人狼物語 三日月国


100 【身内RP】待宵館で月を待つ2【R18G】

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視点:


テラパイ焼き ゲイザー(ランダム投票)
ポルクス巫女 ユピテル
ゲイザー酔吟 ミズガネ
キンウ逃亡者 ポルクス(ランダム投票)
ミズガネ夜の一族 チャンドラ(ランダム投票)
ゾズマ探偵 キエ(ランダム投票)
チャンドラパイ焼き ゲイザー(ランダム投票)
アマノ探偵 キエ(ランダム投票)
ユピテル探偵 キエ(ランダム投票)
キエ巫女 ユピテル

処刑対象:キエ、結果:中断

[犠牲者リスト]
ミズガネ

事件:幽界の歪み

本日の生存者:テラ、ポルクス、ゲイザー、キンウ、ゾズマ、チャンドラ、アマノ、ユピテル、キエ以上9名

【見】 くるみ割り人形 トラヴィス


3日目。
何かが変わったその日。

目が覚めれば、いつも通り優雅に広間へ姿を見せる。
──その腕の中に、探偵を抱えながら。


ぽすん。
円卓ではなく大きなソファへ腰掛けて
隣にゆっくりとキエを下ろす。

「目覚めの紅茶でも……と思うが、
 君はどうする。砂糖か、レモンか、ミルクか。」
(@0) 2021/10/19(Tue) 21:21:01

【人】 探偵 キエ

>>@0 トラヴィス

「随分と我侭だなァ…やりすぎって事かね? 碌な指示も出さない癖して一丁前に文句は示すとかまるでご主人様…いや此処じゃあご主人様なんだった………」


抱えられながらキエはぶつぶつと愚痴を零す。直ぐ傍にいるトラヴィスに聞かれても構わないからだ。

「…ん? 何でも良いよ。でも濃い目が良いなァ」

ちらとトラヴィスを見て短く述べると直ぐに眉間に皺が戻った。紅茶が届けば熱さも気にせず口に含み、矢張り溜め息をつくだろう。
(0) 2021/10/19(Tue) 21:37:55

【人】 逃亡者 ポルクス

お姫様抱っこで登場した二人を見やり。

「おやおや、お熱いことで。
 今日はなんだか館の様子が違うね……また、誰か居なくなったのかな」
(1) 2021/10/19(Tue) 21:45:33
浮遊想 テラ(匿名)は、メモを貼った。
2021/10/19(Tue) 21:52:17

チャンドラは、部屋に紙飛行機と、赤と緑の宝石を1つずつ飾っている。
(a0) 2021/10/19(Tue) 21:54:16

【見】 くるみ割り人形 トラヴィス

>>0 キエ

キエの愚痴に、文句をひとつも溢さない。
ただ少しだけ心配そうに、瞳を伏せただけ。

「………」

使用人を呼び付ければ、紅茶を用意させる。
濃いめが良いらしいので、ストレートを2杯。

手元へ届けば一口含み、
暫くは貴方を側に置いて、離れようとはしないだろう。
(@1) 2021/10/19(Tue) 21:59:17

【人】 掃き溜めの ゾズマ

「あーあ。あの酔っ払いのせいで、せっかくつまんねえパーティに一味加わったのに胸糞悪い思い出まで残っちまったよ。次みつけたら今度こそ顔面から食わせてやるからな……」

パーティから帰ってきたその後、狼少年から人間に戻ったものがぶつぶつと言いながら部屋からでてきた。
(2) 2021/10/19(Tue) 22:04:30
トラヴィスは、ポルクスを一瞥。首を横に振った。
(t0) 2021/10/19(Tue) 22:06:57

【墓】 よいが来ない ミズガネ

酷く寒い。
目が醒めて真っ先に浮かんだのはそれだった。身震いをして、自分の体を抱きしめながら外に出る。
自分の身に異変が起きる直前の出来事は、未だ思い出せていない。


「ああちょうどよかった。お前、今手が空いているなら白湯を……」

お気に入りの下女が廊下を掃除していたから声をかけた。何も返事がない。男は眉間に皺を寄せる。

「おい!聞いているのか、何の冗談だそれは。揶揄っているのなら今すぐそれを……」

手を伸ばし、肩を掴む。掴む筈だった。

すり抜ける。己の手が、うっすら透けて、触れないまま空を切る。

「………………え?」
(+0) 2021/10/19(Tue) 22:13:58

【墓】 よいが来ない ミズガネ

歩く。声をかける。走る。声をかける。
誰もがこちらを見てくれない。誰もがこちらを認識してくれない。

「ッおい!聞こえないフリはよせ!何のつもりだ!タチの悪い冗談はやめろ!」

どいつもこいつも無視をする。ここで過ごした一年の間に沢山言葉を交わした者など何人も居る筈なのに。

「やめろ……やめろって、なあ。
 本当は聞こえているんだろう?わざと無視をしているんだろう?俺が機嫌を損ねるようなことでもしたのか?

 答えてくれよ、なあ!」

口元が引き攣る。冗談だと笑い飛ばしたくて、けれど視界に叩きつけられる現実はそう変わらなくて。笑みを作ろうとした唇は、綺麗に弧を描く事なく歪に戦慄いている。

ああ、
まただ。

知っている。この感覚はずっと自分の傍にあって、逃げたくても常に離れず纏わりついていた。

まるで透明人間になってしまったかのような扱いになったのに、世界はそれでも回り続ける。
才能もなく、努力も続かず、誰も見向きしてくれない平々凡々な吟遊詩人。

見慣れている。
この光景は見慣れている。

嫌というほど、知っている!
(+1) 2021/10/19(Tue) 22:14:48
よいが来ない ミズガネは、メモを貼った。
(c0) 2021/10/19(Tue) 22:15:07

よいが来ない ミズガネは、メモを貼った。
(c1) 2021/10/19(Tue) 22:15:19

プルーは、さっき掃除した所に赤い点々ができてて、なんでぇ????をした
(t1) 2021/10/19(Tue) 22:15:21

よいが来ない ミズガネは、メモを貼った。
(c2) 2021/10/19(Tue) 22:15:32

よいが来ない ミズガネは、メモを貼った。
(c3) 2021/10/19(Tue) 22:15:45

【墓】 よいが来ない ミズガネ

「誰か!誰か聞こえないのか!?
 僕が何かしたのか!?僕が何か悪い事でもしたっていうのか!?」


箍が外れたように叫びだす。口から出るのは美しい歌声でも世界各地の光景を描き出す詩でもない。
ただ、独りが耐えられない哀れな男の絶叫だった。

「どうしてこんなところに来てまで元いた場所の苦痛を味わう事になるんだ!
 なあ、なあ……誰か、僕を見てくれる人はいないのか!?

 あぁ……
あぁああぁ……ッ!!!


男は手入れが行き届いた濡羽色の髪をかきむしり、そのまま嗚咽を零してふらふらと消えていく。

逃げる場所なんて何処にもないのに。
(+2) 2021/10/19(Tue) 22:16:47
よいが来ない ミズガネは、メモを貼った。
(c4) 2021/10/19(Tue) 22:17:18

ミズガネは、何処かへと姿を消した。いてもいなくても、きっと変わらず世界は回り続ける。
(c5) 2021/10/19(Tue) 22:17:45

キエは、どうでも良かったのでポルクスの言葉を否定も肯定もしなかった。
(a1) 2021/10/19(Tue) 22:25:00

【人】 掃き溜めの ゾズマ

「うわ、血だ!また血かよ!前に中庭にもあったぞ!ハロウィンパーティはもう終わっただろが!誰か拭けよ、おいこら使用人」


少年は床に続く赤い点々が悪戯であることも気づかず騒いでいる。
(3) 2021/10/19(Tue) 22:26:41

【人】 不眠症 アマノ

貯蔵庫を勝手に漁っている。
しかし食べ物を手に取る様子はなく、何かを探しているようだ。
(4) 2021/10/19(Tue) 22:29:02

【人】 探偵 キエ

>>@1 トラヴィス

胸中に察しがついたのかキエは笑顔のまま耳元で囁いた。

何処からでも会いに行くから安心しなさい


キエは身体を離せば再び紅茶に口を付ける。其れは傍目に見れば仲睦まじい距離であったがその実2人の間に愛などちっとも無い。キエはトラヴィスが姿を消しても眉一つ動かさないだろう。

…そうして中身を飲み干すと立ち上がる。自身を見上げるトラヴィスの頭を億劫そうに撫でた後広間を出た。
(5) 2021/10/19(Tue) 22:36:29

【人】 探偵 キエ

>>???


暫くしてキエは先日と同じ部屋に居た。今回は使用人達へこの部屋で茶会をする旨を伝えてある。館の手伝いをしているなら耳に入るだろうと踏んでの事だった。
先日と同じ紙とペン、そして2人分の茶会の用意が其処に在る。違うのは今回用意されているのがコーヒーである事。

見えない君ィ〜!

 聞いておくれよ! 僕ァ先方のお望み通り動いただけなのに酷くないか?
 何処までやって良いのか言ってくれなきゃあわからないのも仕方無いと思わないかねェ。一体何が気に食わなかったんだか」

「確かに僕ァ、何処からでも舞台へ手を加えられるから其れで良いのかもしれないけれど。
 
“彼”
1人じゃ絶対此れから荷が重いと思うんだよねェ、嗚呼心配だ…」

…さらにもう1つ違いがある。どうやら愚痴を言いたい気分であるらしい。そして口振りからして自分の行いに自信があるようだ。
(6) 2021/10/19(Tue) 22:49:26
キエは、今だけ中間管理職のようなものだ。其れは普段頂点に立つ者にとって煩わしい事である。
(a2) 2021/10/19(Tue) 22:51:41

浮遊想 テラ(匿名)は、メモを貼った。
2021/10/19(Tue) 23:15:06

【人】 探偵 キエ

>>???
>>6

音の方へキエの意識が向いた。ひとりでに動くペンに驚きもせず紙面を見つめている。

「なァにが楽しそうなものか! …まァ誰に言っても仕方が無い事ではあるけれどねェ、聞いてくれて嬉しいよ」

デカンタから湯気の上るコーヒーをカップに注ぐ。勿論キエは誰かに何かをする性分では無いので自分の分だけである。返事をする意思はあるのだろうと勝手に決め更に続ける。

「じゃあ、コーヒーが冷めない内に本題へ入ろうか。
 とはいえ君が何者か特定するつもりも無ければ縛って引き摺り出すつもりも無いから安心してくれたまえ。

 なァ君、
何故ミズガネ君だったんだい?


