人狼物語 三日月国


114 【半突発R-18】Snow white Festival【飛び入り歓迎】

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【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 

 人間を、人ならざる者に。
     人魚を、地に足のついた人間に。

        ―――― 種族を変える方法は、
             この世界に存在する。


 高位とはいえ、其れが一介の魔術師に可能なのか?
 ―― そもそもの噺
  人間になる ≠セけで、女の願いは
 本当の意味で叶うのか ……

 
(16) 2021/12/10(Fri) 10:09:53

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 
       ―――― 祝祭当日 / 街外れ ――――



 魔術師は何かと敵の多い生業だから、
 人が好い女でも、住む場所と教える相手は弁えている。
 居を構えるならば静かな方が何かとやりやすい。
 ―― 祝祭で賑わう期間などは特に。

 いつもは魔術で楽なんてしないのだけれど、
 祝祭期間だけは余分に魔力を使わなければ不味いから
 部屋を術式で暖め、散らかった本や器具を宙に浮かし
 片付けに勤しんでいた … ところで。

 
(17) 2021/12/10(Fri) 10:10:08

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 

  「 はぁい? ……メレフ?
    どうしたの、こんな時間に。 」


 ドアをノックする音を耳に入れ、扉を開ける。>>12
 そこには予想通りの彼の姿があって
 朝早くから何の用だろう、と首を傾いだ。
 ―― 自宅だからとローブを着ない儘出てしまったから
 外と室内の気温差に、ふるり、肩を震わせて。

 
(18) 2021/12/10(Fri) 10:10:16

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 

  「 …… えっと、中入る?
    外寒いでしょ。
    お茶くらいなら出せるけど―― 」


 断られるかもしれない、という可能性が脳裏を過ったのは
  種族的に相性が良すぎる ≠ニ
 彼が言っていたことを思い出したからだ。>>0:118

 それが一体どの程度のものなのか。
 獣人であるだけの自分には、想像くらいしか出来ないから
 彼の判断に任せるつもりで。**

 
(19) 2021/12/10(Fri) 10:10:23
魔術師 ラヴァンドラは、メモを貼った。
(a8) 2021/12/10(Fri) 10:12:45

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 

  「 ふふ、それは勿論。
    次は何が食べたいの? 」


 昨日もパイを食べていたのだから、
 流石に今日は違うものの方が良いだろうと首を傾いで。

 断られることを予想していた誘いの言葉は、
 想定を外れる形で彼に受け入れられた。
 寒空の中外に立たれるよりは余程良いのだけれど。

 ―― まあ、彼がそう判断したなら平気なのだろう。
 
 
(28) 2021/12/10(Fri) 16:23:23

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 
 温かい飲み物でも用意しようとした女を止めたのは、
 後ろ手に扉を閉めた後の彼本人だ。>>24
 数秒の逡巡が頭を駆けて、それから頷きを返す。

 ―― いつもなら纏っているローブが無い状態で、
 背中や首筋を無防備に晒すのは、少しだけ落ち着かない。
 被捕食者側としての種族本能が訴えかけるのを
 魔術師の理性で抑え込む。


  「 …… きれい、 」


 彼の手で首に掛けられたネックレスを見詰め、
 流れるような説明を耳に入れれば
 昨日の出来事を思い出し、「噫」と苦く笑う。
 
(29) 2021/12/10(Fri) 16:23:35

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 

 気遣わせちゃったかな、と謝ろうと ―― して。


  「 ひゃん、っ!? 」


 ネックレスに意識を割いていたせいか
 尻尾を掴まれるまで、伸びる手に気付かなかった。>>25
 服越しとはいえ何の遠慮も無く尻尾を揉まれ、
 垂れた兎耳は焦ったようにぱたぱたと揺れる。

 兎族が耳や尻尾を人に触らせようとしないのは、
 快感神経と直に繋がっている急所だからだ。
 魔力に過敏な者でなくとも、
 必要以上に触れられれば発情状態に陥る。

 
(30) 2021/12/10(Fri) 16:23:50

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 

  「 や、 ば、ばかっ
    尻尾触られたら、わかんな、ぃ…… 」


 事故を起こしたくないなら離してくれ、と
 一切手を止めようとしない彼の手に、掌を重ねて。**


 
(31) 2021/12/10(Fri) 16:28:17
魔術師 ラヴァンドラは、メモを貼った。
(a13) 2021/12/10(Fri) 16:29:48

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 
        ―――― 回想/向日葵 ――――



 >>0:431 約束の取り付け方は、ちょっとだけ
 狡いことをした自覚もあったのだけれど。
 ―― 彼女がダメと言えないことも予想したうえで
 甘えてしまったのだから。
 彼女のお店と、個人の用事が無ければという前提があるから
 はっきり時間までは決めなかったけれど。
 

