人狼物語 三日月国


69 【R18RP】乾いた風の向こうへ

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【人】 中隊長 アーサー



 [対策も薄いこの魔法の強さは、今
  この現状が示している程のものだが。
  如何せん発動までにある程度の時間と
  消耗とを強いられなければ
  ならなかった。

  よって先程彼に伝えたのは
  かの時の様に先陣を切ってくれ>>1:48>>1:49
  というもので。


    意図を読み切ってくれた様で、
    その時間稼ぎと守備は
    成功の一助を大いに担ったのだった。]

 
(87) 2021/04/22(Thu) 10:48:28

【人】 中隊長 アーサー



 [同じ金糸雀色の軍服の彼女の事は彼に任せ、
  
消耗は誰にも気取らせない様に

  悠々とした足取りを以て、指揮を執っていた
  将兵の方へと歩み寄っていった。

  からりと、戦闘や陽動の際に壊してしまった
  木箱や壺やの破片が足元で音を立てて
  此方の来訪を相手に伝える。


    意識を奪う前にと止め、
    黒紅に戻った刀身を相手に突き付け
            相手に一言を送る。
              
              あの時と同じ声で、
                 同じ笑顔で。]

 
(88) 2021/04/22(Thu) 10:49:43

【人】 中隊長 アーサー



    流石
    国の要所たる関所を衛る将兵殿。
    
    *
 
(89) 2021/04/22(Thu) 10:50:09

【人】 第11皇子 ハールーン



 あ、そうだね!
 アンタル、これ俺が作ったお菓子なんだけど
 皆に、……皆と食べれたらと思って!
 俺ね、料理人になろうと思うんだよね!


[>>82ダレンに促されるまま、一応、言い方には注意を払った。何が誤解されるか解らないから、意図もちゃんと伝えて──これは執事試験でのあの騒動が役に立ってるかもしれないななどと振り返りつつ。]


 『──ほぉ!へぇ〜それはそれは、
  じゃあ早速茶を淹れさせようか!』


[アンタルがダレンに手を差し出す。無事に受け取ってもらう。

すると通路の奥、階段の方から『アンタル!』と高い声が聞こえた。そしてこちらへ駆けてくる小さい影が、隣の兄に飛びつくまでお時間少々。]


 『アルスラーン、こっち来ちまったか!』


[兄が笑いながら肩に抱き上げたその子の名は記憶にある。『アルスラーン』、もうすぐ6歳になる第16皇子だ。茶色の髪と薄緑の瞳に親近感が湧いた。]

                
.
(90) 2021/04/22(Thu) 14:14:29

【人】 第11皇子 ハールーン



 か……っ、かわいいね?!
 俺と同じ色だ〜! こんにちは!


[興奮しすぎて思わずダレンの服の裾を掴んで、同意を求めてしまった。
改めてその小さな弟に自己紹介をしていれば、また違う声が割り込む。どこか聞き覚えのあるその声。]



 「……ホント緊張感ねぇな、クソ兄弟。」


                
.
(91) 2021/04/22(Thu) 14:16:10

【人】 第11皇子 ハールーン



  ……イスマーイール……


 「アンタル、それ貸せよ。茶ァ淹れてくる
  ハールーン、オマエも来い。気になんだろ」


[自分とは違う白めの肌にオレンジの髪。歳は同じのその弟は、あの日毒殺を仕掛けてきた人物──第12皇子イスマーイールだ。

アンタルが苦笑しつつ呼び止めるも、さっさと給仕室へ向かっているようだった。ダレンに彼の事を口頭で簡単に紹介した。過去に何をされたかも含めて。]


 「──おい、早くしろ。」


[彼の言う『気になるだろ』とは、自分があの日から頑なに出された食事に手をつけなかった事に由来するんだろう。

"誰の手を通ったものか"をひたすらに気にしていた。もっとも、ここに居てそれを気にするのは当時の居住人数を考えると不可能で。それでノイローゼ気味になりながら別宅に逃げたのだった。

──少し、懐かしく思える程度には色褪せた記憶らしい。否、隣に居てくれる人のお陰で心強くいられるからかもしれない。
ダレンに目線を送って、返答する。]


 ……いま、行くよ!


