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人狼物語 三日月国


167 【R18G】海辺のフチラータ【身内】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:

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【神】 銀の弾丸 リカルド

【ノッテアジト】

「スナイパーライフル……か」

資料の内容を読み、板についた眉間のシワがより深く刻まれ、大きく息を吐いた。
奇しくも自分が得意とする武器。
つまりは狙撃を受けたということだ。
揉めた様子も無いということであれば、かなり遠くから犯人は狙ったということになるだろうか。

角度や貫通の度合いから、射撃位置はおおよそ割り出せるだろうが―――――。

「全く、具合が悪いことこの上ないな」

得意であるからこそわかる事もある。
一度そこには行ってみなければならないなと、心に決めた。
(G0) eve_1224 2022/08/12(Fri) 1:42:21

【秘】 銀の弾丸 リカルド → 風任せ マウロ

「赤ん坊がこんなにでかいものか」

3人の内一番でかくなりやがって、と恨めしい目を送った。
一番とはいっても3人共団子のようなもので、その差は1cmずつではあるのだが。

「少なくとも組織ファミリーを名乗ってる事には変わりない。
 邪魔者を消すにも…………向こうに足掻く手段を与えてやる必要はないだろう」

特にボスを嫌っていたような古参の幹部共はずる賢い。
その気になれば本人が戦わずともこちらを潰しに来るような連中なのだから。

そんな者共に、幼馴染の命をくれてやる気は毛頭ない。

「まぁ……、分かってるなら良いがな。
 全く、それだけ調子が出たようなら大丈夫そうだな、安心した」

俺がそのようなことするはずがないと返す目は、満足そうに微笑っているだろう。
(-21) eve_1224 2022/08/12(Fri) 1:53:06

【秘】 銀の弾丸 リカルド → 冷たい炸薬 ストレガ

あなたの作業場に訪れた一人の男。
手には大きな長いケース。
相変わらず質の良いスーツを身に纏っているが、今日はそれも問題ないだろう。

「約束通り依頼に来た。
 スナイパーライフルを1丁。直ぐには必要にはならんと思うが、できる限り早いほうが助かる」

こればかりは部下に任せるわけにはいかない。
自分の愛用武器を他人に触れさせるのは、このメンテナンスの時くらいのものだろう。
(-33) eve_1224 2022/08/12(Fri) 16:49:13

【秘】 銀の弾丸 リカルド → 狡兎 ツィオ

それはノッテ系列のバーだったか。
あなたがカウンターで酒を楽しんでいるところにでも男は現れただろう。

「フン、また飲んでるのかお前は」

視察を諦めてきたのか、他の用事をすませてきたのか。
隣座るぞ、と声をかけすわる姿はやっぱり身なりの良いスーツのまま、首周りも少し乱したままだ。

「お前に言われた通り屋台でワインを買ったが、ストレガに呆れられたぞ」

おい、どうしてくれると言う目は冗談でもなんでもなくクソ真面目であった。
(-38) eve_1224 2022/08/12(Fri) 17:23:55

【秘】 情報屋 ロッシ → 銀の弾丸 リカルド

/*
御機嫌よう、運営です!
ヴェネリオ様より魂信の印が付いたことのご報告をいただきました。特に何があるというわけでなく、運営は確認していますよ〜というだけのお知らせです。
そんなところで、それではよき闘窓を見れしものライフを〜〜Ciao!
(-39) 66111 2022/08/12(Fri) 17:26:52

【秘】 銀の弾丸 リカルド → 情報屋 ロッシ

/*
はい! 1日目の時点で宣言を頂いてちゃんとついておりました。魂窓も見れていますよ。
陣営は変わらず村人のままでしっかり正常に作動しているようです。ワクワクしてきた。
(-40) eve_1224 2022/08/12(Fri) 17:37:58

【人】 銀の弾丸 リカルド

【バー:アマラント】

奇怪なものを見る目にも慣れてきた頃。
情報収集ならバーに入るのも最適かと、適当な店に入ってみた。
あまり飲みになどいかないから、そこが何処の傘下の店などよく調べてもいない。
流石にノッテの傘下であるならば頭に入れてるから、そうではないということしかわからないが。

「アマラント? ……あぁ、ここが」

この島では有名な店だったなと納得すれば、適当にカウンター席に座った。
最初は飲むつもりはなかったが、バーに来て何も飲まないのもまた悪目立ちをするだろう。メニューを確認しホットモーツァルトミルクsakeを頼むと、怪しくならない程度に店内の様子をじっくりと観察を始めた。
(6) eve_1224 2022/08/12(Fri) 18:28:02

