![]() | 【人】 黒羽 咲夜[イルシオンの前であたしは、ずっとすっぴんだったけど、 今日は高校生に見えない方がいいよね、と 鏡台の棚からメイクポーチを手に取った。 何割か外国の血が混ざってるらしい あたしの顔は、盛ると強めになっちゃうから、 たまに週末メイクする時も、薄付きにしかしない。 カラコンもビューラーも要らないし、 今日はそういう路線の服だなって時しか、 涙袋も作らない。 BBクリームに薄くパール入りのパウダー刷いて、 目元と頬と唇に色乗っけて、おしまい。 10分もかからない。 アイシャドウはゴールド、唇はちょっと迷って、 うるツヤなピンクにしておいた。 ずっと色を変えてなかった爪はちょこっと塗り足して、 ピンクと白のフレンチネイルに変えた。] (16) 2025/04/26(Sat) 8:20:39 |
![]() | 【人】 黒羽 咲夜[オフホワイトのワンショルダーのトップスに、 ライトブルーのスキニーデニム。 腰の後ろで生地がクロスになってて、 肌をチラ見せするデザイン。 知り合いはみんな学校にいるはずだし、 メイクしてれば大人っぽく見えるとは思うけど、 一応人目を避けて白いキャップを被った。 もうちょっと、デートっぽくワンピースも考えたんだけど。 手持ちの帽子に合わないのと、選ぶ時間もなかったから 着慣れた普段の路線になった。 スマホとハンカチとリップグロス入れば十分って 小さなバッグを片手に、もう一回鏡をチェックして、] ………、ぅん? [白い襟元に見え隠れするものが目を惹いた。 首筋の下の方に、小さく咲いた赤い花。] (17) 2025/04/26(Sat) 8:23:44 |
![]() | 【人】 黒羽 咲夜[見慣れないそれが何か、一瞬分からなくて。 気付いた途端、ぶわっと身体が熱くなった。] ッ、!? ………〜〜〜、ぅぁ…、 [え、どうしよう。 きっちり襟の詰まったブラウスなら隠れるかもだけど、 手持ちにそんなのあったっけ。 ってゆうか、待たせっぱなしなのに着替える時間── 片方剥き出しになってた肩まで服を引き上げてみたけど、 元々オフショルだから、多分途中で下がってきちゃう。 ああもう、って焦りながら、BBクリームでぼかした。 うん、痣かな?くらいに色は抑えられた……と思う。 観念して部屋に戻ったあたしは、 微妙に落ち着かない顔をしていました。**] (18) 2025/04/26(Sat) 8:26:36 |
黒羽 咲夜は、メモを貼った。 ![]() (a5) 2025/04/26(Sat) 8:28:03 |
![]() | 【人】 夢魔 イルシオン[彼女に手を拭ってもらいながら、 待ってるって伝えたら、こちらの心配をされた。>>9 ジャケットについても謝られたら、 そんなの気にしなくていいのに、優しいなあ、と笑って] あぁうん、一瞬だけ帰る。 汗流したりさ…… 終わったらすぐ戻って来るから。 一晩寝たらこっちの空気、 だいぶ慣れたみたい。 [咲夜が隣にいてくれたからだろうけど、 と心の中で付け足して。 お兄さんの服を貸してくれると言われたら どんなのかちょっと興味あったけど、 「大丈夫だよ」って笑った。 魔界で服買ったり貰ったり、 勿論魔力で作ったりしたのがあるから、 それをそのままこっちに実体化させればいい。 そんなつもりだった。 汗を現実世界で流そうとは、この時は考えてなかった] (19) 2025/04/26(Sat) 18:40:10 |