  「 んん …… 物質かぁ。
    死ぬまでには当てたいなぁ 」


 銀と言えば連想出来る物事は数多あれど
 何となく、考え抜いてから答え合わせがしたくて。

 
(35) 2021/12/10(Fri) 18:12:44

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 

  「 うん、勿論!
    一口交換っこしようか。

    東の方のハーブ、って
    珍しいもの貰ったね、リル。
    何て言うんだっけな……アロエ……? 」


 調合も請け負うけれど、東の国のものは貴重だ。>>0:433
 見せて貰ったお土産を見やる瞳は真剣そのもので、
 知識を掘り起こそうとする姿は
 すこしばかり子どもじみて見えたかもしれない。

 泊まりにおいで、という誘いの言葉には
 ぱっと顔を輝かせて肯いたりもして。
 魔術師は友人と、暖かな夜を過ごした。*

 
(36) 2021/12/10(Fri) 18:12:52

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 
            ―――― 現在 ――――



 とんだ大事故だった。
 耳は自分の意思に反して忙しなく動き、尻尾も揺れ
 一度刺激された神経回路がすぐに落ち着く訳もなく。
 >>32 手が離れれば、視線は僅かに彷徨った。


  「 ――――― …  ん、 」


 それでも背中を晒したままなのは、
 警戒心の欠片も無いように映るだろうか。
 ―― 実際は言われた通りにするのが精一杯で
 体勢を整える余裕が無かっただけなのだが。
 
(41) 2021/12/10(Fri) 19:14:16

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 

 深く息を吸って、吐いて。
 揺れるネックレスに魔力を流す作業は恙無く終わったのに、
 ―――― その過程には問題も欠落も
 なにも無かったのだけれど。


  「 ………… 、ある…… 」


 問いかけに返す声は、思ったよりも小さくて。
 魔力の循環がこれ以上乱れてしまわないよう、
 ネックレスを握っていた指先を解いた。

 周囲の音を聴くのには適さない垂れた耳でも
 至近距離での呟きなら、普通よりは拾えるものだ。
 燻る熱に浮かされたように、心臓が早鐘を打つ。

 
(42) 2021/12/10(Fri) 19:14:23

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 

 覗き込んでくる鮮烈な赤い双眸を、
 常よりも潤んだ月光のような瞳で見つめ返す。


    ちいさな声の囁きは、
    きっと消えることなく彼の耳に届くのだろう。*


 
(43) 2021/12/10(Fri) 19:16:20
魔術師 ラヴァンドラは、メモを貼った。
(a17) 2021/12/10(Fri) 19:18:26

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 

  「 ―――― 良いよ。
    優しくしようとか、気遣わなくていいの
    …… ね、メレフ 」


 >>75 囁いた言葉へ返された問いかけに、
 女は少し掠れた声でそう紡いだ。
 これは彼が言うところの 等価交換 ≠ネのだから
 ―― そう扱われる方が、互いの為だろう。

 大事に扱われるのなんて、慣れていない。
 だからこそ、
 己に掛けられた彼の術は都合が良かった。>>76

 
(91) 2021/12/10(Fri) 23:27:14

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 

  「 ん、…… 分かった。 」


 とはいえ女も術そのものへの耐性は、人より強い。
 淫魔の魅了や催眠なんかは流石に初めてだけれど、
 だからこそ効いたと言うべきか。

 彼の約束事には、素直にこくん、と頷いて。
 案内を促されれば彼の手を引き
 自室の方へと足を進める。

 
(92) 2021/12/10(Fri) 23:27:19

【赤】 魔術師 ラヴァンドラ

 

 本や魔術関連の道具で溢れていた部屋とは違い、
 女自身の私室は、最低限の物以外は何も無く。
 ―――― この場所に足を踏み入れたのは
 今はもう独り立ちした人魚以外では、彼が二人目だ。
 やましい目的で、という意味ならば
 初めての来客は彼なのだろうけれど。


