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![]() | 【人】 七川 惺[リチャードは俺を見ていない。 その瞳はとこを見ているのか。何を想っているのか。 俺は一度、叶わぬ夢を追いかけるような瞳で 遠く夜空を仰ぎ見る。 そうして、少しずつ視線を降ろす。 湖畔の岸辺の草の陰、水の中で跪いている。 だから長身でも主君を見下ろすような恰好ではなく まだ、見上げている。] これから、あんたの王国は盤石になるだろう。 その最後の仕上げをしよう……だから、今宵一晩だけ。 [身を正すようにして口調を改めて。] 仮初でいい、私を欲しいと言ってくれませんか。 [それから、宝石のように美しい王に向かって 恭しく片手を差し出す。*] お手をどうぞ、我が君Mighty lord ──この愛の捧げ物、どうか拒絶なさいませんよう。 (0) 2026/08/20(Thu) 0:08:55 |
七川 惺は、メモを貼った。 (a0) 2026/08/20(Thu) 0:11:32 |
![]() | 【人】 飛鳥 悠凛[また、密約めいたことを男が言う。 リチャードは身じろぎもせず其処に居る。 バッキンガムの求めを聞いてようやく、 こちらを見上げる男に視線を向ける。 黙って聞き終えたリチャードの顔に、 奇妙に表情はない。] ──… 皆言うことは同じだ。 [ふ、と口端を優美に歪めて嗤う。] 悪魔を愛する者など居はしない。 魅入られた者の心を狂わせ、 魂を堕とすだけだ。 おまえは、私と来るべきではなかった。 [静かに告げて、目を臥せる。*] (1) 2026/08/20(Thu) 0:28:11 |
![]() | 【独】 飛鳥 悠凛/* 最後の一言、いわない方が良かった気がしてきたな…… いつの間にか大事になってるから言ってるんだよな。 最初で最後の通じ合う夜になるのか…… (-0) 2026/08/20(Thu) 0:40:42 |
![]() | 【独】 飛鳥 悠凛/* 結果的に愛の捧げものを全面的に拒絶しちゃってるリチャード…… バッキンガム報われない(実はリチャードも報われてない) (バッキンガムに幸せになってほしかったのも自覚ない) (-2) 2026/08/20(Thu) 0:50:41 |
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![]() | 【人】 飛鳥 悠凛地位も名誉も、過大な領地も望まなかったお前だ。 私と関わらなければ、心穏やかに 自領で一生を終えただろう。 血で汚れたおまえの魂は、二度と無垢には還らない。 [ああ、それは尊いものだった。 少年の前に閉ざされた神の門。] そうさせた俺を愛するなどと言うなら、 やはりお前は狂っているのだよ。 [薄っすらと浮かべた笑みが、 バッキンガムに手首を掴まれ、掻き消える。*] (4) 2026/08/20(Thu) 1:18:02 |
![]() | 【人】 七川 惺[リチャードは、許す、とは言わなかった。 拒まれた、と思った。 けれど身体が止まらなかった。 哀しみが止まらなかった。 濡れて重たい身体を湖面から持ち上げた。 そうして薄い笑みが浮かんで消えた リチャードの唇を塞ぐ。 跳ねのけられなければ 嵐のように抱きしめるだろう。 愛をぶつけるように抱くだろう。 愛を与えるように優しくできる状態ではなかった。 ──何故、この森までリチャードが追って来て そして見出してくれたのか、 ほんの少しも、想い至らなかった。**] (5) 2026/08/20(Thu) 1:35:22 |
![]() | 【人】 飛鳥 悠凛[静まり返った森にざぶりと水音が響く。 手首を掴む手にも、押し塞ぐ唇にも リチャードは抗わない。 唯の一度も、抗ったことはなかった。 一頻りキスに応えてバッキンガムを見上げ、 閉じ込められた腕の中で、濡れたシャツの胸元を開く。 戴冠式で聖油の塗布をうける折に、 自らそうしたように。] …これ以上、俺から何が得られると思う? この身体のどこを裂き開いても、 おまえの求める、温かな血の流れる心などありはしない。 心の臓を抉りだして、 おまえの掌に乗せてやれば満足か? [俯きがちに微かに笑んで、その掌を取る。*] (6) 2026/08/20(Thu) 12:29:13 |
![]() | 【人】 七川 惺心臓を捧げるのは、 あんたじゃなく……俺だろう? あんたは神の代理人となった。 誰も、あんたの尊い身体を引き裂けはしない。 引き裂かせはしない。 あんたはただ、階段を昇っていけばいい。 [理想の国を築き、民衆を幸せに導き。 そうすれば天国の門はいつか再び開くのではないか。 その隣で手を繋いでいるのは、俺ではないが。 王の半身は王妃。アンの顔を思い浮かべる。] 俺は…俺は…… [これ以上新王の衣が濡れてしまうのを避け、 リチャードを抱え上げるようにしながら 自分も湖畔の岸辺──草地に上がった。] (7) 2026/08/20(Thu) 13:05:06 |
![]() | 【人】 七川 惺[そうしてリチャードを草地に降ろす。] 愛を得られないのならば、せめて。 悪魔の誓約にふさわしく、極上の快楽を。 あんたから引きずり出したい。 愛し愛されていると、見紛う程の、快楽を。 [言うが早いか、リチャードの上に覆いかぶさる。**] (8) 2026/08/20(Thu) 13:07:30 |
![]() | 【人】 飛鳥 悠凛[互いの言葉は途切れて、鈍い水音が立つ。 リチャードを抱え上げる手に目を瞠りはしたが、 やはり抗うことはなかった。 草地に横たえられて、濡れた服を身体に 張り付かせた男を見上げる。] ……それでおまえの心が、少しでも晴れるならば。 幾らでも持っていくがいい。 それだけのものを、私は貰い受けた。 [そうして、今も貰っている。 少し冷えた両頬に掌を添え、 かつての少年の面影を、リチャードは見る。*] (10) 2026/08/20(Thu) 19:43:23 |
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![]() | 【人】 飛鳥 悠凛[間近にある男の顔が、少しずつ歪んでいく。 言い募る声は喘ぐように息苦しげで、 その頬をぽろぽろと涙が伝う。 くしゃりと歪めた表情は、少年の日にも見ていない。] いつから、そんなに──… どうして泣く。 [リチャードの声に、僅かに狼狽が滲む。 頬を包んだ冷えた掌が、 煌く雫で温く湿っていく。] (13) 2026/08/20(Thu) 22:05:18 |
![]() | 【人】 飛鳥 悠凛[……このバッキンガムは、もう惺のものだ。 こんな風に泣けるのは。 いつだって俺はお前のものだったのにね、と 俺に打ち明けた恋人。] おまえは、誰より近く私の傍に居た。 [傍近く仕えてきたケイツビーはいるが、 寝台の上に上がらせなどするはずもない。] …私を誰より知るのは、おまえではないのか。 [どこか憮然とした表情で、リチャードは呟く。 胸を鷲掴まれる痛みには眉一つ動かさなかった リチャードが、男の唇が胸に触れ肌を滑れば、 きゅっと唇を噤み声を呑んだ。*] (14) 2026/08/20(Thu) 22:14:59 |