【秘】 狡兎 ツィオ → 銀の弾丸 リカルド

「酒が飲まれたいってうるさくてさ。女性と同じだよ。
 求められたら断れない、小心者なんだ」

カラ、と手の中の酒精を回しながら、
珍しい場所で珍しい顔と会うもんだと笑う。

同じものを、とマスターに勝手に注文し、
丸椅子の席を回して示し。

「――へえ、ストレガさんに。そりゃ羨ましい。
 これは、随分とまたハードな方から行ったもんだ。
 いいんじゃないか? 呆れもされないよりはかなりマシだ。
 俺の判定じゃ脈ありだね、その反応は。
 彼女、いいだろ。人が好くて。敏くてさ。
 割と、死んでほしくないなって思う珍しい相手だよ」

多少酒が進んでいるのか赤い頬で言う。
(-42) reji2323 2022/08/12(Fri) 18:42:17

【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 銀の弾丸 リカルド

アジト内の作業場で、今日も何やら機械を弄っている。
同ファミリーの者が2番目に多く見るストレガの姿だろう。
1番多いのは街中のあちこちで神出鬼没にうろつく姿だ。

そちらを見る事もなく片手を挙げて、1本立った指は
『ちょっと待て』のハンドサイン。
キーボードを叩いて、細かな電子取引をしていたのだろう。
それから椅子を回して振り返る。

「いつだってお客様は待ってくれないもんだ。
 朝から晩までいつでも呼び出しってのは泣けるね」

その分、他の時間的自由も確約されているのだが。
ケースを受け取ると、早速机の上に乗せて開封。
じっとりと眺めてひとつ頷いた。

「丁寧に扱ってるようで結構。
 歪みを直して軽い調整だね、2時間もあれば終わる。
 改造だのパーツ換装のご要望があるならするけど?」

『報告資料』に関して何か言う事もない。
昔から手になじんでいる古い銃を使っている、
とかでもない限り、最新銃のパーツなら余っているはずだ。
古い銃にしたってやりようはあるだろう。
流石にマスケットのような骨董品だと話は変わってくるが。
(-43) shell_memoria 2022/08/12(Fri) 19:01:57

【秘】 銀の弾丸 リカルド → 狡兎 ツィオ

「都合のいいことを言うな。酒が喋るわけ無いだろう」

ジト目で貴方を睨み、それから回された椅子を止め腰掛けると、目の前に早々に酒が提供された。
メニューを眺めるのも面倒くさかったから丁度いい。
そのグラスに手をかけ、一緒に提供されたつまみのチーズをひとつ口に放り込んだ。

「仕事の休憩だと言っていたな。
 ストレガにはいつも銃のメンテナンスを依頼しているからな……、知らない仲というわけでもない。
 脈も何もないと思うがね」

ツィオは直ぐそういう話に持っていくから慣れてはいるが、そういう物にとんと疎い男は、煽るように酒を数口飲んで深く息を吐いた。
(-47) eve_1224 2022/08/12(Fri) 19:59:52

【人】 銀の弾丸 リカルド

>>8>>a2>>a3 コルヴォ

「おい、何故目をそらした」

こちらは店内観察をしていた。
故に当然気づいている。

ものすごくジト目で貴方を見た。

あまり良く考えずに酒を頼んだが、これはこの男には少し甘すぎるものだったらしい……。
(15) eve_1224 2022/08/12(Fri) 20:40:22

【秘】 銀の弾丸 リカルド → 冷たい炸薬 ストレガ

ハンドサインを見れば頷き、ケースを丁寧に開いている作業台に置いて取引してる様子を眺めて待つ。
生憎街中をうろつく姿をこの男が見るのは稀だが、アジトでこうして作業したりしている姿はよく見ていることだろう。

「それだけ君の腕が良いということだろう。
 俺も今のところ、こいつを預ける先はここしか無いと思っているからな」

同僚のツィオとは違って、歯の浮いたセリフのようなものはとんと出てくることはないが、思ったことは正直に口を出す男だ。
謙遜なく褒めていると受け取っても問題ない。

「ふむ。思っていたより早くて助かる。
 改造までは必要ないがそうだな……、スプリングを少し強くしてみたいんだが、調整可能か?」

密輸をしていると海外との取引が多い分、最新の物に触れることが多い。
使い慣れたこの1丁と、最新の使い比べをし、これを少しずつ調整を重ねるといい味が出る。
今日もほんの少し最新の物に近づけるよう、従来よりも数値を10ほど上げてみたいと貴方に伝えた。

