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【人】 ガラクタ モノオキ>>37 フィラメントの部屋 汚れた血の跡を見る。遺体を見る。また死体が出てきてしまった。 「うぅ、」 子供は冷静だが、何も思わないわけではない。ただそれは言葉にならないままズボンを握りしめた。 焦げた跡が文字であることはわかったが、その内容はわからない。読み上げたところしかわからない。 自分が違うというのには「うん」と肯定するように頷いた。ユングフラウが違うことにも、自分ほどではないがバケツはうなずいただろう。 <xsmall>託されたから、多分ユングフラウも違うね。</small> リーディエが遺体を何処かへとするのは、見送るだろう。 頭はわからないけど最後には腐る体だ。墓を作る方がいいのだろう、死んでしまったからには。 もう限界かもしれない。もし次も終わらないなら…… (38) 2022/07/23(Sat) 19:23:09 |
【人】 命灯癒光 リーディエ「………他の皆にも、見せてあげてください」 ノル(>>37)の顔を見ることがどうしても出来なくて。 そう告げて、椅子ごとフィルの身体を引こうとする。 どれ程時間が経ったのか分からないが、硬直はどうだろう……。 体が傾くなら焦るように抱きしめ、息を吐き出す。 更に血が自身を濡らそうとも、今更だから。 そして。ノルが読まなかった続きの言葉をリディは知っている。 その手紙に限らず、覚えているから。 奪い取る真似もしないし、読まないことに指摘もしない。 勿論先に部屋に入り、見えていたからでもあるが。 それをモノオキ(>>38)が理解できないことは考えれば分かる。 でも、託したからにはリディから口にするのは違うと思ったから。 問いかけには動きを止めて。 「……………屋敷裏です。詳しいことはユンに聞けばいい」 あるいは、時間をかけてでもフィルを運ぼうとするリディについてくるか。 とにかく、運び出そうと必死だ。止めるようであれば、止まる。 そうでなければ。もたつきはあるものの、ゆっくり。ゆっくりと。 事切れたフィルの体を引っ張り、屋敷裏を目指そうとするだろう。 (39) 2022/07/23(Sat) 19:38:28 |
【秘】 浮遊する ハグベリー → ガラクタ モノオキ「……フィラメント、死んじゃったね。」 貴方の心を知ってか知らずか、青年はそう口に出す。 「でも、生きてても苦しいだけだから………」 「きっと、これでよかったんだと思う。」 きっと、きっと。 何度も言う。 これがよかった。これでよかった。 何度も、何度も、何度も。 「また、俺はなんにもできなかったけど。」 「また、やってもらったんだ。」 「今度は俺も、頑張らなきゃかな。」 (-192) 2022/07/23(Sat) 19:41:47 |
【神】 命灯癒光 リーディエ「……あぁ、そうです」 ひとつ、伝えるべきことを言い忘れた。 「万年筆と、フィルの傷痕。──… 一致しないんです 」これが何を意味するかはまだ分かり兼ねるが。 共有すべきだろうと、そばに居る者たちへ。 そうでない人には、出会えば告げる。 箍から外れた歯車は、外力なくしては止まれない。 (G0) 2022/07/23(Sat) 19:47:12 |
【人】 包帯 タンジー>>30 叫び声の後。少し遅れて出たから着いたのは、きっとノルが手紙を読み上げている頃。 開けっ放しだっただろう扉を覗けば、部屋に漂う鉄の臭い、突っ伏して動かないフィラメント、集まっている他の子たち。 「……あ、」 吐息のような微かな声を漏らし、既に良くなかった顔色を更に悪くして呆然と室内をみる。 そして覚束なくなる足元に体勢を崩し、ガタン!と扉に肩を打ち付けては、皆が此方を見たり声を掛けたりする前に廊下へと飛び出した。 この自分の行動がどう思われだろうとか、手紙を確認しようだとか、話を聞こうだとか。 全て何もかも考えずに、自分の部屋へ向かって行くだろう。 (40) 2022/07/23(Sat) 20:24:20 |