![]() | 【人】 夢魔 イルシオン[こちらのさして問題のない事情に納得した彼女は、 首にキスマークを残して来て。 嬉しかったけど、唐突に情熱的だなあと笑んで詰れば 拗ねた様な顔をされた。>>10 こういう時にすけべとか言っちゃだめかあって 乙女心に寄り添ったくせに、 慣れない手つきで、でもきれいにタイを結んでくれて、 おはようのキスまでされたらまた調子に乗ってしまった。 彼女が歩き難そうなのを愉し気に眺めていたら、 また彼女を不機嫌にさせてしまった様だ。 そんな咲夜もかわいい、って思った俺は 彼女の部屋を物色するなんてまたデリカシーのない行為に及ぶ。 男のベッドの下と違って女の子のベッドの下には いかがわしい本なんてないのは想定内だったけど、 年頃の女の子なのに、鍵のかかっている棚や引き出しもなかった。>>11 いい家っぽいし、防犯上も必要ないのかも。 日記帳もなくて、まあ現代っ子だもんなとか思ったり、 でも玩具とかないかなあと棚の奥まで見ようとしたが、 いや……あったら一人で慰めてた時 使うもんじゃないか?と思い至って早々に切り上げた。 本棚も多彩で、色んな事に興味のあるお年頃だろうしなとか思いながら、部屋から消えるまでの間、眺めていた] (20) 2025/04/26(Sat) 18:41:21 |
![]() | 【人】 夢魔 イルシオン[浴室でイロイロしながらついでに俺も汗を流した。 魔界に一旦戻ったら、身体を拭いたり髪を乾かして、 服を着て彼女の部屋で待機だ。 服はいつものジャケット姿だが、 しわくちゃになっていないきれいなもの。 彼女に結んでもらったタイだけ、そのままだ。 離れた後に彼女が何をしていたかはわからなかったが、 階段を上る音>>13が聞こえて、お、とドアの方に目線を向けた。 彼女は少し気まずそうな顔に見えたが、 俺の前にちょこんと座る仕草に、かわいい、と口元が緩む] ごはん、いいね。 ……でも、お誕生日、祝い? [俺が現世に生まれた日って事?と首を傾げる。 確かに実際に生まれた日なんて覚えてなくて、 咲夜もそれは理解しているだろう。 そんな事をひっくり返す様なかわいい考え>>14に、笑って頷く。 ブッフェに近くのお店を一緒にぶらぶら、というデートコースを聞いて、それにも「楽しそう」と笑って賛成した。 プランを考えてもらうのも、奢りだと言ってもらうのも 男としては情けない話なのかもしれないが、 彼女の気持ちが嬉しかったから、 俺は負い目を感じる事なく頷く事ができた] (21) 2025/04/26(Sat) 18:48:51 |
![]() | 【人】 夢魔 イルシオン[彼女の格好を見て俺は服を決めようと思ったから、 そのままの服装で待っていた。 ……結構待ったかな?と思い始めた頃、 カジュアルにドレスアップした咲夜が部屋に戻って来た。>>18] わ……かわいい。 [思わず立ち上がって、まだ入り口付近にいる彼女へ歩み寄った。 メイクした顔、新鮮だ。 きれいな顔立ちが引き立っているのに、 可憐さが滲み出ている。リップのおかげかな、って、 思わずその塗りたての唇にキスをした。 落ち着かない様子で入って来たのは 私服で会うのが初めてだからだと思った。 さっきクローゼットで見た服、の様だが こんな風に健康的で魅惑的な露出になると思わなかった。 やっぱり着ると全然違うな、と 肩の露出に見惚れて……] ん? ……へえ。 [首にある薄い赤色に気付いた。 うまく隠したな、って口元で笑んで、指先でそこをなぞった] (23) 2025/04/26(Sat) 18:51:29 |
![]() | 【人】 夢魔 イルシオン[後ろを覗き込んだら、そこも洒落たデザインだった。 なんでここ空いてるのエロいだろ、って思う絶妙な箇所。 視線だけで触れ回ったら、彼女の前に向き直って] かわいい。 こんな咲夜とデートできるなんて、嬉しいな。 [そう笑った俺。 本当は、すぐ後ろのベッドに引き倒したくて仕方なかった。 俺は女の子の服装も行為の時には重視していて、 だから、この格好の咲夜を抱きたい、って 本能的に思ってしまったから。 でも今から俺の誕生日を祝ってくれるんだから。 外で待ち合わせて、デートだから、って自分に言い聞かせている] (24) 2025/04/26(Sat) 18:51:31 |
