人狼物語 三日月国


77 【ペアRP】花嫁サクリファイス 弐【R18/R18G】

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【人】   天狗

[小僧の背に生じた子天狗の羽は、猫の目のように小僧の感情を写すようで
混乱の原因を問えば、しょもんとそれはもう力なく垂れてしまう>>84
それだけ慕っていたのだろう、身代わりになろうと思うほどに
だからこそ
「腐れている」
と切り捨てた
居場所を得て、欲しいものを得て悦ぶ小僧を利用した者どもを]

 そうか、別に、か
 正直じゃの、お前さんは
 それじゃ、あの村は潰してかまわんか

[身を投げ出してまで一度は助けようとした村というのに
その小僧に見限られたなら、天狗にとっても「価値はない」]

 ワシがお前さんにとって悪いことをするわけがなかろ

[などと、小僧がそう思っているとは知らずに答えて]
(86) 2021/06/24(Thu) 1:22:00

【人】   天狗

 小僧、ワシの眷属にならんか?
 今のお前さんは人としても天狗としても半端もんじゃ
 嫁としては申し分ないが、今のままじゃ人と同じで妖力を抑えきれん
 下手するとすぐ死んでしまうかもしれん、それはワシが嫌じゃ

 眷属になれば人じゃなくなるが、妖力を好きに使えるようになる
 本物の子天狗になるんじゃ
 それにな、ワシと同じで長く生きられるようになる
 
 ずっと、この先永劫、ワシの嫁としてそばに居らんか、小僧

[思いついたことを、それはもう一息に伝えて反応を待つ

そうして、はたと今更のように気付くのだ]

 そう言えば小僧……お前さん、
何という名じゃ


[大事な嫁の名前を、まだ訊いていなかったということに**]
(87) 2021/06/24(Thu) 1:26:25

【人】 五色 冥桜

  その様なものだ。
  静かな夜を彩るのは夢の国へ続く道のりで。
  寝る前の物語と言えば幾夜にも渡り語るものもある。


[日により気分により謳うものは変えると良いものであるし三味線で弾く音色だけではなくそれは笛の音であっても心落ち着かせてくれるものである]


  火は便利なものだが怖いものでもある。
  畏敬、畏怖……火は人の営みと共にあり。
  同時にそれ自体が信仰の対象でもあった。


[押さえている棒から中の具合は伝わってくるものだ。
賢いと褒められれば満更でもない笑みを浮かべる]


  そうであろう。
  とは言えど離れてしまえば炊きあがる最中の香りや。
  炊きあがり蓋を開けた瞬間の最高に良い香りは逃してしまう。


[逃げぬ姿勢を褒めようとして、その目当てが味見となるといよいよと盛大に笑いだす]
(88) 2021/06/24(Thu) 1:52:12

【人】 五色 冥桜

  はっはっ、こちらは怖くはないのか?


[火の粉が飛ぶ程の火力でもないが木炭はそれでも煌々と赤く光っているものだ。
それは確かに熱を感じさせるもので火に通ずるものであるが――]


  少し待て、味噌の具合をな――。


[放り込んでいた葉に包んだ味噌を取り出し包みを解く。
中では熱された味噌が薬味と合わさった良い香りをさせており開封と同時に周囲へと広がった。
それだけで白飯はいけるのだが――。]


  これをな、こうするのだ。
  匙はこれか。


[炙り柔らかくなった干し鰻の身を少し崩し、白米を匙の上に乗せそこへ更に崩した身と乗せ味噌を乗せる。
一口大の本日の夕餉を作ればそれを雛鳥のように口を開くリンへと差し出した]


  熱いからふうふうして食せよ。
  それとも予にしてほしいか?


[からり笑いながら皿に炙った干し鰻を乗せ味噌を添え膳を作ってしまえば夕餉は完成した*]
(89) 2021/06/24(Thu) 1:52:24

【人】 鬼の子 千


[乱入者の登場はその場の者達にとって予想外。
諦めた獲物も興奮した捕食者らも、音に配る意識が欠如していた。

故にあっさりと取り返される。
気の合わない同胞が捨てたものを拾いに今更やって来ても、
納得はしないままでも、言い争いの結末として彼らは引かざるを得なくなった。

闇に潜み様子を見ていた者達も、黙したままに離れていき
そうして、鬼と鬼子だけが残される。]
(90) 2021/06/24(Thu) 1:57:54

【人】 鬼の子 千



 何も違わねぇよ……

[場が静まるまで地に伏したままでいた鬼子は、抱き起こされ漸く顔を上げる。そうして閉ざされない右目の紅を睨みつける。
返したのは嘆きではなく、言い争う最中鬼が叫んだ言葉への答え。

何故戻ってきたのかなど、こちらが聞きたいくらいだった。
要らないのなら、捨てたのならそのまま喰わせれば良かったのに。

そう思うと、ふつふつと滾り奥底から湧き上がるものがあった。
今まで経験したことがない感覚は、抑えが効かなかった。]
(91) 2021/06/24(Thu) 1:58:12

【人】 鬼の子 千



 誰がこんなことをしてほしいなんて言った?
 誰があんたと暮らすのが嫌だって言った?

