人狼物語 三日月国


326 【R18身内】Everlasting Summer

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視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管


月が姿を変え、新たな一日が始まった。村人は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?

現在の生存者は、藤枝 真稀、七川 惺、飛鳥 悠凛、七川 幸臣の4名。

【人】 七川 惺

 
[リチャードは俺を見ていない。
 その瞳はとこを見ているのか。何を想っているのか。

 俺は一度、叶わぬ夢を追いかけるような瞳で
 遠く夜空を仰ぎ見る。

 そうして、少しずつ視線を降ろす。
 湖畔の岸辺の草の陰、水の中で跪いている。
 だから長身でも主君を見下ろすような恰好ではなく
 まだ、見上げている。]


  これから、あんたの王国は盤石になるだろう。
  その最後の仕上げをしよう……だから、今宵一晩だけ。


[身を正すようにして口調を改めて。]
 

  仮初でいい、私を欲しいと言ってくれませんか。


[それから、宝石のように美しい王に向かって
 恭しく片手を差し出す。*]

  
  お手をどうぞ、我が君Mighty lord

  ──この愛の捧げ物、どうか拒絶なさいませんよう。
(0) 2026/08/20(Thu) 0:08:55
七川 惺は、メモを貼った。
(a0) 2026/08/20(Thu) 0:11:32

【人】 飛鳥 悠凛

[また、密約めいたことを男が言う。
 リチャードは身じろぎもせず其処に居る。

 バッキンガムの求めを聞いてようやく、
 こちらを見上げる男に視線を向ける。
 黙って聞き終えたリチャードの顔に、
 奇妙に表情はない。]


  ──… 皆言うことは同じだ。


[ふ、と口端を優美に歪めて嗤う。]


  悪魔を愛する者など居はしない。

  魅入られた者の心を狂わせ、
  魂を堕とすだけだ。


  おまえは、私と来るべきではなかった。


[静かに告げて、目を臥せる。*]
(1) 2026/08/20(Thu) 0:28:11

【独】 飛鳥 悠凛

/*
最後の一言、いわない方が良かった気がしてきたな……

いつの間にか大事になってるから言ってるんだよな。
最初で最後の通じ合う夜になるのか……
(-0) 2026/08/20(Thu) 0:40:42

【独】 飛鳥 悠凛

/*
凄くロマンチックなシーンなんだけど>>0
リチャードは静かに落ち込んでいます。

バッキンガムの望み全部叶えたつもりでいるからね。
それでもバッキンガムは幸せじゃないんだよ。
(バッキンガムが欲しいものわからないリチャード)
(-1) 2026/08/20(Thu) 0:42:52

【独】 飛鳥 悠凛

/*
結果的に愛の捧げものを全面的に拒絶しちゃってるリチャード……

バッキンガム報われない(実はリチャードも報われてない)
(バッキンガムに幸せになってほしかったのも自覚ない)
(-2) 2026/08/20(Thu) 0:50:41

【独】 飛鳥 悠凛

/*
(バッキンガムに愛して欲しかったのはもっと自覚ない)
(多分死ぬまで自覚ない)
(-3) 2026/08/20(Thu) 0:52:26

【人】 七川 惺


  ……あんたを麻薬のようだと思ったことはある。

  
──麻薬のような、王の、器。
>>3:40

  だけど、あんたを悪魔だと思ったことはない。

  
この美しさは悪魔のものではない。


  薔薇には棘がある。望んで刺されたのは俺だ。
  望んで堕ちたのは俺だ。
  地獄まで共に行きたいと願ったのは俺だ。
 
  俺は、狂ってなどいない。
  リチャード、あんたを…愛している。


[少し手を伸ばせばそこにリチャードの手がある。
 拒まれなければ、ぐいと、その手首を掴む。*]
(2) 2026/08/20(Thu) 0:57:50

【独】 飛鳥 悠凛

/*
俺がここで心を許したら、バッキンガム裏切れなくない…?
(-4) 2026/08/20(Thu) 1:02:07

【人】 七川 惺


 

  ──あんた
の心
が、欲しい。*
(3) 2026/08/20(Thu) 1:09:46

【人】 飛鳥 悠凛



  地位も名誉も、過大な領地も望まなかったお前だ。
  私と関わらなければ、心穏やかに
  自領で一生を終えただろう。

  
  血で汚れたおまえの魂は、二度と無垢には還らない。


[ああ、それは尊いものだった。
 少年の前に閉ざされた神の門。]
  

  そうさせた俺を愛するなどと言うなら、
  やはりお前は狂っているのだよ。

 
[薄っすらと浮かべた笑みが、
 バッキンガムに手首を掴まれ、掻き消える。*]
(4) 2026/08/20(Thu) 1:18:02

【人】 七川 惺


[リチャードは、許す、とは言わなかった。
 拒まれた、と思った。

 けれど身体が止まらなかった。
 
哀しみが止まらなかった。

 濡れて重たい身体を湖面から持ち上げた。

 そうして薄い笑みが浮かんで消えた
 リチャードの唇を塞ぐ。

 跳ねのけられなければ
 嵐のように抱きしめるだろう。
 愛をぶつけるように抱くだろう。

 愛を与えるように優しくできる状態ではなかった。

 
 
 ──何故、この森までリチャードが追って来て
 そして見出してくれたのか、
 ほんの少しも、想い至らなかった。**]
(5) 2026/08/20(Thu) 1:35:22

【人】 飛鳥 悠凛

[静まり返った森にざぶりと水音が響く。
 手首を掴む手にも、押し塞ぐ唇にも
 リチャードは抗わない。
 唯の一度も、抗ったことはなかった。

 一頻りキスに応えてバッキンガムを見上げ、
 閉じ込められた腕の中で、濡れたシャツの胸元を開く。
 戴冠式で聖油の塗布をうける折に、
 自らそうしたように。]



  …これ以上、俺から何が得られると思う?

  この身体のどこを裂き開いても、
  おまえの求める、温かな血の流れる心などありはしない。
  

  心の臓を抉りだして、
  おまえの掌に乗せてやれば満足か?



[俯きがちに微かに笑んで、その掌を取る。*]
(6) 2026/08/20(Thu) 12:29:13

【人】 七川 惺



  心臓命を捧げるのは、
  あんたじゃなく……俺だろう?

  あんたは神の代理人となった。
  誰も、あんたの尊い身体を引き裂けはしない。
  
引き裂かせはしない。


  あんたはただ、階段を昇っていけばいい。


[理想の国を築き、民衆を幸せに導き。
 そうすれば天国の門はいつか再び開くのではないか。
 その隣で手を繋いでいるのは、俺ではないが。
 王の半身は王妃。アンの顔を思い浮かべる。]


  俺は…俺は……


[これ以上新王の衣が濡れてしまうのを避け、
 リチャードを抱え上げるようにしながら
 自分も湖畔の岸辺──草地に上がった。]
(7) 2026/08/20(Thu) 13:05:06

【人】 七川 惺


[そうしてリチャードを草地に降ろす。]


  愛を得られないのならば、せめて。

  悪魔の誓約にふさわしく、極上の快楽を。
  あんたから引きずり出したい。

  愛し愛されていると、見紛う程の、快楽を。


[言うが早いか、リチャードの上に覆いかぶさる。**]
(8) 2026/08/20(Thu) 13:07:30

【人】 飛鳥 悠凛

[“心臓を捧げるのは、あんたじゃなく──”

 そう言うバッキンガムを見つめる
 リチャードの表情が、険しく翳る。]


  俺はそんなことを、
  おまえに望んでいない。

  おまえは私のものだろう。


[分かっている。“何をも厭わず恐れず、
 その身を捧げよ”と誓わせたのは己だ>>4:24
 良い手駒が出来た、そう思っていたのだったか。]


  俺は唯、おまえを…… 、



[青天の下でも曇り萎れた、花の顔を──]
(9) 2026/08/20(Thu) 19:31:49

【人】 飛鳥 悠凛

[互いの言葉は途切れて、鈍い水音が立つ。
 リチャードを抱え上げる手に目を瞠りはしたが、
 やはり抗うことはなかった。
 草地に横たえられて、濡れた服を身体に
 張り付かせた男を見上げる。]



  ……それでおまえの心が、少しでも晴れるならば。

  幾らでも持っていくがいい。


  それだけのものを、私は貰い受けた。


[そうして、今も貰っている。
 少し冷えた両頬に掌を添え、
 かつての少年の面影を、リチャードは見る。*]
(10) 2026/08/20(Thu) 19:43:23

【人】 七川 惺



  「おまえは私のものだろう。」>>9


[その言葉を聞いた自分の顔が
 少しずつ歪んでゆくのがわかる。]


  俺は、あの日から、ずっと。

  あんたを、唯一の王だと思い定めて。>>3:40


[あの少年の日から、随分、遠くまできた。]


  あの日からずっと、あんたのものだった──…。


[いつかその頭に王冠を被せたいと夢見た。
 そしてその時、隣にいるのは自分だと。
 賢王が治める王国の夜明けを一番近くで見るのは己だと。

 睫毛から滴る星は、もう隠しようがない。]
(11) 2026/08/20(Thu) 21:21:32

【人】 七川 惺


[子供のように歪む顔を、
 瞬く星の雫が次から次と滴ってゆく。
 
 その両頬を、雫ごと、白く美しい手が包む。]