何をしたのか、どんな手段を使ったのかはこの件に限っては優先度が低い。最も重要なのはミズガネが選ばれた事だとキエは思っていた。しかしもし相手が誰でも良かったのであれば話題は直ぐに変わるだろう。
(7) 2021/10/19(Tue) 23:33:50

【人】 掃き溜めの ゾズマ

>>4 アマノ

「なにしてんの。コソ泥ごっこ?」

ドアの隙間からなにかを漁るその姿を覗いている。
(8) 2021/10/19(Tue) 23:41:54
浮遊想 テラ(匿名)は、メモを貼った。
2021/10/20(Wed) 0:45:33

【人】 巫女 ユピテル

 
「今日はなんだか少し空気が変ねぇ。
何かあったのかしら。みんな、おはよう〜」

たった数日のいつも通りの顔でユピテルは広間に入ってきて。
最初に見たものは、
キエを抱えるトラヴィスの姿。


「…………?」

今まで聞いた事から、その状況が理解できず、
いいえ、理解して

傍目からして仲睦まじい姿を、ぱちぱちと瞬きをして呆けました。
(9) 2021/10/20(Wed) 1:06:13

【人】 巫女 ユピテル

 
でもWそれならばいいWのです。
ユピテルはどんな表情を作るべきか迷っていましたが、
それに気づいたなら、もういつも通りの笑顔。

「あら〜トラヴィスとキエは仲良しね。
お姉ちゃん妬けちゃうわ。ところで、今日随分人が……」

もう見るものは見たとばかりに目を背けようとして、
その顔ぶれを見て、


 「 あれ? 」
 
(10) 2021/10/20(Wed) 1:09:42

【見】 技術指揮 シトゥラ


>>2:@5 2日目トラヴィス

「機嫌を損ねているように見えましたか?
 随分お気楽な頭をしていますね、冗談は綺麗な顔だけにしてください」

あなたの提案は彼の言葉でイエスと答えられた。
アップルパイ、作りましょうか。味見は"明日"にでも。

「それでも、あなたの自室は飾り付けに行きましょうか。
 準備が――必要かも知れません。時間が出来たら伺います。
 是非、その時は寝ぼけていないと嬉しいですね」

気にしている? この自分が。
思いのほか、素直に言葉が出てこず話すことも出来なかった。
暫くその時間を楽しみ、シトゥラは貴方に声をかけずまた何処かへと消えていただろう。
(@2) 2021/10/20(Wed) 1:10:49
チャンドラは、自室から出てこない。
(a3) 2021/10/20(Wed) 1:13:46

チャンドラは、『 』に酷い冷たさを感じたあと。
(a4) 2021/10/20(Wed) 1:14:26

チャンドラは、こびりつくような
寒さ
を、その身に感じていた。
(a5) 2021/10/20(Wed) 1:15:28

【見】 くるみ割り人形 トラヴィス

>>5 キエ

ため息をひとつ。ここで小言を言ったところで、
キエの何かを変えられる訳でもないと理解していた。

……眩しい。
まるで、観客席から見上げるよう。


立ち上がるキエを一瞥して
撫でられれば、その通りに。

「……君がそう言うのなら。」

トラヴィスは、キエが姿を消せばどうなるか……想像もしたくなかった。
貴方へ向ける感情は、小綺麗な情などではなく、
もっと澱んだ泥の底のようなもの。

今日のような事が二度と起きなければ良い、と、密かに願いながら
舞台に立ち、干渉し合える貴方たちを僅か、羨ましく思った。
(@3) 2021/10/20(Wed) 1:15:50

【人】 巫女 ユピテル

  
きっと二日酔いでもしているのでしょう。
だって、一昨日あれだけ一緒に飲んだのですから。
昨日、パーティで案の定飲みすぎてグロッキーになってるのも

 「ねえ誰か、」

声を掛けた事のある使用人を呼び止めます。
声を掛けた事のない使用人を呼び止めます。

  「誰か、注文かなにかを、」

彼がよく呼び止めるタイプの子を率先して尋ねます。
適当に呼び付けてる事だって多いでしょうが、
少なくとも、彼の事をよく知ってる子は何となく判別はついて

    「あの!清掃担当の子よね?今日──」

ユピテルは神隠しを知りません。
正確には、深く会話をした事がある人の神隠しを知りません。

 「……知らない?そう……あ、あの日の!あのね、」

向こうは知らなくてもこちらが一方的に見た、
ひとりの下女を呼び付けた時に少し言い辛そうな顔をして、

  「     が、遭ったかもしれない?」
 
その可能性を伝えられた瞬間、   ました。
 
(11) 2021/10/20(Wed) 1:17:08
テラは、浮いている。でも今日は、宇宙服はどこにも浮いていません。
(a6) 2021/10/20(Wed) 1:23:06

【見】 技術指揮 シトゥラ

三日目。
また今日がやってきました。
人が消える度に一日を数えるのはやはり都合が良いです。

この日に用意をしたのはカスタードとクリームがたっぷり入った
アップルパイ[ガレット・デ・ロワ]
だった。
何処かの国の料理で公現祭と言われる、紙にも等しい方が産まれた祭りに作られるケーキをまねして紙で作った王冠を飾った。
6等分にわけられたそれの中に一つだけ、人形が入っている。
その人形が入ってる一切れを食べることができた人は一年中幸運が訪れるそうだ。

二つパイを作って、一つはご自由にどうぞと置き手紙をしておいた。

/*[fortune]で50以上がでたら、人形が一つはいっているよ。きっといいことがおこるかも☆(先着1名)
(@4) 2021/10/20(Wed) 1:25:49

【見】 技術指揮 シトゥラ

>>プルー トラヴィス

上記の説明>>@3を何度でもあなた達に丁寧にした。
いつか館に来た人からの知識だった。
そしてどれを食べるのかを選ばせるのもしてやるだろう。

「トラヴィス、ちゃんと今日も作ってきましたよ。
 味は保証しますので、あとは少し遊びましょう」

綺麗に磨かれた皿に、フォーク。
二人のために用意してきた紅茶を入れてパーティーというよrはお茶会のようだ。

「プルー。一緒にアップルパイを食べるぞ。
 余所のパーティーでカボチャが売り切れだ。
 俺たちはこっちでさわごうじゃないか。
 このパイには当たりがある。
 トラヴィスにとられないように運を掴んでくれ」

/*[fortune]を1回ふって一番高い出目が出た人間が当たりと言うことで。
お二人ともよろしくお願いいたします。


シトゥラの運勢→87
(@5) 2021/10/20(Wed) 1:28:56

【見】 技術指揮 シトゥラ

>>@5

ここのアンカー >>@4ですね。コピペミスりました。
(@6) 2021/10/20(Wed) 1:31:26
チャンドラは、目を覚ますと部屋を出た
(a7) 2021/10/20(Wed) 1:33:19

チャンドラは、食べるものを探しに、パーティ会場へ向かう。
(a8) 2021/10/20(Wed) 1:35:00

シトゥラは、その日、中々来なかったチャンドラを探していた。
(t2) 2021/10/20(Wed) 1:35:51

【見】 トレジャーハンター プルー

>>@5 ガレット・デ・ロワ
「望むところよっ!!」


これは今日も今日とて元気な女。
使用人姿なのはご愛嬌。さっきまで洗濯物してたからね。

「しぃくんのアップルパイ!美味しいものね!
売り切れは仕方ないし、カボチャはまた今度食べればいいわ!」

ハロウィン〜〜〜と騒いでたのはどこへやら。
負けないわよ〜〜〜〜と気合だけは十分。

プルーの運勢→94
(@7) 2021/10/20(Wed) 1:37:12
プルーは、やだ……アタシの運勢、つよすぎ?
(t3) 2021/10/20(Wed) 1:39:29

【人】 夜の一族 チャンドラ

覚束無い足取りで、わたしはパーティ会場を訪れる。

「クロノ、いるかしら」

外套を羽織り、小刻みに震えながら。
それでもわたしは、その震えを必死に隠そうとしていた。

「あたたかいものを、探しているの」

そうでないものは、今は喉を通りそうにない。

やることは、たくさんあるの。
だからみんなに心配をかける前に、この震えをどうにかしなくては。
(12) 2021/10/20(Wed) 1:40:33
シトゥラは、俺の運勢、中々強かったと思っていたのに………
(t4) 2021/10/20(Wed) 1:40:46

【見】 くるみ割り人形 トラヴィス

>>@5 >>@7 ガレット

「おや……良いね。
 君達と細やかな茶会を楽しめるとは、
 南瓜を使ってくれた彼らへ礼でも言いたくなるよ。」

シトゥラの頬を優しく撫でて
プルーの乱れた髪をそっと手櫛で直してやり
舞台袖の『いつも通り』に笑みを漏らす。


運勢→83
(@8) 2021/10/20(Wed) 1:43:51
トラヴィスは、高いけど、二人よりは低かった。
(t5) 2021/10/20(Wed) 1:44:17

テラは、
ごめんね
とか、そういうことをどこかで言おうとしました。
(a9) 2021/10/20(Wed) 1:45:35

テラは、結局、なぁんにも口に出しませんでした。
(a10) 2021/10/20(Wed) 1:46:09

チャンドラは、今は余裕がありません。
(a11) 2021/10/20(Wed) 1:47:40

【人】 巫女 ユピテル

 
ミズガネはあの日、なんて言っていた?
何を畏れ、何を嫌い、何を怖がりこの館に居たがっていた?

「どうして?」
誰がやったの?


