23:11:04

人狼物語 三日月国


112 【R18】アルステラのもとに婚姻を

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視点:


[シャオロンに「おうじさま」を伝えるには時間がかかりそうだ。
自宅から持ってきた書物を手に、寝物語もいいかもしれない。
千夜、王の元に通ったというお話みたいに。
語り終わる頃には、二人の子供もきっと生まれていることだろう。

唇で頬を擽れば、ぴくっとシャオロンが揺れる。
それが面白くて、ちゅう、とまた吸い付いた。
教え込まれたキスの味。
キスを送る表情は幸せに蕩けて、甘い。]

 

 はぅ……、


[洗えないと指摘されて、躊躇いながらも両手を下ろしていく。
目の前には自身と同じように、身一つのシャオロンが居て目のやり場に困った。

彼の身体を盗み見れば、至るところに傷跡が見えて、やはり危険な仕事をしてきたのだろうと改めて思い知った。

それも彼は仕事の一つだと言うのだろう。

自身の傷一つない身体とは全然違う、
鍛えられた身体に、無数の勲章。

できればこれ以上は、
傷を増やさないで欲しいと願ってやまない。]

[汚れを落として、彼に手を引かれて湯船に浸かる。
後ろから抱き竦められるような形は、視線を彷徨わせなくて済むから少しホッとした。

彼の胸元にゆっくりと背中を預けていけば、ぴったりと肌が触れ合う。
手を取るシャオロンを不思議そうに眺めて、小首を傾げて。]

 
 ……?
 シャオロン……?


[その手に応えるように、軽く指を折り曲げる。
少し首を傾ければ、間近に彼の顔があって。
すり、と頬に頭を擦り寄せて甘えてみせた。**]

にゃぁっ♡

あっぁあっ、だめぇ、ってばぁぁっ
さきっぽはぁ、んんっ、ひゃぅぅぅ♡

[むにょむにょと湯の中で浮かぶ乳房を
彼が掌で押し上げ、ぱくりと先端を咥えた。

先端を舌先で甘く可愛がられ、
ぢゅる、といやらしい音が室内に響けば
それにも煽られて彼の言うように
きゅんきゅんと中を疼かせてしまう。]

ふぁぁぁんっ♡あっあっ♡ぁぁぁん!
しっぽっ しっぽもっ、あああっ!

[言われるまま縋る様に首に手を回し、
尾に注がれる魔力に反応して
ぎゅうっと抱きしめながら喘ぎ続ける。

ぱちゅ、ぱちゅ、と水音を立てて
ずっぷりと熱杭を咥え込み、
また引き抜かれては沈む動きを繰り返す。

律動も、刺激も、緩やかなものではあるが
四方から真綿で締められるような快感で
じわじわと押しつぶされていく心地だ。]


んんんんっ……!!!ふうぅ……っ

[ふいに唇を塞がれ
彼の舌と共に水が咥内に入ってきた。
生温かい唾液交じりの水は
まるで媚薬めいて感じ。

こくり、と喉を上下させるも
飲み切れなかった液体が唇端を伝う。
腰遣いは次第に大胆になり、
自分から快楽を求め始めていた。]

〜〜〜〜〜………っっ♡♡

(はうぅぅぅ♡きす、んあぁぁぁ♡
上も下も…きもちよくてぇ…… 
あたま、ぽーっとしちゃうよぉぉ…♡
も、もうだめ、げんかいぃぃ……♡♡♡)



[唇が離された時には
瞳の奥がとろとろに蕩け、
僅かな振動でも過敏に反応してしまう程。]

[レイの千夜物語が終わる頃、家族が増えているのなら。
旦那は頑張って稼いで更なる千夜の為の書物を買おう。
その内色んなことを「それはなに?」と聞くようになった子どもの前で、誇らしげに胸を張って言うのだ。

「おうじさまっていうのはな、おひめさまにいっぱい「だいすき」をあげて、この世で一番綺麗にする男のことだ」と。

だから、この世で一番綺麗なおかあさんを大好きなおとうさんは、実はおうじさまなのだと。
白い馬はいないかもしれなくても。]


 ……こら、


[悪戯にキスを送る彼女を小さく窘めた。
この位で落とす程ヤワなつくりをした男ではないが、あまり刺激を受けると歩きにくくはなってしまうので。]

[観念したように両手を下ろした彼女の身体を洗う間、何度も乱れる息に中止しそうになりながら洗浄して、風呂へと導いた。
先刻結ばれた時には見られなかったつるりとした背中を引き寄せて凭れ掛けさせる。
指輪のことを思いながら彼女の指を触っていたら、首が傾けられた。]


 ……なんでもない。
 レイの色んなトコが触りたいだけ。


[クスリと笑ってごまかして、今度は指から腕に沿って指先を動かした。
細い腕だが骨っぽいというよりはむしろ柔らかくふわふわとしている。
弾力を確かめながら、「色んなトコ」を探るつもりが、胸に到達したら離したくなくなった訳だが。

ちゃぷちゃぷと湯を弾きながら。湯を出たり入ったりする位置にある先端を指先で弾いて遊んだ。]


 そういや、こっちの耳にも感覚はあんのか?


[獣の耳が敏感なのは学んだが、元々ついている人間の耳は飾りだろうか。
確かめるように、後ろから耳朶を食んでみる。**]

[マンユゥは身体の到るところが性感帯となっているようである。
腕の中、膝の上で踊る姿態は艶めかしく踊り子のような腰遣いでジャヤートの愛を求めてくれる]


 嗚呼――。


[幾度目かともなる感嘆の声を漏らす。
愛し尽くすのに言葉も手も唇も足りることはない。
快楽に身を焦がし続けるマンユゥの身体をジャヤートは湯の中で持ち上げる]


 いいぞ、もっと気持ち良くなっちまおうか。


[浴槽の縁に水でクッションを作りそこにマンユゥの頭をおいてもらい、身体はたわわな乳房が湯に浮く程度に湯に体重に任せるままに沈め、腰をコの字に曲げさせれば下半身だけが水面から浮かび出るようにでんぐり返しの途中のような体勢を取らせる。
その姿勢となれば男と女が繋がる場所が目に見えてしまうだろう。
今もジャヤートの屹立が痛ましい程に花弁を押し広げ、蜜口からは掻き混ぜられ泡立った精濁と愛蜜の混合物がごぽごぽと屹立の動きに合わせて奥から奥から溢れ出る]

[ジャヤートは立ち上がった体勢のままに天から底へと突くように腰を下ろす。
腰を曲げたことで複雑な反り具合となった蜜洞を押し広げ物欲しそうに待つ子宮口に先端を押し付ける。
押し付ければ腰をその位置で動かし子宮口に鈴口を擦りつけては腰を引いて、てらりと怪しく光る肉棒をマンユゥに見せつける]


 みえ、るか?
 オレの嫁様はこんなにもエッチに。
 求めてくれてるぞ。


[ジャヤートは屹立でマンユゥの蜜洞を探りながら熱棒を大きくグラインドさせていく。
その速度は早まり、遅まり、緩急をつけて刺激を求めてくれる肉体に視覚という形でも伝えていく。*]

[この婚姻がなければ、ヴィス族の同じ年頃の男性と結婚したのだろう。
少しづつ愛を育んで子どもを産んで育てる。
そんな幸せもあったのかもしれない。
それが普通だと思っていたし、彼と出逢わなければそれでいいとも思っていた。

けれど、彼と出逢って変わった。
彼と結ばれて育む愛が、シャーレンにとっての一番だと思うようになった。
アルステラの婚姻が決まって、絶望したし一番の幸せを掴むことはないと泣いてしまった日もある。
だからこそ、今彼の熱を感じれることがこんなに嬉しいとは思わなかった。

きっと、これからもこの幸せが続いていくと思うと神様がくれた奇跡とさえ思う]

ふふ、たのしみにしてて…。

[自慢していいかと聞かれたら、シャーレンも自慢したいと言うだろう。
彼に自慢されるなら、恥ずかしくとも嬉しさの方が勝つから気にせず自慢してほしい。
シャーレンもたくさん自慢するので。

今まであげた事のない、嬌声を聞かれていると思えば、頬は更に朱に染まるし瞳は潤む。
けれど、嫌だとかやめてという言葉は出なかった。
嫌だとも止めてほしいとも思わないし、恥ずかしさはあれど。
彼なら、この姿も愛してくれると思う]

さいしょは、少しじくじくする感じはあったけど…。
今はだいじょうぶ…うん。

[彼に手を誘導してもらいながら彼の衣服を脱がしていった。
その最中、彼の熱が主張をしていって、シャーレンの目の端に映った時は思わず視線を逸らしてしまったのは許してほしい。
愛液が絡んだ熱が先を何度か出入りし、秘所の中へと入っていく。
多少の痛みや苦しさはあれど、根元まで埋め込まれた熱を意図せず、きゅうっと締め付けた]

コンっ…こんっ
おなか、熱くていっぱい…。
ね、コン…わたし、しあわせよ。

[初めて身体の奥に潜り込んできた彼の熱を感じて、気持ちよさと少しの苦しさに幸せだという感情が込み上げてくる。
唇を重ね、髪を撫でられ、肌と肌を合わせて、彼のその気遣いが嬉しく思う。
彼の熱で少し膨らんだお腹を撫でた。
愛しい、幸せという気持ちは表情から十二分に彼に伝わるだろう。

彼の首の後ろに腕を回し彼の耳元で"愛して"と囁くと、ゆっくりと彼が動きだす。
綺麗だと小さく呟く声に答えるように、嬌声の合間に何度も好きを伝えた*]

ひゃん!?!?

