ポルクスは、シトゥラからの手紙を酷く冷めた目でみていた。 (t0) 2021/06/01(Tue) 20:10:49 |
(n0) 2021/06/01(Tue) 20:16:51 |
(n2) 2021/06/01(Tue) 20:18:16 |
【見】 鏡の前の ポルクス「有難う、イクリール。確信したよ。ありがとう」 イクリール有難う。またね、って手を振って。 「ああ、清々しいな。『 欺瞞 』だらけのあいつ。 反吐が出る」「ああ、うん、僕の主観でしかないし。 いまね、少し嬉しいんだ。 兄さんも、うん、 嬉しいよね。カストル 」 (@0) 2021/06/01(Tue) 20:26:20 |
恋と、愛と シェルタンは、メモを貼った。 (a1) 2021/06/01(Tue) 21:07:14 |
『一番星』 スピカは、メモを貼った。 (a2) 2021/06/01(Tue) 21:09:48 |
【人】 受容者 ルヘナ>>4:L33 【図書準備室】 朝起きて食事をする気も起きず、 ふらつきながら図書準備室へ向かう。 彼とはもう会えないのだろう、 会ってもどうしようもないのだろう、 明確に分けられた線を越えられる日はきっと遥かに遠くて、 自分が受け取って貰えなかった愛の捨て場所に悩んで、 「……あ、」 図書準備室に、せっかく描いてもらったアレを置き忘れていた。 彼から見た自分の姿をせめて、そばにとっておきたくて。 重い足を進めた先、昨晩の大惨事をどうにかしようと思いつつ 扉に手をかけて、かけようとして―――― 誰かの泣き声。 まさか、もしかして、と色んな感情が駆け巡る中、 そっと扉を開けて。 「……シトゥラ……?」 恐る恐る覗き込んで。そこにあなたがいるのならば、 そこにいるあなたが泣いているのならば、 慌てて駆け寄ってくるだろう。 (1) 2021/06/01(Tue) 21:13:00 |
褐炭 レヴァティは、メモを貼った。 (a3) 2021/06/01(Tue) 22:06:14 |
『一番星』 スピカは、メモを貼った。 (a4) 2021/06/01(Tue) 23:15:32 |
『一番星』 スピカは、メモを貼った。 (a5) 2021/06/01(Tue) 23:15:53 |
戸惑い メレフは、メモを貼った。 (a6) 2021/06/01(Tue) 23:48:03 |
恋と、愛と シェルタンは、メモを貼った。 (a7) 2021/06/02(Wed) 0:16:46 |
【置】 『一番星』 スピカつかの間の平和が訪れる、その前に。 早朝。誰も食堂にいないような時間。 彼女は食堂にやってきた。 『いない』立場の彼女、 それもたくさん食べなければいけない彼女。 当然、食料を大量に仕入れる手段の一つとしては、 食堂の備蓄に手をつける、というものを取らざるを得ない。 『いない』ものを見るとまではいかなくても、 見て見ぬふりをする、行動を許す、 という微かな光がこの世界に生まれたのは救いだった。 だから、こうして些細な取り計らいに甘えて、 開く前の食堂に忍び込んで、食料を、昨日と同じように、 集める はず だったんだ。 (L0) 2021/06/02(Wed) 0:17:49 公開: 2021/06/02(Wed) 0:20:00 |
【置】 『一番星』 スピカそこには、幼い、彼の、死体が。 『いない』子を一生懸命探して、 走り回っていた、彼の。亡骸が。 悲鳴をかろうじて己の立場という理性に留めて、 食堂から逃げ出して。 なんで?どうして? 彼女は、彼がそうなった事情を知らない。 ただ、あれは、私だとしても助からない。 そういうやりかただ。 必死で部屋に走って戻り、息を切らせて、 横になって、様々な疑問と、見た光景で、 頭の中をぐちゃぐちゃにした。 (L1) 2021/06/02(Wed) 0:18:23 公開: 2021/06/02(Wed) 0:25:00 |
スピカは、部屋に閉じこもった。 (a8) 2021/06/02(Wed) 0:28:26 |
『一番星』 スピカは、メモを貼った。 (a9) 2021/06/02(Wed) 0:29:11 |
【人】 戸惑い メレフ珍しく早朝に目が覚めて。ひどく胸騒ぎがしたから。 部屋を飛び出して、中庭を通って食堂へ。 殆ど、無意識に足が動いた。 「――――ぁ」 少年は、その場に 膝をついた。 視線の先には、宙ぶらりんになった 未来を共に見たかった 子供の姿。弛緩した体、変色した顔。 ――――姉さんと、同じ姿で。 死んでいることが、分かって。 少年は、どうしてが言葉にならず ただ涙をこぼしていた。 あの時、逃げようと言えばよかった? 無理にでも、匿えばよかった? どうしたら、救えた? 今ではもう、全てが手遅れだというのに。 (2) 2021/06/02(Wed) 0:54:14 |
メレフは、自身の行いを、ひどく後悔した。 (a10) 2021/06/02(Wed) 0:56:22 |
シェルタンは、死体を見た。 (a11) 2021/06/02(Wed) 0:56:58 |
シェルタンは、シェルタンは。 (a12) 2021/06/02(Wed) 1:00:57 |
シェルタンは、いつも通りであった。表向きは。 (a13) 2021/06/02(Wed) 1:01:21 |
鏡の前の ポルクスは、メモを貼った。 (t1) 2021/06/02(Wed) 2:05:42 |
【見】 鏡の前の ポルクスポルクスはおっきめふかふか兎さんぬいぐるみを カストル(復旧)とふかふか。 表面的には幼くなったように見えるが、あんまり根本は変わってはいない。 頭はいい大馬鹿。 深淵はより深く。その先にいつか夢見た何かを求めて。 がんばるぞー! なにかを。なにを? 勉強、環境の向上、自分たち! 頑張って 生きて 頑張って勉強して 頑張って世界を良くし ようと思う。 (@1) 2021/06/02(Wed) 2:43:28 |
ポルクスは、シトゥラの近くに落とし穴を掘った。 (t2) 2021/06/02(Wed) 2:43:56 |
ポルクスは、カストルの近くに落とし穴を掘った。 (t3) 2021/06/02(Wed) 2:51:57 |
ポルクスは、落とし穴に落ちた。 (t4) 2021/06/02(Wed) 2:58:41 |
夢の続きを イクリールは、メモを貼った。 (a14) 2021/06/02(Wed) 4:25:36 |
【独】 鏡の前の ポルクスその後、治療(再発)を受け、脳の兄を復旧、復元、復活。狂気も復活。投薬も少し。 ルヘナとシトゥラについては、『そういうもの』として改めて認識歪めた結果、一部言動に影響が出るように。 滅茶苦茶めんどくさい幼馴染枠に居座り続けルヘナ。 情緒と体調が不安定だが、それでも色々な遊び、研究、勉学を続けている。 やっぱり視野は狭く残忍な面が出たが、身内に甘く弱い義理堅い性格は変わっていない。 カストルとポルクスは、欠けた状態で放り出しておくと、本人らのの鋼の意思も虚しく、鬱に。14歳だぞ。 ポルクスは兄よりも臆病な部分が強く、すぐに室内に籠りがちになり、職も細くなり、鏡に映る兄さんと話し始め、やつれて死にかけた所を園芸部にて発見され緊急搬送。 部屋の中には狂気めいた文書とカストルへの手紙、積み重ねられた勉学の成果。絵の付いた物語、大きな兎のぬいぐるみ(これは二人のもの)割れた鏡、有益な実験の 。精神についての本、遺書。 順番はこうかな (-1) 2021/06/02(Wed) 11:11:18 |
鏡の前の ポルクスは、メモを貼った。 (t5) 2021/06/02(Wed) 11:12:54 |
鏡の前の ポルクスは、メモを貼った。 (t6) 2021/06/02(Wed) 11:13:01 |
【秘】 わるいおとなの ラサルハグ → 受容者 ルヘナ今こうして悲しみ苦しんでいるという事は、結局この子は『見ないフリ』をしない選択をとったのだろう。 それでも構わない。自分は子供の行く道を応援するだけ。 「ルヘナ」 だから、今は逃げ道を作りながら貴方を沢山慰めよう。貴方はちょっぴり人に寄りかかる事が苦手みたいだから。 抱きしめることも、背を撫でることも。これらは私がしたい事で、無理言ってルヘナが聞いてくれたもの。そう言い訳して今だけほんの少し休むといい。また歩きたくなるその時まで。 「何も間違ってなんていないと思うな。貴方自身が取った選択一つ一つに後悔していない限り。ただ、巡り合わせが悪かったんだ。ルヘナだけじゃなくて、貴方が想っている子も含めて。だから決して自分を責めないで」 とん、とんと穏やかなリズムと共に背を叩きながら言葉を紡ぐ。 その姿は生徒を導く教師というより、無条件で子供を愛する親の姿と言ったほうが正しいかもしれない。 そうして、大人であるこの男はそっと貴方を慰めるのだった。 (-2) 2021/06/02(Wed) 14:19:47 |
【秘】 わるいおとなの ラサルハグ → 受容者 ルヘナ /* 祝 ☆ シ ト ゥ ラ 生 存 ……ということでエピローグ入り本当におめでとうございます、お疲れ様ですルヘナ…麦茶コップさん…お疲れ様です…14歳であらゆるもの背負いすぎなんだなあ…… エピローグ入りしたので先生駆け込み寺は閉店になりますが、利用してくださり私はとっても嬉しかったです!ありがとうございました! (-3) 2021/06/02(Wed) 14:20:06 |
ポルクスは、スピカの部屋の扉を、カストルとノックしました。 (t7) 2021/06/02(Wed) 14:24:40 |
ポルクスは、ラサルハグ知らないが、カストルはラサルハグの近くに落とし穴を掘った。 (t8) 2021/06/02(Wed) 14:36:00 |
スピカは、ノックに応対した。 (a15) 2021/06/02(Wed) 15:19:01 |
【見】 わるいおとなの ラサルハグ某時間、某所。 上からの指示を受け、対応に追われていた大人はほんの少し休憩を取ろうと外に出ていた。 「……ふう。あと記憶の処理が必要な子は……」 頭の中に叩き込んだリストを思い出しつつ、今後の予定と照らし合わせながらどう動くかを考えていたのだが──。 ズシャアアアッ (1カメ) ズシャアアアッ (2カメ) ズシャアアアッ!!!(3カメ) ☆ラサルハグ、落下──! おわかりいただけただろうか。もう一度ご覧いただこう(ここでVTRが流れる)。 (@2) 2021/06/02(Wed) 16:01:28 |
【見】 わるいおとなの ラサルハグカストル謹製( >>t8 )の落とし穴を喰らい、白をベースとした分厚いコートがそれはもう全力で泥を吸い上げる。 落とし穴は二重底になっており、水が多めの泥が詰められている。そして穴自体も結構深い。なかなかよく出来たものだと大人は感心した。 「これは……誰が作ったのかな。ふふふ、子供は遊ぶのが一番だ、元気な子がいて何よりだよ」 そう言いつつも落とし穴から出ようとする。 コートはずっしりと泥水を吸い上げているし、落とし穴は深い。大人は落とし穴から……出られた。 (@3) 2021/06/02(Wed) 16:01:41 |
【独】 受容者 ルヘナ/* 先生落ちてるwwwwwww ひぃお腹痛いwwwwwwwwwwww 真っ白コート汚れちゃいますね……洗ってくださいね…… (-4) 2021/06/02(Wed) 16:04:32 |
【独】 受容者 ルヘナ/* そういやRPとして綺麗だったから忘れてたんですけど、 先生。 お祝いありがとうございましたーーー!! うわぁんシトゥラ生きててよかったよ!!! 呻き聞いて支えて下さってありがとうございました!!!!! (-6) 2021/06/02(Wed) 16:12:36 |
【置】 褐炭 レヴァティ「(ああ、久々ァ)」 いつぶりだろうか、子どもたちの見えるところで 自殺者が出るのは。 きっといつものように、一時的な騒ぎにだけなって、 なにも変わらないのだろう。 そう思っているから、レヴァティは この先の変化にきっと目を見張ることになる。 揺れる細い手足に さやぐ色素の薄い髪に 水槽を泳ぐ 金魚 に「きれいね」 場違いに呟いて、いつも通りに朝食を取りに向かった。 (L2) 2021/06/02(Wed) 16:15:42 公開: 2021/06/02(Wed) 16:15:00 |
レヴァティは、勿論、食堂全体が朝食配膳どころでないので待つことになった。 (a16) 2021/06/02(Wed) 16:15:58 |
【見】 カストル と ポルクス (@5) 2021/06/02(Wed) 16:27:06 |
【見】 カストル と ポルクス>>@4 「よし、シトゥラに施してやろうか」 『え〜……』 『恵むぅ?だったらルヴァ団長とか、ブラキウムとか』 「戦果報告、か……スピカに見せたら驚くかな?」 「……人間、飼いたそうにしてたじゃん?」 『ルヘナ呼ぶ?』 『「う〜ん、獲物……」』 (@6) 2021/06/02(Wed) 16:34:02 |
ラサルハグは、捕獲された。狩猟完了です。 (t9) 2021/06/02(Wed) 16:47:47 |
【見】 わるいおとなの ラサルハグ>>@5 >>@6 元気な双子たち 「とられたー」 ネットにかけられ、布をかけて繋がれました。 捕獲された大人は暴れることも怒ることもなく、楽しそうに微笑んでいる。 「この落とし穴を作ったのは貴方たちかな。随分良くできているね。 飼う……にしても、人間とはいえ私は大人だよ。貴方たち、大人は怖くないの?」 面白そうにまじまじと観察しつつ、声をかける。面白そうなので。 (@7) 2021/06/02(Wed) 16:48:03 |
【人】 褐炭 レヴァティ「ほいほほ〜い まだ食事もらっとらん子は居らんですかいね〜? 今からもらう子はサァビスで 俺ん皿の イチゴつけちゃるよ〜」食堂の騒ぎが落ち着き、日常が始まった頃。 レヴァティは今日も、適当な誰かに何かプレゼントし、 マイペースに朝食を取り始めた。 今日のサラダは枝豆入り。 レヴァティは最後の一皿になるまで手をつけないでいる。 (4) 2021/06/02(Wed) 16:49:01 |
【秘】 徒然 シトゥラ → 受容者 ルヘナ>>1 ルヘナ 「……ぁ」 ルヘナ、と口だけ動かせば ボロボロとこぼれた涙を拭い切ることができないまま あなたのことを前髪越しに見やる。 包帯を巻いているが滲んでいる赤はわずかで、 それさえなければ無事な様子が見れるだろう。 「も、う来たの……? おはよう、ルヘナ。 一日いるつもりだったけど驚いた、 朝から読みたい本でもあったぁ?」 盗み聞きをしていたあの部屋でだしていた甘い声。 子供らしさを隠さず懐っこく口元だけ笑っているが、 涙はいつまでも止まらない 「ごめんねぇ、ちょっと嫌なことがあってさー ……泣き止むまで待ってねぇ」 (-7) 2021/06/02(Wed) 17:08:26 |
【秘】 受容者 ルヘナ → 徒然 シトゥラ>>-7 シトゥラ 膝を抱える貴方のそば、ざっと身体の様子を伺って ……頭の包帯に滲む血以外の分かりやすい負傷がない、と 気付いてすぐに膝をついて視線の高さをあなたに近づける。 前髪で隠れていても流れ続ける涙は見えたから、 恐る恐るあなたの両頬に手を添えて、 親指であなたの目尻に溜まっては流れる涙を拭う。 「お前が描いてくれた絵、 ここに置き忘れてたから取りに来たんだ。 すぐに泣き止まなくていいさ、寧ろ泣ける時に泣いておけ。 ……なあ、夢じゃないんだよな。 ここにいるの、シトゥラなんだよな……?」 (-8) 2021/06/02(Wed) 17:17:33 |
【秘】 徒然 シトゥラ → 受容者 ルヘナ>>-8 涙を拭われながら不思議そうに首を傾げる、 何度か鼻をすすればだんだんと落ち着いてくるが かなりの時間泣いていたのが見受けられる 「だからなんで。幽霊でも見たような言い方をして。 食堂に行けないだけだって言っただろ」 どうして夢のようだと言われなければいけないのかわからない、 確かに暴力沙汰になるとして死ぬ可能性はどこかにあったかもしれないが、自分は約束は守ると言い続け無事に戻ってくることは説明はしたと思いこんでいた。 『大人に頼んで怪我を治してもらう』なんて、 狼のような真似をしていた自分達でないとできない褒美ではあったと思うけど 「頼んでくれたら、いつでも……ぁー……そういえば。 本当に早く来ちゃったね、みんなが『見』える日。 変なの、コロコロ指示変えてさぁ、 ここの大人は何をしたいのかわからないなぁ〜…」 へらへらと笑う姿は少しだけ痛々しくて、 とぼけるようないつもの様子ではなく 無理をしているのがわかりやすい 「……大好きだったのに…勝手で、 ずっと……信じてて、甘えてたボクが馬鹿だった。 構ってあげられなくてごめんねぇ?」 (-9) 2021/06/02(Wed) 17:37:58 |
【見】 カストル と ポルクス>>@7 「大人かなたぶんそうだと思うんだけど」 『ちょこっとみえた、赤いよ』 「あ、やっぱり子供は飼っていいのかも」 『シトゥラは喜ばないかな……』 「でもクマじゃなかったね」『残念』 『怖いかも、なんかひどいし』 「ここ虐待多いもんな」 『「 人間じゃないかも 』」 『喜んでくれるか……な……?』 「なんかブラキウムっぽくていいな」 『 「埋める? 』埋めるのが安全か……? 」『あっちゃんと閉めなよ。音が出すぎる』 「点検した」 『凄い』 『……あっ生餌』 「 天才 」もうだめかもしれない。 (@8) 2021/06/02(Wed) 17:53:29 |
【秘】 受容者 ルヘナ → 徒然 シトゥラ>>-9 シトゥラ 「あれを本当のことだと受け取るのは無理があるだろ。 俺は、お前が殺されるだろうって、思って…… 殺されなくても、ひどいことになるだろうって、 ……五体満足で戻ってくると、思えなかったんだよ…… 」段々手の震えと目頭の熱さが生じるも、あえて見ない振り。 何があってもどうなっても許すとは言ったが、 それは心痛まず受け入れられると同義ではなくて。 それからあなたの言葉を聞いて、そこに滲むものを見て。 ……『味』を見るまででもない無理を知って、 あなたの涙を拭った手をするりと動かし背中側に回す。 ここにあなたが存在することを確かめるように滑らせた手に、 その後あなたの輪郭に縋るように力がこもる。 あなたが痛くないよう気を遣いながら、 それでいて少し痛くてもいいだろうと判断した程度の力。 「大人のことも子供のことも俺はよく分からないけど。 お前が何か黙っていることは分かるよ、シトゥラ。 無理してまでするような隠し事か? 必要なことなのか? それは、俺には言えないことなのか? どうせ俺達しかいないし誰にも言わない、だから 吐け 」 (-10) 2021/06/02(Wed) 18:01:37 |
【秘】 徒然 シトゥラ → 受容者 ルヘナ「何を黙ってるかわからない」 ぽつりとつぶやいてあなたを見上げる、 潤んだ瞳がかち合い、また揺れた 「ボクは何を言っていない? ボクは何を隠そうとしていた? ルヘナに食べきってほしくないからああ言ったけどさぁ。 何が残ってるんだよ」 不安そうに確かめる手が求めているものがわからない。 あなたが知りたい自分がわからない。 震える手を好きにさせながら、力が籠もった手にすり寄った 「伝えていないことってなに? 知りたいことってなに? 言われたことしかやらなかったからわかんないし 嘘もついてないし、やりたいことしか見せてない。 わかったのは言われたことしかできない子は 愚かで馬鹿だったことだけ。 みんなを見ないのも大人に言われたからだけじゃない、 本当にみんなを見たくなかったから。 でも見たくなかった理由はすべて勘違いだった」 これが黙っていたことになるのか、シトゥラはわからない。 自分の感情や感想を知りたがっている気持ちがわからない なぜならもう、事実は知られきってると思っている 致命的に説明不足なのを理解していない (-11) 2021/06/02(Wed) 20:10:38 |
【秘】 徒然 シトゥラ → 受容者 ルヘナ>>-10 >>-11 「大人のためにやってきたことは誰のためにもならなくて、 やってきたことは求められてもいなくて、 悲しませたり苦しませることしかしてこなかった。 間違いだらけだった。 ボクは…これを隠しているの? みんなボクが何もしていないことなんて すぐに暴いて知っていた思う。 何もしてない、何もないよ。 隠そうとも隠せるものもなかったんだから」 ただ唯一話していないとするならば、 それについて 嬉しい悲しい苦しい を告げたことがないだけ。事実が皆知りたいのだろう、 そこにシトゥラ自身の感情を必要だと一切考えていないのだ 「……なにか言っていないことはある? ルヘナにいったことも、結構勘違いがあっただろう。 まともな大人になりたい内容は、少し変わったぐらいかな。 まだわからないから勉強するけどぉ」 (-12) 2021/06/02(Wed) 20:15:46 |
ポルクスは、スピカの部屋を訪問した。(時刻前後不明) (t10) 2021/06/02(Wed) 21:15:11 |