報告資料に関して、今日は古参の上役からいろんなことを問われた。
何も聞かずいつも通り対応してくれるのは、少しばかりほっとするところだ。
(-57) eve_1224 2022/08/12(Fri) 21:38:55

【人】 銀の弾丸 リカルド

【バー:アマラント】>>17 コルヴォ
「…………。
 そんなに俺はこの場にそぐわないか」

聞けばこの男。
街に出ればツィオに笑われ、言われた通りワインを買ってみればストレガに押し返され呆れられていたらしい。
確かに賑わう祭に似合うような男ではないことは自覚しているが、バーに入るのも違和感しかないのであれば、いよいよもって諜報活動では役立たずということになろう。

どんな仕事も頼まれればこなせるようにしておきたいのだが、と眉をハの字に下げている。
その様からは、至極真面目にこの店に溶け込もとうとしていたつもりだったらしい事が伺えるはずだ。

「あ。あぁ……これは適当に頼んでみたんだが……少し俺には甘すぎたな。
 あまり強いのも判断力が鈍るから、弱めのもので頼んだんだが……」

飲んだくれの上司か、はたまたいつも甘いセリフばかり吐いている同僚か。
どちらにせよ、そんなわけあるかと首を横に振った。
(19) eve_1224 2022/08/12(Fri) 21:52:41

【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 銀の弾丸 リカルド

「そりゃどうも。どっかの誰かに
 天使だなんだと言われるよりずっと耳に良いね」

正しく歯の浮く台詞を吐かれたのだろう、
寒気がするというように身を震わせるふりをした。

「スプリングね。前の余りがどっかにあったな……
 了解。分解清掃矯正で50分、
 スプリング交換と確認で10分。
 調整確認が1時間……だな。よし、始める」

言うが早いか、メンテナンス用の機器を稼働し始める。
指を飾るリングを外し、代わりに薄手のゴム手袋をつけて。
工具やらパーツやらが幾つも幾つも出て来ては、
万力で固定した状態で外して、つけて……
分解しては慎重に組み合わせ、清掃しては頷いて。
時に顕微鏡のようなものまで取り出して歪みを正し、
無数のスプリングから強度が丁度良い物を探り……

機器の為に冷房が随分効いたこの部屋でなお、
汗を流しながらそんな作業を延々としている。

それを眺めていてもいいし、時間まで放っておいてもいい。
どちらにせよ、作業の合間以外に彼女は反応しないだろう。
(-62) shell_memoria 2022/08/12(Fri) 22:38:15

【秘】 狡兎 ツィオ → 銀の弾丸 リカルド

「リックももう少し酒か女に愛情を注げば、
 すぐに聞こえてくるさ――」

酒杯を回すと、丸い氷がカランと音を立てた。

「相変わらず忙しそうだな。
 彼女の頭の中の手帳は分単位で予定が刻まれてるらしい。
 こちらも分単位でデートを捻じ込もうとしたら、
 秒で値切られたよ。手厳しい」

話題を繋ぐようにして、薄く笑みを零した。

「こんな時世だ。
 それこそ、そういう脈を伝手に、
 堅気に戻りたいやつも出てくるんじゃないか。
 特に俺たちみたいな立場より下は、
 抗争の匂いがし始めた時に慌てて山を降りそうだ。
 上も下も、進退に関しては緊張高まるな、幹部候補同志よ」
(-66) reji2323 2022/08/12(Fri) 23:26:26

【秘】 風任せ マウロ → 銀の弾丸 リカルド

「分かってんなら、母親みたいな小言はやめるんだな」

小さい頃は抜かし抜かされ、身長一つで一喜一憂していたものだが。
この年になるともうその程度で優越感があったりすることはないのだけれど。
それは持っている者の傲慢な感情なのかもしれない。
だから、この口から出るのは自分のことを棚に上げた言葉なのだ。

「そりゃ困ったな。お前達にそん時は丸投げしてやるよ。
 俺は気を回すのが苦手なんだ」
「なんてな―――俺も無計画で動いてるわけじゃあねえ。
 情報の精査を得意な奴に任せるくらいのことはしてある」