![]() | 【人】 七川 惺[どうして泣くかと問われれば。] ……わからない。 ただ、涙が、哀しみが、 愛が 止まらない。[リチャードの身体の隅々まで知っている。 ケイツビーは? 子供の頃から付き従っていたなら素肌を知るだろう。 世継ぎを孕んだアンは? リチャードの零す胤まで知っているだろう。 己は“もっと”を望んだ……禁断の実を食べた。 だが、心は?リチャードの心は誰のものだ?] あんたの心は、王の器に満ちている。 その心を、誰も飲み干せはしない。 ──それは、わかっているのに。* (16) 2026/08/20(Thu) 22:42:55 |
![]() | 【人】 飛鳥 悠凛[バッキンガムの頬を包む手は離れない。 冷えきった手が温まるまで、 止めどなく涙は零れ続けるようだった。 バッキンガムの告白を聞くリチャードの視線が、 どこか居心地が悪そうに揺らぐ。] …… 、 [視線を戻して、一度浅く頷く。] (17) 2026/08/20(Thu) 23:01:42 |
![]() | 【人】 飛鳥 悠凛[滴る涙を、リチャードの肌が受け止める。 息を詰めていた唇がそっと開く。] ……俺に心などあれば、遠く隔たる玉座まで 辿り着けはしなかっただろう。 [リチャードの手が動く。 涙を零す相手にどうしてやればいいかを ようやく思い出したかのように。 親指の腹で、眼窩の下を拭う。] おまえの望みを、 私が叶えてやりたかった。 [……すまない、と潜めた声。 男の首筋を抱き寄せ、唇を塞いだ。*] (18) 2026/08/20(Thu) 23:10:06 |
![]() | 【恋】 飛鳥 悠凛[──気分が沈んでいる。 バッキンガムを喜ばせてやれない自分への落胆と失望。 リチャードが自覚しえないもの。 その感情に内包されるように、俺がいる。] …… 、っ [気持ちは深く胸の底に蟠っているのに、身体は反応する。 声を堪えて、代わりに細い溜息を零した。 この手は惺のものだ。 男の抱き方を、惺は俺で覚えた。 愛しい人の愛し方も。 相手は俺以外に有り得ない、 俺に触れるための手つき。*] (?2) 2026/08/20(Thu) 23:21:33 |
![]() | 【人】 七川 惺[リチャードの親指が眼窩の下を滑る。 謝罪の言葉を囁かれ、首筋を抱き寄せられ、 唇を塞がれる寸前。 泣の痕が乾かぬままに微笑んだ。 リチャードに見せる、実に数カ月ぶりの笑顔だった。*] ……今夜だけでいい。 名前を呼んでくれないか? バッキンガム、という公爵位の呼び名でなく。 (19) 2026/08/20(Thu) 23:25:19 |
![]() | 【恋】 七川 惺[「名前を呼んでくれないか?」という台詞を言った時。 俺の名はヘンリーだっけ? 違うのじゃないか、という奇妙な疑問がわいた。 もう、どちらがどちらなのか、わからない。 ただこの瞬間を、誰にも渡したくないと思った。 今夜だけ? 本当にそうか? 違うよな? 俺の中の俺が言う。 左手でリチャードの腰を持ち上げ、 向き合って座るような形を促す。 右手は大腿から膝下にかけて滑らせ、担ぐようにして 自分も膝を少し立てる。 溜息が聞こえればホーズの前が窮屈になる。 これは誰の欲望だろう。 森のセットに加えて本番はスモークもある。 要所は、観客側からは見えないはずだ。 大丈夫……二枚のホーズ越しに、 愛しい者の、他の誰も知らない場所へ 身体と身体を触れ合わす。 身体が覚えている、己が還りたい場所へと。*] (?3) 2026/08/20(Thu) 23:39:33 |
![]() | 【人】 飛鳥 悠凛[バッキンガムが微笑む。 リチャードは、眉根を寄せる。 まるで泣き出すのを堪える子どものように。] …… [リチャードの唇が動く。 噤まれる。そうして、また開いた。] ──… “ヘンリー” [微かに語尾が上がった。 これで良いのかと確かめるようだった。] (20) 2026/08/20(Thu) 23:47:19 |
![]() | 【恋】 飛鳥 悠凛[音にはしなかった。 けれど、呼吸を詰めて肩が上がる。 惺が俺に促した体勢。 二人きり巣の上で、惺が俺の腰を抱き寄せ、 きつく抉るための角度。 ああ。リチャードは、抗わないのに。 いつものように表情と眼差しで、 惺に縋ることも出来ない。 泣き出しそうな顔を、リチャードはしない。] ──… 、 [伏し目がちに、けれどすんなりと立てた脚を開く。 薄手のホーズ越しに、惺の屹立が。 俺を確かめて、探っている。*] (?4) 2026/08/20(Thu) 23:55:37 |
![]() | 【独】 飛鳥 悠凛/* フィルタ 生存者 (4) 藤枝 真稀 0回 残20000pt ★ 七川 惺 11回 残19486pt ぎゅううう★ 飛鳥 悠凛 10回 残19557pt ぎゅうぎゅうっ★ 七川 幸臣 0回 残20000pt 離れて観てる カワイイ(定点観測) リチャードになっちゃうと灰が消えてたんだけど、 しずか、えっちいね…… (-5) 2026/08/21(Fri) 0:12:03 |
![]() | 【人】 七川 惺どうしてそんな貌をする? [今度は此方が聞く番だった。 幾度も寝屋を共にした。 なのに、初めて見る表情だった。 それに対する応えは返ってこない。 けれどほんの少しの間の後で、 呼んでと望んだ名がリチャードの薔薇色の唇から漏れる。] ……ありがとう、リチャード。 [語尾が上がった聞き方は、幼子のようで。 これも、きっと自分しか知らない声だと。 宝物ののように胸の中にしまう。 今、この瞬間を心に刻む。そして──…*] (21) 2026/08/21(Fri) 0:12:03 |
![]() | 【恋】 七川 惺[そうして、腰を少しずつ進める(ふりをする)。 ──深く、繋がりたい。今までで、一番深く。 そんな想いを、熱の集まる頬に乗せて、囁く。*] ──魂まで、繋がりたい。 (?5) 2026/08/21(Fri) 0:14:26 |
![]() | 【雲】 七川 惺[稽古が終わって、二人きりの巣に戻ったある日のこと。 それは濡れ場を初体験した稽古帰りだったか。 それとも舞台稽古が始まってからだったか。 多分、その両方で似たような流れがあったんだ。] ……俺、バッキンガムの気持ち、わかってきたぞ。 本当に、裏切る気はなかったんだ。 気持ちの上でどこから裏切ったかっていうのは 台本には、はっきり書かれてない。 役者の解釈と表現に任されてる。 俺は、少なくとも、戴冠式の少しあとまでは 絶対裏切ってないと思うぞ。 いや、もしかしたらギリギリ最後の最期まで…… [そうやって、本物の寝物語をした。 俺達の巣では勿論遠慮なく、むしろ稽古で耐えてる分、 ……発散したよな、うん。*] (D0) 2026/08/21(Fri) 0:18:30 |
![]() | 【人】 飛鳥 悠凛[バッキンガムに問われて、 顰め面でリチャードは首を横に振る。 言葉では答えなかった。 自分でも分かっていないのだから。 ありがとうと名を呼ばれれば、 また微かに首を振る。 バッキンガムの表情が柔らかい。 リチャードは、バッキンガムを見ている。] (22) 2026/08/21(Fri) 0:21:44 |
![]() | 【恋】 飛鳥 悠凛[薄暗いセットの中でも、 目の前の男が頬を染めているのが分かる。 熱を帯びた声が囁けば、 二人の間の空気が震えて、湿り気を帯びるよう] …… ッ、 [わぁ、と思う。 でもリチャードの方が動揺している。 以前のように自分から腰を揺らすことはなく、 されるがままに。男の腰に、揺すり上げられる。*] (?6) 2026/08/21(Fri) 0:25:51 |