【秘】 『一番星』 スピカ → カストル と ポルクスノックに返事をしてから、暫くかかる。 頭では応対しなければ、と思っても、 体が動かなかった。 這うように床を移動して、ようやくドアを開ける。 「あら……カストルさん……どうしたの?」 スピカは、あなたに起こった異変をまだ知らないし、 この施設がいい方向に向かいつつあることも、 記憶や治療に対する"処理"が任意で選べる事も知らない。 頭の中は、彼の死に支配されていた。 (-13) 2021/06/02(Wed) 21:18:12 |
【秘】 カストル と ポルクス → 『一番星』 スピカ「 あれ、スピカ死んでない? 」『ひどい顔色、不味いんじゃないかな』 「どうしようか……オレお茶いれてくる〜」 パタパタと駆けていく長男。 一見なにも問題なさそうな、弟のほうが ぬいぐるみを抱えて見上げる。 『分かった。どうも、 死んで…… じゃなくて大分拗らせてたり?』 (-14) 2021/06/02(Wed) 21:34:31 |
【赤】 一人の少年 ルヴァあの部屋に、来る。 この日が来たのを知って。 最初に訪れたのは食堂でも森でもなく、 ――ここだった。 大人からの指示を受け、 そして動く子供たちが居た、部屋。 ボードも、何もかも、綺麗に元の位置に戻っていて。 これも、何事もなかったかのようで、少しだけ、震える。 いつも座っていた場所に座り、 裏切者は、静かに、待ち人を待つ。 (*0) 2021/06/02(Wed) 21:37:42 |
【秘】 受容者 ルヘナ → 徒然 シトゥラ>>-11 >>-12 シトゥラ 「……なんだ、俺達。お互いにそういうことだったんだ」 すとん、と胸に落ちるものがある。 当たり前のことすぎてすっかり忘れていた、 表現されないことには出てこないものの存在。 たっぷりあなたの言葉を聞いてから、背を数度優しく叩いて、 小さくくすくす笑う。 俺達、これだけのことを理解していなかったのかもしれない。 「なあ、まともな大人になりたい内容が変わったのは何故だ? 何かがあって、何かを感じて、何かを考えて、 そうしてその考えに至ったはずだ。 俺はそこの『感じたこと』と『考えたこと』が知りたい。 変わった理由が嬉しいことなのか悲しいことなのか、 そういう 『人間らしい』部分を知りたかった んだ、ずっと」何かを経験し、それによって変化する。 それは知識の吸収以外でも当然生じるものなのだから。 「俺は、お前が喧嘩しに行くと聞いて、怖くなったよ。 喧嘩ということは暴力だ、痛いことは苦しいし悲しい。 どうしてお前が苦しい、悲しい、痛いと感じるようなことを しに行くのかが全く分からなかった」 (-15) 2021/06/02(Wed) 21:39:22 |
【秘】 『一番星』 スピカ → カストル と ポルクス「半分死んでるといっても過言じゃないかも」 今の精神状態におけるスピカにとっては、 あなたたち二人は救いだっただろう。 想い人にはかえって弱い所を見せられず、 それ以外の人間ならば、 彼女は風紀委員スピカのペルソナを引っ張り出すことになったはずだ。 「食堂の話、聞いていないの?それでちょっとね……」 自分は大人が集まる前に逃げてしまった。 だから、彼がどのように扱われているかも把握できていない。 ただ、騒ぎになっていないことはないだろう、と考えて、言った。 (-16) 2021/06/02(Wed) 21:43:26 |
【秘】 受容者 ルヘナ → 徒然 シトゥラ>>-12 >>-15 シトゥラ 「……頭の怪我で血が滲んで、ってことは殴られたんだよな。 その上で今生きているってことはきっと前準備があったんだろ。 でも、俺はそれを知らなかった、 俺には見えなかった……! お前の言葉の『味』が違ってさ。 生きる気がない返答なのに、お前は未来の展望を語っていて。 だから……やること、やりたいことしか分からなくて。 どういう感情で、どういう思いでいたのかが分からなくて。 それがすごく苦しくて、苦しくて、怖かったんだよ…… 」意識して吐き出そうにも難しい。 自分だって、感情表現というものに慣れていないのだ。 苦しい、つらいを吐き出せるようになったのもつい最近で。 意識しながら、伝わるように、話していく。 「シトゥラ。俺がお前を『食いきる』日なんてきっと来ないよ。 俺達には毎日色んなことがあって、毎日色んなことを思って、 そんなことを馬鹿みたいに繰り返していく。 死ぬまでずっと、思考も感情も尽きることはない んだから。だから俺にお前を『食わせて』。 苦しくなかった? 辛くなかった? 怖くなかった? ……悲しくなかった?」 (-17) 2021/06/02(Wed) 21:43:47 |
【人】 一人の少女 ブラキウム早朝の食堂 「……悪い大人はもう居なくなったんだってさ。 明日はもう、やってきたのに」 大人の元から戻ってきたブラキウムは、昨日と同じまま。 ――けれど、二度と元には戻らない明日をこれから歩むことになる。 行きつく先は地獄かもしれない。 「僕は君が祈った明日のために大切なものを守るよ」 だからそれがどうしたと言ってやろう。 それくらいで負けるなんてあり得ないと確信できる。 懐の銀がいつまでも錆びないようにきっとあなたも色あせない。 だからあなたがいつギムナジウムを見ても『ありがとう』と言えるようにしよう。 明日も明後日も僕はここに居る。 ここでみんなと生きていく。 今度はもう大事なものの手をずっと離さないように。 愚かな子どもはもう焦らない。 遅々とした歩みでも毎日おとなになっていく。 「おやすみなさいサルガス。いい夢を」 もうすぐ今日のおはようが訪れる。 ブラキウムの空色の瞳の中にはっきりと あかい金魚 が泳いでいた。 (5) 2021/06/02(Wed) 21:54:56 |
【赤】 徒然 シトゥラ いつの時間だっただろう、 シトゥラがここにたどり着いたとき 彼の頭には包帯が巻かれており、血がわずかににじんでいる。 少しぼうっとした表情だったが 誰かがいるとわかるとしゃんと身を引き締めた。 朝であったのなら泣くのはまだ早い 昼以降であったのならもう泣かせてもらった (/*正直時空歪ませるから語らずにいこう。) 「あ、裏切者だぁ〜♡ ブラキウムとは仲良くやれたかな? 突然大人の言うことが変わったから大変だったでしょ。 あの子が確かシェンを呼び戻したんだったっけ、 ……大人から聞けること断片的すぎて詳しくわかってないや。 少なくとも今は"裏切らなくて"すむようになっちゃったわけだ」 「浮かない表情は、なくなった? 裏切者じゃなくなるルヴァ 」セキレイのシトゥラは静かに、そして穏やかに告げる。 自分を加害者だとも、被害者だとも思っている姿は 本当にただの子供でしかないのだけれど。 それをもうすべて知ることができたから、 気分は複雑で、どことなく晴れている。 (*1) 2021/06/02(Wed) 22:15:32 |
【見】 カストル と ポルクス>>-16 『 あ、やっぱり死んでるんだね ボクの勝ち。そういうことで、 はい 』賭けている、最低。何がはい、なのか それは 金貨の形のチョコレート、一つ。 やつれたスピカに渡される。 ……つまりポルクスは死んでいる方に賭けたのだろう ひどい。 『それはボクらじゃ、わかr 「おちゃいれてきたぞ〜〜!」 『ここ最近ちょっと寝込んで?それくらい、だったし』 「あ〜あ、オレの負け」 カストルも渡してきたので、二つになりました! よかったね。 決して馬鹿にはしていない。していなくてこれだ。 「お茶セットの展開、ここでいいか?」 ドアの前だけれど……廊下でお茶会を開くのか……? (@9) 2021/06/02(Wed) 22:16:33 |
【置】 徒然 シトゥラ 食堂の死体は、見ることはなかった。 だが大人たちから知らされた。 サルガスという少年は、忘れなさい。 口に出すのもやめなさい。 考えることもやめなさい。 『いい子』をしていた自分なら何も考えずうなずいた。 だが今の自分は問を口に出した。 怪訝そうな顔をされて真実を言われた。 「わかりました」 (本当に知ろうとしないだけだったな自分は) 大人にとって『いい子』を演じて、 大人にとっての『愚者』を演じて、その場をあとにした。 『いい子』だと思っていた今までは 真実によって間違いだと明らかにされた。 知ったとき虚しさよりも悔しさのほうがやっぱり強かった。 もうすっかり大人にすでに依存しきっている心が痛む、 少しずつ変わりたい。治したい。 最初から全ては無理だけど、かわれるはずだ。 このみんなのいる学校に戻れるように、 大人になるためにやらなくちゃいけない。 それは、本当に 『誰かの為になる人』になれることだと思うから (L3) 2021/06/02(Wed) 22:28:46 公開: 2021/06/02(Wed) 22:25:00 |
【人】 徒然 シトゥラ シトゥラはまだ食堂に顔を出していない。 多分眠っているか用事があるか それか、何かあったんだろう。 知っているのは数人だ (6) 2021/06/02(Wed) 22:30:31 |
【赤】 褐炭 レヴァティ「あ、僕が最後ですかぁ〜? ……この喋りもうええかァ、肩が凝るんですよね」 標準的なイントネーションの言葉から、 普段通りの訛りのあるものへ。 「ご気分いかが? 俺はなんも変わりよらん〜」 適当に腰掛けながら、手帳を開いた。 今日のギムナジウムの変化は、 彼に本当に何も影響を及ぼしていない。 (*2) 2021/06/02(Wed) 22:49:00 |
【赤】 一人の少年 ルヴァ――待ち人は来た。 ブラキウム風にいえば、賭けでもあったわけだが。 「……やあ、セキレイ。 つくづく、いい性格をしてるな。 いや、何もかもを知っているような、 まるで何も知らないような ……最初からそんな感じだったな。セキレイは」 小さく息を吐く。 思ったよりも、落ち着いている自分がいる。 「……どうだろう。 ここで裏切者と呼ばれることがなくても、 裏切者でなくなることを誰も許してくれないとも思う。 でも、ただ少なくとも、 ここが必要だったときよりは、少しだけ気分がいいよ。 セキレイ、あのときキミや赤ずきんが聞いてくれた話に 一つだけ、最近気づいたことがある」 (*3) 2021/06/02(Wed) 22:49:28 |
【赤】 一人の少年 ルヴァ「こっちも、余り変わりはないかもしれない。 ……ただ、聞いてもらうにはちょうどいい話はあるよ。 少しだけ、暇は潰せるかもしれない」 赤ずきんの来訪と共に、 独り言のように、話し始める。 きっと、二人なら、 聞いてくれるだろうという信頼があった。 先を促されるまでもなく、 ――訥々と話し始める。 (*4) 2021/06/02(Wed) 22:54:43 |
【赤】 一人の少年 ルヴァ二人の顔を順番に見た。 「……ここのシステムについて知ったとき。 何もされなかったのはなんでかって、ずっと思ってた。 俺は、俺なりに考えて、俺に利用価値があるからだって、 そう思っていた。……そう、思いたかったから。 ……でも、違ったみたいだ。 俺は多分……あの時大人に『何かをされている』んだ。 でなければ、基本欺き、不意打ちを重ねてきた俺の両手に、 こんなに、細かい傷痕がある理由にならない」 袖をめくり。シトゥラに見せた袖の下の細かい傷を晒す。 それは、数回の争いや抵抗なんかでは説明できないほど、 無数の疵だった。 「今も、そこで何をされたのか、分からないでいる。 ……『おれさま』がずっと、俺には分からないように、 そこの記憶だけをずっと隠し続けていたんだろう」 (*5) 2021/06/02(Wed) 22:58:55 |
【赤】 一人の少年 ルヴァ遠くを見るような眼をする。 「『俺』は……ずっと、子供の『おれさま』を、 手を汚せる『俺』が守ってやっていたんだと思ってた。 でも、違ったんだ、俺はずっと前から。 本当に傷つくことから、守られていた。 ずっと……子供の、臆病な、あの日から泣いてるはずの、 ……おれさまが守くれていたたんだ。 そしてそれは、今も……」 今も、その記憶には、封が掛けられていて。 弱い、弱いはずだったルヴァが。 泣きそうな顔をして、でも自分は団長だと歪な棒を持ち。 必死に、こちらを遠ざけようとしている。 俺が傷つかないように。 俺が、迷わないように。 ルヴァが、ルヴァでいられるように。 (*6) 2021/06/02(Wed) 22:59:56 |
【赤】 一人の少年 ルヴァ二人を、見た。 小さく、笑った、 誰にも見せたことがない種類の少年の、困った笑い顔だった。 「俺は、誰かに、守られてばっかりだな。 ……シトゥラ、レヴァティ。君たちにも、だ。 ……そしてこれは君たちにしか、伝えられない。 できれば、他の誰にも、伝えずに生きていきたい。 いつか来る、終わりに怯えながら。 それが……俺が、 共犯者だったキミたちに伝える、『願い』だよ」 真っすぐに、二人にだけ、伝えた。 この願いが、叶えばいいなという、祈りを込めて。 (*7) 2021/06/02(Wed) 23:02:29 |
【見】 カストル と ポルクス>>7 「 なんか怒られた 」『 謂れのない罵りを受けた…… 』お茶の入れ方だけ凄く巧みだ。人生の400%がルヘナで出来ていたのでその際身に着けた特技でもある。 茶葉を選んで…… 『結構癖があるね』 「あるな、こっちのがいいとおもう」〜テキトーウルトラミックスブレンドハーブと不思議の物語〜 「スピカなにがい〜い?」 『ミルクはお好みで、さとうも、クッキーもある』 「ゼリーは賞味期限ギリだから、 な? 」そうして、椅子が無かったので カストルの膝の上にポルクスが座った。 当然の用に彼女が持たされそうになっているのは おっきいうさぎさんぬいぐるみだ。 ……にわかには信じがたいだろうが、これでも心配して様子をみにきたのである。 たぶん。 (@10) 2021/06/02(Wed) 23:18:21 |
【赤】 徒然 シトゥラ「大人みたいにかしこまりたくないし、 仲良くったって……この治療までの道を 辛いものにするかはあなたたちだったでしょ。 裏切者いい子だもん」 人の情や、愛。存在していることは知っている。 何かはできないのだろうかと少しだけ期待はしていたり。 「ん〜正解。 知りきってると思っていた世界があってさ 同時に見なくていいよ〜って言葉を鵜呑みにしすぎていた。 ちなみに俺はやっぱり"まだ"ここでは 年上ぶるの嫌だなぁって気持ち 卒業したくないなぁ、大人になりたいけど」 いいよ聞かせてぇと笑う。 そんな姿は知ってしまったあと変わらなかった頃には戻れない 幸せの時間は消えて待つのは先の見えない未来だ うなずきながらルヴァの『願い』を聞けば、 レヴァティの方を一度見やった。 でも手帳持ってるとあんまり視線合わせてくれないんだよな (*8) 2021/06/02(Wed) 23:18:33 |
ブラキウムは、いつも通り朝食の席で待っている。 (a17) 2021/06/02(Wed) 23:34:52 |
ブラキウムは、同じテーブルに座る誰かを。みんなの顔が見たいから。 (a18) 2021/06/02(Wed) 23:37:15 |
【人】 夢の続きを イクリール今日もイクリールの姿は食堂に無い。 けれど、『みんな』と同じこのギムナジウムに確かに居る。 子ども達は今日もきっと、同じ空を見ている。 これまでと何ら変わりなく。 その日常の裏で、教師達が事後処理に追われている。 そして、何かが少しずつ変わりつつある。 イクリールから生徒を強く遠ざけるような噂は 大人からの圧力は、徐々に薄れつつある。 事実上の謹慎処分もじきに解けるだろう。 だから、その日食堂であった騒動を知らない。 けれどきっと、いつかはそれに辿り着く。 イクリールは、『みんな』の事を知っている。 その内の誰かが居なくなれば、きっとすぐに気付くから。 そして、いつまでも覚えているだろう。 このギムナジウムが、『みんな』が愛せる場所であるように その為に奔走した子ども達が居る事を。 何度忘れたって、いつまでも。 (9) 2021/06/02(Wed) 23:49:18 |
【赤】 褐炭 レヴァティ ルヴァが話し始めれば、ルヴァに視線を向けていた。 さしものレヴァティも、決意をもって語られるような 話を聞く時は、何となくそうすることもある。 「黙ったまんま? ええよぉ。 釘刺してんは正解や思う〜、俺どっちでも困らんけんね」 いつか誰かに聞かれることがあったなら、 今ルヴァにお願いされていなければ、 レヴァティは何も気にせずに言っていたことだろう。 まだ聞いているかもしれない誰かさんも、 きっとルヴァのお願い聞いてくれるでしょう。 「んー、守られてばかりってこともないと思うけどなァ。 あ、でも守ってくれる人を守れちょるかって言うたら イコールやないんはそう〜」 シトゥラに視線を返せば、あとはまた手帳を眺め出す。 「守りたい人を守っていけるとええですね、 なりたい大人になれるとええですね。 俺は応援しよるよ、ルヴァ」 (*9) 2021/06/03(Thu) 0:13:04 |
【秘】 一人の少女 ブラキウム → 『一番星』 スピカこれは朝食後のどこかの時間。 スピカを探している。 ブラキウムはあなたの顔を見てお礼を言いたかった。 (-18) 2021/06/03(Thu) 0:28:29 |
【赤】 一人の少年 ルヴァ>>セキレイ >>赤ずきん 「いい子か。そうだね。シトゥラ。 ……自分が子供だって、よくわかったよ。 そうかな、だったら……俺も少し救われるよ、レヴァティ。 ……ありがとう、話を聞いてくれて」 彼らが耳を傾けてくれるだけで、 今の自分にとっては、随分と救われる話だ。 ……きっと、彼らにはもうここでは会えない。 万が一、ここで会うことがあっても、 きっとお互いの立場は今と違うだろう。 これから、毎日きっと食堂で顔を見るのに。 それでももう、『会える』気がしなかった。 『ここでの彼ら』のことを知りたいと思うその気持ちも、 全てこの部屋に置いていこうと思う。 罪と、罰だけを。それぞれの分だけ懐に抱いたまま。 「……この傷はきっと瘡蓋になって、傷跡になって、 それがいつか、過去を忘れられない楔になるから、 その時に、また……二人に会いに行くよ」 少しだけ笑い。 親指にそれぞれ歯を立てて血をにじませて、 二つの親指を前に差しだした。 「それまで。少しだけ、さよならを」 (*10) 2021/06/03(Thu) 0:49:34 |
【秘】 『一番星』 スピカ → 一人の少女 ブラキウム彼女は朝食の席にいなかった。 『アフターフォロー』の話も、 まだ彼女には回ってきていないだろう。 ……スピカの部屋を訪ねたならば、 きっと彼女に出会うことはできる。 食堂が開く前の一回を除いて、 彼女は部屋から出ていない。 (-19) 2021/06/03(Thu) 1:09:10 |
【秘】 徒然 シトゥラ → 受容者 ルヘナ「……、……」 言われたことしかできなかった自分は、 ああ。と、なにか心の中で答えを見つけた。 すぐに治るのなら苦労はしない病気だとも思ったが。 「まともな大人になりたいと思ったのは、 治療がひどいことも混ざっていると知ってしまったから。 それは、いい子のままのボクではどうしようもできない。 嫌な治療をされ続けないために辞めさせるか、 変えなければいけないと思ったんだ。 簡単なことじゃないだろうけど、言うことを聞きながら 正しい知識をつけていこうかなって思って」 一息。 「喧嘩しに行くって言ったのは、 ……復讐が無駄なことを教えてあげたくて、誘った。 だけど、様子は変らなそうだったから レヴァティと大人に頼んで迎えに来てもらった。 人を傷つける手のほうが痛いってわかってほしくてさ、 それに今にも死んでしまいそうだったから。 俺を殴ったら少しでも気が済むか死ぬ気は薄れるのかなって? 不安に思ってるなんて思わなかった、そんなに寂しかったの? あえなくて数日だったじゃないか。 あー……カストルたちも行ったから 寂しくなくなってればいいなとかは考えてたよ」 ▼ (-20) 2021/06/03(Thu) 1:34:51 |
【秘】 戸惑い メレフ → 褐炭 レヴァティ「……よく食えるな」 朝食の時間から少しして。 皿も持たずに席に着いた少年が、君に声をかける。 いつも通りの様子を見て、眉を顰めている。 (-21) 2021/06/03(Thu) 1:35:06 |
【秘】 徒然 シトゥラ → 受容者 ルヘナ>>-17 >>-20 「ルヘナのほしい食事はこれ、だった?」 そうだったのかと、答えた食事の意味は 微妙にまだ何かずれている気がする。 そして続いた言葉に目を伏せて一度深呼吸をした 「殴られたことは全然いたくなかった。 辛くもないし、もしメレフのためになったのなら嬉しい。 メレフのためにならなかったのなら悲しいかな。 迎えに来てくれたことは嬉しかった。 レヴァティも……先生も親切で。 本当のことを教えてもらって……それで…… 泣きたくなるほど悔しかった。 悲しいことだった、今までの自分が間違っていたのも 今の自分ができることがほとんどないことも。 だけど泣いてる時間は、今だけでいい。 こうしてルヘナに話聞いてもらえてるから、 平気になってきたんだ」 よ。とつぶやいて、妙な気分になった。 はなしていないことが多すぎたが故 (-22) 2021/06/03(Thu) 1:48:54 |