「あの子にとってそれは、」
下手な罵倒より、


死ぬ事以上に、辛い事かもしれないのに。

ポタリと、冷や汗が流れて止まりません。
酷く
寒い
。本来ユピテルは寒くなる筈がないのです。
なのに、考えれば考える程、冷たい手に朱が滲みます。
(13) 2021/10/20(Wed) 1:47:53
チャンドラは、後で、思い出すのでしょう。客人が、部屋に来るはずだったことを。
(a12) 2021/10/20(Wed) 1:48:35

【人】 巫女 ユピテル

 
零れ落ちる雫は変な噂を巻き起こさせてしまうかもしれません。
落ち着けば、クロノの時の様にできるかもしれません。

でも、今はそれが無理だから。彼の心境を想像するだけで、
胸が張り裂けそうだから。だから、勢いよく廊下に飛び出て、

「ミズガネ!ミズガネ!ダメ人間!!
私、待ってるから!あなたの部屋で待ってるから!自棄になんてなるなよ!?
私、ちゃんとわかるから!だから来て!」


その名を、言葉を。屋敷中の廊下を駆けまわって、
中庭を経て、それでもずっとずっと叫び続けました。
(14) 2021/10/20(Wed) 1:49:37

【見】 トレジャーハンター プルー

>>@7 >>@8 ガレット・デ・ロワ
「ありがと、ラヴィ!『いつも通り』美味しそうよね!」

等分に切り分けられたパイをひとつ皿に取り、上機嫌でフォークを握る。

「ところでしぃくん」

さくり。大きな一口分をフォークで切り取る。

「当たりってなに?すぐわかるようなやつ?」

聞きながら、あーんと口に入れる。
(@9) 2021/10/20(Wed) 1:51:23
プルーは、
ガリッッッッッ
(t6) 2021/10/20(Wed) 1:52:00

【見】 トレジャーハンター プルー

「・・・・・・」


めちゃくちゃよくわかった。
(@10) 2021/10/20(Wed) 1:53:08
プルーは、ぴぇん……しながら陶器の人形を口から出した。歯も陶器も無事。ヨシ!
(t7) 2021/10/20(Wed) 1:56:28

【見】 技術指揮 シトゥラ

>>@9 >>@10 ガレット・デ・ロワ

「すぐにわかる、陶器の人形があって―――」

「今噛んだやつだ」


めちゃくちゃよくわかっちゃった。

「一年の幸運はプルーの手元に。
 おめでとう、当たらなくて残念だけど祝ってやらないとな。
 それと仕事はお疲れ様、それ以外は人形ははいってないから好きなだけ食べてくれ」
(@11) 2021/10/20(Wed) 1:57:25
浮遊想 テラは、メモを貼った。
(a13) 2021/10/20(Wed) 2:00:39

テラは、
本当にいるのか 自分でもわからないんだ
(a14) 2021/10/20(Wed) 2:01:35

【見】 くるみ割り人形 トラヴィス

>>ガレット・デ・ロワ

「へえ、一体何を入れ
今噛んだやつか………


すごい音したね。
痛そうだが、それでも幸運の証だ。

二人のどちらかに当たれば良いと考えていたので
この結果には満足そうにぱちぱちと拍手を贈る。

「頂くよ、シトゥラ。
 君の料理の腕は日々進化し、止まるところを知らないようだ。」

一切れをいただいて、さくりとフォークで切り分け、食む。
シナモンの香りと林檎の酸味と甘味、
芳醇なカスタードをパイ生地が包み込んで、それは見事な出来栄えであった。

賑やかな貴方たちを穏やかに眺めながら
二口、三口、続けて口元へ運んでいく。
(@12) 2021/10/20(Wed) 2:05:15
ユピテルは、声が聞こえるまでずっと、目を閉じて待ち続けています。
(a15) 2021/10/20(Wed) 2:06:18

【人】 夜の一族 チャンドラ


わたしの声は、パーティ会場の喧騒に掻き消える。

常時なら頼ることも出来たお友達​──彼女が手配してくれた、携帯食料すら喉が通らない今は、その姿を探すのも気が引けた。

ふと、一際騒ぐ3人組に視線を向ける。
そうだ、彼にノートも返さないと。
もしかしたら彼なら、あたたかいものを作ってくれるかもしれないけど、団欒の邪魔はしたくない。

そうこうする間、寒さとともに目が回るような空腹が襲う。
わたしはクロノを探すのをやめて、近くの椅子に座り込んだ。

冷たい料理が目の前に並ぶ。
それでもやっぱり、食べる気が起きなかった。

(15) 2021/10/20(Wed) 2:09:48

【見】 トレジャーハンター プルー

>>@11 >>@12 ガリット・デ・ロワ
すごくよくわかったぁ


おわかりいただけたね。

「うう〜〜〜……幸運は嬉しいけど複雑な気分ね。
でも有り難く受け取っちゃうわ!ありがとしぃくん!ラヴィ!」

気を取り直してまたもや大きなひとくち……ではなく、懲りたのか小さめに切り分けて口に運ぶ。
ぴぇん……な顔もすぐにいつもの笑顔に戻り、元気におかわりを要求し始めるだろう。
(@13) 2021/10/20(Wed) 2:11:56

【見】 技術指揮 シトゥラ

>>@13 ガレット・デ・ロワ

「……ちなみに二人は幸運が手に入ったら。
 何か願うことでもありますか?」

もさもさと、パイをこぼさないように食む。
紅茶も、自分手入れたものだ。
味はとても合うものですぐにカップは空になった。
視線は一度他所にやられたが、そのまま話を続けることにした。

「正直、……長く居ると随分感覚が麻痺するから聞いておきたくて」
(@14) 2021/10/20(Wed) 2:25:11
シトゥラは、トラヴィスに、最近料理しかしてないですからねと返した
(t8) 2021/10/20(Wed) 2:25:48

【見】 くるみ割り人形 トラヴィス

>>ガレット・デ・ロワ

「運気が良くなったところで
 手に入らない物の方が多そうだ。
 確かに、ここでの暮らしに運は関係ないしね。」

進まぬ時空。
動かぬ情動。
『何もない』だけがここにはあった。

「二人は、どうだい。
 何か望みでも?」
(@15) 2021/10/20(Wed) 2:50:07

【人】 不眠症 アマノ

>>8 ゾズマ

「誰がコソ泥だ」

盛大に舌打ちしながら話しかけてきた相手を睨みつけた。

「探してんだよ。アルコール」

諦めた様子で立ち上がるとパンパンと手を払って。

「おいガキ、どっかで高濃度のアルコール見つけたらもってこい」
(16) 2021/10/20(Wed) 3:22:46

【人】 不眠症 アマノ

>>15 チャンドラ

昨日見かけた女を見かけ、ふと足を止めたが、何をするでもなくそのまま男は立ち去って行った。
(17) 2021/10/20(Wed) 3:26:00

【人】 掃き溜めの ゾズマ

>>16 アマノ

「怪しいんだよ、オッサン。アルコールって酒?なら使用人に頼めよ。ガキ扱いしてきた上に命令までしてくるヒゲ面の言う事なんか聞くと思うのか?」

負けじと下から睨み返す。

「ああ、使用人に相手にしてもらえなかったんならご愁傷様」
(18) 2021/10/20(Wed) 4:43:20

【見】 技術指揮 シトゥラ

>>@15 ガレット・デ・ロワ

「望み」

ここで叶うことのなさそうな。
わざわざ願わなければいけないものなんて。

「俺達が無事であることかな」

何から、とでもなく。
何が無事でないかも言わず。
ただ漠然と、誰かの尺度で無事でいられたらそれでいい。

「……なにかに害されたくはないよ。
 プルーの暴れん坊で十分」
(@16) 2021/10/20(Wed) 5:17:13

【人】 掃き溜めの ゾズマ

「なんだよ……なにに騒いでたんだ……」

騒がしいのは今に始まったことではないけれど。飛び出していった人物が気になった少年は、後に使用人から、泣きながら人を探していたと聞いた。噂には尾ひれがつくものだ、全てを鵜呑みにはしない。

「ミズガネって、だれだっけ……」

それがあの酔っ払いだと気が付くのはいつになるだろう。
少年は名を覚えている人物は多くはない。この館に身を置いてから長くも短いとも言えないが、顔見知りはいれど、親しい者はいなかった。

「……」

先日聞いた死神とやらの噂、血痕。
嫌な予感が脳裏に過るが、人がいなくなる噂など前からあった。
なにも、驚くことじゃない。
その被害が自分に向けられる可能性なんて、考えるだけ無駄だ。
(19) 2021/10/20(Wed) 5:28:59
パイ焼き ゲイザー(匿名)は、メモを貼った。
2021/10/20(Wed) 7:47:59

【人】 逃亡者 ポルクス

>>15 チャンドラ

「やぁ、約束通り迎えにきたよ。
 ……おや、今度はまた何を考えてるのか。料理が冷めきってしまってるよ」

改めて話でもしようという約束だ。
手を付けないという事は食欲がないか気分でも悪いのだろうか。
そんな風に思いながらあなたの顔色を窺う。

「館の探検をするんでしょ?
 どうしたの、具合でも悪くなったのかな」
(20) 2021/10/20(Wed) 7:57:45

【人】 夜の一族 チャンドラ

>>20 ポルクス

「……ポルクス?」


声をかけられ、自分でも驚くくらいに情けない声が出た。
飢餓感と寒さ。そうだ、あなたとも約束をしていた。

「大丈夫……ただ、あたたかいものを食べたくて。
 会場にはさすがに並んでいないから、使用人を探していたのだけど」

少し疲れちゃって、と笑うわたしは、自分の笑顔がとても力ないものになったことに気付かない。
(21) 2021/10/20(Wed) 8:11:51

【人】 不眠症 アマノ

>>18 ゾズマ

「バカか?アルコールはアルコールだろ。
 ガソリンでもいいが持って来やしねぇ
 どいつもこいつも使えねぇ……」

ぶちぶち文句を言っている。
既に使用人にあれこれ持って来いと命令したが、モノがモノだけに首を縦に振るものはいなかったようだ。

「ガキがこんな所に何の用だ
 探検家ごっこか?それとも
 チーズでも拝借しに来たか?子ネズミ」

チーズの塊を相手に放り投げる。
(22) 2021/10/20(Wed) 8:25:08
パイ焼き ゲイザー(匿名)は、メモを貼った。
2021/10/20(Wed) 8:32:10