  なのにあんたは、俺を半身とは呼んでくれない。


[はだけた服から胸元が覗いている。>>6

 それから今度は許しをもらった。
 “幾らでも持っていくがいい”と。

 獅子心王の再来と呼ばれるその人の。
 その強い魂の在りどころと言われる左胸を鷲掴む。
 痕が残りそうな程、強く。

 そうして次には手を離し、その痕を癒すかのように
 唇をそっと押し当てた。]
(12) 2026/08/20(Thu) 21:23:23

【恋】 七川 惺



[唇は、心臓から乳首まで滑る。*]
(?0) 2026/08/20(Thu) 21:24:51

【人】 飛鳥 悠凛


[間近にある男の顔が、少しずつ歪んでいく。
 言い募る声は喘ぐように息苦しげで、
 その頬をぽろぽろと涙が伝う。
 くしゃりと歪めた表情は、少年の日にも見ていない。]


  いつから、そんなに──…


   どうして泣く。


[リチャードの声に、僅かに狼狽が滲む。
 頬を包んだ冷えた掌が、
 煌く雫で温く湿っていく。]
(13) 2026/08/20(Thu) 22:05:18

【人】 飛鳥 悠凛

[……このバッキンガムは、もう惺のものだ。
 こんな風に泣けるのは。
 いつだって俺はお前のものだったのにね、と
 俺に打ち明けた恋人。]


  おまえは、誰より近く私の傍に居た。


[傍近く仕えてきたケイツビーはいるが、
 寝台の上に上がらせなどするはずもない。]



  …私を誰より知るのは、おまえではないのか。   


[どこか憮然とした表情で、リチャードは呟く。
 胸を鷲掴まれる痛みには眉一つ動かさなかった
 リチャードが、男の唇が胸に触れ肌を滑れば、 
 きゅっと唇を噤み声を呑んだ。*]
(14) 2026/08/20(Thu) 22:14:59

【人】 七川 惺



  いつから…?


[接吻だけでも、もらえればと期待した。
 想いがけなく、最大の許しをもらえた。
 悪魔ではなく、神に与えられたのではないかと
 想った、王の身体器を。]


  あんたと、暗黒の誓を初めて結んだその日にはもう……


[“愛していた”と声にならずに唇が動く。]
 

  いいやきっと、自分でも気づかぬうちから。


[身体だけでなく
 心までも欲しいと望むようになっていた。>>5:46]


  もしかしたら初めて言葉を交わした、少年の日から。

  初恋、だった──。
(15) 2026/08/20(Thu) 22:40:29

【人】 七川 惺


[どうして泣くかと問われれば。]


  ……わからない。

  ただ、涙が、哀しみが、
愛が
止まらない。


[リチャードの身体の隅々まで知っている。
 ケイツビーは?
 子供の頃から付き従っていたなら素肌を知るだろう。
 世継ぎを孕んだアンは?
 リチャードの零す胤まで知っているだろう。
 己は“もっと”を望んだ……禁断の実を食べた。

 だが、心は?リチャードの心は誰のものだ?]


  あんたの心は、王の器に満ちている。
  その心を、誰も飲み干せはしない。

  ──それは、わかっているのに。*
(16) 2026/08/20(Thu) 22:42:55

【恋】 七川 惺


[俺の心が、バッキンガムとシンクロしている。
 ともすれば、素の心の方が役の心を凌駕してしまう。
 ギリギリの所でそれを押しとどめている、
 自分ではそのつもり……だった。

 そんな思考を巡らせながらも、愛撫はその先へ進む。

 舌先は臍まで降りる。
 肌色のホーズに包まれた太腿の片方を持ち上げる。]


  幾らでも?手加減なしでいいって、言ったよな? >>10
(?1) 2026/08/20(Thu) 22:52:02

【人】 飛鳥 悠凛

[バッキンガムの頬を包む手は離れない。
 冷えきった手が温まるまで、
 止めどなく涙は零れ続けるようだった。

 バッキンガムの告白を聞くリチャードの視線が、
 どこか居心地が悪そうに揺らぐ。]



   …… 、



[視線を戻して、一度浅く頷く。]
(17) 2026/08/20(Thu) 23:01:42

【人】 飛鳥 悠凛

[滴る涙を、リチャードの肌が受け止める。
 息を詰めていた唇がそっと開く。]
  

  ……俺に心などあれば、遠く隔たる玉座まで
  辿り着けはしなかっただろう。


[リチャードの手が動く。
 涙を零す相手にどうしてやればいいかを
 ようやく思い出したかのように。
 親指の腹で、眼窩の下を拭う。]



  おまえの望みを、

  私が叶えてやりたかった。



[……すまない、と潜めた声。
 男の首筋を抱き寄せ、唇を塞いだ。*]
(18) 2026/08/20(Thu) 23:10:06

【恋】 飛鳥 悠凛

[──気分が沈んでいる。
 バッキンガムを喜ばせてやれない自分への落胆と失望。
 リチャードが自覚しえないもの。

 その感情に内包されるように、俺がいる。]


   …… 、っ


[気持ちは深く胸の底に蟠っているのに、身体は反応する。
 声を堪えて、代わりに細い溜息を零した。
 
 この手は惺のものだ。
 男の抱き方を、惺は俺で覚えた。
 愛しい人の愛し方も。
 相手は俺以外に有り得ない、
 俺に触れるための手つき。*]
(?2) 2026/08/20(Thu) 23:21:33

【人】 七川 惺


[リチャードの親指が眼窩の下を滑る。

 謝罪の言葉を囁かれ、首筋を抱き寄せられ、
 唇を塞がれる寸前。

 泣の痕が乾かぬままに微笑んだ。

 リチャードに見せる、実に数カ月ぶりの笑顔だった。*]


  ……今夜だけでいい。

  名前を呼んでくれないか?
  バッキンガム、という公爵位の呼び名でなく。
(19) 2026/08/20(Thu) 23:25:19

【恋】 七川 惺


[「名前を呼んでくれないか?」という台詞を言った時。

 俺の名はヘンリーだっけ?
 違うのじゃないか、という奇妙な疑問がわいた。

 もう、どちらがどちらなのか、わからない。

 ただこの瞬間を、誰にも渡したくないと思った。

 今夜だけ? 本当にそうか? 違うよな?
 俺の中の俺が言う。
 

 左手でリチャードの腰を持ち上げ、
 向き合って座るような形を促す。
 右手は大腿から膝下にかけて滑らせ、担ぐようにして
 自分も膝を少し立てる。

 溜息が聞こえればホーズの前が窮屈になる。
 これは誰の欲望だろう。

 森のセットに加えて本番はスモークもある。
 要所は、観客側からは見えないはずだ。

 
 大丈夫……二枚のホーズ越しに、
 愛しい者の、他の誰も知らない場所へ
 身体と身体を触れ合わす。
 身体が覚えている、己が還りたい場所へと。*]
(?3) 2026/08/20(Thu) 23:39:33

【人】 飛鳥 悠凛

[バッキンガムが微笑む。
 リチャードは、眉根を寄せる。

 まるで泣き出すのを堪える子どものように。]


  ……


[リチャードの唇が動く。
 噤まれる。そうして、また開いた。]



   ──… “ヘンリー”



[微かに語尾が上がった。
 これで良いのかと確かめるようだった。]
(20) 2026/08/20(Thu) 23:47:19

【恋】 飛鳥 悠凛

[音にはしなかった。
 けれど、呼吸を詰めて肩が上がる。

 惺が俺に促した体勢。
 二人きり巣の上で、惺が俺の腰を抱き寄せ、
 きつく抉るための角度。

 ああ。リチャードは、抗わないのに。
 いつものように表情と眼差しで、
 惺に縋ることも出来ない。
 泣き出しそうな顔を、リチャードはしない。]


  ──… 、


[伏し目がちに、けれどすんなりと立てた脚を開く。
 薄手のホーズ越しに、惺の屹立が。
 俺を確かめて、探っている。*]
(?4) 2026/08/20(Thu) 23:55:37

【独】 飛鳥 悠凛

/*
フィルタ
生存者 (4)
藤枝 真稀
0回 残20000pt
 ★
七川 惺
11回 残19486pt
ぎゅううう★
飛鳥 悠凛
10回 残19557pt
ぎゅうぎゅうっ★
七川 幸臣
0回 残20000pt
離れて観てる

カワイイ(定点観測)
リチャードになっちゃうと灰が消えてたんだけど、
しずか、えっちいね……
(-5) 2026/08/21(Fri) 0:12:03

【人】 七川 惺



  どうしてそんな貌をする?