徒然 シトゥラは、メモを貼った。 (a19) 2021/06/03(Thu) 1:59:40 |
【見】 カストル と ポルクス>>8 「普通ってなんだよスピカ 『まるでボクらのほうが変みたいな言い方』 でもいれます。 「ああそうそう 『 そのうさぎさはだいじなうさぎだから 』乱暴に扱わないでください、ね?」 優雅なティータイム、絵面か奇妙だが それでも茶と菓子は美味しい。 「……生存確認?」 『それだけじゃないような……?』 「お腹減って動けなくなってるとか」「だいたいそうかな」 「ああ、あれだ。 『最近顔色悪 かったし」森で見当たらないので』 「あ、そ〜だ。 森に二日くらい泊まる予定 なんだどう? 」どう、とはいったい 「 あと穴掘ろうかなっていうのと〜…… 」だめかもしれない (@11) 2021/06/03(Thu) 2:43:51 |
【秘】 受容者 ルヘナ → 徒然 シトゥラ>>-20 >>-22 シトゥラ 「そうだな。まともじゃない治療は存在する。 酷いことをされた人も望まぬことになった人も知っている。 俺も、最後に満たしたのが性欲になるよう『治療』された。 ……終わってから暫く、人に触られるのが怖かったよ…… だから、シトゥラが今の状況を変えようと思ってくれるのは 嬉しいし、変わったらいいなぁとも思う」 自分の持つ病気は大人としても治療されないほうが都合がいい。 上手く運用すれば短期間に多くの情報を得られるこれは、 自分の持つ『知る能力』の前提となる『才能』なのだから。 「復讐……となると相手はメレフか…… お前の身体を張ってまで他者の願いを叶えたがる姿勢は 美徳でもあるが、それによって影響が出てくるお前自身と お前が大切だから心配する人間がいることは覚えていてほしい。 ……不安については大人に抱かれて散々凹んでいる中、 気にかけてくれる仲間達を裏切っている罪悪感と 俺を好きになってくれた人を失恋させて泣かせた罪悪感と お前が嫌な『治療』を受けるかもしれない不安とで、 ……俺自身散々なことになっていたから半分八つ当たりかも。 ラサルハグ先生に頼ったくらいには弱ってたよ」 こうして具体的に挙げると何やってるんだ俺。 たった数日でこんなにも色んな事を知って。 (-23) 2021/06/03(Thu) 2:50:55 |
【秘】 受容者 ルヘナ → 徒然 シトゥラ>>-22 >>-23 シトゥラ 「俺が知識を『食いたい』からってだけじゃない。 俺がお前のことを知りたいから、 知ると嬉しい から、シトゥラ、お前の思うことや感じたことをこれからも聞かせて」 シトゥラという個人のことだから知りたい、感じたい。 それは 『食事』の欲求よりも強く優先されるものになった。 ……そうして、あなたが語る昨晩の話をひとつひとつ、聞いて。 「メレフのためになったかどうかは後で本人に聞きに行くか。 レヴァティと……どの先生かな、先生にはお礼を言いたいな。 本当にレヴァティって親切だったんだ……よかった…… ……悔しくて、泣いて、吐き出して平気になってきたのなら お前の弱音を聞ける場所になれたことが嬉しいし、 お前にとっての何かしらの慰めに慣れていたのかな、って 少し自惚れそうな程度には嬉しく思う。 苦しいとか悲しいとかっていうつらい感情を教えてくれたら こうして聞いて、そばにいて、お前を慰められる。 何をできないこともあるかもしれないけど、 少しでもお前の痛みを紛らわすことができたらいい。 ……たくさん頑張って、思ったことを教えてくれて。 こうして帰ってきてくれて。本当にありがとう」 ぎゅ、と強く抱き締めて。頭部の傷を避けながら あなたの髪をさらりと撫でる。 (-24) 2021/06/03(Thu) 2:55:12 |
【赤】 徒然 シトゥラ((*'▽')!!!!! 見た 多分偶然) 「……言いふらしたのはレヴァティのことを魔術師にかな。 まあ大丈夫かなぁ〜。 魔術師もボクたちの明確な味方で、ずっと傍にいる 協力する前に連れて行かれちゃっただけで」 ああ、もしその考えを聞いていたら 真っ先にこの大人を頼る甘ちゃんの鳥はこう告げていただろう。 ………ルヴァがきたければこの部屋、大人に借りるのに 今のルヴァはけじめをつけたいのだろうか。 いつまでも狼ごっこを続けられる仲ではないのは確かだが 彼なりに縁を持ち続けてくれるのならばそれに乗ろうか。 いつまでも裏切者達を見守りたい気持ちは変わらない。 「お菓子の次はティーパーティ? 赤ずきん、ワインやパンに飽きたら紅茶はどうかなぁ。 セキレイはその頃にはクルミぐらい食めるようになっているさ。 時計うさぎも女王もここには居ないけど、 裏切者だけが集まるお茶会に誘う甘い言葉はいつでも囁こう。 新しい口説き文句が欲しいかい? 最初からボクは裏切者達の味方、 あなたを守れていたのならそれだけで満足だ」 何もできなかった、が何かができていたにかわった。 それはまごうことなくルヴァのおかげだ。 多分この大きな実績は伝わっていないのだろうが、 ちゃんと話せる日は遠くない (*11) 2021/06/03(Thu) 3:24:42 |
【赤】 徒然 シトゥラ 小さく口を開いて親指に歯を当てる。 少し慣れない仕草で皮をちぎれば血が出てきて、痛みを感じた。 やっぱりこっちのほうがいたい。 「いつもいるよ、赤ずきんに、矛盾を抱えた裏切者達。 あなた達が居られる場所をボクは作り続る」 差し出された裏切者の指に、 血のにじんだセキレイの指を重ねた (*12) 2021/06/03(Thu) 3:27:15 |
【秘】 徒然 シトゥラ → 受容者 ルヘナ>>-24 「……」 「……? わかったよ」 なにかがわかったらしい。 レヴァティと先生にお礼をいう話は、 正直あまり勧めないといったが止めもしなかっただろう。 メレフはあんまり話をして欲しくないそうだ。 理由は、自分はできるだけ彼に問い詰める人は 少なくなって欲しいと手回しをしていると。 もう既に彼は傷ついてると思うので、 あまり怒りすぎないであげて欲しいらしい。 「お礼なんて言う必要はないよ、ルヘナ。 ルヘナが一番最初にくれたんじゃないか、 ボクを許してくれる場所を。 大好きな人を大人に奪われてしまったとずっと思っていて、 寂しかった。 それでもまた会いたいって思っていたし、 大人やそれ以外の誰かのことを好きになっていても あなたのことは大事に思っていたよ」 (-25) 2021/06/03(Thu) 3:52:57 |
受容者 ルヘナは、メモを貼った。 (a20) 2021/06/03(Thu) 3:53:03 |
【秘】 徒然 シトゥラ → 受容者 ルヘナ>>-24 >>-25 「ねぇ、ルヘナ。 もしかして―――― 本当にボクのものだと思ってくれているの? まだこんなボクでも欲しいと思っている? 心配していたのは死んで欲しくなかったから? 傷ついたら悲しいから? どこにも行って欲しくなかった? それって―――まるで恋みたいだと思ったんだけど これも勘違いかな。 あなたの中で そんなに大きなものになっているなんて思わなくて、 愛されていると気づかなくてごめんね。 俺でよければ貰ってください、ルヘナ。 できたら飽きないで、許し続けてくれたら嬉しいな」 髪を撫でられ心地よさそうに目を細めれば、甘く微笑む さらりと揺れた前髪から あなたを愛おしそうに見つめる双眸が覗いた (-26) 2021/06/03(Thu) 3:55:52 |
【秘】 戸惑い メレフ → 恋と、愛と シェルタン呼吸の間隔が短くなって、息が上がる。 唾液が零れ落ちて、それすらも今は絶頂へ至らしめる要因にしかならず。 腰が震えて、体に一層力が入り―――― 「っ、ぁ―――!!」 喉の奥から搾り出たような声を発し、自分の腹の上に精を吐き出した。 友人の謝罪も、大人達の笑い声も 耳に入ってくるのに。 視界が、白く染まっていく。 栄養の足りないからだは、体力の限界を迎えていた。 (-27) 2021/06/03(Thu) 4:43:12 |
【赤】 褐炭 レヴァティ ほんの軽く、どういたしましてを投げていた。 ルヴァのその考えを聞いていたのなら、 別に『会える』んだけどなァ、と呟いていたことだろう。 「お茶会? 悪くないんやないですかァ〜? 時計うさぎも女王も居らんくても、別に構いやしないでしょ。 俺ら、彼女らとお茶会をしたいんと違いますけんね」 手帳を置いて、二人と同じように親指の腹を喰い破って。 「君らとなら血の盃でのお茶会でも構いませんよ。 まァお菓子とお紅茶の方がええですけどね〜」 レヴァティもまた、指を重ねた。 (*13) 2021/06/03(Thu) 9:29:02 |
【秘】 褐炭 レヴァティ → 戸惑い メレフ>>-21 「ん〜? 俺に何かあったわけでもないけんね」 蜉蝣が本来より少し早く死んでしまって、標本になっていた。 「それだけさ」 眉を顰められても、それすら気にしたふうもなく。 彼は本当にいつも通りだ。 「ま〜〜〜今日の朝食、余りそうだなァとは思うちょるけど」 食欲がないのは、メレフだけではないだろう。 君の理由は違うかもしれないが。 (-28) 2021/06/03(Thu) 9:40:48 |
【秘】 褐炭 レヴァティ → カストル と ポルクス「あ、元気そぉ〜」 どこかの時間軸、遠くからあなた達を見て呟いた。 何をしていてもそう言っただろうが、 あなた達はどこで何をしているところだっただろう? (-29) 2021/06/03(Thu) 9:47:16 |
一人の少女 ブラキウムは、メモを貼った。 (a21) 2021/06/03(Thu) 10:10:55 |
【見】 わるいおとなの ラサルハグ>>@8 カストルとポルクス 人間じゃないかも。 の評価には。たまらず小さく吹き出して笑ってしまった。 「ふ、ふふふ。あはっ。人間じゃないなんて初めて言われた。 …………よいしょ。これでどう?私はなんの変哲もない、どこにでもいるただの大人だ」 そう言いながら布で繋がれて少し苦戦しながらも泥水を吸い上げた分厚いコートを脱ぎ捨てる。薄いシャツとズボンに覆われた男の痩躯が現れた。生餌としてはあんまり美味しくなさそうだ。 男は人間である事の証明をしたつもりだが、勿論貴方達が外見的な理由のみで判断したとは思っていない。大人が有する知識や経験を持っていない代わりに、子供達は気配に敏感で鋭い直感を持つことが多いものだ。貴方たちはどうだろう? 「埋められるのも生餌も、面白く勇気ある発想だけど困っちゃうな。どうしたら見逃してくれる?」 困るという割にはけろりとしている。 (@12) 2021/06/03(Thu) 13:09:52 |
【秘】 受容者 ルヘナ → 徒然 シトゥラ>>-25 >>-26 シトゥラ シトゥラの言葉についてはある程度聞くだろう。 レヴァティと先生については会ったら言っておこう程度に。 メレフについては自分からは何も言わないように。 ……自分としてもメレフが傷付くのはあまり望まない。 それから、あなたの感情、思考にひとつひとつ触れて、 喜びに表情が穏やかなものへと変わっていく。 「お前が寂しがってくれていたことも 会いたいや大事の感情も。 今まで言われるまで…… 『そうだといいな』という希望であって 事実だと思っていなかった。 独りよがりで自分本位な思考のまま、否定を避けて」 その結果がこの数日なのだ。 あなたにばかり文句を言っていたが、 自分もまたそうだったことに気付けば少し眉を下げた。 (-30) 2021/06/03(Thu) 13:16:39 |
【秘】 受容者 ルヘナ → 徒然 シトゥラ>>-26 >>-30 「俺は本当に全てお前のものだと思っているし、 お前が全部欲しい気持ちも持ち続けている。 ……お前が死んだら苦しいし悲しいから嫌で心配で、 それは傷付くことに対しても同じで、 ずっと俺のそばにいてほしいと思っている。 俺はお前に独りよがりの恋をしていた。 分かった振りして何も分からず空回る馬鹿な恋だった。 膨らんだものの大きさに戸惑って苦しんだ恋、 だったよ。 だから、シトゥラ。 お前の全部を、俺が、ルヘナが貰って、 愛します。 お前のそばで色々知り許し続ける毎日を幸福と呼んで、 お前に色々知られて受け入れてもらう喜びを愛と呼んで。 愛してる 、ってたくさん伝えていきます。……夢ならずっと覚めないで…… 」怯える心はまだ残っているけれど、 それもいずれは溶けてただ幸せに満たされることだろう。 あなたの双眸に宿る碧を見つめ返す若草色が揺れて、 痛みや苦しみに由来しない、喜びによる涙が零れ落ちた。 (-31) 2021/06/03(Thu) 13:24:29 |
ルヘナは、シトゥラを抱きしめた。 (a22) 2021/06/03(Thu) 13:25:37 |
【秘】 戸惑い メレフ → 褐炭 レヴァティ>>-28 「お前は、肝が据わりすぎてる……」 あれを見たのに、それか。と、目を赤く腫らした少年は息を吐いた。 「……そうだろうな。……お前は悩みもなさそうで羨ましいよ」 元々食べるつもりもなかったとはいえ、憂鬱な気持ちにはなる。 君のことも知らずに、適当な事を抜かすくらいには。 (-32) 2021/06/03(Thu) 13:26:58 |
【秘】 褐炭 レヴァティ → 戸惑い メレフ>>-32 「そう見えちょるんなら何よりです」 あーよかったァ、大袈裟に息を吐く。 「言うて俺も人並みに悩みはあるんですよぉ? 宿題やりよらんのどう言い訳しようかなァとか」 勉強に対しての姿勢は本当に真面目なので、 レヴァティはそんなことで悩みはしない。 彼もまた、あなたのことを知らずに適当なことを抜かした。 (-33) 2021/06/03(Thu) 13:58:39 |
【見】 カストル と ポルクス>>11 「だからさ、どうしようかな〜って悩んだんだけど、多分スピカのほうが規則?方法?にも詳しいんじゃねぇか?」 『単独行動は良くない。これは、ルヴァ団の掟だからね』 なるほど、全くの考えなしでは無い、いや考えなしだが。 『最近体調安定しないし、適当に森に行ってそのまま行方不明になってもいいんだけど』 うん、だめそうだ。 「それとな、ちょっと困る?」 『うん、判断しがたいことがちょっと起こってて』 「『 スピカもどう? 」』表へ出ろのポーズだ。優雅にお茶をしばきながらそれは何なんだ? ……ついていく? (@13) 2021/06/03(Thu) 15:02:59 |
スピカは、うさぎのぬいぐるみを、密かに誰かを想いながら抱きしめた。 (a23) 2021/06/03(Thu) 15:03:47 |
【見】 カストル と ポルクス>>@12 「うわっ急に脱いだ」 『こわっ……』 変態かもしれない。 「 肉、と草……食ってないのか? 」『ちょっと心配かな』 「お前が言うか……」 「いや、適当にさ、 赤蛇 がわちゃわちゃしてるだけで」『色んな人が集まってくるかもしれない』 かしこいバカだ……!! あだ名もつけてくれたらしい。 細長赤蛇!!カッコいい!! 「 『あ、そうだ」 』『ちょっと待っててくれる?』 「ちゃんと待っててくれよ?」「『 待ってて、すぐ遅れてくるから 』」 (@14) 2021/06/03(Thu) 15:21:54 |
【秘】 カストル と ポルクス → 褐炭 レヴァティ>>-29 虫取り、キノコ狩り、何か真面目な図鑑とノート。 双子は今日もフリーダムである。 前より狂気は増したが そうなるしかなかった、残念な子だった。 もし明日も生きていたらもしかすると、そのIFに全てを沈めてしまった。 (-34) 2021/06/03(Thu) 15:39:30 |
【赤】 一人の少年 ルヴァ「いいな……お茶会。 それは、なんていうか、素敵な口説き文句だ……。 茶菓子よりも、かなり甘いし、口に合うよ。 その時は帽子被って来ようかな」 少年の顔で笑った。 合わせられた指の疵も、 いつかは塞がり、刻まれた一つの傷跡になる。 でもそうやって積み重ねてきた罪の上にしか、 自分は生きることが出来ないから。 誰かから与えられた優しさの分まで、 もう少しだけ苦しんでみようと思った。 同じく傷を受けることを躊躇わない人と共に。 その手指が、離される。 自分から、静かに離した。 「……じゃあね。二人とも。 またここ(ギムナジウム)で、同じ星の下で」 自分たちの今の繋がりは、それでいい。 共に歩くことは出来なくても、 同じ星を仰ぎ見ることくらいの絆は、 持っていけると思うから。 一回だけ礼をして、部屋を去っていった。 (*14) 2021/06/03(Thu) 15:41:35 |
【見】 わるいおとなの ラサルハグ>>@14 カストルとポルクス 「肉と草?ああ……一応食べる時はあるよ。 忙しくてサプリメントとコーヒーしか摂らない事もよくあるけど 」怖いと言われても変態と思われてもどこ吹く風。楽しそうに目を細めて双子のやりとりに耳を傾けている。 貴方"達"のことはルヘナから聞いているよ。私は初めから二人揃って紹介された。後に貴方達の身に起きたことも、調べられる範囲で調べてある。ポルクス、そこにいるんでしょう?今はっきり見えなくとも、聞こえなくとも、私は貴方も愛しているよ。愛があれば視えるんだ。きっとね。 「?うん。ここにいるから、慌てず行ってきなさい。転んで怪我したら危ないからね」 細長赤蛇。そんなあだ名を付けられたのも初めてだ。 貴方達の言葉にこくりと頷き見送るだろう。声はほんのちょっと弾んでいる。楽しそう。 (@15) 2021/06/03(Thu) 16:01:14 |
ポルクスは、カストルを巻き込んで転んだ。 (t11) 2021/06/03(Thu) 17:02:40 |
スピカは、ぬいぐるみが邪魔で前がよく見えない。 (a24) 2021/06/03(Thu) 17:12:30 |
【秘】 一人の少女 ブラキウム → 『一番星』 スピカ「えーっと……ここかな。他人の部屋に自分から行くなんて滅多にしないから困ったよまったく」 あなたの部屋の前に立ち軽くノック。 「スピカ。僕だよ。ブラキウムだ」 (-35) 2021/06/03(Thu) 17:43:55 |
【秘】 一人の少女 ブラキウム → 夢の続きを イクリール謹慎中のイクリールを探す。 以前は中庭で見つけることができたけれど 今日はどこに居るだろうか。 (-36) 2021/06/03(Thu) 17:45:31 |
【見】 カストル と ポルクス>>12 「『よし』」 『急にごめんね、スピカ。食器は後で片付ける』 ポルクスの少しの苦笑いは、とても"いい子"らしい。 実態は悪であるというのに。 「なんかさ、ロクに飯食ってねーっぽいやつがいてさ」 『脱皮しかけてる?蛇、みたいな?』 外の空気を感じるころにカストルが言った一言。 「危ないから変な風に歩くなよ。」 >>@15 「『みてみてスピカ!!』」 (@16) 2021/06/03(Thu) 18:09:56 |
【秘】 夢の続きを イクリール → 一人の少女 ブラキウムイクリールは今日も部屋を抜け出して このギムナジウムの何処かに居る。 教師達は慌ただしく『何か』に奔走している。 だからきっと、昨日よりはずっと自由で。 きっと今日も、変わりなく中庭で会える。 (-37) 2021/06/03(Thu) 19:57:45 |
【秘】 褐炭 レヴァティ → カストル と ポルクス>>-34 なんとなく目についたついでに近付き、 平時と変わらぬ調子で声を掛けた。 「もう一人さん見つかってよかったね、調子はどう?」 レヴァティは、知らないことは知らない。 双子の狂気が増したことも、もしもの話も。 (-38) 2021/06/03(Thu) 20:00:20 |
【赤】 褐炭 レヴァティ「ほいほ〜い、それじゃあまたいつかの未来でなァ〜」 離れた温度に名残惜しさも特に感じず。 最初にここに来た時よりも随分と背筋が伸びた少年を、 ひらと手を振って見送った。 (*15) 2021/06/03(Thu) 20:14:04 |
【秘】 一人の少女 ブラキウム → 夢の続きを イクリール「あ、居た居た。ごきげんようイクリール」 中庭歩いているとあなたを見つけて声をかけた。 「……随分と色んなことがあったね。 君の方は大丈夫そうかい?」 (-39) 2021/06/03(Thu) 20:22:29 |
【秘】 『一番星』 スピカ → 一人の少女 ブラキウム (-40) 2021/06/03(Thu) 20:35:28 |
【秘】 夢の続きを イクリール → 一人の少女 ブラキウム「あら、ごきげんようブラキウム。探させてしまったかしら」 少しずつ、少しずつ日常へと戻りつつある中庭で イクリールはふと掛けられた声に振り向いた。 爽やかな秋晴れの日だった。 「…そうね、色々とあったけれど… わたしは平気よ。もうすぐいつもと同じように みんなとごはんを食べたり、授業を受けられるはず」 だからきっと、お茶会の約束ももうすぐよ。 そう言って、イクリールはいつものように微笑んだ。 その日食堂であった事を、知らないまま。 (-41) 2021/06/03(Thu) 20:45:01 |