  「 ――――― ……  、 」


 指示通りにしたよ、と言いたげなかんばせで
 ゆるやかに彼の方を見上げる。
 
 
(*45) 2021/12/10(Fri) 23:27:25

【赤】 魔術師 ラヴァンドラ

 

 いつもなら外へ流れないよう制御している魔力も、
 僅かにじわりと滲み出ては、部屋の空気に溶けていく。


 彼の言うことにはなるべく従う。
 そんな指示通り、女は上質な獲物の匂いを纏わせながら
 次に言葉が発されるまでの間
 垂れた耳を揺らしていた。*


 
(*46) 2021/12/10(Fri) 23:28:14
魔術師 ラヴァンドラは、メモを貼った。
(a27) 2021/12/10(Fri) 23:33:56

【赤】 魔術師 ラヴァンドラ

 

 自分がそうしたいから予防線を張るのだと彼は言う。
 ​─── 今まで肌を重ねてきた相手はどれも皆、
 好き勝手に暴いてきたというのに。

 けれども彼がそう言うなら、己は黙して受け入れよう。
 付かず離れずの関係を保つだけなら
 …… なにも変えないことを望むのならば
 それが一番なのだと知っているから。


  「 ………… 自分、で? 」


 あくまで自分に委ねるような彼の指示に、
 小さな声で躊躇いを零して。
 はふ、と息を吐いては、指先を動かした。
 
(*67) 2021/12/11(Sat) 1:11:08

【赤】 魔術師 ラヴァンドラ

 

 真白いワンピースの留め具をゆっくりと外し、床へ落とせば
 日焼けとは程遠い雪白の肌と、薄桃の下着が残るだけ。
 ​── 下着も脱ぐように言われるのなら
 流石の女も気恥ずかしさに耳を揺らすのだろうけれど。

 
  「 恥ずかしいから……あんまり見ないで…?
    見てもたのしくない、でしょ…… 」


 見つめられるのは、あまりにも落ち着かない。
 そ、っとメレフの方へと歩み寄っては
 視線を自分の体から逸らすように、頬へ指先を伸ばした。

 こんな肌の重ね方は、知らない。
 だからこそ、どうすればいいのか分からない。

 
(*68) 2021/12/11(Sat) 1:11:22

【赤】 魔術師 ラヴァンドラ

 


  「 ​─── 、 」


 誘いを投げて、全て受け入れたのは自分自身だから
 結局は視線を逸らすことも、何もかも
 彼の指示を待ってしまって、中途半端に終わるのだけど。**


 
(*69) 2021/12/11(Sat) 1:14:23
魔術師 ラヴァンドラは、メモを貼った。
(a33) 2021/12/11(Sat) 1:18:07

【赤】 魔術師 ラヴァンドラ

 

 流石に魔族の友人のようなスタイル、とまではいかない。
 ―― いや、実際に服を取り去った彼女の身体を
 この双眸で見たことはないのだけれども。
 少女らしいとも許容出来、けれど強い少女性もないような
 女性らしさと少女性の間のようなスタイルは
 兎族が娼館や客引きで人気である理由のひとつでもある。


  「 …… いじわるしないで、ばか 」


 問いかけには、小さな声でそう返した。
 わざとやっているなんてことくらい察しはつくものだ。
 ―――― 視線が外れたのを見れば、緩く息を吐く。

 
(*91) 2021/12/11(Sat) 11:12:47

【赤】 魔術師 ラヴァンドラ

 

 彼が何かをしているのは見えていたけれど、
 実際何をしようとしているのか、詮索はしない。
 敢えて予防線を張るくらいなのだから
 手酷いことはしないだろう、と思っていたのもあるし
 ―――― 例えそうなっても傷付きはしないのだし。


  (  …… へんなの。
     兎族なんか、準備も何にもしなくたって
     手っ取り早く抱けるのに  )


 裏街や酒場などでは有名な話を、知らない訳も無いだろう。
 それとも淫魔の食事というのはそういうものなのか。
 …… どの道、口を挟むつもりはない。

 
(*92) 2021/12/11(Sat) 11:13:02

【赤】 魔術師 ラヴァンドラ

 