[下からゆるゆると突き上げられていたが、
なにか魔法を使ったのだろう
身体が湯の中に沈み、ぐるりと視界がひっくり返る。

動いた拍子に雁首が変な角度を抉って、
びくんと尾が跳ねた。]

あっ♡♡♡
やぁぁ♡こ、こんなの......っ
やだ、ぜんぶ、見えちゃうよぉ......っ

[ぽってりと充血した花弁をいっぱいに押し広げ
グロテスクな怒張がみちみちと
入っている様が目前に晒される。

結合部から白濁と愛液が引きずり出されるように溢れ
性器や尻周りを汚しているのがよく見えた。]

[千の夜を越えてもまた新しい千の夜が紡がれる。
何千もの夜を越えて、「家族」として心も通わせていくように。

目の前に現れた「おうじさま」へのキスは、
窘められて茶目っ気に小さく舌を出した。

本気で怒っていないのが分かるから、
首筋に回した手に力を込めて、より身体を寄せた。]

[導かれるままに身体を倒せば、彼の胸と背が隙間なくくっついた。
指を撫でる仕草を見ていれば、笑いが落ちる。
ただ触れたかっただけなのだろうか。

……それはそれで嬉しいけれど。]


 ふふっ、いいよ。
 レイも、シャオにさわられるの、すき。


[少し身体をずらして、伸び上がるように頬筋に鼻先をくっつけた。
指から腕へ、腕から脇を通って胸へ。]


 ……ぁ、んっ……だめっ、……

 おっぱい、は、……
 ……「かんじちゃう」ぅ、からぁ……


[膨らみを経て、先端を摘まれたなら
ビリっと駆け抜けるような痺れが身体を襲う。]

[浴室に声が響かないように、
ん、ん、と小さく喘ぎを噛み殺していれば、
耳朶に吐息が掛かり、甘く食まれて。]


 ……んぁっ、ッ……
 ぁっ、ぁッ……、みみっ、……
 ぞわぞわして、 …へん……ッ……


[ぶるっと身を震え上がらせた。
吹き込まれる息も、歯を立てられる甘い痛みも、
ぞくぞくと背筋を貫くような快感が走って、身悶える。*]

はぁぁぁ......っ
ひぅんっ♡♡♡

[自身の蜜でいやらしく濡れ光る
熱杭を見せつけられ、
かああっと顔が熱くなった。
けれど、疼いて堪らない最奥を捏ねられれば
羞恥もたちまち快感に塗りつぶされてしまう。]

ひゃあっ♡んはぁぁんっ♡
そ、それぇぇっ♡深ぁっ♡
おくっ♡奥ぅっっ♡♡それすきぃっ♡
奥ずんずんっ、ほしかったのぉっぁぁぁあぁぁん!

[下に付き挿すような律動に
悲鳴にも似た矯声が響き渡る。
ぞりぞりと雁首が膣肉を抉り、
弱い子宮口を先端がずっぷりと
押し入ってノックする。

待ち焦がれていた快感に悶え
秘裂はぴったりと竿に吸い付きながら
後から後から愛蜜を溢れさせていた。]

[今はまだ、自分を彼女の「おうじさま」と言い切れないし、「おひめさま」は存在すら知らない。
書物で読んで出会うどこかの「おひめさま」という肩書を持つ誰よりも彼女が綺麗だと真顔で言う日も先のこと。

千の夜の始まりの一夜はお互いを知ろうとするところから。]


 今「すき」っつったのに、「だめ」か?


[意地悪に低く囁く。
鼻先を触れさせる為に伸び上がった彼女の身体は、小龍が胸を弄るにつれて力が抜けていくように感じる。]


 感じるから触るんじゃねーか。


[摩擦と湯でふやけた乳頭の皮膚を削ぐように爪で引っ掻けば、桃色が更に熟した色になる。
ちゃぽちゃぽと音を立てて湯を揺らし、持ちあげてツンとさせた先端を指で押して柔らかな乳房に沈ませた。]

[川の傍に建てた家は周囲の家とも距離があり、風呂場で声を出しても誰かに聞かれる心配はないだろうが、喘ぎを噛み殺す様子もまた興奮を煽ったので、我慢を見守っていた。
自分を御しきれなくなっていく様が愛らしい。]


 へえ。こっちも感じるんだ?
 おもしれーな……今はここしか耳が生えてないからかな……。


[ぬろぉ、と舌全体で耳殻を覆って擦る。
起こる微かな水音は、耳に直接響けば随分大きく聞こえるだろう。
胸の先端を摘まみくりくりと動かしながら、今は一対しかない彼女の耳をしゃぶり味わった。

沈みそうになる身体を持ち上げて起こす。
密着した彼女の腰にはすっかり兆した雄が当たる。**]

[使ったのは最初と同じ浮力に関する魔法である。
言葉でいう程に嫌がっていないと感じるのは肉体の反応が一物を愛してくれているからだろ。
痴態を見ることで媚肉の蠢きが強まり締め付けてくれるのだからいやよいやよも好きの内というやつなのだろう]


 すっかり、奥が好きになったな。
 はっ、はっ――はは。
 オレもな。
 こうやって奥まで突き入れるのは好きだぞ。


[屹立は今にも噴火しそうな程に熱していた。
その熱を奥へと届けていけば媚肉は蜜洞の浅いところから深いところまでで異なる締め付け具合をしてくれる。
奥まで突き入れれば一度止まり、唇を重ね合うと弄るように舌を絡めた。
鈴口から滴る先走り液を子宮口に塗り込むと頭を擡げ頬にもキスを落とす]


 ずんずんも、ぐりぐりも好きだなぁ。
 こんなにいっぱい愛してるんだ。


[頬から真っ赤になった耳朶へと唇を近づける。
舌を這わせ、耳朶から耳孔までたっぷりと唾液をつけマーキングをする]

[浴槽の縁に手を置くと止めていた腰を動かし始めていく。
律動的に屹立の先端で子宮口へと濃厚な口づけをして。
股座と股座が触れ合う程に密着させるとまた引き抜き。
男がする動きは単調なものだがマンユゥが腰を揺らし、尻尾を揺らしてくれるとその都度媚肉が刺激される場所が変わる。

 動き続けていると呼気は次第に乱れてくる。
屹立の先端、特に快楽を得やすい場所から流れてくる刺激が腰から背筋を通り脳に到るまで。
目の前の嫁を貪ることに夢中になる。
こうして腰を動かしている最中も乳房は波間に揺れ、魚を寄せる餌のように淡い色づきを充血させているのだ。
唇と、乳首と、魚のように啄みながら律動の速度を少しずつ速めていき――]


 ふっ、ふぅ――まん、ゆっ、出すぞ。
 奥に、二回目のをな。


[マンユゥの背へと片腕を伸ばし身体を抱き寄せると深く濃厚な口づけを交わして、下の口でも濃厚な口づけをしあい。
二度目とは思えぬ程の勢いで子宮口に白濁を噴出させる。
だくだくと噴水のように勢いのよい吐精は玉が空になるよう感じるまで、長く永く続いていく*]
 

[低く落ちた声色に身体が甘く震える。
それだけで軽く達してしまいそうになる程。]


 あ……ぁ、ぅんッ……、 
 ……ふぅ、……ぁッ……


[苛む手に身体を引けば、背に彼の胸が当たって逃げられない事を知る。
布越しでない直接的な愛撫に酷く感じてしまって、爪先で弄られた先端はピン、と立ち上がって存在を主張していて。]


 ……めっ、じゃないっ……
 
 だめ、……じゃない、から、 
 ……もっと、さわって、ほし、ぃ……


[言葉だけの小さな抵抗はあっさりと陥没する。
はふ、と熱い吐息を肩口に零しながら、
そっと手を伸ばして胸を弄る手に手を重ねて押し付けた。]

[声を堪えるように唇を噛み締めれば、瞳に涙が浮かぶ。
「気持ちいい」と与えられると涙が出ることも今日初めて知ったこと。

感じるのかという問い掛けに、こくこくと懸命に頷く。
耳の形を舌でなぞるように舐め上げられて、堪らずに首を仰け反らせた。]


 あっ……、やぁ、ぁッ……
 ……んッ、ふ、……

 おとっ、……くちゅくちゅって……
 ……っ……ぁ、んっ……


[ぞくぞくと這い上がる快感に腰をくねらせる。
背を反らせば手に胸を押し付ける形になって、自ら愛撫を望んでいるみたいに見えただろうか。]



 ふ、 ……いいな、いい。
 欲しがってくれんの、 すげー嬉しい。


[すぐに素直に口に出してくれるのが嬉しくて唇が弧を描く。
この一日で、これまでの人生の2倍は笑った気がする。

揉みしだく手を補強する彼女の手。
動きが伝わるように大胆に動かした。

肩口に息がかかればぶるりと身を震わせる。
思いも寄らない場所が感じるものだ、と、彼女にバレていなければ良いのだが。
彼女の嬌声を自分の呻きで邪魔をするのは本意ではないので。]



 んー?そうだな、
 耳舐めたら音は聞こえるよなー?


