【人】 マジシャン 夜長― 宿 『冬限郷』 ― [しとしとと降る雪に覆われた光景を見るのは初めてだった。 積る雪の中にある宿は何となくこの世と乖離して見えた。>>n2彼の口を割らせるはずが、途中の攻防は完全な趣味であり、脱線は本線にと変わった結果の到着であり、チケットがあるものの空いた部屋をと思ったが、渡された鍵の部屋には温泉がついているという。>>3 珍しいというよりやはり不思議だ。] 狐の宿とか? [ちらりと恋人を見るのは何となく。 耳の辺りをなぞるように視線を投げて、凍らぬ池に瞬いたか。 自身のマジックには種もしかけもある。だが、同時にこの世には摩訶不思議もあるのだとは知っていたが、不思議を感じずにはいられなかった。ただ美しい銀世界は、目を奪うものであり、決して恐ろしいものとは思えず。] 何にせよ、ラッキーだったというべきだな。 …ゆっくりできる。 [彼との休暇がよいものになると微笑みを湛えるのだったか**] (179) 2020/12/27(Sun) 23:27:59 |
【秘】 菊波 空 → 高藤 杏音[もたれてくれる杏音を危うげなく支えていて、悪戯気に仕返しをくれる恋人] そういう仕返しならどんとこいだな。 [頬に掠めるように口付けをくれる杏音に、外気の寒さとは逆の熱さが体に広がるように、ぶるりと一瞬震えて] 好き だからな。[熱を漏らすように低く甘い声色でそっと囁いた] (-102) 2020/12/27(Sun) 23:48:21 |
【人】 菊波 空 あぁ、まさかこんな綺麗に作っているだなんてな。 [彼女>>173のように無邪気にというわけではない。うまくつくられているかまくらに感心と喜びが半分ずつ入り混じって、だからいそいそと堪能するように屈んで入り、そこだけ境界が敷かれたように暖かい空気に包まれる。 かまくらの中、少々ごつい体のために先程よりも密着するように杏音とともに腰掛けて、七輪に杏音>>174と同じように手をかざす。] 焼けるだろうな。ただ……今はいいかな。 [雪降る静かな空間。 ぱちぱちと小さく火花が散る音が心地よく、火の灯りに照らされる杏音の顔をしばらく独り占めするのである*] (181) 2020/12/27(Sun) 23:48:40 |
【秘】 菊波 空 → 高藤 杏音[静かではあるのだが、鼓動が聞こえるのではないかと思えるほど近く。 落ち着けて、落ち着けない。でもこのままがいい。 手を握るのではなく、そっと杏音の肩に手を回して] シンデレラに時間をくれ、なんて刹那的なこと昔なら思ってたんだろうな。 [今は少し違う。刹那的なことに夢見るようなことだけではなくなってもいた] どんどん欲深くなっていきそうだなぁ。 [ただそれとは別に芽生えた気持ちも密やかに二人きりのときに囁いて伝え、手に少し力をこめてもう少しこちらへと杏音を引き寄せた*] (-103) 2020/12/27(Sun) 23:50:41 |
【秘】 マジシャン 夜長 → 鬼走[彼を抱くのが好きだ。 抱かれる彼を見るのも好きだ。 その本質は彼に触れる事が好きなのだと思う。最初に惚れたのはその生き方。その優しさだから。あのとき、勇気を出して声をかけれてよかった。あのとき、彼に声をかけなかったら。 ――誰かのものになる姿を想像したくない。 だからこれは独占欲もはらんでいる。彼を抱いているのは自分だという高揚感、それはきっと彼には話せない。どこかでまだ臆病な自分がいることを。 甘く抱き寄せた肉体は熱く。唇を重ねればうっとりとする彼に出会った。雌のポーズをとった彼をそのまま抱くのも好きだけど。 久しぶりの逢瀬なのだから。 どうせなら向かい合い、彼を見ていたい 最初の口実は何処かにといって、彼を求めてやまず] (-104) 2020/12/27(Sun) 23:50:45 |