 あの時愛想を尽かしたなら、そう言えばいいだろう
 お前なんて嫌いだ、だから捨てるって言えよ……!
 望んでもいないことで、俺のせいにするな!
 自分の気持ちで自分の言葉で拒絶しろ!

 さと、さと、さと。今傍にいるのは俺なのに!
 あんたはこっちのことは少しも見ずに、
 最後には死んだ人間の夢まで押し付けて!

 俺はさとじゃない。俺は、俺は…………
(92) 2021/06/24(Thu) 1:58:37

【人】 鬼の子 千



[俯き、厚い胸板を何度も拳で打つ。
響かないと知りながら、痛まないと分かりながら、
加減のない力に、言葉になりきらず自己でも解釈しきれない感情を乗せ、何度も繰り返された。

村人に浴びせられ、そして浴びせてきた罵りは
ただの一つも口にせずに。*]
(93) 2021/06/24(Thu) 1:59:22

【人】 鬼 紅鉄坊



[ 予想外の一言が鬼の思考を停止させ、>>91
 昼間の意趣返しの如く口を挟めなくなる。

 数多の言葉が山の中、大きな身体に降り注ぐ。
 いつか誰かを刺した罵りではない、
 小さな人間の中に溜め込まれ吐き出された想い。
 鬼が知らず置き去りにしてしまった遣らずの雨。>>92
 身を濡らすことはないまま深くに染み渡り、頭を冷ますようだった。

 望みを叶えない鬼との生活は、嫌ではなかったというのか。
 相手のことを考えていたつもりで、自分勝手になっていたのか。
 真にこの若者から自由を奪ったのは、己だというのか。

 軽すぎる拳が、何より重い。]
(94) 2021/06/24(Thu) 2:00:18

【人】 鬼 紅鉄坊



そうか、そうか、……

[ 腕に収めていなければ届かない、囁きめいた大きさで
 見目に不似合いな幼い響きが落とされた。
 頷きあやすように背を撫で、叩き付けられた全てを噛み締める。 ]
(95) 2021/06/24(Thu) 2:00:58

【人】 鬼 紅鉄坊


すまなかった……千
私たちは互いに、言葉が足りていなかったな

[ 恐ろしい思いをさせてしまった理由も、呼び名も
 きっとこれが正しいのだと、すんなり受け止めることが出来た。

 両親に愛され真っ直ぐに育った可能性の中の千太郎を想い
 親無し子で歪んだ男を哀れむのではなく、あるがままを視る。
 此処にいるのは千であることを受け止める。

 押し潰さず、添えるだけでもない力加減で抱き締める。
 誘われるまま犯しそうになった過ちと近い距離
 今は本能はざわめかず、ただただ胸に満ちるものがあるばかり。

 他者には捨てたようにしか見えない行為をしながら、
 何故あんなにも憂い足を留めてしまったのか、今なら分かる。 ]
(96) 2021/06/24(Thu) 2:01:07

【人】 鬼 紅鉄坊



お前が本当に望んでいるのは、喰われることでは無いな

[ 当人に自覚があるのかは怪しいが、
 思えば最初から、言葉の節々に表れていた。

 人の一生はとても短い。
 何も求められず望まれず、ただただ物のように闇に置かれる十年は
 役目を担う鬼の百数十年より、長く感じるものなのかもしれない。 ]