[眼下にある白い胸元が粟立っている。
湯の中では寒気はないだろうから、快感からくるものだろう。
ぐっと背がしなり、掌の下で胸の形が変わる。
潰してしまわないかと不安になったが、崩れそうな身体を支える為に手を離せば、たゆんと元の美しい果実のような形に戻って湯の上で揺れた。]



[ 運命というものは身勝手で、
  更に人間は己の運命を恨んだり
  喜んだりすることができるほど身勝手。

  つまり、身勝手な生き物が身勝手な理りに
  感情を左右されるというなんとも滑稽な
  舞台が用意されているのである。
  幸せを、求めるが故にそうなっていると
  今のコンなら思うだろう。

  そして、彼女に出会えたということは
  運命であり、彼女と再会したことは
  コンを滑稽に見せるための舞台の終焉。

  そう考えれば、全てのことに納得がいく。  ]







[ 彼女がコンを自慢しようとするならば
  どうにかって止めようと試みる。
  恥ずかしいから出来ればやらないでほしい。
  けれども彼女を自慢はする。
  そこらへんは男が故だろうから
  コンの知らないところで自慢している分には
  問題ないのではないだろうかと思われる。

  彼女が女性として開花するなら、
  それはとても大輪が咲き、全てを包み込む。
  だからどんな表情も一瞬たりとも見逃さない。
  愛して骨の髄までコンという存在を染み込ませ
  コンがいない生活を想像できないようにしたい。  ]






    ならいいが……慣れてきたな。


[ 言葉少なに、服を脱がせてもらいながら
  彼女の視線が右往左往したのを見逃さず
  初心な反応に可愛い、と小さく呟いた。

  彼女の中に埋まっていくその熱は
  肉壁にぴったりと絡みつかれて、
  一気に搾り取られているのでは、と
  思うほどに彼女と一緒になった気がした。 ]








   っは、…シャーレン、…綺麗だ。
   愛されてくれ。奥の奥まで。


[ 頬を撫で体を重ね、彼女の様子を伺っていると
  彼女の腕が絡まって、囁かれた。
  コンはその状態のまま腰を動かし始め、
  最初は小刻みに、そして徐々に余裕ができれば
  先端ギリギリまで抜いて根元まで埋め込んで。
  慣れてきたら、動きに合わせて潤滑液の音が立つ。 ]








   いい、気持ちがいい、シャーレンっ、……

   少し体勢を変えてみようか。


[ 腕を首に絡められていた状態で
  彼女の体を起こせば、コンは後ろに手を突き
  下から突き上げて彼女の様子を見る。
  唇を重ねて、喘がせることがなかったかも知れないが
  すぐに唇を離して彼女の喘ぐ声をもとめてみた。 ]*




 
 ふぁ、ぁっ……ぁんッ…


[笑う声すら擽ったくて身悶える。
重ねた手ごと胸を揉みしだかれて、甲高い声が鼻から抜けた。
僅かに感じた震えに濡れた瞳を向けて。]

 
 しゃお……ッ、……
 ……ちゅう、したい……、


[すりすりと、額を擦りつけるようにして肩口に甘える。] 


 
 ぁ……ぁッ、ぁぁんッ……、

 ……らめっ、みみっ、 
 ぞくぞく……って……ふぁッ……


[耳と胸元を同時に責めたてられて、足先がピンっと伸びた。
お湯の中なのに、先程花開いたばかりの秘所が湿り気を訴える。
胸元から手が離れ、くったりと背を預けて呼吸を紡ぐ。
ふくよかな胸の尖りはすっかりと紅く熟れていた。]

[ちゅう、と口に出されて一瞬知らない単語かと思ったが、額をじゃれ合わせる仕草に合点がいく。
行っている行為は大人にだけ赦されるものなのに、感じるほど口調が幼子のようになるのが、罪悪感のような背徳感のような薄暗い快感を呼び起こして、小龍の奥底に潜んだ獣性を引きずり出す。

答え合わせになったか。
振りむいた彼女の唇を上から食べるみたいに開いた口で迎えに行き、浴室の空気で少し冷えた彼女の粘膜に咥内の熱を分けた。]


 覚えたてだからすぐイッちゃいそうだな?


[囁きは洗脳のように。
思い込んだら最後、素直な彼女は簡単に追い上げられてくれるだろうとほくそ笑んだ。

手を離せば、触る前には小さな粒のようだった先端は、男によって捏ねられ扱かれて、赤く熟れて膨らんでいる。
赤子を産めばここから乳を吸わせるのだから、それまでに赤子が吸いやすいようにもう少し育てないと、と思うのは赤子の為を大義名分にした旦那の下心。]


 もう少し腰上げろ。 ……そう、こっち。
 
……ん、



[屹立の上に座らせると、小龍の方はぐっとぬかるみ目掛けて腰を進めた。
包まれていく感触に堪え切れず声が漏れ、恥ずかしさに歯噛みする。

顔が見えない体位で良かった。
今見られたら赤くなって情けない顔を晒してしまう。*]

あっあぁぁっうぅぅっ♡
うんっ、おく、すきぃ♡
じゃやーとのでっ♡突いてもらうのぉ♡
はああぁぁん、きもちぃいのぉっ♡

[発火しそうな程熱い屹立でぐりぐりと中を抉られ、
様々な角度で何度も付き入れられて
どろどろに融けた中が悦びうねった。]

ふあぁぁあん♡うんっ♡すき、すきぃぃ♡
わたしもぉ♡ぁあぁぁん!

[子宮口にごりごりとカウパーを擦り付けられ
耳朶にたっぷりと唾液をなすりつけられ、
全身にマーキングされる感覚が堪らない。

ぞくぞくと背筋に痺れが走り
柔らかく肉厚な膣襞で彼を締め付けながら
ひっきりなしに甘い声を漏らす。]

[言葉遣いが知らぬ間に幼くなっているのは無意識のこと。
全部を預けてもいいと言う本能が、そうさせるのか。
感じ入ってしまえば、蕩けて呂律も怪しくなる。

ちゅう、と求めれば、降り落ちてくる唇に、]


 ……は、ふ……んっ……
 …んん、ぅッ……ぁッ……


[望んだものを与えられて、とろりと眦が落ちる。
首を傾けて夢中で彼の唇に応えていくうちにずる、と身体が下がる。
支える彼の手に支えられて、長いキスの後、ぷぁ、と呼吸を紡いだ。]


 ……う、んッ……


[「イっちゃう」という響きにぞくりと身体が震える。
覚えたての快楽を思い出して肌が粟立った。
絶頂を覚えた身体は、さらなる快楽を待ち望んで、下腹がきゅうと切なく疼いた。]

[ぬぷ、と指が引き抜かれる。
腰を掴まれてお湯の力を借りて、力の入らない身体を浮かせた。]


 ……はふ、……んッ……
 ん……、こっちッ……?

 ふぁ、ぁッ……ぁぁぁんっ……、


[ずぶ、と熱い昂りが身体を貫いていく。
一度受け入れたからか、お湯があるからか、秘所は一度目よりもすんなりと彼を受け入れた。
微かに漏れ聞こえた彼の声、シャオロンも感じているのだと分かれば、じわりと涙が浮かぶ。*]   


あああっ♡んあぁぁ♡ 
んん、ふぁぁぁっ!やぁぁん!

