなのに。
一体どうしてこうなってしまったんでしょうか。
大体日頃の行いと言えばそうだが、今の男に自覚はない。

「清算と言われても、むしろレモネードが……
 しかも向こうが話を切りたがってます。
 難しい男心ですね。一介の冒険者にはさっぱり」

助け舟をくれないのを見ると諦めて戻って行った。
ちょっとだけ寂しそうな気配はあった。
(17) 2021/12/16(Thu) 1:17:53
死霊術師 ペトルーシャは、メモを貼った。
(c11) 2021/12/16(Thu) 1:18:37

【念】 灯屋 レイ

「そして、恐らく彼が"ホド"と呼ばれる者です」

『"野良猫"は、随分な破滅願望を抱えている。
 これで少しでもこの街の崩壊が早まればそれでいいんだと。
 "ホド"は…あれは、先も言った通り
 どうにも思考や記憶に何か手を加えられているらしい』


それが、"蝙蝠"に教えられた事だ。

「できるならば止めてやって欲しいと頼まれました。
私としても、破滅願望に巻き込まれたり他人に思考をいいようにされてる者に滅茶苦茶にされたくはない。

……私は、エアハートの事を探ってみようと思います」

既に誰かが解決の糸口を見つけているなら、それに越した事はない。
だけどそうでなかった場合。なんとも寝覚めが悪い話になりそうだった。
(!1) 2021/12/16(Thu) 1:21:26

【人】 残氷 の エアハート

>>+19 ノアベルト

「見えないけれど顔、謝ってない言い方じゃないですか。
 あなた、謝罪だって思ってなくてもそれっぽく。
 言えはできるのに言ってない。謝ってないと同じですよ」

幼い店員ですら内心舌打ちしていてもそれっぽく謝罪に
聞こえるような謝り方はできる。それすら、と言う意味。

「私、嫌いなのかって聞いただけで、
 私の事を好きかなんて一言も言ってませんけども」

何でその単語が出てきたのだろう。
いや、薄々ギミックがわからなくはないが、しかし?
なんて思っていたらもっと気になる台詞が来た。

 「好きなのは?」「好きなのは?」
「旦那?」


二回連続で聞いた。
続けて述べられた言葉に首を傾げる。

「そもそも真っ先に人の作ったのをぶちまけて
 勝手に目立ちだしたの、ノアベルトじゃないですか。
 そんなこと言うなら次は普通にちゃんと飲んでくださいよ」
(18) 2021/12/16(Thu) 1:23:19

【墓】 哀れな役者 フランドル

>>+19 ノアベルト

「生憎と俺は不器用な生き方しかできないらしい。
 或いは、ブレるほどに
 他に目を向けるような余裕も無いだけか」

曲がらないのか、曲げられないのかは定かではなく。

趣味が悪い、という言葉にはほんの少し眉を顰めて。
けれど特にそれ以上突っ掛かるような事はしなかった。
この世は趣味の良い人間の方がずっと少ない。
(+22) 2021/12/16(Thu) 1:25:49

【墓】 死霊術師 ペトルーシャ

>>+11 フランドル

「……ええ、助かったわ。『怪盗』さん」

あなたからの、確かな履行の言葉を聞けば、踵を返す。

「……それじゃ、こちらから掲示したものは、いつでも」

そのまま酒場を後にすれば、死霊術師は相棒を迎えに行くのだろう。
(+23) 2021/12/16(Thu) 1:25:55

【人】 灯屋 レイ

>>+20 フランドル
「チキンです」


声無き声への、力強い肯定だった。
だって、エドゥアルトがおいしいチキンが食べたいという願いに応えるために獲ってきてくれたのだから。
これは何があってもチキンです。いいね?

「喉を痛めている方、多くないですか?」

ミルクたっぷりのシチューも勧めておきました。喉に良さそうな気がしたので(※気がするだけ)
(19) 2021/12/16(Thu) 1:26:39

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 死霊術師 ペトルーシャ

「すみません、ペトルーシャ」


スカリオーネの名が掲示がされたあと。
一人でいるあなたに声がかかった。
鈴の音、そこには姿の見えない男がいる。

「掃除屋の件でなくてすみませんね……。
 ミズチのことで、話したい事があるのですが。
 時間はありますか?
 無ければ、言いたいことだけ言ってかえる予定なのですが」
(-37) 2021/12/16(Thu) 1:29:52
ノアベルトは、レイはエドゥアルトを可愛がってますね……
(c12) 2021/12/16(Thu) 1:30:45

レイは、肯定します。ノアベルトも撫でてほしいですか?
(a12) 2021/12/16(Thu) 1:35:21

【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 埃運び オーウェン

 あなたは知っていた。そうしたものが抛られた時のミズチの行動といえば、目標の撃ち落としや軌道を逸らすことだ。それを切っ掛けに起こる何某かには大抵対応出来るので。実際、ただの閃光や破片であれば無問題だった。


 放たれた千本は、ひとつ残らず投げ出された石をとらえた。

 ミズチは自身を知る者と対峙したことがない。ダンジョンに生息していたり討伐依頼を出されるようなモンスターは当然、死霊術師でもないミズチにわざわざ光の力を向ける者がいる道理もなかったのだ。


「ッ──!!!」

 聖を孕んだ光に、ほんの一瞬動きが止まる。次いで降りかかった破片により、ミズチは崩れ落ちた。硬質な手足は破片を弾いたが、胸や腹はいただけない。
 それらの力の己への影響はアンデッドに対してレベルではない、といつかのミズチはオーウェンに話していたが、この数日でミズチの性質は変化している。あなたの予想よりも効果は大きかった。


「ひ、ぅ……」

 地に伏したミズチは、自身の身に起こったことをすぐには理解できていないようだった。理解しきれないながらも、本能で破片を取り除こうともがいている。

 事態がそうして一区切りついてから漸く、あなたに毒の効果が表れた。とは言え多少動きが鈍った程度で、大きく支障はない。ほんのわずか傷ついただけでこの効果となれば、かすり傷でなければ昏倒していただろう。容赦をされなかったことが窺える。
(-38) 2021/12/16(Thu) 1:38:43
ノアベルトは、撫で……な、撫でられるのは嫌いではないですが、その分エドゥアルトを撫でてあげてください
(c13) 2021/12/16(Thu) 1:39:32

アンゼリカは、修羅場ってたいへんだなあとおもいました。せんせ元気そうでよかった。
(c14) 2021/12/16(Thu) 1:40:04

【人】 灯屋 レイ

>>+21 ペトルーシャ
「……力及ばず、申し訳ありません」
丁度代替わりした頃だった。老獪な先代は取り付く間も無く役人を追い払い、もしくは言いくるめていたのだろう。

「教会のお偉方がしっかり清めていましたから、少なくとも起き上がってくる事はないかと。
……ただ、まぁ。あまり良くない空気ではあります。
また変な病が流行るかもしれません。あちらに赴く際はお気を付けください」

今思えば教会の力を示すためのパフォーマンスのひとつでもあったのかもしれない。
もう、気にした所でどうにもならない話だ。
(20) 2021/12/16(Thu) 1:42:01
レイは、腕が二本あるので同時に撫でる事が可能です。
(a13) 2021/12/16(Thu) 1:42:42

レイは、ノアベルト(がいると思われる場所)とエドゥアルトをわしゃわしゃわしゃわしゃ(確定RP)
(a14) 2021/12/16(Thu) 1:43:11

【人】 埃運び オーウェン


「なんだかんだ言ってお前らはいつも通りだな。
 何だ……ピリピリしてる俺の方が変みたいじゃないか」

空のグラスを適当に振り回して、
あいも変わらず、垂れ目だというのに鋭い目つきを辺りに向ける。非情にガラが悪い。

「喉が悪いなら間違っても酒は飲むなよ。
 口がきけなくなったら酒場が静かになるだけだし、俺は別に気にしたりしないがな」
(21) 2021/12/16(Thu) 1:44:34

【秘】 死霊術師 ペトルーシャ → 迷彩掃除屋 ノアベルト

「…………」


鈴の音。
それに反応して、《陽気》を求める死霊をほんの少しだけ放つ。


死霊はあなたから僅かな熱を奪いつつ、纏わりつくように留まる。
そうして彼女は、姿の見えないあなたの存在を確かに捉えるだろう。


……紛れもなく、熱を生命力を持つ、生者であるのなら、だが。


「……あの絡繰のことで、ね」


いずれにせよ、死霊術師はあなたを認識はしているだろう。
持ち掛けられた話に対して、しばらくの逡巡、その後に……


「銀貨8枚」


「……その彼は、私と話しをするのに気前良く払ってくれたわよ」
(-39) 2021/12/16(Thu) 1:45:34

【墓】 哀れな役者 フランドル

>>19 レイ

そうか……


力強い肯定を受けたので、これはチキンらしい。
とにもかくにも、チキンはチキンらしい。
路地裏育ちには細かい品種による肉の違いがわからぬ。
つまり結局これは鳥だからチキンなのだ。

「……まあ、何人かは尋問を受けたわけだからな。
 口答えしてやったら随分手厚く饗されたよ」

何気ない疑問には、誰に言うでもない呟きだけを零して。

まだ温かいレモネードの嵩をちびちびと減らしながら、
のろのろとチキンだのシチューだのつつく。
ご機嫌な夕食だ…喉さえ痛めていなければ。
(+24) 2021/12/16(Thu) 1:49:36
フランドルは、踵を返す死霊術師の背を見送った。有意義な取引である事を願う。
(c15) 2021/12/16(Thu) 1:55:57

【秘】 灯屋 レイ → 残氷 の エアハート

/*
ハァイ。私です。

単刀直入に行きますわ。"ホド"の名を冠する者は貴方でよろしくて?
合っていた場合、貴方達を止めて欲しいと頼まれたので記憶とか思想とかをどうにか……できないか探るRPなど行いたいと思ったのですが、そちらの都合は如何でしょうか?

既に終盤なのもあり、他の方がそちらに関して進めている・解決できそうでしたらもう大丈夫そうだと察する感じの……なんかいい感じのロールをしておきます。
解決する手段ないです!悪堕ちドン!な感じでしたらそれはそれで、探ってみましたが打つ手は無さそうですしようと思います。

夜遅くに申し訳ないです。よろしくお願いしますわ。
そもそも人違いでしたらごめんあそばせ!その場合忘れてください。
(-40) 2021/12/16(Thu) 1:58:40

【秘】 死霊術師 ペトルーシャ → 大道芸人 チェルシー

「……今から大事なものを取りに行くのだけれど。
 万が一に……誰かに攫われるなんてことがあれば困るのよね」


「……何だって構わないわ。
 大勢の気を引く様なことをしておいて欲しいのだけれど」


「それで貸し借りは無かったにしておいてあげる」
(-41) 2021/12/16(Thu) 1:59:08

【秘】 埃運び オーウェン → 錆鉄御納戸 ミズチ

「馬鹿野郎ッ……!!」

怒りこそ混じっているものの、
その声色は本心から相手を案じているもの。
膝をついて、鈍い身体を引き摺って、倒れた相手の元へ。

「テメェみてえなのがいるから、
 俺はこうして革命軍にいんだよ、分かるか!?」

乱暴にポーションを浴びせて。
破片を取り除いてやる筋合いはないが、重傷にまで追い込む気はハナっからない。見せしめくらいになればよかった。焦る気持ちをどうにか抑え込む。

「なあッ……ミズチ、おたくは。
 こんな街にいて満足してるってのか」

漏らした心の声は、酷く濡れている。

「別に。いいんだ。それでいいならいい。
 俺は……俺のやることは、変わらないからな」
(-42) 2021/12/16(Thu) 2:00:44

【墓】 哀れな役者 フランドル

 
「消毒ついでに酒でも飲んでろだとか
 そういう事を言われなくて正直ほっとした。
 自分で自分を痛め付ける趣味は無いんだ俺は」

役者は廃業で正解だ。
きっとこのご時世では三文芝居は流行りもしない。
生きていれば、喜劇も悲劇も勝手に舞い込んで来るのだから。

「一度尋問を受けてしまえばもう尋問に怯える必要は無い。
 気楽なもんだな…下手な事さえしなければ。」

かつん、首元の枷を爪の先で叩く音。
元役者は、それが何であるかをよく知っている。
(+25) 2021/12/16(Thu) 2:03:19

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 死霊術師 ペトルーシャ

その男はもちろん生きている。
生身の体を持っている以上、魂や熱に反応するものからは隠れられない。
いかに影が隠しても、本当に姿だけなのだ。

何度か経験した肌寒さ、眉をしかめそうになりながら話をしてくれるだろうあなたを前に一度深呼吸をした。


「ミズチ……。
 
なんの話をしたらそんな大金払うんですか



舌打ちをしたくなるのをこらえて手持ちから銀貨を取り出す。
片方のポケットから3枚、もう片方から3枚。
胸ポケットから2枚、帽子のベルトの隙間に1枚……袋の底に1枚。

一枚一枚が当たる音がしたあと、熱が近寄る気配がすれば、
帽子を被り姿を現した男が貴方に袋を差し出した。

銀貨10枚を差し出すその手首に、何か拘束をされた痛々しい痕が見える。
それ以外に彼に外傷や暴力をされたような痕はないようだった。


「……これでどうですか。最近のへそくり全部です」
(-44) 2021/12/16(Thu) 2:04:05

【独】 錆鉄御納戸 ミズチ

/*
 は〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜オーウェン〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(-43) 2021/12/16(Thu) 2:04:41

【独】 錆鉄御納戸 ミズチ

/*
 SUKI
(-45) 2021/12/16(Thu) 2:06:04
アイシャは、少しだけ、悲しい気持ちになりました。
(c16) 2021/12/16(Thu) 2:07:52

【人】 灯屋 レイ

「いつも通りでいたいじゃないですか」

埃運びの声に、そんな言葉を零す。

「私だって思うところはありますが、ずっとピリピリしていても……私の変えたいものは、変わらないので」

ガラは悪くとも相変わらず世話焼きなことだ。
静かになったらそれはそれで気にするのだろうなぁと思った。思っただけだ。
(22) 2021/12/16(Thu) 2:07:55

【人】 灯屋 レイ

>>+24 フランドル
「そうですとも」

鳥は全部チキンですという暴論。
これもまた路地裏生まれ墓地育ちだ。細かいことはわからないし気にしない。
ただおいしいという事実があれば、それでいい。

「役者が一番嫌がりそうな箇所をよくやるものです。
……手厚く饗されるとわかっていて口答えした貴方も貴方ですけれど」

先日ぺトラに渡したのと同じ、薬草の含まれたミルク味の飴を貴方の前に置いた。喉にも良かったはずだ。
断られれば何も言わず回収するだろう。
(23) 2021/12/16(Thu) 2:08:31

【秘】 羽無し妖精 アイシャ → 骸狩り スカリオーネ

「……ツケは、銀貨で頂いたのです。
 お薬は、そうではないと思ったので ちゃんとお礼…したかったのです。

 スカリオーネ様。いつも、煙のこと気にしてくださって嬉しいのです。
 でも、私こう見えて子供ではないのですよ。実は、ちょっとだけ大人なのです」

気にしなくてよいのは、スカリオーネ様も同じなのですよ。
そう言って、花売り妖精は表情を緩めることでしょう。

そして貴方に尋ねられると、小瓶を手に取って。

「これは、お花と植物の成分を使って作製した…リラックス効果のあるお薬なのです。
 中毒性のない分、ゆっくり浸透するタイプのものになっているのですよ。
 毎日働きづめのように見えるので、少しでもお休みできればなと思ったのです」

尋問の後でも、少女が誰かを気遣う気持ちは変わらないのです。
貴方が扉を閉めないのであれば、小瓶を花籠に戻して それごと差し出すことでしょう。
(-46) 2021/12/16(Thu) 2:13:11

【墓】 羽無し妖精 アイシャ

>>4:34 レイ様

「出てきたからには、ちゃんとしてないといけないのです。…こうやって、心配をかけてしまうのも、よくないのですよ……

 ラベンダー…なら、持ち合わせがあるのです。1本だけで、ちょっと申し訳ないのですよ」

香りが、と繰り返して 少し何やら考えた後。
綺麗な形が保たれたままのお花を手渡しすることでしょう。
代金を受け取り、それを報酬袋にゆっくりしまいました。

「エデュアルト様、お手柄なのです?大きい鳥さんなんて、きっと大変だったに違いないのです……感謝して、頂くのですよ。
 実は、ちょっとお腹空いてたのです。レイ様、お声掛けしてくれてありがとうなのですよ」

妖精は、ほろほろと煮込まれた鳥の肉を口に運びます。
普段食べているチキンとは何だか違う味。でも、その温かさが身体にしみて。
ほっとしたような気持ちになるのでした。
段々、普段の様子を取り戻しているようです。それは、傍目で見ていてもわかる事でしょう。
(+26) 2021/12/16(Thu) 2:22:58

【人】 埃運び オーウェン


「この俺を何だと思ってやがる……
 お前らの運んでくる厄介事にゃ心底飽き飽きしてるけど、
 かといって無暗に必要以上に苦しめとは思ってない。

 気が変わった。
 消毒代わりにスケルトンの粉でも吸ってろバカ」

灯屋の言葉には、む、と唸って、頬杖をつく。

「……いつも通りでいたい、ね。お気楽なこった。
 我慢することもないだろうに。
 この街に上手く付き合っていくなら特にな」
(24) 2021/12/16(Thu) 2:35:02

【秘】 羽無し妖精 アイシャ → 残氷 の エアハート

「はい。母さまが人間で、父さまが妖精なのです。
 人間は、自分と違うものを拒むものなのです。
 見た目が幼いままであることもそうですし、羽が生えているだけでも気味悪く思うものなのですよ。
 ……私は、何度も住処を変えて 正体を隠して生きてきたのです。
 それが一番傷付かないと知っているから」

自分の正体が露見することで、人々は自分を避けたり 傷付けたりするものだから。
一つの場所に執着しないことで、そうなることを避けているのです。
"人当たりのいい、小さな人間の女の子"として記憶に残ればそれでいいのでした。


「……エアハート様。

 それだけのことがあって、割り切る事の方が難しいのです。
 ですから、エアハート様が傷つかない方法を取られるのが一番なのですよ。

 無理に正そうとしても、疲れて苦しいだけなのです。
 分かっているからこそ、今もこうなっているのでしょうけど……」

拗れてしまっている事自体は悲しい事ですけれど。
妖精に出来る事は、どうかいい着地点が見つかる事を祈るばかりなのです。
(-47) 2021/12/16(Thu) 2:39:05

【墓】 哀れな役者 フランドル

>>23 レイ

「嫌がるからか、単に煩かったのか。
 あの手合いのことだ、両方かもしれないな。
 …どうせ大人しくしていても温情なんか掛けられないんだ
 なら、暴れてやった方が気分が良い」

それで負う痛手と見合うかは諸説あるものの。
結局は大人しく痛め付けられるという事が
どうにも我慢ならない人種なのだ、これは。
大人しくしていれば、と期待ができないだけかもしれないが。

「…………」

それから、ころり。
目の前に転がった飴を見て、少し考える。

他人は、信用できない。
けれど、ある程度腹の底を見せ合った相手なら?
未だ距離感は一定を保ち、けれど他人とも言い難い。
これは、互いの目的や意図に対する信用とそう変わらないのではないか。


…ほんの少し考えたのち、飴は受け取る事にした。
(+27) 2021/12/16(Thu) 2:59:50
フランドルは、気まぐれなやつだ、とぼやいた。
(c17) 2021/12/16(Thu) 3:03:17

【独】 哀れな役者 フランドル

 
「猫を自称するだけあってということか?」

これは誰にも聞こえない程度のぼやき。
聞こえるように言ったら、引っ叩かれそうなので。
(-48) 2021/12/16(Thu) 3:04:26

【秘】 羽無し妖精 アイシャ → 百識眼 の シュゼット

とは言うものの、妖精の羽は生え変わるものと知ってはいるのですが。
合いの子の羽が元に戻るのにどのくらいかかるのかなんてことは、本人にも分からないのです。
けれど今は、貴女の心配を少しでも減らしたかったのです。
それに、どれだけの時間がかかったとしても きっと貴女は信じて待ってくれると分かっているのです。

「……救われている、のです?
 シュゼット様が、私に……?」

ベッドにゆっくりと移動して、濡れた目元を拭ってから浅く腰掛けます。
座ってしまうと、小さな体はもっと小さく見える事でしょう。
そして、貴女のこぼす言葉に 少しばかり首を傾げています。

/* アイシャがこの街で花売りを始めたのは、5年ほど前のことになります。
 しかし、冒険の途中、森や花畑であったり 仕入れ先の別の街で彼女と接触及び交流することはあったかもしれません。
 初めて会った時から、それほど大きく成長してはいないことも知っていて構わないです!
(-49) 2021/12/16(Thu) 3:09:36

【秘】 羽無し妖精 アイシャ → 灯屋 レイ

お花を渡した次の日の都合のいい時間。こんこん、とノックの音が貴方の部屋に響くことでしょう。

低い位置からの控えめな音は、よく知る少女からのものです。

「レイ様、今お時間大丈夫です?」
(-50) 2021/12/16(Thu) 3:12:38

【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 埃運び オーウェン

「…、分からないな。思想と行動が結びついているように思えない」


 ミズチの身体には血液もしくはそれに代わるものは流れていない。落とされた破片は綺麗なものだった。若干ポーション濡れになった程度だろうか。


 いくらかの破片を落とせば、ミズチはあなたを睨み上げる。

「お前の言う満足とはなんだオーウェン?」

 語気の鋭い言葉が向けられた。長くなりそうな気配がする。
 ミズチは多弁とまではいかないが、何かを伝えようとする際、自身の思考の変遷等を述べる為に言葉が多くなる傾向にある。周囲の簡単な後処理をしてミズチの部屋に入る等、人目を避ける努力はされたことだろう。


 あなたがどうしていようとお構いなしに、ミズチは訥々と言葉を続けていく。

「変わらなければいい、という望みを持って日々を過ごすことが、満足に当てはまるのなら、小生は満足していると言える」

「この街は、"こんな街"と称されるに相応しい場所だ。それは、相違ない。小生もそう感じている」

「小生の狭い世界の中でも、この街の常識を、そういうものだと片付けながら、心の内で納得していない者は、ある」
 

「オーウェン、お前を含んでな」

「小生の視点で、そうした者がなくなることが、満足に当てはまるのなら。そうであるのなら、小生は満足してないと言える」
(-51) 2021/12/16(Thu) 3:26:08

【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 埃運び オーウェン

 

それで?
 
(-52) 2021/12/16(Thu) 3:27:44

【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 埃運び オーウェン

「満足してないらしいお前らのしていることは、御上のことを気に食わない気に食わないと宣い無関係の弱者にあたり散らすゴロツキと何が違う? 隠れ上手故に御上に目立った対策を取られているだけで」

「……少なくともお前は。お前は、お前の思想によらず、一派に指示を受けてこうしてやって来たというのが小生の考えだが」

「どうだオーウェン? でなければ、小生に事を告げた時の心定まらぬ様子はなんだ。今こうして明らかに敵対した小生の身を案じて薬を浴びせたのはなんだ」

 やり場のない感情故の、責めた物言いだった。害意を示しておきながら、相手を思う気持ちを持っている点では、ミズチも人のことを全く言えたものではない。

「生憎と小生は察しが良くない。教えてもらえると助かる」

 ふ、と息を吐く音がした。
(-53) 2021/12/16(Thu) 3:29:28

【秘】 吟遊詩人 フェリックス → 迷彩掃除屋 ノアベルト


「丁度良かった、か?」

ふむん、と愉快そうに笑いながらも、疑問はあるようで首を少し傾げた。挙動不審な様子にも、怪訝にする様子はない。

「ほおー………。…それはそれは。……興味深い話ではある」

笑顔で語られる言葉に、喉を鳴らしてこちらは大層、気分と合う笑みが零れている。
楽しんでいる。
噂話が口の上に乗るのを。

「が」

人差し指を立て、自分の唇の前に持ってきて、

「物騒な『冗談』は禁物だ。捕まってしまうぞ?」

と告げた。


「それにな――、」



少し身を起こして、相手の耳元に唇を近づけて、しっとりとした声音で囁く。


「”ノアベルト”以外のことが、探られたくないのではないか」
(-54) 2021/12/16(Thu) 3:35:53

【秘】 吟遊詩人 フェリックス → 木偶の坊 エドゥアルト

「家族かあ。ふむ。家族、増やすつもりはないのか?」

頬に朱色がさしたのを見て、機嫌のよい笑みを浮かべたままだ。
すすめた甲斐があるが、倒れられたり、まずいもの、と思われたら、
酒も彼本人も可哀想だ。

「そうそう。胃の腑がすこし、暖まるだろう?それで、頭も少し靄がかかる。それが酒だなあ。
それで、その酒と――……」

少し逡巡して、近くにいたチンピラに酒を奢るからと使い走りを頼んだ。
持ってこさせたのは、何かの皿である。


「そら、カニだ。……空きっ腹に酒を入れると酔う。さ、おいで」

自分の隣の椅子を叩いて、馴れ馴れしく誘いをかけた。
料理を一緒に賞味しよう、というのだ。

まあ、『いつもの手練手管』でもあるのだが――。
(-55) 2021/12/16(Thu) 3:36:28

【秘】 吟遊詩人 フェリックス → 埃運び オーウェン

「仕事ねえ。…………俺も知らないハナシだ」

愉快そうに目を細める――。
ただ、いつもよりも、
どこか老獪な印象を受けるそれ。
ごくまれにしか、見せぬそれだ。

「清くなるのも、濁っただけでもダメさね。
清濁併せ呑むヨルムガンドが、俺の愛する黄金都市というだけで。

ぜひ覚えておいてくれ。………ちなみに、」

「お前さんがやり残した、仕事。それは――何だろうな?」

頬杖をついて、素直に教えて貰えるとも思っていないのかもしれないが、あなたを見つめて呟いた。
(-56) 2021/12/16(Thu) 3:36:45

【秘】 吟遊詩人 フェリックス → 死霊術師 ペトルーシャ

「そうかね。悪くないとは思うが。魔導の求道者たるもの、俗世に膝をつかざるべしということかな」

当然、彼女がそう言うであろうことは、やや予感があった。

ただでさえ、魔術師という生き物は。俗世に関わりたがらないところがある。
彼女の術体形でいえば、余計にそうだ。

「んふ。そんな巧みな表現をされては、俺の商売はあがったりだな。地の底に………、」

リュートを少しずつ鳴らす。

「沈む。……では、お聞かせしよう。恋の物語を。
それは燃え上がる竜の吐息。
燃え広がる痕跡。
その端緒から。

………北方にある、ギンヌンガカップという火山は知っているか?
〈竜の棲む山〉だ。呆れるほどの量の」
(-57) 2021/12/16(Thu) 3:36:55

【見】 吟遊詩人 フェリックス

「――さてさて?リーゼロッテ嬢。チェルシー……あの勇敢なる女性陣達は、カニを得られたのかな、さて。」


海辺まで行ったら、興が乗って魚釣りに執心でもしていたのだろう。共に参加はできなかった男は、のんびりと降りて来たのだ、が。


「今度は骸狩り殿か。……まさか、見つからなければ全員捕まえてみる、とか言わないだろうなあ。当て推量で捕らわれるのは釈然としない。子爵殿にラブレターでも送るかな」

脅迫状にそんなルビ振りをするのはこの男だけかもしれない。
メニューをのんびりと眺め、無事、蟹が追加されていることを確認する。
(@0) 2021/12/16(Thu) 3:40:03

【秘】 哀れな役者 フランドル → 灯屋 レイ

「同情や仲間意識は仕事には持ち込まない。
 持ち込まない、が…
 周りが馬鹿な事をしているとわかっていて、
 それに付き合ってやるほどお優しくもないのさ」

きっと、革命勢力にも、そして政府にも与さないからこそ。
内部を中立的な立場から俯瞰し、そう感じるのだろう。
この先に待ち受ける結末は、彼らの望みに適うものではないと。

曲がらぬ刃は、曲がれぬ刃は、時に無慈悲な程に。

「…"ホド"の事は、こっちでどうにかする
 精神操作にはある程度理解がある。それで駄目なら…
 その時は、一発ブン殴ってやるだけだとも。」

つまり、叩いて直す。
人を何だと思っているのか。
とはいえ痛みのショックは実際結構利くものだ。そうらしい。

「こっちとしては問題は"野良猫"の方だ。
 あれもまた、行き場を失ったものの一つだ。
 上にも下にも、何処にも自分の居場所が無い。
 どうにもそんなこの街を嫌っているらしい。
 …君もこの街を憂いているのなら、丁度いいかもしれないな」

もしかすると、わかり合えるかもしれない。

それだけを告げて、今は未だ役者を騙る者は席を立つ。
随分と長話になってしまった。夜は随分更けているに違いない。
引き留めなければそのまま踵を返し、その場を後にするだろう。
(-58) 2021/12/16(Thu) 3:43:02

【秘】 骸狩り スカリオーネ → 羽無し妖精 アイシャ

「……はあ……。俺から見れば、子供と変わらん」

大きなため息の後、そう呟いて。
見上げるのも疲れるだろうとその巨躯を、気だるげにゆっくりと下ろす。
片膝をつく形になれば、きっと目線の高さも揃うだろう。

「……煙は俺が、俺の為にやっている事だ。
 別に誰かを気にしている訳でもない」

誰への言い訳やら、説明を聞く合間に呟いて。
花籠に手を伸ばし、しかし2本の小瓶だけ抜き取って。……少し迷った後、クッキーも。

「この薬に関してはありがたく貰っておく。こっちは、
 甘い物が好きな奴にくれてやるつもりだ。構うまい?」

相も変わらず不愛想な顔と冷えた言葉。
男は平等で、変わらない。そう努めている。
少女の"突然持ち掛けてきた過去の取引の清算"を、
"難航した交渉の末にやや不利な条件で承諾"した。
それがこの男にとってこの場で起きた全てだ。

だから、会話をしようが、何かを聞こうが、
そのまま去ろうが、問題はない。
それらは全て、平等な取引として扱われる。
あなたは、膝をつく男に何をしても構わない。

何をしても、きっと次の日に酒場で会っても、
この男の様子は変わらない。強いて言うなら――
『花売り』ではなく、『アイシャ』と。
そう呼ぶように、なっただけ。
(-59) 2021/12/16(Thu) 3:44:20

【秘】 埃運び オーウェン → 錆鉄御納戸 ミズチ


「……」

部屋に立ち入って、ミズチの語り口を聞きながら、
ずっと憮然とした表情で何処かを見つめていたが。
全て聞き終えて。そのかえって頭が冷えたようで。

片付けの後も持っていた、
ポーションの空き瓶を、顔面めがけて投げつける。

まるで子供が癇癪を起したそれにも見えるだろうし、
確かに存在する害意を、立場を弁えろ≠ニいう意志を表したようにも見えるだろう。

「じゃあミズチには分からないよ。
 『お前ら』ってひとくくりにした、
 察しも、頭も悪いお前には絶対分からない。

 ……でも、そうだよ。一緒さ。
 俺が数日前に張り倒した荒くれと、変わりない。
 この街が壊れちまえばいいって思ってるだけの馬鹿だ。

 ヨルムンガンドがいつまでも同じ姿でそこにあるのが、
 耐えられなくなっちまった、そんな奴」

怒気に塗れたものでも、迷いの最中にいるものでもなく。
何かが吹っ切れたような表情で、見据える。
(-60) 2021/12/16(Thu) 3:45:26
フェリックスは、ノアベルトに愉快そうに耳打ちした。
(t0) 2021/12/16(Thu) 3:46:26

【秘】 埃運び オーウェン → 錆鉄御納戸 ミズチ


「当たりだよ。
 俺の思想よりも、俺以外の意向で、
 今こうしてやってきたってのは。大当たり」

適当に腰かける所があればそこに腰を下ろして。

「俺は。自分で言うのもなんだけど、
 正直この街とはかなり上手くやっていけてると思っている。

 散らばったり浮いたりした金を必至こいてかき集めて、
 下層市民を哀れみながらも、そんな不自由なく暮らしてんだ。酒場で屯してる奴らん中じゃ上等じゃねえか?」

誰に語るでもない、といった遠い目をする。
独り言だ、と。だから勝手に聞き流せ。そんな顔だ。

「ただ……俺が満足行ってないことがあるとするなら。
 結局、一番苦しんでるのは下層市民じゃなくて、
 俺ら冒険者なんじゃないのか、って。

 治安の悪化や病の蔓延。死体一つ運ぶのだってそうだ。
 全部上や下がやらかしたことの───尻拭いじゃんか。

 ミズチ。俺はさあ。おたくより少しだけ、御節介になっちまっただけ、なんだよ」
(-61) 2021/12/16(Thu) 3:53:04
オーウェンは、冒険者に必要なものは、黄金の欠片ではない、と思っている。
(a15) 2021/12/16(Thu) 3:56:48

オーウェンは、一杯の安酒と、馬鹿みたいな冒険譚を、誰かに望んだだけ。
(a16) 2021/12/16(Thu) 3:58:10

オーウェンは、自分の手元に残るものこそ、黄金の夢の残滓であればいい。
(a17) 2021/12/16(Thu) 3:58:55

【独】 錆鉄御納戸 ミズチ

/*
 えっっっっレスはやない?????? びっくりした。

 はさておいてよ。は〜〜〜〜〜〜〜〜〜あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜?????? 独り言に出来るかよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜聞こえたら聞こえてんだよ〜〜〜〜〜〜〜〜
(-62) 2021/12/16(Thu) 4:00:10

【独】 錆鉄御納戸 ミズチ

/*
 独り言を打っている間にアクションをするな。キレるぞ(キレてる
(-63) 2021/12/16(Thu) 4:01:01

【秘】 埃運び オーウェン → 吟遊詩人 フェリックス


「おたくが心置きなくこんな都市から離れられるように、
 トクベツなおまじないしてんの」

言葉とは裏腹に、真剣な眼差しで見つめ返す。

「情報屋にも尻尾掴ませない様に、
 ここまで頑張ってきたんだ。
 全部済むまでナイショ……というか。

 できれば俺はお前も、引き摺りこんでやりたかったんだけどな。その鼻につくツラもちょっと叩いたら幾分かマシになっただろうに」
(-64) 2021/12/16(Thu) 4:08:24