なら、与えることが出来るのかもしれない
帰ってきてくれ、私の花嫁よ

……あの娘やお前の為ではなく、私が望んでそう願いたい

[ 理解していない様子でも教えることはない。
 身を離し、しっかりと目を見つめながら代わりに口にするのは、

 自分の気持ちで自分の言葉で紡ぐ、千を求める想い。 ]
(97) 2021/06/24(Thu) 2:01:55

【人】 鬼 紅鉄坊



[ 散らばる荷を集め、拒まれなければまた抱き上げて
 独りでは見つけられなかった帰り路を、共にしようか。

 要らなくなった物は何も無い。
 明日も廃寺には変わらない朝が来るだろう。 ]*
(98) 2021/06/24(Thu) 2:02:11

【人】 鬼の子 千



[言葉が足りていなかった。それは真に違いない。
何事も口にしなければ明確な答えは得られないだろう。
何故戻ってきたのか、鬼の口から語られはしなかったように。

しかし、本当に相手を見ていれば伝わるものはある筈だ。
あやす掌の慈しみや強すぎる抱擁の中にある感情が、鬼子には痛い程に感じ取れた。
初めて会った時は鬼を理解出来ない男と思っていたのが嘘のようだ。

拳はとうに解け、下りた腕は広すぎる背に回っている。
穏やかな影色に包まれて、強い雨は勢いを失い消えた。]
(99) 2021/06/24(Thu) 2:02:44

【人】 鬼の子 千



 俺も……悪かったよ
 紅鉄様を無理矢理、けだものにしようとしちまった
 文句を言いもしないでさ

[心から謝るなど、今まで一度でもしただろうか。鬼子はふと疑問に思う。

随分とそのせいで取り返しのつかないことになり、気にもしてなかった。
むしろそれこそが満たされる唯一の方法だと思っていた。

千、そう自然に響いた呼びかけが、鬼子にらしくない言葉を紡がせたのかもしれない。
知らぬ母が嫌いなのではない、本来はそう名付けられる筈だったと知っている。どう呼ばれても構わないと思っていた。

それでも千として生きてきた。だから漸く、認められた気がした。]
(100) 2021/06/24(Thu) 2:03:12

【人】 鬼の花嫁 千




 …………そうなのか。そう、かもしれねぇな
 何しろあんたが言ってるんだから

[少し考え、ぎこちのない返事をする。

未だ実感が沸かない。でも、何となく分かる気もした。
それ以上にこの鬼の言葉に強い信頼感が今はあった。]

 ひひ、本当に酔狂な鬼だなァ
 言うことも聞かない、迷惑を掛ける
 女でもない白髪の嫁なんぞでいいのかい?

 
紅鉄様がなんと言っても、俺はあんたがいいけどな


[らしく不気味に笑って見せても、ほろりと覗く別の顔。

表層を剥がされたのは、鬼子のほうであったらしい。]
(101) 2021/06/24(Thu) 2:03:47

【人】 鬼の花嫁 千




[運ばれ置かれた記憶はまだ新しすぎる。
伸ばされる腕を避けるが、代わりに隣に立って腕を掴んだ。

合わない身の丈の男同士では、なんともちぐはぐな絵面なのだろうが
どれ程怠く感じ痛んでも、辿り着くまでは離さなかった。

その夜、眠るまで部屋にいてほしいと望んだ願いは叶えられただろうか?**]
(102) 2021/06/24(Thu) 2:04:07

【人】 書生 茅

[純粋で無垢だった心についた染みは、和紙に落とした墨汁のごとく、黒々として、広がってゆく。
『あの村は潰してかまわんか』>>86
問われた言葉に、それは無邪気に笑ってみせた。]

 いいよ!

[今まで気づかなかった、否、目を背けてきたあらゆる『悪意』に気がつけば、それはもう、青年にとっては文字通り騒音に他ならない。
それに……

語る天狗さまの言葉>>87を聞く内、背中の小さな翼がぱたぱたとはためく。
それは恐らく、『ごきげん』のしるし。

ヒトでなくなることに、躊躇は無かった。
だって、嫁にしてくれる。
ずっと、側を許してくれる。
他ならぬ、あんたが。
そして、最後の最後、思い出したように問われた内容に、声をあげて笑った。]
(103) 2021/06/24(Thu) 20:06:57

【人】 書生 茅

 茅、と申します。
 不束者ですが……
 末永くよろしくお願いいたします。

[なんて、わざと三つ指ついてみたりなど。
天狗さまの婚姻は、きっとヒトのそれとは違うだろう。
けれど、“ヒトだった”青年が、本当にヒトを捨てる前に、最後に行う“ヒトの真似事”だった。

そして、“ひとでなくなった”青年が、本当にヒトを捨てて最初に行うのはきっと……]

 ねぇ、天狗さま。
 眷属にしてもらったら、俺でもできるかな?

