キューは、不思議そうに小声で返し、カウスに視線を戻した。

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　キューは、「聞き流していい」との言葉に素直に頷いた。
　が、何かを言いたそうだ。

　きっと後でラサルハグの所に向かうだろう。

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　キューは、ラサルハグの元を訪れた。あなたはどこにいるだろう。

　キューは、首を横に振った。彼はカウンターのすぐ前に来る。

　キューは、首を傾けている。

　キューは、ラサルハグの言葉に数度頷いていた。

　キューは、こっくり。最後に大きく頷いた。
　理解したらしい。（少なくとも本人なりに）

　キューは、姿勢よく言った。自信があるようだ。

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　キューは、頷き、真剣な様子で言った。

　キューは、少し困ったように言った。

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　キューは、ぶすくれた様子で言った。ちがうもん。

あ──

　キューは、何度も頷き、そして俯いた。
　行き場の無いような手がふらふらと、
　頼りない動作で顔を覆った。覆い切れてもいないが。

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　キューは、泣き出した。

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　以下、キューからこの様なことが聞けます。

・キューは『壊れた時報』のボクと『もうひとり』の当方とだけ。第三のキューは存在しない。（少なくとも彼の認識上は）
　ボクや『もうひとり』が指す“キュー”は、どちらかではなくどちらもを指しての言葉。

・力関係は「『壊れた時報』＜『もうひとり』」であり、キューは様々なことに関して制限を受けている。具体的に挙げ出したらキリがないが、大きなものの例として「『壊れた時報』の言葉への制限（あべこべ）」がある。

・制限のひとつが、「『もうひとり』の行為を記憶しない」であり、呪術ギルドでの取引により現在は「記憶すること」と「僅かな干渉」が可能。
　『もうひとり』の視点では、「『壊れた時報』は、一度は制限の一部を解除したが、その努力虚しく『もうひとり』が同様の制限を再度かけた」ことになっている。

・可能になった「僅かな干渉」で、『もうひとり』の認識を少し書き換えている。例として「今このラサルハグとの話の内容を、『壊れた時報』に不利にならないようにする」等。

　キューは、言葉を詰まらせながら言った。

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