![]() | 【雲】 飛鳥 悠凛──舞台袖の二人── [ある夜。恋人が二人きりの巣で俺に話しかけてきた。 バッキンガムの気持ちが分かってきた、と。] …モテないよ、仕事を家に持ち込む男は。 [ふんと鼻で笑って、腕の中でそっぽを向く。 リチャードはバッキンガムを許すかも知れない。 でも俺はね、俺を裏切って殺される惺なんて、 舞台の上だけで充分なんだよ。 公演が終わった後に余韻を楽しむならまだしも、 舞台の解釈の議論なら、稽古場ですれば良い。] しないんならもう寝るからね、俺。 [今度は身体ごと背を向けて、 おやすみ。とさっさと布団を引き寄せる。 明日も早いし。殺陣あるし。 おまえはリチャードのこと考えながら 起きてればいいんじゃん? そんな俺の気持ちをどこまで読み取れたかは知らないけど、 結局惺は、そのまますんなり俺を寝かせたりはしなかった*] (D1) 2026/08/21(Fri) 0:37:02 |
![]() | 【人】 七川 惺[ここへ来てから どこか遠くを見ているようだったリチャードが 今はバッキンガムを見ている。 今夜だけは、ヘンリーを見てくれるんだ。 ……もう、これでいいと思った。 さっきまでの、拒絶されたと思った哀しみは凪いで 拭ってもらった涙の痕には、愛だけが残っていた。*] (23) 2026/08/21(Fri) 0:44:23 |
![]() | 【恋】 七川 惺[舞台の静寂に、熱を帯びた囁き。 それに続く、……甘やかさ。 リチャードの小さな小さな驚きの声。 そうして続く、俺の。] ………ン。 [二人のこの態勢は、初めてではない。 だが、心が共鳴するようなものは、初めてかもしれない。 奏でるリズムは、始めは優しく、次第に激しく。*] (?7) 2026/08/21(Fri) 0:57:53 |
![]() | 【雲】 七川 惺[恋人がご機嫌斜めの様子。 何が気に障ったのかわからない。 悠凛の頭の中は覗けない。 腕の中で背中を向ける悠凛。] オイ、マテ、違うんだ。 [初めてだらけの舞台稽古で ちょっと興奮して話が長くなっただけ。 …って何が違うかっていうと。] その、……したいんだ。 稽古中、最後までできなくて我慢してて。 寝ちゃうの? 寝られたら、俺、一人で…… 朝まで寝られないよ。 [元気に勃ち上がった俺の分身が、悠凛の腰を叩いた。**] (D2) 2026/08/21(Fri) 1:08:49 |
![]() | 【恋】 飛鳥 悠凛[リチャードは、バッキンガムから目を逸らさない。 けれど、男が漏らした微かな声を聞けば、 睫毛を臥せる。] …は 、 ん、 [揺さぶられるうち徐々に身体が傾いで、 ついにはバッキンガムの肩にくずおれる。 戴冠式の赤と金の盛装の下に着ていた 白いシャツは、水気と汗で張り付き、 リチャードの身体の線を浮かび上がらせる。 バッキンガムの肩に回した腕に力が籠り、 二の腕が薄っすらと隆起する。 かぶりを振り、髪を乱して。 為すがままに、男の膝の上で跳ねる。*] (?8) 2026/08/21(Fri) 1:14:16 |
七川 惺は、メモを貼った。 (a1) 2026/08/21(Fri) 1:18:39 |
![]() | 【雲】 飛鳥 悠凛[惺が俺の背後で焦ってる。>>D2 俺の言うことって、結構分かりやすいと思うんだけどな。 “仕事の話は今はしないで。” “えっちするならまだ起きてるよ。” 裏返せばちゃんと分かるように言ってんだけどな?] 待たない。寝る。 [すっぽり隙間なく布団に包まれば、 眠気に手が届きそう。 でも惺が、情けなくて可愛いこと言うから。] …そぉ。俺で興奮したムラムラ、 俺の身体で発散したいんだ。 でも寝るね。 [はい、と惺の方を振り向くと。 ばさりと布団をひっぺがし、 ついでにシャツを胸の下まで捲り上げて 寝乱れたみたいに腹チラする。 掌を腰に滑らせ、片側だけショートパンツを ずり下げ、腰骨を覗かせて。] (D3) 2026/08/21(Fri) 1:26:25 |
![]() | 【恋】 飛鳥 悠凛おやすみぃ? [目を閉じたまま口端を持ち上げ、 少しだけ唇を尖らせる。 キス待ち顔の俺が、前に言ったこと。 俺が寝ててもいいよ、って。 焦ってる彼氏は、思い出せるかな?**] (?9) 2026/08/21(Fri) 1:28:46 |
飛鳥 悠凛は、メモを貼った。 (a2) 2026/08/21(Fri) 1:31:43 |
![]() | 【恋】 七川 惺え、ぇええ? そんな恰好見て、寝れるか?! [“でも”って何?わざとなの?揶揄ってるの? お前は大丈夫なのかよ! 言い終わらない悪態が頭の中を駆け巡ったんだけど。 結局口をついて出たのはこんな言葉。] ねぇ…疲れてんの? [そう聞いてみた。 ベッドに横になったまま、そろりと近づく。] 睫毛長いな…… [閉じた瞼を見て、もう寝たの?って呟く。] (?10) 2026/08/21(Fri) 1:47:17 |
![]() | 【恋】 七川 惺んーーーー、んんん。無理。 [可愛い寝顔(?)の唇にキスを落としてから ──寝ててもいいって言ってたな?って想い出した。 悠凛がキスで目を開けなくても 捲り上がったシャツの中に手を入れた。**] (?11) 2026/08/21(Fri) 1:48:12 |
![]() | 【恋】 飛鳥 悠凛[キスされる唇がつい微笑む。 でもまだ俺は寝てますよ。 惺にキスされたら、寝てる時でも 普段からにこっとするらしいけど。 シャツの中に手が入ってきても、 ふふっと笑みを深めながら、 目を閉じて知らん顔。 ここまで分かりやすくしても 惺なら退いちゃうかも知れないから、 その背に腕を回して、 重なる唇を緩く開いた。**] (?13) 2026/08/21(Fri) 9:20:52 |
![]() | 【恋】 七川 惺[悠凛に可愛いって思われてるなんて露知らず、 俺の方が呟いちゃったよね。] ……可愛い。 [寝てんのに、にこっとする。 愛されてるって無意識にわかってる子供みたい。 愛しいって気持ちが、ふつふつと湧いてくる。 このまま寝かせてあげたいって気持ちもある。 でもちょっと触るだけならいいよね…… そうやって、悠凛の胸の飾りを指腹で優しく撫ぜた。 悠凛の笑みが深まってるなんて、見えてない。 それから引き締まってるお腹撫ぜたり 擦り下がってるショートパンツに手をかけたり。 ちょっと脚の間が痛い程になってきた。 ……困った。どうしよう、一人でしようかな。] (?14) 2026/08/21(Fri) 12:13:59 |
![]() | 【恋】 七川 惺[逡巡してたら、悠凛の唇が開いて背中に手が回ってきた。] あ、起こしちゃった? [そう言ったけど、多分声に喜色が混じっちゃったよな。*] (?15) 2026/08/21(Fri) 12:15:37 |
七川 惺は、メモを貼った。 (a3) 2026/08/21(Fri) 13:05:46 |
![]() | 【人】 七川 惺[立ち並ぶ木々の最奥、 背景のスクリーンの夜空に瞬く星が、 一つ、また一つと、斜め下に向かって滑ってゆくのが映る。 夜21時頃から出現し始める夏の流星群を 実際に撮影したものを、舞台様に加工したらしい。 放射点が高くなる真夜中から明け方にかけて 数が急激に増える。 堕ちてゆく星々は、生命を暗喩しているのだろうか。 戦争や謀略でこれまでに散った命を。 これから散ってゆく命を。 それとも大地の上に落ち、芽吹き、生まれる命を。 あるいはその影で、生まれることができなかった命さえ。 ──星月夜と呼ぶにふさわしい。 通常、星がこれ程までに美しく観えるのは 月のない夜である。あるいは、せいぜいが三日月。 しかしこの舞台の月は半月。 ファンタジーの中では、それもありうる。 王の半身になりたかった、バッキンガムの暗喩ともいえる。 その月が、星空に被せるようにして舞台の上方を動く。 初めはやや東寄りだった月は、天井近くに上り、 やがては西に沈もうとする。] (24) 2026/08/21(Fri) 13:59:13 |