*
(92) 2021/04/22(Thu) 14:18:43

【人】 宵闇 ヴェレス

 嬉しそう。

[ 折角褒めてくれているものを、あまりに無粋な反応だったかもしれない>>75。このワンピースは彼が気に入り勧めてくれたものだから、似合うようなら安堵の気持ちはある。
 けれど着付けないのは変わらないので、姿見の前で前に後ろに確かめてみたりする。布地の多い裾がゆったりとはためき膝が覗く。

 暁暗から夜明けまでは瞬く間で、石畳の上を歩むほど落ちる影は濃くなっていく。敷地内に放された鳥の鳴き声も遠くから響く。]

 子どもみたい。

[ 宿として改装されているのは一部の区域だけなのだろう。後は往時の面影を残したままの佇まいだ。城の中を見て回ろうとの提案にダンテも乗り気となってくれたのは嬉しいが、その理由が無邪気極まりない。
 笑いを抑えて口元に手をやる様に、子どもの頃の思い出とだけ受け取ってはいないことが知れるだろうか。]
(93) 2021/04/22(Thu) 14:30:50

【人】 宵闇 ヴェレス

[ ザクロ、オレンジ、りんご、バナナ、パイナップル、レモン、種類ごとに山と盛られた果実は目にも楽しく、中には人参などの野菜もある。見覚えのない果物も中にあり、聞いてみるとデーツというこちらで好まれる果実のようだ。一際目立つ山はザクロのもので、他のものの倍ほどの数が盛られている。よく注文されるのだろう、それならザクロを、と選ぶとあっという間に絞り機に掛けられ、卓に運ばれてくる。氷を満たしても居ないのに水滴が滴るほどに冷えているのは、盛りとは別に冷やしておいた果実を準備しているのだろう。
 ダンテはこちらの朝食の定番であるパンケーキを頼んだので、他のものを選ぼうとすると、やはりこちらでよく食べられているという惣菜のプレートを勧められた。数種類のチーズに、ツナやナスのペースト、卵料理。それにチョップドサラダなどが一皿に盛り付けられている。パンと合わせるといいと言われたが、食べきる自信がない。ダンテが注文したパンケーキは甘みのないものらしいので、それを少し分けて貰えないかとねだる。どのみち惣菜もすべてをひとりで食べきる気はないのでシェアだと言い張る。

 同じ異国での朝食であるのに、昨日と比べて随分と落ち着いて感じるのは、 腰を落ち着ける宿を見つけている為か、静けさの為か。
 この宿が喧騒から離れている為もあるが、こうしていれば治安を恐れる必要などないようにも思えるものを。]

 市場や街の方の雰囲気も好きだけど、少しだけ遠いのが難だね。

[ 遠いからこそ部屋から覗く展望であるし、自分でそれを望んだのだから文句がある理由もないが、気軽に行き来し難いのだけが残念だ。]**
(94) 2021/04/22(Thu) 14:35:13

【人】 第11皇子の従者 ダレン

>>90主が意図を含めて説明したお菓子を、アンタルに差し出して受け取ってもらった。
 そこへ現れた少年は主と色合いが似ていて、思わず主の幼い頃を想像した]


  可愛いな……。
  こんな幼い方もいらっしゃるのだな。


>>91同意を求められて頷いて、幼き皇子に跪いて自己紹介をした。
 >>92次いで現れた皇子のことを主から聞けば、共に行かないわけにはいかなかった。

 兄弟の差し入れたお菓子に浮かれて飲み物を用意する兄弟たちと思えば微笑ましいのに、その裏にある事情を知れば気が重くなる光景だった。
 主が望む『ふつう』の暮らしは、ここには無いのだろう。