【独】 錆鉄御納戸 ミズチ

/* 「じゃあミズチには分からないよ」
 寝落ちる前の戯れ言なんですけど、ここかわいい、すき。
(-65) 2021/12/16(Thu) 4:56:34

【秘】 哀れな役者 フランドル → 羽無し妖精 アイシャ


「なに、気にする事はない。とはいえこちらも…
 茶の一つも出せない有り様だが、まあ勘弁してくれたまえ」

せっかく作った笑顔を無下にはしない。
痛々しい有り様に眉を顰めたのも束の間の事。
貴方を部屋へと通せば、テーブルの傍に椅子を適当に並べた。

最近この街に来たばかりなのか、部屋に物は少ない。
テーブルの上には、黄色のラナンキュラス。
あの日貴方から受け取った花は、今もそこにある。
(-66) 2021/12/16(Thu) 5:08:51

【秘】 哀れな役者 フランドル → 羽無し妖精 アイシャ


そして貴方が気掛かりを零せば、一つ声の調子を下げて。
 
「──
私があの二人を告発していれば。

 きっとこれも、すぐに終わったのだろうけどね。」

とはいえそう不穏なものでもない。
喩えるなら、そう、内緒話でもするような。

「というのはまあ、意地悪な話なのだろうなあ。

 これを早く終わらせる手段は幾つかあれどもさ。
 どうにも、何も犠牲にせず、とは行かないものだ。
 きっと何れも、君達の望む幕引きには至らないのだろうな」

とはいえこれは、まったくよそ者としての見解であり。
ともすれば、幾ら貴方とて、場合によっては。
他者を犠牲にしてでも、結論を急ぐのだろうか、とも。
まあ、まあ、考えないわけでもないのだ。
(-67) 2021/12/16(Thu) 5:10:05

【秘】 哀れな役者 フランドル → 残氷 の エアハート

 
"蝙蝠"が政府に連行される少し前の事。

極力足のつかないような形で、貴方の元に一つの報せが届いた。

曰く、"骸糾問"の死霊術師と取引を行った、と。
彼女が此方に求めたものは、奪われた装備品の奪還。
先方の提示するものは、革命勢力への部分的協力。
そして──貴方個人に向けたものが一つ。
〈焔喰らい〉の情報提供。


何よりの対価は、彼女が敵に回らない事ではあるものの。
もしも何らかの助力を求めるなら、彼女を尋ねるといい、という旨。

目を通し終え、再び封をすれば
書かれていた内容は幻のように消えてしまう。
そんな封書だった。
(-68) 2021/12/16(Thu) 5:48:31

【秘】 哀れな役者 フランドル → 埃運び オーウェン

 
"蝙蝠"が政府に連行される少し前の事。

極力足のつかないような形で、貴方の元に一つの報せが届いた。

曰く、"骸糾問"の死霊術師と取引を行った、と。
彼女が此方に求めたものは、奪われた装備品の奪還。
先方の提示するものは、革命勢力への部分的協力。

何よりの対価は、彼女が敵に回らない事ではあるものの。
もしも何らかの助力を求めるなら、彼女を尋ねるといい、という旨。

目を通し終え、再び封をすれば
書かれていた内容は幻のように消えてしまう。
そんな封書だった。
(-69) 2021/12/16(Thu) 5:49:13

【秘】 残影の フランドル → 残氷 の エアハート

 
──そして、酒場での一幕を終えた後。

前言の通り、役者騙りの騎士は貴方を連れて。
一先ず何れかの宿の部屋にでも向かったんだろう。
きっと、それなりに込み入った話になるはずだから。

「…それで。
 俺は言った通り、こうして戻って来たわけだ
 あの時お前に預けたものは返す気になれそうか?」

預けたもの、つまりは二つの自身の得物。
随分と念入りに痛め付けられたらしい様子を見るに、
案の定、尋問中は大人しくなどしていなかったらしいが。
それでも"貴方の剣"が心折られてなどいない事は明白だ。

当たり前の事だ。
あれよりも、もっと目の眩むような絶望を知っている。
それさえも上回るような"よすが"を知っている。
だからフランドル・スキアーは、決して心折れる事はない。
貴方以外の、誰に折れるはずもない。
(-70) 2021/12/16(Thu) 7:32:42
エドゥアルトは、夢か幻か、何か奇妙な記憶がおぼろげにある。
(a18) 2021/12/16(Thu) 9:51:21

エドゥアルトは、これは祭り……?
(a19) 2021/12/16(Thu) 9:51:33

【独】 錆鉄御納戸 ミズチ

/*
 これシステム的には笛吹さん勝利するんとちゃう…??
(-71) 2021/12/16(Thu) 10:16:07
ミズチは、
ガンッ
 投げられた空き瓶を顔面で受けた。
(c18) 2021/12/16(Thu) 11:55:43

ミズチは、いたいにゃん…(#'-') 不満が空気に滲んでいる……。
(c19) 2021/12/16(Thu) 11:55:56

【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 埃運び オーウェン

 書き物机に椅子、棚がいくつかにベッドと、ミズチの部屋はシンプルだが殺風景なわけではなかった。机の上の花瓶には、ローダンセの花が飾られている。


「・・・・・・」

 感情をぶつけて、
ついでに空き瓶もぶつけられて、
ミズチもいくらか頭が冷えたようだった。

「……そうだな。お前の視野は、世界は、小生のそれよりも広いらしい。目についてしまったな。己のものになってしまったな」

 起き上がり、ふらとあなたに近寄る。手を伸ばしかけて、何をするでもなく下ろした。

「お前のように、自身の望むことを叶えるのに目の前に置かれた手段がたまたまそれだった者が居ることを知れたのは僥倖だ」

「そうでなければ小生は革命派のそのすべてを十把一絡げにした狭い視野で見続けていただろう」
(-72) 2021/12/16(Thu) 11:57:21

【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 埃運び オーウェン

 普段よりも低い位置にあるあなたの顔を、まっすぐ見下ろす。

「いいかオーウェン」

「小生にとってオーウェンは有象無象ではない」

「お前がそうして、こうして、
 苦しむようなことは、起こらない方がいい。

 そして小生は、街を壊したところで
 お前の満足の行く結果になると思わない。
 空虚がそこに生まれるだけだ」


「──故に、決起しよう。革命派とは袂を連ねずにな」


「かと言って一人で動くつもりもない。革命という大事を単独で為せるのなぞ、寝物語の英雄にしかありえないらしいからな」

 ふ、と息を吐く音がした。誰かの発言を思い浮かべている。

「お前がそこから動けないのなら、それでいい。お前をそこに在らしめる理由もなくしてくれる」
(-73) 2021/12/16(Thu) 11:59:28

【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 埃運び オーウェン

 

「このヨルムガンドを変えてくれよう」
 
(-74) 2021/12/16(Thu) 12:00:43
ミズチは、己の周囲の人々に必要なものは、黄金の欠片ではない、と思っている。
(c20) 2021/12/16(Thu) 12:05:02

ミズチは、一皿のシチューと、なんでもない今日の話を、そこにいる彼らに望んだだけ。
(c21) 2021/12/16(Thu) 12:05:18

ミズチは、自分の手元に残るものは、黄金の夢ではない。
(c22) 2021/12/16(Thu) 12:05:24

【独】 錆鉄御納戸 ミズチ

/*
 いたいにゃんからの温度差よ。
(-75) 2021/12/16(Thu) 12:07:20
スカリオーネは、早朝に起き、いつもの席に陣取り、花が来るのを待つ。
(a20) 2021/12/16(Thu) 12:38:00

【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 死霊術師 ペトルーシャ

「成程」

「お前の目指す場所を聞きたかった。そうか、外か」

 得心のいったように頷いた。

「小生は、そうだな……世界のすべてが綺麗になり切るとは思わないが、自身の手の届く範囲において余分と判断するものを除けて綺麗にすることは可能であり、意味のあることだと思う」

 この思想は己のみで出たものではない。ミズチ自身がそうした信念を持っているというよりかは、ミズチが慕う者がそうした思想を持っているが故にミズチはそれに意味があると思うと言っているように聞こえただろう。本命骸狩り、次点掃除屋、大穴埃運びといったところか。
(-76) 2021/12/16(Thu) 13:07:35

【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 死霊術師 ペトルーシャ


「革命に限らず、物事を起こすのはその実行を思い描き、行動に移せるものだ。人々に概ね強者と見られる者からそう聞いた。スカリオーネ殿だ。ほとんど、理不尽を受ける立ち位置にはない」

「言葉は違えど、ペトルーシャは根本としては同じことを言ったように小生には聞こえた。そこに立たされてしまったお前も、彼と同じく姿勢よく小生の目には映っている」

「元々そう思っていたが。改めてお前は、革命に至る理由はなさそうだ。政府はやはり理不尽であり、その理不尽を降りかからせる理由を作っておきながら何を為すわけでもないだろう革命派も、やはり政府とそう変わらない」


 任務か何かの報告のように滔々と述べ、一息。

「どちらも同程度に正当かつ愚かだ」

 ふ、と息を吐く音がした。

「ありがとう、ペトルーシャ。
 小生の道を定める要素の一をもらえた」

 骨から
少しふらつきつつ
立ち上がり、銀5枚をあなたに差し出した。聞きたいことは聞けたらしい。

「外への旅立ちはお前が予定していたよりも遅れそうだな。何某か手を貸せれば良いものだが」
(-77) 2021/12/16(Thu) 13:08:27

【独】 錆鉄御納戸 ミズチ

/*
ミズチ:骨噛み
エアハート:凶狼
オーウェン:擬狼
フランドル:擬狼
レイ:魔術師
エドゥアルト:魔術師
ペトルーシャ:骸糾問
ノアベルト:鼠人
アンゼリカ:賢者

↑ここまで確定

スカリオーネ:(荒れ星)
アイシャ:(無思慮)
チェルシー:(笛吹き)
シュゼット:(諜報員)

旦那が笛吹きの可能性がまだあるの本当面白くてだめ。震える。
(-78) 2021/12/16(Thu) 13:11:40

【独】 大道芸人 チェルシー

滑った気がするッッッ となって恥ずかしくて進展あるまで待つ構えになってるんですけど 大丈夫ですか!?!?!、!?!?!、
ァ〜〜〜〜 ダメ♡死ぬ♡
(-79) 2021/12/16(Thu) 13:20:13
オーウェンは、だから踏み込ませたくなかったのに。
(a21) 2021/12/16(Thu) 13:37:02

オーウェンは、あと、真似するな。なんて言えたらよかった。
(a22) 2021/12/16(Thu) 13:37:28

【独】 錆鉄御納戸 ミズチ

/* >>a22
 えへ。いや、だってお前がすごい素敵なの投げてきたから……
(-80) 2021/12/16(Thu) 13:39:54
アイシャは、挿し替える花に悩んでいます。
(c23) 2021/12/16(Thu) 13:52:02

アイシャは、悩んで悩んで、選ばれたのはコチョウラン。
(c24) 2021/12/16(Thu) 13:53:16

【秘】 残氷 の エアハート → 残影の フランドル

 
〈焔喰らい〉の情報提供、の文面に思わず目を細めた。
ペトルーシャに初めて声を掛けたのも、
彼女のその布衣の能力が気になったから。

……エアハートは、生命力を魔力に変えたり、
原動力にするマジックアイテムをとにかく探していた。
その事は周囲も知っているから聞き込みでも知れただろう。

何の為にそれを求めるのか、それは知る人はいなかったが。
貴方ならもう薄々と察しがつくかも知れない。

……何らかの方法で、それらを使い、
あなたから貴族の血を失わせる為だと。
或いは、全面戦争でも行う予定だったのかもしれない。
エアハートは生命力に長ける。それだけ集まれば、不意打ちで貴族の数人程度、暗殺はできたかもしれないから。
(-81) 2021/12/16(Thu) 14:40:32

【秘】 残氷 の エアハート → 残影の フランドル

 
「勿論ですよ。
 そもそも預かる様な事態になってほしくもなかったし。
 今私がこれを奪い続けていて何になるんですか」

言いながら、預けたままの状態の剣と杖を、
部屋に来る前に持ち出してきたのだろう。返却する。

「……また随分とやられたみたいですね。
 なんか声というか喉がやられてません?
 まあどういう事されたかは……想像つかなくも無いので。
 レモネードなんて気休めでしょうが、今日は休んで」

特別な緊張感はない。否、最低限は持っている。
スプーンが飛んできたら今度こそは受け止められるが、
その程度だ。人格が分たれてようと信頼は変わらない。
(-82) 2021/12/16(Thu) 14:46:06

【独】 残影の フランドル

/*
こいつの人の行動に対する不信と信用のロジック、
どうなってんだろうな…と思ったけど(PCに理解の無いPL)
多分無償の善意を信じないんだろうな…

理由と意図が明らかであるかビジネスライクな関係ならOK、
そうでなくとも信じるのはエアハートだけ……なん…やろな…
(-83) 2021/12/16(Thu) 15:26:02
スカリオーネは、花を手に酒場を出て行く。
(a23) 2021/12/16(Thu) 15:42:48

【秘】 残影の フランドル → 残氷 の エアハート

 
「気が変わったんじゃないかと心配でな」

本気か冗談かは定かではないが。
ともあれそんな軽口と共に、
返却されたものをあるべき場所へと戻した。
やはりこれがちょうどいい重さだ。身軽すぎても落ち着かない。

特に何か細工をされていると疑う事もない。
感情以外にこれを奪い続ける理由が無いのも事実だ。

「そうしたいのは山々なんだがな。
 生憎と休んでばかりも居られないらしい。
 "卑怯な蝙蝠"は仕事が多いんだ、それに…」

「…ああ、そうだ」
(-84) 2021/12/16(Thu) 17:09:16

【秘】 残影の フランドル → 残氷 の エアハート

/*

 ♡ごめんあそばせ、これから少々確定的な描写をしますわ♡
 
(-85) 2021/12/16(Thu) 17:09:54
フランドルは、こいつは一発殴られても文句は言えないと思う。
(c25) 2021/12/16(Thu) 17:10:20

【秘】 残影の フランドル → 残氷 の エアハート

 
信頼されているのはわかる。こちらもそうだ。
そう、いつだってこちらもそうだった。"あの時"も例外なく。

「──もう一つ、ついでに返してもらおうか」

言うや否や、貴方の左頬目掛けて、腰の入った右拳を振り被る。
幾ら貴方が人と比べて丈夫な方とはいえ、とはいえだ。
されども当然誰しも痛いものは痛いはずで、そして何より…

「『──咄嗟の不意打ちで顔を殴られれば、
  思考の低下に加えて隙も生まれやすい』。
 さて、お前はどうだった?」

問いの返事はあってもなくてもいい。
この暴挙を受けて貴方が蹌踉めいたならつかつかと歩み寄り、
そうでなくとも更に距離を詰めるだけ。
(-86) 2021/12/16(Thu) 17:10:54
フランドルは、だからそのようにした。
(c26) 2021/12/16(Thu) 17:11:04

フランドルは、ただ貸し借りを帳消しにしただけだ。そしてこれからも同じこと。
(c27) 2021/12/16(Thu) 17:12:05

【秘】 残影の フランドル → 残氷 の エアハート


「──お前は昔から俺の眼に弱かった」

それは有無を言わさず"聞かせる"ような響きをもって。
視線を合わせ、掠れた声が囁いた。

実際のところ、事実そうだったかは定かではない。
けれど貴方がこの言葉を耳で聞き、
脳が理解し、思考を誘導され、意識すれば、それで十分。

曰く、精神干渉の術とは思考誘導から成るものなのだと。
だから魔術師狩りは口を揃えてこう言うのだ。
『術師の言葉には耳を貸すな』、と。

『今は俺だけを見てくれよ』。

 相棒の"お願い"、聞いてくれるだろう?」

利便性から煙霧を媒介とし、幻術という形を取っているだけで。
この騎士が扱う術は、本来精神の操作や魅了の系統に程近い。
その事で後ろ指を指される事も、今までに何度もあった。


精神干渉には精神干渉を。実に力技じみた"命令の上書き"。
痛みによって作った隙に差し込めば、
少しくらいは綻びが生じる事もあるだろうか。
(-87) 2021/12/16(Thu) 17:15:05
錆鉄御納戸 ミズチは、メモを貼った。
(c28) 2021/12/16(Thu) 17:36:19

錆鉄御納戸 ミズチは、メモを貼った。
(c29) 2021/12/16(Thu) 17:37:02

ミズチは、御布令が貼り出されてから姿を見られていない。が、
(c30) 2021/12/16(Thu) 17:37:51

ミズチは、それを知ったのなら、己の状態の如何にかかわらず、することは決まっていた。それに、
(c31) 2021/12/16(Thu) 17:38:14

ミズチは、為そうと決意したことがあった。その為の行動を、起こすのは遠くない。
(c32) 2021/12/16(Thu) 17:39:07

【人】 骸狩り スカリオーネ

街を歩く。幾人ものごろつきが姿を見るなり逃げ出し、
そうでない者達は御布令を見たのかそそくさと視線を外す。
口さがない者はその場で「やっぱりね」だとか
「前から不気味だった」だとか、
そんな風に言葉を交わして。

それらの一切に興味がない、と
いつもと変わらぬ顔でもって街を歩く。堂々と。

男は、自らにつく
尾行を嫌う
。どうせ後で露見するから。
それでいて、
同行に関してはまるで頓着していない

どこで何をするのに際しても、この男は平等だ。
邪魔にならない者を突き飛ばすような趣味はなかった。
あとは、もし決して気取られない尾行が出来るのなら、
それに関しては、容認しているだろう。

そうして街を、歩く。街を、抜けていく――
(25) 2021/12/16(Thu) 18:26:36
スカリオーネは、街を抜け、丘へと向かう。海を見下ろす、あの丘の上へ。
(a24) 2021/12/16(Thu) 18:30:12

【人】 埃運び オーウェン


ちょっと自分語りしてやったら、
ミズチはよく分からんことになるし。
俺は誰にも何も求めた覚えはないのに。

一仕事したって何したって、安酒は相変わらず雑味だらけだし、冒険者どもはいつも通り、少し疵は走れど変わらないままそこにある。

「くだらねえな、ホント」


結局、蔑ろにされているのは貴族どもでも下層市民でもない。
誰もがそれに気づいてないのが腹立たしくて。

「婆さんもっとマシな酒持ってこい、金なら出す」

それを濁らせるのは、やはり酒気だ。
自分までくだらない何かに成り下がってしまったのかもしれない、と自嘲した。
(26) 2021/12/16(Thu) 18:32:53

【独】 錆鉄御納戸 ミズチ

/* >>25>>a24
 旦那〜〜〜〜〜〜〜あ〜〜〜〜〜〜〜旦那〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(-88) 2021/12/16(Thu) 18:33:44

【独】 錆鉄御納戸 ミズチ

/* >>26
 オーウェン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(キレ
(-89) 2021/12/16(Thu) 18:34:41

【念】 木偶の坊 エドゥアルト

「……そうか、まだ潜んでいたのだな」
「チェルシーは
『笛吹き』
だった」

「……………おかしな、走馬灯は……。
 まさか、彼女のせいか……?」

ガルムにはこの酒場の面子と踊り狂った
おぼろげな記憶があった。夢だろうか?
(!2) 2021/12/16(Thu) 18:42:57

【念】 木偶の坊 エドゥアルト

「……他人に操られている者が、混ざっている、と」

"ホド"の話を聞き、無意識だが、どこか複雑そうな声色。

「なんどでも言おう……おれは、ヘルの味方だ。
 貴方が思うがままのことやればいいと、願う」


「…だが、おれの望みは……きっと、貴方が無事でいること。
 街が無事であっても、そうでなければ意味がない」

だからそのために己が巻き込まれることは、構わない。
貴方が故郷を大事にしたいという気持ちを否定するはずもない。
(!3) 2021/12/16(Thu) 18:45:38

【墓】 迷彩掃除屋 ノアベルト

>>18 夜のこと。

あ"ァ?

 突然何を言い出すんですか……?」


首を傾げる姿に頭をかいてため息をつく。
本当に何を言い出すんだ。脈絡もない。
旦那とはスカリオーネのことだろうか、目立つ年上の取引相手は彼になる。はて、突然好意の比較対象にされる覚えがない。

「スカリオーネの旦那のことなら、
 好きだの嫌いだの言える人ではありません。
 
どっち言っても妙じゃないですか……強いて言えば、…………
 ?


何も浮かばなかったとは言わないが何も正しい言葉がでない。
本人がいない場だから助かったが、この心に思い浮かんだサウダージをなんとも説明ができないのだ。
顔が見えないのをいいことに、眉をしばらく顰めながら。
くるりと指で帽子を回してから席を立つ。

「ああ言えばこう言う……わかりましたよ。
 飲みたくなくて手が滑ったんです。
 やかましくしてすみませんでした」
  
「あたくし、嫌いな人間は相応に気にかけているんです。
 好きでないのに嫌えますか。無関心ですよ、嫌な奴は。
 気遣いは受け取りましたので、大丈夫です。それでは」


言葉を流れるように吐き出し鈴の音を鳴らし。
銅貨1枚をエアハートの手元へと投げて。
そのまま、軽く挨拶をしながら男は階段を登っていっただろう。
(+28) 2021/12/16(Thu) 18:51:24

【独】 木偶の坊 エドゥアルト

ポルティか?とーみんか?って言ってたオーウェン
もしかしてあどさんだったんっすか? 意外ですわ
(-90) 2021/12/16(Thu) 18:52:09

【独】 迷彩掃除屋 ノアベルト

>>25 >>a24
/*
だん、旦那ァ!!!

お前にどんな感情抱けばいいんだよ、何も知らないんだあんたのこと。厄介なオタクしてんだよこっちは!!
(-91) 2021/12/16(Thu) 18:55:54

【見】 吟遊詩人 フェリックス

風がそよぐ墓場の最中、その小高い丘。
昼ですら、ここはあまり人が来ない。
休むにしても、場所が悪いからだ。

昔のことを思い出しながら、弦を爪弾く。

幽かな音色のことを、『あの老人』は『懐かしい』と言った。
このあたりにこんな楽器はないだろうに、と尋ねると、
『美しいが、寂しく、求めても手に入らぬもの』

皴だらけの顔で微笑んでいたように思う。

『そのように言う』、と。

大層その表現が気に入って、『私』はその一節を取り留めておくこととした。多分、あいつも気に入るに違いない。


「はたして、あれはもう孫か」

首を傾げる。

「それとも、息子なのか。」

「いやいや。無粋か。やれやれ………」
(@1) 2021/12/16(Thu) 19:01:21

【秘】 残氷 の エアハート → 残影の フランドル

 
「ぐあ゛ッ!? ッ──!?」

信頼と油断は別物だ。
とは言え、「隣の男が突然殴って来る」と想定してないと
幾ら警戒しようが避けれやしないし喰らうものは喰らう。

無意識にこの流れで、剣や杖を使われるならともかく、
拳で殴り掛かって来るとは思っていなかったのもある。
恐らく前者だったらまだ動いていたか、と言うと微妙だ。

だってあの時あなたを殴ったのも“尋問”の為で、
決して恨みや憂さ晴らしではなかった。理由がある。
それを今、全く思いついて無かったから想定外だった。

想定外、の時点で。結果もわかり切った事だろう。
口の端を変に切ったのか、口内に血の味が広がる。
鉄臭さを吐き捨てたいが、宿の中となればそうもいかない。

「──、は、……こんなので、 明、す 、とは」

思わなかった。まで言い切れずに距離を詰める貴方に目を瞠る。最もその動作で余計に幻術が効きやすくなるなんて。そんな皮肉も考えるまでもなく、
“そう”在るし、“そう”なる
だろう。
(-92) 2021/12/16(Thu) 19:02:12

【秘】 残氷 の エアハート → 残影の フランドル


確実に効いた手応えはあっただろう。
見る目が、色が変わった。
明瞭とした振りをしている普段の目つき。それと違って革命軍内でよく見る、感情の死んだ色に変わる。変わって、

「言われずとも」

不意に、貴方の胸倉を掴んで引き寄せる。
引き寄せてから、そのまま躊躇なく唇を重ねて。
切れた口内の
をお裾分けだと言わんばかりに、嫌がらせのように分け与える。

この行為がどんな影響を及ぼすかなんて考えちゃあいない。
ただ、悔しかったから、ざまあみろ。それだけだ。


「お前の事を見ていた。いつも」


唇を離す頃には、少し感情の色がある目。
それでもまだぼんやりしているところはあるが、こんな事を行ってる時点で、自我は強いが、催眠にかかりやすい部類の男なのだろう。身内からすると一番困ったタイプだろうとは思う。

今革命軍のことに何か命令をされた訳ではない。
だから相反していない。
綻びとまではいかないが、命令の掛け方次第で、
強引な上書きで綻びか、解く鍵か、運悪く精神崩壊か。
何かしらの答えは得られるかもしれない。
(-94) 2021/12/16(Thu) 19:05:16

【独】 錆鉄御納戸 ミズチ

/*
 襲撃ロールがきたので殴られやすくするぞと思って乱暴めに行ったら思っていたよりも向こうが傷つけたくなさそうだったのとミズチがパン屋(概念)が過ぎてめちゃくちゃ無事で済んでしまった。対戦ありがとうございましたたのしかったですFoo〜〜〜〜〜〜〜
はぁすき…( '-')
(-93) 2021/12/16(Thu) 19:05:52

【独】 迷彩掃除屋 ノアベルト

/*
苦しいから今語りますね。
ノアベルトは、自分の主人がキラキラしてるときに一目惚れして、永久にその時を保ってほしい愚かな従者なんですが。
解釈違いを起こすと、殺したくなります。殺します。
そして一番(概念)になれないのならば、
誰かに先を越されることをひどく恐れるので、
とりあえず精神の安定の為にも殺したいです。
つまり早く解釈違いを起こしてほしいのです。
そうしたら、あなたが悪かった、あなたを殺せてよかった。
従者の自分は死ぬことができるってなるのです。

(※1)一番とは。なんか、唯一性のある関係性は憧れるが、なんというか人間としての本能というか。変わらない家族がほしいとかと似たようなもの。恋人は必ずしも一番ではない。


ノアベルトのスカリオーネへの解釈違い一覧。

・反乱軍だったら。
・反乱軍になったら。
・明確な嘘をついたら。
・解雇宣言してきたら。
・誰かに恋をしたら。
・ミズチを虐めたら。
・政府にズタボロにされたら。
・誰かに大怪我させられたら。(襲撃にあったら)
・なんかめちゃくちゃ格好悪いことをしたら(アバウト)


全部回避してくると思うか!?
(-95) 2021/12/16(Thu) 19:05:54

【秘】 残氷 の エアハート → 残影の フランドル

/*
やりましたわ!確定ロールですわ!ガッツポーズで大喜びですわ〜〜〜!!!!!!!!
私も確定ちゅーしたけど嫌だったら避けて下さいましね!
(-96) 2021/12/16(Thu) 19:07:37

【人】 骸狩り スカリオーネ

>>@1 フェリックス
丘の上の墓所。海を見下ろす、無数の墓石。
一体幾人が、寿命以外で納められているのやら。
そして幾つの死体が、今地上を歩いているのやら。

「……潮風を堂々と浴びる詩人がいるとはな。
 喉にも楽器にも悪いと思うが」

まして煌びやかな場所でもなく、寂れた墓場。
こんな所で死体に聞き込みか、とでも言いたげに、
巨漢の男が姿を見せた。
(27) 2021/12/16(Thu) 19:25:57

【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 迷彩掃除屋 ノアベルト

 ミズチは、政府に連れて行かれたらしいノアベルトを特に探さなかった。後手を取ることになったが、革命派側が今回の密告制度に絡んでいるという事実は自ら掴んでいた。

 あなたの安否の確認よりも、調査が優先されていた。あなたは上手くやるという信頼があった。この状況を作り出した者共への憤り
と、歯車のズレた思考
のままに、兎角行動を起こしていた。

 それが目についてしまったのか、はたまた別の事情故か。ミズチは革命軍側に間引かれた。

「ここに」

 自由に行動可能になり次第、ミズチはあなたのもとへ現れた。

「遅くなった、すまないノアベルト」

 怪我らしい怪我はなく、動きも鈍くないように見える。
 スカリオーネの名が貼り出された時にはすぐに動ける状態でなかったのだが、多少の手当てで足りる程度の被害しかミズチには与えられなかった。首布の下には機械の輪がつけられているが、ただつけられているだけである。


「さて、どうしてくれよう。小生は政府も一部の者を除いた革命派も綺麗にしてしまって構わないと考える」

 ふ、と息を吐く音がした。

「が、具体的にどうしたら良いかはあまり考えられない。小生の現在の立場を以って、名を貼り出されたスカリオーネ殿の元へ参上すべきかも判断しかねるのだ」
(-97) 2021/12/16(Thu) 19:26:39

【見】 吟遊詩人 フェリックス

>>27

「おやぁ……?」

声をかけられれば、静かに振り返る。
芝居じみた様子だが、何ならいつものことだ。
微笑みながら、片手をあげた。

「なあに、この程度で。第一、昔は船に魔女を載せて謡わせていたぐらいだ。海を鎮めるのに、な。潮風が喉に悪いなんていうのは迷信さ。

楽器はそうだが」

ぺち、とリュートを小さく叩く。

「こいつは特別性、だ。変わったところに来るなあ。ここは、他にはなんにもないようなところだが……」
(@2) 2021/12/16(Thu) 19:33:32

【人】 骸狩り スカリオーネ

>>@2

「結果魔女に沈められる船も多かったと聞くがな。
 ……そもそも詩人と情報屋のどっちが本業なんだ、お前は」

胡散臭い男はあの都市に少なくないが、
政治の場に根深く食い込む詩人は目の前の男くらいなもの。
こういう時に限ってこういうのと遭う辺り、
御布令の辺りから運は向いていないらしい。

「……何もないから来ている。
 ヨルムガンドは喧騒が過ぎる」

上等な靴で墓場の湿った土を踏んでいく。
いずれの墓石の前に留まることもなく、
崖際まで歩いていくだろう。
(28) 2021/12/16(Thu) 19:42:20

【秘】 吟遊詩人 フェリックス → 埃運び オーウェン

「おまじない」

目を瞬かせた。
ふうん、と。1人ごちる。
詩人は、少し目を細めて、口許の笑みをゆるやかにひそめた。

「はは。なるほどな?そりゃあそうだ。
うま〜く隠されてしまったようだ。
ただまあ、今からだと時間もないか。

引きずり込む、のはまあいい。叩くというのはどういうことだ?俺の相貌はな、西の領を傾けたことすらあったのだぞ」

片目を瞑り、小さくウィンクした。そして、緩慢に手を伸ばす。

(-98) 2021/12/16(Thu) 19:57:56

【秘】 吟遊詩人 フェリックス → 埃運び オーウェン

あなたの帽子に手を伸ばし、
少し持ち上げて、目元をじい、と眺めようとする。

「ほう。……いい目をしている。決意を秘めた翡翠の」

そして、帽子を戻すだろう。(そもそも、触れなかったかもしれない。)


「こうして、あとは睦言を囁いてやれば、望まぬ者はいなかったというわけだ。これで数々のご婦人やらと愛についての知見を深めた、というわけよ。

さあて、これで逃げ道に手はつけたな。後は思い残しのないように、身辺整理でもしておくかな」
(-99) 2021/12/16(Thu) 19:59:13

【見】 吟遊詩人 フェリックス

>>28 スカリオーネ

「どちらもだ。とはいえ、……難しいがあー、ううん」

首を捻る。難しそうに眉を顰めて、

「情報屋が生業。詩人は生き方、といったところかな。なんとなく、お前さんには伝わるだろう。」

骸狩り。
仕事ではあるだろうが、生き方そのものではない。
とはいえ、仕事だからと割り切れるほど自分から遠くもないのではないか、と。

歩くあなたを見遣る。
水平線の光が眩しく、少し目を細めて、笑ったまま問いかける。

「そう言うな。祭りの最中だ、仕方あるまいよ。
……それで?次のご指名はあったようだが。生活には本当に変わりはないかね」
(@3) 2021/12/16(Thu) 20:02:41

【念】 番犬 エドゥアルト

ガルムは破滅願望を持つ者とはすこしだけ話をしたことがあった。
何を思い、そこにいるのか、気になったからだ。

『嫌いなこの街を壊したいだけ』だと聞いても、それを止めはしなかった。
壊したいのなら、それが貴方の『より良い日々』に繋がるのなら、好きなだけそうするといい、と否定をしなかった。彼の邪魔はしない、と言った。
──しかし、賛成もしなかった。


ヘルの味方であるということは、それが嘘になってしまうこともあるだろう。番犬は、貴方の命令をきく。貴方を守る為なら。
だけど貴方を守る為なら命令に背くこともあるかもしれない。

自身が自ら動く時があるのならば、貴方が危険に晒される時だ。
ガルムもまた、狭い世界で生きてきた。
せめて、目のまえのものを守れたらいい。
(!4) 2021/12/16(Thu) 20:28:32

【人】 骸狩り スカリオーネ

>>@3 フェリックス

「…………」

多くの場合と同じように、沈黙は肯定でもある。
ただし、あなたと男では履いている靴が違う。

潮風が撫でつけた髪を僅かに解き、揺れさせて。
もうあと2歩、いや1歩。踏み出せば落ちる。
そんな場所に立ち止まり、
風にはためくコートのポケットに手を突っ込んだ。

