人狼物語 三日月国


72 【R18RP】エロトラップダンジョン村【誰歓】

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【独】 ローグ ギュルセル

/*
ん、クリスタちゃん寝たか
どーしよっかな
連日拘束するのやだしなー
明日少しお相手はしてもらうけど、早めに去れるといいな……
(-62) Siro_neri 2021/05/04(Tue) 23:10:47

【人】 舞姫 イクリール


  はぁ、はあっ――えっ…スー、くん?

[呆然と目を瞬く。
反射的に足を閉じようとして、混乱した眼が己を支配する男を見上げた]

  いっ、ぁ……!
  待って、止まって! あ、ぁ…ぁぁぁあ…♡

[身のうちからも外からも牙を突き立てられる。>>41

頬が熱い。奥が疼く。歯形を残される度にテンガンを押し退けようとして身を捩っても果たせず、イクリールは断末魔じみた悲鳴をあげて一際深い絶頂を迎えた*]
(47) nantomohaya 2021/05/04(Tue) 23:11:57

【人】 騎士見習い テンガン

[腰を打ち付ける度にイクリールは面白いように声を上げる。
甘い嬌声に煽られるようにして、テンガンは彼女の身体を穿つ。
幾度も幾度も達して己を締め付ける女の身体が堪らない。
止められなかった。

彼女が何度目の絶頂を果たした時だっただろうか、彼女の視線の色が変わったのは。>>46
どうやら彼女もこの場にいる人物に気が付いたらしい。
誰の前で嬌声を上げていたのか自覚したようだ。

その瞬間、テンガンは獲物を見る獣の目をしてイクリールを見下ろしていた。]

 ふっ、くく……ッ!

[笑みを零して彼女の肉体に牙を突き立てる。
逃すものかとばかりに。
彼女の肌に目に見える凌辱の証を残しながら、イクリールの最奥に精を放った。]
(48) mikeru 2021/05/04(Tue) 23:33:29

【人】 騎士見習い テンガン

 貴女の仰った通りですね。
 イケないことをするのはとても気持ちが好かった。

[暗にスピカの見ている前でイクリールを犯したことを示唆して、テンガンは嗤った。
余裕が取り去らわれた女の顔は予想通り、とても満足のいくものだった。

絶頂に放心したイクリールを浴場に放置して、テンガンは剣だけ回収してそこを去ることにした。
正直まだ少し足りなかったが、先輩の前で"独り占め"は良くない。
テンガンは他の獲物を探しに行こうと考えていた。]**
(49) mikeru 2021/05/04(Tue) 23:34:55
騎士見習い テンガンは、メモを貼った。
(a10) mikeru 2021/05/04(Tue) 23:39:22

【独】 舞姫 イクリール

/*
とんでもねー男ver.2.0リリースされてしまったな……
(-63) nantomohaya 2021/05/04(Tue) 23:43:11

【見】 マギカメラ レヴァティ

[後ろからカメラを従えてついていく。
その途中に黒光する大虫を見つければ入念にカメラを回して、肉片や卵など見落としがないかまで確かめていく]


 ……さすがにこの虫が相手だったら発狂ものですね。ああ、待ってくださいよ
 

[追いかける形で後からついていくけれど、虫の接近に移動は手間取り到着するのはかなりあとになるだろう**]
(@5) noblesse oblige 2021/05/04(Tue) 23:52:02
マギカメラ レヴァティは、メモを貼った。
(t1) noblesse oblige 2021/05/04(Tue) 23:56:08

舞姫 イクリールは、メモを貼った。
(a11) nantomohaya 2021/05/04(Tue) 23:57:12

【人】 ローグ ギュルセル

[レヴァティがついて来ているか後ろを見て確かめることはなかったが、彼女の声は届いた>>@5

男には自分が虫に犯される発想は無かったが、彼女の言葉をきっかけにほんの少しだけ想像しかけて、すぐに考えるのをやめた。
確かに発狂ものであろう。

他の誰かが犯される分には“面白い”で済むのだが]
(50) Siro_neri 2021/05/05(Wed) 0:12:55

【人】 ローグ ギュルセル

[やがて見つけたクリスタは膝を抱えて座り込んでいて>>38腹の膨れ具合には気付けないだろうが、打ちのめされた様子を見て>>39]