![]() | 【人】 夢魔 イルシオン[ここから二人で家を出る訳にいかないだろうから、 咲夜には先に待ち合わせ場所に向かってもらって、 俺がそこに実体化するかたちでの集合になるだろうか。 広場かどこか、 人通りのあるところで立ち止まった彼女から 少し離れた路地裏かどこかに降り立ったら、 彼女のもとへ歩き出す。 道行く人の視線を感じたのは、 俺が路地裏に急に現れたのを見られたからって訳じゃないだろう] おまたせ。 行こうか。 [俺の格好は、アイボリーの手触りのいいトップスに コーヒーカラーの少しワイドなパンツに艶のある革靴。 髪もちょっと右前髪を後ろに撫でつけている。 いつもよりカジュアルな格好にしたのは、 彼女に合わせての事だったけど、どうだったかな。 ちなみにショルダーバッグも携帯してるけど、 ハンカチ以外特に何も入ってない] (25) 2025/04/26(Sat) 19:04:24 |
![]() | 【人】 夢魔 イルシオン[最初は予定通り、ブッフェに向かったかな。 何となくシステムは理解してるが、 人間界の食にはあまり興味がなかったので、 どれを取っていいか迷う。 咲夜の取っているものを真似して取ったり、 見知らぬ客に「これ美味しい?」って聞いたりしながらプレートを埋めたら、そんなにバランスの悪くないラインナップになった] ん、これ美味しい。 [と目を輝かせたのは、一口サイズのワッフルだった。 焼き立てじゃなかったから、 今朝咲夜の家で漂っていた香りの正体とは思わず。 そんなもの知らずな俺だけど] はい、あーん。 [っていう恋人同士の様式は知ってる。 フォークに刺したワッフルを、 人目もある店内で堂々と彼女の口元へ差し出した。*] (26) 2025/04/26(Sat) 19:05:00 |
夢魔 イルシオンは、メモを貼った。 ![]() (a6) 2025/04/26(Sat) 19:10:44 |
![]() | 【人】 黒羽 咲夜[こっちの世界に続けて居ても大丈夫なの?って 気にしてたから、イルシオンの答えを聞いて ほっとした。>>19 一緒にシャワー浴びるのは流石に危ないかなって 思ってたから、向こうで汗流せるっていうのも。 ……その時は、確かにそう思ってたんです。 イルシオンとくっついてない時のあたしは、 それなりに理性があるので。 くっついてるとあっさり崩壊しちゃうってだけなんです。 お兄ちゃんは、ちょいチャラインテリ眼鏡って感じの 容貌だから、イルシオンに似合いそうな系統の服も あったけど、この人いつも綺麗にしてるから、 似合う服は自分でよく分かってそう。 着替えてくるのかな?って楽しみになった。 一緒に服探しにいくのもいいな、着せ替えしたい。 早速、したいことリストに頭の中で追加した。] (27) 2025/04/26(Sat) 21:15:55 |
![]() | 【人】 黒羽 咲夜[話はすんなりまとまったから、洗面所で洗濯機を 回しながら、身支度を済ませた。 ……慣れたメイクや着替えの時間と同じくらい、 その後の動揺と悪あがきに、時間を費やしちゃったかも。 そのせいで、彼氏に初めて私服姿を見せる前の 緊張はなかった。>>23 イルシオンは一方的に、魔界から見てたかもだけど。] ……ぁ、りが…と、 [だから、予想してなかった“かわいい”に、 ぎこちなく答えた。心臓がぴょんと跳ねる。 チャラい男友達とかに言われた時と、 ぜんぜん違う。 すぐにキスをもらって、“キスしたくなる唇に”って 評判のリップ、あれほんとなんだ…って 目を閉じながら、こっそり思った。] (29) 2025/04/26(Sat) 21:51:39 |