「生憎変わりはない。変わらせるつもりも、ない」

抜かれた手には二輪のクモマグサ。
造花のそれは、男の言葉と同じように変わる事なく。
逆風を切り裂くように、海へと放り投げた。

「……それで、お前は何をしていた。
 祭り騒ぎの元凶が届くのでも眺めていたのか」

遠くをゆく船を見る事も、詩人に振り返る事もなく。
(29) 2021/12/16(Thu) 20:30:21

【独】 番犬 エドゥアルト

レイさんがしゃみさんなら目の人 やいですよ
やいだよ〜
(-100) 2021/12/16(Thu) 20:32:42

【独】 番犬 エドゥアルト

目の前の人です。ちがったらはずかしいけど……
(-101) 2021/12/16(Thu) 20:33:59

【人】 灯屋 レイ

>>+26 アイシャ
「良くないものですか。常のようにできなければできないと主張していい。心配をかけたっていい。
日頃から皆を心配してる貴女だ。たまには、心配をかける側に回ったっていいでしょう」

十分ですと、先日のように大事そうに受け取る。
一本、二本ぐらいが丁度いい。

「はい。とても頑張ってくれたんです。次に会った時は勞ってあげてください。
……どういたしまして。しっかり食べてくださいね」

暗かった彼女がいつもの明るさを徐々に取り戻す様子を、これもまたほっとした様子で眺め、自分もひとつ口にする。
騒がしい酒場の一角で、和やかな時間は過ぎていっただろう。
(30) 2021/12/16(Thu) 20:43:50

【秘】 灯屋 レイ → 羽無し妖精 アイシャ

声がして間も無く、扉が開く。

「えぇ、大丈夫ですよ。
わざわざこちらに来るとは、どうしたんですか?」

扉から覗く室内は片付いている。
テーブルの上にいつものカンテラと、ラベンダーの入れられた花瓶が置かれていた。

貴女が此処に用があるのならば、これは部屋に招き入れ椅子に掛けるよう促すだろう。
場所を変えるならば、これはカンテラを手に貴女について行く。
(-102) 2021/12/16(Thu) 20:50:07

【秘】 残影の フランドル → 残氷 の エアハート

 
理由は明白だ。
単なる意趣返し、つまり目には目を、という意図も
無きにしも非ず、ではあるものの。

一番の狙いは、精神的な隙を作り出す為。
手段は何でも良かったが、何でも良いなら、といった所。
そして凡そ目論見通りになったらしい。らしい、が。

胸倉を掴まれた所まではよかった。
暗示を掛け損ねて反抗される事は想定していた。
或いは、以前のように食って掛かられるか。
けれど、これは、

──あ、まずい。

重ね合わされる唇ではなく、
その行為によって分け与えられるものに。
そう思った頃には、手遅れだ。
(-103) 2021/12/16(Thu) 20:55:51
フランドルは、それではだめだとわかっているのに、
(c33) 2021/12/16(Thu) 20:56:04

フランドルは、
もっと血が欲しい。
(c34) 2021/12/16(Thu) 20:56:30

【人】 灯屋 レイ

>>24 オーウェン
「我慢する事など、なにも。
……いえ。最近の騒がしさには少々、目が余る部分が出てきましたね」

灯りの消えたカンテラを指で叩く。
曇るガラス越しに貴方を見る。

「我慢する必要がないと判断すれば、そうしましょう」
(31) 2021/12/16(Thu) 20:57:36

【秘】 残影の フランドル → 残氷 の エアハート

もっと。

渇望じみた、衝動じみた欲求のまま。
与えられたものを自ら望み好んで貪って、それで、

それではまだ足りない。


──曰く、リロワーズ家は吸血鬼の末裔だという。

その血は薄れて久しいが、
今でも時折、ごく薄くはあれど、先祖返りのように
それらの特徴を持つ者が現れる事があるのだと。

幼少の砌より、貴方の血に対して。
きっと心の内で奇妙な執着を抱いていたのだろう。
その衝動の根源を知ってからは、抑圧していたのだろうが。

フランドルは、不義の子だった。
だというのに、その血を証明するような体質を生まれ持った事。
恐らくそれは決して幸運な事ではなかった。


「…なら、言い方を変えよう。
傍に居てくれよ


「ずっと」

「なあ、ずっとだ、ハーディ…」

離れた唇を惜しむように、請い願うように貴方を呼ぶ。
暗示めいた言葉は懇願のようであるくせに、
身体を寄せて、背に腕を回して、逃がす気は無いようだった。
(-104) 2021/12/16(Thu) 20:58:12

【秘】 番犬 エドゥアルト → 吟遊詩人 フェリックス

「…………ふやす…………? そんな予定はないな……
 そうか、家族というのは、増えることもあるのだった……」

考えもしなかったような面持ちで、ぼんやりと貴方を見返した。まだ、気分がよくなるくらいの酔いだ。ゆるりと尻尾を揺らす。

誘われるがままに隣に座ると、皿と貴方を交互に見つめる。

「これが、かに…………どう食うんだ………?」

匂いを嗅ぎ始める仕草は完全に犬のそれだった。
食ったことは、ないと思う。興味津々。
(-105) 2021/12/16(Thu) 21:06:50

【人】 灯屋 レイ

>>+27 フランドル
貴方結構やんちゃですね


そりゃ叩いて直そうとする。
―――そして、貴方の言い分にそれは確かにと、思いはした。これもまた根はやんちゃなのかもしれない。

貴方の心の内は、灯屋の知るところではない。
けれど、手に取った姿を見れば満足げに頷いていただろう。
(32) 2021/12/16(Thu) 21:07:53

【独】 番犬 エドゥアルト

フェリックスとエドゥアルト、なんか兄弟みたいだな……
顔は似てないけど、金髪緑眼だからかな……
(-106) 2021/12/16(Thu) 21:08:15
フランドルは、結構やんちゃらしい。
(c35) 2021/12/16(Thu) 21:17:06

【秘】 灯屋 レイ → 残影の フランドル

同情も仲間意識もなく、優しくもないのなら。
馬鹿な事をしていると悟り、自身にも厄介事が降ってきた時点で逃げ出しても良かっただろうに。

柵があったとはいえそうしなかった貴方の事を、灯屋は貴方が評価するよりは好意的に……なんだかんだ苦労しそうな人種だと、捉えている。

「策があると。
…………理解ってなんでしたっけ?」

まぁ、それで治るならそれに越した事はない。
案外、言っている通りびっくりして正気を取り戻すかもしれないし。どうにかすると言い切ったからには、任せようとするだろう。

「……憂う方向性は違いますが、そうですね。
行き場を失った気持ちは多少わかります。
"番犬"も彼の事を気にかけていたようですし、なにか取っ掛りがあるかもしれません」

あくまで推論だ。それでも、何もしないよりはなにかした方がいいだろう。

お気をつけてと、向けられた背に告げる。
カンテラの灯りに照らされたまま、貴方を見送っただろう。
(-107) 2021/12/16(Thu) 21:20:03

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 吟遊詩人 フェリックス

「……ぉぁああぁっ?
 変な囁き方やめてください、ほら、こんなに鳥肌がたっちまいました」

片耳を抑えつつ、袖をめくって見せたのは赤く輪のようなもので手首を拘束された傷痕。
そして、鳥肌。すぐに何もなかったかのように隠された。

「何を言い出すかと思えば……ええ?
 捕まったってこれまでと大きく環境は変わりんせん。
 今更口に出したって、…ああ。
 あなたの立場は悪くしてしまうかもしれませんでしたね 迂闊でした〜」

暗にその推理に肯定をしてやった。すべての行動が情報だ。
常に表に見せているものが目立つ分、
裏に持っているものが隠れやすくなる。

己の情報も、他人のものも、


「これ以上手を伸ばさせるわけにはいかないんです。
 あなた達にも あたくし達にも、ね」


ゴミとして片付く身分など、いくら犠牲になってもいい。
命さえ欲しいのであれば、媚を売って生きればいい。
革命なんて大袈裟なことは必要ない、
それでもこの現状で許せないことができた。

必要なのは脅威となる情報と行動力、理由と、人材。
知恵が少ない男にとって、できうる限りやらねばいけないことがそこにあったのだ。
(-108) 2021/12/16(Thu) 21:22:43

【念】 灯屋 レイ

「えぇ。
しかし、これで潜んでいた革命側の者は皆判明しました」

「……貴方も見たんですね?
まぁ、彼女のせいでしょう。
…………明日も増えるんでしょうか」

誰が増えるのだろう?
まだあの場にいない誰かだとしたら……
いや。想像するのはやめておこう。
(!5) 2021/12/16(Thu) 21:26:20

【独】 残影の フランドル

/*
次の笛吹き、スカリオーネさん行くんだろうな。
やべえよやべえよ…いよいよ風邪引いた時の悪夢だよ…
(-109) 2021/12/16(Thu) 21:31:50
オーウェンは、フランドルは結構やんちゃだと思っている。
(a25) 2021/12/16(Thu) 21:35:08

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 錆鉄御納戸 ミズチ

「だいぶ軽くすみましたか?
 担当が悪かったですねえ、あたくしは。
 もういいですが……。ああ、同じことを考えていますね。
 この首輪をつけて旦那のところに行くのは憚られました。
 実際ついていません。あの方は……大丈夫なんでしょう。

 一人でも、あたくしたちがいても」

姿を現した男は帽子を深くかぶり、表情を見せない。
目立った大怪我もなさそうだが、手首に赤い痛々しい拘束痕がちらりと見えた。

さあ、といくつか考えていた案を捻りだす。
どれも稚拙だが、反乱軍に止められもしなかったら政府は黙ってくれるだろう。

一つはすでに動いていた。
男は政府の顧客からこの政策への資産運用の書類を盗んでいる。
それを一定の富裕層と、冒険者たちが集う宿にばらまくのだ。
首輪の代金、そして謝礼金、これを何処から彼らは抽出していたのか。

同時期に、反乱軍とはいかずとも、
治安の悪いごろつきの集団を政府にリークする。
すでに政府にとって邪魔な犯罪行為に手を染めた人間達を見つけたとすることで、追加の執行を不要とさせる方向だ。

市民からの不満、執行の必要性。
どちらの解決案も現状の政策の取りやめ。
反乱軍以外の声が必要だと男は考えたと告げた。

そして、ひと押しを考えるのならば。
一人二人、有名な政府の人間を殺すことだ。
もちろん犯人を反乱軍とやらに押し付けて。
(-110) 2021/12/16(Thu) 21:42:23

【秘】 残氷 の エアハート → 残影の フランドル

 
「──んっ、……、?」

背には腕、こうも密着した状態では逃げられない。
最も逃げるつもりもないし、続いての命令も。

嫌がらせの為の口付けだったが、その反応を見るに、
まだ恋しそうに見えたので、もう一度唇を重ねようとする。
今は強く抱き止められているから、叶うかはわからないが。

嗚呼、先程までの『怒り』感情が薄れる。
ほんの僅かに、不意を突かれた怒りはあったのに。
貴方の表情で、血を分け与える事の『愉しさ』を思い出す。

 エアハートは彼の詳細な血筋のことなんて知らない。
 彼は隠していたから情報を得られないのはあった。
 それでも、人が思う以上に『魅入られている』ことに気付くもとで。
 理由はわからずとも、フランドルが自身の血に酔うのは、感覚で知っていた。


「あぁ。一緒に、傍……そうだ。今も、ここ、に?」

既に『成されている』事を再度、命令された。
そう認識している為か、困惑の色が浮かぶ。
今この瞬間はここにいるし、貴方は帰ってきた。
だからエアハートは、今も『傍にいる』と信じている。
(-111) 2021/12/16(Thu) 21:46:31

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 錆鉄御納戸 ミズチ

「やることはいつもの退治とお掃除ですよ。
 それをいかに、誰がなんの目的でしたかを思わせるんです。

 ――もう時間がありませんからね。
 本来なら危険ですが、誰にも依頼されていない暗殺。
 ミズチは引き受けてくれますか」

いくつかでは、打っているのだ。
ガードマンが少ない輩も、なんなら男色の気がある役人のリストもある。いかに、被害を少なく、自分たちを認識させず仕事をこなすかが今回の肝である。
なんせ、……自分たちは無事でいなければならないので。
(-112) 2021/12/16(Thu) 21:46:44
フランドルは、なんか方々にやんちゃだと思われてる気がする。
(c36) 2021/12/16(Thu) 21:56:22

【念】 灯屋 レイ

「はい。……あぁ、ですが少し状況が変わりました。
"蝙蝠"曰く、"ホド"は自分が何とかする、だそうです」

詳細は聞かなかったが、最終的には叩いて直すらしい。直るのかな?

「……そう。そう、ですか。
…………私。貴方は否定するでしょうけど。
なんだかひどく甘やかされている気がします」

どこかそわそわする気持ちを、こほんと軽く咳払いして誤魔化す。
(!6) 2021/12/16(Thu) 21:56:23

【念】 灯屋 レイ

「……貴方が抱いてくれた望みを、無碍にしたくはありません。

ですが、もうひとりを放っておくのも寝覚めが悪い」

『あれもまた、行き場を失ったものの一つだ。
 上にも下にも、何処にも自分の居場所が無い。
 どうにもそんなこの街を嫌っているらしい。』



方向性と至った結論は対照的になってしまったけれど、行き場を失うという事はよく知っている。
灯りのない道は恐ろしいと知っている。

「他人が手出しできるような事で無ければ、撤退します。
私は、私の手に負える事をするだけです」

貴方を置いていく訳にもいきませんから。
貴方の心を知ってか知らずか、そう言って軽く笑ってみせた。
(!7) 2021/12/16(Thu) 21:57:29
フランドルは、まあ概ね事実だしいいか、と思う事にした。
(c37) 2021/12/16(Thu) 21:58:31

レイは、皆が平等に、幸せになれるとは思っていない。
(a26) 2021/12/16(Thu) 22:05:57

【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 迷彩掃除屋 ノアベルト

 表情を見せないことについては深く追究することもない。声や動作から感じられるものだけでも、ミズチは全く困らなかった。

「成程、良い案だと思う。
 そうだな……個人的な話にはなるのだが」

「政府には革命派の重役もいるだろう? それの内のひとつも始末する物に数えてくれ。あれらにも一泡吹かせたい」

 者ではなく物のニュアンスだった。それだのあれだのも含め、あなたはミズチが人に対してその様な語を使ったのを聞いたことがない。
(-113) 2021/12/16(Thu) 22:06:04
レイは、けれど。せめて隣人と食事を分け合えるような世界が欲しい。
(a27) 2021/12/16(Thu) 22:06:14

レイは、より良き日々を求めている。誰にとっても、より良き日常を。それを『彼ら』に求めていた。
(a28) 2021/12/16(Thu) 22:06:40

レイは、この街を嫌ってはいない。
(a29) 2021/12/16(Thu) 22:07:17

レイは、"野良猫"を探している。
(a30) 2021/12/16(Thu) 22:07:40

【独】 錆鉄御納戸 ミズチ

/* >>始末する物
 片付ける物って言った方が美しかったな〜〜
(-114) 2021/12/16(Thu) 22:08:10

【独】 残影の フランドル

/*
がんばれ〜ッ(内通者顔ダブルペンラ)
(-115) 2021/12/16(Thu) 22:08:43
ノアベルトは、ミズチに、自分たちが掃除をするのだからそれ以上ゴミを増やさないようにといい含めた。
(c38) 2021/12/16(Thu) 22:17:56

ミズチは、見えていなかったゴミを見付けただけだと主張した。
(c39) 2021/12/16(Thu) 22:18:50

【秘】 灯屋 レイ → 埃運び オーウェン

さて、貴方は何処にいるだろう。
酒場にいるだろうか。それとも荷運びの途中だろうか?

"蝙蝠"に貴方の話を聞いて、思った事はなんだったか。
憤り、共感……否、まだそれらは伝聞でしかない。
これはまだ、貴方の事を詳しくは知らないのだ。

ならば話してみるしかないだろうと。
いつも通りカンテラを手にして、冥府の主を騙る灯屋は貴方の姿を探していた。

/*
こんばんは。お話しましょうという……お誘いです!
ちょっと忙しくて無理です!な時は言ってください。
ちなみにこちらの返信速度は亀です。よろしくお願いします。
(-116) 2021/12/16(Thu) 22:20:19

【秘】 埃運び オーウェン → 灯屋 レイ


「誰か、お探しかい」

酒場で会ったぶり。
きっとあの中で誰よりも、街を嫌っている彼は。
けれど、誰にも負けないくらい隣人を大切にする彼は。

ふと、何かを思い誰かを探す灯屋に、声をかける。

「何を吹き込まれたかは知らないが、
 こんな時にアテもない探し人なんてするモンじゃない。

 我慢する必要はないと言ったそばから、
 変なことをされちゃあ困るんだよ─── にゃあ?」

半笑いで戯けてみせる。
それがどんな意味を持つか、知らないはずはないのに。

「ちょうど仕事が空いてるんだ。
 何か手伝うくらいはできるかもしれないな」
(-117) 2021/12/16(Thu) 22:21:38
アイシャは、少しだけ我儘になってもいいのかな。
(c40) 2021/12/16(Thu) 22:25:16

【秘】 百識眼 の シュゼット → 羽無し妖精 アイシャ

傷跡の周囲をアルコールを含ませた清潔な布でよく消毒して、局所麻酔が充填されたシリンジを注射する。

「いやね、こんな街じゃない?
 アイシャがくる数年前に父さんが死んじゃって、大好きだったおじいちゃんのお店を継いだのはいいけど、上手くいかない事とか、理不尽な目にも結構遭っててね・・・」

20代の小娘が表通りに店構えてるなんて生意気、オジサン共には面白くなかったんでしょうね。
と続いて、麻酔が効いてきたのを計らって処置にはいる。

「お店を閉めないまでも、結構参っちゃってて・・・
 あれは5年くらい前だっけ?
 そんなときだったのよ、小さくても一生懸命頑張ってる女の子を、あたしが見つけたのは」

砕けた骨を取り除き、成形に余分な肉を剪定する。

「ふふっ、直接本人に言うなんてちょっと恥ずかしいわね。
 でも言わせて頂戴ね?」

「こんな子、この街にもいたんだ、ああ、負けてられないな、私も頑張ろって、元気貰って、それが最初」

こんな状況で、ある種平常心を保つ為に他愛ない事を話していたいのだ。

/*

情報感謝、痛みいります!
(-118) 2021/12/16(Thu) 22:28:18

【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 埃運び オーウェン

/*
 御機嫌よう。襲撃ロールの間だいたいキレそう(キレてる)をしていた睦月です。対戦ありがとうございました。きsれそう(キレてる)(好きです)

 ミズチはよいしょって首輪をつけてから、機体修復を落ち着いた環境でするために一度身を潜めようと立ち去る構えでしたが、その前にオーウェンに届け物の依頼をしました。

 エドゥアルトに渡したい物があって渡すつもりだったのだけど、こうしていつ渡せるか分からなくなったから届けてほしいとの内容です。>>4:36を聞いてのお節介なので、エドゥアルトに心当たりは全くないと思います。>>4:a40>>4:a48


 小さな布袋の中には、ガラスの小瓶があった。収められた若葉の色の液体は、木隠れの香というらしい。香水のように振りかけると木々の気配を纏え、獣等々に気付かれ辛くなる魔法薬の一種だ。

 小瓶と一緒に中にあった紙にはその説明が書かれており、『自身の能力のみで至らない点は、道具に頼ることも選択肢だ。今度商店を見に行こう。』と付け加えられていた。


 小瓶はオーウェンに渡した香が入っていたものと同じなので、ミズチが調合したものかなって分かるかもしれません。上記の描写はとりあえず用意したくらいなので、状況や暁月卿ドンドコドン様の文体に合わせて編集していただいて大丈夫です。

 ドンドコドン様にお時間がない場合は、オーウェンに届けてもらった事実を置く許可をいただければと存じます。こちらからエドゥアルトに、パパーっと送るのをしましたくらいのものを置く感じにしますのだわ。

 いかがでしょう? お願いしても大丈夫でしょうか?
(-119) 2021/12/16(Thu) 22:45:11

【秘】 灯屋 レイ → 埃運び オーウェン

酒場を出て、どこぞの路地だっただろうか。
昼間でも薄暗く人気もない。
耳に届いた探し人の声に、そちらへ視線を向ける。

「えぇ。貴方を探していたんです、"野良猫"さん」

守るべき場所を失っても、この街を嫌ってなんかはいない。
傍観者だった灯屋は、カンテラを揺らして貴方の方へ。

「おや、怖い。ですが話も早いのは助かります。
"蝙蝠"とお話する機会がありましてね。
貴方と、少しお話したく思ったので。

我慢することも、ないのでしょう?」

貴方に投げられた言葉を諳んじて、ふっと笑ってみせる。

「なに、行き場を失ったという話に多少親近感を抱いたので。
貴方の事を、もう少し知りたくなったのです」
(-120) 2021/12/16(Thu) 22:48:58

【秘】 埃運び オーウェン → 錆鉄御納戸 ミズチ

/* 承りましたわ、任せてくださいませ。お時間なかったら呻きとかでお伝えしますにゃ。
(-121) 2021/12/16(Thu) 22:49:19

【独】 錆鉄御納戸 ミズチ

/*
 睦月へ。なんかこう、折角だから裏で動いていますの感じで今日(五日目)のミズチの通常発言0回にしないか? 考えておきます。あとなに喋りたいかな……
(-122) 2021/12/16(Thu) 22:50:56

【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 埃運び オーウェン

/* 🐍
(既読スタンプの蛇さん)(ありがとう〜〜)
(-123) 2021/12/16(Thu) 22:52:05

【墓】 死霊術師 ペトルーシャ

>>20 レイ
           
そちら

「……あなたには"灯屋"のほうが天職だったのかもね」

少なくとも、先代と比べてしまえば苛烈さはないのだから。
生者のために働いているほうが、よっぽど向いているのではと。

穏やかに死者を眠らせるには、この都市は絢爛が過ぎる。
それから死者を守るには、あなたはいささか人が良すぎる。

……いつからなんて憶えてはいない。
あなたに感じていたものは、ずっとそんなものから変わらなかった。

……決して、それが嫌いなわけではないのだけれど。


死霊術師は、小さく何かを想うように目を瞑り、開いて。


「……それじゃあ、迎えに行ってくるわ。私の、大切な相棒を」


あなたにもそう伝え、踵を返して酒場を後にするのだった。
(+29) 2021/12/16(Thu) 22:56:41

【秘】 死霊術師 ペトルーシャ → 吟遊詩人 フェリックス

「ギンヌンガカップ…………ええ、知っているわ……
 実際に、足を踏み入れたことはないのだけれど……

 ずっと、その話を聞かせる人間がいたから、嫌でも」


眉をひそめながらも、何かを懐かしむような口調で言って。


「……恋と結びつく様な場所なのかしら? 続けて貰おうかしら」
(-124) 2021/12/16(Thu) 23:04:39

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 錆鉄御納戸 ミズチ

「ミズチ……? 随分と野蛮になりましたね。
 あたくしは教えただけですからね、やれとは命令していません。
 彼らは反乱軍なので
『気をつけましょう』
と声をかけただけです」

いくつもの名が連なった名簿、それをあなたに見せ?。
きっと全てではないだろうがそこには政府を名乗っている重役の名前があっただろう。
最も誰かさんに対する裏切りなるのだが、自分が忠誠を誓っている人間は今一人であった。憂いはすべて無くすことにする。

「……こちらは、違う方から攻めますので。
それぞれの得意分野に任せていいですね?」

「……あと、何をそんなに怒っているんですか。
旦那が選ばれたことですか?」
(-125) 2021/12/16(Thu) 23:05:40

【秘】 残影の フランドル → 残氷 の エアハート

 
「……ん、…っ…」

唇を重ねようとすれば、拒まれるはずもなく。
ゆっくりと口内を探り、血の味を探し、目を細めて。
この渇望には耐えられない。
血には抗えない。


自らの行動がそれを証明してしまっている事が、
何よりも嫌で仕方なく、それでも。
貴方が欲しいという欲求に嘘を吐けはしない。


どんなに身を寄せようとも、きっと鎧が阻むのだろう。
血を啜る酩酊の中、それを取り払おうと手を這わせる。

曰く、鎧というものは他者が着脱を手伝うものなのだという。
二人共にあった頃は、きっと互いにそうしていた。

「…今、……今は、そうだとしても
 お前はまた、俺を置いてどこかに行くんだろう。
 ああ、なら、今だけじゃだめだ。ずっと傍に居てくれよ。
 
ずっと傍で、俺以外の何にも囚われないでいてくれよ。


 俺はお前の陰、お前の傍だけが俺の居たい場所だ
 お前が居ないなら、生きていたって意味がないんだ…」

半ば給餌のような口付けを終えた頃。
お綺麗な愛を囁くには重すぎて、切に請い願うには甘すぎる。
掠れた声がもう一つ、貴方に"お願い"を重ねた。
(-126) 2021/12/16(Thu) 23:13:58

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 灯屋 レイ

その日、男は忙しなく動いていたが廊下で一人のあなたを見つければ足を止める。
りんと鈴を鳴らし、声をかけた。

「レイ、昨夜は差し入れありがとうございました。
おかげで調子も良くなって、今ではこんなに」


姿は現してはいないが声のトーンは比較的明るい。

「ところで、……番犬さんとは仲が良さそうで何よりです。
脅しでもなんでもありません、
聞こえてしまったもので。

個人的にはあなた達には無事でいて欲しいんですよ、ええ。

ですから、―――これから起こる小さな騒動。
一つ、あたくしたちの味方になってはくれませんか」


男が告げたのは、反乱でもなく、
この魔女狩りをやめさせるだけの諍いを起こすというもの。
ただ、政府にとっても、反乱軍にとっても犠牲を出す、
皆の敵になりかねない彼らの戦いだった。

「監視され続け、命を握られるなんてこと。
大切な人に起こってほしくないですよね」
(-128) 2021/12/16(Thu) 23:19:36

【独】 残影の フランドル

/*
ピピーッ!その感情、重くはありませんか?
重いに決まってんだろ!文句あるかよ!
(-127) 2021/12/16(Thu) 23:20:29

【秘】 羽無し妖精 アイシャ → 灯屋 レイ

「こんにちはなのです、レイ様」

ぺこり、と小さく頭を下げて。
少女は手にいつもの花籠を持って立っていました。

「少し、渡したいものがあったのです。…ちょっとだけ、お邪魔してもよいのです?
 まだちょっとだけ、体が痛いのです」

本当なら立って話していたって問題ないのだけれど。
今ばかりは、まだ背中が痛くて 素直に甘えさせてもらうのです。

「あの、ラベンダーの香りがいつでも感じられるようにと思って。
 ポプリを作ってきたのです」

椅子に腰を下ろさせてもらい、花瓶にラベンダーが挿してあるのを見て頬が緩みます。
皆がこうして、贈ったものを飾ってくれているのは嬉しいもので。
そう言いつつドライフラワーで出来たラベンダーのポプリを花籠から取り出して、テーブルの上にそっと置くでしょう。
(-129) 2021/12/16(Thu) 23:25:44
シュゼットは、痛かったら言ってね?
(a31) 2021/12/16(Thu) 23:27:28

【独】 残影の フランドル

/*
思えばここまで不義の子開示はすれど
吸血鬼の血筋真実は誰にも出してなくないか…?
おめでとうございます!元気な初解禁ですよ!

まあお貴族様が吸血鬼どうこうというのは
創作物ではよくある話よな。
(-130) 2021/12/16(Thu) 23:30:20

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 番犬 エドゥアルト

「エドゥアルト」


一人の貴方に声をかけたのは、例の元気がなかった透明な男だ。
実は勝手に似たもの同士だと勝手に思っているが、ほぼ理解をされないであろうので誰にも話していないのはここだけの話。

「聞きたいことがあるんです。
少し時間をいただけますか、……エドゥアルト個人と番犬のあなたに」


それはあなた達の言葉を聞いたことがある人間の台詞だった。
警戒はされたくないので、少ししおらしく、遠慮がちにあなたに訪ねたことだろう。
(-131) 2021/12/16(Thu) 23:33:30

【見】 吟遊詩人 フェリックス

>>29 スカリオーネ

骸狩りの男の言葉に目を伏せて、
口許の笑みはそのままに、少し悲し気な顔をした。

「だろうなあ」

変わらぬだろう。
この程度の事で在り方が変わる男なら、
割に合わぬアンデッド狩りを生業にすることもないだろうから。


「元凶?ほう。元凶が届くのか……?それは、しらなかった」

人を食ったような口調ながら、聊か驚いたように返した。
遠い船を、自分も見送る。

万年、暑すぎるほどのこの地も。
すこし、涼しさを帯びた風邪が吹いている。
(@4) 2021/12/16(Thu) 23:37:17

【秘】 吟遊詩人 フェリックス → 番犬 エドゥアルト

「増えるさ。まあ、普通予定があってそうするもんでもないが」

けらけらと笑いながら、揺れる尻尾に目が行く。
かわいいものだなあ………。そう目を細めてから、
隣に座ったあなたに、皿を少し押して、すすめた。

「蟹はなあ…。こう、茹でた奴を手折って食う」

大きめの蟹爪を掴んで、バキ!と折った。切れ目が入っているので折れやすいようだ。
たっぷりつまった身肉をエドゥアルトの前の皿……、

「………」

興味本位。悪戯心で、口元にもっていった。
茹でた蟹の香りがふわふわとあなたの嗅覚に届く。
狩りたて新鮮、逆に塩味のみで茹でて調味料が加わっていない。
これは、なんとなくのフェリックスの勘だが、
あなたは派手な香辛料の類は食べつけていないのではないかと思ったのだ。
(-132) 2021/12/16(Thu) 23:37:28

【秘】 吟遊詩人 フェリックス → 迷彩掃除屋 ノアベルト

「人に聞かれたらまずい話だからなあ。すまんすまん、からかい甲斐がありそうだと思ったのも事実だ」

あっけらかんと笑う。
どうも、この酒場にはこんなからかい方をすると、良くない結果に終わり勝ちだ。
混乱しそうなもの。
ブチギレそうなもの。
無言で拳をお見舞いしてきそうなもの。
泣きだしそうなもの。

丁度、あなたはフェリックスにとって、面白味のある反応をしてくれる相手だったということだろう。

「それは知らなかった。お前さん、酷い主人にでも仕えているのかね?
……俺の立場はなあ、もう悪くはならんよ。俺が衛兵に捕まると都合の悪い御仁も居られることだし。やっておくものだ、不倫旅行のご相伴は。

――それなりに背負うものがあるということか。大変だな……。
だが、”俺達”にもか?”自分たち”だけではなく。あえて、庇い建てをする必要もないと思うが」

単なる優しさだけではないような気がして。
(-133) 2021/12/16(Thu) 23:37:38

【秘】 埃運び オーウェン → 吟遊詩人 フェリックス


「……気安いぞ、
 今すぐその顔を二度と見れん有様にしてやろうか」

特に抵抗することもなかったが、
鱗に包まれた瞼と、有鱗種の鮮やかな瞳をもった右眼───左眼は勿論のこと。が、不機嫌そうに歪んで。

「おたくみたいなのはタイプじゃない。
 入れ込めば入れ込むだけ厄介になりそうなヤツ。
 どれだけ顔の作りが良かろうと差し引き0、どころかマイナスに足を突っ込んでいく。

 ま、どんだけ仕事しくじろうとお前を運ぶのだけはやり遂げてみせるさ。どうせ……あるんだろ、配達屋一つ動かすくらいのコネは」
(-134) 2021/12/16(Thu) 23:37:53

【秘】 死霊術師 ペトルーシャ → 迷彩掃除屋 ノアベルト

「……ええ、確かに」

銀貨10枚が入った袋を受け取って、中身を確認する。
間違いなく取引が成立したことを認めれば、話をする姿勢に。

痕の残る手首のことには触れなかった。今は無関係の話だからだ。

「……それで?」

何を聞きたいのかしら、と言葉短く尋ねるだろう。
(-135) 2021/12/16(Thu) 23:39:10

【人】 埃運び オーウェン


「はあ〜〜風呂でも行こうかな……」

少しだけ上等な酒もあけて、程よく酔いが回ったころ。
いつもなら意識をどっかやるまで飲み耽るところだが、
今日はなんだか、まだ考え事をしたい気分だ。

娼館横のアレにはあんまりいい思い出はないが、
かといって近隣の高級浴場は懐に痛い。
妥協するか。今回も。
(33) 2021/12/16(Thu) 23:42:03

【秘】 吟遊詩人 フェリックス → 死霊術師 ペトルーシャ

あなたの言葉に頷いて、静かに音を奏で始めた。
「では、語ろう。……立場の違う二人が落ちた、恋の物語を。」

「恋に、正当性などはない。
恋とはそれだけで尊いものだ。
立場の違いなど、超えられるほどに――」

「――が、本人たちは、なあ」

ぽん。
不協和音が混じる。

「本人達には尊い恋でも、他人からすれば都合の悪い者に過ぎない。
それを多くの者が非難し、葬ろうとした恋だった。」


「……それにな。”彼女”は、他の相手と将来の約束を神に契っていた。
古い時代だ。約束が強い意味を持つ。
当然、神々の怒りを買うと、”彼女”の親も考えたのだよ。
”彼”の親も、無用な争いは避けたいと、その恋に反対していた。

……二人は、逃げ出した。
世間から。
他人から。
立場から。
恋の為。否――愛のため。」

悲し気な和音が静かに奏でられた。

「……美しい物語だろう?」
(-136) 2021/12/16(Thu) 23:45:53

【秘】 残氷 の エアハート → 残影の フランドル

 
「……んっ、……ふ、ふ」

本当に、雛に餌でもやる感覚にも思える。
それすらご機嫌とばかりに腕を回し、
口付けを深くしながら自ら血を分け与える。

 ほら、やっぱり血に抗えてない。
 俺が何とかしてやらないと。


貴方の渇望は、この男の心の内部に潜む
仄暗く澱んだ使命感と愛着をも呼び起こす。
でも今は傍にいてと乞われたからまだ。まだ、もう少し。

鎧に触れられるとすぐに何をしようとしてるのか、思考が繋がる。手伝う様に回していた手をこちらに戻せば、すぐに中のラフな服装になるだろう。

今でこそ脱ぐのに慣れきった鎧だが、騎士団に所属してた頃は二人でよく、構造に悪態をついていた。

 ──あの時を、あの日の笑顔を
 取り戻そうとしてるのは俺もなのに。
 どうして彼は納得しないのか。
 飛び出した時は理解していたそれも、
 『革命軍』に犯された脳ではそれも理解できない。