 今度は虫に遊んでもらったのかぁ?
 何回出してもらったんだ、言ってみろよ。


[推測を元に嘲るような声をかけながら、レヴァティの到着を待った]**
(51) Siro_neri 2021/05/05(Wed) 0:13:21
ローグ ギュルセルは、メモを貼った。
(a12) Siro_neri 2021/05/05(Wed) 0:16:01

【独】 ローグ ギュルセル

/*
>>49
テンガンくんが悪い子になってしまった。
可愛いテンガンくんを食べたかった。無念。
いや悪い子のテンガンくんも見たいので全然OKですけど。
どこ行きたいんだろうな……
(-64) Siro_neri 2021/05/05(Wed) 0:19:20

【人】 凍剣士 スピカ

―大浴場―


[獣のようなテンガンに組み敷かれたイルが、ひと際に深い絶頂を迎えて、二人の行為は終わった。

一部始終を見ていた自分の心に沸いたのは、二人が別の何かになりつつある、どうしようもない苦しさと、これからイルをどうしようかという、底なしの肉欲だった。
本当に、自分は別の何かに変わってしまったのだと実感する。

イルへの報復を済ませたテンガンが、この場を去ろうとするなら、何も言わずに見送るだろう。

――淫魔に、「心の内の欲望を露わにしてしまう魔法」>>1:152を掛けられる前の自分であったなら、間違いなくそうしたはずだ。]
(52) Eve 2021/05/05(Wed) 0:41:08

【人】 凍剣士 スピカ

君が、せめて君だけでも、ここから抜け出せるように祈ってるよ。
俺も、今すぐには抜け出せなくても、またいつか、君に会いに行く。

[その時、胸の内に沸いた欲望は、彼が無事に戻る事。
自分は、もう手遅れだろうから。
数少ない友人が、自分の知る友人のままでいて欲しい。
叶うなら、自分もいつかまた彼の隣に立ちたい。
そんな純朴な願い。]

――それでも、もし堕ちてしまったら。
俺も、きっとイルも、君が堕ちた先で待っている。

[彼を、一人にはさせたくない。
ただただ、胸の奥底の願いを口にする。
彼の落ちるところが、たとえ帰り道のない程深い場所であったとしても、迎えに行きたい。
それが、今抱いている欲望だった。]
(53) Eve 2021/05/05(Wed) 0:42:43

【人】 凍剣士 スピカ

[一しきり、心の内を吐露したところで、イルの方へと歩みを進める。
テンガンが何をしていようと、振り返ることはしない。

イルはどうしているだろう、未だ絶頂の余韻で満足に動けないでいるのだろうか。
どうであろうと構わない、彼女の身体を抱き上げて、そのまま湯舟へと向かう。
自らの着衣が濡れる事も構わず、湯の中へと歩み入る。
そうして水をかき分けながら、ある程度進んだところで腰を降ろした。
自分も、彼女も腰ほどがつかる程度の深さ。]

ずっと、貴女を探していました。
このまま堕ちてしまう事が避けられないなら、貴女と共に堕ちるのがいいと、そう思っていたので。
――何故そう思ったのか、自分でもわかりません。

[愛などと綺麗なものではない、それは決定的に違う。

けれど、この感情をどう呼べばいいかわからない。
彼女を自分の支配下に置きたいのか、自分もテンガンのように、彼女を貪ってみたいのか。
どれでもあって、どれでもない。
ただ一つ、確かに言える事は――]
(54) Eve 2021/05/05(Wed) 1:02:39

【人】 凍剣士 スピカ

イルがテンガンに抱かれて、淫らに喘いでいるのを見て、どうしようもなく昂ったのです。
自分でも、抑えられない程に。

[堕落の度合いで言えば、自分より上はいるだろう。
けれど、如何に壊れてしまったかで言えば、きっと自分だろう。
イルが大切だからこそ、このまま二人で堕ちていった先に何が待っているのか知りたい。

