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【人】 星見 朱里[繋ぎ直した手に彼の力が入るのが分かる。 彼の手の大きさ、指の長さや太さ、肌触り…そして伝わってくる想いが、全て嬉しい。] 幸貴…うん [行くぞ、と言われて。 自分たちのゴールに、そしてスタート地点に向けて彼が促してくれる、望んでくれる。 だから、呼び名もそう返して。] (154) 2021/03/19(Fri) 23:48:15 |
【人】 星見 朱里[長かった石段の最後を踏みしめて、共にある人が一緒に到達したことを確信したとき――] (幸貴――!) [喜びが爆発したのは自分もだった。 同時に腕を伸ばして、やるべきこととか今は全て忘れて、彼と抱き締めあった。*] (155) 2021/03/19(Fri) 23:50:58 |
【人】 春日 幸貴[朱里を抱き締めた後、傘が落ちる音を聞いた。 そんなことはどうでもよかった。抱き締め返してくれたことが嬉しくて。 だから、彼女にずっと伝えたかった“責任を取る言葉”は、今言うしかないと思ったけれど。 それは“ラスボス戦”の後なのだろう、と思い直した] (156) 2021/03/20(Sat) 0:11:19 |
【人】 春日 幸貴[思い返したいことはいくつかあった。全部振り返っていたんじゃ、何時間あっても足りないと思う。 だからできるだけ絞ろうと考えて、改めて言葉にして向き合いたいことを探して] ……子どもの頃、世界に拒まれてると思った。 [最初にこの話が出たのは、今日ここに来て思い出したことだからだろう>>135] 綺麗な景色を見て、もっとよく見たくて、 そこに行こうとして…… 気分が悪くなって、死ぬかと思った。 来ちゃいけないって言われたみたいで。 あんなに綺麗なのに……って。 他にも理由はあったけどな。 食べてみたいものが食べられないとか、 動物に触れたら湿疹が出たとか。 世界に拒まれてるんだ、俺はこの世界に いてはいけないんだ……って思い込んでた。 そんなことなかったのにな。 [世界が俺を拒んでいるんじゃなく、俺が世界を拒んでいた。 薄々感じていたそのことを、はっきりと気付かせてくれたのは――あの世界で出会った勇者のうちの1人だった] (157) 2021/03/20(Sat) 0:12:08 |
【人】 春日 幸貴俺はずっとこの世界を生きたかったんだ。 そのことに気付かせてくれた人がいた。 だから戻ってこられた。 そして、戻ってきたら、俺のお姫様と出逢った。 みんなが、俺に呪縛を解く力をくれたんだ。 [俺の命はあの世界が繋いでくれて、この出逢いもあの世界がくれた。 生きる希望を得た後に出逢ったお姫様はとにかく眩しくて、一気に大切な人になっていった。 その全てのおかげで踏み出して掴んだあの頃の未来が、今ここにある] 俺はきっと、こんなふうに共に歩める人を ずっと求めていたんだと思う……。 きっとそのせいなんだ。 朱里のことが好きでたまらなくて、 ずっと傍にいてほしいって思うのは。 [これが恋だった頃もあるんだろう。 でも、今は恋ではなくて愛だと言える。そのくらい、朱里の存在は俺の中で大きくなっていた] (158) 2021/03/20(Sat) 0:13:05 |
【人】 春日 幸貴[朱里を間近にじっと見つめて、ずっと伝えたかった言葉を言おうとしたら、自然ともう一度片手を繋ごうとしていた。片腕で彼女を抱いたまま] 朱里……、好きだ。 ずっと一緒にいてほしい。 俺と付き合ってくれないか。 [直前に言った言葉の繰り返しでしかないけれど。 きちんと明確に伝えておきたかった。 言葉にしないとすれ違うことも、想いが伝わらないことも、俺はずっと思い知ってきたから。 そうして答えを待つように、じっと彼女を見つめた]* (159) 2021/03/20(Sat) 0:13:41 |
