お邪魔するよー

［トントントントン、とリズミカルな音に目を覚ますと、ふわんとした匂いが漂ってくる。]
なんだい、ゆっくり寝てていいよぉ。おはようさん。

［お大根のおみおつけ（味噌汁）]と、
［白ごはん]と［焼き鮭]だよ。もうじきできるから。

はいはい、ユンロンさんもおはよう。
昨日遅くて大変だったろ。
ゆっくりお正月、迎えてってってなぁ。

［…は、足元のうさぎさんにも菜っ葉をあげた。］

　


俺だぁ、いま帰ったけぇ。

[ガラガラと勢いよく引き戸を開ける音と共に、
騒がしく呼ばわる声が響いた。]

今年は雪が早ぐったなぁ、
こげに積っとるに遅ぅなってすまんぜ。
夜行がなかなか進まんで泡食ったい。

[宅内が目覚めているのを知っているのだろう、
大声で喋りながら上がり框に荷物を投げ出す。]

なーぁ、前の道、雪掻いでくれたん隣の小父さんか？
それとも坂の下んとこの駐在さんか？
あとでお礼がてら土産持ってくで。

また降りだしちょるから、
今のうちに玄関前だけでも掻いでくらぁ、
風呂沸かしちょいてや。

やっぱこっちは寒っみーわ！

[どこか嬉しそうに叫ぶと、
雪掻き用の大きなスコップを担いで
部屋には上がらず、再び外へと出ていった。]*

今日も寒いね

冷えるねーほんとに。

ああ酷い目に遭った。
まったく、素人のきのこ狩りは危険だと古来言われているだろう？！気をつけたまえよ本当に。

>>56
む、ご婦人寝かせてくれたのだな。感謝するぞ。ご婦人……お、ばあちゃん？お祖母様……？あれ、そうだった、だろうか……僕のおばあさまは……こんな、方だった……？

[まぁいいかーとポーイした]

まぁよかろう。

[もそもそこたつに潜りこんで、みかんをひとつ。甘くもすっぱくもない。ついでに紙を敷いてから、うさぎに届く位置にみかんをひとつころりと転がし]

特に言ってはいなかったが、天の声については聞いているし了解しているぞ。色々と気配り感謝する。

>>66 ナギちゃん
お帰りなさい！ぃやぁ〜、こぉんなに背が高くなって……。
お祖母ちゃん、びっくりしちゃったわ！
すっかり、お祖父さんそっくりの良い男、ですよ。

ああ、除雪機が来てくれるからね、雪かきは家の周りの細いとこだけでいいからね。
お風呂はできてるから、早く温ったまってきんさい。

>>70 ユリちゃん
なぁに言ってんだい。ユリちゃん、お仕事大変なんだろ？
あんたんとこの女中（メイド）のマーサにプディングの作り方教えたのは、このお祖母ちゃんなんだよ？
お庭の犬薔薇の実を乗っけてね。好きだったろ、あれ。
お祖母ちゃん、なんでも知ってるんだからね。

ほら、メイちゃん、シャトちゃん、カスミちゃんも。
年頃の女の子の遊べるもんは、そうねぇ、お手玉とか、カルタくらいしかないけれど。そういうんでもないかねぇ……
今はすまほが、あるから、大丈夫？

［少し申し訳無さそうに笑って、うさまるを撫でている。］