[奥深くを貪るピストンが激しくなる。
ぶちゅぶちゅと淫猥な音をたて、
先端が最奥を叩き、抉る度に
びくんびくんと大きく腰を跳ねさせた。

ふるふると乳房を波に漂わせ
荒い息の合間に口付けを交わし
また体の芯からぶわりと昇り詰めていく。]

んん、っ、わたしもぉ、も、だめぇ、
いっちゃう、……っ♡ じゃやーとぉ♡
ふぁぁあぁぁぁっ、
〜〜〜〜〜〜〜〜っっっ♡♡♡


[絶叫染みた声と共に大きく体を痙攣させ
深い口付けと共に二度目の絶頂を迎える。
どくどくと精が注ぎ込まれてくるのを感じながら
女として満たされる多幸感を享受していた。**]

[彼に止められたとて、シャーレンは自慢することを止めないだろう。
嫌だと言われれば控えるだろうが、それは彼の前でだけ。
彼がいないところで自慢するし、それを覚らせることもしない。
意地悪であえて彼の前で自慢することはあるかもしれないが。

今は花に例えるなら、まだ咲き始め。
これから女性として魅力が増していくのだろう。
その魅力は彼だけの為のもので。
今でも彼がいないことを考えられないのに、今まで以上に愛されたら、シャーレンはどうなってしまうのか。
離れられないのは確か]

はじめてだったから、こわかったけど…。
いまはこわくないし…きもちい。

[視線を逸らしたのに気付いたのか、小さく呟かれた"可愛い"に照れてしまう。
慣れてきたとの言葉には気遣いを感じてありがとうと呟いた。

根元まで飲み込んだ腹の奥が疼いて、今までで一番彼の温かさを感じている。
彼と繋がれた、その事実にシャーレンは幸せを心の中で嚙み締めた]

うれし…こんっ
あいしてっ…もっと…

[彼に囁くと中の熱が動き出す。
最初の小刻みな動きから、ギリギリまで抜いて根元まで挿す動きも。
彼から与えられる快楽に唇は熱い吐息と嬌声を紡いでいく。
くちゅくちゅと秘所から水音が聞こえて少しづつ昂っていくのが感じられた。
彼もそうだといいなと頭の片隅で思う]

あっ…こんっ…すきっすきっ
へ?ひぁっ?!

ふかいっ…こんっ…
きもち…きもちい、のっ!

[腕はそのままで身体を起こされた。
先程よりも深いところまで彼の熱を感じてお腹の奥がきゅんきゅんと疼く。
唇が重なり、嬌声が彼の口内へ消えていって。
唇が離れれば、彼の身体に縋るように密着して耳元で"気持ちいい"と"好き"を囁き続けた*]

[もう何度目のキスだろう。
何度も唾液を交換し、飲んだ酒や水の味は残っていないのに、貪る度に甘さを感じてしまう。
小龍よりも小さな口が押し込んだ小龍の舌を頑張って頬張る様は、別のものを咥えさせたい衝動に繋がって、頭を擡げた尖塔が期待の露を垂らした。

息苦しさを与えたキスの後、水揚げされた魚のように(実際に小龍は見たことがないのだが)レイが口を開いて酸素を欲しがる。
言葉で煽った内容は正しく彼女の性感を高めたようで、支える掌の下で彼女の肌が粟立ち産毛が逆立った。]

[その答えを聞くより先に、繋がりたくなってしまった。
宛がったものは重力と湯の助けもあって、ずぶずぶと埋まっていく。
彼女の尻の感触を、中身が詰まって重い陰嚢が受け止めた。]


 ……さっきよりすんなりはいったな?


[えらいえらい、と撫でるのは下腹。
外と内から胎の膜を挟んで押した。

そのまま手は上へと伸びる。
今度は胸にはじゃれつくだけで通り過ぎ、目的の彼女の唇をノックした。
「咥えさせたい」欲望の予行演習として、2本の指で彼女の咥内を犯す。
下からは突き上げを開始し、レイの身体を揺さぶった。**]

[下肢に押し付けられた昂りが熱くなって、腰元に当たるから、そればかりが気になってシャオロンの動揺には気づかない。。]


 ぁッ、ぁんッ……
 やっ、……いや、らしい……っ……?


[ぼうっと熱に犯された頭で言われた言葉を繰り返す。
「ここ」と指し示された言葉が、ようやく卑猥な言葉だったのかと気づいて、かっと顔を赤らめた。]


 あ、やぁッ……んんッ……
 

[「コレ」はきっと腰元に当たるものを指している。
恥ずかしさに躊躇い、首を振ったのも束の間――、]

[胸を悪戯に弄られて、短く啼いて。
仕掛けた指先が唇に触れる。
唇をなぞられて、呼吸を求めて薄く唇を開けば、
二本の指が口腔に滑り込んだ。]


 ……は、ぁふ、……んッ……
 んンッ、……む、…ちゅ、ぅ……


[舌先で弄られていた箇所を指先で擦られる。
指だと分かっているのに縦横無尽に動くそれは欲情を誘う動きで。
とろん、と瞼が緩くなって指先に吸い付いた。
味があるわけでもないのに、美味しいものを与えられたような感覚。
夢中になって舌を這わせていれば、ずん、と下から突き上げられて。]


 ……ふ、ぁッ……んんッ……!


[ぴくんっと背を撓らせて、くぐもった声を漏らす。**]



[ 彼女のことを少しでも分かっていると
  何故か自負しているコンは
  隠れてなら言っていそうだと思うのだ。
  意地悪をされた日は、
  どうしてそんなことをしたのか、
  そんなことをしなければいけないほどに
  彼女に構っていなかったか、
  自慢した内容に嘘偽りはないのか、
  などと色んなことを質問をして
  彼女を部屋から出してあげないかもしれない。


  彼女という花が満開になるのはいつか。
  それは多分彼女がコンに愛されていると
  身をもって体感する時ではないかと思う。
  けれどそれは、男から見た場合であって
  彼女からしてみれば違う!と言われるかも。  ]



   




   あぁよかった……これからもっと、
   この気持ちいいことを覚えよう。


[ 怖いと言われたらどうしたらいいのかと
  恐らくコンは冷や汗をかいただろうが
  彼女の表情や声色がそれを否定した。
  2人の愛情の確認の仕方はもっとある。
  それにまだ彼女には教えていないことも
  たくさんあるから、徐々に教えてあげたい。

  口づけやてをつなぐとは違う、
  とても直接的でお互いの熱を感じられ、
  彼女の幸せがコンにも移って幸せになる。  ]






   シャーレン、っ……は、 ァ……
   愛している。この世の誰よりも、
   深く、……熱く……


[ 彼女の膝を抱えて、ぐりっと奥を突き上げると
  聞こえてくるのは初めて聞いた甘い甘い嬌声。
  更にそれを聞きたくなって、
  コンはめいいっぱい腰を動かす。
  どこが好きなのかを見つけるため、
  嬌声の違いにも神経を研ぎ澄まして。

  体勢を変えてみると、柔らかい乳房が
  コンの目の前で上下に動いているのが
  しっかり目に入った。
  そこをおざなりにしてはいけないか、と
  乳首に交互に吸い付いて、
  舌を絡ませ反応を見たことだろう。   ]






   ふ、っ……くぁ……

   シャー、レン、…!
   このまま、俺を受け入れろ。
   永遠に愛していると、…誓う。



[ コンの動きが早くなり息が荒くなってきた。
  少し動きにくそうだが、そんなのお構いなしに
  彼女の腰を両腕でしっかり固定すると
  突然コンが動きを止めて、
  彼女の中に熱を、子種を、吐き出した。
  溜まっていたせいかどぷっと大量に
  初めての彼女の中を満たしていって
  うなじのほうの首元にかぷっと噛み付けば
  少しでも痕を多く残していく。       ]







   ふ、……満たって、いく……
   シャーレンの体は、…最高だ。


[ ぎゅっと抱きしめたまま暫く動かず
  ことが落ち着けば、まだやめるつもりはないと
  彼女と繋がった状態でひとり寝転び、
  寝具の反動を活かして下から突き上げていった。 ]*





 そう。
 レイがきもちくて舌ったらずになってるから、
 喋る言葉がやらしく聞こえんの。


[「股」は卑猥語でも何でもなく、単なる足の付け根の内側を示す言葉だが、「おまた」とレイの口から出ると途端にいやらしく響く。
つまりはそういうことなのだが。

言わせようとした「そこ」は性器なので、どう言おうといやらしくなる。
言えない、という答えも想定してはいたが。]



 っ、上手、
 レイのべろ、きもちぃ、 っはは、


[差し入れた指が傷つかないようにするには、指先に力を込めれば良いのだが、あまり固くすると彼女の喉を破ってしまう。
だから、歯によって多少傷つこうと力は入れないことにした。
時々走る痛みすら、快感に塗りつぶされる。
傷を負う端から「舐めて治す」を実行されているので。

指腹に舌が絡んで、あまりの快感に意識が飛びそうになった。
無意識に強く突きあげたらそこから電流を送り込まれたかのように彼女の背が撓る。
搾られる感覚に、小龍も思わず呻いた。

湯の中だから全身にずっと濡れた感覚が纏わりついていて、たとえ射していても自分ではわからないかもしれない。
いつもは激しく数秒で終わる筈の射精感がずっと続いていて、頭が馬鹿になりそうだ。]



 レイ、レイ……ッ


[指をぢゅぽん!と勢いよく引き抜き、唾液でぬるぬるになった顔を此方に強引に向かせると唇を重ねた。
尾骶骨に痺れが走る。

イく、という言葉を彼女の咥内に放ち。
一際大きな快感の波に攫われるまま、彼女の胎を胤で満たした。**]


 はう……っ、
 ……、んッ、……きもち、い、のッ……
 
 しゃお……っ、……


[教えてくれる声に反応しようと、身を捩りながら呼吸を紡ぐ。
羞恥を煽るような言葉を向けられているのに、蕩けた脳は気持ちいいの方を拾ってしまって、快感を伝えた。

名前を呼ぶ声は切ない。
後ろから抱き込まれる温かさはあるのに、こちらからは顔が見えなくて酷く寂しさを覚える。]

