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【人】 配信者 秋月壮真[ゆっくりと近づいて声をかける。] かの ……、 ハツナ、さんですよねいらしてたんですね 来てくれて嬉しいです、ソウマです [名乗り、胸に手を当てて会釈した。 緊張しているがそういうのが表れにくい顔でよかった。] (44) 2024/05/21(Tue) 13:34:36 |
【人】 配信者 秋月壮真[近くで見ると一層愛らしい。] もしかしてお洒落してきてくれたんですか? ……素敵です、良く似合ってます [瞳の色とコーディネートが合っていて綺麗だ。 桃の妖精さんみたいだ、というのは心にしまって。 口元にほんの少し微笑みを浮かべた。*] (45) 2024/05/21(Tue) 13:34:43 |
【念】 学生 初波華音[カノンの演奏で始まった記念の生配信。 いつもの音色とは少し違って聴こえた ショパンのピアノ協奏曲第2番第2楽章。 SNSのアカウント名、『@Johann_Christoph_S』。 最初に見たときにはバッハかな、なんて思ったけれど よく考えればパッヘルベルもヨハン・クリストフだ。 もしも、ソウマくんがカノンを鍵として ハツナに連絡を取ろうとしてくれたのなら── 待ち合わせ場所に、本当に ソウマくんが現れてくれたなら…… どうして突然声を掛けてもらえたのかは 会って話してみないと、まだわからないけれど。 ……少しくらいは 自惚れちゃっても良いのかな。] (!2) 2024/05/21(Tue) 16:12:45 |
【人】 学生 初波華音さ、流石にまだ 来てない、わよね……? [行き交う人々をちらと一瞥してから 手鏡でさっとメイクをチェックする。 うん、大丈夫。微塵も崩れてない。 その様子を物陰から密かに 連写されていたことなど露知らず、 誰かがゆっくりと近づいてきた気配で 初めて顔を上げ──] (46) 2024/05/21(Tue) 16:26:32 |
【人】 学生 初波華音[見上げるほどの長身の男性。] …………!!! [艶やかに磨き上げられた革靴に 塵ひとつ知らない黒のジャケットとパンツ。] 〜〜っ、そ…………っっ、 [気品に色香までも感じさせる薄紫のシャツ。 見慣れた長い前髪をバックにセットした、] 〜〜〜〜〜ッッッ!!!!!! [正真正銘本物の暁ソウマくんがそこにいた。] (48) 2024/05/21(Tue) 16:26:58 |
【念】 学生 初波華音[うわーーーーーーーーーーーーーーーっっっ 本物だ本物だ本物のソウマくんだ!!!!! えっえっちょっと待って ま!!?!!!ま やばいやばいやばい麗しすぎるんですけど てかなになになにその恰好聞いてない!!! 生ソウマくんのカッコよさえっっぐ……!! 現実??? ホログラムじゃなくて???? なんかいいにおいする気もする〜〜〜!!! きゃーーー映画でしか見たことないような 優雅な会釈をごく自然に!!? 実はどこかの国の王子様なのでは!!?!? わーーん今まで見てきたどの写真より動画より 一億倍カッコイイよーーーーーー!!!!! 好き!!!!!!!!!] (!3) 2024/05/21(Tue) 16:27:48 |
【人】 学生 初波華音[感激のあまり無意識に その場で泣き出してしまいそうになりながら 辛うじて言葉を紡いだけれど、 声は上擦ってしまったかもしれない。] あっあわっ すすすすみません 待ち合わせの時間にはまだ早……! お、お初にお目にかかります ハツナと申します 此度はお招きいただき恐悦至極に存じますっっ あぅ、うぇえっと 私も お会いできて大変光栄、です……!! [配信で毎日聞いている大好きな声が、 マイク越しではなく肉声で名前を呼んでくれる。 おずおずと顔を見上げれば、控えめながら こちらへ向けて微笑みを浮かべてくれている。] ……ほあ………… [もはや自分でも何を話しているのかよくわからない。 てか聴き違えじゃなければ今私褒められた??] (49) 2024/05/21(Tue) 16:29:05 |
【人】 学生 初波華音あ、ぅ、あっああ ありがとうございます……っ! ソウマくんもそのあのっ わぁあ 好っ── ……ごくステキです 似合われていてカッコイイ、です [あっっっっぶな既に不審者なのに 初対面でいきなり告るところだった! 普段のパーカー姿だって それはそれは良きものなのだけれど 今夜のソウマくんはあまりにも 格好良すぎて目が灼ける。 画面越しで見たとしても呼吸が止まったはずだ。 ましてや現に今目の前に居るものだから、 この口と脳みそは暫くは使い物にならない。] (50) 2024/05/21(Tue) 16:30:32 |
【人】 学生 初波華音…………ひぇ こ、この辺りにはよく来られるんですか……? [彼の周辺にだけキラキラのエフェクトが見える。 そこだけ空気がやたらと発光している。 緊張のあまりぎこちない笑みを浮かべてみせるものの きっと耳まで真っ赤に染めてしまっていた。*] (51) 2024/05/21(Tue) 16:31:28 |
【人】 配信者 秋月壮真[並んで歩くと小さい。かわいい。 肩幅なんて狭くてすっぽり隠せてしまいそうだ。] この辺りですか? 今から行く店にならセンセイ…… 母が好きで何度か 家が近いんです [矢張り周りに人はいたけれど、全然気にならない。 自分の世界で彼女だけがきらきらと輝くから 他はどうでも良くなってしまった。 前を向いて歩きながら不自然でない程度に顔を見る。 柔らかそうな耳は果実のように色付いていて 食べたら美味しいに違いない。] (53) 2024/05/21(Tue) 18:23:10 |