一人じゃあ暴走して突っ込んで、次に君と顔を合わせる時は首だけになっているような性格だ。
短気で、考えなしの面がある事は多少自覚している。

「話はそれで終わりか?
 それなら、俺はそろそろ行くぜ。お前と話してちょっと落ち着いた」

煙を一つ吐き出してから、短くなった煙草を簡易灰皿にねじ込んで。
がたんと音を立てながら立ち上がる。行儀の悪さは、子供の頃から変わっていない。
(-69) otomizu 2022/08/12(Fri) 23:41:07

【秘】 銀の弾丸 リカルド → 冷たい炸薬 ストレガ

「言われたのか……」

マフィアに天使とは一体どんな皮肉なのか。
歯の浮くセリフを誰彼構わず吐く同僚の顔を思い浮かべて、若干遠い目をした。

「出来そうか。
 それなら、後は任せる」

1時間程度なら、どこかにいかずとも良い。
ここでもやれる仕事はあると、手持ちの端末を開いて作業を始める。
お互い表家業で忙しいのは周知の事実だ。

「…………」

ふと、取引先との連絡の合間。
作業中の、真剣な貴方の横顔を盗み見る。

こういう付き合いもあり見慣れてる貴方は、比較的普通に話ができるのでありがたいのだが。
いやしかし、こうした作業が板につく女が、どうしてマフィアとなり破壊工作などを行うようになったのだろうと、少しだけ興味が出てきた。

「……君は、どうしてこの道に入ったのか聞いてもかまわないか」
(-79) eve_1224 2022/08/13(Sat) 1:14:04

【人】 銀の弾丸 リカルド

【バー:アマラント】>>23 コルヴォ

「まぁ、それはそうなのだが……」

流石に街中ほど奇異な目では見られないので、バーというものはありがたいなと思う。
それでいてこういう場所は情報のるつぼであるのだから一石二鳥というものだろう。

「もともとの仕事の方は失敗するはずがないからな。
 これはまぁ……同僚の先走りを防ぐためにも自分で調査を進めねばとな……」

だが、なかなかこれが上手くはいかない。
クソ真面目何ていう言葉は嫌というほど聞かされても居るし、実際こういう分野に自分は向いてないことも分かっている。
諜報活動なんていうものは、大人しくツィオあたりに任せるべきかも知れないなと息を吐いた。

「なるほど……。
 好みの酒の知識なぞなかったからな……、次からはあまり甘くないものをと頼んで見ることにしよう」

だからといって出されている酒が飲めないわけでもない。
残さず飲むのはマナーだと、グラスを傾けて生ぬるくなった酒を煽った。

―――あぁ、やはり、俺には甘すぎる。
(31) eve_1224 2022/08/13(Sat) 1:21:59

【秘】 銀の弾丸 リカルド → 狡兎 ツィオ

「一生聞こえなくても構わない」

ぴしゃりと即否定だ。
誰に対しても特に態度が変わるわけではないが、気安い貴方には容赦がない傾向はある。
それだけ、気遣う必要がないと気を許していると言うことではあるのだが。

「あぁ、常に依頼が舞い込んできているようだからな……。
 俺の武器は特に繊細な狙撃武器だから、ストレガのような有能な整備士は手放せん」

「…………、それは、別に忙しくなくとも断られてる気がするんだが気のせいか……?」

多分、気のせいではないに違いない。

そう確信しながら、グラスの中で揺れ泳ぐ丸い氷を見つめて、もう一度酒を口に運ぶ。
甘すぎる酒より、こっちのほうがずっと良い。

「そうだな……。
 少なくとも跡目は誰がなんていう争いは必ず起きるだろう。
 そこをアルバに突かれてしまうわけにはいかん」

だというのにあの腐った古参ときたらと。
少しばかり愚痴をこぼし、はぁ、と大きなため息を吐いた。
(-81) eve_1224 2022/08/13(Sat) 1:33:18
リカルドは、ふむ、ここにはアルバの者も来るのだな……と、見知った顔を眺め返した。>>a8
(a10) eve_1224 2022/08/13(Sat) 1:34:44

【秘】 銀の弾丸 リカルド → 風任せ マウロ

「俺が言わなきゃ他に誰が言うというんだ、全く……」

それでも、最初に見たときより随分と顔色が良くなった貴方の顔をみて、こくりと頷く。
怒り任せでなければ、貴方は十分に理にかなった行動もできるという事はちゃんとわかっているのだ。