 では、主が望む暮らしはどうすれば実現できるのだろうか。この国の中で果たすとするなら、国王が決まってもらわねば始まるまい。
 一介の従者にできることなどありはすまいと思いながらも、少しでも理想に近づける方法を探していこうとダレンは密かに考えていた]**
(95) 2021/04/22(Thu) 16:35:11

【人】 祓魔師 ダンテ



 嬉しいよ

[ 自分の見立てが間違ってなかったのか、彼が何を着ても似合うのかはわからないが。思った通りかそれ以上かのものが見れたなら単純に嬉しいものだ。
 しかも自分のわがままに付き合ってくれたようなものだ、その気持ちが嬉しい。

 可愛い綺麗だとか、ヴィに言っても、彼にとってはあまり意味をなしていないのかなとは思ったりする。彼の種族的な特性として、自分のような世界を占める大多数の人種が好むような姿なのは、猫が猫のまま可愛いみたいなもので、そういうものだからくらいの感覚なのかもしれない。推し量るばかりだが。]

 ふふ、子供の時のやり残しだから、大人がすること

[ 子供みたいというからそう答えて。とはいえ、凝った作りの宿に泊まることが今後もあるなら毎回同じようなことは考える気もする。

 自分の話を聞きながら、彼が笑いを堪えるような仕草をしていたから、こんなつまらない話でそんな反応をもらえるならと何だか喜ばしい。
 それから口元を抑える仕草に少し笑って。*]
(96) 2021/04/22(Thu) 17:06:02

【人】 祓魔師 ダンテ

[ スタンドには色とりどりの果物と野菜もいくらか積まれていて、目移りするほどだ。ヴィは多めに積まれていたザクロが人気なのかだと判断して、それを選んだようだ。
 地元の人に人気なら触れて見たいのはわかる気がする。]

 ザクロの実を一つ一つとるのがもどかしいってなるのに、こんなに果汁が取れるんだね

[ 届いたグラスは赤い液体が満たされて、グラスは結露しているからよく冷えているのだろう。氷で薄めることもしないから果実だけの味が楽しめる。

 自分はしばらく考えたがお任せで野菜ジュースを作ってもらった。旅先で急遽パランスとか考え始めるようなアレだ。]

 うん、もちろん

[ ヴィがシェアしようというから即答した。主食だけ決めたのはヴィが何を頼むかを見てから考えようと思っていたからだが、偶然かちょうどサイドになりそうなものを彼が頼んでくれて少し笑う。]

 足止めされて仕方なくってのを忘れそうになるね
 もっと安全なときに立ち寄りたかったな

[ ゆっくり朝食をとり、締めにはコーヒーまで。市街地の喧騒も普段なら好ましいのだが、この国の前提を考えるなら緊張も伴う。

 だから自分としては、少し離れたこの場所でよかったとも考えてしまうが、各地の風土や文化など興味ありげなヴィとしてはもったいないと考えてしまうんだろう。*]
(97) 2021/04/22(Thu) 17:08:01

【人】 第11皇子 ハールーン

─ 給仕室 ─


 「皿は下の棚の左にある一番デカイ奴使え。
  茶葉はモスグリーンの棚。茶器はその上。 
  壊すなよ。人数?知らね。6人でいーんじゃね。」


[──なんて事を、コンロ台に足を組んで座りながら上から目線で一気にまくし立てるもんだから、俺は流石に開いた口が塞がらない。あの頃と全く変わっていないのだ。
変わってないといえば、この給仕室も何年経っても真っ白のまま。鮮やかな濃いブルーとターコイズ、ウルトラマリンのタイルが幾何学模様を描いていた。コンロの上に備え付けられた棚はモスグリーンの石造り。コンロしたの棚のドアは昔から木だった。ここだけなんで材質が違うんだろうと、今も同じことを思う。それはさておき、]


  ……ちょっ、なんで命令してんの?!
  俺がやる!