 部屋の空気に 何か ≠ェ溶けた瞬間だけは、
 耳と尻尾がぴくりと跳ねたのだけれど。
 ―― 何故だか覚えのある魔力の気配がした、ような。
 常ならば辿り着くだろう答えが掻き消えたのは
 掛けられた術のせいだろうか。


  「 ん、―――― 良いよ 」


 彼が用意していることも内容も察せないまま、
 短い許しだけを零す。
 なにをしようとしても、きっと女は受け入れるし
 先程のように羞恥ゆえの制止を投げることもしない。*

 
(*93) 2021/12/11(Sat) 11:13:08
魔術師 ラヴァンドラは、メモを貼った。
(a42) 2021/12/11(Sat) 11:15:19

【赤】 魔術師 ラヴァンドラ

 

 ――――― 身体があつい。
 尻尾は最初の時以外触られてもいないはずなのに、
 息を吸えば吸っただけ熱に浮かされて、瞳に涙が溜まる。
 雪のように白い頬は薔薇色に火照り、
 逃がせない熱が内側で燻っているような、……


  「 ―――― っん、 … 」


 彼の指先が下着の留め具を外し、床へ落とす。
 そんな些細な刺激ひとつさえ辛くて、
 きゅう …、とくちびるを閉ざした。

 
(*132) 2021/12/11(Sat) 15:03:09

【赤】 魔術師 ラヴァンドラ

 

  「 は、ぅ ……〜〜〜ッ 」


 痛いことも酷いこともされていないのに、
 まるで嬲られているようだ。
 指先が肌に触れるだけで甘い痺れが奔るくせに
 彼はそれ以上を与ようとしてこない。

 ―― こんなの、予想もしていなかった。
 早く燻る熱をどうにかしてほしくて、
 ぼやけた思考のまま、机の上の小瓶を持ち上げる。

 
(*133) 2021/12/11(Sat) 15:03:14

【赤】 魔術師 ラヴァンドラ

 

 常ならばそんなもの飲もうとも思わないだろうし、
 薬なんて使わなくても兎族は抱きやすいよ、なんて
 要らぬお世話も言ったのだろうけれど。

  これを飲めば楽にしてくれる =@―― 
 そんな期待と、指示に従うという催眠の両方が
 女の警戒心を砕いてしまった。


 ベッドへ腰掛けて膝を叩く彼を見捉えれば、
 助けを求めるようにふらりと近寄って。
 そのまま彼の膝を跨ぐ形で向かい合い、顔を近づける。

 
(*134) 2021/12/11(Sat) 15:03:18

【赤】 魔術師 ラヴァンドラ

 

  「 言う通りにした、から ……
    はやく、きもちいいこと、しよ?

      ―――― おねがい、メレフ …… 」


 本能も欲も、いつもならきっと理性で抑え込めたけれど。
 彼の狙い通りにすっかり余裕を奪われた女は、
 追い詰められた兎が必死に抵抗するように
 かぷりと彼の首筋をやわく噛んだ。*

 
(*135) 2021/12/11(Sat) 15:03:27
魔術師 ラヴァンドラは、メモを貼った。
(a50) 2021/12/11(Sat) 15:09:43

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 

 幸せになるのはいつだって人間の女の子。
 御伽噺はそれでハッピーエンド、
  みぃんな幸せに暮らしました。 


 同族とは違い垂れた耳に、異質な魔力量
 魔術師として生きようにも
 彼らは基本的には一人でいようとする生き物だ。
 ―― そこに温もりなんて欠片もない。
 勿論全ての魔術師がそうだという訳ではないけれど、
 殆どのケースに当て嵌まる、というだけで。



 
(154) 2021/12/11(Sat) 19:31:34

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

  


 いつだったか友人が送ってきた包みの中>>0:L1
 入っていた手紙と、魔術師ならば一度は求めるような
 桃色の宝石を思い出す。
 ―――― 愛と幸福に満ちた人生を約束する、なんて
 それこそ、泣いている幼子のための御伽噺だ。



     或いは。
     女がそれを信じ切れる程に純真で、無垢で、
     …… 欲深い者でなければ … 。



 
(155) 2021/12/11(Sat) 19:31:57

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 



   
      ×× の 作り方  




 
(156) 2021/12/11(Sat) 19:32:38
 




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ねむい

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おやすみ

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