「丸投げなんてした日には、その分小言を覚悟しなければならんぞ」

苦手な書類作業でもさせてやると言って、くつくつと笑う。
こうして互いにクールダウンするのも、ぶつかり合ったりするのも常のことだ。
そしてそれは、これからも変わらないのだと男は信じていた。

「あぁ、終わりだ。だが、まぁ……、無理はするなよ。
 個々の力で成り立っているとは言え……俺たち3人位は協力くらいできるだろうからな」

全く、椅子くらいきちんと片付けないかと、ぶつぶつ言いながらも機嫌は互いに良さそうで。
貴方と共に会議室を出、それぞれの持場へと戻っていっただろう。
(-83) eve_1224 2022/08/13(Sat) 2:33:17

【秘】 花で語るは ソニー → 銀の弾丸 リカルド

男が相手の姿を見つけたのはまだ興奮冷めやらない表通りの只中、
あるいはタイミングによってはバーで誰かと話したあとのことだったかもしれない。
どちらにせよ宵の口の、昼間の太陽を人工の明かりが肩代わりし始めた頃。
遠景の暗さは仕方ないにしても、手元の明るさにはそう変化はない。

人混みは点在し、行き交う人々もそれなりに。
そうっと近づくことは出来ても、無計画で散発的には不用意なことは出来まい。
あれだけ漂っていた煙草の匂いは今じゃそう深くはない。
立場・・上、いつも特徴的な匂いをさせているわけではないのだろう。
男の呑んでいる煙草自体も、シガリロとしては珍しい品物ではない。

少なくとも不自然に気配を消しもせず、控えめな足音があり。
人が近づいてきていることは、感知出来るくらいのものではあったんじゃないか。

「お兄さん! ああよかった、いつも栄養剤取り寄せてくれるお兄さんだよね、植物の。
 こんなところにいることもあるんだ、お兄さんも祭りを楽しみに?
 ダメだよそんな堅苦しい格好しちゃあ、ね、今時間あるの?」

ぶつかるみたいに話しかけてきた顔は、"花屋のソニー"のほう。
見上げる表情は、取引の場とは別人のような人懐っこい微笑み。
顔はほんのり赤らんで、呼気には酒気も混じっている。
相手を見つけるや否や声をかけると、ぱ、と手を広げて喧騒の方へと誘い込んだ。
(-96) redhaguki 2022/08/13(Sat) 8:51:17

【人】 銀の弾丸 リカルド

【バー:アマラント】>>32 コルヴォ

「……ふむ、俺はなにかに怯えることはない」

死ですら、別に厭わない。
とは言え別に命を粗末にするわけではない、この生命は既に上司のもの、ひいてはノッテのものだ。

奇異の目で見られるのは煩わしいが、ただそれだけでもあった。

「…………」

冷めた双眸が貴方を見つめる。
別に、ここで知り合いであることが割れたからと言って困ることはないが、目の前の男にとってはそうなのだろう。
実際ここには対立組織の人間もいるようだし、中立を表向き謳ってるマスターも絶対そうとは言い切れない。
それならば乗っておくのが得策なのだろうと、小さく息を吐いて肩をすくめた。

「そうだな、……見ず知らずの君を急に捕まえて悪かった。
 また会うことがあればその時は奢らせてくれ」
(34) eve_1224 2022/08/13(Sat) 8:56:28

【秘】 狡兎 ツィオ → 銀の弾丸 リカルド

「最期に聞いた声が男の奴なんて人生、
 願い下げだと思うんだけどなぁ……」

ましてやそれが長い付き合いの相手だなんて想像するのは
軽く寒気がする。それだけは絶対に御免だ。

「分かってないな、リック少年。
 女性のNOにはいつだってYESの意味があるんだよ。
 本当に願い下げなら、女性はNOすら言わないもんさ」

軽口に付き合ってくれる間は、誰だって芽があると思っている。
しかし。――泥水を啜っていたころに比べれば、
随分と互いに、良い飲み物と服装で肩を並べるようになったもんだ。
ダメだな、こいつと飲むと。昔の事ばかり話しそうになる。

「――きな臭いのはやっぱり、アルバか。
 二、三、こっちで調べてみたいことがあるから、
 ついでに探っておくか。
 明日の朝、俺が湾で俯せに海水浴を楽しんでいたら、
 仮説が正しい証明だと思ってくれていい」