[今度は此方が聞く番だった。

 幾度も寝屋を共にした。
 なのに、初めて見る表情だった。

 それに対する応えは返ってこない。

 けれどほんの少しの間の後で、
 呼んでと望んだ名がリチャードの薔薇色の唇から漏れる。]


  ……ありがとう、リチャード。


[語尾が上がった聞き方は、幼子のようで。
 これも、きっと自分しか知らない声だと。
 宝物ののように胸の中にしまう。
 今、この瞬間を心に刻む。そして──…*]
(21) 2026/08/21(Fri) 0:12:03

【恋】 七川 惺


[そうして、腰を少しずつ進める(ふりをする)。

 ──深く、繋がりたい。今までで、一番深く。
 そんな想いを、熱の集まる頬に乗せて、囁く。*]


  ──魂まで、繋がりたい。
(?5) 2026/08/21(Fri) 0:14:26

【雲】 七川 惺


[稽古が終わって、二人きりの巣に戻ったある日のこと。

 それは濡れ場を初体験した稽古帰りだったか。
 それとも舞台稽古が始まってからだったか。
 多分、その両方で似たような流れがあったんだ。]


  ……俺、バッキンガムの気持ち、わかってきたぞ。

  本当に、裏切る気はなかったんだ。
  気持ちの上でどこから裏切ったかっていうのは
  台本ホンには、はっきり書かれてない。
  役者の解釈と表現に任されてる。

  俺は、少なくとも、戴冠式の少しあとまでは
  絶対裏切ってないと思うぞ。

  いや、もしかしたらギリギリ最後の最期まで……


[そうやって、本物の寝物語をした。
 俺達の巣では勿論遠慮なく、むしろ稽古で耐えてる分、

 ……発散したよな、うん。*]
 
(D0) 2026/08/21(Fri) 0:18:30

【人】 飛鳥 悠凛

[バッキンガムに問われて、
 顰め面でリチャードは首を横に振る。
 言葉では答えなかった。
 自分でも分かっていないのだから。

 ありがとうと名を呼ばれれば、
 また微かに首を振る。
 
 バッキンガムの表情が柔らかい。


 リチャードは、バッキンガムを見ている。]
(22) 2026/08/21(Fri) 0:21:44

【恋】 飛鳥 悠凛

[薄暗いセットの中でも、
 目の前の男が頬を染めているのが分かる。

 熱を帯びた声が囁けば、
 二人の間の空気が震えて、湿り気を帯びるよう]



   …… ッ、



[わぁ、と思う。
 でもリチャードの方が動揺している。
 以前のように自分から腰を揺らすことはなく、
 されるがままに。男の腰に、揺すり上げられる。*]
(?6) 2026/08/21(Fri) 0:25:51

【独】 七川 惺

/*
>>7と、>>8書いた後に、急用で外出しなきゃならなくて
帰りは20時位になっちゃうって愛方さんに伝えてて
戻ってくるのはそれより遅くなっちゃったんだけど。

帰宅して愛方さんの>>9、>>10のロル読んで泣いた。
そのままの気持ちで、惺が>>11と>>12のお返事をしました。
(-6) 2026/08/21(Fri) 0:33:58

【雲】 飛鳥 悠凛

──舞台袖の二人──

[ある夜。恋人が二人きりの巣で俺に話しかけてきた。
 バッキンガムの気持ちが分かってきた、と。]



  …モテないよ、仕事を家に持ち込む男は。


[ふんと鼻で笑って、腕の中でそっぽを向く。
 リチャードはバッキンガムを許すかも知れない。
 でも俺はね、俺を裏切って殺される惺なんて、
 舞台の上だけで充分なんだよ。
 公演が終わった後に余韻を楽しむならまだしも、
 舞台の解釈の議論なら、稽古場ですれば良い。]



  しないんならもう寝るからね、俺。



[今度は身体ごと背を向けて、
 おやすみ。とさっさと布団を引き寄せる。
 明日も早いし。殺陣あるし。
 おまえはリチャードのこと考えながら
 起きてればいいんじゃん?
 そんな俺の気持ちをどこまで読み取れたかは知らないけど、
 結局惺は、そのまますんなり俺を寝かせたりはしなかった*]
(D1) 2026/08/21(Fri) 0:37:02

【人】 七川 惺


[ここへ来てから
 どこか遠くを見ているようだったリチャードが

 今はバッキンガム俺を見ている。

 今夜だけは、ヘンリー俺を見てくれるんだ。


 ……もう、これでいいと思った。
 さっきまでの、拒絶されたと思った哀しみは凪いで
 拭ってもらった涙の痕には、愛だけが残っていた。*]
(23) 2026/08/21(Fri) 0:44:23

【恋】 七川 惺


[舞台の静寂に、熱を帯びた囁き。

 それに続く、……甘やかさ。

 リチャードの小さな小さな驚きの声。

 そうして続く、俺の。]


  ………ン。


[二人のこの態勢は、初めてではない。
 だが、心が共鳴するようなものは、初めてかもしれない。

 奏でるリズムは、始めは優しく、次第に激しく。*]
(?7) 2026/08/21(Fri) 0:57:53

【雲】 七川 惺


[恋人がご機嫌斜めの様子。

 何が気に障ったのかわからない。
 悠凛の頭の中は覗けない。

 腕の中で背中を向ける悠凛。]


  オイ、マテ、違うんだ。


[初めてだらけの舞台稽古で
 ちょっと興奮して話が長くなっただけ。

 …って何が違うかっていうと。]


  その、……したいんだ。
  稽古中、最後までできなくて我慢してて。

  寝ちゃうの?

  寝られたら、俺、一人で……
  朝まで寝られないよ。


[元気に勃ち上がった俺の分身が、悠凛の腰を叩いた。**]
(D2) 2026/08/21(Fri) 1:08:49

【恋】 飛鳥 悠凛

[リチャードは、バッキンガムから目を逸らさない。
 けれど、男が漏らした微かな声を聞けば、
 睫毛を臥せる。]



   …は 、  ん、



[揺さぶられるうち徐々に身体が傾いで、
 ついにはバッキンガムの肩にくずおれる。

 戴冠式の赤と金の盛装の下に着ていた
 白いシャツは、水気と汗で張り付き、
 リチャードの身体の線を浮かび上がらせる。
 バッキンガムの肩に回した腕に力が籠り、
 二の腕が薄っすらと隆起する。

 かぶりを振り、髪を乱して。
 為すがままに、男の膝の上で跳ねる。*]
(?8) 2026/08/21(Fri) 1:14:16
七川 惺は、メモを貼った。
(a1) 2026/08/21(Fri) 1:18:39

【雲】 飛鳥 悠凛

[惺が俺の背後で焦ってる。>>D2

 俺の言うことって、結構分かりやすいと思うんだけどな。
 “仕事の話は今はしないで。”
 “えっちするならまだ起きてるよ。”
 裏返せばちゃんと分かるように言ってんだけどな?]


  待たない。寝る。


[すっぽり隙間なく布団に包まれば、
 眠気に手が届きそう。
 でも惺が、情けなくて可愛いこと言うから。]


  …そぉ。俺で興奮したムラムラ、
  俺の身体で発散したいんだ。

  でも寝るね。


[はい、と惺の方を振り向くと。
 ばさりと布団をひっぺがし、
 ついでにシャツを胸の下まで捲り上げて
 寝乱れたみたいに腹チラする。
 掌を腰に滑らせ、片側だけショートパンツを
 ずり下げ、腰骨を覗かせて。]
(D3) 2026/08/21(Fri) 1:26:25

【恋】 飛鳥 悠凛





  おやすみぃ?



[目を閉じたまま口端を持ち上げ、
 少しだけ唇を尖らせる。

 キス待ち顔の俺が、前に言ったこと。

 俺が寝ててもいいよ、って。
 焦ってる彼氏は、思い出せるかな?**]
(?9) 2026/08/21(Fri) 1:28:46
飛鳥 悠凛は、メモを貼った。
(a2) 2026/08/21(Fri) 1:31:43

【恋】 七川 惺



  え、ぇええ?
  そんな恰好見て、寝れるか?!


[“でも”って何?わざとなの?揶揄ってるの?
 お前は大丈夫なのかよ!

 言い終わらない悪態が頭の中を駆け巡ったんだけど。
 結局口をついて出たのはこんな言葉。]


  ねぇ…疲れてんの?


[そう聞いてみた。
 ベッドに横になったまま、そろりと近づく。]


  睫毛長いな……


[閉じた瞼を見て、もう寝たの?って呟く。]
(?10) 2026/08/21(Fri) 1:47:17

【恋】 七川 惺


  んーーーー、んんん。無理。


[可愛い寝顔(?)の唇にキスを落としてから
 ──寝ててもいいって言ってたな?って想い出した。

 悠凛がキスで目を開けなくても
 捲り上がったシャツの中に手を入れた。**]
(?11) 2026/08/21(Fri) 1:48:12

【恋】 飛鳥 悠凛

[こいつホント反応いいな。
 だから俺に揶揄われんだよ。
 可愛いやつ。>>?10
 挙句、“疲れてんの?”なんて
 仕事帰りの彼氏つっつく彼女みたい。

 惺がにじり寄る気配。
 俺は寝てますよ、と目を閉じて動かない。
 睫毛はおまえも長いでしょ。
 もう寝たの?って呟きも可愛い。

 エヴァの温泉ロケで旅館で雑魚寝した時、
 「死んでんのかと思った」とリヒトに
 言われたことある寝相の良さを誇る俺が、
 こんな格好で寝る訳ないでしょ。

 小さく唸って、無理っていうおまえは、
 ほんとにほんとに可愛いね。
 俺も無理。]
(?12) 2026/08/21(Fri) 9:18:09

【恋】 飛鳥 悠凛

[キスされる唇がつい微笑む。
 でもまだ俺は寝てますよ。
 惺にキスされたら、寝てる時でも
 普段からにこっとするらしいけど。

 シャツの中に手が入ってきても、
 ふふっと笑みを深めながら、
 目を閉じて知らん顔。

 ここまで分かりやすくしても
 惺なら退いちゃうかも知れないから、
 その背に腕を回して、
 重なる唇を緩く開いた。**]
(?13) 2026/08/21(Fri) 9:20:52

【恋】 七川 惺


[悠凛に可愛いって思われてるなんて露知らず、
 俺の方が呟いちゃったよね。]


  ……可愛い。


[寝てんのに、にこっとする。
 愛されてるって無意識にわかってる子供みたい。

 愛しいって気持ちが、ふつふつと湧いてくる。
 このまま寝かせてあげたいって気持ちもある。

 でもちょっと触るだけならいいよね……
 そうやって、悠凛の胸の飾りを指腹で優しく撫ぜた。
 
 悠凛の笑みが深まってるなんて、見えてない。

 それから引き締まってるお腹撫ぜたり
 擦り下がってるショートパンツに手をかけたり。
 
 ちょっと脚の間が痛い程になってきた。
 ……困った。どうしよう、一人でしようかな。]
(?14) 2026/08/21(Fri) 12:13:59

【恋】 七川 惺



[逡巡してたら、悠凛の唇が開いて背中に手が回ってきた。]


  あ、起こしちゃった?