 ▽
(-137) 2021/12/16(Thu) 23:56:52

【秘】 残氷 の エアハート → 残影の フランドル

 
「────まだ、まだ、駄目だ。

 お前以外の何にも囚われない為に、
 お前のせいじゃない血を、排除したら、そうしたら、
 
本当にどこに居ても、俺達、"昔のまま"いられる。


 ずっと傍にいられる。
 それじゃあ、駄目、なのか、フランドル」

でも、目に力が宿る。
先程から着いたり消えたり自分達との心の機敏のよう。
貴方の命令を聞くはずの、肯定しかしないその声が、
はっきりと【否定】を口にした。

「……生きていく意味がないなんて言わないでくれ。
お前が生きる為に、今まで生きてきた俺は何だったんだって
事になる。俺は、お前を陰じゃなくて──」

傍に立つ、光にしたかったのに。
(-138) 2021/12/16(Thu) 23:58:34

【秘】 埃運び オーウェン → 番犬 エドゥアルト


「エドゥア〜〜ルトはいるか!」

溌剌に名前を呼びつつ、狩人を探す配達屋が一人。
小さな布袋を片手にうろうろとしていて、不機嫌そうな顔は『なんでああ言った手前俺から探さなきゃならねえんだ』といったところか。

さて、そんな上も下も内も外も出向く配達屋は、
あなたをどこで見つけただろうか。
(-139) 2021/12/16(Thu) 23:58:45

【人】 骸狩り スカリオーネ

>>@4 フェリックス

「仮に俺が死んでも、この仕事は誰かが引き継げる。
 無論、空中分解する可能性もあるがそれはそれだ。
 どちらにせよ、この街は変わらない」

個人の話が、いつのまにか街の話へと。
そうしてまた、ポケットに手を突っ込む。

「……〈脳刺し〉が行った蟹狩りの船は
 そろそろ帰港ではなかったか。
 それとも既に着いていたか。
 悪いが昨夜は忙しかったんでな」

元凶は元凶でも、一般的な賑わいの方。
国ぐるみの喧騒なら、あなたの方が詳しいはずだ。

肩を竦めて、水平線を見る。
崖下を覗き込んでも、もうそこに花は見えないだろう。
花と同じように、何か、手に対してずっと小さなものを
ひとつ、ふたつ……海に向かって放った。

手を軽く払い、振り返る。
葉巻を一本咥えて、火をつけようとして、
その背に向けて吹いた咎めるような強い潮風に――

ふ、と。いびつにわらって、葉巻をしまいこんだ。
(34) 2021/12/17(Fri) 0:02:35
残氷 の エアハートは、メモを貼った。
(a32) 2021/12/17(Fri) 0:19:19

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 吟遊詩人 フェリックス

「食えないやつですねえ〜……。
 たまに気前が良くなければ、頭ぶん殴ってます、
 それで何でしたっけ? 主人が酷い、へえ。
 
そんなわけ無いでしょう……


ワントーン声が低くなり、しまったなと思った瞬間にはごまかせなくなっていた。観念して新しい噺をまた一つ。

「……今仕えている主人には良くしてもらっています。
 気味が悪いほどに。
 それでも劣悪な環境でも生きられるよう、
 自ら悪路に足を突っ込んでいるだけです」

「つくづく思いますが、同じ根無し草を名乗るならば
 あなたの様に器用な生き方を身につけるべきでした。
 次の名を手に入れた時には吟遊詩人を名乗りましょう。
 掃除屋は汚い仕事ばかりで、ツテは増えますがなんとも」

ため息をついて
周りに人が、音がなくなったことを確かめれば口をついた。

貴方達のため、もちろん優しさなどではない。
情で動いていれば今頃悲しさで打ちひしがれている。
よって、男が求めているのは奇跡でも革命でもない。

「理由ですか、簡単ですよ。
 それは、あなた達が居なくなれば日常が変わるからです。
 主人が、主人たらしめなくなる環境にしたくないんです」

男が望むのは不変、もしくは、主人の心の変化が訪れない事だ。
(-140) 2021/12/17(Fri) 0:37:05

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 吟遊詩人 フェリックス

 死ぬことも、争うことも。
 幸福を得ることも、奪う権利さえ全て、全て。

 たったこの数日で奪われようとしている。
 それが触れてはならない場所にまで及ぼうとしている。
 変わろうとしていること、それが耐えられない。

 反乱軍にも政府にも、期待なんてしていない。

 手を出す人間を間違える彼らにお灸を据えなければ。


男はもとより罪人になるつもりはこれっぽっちもなく
全て、彼ら[反乱軍]のせいにし、どちらも壊しにかかっている。
誰かの為に、あなた達の境遇を救うことで。
(-141) 2021/12/17(Fri) 0:38:54

【念】 番犬 エドゥアルト

ひとつ、頷いてから。その後の言葉には
意味がよくわかっていないような、長い間があった。

「………………………………………………………
 …………………………………………………?
 甘やかしているのは貴方のほうだと思うが……」

ただ命令に従うだけの存在でいるつもりだったから。

偶然にも、以前の主にかけられた魔術の残滓が
貴方に繋がっただけの偶然の出会いだというのに。
(!8) 2021/12/17(Fri) 0:57:24

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 死霊術師 ペトルーシャ

「ひとつ、前提として。
 これはあたくしから頼む要件であり、ミズチの意志は一切ありません。
 そして、不可能または全く関係ないことであれば、直ぐに話を終えていただいて構いません」

話など纏まってもいない、だが。
できるだけわかりやすく簡潔に努めようと意識だけはした。
意識だけに留まったが。


「ミズチに聞こえる死者の声を退けてほしいんです」


「……ミズチに、彼に起きている異変を知っていますか?
 死者の声が突然まとわりつく様になり、精神を蝕んでいます。
 主に聴覚と思考能力、……とにかく。
 彼は聞かなければならないと背負っていましたが、どう見ても重荷です。

 今は対処法がないと応急処置で祓いの札をつけています。
 それもいつか尽きます、根本的な対処法をあなたなら知っているのではないかと思いまして訪ねに来ました」
(-142) 2021/12/17(Fri) 0:58:30

【人】 灯屋 レイ

>>+29 ペトルーシャ
「貴女の言葉は昔から真実を突いて、それ故に手厳しい」

肩を竦める。本人がどう思っていようと、守れなかった結果が現在の有様だ。反論のしようもない。

面と向かい歯に衣着せぬ言葉を告げる貴女を、
厳しさの中に思いやりを宿す貴女の事を、
これもまた嫌ってはいないのだけど。

「えぇ。道中お気をつけて」

灯屋は小さくカンテラを揺らして、貴女の背を見送った。
(35) 2021/12/17(Fri) 0:58:57

【秘】 残氷 の エアハート → 灯屋 レイ

/*
どうもこんばんは、私がホドです。
了解です、と言いたいのですが実はある秘話の現行ツリーの流れを見るに、どうも洗脳が解除されそうな可能性がありまして、それを考えると他のお二人の方を優先して頂けたらなと言うのがあります。

ただ情報として探れるのに持っていない、と言うのは矛盾だと思うので念のためにメモに洗脳関係の情報を張っておきました。一言で言うと「革命軍に洗脳されている」です。もし何処かの会話で使えそうでしたら、くらいの些細なものですがよろしくければ。打診ありがとうございました!
(-143) 2021/12/17(Fri) 1:05:28

【秘】 埃運び オーウェン → 灯屋 レイ


「口が軽いな、あの馬鹿は。
 全部言ってやらなくて正解だった。
 そのうち、酒場中に言いふらされちまう」

わざとらしく肩を竦めてみせる。
依頼へ共に出かけた時に比べて、幾分か棘のような雰囲気は抜けていた。

「別に、粗方仕事は終えたしさ。そう構えなくていい。
 機嫌損ねたら一発は小突くかもしれねえけど、それは別に普段通りだろ。

 で?何処まで知ってんの。
 居場所を失くした異種族の。───その先。
 俺が本当に街をひっくり返そうとした理由。

 簡単には推測できるかもしれんが、どうだ?」
(-144) 2021/12/17(Fri) 1:06:38

【念】 番犬 エドゥアルト

「……ああ、それはきっと、おれもわかってはいる」

自分は好きにすればいいと言ったが、あのままほうっておいて、より良い日々が得られるようには、見えなかったのもまた確かだからだ。

「だが、おれでは苦しそうにしていたあのひとを
 どうしてやることもできないのだろう」

だから、これは、貴方に頼るような形とも言える。街を壊す以外の『より良い』道が照らされるならば、それに越したことはない。

「…………貴方が無事であればと思うのは
 貴方のためでなく、おれのためかもしれない」

貴方の言葉によって、もしかしたら自分は
置いて行かれたくはないのだろうと、思った。
(!9) 2021/12/17(Fri) 1:07:31

【独】 番犬 エドゥアルト

え なんか秘話が一気に来たんだが モテ期か?(童貞)
(-145) 2021/12/17(Fri) 1:08:28

【秘】 灯屋 レイ → 迷彩掃除屋 ノアベルト

鈴の音に足を止め、声の発された辺りに視線を向ける。

「いえ。調子が戻ったならなによりです」

多分この辺……いやこっちかもしれない……
上の方をうろうろしていた視線は、続いて告げられた言葉にぴたりと止まった。

「……“鼠”といったところでしょうか。
私の番犬は、優秀でかわいいでしょう?」

「―――やはり穏便にはいきませんよね。
私とてこの騒動には早く片が付いて欲しい。
……味方というのは、我々に何を望んでいるのですか?」
(-146) 2021/12/17(Fri) 1:15:35
エドゥアルトは、誰かの下に付く生き方しか知らない。
(a33) 2021/12/17(Fri) 1:24:58

エドゥアルトは、せめて、身近なひとが幸せであればそれでいい。
(a34) 2021/12/17(Fri) 1:25:26

【秘】 番犬 エドゥアルト → 迷彩掃除屋 ノアベルト

「……ノアベルト」

相変わらず姿は現さないようだ。
無事と聞いているので無理に現せとは言わないが
貴方の声が聞こえたおおよその方向へ顔を向ける。

"番犬"と聞けば、あからさまには口にも顔にも
出しはしなかったが、数拍の沈黙が、驚きを物語っていた。

「それは、構わないが……。……貴方は、耳がいいのか」

そのしおらしい態度から警戒をするに至らず。聞かれる可能性がある懸念は、偽名をもらった時から、あったものだ。
(-147) 2021/12/17(Fri) 1:26:46

【秘】 残影の フランドル → 残氷 の エアハート

「嫌だね」

たった一言。
貴方の陰は、低く、低く否定を返した。

「何にも囚われない為に、俺達が俺達のままである為に。
 その為に為さなければならない事があるのは別に良い。

 だが、その為にこの街で何をする必要がある?
 だが、この街の革命はそれと何の関係がある?
 革命軍はその為にお前に何かをしてくれたか?
 なあハーディ、
手段と目的が随分ちぐはぐじゃないか?


否定を突き付けた先は、破綻。
そう、今は手段と目的の相関にあまりにも違和感がある。

そうでさえなければ、そこに第三者の意図さえ無ければ。
貴方の剣は、曲がらぬ刃は、それに異を唱える事はしなかった。
貴方の誘いを受け入れない理由は無かった。
(-148) 2021/12/17(Fri) 1:34:01

【秘】 番犬 エドゥアルト → 埃運び オーウェン

「…………何か、用か」

酒場のカウンター席に座っていたエドゥアルトは貴方の方へ振り返った。不機嫌そうなのはまあ、今に始まったことじゃないので気にする様子もない。
(-149) 2021/12/17(Fri) 1:35:19

【秘】 残影の フランドル → 残氷 の エアハート

 
「なあ。
随分と回り道をするじゃないか。

 それともそれは、俺の"お願い"より優先すべき事なのか?
 ここで凡そ無益に時間を浪費する事が、
 決して俺達のこれまでとこれからを蔑ろにはしていないと
 お前は本当にそう思ってやっているのか?」

荒れた喉も厭わず、淀みなく問いを投げ掛ける。
そうしながら、ぐ、と身軽になった貴方の胸を押して。
突き飛ばすというよりは、追い込むような動きだった。

大丈夫、後ろにはベッドがある。

貴方がその上へと倒れ込めば、
その顔の横に手をつき、首筋にもう片手を這わせて、

「これが俺の為、本当にそう思ってるなら、お前はばかだ」

ほんの少し、僅かに呼吸を奪う程度。その指に力を込めた。
言葉と表情に、綯い交ぜになった感情を滲ませながら。
(-150) 2021/12/17(Fri) 1:35:24

【秘】 灯屋 レイ → 羽無し妖精 アイシャ

「もちろん大丈夫ですよ。
何もお出しできませんが、どうぞ」

膨らみを無くした背、赤く染まっていたローブの下がどうなっているか。貴女が口にしなくても薄々察していただろう。
貴女の視界の外で眉を潜め、貴女の向かいに腰掛ける頃にはいつも通り。

そして、笑みと共にテーブルの上に置かれたそれにぱちりと瞬く。
そういえば花を受け取る時、なにか考えているような素振りがあったなと思い至る。

「わざわざ、作ってくれたのですか?
……ありがとうございます、アイシャ。
大事に使わせて頂きますね」

ポプリを指でなぞり、ふと笑みを溢した。
頑張り屋な妖精はいつも、嬉しい気分になるものを運んできてくれる。
(-151) 2021/12/17(Fri) 1:41:00

【独】 残影の フランドル

/*

Q. なんで急にガン詰めし始めたの?

A. だって俺の為言うて全然俺の事見てないじゃん……
  この街の革命俺の為となんか関係ある?無くない?
  無い気がするから、拗ねるね。

だそうです。
(-152) 2021/12/17(Fri) 1:49:27

【秘】 灯屋 レイ → 残氷 の エアハート

/*
叩いて直ったんですか?(叩いて直ったんですか?)
失礼しました。
いえいえ大丈夫です。エピ後に見るのを楽しみに待っています。

そしてメモありがとうございます!洗脳最高ですね。レイはブチギレますがPLは有り難さを感じています。イイネ。
こちらこそお忙しい中、対応ありがとうございました。終了までよろしくお願いします!
(-153) 2021/12/17(Fri) 1:50:08

【秘】 灯屋 レイ → 埃運び オーウェン

「そうかもしれませんね。
あぁ、でも彼をあまり責めないでくださいね。
突いたのは、私ですから。

―――怪我するとうちの“番犬”が心配するので、万が一の時はお手柔らかにお願いします」

幾分柔らかくなったような雰囲気の中、世間話をするような軽さでそう返す。

「そうですね……。
『上にも下にも居場所がない』
『そんなこの街を嫌っている』
『嫌いなこの街を、壊したいだけ』
私が聞いた限りだと、そんな感じです。
『居場所を失くした者の、居場所を用意してくれない街への復讐』といったところでしょうか。
……ですが、これは伝聞からの推測でしかない。
貴方が実際どう感じて其処へ至ったのか、貴方の言葉で聞いてみたかった」

大体合ってるなら、それはそれでいいのですが。
じぃと、貴方を見据えている。
(-154) 2021/12/17(Fri) 2:07:46

【念】 灯屋 レイ

「自分がそう気遣われる立場というものに、あまり慣れていなくてですね。
それに十分甘やかしてくれてますよ。私の意向を聞いてくれますし、おいしいチキンを狩りに行ってくれますし、望みを出したと思ったら私の無事を祈ってくれますし……

……
なんだか気恥ずかしいのでこの話はやめます


きっかけが偶然だったとしても、いいのだ。
そのお陰で貴方とこうして会話できるのだから。
(!10) 2021/12/17(Fri) 2:15:38

【独】 骸狩り スカリオーネ

「(俺は――死にぞこないだ)」

いびつな笑みの向こうで、男はそう考える。
あの頃のようには笑わなくなった。
いや。もう、あの頃のように、笑えなくなったのだ。

強い潮風が背を押す。
ついさっきまで立っていた崖から遠ざけるように。
まだ来るな、そう言われているような気がする。

男は、たったふたつの宝を同時に失った。
あの戦争の火が燃えていた頃、
警備隊長として指示をしながら民間人の避難をさせていた。
そんな時、気付いたのだ。
自分の家から、煙があがっている事に。

遮二無二走った。避難も、指示も、全て投げ捨てて。
辿り着いた先で見たものは、

赤い涙を流しながら、実の娘を貪り喰らう妻の姿だった。
(-155) 2021/12/17(Fri) 2:18:23

【秘】 残氷 の エアハート → 残影の フランドル

 
「ちぐはぐ?何処がだ?
 この街に来たのは“アレ”を探しに来た。
 ただ政府とやらが管理していたから、
 何かを掴むにはどうしても──

 ──。
 ────?
あれ、なんでだった?


 ──いや、いい。そもそも、
 
革命軍に協力するのは私として当然の事だ。


 何でその前提を否定する?否定したら
がそもそも、
 …いや、
なら否定、されない?……は?
って誰だ、
 ……まあいい、でも、じゃあ何であのと、き──?」

傍から見ると明らかな「破綻」でも、それを「当然」とした強い洗脳だ。つまりそこに疑問を抱かせた場合“今”のエアハートの否定になる。

──革命軍を優先する。
だって、」

お前の為の行動だから。

 お前の願いであっても、絶対優先にはならない」

なにより、最悪な事に、「本来フランドルに行おうとしていた事」と「革命軍に協力する」がイコールで結ばれている。
洗脳時にそれに手を貸すとでも言われたのか、単純に都合よく描き替えたのか。

いずれにせよ、そんな歪なイコールで結ばれていると言う事は、“そう記憶が混濁してもおかしくない状態”で掛けられた。
(-156) 2021/12/17(Fri) 2:18:57

【秘】 残氷 の エアハート → 残影の フランドル

 
つまり、比較的健全で元気な時の今のフランドルによる魅了は、半年の間の根を張り巡らされた脳への侵食を、言葉ひとつではぎ取れるほどには、今はまだ強くはない。

最もそれは、逆を言えば「同じ事」を行えば、
上書きや綻びの可能性が出るだろうと言う事。

そして洗脳を掛けた者も、「それを行える人間がほぼいない」と、そう思ったからこそ、今のエアハートの地位と自由度があるのだろう。

「……は、っ……貴方もレモネードがお嫌いでしたかね。
 馬鹿で、結構です、よ。
 今までだって、私達はそうして生きて来た。

 下級市民が騎士になるなんて、
 馬鹿を通り越して蛮行だとも。まあ、なりましたけどね。
 だから馬鹿と言われようがやめません。貴方相手でも」

ベッドに押し倒されて、顔の横についた手を見ている。
首筋に触れられる人肌の感覚から少しでも目を逸らす為に。
(-157) 2021/12/17(Fri) 2:20:42

【秘】 埃運び オーウェン → 番犬 エドゥアルト


「おたく宛に配達の品がありましてねえ。
 ミズチからだ、受け取りな」

荒っぽい口調にしては丁寧に、その小さな布袋を手渡す。

開けてみれば、中に入っているのはガラスの小瓶。
収められた若葉の色の液体は、香水のように振りかけると木々の気配を纏え、獣等々に気付かれ辛くなる魔法薬の一種。木隠れの香というらしい。

 小瓶と一緒に中にあった紙にはその説明が書かれており、『自身の能力のみで至らない点は、道具に頼ることも選択肢だ。今度商店を見に行こう。』と付け加えられていた。

「ま、頼る相手としては及第点じゃねえの。
 要件はそれだけだ。礼は送ってきた奴にいいな」
(-158) 2021/12/17(Fri) 2:21:08

【念】 灯屋 レイ

「私がなにかできるかも、まだわかりませんよ。
……できれば、『なにか』を示せれば良いとは思いますけど」

より良い日々。この街に居場所がないと考えていたとしても、“野良猫”もまたこの街で暮らす者のひとりだ。
彼も、良き日々を送れるようになれたなら。喜ばしい事だと思う。

「……えぇ。
私は貴方のために、無事でいるように努力しましょう。
貴方が私と居る限り、私は貴方を置いては行きません」
(!11) 2021/12/17(Fri) 2:30:48

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 灯屋 レイ

「あたくしの罪と、それを隠す事実を知っていただければ結構です」


ノアベルトは決して暗殺者などではない、掃除屋だ。
男はことあるごとに口を回し、役人に捕まりそうな不都合なことはすべてこのノアベルトという人間の縁でもみ消している。
ときには金で、ときには情で。その為には自分自身が贅沢をしているわけにもいかず、普段から貧乏人として仕事を選ばないのだ。

「可愛いですねえ、まったく。
 あたくしも同じことを主に言いました。
 はじめての命令を教えてあげましょうか、仕事以外では平等にしろです」


はて、誰かが思い浮かぶか思い浮かばないか。
鼠という言葉は否定せずに、従者らしい男は言葉を続けた。

「簡潔に言いますと、上層部の複数名を殺害します。
 そして、富裕層の方や城下町の方の政府への不満を高めます。
 こんな本物の反乱軍を捕まえるのに当てずっぽうの政府も大したことはないでしょう。
 そして、連れがどうやら怒っていまして……反乱軍の一部の方もさっくりと。
 レイの知り合いではないと思いますが…気分のいい話ではないですね」

「それをあたくしのせいではないと証言してほしいだけです。
 まあ、痕跡は残しませんから、掃除屋ですし。
 保険程度ですよ、あとは〜……共犯者欲しいじゃないですか」


なんとこの作戦二人だけでやるのだという。
これだけで政策は変わらないかもしれない、だが日々不満はつのり情勢は変わっていく。
そのきっかけになるだろう一石を投じようとしているのだ。
(-159) 2021/12/17(Fri) 2:30:49

【独】 骸狩り スカリオーネ

どうしようもなかった。
産まれた時に涙を流し、笑いあって、
成長を見守ったあの子が、見開いた目に驚愕を宿したまま。
食い尽くされていく様を、見ていられなかった。
だから、男は、妻を殺した。

どうしようもなかったのだ。
例え分かっていても、殺さなくてはならなかったのだ。
例え、分かっていても。あの屍人が流した赤い涙は、
――妻が、まだ意識を保っていたから流していたなどと。
しかし自分を造った者の命令には逆らえなかったのだと。

その妻は最後に、言った。
「■■■■。とめてくれてありがとう」と。
「わたしのことはわすれて、しあわせにいきて」と。
それきり……男は、自分の名を捨てた。幸福を、捨てた。
あの日、妻と娘が死んだ日に、■■■■は死んだのだ。
今ここにいるのは、その日の男の怨念だ。

死人のように生きる者。
スカル

《骸》を抱えた名前が似合いだ。
――男は今は、スカリオーネと名乗っている。
(-160) 2021/12/17(Fri) 2:33:01
スカリオーネは、もう、昔のようには笑えない。
(a35) 2021/12/17(Fri) 2:33:54

スカリオーネは、死にぞこないだ。
(a36) 2021/12/17(Fri) 2:35:46

スカリオーネは、それでも動き続ける。
(a37) 2021/12/17(Fri) 2:36:12

スカリオーネは、……屍人と、何が違う?
(a38) 2021/12/17(Fri) 2:36:46

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 番犬 エドゥアルト

「ええいいですよ、耳。
 正義のためではなく、あたくしの主人のための耳です。
 お二人とも仲が良さそうです本当に感動しました。
 お声掛けするのが遅くなってすみませんね」


男は従者という存在だ。
誰かのために誰かの命を受けて行動をする。
影になれと言われれば物言わぬ存在に。
平等になれと言われたら人間としての個を持つ。
すべて命令をされなければ、死ぬことも戸惑わない。
鼠はしぶとく、どんな姿になることも厭わず。
そんな生き方をしていた。

帽子はまだかぶらず、周りの人の気配が完全に消えたとわかったとき、男は口を開いた。

「声をかけたのは、あたくし達一つ小さな騒動を起こすんです。

 その犯人を、あたくしたちではないと
 誰かに聞かれたとき証言をしていただきたい。

 あなた達に話した理由は、……この計画は、
 政府にも反乱軍にも影響を与えるからです。
 腹を割って話せる存在は、ごく僅か。
 おわかりになりますか?

 守りたい存在がいるのは、同じだと思っています。
 このふざけた見世物のような政策を壊す共犯者になっていただきたい」
(-161) 2021/12/17(Fri) 2:46:15
ノアベルトは、彼らに話した、共犯者になって欲しいと。
(c41) 2021/12/17(Fri) 2:47:40

【秘】 埃運び オーウェン → 灯屋 レイ


「犬飼ってんの?
 なーんて。別に俺がやったって言やあいいだろ。
 野良猫にぶつけるには相応しいでしょうに」

おたくも俺もお人よしだな、なんてため息と共に。
お気楽そうに両手を挙げて、視線を受け止める。

「ん。気持ちいい位のハズレ。
 悪い悪い、元から当てさせる気なんて無かった。
 こんな偏屈なひねくれ者がそう簡単に踏み込ませるわけないだろうが。

 上にも下にも居場所がなくて、こんな性格に成り果てたのと───この街が嫌いなのには、直接の理由はねえよ」

一笑に付して、ハッキリとそう告げる。
どっちも真実だ。嘘は言っていない。それは、ひねくれ者の常套句。
間違いなくミスリードを誘う言い方はしたというのに。
(-162) 2021/12/17(Fri) 2:51:58

【秘】 羽無し妖精 アイシャ → 骸狩り スカリオーネ

「スカリオーネ様から見たら、皆そうなのかもしれないのです」

ふふ、少しだけおかしそうに少女は笑います。
目線が合えば、ピンク色の瞳が貴方の顔を映すことでしょう。
何だか、そうしているとくすぐったいような気持ちになります。

「では、そういうことにしておくのです。
 はい。勿論、美味しく食べてもらえるのが一番なので。
 私は、貰い物はその人が好きに扱ってくれればいいと思っているのですよ」

手に取ったクッキーは少し厚めで、ほのかに桃色を帯びています。

少女も、貴方と似て 誰にも平等に接するように努めています。
とはいえ、人生経験も貴方より少ない彼女よりもずっと強固であるその考えに、少女は密やかに尊敬の念を抱くこともあるのです。
揺らがないことは、決して悪いことではありませんから。

アイシャは、持ってきたものを受け取ってくれたスカリオーネに笑いかけます。

「受け取ってもらえてよかったのです。
 スカリオーネ様もお疲れでしょうから、私もそろそろお暇しようと思うのですよ。

 また、お花を貰いに来てほしいのです。気が向いたらで良いので」
(-163) 2021/12/17(Fri) 2:52:32

【秘】 埃運び オーウェン → 灯屋 レイ


「俺は……なんでも屋としての暮らしはそれなりに楽しいと思ってるよ。
 風当りはキツいしイヤな仕事もあるけどさ、自分に妥協して、小銭をかき集めて、それなりに黄金の蜜を啜れて生きてる」

そこまでは軽い雰囲気の語り口だったが、
次の句を言い放つ寸前、片眼を鋭く尖らせて。

「俺が本当にこの街を壊したいと思った理由は、
 お前ら───冒険者だ。

 なあ。レイ、おたくは……
 冒険者の扱いって、考えたことあるか」

そんな問いかけを、した。
(-164) 2021/12/17(Fri) 2:52:35

【秘】 羽無し妖精 アイシャ → 骸狩り スカリオーネ

「言われた通り、今日はちゃんと休もうと思うのです。
 また明日、酒場に出られるように」

そう言って今日のところは立ち去るのでしょう。

そして、貴方から名前で呼ばれる時には 花のような笑顔を向けるのです。
(-165) 2021/12/17(Fri) 2:54:57

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 骸狩り スカリオーネ

これはその日の宵闇が訪れる頃。
たった数日現れなくなった彼は、たまに表に顔を出せば何やら掃除屋としての仕事をせず走り回っているそうだ。

そんな男は貴方を探していた、少々顔は合わせにくかったが姿を消していても許してくれているのを知っている。

見つかったのはどこだっただろう、その背中を見つければ。
もしくは見つからなくても。
その場で男は、カチリと音をたて、己の香りを消す煙を焚いた。

「主」

「素直に連れて行かれるつもりですか」


平等とは。
その言葉を告げられてから
頭の中で意味を巡らせたことは何百も。

貴方は知らなくてもいい。
物言わぬ人形になれと命じられて、
喜んでなろうとする人間のことを。
その人形にすら、感情があり
思いもよらぬところに牙が潜んでいることも。

その期待が裏切られるまで、裏切りたくても裏切れないことを。
(-166) 2021/12/17(Fri) 3:04:20

【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 迷彩掃除屋 ノアベルト

「承知した。ん。」

「いや? あー、いや……それに関しては、怒り如何よりも、奴らはよくその取り決めを通したものだと思う思考が先に立つところがあるな。スカリオーネ殿は、お前の言う通り一人でも問題ない。小生たちがあってもだ」

「小生に怒りの色が見えるのなら。それは革命軍一派によるところだろう。あれらのしたことと言えば、ノアベルト自身と、お前が目を掛けているアンゼリカに危害を加えた。オーウェンに望まないことをさせた。シュシュさんの立場を危うくさせている。ペトルーシャやアイシャのものを失わせる原因を作った。その他にも浮かべようと思えばいくらでも出るが、一先ずはこの程度か」


 圧。政府に対しても微妙に言葉の治安が悪いあたりは、政府にも思うところはあるようだが、それよりも革命派に憤っているらしい。
 これと、これと、これとの中でひとつなら、どれがもっとも問題ないと思う?と首を傾けたりなんてして。どことなくノリノリのおどけた空気で、それでやっぱり怒っている。
(-167) 2021/12/17(Fri) 3:07:00

【独】 骸狩り スカリオーネ

今日は、命日だ。ずっと昔に死んだ3人の。
供える花は2輪でいい。
甘いクッキーは2枚でいい。
美しい景色と、静かな場所は、2人にだけあればいい。

赤い涙に安寧を。
叫ぶ死人に休息を。

あの日に死んだ男には、
あの日に上がっていた煙でいい。

言われなくても、まだそちらには行けない。
だから、そんなに背中を押さないで欲しい。
だから、頼むよ。
あの日を忘れないように、一本吸わせてくれ。
あの日から離れたがるこの俺を、
どうかあの日に縛り付けてくれ。
俺が、変わってしまわないように。
(-168) 2021/12/17(Fri) 3:08:37

【独】 錆鉄御納戸 ミズチ

/* >>a38
旦那!!!!!!!!!!!!!!(悲鳴)
(-169) 2021/12/17(Fri) 3:09:23

【秘】 羽無し妖精 アイシャ → 灯屋 レイ

「お構いなく、なのです。
 下でハーブティーを頂いたところなのですよ」

いつもと変わらない様子の貴方に、アイシャも脚をぷらりとしてリラックスしている様子を見せています。
そして貴方の笑顔を見ては、少女も花のような笑みを浮かべるのです。

「はい、お花は枯れてしまうと 香りを楽しめなくなってしまうので。
 どうせなら、お部屋が同じ香りで満たされる方が良いかも…と思ったのですよ」

長持ちして、それでいて管理も面倒ではない。
そういったものが冒険者には好まれる傾向にある事を、商人である彼女は理解していたのです。

「私が、作りたかったからというのもありますけど……
 レイ様は、気遣いを本当に良くしてくれるので 嬉しくて。

 何か、何か良いお礼が出来ればと思ったのです。

 だから、実は……もう一つ、作ったものがあるのです」

何だか少し、もじもじとした様子を見せていましたが
やがて、テーブルの上に一つ蓋つきの瓶を置きました。
透明な液体が中に入っており、ほのかにラベンダーとはまた別の花の香りがすることでしょう。
現代的に言えば、香水のようです。
(-170) 2021/12/17(Fri) 3:12:10

【秘】 骸狩り スカリオーネ → 羽無し妖精 アイシャ

「そうしてくれ。
 ……気が向いたらな。良い夜を」

そう呟いて、見送るのだろう。
それから少し、日が空いて。
男は気が向いたのだろう、
クモマグサの造花を2輪頼んだ。

そして、あなたが贈った桃色のクッキーは、
男の口にも、……誰の口にも入らずに。
――きっかり2枚だけ、海に落ちた。
(-171) 2021/12/17(Fri) 3:14:18
アイシャは、頼まれたものをきちんと納品しました。
(c42) 2021/12/17(Fri) 3:25:02

【秘】 骸狩り スカリオーネ → 迷彩掃除屋 ノアベルト

男は、昼の間は街から離れていた。
少し離れた、海の見える丘の上にいた。

宵闇が街を覆う頃には戻ってきていただろう。
それでも、いつもの酒場には少し遠い。
猥雑さとも少し離れて、薄暗い路地でも
通っていた頃だっただろうか。

「ああ」

「お前ほど酷い目には遭わないだろう。
 連中がいかにバカでも、
 俺の手勢は知っているはずだからな」

男は、……男は、いびつに笑う。
そうして、今日は、今日だけは、余計な口が回る日だ。

「なあ、ノア」

「俺は」

「変わっていないな?」

とぎれとぎれに。
あなたの外を知らぬ者が、あなたの内を知るはずもなく。
ただ、重用し、信用する、あなたへの確認の言葉だ。
男は、今日だけは、変わっていた。
(-172) 2021/12/17(Fri) 3:25:17

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 骸狩り スカリオーネ

ひゅ、と息を引くような音がした。次いで近づく気配。
本来ならば帽子を吹き飛ぶのも気にせず駆け寄るところを、
押さえなければいけないのこの姿勢はどれほど無様か。


「変わって、いるわけ」

なんで。

一歩近づく。その男の体に目立つ傷はない。


「……、何がありましたか?」

更に一歩。顔も、頭も、無事で。何故か首輪すらつけていない。


「何を考えているんですか。
 反乱軍に疑われて落ち込むような方じゃないでしょう。
 旧知の仲が傷を負ったことを傷まれているんですか?」

この場所が、貴方をそうさせたのですか?

