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【人】 藤吉音色「人と話すのは好きだよ! 好きなことを活かせたらそれが一番かなって 思ったりもするんだけど、 ……わかんなくて。 でもね、 健人くんが出来ること沢山ありそうって 言ってくれたらほんとに色々できる気がする!」 単純かもしれないけど、 人をよく見てるからこそ、健人くんの言葉は 誰より説得力があると思うんだ。 好きと得意は別物だと思うから 人と話すの向いてるよって客観的に言ってもらえるの やっぱり嬉しいし、ありがたい。 普段ならゆっくり探せばいっか、って 自分でも思ってただろうに 今こんなに悩んじゃうのは 健人くんと過ごす時間がどうなるか、とか 一緒にいるにはどうすれば、とか そういうこと考えちゃう…って理由もあったりする。 でも、健人くんが急がなくてもって 言ってくれるおかげで 少しだけ気分が楽になったんだ。* (96) 2025/01/14(Tue) 21:37:57 |
【人】 世良健人全員を好きになんてなれるわけがない。 だからいじめがなくなることはないし、 派閥なんてくだらないものができる。 それを割り切れないとしたら、藤吉音色がいじめの いの字も知らないような子だからってだけ。 それにだ。何度か会った彼女のお母さんは 俺の知る母親とは全然違う。 親から子へ受け継がれているのを見て、 彼女を通して母親の愛を知れたような気がしたんだ。 姉の方はこの人からなんで生まれたのか、 未だに分からないけどな。 (97) 2025/01/15(Wed) 23:41:24 |
【人】 世良健人勉強っていうのはひとつのリスクケアだ。 勉強をしておけばいざという時に選択肢が増える。 今この瞬間には役に立たなくても いつかは必要だと続けてきた習慣は、 元々人並外れた記憶力を衰えさせるどころか むしろ研ぎ澄ましていく鍛錬にもなっていた。 我ながらずるい力だと思っているから、 悔しいって思ってくれるのは、 受け入れてもらえていると思えて嬉しいものだ。 でも冷静に考えたらちょっと教えたくらいで、 なんの力もないのにここまで成績を伸ばす 音色ちゃんの方がすごくないかと思うのだが、 彼女は多分俺のおかげだと思っているんだろう。>>90 そろそろいつまで普通の女の子と言い張るのか、 その行く末が俺も気になってきたところだ。 (99) 2025/01/15(Wed) 23:47:08 |
【人】 藤吉音色 好きじゃないものを 無理に好きになろうとする必要はない。 理屈ではそう、なんだろうね。 でも、それを割り切ってしまうこともできなくて 嫌いだ、苦手だ、って感情に 後ろめたささえ感じてしまうんだ。 ちなみにお母さんは健人くんに会うたび いつでも遊びに来てね、とか もし困ったことがあったら言ってね、とか 何かと気にかけてる。 なんでそこまで、ってもし聞かれようものなら だって息子同然に思ってるから、なんて 平気で言っちゃうくらいだしね。 多分、私の恋人だからってだけじゃないんだと思う。 私が話す話の欠片と、健人くんの立ち振る舞いから 何かを感じ取って、気にかけてる。 そんな私とお母さんが似てるって思ってもらえるのは 嬉しいけど、私からしたらお姉ちゃんの方が お母さんに似てる気がしちゃうんだ。 人の気持ち……悪意に敏感で、寂しがりだから。 (100) 2025/01/16(Thu) 23:08:57 |
【人】 藤吉音色 健人くんの力のことをずるいとは思ってない。 だって、これは前から思ってることだけど 学ぶって覚えるだけじゃ どうにもならないものじゃない? 知識を覚えるだけでは意味がない。 理解して初めて、学んだことになると思う。 数学の公式を覚えるだけじゃ意味ない、みたいな。 それにどんな力を持ってたって 私の好きな健人くんだってことに変わりないもん。 ……それはそれとして 勉強を教えてもらっておいて成績が悪いなんて 健人くんに失礼だから前より勉強してると思う。 前は、宿題とテスト期間の勉強くらいだったけど 今は自主的に勉強する時間が増えた。 勉強するモチベーションが保てるのは 教えてくれる健人くんのおかげ! もし、健人くんと同じ大学に行きたくなっても 大丈夫なように、と思えばいくらでも勉強できる。 だからやっぱり私の成績がよくなったのは 健人くんのおかげだよね!! (102) 2025/01/16(Thu) 23:12:14 |