[レイは愛撫を知らない。
シャオロンに施されるばかりで自身も出来るものだと思っては居なかったから。
指を差し入れられて舌を伸ばしたのは無意識で、それがシャオロンの快感に繋がっているとは思ってもいない。
ただ甘いお菓子を与えられた子供のように、ちゅう、と吸い付いて、甘く歯を立てて、ぺろ、と舐め上げる。]


 ……ふぁ、ッ……ふぅ、……
 ふぉいし、……ちゅっ……、ぁんッ……


[蕩けきった頭で味覚を感じたように呟いて、ぢゅううと搾り取るように指先をきつく吸い上げた。
ずんっ、と貫かれる感覚にお菓子に夢中になっていた瞳が、下からの突き上げに見開かれて。]


 んんッ、ぷぁッ……ぁッ……、
 ……ひゃうッ、んンッ……


[シャオロンの動きにぱしゃりと湯が跳ねる。]

 
 ふぁッ、ぁぁぁあんッ……
 ……あッ、ぁッ……あんッ……、

 しゃおッ、……しゃおぉッ……
 ッン……、んんッ……ふぅッ……、


[解放された唇から嬌声が溢れ、すぐさま唇で塞がれた。
蕩け切った顔は飲み込みきれない唾液と溢れ出す涙で汚れ、くちづけの合間にも、酸素を求めるように小さく喘ぐ。
ちゃぷちゃぷとお湯の波打つ音が大きくなって、育てられた胸が湯船にたゆんと揺れる。

気持ちいい、気持ちいい、とその言葉しか考えられなくなって。]

 
 ……ンンッ……、ぁふッ……、
 ……ゃおッ、……ぁん、ッ……

 んふッ……ふぅッ……、んンンぅッ……、
 ふぁぁッ……、ぁぁあ
あんッ
〜〜〜〜〜〜ッッ!!!



[嬌声はシャオの口腔に飲み込まれて、びくびくっと身体が痙攣を引き起こす。
胎内に吐き出される熱を全て飲み込むみたいに、膣は幾度も収縮を繰り返した。

余りにも強い快感にくらくらと目眩がする。
身体の奥に満ちていく温かさを受け止めながら、ぎゅっと身体を抱き込まれて満たされる充足感に蕩けた。*]

[零れ落ちる汗は湯舟に溶け込み、荒く吐き出す熱い呼気は湯気に揺蕩う。
達したマンユゥの身体を抱きしめ魔法を解くと身体は再び湯の中へと沈む。
最初と同じく対面座位の体勢となる。
男と女は繋がったままであり腕の中で幸せそうに呼吸をするマンユゥを抱きしめているからか一切と萎えることがなかった男根は屹立としたままに精濁が零れ落ちぬように栓をしている。

 最高にまぶい女に飽くることなく愛し尽くし、女もまたそれで幸せになってくれるならば男冥利に尽きることはない。
商売で稼いだ金と魔物を倒し得た材で女が不自由することなく子を孕み産めるようするのは男の努めである。
と親父は身を以て教えてくれていた。

 ジャヤートにとってその相手がマンユゥである。
身体を抱き寄せながらマーキングしたのとは反対側の耳朶に、そちらも舌を這わせて唇で甘く食み囁きかける]

[手杓で湯を掬いあげては肩や耳の体液を落としていき、落ち着き身体が温まったところで湯から上がる。
屹立とした一物をずるりと抜くと身体を抱き上げる。
その時もまた横抱きにしてお姫様抱っこの体勢である。

 脱衣所に入ると魔法で体表面の水滴を落とし香油を――こちらはちゃんとしたもの――取ると寝室へと向かった。
服を着ることもなくタオルで胸元を隠してもらう。

 マンユゥの身を解放したのは大きなベッドの上でのこと。
身体を横たえると備え付けてあるお香を炊き甘い香りを漂わせていく]


 マンユゥ――甘いものだ。


[剥いた葡萄を唇に咥えると口渡しでマンユゥの口内へと甘い葡萄を押し込んだ。
押し込む合間、ジャヤートの手はマンユゥの大きな尻を撫でていた。

 小休止。
先の言葉通り今夜は寝かしてあげられそうもない**]

[意地悪でわざと自慢をして、大変になるだなんてシャーレンは考えもしない。
多少拗ねられたりお小言はあるとは思っているが、質問責めにあって部屋から出れないなんて事になる可能性があるなんて知れば、することはないのだ。
この先、そんなことがあれば意地悪をすることはあっても、彼の前で自慢するということはなくなるだろう。

シャーレンという花が満開になるのは彼に愛されて共に過ごし、些細なことでも常に幸せを感じれらる頃。
彼から見たらまた違うのだろうけれど]

うん…こん
もっと、おしえてね?

[恋愛に関しては何もかも彼が初めてだから、シャーレンは知らないことだらけ。
他にも愛を確かめ合える方法があるのなら知りたいと思う。
それを教えてくれるのは彼だけでいい]

こんっ…わたし、わたしもっ…
愛してるっ
この世界の誰より…!

[膝を抱えられ、奥を突き上げられると今までで1番甘い嬌声が零れた。
彼の言葉に胸は高鳴り、更に奥が疼いて]

ひぁっ!
こっ…こんっ!

[体勢が変わったことで揺れる胸の尖りを交互に愛撫され、突然の刺激に驚きと気持ちよさで彼の名を呼んだ。
けれど、やめてとは言えないし気持ちがいいことは事実で、眉を下げて彼を見つめたか]

あっ…あっ
こんっ…きてっ…
ひぁぁっ…!

[彼の動きが早くなり、息も荒くなっていて。
それはシャーレンも同じで、果てるのがもうすぐだと彼もわかっただろう。
彼が果てるよりも先に、きゅうきゅうと熱を締め付けて果てたシャーレン。
彼が動きを止めたのと同時に腹の奥が熱くなる。
吐き出された子種で子宮が満たされ、息を整えようとしていると、かぷっと首元に噛みつかれ彼の痕が。
首の後ろ、うなじの方なので髪をおろしていれば見えないが暫くは気をつけないといけない]

お腹の奥…あったかい…。
ほんと?嬉しい。
ひゃんっ…!

[ぎゅっと抱きしめ返して幸福に浸っていたが、繋がったまま彼だけ寝転んだと思えば。
下から突き上げられて、また奥が疼いた。
身体が彼の熱を求めて期待しているような、そんな気がした*]


っふ、んっ......♡

[ふっと魔法が解け、身体が浮く。
一度達したと言うのに
入っている彼のものは萎えず、
自分の中に居座っていた。]

はー......っ♡はー......っ♡

[ぼんやりとした眼差しで
彼に体重を預け寄りかかったまま、
荒く息を吐き、波が引くのを待つ。]

[ざっと汚れた体液を流してもらったあと
抱き抱えられたまま風呂からあがり、
身体の水分をざっと流し、
ベッドへと運ばれ横たわらされる。
彼が手に取った小瓶の中から
ふんわりと香油の甘たるい匂いがした。]

(んっ......♡やぁぁ、垂れてきちゃう......っ♡)

[体を綺麗にしてもらったとはいえ
奥まで掻き出すわけにもいかないのでーーー
栓がなくなった膣ははくはくと痙攣し
とろとろと白濁を滴らせていた。

どことなく落ち着かずにいると葡萄を一粒、
口移しで与えられ。]

ん、く......あむ......おいし......

[疲労した身体に水分と甘味が
じんわりと心地よく広がっていく。
丸く柔らかいヒップを撫でる手に
時折もじりと尾をくねらせながら、
束の間の休憩に身を委ねる。**]

 これはどこの果実だろうな。
 コンのところか、ヴィス族のものか。
 はたまた他所からの輸入物か。


[果実を口渡し、水も口づけで飲ませていく。
そうする際には同時に尻を撫で、或いは乳房を揉み。
休息でありながらも興奮が落ち着くことがないように緩やかに快を招き続けている。

 ひと粒、ふた粒...。
 ひと口、ふた口...。

 持ってきた香油を掌に垂らす。
甘い花の香りがするそれを掌の中で温めるとお尻の丸みに触れる。
火照りが残る肌に柔らかくしっとりとした油分を刷り込んでいく]

 マンユゥ、うつ伏せになれるか。


[お腹の下に枕を置いた方がうつ伏せにはなりやすいだろうか。
うつ伏せになるとジャヤートは背後から身体を跨ぎ尻肉を愛しながら背筋に沿って舌を這わせていく]


 背筋も綺麗だ――。
 それにこちらからしか見えぬ光景もある。


[マンユゥの尻は香油により艶やかな光加減になっていく。
白桃はより一層と見映えが良くなり両手で左右に開けば後孔と蜜口とが共に覗く。
どちらもひくひくと蠢き、蜜口からはジャヤートが出した白濁が今も溢れ出てベッドを汚していた]

 尻尾も可愛らしい。
 どうしてマンユゥはこんなに可愛いのだろうな。
 きっと女の子ができたら可愛いぞ。
 そうに決まっている。


[くねる尻尾を魔力を流さずに優しく撫でながら、背筋のラインに今度は口づけを施していく。
腰から順番に肩口まで。
肩口にたどり着く頃には尻も腰も香油により彩られている*]

[舐められているのは指なのに、まるで彼女の裡を擦っている自身が舐められているかのように感じる。
舌遣いは元々上手いのだろうか、この分だと骨付き肉や氷菓を食っている様子を見るだけで思い出して反応してしまいそうだ。]


 っ味つけして、ねーのに、なっ?