【人】 探偵 キエ

>>???
>>7

キエはじっと紙面に増える黒インクを眺めて、問われれば黒いコーヒーで口内を潤し背もたれに体重をかける。文字列を読み故意は見られるが悪意は未だ見られないとキエは適当に判断した。
寧ろ見えない相手から問いが来た事の方がずっと重要だ。

「不思議な事を聞くのだねェ君は。其れを決めるのは僕ではなく君自身だろうよ。君が“此処に某が居る”と決めれば居るし“此処に某が居ない”と決めれば居ない。

 
自分自身の存在など誰も証明ができないのだから
そんな事勝手に決めれば良いじゃないか。それともあれかね、君は誰かに決めて…いや認めて欲しいのかなァ。自身が何者かというだけではなく其の存在迄も」

キエの価値観は人間離れしているが其の自覚はある様で無かった。しかし自分の決めた事が理だと思う確かな強さが其処には在る。
だからこそ存在を保ち続けている。
(23) 2021/10/20(Wed) 9:13:07
ゲイザーは、二人目の犠牲者が出た後。キエの元へと訪れる。
(a16) 2021/10/20(Wed) 9:29:13

キエは、裏庭でゲイザーを見た。
(a17) 2021/10/20(Wed) 9:49:45

【人】 逃亡者 ポルクス

>>21 チャンドラ

「あぁ、なるほど。
 最初から冷めていたんだね。それなら何か温かいものを部屋に運んでもらおうか」

ここは広い会場だから寒いだろうという考えだ。
まだ寝る時間というわけでもないのに疲れた様子からは、何かがあったのだろうという事だけしかわからない。

「元気のない顔と声をしているよ、さ、ゆっくり出来るところへ行こう?」

ほら、と手を差し出した。
エスコートができるという事も、ポルクスという男の教養の高さが覗い知れる案件だろう。
(24) 2021/10/20(Wed) 11:52:25

【見】 くるみ割り人形 トラヴィス


これは、3日目の
いつかのどこかの時間帯。

昨日、吟遊詩人へ紅茶を差し入れれば『構うな』と言付けられた為、
それならば構い倒してやろうかと部屋を聞き、本日訪ねた訳だが───

扉が見える直前、彼以外の人物が見えた。
それは彼の留守を明確に示している。

「………」

ここへ辿り着くまで。ある程度館内での様子を把握しながら来た。
やはりそうか、と息を吐き、先客の邪魔をしないようにくるりと身を翻して半回転。

「…………嫌だなあ。」

何度経験しても慣れないものだ、と独り言ち、
「私は君のこと、案外好きだったよ」と言葉を喉の奥へ飲み込んだ。
(@17) 2021/10/20(Wed) 12:27:26
トラヴィスは、ミズガネの客室へ訪れなかった。
(t9) 2021/10/20(Wed) 12:28:40

【見】 トレジャーハンター プルー

>>@14 >>@15 ガレロワ

「願う事や、望みぃ?」
もっもっ……とアップルパイを頬張りながら考える。

「そーねぇ。アタシは楽しければじゅーぶん!
まだまだ此処も調べきれてないんだもの。毎日新しい発見があって飽きないわ。それに、美味しいご飯もふかふかのベッドもあるし!」

飢えずに済む。屋根のある場所で眠れる。
人肌が恋しくなった時に誰かがいる。
幸福な事だ。まだ浸っていたいと思う程には。

「なによしぃくん!アタシがいつ害したって……」
ごめん洗濯したてのしぃくんの白衣、泥だらけにしたわ


ギルティ。
ベテランの使用人が真っ白に戻してくれたので無問題です。ほんとかな?
(@18) 2021/10/20(Wed) 12:42:13

【人】 夜の一族 チャンドラ

>>24 ポルクス

「………」

無意識に、羽織った外套の合わせを強く握る。
元気がないと見抜かれてしまったのがなんだか申し訳なく思えた。

差し伸べられた手を見つめ、わたしはためらっていた。
でも、立っているのもやっとなくらい、寒くてお腹が空いていて。
(25) 2021/10/20(Wed) 12:45:53
チャンドラは、ポルクスの手を、ゆっくりととる。
(a18) 2021/10/20(Wed) 12:46:42

【人】 夜の一族 チャンドラ

>>24 >>25 ポルクス

「……ありがとう、ポルクス」

その手を支えにわたしは立ち上がる。
目が回るような心地がまたしたけれど、導き手がいるならきっと大丈夫。

また力なく微笑みかけると、行きましょう、とわたしは言った。
(26) 2021/10/20(Wed) 12:51:44

【人】 逃亡者 ポルクス

>>25 >>26 チャンドラ

「温かいスープとリゾットでも部屋に運んでもらおう。
 まずは体を温めるのとゆっくりするのが先決だ、館の探検は元気になってからにしよう」

思った以上に重症な様子に少しばかり思案して。
「失礼」と声をかけるとあなたを横抱きにして持ち上げた。
無理に歩かせるよりはこの方がいいだろうと判断したためだ。
力のないあなたが大人の男相手に抵抗できるとも思っていない様子で部屋へ向かった。
(27) 2021/10/20(Wed) 14:18:23

【人】 逃亡者 ポルクス

握った時の酷く冷えきった手が印象的だった。
多少凍えたからといって、真冬でもないこの時期にここまで冷えることがあるだろうか?


そんな風に思いながら俺は自分の部屋へと向かう。

使用人に手伝ってもらいドアを開けてもらい。
食事が届くまではと、ひとまず自分のベッドにあなたを横たわらせ柔らかな布団を上からかけた。

「俺の部屋で悪いね。
 女性の部屋に俺がずかずかと入るわけにもいかないし、元気が出るまでは我慢してくれるかい?」
(28) 2021/10/20(Wed) 14:19:13
浮遊想 テラ(匿名)は、メモを貼った。
2021/10/20(Wed) 15:15:21

浮遊想 テラ(匿名)は、メモを貼った。
2021/10/20(Wed) 15:17:01

【置】 浮遊想 テラ

【テラ 
 テラ(tera, 記号: T は国際単位系 (SI) における接頭辞の1つで、
 基礎となる単位の1012(=一兆)倍の量であることを示す。

 国際単位系 (SI) の制定時(1960年)にSI接頭辞として定められたもので、
 ギリシア語で「怪物」を意味する τέρας (teras) に由来する。


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia) 
(L0) 2021/10/20(Wed) 16:09:13
公開: 2021/10/20(Wed) 16:10:00

【墓】 よいが来ない ミズガネ

目が醒めて、自分の異変に気づいて、耐えきれなくなって逃げ出したすぐのこと。

目眩がする。
どれだけ叫び、泣いて、暴れても。誰一人としてこちらを見てくれる人はいない。

昔からそうだった。
小さな酒場一つもろくに賑やかすことが出来なくて、センスも才能も無い吟遊詩人の声や竪琴に耳を傾けてくれる者などいやしない。
努力を続けるなんてことも出来なくて、すぐに酒と女に逃げては溺れる始末。
いてもいなくてもどうでもいい透明人間のようなものだった。

たまに視線が向けられていたとしても……それはろくでなしの自分を嘲笑うものだった気がする。
「気がする」と言うのは男が悲観的になるあまり見えないものまで見て聞こえないものまで聞いていたからだ。

皆が皆、自分を良くない目で見て馬鹿にするようなことを話しているんだ。

追い詰められた精神は、そうしてありもしない風評被害を勝手に描き出していく。自分で透明な場所に濁った何かを見出していく。

逃げるように館を彷徨い、その足は――時計塔へ。

(+3) 2021/10/20(Wed) 16:17:44

【墓】 よいが来ない ミズガネ

この体は壁や床などはすり抜けられないけれど、人や小物は触れない。扉は何故かすり抜けられるから、開閉して何かを主張することも出来ない。

物が掴めないのなら酒に溺れて酔いに逃げることが出来なくなる。ずっと毎日のようにアルコールで思考を溶かしていた身としては、拷問が始まるのだろうかと言う心持ちだった。

そうした小さな考えが浮かんでは消えを繰り返し、足はいつしか時計塔の階段の終わりまで来ていた。技師が入るであろう部屋がまだあったけれど、既に高度はある。もう十分だ。

窓から顔を出す。
重苦しい濁った気分を抱えた自分の頬を、何も関係ないとばかりに風が撫でて走り去っていく。

いてもいなくても関係ないのなら、いっそ死んでしまったほうが楽なのでは?

縁に両手を置いて、体を前へ倒す。
地面があんなにも遠い。
叩きつけられたらきっと、自分は、自分は……。

「死ね」


「――ッ!!!」

ひゅ、と。喉が鳴る。

(+4) 2021/10/20(Wed) 16:18:08

【墓】 よいが来ない ミズガネ

「いやだ、いやだ、いやだ……」


階段に蹲る。身を守るように体を丸め、がたがたと震えながら嗚咽を零す。
男は才能も努力を続ける根気もなかったけれど、勇気だって持っていなかった。

こんなところで死ねるほどの勇気があったなら、最初から酒と女に逃げる選択肢など取っている筈ないのだ。

怯える男の脳裏にとある光景が蘇る。蘇ってしまった。
命が潰える直前の記憶だ。

動けない。
何度も何度も命乞いをした。
ナイフが腹に突き立てられる。
泣いて喚いた。耐えられない痛みに絶叫した。
それで相手は満足したのか、より深く刃を差し込んでとどめを刺した。

思い出した。思い出してしまった。

「死にたくない、死にたくない……死にたくない……!」


それでも自分は一度、確かに死んだ。だからこんな事になっている。
死んだのに周り続ける世界にいなくてはならないなんて、悪夢以外の何者でもない。
じゃあどうしたらこれは終わるんだろう。
夢が醒めるには夜が過ぎ、朝が来る必要がある。
それなのにこの館は一向に夜が来ない。ずっとずっと、明るいまま。

酔いに溺れることも出来ず、来ない宵を渇望し続ける。

男は一人、寒さに震え続けた。
(+5) 2021/10/20(Wed) 16:18:47

【人】 掃き溜めの ゾズマ

>>22 アマノ

「あ?……このパーティ会場で酒以外の
 アルコールなんて何に使うんだ。ますます怪しいな」

床に転がったチーズを見て不機嫌そうな顔をさらに深める。
誰がネズミだと発しそうになった口を噤み
それを拾い上げると、お望み通り食ってやった。

「ネズミにエサくれんだ、やさしいね。
 パーティにも飽きたからなんか面白いモンでもないかって見てるだけだけど?コソ泥のオッサンは面白くもめずらしくもないな」
(29) 2021/10/20(Wed) 16:21:04