[そう言ったけど、多分声に喜色が混じっちゃったよな。*]
(?15) 2026/08/21(Fri) 12:15:37
七川 惺は、メモを貼った。
(a3) 2026/08/21(Fri) 13:05:46

【人】 七川 惺


[立ち並ぶ木々の最奥、
 背景のスクリーンの夜空に瞬く星が、
 一つ、また一つと、斜め下に向かって滑ってゆくのが映る。
 
 夜21時頃から出現し始める夏の流星群を
 実際に撮影したものを、舞台様に加工したらしい。
 放射点が高くなる真夜中から明け方にかけて
 数が急激に増える。

 堕ちてゆく星々は、生命を暗喩しているのだろうか。
 戦争や謀略でこれまでに散った命を。
 これから散ってゆく命を。
 それとも大地の上に落ち、芽吹き、生まれる命を。
 あるいはその影で、生まれることができなかった命さえ。

 ──星月夜と呼ぶにふさわしい。

 通常、星がこれ程までに美しく観えるのは
 月のない夜である。あるいは、せいぜいが三日月。
 しかしこの舞台の月は半月。
 ファンタジーの中では、それもありうる。
 王の半身になりたかった、バッキンガムの暗喩ともいえる。

 その月が、星空に被せるようにして舞台の上方を動く。
 初めはやや東寄りだった月は、天井近くに上り、
 やがては西に沈もうとする。]
(24) 2026/08/21(Fri) 13:59:13

【人】 七川 惺

 ── ゲネプロの一幕 ──

[夜が白む前に、この場所を去らねばならない。

 ──もうすぐただ一夜の、恋人達の夜が終わりを告げる。

 スモークが晴れれば、瑠璃色の空にもう星は見えない。
 二人は服を着て、それぞれの馬の傍にいる。

 バッキンガムが森の野薔薇を一輪、手に持っている。
 少年の日の、あの時と対になるように。
 リチャードに手渡そうとする。]



  ……これを……

  どこかに飾っていてくれないか。



[白薔薇の花言葉は。
 「純潔」「純粋」「深い尊敬」

 そして「私はあなたにふさわしい」

 ……不遜なのはわかっている。
 けれど、一夜の夢の想い出に。
 この一輪が枯れるまでなら、
 神様も目を瞑ってくれるのではないか、そう思って。]
(25) 2026/08/21(Fri) 14:31:49

【人】 七川 惺


[馬の手綱を引く。]


  先に、行っています。


[ストーリーの後半を知る者なら、
 “逝っています”という漢字を連想するかもしれない。
 そんなどこか悲し気な声で。]


  臣下が陛下より遅く起きるわけにはいきません。

  ……次にお会いする時は…以前のように。
  朋友“バッキンガム”とお呼びください。


[暫くして、このシーンは幕となるだろう。**]
(26) 2026/08/21(Fri) 14:37:05

【恋】 飛鳥 悠凛

[可愛い、って零れ落ちるみたいな声。
 じわりと胸に沁みて、好きだなぁって思う。
 もう反応してるだろう胸の尖りを、優しく指腹で撫ぜられる。
 普通に抱き合う時よりずっと優しい、躊躇いを含んだ手つき。

 触っていいよとばかりに剥き出しにした下腹や腰に
 触れる手も、遠慮がちでくすぐったい。……もどかしい。]


   …… 、ん……


[そのまま下着ごとずり下ろして、
 有無を言わせず入れちゃっていいのに。]
(?16) 2026/08/21(Fri) 14:40:43

【恋】 飛鳥 悠凛

[起こしちゃったの?って本気で気づいてなかったの。
 いつまで焦らすの。
 喉元までそう出かかったけど。]


  ……、ン、 はぁ……

  
[惺の肩に緩く組んだ腕を絡めて、
 目を伏せたままするりと脚を開いてみせる**]
(?17) 2026/08/21(Fri) 14:45:38

【恋】 七川 惺


[悠凛の唇から漏れる声が、何故か気持ちよさげ。]


  もしや……起きてた?


[うわ。ちょっと恥ずかしくなってきた。

 うん、気づいてなかったんだよね。
 そう聞かれたわけじゃないけど、
 揶揄われてたのかなと思ったら、ね。

 でもそんなこと、どうでもよくなってきた。
 悠凛が脚を開いたら、もう準備ができてるみたいで。

 ショートパンツと下着を一息にずり降ろす。
 片脚に残った下着を、取ってやる間も惜しい。

 俺も、パジャマ代わりの長めのTシャツを脱ぐ余裕がない。
 一人でしよっかなって思った時から
 もう下半身は剥き出しだった。

 悠凛の秘蕾に、男の徴をあてがう。*]


  すぐ、挿入いれるぞ。
(?18) 2026/08/21(Fri) 15:17:48

【人】 七川 幸臣

 ── 音響操作室 ──

[ゲネプロでシーンを区切る幕が下りると、
 隣にいた照明スタッフが声をかけてきた。]


 「前の稽古の時から思ってたんですけど。

  惺君、今日も“泣き”の演技よかったですね。
  正直、ここまでやってくれるとは。

  あ、すみません。その、褒めてるんで。
  初舞台でここまでできるなんて、すごいって話です。」


[私は苦笑した。]


  いいよ。感想は良きも悪しきも、
  次に繋がるから何でも言ってくれ。
  ──かくいう私も思ってなかったからね。

  対面している悠凛君の上手い演技に
  引っ張り上げられてるんだろうね。
(27) 2026/08/21(Fri) 15:25:23

【人】 七川 幸臣


[でもなぁ、惺の泣いてる顔。
 ……あれは素だよなぁ。

 子供の頃からあんまり変わってない。
 最近はほとんど見たことなかったが。
 悠凛君を前にして感情移入してるんだろうか。

 演出効果的には、全然いいけどね。**]
(28) 2026/08/21(Fri) 15:26:19

【人】 七川 幸臣

 ── ゲネプロ・続き ──

[切り花の薔薇は、もって十日前後。
 夏場はそれより短く、本来は3〜5日。

 森の夜空のシーンは
 プロジェクションスクリーンも駆使していたが
 ここでは、最奥の赤いホリゾント幕が一枚。
 そこにスポットライト前に置いた切り抜き型ゴボで
 薔薇の陰を投影……
 一枚一枚花弁が散るような影は、照明スタッフと
 美術スタッフの共同作業による。

 舞台上では3〜5日よりはずっと長い期間、
 しかし同年の、一か月の月日が流れたことを表現する。

 戴冠式後の離宮にも出てきた
 アンの侍女達が再び登場する。]


  「ご懐妊では……なかった。」

  「残念ね、ご夫妻共に、
   とても喜んでおられたのに。」

  「ことに王妃様の落胆が……」
 
  「それはそうでしょう、女ですもの……」

  「でもね、一粒種のエドワード様がおられるから。」
(29) 2026/08/21(Fri) 17:23:23

【人】 七川 幸臣


[そうして舞台が暗転すれば、
 バッキンガムとリチャードの二人にスポットライト。]


  プリンス・オブ・ウェールズ
王太子
を巡って、
  またぞろ騒がしくなってきた。

  ロンドン塔の二人の王子を担ぎ出す輩が出てくる。
  ……荒れるぞ。


[幽閉されている、前王リチャードの兄の二人の遺児。
 塔の中で健気にすごす、12歳と9歳。

 リチャードの嫡子とされるエドワードも9歳と数カ月。

 ロンドン塔の王子達の扱いを巡って、
 陰謀と対立の構図が動き始める。
 ヘイスティングの謀反(とされている)の
 片棒を担いだとされながら、
 リチャードに許されたスタンリー卿が燻っている。
 ランカスターの最後の象徴的存在であるリッチモンド伯が
 兄王エドワードの娘エリザベスとの婚姻を画策する。]
(30) 2026/08/21(Fri) 17:28:08