[言葉が細切れになるのは、気をつけていないと声が上擦ってしまいそうだから。
指も自身も気持ち良くて堪らなくて。
強く先端を吸われると同時、穿った先で子宮が吸い付いてくる。
噛み殺しきれない呻きが彼女の項に落ちた。

名を呼べば、名を呼ばれる。
求め合う二人の呼吸が激しくなる水音に混ざって、最後は互いの咥内に絶頂の声を飲ませた。]


 っは、はーっ、はー、はー……
 あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜すっげ、は、すっげー、きもちよかった……


[ぶわっと膨れた射精感を手放した後にどっと脱力する。
汗ばんだ額が彼女のすべすべの背中に当たって滑った。
そのままはあはあと荒く息を吐きながら、ぼうっとした頭でほぼ何も考えないまま背に小さくキスを落とす。

早く抜かないと、萎えた自身が栓の役目を果たせなくなれば、重力によって零れた白濁が湯に浮いてしまう。
そんな汚いところに彼女を長く留めさせたくない。ましてや今日は大切な初夜だ。

わかっていてももう少し、余韻に浸りたくて。]


 なー、湯ん中でシた訳だけどさ……
 俺がだしたってわかった?


[下腹を撫でる。
出産経験がある女の中には「できたときにはわかった」と言う女もいたが、そこはどれだけ敏感なのだろう。
2度も呑んだ胎内が苦しければ、掻き出したりした方が良いのかと問い。

息が整うのを待って、湯からあがろうか。
今度は先程よりも念入りに石鹸で洗い流そう。
汚れ湯は洗濯には使えないから、勿体ないが流してしまうことにする。*]

[夢中で舐めた指はふやけて皺を作る。
咥内を指先で突付かれて、浮かぶ涙は目尻に溜まって。
ふ、ふ、と息を散らしながら、シャオロンの声に口の中に溜まった唾液をこくんっと飲み干した。]


 ……ぁっ、……ん……
 ……ふっ、…………あまい……


[抜かれた指先を名残惜しそうに見つめて、薄っすらと艶を帯びて微笑む。
快楽に溺れた顔は、既に女の表情を浮かべていて。
溢れた唾液をちろ、と舌を出して己の唇を舐め上げた。]

[恍惚とした表情を浮かべたのも束の間のこと。
睦み合って身体を密着させ、上の口も下の口も彼を飲み込んで。
震え上がった身体が、絶頂の余韻にぶるっともう一度揺れて、かくりと落ちる。]


 ……ぁ、ぁッ……んッ……、
 は、……はぁッ……、は、ぁッ……


[背中に当たる彼の髪や額を感じながら、ずるっと力をなくして湯船に沈んでいく。
後戯のキスにさえ、小さく身震いしてしまうほど敏感になった身体は、全身が性感帯になったかと思う程だった。

まだ身体の奥に彼のものを感じる。
中で絶頂を覚えた身体は、ひく、とまだ収縮を繰り返すようにひくついて。
涎と涙でとろとろになった顔を晒して、シャオロンの横顔に甘い吐息を吐き出す。]

[下腹に落ちる手が温かく肌を包み込む。]


 ……う、ん……、

 イく……? ……ときに、
 あついのが、……ぶわって、なって……

 しゃおの……、おなかでのんだのが、わかって、
 ……きもち、よかったぁ……

[とつとつと言葉を落としながら、
最後にはふわりと満たされた表情で微笑む。

下腹を撫でられたらまたむずむずしてしまう。
二度も彼を受け入れたのに、まだ足りないのか。
呼吸をするように開いた膣口からは、こぽ、と空気が漏れた。]

 
 ふぇ、……掻き出すっ……?


[掻き出すということはまた彼の指が入るのだろうか。
ぶわわっと頬が朱く染まる。
なのに、少し期待に満ちた眼差しを向けてしまうのは、
すっかり快楽を身体が覚えてしまった証拠。

瞳に色を乗せてどきどきと弾む胸をひた隠しながら、
彼が浴槽から抜け出せば、ゆっくりと身体を起こした。*]

ん、どうだろ……
うちの森でも取れるけど……

[ちゃんと比べれば味の違いも分かるかもしれないが
今の酩酊した状態ではどこのものかはよく分からず。

口付けを交わし、温かい掌で肌を撫で回され
休息を取りながらも劣情を低温で炙られ続ける。

ぬるい香油が肌に垂らされ、
辺りに花の匂いが漂った。]

あ、うん……

[言われるがままにうつぶせになり、
むにゅりと胸を潰して背を彼に曝け出す。
彼が背筋に舌を這わせ、
ざらりとした心地にぴくんと腰が跳ねた。]


…っ、んふふ、ぁ……はぁ、
く、くすぐったい……よぉ
ぁ、やん、そんなとこ、開かないで……♡

[微弱な快感はむず痒さにも似ている。
笑ってしまいそうなのを堪えながら
彼の手がむちりとした尻肉へとかかり、
左右にくっぱりと開かれた。

尻孔と共にひくひくと震え続ける花弁は
まだ先程の情事の名残消えず
白交じりの蜜糸を引いて
雌の匂いを色濃く漂わせている。]

あ、ふぅぅ……やぁん………っ
そう、かな………はぁっ、… えへへ

男の子だったら、ジャヤートに、似て…
元気な子に、なるかも、ね……んっ… くぅ…♡


[尾や背に落ちる唇の感触を感じながら
火照った体がじんわりと昂っていく。

思わず甘い声が出そうになるのを
柔らかなシーツに顔を埋めて堪えつつ
正直な尾がモジモジと左右に揺れていた。**]

[洗脳の効果は抜群で、恋心によって指に甘味を纏わせる。
達する間際のくちづけとどちらが甘かっただろうか。

あまい、と口に出す表情が一晩で一気に色気を纏って、思わず生唾を飲んだ。]


 はは、まだナカ、びくびく動いてる……
 ちゅーする度に動いてんのかーわい……


[こちらを向く顔はびしゃびしゃに濡れている。
その無防備な顔が愛おしい。]

[その顔に見惚れながら聞いた答えは、思っていたよりも詳細に返って来た。]


 レイのナカだってぬっくいのに、俺のザーメンが熱く感じるのか。
 不思議だなー……

 ……「おなかでのむ」とかさ、
 そーゆーの、やっぱ堪んねーな、レイの言い方全部に煽られるわ。


[既に4度射精している。
こうなっては最初の2回、自分の手なんかで達したのが勿体ないと思う。
ぴくりと動いた陰茎は、それでもすぐに漲るまでに至らない。
抜く時には彼女をあまり刺激せずに済んだだろう。]



 ……そ。
 だしたの全部飲めるわけじゃないから、
 ちゃんとナカまで洗ってないと寝てる間に漏れてくるかも。
 そしたらおねしょみたいになるぞ?


[脅しながら笑う。
新しい湯を桶に入れて、まずは彼女の身体の頸から下に流していく。
白い肌は体温をあげて桃色に染まっている。
暫く洗い場で精を掻き出しても風邪は引かさずに済みそうだ。]


 掻き出す前に自分で出してみるか?
 できるかはわかんねーけど。


[男性は尿と精液を同じ孔から出すのだが、女性の場合膣から「だす」のは出産時くらいで、そうではない時に自分の意思で力を入れて出せるのかは知らない。
下肢に力を入れると、膣にだされた精液ではなく、尿が出てきそうだな、なんて。

難しいようなら勿論、小龍の指が2本、いまだぐずぐずに蕩けた泉に沈むことになる。*]

[何処にでもあるようですぐに思い浮かぶこともない。
ただ、葡萄は熟せば酒になるもので甘みが強い程に美味なるものが出来る。
出来上がったものが渋く酸っぱくなるのは不思議なものだが酩酊状態を酒の代わりに与えていく。
喉も潤えば元気も満ちるというもの。

 開かないでと言うがそこから見える景色にジャヤートは男根を屹立させていた。
まだ二度しか出していないのだ。
もっと愛し尽くせるだろう]


 オレに似ればさぞや女にウケが良いだろうさ。
 元気も大切だし、商売の才と武才もあればなお良しだ。
 ……そう言えば。


[ずり、と尻肉の谷間に屹立した男根を挟み込む。
尻の肉厚と香油により竿を扱くように滑らせ――]