 「オマエ相変わらず莫迦だな
  何の為の従者なんだよ。仕事を奪うな。」


[そういえば、といった雰囲気で俺はじっとイスマーイールを見つめた。実に嫌そうな怪訝な顔で見つめ返される。]


 「……何?」


  イスマーイール……従者居ないんだ。


 「殺してやろうか???」
                
.
(98) 2021/04/22(Thu) 19:40:21

【人】 第11皇子 ハールーン


[引きつった笑みで零された物騒なセリフに、思わず笑ってしまった。こんなやり取りを、ダレンはどう思ってるんだろうか?さっき伝えた情報が冗談みたいな雰囲気にみえるかな。
だけど、そう思ってるのは俺だけかもしれない。憂鬱そうなセリフが続く。]


 「もてなしてやってんのに何その態度
  ホント腹立つ野郎なとこは変わってねぇ
  昔からトチ狂ってんだよな。」


  それ、俺のこと毒殺しようとした人が言う?!


 「……昔からそう。皇子の自覚がねンだよ。
  家のために強い奴が残るのは当然だろ。
  弱ぇヤツまで大事に保護なんかしてたら
  秒で財政破綻の未来が見えるわ。」


[『財政破綻』という単語に少々面食らう。確かにそんなこと、考えたことなかったかも知れない。イスマーイールの言葉はそこで終わらなくて]


 「オマエの主観では悲劇かもしんねェけど、客観、
 『皇子の自覚もなくフラフラと逃げ回った挙げ句、
  特に用もないのに男連れで帰ってきた不良債権』
  って状態なの、オマエ解ってんの?」


[そこまでいって、何かに気づいた様に口を噤む。俺は、返す言葉が見つからなくて、ただ、相手から目を離さない事しかできない。]
                
.
(99) 2021/04/22(Thu) 19:45:37

【人】 第11皇子 ハールーン



 「……悪い。言い方誤った。

  けど、お前は全然解ってない。
  こうやって生まれてきたんだろうがよ。
  死ぬのが嫌なら、大人しく言う事聞いてりゃ
  不自由なく暮らせるだろうが。」


  ──大事にしてる、ものが、違うだけ、
  じゃないかな……


 「…………そうやって馬鹿にした目で見るオマエが
  ずっと大嫌いだ。帰ってくんなよ。」


[酷いことを言われてる気はするのに、俯向いてこちらを見ないこの弟の方が傷ついてる気がして、何も言えなくなった。

こんな事を考えてるなんて全く思いもしなかったから、思いやる様な返事はできなくて。自分を正当化してしまっただろうか。でもそれも分からない。

重い空気になってしまったと、ダレンを気にしたら、同じタイミングでイスマーイールが声を投げる。]

                
.
(100) 2021/04/22(Thu) 19:49:11

【人】 第11皇子 ハールーン



 「──おい、出来たか?
  こんだけ喋ってんだ流石に出来たろ。」


[皿に並べられた菓子類を『悪くないじゃん』と眺め、胸元から取り出した指輪を嵌めて、皿の上にその手を翳す。]


 「ふーん。なんも盛ってねぇな。OK。
  行くぞ。」

  ……えっ、何それ、なにか分かるの?