【人】 世良健人俺はその通りの未来になっても困らない。>>91 元々友達一人さえ諦めていたのだから、 今がどれだけ幸運かってことくらい 言われなくても分かる。 この時ばかりは恥ずかしがるより先に、 この子と離れるような未来になったら、 俺が人として終わった証拠なのだろうと 隣に彼女がいないことなど考えもしなかった。 一言で言ったら音色ちゃん個人への信頼だ。 「どうかな。反対はされなかったよ。 嫁も息子もバラバラになって、 流石にあいつも懲りたんじゃない? あの日、俺が帰ってきた時、 親父は珍しくほっとしたように、笑っていた。 いままでのことを許す気は無いが、 あの時の顔に父親の本心を見た気がしたんだ。 (103) 2025/01/17(Fri) 8:58:43 |
【人】 世良健人母親がいない二人きりのリビングで 俺が学校の先生を目指すと言った時、 父親は何も言わず、静かに笑っていた。 前ならここで行く大学の指定までしてきやがるのに、 俺が大学を提示したらすんなり受け入れた上に 俺に通帳をひとつ渡してくる。 そこには大学の学費分くらいの預金があった。 「おい、どういう」 俺は父親に詰め寄った。どうやら俺が生まれた時から 母親に秘密で貯めていたものらしい。 つまりこうだ。 いつか自分の言う通り良い中学、高校、大学に 入っていくであろう息子のために、 自分なりの父親としての責務を果たそうとしていた。 だが息子は早々にレールを外れて反抗的になり、 嫁は自分を避けるようにおかしくなり、 それでも責務を果たすのはやめられなかった。 この反吐が出るほどの不器用さ、心当たりしかない。 (104) 2025/01/17(Fri) 9:00:54 |
【人】 世良健人気に食わない。こんなのまるで、 前に藤吉音色のに見せた世良健人の姿にそっくりだ。 藤吉音色に出会って、周りの世界の見え方も変わって、 そこから見える世界は必ずしも 俺に都合よくはできていないのだと思い知らされる。 だが高校を卒業する前に知ることが出来たことを、 今の俺はただ幸運だと思う。 時が遅ければきっと、知らないまま 別れることになっただろうから。 (105) 2025/01/17(Fri) 9:03:41 |
【人】 世良健人伏し目がちだった父親が驚いたように向き直る。 それは自分が父親失格の自覚を持っていたのだと 俺が確信に至るには十分なものだった。 自覚あんのかよと思わず笑いが込み上げてしまう。 俺とのことで少なからずの後悔があったのだと、 それが分かるだけで少し気が晴れるようになるのは、 藤吉音色に人を赦すことを学んだからだろう。 「あとひとつ言わせてもらうけどな。 俺はあの女を赦す気はない。 いつまでもあんたのせいにしながら 男に逃げて家族を捨てるような女だぞ。 でもこんなの別にあんたのせいじゃない。 あの女が自分で撒いた種なのに あんたが責任を感じるなんておかしいだろ。」 父親としての後悔、旦那としての後悔、 どちらもあるだろうにそこに被害者意識増し増しで 付け入るようなあの女には嫌悪しか湧かないい。 だがその軋轢の原因が父親じゃないと釘を刺すのは、 僅かずつだが相手に敵意が無くなった証だ。 (107) 2025/01/17(Fri) 9:07:29 |
【人】 世良健人父親は俺のことを、変わった、と言う。 あぁ否定なんてしない。俺は少しづつ変わっている。 「お節介な彼女がいるからな。 俺が変わったとしたらその子の影響だ。 俺は女を見る目はあるからな。」 俺の返事を聞くたび、そうか、と頬を緩める父親は どこか安心に満ちたような顔つきだ。 自分の掌で鳥籠を作るのが十八番で、 巣立ちの時を喜ぶって柄でもなかったくせに、 息子の成長に喜ぶようになったのだから、 藤吉音色パワーはここにも届いたってことだ。** (108) 2025/01/17(Fri) 9:09:09 |
