>>G37 ハマル

「ふふ、ありがとうございますっ。不調な訳じゃないんです」

右へ左へ。視線がゆらゆら。

「ただちょっと私『』って体質になっただけでして。
あ。でもでも！ゆっくり練習したりレシピ本を読み直したりすればある程度カバーは出来るんですよ！今はギルドの代表さんたちが集まる大事な時期だからこうして無理矢理思い出そうとしているだけで。それにパイを忘れちゃっても……ふふ、実家のパイ屋のお父さんに聞けば問題ないですし。ふふふっ」

最後のくだりを特別嬉しそうに話した後。貴方の申し出に目を見開く。

「はぇ……い、いいんですか？何度も何度もずっと同じもの食べ続けるんですよ？ハマルさん楽しくないかもしれないし、他の物が食べたいと思った時にお腹が苦しくて入らないかも。む、無理は禁物です！料理は楽しく食べないと！そうでしょう？」

>>G39 ハマル

「いいえ。治りません。治せても、治しません」

穏やかで、けれど強い意志を秘めた言葉。

「この体質は『対価』。私にとってはでありなんです。」

例えるならそれはとろりと溶けたチョコレート。甘ったるい笑顔を浮かべ、女は微笑った。

「そうですね！勿論私だってパイも忘れたくありません。こればっかりは祈るしかないのですが……頑張って祈ります！私頑張るのは得意分野なので！」

【→】

>>G39 >>G41 ハマル

「

」

ぎゃああん！と泣きながら勢いよく貴方をぎゅー。しにかかる。避けてもいいし避けなくてもいい。考えなしの行動なので容易に避けられるはずだ。

「ええ、はい！ハマルさんのモットーはふふふっ、そこまで言ってもらえるなら私も遠慮しませんよ〜！

オムレツ作りがひと段落したら、一緒に食べましょう！オムレツだってソースやトッピングを変えたらいくらでも楽しめます！たまごだって一緒に他のものとして作ってもいいですし、ハマルさんが走るなら私も一緒に走りましょう！大丈夫っ、私そこそこ体力ありますから！」

ありがとうございます、と女は笑う。例えるならそれは牧場に降り注ぐお日様のよう。曇りはどこかへ吹き飛んでしまった。

>>G44 ハマル

「褒めます！褒めますともおおおおお」

わしゃわしゃのもっふもふに貴方を撫でた。

「たまごパーティ、楽しそうですね！ええ、ええ。きっと二人なら楽しいです！
料理の腕は相手の『舌』を満足させる為に必要ですが、相手の『心』を満足させるには『環境・時・その人の今の気持ち』が大切になってきます！このゲイザー、ハマルさんのおかげでそれらが満たされますから！きっと心も大満足なたまごパーティになりますよっ」

真似するように料理人も自分の指で口の端を押し上げた。にこっ！歪だけど、どこまでも澄んだような笑顔がそこにはあった。

「クリームソース！いいですね、濃い味ながらもまろやかになります！お任せください、焼きたてバゲットとちょこっと用意して一緒に食べましょう〜！」

オムレツ思い出し特訓は一時間ほどでどうにか落ち着くだろう。それから、貴方との期待とワクワクでいっぱいのたまごパーティが始まる筈だ。

>>G49 >>G51 >>G52　調査組



料理人の女がばたばたやって来た。いつもの姿に加え大きめのリュックを背負い腰にはベルトを巻き付けている。

「私は300G分のゆべし^sweetと、色んな具材を挟んだサンドイッチにモロヘイヤスープ、あときんきんに冷えたホットケーキとかバナナパイをお持ちしましたよ〜！
……あ、そうだ。よいしょ……っと」

料理人は何か思い出したようにおもむろに自分のスカートを両手で軽くつまみ上げ、くんと膝を曲げる。からんからんと金属音を響かせて、スカートの中から姿を見せるは二振りの短剣。
ブーツのつま先でこんと蹴り上げて掴むと、慣れた様子で剣を腰のベルトに納めた。

「このゲイザー、万が一に備え今は料理人としてだけでなく久しぶりに剣士として皆さんをお守りします！とはいえ本職の方には遠く及びませんが！」

【→】

>>G49 >>G51 >>G52 >>G55　調査組

「それにしても……」

集まった面々を見渡す。

「


フフ……なんだか何もかもうまく行く気がします……」


ということで、料理人が仲間になりました。

>>G63 >>G64 >>G65 ルブサゲPT

「三人とも凄いですね……。私剣の扱いは少し慣れてるとはいえ、本格的に振るっていたのは数年前ですし。魔法の素養もありませんから、とにかく前進！当たって砕け！って感じです」

興味津々と言った様子で三人の話を聞いている。

「」

このパーティ、大丈夫……？