【人】 掃き溜めの ゾズマ

その噂を聞いたのは、また誰かがいなくなったと聞いてからすぐ後のことだった。

「死神ねえ」

少年は真実など知る術もない、知ろうともしていない。
真実を知った者が狙われるものだから。本で読んだ話だ。

「最近たまに勝手に椅子が倒れたり、なんか浮いてたりするの見るだろ。ソイツの仕業だよ。退屈だからって仲間でも作ろうとしてるんだ。次はお前らが狙われるかもな!」

気を紛らわすためか、すれ違う使用人に、ゲストに、
あることないことを言ってひとりで騒ぎ立てた。

オレがそんなのに遇うわけないだろ!
日頃の行いが悪いやつから選ばれるんだよ。あといなくなってもどうでもいいやつとかさ!」

まるで自分にはそれが当てはまらないと言わんばかりだが
逆に当てはまるからこそ、言ってるようにも見えた。

あーこわいこわい、わざとらしく言い回って、少年はいつもどおり喧騒の外へと消える。
(30) 2021/10/20(Wed) 16:43:36

【墓】 よいが来ない ミズガネ

……



どれくらいそうしていただろうか。
もう一度覗き込んだ死の淵への怯えが鎮まり、体の震えの原因が強まる寒さだけになった頃。

「……あれは……」

ふと顔を上げ、窓から見える誰かを捉える。

キエがいる。彼は一体何をしている?
全く見当がつかない。
でも、あの何を考えているか分からないインチキ詐欺師探偵の動きは正直怖い。

「あいつ……あそこで、何を……」

ようやく腰を上げる。
なんだか酷く胸騒ぎがする。
行ったところで何かできるわけではないけれど、それでも、それでも……。

男は体を引き摺るように時計塔の階段を降り、外へと飛び出した。
(+6) 2021/10/20(Wed) 16:46:43

【人】 不眠症 アマノ

>>29 ゾズマ

「誰がオッサンだ!
 ガキはガキ同士でおままごとでもやってろよ
 コッチは忙しいんだ」

シッシ!と追い払う様な仕草。

「餌食って満足だろ?小鼠
 痛い目見る前に帰れよ」
(31) 2021/10/20(Wed) 16:54:18

【人】 探偵 キエ

>>???
>>23

「…君ィ、ただでさえ僕は君の仕草も表情もわからないんだから1から10まで言っておくれよ。言葉だけで意図を全て汲める訳が無いのだから。

 しかし君の感想は尤もだねェ、其れは僕だって驚くさ。
 まァ何か起こっているかどうかは僕にも判らないよ。其れは君が探ってほしい」
 
キエは黒い点の数を3つまでは数えていた。

「問い糺す様ですまないが僕はまだ幾つか尋ねなければならない。

 君は何故抱き着いたのか、何故彼は身体が冷えていたのか。一応推測はあるんだけど面倒だから答えが欲しいんだ。

 体温に関しては君自身が制御できない事かもしれないがね、抱き着いた事に関しては意図的な行為だろう?」
(32) 2021/10/20(Wed) 17:03:42
キエは、平然と思ってもいない事を口にする。
(a19) 2021/10/20(Wed) 17:06:44

キエは、とある座長のとある記憶を消費した。
(a20) 2021/10/20(Wed) 17:09:11

【墓】 よいが来ない ミズガネ

走る。寒さはずっと残り続けたままだけど、そんなことも気にしていられなかった。

胸騒ぎが止まらない。
あの探偵が報酬としてW得体の知れない何かWを要求してくるのを知っている。自分もまた彼と契約してしまったからだ。

もしそれが、取り返しのつかないものだとしたら。
もしそれが、人の大切なものだとしたら。

「おい!やめろ、お前、そいつに何をするつもりだ……っ」

男は叫んで時計塔を飛び出す。
走る。走る。世界に無視をされていても、男は声を上げる。
届かなくても、叫ばずにはいられない。

「キエ!やめろッ、そいつに手を出すなッ!」


手遅れで、どうにもならなかったとしても。
(+7) 2021/10/20(Wed) 17:17:36
キエは、叫び声を聞いた。
(a21) 2021/10/20(Wed) 17:28:55

キエは、笑いを堪えていた。今は愉しくて愉しくて仕方がない。
(a22) 2021/10/20(Wed) 17:31:02

ゲイザーは、手を握った。自在に動く。
(a23) 2021/10/20(Wed) 17:54:04

ゲイザーは、踏み出した。どこにだってゆける。
(a24) 2021/10/20(Wed) 17:54:20

ゲイザーは、「グズで」
(a25) 2021/10/20(Wed) 17:55:21

ゲイザーは、「バカな」
(a26) 2021/10/20(Wed) 17:55:29

ゲイザーは、「ミズガネめ」
(a27) 2021/10/20(Wed) 17:55:40

【人】 パイ焼き ゲイザー

「…………」

「あたし、お友達に会いに行かなきゃ」
「ハンカチだって返さなきゃいけないし……」
「ユピテルさん──お姉ちゃんとだってまた話したい」

「行かなきゃ」

そいつは裏庭を後にする。
急に顔を出したらきっと驚かせてしまうから、
ゲイザーのふりをして。

去り際、眼前のキエにこう返した。

「ありがとよ、インチキバケモノ探偵」
(33) 2021/10/20(Wed) 18:00:29

【人】 夜の一族 チャンドラ

>>27 >>28 ポルクス

抱き上げられたわたしは、小さく悲鳴をあげる。
抵抗する力なんて残っていなかったし、ふらつくわたしの足で歩くよりずっとマシだと思ったものだから、大人しくはしていたけれど。

冷え切った体に触れると隠していた震えがきっと手に取るようにわかる。


ポルクスの部屋に運ばれて、布団に寝かしつけられたわたしはきっと少し困ったような顔をしている。
シトゥラに合わす顔がないわ。本当に。

「ええ、大丈夫。……ごめんなさい。
 あまり心配は、かけたくなかったのに」

せめて身体くらいは起こしておきたいものだけど、そろそろ限界が近いのか1度寝そべった身体はそう簡単に動いてくれなかった。

2人きりの部屋の中、小さな溜め息が零れる。
(34) 2021/10/20(Wed) 18:06:05
浮遊想 テラ(匿名)は、メモを貼った。
2021/10/20(Wed) 18:20:09

浮遊想 テラ(匿名)は、メモを貼った。
2021/10/20(Wed) 18:22:27

【人】 探偵 キエ

>>33

「どういたしまして。ふふ、矢張り感謝されるのは嬉しいね」

二度目の誕生日を迎える事ができた
をキエは素直に祝福する。此れはきっと人が子を産む時の気持ちに近いと思った。

そうして其の背中を見送ってから木の幹に背中を預け頭上で生い茂る葉を見上げた。

「さァ、彼はこれからどんな人生を歩むのだろうね?」

キエの声は喜色に満ちている。

「見届けてあげようじゃあないか。人間はこういう…逆転劇という物が好きだろう?
 折角だ、唄にでもしてみたらどうだい」
(35) 2021/10/20(Wed) 18:30:46
キエは、木漏れ日の中で微笑んだ。「なァ、ミズガネ君?」
(a28) 2021/10/20(Wed) 18:31:26

キエは、誰もいない筈の裏庭で楽しそうにしていた。
(a29) 2021/10/20(Wed) 18:32:27

【人】 死神 ゲイザー

>>チャンドラ

二人目の犠牲者が出てから、暫く。
けれどもあなたにとって適当な時間。

ゲイザーはちゃんと覚えていた。
あなたと交わした約束。バルコニーでお話、なんて。
ちょっとした、女の子同士の戯れ。

一仕事終えたので、
ようやくあなたに会いに行くことができる。
ゲイザーは広間を、中庭を探す。

「チャンドラさん? いませんかー?」
(36) 2021/10/20(Wed) 19:02:55

【人】 死神 ゲイザー

>>ゾズマ

二人目の犠牲者が出てから、暫く。
けれどもあなたにとって適当な、もうひとつの時間。
ここは中庭だろうか? 或いは広間、
それとももっと別の場所かもしれない。

ゲイザーはやっぱり人探しをしている。
今度はゾズマだ。待宵館に供えられた石鹸でしっかり洗った
あなたのハンカチを返却したくて、ゾズマを探している。
(37) 2021/10/20(Wed) 19:04:57

【人】 探偵 キエ

>>???
>>32

今笑ったなァ?
良いけどさァ…ミズガネ君ももっとしっかり夢見て欲しかったな〜。

 しかし尚更彼が悪いとしか言い様がなくなってきたねェ。君にはちゃんと感情があるのに暴言を吐いた彼が10割悪い」

キエは夢を見ただけであり過去を見た訳ではなかった。夢とは主観的なものである上、正確性は記録映像に遠く及ばない。
更に罵詈雑言に傷付く心も持ち得ていない。だから理由がわからなかった。

「…確かに何とも無かったね。不思議かは判らないが君がそう言うならそうなのだろう。
 僕ァ先程迄君に興味が持てるかどうか決めかねていたんだが、少し気になってきた。

 君、名前は何というのかな。もし名乗りたくないなら勝手に呼んでしまうし、名付けられるのが嫌なら言ってくれ」

自分の気持ちを他人事のようにキエは語る。
(38) 2021/10/20(Wed) 19:26:58

【人】 掃き溜めの ゾズマ

>>31 アマノ

「さっきからネズミネズミうっさい!オッサンの口からおままごとなんてカワイイ言葉がでてくるとはな。ここはアンタのお家じゃねえんだよ。バァカ!」

追い払う仕草を無視し、つかつかと歩み寄って指を差す。

「気をつけなよ。痛い目見るのはアンタかもよ。
 あまりにも日頃の行いが悪いと神隠しに遇っちまうんだ」

チーズご馳走様。それだけ言い残せば、さっさと立ち去っていく。
(39) 2021/10/20(Wed) 19:44:13

【人】 掃き溜めの ゾズマ

>>37 ゲイザー

少年は喧騒を離れた、中庭いる時間が多い。
だからあなたが探しに来た時にはそこにいた。
庭師がひとりいなくなった中庭で
花を目前にぼうっとしているだけだ。
(40) 2021/10/20(Wed) 19:46:15