![]() | 【人】 黒羽 咲夜[イルシオンの視線が、露出した肩から 首元へとすっと移る。 へえ、と意味ありげに呟いて、自分の残した痕を なぞってみせる>>23] … ばか。 [えっち、って軽く睨んで、剥き出しの肩を抱く。 視線から隠したかったっていうよりも。 所有の証を、視線と指で本人に確かめられた くすぐったさを持て余して。 続いた言葉は素直に嬉しくて、余計くすぐったくなった。] んっ、あたしも。 初デートだね? こっちでは。 [ふふっと笑って付け足したのは、今になって思えば、 夢のあれこれも途中からは合意のデートだったから>>24 それでも今日は、意味が違う。 朝のあたしも、昼のあたしも、 これからはイルシオンのものになる。] (30) 2025/04/26(Sat) 22:02:14 |
![]() | 【人】 黒羽 咲夜[ついさっき……というかずっと、この人と。 あんなことしてたんだ。って思うと、 今更気恥ずかしさが込み上げて。 躊躇いがちに、自分からも歩み寄る。] …待ってない。です。 [近くで見ると正視できなくて、喉仏のあたりと、 手触りのよさそうな生地に視線を彷徨わせながら答える。 いつものキメキメな装いも似合うけど。 こういう柔らかい格好も、似合うと思ってた。 それに、綺麗めでカジュアルな雰囲気。 もしかして、今日のあたしに合わせてくれた?] (32) 2025/04/26(Sat) 22:22:07 |
![]() | 【人】 黒羽 咲夜[彼に馴染みのない、何もかも慣れないはずの風景に、 (ある意味だいぶ浮いてはいるけど)溶け込む姿。 ほんとに来てくれたんだぁ、って改めて ぶわっと湧いた嬉しさに押し流されて。 気づいたら、イルシオンの頬に そっと唇を押し当ててた。 今日はミュール履いてるから、 背伸びしなくても簡単に届く距離。] ……、行こっか。 こっちのもの、食べたことないでしょ? 好きなもの、いっぱい見つかるといいね。 [気恥ずかしさを紛らすみたいに促しながら、 隣に並んで、きゅっと腕を絡めた。 だって。初デートだもん、浮かれちゃう。] (33) 2025/04/26(Sat) 22:31:13 |
![]() | 【人】 黒羽 咲夜[平日のブランチの時間帯だから、 店内に居るのは奥様方って感じの女性がメインで、 人はそこまで多くなかった。 あとは、大学生のカップルかな?って子達が ちらほらいる。>>26 2人とも身軽な格好だったから、バッグ持ったままで 一緒にご飯とりに行けた。 ごく普通に知らないお客さんに話しかける姿を、 このひとわかりやすい陽キャだな?って眺めてた。 こっちの世界にも適応早そうで、何よりです。 普段は節制してるけど、今日はチートデー。 楽しむ時は楽しむ、メリハリ大事!って 食べたいものをちょこちょこいっぱい載せていく。 平日限定のローストビーフを、これ美味しいよって 横から勝手にお皿に載っけたりしつつ。] イルシオン、お誕生日おめでとー♡ [食べ始める前に、グラスを軽く合わせた。 あたしのは炭酸水。 シャンパンって訳にいかないから、気分だけ。 何から食べよっかなって迷った挙げ句、 キッシュを頬張ってたら、イルシオンが嬉しそうに 声を上げた。] (34) 2025/04/26(Sat) 22:47:57 |
![]() | 【人】 黒羽 咲夜[口に運んでたのは、ちっちゃいベルギーワッフル。 前にここで食べたことある。 うちで焼くやつより、コクがあって上品に甘いの。] ぁ。 それ、あたしも好き。 [フォークに刺さった二個目のそれは、 あたしの口元に差し出された。] … ん、 [大人しく口を開けて、はむっと咥えた。 行儀よく咀嚼して、飲み込んでから。 ……甘い、って呟いた。 前に食べた時より、全然*] (35) 2025/04/26(Sat) 22:49:27 |
(a7) 2025/04/26(Sat) 23:01:40 |