![]() | 【人】 七川 惺 ── ゲネプロの一幕 ── [夜が白む前に、この場所を去らねばならない。 ──もうすぐただ一夜の、恋人達の夜が終わりを告げる。 スモークが晴れれば、瑠璃色の空にもう星は見えない。 二人は服を着て、それぞれの馬の傍にいる。 バッキンガムが森の野薔薇を一輪、手に持っている。 少年の日の、あの時と対になるように。 リチャードに手渡そうとする。] ……これを…… どこかに飾っていてくれないか。 [白薔薇の花言葉は。 「純潔」「純粋」「深い尊敬」 そして「私はあなたにふさわしい」 ……不遜なのはわかっている。 けれど、一夜の夢の想い出に。 この一輪が枯れるまでなら、 神様も目を瞑ってくれるのではないか、そう思って。] (25) 2026/08/21(Fri) 14:31:49 |
![]() | 【人】 七川 惺[馬の手綱を引く。] 先に、行っています。 [ストーリーの後半を知る者なら、 “逝っています”という漢字を連想するかもしれない。 そんなどこか悲し気な声で。] 臣下が陛下より遅く起きるわけにはいきません。 ……次にお会いする時は…以前のように。 朋友“バッキンガム”とお呼びください。 [暫くして、このシーンは幕となるだろう。**] (26) 2026/08/21(Fri) 14:37:05 |
![]() | 【恋】 飛鳥 悠凛[可愛い、って零れ落ちるみたいな声。 じわりと胸に沁みて、好きだなぁって思う。 もう反応してるだろう胸の尖りを、優しく指腹で撫ぜられる。 普通に抱き合う時よりずっと優しい、躊躇いを含んだ手つき。 触っていいよとばかりに剥き出しにした下腹や腰に 触れる手も、遠慮がちでくすぐったい。……もどかしい。] …… 、ん…… [そのまま下着ごとずり下ろして、 有無を言わせず入れちゃっていいのに。] (?16) 2026/08/21(Fri) 14:40:43 |
![]() | 【恋】 飛鳥 悠凛[起こしちゃったの?って本気で気づいてなかったの。 いつまで焦らすの。 喉元までそう出かかったけど。] ……、ン、 はぁ…… [惺の肩に緩く組んだ腕を絡めて、 目を伏せたままするりと脚を開いてみせる**] (?17) 2026/08/21(Fri) 14:45:38 |
![]() | 【恋】 七川 惺[悠凛の唇から漏れる声が、何故か気持ちよさげ。] もしや……起きてた? [うわ。ちょっと恥ずかしくなってきた。 うん、気づいてなかったんだよね。 そう聞かれたわけじゃないけど、 揶揄われてたのかなと思ったら、ね。 でもそんなこと、どうでもよくなってきた。 悠凛が脚を開いたら、もう準備ができてるみたいで。 ショートパンツと下着を一息にずり降ろす。 片脚に残った下着を、取ってやる間も惜しい。 俺も、パジャマ代わりの長めのTシャツを脱ぐ余裕がない。 一人でしよっかなって思った時から もう下半身は剥き出しだった。 悠凛の秘蕾に、男の徴をあてがう。*] すぐ、挿入れるぞ。 (?18) 2026/08/21(Fri) 15:17:48 |
![]() | 【人】 七川 幸臣 ── 音響操作室 ── [ゲネプロでシーンを区切る幕が下りると、 隣にいた照明スタッフが声をかけてきた。] 「前の稽古の時から思ってたんですけど。 惺君、今日も“泣き”の演技よかったですね。 正直、ここまでやってくれるとは。 あ、すみません。その、褒めてるんで。 初舞台でここまでできるなんて、すごいって話です。」 [私は苦笑した。] いいよ。感想は良きも悪しきも、 次に繋がるから何でも言ってくれ。 ──かくいう私も思ってなかったからね。 対面している悠凛君の上手い演技に 引っ張り上げられてるんだろうね。 (27) 2026/08/21(Fri) 15:25:23 |
![]() | 【人】 七川 幸臣[でもなぁ、惺の泣いてる顔。 ……あれは素だよなぁ。 子供の頃からあんまり変わってない。 最近はほとんど見たことなかったが。 悠凛君を前にして感情移入してるんだろうか。 演出効果的には、全然いいけどね。**] (28) 2026/08/21(Fri) 15:26:19 |
![]() | 【人】 七川 幸臣 ── ゲネプロ・続き ── [切り花の薔薇は、もって十日前後。 夏場はそれより短く、本来は3〜5日。 森の夜空のシーンは プロジェクションスクリーンも駆使していたが ここでは、最奥の赤いホリゾント幕が一枚。 そこにスポットライト前に置いた切り抜き型で 薔薇の陰を投影…… 一枚一枚花弁が散るような影は、照明スタッフと 美術スタッフの共同作業による。 舞台上では3〜5日よりはずっと長い期間、 しかし同年の、一か月の月日が流れたことを表現する。 戴冠式後の離宮にも出てきた アンの侍女達が再び登場する。] 「ご懐妊では……なかった。」 「残念ね、ご夫妻共に、 とても喜んでおられたのに。」 「ことに王妃様の落胆が……」 「それはそうでしょう、女ですもの……」 「でもね、一粒種のエドワード様がおられるから。」 (29) 2026/08/21(Fri) 17:23:23 |
![]() | 【人】 七川 幸臣[そうして舞台が暗転すれば、 バッキンガムとリチャードの二人にスポットライト。] プリンス・オブ・ウェールズ を巡って、 またぞろ騒がしくなってきた。 ロンドン塔の二人の王子を担ぎ出す輩が出てくる。 ……荒れるぞ。 [幽閉されている、前王リチャードの兄の二人の遺児。 塔の中で健気にすごす、12歳と9歳。 リチャードの嫡子とされるエドワードも9歳と数カ月。 ロンドン塔の王子達の扱いを巡って、 陰謀と対立の構図が動き始める。 ヘイスティングの謀反(とされている)の 片棒を担いだとされながら、 リチャードに許されたスタンリー卿が燻っている。 ランカスターの最後の象徴的存在であるリッチモンド伯が 兄王エドワードの娘エリザベスとの婚姻を画策する。] (30) 2026/08/21(Fri) 17:28:08 |
![]() | 【人】 七川 幸臣 ── Cast ── ------------------------------------------- リチャード・プランタジネット (グロスター公。後のリチャード三世) ──飛鳥 悠凛 ヘンリー・スタッフォード (バッキンガム公。リチャードの朋友・腹心) ──七川 惺 アン・ネヴィル (ウォリック伯の長女。後のリチャード三世の王妃) ──橋立 カンナ ウィリアム・ケイツビー (リチャードの従者。後に廷臣・側近) ──加瀬 進 エリザベス・オブ・ヨーク (エドワード四世の娘。リチャードの姪) ──戸倉 理恵 -------------------------------------------** (32) 2026/08/21(Fri) 19:18:34 |
![]() | 【人】 飛鳥 悠凛[シャツの上に外套を羽織り、待たせた馬を労い撫でていれば、 バッキンガムが何かを手に戻ってきた] ……綺麗だな。 おまえと初めて出会ったのも、この季節だったか。 [野薔薇の一輪に目を留め呟く。] 貰い受けよう。 [捧げられた一輪を胸ポケットに挿し、柔らかく笑みを浮かべる。] (33) 2026/08/21(Fri) 21:06:57 |