【人】 星見 朱里[彼の話を聴いて。 病気が辛かった、とは違う意味合いの生い立ちを聴いて。] 私は… 月がくすんで見えて、星見姓なのに夜空がつまらなく見えて―― それで、世界もそういうものだと、思ってた あっちの世界に行って…ステラと重なって、いろんな経験をした 世界を…知ること、触れること、楽しむこと、好きになること――いろいろ教えてもらった こっちに戻ってきて、ステラに負けないように生きていこうって思ったけど、それは何なの、って答えはよく分からなかった でもね、幸貴がいてくれて、わかった 幸貴はそれだけ世界に拒まれてて… でも、この世界で生きたいって思うようになって あんなに辛いことあっても、前に進むことを選ぶ幸貴が……素敵だった 勇者よりも、ずっと勇気ある人だと思った 誰にも、自分にも負けないで――ここまで (160) 2021/03/20(Sat) 0:36:05 |
【人】 星見 朱里歩むあなたと共に… ここまで一緒に、扶けあって…わかった 私の世界は、幸貴を見てなかった、だけだったんだって これからも、そうしていたい 大好きなひとと [繋ぎ直した手を強く握り返して、彼を見つめて――その言葉を聞いて。] (161) 2021/03/20(Sat) 0:36:25 |
【人】 星見 朱里幸貴……、私も、好き ずっと好き 私も…幸貴と付き合いたい ずっと一緒に、いたい―― [彼の胸元で、見上げて、想いを告げあって。 ――もういちど、彼を見つめた。 もう、この想いを交わしても、いいのだから。*] (162) 2021/03/20(Sat) 0:37:11 |
【人】 春日 幸貴[朱里のくすんだ世界に色を与えられたのが俺なのだと、そんなふうに言ってもらえることは――照れ臭くて、気恥ずかしくて、だけど、この上なく嬉しかった。 このために生まれてきたんじゃないか。 そう思えてしまうほど] ありがとう、朱里……。 二人で一緒に幸せを掴もう。 [既に掴んだ幸せのほかに、もっとたくさんいろんな幸せが、輝きが、世界にはたくさん散りばめられているはずだ。 それを二人で掴むために、これからも共に歩んでいきたい。 そう思いながら、彼女の頸にそっと手を当てた。 再び見つめ返してくれる彼女の瞳に吸い寄せられるように、顔を近づけていた。 拒まれなければそっと唇を重ねるだろう。 重ね合った掌をそっと擦り合わせ、指を絡め合いながら]* (163) 2021/03/20(Sat) 0:49:30 |
【人】 星見 朱里勇者と魔王は運命で繋がっていて。 そして勇者とお姫様も運命で結ばれていて。] うん…! もっともっと、幸せはいっぱいあるよね…! ぜんぶ、手に入れるんだからね [今幸せだけど、これまでも幸せだったけど――これからもっと多くの幸せを見つけられて、得られることができるはず。 そして――少なくともこれまでの人生で、いちばん幸せな瞬間の予感が、顎に差し込まれた。] (164) 2021/03/20(Sat) 1:01:21 |
【人】 星見 朱里幸貴… [繋いだ手と、抱き締めあった手を支えにして踵を少し上げて。 自分を見つめてくれる彼の瞳を映して描いたまま――今だけ、彼を世界の全てとしたためて、目を閉じて。 これだけの、初めての…想いと、唇を重ね合わせた。*] (165) 2021/03/20(Sat) 1:01:38 |
【人】 春日 幸貴[繋ぎ合わせた手の熱、 抱き締め合った体の熱、 触れ合った唇の熱。 陽の光なんかより余程熱くて、だけど遥かに心地よかった。 今だけ、俺の腕の中が世界の全てのようだった。 他には何も存在しないかのように朱里に酔いしれていた] (166) 2021/03/20(Sat) 1:19:46 |
【人】 春日 幸貴[どのくらいそうしていたんだろう。 長いような短いような、永遠にそのままでもいいとさえ思ってしまうような時間の間、唇と同じくらいに掌と指を感じていた。 もしディープキスを知っていたら掌の代わりにそっちを選んでいただろうと、将来思い返すことになるのを今はまだ知らない。 抱き締め合うだけよりも、もっと朱里の傍に行きたい――そう思った答えが、このときはキスだった] (167) 2021/03/20(Sat) 1:20:05 |