【人】 七川 幸臣



  俺にはまだ、できることがある。>>5:65
 

[この台詞を言う時のバッキンガムの表情──。

 本読みの段階で、華岡君には老獪さが見えた。

 惺のバッキンガムには、眉間の皺に苦悩が滲む。**]
(31) 2026/08/21(Fri) 17:33:26

【人】 七川 幸臣

 ── Cast ──

-------------------------------------------


 リチャード・プランタジネット
 (グロスター公。後のリチャード三世)
  ──飛鳥 悠凛


 ヘンリー・スタッフォード
 (バッキンガム公。リチャードの朋友・腹心)
  ──七川 惺

 アン・ネヴィル
 (ウォリック伯の長女。後のリチャード三世の王妃)
  ──橋立 カンナ


 ウィリアム・ケイツビー
 (リチャードの従者。後に廷臣・側近)
  ──加瀬 進


 エリザベス・オブ・ヨーク
 (エドワード四世の娘。リチャードの姪)
  ──戸倉 理恵


 -------------------------------------------**
(32) 2026/08/21(Fri) 19:18:34

【人】 飛鳥 悠凛

[シャツの上に外套を羽織り、待たせた馬を労い撫でていれば、
 バッキンガムが何かを手に戻ってきた]


  ……綺麗だな。

  おまえと初めて出会ったのも、この季節だったか。

[野薔薇の一輪に目を留め呟く。]


  貰い受けよう。


[捧げられた一輪を胸ポケットに挿し、柔らかく笑みを浮かべる。]
(33) 2026/08/21(Fri) 21:06:57

【人】 飛鳥 悠凛

[先に戻ると言うバッキンガムに、
 リチャードは物言いたげな表情に変わる。それでも。]


  分かった。  


[馬に跨り、リチャードに背を向ける姿。]


  ───ヘンリー、


[口を突いて出た呼び名に、リチャード自身が
 ふわりと目を見開く。]
 
(34) 2026/08/21(Fri) 21:10:42

【人】 飛鳥 悠凛





  ………いや。


  王宮で待っている。*
(35) 2026/08/21(Fri) 21:11:36

【独】 飛鳥 悠凛

/*
俺出先だったから盛大にミスったんだよ。

あのまま俺をおかずに、一人でする惺が見れたのに…!!!!!
(-7) 2026/08/21(Fri) 21:43:57

【恋】 飛鳥 悠凛




  うぅん、寝てた。


[さらっと嘘を吐いて薄っすらと目を開けると、
 何でか惺のが露出してる。>>?18
 挿入れるにしては、早くない?
 緩く目を見開いて、唇を開いて]



  ……自分でする気だった?


[俺の寝顔見ながら。と小首を傾げて囁く。
 俺ももうショートパンツも下着もずり下ろされて 
 片脚に絡まってるような状態だったけど。
 やっぱもう一回寝ようかな……と呟く。
 そういえば自分でするとこ、
 まだ見せてもらってなかったんだった。*]
(?19) 2026/08/21(Fri) 21:50:26

【人】 七川 惺


[受け取ってもらえるかわからず
 おずおずと差し出した薔薇を
 受け取るリチャード。

 胸ポケットに飾られる薔薇。
 あの日と対になるように。

 愛人ではなく。
 たった一夜だけでも恋人だった。
 柔らかく微笑む笑顔を受けてそう思う。

 ──それだけで、よかったのに。


 馬に跨った後に、もう一度名を呼ばれた。

 思わず振り返った顔が、くしゃりと歪む。
 ──これ以上は、未練。]
(36) 2026/08/21(Fri) 22:02:11

【人】 七川 惺



  ……では。


[馬上で目を伏せ一礼し、振り切る様に馬を駆る。

 夜通し踊ったシンデレラのようだった。
 二度とは履けない硝子の靴で。


 ──今、夜があけようとしている。*]
(37) 2026/08/21(Fri) 22:07:44

【秘】 七川 惺 → 飛鳥 悠凛



[パンフレットを開き
 『Cast』のページを見つめている。>>32]


  ……わぁ。二番目だ。


[リチャード三世の演劇では、
 通常、アンが二番手に書かれていることが多い。]

 
  これってさ、これって……
  俺がお前の隣ってことでいい?


[いや、物語上は違うのか、とか。
 でも解釈によっては、とか。
 わけのわからないことを、悠凛の隣で
 わぁわぁ言ってたのは何時だっけ。*]
(-8) 2026/08/21(Fri) 22:17:01

【独】 飛鳥 悠凛

/*
リチャードは、何で傍にいてくれないんだろう?って
漠然と思っている。
(-9) 2026/08/21(Fri) 22:24:13

【人】 飛鳥 悠凛

[バッキンガムは寝室ではなく、
 リチャードの執務室に居る。
 文机の上には、空の花瓶。
 以前の執務室のシーンでは、
 何かしらの花が飾られていた。

 バッキンガムのもたらす凶兆>>30

 そうして、謀略の予兆。>>31]



  ……… 、

  
  俺は、もう──……


[沈痛な面持ちをするリチャードに、
 バッキンガムは気づいただろうか。
 聞き返されれば、いや、と頭を振って、
 「おまえに任せよう」と答えるだけ。*]
(38) 2026/08/21(Fri) 22:32:01

【恋】 七川 惺



  ………。


[なんとも恰好のつかないまま、固まってしまった。

 “俺の寝顔見ながら。”って言われて。

 ──図星、だったから。]


  ……二度寝しちゃうの?


[今それは、困る。困るんだけど。]


  ………いいよもう。眠いんなら。


[不承不承言った。
 ティッシュとか、タオルとか、持ってこよう。*]
(?20) 2026/08/21(Fri) 22:32:15

【秘】 飛鳥 悠凛 → 七川 惺

[ソファに座ってパンフレットをまじまじと凝視した惺が、
 可愛いことを言う。
 ベッドに一人寝そべり、いくつものクッションに埋もれながら
 視線だけそちらに向ける。]


  そぉだよ。何を今更。

  パンフの表紙だって、
  そういう扱いでしょ。

  
[……喜んでるの、もっと手放しで祝福してやりたいのに。

 最近俺は、気分にムラがある。
 稽古が佳境に入り、本番が近づき、
 リチャードと同化してきているからだ。
 順調な仕上がりと言える。
 でも弊害はある。
 
 家に帰ったら俺が誑かし、追い詰め、
 苦しめて殺したはずの男が、
 恋人の顔をしてそこに居る。

 擦れ違い、二度と報われることのない二人。


 ……だからやなんだよ、家に仕事持ち込むの。*]
(-10) 2026/08/21(Fri) 22:55:09

【人】 七川 惺



  塔の中の王子達を、何とかしなければなりません。

  担ぎ出される前に。
  どこかに隠すか、いっそ……


[それ以上、何をするかは口に出さない。]


  
それをするのは、あんたであってはならない。



[しかしその時は気づいていなかった。
 その逆を考えている者がいることを。
 それをして、
 リチャードに罪をきせようとしている者がいることを。]


  ……暫くここを離れます。
  領地に返って、考えを纏めます。


[秘密裡に行わねばならない。
 リチャードの前に立ち塞がる者を取り除くため。

 そうして自分の想念に夢中になり
 リチャードの沈痛な面持ちには気づかない。*]
(39) 2026/08/21(Fri) 22:57:14

【人】 飛鳥 悠凛

[塔の中の“王子達”とバッキンガムは口にした。 
 正当な王子だと認識している者に、
 今度はその手をかける気なのか。]


  ──…もう、


[呟くリチャードの顔が歪む。
 バッキンガムは見ていない。]



  ……主君の身辺が不穏な折に、傍を離れるのか。



[王宮を離れ、領地に帰ると告げる
 バッキンガムをじっと見る。
 それでも結局「おまえの思うようにすればいい」と頷く。*]
(40) 2026/08/21(Fri) 23:16:00

【秘】 七川 惺 → 飛鳥 悠凛


[パンフを閉じる。
 悠凛の言うように表紙には。

 撮影のため一時的に髪を黒染めした悠凛の顔が
 舞台用のメイクをしてアップで写っている。
 すっごく綺麗だ。
 ぱっちり瞳を見開けばアーモンド形に。
 少しだけ目を細めれば目尻が跳ね上がる。
 ややオリエンタルな、そんなメイクだ。
 一寸きつくもあり、妖艶でもある。

 俺はそういうメイクをしてない。
 華岡さんならそれに近いのをする予定だったかも。
 俺は垂れ目なんで、跳ね上げメイクは
 やや無理があって…そういうことらしい。
 垂れ目を活かしてナチュラルにってホントか?

 けど、表紙に全身像が映ってるのは俺だけ。
 うん、そういう扱いなのかもしれない。]
(-11) 2026/08/21(Fri) 23:30:53

【秘】 七川 惺 → 飛鳥 悠凛



  そうだよな。な?


[悠凛の寝そべるベッドに近寄る。
 いくつものクッションの中には、
 丸くて緑と黄色のも、二つ仲良く並んでいる。

 悠凛の顔を覗き込む。]


  ……なんか気になることでもある?

  俺の演技がダメでやりにくい所、あるとか?