どこまでも独善的で、以前の自分であれば吐き気のするような思想。
もう、「スピカ」と呼ばれていた人間とは、限りなく近い別物になっている。

こんなものは、愛ではない。
これはもっと根源的で、もっと大きな力を持つ感情――]
(55) Eve 2021/05/05(Wed) 1:28:57

【人】 凍剣士 スピカ

どす黒くて、歪んだ欲求です。
俺自身、こんな感情がどこから湧いて出ているのかわからない程、制御の効かない感情です。

[友を、心の底から思いやる事はできる。>>53
同時に、大切なイルをこの手で汚してみたい。
二つの心が、相反したまま内在している。]

ねぇ、イル。
貴女がこのまま堕ちて行くなら、俺の手で堕ちてください。
俺も、貴女とともに堕ちて行きます。

[もう、二人共手遅れであるのなら。
もう、元には戻れないのなら。
大切な彼女と一緒に、堕ちて行きたいのだ。**]
(56) Eve 2021/05/05(Wed) 1:42:07
凍剣士 スピカは、メモを貼った。
(a13) Eve 2021/05/05(Wed) 1:52:49

【独】 舞姫 イクリール

/*
とんでもねー男ver.2.0リリースされてしまったな……(数時間ぶり2度目)
(-65) nantomohaya 2021/05/05(Wed) 5:06:48

【人】 舞姫 イクリール

[蛇の道に招こうと藪をつついて、とんでもないものを出してしまったのかもしれない。このダンジョンに踏み入って初めての、子種と快楽を拒絶するための抗いは、テンガンの獣性にいとも容易く破られた。>>48

獣が、思うさま肉を喰らおうとしている。
浅くなる呼吸。痛み。焦燥。屈辱。恐怖。――絶頂。

逃れようもなく肉を裂かれ、注ぎ込まれる熱く生臭い精。

最高にいけない最悪のきもちよさだった。スピカの視線>>52を感じながら床のタイルを掻きむしり味わう長い長い快楽は死に似ていた]
(57) nantomohaya 2021/05/05(Wed) 5:26:21

【人】 舞姫 イクリール

[テンガンの意趣返しの捨て台詞>>49に返す言葉もなく、うち捨てられた肉体を余韻に震わせたままイクリールは放心していた。この状況に本能が歓喜し理性が絶望して力が入らなかったから。

スピカ>>53が何か言っている。
彼らしい純朴な祈りに、どこか雲行きのあやしい濁りが混ざっているのは聞き間違いだろうか。

……"スピカ"が、この状況に遭遇したとして。
果たして普段の彼はただ黙って行為の一部始終を見届けただろうか? そもそも、彼はいつから?

テンガンを犯す自分を止めるでもなく、自分を貪るテンガンを掬い上げるでもなく、――まるで地の底から事態を見守るような物言いをするだろうか?

なにもわからなかった。
ただ、情事によるものとは違う汗がじわりと浮かんでいた]
(58) nantomohaya 2021/05/05(Wed) 5:28:34

【人】 舞姫 イクリール

[言い知れぬ違和感に震える身体を抱き上げられて、疲れきったイクリールはされるがままに湯に浸かる。蒸気と汗が歯形に染みて、ぴりぴりと緊張感を煽った]

  …………。

[じっと、スピカの述懐に耳を傾ける。>>54>>55>>56

口調自体は普段と変わらないのに、内容は何もかもおかしかった。……いや。イクリールはもう、彼がとつとつと語る欲望の出所を知っていた。快楽のさなか新たに植え付けられた"本能"を。泥の底で歪められた"理性"を。

どうしてだろう。
"イクリール"は泣いていた。
いずれ春の空に帰っていく筈だったお星さまが、いつの間にか地べたに転がる飴玉になっていることに。

女の身体は、味わって良くなったじゃないと彼の矛盾と申し出を悦んでいるのに]
(59) nantomohaya 2021/05/05(Wed) 5:29:59

【人】 舞姫 イクリール


  ……あ、

[ぱしゃりと湯が跳ねる。
無意識に彼にもたれかかり、口づけようとしていた身体を起こして、スピカの腕を拒絶しようとする。

イクリールの中にも、相反する何かが渦巻いていた]