ただし、帽子を押さえる手首を見れば赤い拘束痕がついている。ひどく抵抗したのかその傷だけは目立って見えた。


「……、……今の主は」

「変です。私が、殺したいと思えないほどに」


目の前に立つのは、いつぶりだっただろう。
ほんの数日ぶりのようで、何ヶ月もしていない気分だった。
(-173) 2021/12/17(Fri) 3:50:44

【独】 迷彩掃除屋 ノアベルト

/*
旦那ァ!! 笑うなぁ!!!

>>a35
いや待ってくれよ、待ってくれよ〜〜。
ごめんよ、傷つけたいわけじゃない、待ってくれよ泣きそうだよ。PL泣いちゃった、泣いちゃったよ……うええええん
(-174) 2021/12/17(Fri) 3:59:27
ノアベルトは、その笑い顔を見て、なんだか泣きそうになった。
(c43) 2021/12/17(Fri) 4:00:27

【秘】 残影の フランドル → 残氷 の エアハート

 
──平行線だ。

矛盾点への正論は揺さぶりにこそなるが、
どうにも揺さぶりを掛ける以上の成果は生まないらしい。
破綻を認識した瞬間認識が擦り替えられてでもいるのか。

そもそもの話、この妙な様子が鳴りを潜めるのは
大抵は現在の目的とは関係の薄い話の時だったようにも思う。
とはいえ引き離すだけで直るものでもないだろうが。

一度ひどく混乱した後、すぐさま平静を取り戻す様子を見て
抱いた所感はそんなものだった。
何れにせよ、言葉によって、論理的に突き崩す事は難しい。
となれば、となれば、だ。結局の所、結論は。

叩いて直すしかないのかもしれない。


過程は少々違えど、辿り着く手段は同じ事。
何処ぞの灯屋には少々疑問符を浮かべられはしたものの、
精神面への操作を行う側としては結構本気で言っていた事だ。

痛みによるショックや動揺は存外に人を正常にする。
それで術が解ける事も、わりとある。あってしまう。
(-175) 2021/12/17(Fri) 4:06:05
フランドルは、もうちょっと叩いてみる事にした。
(c44) 2021/12/17(Fri) 4:06:21

【秘】 残影の フランドル → 残氷 の エアハート

 
となれば、まあ。

「馬鹿が」

首から一度手を離し、溜息混じりに零して。
その手で容赦なく片頬にもう一発くれてやった。
あの時は結局何度殴られたんだったかな。覚えてなどいないが。
何より、今は殴るよりも。

「ああもうだめだ、最悪だ。
 手酷くやられたせいもあるし、お前が煽るせいで余計に」

ぶつくさ言いながら、する、と隠し持っていた短剣を抜いて。
刃を貴方の首筋に当て、ぶつり、浅く食い込ませた。
そんな事をすれば当然傷口からは血が伝うわけで。


からん、適当な所に短剣を放って。
傷口に唇を寄せ、舌を這わせ、割り込ませて。
唯一この身が求めてやまない血を啜る。
時折もっとと強請るように傷口に歯を立てながら。

空いた片手は貴方の服の下へと潜らせて、
手慰みに腰や脇腹を擽るようになぞる。

レモネードは嫌いじゃないが、今はこっちの方が良い。
(-176) 2021/12/17(Fri) 4:10:07

【独】 大道芸人 チェルシー

いつかおだそう……………………になってる そうね
(-177) 2021/12/17(Fri) 4:17:43
フランドルは、"レモネード"より中毒性の高いものを知っている。
(c45) 2021/12/17(Fri) 4:20:24

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 錆鉄御納戸 ミズチ

「……ミズチ?」

人間みたいになってますね。
人間ではないように扱ってきたのにこれは困ります。
まるで心がないような性格だと思われるじゃないですか。
人間性が出てこようとも機械に乗っ取られていようとも本当はどちらでも良かったのですが。
落ち着きなさい、と言いながら頭を撫でてやる。よしよし。

「共犯者が必要です、レイとエドゥアルトは徒党を組んでいるようなので協力してもらいやすいでしょう。
 彼らに口裏を合わせてもらいます、……ええと。
 ……何もかも間に合わなかったら、旦那連れてどっか行っても怒られないですかね……駄目でしょうか」

ぼんやりと作戦に悩みは抱えている。
みたくない、絶対耐えられるとは思っているが政府に怪我を負わせられる彼を見たくないのだ。
(-178) 2021/12/17(Fri) 4:23:41
エアハートは、「レモネードより中毒性がって何ですか!引き合いに出すとか許しませんよ!」と怒った。
(a39) 2021/12/17(Fri) 4:25:50

【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 大道芸人 チェルシー

/*
 御機嫌よう、墓下に行って見える役職が増えた睦月です。チェルシー笛吹きさん〜〜〜〜〜一回は撒かれてしまったけど、調査で笛吹きさんに辿り着くのってしてもよいでしょうか?
 単純に調査がうまくいったか、死者の声の情報を聞く精度が上がって〜なんていうのあたりで辿り着けたかなというところです。(骨噛み骸糾問です)

 ミズチとしては、目的や正体が分からないために警戒をしているのが現状です。辿り着けたら思想やらちょっと聞いてみたいかもな感じ。

 こんなところなのですが、悟。様におかれましてはいかがでしょう?
(-179) 2021/12/17(Fri) 4:28:31
フランドルは、正直今のこいつは"レモン"だと思う。
(c46) 2021/12/17(Fri) 4:29:24

【独】 残影の フランドル

/*
レモンからレモネードを作る…
役に立たない物から役に立つ物を作り出す、という諺。

或いはレモンとは、欠陥品という意味のスラングですね。
(-180) 2021/12/17(Fri) 4:31:09
村の更新日が延長されました。

【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 迷彩掃除屋 ノアベルト

 落ち着いていない自覚はあるので、大人しく撫でられた。にゃん…( '-')


「成程。なればそちらは任せる。小生は不確定要素を断つ」

 曰く、目的不明の笛の音が連夜響いているらしい。ミズチが証拠を掴めなかったことも話された。相手が実力者であることが窺える。

「それとはまた別に、少々気になることがある。シュシュさんに話が聞きたい」

 首輪の作成に関わった商人組合の者が、シュラール商店をトカゲの尻尾切りに使う可能性があるとのこと。先程彼女の立場を危うくさせていると言ったのはそれだ。

「小生らが、スカリオーネ殿が、間に合わないことはないが。ないが、仮にあるとすれば、連れても怒られはしない」

「が、連れられないと思う。連れる理由がなくなる」

 ふ、と息を吐く音がした。
(-181) 2021/12/17(Fri) 5:35:03

【秘】 残氷 の エアハート → 残影の フランドル

 
「いッ」
──1回目。
「ぁ、がッ」
──3回目。
「っ、…………ぐ」
──13、14?回目。

「痛っ、……は、ぁ」

 ──突然首筋に走る鋭い痛み。

「あ゛、や、ぃや」

 ──じんと痛むそこに触れる温かさ。

「グ、…やめ、ッひ…!」

 ──啜って“喰われる”感触。

確かに遊んだ事はあった。度々コイツが何故か怪我を、
しかも切り傷の方が多かったけれど、見る目が違って
見えたから。何も言わないから黙っていたのに。
ちょっと遊んでやろうと思っただけなのに。
ここまでなるなんて聞いてない!
どうしてなるかも、一言も説明された事もなかったのに!
こんなのになるなら尚更、あの血を何とかしておくべき、


啜られるだけじゃ飽き足らず、傷口に歯を立てられる。
明確に、皮膚を突き破られる感覚。

「も、嫌だッ!! い、」

 ──だってこの後の性交は普通じゃない。

服の下に回る手になんて気が回ってない。
最悪だ最悪だやっぱりさっさと血を消し飛ばしとけばこんな事には間違ってるのは私じゃなかったのにどうしてこんな目に、
(-182) 2021/12/17(Fri) 5:47:36

【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 百識眼 の シュゼット

「シュシュさん。聞きたいことがある」

 あなたが一人の時、通常の声よりも広がりのない音が耳に届いた。姿は見えないが、ミズチのいる方向は見当付けられる。

「大旦那が政府に首輪の作成を依頼され、かつ革命派側からも仕込みの依頼を受けていたとする」

 大変限定的なもしもの話ですねミズチくん。

「珠響玉は革命派が取り付けたものと仮定して、何某かが明るみに出た時、シュシュさんへの被害がなくなるとすればどのようなことが起こっていた場合と考えられるだろう。尻尾切りの暇がなければだろうか?」

 声は、宣言通りにホーンフロッグの肝臓を引き取り、その他に薬毒の素材も購入しに店に来た際と何ら変わらない調子に聞こえる。痩せ我慢等の気配もなく、ミズチがほとんど無事であるらしいことは窺えた。
(-183) 2021/12/17(Fri) 6:40:29

【秘】 残影の フランドル → 残氷 の エアハート

 
因果応報、意趣返しの節はあると言っても。
殴り付けても特別胸のすくような気持ちは無かった。
様子を見てもやはり生半可な衝撃ではだめらしい。
まあいい、憔悴させた方が精神面の操作はしやすいものだ。
何も無意味ではないだろう、とはいえ。

湧き上がる衝動は、与えられた分だけでは満たされなくて。
もっと血が欲しい。
渇望は既に無視できない所まで来ていた。

だから、怯え竦む声も、拒絶の声も。
どこか遠くに聞きながら、血を啜り、牙を立て、血に酔って。
喉を鳴らし、合間合間に熱い息を漏らして。
忌むべき血筋によって与えられる歓びをただ享受していた。

ずっとずっと、我慢していた。
貴方の血を見る度に奇妙なざわつきを抑圧し、自制していた。
不思議と、他人の血では決してそうはならなかった。

深く血に酔う感覚と、向けられる恐怖は、これが初めてだった。
(-184) 2021/12/17(Fri) 8:50:59

【秘】 残影の フランドル → 残氷 の エアハート

 
「──ああ、
随分恐ろしいものでも見るような目をするんだな。

 受け入れられないか、受け入れられないよな。
 俺が不義の子だと知った時のようにお前は拒むんだろう
 俺だって受け入れ難いくらいだ、当然だ。
 結局は何処も同じだ。それが普通の事なんだろう」

ああ、居場所がない。

結局は居場所がない、居場所がないのだ、何処にも。
上流階級には棄てられ、中流階級には見向きもされず。
下層の吹き溜まりでは流れる血のせいで擯斥される。
人間とも言い切れなければ、人ならざるものとも言えはしない。
政府に与する事も、革命勢力に与する事も無いよそ者だ。
他人を心から信用する事はできず、友の心の在り処も曖昧だ。

何もかもが"どっち付かず"、居場所の無い人生だ。

「これに限って言えば、"餌付け"をしたのはお前だったがな」

"蝙蝠"は自嘲めいて嘲笑う。どこまでも暗い笑みだった。
幾ら血を与えられたからと言って、自ら牙を立てれば、それは。
理性に欠ける化け物と取られても致し方なくはあるのだ。

わかっている。
もしかしたら、と期待する事の馬鹿馬鹿しさなんて。
もう、痛いほどにわかっている。
(-185) 2021/12/17(Fri) 8:52:51

【秘】 残影の フランドル → 残氷 の エアハート

 
「なーあ、ハーディ。
 お前のことは何も取って食いやしないさ。
 俺にはお前が俺にしたみたいに手酷く抱く理由はないんだ。
 昔みたいにうんと優しく抱いてやるからさ、
 だからそんなに怖がらないでくれよ…」

怯える子どもをあやすように、掠れた声が甘く囁いて。
暗示めいた言葉が脳裏に刷り込まれていく。
嘘か本当かに関わらず、貴方の恐怖と後悔を煙に巻く。

「それとも、
 
良い子にしていろよ
…と言った方が良いか?」

貴方の下穿きをずり下げ、潤滑剤を垂らしてやって、それから。

"命令"を重ねた後、着けっ放しの手袋を咥えて外して。
そうして宥め賺すように再度口付けを交わし、
その傍らに貴方の下腹部へと指を滑らせた。
先ずは前から。粘着質な水音がする。

今は局部は恐怖に萎えているかもしれないが、まあ。
貴方がこちらの身体をよくよく知っていたように、
こちらもどうすれば貴方が好くなるかを知っているわけで。
(-186) 2021/12/17(Fri) 8:54:19

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 錆鉄御納戸 ミズチ

「……笛吹なら……後回しで、いいと思います、よ?
 悪夢を見るんですよ、確か……」

気にしなくとも……と言いかけて、やめておいた。
多くの情報を聞いて、思い当たる人物が平和だと思ったが故の言葉だったが、彼が調べたいのなら止めることもないだろう。

「ああ、シュシュさんですか。
 あたくしも彼女にはお世話になっていますからね、適当にお金払って商品買いにでも行きますか……」

「あなた、思ったよりも旦那に対する期待がぶれませんよね。
 それぐらいでいいですが、……困ってますよあたくしは。
 殺したいのに殺せません、いつまでたっても理想の彼のままです……準備は怠らないように」

「……」

もう一回頭をなでておいた。

「不安なことがあれば言っておきなさいは」
(-187) 2021/12/17(Fri) 13:41:21

【独】 番犬 エドゥアルト

ノアベルトがとーみんさんか!!???
なんかそんな気がしてきたぞ
(-188) 2021/12/17(Fri) 14:00:43

【秘】 番犬 エドゥアルト → 吟遊詩人 フェリックス

「そうか。貴方は増やす予定はないのか……」

新鮮な香りが鼻孔をくすぐられれば、食欲がかきたてられる。口もとにあてがわれた蟹の身肉に、遠慮なしにぱくりとかぶりついた。これは……餌付け?
ほんのりと酔っているのもあるのだろう。その行動に、いたずら心に疑問を抱く様子もなかった。そのままもぐもぐと味わう。

「……ん……うまい……」

わずかに口元をつりあげる。笑みの形。
エドゥアルトの纏う空気がどこかやわらかになった。
(-189) 2021/12/17(Fri) 14:34:03

【独】 迷彩掃除屋 ノアベルト

/*
突然愛を吐いていいですか?オーウェンに対してです。
この国ぶっ壊したいんですかね?
あたくしこの日常を守りたいんですよ。
多分語り合うと反発し合うんですが、
俺たち別に一緒の目的もてるんです。
国ぶっ壊すところまでは心が一緒なので
行かないで、やだっておねだりすれば
そばにいてくれると思いませんか。
だけど好きになりすぎると殺したくなるんですよね
執着させないでほしい。
ぶっ壊したからマイナスにならないよ、いかないで〜
もしかしてノアベルトはサイコパスか?
何が言いたいかって、ダル絡みしたいくらい好き。
口悪い〜落ち着く〜〜ありがとう〜〜きゃっきゃ。
(-190) 2021/12/17(Fri) 14:50:43
ミズチは、彼の発言を聞いて、後回しにする要素が見当たらなかった。そこで止められたらそれはそうなる。
(c47) 2021/12/17(Fri) 15:32:57

【秘】 大道芸人 チェルシー → 錆鉄御納戸 ミズチ

/*

御機嫌ようございます睦月さん……えっ、墓下って狼以外の役職もわかるんですか???????????今大分ビックリしてますもう多方面にバレバレになりまくっていたことに……。

大丈夫ですよ!もうバレてるなら大丈夫です!
どのみち明日夜には盛大に笛吹いてバラそうかなと思ってたので、そちら待って頂いてもいいですが、先にでも大丈夫です!

*/
(-191) 2021/12/17(Fri) 15:34:35

【独】 大道芸人 チェルシー

バレバレ何かい!!!!!!!!!!!111111111
!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!1111111
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
1111111111111111111
(-192) 2021/12/17(Fri) 15:36:44

【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 迷彩掃除屋 ノアベルト

「物事を起こすのはその実行を思い描き、行動に移せるものだ」
「お前が、殺したいのに殺せないと言っている内は、殺せない 
 
 

「──彼はローダンセの花を宛てられた」
 
 

「スカリオーネ殿はノアベルトの理想のままであり、
 小生の期待するスカリオーネ殿のままであり続ける」
 

「不安はない。小生は、小生のこの狭い世界を変えてくれる気はあれど、小生のこの狭い世界の人々を変えてくれる気はない」
(-193) 2021/12/17(Fri) 15:37:30
ミズチは、悪い可能性をほとんど口にしない。可能性を断ち切るように、目指すものを言う。
(c48) 2021/12/17(Fri) 15:37:39

ミズチは、ミズチもあの時、同じくしてローダンセの花を手にしたのだ。
(c49) 2021/12/17(Fri) 15:37:58

【秘】 大道芸人 チェルシー → 死霊術師 ペトルーシャ

「ほうほう、了解しましたよ!
 チェルちゃん、なにせ騒がしいことは大得意ですからね!
 たとえ表通りを歩くだけだって、
 足の裏がピコピコ鳴っちゃいますからね〜」

「大字な御用なら、
 チェルちゃんがいるとパレードになっちゃいますしね!
 踊りはまた、別の機会で!」

「ペトラちゃん、結構器がおっきいですよね〜!
 それではちょっと、踊り明かして来ましょうとも!」

ひらひらと手を振って、表の方へ。
……暫く、外では賑やかな音が広がり、
衆目が集められていることだろう。
(-195) 2021/12/17(Fri) 15:45:19

【独】 錆鉄御納戸 ミズチ

/* >>c49
 ミズチが変わらないって信じている旦那と同じく、"変わらぬ思い"という言葉をもらったから、ミズチ自身も旦那と同じく変わらないで在りたいものです。
 逆説的に、ミズチが変わっちゃったら旦那も変わってしまう可能性が生じてしまうので、ミズチも変わらないでいないといけないのだ。
(-194) 2021/12/17(Fri) 15:45:47
ミズチは、見つめている。
(c50) 2021/12/17(Fri) 15:49:18

【人】 大道芸人 チェルシー

表通りにて。
わあわあ、と人々の賑やかな声が上がっている。
出処は一人の少女。紙吹雪を散らす中で笑っている。

「さあさ──、そこから──」

蟹を模したバルーンアートを浮かべ、
色取り取りの風船達とぶつけ、語り、
終いにはパンと音を鳴らして割り、
鮮やかな光吹雪を散らしたり、何なり……

そんな一つの光景。
(36) 2021/12/17(Fri) 16:16:57

【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 大道芸人 チェルシー

/*
 そういえば言われる側はめちゃくちゃびっくりするやんな。いや〜〜〜〜〜元々予想は立てていたけど、墓下に行きもしかしたらの候補が軒並み消え、更には窓会話の内容から答えそのものが提示されていてな……( ´▽`) まぁこの村占い役職3人いますし( ˘ω˘)

 ミズチはチェルシーの思想について聞きたいにゃんをしている+現在のミズチ視点、チェルシーの目的が何かを明らかにすることを後回しにするのが不自然なので、ネタバレタイムまでに〆られなくてもネタバレタイム前時間軸でこのまま凸ります〜〜対戦よろしくお願いします!!
(-196) 2021/12/17(Fri) 16:24:18

【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 大道芸人 チェルシー

 ──日がまだ昇らぬ頃か昇ってからか、兎角太陽が正中するよりも前の、どこかの時間。

 ミズチはこれから為そうとしていることにおいて、不確定要素である笛の音の主が敵か否かを探っていた。影響しないと判断できるのならそれでいい。敵であるのなら、相応にあたるつもりだった。

 あなたの隠蔽技術を上回る調査能力で、ミズチは笛の音の主に辿り着く。接触するのはあなたが一人になってから。気持ち程度、人目に付かない所にあなたがいる時だった。

「チェルシー。聞きたいことがある」

 通常の声よりも広がりのない音があなたの耳に届いた。
 この声は指向性を持っており、音を伝えたい対象以外に
 ミズチの発言を聞かれるリスクを大きく下げるものだった。


 声のみで姿は見えないが、ミズチの居る方向は見当付けられるだろう。ミズチが政府に連れて行かれたとの噂を聞いているやもしれないが、声色は普段と遜色ないものだった。
(-197) 2021/12/17(Fri) 16:28:53

【秘】 大道芸人 チェルシー → 錆鉄御納戸 ミズチ

「おや!ミズちゃんの声が何処からか聞こえますね〜!?
 どこでしょう!?さては……ここですかね!コンコン!」

路地の地面をノックするように叩く。

「あれっいませんね〜!幻ミズちゃん聴だったのでしょうか!? 別の参列に並んでるらしいお話もありますからね〜……」

おどけた動作で、辺りをキョロキョロと見回す。

「しかし、聞きたいこととは一体何なのでしょう!
 まさか……チェルちゃんの秘密の3サイズでしょうか!?
 いけませんよ!耳たぶ1.2cm・小指第4関節2.3cm・ぱっちりおめめ無限cmは永遠の秘密なのですから!ミズちゃんが相手でも明かすわけにはいきません〜〜〜っ……!!!」
(-198) 2021/12/17(Fri) 16:44:57

【秘】 羽無し妖精 アイシャ → 残影の フランドル

「大丈夫なのです、お邪魔しますなのですよ。
 ……あ」

椅子に腰かけようとしたところで、ラナンキュラスの花に気付き 柔らかい笑みを浮かべます。
皆が、こうして花を置いていてくれてるのを見ると どうしたって嬉しいものですから。
傷に響かないよう、ゆっくりと椅子に座り。

「……フランドル様には、目星がついているのですね。
 実を言うと、告発を望んでいるわけではないのです。ご理解されている通り…なのですよ。

 私は、このざわざわが収まるなら 根絶までさせる必要はないと思っているのです。
 その一方で疑惑の段階で同じ目に遭う人が増えるのも……同じく、望んではいないのですけれど」

今のやり方も気に食わないけれど、悪者探しがしたいわけでもないのです。

「フランドル様にも……白羽の矢が立ってしまったことが、酷く心苦しいのですよ」
(-199) 2021/12/17(Fri) 17:14:28
アイシャは、周りの人が幸せならそれでいいと思っていました。
(c51) 2021/12/17(Fri) 17:39:23

アイシャは、自分は?
(c52) 2021/12/17(Fri) 17:39:34

【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 大道芸人 チェルシー

「小生はそちらにない。幻ミズちゃん聴でもない。秘密の3サイズは小生の目測と合致しない点を修正しておく」

 めちゃくちゃ真剣に受け取った。
第4関節とかあるんだ……。


「一身の都合上、姿を見せられない。礼を失しているのは重々承知だがすまない、このまま続けさせてもらう」

「夢を見せる笛の音を響かせる者があるのなら、その目的は何だと思う? お前であれば、幸福な夢でも見せるのだろうか。誰ぞ曰く、悪夢と言われる内容らしいが」
(-200) 2021/12/17(Fri) 17:43:28

【秘】 残氷 の エアハート → 残影の フランドル

 
「……る……い」

「──うるさいッッ!!」


口付けを交わされ、身体は自分の時とは違い前戯も踏まえて触れられている。
自分が相手に行った時よりも遥かに丁寧で、だがそんなことは関係ないとばかりに、突如『良い子にしていろ』の命令があるにも関わらず、盛大に額に頭突きをかました。

正直、物凄く痛い。ふらつく視界の中、
それでも睨み付けて、自分の自由な指を突き付ける。

「急にネガティブ思考に走るからセックスの気分じゃまるでなくなったでしょうが!
ちょっと「うわ怖っ」されたくらいでウジウジと……ヤるならしっかり襲うか、安心して優しく抱くかじゃないと勃つものは勃たないし、イクものもイけませんよ!
この、ド下手くそ!!!」


ハアハアと一気に失礼な事を捲し立てたが故に声を荒げている。洗脳が効いてないのか?そんな事はない。でも貴方は『大人しくしろ』とは言わなかった。

つまり『このエアハートが思いつく良い子』を実践しているのだ。怖がらないでくれ、と言ったのも半端にブーストとなったのかもしれない。 ▽
(-201) 2021/12/17(Fri) 17:43:35

【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 大道芸人 チェルシー

 

「──お前は、世界に如何様な影響を及ぼそうとしている?」
 
(-202) 2021/12/17(Fri) 17:44:09

【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 大道芸人 チェルシー

「お前は自身を、事を為すなぞ大層なことの出来ない一介の道化と言ったが、それだけであるのなら、証拠の類もわざわざ消して、人知れず夢見に影響する理由がどこにあるのだろう?」

「それも、皆に笑っていてほしいという願いに通じるものなのか? 隠すということは、知られると困るということだ。小生には、その願いを隠す理由として思い当たるものがない」

「ので、教えてもらえるとうれしい」

 先日、聞き切らぬまま去った時とは状況が違う。今のミズチは、チェルシーの立場を不明瞭なものにしたままにしておけなかった。
(-203) 2021/12/17(Fri) 17:44:56

【秘】 残氷 の エアハート → 残影の フランドル

 
「……"俺"より"私"の方が拘りもないのでアレですけどね。普通に考えて自分の血を吸われてウットリする相棒を初めて見て、大喜びする人はいると思います?いませんよね?普通は驚くでしょう?貴族の問題のせいで貴方、結論を性急に求めすぎなんですよ。

はー……何で私がこんな説明しないと何ですかね?もう貴方にその洗脳やら上書きやらで消されようとしてるのに。居場所がないのは私の方ですよ全く」

仮にも情事を始めようとしていた最中なのだが、半目のジト目になってペラペラと捲し立てる。それも、貴方が飲み込める人間だと理解しているからこの速度で述べている。

ハア、と溜息の後、男は肩口に爪を立てて自分で皮膚を破く。「ほら、」と、
新鮮な鮮血
が玉になり、徐々に流れ落ちて行くのを横目で見ている。

「私は"良い子"なので教えてあげますよ。優しくしても効果が薄いです。まあ愛の力とかは知らないですが、その場合は"俺"の方と、貴方が今抱えてる血の衝動の不安を話すべきですね。すれ違いまくりですけど。でも、無理でしょ?」

「──じゃあ、酔いきっちゃえば良いんですよ」


「貴方が本能のまま貪った後、それ自体が離れる人間だと思うなら……もうそんな人間の洗脳だって解く必要、ないでしょう?貴方を助けないし信じてくれないし何もくれない上に立ち去る。そんな奴いらないじゃないですか」

なら私を私として残していてくれてもいいですよね?そうしましょう?煽り囃し立てるようにそう言って。そして、この人格は貴方への恐れが見て取れない。少なくとも行為に没頭は出来るだろうし、貴方を犯したくらいだ。何も恐れない。

血は幾らでも流れ続ける。何を選ぶのも、貴方の自由だ。
(-204) 2021/12/17(Fri) 17:51:45
アイシャは、少しだけ怖いです。
(c53) 2021/12/17(Fri) 18:17:20

【人】 埃運び オーウェン

「……いつも通りとは言ったが。
 よく耳を澄ませりゃ静かだな、この酒場も」

変わらず、飲兵衛の野郎どもの笑い声や、依頼を物色する冒険者の相談は耳に届くのに。
いつの間にここまで寂れたんだか。

気配だけは感じるのに、その実みんなが内緒話。
これが……自分の望んだ景色だったっけな。
(37) 2021/12/17(Fri) 18:44:52

【秘】 大道芸人 チェルシー → 錆鉄御納戸 ミズチ

「おや、おや、おや……
 
おやおやおやおやおや、おやおやおやおやおや!

 ミズちゃん、何でしょう!チェルちゃんに……
 謂れもない嫌疑を掛けているのですかっ!?」

「困りましたね、困りました。
 チェルちゃんは、ただの一介の道化にございます!
 その言葉は真実ですともね!!!!」



「だからこそですとも!
 だからこそ……」
(-205) 2021/12/17(Fri) 18:46:26
オーウェンは、浴場に出かけた。依頼受ける気分にはなれん。
(a40) 2021/12/17(Fri) 18:47:50

【秘】 死にぞこないの スカリオーネ → 迷彩掃除屋 ノアベルト

「何もない。……お前は何か、あったようだな?」

予想していたよりずっと、身綺麗な姿。
そこで手首のそれはいやに目立つから、そんな言葉。

「何を考えているか、か。ははは。
 この街は変わらない、とそう考えている」

いびつに笑う。顔色を窺うごろつきは多く、
果ては部下ですらそんな風にする事もあるが、
目の前に居るお前がそれを聞くのか、と。
或いは、それを聞かせてしまうだけ変わっているのか。
……どうやら、答えは後者らしい。

「許せよ、今日……いや、今だけだ。
 それにしても殺したい、か。
 どうも、やはり主としては失格だったか」

懐を探り、葉巻を取り出す。
室外で吸うのには向いていないのだが、
今は煙が欲しいから。
先端をカットし、マッチを擦る。
この街の深い路地まで、潮風は追いかけてこない。
顔を逸らして一息、煙を吐き出した。

「悪いな、ノア。俺はまだ死ねんよ。まだ、な。だが、」

一度切って、また一口。煙の味を。
(-206) 2021/12/17(Fri) 18:49:22

【秘】 死にぞこないの スカリオーネ → 迷彩掃除屋 ノアベルト

「いつかその時が来たら、
 お前に殺されるのも悪くはないかもしれんな。
 ――その時は、お前に《骸狩り》になってもらうか」

煙を纏う。煙管ではない、ただの葉巻だ。
幾つも、幾つも煙を吐いて、その頃になって、
(-207) 2021/12/17(Fri) 18:50:00

【秘】 番犬 エドゥアルト → 埃運び オーウェン

「……ミズチから……?」

最近あまり酒場で見かけないような気がする。
何も心当たりがなさそうな面持ちで、配達されたものを受け取ると、中身を見て、少し考えるような間があったのち。

「おれが頼ったというよりは、彼の善意だが……
 そうだな。……感謝する」

本人には後程伝えるつもりだ。
だから、この礼は、配達に対するものだった。
(-208) 2021/12/17(Fri) 18:50:57

【秘】 骸狩り スカリオーネ → 迷彩掃除屋 ノアベルト

「……。まったく、やれやれだな。
 どうしようもない日だ、今日は」

やっといつものように、冷静な顔が少しずつ戻ってくる。
それからいつもの通り、手首の痕に塗れとでもいうように、
ポケットから出した傷薬を投げ渡す。
いつもの通り、煙を纏う、骸狩りの男がそこにいた。
(-209) 2021/12/17(Fri) 18:57:49

【秘】 大道芸人 チェルシー → 錆鉄御納戸 ミズチ

「──皆に笑っていてほしい。
 それだけの、一介の道化の願いでも、
 この都市では、簡単には通らないからなんだよ。」

「公にして、そして…… どうなる?
 隠さないでいて、その末路がどうなるか。
 君が、尋問官だったりしないなら、わかるんじゃないか。
 今までのみんなを見てきたなら、わかるんじゃないか。
 膨らんだ疑念に言葉が通じなければ、もしくはそれ以上の歪んだ感情を押し付けられれば。一体どうなるのか。」

「……悪夢って呼ばれもするものしか見せられないのは、謝罪するよ。この笛の効果はごく限定的なものだ。使い勝手のいいものじゃない。……一方的に聞かせて、夢を見せて、それだけ。
 本当なら僕も、もっと素敵で、救いになるような夢を見せたいさ。」
(-210) 2021/12/17(Fri) 19:03:12

【秘】 大道芸人 チェルシー → 錆鉄御納戸 ミズチ

「……というわけでして!
 チェルちゃんはみんなに笑っていて欲しいのですが〜、
 時々芸の内容がビミョーになることはあって、
 そこはお見逃し頂きたいのですね〜!!!!

 そう!改めてお答えしましょうとも、ミズちゃん。
 問いの答えの最後には、簡潔な纏めが必要ですからね!

 世界にもう少しだけ、笑顔を、
 ドン底に落ちている人達に、夢を、
 ほんの少しだけ、そんな願いを……
 抱えているだけにございます!この道化は!」
(-211) 2021/12/17(Fri) 19:05:26

【独】 羽無し妖精 アイシャ

「いずれ、この街からも離れることになるのです。
 だから、ちっとも怖くなんかないのです。


 …怖くなんか」
(-212) 2021/12/17(Fri) 19:17:00
アイシャは、やっぱり 気のせいだったかもしれません。
(c54) 2021/12/17(Fri) 19:17:21

【独】 迷彩掃除屋 ノアベルト

/*
言っていいことと悪いことがあるぞスカリオーネ様!

やべぇーーーーーーーーー
何も情報晒してないのがいけないけど
素直にこいつやべーし、かくごきまっとる。
はーーーーーーやめてくれよ。

ゆる、せ、許せだ!?