![]() | 【人】 飛鳥 悠凛[先に戻ると言うバッキンガムに、 リチャードは物言いたげな表情に変わる。それでも。] 分かった。 [馬に跨り、リチャードに背を向ける姿。] ───ヘンリー、 [口を突いて出た呼び名に、リチャード自身が ふわりと目を見開く。] (34) 2026/08/21(Fri) 21:10:42 |
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![]() | 【人】 七川 惺[受け取ってもらえるかわからず おずおずと差し出した薔薇を 受け取るリチャード。 胸ポケットに飾られる薔薇。 あの日と対になるように。 愛人ではなく。 たった一夜だけでも恋人だった。 柔らかく微笑む笑顔を受けてそう思う。 ──それだけで、よかったのに。 馬に跨った後に、もう一度名を呼ばれた。 思わず振り返った顔が、くしゃりと歪む。 ──これ以上は、未練。] (36) 2026/08/21(Fri) 22:02:11 |
![]() | 【人】 七川 惺……では。 [馬上で目を伏せ一礼し、振り切る様に馬を駆る。 夜通し踊ったシンデレラのようだった。 二度とは履けない硝子の靴で。 ──今、夜があけようとしている。*] (37) 2026/08/21(Fri) 22:07:44 |
![]() | 【秘】 七川 惺 → 飛鳥 悠凛[パンフレットを開き 『Cast』のページを見つめている。>>32] ……わぁ。二番目だ。 [リチャード三世の演劇では、 通常、アンが二番手に書かれていることが多い。] これってさ、これって…… 俺がお前の隣ってことでいい? [いや、物語上は違うのか、とか。 でも解釈によっては、とか。 わけのわからないことを、悠凛の隣で わぁわぁ言ってたのは何時だっけ。*] (-8) 2026/08/21(Fri) 22:17:01 |
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![]() | 【恋】 七川 惺………。 [なんとも恰好のつかないまま、固まってしまった。 “俺の寝顔見ながら。”って言われて。 ──図星、だったから。] ……二度寝しちゃうの? [今それは、困る。困るんだけど。] ………いいよもう。眠いんなら。 [不承不承言った。 ティッシュとか、タオルとか、持ってこよう。*] (?20) 2026/08/21(Fri) 22:32:15 |
![]() | 【秘】 飛鳥 悠凛 → 七川 惺[ソファに座ってパンフレットをまじまじと凝視した惺が、 可愛いことを言う。 ベッドに一人寝そべり、いくつものクッションに埋もれながら 視線だけそちらに向ける。] そぉだよ。何を今更。 パンフの表紙だって、 そういう扱いでしょ。 [……喜んでるの、もっと手放しで祝福してやりたいのに。 最近俺は、気分にムラがある。 稽古が佳境に入り、本番が近づき、 リチャードと同化してきているからだ。 順調な仕上がりと言える。 でも弊害はある。 家に帰ったら俺が誑かし、追い詰め、 苦しめて殺したはずの男が、 恋人の顔をしてそこに居る。 擦れ違い、二度と報われることのない二人。 ……だからやなんだよ、家に仕事持ち込むの。*] (-10) 2026/08/21(Fri) 22:55:09 |
![]() | 【人】 七川 惺塔の中の王子達を、何とかしなければなりません。 担ぎ出される前に。 どこかに隠すか、いっそ…… [それ以上、何をするかは口に出さない。] それをするのは、あんたであってはならない。 [しかしその時は気づいていなかった。 その逆を考えている者がいることを。 それをして、 リチャードに罪をきせようとしている者がいることを。] ……暫くここを離れます。 領地に返って、考えを纏めます。 [秘密裡に行わねばならない。 リチャードの前に立ち塞がる者を取り除くため。 そうして自分の想念に夢中になり リチャードの沈痛な面持ちには気づかない。*] (39) 2026/08/21(Fri) 22:57:14 |
![]() | 【人】 飛鳥 悠凛[塔の中の“王子達”とバッキンガムは口にした。 正当な王子だと認識している者に、 今度はその手をかける気なのか。] ──…もう、 [呟くリチャードの顔が歪む。 バッキンガムは見ていない。] ……主君の身辺が不穏な折に、傍を離れるのか。 [王宮を離れ、領地に帰ると告げる バッキンガムをじっと見る。 それでも結局「おまえの思うようにすればいい」と頷く。*] (40) 2026/08/21(Fri) 23:16:00 |
![]() | 【秘】 七川 惺 → 飛鳥 悠凛[パンフを閉じる。 悠凛の言うように表紙には。 撮影のため一時的に髪を黒染めした悠凛の顔が 舞台用のメイクをしてアップで写っている。 すっごく綺麗だ。 ぱっちり瞳を見開けばアーモンド形に。 少しだけ目を細めれば目尻が跳ね上がる。 ややオリエンタルな、そんなメイクだ。 一寸きつくもあり、妖艶でもある。 俺はそういうメイクをしてない。 華岡さんならそれに近いのをする予定だったかも。 俺は垂れ目なんで、跳ね上げメイクは やや無理があって…そういうことらしい。 垂れ目を活かしてナチュラルにってホントか? けど、表紙に全身像が映ってるのは俺だけ。 うん、そういう扱いなのかもしれない。] (-11) 2026/08/21(Fri) 23:30:53 |
![]() | 【秘】 七川 惺 → 飛鳥 悠凛そうだよな。な? [悠凛の寝そべるベッドに近寄る。 いくつものクッションの中には、 丸くて緑と黄色のも、二つ仲良く並んでいる。 悠凛の顔を覗き込む。] ……なんか気になることでもある? 俺の演技がダメでやりにくい所、あるとか? [悠凛の憂い顔には気づく。 けれども的は外している。*] (-12) 2026/08/21(Fri) 23:32:04 |
![]() | 【秘】 飛鳥 悠凛 → 七川 惺[M&MのYellowのまんまるいクッションを お腹に抱いて、ベッドの上で丸くなる。 ……眠気が強い。 惺が近寄ってくる気配がする。 うぅん、と喉でぐずるような音を漏らして 惺をちらりと見返す。] ない。ないよ。 上手くなってる。 いいと思う。 [そうじゃない。 惺がバッキンガムなのがやりにくい。 バッキンガムが惺なのが、かな。 どっちにしろ、それは言えない。 俺の相手役になれたこと、 喜んでくれてるのに。] (-13) 2026/08/21(Fri) 23:52:09 |
![]() | 【秘】 飛鳥 悠凛 → 七川 惺[なんかやっぱり、チラッと思ってたみたいに 公演近くなったら別々に暮らした方が 良かったのかも知れない。 上手く切り替えて、惺の恋人に戻れない。] …しずか、 抱っこして。もぉ寝よ。 [そう言って腕の中に引き入れてもらったら、 あっという間に意識が落ちた。 そんな夜が増えてきた、その頃。*] (-15) 2026/08/21(Fri) 23:52:55 |