タンジーは、自室の扉を勢いよく閉めて、バン!と音が響いた。 (a43) 2022/07/23(Sat) 20:28:46 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 浮遊する ハグベリー「…………、」 「………………意地悪、でしたね」 帰ってこない言葉に、ほんの少し目を伏せた。 そしてそのすぐ後、手を伸ばし貴方に触れる。 途端に光が瞬いて、キラキラと2人の周りに舞う。 リディの異能。人を癒す力。 それは気力、体力。怪我や病をも治す。 とはいえ調整できる訳ではなくて、触れる人間によっては。 かなりの量を送り込んでしまう。 奇跡とも言えるのに、触れられない呪いのようなもの。 その力の源は……リディだけが、知っている。 僅かに顔を強ばらせるも、その手を離さず。 「………考えることを、やめないでください。 こんな状況だからこそ。……大事だわ」 リディは、貴方を疑っているからここへ来たのではない。 でもそれは、口にしなければ伝わらないことで。 貴方の考えもまた、同様に。 「………ごめんなさい」 告げるべきことを告げれば、手を離し1歩。距離をとるだろう。 その手を掴むようなら別だが。 (-193) 2022/07/23(Sat) 20:31:12 |
【独】 包帯 タンジー自室に飛び込み扉を背中で押さえて閉め、そのままずるずると座り込む。 「──どうして、どうして。やっぱり、違ったのなんで……?」 膝を抱え一人ぶつぶつと呟く。 主人を殺した人と、別の人がやったのかもなんて思うはずはなくて。クロはいなくなったから安全のはずで。 「誰、誰なの……また、殺されたら……」 ノルが読んでいた手紙の内容を思い出す。 ユングとモノは、違う。だったら。せめて、自分で出来ることを。 (-194) 2022/07/23(Sat) 20:51:55 |
【秘】 浮遊する ハグベリー → 命灯癒光 リーディエ触れられる。 何かが流れ込んでくる感覚。 心臓のドキドキ感、なに?少し怖い。 勝手に元気になっていく。 少しの苦しさすら覚えるくらい 明瞭になった頭に、言葉が流れ込んでくる。 考える事を止めないで、それは。 な、に。 みんなで幸せになる方法の事? 距離が、とられて。 今なら、今ならと。思って。 手を、伸ばして。 叶うなら、その身を、抱きしめて。 「……もし、心配してくれてたなら……ありがとう。 ……リーディエも……無理しないで…… 無理して……笑わないでね………」 何を考え、告げるよりもまず。 一番気になったことを、解決したかった。 (-195) 2022/07/23(Sat) 21:00:33 |
【秘】 手探り ノル → 浮遊する ハグベリー/* いえ〜大丈夫よ! ぶっちゃけ誰でも投票先に選ぶの難しすぎですわ襲撃先なら誰でもいけますわ!!!! (-196) 2022/07/23(Sat) 21:01:27 |
ノルは、タンジーに話しかけようとはしなかったし、追いかけない。 (a44) 2022/07/23(Sat) 21:04:21 |
【人】 命灯癒光 リーディエ肩を打ち付ける(>>40)音には、僅かに視線を向けた。 その頃には駆け出していただろうから、何を言うにも間に合わない。 出来ることなら、今顔の見えない子達にこそ。 フィルの言葉を知って欲しかった。 "今"の時間はもう巻き戻せないけれど、大切なことなの。 "今"だからこそ、大切なことだったの……。 手紙を託された(>>41)モノオキに視線を向け。 「……モノ、ごめんなさい。お願い、出来ますか?」 ぎこちない 笑みを浮かべ、ひとつのお願い。ノルの声には僅かに頷き、掛け布団とか……布を引くように頼んで。 そこにフィラメントを乗せて、この部屋を2人で後にする事になるのだろう。 モノオキの返事がどうあれ。 (42) 2022/07/23(Sat) 21:04:58 |
リーディエは、悲しむばかりの表情は似合わないと言われましたから。 (a45) 2022/07/23(Sat) 21:06:52 |
リーディエは、ぎこちないものでも笑顔を忘れずにいれたらいいなってそう思うんです。 (a46) 2022/07/23(Sat) 21:07:42 |
【秘】 ガラクタ モノオキ → 浮遊する ハグベリー「ううん、うあー。」 首を振る。そんなことはない。死んで良いことは一つもない。 悪臭を放ち、どろどろになり、捨てるしかなくなる。それがどんなに愛しい者だったとしてもそう。だからモノオキは死ぬのが大嫌いだ 「ううー。」 首を振る。あなたが言い聞かせるたびに。 伝わるかはわからないけれど。もう伝わらないのかもしれないけど。 (-197) 2022/07/23(Sat) 21:07:55 |
【秘】 浮遊する ハグベリー → 手探り ノル/* 難しすぎますわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!! じゃあワルゴ襲撃、リディ投票に……しますわ! (-198) 2022/07/23(Sat) 21:09:42 |
