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人狼物語 三日月国


169 舞姫ゲンチアナの花咲み

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視点:


【雲】 サルコシパラ



     「私の家族を悪く言うのは
      たとえ貴女でも、許さない。」



   それがたとえ彼女自身の自己卑下であっても
   家族
を否定されるのはいい気がせず。
   仮面を外した姿のまま


     「私は貴女を信じています。

      私を悲劇の子供と決めつけ情けを口にする
      ような下劣な人々を知っているからこそ
      貴女のような人が、私は好きなんです。」


   そう、己の胸の内を明かすことになる。


(D42) 西 2022/08/17(Wed) 10:07:23

【雲】 サルコシパラ



   「私には、理解者も、家族もいない。
    この痛みを知る人など
    この街には決して居ないでしょう。

    だから私はこの痛みを知る人を
    その痛みを慈しめるような人を
    ずっと探していたんです。

    私が貴女の傍で力になりたいと願うことに
    これ以上の大きな理由など要らないでしょう?」


(D43) 西 2022/08/17(Wed) 10:08:37

【雲】 サルコシパラ



   サルコシパラは伸びた手に指先を絡めて
   それから小さく笑うとウユニの頭を撫でて。


    「この病気の治療法……

     あなたが知らないのであれば
     私は今からでも探すために全力を尽くします。」


   そう言って立ち上がり
   荷物をまとめようとするのだ。


         残された時間は少ないのだから。



(D44) 西 2022/08/17(Wed) 10:10:10

【独】 ウユニ

/*
治療法を言わないor言うで全私が喧嘩している
なんで手記に最後まで書かなかったんですかaliceさん!!!
どっちがよりウユニさんっぽいかな……。
(-7) alice0327 2022/08/17(Wed) 11:56:52

【雲】 ウユニ



   陰ってしまう貴方の顔も>>D35
   仮面のない今ならよく見えて。

   共感なんて要らない。
   私はただ、味方でいて欲しかった。
   人の身から離れた姿になったとしても
   それを受け入れて欲しいと。

   だから、貴方の誓いは私の願いそのもので。
   ……私がそれ以上を
   望んではいけないことなんてわかりきってる。


 
(D45) alice0327 2022/08/17(Wed) 12:54:57

【雲】 ウユニ



   私の言葉を否定するように
   貴方がきっぱりと告げる言葉には>>D40
   どこか苛立ちが滲んだ気もして。

   家族に裏切られた私からすれば
   そうやって言いきれる貴方に
   微かに羨望も向けそうになるけれど。


 
(D46) alice0327 2022/08/17(Wed) 12:55:31

【雲】 ウユニ


   
    「ごめんなさい…
     
貴方の家族を悪く言うつもり、は…。」



   そこまで言って、家族に自分も入っているなら
   貴方の家族を悪く言ったのと同じだと。
   気づいて、自身の言葉を打ち消すように首を振る。
   続く貴方の言葉には、>>D42
   少し後ろめたいような気持ちになるの。
   