【秘】 マジシャン 夜長 → 鬼走……っ。 [下半身を露出させて淫靡な姿を晒す彼の中。 其処に入る瞬間は、幸福を溢れさせた。溢れでただろう甘い声とそれを恥ずかしがる反応のひとつ。それが余計に此方を高揚とさせ、肉体をそのまま貪りたいとすら思い、声にならぬ呻きが漏れた。 身体が地面に落ちる重力だけではない 自ら招きいれる様子に息を吐いて] ……はっ、 鬼走っ ん [最奥へと誘われる。 苦しい態勢のはずなのに、それを上回る快感を得ているのだと言わんばかりの反応に、声を震わせ、唇を重ねて、彼を呼んだ。汗が彼の足を掴む手に滲む。腰を掴みて、深みへと向かうのは彼の誘惑あってこそ。 ――やはり、ダメはダメに聞こえない] (-105) 2020/12/27(Sun) 23:51:11 |
【秘】 マジシャン 夜長 → 鬼走 …ん 、はぁ… 此処が良い癖に っ …深いのが 嬉しいんだろ。 [欲しがり。と囁く声は彼を責めるには甘く。 陸の上の金魚のように口を喘がす彼にと微笑みを浮かべ、奥を味わうように雄で花を突いた。雌花の中、うねる媚肉に肉棒を摺り寄せ、無意識にと腰を揺らす彼の臀部を軽くたたくのは自覚を促すため。 腰を引いては追いすがる彼を突いて。 しがみ付くようにと腕を促し 彼の熱源を腹部で押して] …ほら、言って 気持ちいいって …お前の声で聞きたいっ [彼の快感を引き出そうと卑猥な音を鳴らし。 腰を振った。そのたびに、重力が彼の中を苛み、自ら腰を落とす彼の奥。深い部分を抉るように剣先が走り、媚肉を慣れた形にと戻していく。何度も抱いたのだと知らせる如く、肉の壁を押しては、開き。] 好きだっ …鬼走 [言葉でも彼を愛したがり 最奥を突いて、腰を打ち付け 絶頂を求める声まで、忍耐は唇から荒い息を出し。 彼を促し続け、苛むだろう*] (-106) 2020/12/27(Sun) 23:52:23 |
一橋 華は、メモを貼った。 (a16) 2020/12/28(Mon) 0:00:01 |
【秘】 高藤 杏音 → 菊波 空[先輩の表情に、思わず言葉が詰まって。 でも今日は逃げたく無かったから。 こつんと肩口に顔を埋めて。 照れ隠しに、額を押し付けた。] (-107) 2020/12/28(Mon) 0:23:30 |
【秘】 高藤 杏音 → 菊波 空[肩に回った手に、先輩を一度見上げると、寄り添って。 耳元で流れる自分の血の音が煩い。 でも先輩がシンデレラなんて言い出すから、小さく笑ってしまった。] 前にも言いましたけど…… …………離しませんよ? [先輩を見上げたら笑いかけて。] 男の子の言いたい言葉をとっちゃってごめんなさい。 [胸の奥で笑いながら、引き寄せられるままに。 少し腰を上げて先輩の側にぴったり座りなおす。 先輩にもたれて見る外の景色は、キラキラ輝いて。 ふと、時計屋さんについて語った先輩が思い出された。 仄暗い穏やかな闇に包まれているような、かまくらの中。 そっと目を閉じて、空先輩の鼓動に、耳を澄ませた。*] (-108) 2020/12/28(Mon) 0:24:56 |
【秘】 菊波 空 → 高藤 杏音 安心しろ。 髭面のシンデレラってのはこの世に存在しないからな、どこにもいかねーよ。 [冗談めかして低く笑った後答える。] まぁいつものことだしな。それにその辺りはもういいんだよ。 [男の子のいいたいことといって、もう何度目かになることだものな。って苦笑を浮かべつつも気に留めることも減っていった。 そりゃたまに小洒落にそういった言葉を吐いて、らしい言葉を連ねていくのだって好きなのは変わらないけれども] 杏音がいってくれる言葉だから響くし、俺は俺の言葉を吐く。 そうしてるほうが自然だ。ってな。 [二人で過ごしていって、落ち着かない気持ちと落ち着ける関係を探っての変化を口にしつつ、引き寄せて杏音のよい香りが鼻腔を擽り、身を委ねてくれる杏音をより大事に想うように肩に回した手はそのまま撫でるように首筋を擽り、髪まで伸ばして優しく眠りに誘うが如くゆったりと撫でる*] (-109) 2020/12/28(Mon) 1:00:43 |