【見】 カストル と ポルクス>>@15 >>13 「これはね わるい 細長 だぞ」『赤蛇 ちゃん」さん 』「つかまえた!」 『……熊の方が正しいのかな?』 「たぶん変態」 『全然 ご飯食べないで、コーヒーとサプリメントが主食? 』カワイーけど心配だろ?それと大人は飼っちゃだめだって、さ」 『何の変哲もないとか言いだして』 何かあるだろって思った。」「自分が怖くないのかって聞いてきて 『そういえば怖いかもしれない』 だから」「 『 生き埋めにした方が良いのかな って』 うん、話は続くらしい。 (@17) 2021/06/03(Thu) 21:26:24 |
【秘】 一人の少女 ブラキウム → 『一番星』 スピカ (-43) 2021/06/03(Thu) 21:31:17 |
【秘】 一人の少女 ブラキウム → 夢の続きを イクリール「……君はそんな顔だったんだね」 ぽそりと呟く。 揺らめくろうそく……よりはもう少ししっかりしているけれど柔らかくて温かそうなのは変わらない気がする。 ブラキウムを受け止めた時もそんな風に笑っていたのだろうか。 「別に。すぐに見つかったさ。 傷の調子も悪くないようで何より。 僕も君の事で随分と、まぁ絞られたよ。 君ほどではないけどお気に入りの仲間入りをしたみたいだ」 おそらく悪い意味で。 もちろん本命は別の件であるが、あなたの1件もウェイトが軽いとは言えなかった。 「お茶会も楽しみにしてるよ。 みんなも……呼んだらきてくれるさ」 (-44) 2021/06/03(Thu) 21:41:19 |
【秘】 夢の続きを イクリール → 一人の少女 ブラキウム「そう…それはよかった。 ええと、その…ブラキウムが怒られてしまったのは うぅん…ごめんなさいね。『せんせい』たち、心配性なのよ」 そう言って一つ、困ったように微笑んだ。 何も心配性、ただそれだけではないのだろうが。 それでもイクリールにとってはそれが真実だ。 少なくとも、今のところは。 「ええ、そうね。 みんなも、その友達も、そのまた友達も… 『みんな』を呼べば、きっと楽しいわ。」 もしかすると、『せんせい』に言って 食堂を貸しきったほうがいいのかしらね。 そう未来の事を語る表情は一転して楽しげで きっと、ブラキウムには見えなかった時もそうだったのだろう。 (-45) 2021/06/03(Thu) 21:58:12 |
【秘】 カストル と ポルクス → 褐炭 レヴァティ「はぁ?』 『あ〜、少し 「寝込んでた」 ような』これも半分素である。 『でもこれきっと「そういやそ〜だったな」 『 「 ぼちぼち でんなァ〜」 』 素晴らしいドヤ顔、素晴らしい自己完結型肯定力。 「菜園部はちょっと危なかった『ギリギリだったかも』 栄養剤と水だけで取り合えずいまのところは 『 問題らしい問題ものは出てないね。』 (-46) 2021/06/03(Thu) 22:02:28 |
【秘】 戸惑い メレフ → 褐炭 レヴァティ (-47) 2021/06/03(Thu) 22:03:51 |
【見】 わるいおとなの ラサルハグ>>@17 >>14 可愛い子供たち 「(やあどうも赤蛇です)」 そんな視線を投げながら先生は微笑みながら大人しくしていた。生き埋めにされる可能性があっただろうに全く気にしていない。 「ん、どうだろうね。随分落とし穴を上手に作ってくれたから、もしかしたら上がれないかもしれないし。……ちょっとやってみるよ」 声をかけられてようやく行動を始めた。 脱ぎ捨てていた泥水だらけのコートを先に放り投げ、それから自身も身軽になった体をフル稼働させ脱出を試みる。 先生は落とし穴から脱出できなかった…… (@18) 2021/06/03(Thu) 22:15:18 |
ポルクスは、スピカを睨みつけた。 (t12) 2021/06/03(Thu) 22:16:12 |
【秘】 『一番星』 スピカ → 一人の少女 ブラキウム>>-43 「っあー……」 眼鏡を外して、頬を数度叩いて気合を入れた。 「……うん、大丈夫ですよ。 ちょっと……色々見たのでね。食堂とかで」 『食堂のサルガス』は噂になっているだろうか? スピカには判断がつかなかったので、 とりあえずは濁すことにした。 来客用のテーブルに着席を促し、 いくつか保存食の中から甘味を見繕う。 「区切り……というと保険周りの話が 無事に終わったということですか?」 (-48) 2021/06/03(Thu) 22:16:28 |
【秘】 受容者 ルヘナ → 夢の続きを イクリールある程度こちらの諸々が落ち着いてから、暫くして。 ギムナジウム内を散歩がてら歩き回り、 お目当ての小さい彼女を探して周囲を見渡す。 「どこにいるんだろうイクリール…… 寮のほうに向かうべきか……?」 そうして彼女を見つけることができたのは 果たしてどこだっただろうか。 (-49) 2021/06/03(Thu) 22:16:47 |
【見】 わるいおとなの ラサルハグ>>@18チャレンジ失敗です 「ごめんね、先生駄目かもしれないな。ここまでみたいだ……」 全てを悟り諦めた。さながら処刑を待つ罪人のよう。 ……かどうかは男のみぞ知るといった様子だが、視線では風紀委員に 助けて欲しいなあ と救援を出している。手を借りることができればどうにか上がれるかもしれない。 (@19) 2021/06/03(Thu) 22:20:56 |
【秘】 一人の少女 ブラキウム → 夢の続きを イクリール>>-45 「君が謝る必要は無いだろう。 あれに関しては全面的に僕の自業自得だよ。 だから何も心配しないで笑っていればいい」 こちらもふっと笑いかける。 みんなは好きだと微笑む少女にこんな顔をさせていたのかと思うとやはり罪悪感がふつふつと湧いてくる。 そして、年相応にころころと表情豊かなあなたの顔が真っ白な仮面に見えていた自分の目を、盲目だったのだと再認識した。 「呼び出されたときに君の事もたくさん聞いたよ。 まぁほとんどは君の言う通り『せんせい』の過保護だったけど。」 はぁとため息。 「そんなに大掛かりでやるつもりなのかい? 君も少しは『せんせい』離れをしたほうがいいと思うけどね」 (-50) 2021/06/03(Thu) 22:24:25 |
【秘】 夢の続きを イクリール → 受容者 ルヘナイクリールの姿は今日も生徒達の中には無い。 けれど確かに同じこのギムナジウムの中に居る。 あなたの足があまりひと気のない廊下に差し掛かった頃、 ぽつり、聞き覚えのある声がその耳に届くだろう。 「────ルヘナ?」 何か捜し物でもしているのだろうか。 そんな気遣わしげな声色と、それと表情と。 (-51) 2021/06/03(Thu) 22:25:59 |
【見】 カストル と ポルクス (@21) 2021/06/03(Thu) 22:27:28 |
【秘】 一人の少女 ブラキウム → 『一番星』 スピカ>>-48 「あんまり無理するものじゃない。 僕らはもっとゆっくりのんびり生きてもいいと思うよ。 上に立つ者は休息もきちんと管理しなくては、いざという時に守るものも守れないからね」 まじめだなぁと思いながら席についた。 食堂の件についてはすぐには触れなかった。 「うん。ルヴァの事はもう大丈夫なんだ。 これからは僕がずっとそばに居る。 何があっても、どこに行ってもね。 だから君も君の大切なものの為にその善意を向けてあげて」 二人で向かう先はどんな地獄でも構わないと言ったから、そこにあなたをこれ以上巻き込むことはきっとお互いに良くない。 あなたまでが、暗闇に沈んでしまうことはない。 空に輝く一番星が必要な人は他にたくさん居るはずだ。 (-52) 2021/06/03(Thu) 22:34:28 |
【秘】 夢の続きを イクリール → 一人の少女 ブラキウム「……そう。ブラキウムがそう言うなら、そうするわ。」 そう言って、やはりいつものように柔らかく微笑んだ。 それがブラキウムの優しさの形だとわかったから。 だから何を後ろめたく思う事も無く笑えるのだ。 「あら……そうね、たしかに言われてみればそうだわ。 わたしだって、来年からは中等部だものね。 でも…もしも大勢でどこかを使うなら やっぱり『せんせい』にお話はしておかないと。」 ブラキウムは、あまり大勢とでは嫌かしら。 自分の事を聞いた、というブラキウムの言葉には あまり思う所も無いようで、ただいつかの事を真剣に考えている。 あまりにも不確かな未来の事を、ただ。 (-53) 2021/06/03(Thu) 22:35:36 |
【秘】 受容者 ルヘナ → 夢の続きを イクリール>>-53 「ああ、イクリール」 あまりひと気のない廊下、ある意味彼女らしい声と表情を聞いて 少し足早にあなたのそばまでやってくる。 ……最後に会ったのが彼女から手紙を受け取った時、だから、 自分は相当に取り乱していたはずで、 だから若干の気まずさのようなものはあるのだが。 「よかった……お前を探していたんだ。 昨日のこと、ごめんとありがとうを言いたくて。 手紙を配る手伝いをできなくてごめん、 あの手紙を届けてくれてありがとう。 おかげで、……色々あったけど……助かったよ」 昨日の手紙の件については本当に感謝している。 手紙の件単体なら自分の勘違いや受け取り違いもあって散々だったが、 自分がある程度落ち着いて会話できる精神状態になれたのは 彼女のおかげだという意識がある。 (-54) 2021/06/03(Thu) 22:43:29 |
【見】 カストル と ポルクス>>14 >>@19 「 どうすれば見逃す? そう赤蛇『さんが』 いってたから」 「考えたんだぞ? 『そうだ、スピカも連れて行ったほうがいいかも!』 だろ?」考えたよ 』「『そう思ったのに』」 「 野外学習について 、お話ししたいんです」『 部の活動について 、お話ししたいんです』「それでもスピカが助けたいなら、もういいよ 『もうどうでもいいかな』そ〜オレたち思って」 「 それで、スピカ? どうする? (@22) 2021/06/03(Thu) 22:48:02 |
【秘】 夢の続きを イクリール → 受容者 ルヘナ>>-54 「ごきげんよう、ルヘナ。」 やって来たルヘナを見上げて、まずは挨拶を一つ。 それから、ごめんとありがとうを言いたくてという言葉に ほんの少し、首を傾げて見せた。 「……そう。ううん、いいのよルヘナ。 あの時も言ったけれど、あれはわたしがそうしたくて ただそれだけでしていたことだから。 だから、二人の間になにか後悔をしてしまうような そんなことが無かったなら、わたしはそれでいいの」 あの手紙、という言葉に合点が行ったという顔をして、 そしてやっぱり、いつも通りに笑って見せた。 あの時のルヘナの様子を、心配していなかったと言えば それはきっと、嘘になるだろう。 けれど今こうしてありがとうを言う事ができるのだから ならばきっと、それで良かったのだ。 少なくとも、イクリールはそう思う事にした。 (-56) 2021/06/03(Thu) 23:02:27 |
【秘】 一人の少女 ブラキウム → 夢の続きを イクリール「うん。その方が好きになれる。きっと、みんなも」 あなたがみんなを好きなようにみんながあなたを好きになれればいい。 今ならそうも思える。 だからあなたはそのままでいいのだろう。 それがあなたにとっての真実なのだから。 「……それとね。その言い方やめないかい?なんだか僕の都合のいいようになります、みたいな感じがして嫌。 イクリールはもう少し我を出していこう。 僕みたいに 」真剣に考えるあなたに難しい顔をする。 「とりあえず最初はささやかにやってからにしよう。 それなら準備にも時間はかからないだろうし、冬を越す前にもできるだろう? 大勢でも構わないけどあの『せんせい』ならいきなりパーティなんて認めないだろうし。盛大にやるのは君がもうすこし大人になってからでもいいんじゃないかな。 その時は君が好きな人を招待して主催になるなんてこともできるかもよ」 ブラキウムにとっても遠い未来のことは今まで以上に不確かだ。 けれど、あなたの前でくらいは何事もなく変わらない風に笑いあうのも悪くないと思った。 (-57) 2021/06/03(Thu) 23:06:55 |
【秘】 『一番星』 スピカ → 一人の少女 ブラキウム>>-52 「ね。本当、休んだほうがいいとは思うけど。 ご飯も食べないと……」 彼女に休憩の選択肢が与えられるのは もう少し先、大人から話が持ち込まれる時だろう。 が、今はあなたと語らうことが休憩になる。 「……へぇ。なぁるほど。 一緒にずっと歩いていけるのは、羨ましい。 ………私はやっぱりみんなの風紀委員じゃないと 駄目ですかねー」 大切な人にはフラれちゃったし、と苦笑いした。 それでも、大切な彼が言った通り、 みんなのための一番星にはまだなれるのかもしれない。 (-58) 2021/06/03(Thu) 23:12:26 |
【見】 カストル と ポルクス>>@19 >>15 「森の奥は危険ですよね。森の手前もそうです。」 『けれど、その危険性について』危ないという言葉だけで済ませるのは スピカの前に真っ赤なキノコを置く ようなもの『でしょう』?」「植物に詳しい生徒も『興味がある生徒』それ以外でも 部の活動として『あってもいいと思いました』生物も気になります」 「けれど挑戦的すぎるのは分かっているので、どうもどの先生にも相談しがたく。そんな時に赤蛇先生、先生?が通ったので。是非ご相談できたら、なんて。」 「なので真面目に受け取ってもらうためにも、話の通りについても、きっと彼女の方がいい『かもしれないから』 「……上手くお話できなくて申し訳ない。『強引な形になってしまいましたが』それでも伺う機会が出来たので」 (@23) 2021/06/03(Thu) 23:17:40 |
【秘】 受容者 ルヘナ → 夢の続きを イクリール>>-56 「悪い、挨拶してなかった。ごきげんよう」 あなたからの挨拶でふと挨拶すら忘れていたことに 気付かされれば、同じように返す。 『らしくない』挨拶かもしれないが、まあ、いいだろう。 「イクリールが手紙をくれたおかげで、俺はシトゥラに会えた。 知らないことだらけだったことを知って、 少し……情けない事に、俺が思いつめすぎもしたんだが。 でも今日になってまた会えて……後悔じゃなくなったよ。 目標と言えばいいかな、とりあえず前向きなものになった」 伝えられること、伝えられないこと、色々あるけれど。 それでもシトゥラとも交流のあるあなただから伝えた。 ……自分の目標達成のためにあなたの力も借りるだろうし。 「だから、本当に感謝してる。ありがとう。 あと、それから……これはお礼ついでのお願い事なんだが。 イクリールとシトゥラ、二人でよく食事していただろ。 シトゥラが戻ってくるまで、それと戻ってきてからも、 俺も一緒に食事させてもらってもいいか?」 (-59) 2021/06/03(Thu) 23:23:48 |
【秘】 夢の続きを イクリール → 一人の少女 ブラキウム「ええと……そうかしら?ブラキウムがそう言うなら… …は、よくないのよね。うぅん…… わたし、ただ嫌と言われたことはしたくないだけよ。 それに人が喜んでくれることならしたいから…」 どうしたものだろう。 自主性を持つように、とはよく言われるものだけど それも一般的にはこうした方が良い、とされるような事を 自ら進んで行っていれば大抵は良しとされるものだ。 そして率先してそういった行動を取りがちなイクリールは 我を出していこう、なんて言われた事も無かったのだ。 「うぅん……そうね、まずは様子を見るのも大事だわ あまり急でもまた『せんせい』を驚かせてしまうでしょうし… うん、ブラキウムの言うように、まずはささやかに。 その次のことは、またみんなで話しあうのがいいわね。」 一先ずは気を取り直してブラキウムの提案に相槌を打つ。 けれどその前の発言に気を取られるあまり、 『冬を越す前に』という言葉の意図は掴み損ねてしまった。 抱えた問題と向き合う時間は幾らでもある。 だから、今はそれで良いのかもしれないけれど。 (-60) 2021/06/03(Thu) 23:46:22 |
【秘】 一人の少女 ブラキウム → 『一番星』 スピカ>>-58 「そうそう。まずは栄養補給もちゃんとしないと。 まったく、朝食くらいちゃんと食べないと、なんてまさか君に言う日が来るとはね」 こうして口を動かしていればふさぎ込んでいるよりはマシなはずだ。 ブラキウムはあなたに何があったのか全てを知らないけれど。 知らないからこそ言える事もあるかもしれない。 「羨ましがるのが結構だけどオススメしないよ。 君には君のやり方があるさ。 君じゃないと守れない人は絶対に居るんだよ。 生きて前を向いていれば……それこそ明日にでも現れるかもしれない」 「君はもっと誇っていいと思うよ」 (-61) 2021/06/03(Thu) 23:47:27 |
【秘】 夢の続きを イクリール → 受容者 ルヘナ>>-59 「……そう。ルヘナは、シトゥラに会えたのね」 聞こえるか聞こえないかの声で、なぁんだ と呟いた。 イクリールだって、別に心配していないなんて事はなかった。 だって、本当にあの手紙から不穏な気配を何一つ感じていなければ きっと、急いで手紙を配り回る理由なんて無かったはずだ。 「うん……そうね、それならわたしからも よかったわ、って。言わせてちょうだいね。」 ありがとうには、素直に笑ってどういたしましてを。 それから、お願い事?と一つ目を瞬かせた。 「ええ、もちろん。 二人よりも三人、それよりももっと。 ごはんはみんなで食べた方が、きっとずっとおいしいわ。 …それにね、ルヘナ。 お友達とごはんを食べるのに、 許可をもらう必要なんてないのよ。」 ああでも、もしかしたら。シトゥラ次第かもしれないわ。 そう続けて、いたずらっぽく笑って見せた。 (-62) 2021/06/04(Fri) 0:05:02 |
【秘】 『一番星』 スピカ → 一人の少女 ブラキウム>>-61 知らぬからこそできることもある。 日常会話は、確かにスピカを癒やしている。 「ブラキウムさん……ありがとうございます。 私、ちょっと、今日まで…… 何も救えないし、 手に入れたいものも全部手から零れ落ちて。 そう思ってたんですけど。 そんな私でも、誰かの役に立ったのでしょうか」 スピカにはこの騒動で役に立てた感触がなかった。 でも、色々な人に背中を支えてもらえたら、 まだ前に歩けるかもしれないと思った。 そして、支えなしでは歩けない自分を少し情けなく思った。 (-63) 2021/06/04(Fri) 0:14:43 |
【秘】 受容者 ルヘナ → 夢の続きを イクリール>>-62 「ああ、なんとか。……お前が急いで届けてくれたおかげで、 あいつと会うことができたんだ。 あいつ、俺が来たからって隠れて慌てて帰ろうとしたんだぞ? 少しでも遅かったらすれ違ってたと思う」 慌てて帰ろうとした結果の大惨事については触れない。 けれど思い出して少し呆れつつやはり笑って。 あなたがひとつひとつ投げかけてくる言葉を聞く度、 前まではその眩しさを恐れていたはずだったが、 今は全く恐れていないことが少しおかしくて。 それから、あなたが自分を『お友達』と思ってくれている、 その事実に感謝を抱きつつ……こちらも同じように、 いたずらっぽく笑い返して。 「あは、それなら俺も あまり食べられるわけじゃないが ありがたく。あとそうだな、シトゥラに許可を取るためにどうしたらいいか、 俺と一緒に考えてくれ。お前の力が必要だ、イクリール」 敵対者であったはずのあなたが『友達』であることに くすぐったさを感じながらも、喜んでいる自分がいる。 それがとても、とてもおかしかった。 (-64) 2021/06/04(Fri) 0:30:27 |
【秘】 一人の少女 ブラキウム → 夢の続きを イクリール「悪い事じゃないから余計にそうなってるのはよくわかるんだ。 でも、やっぱりこれからの君の事を考えるとその方が……そうだね。面白くなるかもしれないよ」 いたずらっぽく笑う。 変わらない日常もいいけれど、あなたにはもっと刺激があっていいと思う。 それこそ時間はたっぷりあるのだからゆっくりと段階を踏んで。 忘れらないような日々にしてしまえばいい。 その手引きをするくらいなら喜んで。 ブラキウムはいい子ではないから怒られるだろうけど。 "お願い"されてからではなくてあなたが望んで人の手を取る日が来てほしいと思う。 「そうしよう。 みんなで一緒に話しておけばなんとかなるさ。 ……あぁそれなら今からどうするか考えておかないと」 だけどそれはもう少し先のお話。 今くらいはもう少しこのままでも構わない。 ここに居るにはまだ等身大の二人のこどもだ。 (-65) 2021/06/04(Fri) 0:31:59 |