【人】 春日 幸貴[静かに唇を離して、瞼を開けて、朱里の顔を改めて見つめた] 朱里、たくさんの“初めて”をありがとう。 これからもいろんな“初めて”を俺に教えてくれよ。 俺には知らないことがたくさんある。 朱里と一緒に知っていきたい。 [微笑んで静かに伝えた声は囁き声にも近かっただろうけれど、これだけ近くにいればはっきりと聞こえただろう。 これからも朱里と共に歩んでいける。その安らぎが俺の心を深く満たしていた]** (168) 2021/03/20(Sat) 1:20:46 |
【独】 春日 幸貴/* (:3[____] お弁当食べてレジャーシートでごろごろして夜空を眺めるとかもしたかった感はある (深刻な時間不足) 72h+延長じゃ関係が深まりすぎるとかいう懸念してなかったっけかな? これ以上ないくらい深まりましたが……………… (-50) 2021/03/20(Sat) 1:23:03 |
【独】 春日 幸貴/* 楽しかったからいいんだけど いやぁ 思った以上に相性のいい子たちでずぶずぶと びっくりしたな……(溶鉱炉に親指を立てて沈みながら) (-51) 2021/03/20(Sat) 1:24:01 |
【人】 星見 朱里[彼を想う心が、想われたい心が、唇を通して彼と伝え合う。 身体のごく一部が重なっているだけで、自分の中のものがいろいろ爆発して。 もし彼の舌が割り込まれたら、心だけでなく体も求め合うことを覚えてしまうだろう――それぐらい、もっと彼と一緒になりたくて。] (169) 2021/03/20(Sat) 6:40:26 |
【人】 星見 朱里[唇が離れたのを実感しても、しばらく瞼が開かなかった。 感動と想いの熱さのあまり、涙が溢れてしまったらしい。 彼の言葉に頷きながら、目元をぬぐって…彼を見つめれば。 涙で洗われた視界に映る最愛の人が微笑んでくれていて。] 幸貴…退院と復学と登頂おめでとう [繋いでいたり抱き合っていた両腕を彼の首元に回し、抱きつきながら自分から唇を捧げた。 頬なんてもうまだるっこしいから、本当の祝福のキスを。] (170) 2021/03/20(Sat) 6:41:10 |
【人】 星見 朱里幸貴…あれ見て [しばらくして顔を離せば、彼を引っ張って横を向かせれば――崖になった部分から、自分たちが住む街が一望できる景色が広がって見えるだろう。 学校も病院も――休日に出かけた先も、これからの未来に訪れる場所も。 この街という世界が、全て眼下にある。] これが…幸貴が救った世界、だよ [幸貴によって救われた自分の目に映る景色だから、彼が世界を救ったと言って過言ではないはず。 光と風も、そう言っているから。**] (171) 2021/03/20(Sat) 6:48:40 |
【人】 春日 幸貴[今はまだ、体まで求め合うことには不安があった。 補助があるとはいえ、壊れかけの心臓が耐え切れるのかが怖くてたまらなくて。 躊躇いなく求められるのは、きっと本物の心臓が手に入ってからになるのだろう] (172) 2021/03/20(Sat) 7:11:29 |
【人】 春日 幸貴[その後、朱里に促されて街の全景を見た。 彼女の言葉を聞きながら見下ろした世界は、俺がずっと知っていたのと違う色をしているように見えた] 俺たちの世界だな……。 [救ったと表現されて、抵抗は感じなかった。 二人で一緒に歩んできて、世界は確かに別の姿になったと感じるから。 だから彼女にそう微笑みかけて、その後もう一度、隅々まで見渡すように世界に目を向けた。 いろんな場所に行ってみたけれど、それでもまだほんの一握りだ。まだまだ知らないものがこの世界にたくさんある。 もちろん、この世界の外側にも。 天から降り注ぐ光と体を撫でていく風が、俺たちを祝福してくれているように感じた]** (174) 2021/03/20(Sat) 7:12:22 |
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