[指輪を外して仕舞いながらさっさとキッチンの外へと踵を返す彼に問えば、毒殺防止に職人に特注で作らせたものだという。石の変色によって毒も数種類見分けられると簡潔に教えてくれた。それから、背中越しにひとこと。]




 「……アンタルが味方だとか思うなよ。」



[それについては、彼はもう口を開かなかった。]*
                
.
(101) 2021/04/22(Thu) 19:57:06

【人】 第11皇子の従者 ダレン

>>98主についていくと、イスマーイールがまくし立てる。
 はて、誰に言ったのだろう──と、ダレンはきょとんとした。

 というのも、自分の主以外から命令される可能性を考えていなかったのである。
 「俺がやる」と言い出す我が主を見てから、もしかして自分が言われたのかと思う有様であった。

 さすがに主の手を煩わせるわけにはいかず、他に誰もいないのならダレンがやることになっただろう。
 主がどうしても自分でやりたかったのなら手伝うことになろう]
(102) 2021/04/22(Thu) 20:14:32

【人】 第11皇子の従者 ダレン

[イスマーイールの物騒な言動>>98は軽口の範疇と受け取ったものの、主への侮辱>>99は聞くに堪えなかった。

 とはいえ主に争う意思がないのに従者の己がぶち壊すわけにはいかず、視線を逸らして聞かないふりをしていたが。
 ダレンの表情には怒りが滲んでいた。

 それは主に様子を窺われたとき>>100に気づかれてしまったかもしれない]
(103) 2021/04/22(Thu) 20:15:46

【人】 第11皇子の従者 ダレン

>>101毒がないか見極められる指輪の存在を知ると、魔法具の優秀さに目を瞠った。
 毒見で死んだり障害が残ったり、そういう不幸な使用人が出なくなる。
 もっとも、そんな魔法具が普及することがあれば毒自体が使われなくなってしまうのかもしれないが。

 背中越しに言われた言葉には、何とも言えない思いが浮かんだ。
 アンタルの人当たりの良さは、弟を懐柔したいだけなのだろうか。味方は多いほうが良いのは確かだが。

 こういった、腹に何があるかわからない者たちの世界は性に合いそうにない──と、ダレンは心中でため息をついていた]*
(104) 2021/04/22(Thu) 20:16:10
第11皇子の従者 ダレンは、メモを貼った。
(a9) 2021/04/22(Thu) 20:16:32

【人】 宵闇 ヴェレス

[ 子どものときにできなかったことを大人がするのだ>>96、と言われると非常に腑に落ちるものがあった。確かに、子どもと比べて大人の自由になるものの方が大きい。経済力であったり、行動の自由であったり。子ども時分と今を比べての不自由に思い当たることはない。
 自分も彼も継嗣の立場であったり家に縛られなどしない生活であるから気儘なものなのかもしれない。彼の家は兄が跡を継いでいるという。]

 他にやり残したことの覚えはない?

[ 思い出話をねだり、冗談めかして聞くが、叶えられるものなら何でも叶えてあげたいという思いがある。できるなら共に過ごす時間の中でできるだけ多く。]
(105) 2021/04/22(Thu) 21:00:09

【人】 宵闇 ヴェレス

 ひとつひとつを剥けばそうだろうけど、半分に割って絞るんだよ。ほら、あっちみたいに。

[ ちょうど新しく注文が入ったのか、水滴を纏う赤い果実が絞り台の隣に置かれ、無骨な刃物でふたつに断たれた。此処からの位置では赤い塊にしか見えないが、断面にみっしりと実が詰まっているのだろう。

 そもそも用向きがないだけの理由で、生国を出奔しひとつところに落ち着いた後、旅のひとつも出たことのない不精であるから、異国の見慣れない全てが珍しい。

 他国の言語や文化に人文的な知識や興味は仕事柄あるが、それと実際目にするのは別だ。
 そういえば、聞いたことはあっただろうか。]

 そういえば、ダンテはどうして僕を旅行に誘ってくれたの。

[ いつか旅に行こうと言われて、断わる理由はなかったからふたつ返事で承知した。ただの旅客と宿の主の間だった。話の弾みや、空約束でも一向不思議はなかったろうに、彼は律儀にその約束を守った。そうして今があるのだから、とまで考えて、ふと真顔になった。]

