>>n1

鬼一 百継(きいち ももつぐ)
14歳、男


・9年前の百鬼夜行で、父・母・姉を喪い、当主となった。
・鬼一家最後のひとりとして、誇りと重責を感じている。その為、真面目で自分に厳しい。
・「当主らしく、亡き父上に恥じぬよう」と自分を鼓舞しているが、齢わずか14である故の脆さ、不器用さも持っている。
・甘いもの、木菓子に目がない。


【稀代之封血(きだいのふうけつ)】
・鬼一に代々受け継がれる封印術。
・鬼一の血で、現世とあやかしの世を断絶する強力な陣を張る。
・通常、効果は9年にとどまるが、百継は特に強い力を持っているようだ。
・発動には特殊な条件が必要であるらしい。


皆の存在を、まこと有難く、心強く感じておる。
儂は、あの忌まわしき夜を封じたい。
どうか何卒、協力の程を。

[鬼一当主の寝屋の奥]
[夜八つ。夜闇は深い、深い]



[悪夢に嬲られ魘されて、弱弱しく漏らすのは、すがるような亡き家族への悲願]

朝まで、幾刻耐えれば明くのだろうか
**

[…は、早朝の百継邸で咲き誇る躑躅をつくねんと眺めている]

["己を、労わる"。…………いたわる。ふむ。と頷いて、寝所から出てきた百継に深く一礼した]

>>10 百継様

────おはようございます、百継様。
昨夜の御言葉は百継様の杞憂でございますれば。

この一葉、休息も労わりも心得て存じまする。

御存知でいらっしゃいますか百継様。
大通り近くの小道の小間物屋にそこの娘手製の餅菓子が売られておるのですが薄紅色の餅が桜花の細工で中に餡がたんまり────……っ。

[はたと我に返って口を噤み、口元を指先で押さえた]

朝から失礼つかまつりました。
私は、朝の警邏がございますれば、これにて。**

一葉（いちよう）
29歳、男


・京内の司法を則り行政を行う、警察のような立場。
・9年前の百鬼夜行を経験している。
・民を守るべく奔走した当時の働きを百継に評価されたことで今の地位に就いた。
・百継に信頼されており、屋敷への出入りは自由である。
・規律を重んじ、誰に対しても言葉遣いは丁寧。
・美しいこの都が好き。守るべきものと真実思っている。
・菓子が好物。花を見るのも好き。
・好きなもの、ことについては突然多弁。
・反応速度が時々……いや極稀に、おかしくなる。


【桜緘（さくらのふうじめ）】
形有るもの無きものを問わず、魂の有る無しを問わず、対象を桜の花弁の檻で囲い、捕らえる


美しきこの都を守るは私の務め。
都を蹂躙する百鬼夜行を、私は許すことができませぬ。
望むのは駆逐ではなく、棲み分け。
妖は、妖の世界に。人は、人の世界に。
その御力を持つ百継様を、心よりお慕い申しておりまする。

……よし。
いよいよ終いにする時が来たなあ。

百鬼夜行封印を我らの手で。
そうだろう、…当主様。

嗚呼、またあの夜が来るのでありますか。
やつがれに御用とありますればなんなりと。
この身、この占、帝と都の安寧の為にささげたものでありますれば。

ファンドン様、継置様、氐宿様がいらっしゃられたようでございますね！役者が揃い出しましてございますね！！！

心より歓迎致します〜！

[ぽよぽよぽよ]

最近黄色い某が目の端をうろつくようですけれど･･･気のせいかしら。
[小首を傾げつつ、菓子の盛られた高坏を置く]

皆様、よくぞお出でくださいました。
最近評判の良い菓子を用意させていただいております。
よろしければお試しくださいまし。

[桜を象ったそれを示し、微笑んだ]

[うかない顔で寝所から出てきたが、すぐそこに頼りにする男の存在を認め、微かに笑顔になった]

