[1] [2] [3] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
![]() | 【赤】 影払い 柘榴宿に戻り、いくらか時間が経った夜。 既に夜は更け、窓の向こうから月灯りが照らしているだろうか。 柘榴はというと、入浴も既に終え。 ベッドの向こうで毛布を被り、すやすやと無防備に眠っている。 流石に剣は近くに置いてあるのだが。 (*0) smmmt 2025/04/23(Wed) 20:11:46 |
![]() | 【赤】 新人守り人 ジェイ先輩がすやすやと眠っている一方で、この新人は寝付けずにいた。 入浴も済ませ、後は眠るだけのはずなのだが肝心の眠気がやってこない。ころころと寝返りをうつのにも飽きて静かに体を起こす。 原因は恐らく模擬戦の高揚感が抜けないせいだろう。 …綺麗だったな。 近くで見てみたい、あの視線を向けられてみたいという欲も満たされたし、あの瞬間は忘れられそうにない。 意識しなくとも、瞼を閉じるだけで鮮明に思い出せるくらいだ。 改めて、あの空色の瞳に魅入られているのを自覚した。 そんな今日の事を思い出しながら、視線はもう一つのベッドへ。 (*1) konaKURAGE 2025/04/23(Wed) 21:43:48 |
![]() | 【赤】 新人守り人 ジェイ規則正しい寝息が聞こえる。 ゆっくり毛布が上下しているのを眺めながら小さく息を吐く。 ……ところでこの先輩、無防備過ぎではないだろうか。 信頼されているのかもしれないと考えると嬉しいが、こうも無防備にされると悪戯してみたくなってしまう。 あの空色は眠たいとどんな風にみえるのだろう、とか。 もし俺が悪戯したら少しは驚くのかな、とか。 まだ見たことのない貴方が見てみたくなって仕方がない。 ひとつ満たされたはずなのに、好奇心も欲も満たされる前以上に膨れ上がっていて。 少しくらいなら許してくれるかな、と静かに貴方のベッドへと近づく。 貴方は俺の気配で起きてしまうだろうか? それとも、眠り続ける? どちらにしても、 うわ待って、俺のパートナー睫毛なっがいし美術品みたいに綺麗じゃないか? もう少しだけ近くで見てもいい?ダメかも、でも寝てるから見ちゃおう。ここまで近いともう何も言い訳が出来ないな。 そうっと近づいて、 できれば起こさないように、 いや無理じゃないかな、これは。 こっそり、こっそり。寝顔を眺めて。 気が付かないでと願う俺と、気付いてほしいと願う俺がいた。 (*2) konaKURAGE 2025/04/23(Wed) 22:01:15 |
![]() | 【赤】 影払い 柘榴あなたがある程度(で済んでいないかもしれない)近付いて、じいっと見ていた所で。 流石にそこは影払いの一人。気配に気づいたらしく、眠たげな色のままぼんやりと瞼が開かれて。 そのまま、視線はあなたの方へ。 「…………。 ……、どうしたの。夜襲……?それとも、眠れない……?」 微睡んだ声が、あなたへ疑問を投げかける。 (*3) smmmt 2025/04/23(Wed) 23:16:00 |
![]() | 【赤】 新人守り人 ジェイ眠たげな声。 当たり前の疑問。 どうしよう、と考えたけれど、素直に答えることにした。 「…えっと」 「大丈夫、平和。…眠れなくて」 「起こすつもりはなかったんだけれど」 「気持ちよさそうに寝てるなーって見てたら、さ」 でも、どこまで素直に言えばいいかな。 分からないから、 「……あんたに、触ってみたくなった」 全部。伝えてしまおう。 もしも、拒まれなければ。 そっと手を伸ばして、貴方の髪に触れてみようとするだろう。 (*4) konaKURAGE 2025/04/24(Thu) 1:02:54 |
![]() | 【赤】 影払い 柘榴「……」 「別に、いいけれど……」 果たして、それは判断が鈍っているせいなのか。 単なる気まぐれか、それとも。 ともあれ、伸ばされる手を拒む様子はない。ふわふわとした癖のある髪の感触が、あなたに伝わる事だろう。 「……、……もしかして。 夜襲じゃなくて、夜這いの方……?」 冗談なのか本気なのか、判別の付き難い声色。 (*5) smmmt 2025/04/24(Thu) 17:56:52 |
![]() | 【赤】 新人守り人 ジェイ「いいんだ」 「それじゃ、遠慮なく」 優しく撫でるように、ふわふわとした柔らかな髪の感触を楽しむ。 …思っていたよりも触り心地がいい。ずっと撫でていられそうだ。 「…夜這い…」 まだ貴方の冗談を判別しきれない。少しだけ考えたけれど、やはりどちらか分からなかったから貴方の反応を見たい方を選ぶ。 「そうだ、っていったら?」 振り払われるかもしれないな、なんて考えながら、髪を撫でていた手をゆっくりと滑らせ、頬に触れた。 (*6) konaKURAGE 2025/04/24(Thu) 20:09:22 |