  スー、くん。場所を変えない?
  私、わたし……嬉しくて、のぼせ、ちゃった……もの。

[涙を拭って取り繕う。

答えを先延ばしに――あわよくば逃げてしまおうかと逡巡しているのが隠せるほど、スピカと過ごした時間は短くはなかっただろうけれど**]
(60) nantomohaya 2021/05/05(Wed) 5:32:40
舞姫 イクリールは、メモを貼った。
(a14) nantomohaya 2021/05/05(Wed) 5:37:19

【独】 舞姫 イクリール

/*
センチメンタルムーブをしているイクリールですが、たぶんどんなルート辿っても淫魔化エンディング迎えたら母のかつての思い人から搾った子種土産に「黒髪の子どもプレゼントするね!親孝行!」って最悪ムーブすると思います。フィクションでも近親もの苦手だし誰かのNGかもしれないから具体的描写は差し控えた方がいい気がするけれど。
(-66) nantomohaya 2021/05/05(Wed) 6:00:20

【独】 舞姫 イクリール

/*
スピカさんの堕落度が8、9あたりでこの申し出だったら、イクリールは逆に喜んでいたかもしれない。知らん間にあっという間に知らん感じになってた上にずっと見てた(≒良くも悪くも乱入しない)理由が平時でもすぐ人と寝られるタイプのイクリールにはわからないのが怖くて腰が引けてる感じがする(メモ)

普段書かないタイプのPCだから、軸がぶれてそうでうぞうぞしますね……大丈夫かな。
(-67) nantomohaya 2021/05/05(Wed) 6:07:50

【人】 機構管理人 ルチル

─ 機構最深部 ─

[大浴場のショーは見物だった。

 清純だった騎士くんを見事に堕としたダンサーちゃんは、オレよりよっぽど淫魔らしい。
 堕ちた騎士くんのほうも、これから面白いものを見せてくれそうでわくわくする。淫魔化まではもう一押しだけど、あの調子ならあとはスムーズなんじゃないかな?

 2人とも人間だから、最初から淫魔として生まれたオレにはわからないことがわかるのかもしれない。それが堕ちかけの人間に効くのかな。

 正直、羨ましくなってしまう]
(61) Siro_neri_sub 2021/05/05(Wed) 6:45:54

【人】 機構管理人 ルチル

[そして先行き不安だった剣士くんをオレは気になって魔鏡で追いかけていたんだけど。
 彼が清らかな思いを表に出すのが、どうやらオレが彼にかけた魔法の結果らしいとようやく気がついた>>52 >>53


  あっははっ……、人間って面白いなぁ〜……。


[オレの魔法がこういう効き方をしたのは初めてだ。そのせいで見抜けなかったんだろう、彼の独特の堕ち方を。
 見境を無くさないで堕ちるコは、機構の中では珍しい。
 でも、人間としてはそっちのほうが普通なのかな? 特定の誰かだけを追い求めるのが。オレには無い感覚だ。

 オレにはわからない心の機微と、それが生み出す物語。
 そういうドラマを見ているとき、オレは人間に興味を惹かれる。もっといろんな人間を知りたくなる。見たくなる。堕としたくなる。

 たくさん、たくさん、いろんな人間を堕として、いろんな姿を見たい。

 オレはココの管理人が性に合っているのかもね]
(62) Siro_neri_sub 2021/05/05(Wed) 6:46:54

【人】 機構管理人 ルチル

>>1:25入って来たときの印象通りに手強い魔法使いの女と、そこに集う人たちを見る。>>39 >>@5 >>51
 彼女に因縁のありそうなローグくんと、彼女のファンのカメラウーマン。
 あっちも面白いことになるかな?

