【赤】 令嬢 シェリー[ 幼き頃に婚姻の約束をするなど、まあありふれた 可愛らしい話だと思います。シェラードも そんな幼少期を過ごした一人でありました。 幼なじみのシャロン。彼女は確かにシェラードに とっての"特別"でした。 シェラードには友人がおりません。 ヴィリアーズの家に相応しくないと全て 切り捨てられましたから。 大抵の人間はお母様を頭がおかしいと、 関わりたくないと距離を置きましたから。 シェラードに罪がなくとも、 それは変わりませんでした。 そして、シェリーが生まれました。 ] (*4) 2021/04/09(Fri) 0:54:04 |
【赤】 令嬢 シェリー[ シャロンは良き家柄の令嬢でした。 連れられたシェリーを見て一言、「かわいい」と。 お母様のお眼鏡にかなったこともあり、 シャロンはただ一人、傍におりました。 シェリーは、シャロンに会う時は姿を表さなく なりました。 傷つける存在の前にしか、シェリーは必要とされませんから。 シェラードは、 長らくシャロンと共に過ごしました。 純粋で、透き通った心。 それは閉ざした心の鍵を、少し開けるほど。 そしてシェラードはある時口にしたのです。 ] (*5) 2021/04/09(Fri) 0:54:51 |
【赤】 令嬢 シェリー[ 恐ろしかったのです。 この見目だからこそ、シャロンは いてくれるのではないかと。 シェラードはごくりと息を呑みました。 汗がつぅ、と滑り落ちるのさえ何時間も 経つような気がします。 ] (*7) 2021/04/09(Fri) 0:55:47 |
【赤】 令嬢 シェリー[ きょとん、とした顔をして、次 にぱ、とわらって。 シャロンはそう言いました。 それは太陽のように眩しく。 緊張したのが馬鹿みたいだと、小さく笑って こう言うのです。 ] (*9) 2021/04/09(Fri) 0:56:39 |
【赤】 令嬢 シェリー[ 人生の転機というのは 唐突に訪れるものだと思います。 いつものように身支度を整え、朝食を取りに ダイニングへ向かいました。 一礼して席に着くとお母様が口を開きます。 ] 「 シェラード。貴方には婿に行ってもらいます。 」 [ それはもう、驚きますとも。 思わずぽかんと口を開けてしまったほど ですから。 シェラードは心踊りました。ようやくこの家から 逃げられるのだと。 その次に続く言葉を聞くまでは、でしたが。 ] (*11) 2021/04/09(Fri) 14:10:25 |
【赤】 令嬢 シェリー「 ひとつ隣の国にお前を貰ってくれる家がある そうでね。代わりに娘を長男に嫁がせてくれる っていうから、もうお前は要らないわ。 行ってくれるね? 」 [ 全く、本当に。 ふつふつと湧き上がるのは笑いか、呆れか。 勢いよく手をついて立ち上がると食器ががちゃり と鳴りました。 嫌だ、嫌だ、嫌だ。 幼き頃の約束が胸を締め付ける。 シャロン。 たすけて。シェリー 目を瞑ると、ぼんやりと、自分の姿が 映りました。 そしてぽつり、と口を開くのです。 ] (*12) 2021/04/09(Fri) 14:11:09 |
【赤】 令嬢 シェリー「 いいよ、今まで通り、たすけてよ 」 [ 縋るように、そう言いました。 目の前の自分は、その言葉を聞くとニヤリと口角をあげて。 ] (*14) 2021/04/09(Fri) 14:12:39 |
【人】 ミシェル・エヴァンズ (12) 2021/04/09(Fri) 22:11:45 |
【人】 ミシェル・エヴァンズあぁ、そうなんだね。めでたことじゃないか [そして彼女からオーブリーの彼の記念日が近いということを聞けば、素直におめでたい気持ちになる。 >>7 大事な幼なじみをこうも幸せにしている存在だ、個人としてはあったことは無いけれどきっといい人なのだろう。] オーブリーは何と何で悩んでいるとかないのかな?無ければマグカップとか贈るのはどう?普段使いにもいいだろうし、ペアで買えるのもあるから記念としてもいいんじゃないかな? 兄さんのも勿論、いいと思う。 [>>10 兄の意見も気にしつつ、自分の意見も述べる。 選ぶの彼女だが、自分が結構陶器が好きなものでついつい勧めてしまった。] (13) 2021/04/09(Fri) 22:19:27 |