![]() | 【赤】 影払い 柘榴撫でられている内に、またうとうとして来たのか。 うつらうつら、寝惚けた様子のまま。焦点がきちんと合っていないぼんやりとした目があなたを見ている。 「……。」 質問に対して、暫し考える様な間。 ちらりと、頬に滑らされる指を見る。それから再びその眼に視線を戻して。 「そんなに、上がっちゃった?」 「……元気なのは、いい事だけれど。 何を言っているのかは、分かってるんだよね……?」 (*7) smmmt 2025/04/24(Thu) 20:45:02 |
![]() | 【赤】 新人守り人 ジェイ「わかってるつもり」 「でも、無理やり何かする気はないよ」 「あんたが無理やりに奪われる方が好き、とかじゃなければね」 頬に触れながら、自分の心拍数が上がっていくのを感じる。 …ぼんやりとした目もまた違った魅力があるな。 「……昂っちゃってるのは、あるかも」 (*8) konaKURAGE 2025/04/24(Thu) 21:36:28 |
![]() | 【赤】 影払い 柘榴「……うーん、無理矢理される趣味はないかな。 あったらしていたのか、という疑問は残るけれど……ね」 「どちらにせよ。君は僕を、 そういう 目で見ている……という認識を、しているけれど。……その認識で、間違いはないのかな」 そもそも村から出て来たばかり、というのもあり。 性格はともあれ、其方はさして積極的ではないだろう……と勝手に思い込んでいた。 「……間違いないとするのなら、」 「始めて?……それとも、経験はあるの?」 (*9) smmmt 2025/04/25(Fri) 2:20:01 |
![]() | 【赤】 新人守り人 ジェイ「無理やりが好きなら襲ってたかもね」 半分は冗談だ、パートナーを無理やり抱くのは流石に良くないだろうから。…半分は本気なのだけれど。 「…うん。俺は今、あんたのことそういう目でみてる。今までは憧れだけだと思ってたけど…いつから、だろう」 「………男相手は、初めて。俺、女の子にしか興味ないと思ってたんだけどな」 「柘榴さんは?経験ある?」 (*10) konaKURAGE 2025/04/25(Fri) 2:39:10 |
![]() | 【赤】 影払い 柘榴「それが本当なら中々の豪胆だ。 一先ず身体から捉えようとするなんてね」 捕まえて、身体に依存させて。その後、どうする気なのだろう。 まあ、これはない話だと、早々に思考を切り上げる。 「……そうなんだ。だから、夢を見たい、と。 願っている内に、段々欲しいものが増えてしまって、今ここ……って所?」 「……ああ、恋愛自体はあるのか。ふぅん…… 僕は……あるよ。どちらも、ね」 (*11) smmmt 2025/04/25(Fri) 2:59:22 |
![]() | 【赤】 新人守り人 ジェイ「身体からでも、捕まえられるなら捕まえたいじゃん?」 これは本音。あまり良い考え方ではないのかもしれない。 それでも、欲しいものは欲しいのだ。 「ん〜…、夢…」 「欲しいものが増えたのは確かだけど。夢をみたい、というか」 「見せてくれるなら夢も見てみたいけど」 「……あんたが俺を見てくれたらいいなって、思ったんだ」 「… だから今すごく妬きそう 」「ねぇ、俺さ、あんたの事をもっと知りたい」 「先輩としてじゃなく、ひとりの人として」 (*12) konaKURAGE 2025/04/25(Fri) 3:37:57 |
![]() | 【赤】 影払い 柘榴「…………」 「欲張りな話だ」 伸ばされた手を、上から軽く触れる。 「一つ、言っておくけれど。 僕は決して、綺麗な人間ではないよ」 「今じゃこんな所に居るから、想像付き難いかも知れないけれど。 それこそ、向けられた恋だの愛だのを利用したり……とか、ね」 「……ジェイ。君はそれでも、僕の事を。 捕まえたいと。知りたいと。自分を見て欲しいと。 そう、思う?」 案外、噛み付くかもしれないし、碌でもない所に連れていくかも、知れないよ。 (*13) smmmt 2025/04/25(Fri) 12:39:25 |
![]() |
![]() | 【赤】 新人守り人 ジェイ「うん。欲しいし、知りたいよ」 「俺は別に、綺麗な人間だとおもったから捕まえたいわけじゃない」 「此処にいる柘榴って人が、どんなやつなのか、もっと知りたい」 「それに、あんたのことをちゃんと見たうえで、俺のことを見てもらわないとなんか寂しいじゃん」 (*14) konaKURAGE 2025/04/25(Fri) 16:49:45 |