【秘】 夢の続きを イクリール → 受容者 ルヘナ>>-64 「慌てて帰る?隠れて? あら、あら…… 思ったよりは、やましいことがあったのかしらね」 本当に、しかたのないひと。 そう言って、イクリールはやはり屈託なく笑った。 それを責めるつもりは…まあ、事と次第に依るけれど。 けれどまあ、既にルヘナと会っているなら。 叱る役目は、自分のものではないはずだから。 ないといいんだけどなぁ。 「ええ、いいわ。 わたし、こう見えて結構わがままなのよ。 一度こうしたいと思ったらてこでも動かないわ。 もしかすると、 シトゥラはそれよりもっとわがままかもしれないけれど。」 その時は意地の張りあいね。 そう言って、ルヘナと同じように、心底おかしそうに笑った。 本当は、このギムナジウムの中に敵なんか居なくって 色々な事が少しだけ、すれ違ってしまっていただけのはず。 そしてきっと、ただその正し方がわからなかっただけなのだ。 一度わかれば、もう怖くない。 その証明こそが、今この場にある光景なのだろう。 (-66) 2021/06/04(Fri) 0:56:08 |
【秘】 夢の続きを イクリール → 一人の少女 ブラキウム「なら、覚えておくわ。 今はまだ、どうすればいいかわからないけれど… わからないなら、これから知っていけばいいのだものね。」 それは数日前にブラキウムへ語った事のリフレイン。 わからないなら、知らないのならこれから知れば良い。 イクリールが盲目のブラキウムの手を引いたように、 ブラキウムがイクリールの手を引いたって良いのだ。 何度だって。 そうして受け取ったものは、きっと二人の宝物になる。 たとえいつか忘れてしまったとしても、 決してその日々が無かった事にはならないのだから。 「ええ、そうね。 ブラキウムさえよかったら、一緒に考えてくれるかしら? わたし一人じゃきっと、全部には気が回らないから。」 二人の子どもはただ顔を見合わせて笑う。 きっとこのギムナジウムは、その子ども達は 今よりもずっと、良い方向へ進んで行ける。 そうである事を願う心があるのだから。 (-67) 2021/06/04(Fri) 1:15:24 |
【見】 わるいおとなの ラサルハグ>>15 >>@23 双子とスピカ 「いいや、気にしないよ。それでええとなんだったか……野外学習だね。ふむ……」 自分の救助はさておき。生徒からの提案を受けて考え込む。 ギムナジウムは森の中にある施設だ。 そこで暮らす以上、植物に関する知識を学ぶ機会があってもいいかもしれない。生徒が敷地内で毒キノコを見つけ誤って口にし、命の危機に瀕したなんてことがあっては大問題である。 「植物学に関する授業は私も確かに必要だと感じるけどカリキュラムを今更変更するのは難しい。 だからやっぱりカストルたちの言う通り放課後に行う部活動という形が一番通しやすいかもしれないけれど……さて……」 ラサルハグは本来ギムナジウムに居ない所謂"わるいおとなたち"の都合のいい使い走りである。 「先生」と生徒達から呼ばれているが、異動の際騙った肩書きはカウンセラーであり正規の教師ではない。 通った前例のない話を実現させること自体難しい上に、本物の教師陣が自分の話をどこまで耳を傾けてくれるのか。見当もつかないが、やれるだけやってみよう。 愛していると口にしながら子供達に尽くさないなんて信条に反する。男は素早く思考を巡らせた。 → (@24) 2021/06/04(Fri) 4:59:17 |
【見】 わるいおとなの ラサルハグ>>15 >>@23 双子とスピカ 「一つ。 まず園芸同好会を"野外活動部"に改め、カストルとポルクス以外の部員を集める。そして大人は怖いかもしれないけど、監督できる顧問の先生も見繕っておいた方がいい。 二つ。 好き勝手に気分で泊まり込みを決行するのはただの遊びと切り捨てられるだろうね。 泊まり込みの活動を行うのなら事前に計画を立て、終わったら活動記録を作成してきちんと活動している事を周りにも分かるようにする。ちゃんとした実績があるなら先生たちも咎めないだろうから。 三つ。 生き埋めとか人に怪我を負わせる行為は間違ってもやらないこと。 ……これは先生が埋められそうになったから怒っているわけではなく。活動中に人が怪我したなんて話が出てごらん、危険な部活動だと判断されてやれる事が一気に狭められてしまうからね。 誰かの為の行動でも実行前に「起こしたあとのこと」を考える癖をつけなさい、カストルとポルクス」 つらつらと述べた後、ふうと小さく息を吐いた。 「……以上が私からの提案。話が長くなってすまないね。 この条件が飲めるなら聞いてくれそうな先生たちに相談してみよう。そして貴方達からも動いてご覧。何事もやってみることが肝要だ。 それで通らなければ申し訳ないけど。私は本来生徒たちのケアを行って回るカウンセラーでしかないから」 どうかな?と言って貴方達を見上げるだろう。 (@25) 2021/06/04(Fri) 5:04:54 |
【独】 わるいおとなの ラサルハグ>>@24 >>@25 /* 可愛い子供達へ。 長々と説明ごめんなさい。そして強いるように聞こえる提案も申し訳ないです。 こちらはあくまで大人としての提案ロールなので聞く必要は特にないです。これ通せるのかGM達にも聞いてないからネ……! らさる先生より (-68) 2021/06/04(Fri) 5:20:04 |
【人】 一人の少年 ルヴァ>>0 金魚鉢 その光景が、それが撤去された後も、 網膜の裏に残り続けている。 それが持つ意味はきっと、見る人によって違っただろう。 それくらいその金魚鉢は鮮烈なものだったし、 同時に深い傷を各所に残したりもした。 自分が受け取った物の中で一番強い『意味』は、 ……間違いなく『警告』だった。 ブラキウムが何事もなく赦され 自分が何事もなく赦される代償や歪は、 必ずどこかに出るという。 この金魚鉢のように、中で泳ぐものたちは 消して外に出ることはできないという。 そのオブジェの真意はどうであれ 友人の死を以て伝える、 最悪のメッセージのように思えた。 (16) 2021/06/04(Fri) 7:29:18 |
【人】 一人の少年 ルヴァ――罰は回避された。 ブラキウムを庇い、自分も共に地獄に落ちると決めた決意は、 簡単に手ごたえをなくして霧のように消えていった。 だけれど、食堂で見たその赤に、死に。 心に確かに植え付けられたものがある。 本当に罰は回避されたんだろうか。 本当に罪から目を背けられるものだろうか。 例の部屋で自分はセキレイに、赤ずきんに別れを告げた、 それに、何か強い意味があるのだろうか。 そんな個人の決意や意識などお構いなしに、 自分の知らないところで何かが決まり、 そして決まった通りに未来が描かれていくのだとしたら この安寧は、仮初のものだ。 何もかもが解決したと思っていたある朝に。 自分の元に封筒が届き、それを開いたときに 『再度、ブラキウム』と描かれてないなんて 誰も保証してはくれない。 そしてそれが保証されない以上。 きっと、その夢をこれから、何度も何度も繰り返し見るだろう。 (17) 2021/06/04(Fri) 7:34:02 |
【人】 一人の少年 ルヴァその明日が「今日」なのだとしたら。 せめてその一日をちゃんと泳ぎまわりたいと思う。 絶対に訪れる、君と似た形の終わりを迎えるまで、 それがすべて無為に変わることに怯えながら、 苦しくて苦しくて仕方ない気持ちや不安を押し隠しながら。 それでも仮面を被らない顔で、 向き合いたい人がいるんだ。 ちゃんと伝えたかったけれど、 それは、友人である君に、ちゃんと誇れるような、 そのためによく頑張ったね、って頭を撫でてもらえるような、 そんな本当の気持ちなんだ。 「……つらいな。 でも、背負うよサルガス。俺はさ。 ルヴァ団の、団長だから」 涙は、今度は零さなかった。 (18) 2021/06/04(Fri) 7:44:37 |
【見】 カストル と ポルクス>>@25あかへびせんせー!! 「なんか『 ケア?受けてから 』ちょっとぼーっとしてたかも?」彼らは二人であることと引き換えに幼い言動が多くなり、見境もなくなっていた。以前はここまで考えなしではなかった。 「 植物総合研究会 とかじゃダメかな……」「赤蛇さんなんか偉そうな人なのに『見る目がない』 このひと大人かどうかは分からないけ どセンセー だと思う』「今の部も折角育てている。花とか、草の資料提出もできなくなるし……」 「 大人の人から頼まれてる『 秘密の葉っぱ? 』繊維?もあるし、そっちは恐いなあ!赤蛇先生の好きな花、なんですか?『咲いてるかもかも』ね 」まて 「そうだ、 赤蛇 さん『菜園部、見に来ませんか? 』服べちゃべちゃになっちゃったし、お詫びと相談と飯を食わせる会?『うん、ご飯食べさせないと、よくない。』いつか聞いた。」べちゃべちゃにしたのは双子だが。 時折スピカの様子を見ながら、頑張って考える。 「結構資料とかあるので、そっちの方見た方が早いかな」 「もっと 安全な落とし穴 か」混沌だった。 ……怪我」『指導』 あれ?と顔を見合わせる。双子。 とぉーーーってもいやな予感。 (@26) 2021/06/04(Fri) 12:03:04 |
【人】 『一番星』 スピカ「これ以上被害範囲を広げないでほしい」 切実だった。 話は聞いてるようなので何も言わない。 行動に反映されるかはともかく。 (19) 2021/06/04(Fri) 12:41:02 |
『一番星』 スピカは、メモを貼った。 (a25) 2021/06/04(Fri) 12:58:30 |
【見】 わるいおとなの ラサルハグ>>@26 >>@27 >>19 「ケアを受けてから、か。 やはり影響出る子は出るようだね。完全に元通りとはいかないか。…… 」静かに双子の言動を繰り返す。自分はまさにその対応を他の子供達に行って回っていたものだから、僅かに反応してしまった。 「私からの提案は、要は『より部活動らしく見せて先生達に遊びではないことを理解させ、泊まり込みの活動を許可してもらう』ことを目的としたものだから。 部の名前は貴方達で自由にしてもらって構わないよ。園芸同好会だと泊まり込み活動や野外での調べ物はしにくいかなと思っただけ。 活動内容も、今まで行ったものはそのまま続けて構わないと思うよ」 気を取り直して補足を付け加える。自分はあくまで最初に聞いた野外学習や泊まり込みの許可を教師達からもぎ取れるような手伝いをしたいだけで、子供達の活動範囲を狭めたい訳ではないのだ。 → (@28) 2021/06/04(Fri) 13:33:33 |
【見】 わるいおとなの ラサルハグ>>@26 >>@27 >>19 「好きな花は……白いカーネーションとかかな。菜園部にはあるのかな。 ふふ、誘われてしまった。仕事の休憩時間はまだもう少しあるから、どんな活動が実際に行われているのか見に行こうか。 ルヴァ団とか楽しそうなチームの名前も聞こえたけれど、収拾がつかなくなりそうだしとりあえず今は貴方達だけで話をしてある程度内容をまとめておこうね。 という訳でとりあえずよかったら先生を助けてほしいな。どう?」 どう、とは。 (@29) 2021/06/04(Fri) 13:34:54 |
【見】 わるいおとなの ラサルハグ>>ルヘナ これはどこかの時間帯。恐らくは双子と風紀委員のドタバタ騒ぎの前あたりかもしれない。後かもしれないが。 ともかく、男はいつも通り分厚いコートを着ていつも通りさほど動かない表情筋のままいつも通りヒールを響かせて廊下を歩いている。 いつも通りではないのは分厚い本を手に抱えているのと、向かう先が教員棟ではなく図書室であることくらいだろうか。 表情こそ普段通りではあったが、流石に子供達の記憶の処置や噂の工作に関与し続け少し疲労が滲んできていた。 息抜きを兼ねて男は散歩を始めることにしたらしい。 (@30) 2021/06/04(Fri) 13:50:08 |
【人】 受容者 ルヘナ>>@30 先生 あなたがそうして歩いているのならば、 もう少しで図書室へ至ろうかというところで 周囲を取り巻く音のうちの一つがどんどん近づいてくる。 軽い足音はそうしてあなたの背後へやってきて、そして―― 「ラサルハグ先生、こんにちは」 穏やかな声音があなたの横を通り過ぎて前から投げかけられた。 昨晩の取り乱し具合はすっかりなりをひそめて、 けろっとした様子のルヘナが挨拶を投げかけ、 ……あなたの持つ本に一瞬興味を示し、視線はあなたに向いた。 「……もしかしてお疲れですか? 先生がよろしければ、になりますが少し休んで行かれます?」 (20) 2021/06/04(Fri) 14:12:29 |
【見】 わるいおとなの ラサルハグ>>20 ルヘナ 「おや、ルヘナ。こんにちは」 投げられた声を受け止めて柔らかく口元を緩める……が、お疲れですかと問われれば男の笑みはやや苦笑いのそれへと変化した。 「分かりやすかったかな。仕事に追われていてね、ほんの少しだけ。 うん、ちょうど気分転換の為に図書室へ行こうとしてたしそこで休ませてもらおうか。お邪魔するね、図書委員さん」 こちらも穏やかに声を返し、貴方へと歩を進める。 初めて会った時もこうして図書室に案内してもらっていた。あの時と比べたら随分と少年の空気が柔らかくなっている。 彼が誰と会話をしてどのような時間を過ごし変化したのか自分は知る由もないが……貴方の様子に、ほんの少しだけ胸の奥が温かくなった気がした。 (@31) 2021/06/04(Fri) 16:03:13 |
【見】 カストル と ポルクス>>@29 >>21滝つぼに落ちた人たち 「 赤蛇 さんはセンセだし、友達 だから助けちゃおうぜ」「凄くためになったから、 赤蛇 先生」「『 ありがとうございます 」』……落としたのも、ずぶずぶにしたのも この少年らである。 スピカが引き上げるなら、 自分たちは兎をぎゅむぎゅむしていた方が邪魔にならないのでは? 『スピカ凄いねぇ』「スピカ落ちないようにな〜」 カストルの方は先回りして準備をする、と言って凄い勢いで走っていった。うさぎさんぬいぐるみはだいじなものなので、お部屋に寝かせてきた。 そう気が付いたので、取り残された弟は 『……えと』 『フレ!!!!フレ!!!! アリガト!!! !フレフレ!!!!サイキョウ!!!! 』………向いていないようだ。 穴から出ることが出来たら、労りと謝罪を。 そしてこちらですと、ご案内する。 その姿は、とてもいい子そうに見える、見えるだけだ。 ルヴァ団の活動内容がまともなことや。 どんな食べ物が好きか。 子供のころはなにをしていたのか。 得意分野は?等…… 簡単な他愛もない雑談に花を咲かせて。 スピカを巻き込んで案内していく。 (@32) 2021/06/04(Fri) 16:25:58 |
【見】 カストル と ポルクス>>@29 >>21 騒ぎがあったらしい、 また多くの物事に関わることもできず 自分達が歩みたいところを歩く ……けれど、前はもう少し。 自己防衛をするさまが見れたろうに。 食品無いわけではないだろう。 あれ?と、なりながらも兄の補佐に行くようで 『 赤蛇 センセ、ちょっとだけスピカと一緒に待っててください』 カーネーションは薄桃色で食べられるやつがあった。 そして資料、 孤高であっただけはある。 ちまちまと細かい情報から印象。一見全く関係のない一行コメントなど、これはとてもよくできていた。有用。……スピカはこの間に何を話してもいいし 赤蛇先生もそうである。 ・今、話す ・いらない ・話した後まで飛ぶ ・その他 『ポルクス』の活動範囲が広がっている (@33) 2021/06/04(Fri) 16:37:59 |
【秘】 褐炭 レヴァティ → カストル と ポルクス>>-46 「あァ、そら何よりですわァ〜」 二人の発言に合わせて、普段と少し違うイントネーション。 なおすぐにやめる。 「そういえばそうでしたねぇ、 あそこ当番さんとか居ちょらんかったっけか」 「今度誰も居なさそうだったら 水くらいは撒いておきますね〜、まァ気が向いたら。 知識はありますけん、下手なことはしませんよ〜ってね」 書き物は素直に気になる。開いている状態なら軽く覗いた。 (-69) 2021/06/04(Fri) 17:03:04 |
【人】 受容者 ルヘナ>>@31 「はい、それでしたらどうぞ。 ここにはあまり人も来ませんし、比較的涼しいと思いますから。 ……あー、と。少し散らかっているかも、しれませんが」 昨晩の大惨事の片付けを少なくとも自分はしていない。 自分以外の図書委員は約一名を除き図書室に来ないだろう。 そうして心なしか恐る恐る扉を開けて入った図書室は、 というよりも具体的には雑誌用の棚は 大惨事のままだ。 結果がどうあれ、あなたに何かを頼むでもなしに 招き入れて己も己のやるべきことへと向かおう、として。 ふと、あなたのほうを見て。 「先生、昨晩のこともですが、諸々ありがとうございました。 全部が上手くいったかについてはまだ分かりませんが…… 少なくとも、その答え合わせをする、していく時間は 確保することができました」 答えについてはまだまだ未熟で子供である自分には 判断ができない領域だ。 けれど、それを知っていく道筋が開けたのなら 正誤を下したうえで改善をはかることもきっと。 (22) 2021/06/04(Fri) 17:08:08 |
【秘】 褐炭 レヴァティ → 戸惑い メレフ>>-47 「いやァ、長く居よるから、逆に言い分けが尽きてきてて?」 メレフの方はこれ、宿題終わってないのかな?みたいに 思っている顔をした。 ちがうよ(ちがうよ) 「何か思うようなことってありましたっけ? ……とかは流石に俺も言わんけど。 思う以上のことなんてこれまでもこれからもないですよぉ」 (-70) 2021/06/04(Fri) 17:09:46 |
【見】 カストル と ポルクス>>23 「 まて まて まて」『はいおまたせしましたー。 どうぞお召し上がりー 』多めの軽食というか、お菓子が多い。 「 赤蛇 くんが倒れたら元も子もないし……カウンセラーさんが死んじゃうのは 『 本末転倒 だよね』赤蛇 センセ」「スピカ、 肉 と草 とキノコ いるか?」……つまり、この双子。二人に健康でいて欲しいだけなのである。随分空回り遠回りすぎて度し難いが。 『センセにもご迷惑おかけしたし、がんばらせちゃったんだから。お腹すいちゃうでしょ?』 「お早めに食えよ」 (@34) 2021/06/04(Fri) 17:29:34 |
ポルクスは、カストルと花束を作っている。 (t13) 2021/06/04(Fri) 17:36:01 |
【秘】 一人の少女 ブラキウム → 『一番星』 スピカ>>-63 「君は真面目すぎるんだよ。 今回はたまたまそうだっただけ。確かに救えなかったものもたくさんあるけど、救えたものもあるはずだよ。 森に近づかなかった子は守られたし、君たちの見回りが結果的に抑止にも繋がったのは確かだと思う。 それに僕だって君という保険があったから賭けにも出られたんだよ?」 あの日のブラキウムのような子どもにも隔てなく接するあなただからこそだろう。 「一人でできることなんてたかが知れてるんだよ。 上に立つものが一人きりである必要なんてきっとなくて、だから誰かと話をして手を取るのさ。 本当に欲しいものがあるなら遠慮とか捨てちゃって、君自身が選び取るんだ。 スピカはもっと欲張りになってもいいんじゃないかな」 (-71) 2021/06/04(Fri) 18:01:24 |
【秘】 カストル と ポルクス → 褐炭 レヴァティ>>-69 『ちゃんと記録してくだされば?』 「ありがたく? こんな形で混乱してる状況じゃない限りなんとかなりそうだけど 「提出するようなのじゃ無くて『ちょっとした癖、みたいな』 それは実際にみたものと比べてどう思ったかのメモのようだった。日付程度で情報も雑、資料にもしがたい。けれど 「少し頭の中で何かの整理がつくから」 (-72) 2021/06/04(Fri) 18:13:40 |
【秘】 褐炭 レヴァティ → カストル と ポルクス>>-72 「あ〜、記録って確かなもんですけんね、わかる〜〜 頭ん中だけのことって、俺も思い違い記憶違いってありますし」 手帳を開いて、新しいページに『菜園部のあれそれ』と 雑な内容を記した。 「俺がここからいなくなるより、君らの卒業の方が早いかも しれませんから。その時にはー……君らにとっては、 どっちがええんでしょうね? 部に他の人がいるのといないのと」 (-73) 2021/06/04(Fri) 18:32:57 |
【秘】 『一番星』 スピカ → 一人の少女 ブラキウム>>-71 「そう……そうね。 私がいなかった時どうなっていたかなんて、 誰にもわからないけれど。 きっと、みんながそう言ってくれるなら役に立てた。 そう思える気がするわ」 『いない』ことにされてからの数日を思い返す。 自分の行動を客観視なんてできないし、 自分が正しく働けたとも思えなかったけど、 目の前の少女と、それから彼女と語らった色々な人が、 自分を頼ってくれたということは、 そろそろ認めてもいいと思った。 「ええ……本当にね。一人で立ち回ることの困難さは、 随分と身にしみたわ。 我儘を言っても、 苦しみを吐いてもいいって言ってくれる人もいたし。 一人で戦おうなんて、思わないほうがいいみたい」 本当に欲しかったものの顔を思い浮かべた。 未だ諦めてはいない。そして、ブラキウムと話しているうちに 決心が固まった。 (-74) 2021/06/04(Fri) 19:20:27 |