私も以前は貴方が厭うような人だったはずだから。


 
(D47) alice0327 2022/08/17(Wed) 12:56:29

【雲】 ウユニ



    「きっと私も。
     貴方が下劣と思う
     人々の側に立つ人間だったのよ。

     花が知らなかったことを
     教えてくれただけ。

     人より、運がよかっただけの事。」
         
運が悪かった



   貴方に信じてもらえるような人になったのは
   花が見せた現実のおかげ。
   
   満たされた場所から落ちた私は
   満たされた場所にいる人々の考えも
   多少なりともわかるから、
わかってしまうから。

   感じた後ろめたさを隠さず口にして。

 
(D48) alice0327 2022/08/17(Wed) 12:57:46

【雲】 ウユニ



    「こんな私を好いていてくれるのなら
     力になろうとしてくれるのなら
     それ以上に嬉しいことなんてないわ。

     貴方の痛みを、
     全ては理解出来ないかもしれない。
     でも、私は貴方のことをもっと知りたい。
     
貴方の家族で、いたい。」



   絡む指先から伝わる体温が
   貴方の気持ちが、温かくて。
   静かに終わりを見据えていたはずなのに
   
生きたい、
と思ってしまった。

 
(D49) alice0327 2022/08/17(Wed) 12:59:37

【雲】 ウユニ



   この人を悲しませたくない、裏切りたくない。
   そして貴方は私の気持ちを裏切ったりしない。
   手帳の続きを口にするのは、そんな理由。


    「
……感染せば、助かる。

     それが、私が知る全て。」


   でも、それは望まない。
   誰であろうと、この病を感染したいなんて
   思えるわけがなくて。

 
(D50) alice0327 2022/08/17(Wed) 13:00:23

【雲】 ウユニ



   私にとってのW最善Wは恐らく
   静かに、足掻かず過ごすこと。

   治療法がまだあるかもしれない、と
   期待して、それが裏切られて
   絶望を見るよりも。

   胸をふたぎ、貴方と暮らす方が、まだ、なんて。


 
(D51) alice0327 2022/08/17(Wed) 13:00:49

【雲】 ウユニ



   
でもそれは、あくまで私にとって。

   貴方が、見失いかけた希望を探そうとするならば。


    「何処に、いくの?
     治療法を探すのなら、私も連れて行って。」


   独りにしないで、と願うように
   すこし遅れて立ち上がると
   ふらり、と立ち眩みを起こして
   貴方の方へ、よろけてしまった。
   
         
残された時間がないと示すように。*


 
(D52) alice0327 2022/08/17(Wed) 13:01:31

【独】 ウユニ

/*
残された時間が少ない、ってかこうとしてないって書いてるのは死刑ですねこれは………
(-8) alice0327 2022/08/17(Wed) 13:05:30

【雲】 サルコシパラ




     「過去がどうであれ
      今の貴女はそれを知っている。

         それだけで……十分です。」


   過去のウユニはあちら側の人間だった。>>D48
   仮にその通りだとしても、今は違う。
   サルコシパラが受け止めるのは過去だが
   信じるのは過去ではなく現在の姿なのだから。

   その言葉が聞ければ>>D49
   サルコシパラは満足気に微笑むのだ。
   安心した、と。



(D53) 西 2022/08/17(Wed) 23:44:09

【雲】 サルコシパラ



   しかし事態は何も進展してはいない。
   唯一判明している対策法は

   彼女の病気を誰かが引き受けること。>>D50


   それは遠回しな
犠牲
であり
   ウユニが望まない最悪な未来。
   それ故に、本来最善であるはずのこの対策は
   選び難い悪魔の選択にほかならない。


(D54) 西 2022/08/17(Wed) 23:44:36

【雲】 サルコシパラ



   となれば選べる選択肢は
   全て最善とも最悪とも遠い
   ズレた折衷案しか残されておらず。


     「もちろんです。
      貴女を独りになんてしません。」


   まるで迫る現実から逃避するかのように
   立ちくらみに揺れる彼女を支えて。
   サルコシパラは外へと出るのだった。


(D55) 西 2022/08/17(Wed) 23:45:12

【雲】 サルコシパラ



   心の奥底では理解していた。
   この先に望む未来などないことなんて。

   もしその時になれば自分は選択を迫られる。
   愛する人を死なせて悲哀に突き落とすか。
   愛する人を救いあげて、悲哀に晒すか。


   その事を全て承知の上で
   サルコシパラはこの未来を選んだのだ。



(D56) 西 2022/08/17(Wed) 23:45:41

【秘】 サルコシパラ → ウユニ




     (ウユニさん。


         たとえ貴女が望まなくても
         僕は……貴女を…………。)



(-9) 西 2022/08/17(Wed) 23:46:39

【秘】 サルコシパラ → ウユニ



      鳴かぬ蛍が身を焦がし
      男は静かに、覚悟を決める。**



(-10) 西 2022/08/17(Wed) 23:48:02

【雲】 サルコシパラ



   とはいえ行先をこの街にしてしまえば
   花がわかりやすく目立ってしまうウユニが
   忌避の目に晒されることは容易に想像がつく。

   サルコシパラは仮面をつけ直し
   少し迷った素振りを見せたあと。


    「そうだ。
     この帽子、よければ使ってください。」


   そう言って自分が愛用していた帽子を差し出す。
   少しでもその姿が周りに晒されないためには
   必要なことだったから。


(D57) 西 2022/08/17(Wed) 23:50:01

【雲】 サルコシパラ



   それから
   サルコシパラはウユニから視線を逸らすように
   蒼空を見上げると。


    「実は……隣町で行きたい所があるんです。」


   いつもは彼女に伺いを立てる配慮をするのに
   今は何も言わずに彼女の手を引く。
   有無を言わさずに、彼女を連れていくために。


(D58) 西 2022/08/17(Wed) 23:50:48

【雲】 サルコシパラ



   そうして歩いて数十の刻
   辿り着いた先にあったのは
   店先に色々な花が飾られている

   しかし花屋ではない、古ぼけた店だっただろう。*


(D59) 西 2022/08/17(Wed) 23:51:18

【独】 ウユニ

/*
嫌な予感合ってたじゃん!!!!!(大声
サルコシパラ君の思考やっぱそうじゃん……
(-11) alice0327 2022/08/17(Wed) 23:59:35