【秘】 高藤 杏音 → 菊波 空[首筋を擽るように撫でる手に、身を捩って、先輩を見上げて。 もう。とばかりに、ジト目で見ちゃうけど。 優しく髪を撫でてくれる手に、そっと目を閉じた。 首筋が、くすぐったいのにじんわり熱を持って、不思議な感じ。 この人は、何処にも行かないんだって。 言葉で聞いたら嬉しくて、唇に笑みが浮かんだ。] …………信じてますから。 だから大丈夫なんですけど……。 言葉にしてもらって聞くと。 やっぱり嬉しいものですね。 [何時もみたいに、抱き着きたいって思うのに。 狭いかまくらの中ではそれも出来なくて、なんだかもどかしい。 目を開ければ、外は雪が降っていて。 寒そうなのに、招かれてるように思えた。] (-112) 2020/12/28(Mon) 8:19:06 |
【人】 高藤 杏音[2人なら、沈黙も楽しくて。 でも少し、もどかしくて。 そんな自分を察したのか、戻ろうと声をかけてくれる先輩に。 腰をあげてかまくらから外に出る。 眩しくて目がチカチカする雪景色の中。 空先輩がかまくらから出てくるのを待ったら…… 出てきて、伸びをする先輩に、ぎゅって抱き着いた。] へへ…… [広い胸の中をぎゅーって堪能して。 先輩を見上げると嬉しそうに笑って。 それから寒さに小さく震えると、頭に積もる雪を払った。] (184) 2020/12/28(Mon) 8:19:31 |
【人】 高藤 杏音冷えましたね。お風呂入ってきましょうか。 私、髪洗って乾かしたりするから、先にお部屋に帰っててもらって大丈夫ですからね。 ……先輩も。風邪ひかないように、髪はドライヤーで乾かした方が良いと思いますよ? [余計な一言を添えてしまうのは、濡れた髪が凍ってしまいそうに寒いから。 これが夏なら自然乾燥でも口は出さないんだけどね。 手を繋いで大浴場に向かえば、温泉の入り口で別れただろう。] (185) 2020/12/28(Mon) 8:20:03 |
【人】 高藤 杏音── 大浴場:女湯 ── [先輩と別れて女湯の暖簾をくぐれば。 体が冷えたからだけじゃなく、温もりが恋しい。 浴衣を脱いで、脱衣籠に丁寧に畳むと、浴場へ。 湯船に浸かる前に、髪も身体も丁寧に洗って。 ピカピカに磨き上げたら、熱いお湯に浸かろう。 せっかくだから、露天風呂に入りたくて。 雪の降る冷たい外気と、熱いお湯で、何時までも浸かっていたくなるような。そんなお風呂に、身を沈めた。 もしだれかが入って来たら。] こんにちは。 [と、声をかけただろう。 一人なら、体が温まれば早々に上がって。 丁寧に、髪を乾かしたことでしょう。**] (186) 2020/12/28(Mon) 8:20:11 |
【人】 図書館長 アザレア[衣装なんてものは食事のついでにすら生える 実に生えやすいものの典型である。 故に寒そうな彼女の肩に掛けるコートくらいは 当たり前にそこにあった顔をして生やせたりする。 大体が神の御業であり所業である。 先日>>134君が神かと問われたので。 聖女ではあったな、なんて考えながらも 「記憶が正しければきみに恋するただの男だったと思う」 なんて答えたのはわりと最近の記憶だ。 わたしは神ではないので、自在にとはいかなくとも 悪戯心の神に邪魔さえされなければ そのくらいは造作もない。 ……まぁ邪魔されたので自分の分しかないんだが。 帰りまでに調達すればいいね、どうせすぐ室内だ。 そう納得して彼女に羽織らせておいた。 大人と子供、とまではいかずとも そこそこの身長差とそれなりの体格差を 思い出させるサイズ感に、なんとなく、 ニヤけそうになる口元を咳払いで誤魔化せば 寒さのせいで咳が出たと心配させてしまいそうだ。] (187) 2020/12/28(Mon) 8:24:16 |