【人】 世良健人「なんとなくって直感、結構大事だと思うよ。 楽しそうだと思うならきっと悪いことじゃないし、 音色ちゃんなら本当に壁を越えられそうだね。」 俺が言語の壁を越えようとしても、 楽しいよ。先に異文化交流の面倒くささが勝つ。 この時点で俺は向いてないし彼女は向いている思う。 「進路を正解か間違いか決めるのは自分次第だし、 考えすぎても良くないかもしれないね。 どうしても客観的な正解を求めがちだけど、 それ冷静に考えたらかなり難しいでしょ。」 親に進路を押し付けられて反抗した俺だからわかる。 他人にとやかく言われることじゃないし 結局自分次第で正解にも間違いにもなるものだって。 結論の先延ばしにならないようにだけは 気をつけなきゃいけないけど、 その辺は音色ちゃんならきっと大丈夫だと思う。 彼女は俺や周りが思うよりも ずっとしっかりしているからね。** (111) 2025/01/17(Fri) 9:13:19 |
【人】 世良健人変な話だよな、俺は藤吉家の人たちとは 家族なんかじゃないはずなのに 音色ちゃんのお母さんから息子みたいに思われている ってわかった時、嬉しいと、思ったんだ。 それに、あれだけいけ好かない姉の藤吉琴音さえ 時折見せる表情が優しい時があった。 いつかは義理の姉になるかもしれない人だ。 あの人にはあの人なりの成長があったんだろうけど 最近のあの人は嫌なところばかりじゃない。 藤吉家は、確かに家族だった。 (112) 2025/01/18(Sat) 3:03:19 |
【人】 世良健人「ありがとう、ございます。」 声を震わせながら頭を下げる俺が お母さんや音色ちゃんにはどう見えるのだろう。 本当に情けない話になってしまうけど 俺は母に対する正しい振る舞い方が分からなくて これでしか感謝を表現することが出来ない。 遠慮が正解なのか、甘えるのが正解なのか 俺が選んだ道の先で立つ母の顔を 生まれてこの方一度だってみたことがなかったから。 (113) 2025/01/18(Sat) 3:04:27 |
【人】 世良健人記憶にあるのは男の上に跨る母親の姿 子に向けるはずの眼は雌に堕ちて その瞳にはいつも父親じゃない男が映っている。 息子であるはずの俺が帰ってきたことも気づかず いつも父親と寝ているはずのダブルベッドは 吐きそうなくらいの汗の臭いが染みていた。 こんな記憶、消してしまいたいと 何度思ったか、数えたらキリがない。 (114) 2025/01/18(Sat) 3:05:02 |
【人】 世良健人だが血は争えないもので、 いつか母親のように堕ちる自分の姿を想像すれば 激しい動悸に襲われる。 あの女が男に向けていた感情を 向けたくなる相手が、俺にもいる。 あの女は罪悪感を忘れて寂しさを埋めるために さほど好きでもない男と短絡的な凶行に及んだ。 でも俺はどうなんだ? 彼女に対する想いの根底に 孤独を忘れさせて欲しいという欲望が なかったと言い切れるのか。 (115) 2025/01/18(Sat) 3:05:43 |
【人】 藤吉音色その通りの未来になって困らないのは私も一緒。 好きな人とずっと一緒に居られる未来なんて 幸せだって信じてるし困るわけがないんだ。 もし離れるような未来があるとすれば それは二人の意志とは別の理由に決まってる。 だって二人とも離れたいなんて思わないよね。 健人君だってそう思ってくれてると信頼してるんだ。 「そっか。 反対しないってことは、 きっと応援してくれてるね。 健人くんが向き合って伝えた言葉、 ちゃんと届いてよかったね!」 バラバラになって、って言葉に一瞬悲しそうにしたの あなたに見られちゃったかな。 寂しい、もう期待してない ってあの日の言葉を思い出すと胸が痛くなる。 (117) 2025/01/18(Sat) 4:58:24 |