[悠凛の憂い顔には気づく。
 けれども的は外している。*]
(-12) 2026/08/21(Fri) 23:32:04

【秘】 飛鳥 悠凛 → 七川 惺

[M&MのYellowのまんまるいクッションを
 お腹に抱いて、ベッドの上で丸くなる。
 ……眠気が強い。

 惺が近寄ってくる気配がする。
 うぅん、と喉でぐずるような音を漏らして
 惺をちらりと見返す。]


  ない。ないよ。

  上手くなってる。
  いいと思う。


[そうじゃない。
 惺がバッキンガムなのがやりにくい。
 バッキンガムが惺なのが、かな。
 どっちにしろ、それは言えない。
 俺の相手役になれたこと、
 喜んでくれてるのに。]
(-13) 2026/08/21(Fri) 23:52:09

【秘】 飛鳥 悠凛 → 七川 惺

[なんかやっぱり、チラッと思ってたみたいに
 公演近くなったら別々に暮らした方が
 良かったのかも知れない。
 上手く切り替えて、惺の恋人に戻れない。]



  …しずか、


  抱っこして。もぉ寝よ。



[そう言って腕の中に引き入れてもらったら、
 あっという間に意識が落ちた。
 そんな夜が増えてきた、その頃。*]
(-15) 2026/08/21(Fri) 23:52:55

【恋】 七川 惺


[なんかこの頃の悠凛、時々意地悪なんだよなぁ。

 いや、もとからそゆとこあった。
 俺を揶揄って上から目線の……
 うん、この頃特にっていうのは気のせいだ。

 ──ちらっと悠凛の方を見る。


 ……いいや。寝顔可愛いから許す。


 そういえば舞台じゃ、開幕シーンから悠凛……
 七枚のヴェールの踊りのオマージュなんだよなぁ。

 ああ、やだなぁ。最後の一枚脱いだら
 腕をクロスして胸とか隠して欲しいなぁ。]


  ……ん……ッあ…


[片手の動きを少しずつ早くしていく。
 無垢な寝顔を見て、妖艶なダンスを想像して。*]
(?21) 2026/08/21(Fri) 23:53:41

【独】 飛鳥 悠凛

/*
初舞台の惺をケアしたいと思ってるはずなのに、
リチャードとバッキンガムなことがしんどくなってきて
処理落ちする悠凛……
(-14) 2026/08/21(Fri) 23:54:20

【独】 飛鳥 悠凛

/*
あまりにバッキンガムが報われなくないか?と思って
リチャードに多少の自覚を促したら、
バッキンガムの愛がじわじわ浸みてきたところに
裏切られて殺す羽目になってしまった……
(-16) 2026/08/21(Fri) 23:59:30

【独】 飛鳥 悠凛

/*
どうしような……

リチャードと悠凛が連動して沈んでて苦し気で、
いちゃつけねぇ……(悠凛のひとはいちゃつきたい)
(-17) 2026/08/22(Sat) 0:07:29

【秘】 七川 惺 → 飛鳥 悠凛



  いい?本当に?
  お前がそう言ってくれなら自信もてる。


[そう言ってから、
 今日も悠凛が眠そうなのに気づいた。
 かと思えばすごく元気な日もあるにはあるんだけど。

 あれ?そういえば。
 悠凛の眠気が強くなる時って……。]


  なあ。どうしたの?


[心配そうに悠凛の顔を覗き込む。

 悠凛のおでこに手を当ててみる。
 熱でも計る時みたいに。
 それで悠凛の気持ちがわかればいいなと
 ちょっと思って。

 それから眠そうな瞼に、そっと口吻けた。]
(-18) 2026/08/22(Sat) 0:09:05

【独】 飛鳥 悠凛

/*
啓くんと涼くんみたいに報われないからな、
バッキンガムとリチャードはどこまでも擦れ違う……

いやぁどうしようかな、日常パートが回せない。
(-19) 2026/08/22(Sat) 0:13:46

【独】 飛鳥 悠凛

/*
ここまで惺に惚れ切って心を委ねちゃってる状態で
リチャードやるのは、俺もうしんどかったんだね……
(だからオーディションやる時あんなんだったんだね)
(中のひとも後から分かる)
(-20) 2026/08/22(Sat) 0:17:53

【秘】 七川 惺 → 飛鳥 悠凛


[どうしたのっていう問いに、応えは返らない。
 その代わり、抱っこしてって言う、可愛い恋人。

 GreenもYellow押しのけて
 両腕の中に番を囲う。]


  あ、もう寝てら。


[俺、……したいんだけどな。
 いや、そんな場合じゃねーか。

 寝ててもしていいって前に聞いたけど。
 そんな場合じゃないってのはわかるぞ。


 ──俺の腕の中で、良い夢、見てな。*]
(-21) 2026/08/22(Sat) 0:31:35

【独】 七川 惺

/*
ちょっと調べものしてきて戻ってきたら(開幕シーン関連)
悠凛の秘話が一個巻き込まれてて見えてなかったのがわかった。(電波の関係?で時間差でロルが後で見えることがあるんです!)

偶然俺の一個前の秘話に*付け忘れてて慌てて追撃。矛盾でなくてよかった。
(-22) 2026/08/22(Sat) 0:36:17

【独】 七川 惺

/*
悠凛の23:52:09の後の、23:52:55が見えてなかったの。
23:53:41書いてた時に被ってたんだな。(PCの電波時間差)
で、俺が0:09:05書いた後に暫く離れてて後から気づいて0:31:35追撃した。
(-23) 2026/08/22(Sat) 0:40:24

【恋】 七川 惺



[──そんな夜もあったから。

 だからね、ほんとに眠いんだろうと思って。
 一人で鎮めなきゃと思って…。*]

 
(?22) 2026/08/22(Sat) 0:51:06

【独】 飛鳥 悠凛

/*
これだけ献身されて、愛を捧げられて、
でもストーリー上応えらんないんですよ。
裏切らせないといけないし殺すから。

バッキンガム、リチャードすげー好きだし
手加減なしに口説くじゃん……つれぇ(懊悩)
(-24) 2026/08/22(Sat) 0:57:59

【独】 飛鳥 悠凛

/*
あとね、バッキンガムはリチャード王のために
動いてくれてるから、止めらんないんだよ……
そもそも引き留めたりしたら愛が通じ合っちゃって
バッキンガム裏切れなくて物語が破綻する。

身動きがとれねぇ。

舞台やろう、舞台。
悠凛は舞台の上にさえ上げればしっかり動く。
(-25) 2026/08/22(Sat) 1:00:56

【恋】 飛鳥 悠凛

[寝たふりのつもりだったんだけど、
 閉じた目蓋の裏、ぐらりと眠気で目眩う。

 “いいよもう”、って惺が。
 見切りつけたみたいに言って、
 一度は俺に触れた温かくぬるつくものが、
 離れていく。
 
 恋人の気配が遠くなるのに、
 俺は引き留められない。

 
おまえを引き留められない。


 どこに行くの。
 
もう、傍に居てはくれないのか。
]
(?23) 2026/08/22(Sat) 1:15:12

【人】 七川 幸臣

 ── Curtain Up ──

[客電が落ちる──。

 暗がりの中
 バッハのトッカータとフーガをアレンジした曲がかかる。
 初めはパイプオルガンの重厚な音楽そのまま。

 ワンフレーズが終わると、
 舞台の最奥のホリゾント幕が紅に染まって浮き上がり、
 幕の前に城壁のセットが昏く聳えているのがわかる。
 城壁の中央に階段がある。登り切れば、作り物の首がある。
 第3代ヨーク公であるリチャード・プランタジネット 。
 この舞台の主人公、グロスター公リチャードの父の首。

 舞台の板に敷き詰められた、白薔薇と赤薔薇。
 軽い素材の造花で、固定していない。
 主役が登場して踊り出せば、ステップに合わせて
 舞い上がることだろう。
 (扇風機状の舞台装置の煽りも使う)

 せり上がり舞台が奈落から昇ってくる。
 主役リチャードの登場だ。

 彼が城壁の階段を昇って、父王の首を降ろして降りてくる。
 すると音楽のテンポが変わる。

 そうしてサロメのようなダンスが始まる。*]
(41) 2026/08/22(Sat) 1:18:38

【恋】 飛鳥 悠凛

[遠ざかった気配が
 また近くにあることに、
 俺は気づけない。

 微かな息遣い。
 力強く熱孕む身体を持った男の。
 俺の───…]


  
  …… 
ヘン リー 、




[吐息混じりの譫言だった。
 クッションを抱く腕に、微かに力が籠った*]
(?24) 2026/08/22(Sat) 1:18:42

【恋】 七川 惺



  ああっ……!


[その瞬間、呼ばれた、と思った。]


  ……えっ?


[呼ばれた、と思った。
俺の名を。
]


  俺の、名前……
  
どちらの名前を?


  
[夢、見てるのか?]


  悠凛?
リチャード?
(?25) 2026/08/22(Sat) 1:48:23

【恋】 七川 惺


[腰回りに大判のタオルを巻いた。
 ──かっこつかねーな。

 けど、そんな場合じゃないと思って。
 悪夢を見てるのか?

 クッションを抱く悠凛の片腕を掴む。*]


  ……俺は、ここにいるよ?
  