【秘】 浮遊する ハグベリー → ガラクタ モノオキ「どうしたの、モノオキ。」 「外は、とっても怖いだろう?」 「怖いんだよ。」 知ってる、外の怖さを。 もう戻りたくない、皆を戻したくない。 死ぬより辛い現実が、口を開けて待っている。 「俺が」 「俺が皆を助けないと。」 「いけないんだよ………」 ぽろぽろ、涙を流して。 それでも顔だけが、笑顔のままだった。 「……モノオキも、あとで」 「助けてあげるからね………」 今、ではないのは。 ほんのわずかに残った、心のせい。 (-199) 2022/07/23(Sat) 21:13:30 |
【赤】 手探り ノル「…………」 一度眠り、きっといくらか落ち着いた後。 それでも君に、この話をするのは気が引けるのだけれども。 「……次、どうしようか」 誰を、どちらが。 もう君を騙して勝手にやるような段階ではないから、話さなければいけない。 (*12) 2022/07/23(Sat) 21:14:35 |
【神】 ガラクタ モノオキそのとおりに、大広間へと託された、焦げた文字の残る紙を持ってくる。 そこにいる、信頼できる人間を探す。 ……信頼できる人とは誰だろう? (G1) 2022/07/23(Sat) 21:17:07 |
ノルは、リディの言う通りに動いた。廊下を運ぶのを見つける人もいるかもしれない。 (a47) 2022/07/23(Sat) 21:19:00 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 浮遊する ハグベリーその言葉の意味をどう取るかは、やはり貴方次第。 でも例え、他の皆やリディに何があろうとも。 やっぱり。……それを、忘れないでいて欲しいと願う。 手を伸ばすなら、拒むことはない。 こうした状況だからこそ、諦めることをやめたの。 力のせいで誰かに触れられないこと。寂しかったから。 代償を支払うことになろうとも。 誰かに抱きしめられるのは、いつぶりだろうか。 3歳になる頃。異能が芽生え、それからは……? ここに来てからも拒み続けて、それで今ようやく。 「……えぇ、」 返事とともに抱きしめ返し、その熱に顔をほころばせる。 でもね、笑顔が好きだと言われました。 だから忘れたくないの。……私は、忘れない。 暫くしてからこちらから背に回した手を離し、貴方に身を預ける。 光が舞い続ける程、リディの顔色は悪いものに変化していく。 それでも、拒もうとは思えなかった。だから、貴方が離れるまでは。 (-200) 2022/07/23(Sat) 21:22:44 |
【独】 命灯癒光 リーディエ一人一人の言葉が、鎖となっていく。 それは酷く苦しくて、でも…………。 生きる意味には、きっとなれた。 死ぬまでは、忘れない。 (-201) 2022/07/23(Sat) 21:29:37 |
【秘】 ガラクタ モノオキ → 浮遊する ハグベリー「……ううん。うん、ううん。」 否定して、肯定して、否定する。 外は怖い。だから物置にいた。 掃除をしてなんとか認めてもらっていた。 そんな生活も続かず、救いになったのはここだった。 でもこの空間での生活も続かないのか。もう終わるんだな。 「……あ、と……」 首を振っていたが、その顔が笑顔なのに気がついた。 首を降って否定するのをやめ、涙をそっと手を伸ばし、拭おうと。 (-202) 2022/07/23(Sat) 21:35:56 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 手探り ノルフィラメントの部屋から彼を運び出すのはやはり一苦労で。 ずる、ずる……と布を両手で引っ張りながら廊下を移動する。 貴方には後ろを持つようにお願いしたはずだ。 フィラメントの体がズレ落ちないように。 階段があれば1歩1歩、慎重に。 暫くの間、無言でいたが。ふと、口を開いて。 「………私の部屋に、スコップを取りに行っていただけますか」 あれが無ければ、穴を掘ることが出来ない。 本当ならクロの時のようにユンに掘ってもらう方がいいはずだが。 わざわざ、呼びに行く真似はせずにいた。 もちろんすれ違うようならお願いするつもり。 スコップを取りに行ってくれるようならその場で足を止める。 そうでなければ、屋敷裏に着いてから改めて取りに行くだろう。 (-203) 2022/07/23(Sat) 21:40:09 |
【赤】 浮遊する ハグベリー青年は、穏やかな笑顔だった。 落ち着いているのか、 覚悟が決まっているのか、 それとも。 心が壊れてしまったか。 「……ワルゴ、アベルが死んでとっても辛そうだった。 助けてあげないと。」 「それに……リーディエも、辛そうだったから。」 助けなきゃ。 壊れた心で思うのは、それでも家族を助けてあげたいと思う事だけだった。 (*13) 2022/07/23(Sat) 21:41:19 |