【人】 藤吉音色 それでも、今は少しだけ距離が近くなったのかな そう、思っていたいな。 健人くんのお父さんが受け入れた理由、 健人くんが変わったから、だと思う。 向き合って話すことが出来て、気持ちが伝わって。 健人くんが頑張ったからだね、って 笑って言う私は、自分が何かしたとは思ってないんだ。 だって自分で道を決めて、 向き合って意思を伝えたのは健人くんだもん。** (118) 2025/01/18(Sat) 4:59:05 |
【人】 藤吉音色「私、高校もそんなに深く考えずに決めちゃって こんなに考えた事、なかったかも………… あっ、でも高校で健人くんに出会えたし そう思うとあの時の自分に感謝しちゃう!」 私の周りの子はみんな何かをしたい、って 明確な目標があったり そうじゃなくてもなんとなく、ではなくて 何か理由があって進む道を決めていたから。 なんとなく、に後ろめたさが合ったりもして。 (119) 2025/01/18(Sat) 4:59:31 |
【人】 藤吉音色「自分次第、か。 考えすぎてわかんなくなっちゃって 同じところをぐるぐるしてる気持ちになってたけど 抜け出せた気がする! 相談してよかった、ありがとう!」 そう、自分で決めなければならないことだし 先延ばしにもできない。 大切な人と一緒に歩いていくために 決めることから逃げちゃだめなのはよくわかってる。 それで一度後悔だってしたんだし。 語学が好きなのは確かだし、 楽しく学べるのならそれが一番だよね、って思うから 色々な大学の資料を見ながら決めていこうかな。 (120) 2025/01/18(Sat) 5:00:24 |
【人】 藤吉音色 健人くんが夕食を食べていってくれた日なんて お母さん、すっごく喜んでたな。 後から帰ってきたお父さんが健人くんを見て 未来の旦那さんか、って言った時は焦ったけど…… 私の両親はすっごく健人くんに好意的で あたたかく接してると思う。 お姉ちゃんは……なんか前より私たちを見て 笑うことが増えたような。 ちなみにお姉ちゃん曰く、 「言葉の色が似てるから好きじゃないけど 今は嫌いってわけでも別にない」んだそう。 よく分からない言い方だけどまぁ、いっか。 私としては喧嘩しなければいいなって思ってるんだ。 (122) 2025/01/18(Sat) 5:01:21 |
【人】 藤吉音色 声を震わせて頭を下げてる健人くんから 深い感謝が伝わってきて。 情けないなんて全然思わない、でも……。 健人くんのお母さん、今までどう接してたんだろう。 不安になるし、知るのが怖いとさえ、思ってしまう。 何も言えないまま、 お母さんの方をちらりと見ると 柔らかく微笑んでいた。 『あなたはしっかりしてるって言われることが 多いんじゃないかなって思うし、 実際、私から見てもそう思うけれど。 ずっと背筋伸ばしているのってしんどいものだし ……たまには誰かに甘えてもいいと思うの。 ここが、もしそういう場所になるのなら 遠慮なんてしないで欲しいかな。』 余計なお世話だったらごめんなさいね、と 付け加えるお母さんの声は優しく響く。 (123) 2025/01/18(Sat) 5:02:29 |
【人】 藤吉音色 お母さんはたとえ余計なお世話だって思われても 手を差し伸べる事をやめない、そういう人。 嫌がられるの、怖くないの?って 小さいときにきいたことがあるけれど 余計なお世話に救われる人がいるのを知ってるし やらずに後悔する方が嫌だから、って 笑って言ってたっけ。 でも、今回は余計なお世話じゃないって 私もお母さんも分かってる。 (124) 2025/01/18(Sat) 5:02:59 |
【人】 藤吉音色 「えっと……、うまく、言えないけど………… 大丈夫だよ。悪いこと、起こらないから。」 お母さんがいるのをこの時ばかりは気にもせずに ぎゅうっと健人くんのことを抱きしめて。 少しの間、背を撫でてたんだ。 悪いことが起こらないの、 健人くんだってわかってると思うけれど、 安心してほしかったから。* (125) 2025/01/18(Sat) 5:03:41 |
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