![]() | 【赤】 新人守り人 ジェイ「あんたも言っただろ」 「俺は欲張りなんだ」 利用され踊らされるとしても。 此処で引くつもりはない。 (*15) konaKURAGE 2025/04/25(Fri) 16:53:08 |
![]() | 【赤】 影払い 柘榴「……そう」 「そこまで言うなら」 撫でていた手を掴み、少々強引に己の元に引き寄せて。 ベッドの上に転がり込ませ、そのままあなたの耳元に口を寄せ、蛇は囁く。 (*16) smmmt 2025/04/25(Fri) 19:40:46 |
![]() |
![]() | 【赤】 新人守り人 ジェイ引き寄せられ、ベッドに転がりこめば一瞬驚くものの、囁かれた言葉を聞くとにやりと笑う。 「ああ、やってやるさ」 簡単に手に入るとは思わない。 だからこそ、燃えるだろ? (*18) konaKURAGE 2025/04/25(Fri) 20:24:51 |
![]() | 【赤】 影払い 柘榴――それから、時は過ぎて朝。 お互いあまり眠れなかった事と、すっかり乱れた寝具を眺めて暫しの思考。 ……さて、上にどう言い訳をしたものか。いや、言い訳聞かないな、これ。 「……。」 「……ジェイ、起きてる?」 声を掛ける。 まだ寝ている様子なら、それ以上は何も言わず寝かせておく姿勢。 (*19) smmmt 2025/04/25(Fri) 22:41:43 |
![]() | 【赤】 新人守り人 ジェイ「ふぁ…起きてる…」 小さく欠伸をひとつ。 漁村育ちで朝は割と得意な方とはいえ、少しだけ眠たい。 「おはよ、柘榴さん」 「………これ、片付けないとまずい、よね」 起き上がってみれば乱れた寝具が目にはいる。 恐らく宿の人もびっくりだろう。 ん〜と声を漏らしながら伸びすれば「俺が片付けいってくるね」と身支度を始めた。 (*20) konaKURAGE 2025/04/25(Fri) 23:18:45 |
![]() | 【赤】 影払い 柘榴「ん……、おはよう」 「そうだね。流石にこの状態じゃあ、色々とまずい」 あまり妙な勘繰りを入れられるのもよろしくはないだろう。……今は。 身支度を始めるあなたの方に「わかった」と返して、此方ももそもそ起き上がる姿勢。 時刻としては少々早いぐらいだろうか。 茶でも入れて待っておこう。 (*21) smmmt 2025/04/25(Fri) 23:52:15 |
![]() | 【赤】 新人守り人 ジェイいってきます、と一言残して出発。 少しの間片付けに専念すれば案外早く戻ってこれるだろう。もちろん、宿の人にはきちんと謝ってきた。 「ただいま〜〜」 「ちゃんと片付けてきたよ」 代わりのシーツなども持たせてもらったのでばっちりだ。 帰ってきた勢いでシーツのセットまで済ませてしまおう。 (*22) konaKURAGE 2025/04/26(Sat) 0:09:47 |
![]() | 【赤】 影払い 柘榴「おかえり」 淹れてきた茶をテーブルに置いてから、セットを手伝う。 二人がかりであればそう時間は掛からないだろう。何事もなかったかの様なベッドに腰掛けつつ、自分用のカップを手に取る。 「……。合宿ももう少しで終わりだけれど」 「どうだった?」 (*23) smmmt 2025/04/26(Sat) 0:43:44 |
![]() | 【赤】 新人守り人 ジェイ「楽しかったよ、いや、楽しいって言っていいのかわからないけれど」 川釣りなど思い切り満喫してしまったし、ベッドの件もある。 隊長には怒られるかもしれない。 貴方が淹れてくれたお茶に気が付けば片方をいただく。 「新しい目標もできたしな」 (*24) konaKURAGE 2025/04/26(Sat) 1:17:16 |
![]() | 【赤】 影払い 柘榴「ん。……楽しかったのなら、よかった」 本来の目的とは色々逸れていた様な気もするが。まあ、別にこれ一回きりという訳でもなし。 追々取り返していけばいいだろう。 一口飲んで、そちらに視線をやる。 「達成できそう?……なんてね」 (*25) smmmt 2025/04/26(Sat) 13:11:38 |
![]() | 【赤】 新人守り人 ジェイ「うん、あんたのおかげ」 ひとりだったらきっとこの楽しさはなかっただろう。 それに、追いかけている背中も、案外遠くはないのかもしれないな、なんて少し思うんだ。 …調子に乗りすぎかもしれないけれど。 「時間はかかるかもしれない」 「それでも、達成してみせるよ」 (*26) konaKURAGE 2025/04/26(Sat) 13:24:52 |
[1] [2] [3] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