【人】 ミシェル・エヴァンズそうだ、今度君の彼を1目見たいんだ。なんだかんだで会ってなかったし兄さんも気になるだろう? もちろん、2人だけの時間が1番大事だからそこを十分確保してからね [カップを軽く仰いでから、ただ純粋な好奇心でオーブリーに尋ねた。 一体どんな人なのだろうか…]** (14) 2021/04/09(Fri) 22:22:45 |
【人】 古井戸 日向[完全に親の趣味の所為だが 自分の性別を誤認していた時期がある。 スカートを履き、髪を伸ばし、 今のように裏声を使わずとも高い声をした自分は 他人から見ても女の子だった。] (15) 2021/04/10(Sat) 1:31:06 |
【人】 古井戸 日向 きょーはヒナのウチであそぼっ [近所に仲の良い友達がいて、良く遊んでいた。 それが誰だったか思い出せないのだけれど 相手の方が覚えてくれていたとしても いまの自分を見て気づくわけがないのだろう。] (16) 2021/04/10(Sat) 1:31:11 |
【人】 古井戸 日向 ほら、マフラーしっかり巻いて? また風邪引かないようにねっ [子供なら理由もなく熱を出すものだ。 自分も子供で解ってるくせにそんな風に揶揄ったのは、 体調を崩して数日会えなかったのが寂しかったから。 強めに巻いたのは、毎日、会いたかったから。] (17) 2021/04/10(Sat) 1:31:17 |
【人】 オーブリー・フィリップスまぁ ヴィンセントが用意してくれたのね! それに覚えてくれていただなんて、 嬉しいわ! [ぱあっと表情を明るくさせて、私は嬉しくて笑ったわ。 大好きな紅茶に大好きな人たち。 この空間が幸せすぎて、甘い香りに溶けてしまいそう。 そうしてまた紅茶を飲もうとして、 私は素敵な事に気づいたの。] (19) 2021/04/10(Sat) 9:17:27 |
【人】 オーブリー・フィリップス あ! ヴィンセント、今笑ったわね [大人になってからクールな表情ばかり見せていた彼の はにかむ表情は珍しくて>>9 なんだかこちらまで嬉しくなってしまうの。 茶化すつもりはないけれど、 つい声が弾んでしまって私は身を乗り出すの。] ふふっ 素敵な顔を見れたわ [ヴィンセントの顔をまじまじと見てから、 またソファーに座り直すわ。 彼はどんどんハンサムになっていくから ずっと見ているとなんだか照れてしまうの。] (20) 2021/04/10(Sat) 9:17:58 |
【人】 オーブリー・フィリップス[愛しの彼のことを考えながら、ひとつ溜息。 彼に喜んでもらうために一生懸命考えているのだから それが報われるような結果になるといいわ。 だから返ってきた返事は>>10 >>13どれも素敵で、 余計に迷ってしまうの。] どうしましょう ヴィンセントの案もミシェルの案も どちらも取りたいわ。 でも全部あげるわけにはいかないし…… [むぅ、と悩みながらしばらくして。 私は実際に見てみようと思ったの。 お店を見て回ったら、何か素敵なものに 巡り会える気がするじゃない?] (21) 2021/04/10(Sat) 9:18:19 |
【人】 オーブリー・フィリップス[ミシェルの提案>>14には、その発想は無かったと 私は頷くの。] いいわね! 今度彼を呼んで、みんなでお茶会しましょう [ミシェルが私の愛しの彼に興味を持ってくれた事が 嬉しくて、私は笑顔で頷いたわ。 ミシェルにヴィンセントに彼に、 揃ったらとても楽しそうだわ! その時に飲む紅茶とか、みんなで食べるお菓子とか それも考えなきゃいけないわね。 楽しみをもう一つ増やして、私は待ちきれない気持ちを 抑えるように、紅茶をまた一口飲んだわ。]* (22) 2021/04/10(Sat) 9:18:41 |
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新