【見】 くるみ割り人形 トラヴィス

>>@16 >>@18 ガレット

「そう、叶うと良いね。」

いつものように、そんな二人を眺めた。
何を求めるのであっても、
きっとそれが望むものになると良い。
男は他人へ壁を作りながらも、
貴方達はその少し内側に置いている。


  ──だからこそ。
      各々の事情に深く立ち入ろうとはしなかった。


男はきっと誰よりも、停滞を望んでいる。
     それは自らによって少しだけ、
      時計の針を進めてしまったけれど。


舞台の喧騒を露知らず、舞台袖には穏やかな時間が流れていく。

「おや、おや。
 私のコートは無事だろうね?」

くつくつ。
愉快そうに喉を鳴らして笑った。
(@19) 2021/10/20(Wed) 19:48:46

【人】 夜の一族 チャンドラ

>>36 ゲイザー

広間を探しても、中庭を探しても、わたしの姿はどこにもない。
寒く凍えたわたしは今は、ポルクスの部屋に連れられていた。

きっと広間にいるなんて、あなたには嘘をついてしまったわね。


使用人の誰に聞いても、わたしの行き先を知る人はいない。
あんなに毎日広間でいろんな食事をしていたわたしがいなくなったことを、使用人のみんなも不思議がっていたかもしれなかった。
(41) 2021/10/20(Wed) 19:50:20

【人】 死神 ゲイザー

>>41 チャンドラ

「いない…………?」

あの約束から、随分と時間が経ってしまった。
彼女は最早、お腹を空かせて自室と広間を
往復することしかできない雛鳥ではない。

だから、広間にいなかったのは頷けた。

けれど彼はチャンドラの今を知らない。
そしてきっとあなたも。
ふたりが出会うのは、きっともう少し先。
(42) 2021/10/20(Wed) 19:57:50

【人】 逃亡者 ポルクス

>>34 チャンドラ

「それで……そんなに凍え震えるまで一体何をしていたんだい?」

布団にくるまれ少しは温まっただろうか。
こちらは心配してだが、あなたと同じように困った顔をして問いを投げかけた。
きっと、これくらいの権利はあるはずだ。

手のみならず身体まで冷え切って今にも倒れそうになっていたのには、しっかりと気づいてしまったのだから。


「謝る必要はないよ。
 温かい食べ物がくるまでゆっくり寝ていると良い。布団の中にいると冷えた身体も温まるしね」

本当はお風呂で温まるのが良いかもしれないが、食事もしない状態で入ってしまえば倒れかねないので流石に勧めることは出来ない。
(43) 2021/10/20(Wed) 20:23:40

【人】 夜の一族 チャンドラ

>>43 ポルクス

「……それが、分からないの。
 ハロウィンパーティが終わって、部屋に帰って」

布団の中は、そうすぐにあたたかくなりはしなかった。
その中にいるわたしが冷たく冷えきってしまっていたからかもしれない。


そんな布団の中でわたしは体を震わせている。
あの時のことを思い出したからか、冷たい体がそうさせるのか、わたしにはやっぱり分からなかった。

部屋に、誰かがいたの。

 姿が見えない誰かが。
 そうしたら、体が動かなくなって。
 ……ものすごく、寒くなって」

用意をしていた食事をとれなかったのが、さらに悪かった。
けれどあたたかいものを探しに外に出た結果、こうしてポルクスに拾われているのだから悪いことばかりでもなかったのかもしれない。

結果として約束をいくつか、反故にしてしまったことになるだろうけど。

「​──​そうよ、わたし。
 待ち合わせをしていたの。部屋で。
 彼、わたしを探しているかもしれないわ……!」

落ち着いたからか、漸くそのことを思い出す。
体を起こそうとすると、目眩がした。
こっちは寒さのせいじゃなく、空腹のせい。
(44) 2021/10/20(Wed) 20:45:33

【見】 トレジャーハンター プルー

>>@19 ろわろわ!

「モチのロンよ!
ま、楽しいことってのは自分で見つけるものだし、今ラヴィやしぃくんと居るの楽しいし!既に叶っちゃってるようなもんね!」

あっけらかんと。いつもの調子で。
この瞬間も楽しいと女は口にする。

「あの洗濯物の山になければ無事だと思うわ!……あったらゴメンね?」

もうひと切れ、アップルパイを取って。
トラヴィスを見る。

「ラヴィはなにか、お願いとか望みとかあるの?」
(@20) 2021/10/20(Wed) 21:31:03
ミズガネは、か細い断末魔を聞いた。
(c6) 2021/10/20(Wed) 21:47:24

【墓】 よいが来ない ミズガネ

「はっ、……はぁっ……ゲイザー……ゲイザー…………?」

一度死んで幽霊のような身になったのに、走れば息が上がる。肩を上下に揺らして呼吸を整えれば、何度か咳き込んだ。本気で走ったなんていつぶりだろう。怠惰に生きていたツケなのかもしれない。

男は裏庭までまだまだ遠いところにいる。
だから、裏庭から少女が出て来たところしか見ていない。キエとゲイザーが何をしていたのか男は知る由もない。

でも、か細い断末魔が聞こえた気がした。
勘違いかも知れない。けれど、『勘違い』で済ませたくない。

そうやって『勘違い』で透明にしてしまった者たちは、きっと何人いたのだろう。
(+8) 2021/10/20(Wed) 21:47:52

【墓】 よいが来ない ミズガネ

「……ッ、ああクソッ!面倒だ面倒だ面倒だ!なんで僕だけこんなにあっちこっちに苦められなきゃいけないんだ!」

濡羽色の髪を掻きむしり、癇癪を起こしたように苛立たしげに叫ぶ。
しばらく自分勝手に喚き散らして、結局また咳き込んで。呼吸を整えるのに幾分か時間を費やしてから――男はまた駆け出した。

何か出来ることはないだろうか。
酒も手に取れないし竪琴も触れない。
何も出来ないかもしれない、でも何か出来るかもしれない。

何にも分からないから、確かめる。

あの探偵が余裕ぶっているのが気に食わない。
自分を殺した奴が今も尚笑っていると思うとそれも腹が立つ。
自分の知っている人達が自分のような文字通り死ぬほど苦しい思いをするのも嫌だ。

身勝手な男は、身勝手な理由で走り始めた。
(+9) 2021/10/20(Wed) 21:48:52
ミズガネは、自分の部屋に誰かが来たことをまだ知らない。
(c7) 2021/10/20(Wed) 21:49:14

ミズガネは、知らないけれど、自分の部屋を最初に訪れたのはあの人だ。
(c8) 2021/10/20(Wed) 21:49:33

浮遊想 テラ(匿名)は、メモを貼った。
2021/10/20(Wed) 22:07:36

浮遊想 テラ(匿名)は、メモを貼った。
2021/10/20(Wed) 22:09:11

【人】 死神 ゲイザー

ゲイザーはチャンドラを探していた。
中庭を彷徨い、広間を彷徨い、色々なところを彷徨い歩く。

……すれ違う。ミズガネと。その瞳は確かに彼を追う。
見えない筈の、彼と。

でも、”神隠し”されている人間を、
”ゲイザー”が視認することは叶わない筈なので。
透明人間は見えないふり。
(45) 2021/10/20(Wed) 22:17:25

【人】 逃亡者 ポルクス

>>44 チャンドラ

「部屋に姿の見えない誰かが居た、だって?」

にわかに信じがたい話を聞いた。
が、俺が双子の兄の姿がなくとも気配がわかるように。
目の前の少女が夜には魔法というものが使えるように。
不思議な力のあるこの館に、姿の見えない誰かが居たところで決してあり得ない話ではない。

ふむ……としばらく思案してる間にも、彼女もなにか色々と考えていたらしい。

無理に身体を起こそうとするあなたに驚いて、まだ寝ているように制して困ったように眉を下げた。

「待ち合わせ。俺の他に誰かと約束をしていたのか。
 体調が悪くて休んでることくらいは伝えられるよ、あぁ、ほら。
 いま温かな食事も来たから、まずはゆっくり温まらなければ」

軽いノックオンと聞こえてきた使用人の声に振り向いて。
ドアの方に向かうと、ベッドの横まで温かなリゾットとスープを運んでくるだろう。
(46) 2021/10/20(Wed) 22:32:29

【人】 夜の一族 チャンドラ

>>46 ポルクス

目眩に頭を抱えたわたしは、制されると大人しくなる。
そうするしかない。体は限界に近いのだもの。

「……ええ。
 ハロウィンパーティの後、部屋に来るって言っていたわ。
 だからわたしは、急いで帰ったの」

目を伏せて頷いた。
あんなことを言ったのに、これじゃあ逃げてしまったみたい。
そうやって失望されでもしたら、わたしは彼になんと言えばいいのでしょう。

「……ええ。そうね」

ごめんなさい、と謝罪の言葉がこぼれ落ちた。
今目の前のあなたに心配をかけているのも分かっている。
あなたとの約束も反故にしてしまって、わたしはこんな有様だもの。

「いただきます」

いきなり粒のあるリゾットに口をつける気が起きなくて、まずはスープを戴いた。
ハロウィンパーティであなたとクッキーを食べてから数時間。
いくらなんでもここまで弱るのはおかしいとあなたに訝しがられてもおかしくない。

でもこれも仕方がないこと。
だってわたしたちは、夜にしか生きることはできないの。
(47) 2021/10/20(Wed) 22:53:28

【人】 探偵 キエ

>>???
 >>38

「心にも無い事を言うねェ。しかし既に引っ掛かっているよ。
 面白そうだと思って自分から此処に来たのに、いざ舞台が始まったら面倒事を押し付けられて此の様さ」

肩を竦めて何度目かわからない溜め息を吐いた。キエは呼び方について承諾が得られると座り直しテーブルに肘を着く。
見えない相手を見据える。丸いカップの中に浮かぶ黒い液体に視線を下ろす。紙面に滲む黒のインクを眺める。