 子たちが結婚すれば村中皆親戚か。
 そういうのも良いかもしないな。


[血縁というものは大切だとジャヤートの一族は認識している。

 はたはたと揺れる尾を摘まみ、尻の谷間から頭を覗かせる一物の先端に触れさせてみたりするが感覚があるかは今一分からない。
マンユゥも再び熱を帯びてきたようであるしと腰を引くと一物の位置をずらし蜜糸が引く花弁に宛がった。
ジャヤートはマンユゥの身体を跨いでいる。
お尻だけ僅か上を向かせるとそのまま入るか入らないかのところで、くぽくぽと先端で焦らしていく*]

[とろんと蕩けた瞳を向けて、中の説明をされて下腹を見つめた。
外側からは見えないが、言葉通り膣が悦ぶように蠢いて。
ちゅーという呼び方が移ったシャオロンに、また肌を擦り寄せてちゅーをねだる。]


 レイのなか、ぬくい……?
 しゃおの、あついの、きもちよくて……ね、

 もっと、って……、
 ……いっぱい、ほしくなっちゃうの、

 もう、いっぱいもらってるのに、ね。
 

[えへへ、とはにかむように笑って、大事そうに彼の手の上から下腹を撫でた。
微かに動いた彼のモノは、今は硬さを無くしている。
それでも抜け落ちていく時には、小さく喘いでしまって恥ずかしかった。]

[お腹の中に出されたものは、全部が身体の一部になるわけではないらしい。
教えてくれるシャオロンの説明を聞いて、漏れてくる姿を想像してふるふると首を振り揺らす。]

 
 おねしょは、恥ずかしいよぉ……
 

[両手で顔を覆って、赤らむ頬を抑える。
お湯が身体に当たり、流れ落ちていくのを見ながら身体を身じろがせれば、先程まで彼を受け入れていた箇所に違和感を感じた。]


 ……ぁっ、


[びくっと身を震わせて、おずおずと股を開けば、
受け入れていた場所からとろりと白濁が零れ落ちて来る。]

 
 ぁ、ッ……しゃおのっ……
 もれてきちゃ、う……ッ……

 自分で出すっ……って、
 ……どうやってぇ……?


[つう、と溢れてくるのは意図的ではない。
おしっこのように出せばいいのだろうか。
でも出てくる箇所が違うような気がする。
もじもじと身体を揺らして、
助けを求めるようにシャオロンを見上げた。*]



[ 彼女を部屋に閉じ込めたくなるのは
  多分この先何度もあるような気がする。
  それは、コンのことを自慢しているから、
  だけの理由ではなく、
  何か彼女を独り占めしたくて
  たまらなくなった理由ができた時。
  彼女はいつでも、いつまでも、
  コンにとっては満開の花である。
  枯れることを知らない、永遠の花。
  その花を愛でることをやめることは
  その命尽きるまでないと誓うことができる。  ]






[ 愛情の確かめ方はいくらでもある。
  視線の合い方や、小さな気遣い。
  色んなことを彼女に教えていきたい。
  それが、シャーレンという人に
  人と人の愛し愛されを教える
  コンにできる彼女への愛情のひとつ。 ]







[ コンが動けば、彼女の嬌声が漏れ
  コンが好きと呟けば、彼女の愛してるが聞こえる。
  これが永遠と続けばいいが、そうともいかない。
  けれども、2人にとっての初夜は望む限り
  深く長く続くと信じて、コンは動く。

  眉を下げた表情が見えたなら、
  愛でるように彼女の髪をそっと何度か撫でる。
  そして彼女が達したのが伝わり、
  初めてだというのに彼女の体に無理を強いた。
  故に、労るためにも彼女の腹部を撫で
  いい子だ、と呟きながら腰を動かす。    ]









[ コンが出し切るまでか、
  彼女が体力を消耗し切ってしまうまでか、
  コンは止まることなく寝具の上で
  体勢を変えながら彼女を愛した。

  彼女の体をお互いの体液が汚してしまえば
  最後には体を拭いてそのまま眠り、
  次の日の朝はどうなっていただろう。   ]*





ふふ、自分で言うんだ。
でも、そーだ、ねえ……
きっと賢くて、強い子になるよ……… んっ…!

[彼と自分の血を引けば、逞しく健やかな子になろう。
まだ見ぬ未来の子に想いを馳せ、くすりと微笑んだが。
ずるりと肉厚な尻の間に熱いものが入り、
小さく吐息を漏らす。]


ぁ、そう、か…… ゆくゆくは、そうなる、のかなぁ……
ちょっと…気の遠い、話だけどね……


[物資の補給も必要だし、村の形を整える必要もある。
女が子を孕めば世話をする人間も必要になる。
流石に8人だけでは人手が足りず、
新しい村には候補者以外も手伝い要因が
何人か留まるという話だから
全員が全員親戚にはならないかもしれないが、
近しい状態にはなるだろう。

他の夫婦たちとも今後
上手くやっていければいいのだけれど。

なんて、取り留めなく考えていた思考は
押し当てられる熱で中断された。]

[キスを「ちゅー」と言ったのは無意識。
だがこんな風に、そのうち夫婦で使う言葉も似てくるのだろう。
意思疎通できる言語はひとつの民族が分かたれて住む場所が変わっても双方保ち続けたが、恐らく異なる言い方もそれぞれあるだろうし、そのすり合わせを今後していくのが楽しみだ。]


 ……まだ2回だろ。
 そのくらいで満足されちゃ、旦那としては寂しいなー?


[とはいえ、復活には少し時間がかかりそうなのだが。
逆に足りなさを感じさせては情けないから、時間稼ぎとバレない様に次の行動へと移った。]



 だろー?
 ……ほら、何もしなくても、出て来た。


[普通に会話しているように見えるだろう。
だが小龍の内心は、レイの「おねしょは恥ずかしいよぉ」という言葉に悶絶しそうな程興奮していた。
レイが言うと何故こうも可愛くいやらしく響くのだろう。
その内赤子が生まれて教える時に口にする幼児語に、子ではなく父親が反応してしまいそうで恐ろしい。

床を伝い白い軌跡を描くものを湯で洗い流し、ぴら、と彼女の熟れ切った媚肉を捲る。
うっすら桃色に染まったものを見て、やはり馴らしたとはいえ処女地は狭かったのだなと思う。
傷をつけたのに征服欲が満たされてしまうのは男としての本能だろうか。]


 いやー俺も女になったことねーからわかんねーよ。
 月のものの時はずっと血が出てるんだっけ?
 あれは自分で力んだりして出せるもんでもねーんだろ?
 じゃーやっぱり掻き出すか……?


[くぱ、と指先で女性器を拡げてみた。
とりあえず腹に力入れてみる?なんて、提案しながら、灯りの下で彼女のそこから漏れ出る白をじろじろと見ている。*]

あぅぅ......っ、......??

[促され尻だけを少し浮かせる体勢になり、
そのまま中に入ってくる予感に
ぶるりと背筋を震わせたーーが。

先端はぶちゅりと花弁入口に
口付けたままで止まり、
ぬちぬちと浅く挿し抜きを繰り返す。]

じゃ、やーと......?

[顔だけ振り向き
不思議そうに彼の方を見遣るが、
果たして反応はあったろうか。]

[彼の言い分にきょとりと瞬く。]


 ……もっと、くれるの?


[問い返す声は思わず期待に満ちたものになった。
夫婦の営みがどれ程交わされるのかは分からない。
ただ、レイの奥底は、まだシャオロンを欲しがるように、うねりを見せて。
見上げた眼差しが、欲に濡れていた。]

 やぁッ、ぁぁん……、


[自身が吐き出したモノではなくても、一度身体に受け入れたものは、自身から溢れ出るもののように思えて、出てくる様を見られるのは酷く恥ずかしかった。
滴り落ちるモノを湯で払い落として、指が熟れた花弁に触れる。
それだけで身体が震えて、熱が内側に溜まっていく。
女壺から白い液体が玉になって筋を伝い、会陰に零れていった。]


 う、んっ……、月経は、
 血が勝手に出てくるけど……、
 ……力むと、いっぱい、出て……ッ……

 ぁッ、ん……、だすっ、だす、からっ……
 ……じっくり、みないでぇッ……


[孔を広げられたら、空気が入り込んでこぷ、と音を立てる。
愛撫されたわけじゃないのに、またじわりと蜜が溢れてしまう。]

[羞恥と興奮に濡れた瞳が揺れて。
ン、と息を詰めて下腹に力を篭める。]


 ……ん、ん、んんぅッ……、
 ……は、ぁッ……、ぁッ……


[時折、息を吐き出して、また力めば。
とろぉ……、と白濁の塊が膣口から顔を見せた。
白濁と混じって、透明な汁が糸を引いていく。
その様をまじまじと見つめられていることに酷く羞恥を煽られた。

力んでいれば、自然と尿意も訪れる。
これ以上力を入れてしまえば、膀胱まで刺激されてしまいそうで、ふうぅ……と息を吐き出して堪えた。*] 


 へぇ。
 てことは、意識すれば出せそうだなー。


[月経自体、常に一緒に住んでいる女がいなかった小龍にとっては単なる知識でしかない。
女体の仕組みをレイに教われば、ふむふむと頷いた。]


 見てなきゃちゃんと出せたかわかんねーだろ。
 ……目安にコレでも入れてみるか。


[洗い場にあったのは、肌の手入れに使われる卵型の石だ。
石と言うには柔らかいので、天然ではなく人工的に作られた魔道具のようなものかもしれない。
その表面がつるつるしているのを確かめてからざっと湯で流し、ぺろりと舐めた。

レイは小龍が次に起こす行動を察するだろうか。
小さな卵は白を零す蜜口から押し込まれ、浅瀬で留まった。]



 ちゃんと出せば、また注いでも途中で溢れずに飲めるかもしれないなー?