 オレとしては機構に来た人間には全員淫魔になってほしいんだけど、いつもそうそう上手くはいかない。
 でも、半端に堕ちたコが人里に戻ってどんな暮らしをするか想像するのも楽しい。

 だから、人間たちがどう動くのかに任せよう。
 あの女が堕ちなくても、機構の動作を邪魔せず帰ってくれるならオレとしては問題ナシだしね]**
(63) Siro_neri_sub 2021/05/05(Wed) 6:48:57

【独】 機構管理人 ルチル

/*
たった1字の誤字を直すためだけに発言削除してしまったよ……

スピカくんへの言及が失礼だったのでそのフォローと、自触れできない病の必至克服をですね

ギュルセルへの反応の薄さでバレてそうだよね???
(-68) Siro_neri_sub 2021/05/05(Wed) 6:50:25

【独】 機構管理人 ルチル

/*
×必至
○必死

んんー
テンガンくんが行き場無いのかなぁ今度は……
さてどうしよ
ログイン状況見ながら決めるか
(-69) Siro_neri_sub 2021/05/05(Wed) 6:52:36

【見】 マギカメラ レヴァティ

 すごい数…
 これはほんとにひょっとするかもですね…

[去っていく大虫達に続いて広がる光景もまた凄惨なもので、大量の死骸を前にここで激戦があったことを知る。けれどそれは同時に期待でもある。
ここまで抗える冒険者
それでも全滅には程遠かった状況
これまで見てきたこのダンジョンの末路
長年に渡り界隈にその人ありと謳われたあの人が一体どうなっているのか……
逸る気持ちで彼を追い、遠目に二人でいるのを確かめると大声で確認する]


 鬣犬さーん!クリスタさんはいましたかー?
 すぐ行きますね!

[カメラをしっかりと向けて駆け足で近付いていく、そのまま二人が動かないのであれば二人がよく見える位置でそのやりとりの撮影に入るだろう*] 
(@6) noblesse oblige 2021/05/05(Wed) 6:59:28

【独】 ローグ ギュルセル

/*
件の青鳥アンケートなんですけど最終結果はこうでした(投票総数15票)

甘やかしたい13%
甘やかされたい40%
いじめたい47%
いじめられたい0%

くそっ! いじめる系キャラやったことないから納得ではあるが!
ギュルセル動かしてて不安になっちゃうじゃん!!
(-70) Siro_neri 2021/05/05(Wed) 7:01:48

【独】 ローグ ギュルセル

/*
>>@6
そうでした 死体が転がってるはずですね
見落としてた★
すまねえ……ごめん……おおん……なんでそれを描写する発想がなかったんやおれ

あとで書こう……
(-71) Siro_neri 2021/05/05(Wed) 7:04:02
マギカメラ レヴァティは、メモを貼った。
(t2) noblesse oblige 2021/05/05(Wed) 9:36:51

【人】 騎士見習い テンガン

――浴場を去る前――

[スピカが姿を現した瞬間は呪いの言葉でも吐かれるのかと身を硬くしたが、彼が口にしたのはテンガンの身を心から案じる言葉だった。>>53]

 ……そう、ですか。
 スピカさんも手遅れなんですね。

[自分の行為を見ていたはずの彼がそんな言葉を口にすることから、逆に彼が堕ちるところまで堕ちてしまったのだと察した。
普通ならば自分のような外道など迷いなく斬り捨てるのが正しき行いだからだ。]

 ふふっ、何を仰るんですか。
 "先輩"に言われなくてもオレは
 こんなダンジョンからさっさと出るつもりです。

 先輩たちの事なんて置いて帰ります。

[テンガンは殊更に明るい顔を作って答えた。
テンガンは己の中に眠る獣の本性を知ったが、それでもまだ人の皮を被って外の世界で生きていくことは出来るはずだと思っていた。

以前の自分であれば彼らを見捨てるなんて決して言わなかっただろう。
だがこの場はせめて振り向かずに彼らを置いていくことが、最後に自分を案じてくれたスピカを安心させる為の一番の言葉だと思った。

どちらかと言うと苦手だった先輩。
決して本人を直接「先輩」とは呼ばずその敬意を心の中にだけ隠してきた。
今初めて面と向かって彼を先輩と呼んだが、同時に彼とこんなに長い会話を交わしたのは初めてのことだと気が付いて、その皮肉に苦笑したのだった。]**
(64) mikeru 2021/05/05(Wed) 9:45:24