【秘】 浮遊する ハグベリー → 命灯癒光 リーディエさて、貴方の心は分からない。 抱きしめていては、貴方の顔色さえも。 貴方を解放したのはきっと、貴方の顔がだいぶ青ざめた頃。 「……っ!?リーディエ、大丈夫!?」 心配を。 苦しかったかな、痛かったかなと。 死なないでほしいと、願う。 「休まないと………本当に死んじゃいそうだよ、リーディエ……」 お部屋、帰れる?平気? お部屋までは送っていこうか、なんて、心配げに告げて。 それでもあなたが、最初の質問の答えを求めるなら。 「……殺したくて殺す人なんて、 俺の家族の中にはいないよ。」 と。 それだけ答えた事だろう。 (-204) 2022/07/23(Sat) 21:45:38 |
【秘】 手探り ノル → 命灯癒光 リーディエ運びやすいように軽く持ち上げて、同じくらい気をつけた。 あとどこかに当たらないように。 「……埋めるんだ。うん……わかった」 頷いて、君の部屋に特に何もなければすんなり取って戻ってくるだろう。 先に運んでいってしまうかな、と思ったので、君が待っている様子には安心したように息をつく。 「……これ、どうしよう」 スコップを持っていては布を持てないし、布を持っていてはスコップを持っていけない。 フィラメントと一緒に布に乗っけるのも……いいのかな。 (-205) 2022/07/23(Sat) 21:46:16 |
【秘】 浮遊する ハグベリー → ガラクタ モノオキ外の怖さを知っている。 生まれてから9年、外で過ごしてきたのだ。 そこで過ごした地獄の日々を、忘れたことなど一度もない。 ………幸せを残すためには。 ここで全部、終わらせないと。 「……?…あれ、俺……なんで泣いてるんだろう。 あはは…おかしいね。皆を助ける為なのに……」 「俺……俺、皆を苦しいとこ、行かせたくないよ」 「モノオキ、お願い。」 「お兄ちゃんと一緒に、死んでくれる?」 家族の中でも、一際可愛がった貴方。 貴方を外に連れて行かせたくないから。 どうか、一緒に。 (-206) 2022/07/23(Sat) 21:49:53 |
【秘】 ガラクタ モノオキ → 浮遊する ハグベリー「ううあ!」 首を振る。涙を拭けば、そこにあるのはあなたの笑顔だけ、だろうか。 「ああ、う!」 モップで床を拭く。あなたから離れるようにあなたの部屋を拭く。 モノオキを殺してみんな死んだら、一体誰がみんなの部屋を片付ける?誰が腐り落ちるのが幸せか! それならモノオキがやる。 そうして掃除もそこそこに、逃げるように離れていくのだ。この瞬間は。 (-207) 2022/07/23(Sat) 21:55:34 |
【置】 手探り ノルこのお屋敷に来る前に、友達がいた。 キッチンに住んでいたネズミのチィだ。鳴き声がそんな感じだったから、僕が名前をつけた。 僕が食べ物の欠片とかを持っていくと嬉しそうに食べるのが嬉しかった。 ある時チィは死んじゃったけど。 死んじゃった日の夜、僕が部屋で泣いてたら、右手をつついてきたんだ。 姿は見えないけど、透明な右手なら触れて、上に4つの足が乗っているのがわかった。 僕のために戻ってきてくれたんだ。 戻ってきてからのチィはすごく賢くて、器用に四本脚で僕にいろんなことを教えてくれた。 2人で考えた秘密の合図で、チィにはいろんなことをお願いできる。 皆には秘密だけど、占いで探しものができるのはチィの力なんだ。 あと、いつのまにかネズミの友達も増えたみたい。やっぱりすごいね。 (L0) 2022/07/23(Sat) 21:55:38 公開: 2022/07/24(Sun) 0:00:00 |
【置】 ガラクタ モノオキモノオキはここに来るまで、ずっと物置にいた。 みんなから嫌われていた。だけど、叩くいじめる程ではなくて。ただバケツを被せられて、たまにご飯が運ばれてきたりした。 モノオキは物置の掃除用具を持って、ほかの人の部屋の掃除をした日から、少しだけ家にも行けるようになった。たまに撫でてくれる女もいた。 でも全部死んだ。強盗だったか、または他の原因か、モノオキは全くわからない。 全員死んで、モノオキは彼らが嫌いな人たちじゃなかったから残していたのに、どんどん腐って、嫌な匂いがして。顔も手も足もなくなった。 だから後悔している。モノオキが自分の力を使えなかったことを。彼らの怖がる顔も、たまに見せる笑顔も、もうない。 (L1) 2022/07/23(Sat) 21:59:53 公開: 2022/07/23(Sat) 22:00:00 |
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