許せって言われたら許すに決まってんでしょうが馬鹿野郎ッ、エモい言葉を吐くんじゃねぇ!
(-213) 2021/12/17(Fri) 19:18:33

【独】 羽無し妖精 アイシャ

瓶の中には、ヘリオトロープの香水。
その香水が持つ意味は。
(-214) 2021/12/17(Fri) 19:19:45

【秘】 番犬 エドゥアルト → 迷彩掃除屋 ノアベルト

「主人。そうか貴方も──……しかし、仲がいい、か。
 ………。そう、思われるのは意外だ」

誰かの下につく生き方しか知らない故に
忠実に彼のことを考えて行動しているだけだった。
第三者からはそう感じるのか、と意外そうにした。

そして、続いた頼みにはすこし思考するような間。


「それは……一体、どんな騒動だ。
 ……犯人ではないと証言するのは簡単だが」

たしかに、エドゥアルトは政府側でも、反乱軍側でもない。
しかし、怪しまれはしないだろうか、と考えるのが苦手な
エドゥアルトにも、それくらいはわかった。
(-215) 2021/12/17(Fri) 19:20:51

【独】 羽無し妖精 アイシャ

例えクリティだったとしても。それで良いのです。
(-216) 2021/12/17(Fri) 19:22:30
アイシャは、少しだけ、信じてみます。
(c55) 2021/12/17(Fri) 19:22:57

【人】 番犬 エドゥアルト

「……………………」

エドゥアルトは、何度目かの御布令が張り出されているのを見ても、最近は興味が失せたみたいに、見向きもしなかった。
これまで何人か連れて行かれたが、何が変わったというのだろう。彼には理解できる頭がない。

エドゥアルトは、カウンター席に座っている。
酒場にいる時は端に突っ立って喧騒に耳を傾けているか
ここにいるかどちらかだ。
いつもみたいに何を食うのか悩んでいる様子もなく
ただ、ぼんやりとして静かにそこにいるだけだった。
(38) 2021/12/17(Fri) 20:11:55
エドゥアルトは、そのうちただ座ってるだけなら何か頼みな、と小言を言われた。
(a41) 2021/12/17(Fri) 20:12:55

エドゥアルトは、……………(悩む間)。
(a42) 2021/12/17(Fri) 20:13:18

【念】 番犬 エドゥアルト

「……それは、甘やかしているというより。
 当然のこと、なのだが………」

塩梅がわからない。
今まで誰かの為だけにしか生きていなかった故に。
貴方が恥ずかしがる理由も、鈍いのでよくはわからない。

「…………貴方は今までどんな生活を……?」
(!12) 2021/12/17(Fri) 20:18:33
アイシャは、なんとなくカウンターの花瓶に、スミレの花を挿しました。
(c56) 2021/12/17(Fri) 20:28:12

【独】 羽無し妖精 アイシャ

小さな幸せが訪れますように。
(-217) 2021/12/17(Fri) 20:34:08

【独】 大道芸人 チェルシー

オーウェンさん、なんかポルティさんっぽいな・・・・・・・・・
(-218) 2021/12/17(Fri) 20:35:54

【念】 番犬 エドゥアルト

「あぁ、」

「………………ありがとう」

後になって、自分の為だと言ったことにほんの少し申し訳ないような、落ち着かない気持ちになったけれど。安堵のように、小さく息を吐いた。
(!13) 2021/12/17(Fri) 20:51:02

【秘】 残影の フランドル → 残氷 の エアハート


「………うるっさ…」

がつん、額に走る衝撃と遅れて感じる痛みにやや呻いた後。
うるさいのはお前じゃん、みたいな顔をした。
確かに大人しくしてろとは言わなかったけどさ、
良い子にしてるって何だっけね。認識の相違を感じます。

「……あのさ〜
 "くらい"じゃないんだよ俺にとってはさぁ…
 お前には革命軍があっても俺にはお前しか居ないわけで、
 お前に否定されたら何もかもそこで終わりなの。わかる?」

なら我慢しろという話になりそうなものの、それは棚上げ。
だって餌付けしたのはお前じゃん。
たとえ反論されてももはやそう開き直るつもりしか無い。
血を与えた貴方と怯えを見せた貴方は異なるのだろうけど。

事ここに及んでは流石に見当も付いてきた。
今は異なる二つが揺らぎ鬩ぎ合っているから非常にやりづらい。
そしてそれらは必ずしも二つに一つなのだろうか。
決して共存し得ないものなのだろうか。
本当に?
(-219) 2021/12/17(Fri) 21:42:27

【秘】 残影の フランドル → 残氷 の エアハート


いいや、曲がりなりにも同じ人間から出づるものなら。

何も消えやしないだろう。

 俺がお前に望むのは俺以外のものに囚われない事だけ。
 今はあんたの存在を否定してるわけじゃないし、それに
 たとえそれで"あんた"が消えたとしても。

 あんたがあんただった事が消えて無くなるわけじゃない。
 あんたがこの街で過ごした時間が嘘になるわけじゃない。
 今となってはあんたという存在も、
 確かに"エアハート"という人間の一部だろう。

 仮にそれが"お前"にとってどんなに忌むべきものであっても。
 たとえこの血を抹消しても、この生まれだったからこそ
 俺がお前と出会えた事実が変わらないように。」

貴方の肩口に頬を擦り寄せ、掠れた声が静かに言い聞かす。

「あと、俺は別に同じ事をされてもああまでは怖気付かない。
 お前になら何をされても構わないし、
 "エアハート"が俺に危害を加える事は無いと知っている。
 まあ"あんた"がどうかはどうにも測りかねる節があるが…」

これは単に人格的に、というよりは命令の強度に懸念点がある。

結局の所。
殆ど強姦じみて手酷く抱かれても口答えをするだけで、
拘束の上とはいえ抵抗らしい抵抗はしなかったのがこの男だ。
何かこう、変なのかもしれない。情緒とか感性が。
(-220) 2021/12/17(Fri) 21:44:09

【秘】 残影の フランドル → 残氷 の エアハート


もう一度、与えられた血を種の本能のままに啜って。
貴方の肩、或いは首を単なる甘噛みとして柔く一噛みした後。

「…『お望み通りに』«What You Will»。
 元はと言えばそっちが煽ったんだ。
 泣いて懇願してもいいが、俺に聞き入れてやる義理は無い。

 たとえ"お前"が怖がっても、その時は
 いっそ恐怖心も何もわからなくなるまで。
 目一杯溺れさせてやればいいわけだ」

「そうだろう、ハーディ?」

貴方を見下ろす笑みは捕食者のもの。

すっかり中断されていた愛撫が再開される。
再度下腹部へ伸びた指は前を通り過ぎて後孔へ。
手付きは依然甘ったるいほどに優しいまま、
けれど快楽を逃がす事は許さない。
気が済むまで執拗に、勝手知ったる貴方の身体を暴き立てる。
(-221) 2021/12/17(Fri) 21:47:04

【独】 残影の フランドル

/*
スーッ(エアハート吸引)
(-222) 2021/12/17(Fri) 21:52:38

【秘】 灯屋 レイ → 迷彩掃除屋 ノアベルト

「―――」

これは墓守であった。これは灯屋になった。
そして、冒険者でもある。
他からどのような評価を受けようと、“猿退治”が出来る程度には汚れ仕事もやっている。

「それぐらいならお安い御用です。
貴方達ならば、減らすべき頭がどれかはわかっている事でしょう。
革命軍側も……私の知り合いに、このような馬鹿な真似をするような輩はいません」

洗脳だなんだと、きな臭い話も出ている。
今後を思うなら早めにご退場願った方がいい。

「……共犯者を望むなら、こちらからひとつお願いをしても?
数に入っているかもしれませんが、政府側にいる半妖精の羽根を欲した者。もしくはそれに融通した者。
その始末を」

それを野放しにする方が余程、気分のいい話ではない。
灯屋は貴方達に協力するだろう。
(-223) 2021/12/17(Fri) 21:57:05
レイは、お願いを断られても共犯者になるだろう。
(a43) 2021/12/17(Fri) 21:58:40

【独】 番犬 エドゥアルト

エドゥアルトの前の主は趣味で魔術を嗜むような金持ちの"魔術師"だった。
親とも引き離されてしまい、路頭に迷った下層の民のこどもが
そのひとに拾われたのは、救われたといってもおかしくなかった。
魔術の実験とやらに使われるためだとしても。

"主人の忠実な奴隷"として見えない首輪を付けられ
思考も行動も全て主人の思いのままだった。
善悪を判断する思考さえ育っていなかった少年にはそれは洗脳に近かった。

しかしある日その支配は解かれることとなる。
自らの手によって。主人を撃ち殺したからだ。

──主人を恨んでいた? 
──自由になりたかった?
──主人の忠実な奴隷だったのだから、言葉通りのことをしただけだ。

『この武器は血を浴びれば浴びるほど"力"を集められる。
 お前は魔術の才能だけはからしきないからな。画期的だろう』

魔術師はエドゥアルトに、生みの親を殺させた。

『絆があるほど──おまえが"家族"のように慕う者ほどいいんだ!』

そう言って。けれど、少年にとって家族だったのはその魔術師だった。

それだけのことだった。
(-224) 2021/12/17(Fri) 22:20:27

【秘】 灯屋 レイ → 埃運び オーウェン

「とても頼もしい、協力者ですよ。
……彼は貴方の事も案じています。
もし貴方と喧嘩したら、彼が悲しむでしょう?」

悲しむ顔は見たくないでしょう?なんて言って肩を竦める。

「おやおや。難問の上に引っ掛け問題ときましたか。
―――それにしても、嫌いな街に住み続けるというのも、酔狂なもので」

カンテラを指で叩きながら貴方の話を聞く。
鋭くなった貴方の目を、細めた目で見つめる。

「冒険者?」

この灯屋はヨルムガンドから離れた事がない。
他の街での扱いを知らない。比較対象はない。
暫し考え、口を開く。

「良いとは、言えないでしょうね。
どれだけ力を持とうと役に立とうと、市民にとって騎士や衛兵でもない冒険者は路地裏のゴロツキと大差ないのでしょう」

貴方はどう考えているのですかと、問いを返す。
(-225) 2021/12/17(Fri) 22:26:05

【秘】 灯屋 レイ → 羽無し妖精 アイシャ

「限りがあるからこその良さがあるとはいえ、この稼業は毎日世話できるとも限りませんからね。
知っていれば、今度押し花の作り方も教えていただけますか?」

折角なので、とまだ瑞々しいラベンダーを指す。
たまには私物を増やすのも、いいだろう。

「―――」
「……そんな事は、ないですよ。
お礼をされるような事なんて、なにも」

少しの間の後、出たのはそんな言葉。
"不信感" "期待"
どこか見透かされてるようにもなった花言葉。
そのような『思慮』を貴女はしないと、知っていたのに。
知っていたのに、これは御布令を見てもただ傍観していたのだ。

「……それは?」

瓶を見つめて、問う。これは、なんの花の香りだっただろう。
(-226) 2021/12/17(Fri) 22:56:01

【秘】 羽無し妖精 アイシャ → 灯屋 レイ

「勿論なのです。遠方のご家族へのお手紙に押し花を同封される方も少なからずいらっしゃるので、勉強してあるのですよ」

近いうちに作り方をメモしてお渡しするのです、と少女はとても嬉しそうに微笑むことでしょう。

「いえ、いえ。貴方がそうじゃないと思っていても、私は」

彼女自身、自らに出された御布令に関心を示さなかったのです。貴方のそれを咎めることなどでましょうか。
少女は平等に誰でも心配し、誰にでも期待をしていた。
この街に馴染んでからは、そうするようにしていたのです。

「これは、香水というのです。
 身に着けて使うもので、匂い消しにも使えるのですよ。
 もちろん、これもお花を使っていて―――」

一つ花籠の敷紙を手に取り、端に一度吹きかけます。
ふわりと、バニラのような甘い香りが漂うことでしょう。

「これは、
ヘリオトロープのお花
―――なのです」
(-227) 2021/12/17(Fri) 23:16:20
アイシャは、    でしょうか。それとも。
(c57) 2021/12/17(Fri) 23:23:37

【念】 灯屋 レイ

「……」
「では、私も当然のようにガルムの意向を聞いて、おいしいものを食べてもらって、貴方の無事を祈ります」

もうやっている?細かい事は気にしないでいい。

「どんな、と言われると……修業していた時期が、長かったですかね。
先代の墓守に拾われて以降、墓守の仕事を叩き込まれる傍ら生きていく上で必要な事を教わりました。
全部無くなってからは、それらを活かして今に至ります。
……わかりやすく甘やかされた事はありませんが、それなりに大事にされていたとは思います」

これは路地裏で生まれ、拾われ、名を与えられて墓場で育った。
―――結局、期待に応える事も恩に報いる事もできなかったけれども。

「……ガルムは、」

貴方はどんな生活を送ってきたのだろう?
ロクな環境でなかった事は察している。
だから、踏み込んでいいものかこれは未だに測りかねている。
……聞けば、貴方は恐らく。どう感じていたとしても話してくれそうだから。
(!14) 2021/12/17(Fri) 23:46:01
レイは、番犬の頭を撫でるでしょう。そうしたいと思いました。よしよしよしよし。
(a44) 2021/12/17(Fri) 23:48:38

【秘】 百識眼 の シュゼット → 錆鉄御納戸 ミズチ

貴方の声が聴こえる。
彼のような者は刃の下に心を隠すという、声は聴こえども姿が視えず、いつも通りの声色の裏に、気取られたく無い何かがあるのだろう。

女は先日の様に驚いてみせることもなく、路地裏の石壁に背を預けて四角く切り取られた空を見上げた。

「そいつぁ突飛もねぇハナシでさぁな。
 が、そうさなぁ・・・

 そのもし、の通りで、大旦那がしくじるかハメるかであっしにお縄が向かずによ、掛からず仕舞いってぇ沙汰になるんなら、そりゃああっしにかまけてる場合じゃあねぇって時だろうよ。

 しっかしよぉ?そいつぁ難しいってもんだろう?
 革命派があったまって街中巻き込む蜂起でもしやがって、御上が火消しにてんてこ舞いでもならねぇとなぁ。
 そいつぁそいつで商売あがったりで御免蒙りてぇってなもんでさぁ」

あの豪商は表の店を欲しがっている、貴方の仮定の通りに大旦那が両派に通じているとしたら、女はいずれ潰されるであろう。この制度が生きている限り。
(-228) 2021/12/17(Fri) 23:56:54

【秘】 残氷 の エアハート → 残影の フランドル

 
「わかりませんね。否定されてもあの程度言いくるめるなり身体で懐柔なりすればいい。そんなに大切ならね?

そもあれやってる最中に「嫌っ」って言ったら本気に取って心配されたノリですよ。だから下手くそって言ったんです」

この思考だ。だからのちに貴方が出した結論には大層満足そうな、少し腹立たしい笑顔を見せる事だろう。

「確かに半年間、この身体で生きていたのは"私"です。勿論、完全に別ではない同じエアハートですから、貴方の言う通りなのでしょう。

それでも、私に取っては役目の終わりは死と変わりません。私の生きた半年も、気付けばみんな"貴方と20数年生きたエアハートだった"に塗り代わる──そう言う感覚になるのでしょう。ああ、覚えているとかいいですから。気休めは結構です。最初からこうなる定めと理解してあり続けていました。

だから、先ほど貴方に消されると恨み言は吐きましたが、本当はそれでいいんですよ。それが、カエルの王子様がキスをされて人に戻るように、当たり前の本来のあるがままの結末です」

言い終えて、頬をすり寄せてくる貴方の頭を穏やかに撫でる。革命軍のために作られた、ベースは本来のまま「静」を付与し倫理観を一部破壊された人格。

けれど、感情がないわけではないのだから、こうして撫でる姿が何処か憧憬と、何かに焦がれる微笑みが生まれるのだって、おかしくはないのだ。 ▽
(-229) 2021/12/17(Fri) 23:57:32

【秘】 残影の フランドル → 羽無し妖精 アイシャ

 
「──白羽の矢が立つ、か。
 いいや、違うな。
それは君達を指すものだ。

 不特定多数の中から選ばれた罪なき犠牲者を指すものだ。
 つまり、この"蝙蝠"が裁かれる事を指すには不適切だ。」

ゆっくりと、椅子へと着いた貴方と向き合って。
役者騙りは、淀みなくただ事実を告げる。
この街の裏で動く者達を、たとえ貴方が知らずとも。
貴方達と違い、尋問を受けるに足る理由がある事は明らかだ。

「何れはこの騒ぎも沈静化するだろう。けれどそれも一時の事。
 きっとまた、同じ事が繰り返される事になる。
 政府にとって都合の悪いものが全て根絶されるか、
 或いは、革命が成るまで。」

「君が、君達が傷付いて欲しくないと願うものを巻き込んで。
 この街«ヨルムガルド»が黄昏に潰えるまで、幾度でも。
 …そうだとしたら、君はどうする?」

なんて、これもきっと意地悪な問い掛けだ。

この街は、この世界は、一朝一夕に変わりはしない。
誰にだって、全てを劇的に変えてしまえはしない。
一人の人が変える事ができるのは、せいぜい手の届く範囲だけ。

役者騙りの内通者、よそ者の"卑怯な蝙蝠"は知っている。
きっとこの街の誰しもが、
自分の手の届く限りを変えようと藻掻いているという事を。
(-230) 2021/12/18(Sat) 0:00:44

【秘】 残氷 の エアハート → 残影の フランドル

 
「っふぁ、…は、は。
そう、捕食者になっちゃ、んっ、 開き直っ、てっ、ぅあ」

撒き餌のように傷つけた肌に噛み付かれるだけで背筋に甘い痺れが走る。痛いはずなのに気持ちいい、きもちいいのは、役目も使命も少しだけ忘れられて、好きだった。だからこの男はするのも、されるのも、積極的であり続けた。

「ぁ、あ、あ、でもこれ、勝 て、に反応、ぅあ」

指を入れられた時にお返しに耳朶に甘噛みを返して、舌をざりざり耳の中を犯したりしていたが、元々触れ合っていた相手となるとこんなになのか、或いはこれがフランドルに向ける感情によるものか、わからない。

わからなくても、執拗な責め立てに、生理的な涙と同じ様にあらゆる場所は容易に喜びのように滴を溢れさせる。まだ指しか入れてないと言うのに、時折耐えられないとばかりに身じろぎをして、貴方の首筋に無理やりぐりぐりと快楽を少しでも分散させる様に顔を押し付けた。慣らす必要もない程ぐずぐずに溶けるのも、あっという間だった。
(-231) 2021/12/18(Sat) 0:01:54

【秘】 灯屋 レイ → 羽無し妖精 アイシャ

きっと、ラベンダーの淡い紫が残っている間に。灯屋は貴女に教えてもらった通りに押し花を作る。
そしてそれを見る度に、一滴の苦さと柔らかな気持ちと感じるようになるのでしょう。

「ヘリオトロープ」

これは花に詳しい方ではない。
けれど、酒場の中で花を売る貴女を見て、声を聞いて。
名を覚えたものはいくつかある。
―――確か、ラベンダーのような。
この少女の瞳と同じ、紫の花だったはずだ。

「こちらも、いい香りですね」

……花言葉は、なんと言っていただろう?
(-232) 2021/12/18(Sat) 0:15:57

【秘】 羽無し妖精 アイシャ → 灯屋 レイ

暫くはラベンダーも閉じられた本の中に。7日ほど経った朝には、綺麗な押し花ができていることでしょう。
それは栞、もしくは小物のアクセントになるのでしょうか。
使い道を聞くのもまた楽しみで。

「はい。ヘリオトロープは、太陽の方を向いて花を咲かせることからその名がつけられたのですけれど、
 水の精クリティが、思い人であるアポロンの好きな人を生き埋めにしてしまうのですが…それを後悔し、アポロンを想いながら姿が花に変わってしまったのです。
 それが、「献身的な愛」の意味を持つ ヘリオトロープのお花なのですよ」

何となく、話しながら目線がテーブルに向かい 瓶を見つめるような形になりました。
その花が
恋の花
と呼ばれていることは、ついぞ口にできないまま。
(-233) 2021/12/18(Sat) 0:47:59

【独】 番犬 エドゥアルト

エドゥアルトは結局──ポンデケージョfoodを注文した。
(-234) 2021/12/18(Sat) 0:54:10

【墓】 羽無し妖精 アイシャ

そういえば、羽のない今なら 気兼ねなくお風呂に入れるのでは?
でも傷が痛むかもしれないのです。

アイシャはちょっと悩んでいます。
(+30) 2021/12/18(Sat) 1:01:23

【秘】 死霊術師 ペトルーシャ → 錆鉄御納戸 ミズチ

「……むしろ、ちょうどよかったわ。
 私の中にある、この街に対する未練や郷愁を清算するには……」

ふ、と吐き捨てるように冷たく言い放った。
かつては仄かな暖かさもあったのかもしれないが、今は。

「よかったわね、銀貨7枚に相応する時間だったのなら」

ふらりと体勢を崩しながら立ち上がる姿を見やり。

少し目を細めた、興味深そうに、どこか憐れむように。

何か手を貸すことができれば、その言葉を聞けば。
(-235) 2021/12/18(Sat) 1:07:05

【秘】 死霊術師 ペトルーシャ → 錆鉄御納戸 ミズチ

「……そう、ね。
 ならひとつ、頼み事を引き受けてくれないかしら」


「これからしばらく政府の衛兵たちを撹乱して欲しい。
 あなたなら簡単に捕まることもないでしょうし。

 銀貨5枚、そのまま返すわ」
(-236) 2021/12/18(Sat) 1:09:53

【秘】 死霊術師 ペトルーシャ → 迷彩掃除屋 ノアベルト

「……ええ、もちろん。
 知っているわ、私がやったことだもの、それって」


「対処法も知っているわ、私がやったことだもの」
(-237) 2021/12/18(Sat) 1:30:53

【秘】 死霊術師 ペトルーシャ → 迷彩掃除屋 ノアベルト

「……で、どうしてあなたは、そうしたいと思うのかしら?


 彼が背負わなければならないと思っているのなら、
 私から見れば、何も解く必要は感じられないわ……」 


「それがあなたの望みだと言うのなら」
(-238) 2021/12/18(Sat) 1:32:26

【秘】 死霊術師 ペトルーシャ → 迷彩掃除屋 ノアベルト

「……あなたは何を払えるの? どこまで払えるの?


 示してくれないかしら。
 あなたがどれだけの価値を、意思を、狂気を。
 自分の望みのため……彼のために差し出せるのか。


 私は、それが依頼ならば、どう思っていようが遂行するわ」
(-239) 2021/12/18(Sat) 1:38:03

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 灯屋 レイ

「妖精の……羽? ……へえ。なるほど、いいですよ。
 少々探りを入れなければいけませんが
 ……まとめて始末すればいいでしょう。
 ああ、ついでに」

ぽん、と渡すのは
例の首輪。

発信機がついているらしいが、何故か外せている。
そして持ってきた
人の頭ほど大きな箱


「後で取りに来ますから、持っておいてください。
 レイが快く引き受けてくれてよかったです」
(-240) 2021/12/18(Sat) 1:38:24
ノアベルトは、その日ミズチの首を取った。
(c58) 2021/12/18(Sat) 1:40:58

ノアベルトは、その日、頭が入るぐらいの箱をレイに渡した。
(c59) 2021/12/18(Sat) 1:41:53

【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 大道芸人 チェルシー

「先にお前が述べた願いは真であり、内密にする理由は用いている手段とこの街の現状を見ての可能性との関係からだと」

「そうか 

「それは、良かった 

「…申し訳ない、ひどく穿った物言いをした。小生は、聞いたことしか知れない。斯様に詳らかにこちらの思想推測疑問等々を述べねば、小生の求む返答はないと感じたのだ」

「仮に小生とお前との立場がかわったとして、差し迫った理由があると思わなければ小生は内に秘めることを明らかにさせぬ故」

 ふ、と息を吐く音がした。

「小生は、お前に言葉が通じることを期待して参上した。その通りであって、うれしく思う。ありがとうチェルシー」

「チェルシーの技術も志も、それは素晴らしいものだ。お前が、お前の望みを為せるよう在れることを、小生も望んでいる」

 ミズチの目的は達された。あなた側から何もなければ、ミズチはこのまま退去するだろう。
(-241) 2021/12/18(Sat) 1:48:05

【独】 番犬 エドゥアルト

そこ何しとんの? こわいよ〜〜〜♪♪♪
こわいよ〜♪♪ っていうかおれみじゅちに
お礼を言いに行きたいんだけど行っていいか迷うよ〜♪
(-242) 2021/12/18(Sat) 1:50:08

【念】 番犬 エドゥアルト

「…………………………。
 貴方がそうしたいのなら、構わないが……」

その言葉に嘘はないが、
与えただけ返ってくることが、まだ慣れなかった。
貴方の今までの生活の話を静かに聞く。
……本来なら、余計なことを聞くべきではないという考えを持っているが、なにか気の迷いでも、起こしたのだろう。

「……そうか。貴方がおれにやさしいのは
 ……大事にされていたから、なのだろうか」
(!15) 2021/12/18(Sat) 2:01:31

【念】 番犬 エドゥアルト

「…………」

「……おれが今までどう生きてきたか、貴方は知りたいか?」

察しの悪い番犬にも、なんとなく貴方の考えがわかった。
貴方の思う通り、己がどう感じていても話すことができる。
……きっと、喜劇にも悲劇にもならない
この街ではさほど珍しくないであろう、つまらない話だ。
(!16) 2021/12/18(Sat) 2:03:52
エドゥアルトは、何故か最近よく撫でられるな……、と思っている。
(a45) 2021/12/18(Sat) 2:06:04

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 錆鉄御納戸 ミズチ

「……不安な事があればといったのに。
 気になるのはあたくしのことですか?」

「わかってんですよ、そんなこと。
 はあぁあ、全く……!
 あの花をもらわなくて本当に良かったです!」

「ここ数日であなたのことはともかく、
 旦那のことですら信用できていないことが浮き彫りになっただけでしたし」

「本当に、……無駄な杞憂に終わりそうです」

ため息をついて。帽子を整える。

「さあ、色々準備できたら、その首の、それ。
 外しちゃいましょうね、一度諸々の片付けをしたら再び集合です」

一度まともに見てみたかったんですよ、と首を取る提案をする。
はじめから案に入れていたことだ、あなたは受け入れてくれるだろう。もっとも首輪があっては邪魔なのだ。
自分はもとから外されていたが。
(-243) 2021/12/18(Sat) 2:13:46

【人】 番犬 エドゥアルト

「…………ミズチは最近みかけていないか?
 すこし、用があるのだが──大した用じゃない
 一言、礼を……そうか…………」

しばし煙の魔女と話しながら、エドゥアルトは
誰かさんの助言なんかを思い出して、悩みに悩んで、注文されたチーズパンと──最近肉ばかり食べているのでついでに頼んだ──サラダを平らげた。
(39) 2021/12/18(Sat) 2:18:42
エドゥアルトは、カウンター席に置かれた花を、ほんの少しのあいだ見つめていた。
(a46) 2021/12/18(Sat) 2:19:24

【独】 番犬 エドゥアルト

明日おわるんだよな・・・・・これ・・・・・・?
(-244) 2021/12/18(Sat) 2:22:55

【独】 番犬 エドゥアルト

早く全裸になりたい!!!!
早く全裸に!!!!!!!!

でも同時にこのまま潜んでいたい願望もある!!
(-245) 2021/12/18(Sat) 2:23:57

【秘】 埃運び オーウェン → 灯屋 レイ


「冒険者ってのは……
 こんなゴミを混ぜ返して仕事をしゃぶるような職じゃない。
 怪物の蟹や小鬼をシバき倒したりするそれはまだそれらしく≠ったが。

 そもそも荒くれやゴロツキをどつくのって、なあ。それこそ政府の役目じゃないのか?」

反面、ヨルムガンドから外をずっと飛び回り、
様々な街の様相を見てきた配達屋は、
理想を。黄金に囚われない夢を知っている。

知ってしまって、この都市に重ね合わせてしまった。

「いいんだ。正当に依頼として任されてんなら、そりゃ冒険者の飯種だ。奪われるようなもんでもない。

 たださ……この都市は。上は黄金ばかり弄んで、腐敗した暗部をほったらかし俺らを顎でコキ使って。かといって下は俺らを羨んで、生活に苦しみ何か厄介事を起こしてそのしわ寄せを冒険者らに寄越す。
 そのくせ大体が感謝の言葉一つも言っちゃあくれない」

嘆息をして、その、
それなりに隠してきた理由を言い放つ。

「一番惨めで、蔑ろにされてんのは、酒場で屯してる冒険者じゃねえか」
(-246) 2021/12/18(Sat) 2:26:16

【独】 番犬 エドゥアルト

全く予想できてないPL予想置いとくか。

スカリオーネ:ロール対面したことない人かも♪
オーウェン:あどさんなの?♪
エドゥアルト:童貞♪
ノアベルト:とーみんさんか?♪
チェルシー:だれやねん♪
エアハート:だれやねん♪
レイ:しゃみさん♪
シュゼット:だれやねん♪
アンゼリカ:だれやねん♪
ミズチ:睦月さんなのだ♪
フランドル:だれやねん♪
ペトルーシャ:たぶんボブさん♪
アイシャ:音水さん♪

見学のお二方はアオヤギさんとじっぷさんなのかな…?
(-247) 2021/12/18(Sat) 2:31:19

【秘】 残影の フランドル → 残氷 の エアハート

耳朶に掛かる吐息に、這わされる舌の、その濡れた感触に。
ぞくりと背筋を震わせ、それでも指が動きを止める事は無い。
貴方が甘えるように首筋に顔を埋めれば、
きっと"役者騙り"らしく上品な香水の匂いがしただろう。

そうして貴方を暫く苛んだ後、指はずるりと引き抜かれて。
ベルトだの何だの金具の立てる僅かな音、
取り払われたものがベッド脇へと追い遣られた気配の後。

「カエルのままの王子を愛するのも自由だろう」

低く囁いて、勃ち上がった自身を貴方の後孔に宛てがって。
そのままずぶずぶと熱く蕩けた胎内に押し入った。

「んん、……俺としては、一つでも
 愛せる"エアハート"が減るのは…いや、そもそも役目とか
 俺が必要としてるからじゃだめなのか?だめか…?」

ある程度分け入れば熱い息を漏らし、一度動きを止めて。
切れ切れに零すのはムードもへったくれもない思考のだだ流し。

「だめか?」

ちょっと揺すった。

つまるところ。
貴方も"エアハート"の一部であるならば捨てる気は無いし。
仮に役目の終わりが凡そ死と同義であるのなら、
自分がある意味貴方にそうしているように、貴方も自分に存在意義を依存すればいい。
強欲で傲慢で暴論もいい所、そんな思考だ。
(-248) 2021/12/18(Sat) 3:36:24

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 番犬 エドゥアルト

「? はて。
 あなたも情が薄いですね、ミズチとはまた違う方向で。
 こういう方が役に立つといわれてしまうのですが、なんとも複雑です」


レイの名前でこの反応とは、筋金入りの傭兵なのだろう。
彼の身分についても聞きたいところだが……今度になってしまいそうだ。

「騒動というのは、言ってしまえば政府と反乱軍の人間をある程度殺しに行きます。
 この政策に関わっている方々を始末するので、相応に騒ぎになるかもしれませんが……彼らも不始末はもみ消すでしょう。
 バレるつもりはありません、すべては念の為です。
 ……手伝ってもらえたらとも思いますがあまり負担はかけたくありませんし。正直、私情だらけで動いていますのでこれ以上巻き込めないかなと」
(-250) 2021/12/18(Sat) 3:43:01

【独】 残影の フランドル

/*
文章の温度差が変。変よ。
どうしてこうなるんやろうなあ(他人事)
(-249) 2021/12/18(Sat) 3:43:16

【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 百識眼 の シュゼット

「成程」

「組織の上層部の一角を担うものを失くした際に起こる、それ以外の者への影響の懸念よりも、そちらが先に挙がるのだな」

「……そうすると、だ」

「大旦那の革命派との関与が明らかにされ、
 シュシュさんの関与は証明されず、
 政府がその正否如何を追究する暇のない程度に多忙になる。
 革命派には沙汰が下り、制度は取り下げられ、
 そして、街自体に大きな被害は出ていない状態である」

「──理想形はこういったところか。何某かなく起こり得ず、
 何某かがあったとしても、起こすことは容易ではない」
 
 

「ないが、起こる可能性が欠片もない事象でもない」
 
 

「そうした話であるな。
 答えてくれてありがとうシュシュさん」

 ふ、と息を吐く音がした。
(-251) 2021/12/18(Sat) 3:53:58

【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 百識眼 の シュゼット

「小生が最も近くに
 シュシュさんから受けていた依頼は潮晶石の採取であり、
 煙の魔女から受けた珠響玉の採取依頼で
 藍海洞の深くへ赴く前の準備に店に立ち寄った際に、
 そちらへ向かうのならついでにと頼まれたのだったな」

 潮晶石は宝石の一種だ。
 あなたがそうしたついでの依頼をし、品物を納められていた事実はある。
 

「小生が此度シュシュさんのもとへ参上したのも、ついでの用事と言えばそうだ。最優先ではない為、期待はしないでほしい。ただ、何もしなかった時以上の不利益を被らせることはない」
 
 

「そういうことになる」
 
 

 有無を言わせぬ形の発言は、質問を受ける気を感じさせなかった。
 が、すぐには気配はなくならない。訂正する箇所があれば受けるのだろう。
 何もないようなら、ミズチはこのまま退去する。
(-252) 2021/12/18(Sat) 3:59:39

【独】 錆鉄御納戸 ミズチ

/* >>39
 あ〜届けられてる〜〜〜オーウェンありがと〜〜〜〜〜〜〜
 エドゥアルトもね〜〜〜〜〜また今度ね〜〜〜〜〜〜〜
(-253) 2021/12/18(Sat) 4:02:14

【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 吟遊詩人 フェリックス

──太陽が正中するよりも前の、どこかの時間。


「フェリックス。頼みたいことがある」

 通常の声よりも広がりのない音があなたの耳に届いた。
 この声は指向性を持っており、音を伝えたい対象以外に
 ミズチの発言を聞かれるリスクを大きく下げるものだった。


 声のみで姿は見えないが、ミズチの居る方向は見当付けられるだろう。ミズチが政府に連れて行かれたとの噂を聞いているやもしれないが、声色は普段と遜色ない。
それでも、姿を見せないこと自体は珍しかった。

「スチュアート商会のここ暫くの珠響玉の発注に、シュラール商店が関わっていた痕跡をすべて消したい。小生も勿論働きかけるが、小生ひとりでは抜けが出るやもしれない。失敗も出来ず、確認の時間も足りないのだ」

「報酬や担保はすぐに用意できない。
 無保証で申し訳ないが、受けてもらえるととても助かる」

「どうだろうか」
 
(-254) 2021/12/18(Sat) 4:47:15

【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 吟遊詩人 フェリックス

/*
・スチュアート商会
 この街のトップシェアを誇る豪商。トップのスチュアート氏はこのあたりの商人組合のコアメンバーで、商人たちには大旦那と呼ばれている。威張った態度の政府を面白く思っていない。
 シュラール商店を潰して自分のものに出来ないかな〜って思っていそう。

・珠響玉(たまゆらだま)
 加工すると術者の思念を遠隔で受け取ることができるようになる魔石。簡単な術式で加工が可能で、組織内部での情報伝達用の道具に使われるのが主だが、ロマンチックな若者たちがペアリングに使用することもある程度には手が出し易い品である。