【人】 図書館長 アザレア[宿の予約は確かにした。と思う。 思えばしてある世界に居たのでその辺の認識は曖昧だ。 けれどそれは本当にここだったか。 宿帳を記入しながら少しだけ悩んだが 特に危険はなさそうなので深く考えることはなかった。 この空間が鮮明な事への疑問はすぐに解けた。 どうやら他にも宿泊客がいるらしい。 最低限挨拶くらいは交わすべきか、 場所柄無闇に声を掛けるものでは無いか悩むが 答えが出るより部屋に通される方が早かった。 わたしよりも社交的である筈の彼女がしなかったのだから きっとこの距離感で正解なんだろうと納得する。 人との距離感に悩むなんて何だか久し振りな気がした。 そんな場で、拒むこと無く握り返してくれた手を 繋いだままで居られる彼女との距離に 浮かれずに居られるはずもなく 部屋に着いてその手が自然と解けるまで 必要以上に身を寄せておいた。] (188) 2020/12/28(Mon) 8:40:28 |
【人】 図書館長 アザレア[浴衣の色を問えば考え込む暫しの間と、何かを探す所作に 無言で小さく頷きながら答えを待つ傍ら 従業員に浴衣の講釈を簡単に乞う。 曰く、簡単に脱ぎ着出来る簡易のもので 浴衣に男女の違いはないらしい事だとか 着方や帯の結び方を。 なるほど、ガウンに近いんだろうか なんて納得していれば 彼女の気紛れな神が色を選び終えたらしい。] ああ、落ち着いた色だね。 わたしも同じものにしようかな。 [無難だ、実に。 そんなの便乗するしかないだろう。 わたしの神が奇抜な色を連れてこないとも限らないし なにより普段は出来ないペアルックというやつだ。 便乗しないテは無い。 サイズだけ違う2着と羽織りを用意してもらって 想像していたより柔らかな帯に首を傾げる。 やはり想像していたものとはまるで違うらしい。] (189) 2020/12/28(Mon) 8:41:34 |
【人】 鬼走― 宿 『冬限郷』 ― [都心部に住む自分は、大量の雪を見ることはない。 しんしんと降る雪は、音すらも吸い取るようで。 そこに沈む宿は幻想的と言ってしまえば陳腐に映るほど。 歳末抽選会で当たって貰った旅行宿泊券には、招待状とか書いてあって>>2、最近は差別化を図るために旅行会社も大変なんだなと思う。 着いた場所では子供が接客をしてくれてとても可愛らしくて。 口調は砕けてはいるが、でもウエルカムな雰囲気を出してくれているのが嬉しい。 浴衣に作務衣があるらしい。>>3 浴衣……彼がプレゼントしてくれたものを思いだし、それを着てしたことを思いだして、耳まで赤くなったところを、彼が視線を投げかけてきて、驚いて顔をそらしてしまう] 温泉かぁ、久しぶりだな。 [誤魔化すように、そう呟いた。 思った以上に上質な温泉なようで、話をきいただけでもほくほくしている。 彼はそれこそ狐につままれたような顔をしているが、狐でも狸でもこの幸せを作ってくれる存在なら誰でもいいと思った] うん、ほんとラッキーだったな。 温泉が当たったことも、休みが二人ともかち合えたことも。 [どこかの神様の配慮かな、そう笑うけれど意外とそれが本当に近いことにまるで気づいていなかった*] (190) 2020/12/28(Mon) 8:43:49 |
【人】 図書館長 アザレア[部屋を出て行く従業員に心付けを渡して見送った。 外と隔てる扉が閉まれば慣れぬ部屋に2人きり。 雪に音を吸われた図書館とはまた別な静けさが なんとも耳に心地良い。 『窓』とも違う空間に心が踊るが 浮かれてはしゃぐ歳でもないので表には出ないだろう。 一先ず冷める前にお茶と、茶菓子を頂いて…… ほっと一息吐いてからふと、思い出したように口を開いた。 どうせ彼女しか聞くものはいないが 気恥しいので、潜めた声でひっそりと。] ところで。 ……足が死にそうなのはわたしだけだったりするんだろうか。 [日がな一日椅子に座っているわたしには 正座は難易度が高かったらしい。 なぜ行けると思ったのか。 この場の雰囲気に流され従業員を真似てみたが 既に足の感覚が危うい。 崩し方が分からなくて畳に手を着いて腰を浮かせば 子供たち相手に馬になる時の様な四足になった。 格好がつかない状況である事は 実に遺憾だがこれは仕方ない。 せめて涼しい顔をしておこうと特に顔色も変えず よぼよぼと胡座に足を組み替えた*] (191) 2020/12/28(Mon) 8:43:55 |
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