スピカは、ブラキウムに感謝した。 (a26) 2021/06/04(Fri) 19:21:18 |
【秘】 カストル と ポルクス → 褐炭 レヴァティ>>-73レヴァティ 「人による、かなぁ…… 『資料は資産だし、植物そのものについても』 そうだ」「ん〜 『ルヴァだったら』 託しても『いいかも』 な」「それに 『ガーデニング部の方が』 目立つし、人お〜いだろ?」「こっち、大人数でやって まとな研究結果が出せる気しない」 (-75) 2021/06/04(Fri) 21:04:48 |
【見】 わるいおとなの ラサルハグ>>22 ルヘナ 図書室の大惨事を見た瞬間、「ああこれは手伝わないと」と頭で考えるよりも先に直感が働いた。 メモ帳と万年筆を取り出して『これは先生の私物です』と走り書きをしたメモを破ると、持っていた本の上に載せて近くのテーブルへ置く。 そうして両手を自由にしつつ、切り出された話に耳を傾ける。 「貴方が納得できる結果を得ることができたなら。それは思考し動いた貴方と、貴方と会話をした人で掴み取ったものだ。 私が何か直接してあげられた事はない……と言いたいけれど。貴方の気持ちを突っぱねてしまうのはよくないね。ふふ、どういたしまして」 向き合い、微笑む。 「時間の許す限り沢山考えて納得のいく答えを出すといい。ルヘナ、貴方ならそれがきっと出来るから。 知識は蒐集品なだけじゃない。貴方の資産であり、力であり、武器だ。上手く使えばいずれ望む着地点に辿り着くだろうし……知識だけじゃ不足なら、『人の縁』がある。 貴方は決して情を、優しさを捨てなかった。だからこそ手にした人の繋がりだってある筈だからね。上手く頼るといい。ちょっぴり、難しいかもしれないけれど」 (@35) 2021/06/04(Fri) 21:44:37 |
【見】 わるいおとなの ラサルハグ>>24 >>@34 沢山振り回したものね、帰っても大丈夫だよ… と口にしかけたところで双子が戻ってきた。予想以上に資料の質が高く、読み耽っていたらしい。双子の活動記録に感心してしまう。 「丁寧なおもてなしをありがとう。 そうだね、子供達を助ける為のカウンセラーが死んだら子供達に迷惑をかけてしまう。もう少しちゃんと食べる事にするよ。 気遣いありがとう、カストル。ポルクス。それじゃあいただきます」 手にするものを読んでいた資料からもてなしのお菓子へと持ち替えて。 先生もまたモシャモシャし始める。どこか嬉しそう 子供とこんな事ができるなんて、思ってもみなかったから。 (@36) 2021/06/04(Fri) 21:54:21 |
【見】 カストル と ポルクス>>24 >>@36 のほほ〜ん……! 花に囲まれて過ごす、ちょっと不思議なティータイム。 テキストや、今咲いている花をあれやこれや、加工について…… 「『みてみて〜 赤蛇 さん!』」見てるってば。 特にスピカたちが話す予定もなさそうなら そんな中である程度、満足していそうになったら、 お茶セットは双子がシャカシャカシャカと手際よくたたんで。 『これ、お土産の お花 食べられませんが また是非きてくださいね』「スピカのは 全部食べられるやつ 後は何かしら、お手伝いをしつつ、なにもないなら 「 赤蛇 センセまたね〜」きっと本来はこの施設の日常であるべきだった。 そんな不思議な一時。 壊れた大人、双子の狂気。疲れ果てた少女。 そんなもので紡がれて、はた織られ…… そしてミッション多分オールクリア!! 「『スピカ、すぴか」』 「 上手くいったらさ 」『これからも』合法で『「茸』」たべられる 、ね?よかったね。 (@37) 2021/06/04(Fri) 23:47:16 |
【人】 受容者 ルヘナ>>@35 先生 あなたが動いてくれる様子に小さく頭を下げることで礼を示し、 そうしている間にも雑誌棚をひとまずは起こした。 ばらばらと落ちてしまっている雑誌についても あなたとともに一冊一冊拾い上げ、 破損等の有無を確認していく。 そうして、あなたの微笑みを受け止め、 どこかくすぐったそうにひとつ頷いた。 「知識が資産であり力であり武器である…… それが本当なら、俺はもっと強くなれます。 今までの自分の間違いも大事な見落としも 見つける展望があるのは素直に嬉しいですね。 それと……あんなことを吹き込んでおいてよく言う、 と言うのは楽なんですが。 自分が情を捨てられない人間であるという認識を持てたこと、 自分なんかにでも手を伸ばしてくれた人がいること、 そういうことに気付けたのは先生の言葉があってこそですから。 結果として俺は先生に頼ってよかったと思いますし、 これからも上手く頼ろうと思っていますよ。 知識はここにある。 『人の縁』もここにある 」大人であるあなたとの縁も大切なのだと、 瞳の若草色が伝えてくる。 「これからもよろしくお願いします、先生」 (26) 2021/06/05(Sat) 1:06:37 |
【人】 徒然 シトゥラ 寮の廊下。 現在はふたりっきり ―――誰か来るかもしれないそんな中。 頭に包帯を巻いていて血がにじんでいる。 「メレフ。 ボクで復讐をしきれて今どんな気持ち? 」 ※怒ってもいないし責めてもいないし、 ただただ興味で聞いております (27) 2021/06/05(Sat) 1:38:33 |
【秘】 徒然 シトゥラ → 受容者 ルヘナ>>-30 >>-31 「……。うん、貰って?」 おかしな巡りだ、そして、おかしな感情だ。 穏やかな嬉しい感情が言葉に乗る。不安なんて感じていない。 ただ、内緒にしようと思う感情がここにある。 ルヘナは恋をしたと、独りよがりで謝ってきたが ……そんなことはない。 俺が、ルヘナを変えてしまった。 与えてしまって、求めさせたのは俺だった。 恋をできていないのは俺だよルヘナ。 恋に落ちていないのに欲して愛して、 自分のものにしたのは俺だよ。 だから、全部あげるんだ。 これからの全部、ルヘナにあげられていない全部をあげる。 何もかも追いついていなくて 何もかもがわからない、 だけど唯一の感情もこの心と体が矛盾を抱くまで捧げよう あなた達裏切り者のために願いを叶えると決めていたから 「 全部貰って愛してあげる 、大好きだよルヘナ」 だから――いなくなるときはちゃんと言ってね。 真実を知ってどんな答えを出すのか、待っている (-76) 2021/06/05(Sat) 2:01:23 |
【秘】 徒然 シトゥラ → 受容者 ルヘナ>>-76 「……」 実は気になっていることがある、とてもある。 だけど自分から口に出すことはできなくて、 曖昧にしようかと思っていた 「ルヘナはその……あー。泣かないで? 今日は向こうに行くつもり無いけど、ルヘナは朝ご飯逃すよ」 親切心なのだが、多分本当に目の前の彼は 寂しがっているのだと察している。 抱き留めながら、はなしはしない、きくだけだ (-77) 2021/06/05(Sat) 2:09:25 |
【秘】 褐炭 レヴァティ → カストル と ポルクス>>-75 双子 「あー研究か、成程なァ。そういう前提なら確かにそう〜〜 それならやって後進育成くらい? ここでやる必要もなさそうですけどね」 こんなふうな、思い付いたことの投げ合いが もうしばらく続いたことだろう。 「託してもいいかも〜な人に 託しよるんはええ案って俺も思いますよ」 誰かの名前なんかの、わからないことは適当に流しながら。 きっと、彼らは至って平和でした。 (-78) 2021/06/05(Sat) 2:20:12 |
【赤】 徒然 シトゥラ「……レヴァティー」 ルヴァが立ち去った後、残った人影にはなしかける。 「ボクとはお茶会してくれるぅ……? 裏切者が戻ってくるまで。月に1度ぐらい。 もっと注文つけてイイならねぇ〜 卒業しても寂しいからどこに居るか教えて欲しい。 ……ボクは卒業してもこのギムナジウムにいる。 レヴァティはどこにいくの」 (*17) 2021/06/05(Sat) 2:29:52 |
【秘】 戸惑い メレフ → 褐炭 レヴァティ (-79) 2021/06/05(Sat) 2:49:52 |
【赤】 褐炭 レヴァティ「んー? とりあえずお茶会はええですよ〜」 あっさりとした了承。それから、少し渋って。 「卒業後の話、俺はしたくないんけど……まぁこの際ええか」 ルヘナに聞かれている可能性を考えたが、 図書室で話した時とも随分前提が変わった。 「俺は卒業したら"幽霊"になりますよ。 外には行きません。ここ以外に行きよらん」 「やけんセキレイがここに居りよるんなら、 結構な数お茶会出来ますよ。 それこそ、団長さんが卒業するくらいになってもね〜」 (*18) 2021/06/05(Sat) 2:57:55 |
【見】 わるいおとなの ラサルハグ>>@37 愛しい双子 「うん、うん。大丈夫。ちゃんと見ているよ、カストル。ポルクス」 嬉しそうに水色の瞳が細くなる。教師というより、親のような穏やかさを湛えて。 お茶セットの片付けの手際の良さを感心しながら見守っていたが、お土産を受け取ると少しだけ呆気に取られたように目を丸くする。 「お土産まで貰えるなんて。二人はしっかりしているね。ありがとう、機会があればまた来るよ。 私も二人が泊まり込みで野外学習出来るよう頑張って先生達に話してみるから」 そう告げて、花咲くように小さく笑みを深めたのだった。 紡がれた平和な一幕は、そうして穏やかに過ぎていくだろう……。 (@38) 2021/06/05(Sat) 3:12:37 |
【見】 わるいおとなの ラサルハグ>>25 頑張る少女 ……また。スピカに関しては。 目配せを正しく受け取り、苦笑いを添えてこくりと一つ頷いた。 「……あ」 頷いたのだが、何か思いついたように小さく声をこぼし。 「ねえ、スピカ──」 すいと音もなく体を傾け、赤髪を揺らして貴方の耳元へ唇を寄せる。 (@39) 2021/06/05(Sat) 3:12:54 |
【秘】 わるいおとなの ラサルハグ → 『一番星』 スピカ「貴方も、何か困ったことがあるなら遠慮せず相談するんだよ。 私はしがないカウンセラーだからどこまで協力できるか分からないし、ましてや"呼ばれた"事がある貴方は先生たちに良い印象を持っていないかもしれないけど。 でも、先生の中には傷つけない方針の人もいるから。そういう人を頼るといい」 男はギムナジウムにいる大人は皆"自分と同様子供達を愛している"と未だ信じている。"悪い大人"の概念が存在しない。 そういう風に『調整』されたから。 わるいおとなは今もなお、暴行も"治療"も愛ゆえなのだと信じてやまないのだ。 (-80) 2021/06/05(Sat) 3:13:18 |
【見】 わるいおとなの ラサルハグ>>25 中庭に集い、変革を成そうとした貴方 ……けれど。傷つけることは勿論極力無いほうがいい。 悪意のない善良な教師を"傷つけない方針の人"と認識している男は、そっと囁いてすぐに身を離すだろう。 貴方がこれからギムナジウムをどう過ごすか分からないけれど。双子や他の生徒と同じように心配をしているから。紛れもなく愛しているから。 どんな道を選ぼうとも、自分は貴方も応援しているよ。 そう祈りを込め、男は微笑みながら『つかの間の平和な日常』へと身を潜ませるのだ。 (@40) 2021/06/05(Sat) 3:13:39 |
【秘】 徒然 シトゥラ → 夢の続きを イクリール「………イクリール」 イクリールの部屋の扉の前。 真実をしってから彼女に会いたくて、 ようやく見ることができるようになったのが嬉しくて 包帯姿のままだがやってきてしまった。 「あー……食事に、誘いに来た。 大人に出してもらえないのなら、 ボクが出せるように声をかけてきてあげる。 この部屋に自分が来てもいいよ。 ……君に会えなくなるぐらいなら 大人の言うことを聞かないことにしたんだ。 だから、……一緒に食事をしよう、お話をしよう。 大人達に変えられてしまってボクのことを忘れていても、 何度でも会いにくるから」 愚かないい子をしていたシトゥラをあなたには見せていた。 だからほんの少しの偽りと、本音を混ぜて 小さな少女との会合を願った。 知ってしまったから―――あなたの病のことを。 居ても立っても居られなかったのが本音である (-81) 2021/06/05(Sat) 3:14:20 |
【独】 カストル と ポルクス「 あんだけ振り回しときゃ『そ、それどころじゃない、よね? 』「オレたち、やっさし〜いな!!」 『カストルおまえ……?』 『そうそう「 赤蛇 さん』は、さいいもん拾った『よね」落とした奴がいうと説得力が違う。 ……何故だか分からないが、あの教師が気に入ったらしい。 珍しく友達も できた。 したといった方が正しい。「『 ご飯食べてた、カワイーと思う 』」お前ら 「……『知らない人、は恐い』さ」 『知ってる人は、もっと』怖い……」 なんで色んな人を見て、どうして。 どうして二人だけじゃダメなのか。 ルヘナだって生きてるのに。 その理由はまだ覚えてないけれど 『「おやすみ、オレの『ボクの」 「 ポルクス、カストル 』 (-82) 2021/06/05(Sat) 3:26:52 |
ポルクスは、ラサルハグに花束を送った。 (t14) 2021/06/05(Sat) 3:28:31 |
ポルクスは、スピカに花束を送った。 (t15) 2021/06/05(Sat) 3:28:58 |
【秘】 褐炭 レヴァティ → 戸惑い メレフ>>-79 それはそう、軽く流して。 「考えたことはありますよぉ? それも含めてさっきの返事と変わりよらん」 「 それだけですよ 抑えられた声量は、何を意味していただろう。 彼は悪い子からいい子になって、悪い子になりました。 思うだけと言うけれど、何かはずっとしています。 (-83) 2021/06/05(Sat) 3:34:16 |
【秘】 夢の続きを イクリール → 徒然 シトゥラあなたが全ての言葉を告げ終えて、それから。 ぱた、ぱた、ぱた 小さな足音の後。 本当はドアなんて思い切り開けてしまいたかったのだけれど、 きっとあなたをびっくりさせてしまうから。 逸る気持ちを抑えて、そうっとドアを開けて、それから、 「────シトゥラ!!」 ぱあっと表情を明るくして、 それから堪らず目前の人影に飛び込んだ。 居ても立っても居られなかったのはお互い様だ。 少女の不意打ちは、あなたに受け止められた? (-84) 2021/06/05(Sat) 3:37:05 |
【赤】 徒然 シトゥラ「幽霊ってなあにぃ……?」 なんか少し物騒な呼び方のような、奇妙な感覚を覚える。 ここ以外に行かない理由もほかにありそうだが すぐにはわからなかった。 「進学しないの。ボクはできるだけここにいて、あー…… できる限りのことをするつもりなんだけどぉ」 あー……と、過去の話を思い出す。 もしかして彼が大人にされてきたことは 嫌なことだったのでは無いか。 自分の頭の狭さが今となっては恨めしい。 だが真実を知った今は何か他の者が見える気がした 「良くない状況続いていたりするぅ? ボクも、レヴァティより酷くはないけど すぐに終わらんこと多いから…」 (*19) 2021/06/05(Sat) 3:44:15 |
【見】 わるいおとなの ラサルハグ>>26 ルヘナ 強くなれると言う言葉には力強く頷いて肯定した。この子は蓄えた知識を埃被ったままにしないだろう。上手く活かして動けるであろうと男は信じて疑わない。 「私はルヘナが苦しそうにしているから、『捨ててしまえばいい』って楽になれるであろう提案の一つをしただけだよ?」 悪びれもなく返す。いったいどの口が言うのか。 「『人の縁』……私も数に入れてくれるんだ。また、頼ってくれると言ってくれるんだ」 いけない。 私は悪い大人だから、役割を終えたらこの施設からいなくなるというのに。もし戻ってきたとしたらそれは再び"感情エネルギー"を回収しに、再び平和を壊しに来た時なんだ。 「ふふ、嬉しいな。光栄だよ」 嬉しいよ。でも、苦しいんだ。 嗚呼、ルヘナ。愛しい子。私という大人はもう壊れている。"この声だって届かない"。そういう風に『調整』されたから。 「……うん。これからも、よろしく、ルヘナ」 男はいつものように口元を笑みの形に歪め、貴方に向けた。 これからなんて来てはいけないよ。ごめんね、嘘つきな大人で。私をどうか許さないで。 (@41) 2021/06/05(Sat) 3:50:06 |
ラサルハグは、双子から花束を受け取り、嬉しそうに微笑んだ。 (t16) 2021/06/05(Sat) 3:53:30 |
【秘】 徒然 シトゥラ → 夢の続きを イクリール「えっ、あ………イクリール? 本当に、体調が悪いわけじゃ無くてよかった」 ちょっとだけ期待をしていた。 彼女は本当に自分に会いたがってくれていると。 だから構えてはいたが、 ……まさか飛び込んできてくれるとは思わなかった。 優しくて穏やかな彼女が飛び込んでくるのを優しく受け止め、 緩んだ頬を隠さずそっと頭を撫でた。 「あんまり詳しくは聞いていないんだけど、さ。 イクリールが閉じ込められているのかと思って迎えに来た。 今日はこっそり、いつかは堂々と。 あなたを連れ出してやろうと思って。 会えなくて……さ、寂しかったからさ。 どう? イクリールは悪い子を一緒にしてくれたりは…する?」 誰かに教わった感情を伝えること。 不足しすぎているので少し恥ずかしいが言葉に込めておく。 大人のお気に入りだとか関係はない、 イクリールの意思が自分にとって大切だった。 (-85) 2021/06/05(Sat) 3:55:19 |
【秘】 夢の続きを イクリール → 徒然 シトゥラ「あ……ええと、ごめんなさいね、シトゥラ。 あなたが会いに来てくれたのが、うれしかったものだから…」 だから、つい。 そうばつが悪そうに呟いて、そっと腕を離そうとしたけれど 殆ど不意打ちのようなそれを咎める事も無く受け止めて、その上で 頭を撫でられるものだから、離れる気なんか無くなってしまった。 「大丈夫。わたしは元気よ、閉じ込められてもないわ。 この数日で、いろいろとあったから… 『せんせい』たちが心配して、少し過保護になっていただけ。」 確かめるようにもう一度、シトゥラの背に腕を回して いつものように、優しく言って聞かせるように話す。 『過保護』という言葉はブラキウムからの借り物だけど 今のイクリールには、他に適切であろう表現もわからなくて。 「寂しかったのは、わたしもよ。 だから、あなたからのお誘いを断る理由なんてひとつもないわ。 …それにね、シトゥラ。 わたし、この数日で何度もお部屋を抜け出して 『せんせい』に叱られるたびに駄々をこねたのよ?」 だからわたし、きっとみんなが思うほど『良い子』じゃないわ。 そう言って、いたずらっぽく笑ってみせた。 (-86) 2021/06/05(Sat) 4:29:01 |
【赤】 徒然 シトゥラ「………なんでそんなのが」 圧倒的にふせられた情報に、 "親切"な彼から告げられているヒント。 普段は風邪なんて引かない。 これ以上話したくはない。 みんなの前に出ない、こと。 「……、レヴァティ忘れないで。 何も期待しなくていい、ボクは今日の裏切り者たちのために生きる。ルヴァだけじゃない、レヴァティの願いも叶える。 大人たちが手出しをできない、 ……みんなが辛い思いをできるだけしないギムナジウムを作る。 それが僕の夢、……そしてやらなきゃいけない事だ。 たくさん助けてくれたお礼、じゃないけど。 ボクが 風邪を引かせないように 頼むことぐらいならできるから」 (*21) 2021/06/05(Sat) 4:54:10 |
【秘】 徒然 シトゥラ → 夢の続きを イクリール「駄々をこねるなんて、君らしくないな。 もっとおとなしいと思っていた」 忘れないで。 覚えていて。 おいて行かないで。 「『過保護』かぁ、じゃあ『護衛する』からとでも 大人には説明しようかなぁ。 年長の権利くらいあるから、 きっと一緒にいられるようになるよ」 この程度ぐらいなら、 違う意味で大人に気に入られてる自分なら可能だろう。 もっとも愚か者としてだが。 「……ねぇ、イクリール。 これから先も『過保護』なことが続くと思う。 その時もし、ボクのことを忘れなさいって 大人に頼まれたらどうするかな? それでもし、……本当に忘れてしまったとしたら思い出したい?」 (-87) 2021/06/05(Sat) 5:19:13 |