【ここまでのあらすじ】
 政府から監視用の首輪腕輪の発注を受けたスチュアート氏が、革命派側から細工(世界観:吊られた/襲撃された対象の扱いの項のあれ)を依頼され、その細工に使われた素材が珠響玉。
 スチュアート氏は珠響玉の原石の発注をシュラール商店にしており、実際の採取をシュゼットから受け、原石を納品していたのはミズチ。このままだとスチュアート氏が自身の革命派との関与をシュゼットに押し付けて甘い汁だけすすりそう〜〜〜〜〜

 ミズチはこれから色々やらかす予定なので、シュシュさんの迷惑にならないようにしたいな〜ってしているぞ!
(-256) 2021/12/18(Sat) 4:48:40

【独】 錆鉄御納戸 ミズチ

/* >>フェリックス秘話
 間に挟めねぇなって思ったけど多いな補足。お世話かけます!!!!!!
(-255) 2021/12/18(Sat) 4:52:41

【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 死霊術師 ペトルーシャ

 未練に郷愁。それらを感じる程の出来事が過去にあったことを示す言葉。目の前の彼女の、少なくない部分を占める、思い出があることの証左。

「そうか。それは、……丁度良かったな」

 何かを言おうとして結局、形に出来ずただ同意することになった。ミズチはそうした、人の思い出を、そこから生じる想いを、常々羨ましく思っている。
 己は落としてきてしまった、時の積み重ねがそこにあるのだ。

「……。頼み事は、概ね受けられるとは小生も思うが」

 銀貨を持った手を少し彷徨わせる。

「攪乱とはどういった方向のものだろう? 単純な情報操作か、その他か。求める規模や期間はどの程度のものか」
(-257) 2021/12/18(Sat) 5:39:54

【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 迷彩掃除屋 ノアベルト

「小生は、お前がローダンセを持っても良いと思うがな」

「お前は道を真っすぐ歩かないだけで、
 向かう場所を変えているわけではない」

 おくれば受け取ってくれるのだろうか。そうしたことを深く考えるのは、花を買いに行く暇が出来たらにすることにした。


 目の前のことに思考を戻す。首を取ることはミズチも考えていた。ミズチはこの装置についていくらかのことは知っているが、詳細に把握できているわけではない。元々外す算段が整えられていたらしいノアベルトのものと違い、外したことを感知される仕組みがないとも限らない。

 特に言われなければ宿の部屋にでも転がしておくつもりだったが、ミズチの頭はこうしてあなたに渡されることになる。

 知覚や発声諸々の機能はどうなるの? 頭がない時はない時で切り替えが利くんだってさ。見えないパスがあるので遠隔操作も可能だが、動かす必要もそうないだろう。接続の維持は最低限にされた。


「それではまた」

 別れの挨拶は、普段よりも低い位置から聞こえたのだった。
(-258) 2021/12/18(Sat) 6:29:56
ミズチは、煙の魔女と取引をした。ついでに、己が探されていたことも聞いた。
(c60) 2021/12/18(Sat) 6:46:59

ミズチは、姿を見せるのは、まだもう少し先。
(c61) 2021/12/18(Sat) 6:47:03

アイシャは、温かいスープを頂いています。
(c62) 2021/12/18(Sat) 8:42:21

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 骸狩り スカリオーネ

「これは……犬に噛まれたんです。
 本当に何もされていませんね?
 変わってしまっても、変えませんよ。
 あなたが望むのなら考えますが……
 寂しくなっただけとか言いませんよね、ああ気が狂いそうです」

腕を忌々しげに眺めながら、表情を隠しきれないことに舌打ちをしかける。
正面に立ち話すような対話はここまで苦手だっただろうか、また一度息を吸った。
慣れ親しんだ紫煙が胸に入り込んできて、香りが混ざる。

男が目の前の彼を主人と決めたときから、
考えてきたのは、その別れの瞬間だった。

「そんなこと言うのは、主らしくないですよ。
 変わったんじゃくて、変になっているんです」

信用していないのは私だ。
変わらないことを望んで、
変わってしまうんじゃないかって。
裏切られる前に裏切りたくて、期待はずれを願っていた。

最高の形でその期待はずれは期待通りに起こらないのだが。

「失格……? 馬鹿げたことを」

失いたくないから手にかけたくてしかたない不信の感情。
ふさわしくあり続けて欲しいとと願っている盲信と慕情。

「そんな日、来るわけないです。
 あなたは変わらないんですから」
(-259) 2021/12/18(Sat) 12:51:13

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 骸狩り スカリオーネ



「……二度と言いません」

あなたの数多にいる部隊にだって、
ミズチにだって、路地裏のごろつきにも、
傾国の美人だって、渡らせない。

ナイフを取り出して、スカリオーネの首に刃を添える。

貴方が許せと言わなければ、その後調子を戻さなければ、
そのまま貫こうとして反撃でも食らったのかもしれない。


「殺したいほどあなたを好いているんです
 初めてあったときからずっと!
 あなたが害されるようなことがあれば、
 その人を殺してから、あなたを殺します」

「主が望まない"あなたの姿"を晒し続けるぐらいなら
 あなたを殺して私も死にますから
 せいぜい好きなように長生きするんですね!」
(-260) 2021/12/18(Sat) 12:55:44

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 骸狩り スカリオーネ

 

刃を構えた手を引き、離れる。
傷薬をもらえば少し悩んだあとそれをポケットにしまった。
今よりも使いどころがあるタイミングがこの後にあることを知っているからだ。

一歩下がれば、ここから離れるつもりなのか一瞬渋った表情をしてから帽子を外した。
これは、仕事に行きたくない人間だ。


「でも―――たまには、いいことがあった日ぐらいは。
 潰れるまで飲むのに付き合ってほしいです。
 今晩でもどうでしょう、私が仕事を終えたあと……

 きっと、主にはいいことが起きていますから」


風を受けて、煙の香りが流される。
上着の留め具が外れかけているのを見れば
引きちぎり、また一つ自分の痕跡が残る可能性を排除した


情けない姿は嫌いですが、
信頼の証が見えるのは嫌な気分ではないのが私の難儀な性格なんです。

そして、これ以上はあなたが信じる私達の実力を疑いません。
今日のお別れの挨拶はこの程度でいいでしょう、やはり顔が見れないと気分が上がりませんから。
(-261) 2021/12/18(Sat) 13:12:06
ノアベルトは、死ぬことは名を変えることだと思っている。
(c63) 2021/12/18(Sat) 13:20:06

ノアベルトは、次の名が掃除屋はごめんだ、吟遊詩人かそれとも……
(c64) 2021/12/18(Sat) 13:20:36

ノアベルトは、それでも、骸狩りだけは遠慮願いそうだ。
(c65) 2021/12/18(Sat) 13:21:21

【秘】 骸狩り スカリオーネ → 迷彩掃除屋 ノアベルト

あなたの剣幕。あなたの好意。
あなたの刃。あなたの言葉。
その全てを受け止める。

そうして、思うのだ。
ああ、
やはり自分を再度殺すのはこの男だろうな
、と。
そして、それは、自分には随分に過ぎた幸せなのだな、と。

しかしそれを表に出せば、きっと今言った通りに、
この騒ぎが終わる前に、死体が二つ転がる事になるのだろう。
だが、先に言ったように、男はまだ、死ねない。

だから、今は……否。今以外は。この男の主でいる。
だから、いつもの通り。変わらない、スカリオーネは。

「胸に刻んでおく。
 ……いいだろう、なら、行ってこい。
 今夜は待っていてやる」

そうやって、あなたの期待に応えて見送るのだ。
(-262) 2021/12/18(Sat) 13:41:07

【秘】 骸狩り スカリオーネ → 迷彩掃除屋 ノアベルト

あなたが仕事へいやいや向かっていった後。
路地裏でひとり、煙を吐く。

「……らしくない、変になっている、か」

瞑目し、そうだろうな、と呟く。

冷静な男。冷徹な男。死人にしか興味がなく、
いずれにも平等で、敵には罰を、味方には礼を。
そんな男には、『スカリオーネ』には、
今日のあらゆるものがあまりに似合わない。

「だとすれば、」

男は、怨念だった。男は、あの日に死んでいた。
そして男は、奇しくも、ノアベルトが"そうなった"と似て、
あの日、ほとんど全てを捨ててきた。
たったふたつ、命と煙だけを抱えて、
人の形にして生きてきた。

「やはり俺はお前の主失格なのだろうな」

かつてスカリオーネではなかった男
は、ひとりごちる。
そうして、歩き出す。今夜の祝杯に向けて。
きっと、もうこの腕に誰かを抱けはしない。
死にぞこないに、幸せは似合わない。

――ノアベルトの幸せすらいつかは壊すだろう、
そんな男は、最後に溜息と煙を吐いて、
酒場へと戻っていった。
(-263) 2021/12/18(Sat) 13:49:16
スカリオーネは、望みたかった。
(a47) 2021/12/18(Sat) 13:55:57

スカリオーネは、しかしそんな望みは贅沢が過ぎるとも思っている。
(a48) 2021/12/18(Sat) 13:56:21

スカリオーネは、故に、スカリオーネである。
(a49) 2021/12/18(Sat) 13:57:26

【秘】 大道芸人 チェルシー → 錆鉄御納戸 ミズチ

「……………、

 ……はっ、いえいえ!
 改まっていただき光栄のチェルちゃんです!えへへのへ!
 お褒めいただくのなんてデヘヘのヘですともね!!!

 チェルちゃん、ここで縛り付けられてグヘヘ尋問の身代わりにしてやるぜーーー!!みたいな可能性も想像してなきにしもあらずでしたので!こちらこそすみませんですとも!!!」

「はいっ、チェルちゃんめは、これからも頑張っていきますね!
 今日の夜にも、盛大に吹きましょうとも!!!ですから乞うご期待〜!!!!

 それでは、また!!!!!」

ぱ。と、白い布を頭上に放り上げる。
それと同時に一礼した姿は、布が被さると同時に消えていく。
やがて地面に落ちた布一枚を残すのみとなれば、ひらりとその布も空に舞って飛んでいった。
(-264) 2021/12/18(Sat) 13:58:48

【人】 骸狩り スカリオーネ

「…………」

もう、幾らかの時間が経てば。
ここ数日そうされてきたように、
衛兵がやってきて男を連れていくのだろう。

その時間までは、せいぜいいつも通りに。
酒場の中の、窓際の。いつもの席で、過ごしている。
(40) 2021/12/18(Sat) 13:59:52

【独】 錆鉄御納戸 ミズチ

/*
 旦那。
(-265) 2021/12/18(Sat) 13:59:52

【独】 錆鉄御納戸 ミズチ

/*
 旦、、、、那、、、、、、、。
(-266) 2021/12/18(Sat) 14:03:47

【独】 錆鉄御納戸 ミズチ

/*
 旦那………?
(-267) 2021/12/18(Sat) 14:05:30

【独】 錆鉄御納戸 ミズチ

/*
 ログみたくねぇ〜〜〜〜〜(見たい
(-268) 2021/12/18(Sat) 14:06:49

【独】 大道芸人 チェルシー

https://moonpupa.sakura.ne.jp...
笛吹陣営の優先度高くて草になる 狼残ってても勝つじゃんね。ウケるな…… ごめん運営の人たち……みんな……即終わるよ……
(-269) 2021/12/18(Sat) 14:09:09

【独】 錆鉄御納戸 ミズチ

/*
 うるせぇ連れていかせるかよ……………………………………………
(-270) 2021/12/18(Sat) 14:10:18

【独】 大道芸人 チェルシー

終わらせちゃっていいんだっけ!?パスしたほうがいいとかないよね……
じゃあ終わっちゃうが!?
(-271) 2021/12/18(Sat) 14:13:45

【独】 錆鉄御納戸 ミズチ

/*
 えん……ちぇるたんかわいいね。よしやっていけ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!
(-272) 2021/12/18(Sat) 14:14:19

【秘】 灯屋 レイ → 羽無し妖精 アイシャ

そう遠くない内に、カンテラと共に揺れるラベンダーを見る事になるでしょう。

「……なんだか寂しいお話ですね。
『献身的な愛』なんて言葉がつくぐらいです。
本来は純粋で、一途な想いだったでしょうに」

ほのかに漂う甘い香り。
瓶に映る淡い紫。
暫くの沈黙の後、静かに口を開く。

「……こちらも。大切に使わせていただきます。
ありがとう、アイシャ」

―――灯屋は、その言葉を聞いて何を思ったとしても。
貴女と同じようにその先は、口にしなかったでしょう。
(-274) 2021/12/18(Sat) 14:27:15

【独】 錆鉄御納戸 ミズチ

/*
 は〜〜〜旦那旦那。おれはおおむねたすからない。ノアベルトPL押し出してにげます。探さないでください。対面しているが殴り合わない位置にいさせてくれ。
(-273) 2021/12/18(Sat) 14:27:48

【秘】 灯屋 レイ → 迷彩掃除屋 ノアベルト

「お手数おかけします」

「…………」
(首輪と貴方の首元を見る)
「……………………」
(人の頭を入れるのに丁度良さそうな箱を見る)

「?」

(訳:首輪なんで?)


「???」

(訳:そして不穏な気配のするこれはいったい???)


思考が追いついていない様子がよくわかりますね。
追いついていないものの、貴方から渡されたものはきちんとすべて受け取ったでしょう。

「……『ガルム』にも手伝ってもらった方が良さそうだ。
引き受けたからにはきちんとやります。
ですから、貴方も貴方の仕事をこなしてください。

『掃除』、よろしくお願いしますね」
(-275) 2021/12/18(Sat) 14:39:52
レイは、頭が入るぐらいの箱を受け取った。は?
(a50) 2021/12/18(Sat) 14:41:23

【念】 灯屋 レイ

「……少しはあるかもしれませんが、どうでしょう?
誰にでもやっているかもしれませんし、貴方だからかもしれません。
当たり前かもしれないし、特別なのかもしれません」

煙に巻くような物言い。
けれど、大事にされた経験があったからこそ誰かを大事にできるというのは事実なのだろうなと、思う。
(!17) 2021/12/18(Sat) 14:55:04

【念】 灯屋 レイ

「……」

「知りたくない、と言えば嘘になります。
私は、ガルムの事を知ってみたい。
しかしあまり良くない記憶であるならば、私がそう言った事で貴方に思い出して欲しくないとも、思うのです」

これは貴方を大事にしたいと思っている。
だから、どう踏み込んでいいか迷うのだ。
(!18) 2021/12/18(Sat) 15:02:20

【秘】 灯屋 レイ → 番犬 エドゥアルト

―――これはまだ、日が高い所にあった時の話だ。
人目を避けて貴方の下に灯屋はやって来た。
……なにやら外套が妙に膨らんでいる。

「ガ……いえ、エドゥアルト。
もしかすれば貴方にも話が来ているかもしれませんが……ノアベルトに協力を頼まれました。
この騒動を収める『掃除』を行う故、もしもの時にノアベルトのせいではないと、証言をして欲しいと」

政府側の上層部。革命軍の一部。
それらに対する、『掃除』。
―――要するに、殺害だ。

「……そして、これらを持っていて欲しいと頼まれたのですが。
私が灯りを点けに行っている間、預かっていただいてもよろしいでしょうか?」

そう言って外套の下から取り出したのは、発信機の外された
例の首輪

そして、
人の頭ほど大きな箱


「流石に持ち歩く訳にも、他の方に頼む訳にもいかなくて」

特に箱。
頭が痛そうな申し訳なさそうな顔をして貴方を見ている。
(-276) 2021/12/18(Sat) 15:21:11

【秘】 灯屋 レイ → 埃運び オーウェン

「……」

じっと貴方を見つめる。

「私、謝らなければいけませんね。
貴方が個人の憎悪でこのように、誰彼問わず巻き込む方ではないと。知っていたはずなのに」

―――貴方が言う冒険者を、夢だと思った。
黄金なんかではない。
もっと土埃に塗れた……それでもなお輝く、力と自由への憧憬。

「ただこの街に嫌気が差していたなら、貴方はどこへでも飛んでいけたでしょうに。
それでも事を起こしたのは、『此処』の冒険者が蔑ろにされ続けるのを嫌ったからか」

仲間意識か、他の理由か。
もしくはこれも、灯屋の見当違いな推論かもしれない。
ただ、灯屋は思ったのだ。

「やり方にはひとつふたつ、言いたいところはあります。
けれど……貴方は、本当にお人好しで。
ひどくやさしいのですね」
(-277) 2021/12/18(Sat) 15:48:21

【独】 大道芸人 チェルシー

これ、死人誘ってなかったら5日前に終了してたかもしれないんだな 怖!
まあそうなってもパスはするが………
(-278) 2021/12/18(Sat) 16:11:12

【秘】 吟遊詩人 フェリックス → 埃運び オーウェン

「おお、こわやこわや」

降参、という手で両手をあげて、にこやかに。

「そこまで言うか〜?傷ついてしまうぞ。
ま、今のは俺の眉目秀麗さを湛えているという点で許そう。

無くはないさ。すべてが終わった時に、どうなっているかはわからんがな。
じゃあまたな、埃運びよ」

あえてその名を口にしたのは、あなたが案外、その名を嫌っておらず。
なんなら運びに誇りを持っているとみたからだろうか。
酔っ払いは酒精の香りを漂わせながら、酒場にいるご婦人を口説きに行った……。
節操のない男だ。
(-279) 2021/12/18(Sat) 16:31:15

【見】 吟遊詩人 フェリックス

>>34 スカリオーネ

「かわらぬものなどないとは思うがな」

目を細めて、あなたの言葉に表情を無くす。

「歴史と同じ。同じように繰り返すことはあれど、
斯様に等しいものはない。

骸狩り、お前もわかっているのだろう?」


「船はもう帰っているだろうよ。
安い蟹が出回っていたからな。貴族どもは喜んで食べるものもあるが、
おぞましい巨大な怪物蟹のものでもあるまいな。ハッハッハ……。」

手にしていた楽器をなぜるようにかき鳴らすと、
旋律と共に、潮風がなだらかになり、
無風になった。


「聞いておきたいのだがな、骸狩りよ。」

「お主は、なぜ死者を討つのか?」

「そして――死者とは、人の域を超えて生きる、死んだはずのものが動けば、死者か?」
(@5) 2021/12/18(Sat) 16:31:44

【秘】 吟遊詩人 フェリックス → 迷彩掃除屋 ノアベルト

「……この酒場でぶん殴る、とここ最近言われたのは二人目だなあ」

ううむ。と、顎を撫でて呻いた。
考え込むようなふりをしているが、
この程度で所作を改める男でもあるまいに。

「それは、なんとも。他人事だから勝手を言うが、主人は可愛そうだなあ」

からからと笑いながら、そう返した。

「俺も器用な生き方とは言えないが、まあ、アドバイザーはいるからな。一人で考えて生きる、ということではない。お前さんはお前さんなりに、上手にやっていると思うがな。
掃除屋は、少なくともやる気にはならん。掃除も、俺はまあるく掃いてしまう。

続く言葉は、
主人の安寧を希む言葉。

フェリックスは目を細めて微笑んだまま、暫し間をあけた。

「…………いいことだな。そこまで忠義を尽くせる相手がいる、というのは。

ただ、ノアベルト――わかっているだろう」

少しだけ。
少しだけ、珍しく。悲し気な、しかし落ち着いて。
過去を回顧するような微笑みで、リュートを小さく弄び、ぽろん、と鳴らした。
(-280) 2021/12/18(Sat) 16:32:12

【秘】 吟遊詩人 フェリックス → 迷彩掃除屋 ノアベルト



「かわらぬものなどないのだ、ということは。」


「主人は、お前さんが無理をするのは、良い主人だというなら、望んでもいないんじゃあないか。」


(-281) 2021/12/18(Sat) 16:32:43

【秘】 吟遊詩人 フェリックス → 迷彩掃除屋 ノアベルト

「……ふふ。勝手を言ったな」

すまんすまん、と手をふって、あなたの肩を叩いた。

「お前と、お前の主人が、どうか幸福な終わりを遂げられるように祈っている。」


そして、いつもの調子で、酒場にいる女性に声をかけにいくだろう。
(-282) 2021/12/18(Sat) 16:33:04

【秘】 吟遊詩人 フェリックス → 番犬 エドゥアルト

「なかったが……。お前は愛いな〜〜〜〜〜。」

思わず、酔っ払いは頭を撫でようとした。

「ここ最近、少しからかっただけで”顔の形を変えてやる”だのなんだの。
やんちゃな輩が多すぎる。お前さんのように、素直で若い者が万が一領事に捕えられたら、俺は悲しいなあ〜〜〜〜。」

……なでなでなでなでなで。
拒まなければずっと撫でている。

「よかったな。ヨルムガンドは色々と物騒だが、こうして風味のいい蟹を食うなら海辺が一番だ。匂いのきついものは腐っているから、食べないようにな!」

「いつまで、お前や他の連中と、こうして蟹でも食えるかはわからんからなあ…。」
(-283) 2021/12/18(Sat) 16:33:27

【秘】 吟遊詩人 フェリックス → 錆鉄御納戸 ミズチ

おや、と眉をあげたが、
表向きの所作には出していない。
こういった連絡になれているのかもしれない。


”あいわかった”

――それは口の形だけにみえるが、
あなたの耳元にも届くかもしれない。
音を届けるという事に関しては、
詩人の古い呪文は長けている。

”ただ、俺に頼みごとをするならば、それなりの対価を貰うぞぉ”

”いいな?”

愉快そうな口調で、そのように返す。
届いているかどうかは不明として、
フェリックスは席を立つ。

尋ねたのは、それなりの大商会の主であるロゼルダート。
そして色事好きで知り合ったラスコー子爵だ。

そして、ロゼルダート商会は、
そのままスチュアートを追い落とさんばかりに徴募の不正証拠集めを始め、動き始めた。

シュラール商店の痕跡は、恐らく中に通じたものが、静かにこの世から消していく。
(-284) 2021/12/18(Sat) 16:34:52

【秘】 番犬 エドゥアルト → 迷彩掃除屋 ノアベルト

「……、……そう見えるか? それでも構わないが」

情が薄いと言われどことなく腑に落ちないような顔。
"仲がいい"とというのは同等の立場の者同士に
言われるものだと、認識している故だろうか。

「……成る程。ずいぶん派手な掃除だな……。
 おれの優先すべきはあの人が無事であることだ。
 そのためならば、……協力しよう」

このいつまで続くかわからない制度を
終わらせることができれば、なにか変わるだろうか。

「……健闘を祈る」
(-285) 2021/12/18(Sat) 16:40:51

【秘】 埃運び オーウェン → 灯屋 レイ


「偏見を持たれるのには慣れてる。
 そう言ったことでお前は内心俺がそーいう輩だって思ってたってのがバレるんだから何も言わんで、──」

いつもの様に早口で捲し立てて、煙に巻こうとした矢先に……その推論をぶつけられると、言葉に詰まって。

「……別に。っつかさ、言ってるだろ。
 理由は『お前ら』だって。

 だから……革命軍に足突っ込んじまった奴らはしゃーないとして、他の酒場に居る冒険者が、こんな場所で満足してるのを見たらさ。

 行けないだろ、何処にも。
 だから優しくしてやる筋合いなんてない。こんな面倒な配達屋が居るって思ってとっとと出てってくれたら良かったんだ」

そんな、不器用で、優しいものを吐くのだ。
(-286) 2021/12/18(Sat) 16:53:50

【秘】 残氷 の エアハート → 残影の フランドル

「……ふ、…"気取ってる"って、言いたくなる…のと同時に、
 ……ああ、私の知ってる貴方だ。とも、思うんですよね」

貴方と20年も居たエアハートは、こんな"役者騙り"の香りに「自分達みたいなのが」とおかしそうに笑っただろう。けれど、今こうして匂いを嗅ぐ自分は、前に抱いた時もこの匂いをしっていたから、「フランドルだ」と思う。記憶はあっても、香りは実際に体験する方が"残る"から。

「自由ではあり、っ、ん…は、ぁ……」

"それに応えられるかは別だ"、と言う前に、後孔から下腹部にいとも簡単に迫り上がる圧迫感。けれど慣れ親しみ慣らされきった体は、その押し入る熱の熱さと苦しささえも歓喜とばかりに中は受け入れ、そして締まる。

ただ享受するだけでなく、無意識レベルで相手も悦ばせようと自然に貴方自身にねだるように、甘え甘やかすかの様に、何度もぎゅうと繰り返す。

「……ぇ……?消すんじゃ、ない、?……ははッ…既に、
 元の苦楽を共にした、一人がいる、のに、我儘……
 …あ、ずる──わ、わからな、いッ、」

わからない。今でも革命軍の為にと言う思考は当然の様に残っていて、でも、あなたの目を見る度に、絶対の生き甲斐だったものが、緩やかな意志になるように、今の体と同じ様に、何か解きほぐされている感覚を覚える。「だめ」かなんて、聞かないで欲しい。自分は選ぶ権利はない側なのだ。残りたくて残れるかも、全部、貴方の瞳と── ▽
(-287) 2021/12/18(Sat) 17:02:50

【秘】 残氷 の エアハート → 残影の フランドル

 
「ぅあ!?あ、あ……くっ……」

止まっていて考えに思いを馳せていたのに、その軽い揺すりと律動だけでどんな小さな快感でも拾い上げてこようとするこの体のせいで、視界が白の世界に飛びかかる。思わず相手にしがみつく手の力を強めた。

「…いま、ち、ちょっと敏感す、ぎ、から……
 ……ま、あ、待ッ、あ、ああっ」

洗脳で感情を全てを入力された訳ではないと言うことは、"君にもう一度、惹かれて、本物のエアハートと少しだけ違うからこそ恋をした"。

そんな、キミも、誰も知らない──愛される資格を自分から捨てた刹那の人格は、自分から手を伸ばせず、誰も知らずに、いつか終われば良いと思っていた。求められるなんて思ってなかったし、自分でも変えられない。だから、

「……欲しいなら、…この身体を全部、貴方が満たして、
 貴方のものにすればいい。……できるなら、ですけど」

最後の言葉は、煽る様に言いたかったのに、敏感な所を擦り上げられて声が裏返りかけた気がした。こんな時まで格好がつかないが、でも、そんなものだ。

元々、身体をモノにされて弱らされ切った所に洗脳をかけられ生まれた、そんな自分なんかを望む物好きがいるなら、"奪ってくれ"。それが、望まれることを欠片を考えてなかった男の、絞り出す様に呟いた答え。
(-288) 2021/12/18(Sat) 17:08:34

【秘】 死霊術師 ペトルーシャ → 錆鉄御納戸 ミズチ

そして、この死霊術師はそんな積み重ねを捨て去ろうとしている。

いずれにせよ、それが"外"に出るには不要なものであるからだ。
彼女の"狂気"のためには、捨て去らなければならないものなのだ。

「……ええ、丁度。本当に、丁度良かったの」

気の利いた返事も返せないあなたには、繰り返すように答えた。
今は何も持たず、あらゆる物を落としてしまった今のあなたは。
彼女にとっては、彷徨う亡霊のようにも思えてしまった。

だから、与えてみる。

「難しいことは考えなくてもいいわ。
 あなたはただ、誰にも捕まらないようにしてくれればいい」

そう言って軽く〈匙〉を振って、あなたに術を施した。

「期間は……
 私がここを出ていくまで、あるいはあなたが音を上げるまで」
(-289) 2021/12/18(Sat) 17:08:56

【人】 骸狩り スカリオーネ

>>@5 フェリックス

「…………」

また、肯定。
丘を下り、街へと足を向ける。
船の帰還報告に、ならまた騒がしくなるな、と
出かけて行った者達の顔ぶれを思い出しながら。
消えた風に何を思うか、語り口の違う詩人に視線をやって。

「誰だって、夜には静かに寝るべきだ」

墓場の土を踏みしめて、ひとつめの答え。
それから、すれ違っていく頃に、もうひとつ。

「人の域なんてものは、俺にはわからん。興味もない。
 それに、お前の言い草だけでは判断は出来ん。
 ……人だろうが、獣だろうが、ヒバリだろうが、
 蘇り、他者の安寧を奪うなら、俺が出向いて再殺する。
 俺が殺すのは、屍人であって、死者ではない。が、」

「自分を死者と思っているような奴は、
 『死にぞこない』は、いずれ……もう一度死ぬだろうな」

それで、男は丘を後にした。
騒がしい街へ、帰っていく。
その背は人混みに混じるほど小さくはなかったが、
今日は幾分早く、街に呑み込まれて消えた。
(41) 2021/12/18(Sat) 17:10:17

【秘】 死霊術師 ペトルーシャ → 吟遊詩人 フェリックス

「……ええ。私は好きね、そういう話……正気ではないところが」

正気ではない、と。
おおよそ、物語への感想としては、物々しく形容して。

「……恋は盲目、あるいは病。言い得て妙よね、本当に。

 ……そうして、愛するふたりの、逃避行の行く末は?」
(-290) 2021/12/18(Sat) 17:15:00
ペトルーシャは、〈匙〉と〈焔喰らい〉を持って帰ってきた。
(c66) 2021/12/18(Sat) 17:15:55

【独】 錆鉄御納戸 ミズチ

/*
 アアアアペトラチャ、アアアアアア旦那も一緒に来るな狂う
(-291) 2021/12/18(Sat) 17:17:53

【墓】 死霊術師 ペトルーシャ

「……このままいなくなるのなら、私も仕事がしやすくなるかしら」

大人しくその時を待っている姿を見て、何気なしに呟く。

「……いえ、やることは変わらないか。私も、誰も、彼も」
(+31) 2021/12/18(Sat) 17:20:07
スカリオーネは、居なくなっても仕事は止まらないよう部隊に通達済みだ。
(a51) 2021/12/18(Sat) 17:29:37

【念】 番犬 エドゥアルト

優しさの種類など問わない。
どう感じるのかは、受け取る側。

「……どれであろうが。
 おれは、貴方に必要とされなくなるまで
 貴方の傍にいるのだろう」

それがこの番犬の生き方でも、あった。
それ以外の生き方を知らなかった。
(!19) 2021/12/18(Sat) 17:43:06

【念】 番犬 エドゥアルト

「……では、おれはどうすれば」

どちらともつかない回答。
しばし、思案。

「よくない記憶かもしれない。
 だが、きっと、よくないことだけではない
 ……それだけは言えるだろう」

「おれはいつでも話すことができる」

覚えておいてほしい、とそれだけを告げる。
どちらかと言うのなら、自身よりも
優しい貴方が心苦しく思う方が懸念があった。
(!20) 2021/12/18(Sat) 17:44:21

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 死霊術師 ペトルーシャ

「……」

あくまで望んだことが起きている。
このまま変わらなくても本人は構わず。

だが、知らぬ間に壊れるようなことは、
自覚せぬままにあの人間が病むことは、
望むことではない。
ああ、勝手をしてやろうじゃないか。
止めなかった彼奴が悪いのだ。

「……ミズチの為に、払えるもんなんて、ありんせん。
 これ以上、彼の救世主になんてなってやりません。

 あの子が一人で生きていくのに必要な聞ける声は、
 人間と同じもので、抱えられる量も同じです。
 元ある姿に、そして……正しく聞ける精神になるまで、
 成長するまで、壊れさすわけにはいかないんです。

 彼のためなんかじゃない。
 あれはあたくしの、拾い物です。
 あたくしの拾った宝をゴミにしたくないだけです。

 ……どんな声が聞こえてるか知りませんけどね。
 あなたに頼むならもっと
 自分のことを知ってからにするんでしたね。
 あのおバカさんは、まったく……ご迷惑をおかけしました」
(-292) 2021/12/18(Sat) 17:48:17

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 死霊術師 ペトルーシャ

これは前金だと差し出す一枚の金貨。
はて、どこから出てきたのか。襟の中からだったかもしれない。

「すー、あー……実は、ですね。金欠です。 
 その上、あたくしの身は1ミリも渡せません。
  
 残りはそうですね、―――後払いでよろしいでしょうか。

 それと、できることは『ゴミ』をただでお渡しすることぐらいです。廃棄物なら、明日にでもたくさん出す予定ですから」
(-293) 2021/12/18(Sat) 17:49:43

【秘】 番犬 エドゥアルト → 灯屋 レイ

「…………ああ、ノアベルトから話は聞いた
 おれも、もしもの時の証言には、協力する」

我々だって、政府とやらにいつ連れて行かれるか、わからない。もし選ばれてしまったあとでは遅い。ならばと。

ややあって、取り出された箱と貴方を交互に見やる。

「わかった」

首輪と、大きな箱。
特に訳も聞かず、それを預かってから

「訳を聞くべきなのかどうか、貴方の顔を見て悩んだ」

預かるならばしばらく、酒場で借りた部屋にでもこもっているべきか。
(-294) 2021/12/18(Sat) 17:57:00

【秘】 内緒の恋 アイシャ → 灯屋 レイ

その光景を見るまでは、この街にいられたら良いなと思うのです。きっとすごく幻想的なはずですから。

「彼女の嫉妬も、正しく想いの形だったはずなのです。
 行き過ぎなければ、報われなくとも……」

少しだけ寂しくて、それでも彼女の抱いた想いが甘い香りとなったのでしょう。

「さて、あまり長居するのも良くないのです。
 また明日、酒場にお花を持っていくのです。暫くは造花の提供になるとは思うのですけれど」

椅子から降りて、一度頭を下げてから扉の方へ向かうでしょう。
しかし部屋を出る直前、貴方を振り返り。

「……レイ様、
アイシャわたしは、クリティになると思いますか?それとも、アポロンに想いを注がれる王女になれるでしょうか
(-295) 2021/12/18(Sat) 18:02:50

【神】 埃運び オーウェン

≪娼館横の浴場にて≫

「……」

わずかに淀んだ瞳。疲れが溜まっている様な、自分に対する不信を見つけ出してしまったような、そんな。

手袋を鱗に引っかからないよう丁寧に外し、足元に転がした鞄に詰める。
ベルトを解き、上着を脱いで。
寒い時期だからか冷たい風が肌を撫で、思わず身を震わせた。

背中、腕、腰に腿。
そして、腰巻の隙間から伸びる、
わずかにささくれだった小さな尻尾。

右瞼にあるものと同じ、厚く、鎧の様な鈍い光沢を持つそれは、リザードマンなどに見られるものではなく……紛れもなく竜のもの。

といっても珍しいものではなく、ともすれば娼館で客をとっている所だって見れるはずだ。
火ではなく嘘くらいしか吐けない竜人の、それも合いの子は、頽廃都市に生きる一般市民と何も変わりはない。
(G0) 2021/12/18(Sat) 18:09:42