![]() | 【恋】 七川 惺[なんかこの頃の悠凛、時々意地悪なんだよなぁ。 いや、もとからそゆとこあった。 俺を揶揄って上から目線の…… うん、この頃特にっていうのは気のせいだ。 ──ちらっと悠凛の方を見る。 ……いいや。寝顔可愛いから許す。 そういえば舞台じゃ、開幕シーンから悠凛…… 七枚のヴェールの踊りのオマージュなんだよなぁ。 ああ、やだなぁ。最後の一枚脱いだら 腕をクロスして胸とか隠して欲しいなぁ。] ……ん……ッあ… [片手の動きを少しずつ早くしていく。 無垢な寝顔を見て、妖艶なダンスを想像して。*] (?21) 2026/08/21(Fri) 23:53:41 |
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![]() | 【独】 飛鳥 悠凛/* あまりにバッキンガムが報われなくないか?と思って リチャードに多少の自覚を促したら、 バッキンガムの愛がじわじわ浸みてきたところに 裏切られて殺す羽目になってしまった…… (-16) 2026/08/21(Fri) 23:59:30 |
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![]() | 【秘】 七川 惺 → 飛鳥 悠凛いい?本当に? お前がそう言ってくれなら自信もてる。 [そう言ってから、 今日も悠凛が眠そうなのに気づいた。 かと思えばすごく元気な日もあるにはあるんだけど。 あれ?そういえば。 悠凛の眠気が強くなる時って……。] なあ。どうしたの? [心配そうに悠凛の顔を覗き込む。 悠凛のおでこに手を当ててみる。 熱でも計る時みたいに。 それで悠凛の気持ちがわかればいいなと ちょっと思って。 それから眠そうな瞼に、そっと口吻けた。] (-18) 2026/08/22(Sat) 0:09:05 |
![]() | 【独】 飛鳥 悠凛/* 啓くんと涼くんみたいに報われないからな、 バッキンガムとリチャードはどこまでも擦れ違う…… いやぁどうしようかな、日常パートが回せない。 (-19) 2026/08/22(Sat) 0:13:46 |
![]() | 【独】 飛鳥 悠凛/* ここまで惺に惚れ切って心を委ねちゃってる状態で リチャードやるのは、俺もうしんどかったんだね…… (だからオーディションやる時あんなんだったんだね) (中のひとも後から分かる) (-20) 2026/08/22(Sat) 0:17:53 |
![]() | 【秘】 七川 惺 → 飛鳥 悠凛[どうしたのっていう問いに、応えは返らない。 その代わり、抱っこしてって言う、可愛い恋人。 GreenもYellow押しのけて 両腕の中に番を囲う。] あ、もう寝てら。 [俺、……したいんだけどな。 いや、そんな場合じゃねーか。 寝ててもしていいって前に聞いたけど。 そんな場合じゃないってのはわかるぞ。 ──俺の腕の中で、良い夢、見てな。*] (-21) 2026/08/22(Sat) 0:31:35 |
![]() | 【独】 七川 惺/* ちょっと調べものしてきて戻ってきたら(開幕シーン関連) 悠凛の秘話が一個巻き込まれてて見えてなかったのがわかった。(電波の関係?で時間差でロルが後で見えることがあるんです!) 偶然俺の一個前の秘話に*付け忘れてて慌てて追撃。矛盾でなくてよかった。 (-22) 2026/08/22(Sat) 0:36:17 |
![]() | 【独】 七川 惺/* 悠凛の23:52:09の後の、23:52:55が見えてなかったの。 23:53:41書いてた時に被ってたんだな。(PCの電波時間差) で、俺が0:09:05書いた後に暫く離れてて後から気づいて0:31:35追撃した。 (-23) 2026/08/22(Sat) 0:40:24 |
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![]() | 【独】 飛鳥 悠凛/* これだけ献身されて、愛を捧げられて、 でもストーリー上応えらんないんですよ。 裏切らせないといけないし殺すから。 バッキンガム、リチャードすげー好きだし 手加減なしに口説くじゃん……つれぇ(懊悩) (-24) 2026/08/22(Sat) 0:57:59 |
![]() | 【独】 飛鳥 悠凛/* あとね、バッキンガムはリチャード王のために 動いてくれてるから、止めらんないんだよ…… そもそも引き留めたりしたら愛が通じ合っちゃって バッキンガム裏切れなくて物語が破綻する。 身動きがとれねぇ。 舞台やろう、舞台。 悠凛は舞台の上にさえ上げればしっかり動く。 (-25) 2026/08/22(Sat) 1:00:56 |
![]() | 【恋】 飛鳥 悠凛[寝たふりのつもりだったんだけど、 閉じた目蓋の裏、ぐらりと眠気で目眩う。 “いいよもう”、って惺が。 見切りつけたみたいに言って、 一度は俺に触れた温かくぬるつくものが、 離れていく。 恋人の気配が遠くなるのに、 俺は引き留められない。 おまえを引き留められない。 どこに行くの。 もう、傍に居てはくれないのか。 ] (?23) 2026/08/22(Sat) 1:15:12 |
![]() | 【人】 七川 幸臣 ── Curtain Up ── [客電が落ちる──。 暗がりの中 バッハのトッカータとフーガをアレンジした曲がかかる。 初めはパイプオルガンの重厚な音楽そのまま。 ワンフレーズが終わると、 舞台の最奥のホリゾント幕が紅に染まって浮き上がり、 幕の前に城壁のセットが昏く聳えているのがわかる。 城壁の中央に階段がある。登り切れば、作り物の首がある。 第3代ヨーク公であるリチャード・プランタジネット 。 この舞台の主人公、グロスター公リチャードの父の首。 舞台の板に敷き詰められた、白薔薇と赤薔薇。 軽い素材の造花で、固定していない。 主役が登場して踊り出せば、ステップに合わせて 舞い上がることだろう。 (扇風機状の舞台装置の煽りも使う) せり上がり舞台が奈落から昇ってくる。 主役リチャードの登場だ。 彼が城壁の階段を昇って、父王の首を降ろして降りてくる。 すると音楽のテンポが変わる。 そうしてサロメのようなダンスが始まる。*] (41) 2026/08/22(Sat) 1:18:38 |
![]() | 【恋】 飛鳥 悠凛[遠ざかった気配が また近くにあることに、 俺は気づけない。 微かな息遣い。 力強く熱孕む身体を持った男の。 俺の───…] …… ヘン リー 、 [吐息混じりの譫言だった。 クッションを抱く腕に、微かに力が籠った*] (?24) 2026/08/22(Sat) 1:18:42 |
![]() | 【恋】 七川 惺ああっ……! [その瞬間、呼ばれた、と思った。] ……えっ? [呼ばれた、と思った。 俺の名を。 ]俺の、名前…… どちらの名前を? [夢、見てるのか?] 悠凛? リチャード? (?25) 2026/08/22(Sat) 1:48:23 |
![]() | 【恋】 七川 惺[腰回りに大判のタオルを巻いた。 ──かっこつかねーな。 けど、そんな場合じゃないと思って。 悪夢を見てるのか? クッションを抱く悠凛の片腕を掴む。*] ……俺は、ここにいるよ? 迎えに来るよ、必ず。 (?26) 2026/08/22(Sat) 1:50:30 |
![]() | 【雲】 七川 惺[……わかったぞ。 バッキンガムは最後の最期まで裏切っていない。 最期までリチャードを護ろうとしたんだ。 ……それが、俺の解釈。 だけど、やり方を間違えた。他にも方法はあったはず。 リチャードの傍を、離れるべきではなかった。**] (D4) 2026/08/22(Sat) 1:56:24 |