ここのところ、対面よりも上下の関係で
疲れていそうな同僚に笑った。
(-113) reji2323 2022/08/13(Sat) 16:38:39

【人】 銀の弾丸 リカルド

【バー:アマラント】>>33 マキアート

「……………」

「見ず知らずの人ですよ」

堂々と話しかけてくる貴方に、一瞬だけ唖然とした目を送り。
そういえばそういう奴だったと思えば、よそ行きの笑みを浮かべた。

この店には第三者も多いから、掟破りになるわけでもない。
とはいえ、取引をするときのように地で行くわけにもいかないから仕方ないだろう。

「そうですね。ここでは多種多様な人と出会える場ですから……
 今日は祭に行ってみたんですが、何分慣れないもので。
 知人に呆れられたという話をしてたんです」

随分親切な人でしたねと笑って、それからまだ少しだけ残っていたグラスを見て、あぁ……と首を横に振る。

「飲めないほどじゃないですから大丈夫ですよ。
 とはいえ口直しは欲しいと思ってるところです、何かおすすめとかあります?」

別に邪険にする理由もないが、貴方との関係を間違った方に邪推されるわけにもいかない。
これくらいの距離感で話すのがきっと正解だと思っているようだ。
(42) eve_1224 2022/08/13(Sat) 17:01:17

【秘】 銀の弾丸 リカルド → 花で語るは ソニー

それは、バーを出て歩いていた時だっただろう。
不意に後ろから近づいてくる気配を感じて振り返った。

殺意などは何もなく、特別な気配みたいなものもなかったから誰かと思ったが、顔が見えればそれがすぐに誰かなんていうのはわかるもので。

――これは、花屋の方か。


花屋の貴方が気さくな少年のような男であることは調べてわかっているが、実際に見るとまた趣が違う。
普段の、マフィアとしての顔しか実際には見たことがなかったから、違和感がすごいのだ。

「な……っ、あぁ。君は、花屋の……
 このあたりに来たのは初めてなんだが……思った以上に賑わっていて驚いた」

とっさのことではあるが、若干の苦笑いで応対し、貴方の出方をじっくりと見ている。
何せここには第三者の人間は周りに大勢いるとはいえ、部下を連れ歩いていないのだから。

「時間は……まぁ、なくもないが……?」

吉と出るか凶と出るか。

それでもきっと、こうして互いに顔を合わせに来たということは何かあるのだ。
そんな風に察すれば、行くしかない。
ふぅ、と一つ息を吐いて、それから困ったなと苦笑いのまま、あなたの後を着いていくだろう。
(-116) eve_1224 2022/08/13(Sat) 17:22:16

【秘】 銀の弾丸 リカルド → 狡兎 ツィオ

「そうか?
 お前は薄情なやつだな……まぁ、お前たちに先に死なれるのは俺とて御免だが」

先に死ねるのであれば、最期に聞く声は心許せる誰かであればいいとは思う。
そこに性別のこだわりはないが、今であれば幼馴染の貴方達か、上司くらいしかいないかもしれない。

「ストレガが真面目に付き合ってくれる女で良かったな」

こんな風に女性の話などをするようになるなんて、孤児院に居た頃は思いもしなかった。
その日その日を生きるのに必死だったあの頃に比べれば、今は本当に恵まれた暮らしをしている。
仕事が仕事であるがゆえ、金回りの良いリカルドは、上納金はノッテのトップレベルに位置している。
そのため次期幹部候補なんて言われているが、それならば上司にボスについてほしいとも思っている。

マウロも正規のメンバーになって、ノッテを盛り上げていくのが自分の夢であったから。

それまでは命を粗末にする気はなかったが、今となればそうもいかない。
いつ殺し殺されるかわからない状況下だから、せめて、二人には生き残って欲しいと切に願っている。
自分の命は既にノッテに、自らの上司に捧げている。
死の覚悟など、とっくに出来ていた。

「……諜報は俺よりお前のほうが向いてるからな。
 それは任せるが……無茶をするな」

上下の関係に苦心してる理由を口にする事は今までしてこなかったが、貴方ならきっと察してることだろう。
(-120) eve_1224 2022/08/13(Sat) 17:38:36
リカルドは、いつでもソレを受け入れる覚悟はできていた。
(a18) eve_1224 2022/08/13(Sat) 17:39:49