迎えに来るよ、必ず。
(?26) 2026/08/22(Sat) 1:50:30

【雲】 七川 惺


[……わかったぞ。

 バッキンガムは最後の最期まで裏切っていない。
 最期までリチャードを護ろうとしたんだ。
 ……それが、俺の解釈。

 だけど、やり方を間違えた。他にも方法はあったはず。

 リチャードの傍を、離れるべきではなかった。**]
(D4) 2026/08/22(Sat) 1:56:24

【恋】 飛鳥 悠凛

[目を開く。

 ──夢かな、と思った。

 名前で呼んで欲しいと言われたけど、
 “俺”は最低限に留めた。
 その方がらしいと思ったから。]


  ヘンリー…


[だから呼んだ。
 今なら許されるかと思って。
 甘く、柔らかく。本当はそうしたかったように。]


  
ヘンリー、




[微笑んで。夢を見るように、
 口づけをねだるように、うっとりと瞳を閉じる。**]
(?27) 2026/08/22(Sat) 1:57:03

【独】 飛鳥 悠凛

/*
例えそうでも、リチャードはそのことを知らずに
死んでいく予定です(鬼)
(-26) 2026/08/22(Sat) 2:00:03

【独】 七川 惺

/*
惺とバッキンガムとシンクロして、中の人とトリオで泣いてる。
それでも、ぎゅうっとだっこして寝るぞ。おやすみ。
(-27) 2026/08/22(Sat) 2:01:28

【雲】 飛鳥 悠凛

[──何もかもを一度に手にしたいなんて夢見事で、
 大切な何かを犠牲にしてしまうくらいなら、離れた方がいい。
 
 そういう染みついた考え方を根本的に変えるのは
 やっぱり無理な話だ。
 でも、惺の手を突き放した時とは今は違う。
 そんな深刻に考えることじゃない、はずだ。

 だから、あっけらかんとした軽いトーンを心がけて
 ある朝、朝食の片づけをしながら切り出した。]


  惺。俺今日から、ホテルに詰めるから。
  独りで集中したい。
  惺は良かったら、この家使って。


[そこは任すけど、と予洗いした食器を食洗機に入れながら話す。
 ほんとはここに居て欲しいけど。
 実家帰る方が先生も居て一人じゃなくて、
 惺は心細くならないかも知れない。
 惺にとっての初の舞台。

 もっと気にかけて、不安や緊張を少しでも
 和らげてやりたかった。
 俺が支えられなくて、ごめん。

 でも舞台の上では隣に立つ。
 主演として、座長として。引き上げてみせる。そのために。]
(D5) 2026/08/22(Sat) 12:36:51

【雲】 飛鳥 悠凛

[公演は一ヶ月続く。
 毎夜、惺の恋人に戻って愛し合い、
 昼間はリチャードとしてバッキンガムを利用し、
 その心を惑わせ、報われないままに殺して、
 また惺の恋人に戻る。
 その繰り返しに、平静を保てる自信が今回はない。
 俺の不安定を惺に感染させてしまうかも知れない。 
 プロの舞台が初の惺に当たって、
 コンディションを乱させたくない。]

  

  公演休みの曜日あるでしょ。

  そこに他の仕事も入ってきちゃうけど、
  都合合えば、そん時会お。

  

[後は舞台の上でね、と告げて手を拭いて
 荷物の方へ行く。
 実は今朝、惺が起きる前に荷物はまとめておいた。

 “俺からは絶対離れない。”
 “別の場所へなんか行かない。”>>2:D7
 そう惺が言ってくれたのが嬉しくて、
 その想いを裏切ってしまう気がして踏み切れなかったけど。]
(D6) 2026/08/22(Sat) 12:54:40

【雲】 飛鳥 悠凛

[昨夜も気絶するように眠ってしまって、
 今朝早くに目が覚めて、独り決めたこと。

 ……昨夜、惺とたっぷり愛し合っておけば
 良かったな。]

  
  ごめんね。
  相談しないで勝手に決めちゃって。

  長丁場だし、舞台の後その日に話したいこととか
  あるかもだし、何かあったら電話して。

  ……別に何かなくても。
  リチャードじゃなく、
  俺の声聞きたいってだけでも。


[すれ違って1ヶ月連絡とってなかった期間、
 その前は毎日電話していたんだと思い出して付け足す。
 わりとすぐに一緒に暮らし始めて、 
 あまり長く続かなかった習慣。*]
(D7) 2026/08/22(Sat) 13:03:05

【人】 飛鳥 悠凛


── 幕開け ──


[ゆっくりと上昇したせりが、舞台の床と一体になる。
 舞台の中央に立つ黒髪の人影は、純白のチュニックの軽装で
 無垢な表情を湛えている。]



  ──父上!


[舞台の上凛と響く、幼い声。

 リチャードは、齎された悲報を信じていない。
 王にならんと約束して戦場に赴いた 
 高潔で偉大な父が、身罷るはずがないと。]



  ──…… 父上、



[城壁の上、御首級を見つける。
 はっと肩で息を呑み、凍りつくその様が、
 二階席からも分かるだろう。
 それでもまだ信じてはいない。]
(42) 2026/08/22(Sat) 18:23:55

【人】 飛鳥 悠凛

[従者の制止を振り切り、階段を駆け上る。
 体重の軽い子供の俊敏さで。
 顔を見定められる距離に近づけば
 その足取りがいっそう急く。

 一瞬の躊躇も見せずに父の首を降ろし、
 顔の高さへと掲げる。
 その虚ろな目と視座を合わせて]




   ああ……──  父上、



[劇中で一番の、愛おしさと哀切が露わな囁き。
 額にキスをする横顔は、敬虔ですらある。]
(43) 2026/08/22(Sat) 18:26:26

【人】 飛鳥 悠凛

[父の首を胸元で片腕に抱いたまま、
 床に這いつくばり、また立ち上がり、
 のたうち回るようにリチャードは躍る。
 踏み締める足元から、白と赤の花弁が舞い乱れる。

 やがて、父の首を従者の捧げ持つ盆に乗せ、
 リチャードは服を剥ぐ。
 遠目には純白のトレープがたっぷりとした
 チュニックに見えていたものは、ヴェールを
 腰で絞り、身体に巻き付けていたのだと分かる。


 舞台脇には黒一色に身を包む人々がささめき合う。

 ──あれだけ御父君に可愛がられていたのに。

 ──涙ひとつ零さない。

 ──やはり御父君の血を継いでいない、
   不義の子だからでしょう。


 ──御覧なさい、あの不吉な黒髪を……]
(44) 2026/08/22(Sat) 18:29:24

【人】 飛鳥 悠凛

[全身から迸っていた混乱と絶望。怒り。痛み。

 混沌は、一枚ヴェールを剥ぐごとに
 次第になりを潜めていく。

 その度、舞台脇に立つ人々も、
 リチャードを謗るコーラスも様変わりする。

 リチャードの母。兄。
 父なき後に庇護者となるウォリック伯。
 母君はおぞましいものを見るかのように、
 リチャードの伸ばした手から顔を背けた。

 薄衣を剥ぐ度、代わりに成熟と妖艶を
 纏うように踊りは続く。


 リチャードに見入る貴人。見蕩れる貴婦人。

 彼らを誘いかけるかのような淡い微笑。
 周囲から伸ばされた手を断ち切るかのように身を翻せば、
 艶のあるシルクの裾と薔薇の花弁が、
 リチャードの周りで舞い上る。]
(45) 2026/08/22(Sat) 19:51:51

【人】 飛鳥 悠凛

[肌の上に残った最後の一枚が剥ぎ落ちれば 
 しなやかな肉と骨格を持つ男の身体が顕れる。
 より肉感的に、激しさを増していく舞。

 舞台の両脇には、リチャードを見守るケイツビーと
 瞬きもせずリチャードを見つめるバッキンガムが
 佇んでいる。

 己が身を片腕で抱き、
 徒手は長い黒髪を滑って首筋へと絡み──

 つと、がくりと傾ぐその首。


 リチャードの行き着く果てを、
 観る者に想わせる静寂。


 いつの間にか傍に立っていたケイツビーが、
 恭しくリチャードの裸体に上着を着せ掛ける。
 首裏に回した両手の甲で肩へと黒髪を払えば、
 気位と誇りの高さを湛えた顔が露わになる。

 朗々と響き渡る独白>>2:2

 そこで舞台は、暗転する。*]
(46) 2026/08/22(Sat) 20:40:19

【恋】 七川 惺


[愛しい運命王が名を呼んだ。

 呪いのような、祝いのような、言霊の緊縛。
 とっくに捕らえられていた。

 吸い込まれるように溺れてゆく。
 その渦の中心へ。自ら望んで。]


 
『おまえはそれまでも、それからも。
  俺の隣に居るんだよ。』



[そんな台詞が続くはずもない──これは夢だ。

 ──離れるべきではなかった。

 
王の半身になれなかった俺は


 安らかでない
死に向かうような
眠りに落ちる。*]
(?28) 2026/08/22(Sat) 21:36:19

【雲】 七川 惺



  ……えっ?!嘘だろ、どうして?