【人】 配信者 秋月壮真どうぞ [店に着けば当然のように扉を開けて 彼女を先に入れる。レディファースト。 デートをするのが実際には生まれて初めてでも。] (54) 2024/05/21(Tue) 18:23:26 |
【人】 配信者 秋月壮真[広い個室、テーブル越しに向かい合って座る。 真っ白なテーブルクロスにメニューはない。] 食事内容は勝手ながら予約済みです お口に合うといいんですが…… それとドリンクも ハツナさんと一緒に飲みたくて 私が好きなものを持ち込みました [駅に向かう前に一度立ち寄って預けていたそれは 配膳スタッフがボトルのまま持ってきて 互いの目の前のワイングラスに注いでくれる。 良く冷えた白桃100%のジュース。] (55) 2024/05/21(Tue) 18:24:43 |
【人】 配信者 秋月壮真乾杯しましょう ええと……、ハツナさんとの出逢いに [照れたように一瞬目が泳いだあと しっかりと桃色の瞳を見つめ直して、 グラスはぶつけず少し高く掲げるだけの乾杯を。 そのまま引き寄せてジュースを一口飲んだ。*] (56) 2024/05/21(Tue) 18:24:59 |
【人】 学生 初波華音は、はひっ……! [『ありがとう』のたった一言でも 生で面と向かって聞くと威力は莫大だ。 褒め言葉をクールに受け流すその姿勢も 今の私にはひたすらに輝いて見える。 少々強引だったかと思ったけれど、 フライング告白も何とか誤魔化せたらしい。 促されるままに、お隣へとお邪魔して お店へと向かう道を歩き出す。 しっかりと舗装された道のはずなのに 足元はなんだかずっとふわふわしていた。 彼の背の高さ。肩幅の広さ。歩幅の違い。 否が応でも意識してしまう。] (57) 2024/05/21(Tue) 21:11:38 |
【人】 学生 初波華音[私の手ではどうにも届ききらなさそうな鍵盤にも ソウマくんの長い指は難なく届く。それは、 動画を観て知っているつもりでいたけれど 実際見ると彼の手は、思っていた以上に大きい。] そうなんですね、お母様が…… センセイ……もしかしてピアノのですか? ……! じ、実は私もこの近くに住んでいて……! あっ最寄りは面箕じゃないんですけどっ お話をいただいた時、 意外と近くてびっくりしたんですよ [何を話そうか、何を尋ねようか。 色々と考えていたはずの話題たちは 本人を目の前に全て吹き飛んだ。] (58) 2024/05/21(Tue) 21:12:05 |
【人】 学生 初波華音[思いきって隣を見上げてみれば、 こちらを見る目と思いきり視線がぶつかる。 照れ笑いで誤魔化しながら悲鳴を殺して目を逸らす。 お店までの短い道中に、他愛ない会話をしながら 何回それを繰り返したかわからない。 はっきり言ってものすごく心臓に悪い時間だった。 何を話したのかもほとんど覚えていない。 にもかかわらず、 ただ並んで歩けるだけで本当に幸せで この時間が永遠に続けば良いのに、なんて思った。] (59) 2024/05/21(Tue) 21:12:17 |
【人】 学生 初波華音[そうして辿り着いたお店は、 普段の私の生活では まず絶対に関わることのない高級料理店。] ……ヒエッッ………… [『一見さんはお断りです』と物語っている扉。 その扉を当然のように開いて 私を先に通そうとしてくれる彼。 こういうお店にも来慣れてるのかなあ!!?!? どこまで紳士なのソウマくん!!!] おじゃましま、す ……わ…………! [方や外食で個室を利用する機会なんて これまでの人生で数える程しかなかった私。 テーブルマナーとか大丈夫かしら。不安だ。] (60) 2024/05/21(Tue) 21:12:59 |
【人】 学生 初波華音あっありがとうございますっっ 何から何までお世話になってしまって ソウマくんとお食事させていただけるなんて それだけでもう、夢みたいで…… 私、何てお礼を言えば良いか [口に合うも合わないも関係ない。 ソウマくんと同じものを食べられるというだけで 幸せを感じられる自信が私にはあった。] ……ひえ………… これは……桃のジュース、ですか? [ワイングラスに注がれゆくとろりとした液体を見つめて それから、グラス越しにそうっと ソウマくんの方を見る。] 配信を観ていてそうかなって思ったんですけど やっぱり桃がお好きなんですね、ソウマくん (61) 2024/05/21(Tue) 21:13:33 |
【人】 学生 初波華音──本当に嬉しいです 改めまして、今日はありがとうございます ソウマくんとの出逢いに かんぱい、 [彼に倣ってグラスを高く掲げ] ……えへへ いただきますね! (62) 2024/05/21(Tue) 21:14:15 |
【念】 学生 初波華音[……なんだか後味に少し 妙な苦みを感じた気もしたけれど、 気のせいだろうと思うことにした。 ソウマくんが好きだと言うジュースが 美味しくないはずが、ないもの。] (!5) 2024/05/21(Tue) 21:14:47 |
【人】 学生 初波華音──ふう こんなに美味しい白桃ジュース 飲んだの、初めてです [そう。ソウマくんが私と一緒に飲むために わざわざ用意してくれたジュースだもの。 美味しくないはずがない。 飲むのがもったいないな…… と思ったのも最初だけ。] 桃の他にも 何か、お好きなものはありますか? [緊張しているからか、やたらと喉が渇く。 ひとたび口を付ければ、 心地良い甘さと冷たさが相まって ものの数口で飲み干してしまった。*] (63) 2024/05/21(Tue) 21:15:02 |
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