【秘】 夢の続きを イクリール → 徒然 シトゥラ「あら、いいの? シトゥラが思っていたよりもわたし、 おとなしくしていられない子みたいだけれど。」 きっとあなたを振りまわしてしまうことになるわ。 言葉に反して、あまり悪びれた様子も無く笑う。 『これから』がある事を疑う事も無く。 「…わたし、きっと誰のことも忘れないわ。シトゥラの事も。 あまり『せんせい』たちを困らせたくはないけれど、 でも、それ以上に『みんな』の事が、このギムナジウムの全部が 何より大好きで、それに大事よ。 たとえ忘れてしまったって、何度だって思い出して… それから、何度だって好きになるわ。」 だってわたし、みんなのことが好きだもの。 そう言って、もう一度 いつものように、変わる事無く、屈託なく笑い掛けた。 これからもきっと、ずっと、いつまでも。 (-88) 2021/06/05(Sat) 5:39:02 |
【赤】 褐炭 レヴァティ「え? あァ、そう」 「……期待しないで待っちょりますよ。 夢、叶えられるとええですねセキレイ」 「願いなんて俺にはないから、 その分を余所に使いよったらええですよ。 お礼されるようなこともそんなないですし」 「まぁ、忘れたいことは忘れておきますね 忘れんて置かれてることは忘れません」 (*22) 2021/06/05(Sat) 5:44:33 |
【秘】 一人の少年 ルヴァ → 一人の少女 ブラキウム――森の中。 なんとなく、誘って、あの日と同じものを並んで見ていた。 何もかもが元に戻ったわけではなくて。 何もかもが前を向くためのものではなくて。 お互いの全てが理解し合えたわけでもなくて。 お互いの関係が劇的に変わったわけでもない。 ただ居なくなった友人がいて、 でもそこに変わらぬ日常があって、 明日への怯えが薄れて、 隣には、変わらず君がいた。 「………」 森が少しだけ風にそよぐ。 (-89) 2021/06/05(Sat) 6:13:30 |
【秘】 一人の少年 ルヴァ → 一人の少女 ブラキウムすぐに、お互い気になった全てに無遠慮に手を伸ばすことが出来なかった。 自分のこと、相手のこと、大人のこと、サルガスのこと。 自分の過去のこと、やってきたこと、お互いの病気、これからのこと。 お互いにすり合わせていかなければならないことはたくさんあったけれど、 でも、それにすぐ触れてしまうと今が砂城のように崩れてしまいそうで、 何も言えないまま、日々が続いている。 ただきっと、それが少しだけ大人になるということで、 だからその緩慢で心地のいい苦しみの中で生きていくということが、 多分子供ではなくなるということなんだと思った。 どちらかがいつかそれに触れ、互いに痛みを共にする時が、 完全に大人になって歩き出すということなんだろうと思っていても、 もう少しだけ、この状態をとお互い思っているのかもしれない。 この傷口が乾いていくのか膿んでいくのか。 それは、今はわからない。 息を大きく吸った。 「ブラキウム。 一つだけ、お願いがあるんだけど」 座ったまま隣を見て。 袖で口元を押さえて、首を傾げてブラキウムに尋ねた。 (-90) 2021/06/05(Sat) 6:14:21 |
【秘】 徒然 シトゥラ → 夢の続きを イクリール「……大丈夫。 みらいの『せんせい』になるつもりのボクだよ? イクリール一人の面倒も見れないはずはない」 彼女の真の幸せはまだわからない、だが幼いこの希望も、 純粋な思いも汚したくない、壊したくなかった。 たとえそれがエゴだとしても 「嬉しいな、そんなに好きでいてくれるなんて。 今度、……図書室にも遊びにおいでよ。 イクリールの栞とカードでも作ってあげる。 何を読んだか忘れないし、なにを借りたかも覚えていられるんだ」 あなたが持っていないとは思っていない、 だが、作りたくなってしまったのだから仕方ない。 なにか残るものを、……いくらでも付き合う準備はできている 「……約束がやぶられたら、 ごめんなさいをして新しい約束をしよう。 僕も、『みんな』や『イクリール』が大好きだ。 そして、このギムナジウムからもいなくなってやらない。 いつだって、悪い子になってたまにお茶会をしよう」 我慢をしなくなったのか、たった数日で表情が見えないぶんも明るくなり元気になったように見える。 そして幸せそうにあなたとの未来を描いた。 忘却の先に絶望なんてつくらない、 この笑顔をあなたに送り続けるために (-91) 2021/06/05(Sat) 8:23:18 |
【秘】 夢の続きを イクリール → 徒然 シトゥラ「あら……そう。 じゃあ、今のうちに小等部の無茶ぶりに慣れてもらおうかしら」 でも、自分の面倒を見てあげるのも忘れずにね。 そう釘を差して、また一つ冗談めかして微笑んだ。 イクリールの愛だって、間違い無くエゴの一種だ。 それでもこうして確かに互いを思い遣る気持ちがあって、 決して少なくない人々が、それで幸せになれるなら。 きっと、それで良いのだろう。 「うん……じゃあ、まず一つ。約束よ。 図書室には、きっとすぐ遊びに行くわ。 わたし、ルヘナにも会いに行きたいの。 お茶会だって、きっとみんなでしましょうね。 ブラキウムとも、みんなでお茶会をしようって約束したの。」 沢山の約束を、指折り数えて挙げ連ねて行く。 今度はきっと、約束を違えてしまう事の無いように。 そうして『みんな』で笑い合えるのが、 『わたしたち』の愛するギムナジウムの日常だ。 「────ねえ、シトゥラ。 わたしもあなたのことが、大好きよ。」 それを守る為なら、出来得る限りの事は何だってしよう。 ギムナジウムの子ども達は、決して一人ではない。 だからきっと、やろうと思ってできない事なんて 子ども達と、それを取り巻く世界には やはり何一つとして、ありはしないのだ。 (-92) 2021/06/05(Sat) 10:06:34 |
【秘】 一人の少女 ブラキウム → 夢の続きを イクリール「そうするといい。 それだけ相手に踏み込んで行ける度胸があるなら問題ないよ。 知ればできることがある。まずはそこからだ」 ブラキウムが何度手を引けるかの保障なんてどこにもないけれど、それでも大切な友人にみんなの事を頼まれたからせめて手の届く範囲くらいは伸ばせるうちに。 ブラキウムはもうあなたの顔も忘れない。 自らの罪も感謝も忘れないであなたが好きなもの知れる手助けくらいはできればいい。 「もちろん任せて。 これでも長年培ってきた実力はあるからね。 それに放っておいてなんでもかんでも好きだからでやられたらキリもないし」 加減も覚えてくれると助かるんだけどね。 冗談めかしてやっぱり笑う。 ちっぽけな子どもの願いも一人一人が集って願うことで大きな何かを動かしていける。 無駄なんて一つも無かったんだと、僕たちが証明しようじゃないか。 明日のギムナジウムはきっともっといいところになるよ。 (-93) 2021/06/05(Sat) 10:44:08 |
【秘】 一人の少女 ブラキウム → 『一番星』 スピカ>>-74 「うんうん。 そういう素直でまっすぐな方が君らしくていい。 スピカは君が思う以上に人の支えになれるんだよ。 はっきりと言葉にできなくてもいつの間にかね。 一種の才能だよ?」 自分の行動の結果が見えるか見えないかの違い。 見えないからその価値が劣ることなんてない。 何気無い日常というのは、まさに見えない努力によって成り立っているのだとブラキウムも痛感させられた。 「風紀委員である前に一人の人間なんだからさ。 誰にどんな扱いをされようとまずは君がそうしてあげないと……君のこころが泣いてしまうよ。 スピカは強い人だから我慢できてしまうかもしれないけど並び立てばもっと強くなれると思うんだよね」 一番星の他にも空に煌めく星ははじめからずっと数多ある。 あとはそれに気づくだけだ。 (-94) 2021/06/05(Sat) 10:44:42 |
【秘】 一人の少女 ブラキウム → 一人の少年 ルヴァこうして森の中をあなたと歩くのも随分と慣れてしまった。 あなたと二人で約束を結んだ場所。 あなたと二人で素顔を見せた場所。 あなたと二人で想いを交わした場所。 ギムナジウムの中でも特別な場所。 今はただ付いて行くのではなく隣に並んでいる。 ほんの少しの違いだ。 それでも一歩前に踏み出すだけで来られた位置は随分と遠かったと、自分を大きく見せようとしていた一人の御曹司の姿を背にして前を向く。 訪れた明日の後ろには明るいばかりではない昨日が積み重なっていて、忘れたくなるような、無かったことにしたくあるような事も多い。 だからこそ、それら全てを抱いて僕の明日に変えていく。 その目でありのままの世界を見通す。 全部が本物で受け止めると宣言したから恐れはなかった。 今の二人は昨日と明日の狭間に居るのだろう。 ブラキウムはあなたに連れ添う。 甘い夢でも苦い現実でも変わらない答えを返す。 現状がどちらかは曖昧で、それは手足に絡みつく心地よい停滞だろう。 ――けれど、永遠に時を止める選択はしなかったから あなたがそこで足を止めてしまう事があれば前に進んで行きたかった。 子どもたちはみんな大人になっていくのだから。 「なんだいルヴァ。 そんな改まってお願いだなんて……言ってごらん」 肩を寄せてじっとあなたの顔を見つめる。 あなたが足を止めないのならば 僕は砂城が崩れることも受け止められるよ。 (-95) 2021/06/05(Sat) 11:25:42 |
【秘】 一人の少年 ルヴァ → 一人の少女 ブラキウム森を、再び風が撫でる。 そのブラキウムの目を覗き込みながら、 ちょっとだけ真剣な顔で、 今さっき思いついたことのように 今までブラキウムに見せていた顔でいつも通り、 どこまで本気か分からない気分屋のように、 ……尋ねた。 「………。 キスしていい?」 (-96) 2021/06/05(Sat) 11:32:06 |
【秘】 一人の少女 ブラキウム → 一人の少年 ルヴァ「…………へ?」 あぁ、でも。 あなたのその言葉はちょっと想定外で。 思わず結んでいた視線を外してしまう。 肩は寄せたまま、何と応えればいいのか言葉を探っている。 顔に熱が灯るのが嫌でもわかる。 あなたにはこんなことまで全部筒抜けになってしまうのが恥ずかしくてまた帽子を目深にずらした。 「きゅ、急にどうしたのさ。 どういう風の吹き回しだい?」 問いながら時々ちら、と影の下からあなたを覗いている…… (-97) 2021/06/05(Sat) 11:40:22 |
【秘】 一人の少年 ルヴァ → 一人の少女 ブラキウム袖を口元にやる。 少しだけ考えるような動作。 相手のリアクションを経て初めて 頬も若干朱に染まったかもしれない。 首をさらに傾げて。 「俺が……したく、なったから。かな? あとその、言うと怒られるかもしれないけど、 ちょっとだけ、試してみたくなって。 ……ブラキウムが嫌なら、しないよ」 そもそもが、順番を吹き飛ばしていることは、 自分にもわかるけれど。 でも一方で、自分にとっては、 その飛ばしていることが今は重要なことなのだけれど。 だめかな。と帽子の下を覗き込む。 (-98) 2021/06/05(Sat) 11:48:22 |
【秘】 一人の少女 ブラキウム → 一人の少年 ルヴァ「い いけど…… 」尻すぼみになる。 嫌ではない。 嫌では無いのだけれど…… 「試すって……そんなこと、しなくてもさ。 ルヴァになら……いいのに」 覗き込まれると逃げるように、ぼそぼそ零しながらとさらに帽子を深くかぶって真っ赤な顔を隠す。 しばらくせめてもの抵抗が続いた後大きく深呼吸をして、こてんとあなたの肩に顔をのせる。 「……その。やさしく、ね」 そのまま動かない。 じっと、あなたを待つ。 すっ飛ばした過程の分はやっぱりブラキウムには眩しくて眩暈がしてしまう。 それでも、その光が暖かくて惹かれるのだ。 (-99) 2021/06/05(Sat) 12:04:26 |
【秘】 一人の少年 ルヴァ → 一人の少女 ブラキウムその返事に。 少しだけ、顔が明るくなる。 拒絶されなかったことは、素直に嬉しかった。 ただ、すぐ、何かを考えるような、 少しだけ真剣な表情に変わり。 「うん……」 とだけ、余裕のない返事をした。 下から、素顔に潜るように。 少年の顔が、少女に近づく――。 (-100) 2021/06/05(Sat) 12:12:27 |
【秘】 一人の少年 ルヴァ → 一人の少女 ブラキウム――作法は、知らない。 やり方も、分からない。 そういう行為が、世の中にあると、 ただそれだけを知っていて。 真似事であるし、 だからごっこ遊びでしかない。 言う通りそれでも丁寧に優しく。 ブラキウムの髪を手ですき、頬に触れた上で。 ――静かに、唇を重ねた。 恋慕のキスというにはあまりに拙く、 親愛のキスにしてはあまりに長い。 唇だけが触れ合うような行為は、 子供の指の先程だけ想定より長く、静かに――。 風が、頬を撫でた。 (-101) 2021/06/05(Sat) 12:13:10 |
【秘】 一人の少女 ブラキウム → 一人の少年 ルヴァ「ん……」 帽子で隠した期待と不安が入り混じった表情であなたと触れる。 髪を流す手にぞくり、体を震わせる。 頬を撫ぜる手が磁石のようにひっついて離れられない。 逃げるつもりなんてない癖にどうしても浮ついてしまう体がまるで自分のものじゃなくなったみたい。 ブラキウムも何も知らない。 けれどもっと好きになりたくてもっと知りたいと思う。 形ばかりの逃げ腰が解きほぐされて、反対にあなたの方へもっと、もっとと傾いてゆく。 子ども同士の未熟な行為はそれでも二人にとっては特別で、次から次へと湧いてくる未知の感情に突き動かされ、応えるようにこちらからも唇を押し返す。 か細く拙い繋がりでも、そよぐ風に攫われないようにあなたと確かめ合う。 いつの間にか少女の顔は柔らかくほころんでいた。 (-102) 2021/06/05(Sat) 12:33:10 |
【秘】 一人の少年 ルヴァ → 一人の少女 ブラキウム永遠に似た時間が、現実に溶ける。 やがて、少しだけ温度という 未練を残して、体が離れる。 ブラキウムの表情を確かめるように瞳を覗いた。 そして、少しだけ、自分の唇を噛み。 その至近距離にある顔に、笑ったような顔を見せた。 「良かった……。 ちゃんと――」 (-103) 2021/06/05(Sat) 12:40:54 |
【秘】 一人の少年 ルヴァ → 一人の少女 ブラキウムそれは。頬は誰が見ても分かるくらい赤く、 やっぱり泣き笑いのような――。 心から嬉しい笑顔のような。 居なくなってしまった誰かを悲しむ泣き顔のような。 ――そんな表情だった。 「――ちゃんと、ドキドキした」 だからこれは――ちゃんと恋で。 それが、恋で。 本当に良かったと思う。 早鐘のように鳴り響く恋の証明。 相手のことが好きだという言葉は今でも、 それだけは偽りでもごまかしでもなくて。 君のことが好きで、本当に良かったと思った。 (-104) 2021/06/05(Sat) 12:41:21 |
【秘】 一人の少年 ルヴァ → 一人の少女 ブラキウム――自分たちの身体の中では、 ちゃんとまだ金魚が泳いでいる。 恋が、生を証明してくれていた。 トクトクと、胸の中で響くその音が、 胸の中で生きている金魚の存在を、自分たちに教えてくれている。 相手の身体を抱きしめる。 同じように鳴り響いているであろう金魚同士を確かめ合うように。 曖昧な時間の中で、相手の金魚を誰にも渡さないように。 このギムナジウムという透明な鉢の中で、 俺たちは今日、生きている。 (-105) 2021/06/05(Sat) 12:41:54 |
【赤】 徒然 シトゥラ「……赤ずきんの願いの権利は セキレイが貰っていいっていうこと? そう。わかった。 時間はかかる、それでも大人に潰させたりはしない」 ここで学んだことは目の前の男が親切であることと、 害がなければ本当にすんなりと頼み事を聞いてくれること。 甘えたの自分にぴったりで、 どうして彼がこうなったのか知らないことがもどかしい。 話したくないことだけしかわからない、それなら これから知っていくしかない。 そして、幸せになってほしい 「赤ずきんの願いができたら、 大人なんかじゃなくてセキレイに返せと言いに来てくれ。 ボクは、……やると決めたら何でもできる。 たくさん教えてくれてありがとう。 セキレイは壊れきっているけど、 俺は無事だったのはあなた達のおかげだよ」 『それではまた、お茶会で』 そう告げればホワイトボードに次回お茶会の日程を書き、 ペンをおいた (*23) 2021/06/05(Sat) 12:56:31 |
【秘】 一人の少女 ブラキウム → 一人の少年 ルヴァあなたの名残惜しさを埋めるように今度は目を逸らさずに真っすぐ受け止める。 淡く揺れる瞳を少しの変化も見落とさないようにじっと深く見つめる。 「……えへへ。僕も。お揃いだ」 蜃気楼のようにも思えた気持ちはやっぱり本物で、触れて抱きしめられる宝物だ。 一元的な仮面では表せない複雑な表情のあなたを見て、これで良かったのだと思える。 ほんとうの喜びも悲しみも一緒に背負えるから。 あなたの全部が愛おしくてそれを余すところなく味わえる今が尊い。 「……ルヴァ。ルヴァ」 名を呼ぶ。 抱きしめる全身であなたを感じる。 あなたと心を通わせてありのままの鼓動を響かせる。 (-106) 2021/06/05(Sat) 13:41:32 |
【秘】 一人の少女 ブラキウム → 一人の少年 ルヴァ「ずっと一緒だよ」 どうしようもなくあなたに恋をしている。 小さく澄んだ世界の中にかけがえのないものを見つけた。 恐れて間違えて随分と遠回りをしてしまったけれどもう迷わない。 大好きなあなたの手を握って離さない。 僕があなたの明日になって、あなたが僕の明日になってくれる。 さぁ幸せな明日を祈って旅立とう。 あなたと見上げるギムナジウムの星空は美しくて。 いつか、彼方に羽ばたいた日にも同じように広い世界を覆う星空を見上げよう。 一人の少年と一人の少女が 幾度空を廻ってもきっとまた二人になれますように。 〆 (-107) 2021/06/05(Sat) 13:42:25 |
【赤】 褐炭 レヴァティ「ええ? 別にあげちょらんけど。 君が自分の願いで持つ分には自由かなァ。 俺は言うこと変わりよらんよ、余所にお使い?ってね」 こう聞いた上で、なお選択を変えないのはあなたの自由だ。 「名前使い分けちょるんなら俺も分けた方がええです? どういたしまして、シトゥラ。 君が何に対してそう思ったのか思い当たらない程度には、 俺からしたら些細なことでしたよ」 手帳にお茶会の日程を書きながら、 本当に普段と変わらない調子で。 「じゃあねセキレイ、またお茶会で」 椅子に深く腰掛けて、ペンを持った手を振った。 視線は手帳に向けられたままだった。 (*24) 2021/06/05(Sat) 14:55:07 |
カストル と ポルクスは、メモを貼った。 (t17) 2021/06/05(Sat) 15:27:13 |
【独】 『一番星』 スピカ『アフターフォロー』の話が、ようやくスピカにも回ってきた。 ここ数日で起きた出来事の記憶が処理できること。 『いない』ことになったことをなかったことにできること。 治療については、そもそもただの暴力だったので、 スピカには関係なかったが…… 『いない』ことになり続ける理由はないと思ったが、 問題は記憶の処理だ。 ここ数日に起きた出来事は、酷く彼女の心を苛んだ。 今まで見えなかったものも見させられたし、 失恋もしたし、 そして、サルガスも…… そう考えると、何もかも全部忘れて、 元通りの風紀委員に戻るのも、悪くはないと思った。 むしろ、そうしたほうがいいのだろう。 彼女の心には、もうヒビが入っているのだから。 (-108) 2021/06/05(Sat) 15:39:01 |
【独】 『一番星』 スピカ>>-108 「いえ……大丈夫です。 私にも、忘れたくないことがありますから」 ルヘナへの想いは忘れたくなかった。 きっと、いや、絶対にこれは叶わないとわかっているけど。 それでも、諦めることはしたくなかった。 サルガスのことを忘れたくなかった。 彼がどうして死を選んだはかわからないが、 自分が忘れたら、もしかしたら 何もなかったことになってしまうかもしれないから。 『いなくなる』ことを忘れたくなかった。 だって、あんなに辛くて苦しいんだから。 それを知っている人間がここにいれば、 次はきっとちゃんと手を差し伸べられるから。 目標はエネルギーなのだから、 彼女がそうしても一時凌ぎにしかならないが、 彼女はそんなことは到底知り得ない。 だから、彼女は、何もかもを覚えていることを選んだ。 (-109) 2021/06/05(Sat) 15:50:38 |
『一番星』 スピカは、メモを貼った。 (a27) 2021/06/05(Sat) 15:59:50 |
【秘】 『一番星』 スピカ → 受容者 ルヘナここ数日の騒動も一応の決着を見せたころ、 スピカはルヘナの部屋を訪れた。 彼がどんな道を選んだのか、 彼は大切な人とちゃんとお話できたかとか、 ああ、色々考えてはしまうけど。 結局、自分がルヘナに逢いたいだけだな、と思いながら、 あなたの部屋をノックした。 (-111) 2021/06/05(Sat) 16:40:17 |
