【人】 春日 幸貴うん。この世界ではできないから。 ……生きてるって実感するようなことがさ。 これからはできると思うけど、 あの頃はできないと思ってたからな。 だから……あの世界でしかできない 生の実感が欲しくて…… それを勇者との戦いに求めてた。 [思えば、俺とあの世界のステラは少し近かったのかもしれない。死なないように生きることの難しさという点で。 チェスティーノとして求めていたものはもちろんあった。 元勇者だったからこそ、それでも納得できるような真の勇者と出会いたいというのが。 そうして勇者としては完敗だと感じながら、魔王としては抗いたい……そんな感じだった。 それと俺の思いが重なったから、恋焦がれるのにも近いような感覚になったのかもしれない] (93) 2021/03/13(Sat) 23:27:01 |
【人】 春日 幸貴[中庭に直接行くと、肌が痒くなったり花粉症みたいになったりする。季節にもよるけど。 だからいつも窓の向こうにある光景を眺めるしかできなかった。もちろん、今も。 けれど、この世界で生きようと思ってから初めて眺めた中庭は、なぜだかとても美しく見えた] ……俺さ。 いつか世界中を旅してみたいんだ…… ……けど、無理なんだろうな。 [本物の景色を見て、音を聞いて、匂いを感じたい……ゲームする以外に世界の広げようがなかった子どもの頃から、密かに憧れていたこと。 きっと無理だと思う。根拠もある。でも……叶わない夢でも、見ないよりずっといいはずだ] (96) 2021/03/13(Sat) 23:28:41 |
春日 幸貴は、メモを貼った。 (a6) 2021/03/13(Sat) 23:33:39 |
【人】 星見 朱里[病室を出るギリギリまで手を握って。 連れ立って、ふたり――ステラぬいは病室でカバンとお留守番。 病棟を出てホールへ。 窓越しに見る中庭には特別なものは感じなかったけれど。 …でも、隣にいる彼の視線には、その光景を意味あるものと映しているのだと――横顔から見て取れた。 そして語られる夢を聴けば――] ふふっ それは、お金貯めなきゃね [彼の身体を鑑みれば途方も無い話だけれど、そういうの無視した暢気で変にリアルな回答を微笑みながら返して。] (98) 2021/03/13(Sat) 23:48:57 |
【人】 星見 朱里あっちの世界はとても広かったけど、勇者も魔王もこの街に住んでて… それなら、この街を全部旅したらとりあえず世界巡ったことにならないかな? [なんて暴論を展開しながら、そう遠くない日を描いてみた。 彼の夢に、自分がいることに何の疑問も覚えなかった。**] (99) 2021/03/13(Sat) 23:49:17 |
星見 朱里は、メモを貼った。 (a7) 2021/03/13(Sat) 23:50:22 |
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