【秘】 死霊術師 ペトルーシャ → 迷彩掃除屋 ノアベルト

「……それが、あなたが支払えるものなのね」

差し出された金貨と、その言葉をしっかりと受け取って。

「『ゴミ』だけでいいわ、それだけ払える気概があるのなら」

ふぅ、とため息をひとつ吐いて。

「……拾った財宝は、持ち帰れないとゴミにもならないものね」
(-296) 2021/12/18(Sat) 18:09:44

【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 死霊術師 ペトルーシャ

「……成程? 承知した。手段は小生に一任されると」

 銀貨は元の場所に収められた。振られた〈匙〉に視線が行く。

「今のは祝福か何かか? それともまじないの類か。音を上げるまでと繋げるあたりは、良いだけのものではないのだろうな」

 そう思うらしいのに、不満や怒りなどは感じられなかっただろう。実際、そんな感情はミズチは持っていない。最初に出るのが、祝福という語である程度だ。無意味に不利益を被らせるためのものではないと踏んでいた。

「お前の期待に添えるよう在りたいと思う。
 重ねて礼を言う、ありがとうペトルーシャ」

 ふ、と息を吐く音がした。
この短いやりとりの中でもあなたは、

 ミズチが己の内で完結した言葉選びをし、肯定または訂正をさせることで、
 人の思惑を聞くようなことをしがちらしいのをよく感じた。


 あなたが話を続ける気配がなければ、彼はこのまま別れを告げて去ることになるだろう。
(-297) 2021/12/18(Sat) 18:12:03

【秘】 番犬 エドゥアルト → 吟遊詩人 フェリックス

「……ん。うまいものを知れて、よかった」

されるがまま、頭を撫でられている。
撫でられ続けている。嫌でもないので、拒まない。
段々とかぶっていたフードがずれていき
折りたたまれた獣の耳が露わになった。

「…………。貴方は、酔っているか?」

貴方の顔を覗き込む。

「……腐っているものくらいでは腹は
 壊さないが、覚えておこう」

エドゥアルトは「ならば、食えるうちに食っておこう」と
貴方がやっていたとおり、ぱきと足を折り、酒よりも
ひたすら蟹を食べるほうに夢中になっていたのだった。
(-298) 2021/12/18(Sat) 18:20:52

【独】 番犬 エドゥアルト

ぼくは窓で一緒になった人の下僕になろうと思って
窓のある役職選択しましたが、思ったより可愛がられ
ほのぼのファンタジープレイしていたかもしれん。
(-299) 2021/12/18(Sat) 18:24:00

【独】 迷彩掃除屋 ノアベルト

/*
オーウェン可愛すぎてびっくりしちゃった。
え? ありがとうございます
(-300) 2021/12/18(Sat) 18:24:17

【独】 迷彩掃除屋 ノアベルト

>>G0
オーウェンの、これな。はーかわいいね、びっくりした。


ぺとるーしゃもかわいいねえごめんねえ!忙しいのに、かわいいねえ!
(-301) 2021/12/18(Sat) 18:25:35

【独】 迷彩掃除屋 ノアベルト

/*今しか独り言で狂えないんだよな、どうしてくれよう。
片付いてないものが多いよ。

待って、旦那は何。
俺たち何も知らなーーい!
くそでか感情だけ抱えて生きてまーーす!!
(-302) 2021/12/18(Sat) 18:26:42

【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 吟遊詩人 フェリックス

「ああ、それは勿論。相応のものを返したいが故、
 小生は担保に足るものも浮かべられなかったのだ」

 ふ、と息を吐く音がした。

「ありがとうフェリックス、それではまた」

 互いが了承を返した以上、ミズチにも留まる理由はなかった。

 この暫く後にスチュアート商会から見つかる取引の記録には、
 珠響玉の原石を煙の魔女に受注したと記載されていた。
 そしてミズチは彼女からの依頼で原石を採取した。

 そういうことになったのだ。
(-303) 2021/12/18(Sat) 18:32:08

【秘】 灯屋 レイ → 埃運び オーウェン

「だって貴方の事、きちんと知らないんですもの。
だから話を聞きに来たと言ったじゃないですか。
……とはいえ、得た情報で一瞬でも思ったのは事実です。
それを黙っているのは、不誠実でしょう?」

貴方はきちんと話してくれたのに。

「本当に、遠回りな優しさです。
貴方、結局突き放しきれないんですから。
その願いは叶いっこありませんよ」

かつん、と足音を立てて貴方に近づく。
貴方の目を見上げる。

「それでも。
我々を想ってくれてありがとうございます。
損な役回りなのをわかって駆け回ってくれて。
ありがとうございます」
(-304) 2021/12/18(Sat) 18:49:14

【秘】 百識眼 の シュゼット → 錆鉄御納戸 ミズチ

「そういうことになる。ってぇいったい・・・?」

つい、身を解いてそちらの方を向いて問うたが、無論返答が返ってくる事はないのだろう。
しかしそれでも良い、それでいい。

「いや、かたじけねぇ、わかった。
 なんのついででも構いやしねぇ、そんな手筈だったってぇ事にしやしょう。
 今後とも、シュラール商店をばご贔屓にどうも・・・」

気配は感じ取れないが先程まで声があった先に礼を言って、暫くしそこに視線を向けたまま、やがて小さくて言葉を紡いだ。
貴方が聞いていようといなかろうと、立ち去っていようが関係なく。

「・・・あたしが、あたしにとってなにより大切なのは、おじいちゃんのお店だけだもの」


継いだ店を守り続けること、それだけが彼女の望みなのだから。
(-305) 2021/12/18(Sat) 18:57:46

【独】 錆鉄御納戸 ミズチ

/*
 あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜シュシュさん〜〜〜〜〜口調を変えてくるな〜〜〜〜〜〜〜〜あ〜〜〜〜〜〜一生懸命がんばってきたお嬢さんじゃん………は〜〜〜〜スチュアート商会つぶそ。
(-306) 2021/12/18(Sat) 19:01:37

【秘】 埃運び オーウェン → 灯屋 レイ

「勘違いするな。それでも全部は俺のためだ。
 そのままにしといたら、俺がちゃんと清々しい気持ちで生きていけないんだよ。だから、この街の全部が嫌いなんだ」

見下ろす目は不機嫌そうに。
だが、いつも通りの……突き放しきれない表情。

「分かったんならちゃんと今置かれている境遇を見つめ直せ。もっとよく外の世界を見てみろ。お前だけじゃなく、これまで尋問してきた奴らにも言ってきた。

 そうしてまだ、ここに残るってんなら……俺もうるさくは言わない。みんながみんな答えを持つなら。余計なお節介を焼く必要も、無くなる」
(-307) 2021/12/18(Sat) 19:03:50
チェルシーは、大道芸を終えた後。
(a52) 2021/12/18(Sat) 19:13:50

【独】 大道芸人 チェルシー

枠、スマホで見ると壊れてます。ごめん……
(-308) 2021/12/18(Sat) 19:22:18

【念】 灯屋 レイ

「……」

傍にいてくれるだろうか。
貴方に、いろんな暖かなものに触れて欲しい。
貴方の前には様々な選択肢があって、様々な生き方があるのだと。
少しずつ。少しずつで、いいから。
かつて自分が教わったように、知って欲しかった。

……そして、別の生き方を知れば。
貴方はどの道を選ぶだろう?

「私が、貴方に。
 そう思う事はありませんよ」

傍を離れる事があるなら、
それはきっと自分が愛想を尽かされた時だ。
灯屋はそう思う。
(!21) 2021/12/18(Sat) 19:26:14

【神】 埃運び オーウェン

様々な仕事で酷使してきた肉体は、傷も筋張りも多い。
身体そのものには無駄のない、といえば聞こえはいいかもしれないが、鍛えれば鍛えた分だけできることはやれることは増えていく。

諦めているだけだ、あれもこれも。

食事には頓着しなかったし、それに場所が場所だからか、どうしても纏わり付くような視線がある気がして。
そんなことを自分で思ってしまうくらい、故に洗練されているとはとても言い難い。

手早くタオルを腰に巻き、その上から伸びて不機嫌そうに揺れる尻尾を背に、湯船へ向かっていく。

「……ハア……」

そもそもこの辺りにいい思い出はない。

やれる仕事は多いだけ良いものだが、知らぬ男や女に身体を好きにさせることだけは妥協してやれなかった。
その代わり、こっちが好きにするならまだやれないことはなかったのだが。

そんなくだらない思い出ばかりが、この辺りに有る。
(G1) 2021/12/18(Sat) 19:26:42
ノアベルトは、フェリックスに舌打ちをしてその背を見送る。「そんなことわかっているんですよ、だから信じられないんです」
(c67) 2021/12/18(Sat) 19:29:01

【念】 灯屋 レイ

暫し、思案する。
やがて大きく息を吸って、吐いて。

「……わかりました。

ガルム。
貴方の事を教えていただいても、いいでしょうか。
言いたくない事があれば、伏せても構いません。
貴方がこれまでどうやって生きてきたのか。

私に、教えてくれますか」

何を思おうと、感じようと。
これは全部受け止めると決めた。
(!22) 2021/12/18(Sat) 19:32:58

【秘】 残影の フランドル → 残氷 の エアハート


たとえ応えが無くとも構わない。
何せ貴方を追い続け、手を伸ばし続けるのは得意なのだから。
貴方の陰は、貴方の剣は、今までそのようにして生きてきた。

「っ、…そもそも、さあ
 あの時折れるなって言ったの、そっちじゃないのか。
 俺を認めたのは、お前"も"じゃないのか。」

そして、剣を預けた時の事。
貴方の剣として在り続ける事を許された時の事を覚えている。

「俺はお前に消えて欲しくないし、逃してやる気も無い。
 だって言い逃げなんて卑怯だろう」

だから今もこうして手を伸ばして、欲しがって。
我儘であろうと関係無い。その分望むものは唯一つなのだから。
それくらいの我儘は、許されたっていいだろう。

「ハーディ、…エアハート、かわいい俺のかたえ。
 
ずっと傍で、俺以外の何にも囚われないでいてくれよ。

 俺はどうにもお前が他人の為に在るのは我慢ならないらしい。
 お前でも俺でもない、他人の為のお前で在るくらいなら。
 俺がお前の為にあるように、お前も俺の為にあってくれよ…」

或いは命令を、或いは請願を、重ねるように。
掠れた声が切なく甘く蕩けるように囁いて、あとは望むまま。
縋るように収縮する粘膜を割り開いて、好い所を責め立てて。
時折首筋や肩を柔く喰んで、傷口に再び舌を這わせて。
欲のままに貴方を貪り、そして求められるだけ与え続けた。
(-309) 2021/12/18(Sat) 19:37:45

【秘】 灯屋 レイ → 番犬 エドゥアルト

「なら、良かった。
嗅ぎつけられるとも、あの方達がヘマをするとも思いませんが……念には念を、という事で」

先に認識を照らし合わせておくに越した事はありませんからね、と頷く。

「……すみません。数時間で良いのです。
下層民の居住区とはいえ街中を通りますし、人目を避けるとしても路地裏は……あまり、よろしくないので。

首輪は恐らく、『掃除』の際に影響があるからだとは思うんですけれど。
……箱については私にもよく……」

開くとそこには絡繰の頭が納まっている事をこの灯屋は知らない。
ただ、貴方ならなんであろうときちんと預かってくれるだろうという信頼だけで此処に来た。
(-310) 2021/12/18(Sat) 19:42:11

【秘】 残影の フランドル → 残氷 の エアハート


──じゃあ、こうしよう。

暫定的に、元あったお前をハーディ、
後から生じたお前をエディと区別する事にしよう。
そうする事で二つは一度明確に個として分かたれ、
混ざり合い混濁する事はある程度抑制されると考えられる。

次。
お前はハーディであり、エディであり、エアハートである。
こうする事で恐らく二つは矛盾せず共存する事ができる。
共存の形が統合か併存かは…まあ、お前次第ではある、が。
併存であった方が、望ましくはあるだろうな。

それから。役目が無ければ存在意義も無いと言うのであれば
お前を望んだ俺の為に在る事を役目とすればいい。後は…

…ちゃんと聞いておいてくれよ。
お前が聞いて、頭で理解して、意識しないと意味が無い。
無理矢理書き加えられた矛盾と破綻だらけの命令を整理して、
改めて整合性の取れた命令として上書きし直せば。
理論上は、どちらの"エアハート"も維持する事ができるはずだ。

──実に貪欲な情事を終えた後。そんな、いつかの会話。

…………
(-311) 2021/12/18(Sat) 19:50:20
ペトルーシャは、チェルシーにおひねりを投げた。
(c68) 2021/12/18(Sat) 19:50:30

【独】 騎兵 リーゼロッテ

/*
ひゃーーーー!リアル死で死んでたよ♡
もう1時間強でエピ入っちゃう♡♡死ィ〜〜〜♡♡♡
(-312) 2021/12/18(Sat) 19:51:35
フランドルは、… 
(c69) 2021/12/18(Sat) 19:53:04

フランドルは、それでも、どうしても受け入れ難くて、結局、
(c70) 2021/12/18(Sat) 19:54:01

フランドルは、一人になってから、全て吐き戻してしまった。
(c71) 2021/12/18(Sat) 19:54:11

フランドルは、どうあるべきかわからない。
(c72) 2021/12/18(Sat) 19:54:20

残影の フランドルは、メモを貼った。
(c73) 2021/12/18(Sat) 19:55:37

チェルシーは、おひねりを受け取ってにこり!と一礼した。
(a53) 2021/12/18(Sat) 19:57:53

【秘】 騎兵 リーゼロッテ → 百識眼 の シュゼット

「シューシュさーーん♡
 あのお薬、すっごかったよぉ♡ ありがと〜♡
 お船乗ってたヒトたちに宣伝しといたからねぇ♡」

あなたのいるテーブルに金貨が5枚置かれる。
回復薬を2,3念の為買っていったリーゼロッテだったが、結局遮二無二ドリンクを少し使っただけで全くの無傷で帰還した。
この金貨は融通してもらった分の補完のつもりである。

「もうねぇ、カニさんの足ちょこっと突っついただけで
 でっかい穴開いちゃったんだよぉ。
 ロッテじゃなくてもきっとスッゴイパワーが出るねぇ!
 食べる用にちょっとは貰ってきたんだけどぉー、
 たぶん目玉とか、使えるトコロ?
 市場に出るだろうから、頑張ってゲットしてねぇ〜」

少なくとも、破壊したのは脚の一本の関節と頭部の神経節のみ。
あなたが望む部位は競り勝てば仕入れることが叶うだろう。
(-313) 2021/12/18(Sat) 20:03:56

【秘】 灯屋 レイ → 羽無し妖精 アイシャ

「きっと一度でも振り向いてもらいたかったのでしょう。
……そのままでは、いられなかったのでしょうね」

貴女の言葉にこくりと頷いて、扉を開けようと席を立つ。
そして、再び視線を向けた貴女を見下ろした。

「―――
貴女は、貴女アイシャです


はっきりと、言い切る。

クリティ愛に殉じた精霊でも太陽に見つめられた乙女想われ妬まれた王女でもない。

アイシャ良き生を送る者
ヘリオトロープにまつわる話に出てくる女性はどちらも悲劇的です。
貴女はどちらにもならなくていい」

自分がこの小さい手を取るなら。
簡単にめでたしめでたしを得られただろうか。

「……私は貴女の幸福を祈ります。
 そして、良き隣人でいられる事を祈ります」
(-314) 2021/12/18(Sat) 20:04:52

【秘】 羽無し妖精 アイシャ → 百識眼 の シュゼット

痛み止めがまだ少し効果を残していたのか、注射の痛みはほとんど感じません。
傷口の痛みに紛れてしまっているのかもしれないですけれど。

「それはちょっと、分かるような気がするのです。
 どうしても、下に見てくるような人は……いるもの、なのですよ」

女だから、子供だから、異種族だから。
何かと理由をつけて、邪魔をする人は出るもので。

「……私が、シュゼット様のお力に?
 この街に来たばかりの時は、必死で……そんな風に思われていたなんて、知らなかったのです。
 少ししたころには、シュゼット様は…もう、しっかりしておられましたから」

麻酔でぼんやりするけれど、掛けられる言葉に 少しだけ緩んだ空気を纏います。
(-315) 2021/12/18(Sat) 20:07:00
オーウェンは、自分のやってることが正しいことだとは思ったことはないが。
(a54) 2021/12/18(Sat) 20:09:39

オーウェンは、そろそろ疲れた。マジで疲れた。
(a55) 2021/12/18(Sat) 20:10:19

レイは、貴女がどちらだったとして、太陽にはなれない。
(a56) 2021/12/18(Sat) 20:12:33

【独】 錆鉄御納戸 ミズチ

/*
 みんな駆け足してる……
(-316) 2021/12/18(Sat) 20:16:37

【秘】 灯屋 レイ → 番犬 エドゥアルト

/*
今更ですが占い先何も決めてなかったな、と。
占いたい人(自分で占いたい人)がいたらその人を占う、もしくはお互いを占い合うのはどうでしょうか……?
21時以降のコミット更新時にも占う事はできるので、占い合うのはそちらでも大丈夫です
(-317) 2021/12/18(Sat) 20:16:44

【見】 騎兵 リーゼロッテ

―回想― #蟹討伐

巨大蟹の1匹の“脳”を破壊せしめたリーゼロッテが、ぐらりと傾いた巨体から馬を飛び退かせたところ。
その砂塵まじりの風にあおられているだろう二人分の人影を見つけて(>>4:31)、そのままかれらの元へと降り立った。

「チェールちゃん♡ 見てたぁー?
 お脳あそこだったみたいだねぇ! よっと!」

ときに、シュゼットから買い取ったとある薬。
巨大蟹の頭胸部すら削り取った破壊力は、リーゼロッテの膂力にその効果が乗ったことによる。
物理攻撃主体の面々には後ほど宣伝しておくとして、とにかく今はチェルシーと地割れに挟まれた人物を助けなくてはならない。
彼を掴むチェルシーの腰を掴んで、スポーン!と一発―――

―――とは、いったけれど。

「あ、
…そーなるよね〜〜〜♡
ごめえーん♡」

二人をまとめて宙に投げ飛ばすこととなった。

それが狙撃手の邪魔にならなかったことは幸いだろう。
馬の背で二人をキャッチして、もう1体の蟹がひっくり返る様子を振り返り見た。まあ、あとは自分が行かなくても問題無いであろう。
(@6) 2021/12/18(Sat) 20:17:01

【秘】 私の太陽 アイシャ → 灯屋 レイ

「はい、きっと」

そうして、少女は貴方の答えを静かに聞いていました。
その顔はかすかな笑みを浮かべて。

「……私はきっと、どちらにもそぐわない。
 幸せな人生を歩んできたわけでも、信じてきたわけでもなくて。
 
 太陽ひかりに惹かれた ただの女なのです。

ですから―――太陽がどこかに行ってしまうまでは、想うことを許してほしいのです」

手を取ってもらえることは、初めから期待してなどいないのです。
アイシャは、拒絶されないのなら。
それはちょっとだけ苦しいことかもしれないけれど。

ほんの少し眉を下げるだけで済むのです。

少女はぺこりともう一度頭を下げて、今度こそお部屋を後にすることでしょう。
(-318) 2021/12/18(Sat) 20:20:23
アイシャは、それでも、貴方は私のひかりです。そう信じています。
(c74) 2021/12/18(Sat) 20:21:25

【独】 錆鉄御納戸 ミズチ

/*
 オーウェンの肌と鱗すりすりするだけに金出したい。
(-319) 2021/12/18(Sat) 20:22:34
チェルシーは、きっと「あ〜〜れ〜〜!!」と空を舞っていたのだろう。スポーン。
(a57) 2021/12/18(Sat) 20:27:36

【見】 騎兵 リーゼロッテ

―その後― #蟹討伐

ヒュージキャンサーの目玉が4つ、
鋏部が4つ、
頭殻をはじめ装甲部が多数。
ついでに新鮮でしばらくは“もつ”らしい中身。

市場に出回ったのは、
狩猟に成功した2匹分のヒュージキャンサーと、
シュラール商店の評判、
ついでに『《脳刺し》ロッテ』への恐怖心だった。

あなたの活躍もきっと評判として残るだろう。
もっとも、冒険者として名を上げたからとて、この街に留まる限りはさほどあなたの状況を良くはしないかもしれないが。


/*
ご参加ありがとうございました。
参加していた体でいていただいてもOKです。
(@7) 2021/12/18(Sat) 20:28:09
チェルシーは、なんとか空で体勢を整えてうまく馬キャッチされたのだろう……
(a58) 2021/12/18(Sat) 20:28:10

【独】 大道芸人 チェルシー

馬だけに……上手くなあああああああ!!!!!!!!!!
(-320) 2021/12/18(Sat) 20:29:01

【念】 番犬 エドゥアルト


「……そう。そうか
 もしそんな日々が、少しでも続くのならば」

──貴方が、此方の味方ある必要はない。
だが、そうであるのなら、それは


「きっと、嬉しい」

己の知りうる言葉で表現することが
できなかったたった一言を呟き。

貴方の番犬は目を細めた。
(!23) 2021/12/18(Sat) 20:29:33

【独】 残影の フランドル


喉奥に指を突っ込んで、
反射的に、本能的に、迫り上がったものを、そのまま。

「ぅ"、………」

そうし続けて、すっかり胃の中が空になった頃。
顔を上げて、吐き戻したものから視線を背けた。
鼻の奥が、つんとする。

一度冷静になれば、待ち受けているものは自己嫌悪ばかり。
普通は受け入れられないなんてわかっていたのに。
この忌むべき血筋が齎す全てのものも、
それに抗う事のできない自分も、嫌で仕方ない。

そして、それによって見限られる事が、何よりも。
(-321) 2021/12/18(Sat) 20:32:53

【念】 番犬 エドゥアルト

「……ならば、話そう」

包み隠さず告げよう。
それは、拙い言語で淡々と語られる。
(!24) 2021/12/18(Sat) 20:34:23

【独】 羽無し妖精 アイシャ

恋なのか吊橋効果なのか。
経験のない少女には判断がつかないけれど。

明日の花は、きっとミモザ。
(-322) 2021/12/18(Sat) 20:36:17

【独】 残影の フランドル

 
──ちょっと怖がられたくらいで。

「も、嫌だッ!! い、」


くらい、であるものか。
本気に取るに決まっている。
自分でさえ受け入れ難いものを、反射とはいえ拒絶されれば。

"フランドル"に存在意義を与えられるのは、"エアハート"だけ。
貴方に拒まれるという事は、そういう事だ。
目の眩むような絶望とは、そういうものだ。

自分に非があるとはいえ、怯えもするわけで。
(-323) 2021/12/18(Sat) 20:36:29

【秘】 灯屋 レイ → 埃運び オーウェン

「はい。では、そういう事にしておきましょう」

突き放しきれないとわかっているから。
にこりと笑うように貴方を見上げる。
小突かれたとしても仕方ないな、これ。

「冒険者の、とまではいかないまでもですね。
私だって現状に思うところはありましたよ?
だから、貴方達の協力者という立場を選んだんです。

……違うのは、私はこの街を嫌いきれない事。
街の外を見たとしてもきっと。
私は此処を捨てるより、より良くなる事を願うでしょう。

だから、私は此処に残ります」

貴方がもしも愛想を尽かして去るのなら。
次来るまでに少しは、マシにしておきたいです。
そんな事を、灯屋は告げるのでしょう。
(-324) 2021/12/18(Sat) 20:37:57

【秘】 騎兵 リーゼロッテ → 死霊術師 ペトルーシャ

(4日目時空)

「逃げなきゃいけないってゆーかぁー。
 逃げた方がおトクなコトもけっこーあるじゃん?っていう。
 誇り高いのはべつにいーんだけどぉ」

口を尖らせた割に不満げでもなく。
あなたの生き様に共感できずにいるのは、リーゼロッテの辞書に矜持などの譲れないものに関する言葉が無いからだろうか。

「うっかり死んじゃったらソンでしょぉ?
 ロッテなら知〜らない、ポイッ!ってしちゃったり
 するトコなのになぁーって思ってぇ。
 せっかくおともだち♡になれたんだからぁー、
 ペトルーシャさんが死んじゃったらさびしーよぉ」

戦場で互い見えて、後に陣営の縛り無く出会ったからといって、それをお友達♡と言われて頷くあなたなのかは分からないけれど。
少なくともリーゼロッテからペトルーシャに対しては、親愛の意を示しての言葉であった。

「だからぁ、生きて一緒に
 依頼とかお買い物とか行こーよ♡
 うんうん、ぜったいたのしーから♡」
(-325) 2021/12/18(Sat) 20:39:29

【念】 番犬 エドゥアルト

「──おれが生まれたのも、下層の掃き溜めだったらしい」

記憶は曖昧だが、物心つくより幼かった。そして、これもまた、ひとに拾われた。趣味で魔術を嗜むような、裕福な魔術師だった。

その扱いは我が子というよりは"実験体"や"奴隷"だ
魔術の実験に使われる日々を送っていた。
成長すれば、実験体に使う為の人殺しなんかもさせられた。

──だが、奇妙なことに本人はそれに疑問を抱いていなかったようだった。
寧ろ"救われたから役に立ちたい"という。

しかしそんな日々も突然終わりを告げた。
自らの手で、その魔術師を殺めることによって。

──殺したくはなかった。だが、それが
"命令"だったから。そうしたのだという。


語られたのは本人の視点。真実はどうだったのだろう?


解放されたあとのほうが、苦労したのかもしれない。
皆も知る通り。居場所のなくなった野良犬ができること
といえば、冒険者くらいだった。
(!25) 2021/12/18(Sat) 20:39:55
2021/12/18(Sat) 20:45:10

【秘】 灯屋 レイ → 羽無し妖精 アイシャ

「……貴女が信じなくても、私が信じます。
そしてそれは、わざわざ許す事でもありません」

突き放したのはこちらだ。
いつものように。いつものように。
灯りの消えたカンテラを背に、
これは貴女を見下ろしている。

「……」

唇を開きかけて、何も言えないまま閉じて。
貴女の背を見送ったでしょう。
(-326) 2021/12/18(Sat) 20:46:58
チェルシーは、カニ味噌を食べたり今日の大道芸でワンシーンを再現したりしていただろう……
(a59) 2021/12/18(Sat) 20:48:20

スカリオーネは、頬杖をついて大道芸を眺めていた。
(a60) 2021/12/18(Sat) 20:51:31

【秘】 番犬 エドゥアルト → 灯屋 レイ

「……謝ることはない。
 むしろ、貴方はもっと命令してもいい」

まさか頭が入っているとは、エドゥアルトも思うまい。
預かりものを空けるわけにもいかない。
これを知る日は来るのかもわからない。

「そうか。わからないのか……まあ、いい……。
 貴方は安心して仕事をしてほしい」

まかせてくれ、と言わんばかりだ。
頼まれごとをされると心なしか嬉しそうだった。
(-328) 2021/12/18(Sat) 20:51:35

【独】 大道芸人 チェルシー

──いてもいなくても、変わらないのかもしれないと思う。

娯楽が無くても、人は生きていくことが出来る。
そして、娯楽にさえなってないのかもしれない。
通り過ぎていくだけの人がどれだけいよう。
立ち止まって見る人が、一体どれだけいよう。

貴族の“お手伝い“をして生きていた孤児の自分は、
ふと見た華やかな大道芸に救われた。
綺麗な世界が、楽しい世界があることを知って……
自分もあんな風に出来ればいいと憧れた。

教えを請うて。芸を積み上げて。
“小遣い”で最低限の道具を揃えて。
狂った道楽に付き合わされる、どん底を抜けて……
ようやくここまで来た。
けれど、それでも、いてもいなくても、変わらなくて、
意味など無いのかもしれないと思う。
むしろ、余計なことしかできていないのかも。
芸をしていて、五月蝿いと石を投げられたように。

“これ“も、結局、何の意味ももたらさないのかも知れない。都市は広く深く病んでいる。出来たとしても、治療にもならないまやかし程度。

それでも……
(-327) 2021/12/18(Sat) 20:51:39

【秘】 残氷 の エアハート → 埃運び オーウェン

「おや、耳が早い。私はつい最近知りました。」

ただ一つ、見えないだけで案外どこにでもいるのは、
下層市民だろうがハーフだろうが同じだなと内心ごちた。

「──それがですね、私、下級市民とは言いましたが、
 他の下級市民の犠牲や安全には興味がないんですよ。
 面白みもなく
貴方に反感も抱けない男で
すみません」

含みのある言い方。
近付く顔に視線だけをやって笑顔を投げる。

「ただ、オーウェンの思考は面白いと感じました。
 まるで“冒険者”と言う存在が初めから生まれるようだ。
 例えば私が今、騎士を経て冒険者をしているように、
 最初から冒険者だった人間なんて一握りにも思えます。

 となると、私みたいな成り上がりは捨てるとして。
 最初から夢や誇りを抱いた冒険者だけを、
 貴方は守りたかったでしょうか。己を捨ててまで」

でもそれは、冒険者と定義するよりは──
誇りを持った人間を、ただ支えたい、そんなものに聞こえて。
ある意味下級市民が抱くよりも純粋な願いに思えた。

「革命軍は下級市民の待遇改善も使命ですから、
 表立って賛同はしませんが──
 俺が目指していたものも人に言えば馬鹿にされる、
 そんなものだったから、応援しますよ私は。
 貴方が本当に心からそれを目指し続ける限りは」
(-329) 2021/12/18(Sat) 20:51:44
アイシャは、きっと大道芸をいつもの席から見ていました。
(c75) 2021/12/18(Sat) 20:52:53

【秘】 番犬 エドゥアルト → 灯屋 レイ

/* もうほぼ割れているし、こちらはもう一生レイさん占っておきます。よろしくお願いします。
(-330) 2021/12/18(Sat) 20:53:34
ノアベルトは、「ミズチ、明日の月は綺麗になりますよ」
(c76) 2021/12/18(Sat) 20:55:13

オーウェンは、エアハートに変わらず疲れた笑みを見せた。
(a61) 2021/12/18(Sat) 20:55:59

ミズチは、ノアベルトに同意を示した。「そうだな」
(c77) 2021/12/18(Sat) 20:56:13

オーウェンは、「勘違いするな」と、呟いた。
(a62) 2021/12/18(Sat) 20:56:26

【人】 大道芸人 チェルシー

──それから、あれから、時間と日が過ぎて、
蟹との戦いがあったあとの日。
模した大道芸を終えたその夜。
深夜。都市も眠りにつくかつかないかの頃。
一人の少女が、寂れ人気のない裏路地の廃材の上に。
こじんまりとして、派手な身を座らせていた。


……すうと、息を深く吸う。
(42) 2021/12/18(Sat) 20:56:33

【秘】 吟遊詩人 フェリックス → 死霊術師 ペトルーシャ

「ああ、死んだ。」

「要するにな。人間の姫と竜の男の恋路だったのだよ。
人間の姫は約束を違え、神の怒りに触れて呪われた。

そして、死ぬ前に、竜は自害した。
姫は人間の王子の元へ戻り、暮らした。

”らしい”。

……これを、どのように捉えるかは、人次第なのだろうなあ」
(-331) 2021/12/18(Sat) 20:56:37
オーウェンは、最初から、自分のことしか考えてない。と思ってるつもりだったから。
(a63) 2021/12/18(Sat) 20:56:41

【秘】 残氷 の エアハート → 迷彩掃除屋 ノアベルト

 
「どういった意味で拷問なのか、実はサッパリで。
 詳しく聞かせて貰わないと次に活かせないんですけど
 …まあノアベルトは面倒見が良さそうだからいいでしょう」

そんな訳で楽しげに首輪は付けられ、

「逆に言えば、顔を見なければ寝られるのでは?」

そんな意味不明な供述をし、ベッドに入ろうとしたり、
その過程で殴られるなり怒られるなりなんなりして、
その後、レモネードを弾かれて「困りごとを用意するの貴方じゃないですか」と文句を言いたくなったり実はしていたのだが、割と自業自得であり、なんだかんだ「こちらは」楽しそうなままだっただろう。
(-332) 2021/12/18(Sat) 20:57:13

【秘】 吟遊詩人 フェリックス → 番犬 エドゥアルト

「よかったなあ。これからもっと知るといい。
きっと、この街は――変わるからなあ」

なでなでりとなでていくと、
獣の耳が見える。
その毛並みにほう、と溜息を零し、指先で耳をむに、と撫でてみた。
犬を撫ぜるように、愛おし気に。
強く引っ張らず、ひっかくように丁寧にだ。

「俺は、じつは酔わんのだよ」

ふそり、と柔らかに微笑んだ。
確かに酒精の香りはするのだが。

「沢山お食べ。また食べたければ食わせてやろう。
俺も、そろそろここを出発つからな」
(-333) 2021/12/18(Sat) 20:58:45
フェリックスは、エドゥアルトの耳をモフモフした。
(t1) 2021/12/18(Sat) 20:58:57

エドゥアルトは、貴方を想った。
(a64) 2021/12/18(Sat) 20:59:19

【墓】 残影の フランドル

 
「…………」

役者騙りの騎士は、誰かと二人連れ立って。
暫くの間、何処かへ姿を消した後。
夜には酒場へ戻って来て、適当な席で茫としていた。

何処かへ消えていた武器は二つ、再び在るべき場所へ。

がり、ごり。
甘いものは、好きな方であるはずなのに。
乳白色の飴に歯を立てても、今は何も満たされない。
(+32) 2021/12/18(Sat) 20:59:23
迷彩掃除屋 ノアベルトは、メモを貼った。
(c78) 2021/12/18(Sat) 20:59:51

【独】 番犬 エドゥアルト

ウワ!!!!時間!!!!!オワル〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
(-334) 2021/12/18(Sat) 20:59:52
 




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