「…含みの在る言い方だけれど生憎僕には何も判らないな。君の事は此処で話した事しか知らないからねェ。
 しかしそうだなァ。僕は短くて明快な名前の方が好きだし君は謎を振り撒くのが好きな様だから」
(48) 2021/10/20(Wed) 23:08:20

【人】 探偵 キエ

>>???
 >>38 >>48


「“ホワイト”。こう呼ぶ事にしよう。」

 
(49) 2021/10/20(Wed) 23:11:12

【見】 くるみ割り人形 トラヴィス

>>@20 ガレット

「ん。」

間抜けた声が漏れた。
口の中にアップルパイを収めたばかりだというのもある。

「………あー、」

ごくん。飲み下し、
琥珀色を広げるカップへ手を伸ばした。

「プルー、もっと欲張ってみても良いんじゃないかい?
 これはあくまで、仮定の話なのだからね。
 君の願い、望み。私は知りたいな。考えてみてご覧。」

      密かに胸を撫で下ろす。
          今はとても、願いや望みを答えられそうになかったから。
(@21) 2021/10/20(Wed) 23:18:08

【人】 不眠症 アマノ

>>39 ゾズマ

「待て!」

立ち去ろうとする相手の手首を掴む。
自分が追い払った癖に勝手だ。

「お前は殺される人間の基準を知っているのか?
 答えろ」

ギリリと強い力で腕を握る。
(50) 2021/10/20(Wed) 23:47:18

【人】 逃亡者 ポルクス

>>47 チャンドラ

「パーティーのあとっていうと昨日の話じゃないか。
 そうか、怖いことがあって部屋をでてしまったから約束した人と会えなかったんだね。
 大事な用だったのかい?」

本当に弱っている様子を見ると、流石に尋常じゃないと心配げな目を向ける。
これでは約束を果たすどころか、まともに行動することもままならないだろう。

「君はどこか身体が弱いとか、そういう持病かなにかあるのかな。
 昨日のパーティーの時はそんな風に見えなかったんだけど」

スープを口に運ぶ様子を見つめながら青白いであろう顔色を窺った。
(51) 2021/10/20(Wed) 23:55:18

【見】 トレジャーハンター プルー

>>@21 ガレット
「つまり、そう簡単に叶わなさそうな、夢物語のような願いや望みってコト?
……そうねぇ」

うーん、と考えるように外を見る。
今日もよく晴れている。広がるのは鮮やかな空色。

「……」

ひとつ、思い浮かんだ。
もうどれだけ見ていないんだったかと頭の片隅で考えながら視線を戻す。

「トラヴィスとシトゥラと一緒に、夜空を見たいわ」


「きっと、此処が夜になったら綺麗に見えると思うのよ。
三人で空を眺めながらお酒飲んで、なにか摘んで。

眠くなっちゃうまで他愛ない話ができたらいいなって思うの」

案外空が白むまで起きてるかもしれないわね、なんて片手で陶器の人形を弄りながらわらって。
パイをまたひときれ、口に入れた。
(@22) 2021/10/20(Wed) 23:58:24

【人】 夜の一族 チャンドラ

>>51 ポルクス

「大事な用事。ええ。
 わたしが勝負に勝ったから、そのご褒美を貰うはずだったの」

こびりついていた寒さが、スープを飲むと少し緩和する。
体の芯から冷えていた分、そして空腹で体力が減った分。
そのふたつを同時に、暖かいスープが満たしていく。

「持病、じゃないわ。……あなたには迷惑をかけたもの。
 わたしは本当は、夜じゃない時間には活動が出来ないの。
 夜に愛されているから、夜が嫉妬をするのね。
 何かを食べないと、すぐにお腹がすいてしまう。
 使用人には、伝えていたんだけど……あまり心配をかけたくなくて」

他にはほとんど伝えていなかった。
広間にいる間は、ずっと食事を行えていたからよかったのだけど。

スープで少し回復して、わたしはリゾットにも手を伸ばす。
(52) 2021/10/21(Thu) 0:58:58

【人】 逃亡者 ポルクス

>>52 チャンドラ

「そう、なるほど。
 一体どういうご褒美をもらえる予定だったのか気になるな」

スープを飲んだのが功を奏したか。
わずかに様子が軟化したように見えてほっと胸をなでおろした。
スープを頼んでおいて良かったと、そう思いながら。

「……夜になると魔法が使えるようになる、ではなくて……
 昼になると弱体化してしまうということかい?
 夜というのがそんなに嫉妬深いものだったなんて知らなかったな」

直ぐにの感覚はわからないが、他の人間よりもきっと沢山食べなければ活動ができなくなるんだろう。
あの異様な冷えも、身体を冷やしたからだけでなく空腹も関係していたのかもしれない。

す、と手を伸ばして頬に触れる。

手を握った時より随分とマシになった様子に目を細め、そっと息をついた。
(53) 2021/10/21(Thu) 1:55:05

【人】 夜の一族 チャンドラ

>>53 ポルクス

「……彼について、教えてもらうはずだったの。
 でも、そんなこと言って後悔するって言われたわ。
 わたしが部屋にいなかったら、怖気付いて逃げたみたいじゃない」

食べ進めるうち、リゾットの味も分かるようになる。
染み渡るように、美味しかった。

「そうね、案外嫉妬深くて……。
 ……ポルクス?」

頬はまだ冷たいけど、少なくともさっきまでほどじゃない。
わたしは少し考えたあと、さっきまでよりしっかりと笑った。

「ごめんなさい、本当に。心配をかけたわ」
(54) 2021/10/21(Thu) 9:10:12
浮遊想 テラ(匿名)は、メモを貼った。
2021/10/21(Thu) 10:22:52

【人】 探偵 キエ

>>
???
>>48 >>49

「ではMr.ホワイトと。気に入ってもらえた様で何より。だが性別の意識も在るとは思わなかったな。
 もっと
僕寄りの存在
かと思ってたけど案外生物寄りだね。
 …しかし此れでも危険を冒している自覚は在るつもりだよ?」

最後の一言を見れば目を細めてキエは笑う。其れは宴が始まってから初めて見せる懐古の眼差しだった。

「子猫ちゃんだなんて久々に言われたなァ。未だ僕にも可愛げがある様で良かったよ。

 ………取り敢えず今回は此の辺りで終いにしようか。僕ァよく人を怒らせてしまうからね、君を怒らせる前に茶会を閉めよう。また相手をしてくれると嬉しいな」

握手を求める様に
???
へ手を伸ばす。キエは嫌われ易いが自らの意思で敵を作る訳ではない。キエ自身は友好的なつもりであるし好かれた方が楽だと考えている。
つまり敵対の意思が無い事を仕草で伝えたつもりだ。
(55) 2021/10/21(Thu) 13:37:49

【人】 掃き溜めの ゾズマ

>>50 アマノ

「痛!」

驚いて目を白黒とさせながら、振り返った。
少年の腕は細い。大人の力に逆らえるはずもなく立ち止まる。

「殺される?殺されてるたぁ限らねえだろ……
 だって、死体なんてこの館で出たことなんかねえし。
 あの血だって、本物かもわかんねえし……ああ、でも……」

なにかをあなたに呟いた後、離せ、と腕を振りほどこうとした。
(56) 2021/10/21(Thu) 14:04:56

【人】 逃亡者 ポルクス

>>54 チャンドラ

「人はだれでも隠しておきたいことがあるというけど……後悔する、ねぇ。
 その言葉に乗せられるくらいは、君は挑発に乗ることができると、そういうことか」

だったら。
俺の挑発にも乗ってくれるかなぁ?
そんな風に考えて、はっとしたように手をおろした。

「……あぁ、ごめん。
 俺も案外嫉妬深くて欲深いなと思ったとこ」

くすりと笑みをこぼし、しっかりとした笑みを作ったあなたを見つめ。
もう大丈夫とわかればあなたを解放しようとするだろう。

「良かった。それ食べ終わったら、部屋まで送ろう」
(57) 2021/10/21(Thu) 14:39:57
キエは、ナイフの出処など知らない。
(a30) 2021/10/21(Thu) 15:45:58

キエは、死体が神隠しに遭い易い事を知っている。
(a31) 2021/10/21(Thu) 15:46:09

浮遊想 テラ(匿名)は、メモを貼った。
2021/10/21(Thu) 15:48:35

浮遊想 テラ(匿名)は、メモを貼った。
2021/10/21(Thu) 15:49:24

ゲイザーは、ミズガネと『晩酌』する約束をしていた。
(a32) 2021/10/21(Thu) 15:53:03

ゲイザーは、『あの人はそんなことしない』
(a33) 2021/10/21(Thu) 15:54:28

ゲイザーは、それを語る舌も、それを知り得る術ももう持たない。
(a34) 2021/10/21(Thu) 15:54:45

ユピテルは、ミズガネが手酷く扱わない事があるのを知っている。
(a35) 2021/10/21(Thu) 16:34:10

ユピテルは、それでも教えません。キエの推論の矛盾の指摘もしません。
(a36) 2021/10/21(Thu) 16:35:45

ユピテルは、矛盾が矛盾である事を知っているのは、自分だけでいいのです。今は。
(a37) 2021/10/21(Thu) 16:36:06

【人】 死神 ゲイザー

>>40 ゾズマ

「あっ、居た! ゾズマさん!
 えへへ、同僚に聞いてよかった……」

あなたの姿を見つければ、そいつはぺこりと頭を下げる。

「こんなところで何をしてるんですか?
 あっ! あたしは、そのっ……。ハンカチ、持ってきました! 
 この間お借りしたままだったので……」

そいつは懐から、丁寧に折りたたまれた
ハンカチを取り出す。洗濯済み。
(58) 2021/10/21(Thu) 17:00:51

【見】 くるみ割り人形 トラヴィス

>>@22 シトゥラ/プルー


貴方の笑顔に、言葉に、つられて笑う。
へにゃりと歪んだそれは、
優雅さとは程遠いいびつなものだけれど。
心からの、素直な笑顔だった。

「………叶うといいね。」

それだけ答えて、「風に当たって来る」と告げて、席を立つ。
去り際、二人の頭を軽く撫でて、この場を後にした。
(@23) 2021/10/21(Thu) 17:05:30