[あの村を、潰してしまうことが、って。**]
(104) 2021/06/24(Thu) 20:07:16

【人】 土地神 リン

[ 夢の国──
 その言葉に息を吐き、目蓋を閉じる

 神だからか、単に己がそうなだけか
 幾ら物語に耳を傾け目蓋を閉じようと
 その先にあるのは昏い世界が広がるだけ
 彼の云う彩りなどはありはしない

 昏い中、聞かされた物語の続きを考える
 己にとって物語とは、目蓋の下の闇を払うものであり ]


  夢の世界とはよいものなのだろうな……

   火も、眠りも嫌いだ
     お前たちは歳を経るごと長く眠るようになる
       やがて眠ったまま目を覚まさなくなっていく

     ──蘇芳も、緋扇もだ
         夢の世界から帰ってこなくなる
            我は夢の世界が少し、にくい

  
[ ポツリと吐き捨てた言葉は半ば独り言
 やがて話題は火へ、鍋の蓋へ移り変われば
 心の中に巣食う靄も少しずつ薄れていき
 
 賢いと彼を褒めた頃には
 すっかりといつもの調子を取り戻し ]
 
(105) 2021/06/24(Thu) 20:47:22

【人】 土地神 リン


  ほ、ほら。香りは離れていても届く
      完全にではないが、多少はな

   だが味の方はそうもいかない
       だからこれぐらいの我慢なら……
        ……あ、こら!笑うなっ!!!
     

[ 盛大な笑い声に、地団駄ひとつ
 ぷい、とそっぽを向きかけたものの
 美味しい予感が加われば怒るに怒れなくなり ]


  匙はそれだ
    ふうふうは、してほしいが
      お前に頼むと食べられそうだ


[ せめてもの憎まれ口
 そのくせ、自分で吹くことなく口を開け
 早くくれとばかりに着物をついと引っ張って

 そんなふうにして夕餉ができれば── ]
(106) 2021/06/24(Thu) 20:47:43

【人】 土地神 リン


  なぁ、冥桜。夕餉が終わったら
     先に約束した通り……曲を
         

[ よく笑い、話し、動く新たな嫁
 ──冥桜と過ごし違いを見たためか
 眠った緋扇はもう目覚めない
 うっすらとそういう予感が胸にあった

 緋扇の分の膳をと求めることなく
 茶碗を二つ、箸を二膳、二人分の盛り付けをして ]
 

  それでな、冥桜
    縁側で食べぬか……?


[ 風が涼しく、心地よいから
 そんなふうに理由付けをし、問いかけを* ]
(107) 2021/06/24(Thu) 20:47:57

【人】 五色 冥桜

  さて、どうであろうかな。


[空ろに見える世界を瞼で遮り闇の世界へと視線を移した。
そこは闇の中ではあるが何も見えないわけではない。
聞こえる息遣いや気配がありありとリンの姿を浮かびあがらせてくれるのだ。

夢の世界が憎いとリンは語るが確かに大切に想う相手が自分以外の元へと旅立つのは憎くも感じよう。
ただそれだけではないと教えてやれると良いのだが――]


  笑ってしまうのは仕方なかろう。


[変わらぬ調子に戻り、更に地団太をして拗ねる雰囲気は中々に笑い声を誘うものである。
ただそれは馬鹿にする類のものではないのだが中々どうしてリンは喜怒哀楽に富んでいる]


  何せお主がそうやって予を笑わせてくれるのだからな。


[ふぅ、と匙のミニ干し鰻丼に息を吹きかける。
幾度かそうして冷ませば開かれている口へと匙を差し入れた]
(108) 2021/06/24(Thu) 22:30:02

【人】 五色 冥桜

  匙は噛むのではないぞ。


[唇を閉じれば匙を引き抜き空となったのを確認する反応を窺うのである。
さて、此度はどのような反応をしてくれるのか。

それを見る前から小さく笑っている男は肩を揺らしながら膳を整えていた]


  良いぞ、お主が誘ってくれるのだ。
  予はどこへでも向かおう。
  夢の世界は大方神代の世界か現実の苦楽であるが。
  此処の情景はその意味では夢の様であるからな。

  その前に――。


[膳は更にもう一つ。
永く眠る者へは小さな小さな椀に白米を載せ干し鰻を一切れ自分の分から取り載せておく]
(109) 2021/06/24(Thu) 22:30:09

【人】 五色 冥桜

  これを緋扇の枕元へ置いてやると良い。
  阿修羅というものは腕が六本あるそうだが。
  予の手は二本しかないからな。


[男の手には自分のものとリンのものの膳しか持てぬと告げ、作った椀を示す]