【秘】 受容者 ルヘナ → 『一番星』 スピカあなたがノックをしてすぐ、パタンと本が閉じる音。 それから一人分の気配が扉の前まで来て、 そっと開けられた扉の向こうからルヘナがあなたを覗き見た。 「ああ、スピカか。どうした、俺の部屋に来るなんて珍しい。 密に話したいことがあるなら……どうぞ?」 あなたを案内する、あるいは部屋の内情を見せるために 二歩だけ扉の前から横に避ける。 先程入寮したばかりかのようなさっぱりとした内装の中、 窓際のテーブルに一冊だけ本が置かれている。 それ以外には部屋の端の段ボール、一脚の椅子、ベッド程度が この部屋に置かれた『家具』と言えるだろう。 (-112) 2021/06/05(Sat) 16:47:19 |
【秘】 『一番星』 スピカ → 受容者 ルヘナ「あー……」 何も考えず、話したいというだけで 部屋にやってきてしまったが、 これは……押しかけなんたらというやつでは!? いや、やましいこととかないし、大丈夫、 と思いながら、 「ほら、一応色々が一段落したじゃない? だから、ルヘナの様子が見たくて」 などと言いながらお邪魔することにした。 部屋を眺め回すのは失礼だな、とわかってはいても、 その所作は隠しきれなかった。 (-113) 2021/06/05(Sat) 16:55:48 |
【秘】 受容者 ルヘナ → 『一番星』 スピカ「ああ、なるほど。確かに色々あったな…… まだ感覚や意識が日常に戻り切れていないよ、俺は」 本当に色々あったし答え合わせはまだまだ先だ。 常の生活と異なることの多さと、 今まで無関心だった諸々へ意識が向いたことによる変化に まだ適応しきれていないらしい。 小さな友人の姿を最近見ていないが、彼も忙しいのだろうと思っている。 「まだ落ち着けていないことを除けば、俺は特に変わりない。 スピカは……どうだ? 少なくともこうして話ができる程度には元気である、と 俺は認識しているが」 部屋を眺め回されても何も気にしない。 図書室で借りた本、備え付けのものと思われるテーブルと椅子、 その他のものが雑多に押し込まれた段ボールひとつ。 そうしてルヘナはあなたに椅子をすすめ、自分はベッドに座る。 (-114) 2021/06/05(Sat) 17:04:37 |
【秘】 『一番星』 スピカ → 受容者 ルヘナ>>-114 「まあ、結構へこんだりもしたけど…… いつまでもそうしてもいられないなって。 前を向くことにしたの。 いろんな人に支えてもらっちゃったけどね」 もちろんあなたの存在もある。 簡素な部屋だな……などと失礼なことを思いながら 勧められるまま椅子に座ると、 一番気になっていたことを切り出した。 「えーっと……セキレイさんとは仲良くやってる? ほら、色々変わっちゃったから、 セキレイさんもどうなってるのか私知らないし」 そもそも誰かも知らないどころか、性別すら知らない。 でも、ルヘナとセキレイの関係は応援するべきなんだろうなと 思っている。 思い込んでいる。 (-115) 2021/06/05(Sat) 17:27:22 |
【秘】 受容者 ルヘナ → 『一番星』 スピカ>>-115 「なるほど。お前が前を向けたのなら本当によかった。 色んな人に支えられていいんだよ、 支えて支えられてでいいと俺は思う」 そうして語る姿はとても穏やかで、純粋な気持ちで あなたの今後を喜ぶものだ。 それから、あなたの問いかけにはひとつ頷いて。 「ああ、仲良くやっている……と思うよ。 何も知らなかったことに気付かされたから、 感情を伝えることも含めて色々やっていくつもり。 ……正しいかどうかはちょっと、分からないけど」 こうしたかった、こうしてほしかった。 その欲求を満たされはしているが、 どこかで生じている痛み、違和。 気付こうとして気付くのを避けたものがあるためか、 少しあいまいなものが混ざりつつ。 「でも、もっと知識を食っていくっていう目標もできた。 悪いことにはなっていない、んじゃないかな。 多分。 今後を見ていて、スピカ目線でダメそうだったら その時は教えてほしい」 (-116) 2021/06/05(Sat) 17:53:21 |
【秘】 『一番星』 スピカ → 受容者 ルヘナ>>-116 「仲良く……」 まあ、そうだとは思ったが、 そこに一抹の隙がないかなと思ってしまった自分を嫌悪した。 「まあ、ルヘナがいいならいいんだけど…… ダメそうなら、というなら、多分…… 大人側についていくのが、 そもそもあんまりよくないと思うわね。 そう言われてやめるなら、そもそも突っ込んでないだろうけど」 ため息が、一つこぼれた。 いくらアフターフォローをしてもらっても、 大人のやることはやっぱり善行とは思えなかったからだ。 「……お互い難儀な身分よねぇ。 あなたは大人側であることを捨てられないし、 私もそんなあなたが好きだなんて。恋は盲目ってやつかしら」 (-117) 2021/06/05(Sat) 18:09:28 |
【秘】 受容者 ルヘナ → 徒然 シトゥラ>>-76 >>-77 シトゥラ 変わったことに気付かず。変えられたことに気付かず。 ただ全てを受け取れること、全てを受け取ってもらえることに 本当に嬉しそうに笑っている。 それが盲目故のものである、と理解できない。 これが正しい形ではないかもしれないと気付いた時、 果たしてどういう選択をするのか。 想像できない未来に対しては思考など向けようがないが そこまでで得た『知識』と『人の縁』から 何かのよすがになって、出すべき答えが導き出されることだろう。 「泣いて、ないと思う……? あー、と。 腹は減ってないから大丈夫。シトゥラも休まなくて大丈夫か?」 誤魔化すように涙を拭ってからそっと身を放して立ち上がった。 (-118) 2021/06/05(Sat) 18:11:56 |
【秘】 受容者 ルヘナ → 『一番星』 スピカ>>-117 「そうだな、……と言いたいところではあるが。 もう既に『呼ばれて』いる以上目を付けられているし、 元々頭のほうを見出されているらしい……から、 前みたいなことになる可能性は少ないと思う。 ……あとはまあ、セキレイも少し考えが変わったらしいし 今のギムナジウムを変える方向には進めるはずだから」 きっと大丈夫。 盲目故の、子供故の、経験が少ない故の、 そんな 楽観的な希望 を語って笑って、「恋は盲目……そう、 ……そうなのかもしれない? 知らないことだらけで見えないことだらけで。 何かを見落としているかもしれないな、お互いに」 少なくとも今、自分が彼の内心が分からないように。 少なくとも今、あなたがこの破滅的な道を行く少年の 腕を引く術を見出せずにいるように。 (-119) 2021/06/05(Sat) 18:24:53 |
【秘】 徒然 シトゥラ → 受容者 ルヘナ>>-118 「そう? ならよかった。 んーボクは眠っていたから大丈夫。 ……、じゃあ、それなら部屋に来る?」 変えるには、変わらなければいけない。 知識を得るには知ろうとしなければいけない。 そこに無傷で得られるものなんてない。 無償で得られる愛情に依存してはいけない ――――まだ凝り固まった価値観が 未知の知識の快楽が山ほどある。 それを目の前の彼は永遠に引き立ててくれるだろう。 姿勢を正して、あなたをみやる。 お手をどうぞと手を出して、 早朝の誰も居ない静かな図書室の澄んだ空気を呑んだ (-120) 2021/06/05(Sat) 18:32:34 |
【秘】 『一番星』 スピカ → 受容者 ルヘナ>>-119 「本当ね?嫌よ、私。またあなたが『いなく』なるのは。 まあ、今回はきっとあなたの手を取ってみせるけど」 そんなことをすればまた目をつけられるのだが、 きっと、彼女はルヘナを救えるとすれば、 いくらでもその身を投げ出す。 「そう……そうね。 私達、きっと、何かを変えるにも、 先に歩んでいくにも、 まだ見えてないものが多いと思うの。 でも、不安じゃないわ。 前よりも色々なことを知っているし、 人間は知識を得ながら前に歩けるんだから」 何より、あなたがいるから、という呟きは耳に入るだろうか。 二人は。似たもの同士なのかもしれない。 それでも、少なくとも、つかの間の平和が崩れるまでは。 きっと、破滅に見舞われることもない。 (-121) 2021/06/05(Sat) 18:40:56 |
【秘】 受容者 ルヘナ → 徒然 シトゥラ>>-120 「……ん、それじゃあぜひお邪魔させてもらうよ。 お前の部屋、正直あまり想像つかないから楽しみだ」 そうやって純粋に、静かに喜ぶ声はひどく優しい。 情を捨てられなくなった人間である自分が抱える感情のうち、 最も大きく最も歪で、時折痛みが生じるこれが あなたへの声に滲んだ最たるもの、『愛』だった。 「ありがとう、シトゥラ」 告げられた礼は何に対してのものなのか。 知識の海たる図書室はここにある違和にもただ沈黙を保つ。 反響するまでもなくかき消えてしまいそうな声の代わりに、 あなたの手をそっと握ることで意思表明とした。 (-122) 2021/06/05(Sat) 18:47:51 |
【秘】 受容者 ルヘナ → 『一番星』 スピカ>>-121 「それについてはそっくりそのままお前に返すよ。 『いなく』なることがスピカ、お前にとって望ましくないなら 俺はそれをよしとしない。 ちゃんと誰かしらに手を伸ばして頼ってほしい」 自分じゃなくてもいい、とは言わなくても分かるだろう。 そして、あなたのことだ、手を伸ばせる人間はきっと これからもどんどん増えていく。 その時一番手を伸ばしやすい相手の手を取り、 そうしてしのいでくれれば自分も安心できる。 「そうだな、『知識は資産であり、力であり、武器である』と ラサルハグ先生も仰っていた。俺もそう思う。 今の俺達は前の俺達よりも多くの力を持っている。 ……それに、『人の縁』もある。 お前にも、俺にも、きっと多くの人が繋がっているから そうしていつか、色んなものを変えていける。 きっとそうだと思うし俺はそうする。 これからもよろしくな、……ありがとう、 俺の一番星 」あなたの小さな呟きはしっかり聞こえている。 その上で、例え逆の結果であろうとも同じように、 あなたへの思いを示したことだろう。 闇の中でも仰ぎ見る、自分にとっての一番星。 あなたがこのギムナジウムで輝く姿を俺はきっと見ている。 (-123) 2021/06/05(Sat) 19:03:33 |
【見】 カストル と ポルクス『また約束破っちゃったな……』 「?」そう、これは兄に会えると知ってしまった瞬間、気が付くともう処置を受けていた弟。 そして、結果として出てきた後遺症(?) けれどカストルのいない僕なんて、それはもう僕じゃない。 もうこれ体質でゴリ押しした方が早いな。 大分無謀なことしたなぁ…… 『どうやって 「生きてい 』こうか」「他の人を知るのって 『こわい』 よな〜」結局僕らは遊んで、遊んで、遊んで。 その結果何かが得られても、駄目になっても。 二人でいられればそれでいい。 ルヘナに看取られたいという心持はさて置き。 もっと他人を知った方が良いだろ?知ってるよ。友達とか、そういうのじゃなくても。 罪悪感を炙ることも、取引が可能かどうかも。信頼も。 何が好きで、何が嫌か。どんな性格か。 細かいことを考えるのは好きでも、いざという時、体は動くように。 嫌なことは嫌としか言えない俺らは、それを突き通せるほどの強さが……ああもう、面倒だな。結局 『 「自由でいるしかないな? 』 」大丈夫、恐れるものなどない。彼女のように。 二人でなら、いつだって。 (@42) 2021/06/05(Sat) 19:04:26 |
ラサルハグは、誰もいない教室で静かに本をめくっている。施設に所属する大人たちの所感を書き連ねた資料だ。 (t18) 2021/06/05(Sat) 19:34:30 |
ラサルハグは、情報を洗い、便箋の上で万年筆を走らせ始めた。 (t19) 2021/06/05(Sat) 19:35:17 |
【秘】 『一番星』 スピカ → 受容者 ルヘナ>>-123 「もう……みんな一番星って呼ぶわね」 でも、悪い気はしなかった。 自分の想う一番星とルヘナのいう一番星は 形は違っても、 想いを込められているのは確かだと感じられる。 「うん、大丈夫。 周りにも星があることだって、今はわかるの。 一人きりで輝く星じゃないんだって。 みんなが私を支えてくれるし、 私もみんなを支えるから。 ……だから、私はみんなと歩んでいきたい」 でも、願うことならば。 ルヘナと連星として輝きたい。 その想いはもう告げることはないだろう。 ……ギムナジウムの日常は続く。 平和な日常の中に不穏な影が混ざろうとも、 もう星が昇るのを妨げるものはない。 いつでも、星を仰げば光が見えるように、 皆で歩んでいこう。 (-124) 2021/06/05(Sat) 19:47:10 |
【置】 褐炭 レヴァティ──陽の落ちる頃の屋上。 「……俺も誰かさんみたいに忘れられたら良かったなァ」 柵にもたれかかって ぽつり、呟いた。 「きっとそれも、都合の良いだけのとは違うんでしょうけど」 それでも、つい夢想する。 "赤ずきんは狼に食べられたままの方が 幸福だったのではないか" そんなことを最初に考えたのはいつだっただろう。 校正前には、赤ずきんとおばあさんを助けてくれる猟師なんて いなかったのを知った時に、深く考えた気がする。 赤ずきんにとって、家は帰りたい場所だっただろうか? 赤ずきんは、お母さんが好きだっただろうか? おばあさんは? 口だけでは何とでも言えることを、 レヴァティはよく知っている。 家 (施設) 出先 (外) 祖母の死 (子どもたちが『居なくなる』) 自分であることも知らず、狼 (誰か) レヴァティは、そんな赤ずきんも いたかもしれないと思っている。 (L4) 2021/06/05(Sat) 19:54:20 公開: 2021/06/05(Sat) 19:55:00 |
【置】 褐炭 レヴァティレヴァティは頭が良かった。 何かを知ることが上手だった。 よく考えることができた。 だから理想通りでない真実を知って、戻れなくなった。 ずっとずっと、知らなかった頃の自分に戻りたい。 けれど、そうさせてはもらえないし、 出来たとしてもそうする気はない。 「なんでもかんでも、思うだけ言うだけですけんね」 それでもレヴァティは、思うし、言う。 そしていつかの先に、 素直な言葉を吐けなくなった自分から 零れ落ちたものを拾い集めてくれて ここでないどこか攫ってくれる、 そんな誰か (狼) ──そんないつかの先は、そう遠くなく存在します。 (L5) 2021/06/05(Sat) 19:54:23 公開: 2021/06/05(Sat) 19:55:00 |
【見】 わるいおとなの ラサルハグかりかりと万年筆が走る音で満ちていた空き教室。 誰もいないその空間に、異物のように存在する赤い男が一人。 事実、その男は平和なギムナジウムにとっては異物なのだ。 「……ふう」 最後の一文を書き終えると、小さく吐息をこぼしながら用意したものを改めて見直す。 一枚の便箋と何かの名前が羅列したメモ。それを入れた質素な封筒。未開封の何かのケース。それらを全て閉じ込める小箱に、シンプルな鍵。 これは私からの置き手紙。 未来を生きる子供に贈る、一つの愛。 時間の指定は──とある子供が卒業した時。 (@43) 2021/06/05(Sat) 19:54:58 |
【秘】 徒然 シトゥラ → 受容者 ルヘナ>>-122 あまりかわらないのだけれど、といいかけて辞めた。 そういえば部屋に呼んだのは"別の裏切者"だったか。 いつのまにかよんだと勘違いしていた 「ねぇ」 何もない部屋だけど、最低限の家具だけど これから君とまた新しい学びが増えていくと思う。 「俺のことを知って? 抱きしめて、……たくさん求めてね? 約束」 部屋に連れ込めば手を引いて抱き込む、 閑散とした寂しい部屋が 二人分の温度が入ったことにより暖かくなる 口寂しかった時間も、餓えていた孤独の時間も これからは愛する協力者ですべて埋めていこう。 だって俺はあなたのもので、あなたは俺のものだ。 「どうぞ召し上がれ」 あなたを見下ろしながら欲が籠もったした視線を寄越す。 重なる唇と、吐息はこの先を願っている。 与え与えられることを疑わない、共に生きると決めたのだから。 誘うセキレイの瞳は番を離さない、 旅立たぬ鳥たちは居所を見つけ、そしてすべてを手にいれた (-125) 2021/06/05(Sat) 19:55:20 |
ラサルハグは、贈り物を閉じ込めた箱を森のどこかへ埋めて隠した。 (t20) 2021/06/05(Sat) 19:55:30 |
【見】 わるいおとなの ラサルハグ「……この鍵をそのままこっそり置いていっても、気付かれなかったり紛失したりするかな。 ふむ……。……これしかないけど、今はこれで我慢してもらおうかな」 (@44) 2021/06/05(Sat) 19:55:48 |
ラサルハグは、首から下げていたチェーンに手を伸ばす。 (t21) 2021/06/05(Sat) 19:56:02 |
ラサルハグは、結婚指輪を自分の薬指へと通した後、使う必要のなくなったチェーンを鍵に結びつけた。 (t22) 2021/06/05(Sat) 19:56:18 |
褐炭 レヴァティは、メモを貼った。 (a28) 2021/06/05(Sat) 19:57:27 |
【秘】 わるいおとなの ラサルハグ → 受容者 ルヘナとある時間帯。 ルヘナの部屋のドアノブに、何かが結ばれた銀の鎖がかけられている上に隙間に小さなメモが挟まれていた。取るも取らないも少年の自由だ。 鎖の先にある何かは白い布で覆われ隠されていたが、取り払うと一つの小さな鍵が姿を見せるだろう。 また、メモ書きには森のとある地点を示す地図が添えられ、更にほっそりとした字が並んでいた。 『ルヘナへ 貴方が卒業するとき、もし先生の事をまだ覚えていたとしたら地図が示す地点に赴いてみるといい。 そこに貴方の贈り物を隠しました。私からの卒業祝いです。 嘘をついてごめんね。 愛を込めて ラサルハグ』 (-126) 2021/06/05(Sat) 19:57:29 |
シェルタンは、ギムナジウムがこれからもいつも通りであるよう、願った。 (a29) 2021/06/05(Sat) 19:58:07 |
【見】 わるいおとなの ラサルハグこれから多くの経験を経て卒業をする事になるであろう少年は、男の手紙に従うだろうか。 数年先の貴方を想ったタイムカプセルには『未開封の万年筆』と『"悪い大人"ではない、信頼できるであろうギムナジウムの職員のリスト』が入っている。 リストはラサルハグの視点で決めた人選であるが、子供達を傷つけない者たちである事は確かだ。 どの道を選ぶことになったとしても、きっと力になってくれるだろう……そう考えてのことだった。 わるいおとなの、これが最後の贈り物。 ギムナジウムを去る男の最後の愛だった。 (@45) 2021/06/05(Sat) 19:58:11 |
シェルタンは、願って。出来るだけより良くできるように、変えていくだろう。 (a30) 2021/06/05(Sat) 19:58:25 |
夢の続きを イクリールは、メモを貼った。 (a31) 2021/06/05(Sat) 19:58:59 |
【置】 徒然 シトゥラ大人を愛した少女に花束を。 あなたの誕生日はいつでも祝う。 あなたが覚えていてくれるという限り、 ボクは何度だって約束しよう。 盲目な魔術師に口付けを。 餌を与える方法はまだつたないけれど、 いつだってあなたの傍にはボクがいる 真実を見てもきっとあなたは傍に居る。 狂気を抱えた裏切者に愛を。 あなたが抱えた矛盾もすべて許そう。 あなたが居られる場所はここにある。 いつだってお茶会を開いて歓迎するよ。 親切な赤ずきんに願いを。 あなたの願いはボクが貰う。 必ず叶えてみせるから、だから忘れないで。 どうか、信じて欲しい。 その力が手に入るまで大人になるまで待っていて (L6) 2021/06/05(Sat) 19:59:37 公開: 2021/06/05(Sat) 20:00:00 |
【独】 『一番星』 スピカ―――ある朝。 今回の騒動に関係した者が、 みな特別な事情を持っていたように、 スピカもそれを持っていた。 厨房でパンを捏ねるスピカの姿。 ああ、数日『いなかった』だけで、 こんなにもパンが恋しいなんて! 彼女にとってパンを捏ねることは 日常の象徴であり、だからこそ、 今こうしている自分に、何より安堵できる。 食堂のパンは、再び美味しくなった。 毎朝、食堂にみんな『いる』ことに安堵できるように。 いや、安堵しなくても、それが当たり前になるように。 その当たり前に、美味しいパンを添えたくて、 今日もスピカはパンを捏ねた。 (-127) 2021/06/05(Sat) 19:59:54 |
メレフは、少しだけ未来を見られるようになった。信頼できる友人と一緒に。 (a32) 2021/06/05(Sat) 19:59:58 |
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