【人】 掃き溜めの ゾズマ

>>58 ゲイザー

「別に。花見てるだけ」

他にやることもないし、と。少年はそっけなく返答した。
しかしハンカチを見るとなんだか気まずそうな顔をする。

「わざわざ返さなくったっていいのに。暇なのか?」
(59) 2021/10/21(Thu) 17:56:55

【人】 死神 ゲイザー

>>59 ゾズマ

「あなたに花を嗜む趣味があったなんて……。
 はっ! す、すすすすみません! 失礼ですよねっ!」

そいつにとっては少し意外だった。
自分みたいな気質のやつだなと思っていたから。
けれどきっと、自分よりも幼くて、親切なのだろう。

「そんな……! 当然のことです。
 貰うにも貰うで、せめてお聞きしないと。
 ……あ、あたしなんかにハンカチ貸したの、いやでした……?」

気まずそうな顔。ゲイザーならこう返す筈だ。
(60) 2021/10/21(Thu) 18:27:20

【人】 掃き溜めの ゾズマ

>>60 ゲイザー

「あ?もしかして、アンタオレに喧嘩売ってる?」

気まずそうな表情は、がらりと不機嫌そうなものに変わった。

「…………ああ、嫌に決まってる!
 やるよ。ゴミに捨ててもいいぞ、いらねえし」

ふん、と鼻を鳴らし、そっぽを向いた。
少年はこういうひねくれた気質だから、そうした。
(61) 2021/10/21(Thu) 18:50:18
キエは、詐欺師ではなく嘘吐きである。だから嘘を隠し通す必要が無い。
(a38) 2021/10/21(Thu) 18:50:32

キエは、だからこそ気軽に嘘を吐く。
(a39) 2021/10/21(Thu) 18:50:52

【人】 探偵 キエ

>>
???
>>55

そうして1人になった後キエは紙面の一文を見つめた。

「“大概良い性格だものね、君”か………」

キエは此の館に来てから相手を何度も怒らせて来た。其れら全てを忘れた事などない。滞在して数日程であるから尚更そんな場面は絞られる。

「……案外近くにいそうだなァ。まるで僕の事を知っている様じゃないか」

自分が誰かを怒らせた時周囲に居た者を思い浮かべながら部屋を出る。そして通りがかった使用人に部屋を片付ける様に言った。
(62) 2021/10/21(Thu) 19:33:52

【人】 死神 ゲイザー

>>61 ゾズマ

「ひぃっ!」

そいつは、気弱そうな振る舞いから想像されるように
ちいさな鳴き声をあげ──

その時、態度を一変させた。


恋人みたいに近づいて。
常のどんくささとはかけ離れた手馴れた手つきで。
懐からナイフを取り出すと、あなたの首元に薄く触れさせる。


傷はつけちゃあいない。まだ。
きっと掃き溜めで生きて来られたあなたならば、
今下手に動けばろくなことにならないと判断できるだろう。

幸い、現在中庭に人はいなかった。
噴水の音だけが、ざあざあと響いている。 ⇒
(63) 2021/10/21(Thu) 19:45:56

【人】 夜の一族 チャンドラ

>>57 ポルクス

「……?」

一瞬あなたの言った意味がわからなかったわたしは、きっと不思議そうな顔であなたを見つめていた。

「……そうね。もう、大丈夫。
 少なくともさっきよりずっといいわ。
 あまりあなたのベッドを独占する訳にもいかないものね」

わたしはそうポルクスに笑いかけると、残るリゾットに手をつける。
あたたかくて、おいしくて。

それでもまだ、寒さがこびりついていることを、わたしは告げずにいた。
(64) 2021/10/21(Thu) 19:46:40

【人】 死神 ゲイザー

>>61 ゾズマ

「オマエさあ」
「こっちが下手に出てれば調子に乗りやがって」

「誰にでもそんな態度してんの? オマエ」
「たとえば、目の前にいるやつが」
「殺人鬼だとしても」


下卑たことばを吐きながら、そいつは片頬をゆがめた。
さながら賊だ。

さあ、ここからは。
あなたは、あなたらしい判断をすると良い。

何をしたって良い。何をしたって許される。
そいつはそれと同等以上のことをしている。

相手は殺人鬼、『リーパー死神』なのだから。
(65) 2021/10/21(Thu) 19:48:43
夜の一族 チャンドラ(匿名)は、メモを貼った。
2021/10/21(Thu) 20:20:54

【人】 逃亡者 ポルクス

>>64 チャンドラ

あなたに残る寒さがどういったものから起こっているのか、男には全くわからないし気づく素振りもない。
ただ、ポルクスにも欲があった。
きっと、この館に誘われたのもそういう要因が働いていたはずだ。

だって、ポルクスが求めた兄はずっと前にこの館に訪れていたから。

それを知るものがこの館に居るかどうかは、ポルクスにはわからないけれど。

「俺は別にずっと居てくれても構わないんだけどね。
 けどそれは君のほうが困るんだろうし、ちゃんと送っていくよ」

今この胸にある高揚したものが、兄へのそれと同じものでないことは知っている。
だけど、俺はきっと求めずにはいられないんだろう。

一度狂気を知ってしまえば、それから抜け出すのは酷く難しいのだから。


⏤⏤⏤⏤あなたがリゾットを食べ終えるのを待って、ベッドから動かしても大丈夫か顔色を窺うと、俺は宣言どおりにあなたを部屋へ送っていくだろう。
(66) 2021/10/21(Thu) 20:29:02

【人】 掃き溜めの ゾズマ

>>63 ゲイザー

「……え?」

少年は動かない。否、動けない。

「ひ ひい……!」


まるで女のようにか細い悲鳴をあげる。
立場など簡単に逆転して、怯えるのは、こちらの番だった。

青ざめ、冷や汗を流しながら震えているしかできない
まるで猛獣に狙われた、憐れな子羊のようだった。
とてもじゃないが、掃き溜めで生きてきたような雰囲気はそこには感じられない。
下卑た言葉が恐怖に支配された脳裏をすり抜けていく。

「──ご、ごめ、っ……、ごめんなさい……!」


何度も謝りながら、隠し持ったナイフを、無造作に突き立てたのも、ただの、恐怖からだった。

「っ、だ、誰か……! 助けて!」


おまけに、みっともなく大声で助けを呼ぶ始末だ。
殺人鬼の前では、一般人は、無力だった。
(67) 2021/10/21(Thu) 20:33:00

【人】 掃き溜めの ゾズマ

/* >>67 は >>63 >>65 宛よ。押忍!
(68) 2021/10/21(Thu) 20:39:49
トラヴィスは、一人の役者を見送った。
(t10) 2021/10/21(Thu) 20:53:03

 




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生存者 (4)

テラ
1回 残 たくさん

ぷわわ〜

ゾズマ
10回 残 たくさん

 

アマノ
6回 残 たくさん

 

ユピテル
33回 残 たくさん

ブイブイ〜

犠牲者 (4)

クロノ(2d)
0回 残 たくさん

 

ミズガネ(3d)
42回 残 たくさん

透明に触れたい

ポルクス(4d)
11回 残 たくさん

 

チャンドラ(4d)
16回 残 たくさん

賢者では、ないの

処刑者 (3)

キンウ(4d)
7回 残 たくさん

 

ゲイザー(5d)
4回 残 たくさん

 

キエ(6d)
13回 残 たくさん

僕は僕だよ

突然死者 (0)

舞台 (3)

トラヴィス
34回 残 たくさん

アクセルだけ踏む

シトゥラ
19回 残 たくさん

 

プルー
9回 残 たくさん

宝物はもうあるの

発言種別

通常発言
独り言
内緒話
囁き系
死者のうめき
舞台
置き手紙

一括操作




発言種別注目






















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人狼物語 by あず/asbntby
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Schwarzwald(黒い森) by hagios
トロイカ TYPE:А / 哀愁のタタロチカ by かえるぴょこぴょこ/あさくら
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霧雨降る街 / 少し大きな霧雨降る街 / 蒸気満ちる宴 by きりのれいん
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壱番街 / 壱番高校 by 壱猫[onecat]
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繋<つなたま>魂 / 班帝家の一族 / H)SOCIUS(A by めいあ
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Cathedral / 学園Cathedral / Grand Cathedral / 学園Grand Cathedral by Izuya
夜月町 by 夜月けい
南区 / 古今東西 by 南
IRO-COLORE(いろころる) by Izuya, 南
お茶会 / 演奏会 / 花見会 by ゆひろ
GNL / GNL+ by guiter-man
ジランドール / イルミネーション by may-co
シキメグリ by afinter
-汝人狼也-人物画 by 878, かんこ
closure / closure' by 閉
Emoricu / Cumorie / 黎明街 by milk_sugar
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月狼学園 / 人狼署 / 狼達の軍歌 by apricot
花一匁 / 桃酔郷 by さね
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曲芸会 / 曲芸会Hello! by otokasa
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瑞洋館 by ういろ
LastSunday / HeaVen by 志摩
かくりよ by plmi
桃色concerto by 桃昆布
狼兎 by クロマ
人狼ヶ谷学園の放課後 by 竜山明日佳
bAroQue / tradimento by souya
Bokuyume. by 卜部
FGOキャラセット by 有志一同
魔法少女は眠らない by 魔法少女チップ企画
Liberte by みぃな
噛志野医院 by manamiz
メギド人狼 by メギドチップ企画
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文アルセット by 文アルセット企画
荘園パック by ARC(企画代表)
Friends by 真知
城下町の酒場 / 大神学園 by じっぷ
エッグ by 朧恩
ぐれすけ・ぷらす by 純
ニューホライズン by youden
バーバチカ / プトロレ by たべ
ユメツナギ by 天瀬春日
StarGazer / LittleStar by CONBE
御常紀学園 by HS_29
オハナシノクニ by オハナシノクニ制作委員会
Fragment of Jewels by 粉海月
花園女学院 / 他種族孤児院 by はこみ
xxxx組 by サイコ瓦
おりふし学園 by めんるい
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Le parterre by イヌバラ
Troopers by 人類管理連合
お野菜キャラセット画像 by 無料素材倶楽部
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紫煙をくゆらせ by 空砂
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エトリエ / エトリエ・戦国 by とり
ボワボンボン by あとらそふと
古の迷宮 by とり夫
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