【秘】 狡兎 ツィオ → 銀の弾丸 リカルド

「情が厚いように見えたならついに眼鏡が要るんじゃないか。
 俺の友人はデスクワークで視力が落ちたようだ」

元より自分は、この稼業に脚を突っ込み、
その先でマウロとリカルドと再会することになった時点で、
"正しい最期"を迎えるとは思っていなかった。

それでも。時々こいつが、眩しいと感じる時がある。
この掃きだめの中でも、こいつは上を向いている。
マウロを、俺を、
そこでしか見えない景色の先に連れていこうと、
本気で信じている節がある。
いつかこいつが二人の腕を引き、
孤児院で忍び込んだ監視塔の上から。
孤児院の外の世界を睥睨した時と――全く同じ横顔で。

――俺は思う。
三人の中で、先に死ぬのはきっと――。

カラン。
氷が回る音で我に返る。

「ああ、餅は餅屋だ。効率よく行こう。
 俺は……そんなに勤勉でもなければ家族想いでもないよ。
 適当にやるから、期待せずにいてくれ。ああ、そうだ」

乾杯。と今頃、グラスを合わせた。
バーに、グラス同士が打ちあう乾いた音だけが響いた。 
(-125) reji2323 2022/08/13(Sat) 18:31:20

【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 銀の弾丸 リカルド

「顔見る度にね。どこでもあの調子なんだろ、アレは」

何度口説かれたのか、ついぞアレ呼ばわりをしている。
仕事が始まれば、互いに黙々と。

「あ゛?」

作業中に声を掛けられると明らかにガラの悪い声。
とはいえ、そこは腕がある女だ。
ミスもなければ、手も止まらない。

「親父の跡を継いだんだよ」
「マフィアとは思ってなかったけどね」

シンプルな答えが返ってくる。
ジャキン、とスプリングの強度を確かめる音が響いた。
(-128) shell_memoria 2022/08/13(Sat) 18:38:41

【秘】 デッドヘッド ヴェネリオ → 銀の弾丸 リカルド

「パソコンはこれを使え。
 遠隔操作で情報を消すコマンドも携帯に送ってやる」

とん。
アジト内、上司の部屋に置かれたのはノートパソコンだ。
データを読み取る為の機械が静かに回り続けている。
男はといえばコードが入った鞄を床に投げ、
革張りのソファに横になって天井を見上げていた。

「はぁああ……リック、珈琲入れてくれ。
 頭がいてえ……」
(-131) toumi_ 2022/08/13(Sat) 18:53:45

【秘】 花で語るは ソニー → 銀の弾丸 リカルド

振り返った際に垣間見えた動揺を見てとれば、少しだけ可笑しそうにした気配もあった。
けれどそれだって不自然なものじゃない、取り繕うさまを至って自然に見て取った感想。
まるで市井の人間と同じ目線に立ったことがないかのようだ。

「初めて地上に下りてきた? 下界を案内しましょうか、御使様。
 なんてね、普段だったらもう……小指の先ぶんくらいは穏やかだよ。
 今は祭りだから安全な範囲が広がってる、ようにみえるんじゃないかな」

やや末尾に含みをもたせるのは、自分たちにとってはそうではないことをお互いわかっているから。
件の下手人についてお互いどれだけ掴んでいるかはまだわからないつもりでも、
"彼"の逝去が自分たちのみならず、民間をどれだけ危険に晒すものかも理解しているからだろう。
本当は安全な場所なんてない、いつもよりも、ずっと。

「だったらさ、オレがちょっと見繕ってあげようか。
 人の波にしっかり紛れられる服装、知っておきたいんじゃない?
 もう祭りの様子は見に来ないってなら関係ないかもしれないけどさ」

発した物言いそのものは、突拍子なく感じたかもしれない。
男の方だって相手が今まであちこちで言われた言葉を聞いたわけではなく、
ただただ今見た所感だけの話だったはずだ。或いはどこか遠くから姿だけ見かけたのかもしれないけれど。
とにかく言葉巧みに言いくるめて、貴方が普段入るよりかは品格もずいぶん違う紳士服の店に入る。
もう閉まりかけの店は多少顔なじみなのか、ちょっと小言を言う以上には止めはしなかった。

「急にラフな格好しろって言われたって無理でしょ。
 でも人目に一番つく上だけでもカジュアルに替えたら、ずいぶん印象変わると思うよ。
 そのジャケットを羽織ってもいいような色だと、白とか浅めの色のポロシャツとかどう?」
(-132) redhaguki 2022/08/13(Sat) 19:04:00
 




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