 ……ごめん、やっぱり今の無しで。

[ 今となってはその発端を自惚れと毀損しなくてもいいのではないか。照れを覆うのに表情を鎮めれば必然真顔になるしかない。]**
(106) 2021/04/22(Thu) 21:03:17

【人】 第11皇子 ハールーン


[子供の頃から何かと喧嘩をしていたなと思い出していた。下の棚から大きな皿を出して、菓子類を並べようと容器の蓋を開ける。あの頃とひとつ、この家が違っているのは人が少ないことだ。護衛や兵らしき者は視界の端に映れど、女性がいない。

ダレンには紅茶をお願いした>>102。茶葉は何がいいだろうか。意外と種類は多いのだが一番スタンダードであると思われるものでお願いした。]

                
.
(107) 2021/04/22(Thu) 21:23:39

【人】 第11皇子 ハールーン



 ……早めに帰ろう。
 さっきの魔法具屋さんにも行きたいしね


[付き合ってくれてありがとう、と笑顔で感謝を告げて。

きっと、用意だけで疲れさせてしまったに違いない。一瞬覗いたその表情>>102は、今まで見た事なく険しいものだったから。自分はこの世界に慣れなくて避けていたつもりだったけれど、他の人間よりは慣れてしまっているんだろう。]
(108) 2021/04/22(Thu) 21:39:28

【人】 仕立て屋 アルフレド

[店番といえば、両親が居たころの店は母親が店番をしていたことは想像に難くねぇ。実は父親のほうがはるかに口が上手かったが、面倒なやり取りは全部母親に任せてやがったから、家の中じゃその技術を見せたことがなかった。

母親が亡くなってから奴はその口上手を使いこなし始めた。農具を買いに来たばあさんじいさんに本当に上手いこと言って謎の形の道具を売るのが本当に得意だった。それが本当に使い物になったかは知らん。

オヤジのヤツは俺に魔法の―こういった才能があると知るとすぐに師匠面できる実力者に俺を預けやがった。その師匠―オヤジの飲み仲間―ってクセが強いしあんまり世情に詳しくねー。

結局誰かお偉いさんのお抱えにはなれんかったが、それはそれで今と別の道だ、これで良かったかもしんねぇ。

オヤジも師匠面の共通点は酒の飲み方と火加減のうんちくだけだ。ありゃどっちも穴の開いた布袋だわ。]
(109) 2021/04/22(Thu) 21:41:17

【人】 仕立て屋 アルフレド

 あいよ。次があるならまた来てくれな。

[身綺麗な依頼主からは依頼のアクセサリ。勿論効果を持った魔法石、それと銀細工である。直前まで納得いく出来でなかったのでほっとしている。]

 へえ子供ができたのか。何歳?え、それ、はええな。
 もうその年で旅させるのか?それ用にちっこいのか?
 なら一個袋買っとけよ、子供はすぐに成長するぜ。

 子供いねえのによく言うってのは傷つくぜぇ…?
 お得な一割増にしたるぞ?

[久しぶりに魔法の袋を買ったなじみの行商はプレゼントとして魔法の布袋を買いに来た。子供と聞くと少し負けた気分である。]
(110) 2021/04/22(Thu) 21:43:07

【人】 仕立て屋 アルフレド

 …おまえその袋そんなことに使ってんの?
 キゾクサマもびっくりの使用目的じゃねーの。

 まあ心強いことは間違いねぇな。
 でも気をつけろよ?そんなん往来で振り回したら捕まるぜ?

 両手でそれぞれ持つか?いらん?あっそう。

[冷やかしに来た酒場でよく話す荒くれは細長めの布袋に石を入れているそうだ。振りまわすと恐ろしい威力になるとか。]
(111) 2021/04/22(Thu) 21:44:29

【人】 第11皇子 ハールーン


[広間に案内されれば、アンタルとその従者数名、アルスラーンと乳母達が背の低いテーブルを囲む黒い革張りのソファに座って談笑していた。

ふてぶてしくも輪を作るように座るイスマーイール。2、4番目の兄達は居なくて、ホッとした。
ダレンに持って貰っていた皿をテーブルに置く。客人であるのにそんな事をさせて申し訳無い、と、アンタルが紅茶類をアルスラーンの乳母達に引き受けて貰ってくれた。それぞれに置かれたカップに注がれる。俺はちゃぁんと率先してそれらに口をつけた。]


 ……スライマーン、は?