![]() | 【恋】 飛鳥 悠凛[目を開く。 ──夢かな、と思った。 名前で呼んで欲しいと言われたけど、 “俺”は最低限に留めた。 その方がらしいと思ったから。] ヘンリー… [だから呼んだ。 今なら許されるかと思って。 甘く、柔らかく。本当はそうしたかったように。] ヘンリー、 [微笑んで。夢を見るように、 口づけをねだるように、うっとりと瞳を閉じる。**] (?27) 2026/08/22(Sat) 1:57:03 |
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![]() | 【雲】 飛鳥 悠凛[──何もかもを一度に手にしたいなんて夢見事で、 大切な何かを犠牲にしてしまうくらいなら、離れた方がいい。 そういう染みついた考え方を根本的に変えるのは やっぱり無理な話だ。 でも、惺の手を突き放した時とは今は違う。 そんな深刻に考えることじゃない、はずだ。 だから、あっけらかんとした軽いトーンを心がけて ある朝、朝食の片づけをしながら切り出した。] 惺。俺今日から、ホテルに詰めるから。 独りで集中したい。 惺は良かったら、この家使って。 [そこは任すけど、と予洗いした食器を食洗機に入れながら話す。 ほんとはここに居て欲しいけど。 実家帰る方が先生も居て一人じゃなくて、 惺は心細くならないかも知れない。 惺にとっての初の舞台。 もっと気にかけて、不安や緊張を少しでも 和らげてやりたかった。 俺が支えられなくて、ごめん。 でも舞台の上では隣に立つ。 主演として、座長として。引き上げてみせる。そのために。] (D5) 2026/08/22(Sat) 12:36:51 |
![]() | 【雲】 飛鳥 悠凛[公演は一ヶ月続く。 毎夜、惺の恋人に戻って愛し合い、 昼間はリチャードとしてバッキンガムを利用し、 その心を惑わせ、報われないままに殺して、 また惺の恋人に戻る。 その繰り返しに、平静を保てる自信が今回はない。 俺の不安定を惺に感染させてしまうかも知れない。 プロの舞台が初の惺に当たって、 コンディションを乱させたくない。] 公演休みの曜日あるでしょ。 そこに他の仕事も入ってきちゃうけど、 都合合えば、そん時会お。 [後は舞台の上でね、と告げて手を拭いて 荷物の方へ行く。 実は今朝、惺が起きる前に荷物はまとめておいた。 “俺からは絶対離れない。” “別の場所へなんか行かない。”>>2:D7 そう惺が言ってくれたのが嬉しくて、 その想いを裏切ってしまう気がして踏み切れなかったけど。] (D6) 2026/08/22(Sat) 12:54:40 |
![]() | 【雲】 飛鳥 悠凛[昨夜も気絶するように眠ってしまって、 今朝早くに目が覚めて、独り決めたこと。 ……昨夜、惺とたっぷり愛し合っておけば 良かったな。] ごめんね。 相談しないで勝手に決めちゃって。 長丁場だし、舞台の後その日に話したいこととか あるかもだし、何かあったら電話して。 ……別に何かなくても。 リチャードじゃなく、 俺の声聞きたいってだけでも。 [すれ違って1ヶ月連絡とってなかった期間、 その前は毎日電話していたんだと思い出して付け足す。 わりとすぐに一緒に暮らし始めて、 あまり長く続かなかった習慣。*] (D7) 2026/08/22(Sat) 13:03:05 |
![]() | 【人】 飛鳥 悠凛── 幕開け ── [ゆっくりと上昇したせりが、舞台の床と一体になる。 舞台の中央に立つ黒髪の人影は、純白のチュニックの軽装で 無垢な表情を湛えている。] ──父上! [舞台の上凛と響く、幼い声。 リチャードは、齎された悲報を信じていない。 王にならんと約束して戦場に赴いた 高潔で偉大な父が、身罷るはずがないと。] ──…… 父上、 [城壁の上、御首級を見つける。 はっと肩で息を呑み、凍りつくその様が、 二階席からも分かるだろう。 それでもまだ信じてはいない。] (42) 2026/08/22(Sat) 18:23:55 |
![]() | 【人】 飛鳥 悠凛[従者の制止を振り切り、階段を駆け上る。 体重の軽い子供の俊敏さで。 顔を見定められる距離に近づけば その足取りがいっそう急く。 一瞬の躊躇も見せずに父の首を降ろし、 顔の高さへと掲げる。 その虚ろな目と視座を合わせて] ああ……── 父上、 [劇中で一番の、愛おしさと哀切が露わな囁き。 額にキスをする横顔は、敬虔ですらある。] (43) 2026/08/22(Sat) 18:26:26 |
![]() | 【人】 飛鳥 悠凛[父の首を胸元で片腕に抱いたまま、 床に這いつくばり、また立ち上がり、 のたうち回るようにリチャードは躍る。 踏み締める足元から、白と赤の花弁が舞い乱れる。 やがて、父の首を従者の捧げ持つ盆に乗せ、 リチャードは服を剥ぐ。 遠目には純白のトレープがたっぷりとした チュニックに見えていたものは、ヴェールを 腰で絞り、身体に巻き付けていたのだと分かる。 舞台脇には黒一色に身を包む人々がささめき合う。 ──あれだけ御父君に可愛がられていたのに。 ──涙ひとつ零さない。 ──やはり御父君の血を継いでいない、 不義の子だからでしょう。 ──御覧なさい、あの不吉な黒髪を……] (44) 2026/08/22(Sat) 18:29:24 |
![]() | 【人】 飛鳥 悠凛[全身から迸っていた混乱と絶望。怒り。痛み。 混沌は、一枚ヴェールを剥ぐごとに 次第になりを潜めていく。 その度、舞台脇に立つ人々も、 リチャードを謗るコーラスも様変わりする。 リチャードの母。兄。 父なき後に庇護者となるウォリック伯。 母君はおぞましいものを見るかのように、 リチャードの伸ばした手から顔を背けた。 薄衣を剥ぐ度、代わりに成熟と妖艶を 纏うように踊りは続く。 リチャードに見入る貴人。見蕩れる貴婦人。 彼らを誘いかけるかのような淡い微笑。 周囲から伸ばされた手を断ち切るかのように身を翻せば、 艶のあるシルクの裾と薔薇の花弁が、 リチャードの周りで舞い上る。] (45) 2026/08/22(Sat) 19:51:51 |
![]() | 【人】 飛鳥 悠凛[肌の上に残った最後の一枚が剥ぎ落ちれば しなやかな肉と骨格を持つ男の身体が顕れる。 より肉感的に、激しさを増していく舞。 舞台の両脇には、リチャードを見守るケイツビーと 瞬きもせずリチャードを見つめるバッキンガムが 佇んでいる。 己が身を片腕で抱き、 徒手は長い黒髪を滑って首筋へと絡み── つと、がくりと傾ぐその首。 リチャードの行き着く果てを、 観る者に想わせる静寂。 いつの間にか傍に立っていたケイツビーが、 恭しくリチャードの裸体に上着を着せ掛ける。 首裏に回した両手の甲で肩へと黒髪を払えば、 気位と誇りの高さを湛えた顔が露わになる。 朗々と響き渡る独白>>2:2 そこで舞台は、暗転する。*] (46) 2026/08/22(Sat) 20:40:19 |
![]() | 【恋】 七川 惺[愛しい運命が名を呼んだ。 呪いのような、祝いのような、言霊の緊縛。 とっくに捕らえられていた。 吸い込まれるように溺れてゆく。 その渦の中心へ。自ら望んで。] 『おまえはそれまでも、それからも。 俺の隣に居るんだよ。』 [そんな台詞が続くはずもない──これは夢だ。 ──離れるべきではなかった。 王の半身になれなかった俺は 安らかでない 死に向かうような 眠りに落ちる。*] (?28) 2026/08/22(Sat) 21:36:19 |