[夢見が悪かった翌日、
 悠凛が突然別居を提案してきた。

 「ホテルに詰めるから。独りで集中したい」だって?>>D5]


  締め切り前に缶詰になる作家かよ……


[ジョークのオブラートに包んで返事をしたが
 語尾がゆれてしまった。

 あっけらかんとしてる様子だけど
 俺は一寸だけ、“省エネ体質なんだよ”と
 悠凛が言ってたことを想い出した。

 何か思い悩んでるのか?って感じたのは
 昨日今日のことじゃない。
 
俺のことを慮ってのことなんて
 気づくこともできない。


 “ごめんね。”に続く言葉に
 「ったりめーだ」と低く呟いた。]
(D8) 2026/08/22(Sat) 22:07:07

【独】 飛鳥 悠凛

/*
別居前のヤリ溜めしておきたかったね……

想定外の流れでの別居というか。
(-28) 2026/08/22(Sat) 22:29:26

【雲】 七川 惺


[既に、荷物は纏めてあるようだ。>>D6]


  公演休みの曜日……


[公演は一ヶ月続く。>>D6
 その間どれくらい休みがあるか、頭の中で計算してみる。

 ……もっと長い間、一人で過ごした夜はあった。
 けど、あの頃とは違う。

 半身だけではできないことを俺らは寿ぐ。>>1:D52
 いや、身体だけの意味じゃなくてさ。

 ここ半年以上ずっとそうだったから、
 俺は即答できなかった。暫く経ってから。]
 

 “実家に帰らせて頂きます”とは言わねーからな。


[決意が変わらない悠凛の背中に向かって。]
(D9) 2026/08/22(Sat) 22:31:24

【雲】 七川 惺



  別の場所へなんか行かない。>>2:D7

  毎夜この巣で待っている。


[俺はこの巣を離れない。
 夜毎お前の気配を感じていなければ、
 初舞台はきっと、乗り切れない。

 ……せめて声を、聞きたくなる。

 ああ、そういえば。
 この頃は稽古でも会えてたし
 夜は例え短い時間でも一緒に過ごすことがほとんどで
 電話なんか、あんま必要なくて……

 まさか、こんなことになろうとは。
 そう思うのに。
 口からついて出たのは、強がり。*]


  ──お前こそ、来いよ。何かあったら。>>D7


[舞台の先輩に向かっていう言葉じゃないよな。
 何かあるはずも、ないよな。
 でも売り言葉に買い言葉ってわけじゃないんだけど……。]
(D10) 2026/08/22(Sat) 22:46:53

【独】 飛鳥 悠凛

/*
>>D9
そう……そうなんだよね、ごめんね惺……

>夜毎お前の気配を感じていなければ、
 初舞台はきっと、乗り切れない。

アーッ(そうか、ごめん惺)
(-29) 2026/08/22(Sat) 22:53:05

【雲】 七川 惺


[何で俺を置いていくの?なんで傍にいてくれないの?
 そういう非難めいた気持ちがどこかにあったんだろう。

 
相変わらず悠凛の憂いには気づけない。


 だけど強めの言葉とは裏腹に、後ろから抱きしめた。
 せめて──…。]


  「行ってきます、のキスは?」


[どうしようもなく、甘えたい気持ちだった。
 今だけでいいから。*]
(D11) 2026/08/22(Sat) 22:53:35

【人】 飛鳥 悠凛

[一旦人の捌けた舞台のスクリーンには、
 シルエットで騎乗の兵がひしめく。
 三十年に渡る薔薇戦争の間でも熾烈を極め、
 イングランドを二分して争われたタウトンの戦い。>>2:2

 それを横目に身体を拭い、舞台袖の奥で素早く着替える。
 全身に汗が滲んでいる。
 リチャードの人生の縮図を思わせるような踊り。
 洗礼者ヨハネの首を求めた、
 サロメの7つのヴェールの踊りのオマージュ。

 母親に従順な新約聖書のサロメよりも、
 俺はオスカー・ワイルド版のサロメの方が好きだ。

 一目で恋に落ちた洗礼者に拒まれ、
 それでも“おまえに口づけをする”と誓い、
 巧みな踊りの褒美として王から賜った
 ヨハネの首に、口づけを果たすサロメ。


 ──とはいえ、サロメの気持ちは正直共感できない。

 俺が何かを本気で欲して、
 自分の物にしようと心に決めた時に、
 それが手に入らない所がいまいち想像できない。
 俺は結局の所、傲慢で俺様なラッキーボーイなので。

 俺のバッキンガムも、同じ側の舞台袖に捌けている。
 視線が合って、にっと微笑みかける。]
(47) 2026/08/22(Sat) 22:59:53

【秘】 飛鳥 悠凛 → 七川 惺



[勝手でごめんね。惺。

 でもこの舞台、俺は成功させる気しかないんだよ。
 唯の成功じゃ気が済まない、
 皆が期待する以上のものを。
 
 そのためにとれる手段があるなら、
 俺はそうするよ。*]
(-30) 2026/08/22(Sat) 23:03:26

【雲】 飛鳥 悠凛

[別居することに、惺は納得いっていなかった。
 それはそうだと思う。
 惺にああまで言わせておいて>>2:D7
 おまえは出てくのかよ、と自分でも思った。
 だから本番直前まで踏み切れなかった。

 でも、惺がここに残って巣を守ってくれることも、
 その口ぶりも素直に嬉しかった。>>D9
 「ったりめーだ」という露わな不満も>>D8]



  うん。そうしてくれると嬉しい、ありがとう。



[荷造りしてたら時間がなくなって、
 急ぎ足で荷物の方へ向かいかけた脚を止め、
 惺を振り返ってにこっと笑う。]
(D12) 2026/08/22(Sat) 23:17:14

【恋】 飛鳥 悠凛

[近づく足音。もう一度振り返る前に、
 後ろから抱き締められた。
 俺がたまに言うようなことを、今朝は惺がねだる。

 愛おしくて、いじらしい。俺の恋人。]


  ……ごめんね、一緒に居れなくて。
  でも、劇場で毎日会えるから。

  何もなくてもたまに帰ってくるよ、
  巣あっために。


[孵す卵はまだないけど、俺の番を待たせてるから。
 行ってきます、と囁いて、
 顔のあちこちに優しいキスを捺した。*]
(?29) 2026/08/22(Sat) 23:21:38

【人】 七川 惺


[──本番の開幕シーン。

 ここで、一気に観客を舞台の世界観に引き込めるかどうか。
 成功不成功の鍵は、半分は幕開けの演技にかかっている。

 主演・悠凛の人気と親父のネームバリュー。
 それだけでも初演は満席になる見込みはあった。
 そして実際、最終日まで席が埋まっている。
 
 けれども幕開けと共に観客は知るだろう。
 飛鳥悠凛という役者の力を。

 艶めく黒髪を跳ね上げて踊る悠凛。
 少年の日はアーモンド形に見えることが多く
 成長するにつれ切れ長に見えることが多くなる瞳。
 完全に移行しきるのではなく、瞬き一つで変化する。

 バッキンガムは、舞台の上手にいる。
 途中から舞台上手袖から出たが、最初は気配を消していた。
 濃いこげ茶色に染めた髪と、
 漆黒に僅かにラメの入った長衣が
 長身のバッキンガムを群衆の陰に隠していた。
 そうして少しずつ、少しずつ、前方に出てゆく。
 憧れと情熱が入り混じり、欲望と執着が入り混じる、
 それでいて静の演技──できているだろうか。]
(48) 2026/08/22(Sat) 23:39:49

【人】 七川 惺


[そのバッキンガムの演技が、静から動に動いたのは。

 七枚のヴェールを全て取り去った半裸のリチャードに
 舞台下手から歩み寄ったケイツビーが
 上着を着せ掛けた場面だ。

 一歩踏み出すバッキンガム。
 その一歩の足元から巻き上がる白薔薇。
 実際には赤薔薇も少々混じっているのだが、
 ライトの反射の関係でそれは目立たない。

 このシーンでは少年の衣装ではなく
 長じてからの黒い長衣だ。衣の裾が揺れる。

 大人びた顔に浮かぶ表情は、妬心──。**]
(49) 2026/08/22(Sat) 23:49:33

【人】 七川 惺


[薔薇戦争の開始である
 第一次セント・オールバンズの戦いを経て、
 最大の激戦となったタウトンの戦い。

 この戦争でヨーク家が勝利し、
 エドワード四世が王位につく。
 
 舞台ではその経過が、
 スクリーンに映るシルエットで表現されている。

 それを横目で見るふりをしながら、
 俺はリチャードの汗を拭く姿に視線を送っていた。

 リチャード≒悠凛と、目が合う。
 俺はなんとも複雑な表情を浮かべていたかもしれない。**]
(50) 2026/08/22(Sat) 23:58:47

【赤】 メンバー 藤枝 真稀

[生の舞台は、滑り出しが肝心だ。
 流石七川先生、悠凛の使い方がよく分かっている。
 掴みが抜群だな。

 公演初日にうまく都合をつけられたから、
 中二階の良席を確保してもらった。
 ツいてるね、日頃の行いかな。]


  ──… うん、いいね。


[紹介してもらった時にも思ったことだけど、
 生で見るといっそう、並べた時の二人の華がある。
 こうでないと、と頷いて。
 椅子に浅く腰かけ直した。**]
(*0) 2026/08/22(Sat) 23:59:21
:
 




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生存者 (3)

七川 惺
69回 残----pt

悠凛くるくる

飛鳥 悠凛
61回 残----pt

惺だっこ。

七川 幸臣
11回 残----pt

息子達がんばれよ

犠牲者 (1)

高良 理仁(2d)
0回 残----pt

 

処刑者 (1)

藤枝 真稀(7d)
0回 残----pt

観劇中

突然死者 (0)

舞台 (0)

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