  永く眠る者へはこれくらいで構わぬものだ。
  こうしてやって、曲で知らせてやればな。
  夢の中ででも気づけるらしい。


[そこを断定で伝えることはせずぼやかして。
縁側に案内してくれとせっつこうか]
(110) 2021/06/24(Thu) 22:30:17

【人】   天狗

[村の処遇を問えば、無邪気に是が返り
その様子に天狗の懸念も晴れた>>103
もう、小僧にもあの村は必要ないのだと、ならば躊躇う筋もない

そうして、眷属になれと理由と共に告げたなら、背の翼が軽やかにはためいた
真っ直ぐに感情を向けてくる小僧が可愛くて仕方がない
妖力を受けヒトではなくなりつつあって、歪むことのないその様子は
確かに天狗を安心させたのだ、きっと眷属となっても小僧の本質は汚れないだろうと]

 
そんなに笑わんでくれ


[今更に名を問うのに小僧が笑うが、今の今まで他人の名なぞ気にしたことがなかったのだ、仕方がない、と思う

暫し笑ってから、どこか芝居じみた仕草で「名」を告げるのを聞く>>104
人が嫁入りするときの約束事らしいとは、長く生きた中で聞いたことはあるが
つまりは、「茅」の中での婚姻の意思なのだろう
人の子が生まれた家を捨てて他家に嫁ぐように、「ヒト」を捨て「天狗」へと嫁ぐのだと]
(111) 2021/06/24(Thu) 22:45:55

【人】   天狗

 そうか、「茅」というのか
 お前さんらしい素朴な名前じゃの……ん?

[教えられた名を大事な物のように口の中で転がす
真っ直ぐに天狗を見て問う言葉に、意を得たというように笑って頷いて見せた]

 ああ、
出来る

 そのための眷属じゃ、茅が力を使いこなせるようにするためのな
 お前さんを騙すような村じゃ、お前さんが潰すのが一番よかろ

[自分らが騙し嘲笑った「阿呆」に潰されるとなれば、あの村の奴らはどんな顔をするか
それだけのことをしたと思い知ったところでもう遅いが]

 住処まで帰るつもりじゃったが、善は急げじゃ
 ここで眷属となる契りを交わしてしまおうかの……


[最後に名を呼んだ声音は不思議な力を孕み
すぅ、と表情が真剣なものに変わる……気さくな天狗から山神のものに]
(112) 2021/06/24(Thu) 22:47:53

【人】   天狗

 契りっつーても難しいことじゃないから安心せぇ

[そう言いおいてから左手を口元へと運び薬指の先へと歯を立てる
ぷつりと、僅かに黒みを帯びた
い血を零す指を、まっすぐに茅へと向け]

 ……茅よ、お前にワシの血を授けよう
 眷属となってこの先永劫ワシにしたが……違うか、ワシのそばに居るために

 まあ、ちぃっとこの血を舐めればいいんじゃ、簡単じゃろ?

[正式な文句やら手順やらはあるがそれは形だけのもの
面倒だと放り投げ、一番大事なことだけを茅に告げる
本来なら猛毒となる強い妖力持つ天狗の血は
眷属となる契りを望む者の前では、「媚薬」のように
甘く
香る**]
(113) 2021/06/24(Thu) 22:50:18

【人】 龍之介

 
  
── 裏の森 ──

 
[掃除で日々鍛えられた体。
 慣れぬ足場に苦戦することはあっても
 息が上がることはない。

 ただ、焦りから来る疲労は
 空っぽの籠を担ぐ肩に重く伸し掛かっていた。

 それでも、探す目を手を足を緩めずに
 一刻半で尽きる蝋燭の
 三本目が残りわずかになった頃]



   ────!!



[漸く見つけた手がかりに息を飲む。]
 
(114) 2021/06/24(Thu) 23:51:01

【人】 龍之介

 
[慌てて地面に手を伸ばし、提灯にかざせば
 ぷちぷちとした細かな実が
 集まった一房だった。

 小鳥が美味しいところだけ啄んで捨てたのか
 天敵でも現れて急いで逃げたのか
 食べかけのもの。

 匂いを嗅ぎ
 指で潰して汁を舐めてみれば
 淡い酸味と甘さが口の中に広がっていく。



    (これなら…!)



 ミクマリ様が
 好んで召し上がられているものと比べれば
 食べでがあるとは言い難いけれど…

 甘さを足して煮詰めて
 まんじゅうや寒天などに添えたりすれば
 おそらく満足していただけるはず。

 それには量が必要だと
 見上げる梢は、確認できぬほど高かった。]
 
(115) 2021/06/24(Thu) 23:51:07
 




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