 「婿に入ったよ去年。お前もそうすれば?
 わざわざ見栄張って従者なんて抱えてねぇで。」


[さっきより一層トゲトゲしくイスマーイールが教えてくれた。6番目の兄の行方。一方、俺は感心してしまう。ここを抜け出すのに、色んなやり方があるんだな、と。

アンタルもアルスラーンも、作った菓子を褒めてくれた。特に小さな弟は、無言で夢中になって食べてくれていた。その姿は素直に嬉しくて笑顔になった。

よく見れば、アンタルもその弟さえもさっきの『指輪』をしていた。イスマーイールのあの言葉がぬるりと心を逆撫でる。]

                
.
(112) 2021/04/22(Thu) 21:46:35

【人】 第11皇子 ハールーン



 (俺が信用をされてるされてないとか、そういう話じゃなくて……必要な自衛だよ)


[そう言いきかせるも、もしその指輪がなければ皆食べてくれたのだろうか。そんな考えが頭を過る。
そんな考えに、心が沈むのは、甘えだなと。>>0:146『逃げ回っていた』それは兄弟間での共通の自分への評価なのだろう。出生に向き合っていない、そう言われれば、そうなんだ。]


(さっきの話……ダレンにどう思われたんだろうか)


[問えばきっと、自分を傷つけない言葉を選ぶんだろう。隣にいるその人の事を、伺ってしまう。
向かいのアルスラーンが、菓子を頬張ったままじっとダレンを見つめていて。ちょっと笑ってしまった。さすが俺と似たカラーリングの弟。好みが似てるのかな、なんてね。]

                
.
(113) 2021/04/22(Thu) 21:53:11

【人】 第11皇子 ハールーン


[──『どうして戻ってきた。』

その答えを、自分はもう自覚して持っている。
およそ死んでも口に出せないもの。

菓子を囲んで談笑しつつ、ぐるぐると渦巻いていく暗いものから離れられそうにはなかった。そんな折、]



 「──…………へぇ?
  これはこれは、珍しい客人が居るもんだね。」



[この国特有の乾いた風のような。生き物を選ぶ無慈悲な抑揚のない低い声が響いた。]*
(114) 2021/04/22(Thu) 21:54:22

【人】 第11皇子の従者 ダレン

>>107給仕を買って出てそのまま本当にやることになった主の手伝いで、紅茶を選ぶことになった。
 主のお菓子に合わせるならあっさりした風味のものが良いだろうかと、セイロンを用意して]


  そうだな、用が済んだらまた行こう。
  買い物もあるしな。


>>108主に笑顔で声をかけられると、微笑んで答えた。
 ずっと主との身分の差を意識することがなかったが、ここに来てからは意識し通しだった]
(115) 2021/04/22(Thu) 22:06:54

【人】 第11皇子の従者 ダレン

>>112他の皇子たちの元へ用意したものを持って向かうと、あとは乳母たちが引き受けてくれた]


  我が主は給仕がお好きなようでして。
  お手伝いしないわけには。


[客人なのにと謝られると微笑いながらそう返して、注いでもらった紅茶には主同様、早々に口をつけた。それが安全なものだと証明することになるのは理解していたから。

 主のお菓子は好評なようで何よりだが、皇子たちが皆あの指輪をつけていることにはダレンも気が付いた。
 身を守るためには必要なことだろうと、邪推しないように努めた]
(116) 2021/04/22(Thu) 22:07:23
 




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