![]() | 【雲】 七川 惺……えっ?!嘘だろ、どうして? [夢見が悪かった翌日、 悠凛が突然別居を提案してきた。 「ホテルに詰めるから。独りで集中したい」だって?>>D5] 締め切り前に缶詰になる作家かよ…… [ジョークのオブラートに包んで返事をしたが 語尾がゆれてしまった。 あっけらかんとしてる様子だけど 俺は一寸だけ、“省エネ体質なんだよ”と 悠凛が言ってたことを想い出した。 何か思い悩んでるのか?って感じたのは 昨日今日のことじゃない。 俺のことを慮ってのことなんて 気づくこともできない。 “ごめんね。”に続く言葉に 「ったりめーだ」と低く呟いた。] (D8) 2026/08/22(Sat) 22:07:07 |
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![]() | 【雲】 七川 惺別の場所へなんか行かない。>>2:D7 毎夜この巣で待っている。 [俺はこの巣を離れない。 夜毎お前の気配を感じていなければ、 初舞台はきっと、乗り切れない。 ……せめて声を、聞きたくなる。 ああ、そういえば。 この頃は稽古でも会えてたし 夜は例え短い時間でも一緒に過ごすことがほとんどで 電話なんか、あんま必要なくて…… まさか、こんなことになろうとは。 そう思うのに。 口からついて出たのは、強がり。*] ──お前こそ、来いよ。何かあったら。>>D7 [舞台の先輩に向かっていう言葉じゃないよな。 何かあるはずも、ないよな。 でも売り言葉に買い言葉ってわけじゃないんだけど……。] (D10) 2026/08/22(Sat) 22:46:53 |
![]() | 【独】 飛鳥 悠凛/* >>D9 そう……そうなんだよね、ごめんね惺…… >夜毎お前の気配を感じていなければ、 初舞台はきっと、乗り切れない。 アーッ(そうか、ごめん惺) (-29) 2026/08/22(Sat) 22:53:05 |
![]() | 【雲】 七川 惺[何で俺を置いていくの?なんで傍にいてくれないの? そういう非難めいた気持ちがどこかにあったんだろう。 相変わらず悠凛の憂いには気づけない。 だけど強めの言葉とは裏腹に、後ろから抱きしめた。 せめて──…。] 「行ってきます、のキスは?」 [どうしようもなく、甘えたい気持ちだった。 今だけでいいから。*] (D11) 2026/08/22(Sat) 22:53:35 |
![]() | 【人】 飛鳥 悠凛[一旦人の捌けた舞台のスクリーンには、 シルエットで騎乗の兵がひしめく。 三十年に渡る薔薇戦争の間でも熾烈を極め、 イングランドを二分して争われたタウトンの戦い。>>2:2 それを横目に身体を拭い、舞台袖の奥で素早く着替える。 全身に汗が滲んでいる。 リチャードの人生の縮図を思わせるような踊り。 洗礼者ヨハネの首を求めた、 サロメの7つのヴェールの踊りのオマージュ。 母親に従順な新約聖書のサロメよりも、 俺はオスカー・ワイルド版のサロメの方が好きだ。 一目で恋に落ちた洗礼者に拒まれ、 それでも“おまえに口づけをする”と誓い、 巧みな踊りの褒美として王から賜った ヨハネの首に、口づけを果たすサロメ。 ──とはいえ、サロメの気持ちは正直共感できない。 俺が何かを本気で欲して、 自分の物にしようと心に決めた時に、 それが手に入らない所がいまいち想像できない。 俺は結局の所、傲慢で俺様なラッキーボーイなので。 俺のバッキンガムも、同じ側の舞台袖に捌けている。 視線が合って、にっと微笑みかける。] (47) 2026/08/22(Sat) 22:59:53 |
![]() | 【秘】 飛鳥 悠凛 → 七川 惺[勝手でごめんね。惺。 でもこの舞台、俺は成功させる気しかないんだよ。 唯の成功じゃ気が済まない、 皆が期待する以上のものを。 そのためにとれる手段があるなら、 俺はそうするよ。*] (-30) 2026/08/22(Sat) 23:03:26 |
![]() | 【恋】 飛鳥 悠凛[近づく足音。もう一度振り返る前に、 後ろから抱き締められた。 俺がたまに言うようなことを、今朝は惺がねだる。 愛おしくて、いじらしい。俺の恋人。] ……ごめんね、一緒に居れなくて。 でも、劇場で毎日会えるから。 何もなくてもたまに帰ってくるよ、 巣あっために。 [孵す卵はまだないけど、俺の番を待たせてるから。 行ってきます、と囁いて、 顔のあちこちに優しいキスを捺した。*] (?29) 2026/08/22(Sat) 23:21:38 |
![]() | 【人】 七川 惺[──本番の開幕シーン。 ここで、一気に観客を舞台の世界観に引き込めるかどうか。 成功不成功の鍵は、半分は幕開けの演技にかかっている。 主演・悠凛の人気と親父のネームバリュー。 それだけでも初演は満席になる見込みはあった。 そして実際、最終日まで席が埋まっている。 けれども幕開けと共に観客は知るだろう。 飛鳥悠凛という役者の力を。 艶めく黒髪を跳ね上げて踊る悠凛。 少年の日はアーモンド形に見えることが多く 成長するにつれ切れ長に見えることが多くなる瞳。 完全に移行しきるのではなく、瞬き一つで変化する。 バッキンガムは、舞台の上手にいる。 途中から舞台上手袖から出たが、最初は気配を消していた。 濃いこげ茶色に染めた髪と、 漆黒に僅かにラメの入った長衣が 長身のバッキンガムを群衆の陰に隠していた。 そうして少しずつ、少しずつ、前方に出てゆく。 憧れと情熱が入り混じり、欲望と執着が入り混じる、 それでいて静の演技──できているだろうか。] (48) 2026/08/22(Sat) 23:39:49 |
![]() | 【人】 七川 惺[そのバッキンガムの演技が、静から動に動いたのは。 七枚のヴェールを全て取り去った半裸のリチャードに 舞台下手から歩み寄ったケイツビーが 上着を着せ掛けた場面だ。 一歩踏み出すバッキンガム。 その一歩の足元から巻き上がる白薔薇。 実際には赤薔薇も少々混じっているのだが、 ライトの反射の関係でそれは目立たない。 このシーンでは少年の衣装ではなく 長じてからの黒い長衣だ。衣の裾が揺れる。 大人びた顔に浮かぶ表情は、妬心──。**] (49) 2026/08/22(Sat) 23:49:33 |
![]() | 【人】 七川 惺[薔薇戦争の開始である 第一次セント・オールバンズの戦いを経て、 最大の激戦となったタウトンの戦い。 この戦争でヨーク家が勝利し、 エドワード四世が王位につく。 舞台ではその経過が、 スクリーンに映るシルエットで表現されている。 それを横目で見るふりをしながら、 俺はリチャードの汗を拭く姿に視線を送っていた。 リチャード≒悠凛と、目が合う。 俺はなんとも複雑な表情を浮かべていたかもしれない。**] (50) 2026/08/22(Sat) 23:58:47 |
![]() | 【赤】 メンバー 藤枝 真稀[生の舞台は、滑り出しが肝心だ。 流石七川先生、悠凛の使い方がよく分かっている。 掴みが抜群だな。 公演初日にうまく都合をつけられたから、 中二階の良席を確保してもらった。 ツいてるね、日頃の行いかな。] ──… うん、いいね。 [紹介してもらった時にも思ったことだけど、 生で見るといっそう、並べた時の二人の華がある。 こうでないと、と頷いて。 椅子に浅く腰かけ直した。**] (*0) 2026/08/22(Sat) 23:59:21 |
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