>>15　一葉
ああ、おはよう。
杞憂……そうじゃな、お主がそう言うのならば、大いにそうであろう。

[続く言葉……餅菓子の話に耳を傾けていたが、一葉が不意に口をつぐみ、慌ただしく踵を返した様子を、気の抜けた声を出して見送った]

……？
何か気になることでもあったかのう。
んん、儂の顔色はそんなに悪かったか？

[庭に出て池に顔を映し見て、首かしげ]

>>17>>18　置継　氐宿
おお、置継か。
氐宿もそこに居るのだな。

そうじゃ、二方の言う通り。
頼りにしておる……と、儂はこれしか言うておらんな？
しかし、これが心底の言葉であるから致し方ないのう。


儂は、本格的なあやかし封じの準備を始める前に済ませておかねばならぬ用事ができた。
夜には戻るが、それまでは留守じゃ。
それではの。**

調べ聞きし、
………役目、仰せ付かり。
応じ、参内。

我の、音いろ。是非御力に？

[早足気味に百継邸に到着]

矢張り、あの餅菓子は人気なのだな。
職務後に買い求めに赴いたと言うのに、早々に売り切れ仕舞いとは……。

────おお。皆、揃われているようですな。

何れも力のある御方々とお見受け致す。
迫る百鬼夜行に際し、宜しくお願い申し上げまする。

[揃った面々に深々と一礼した]

……………………。

……………………。

………………もち。

[しかしその目は高坏の菓子 >>20 に釘付けに]

百鬼夜行を見た人は連れてかれちゃうんだ。
だから絶対に家から出ちゃだめなんだ。

でも、少し見てみたいな。隙間から見ちゃだめかな？
[吊り用NPCです]

誘蛾様、お待ちしておりました！
皆様お揃いのようで、何よりでございます！

ふふ、ふふふふふ･･･あないみじ。いみじ！
宴の始まりまでは、後ほんのすこぅしでございますよ！！！

[嬉しそうにぽよぽよと飛び跳ねている]

ああ、そうでございました。
ぽきゃとしたことがうっかりでございますよ！

皆様、始まるまでに今一度、

それと、開始後は沈黙時間を少々頂きとうございます！
沈黙解禁はこちらからお伝え申し上げますので、ご安心くださいませですよ。

ぽきゃはしっかりとお役目を果たします故に！！

>>24誘蛾
誘蛾様、よくお出でくださいました。
芸術にまつわる稀代の才覚をお持ちだとか･･･百継様も貴君を迎え入れられて、さぞ心強くお思いのことと存じますわ。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

[笑みを浮かべ、丁寧に頭を下げた]

>>25一葉
[視線に気付き、目を細める]

警邏の任、お疲れさまでございました。
“おくつろぐ”ことには、まだ気が向かれないかもしれませんけれど･･･よろしければご賞味くださいませ。

[牛車が百継邸の前で止まる。当主の帰還だ]

……ふぅ。
久方ぶりに遠出をしたが、良い陽気じゃったの。
この衣装では汗ばむ程だ。

どれ、冷えた水でも……

[牛車から降り、館内へ入ろうとしたとき、涼やかな音いろが百継の耳をかすめた]

……成程。
>>23誘蛾も来ておったのだな。
幸いなことに、今宵は機嫌が良いと見える。

[目を閉じて数秒、気持ちの良い音に耳をすましていた]

>>n1

徽子(うつくし)
年齢不詳、女


・九年前に鬼一家に仕え始めた百継の相談役。
・大人しく主張をしない人物。一方で、京の町を一人で出歩く等行動的な面もある。
・基本的に誰に対しても礼儀をわきまえた控えめな態度で接するが、幼少時より仕えている百継に対してのみ、はっきりと意見する事がある。


・この能力については伏せられています


それは絢爛華麗なる一夜の宴か、婬虐暴戻たる一夜の悪夢か。
ふふ･･･すべてはまだ、夜闇の中にございましょう。