[「もっとくれるの?」と問う声が期待に満ちていたことを思い出す。
擦られる快感を覚えた膣は、人工の固形物でも感じるのだろうか。

興味が先行している小龍は、レイが下腹に力を込めて白濁を出そうとしたことで尿意の気配を感じていることには気づいていない。
人口石は思いがけず膀胱をも刺激するかもしれないが、たとえ粗相があったとしてここは風呂場だし、そうさせたのは自分だから責めることはない。

いやむしろ――――?**]

[この先、何度か部屋に閉じ込められたとしても、シャーレンは彼のそばで幸せを感じているだろう。
彼の瞳は口よりも雄弁に語るから、瞳を見れば独り占めしたいのだとわかるはず。
そうなったら、好きなだけ独り占めされるしたくさん甘やかす。
それはいつまで経っても、きっと変わらない。
その身が朽ち果てるまで、彼のことを愛し続けると誓おう。

家族に愛されてきたし、よき姉貴分として、よき妹分として大切にされてきたと思う。
けれど、恋した人は彼だけで。
愛情の確かめ方なんて書物には書いていない。
書いていたとしても、参考にするかと言うとまた別だ。
だから、彼に教えてもらいたい。
教わったことを彼に返すのも、愛を伝える方法の1つだと、思うから]

[彼が動く度に嬌声を上げ、彼の好きに愛していると囁く。
そんな時間が愛おしい。
少しでも長く浸っていたいが、それが無理だとも理解している。

彼に髪を撫でられると、その手に擦り寄って。
シャーレンが果てたのがわかったのか労わるように腹部を撫でられた。
それでも、休憩はさせてもらえないようで身体をビクッと震わせながら過ぎたる快楽に嬌声は零れていく]

[彼が出し切るよりも先にシャーレンの体力が尽きた。
体力には自信があったが、止まることなく体勢を変えながら愛されていたので、初めてにしては持った方だと褒めてもいいかもしれない。
シャーレンには基準がわからないので、誰かに言われるまでわからないが。

身体に互いの体液が思った以上に掛かっていて驚くが、身体を拭いた頃には眠気がきていた。
次の日の朝は自力で立てなくて、2人での散策は延期になったかもしれない*]

 だってその通りだからな。
 なぁに……その頃にはオレたちは未だ40くらいだ。
 子が子を産み孫が出来るのもそれくらいだろう。
 もっと早くても構わないが。


[物欲しそうに揺れる尻肉の圧を受けるが、ダメ、とばかりに上から下腹で抑えつける。
抑えつけながらも蜜口では本当に小刻みに僅かずつ出し入れするのみで先の情事で覚えているであろう大きさが訪れることはない]


 マンユゥがな。
 安心して産み育てられるようにするとも。


[振り向き不思議そうに見つめてくる瞳に。
夏のような爽やかな笑みを向ける。
表情は夏であるがしていることはと言えばさて、いつの季節だろうか。
腰を回し入り口を圧し拡げるように動かし。
身を乗り出せば唇を重ね合う。

 それは軽い口づけである。
求める深さも熱も足りることはない。
頬には濃厚にキスをして耳元でそっと囁いた]

 
 ……ん、ぅんッ……?


[意識すれば。
気軽に頷くシャオロンに気取られて、一緒に頷いてしまう。
元より月経時に意識して血を出すことなどはない。
躊躇っていれば、今し方力んで零れた精液がしとりと床に滴り落ちた。

シャオロンが目安にと取り出したのは、レイも使ったことのある美容用具。
それを、……――入れる?]


 ふぇ、ぇえっ……!?


[肌に滑らせるようにして使ったことはあるが、入れるというのは一体。
あわあわと狼狽えていれば、シャオロンが石を舐める仕草が酷く淫靡に見えて、ぞくりと肌が粟立った。]

[卵型の石を持った手が股に伸びて、膣口に当てられる。] 


 しゃ、しゃお……ッ……
 ……ぁッ、うそっ……、

 そんなの、はいらなッ……、
 ……ふぁ、ぁッ……ぁぁぁッ……んぅ……


[丸まった形は引っかかりもなく、つぷんと蜜の滑りを借りて膣口にすっぽりと納まった。
胎内に異物が入る感覚、浅瀬でしっかりと形を主張する石に涙が浮かぶ。]


 ぁッ……、はいっ、てるぅ……
 ……やぁっ、しゃおッ……と、ってぇっ……


[自身で指を入れて取るという想定は思いつかない。
もじ、と腰を揺らせば、より中にある異物が存在を訴えた。]

[ふ、ふ、と乱れた息が零れる。
意地悪な声が自分で出すようにと促すようで。
うう……と、身悶えるようにして小さく唸った。

細く長い吐息を吐き出して、また下腹に力を込める。
力を篭めれば、卵が膀胱を圧迫してきゅんと疼いた。]


 ……ぁうッ……ん、んんッ……
 はぁぁッ……、らめぇっ、……


[ぶる、と尿意の前兆を感じてきゅう、と股を塞ぐ。
浅瀬に埋まっていた卵がより奥深くに入り込んで、震え上がった。
塞げばもちろん、中に残ったままの精液も、中で主張する卵も出すことは出来ない。

一度、意識してしまった尿意は頭から離れなくて。
じわじわと放出を訴えるように、下腹に意識が集まっていく。]

[順当に子が出来、子が子を為せば20年後程か。
随分先の話のような、そうでもないような。
いまいちまだ想像ができないのが現状ではある。

その間にももぞもぞと揺れる尻を
叱る様に上から押さえつけられ、小さく呻いた。]

う、うん………
それは、ありがたい、けど………
はぁぁ………

[振り返ればとても爽やかな笑みがあって、
何となく言葉に詰まってしまう。

入口を浅く擦り付ける雄は
けしてその先に入ってくることはない。
軽く触れるだけの口付けももどかしいばかりで。]

(はぅぅぅ…………んんんっ………ま、まだ…かな……?
 は、はやくぅ……っ…♡ はやくいれてぇ……♡
 さっきみたいにおまんこしてぇ……っ♡)



[その熱でたっぷりと奥を可愛がってほしい。
焦れた膣肉を擦りあげてほしくて堪らない。
寸止めを喰らっている女性器は
切なげにヒクヒク震えて先端に吸い付き
尻尾が媚びてねだるように勝手に揺れてしまう。]

 でも、少しだけ聞こえたから少しだけ。


[ぐぷり、と逸物の先端が先よりも少しだけ。
きっと思っているよりも全然足りない程度に蜜口を拡げる。
拡げただけだ。
至極浅いところをカリの高さ未満で不満が残るように可愛がる]


 もっと、欲しい?


[揺れる尻尾に触れ微弱な魔力を流していく。
朝露が葉から落ちる程度の勢いのそれもまた不足。

 欲しければどうすればよいのか。
わかるだろうと耳元で問いかけ耳朶を咥えた*]


ぅぅぅ……

[上から甘く意地悪な声がかえってきて
不満そうに小さく呻いた。
もごもごと口籠りながら小さく欲を口にしたものの、
我が旦那様の及第点には至らなかったらしい。]

……な、っ……!
も、じゃやーとぉ……っ
そ、そんなの、大声で言えないよぉ……


[大きな声で、なんて。
こちらが恥ずかしがっているのを
分かっていてわざと焦らすような口ぶり。
小さく笑う声に、恨めしそうにじとっと彼を睨み。]


はぁぁっ………!

[ほんの少し、彼が腰を進めて。
微弱な刺激に無意識に期待で背が震えた。

けれど当然中を埋めるには全然足りず
きゅうきゅうと虚しく膣が空白を締め付ける。
カリが入りきるか切らないか、くらいの所を
くぽくぽと浅く可愛がられ、
どうしようもない疼きばかりが募っていく。]


……ほ、欲しいぃ………♡

ぁぅぅぅ…………はぁあぁ……
じゃや、とぉぉ……、は、早くぅ、
……もっと、きてぇ…♡



[問いかけにこくこくと何度も首を縦に振れば
今度こそ与えて貰えるかと思ったのに。

尾に流れる魔力もさざ波程度のもどかしいもの。
何とか先端を咥え込もうと浅ましく腰をくねらせ、
誘うように尻を振っても
彼がそれ以上を与えてくれることはない。]


ひゃぁっ……!
あぅぅぅ、なんでぇ、なんでぇ……っ
んんんっ♡

[抗議の声は、途中で喘ぎに変わった。
耳朶を食む感触はまるで甘い仕置きじみていて
奥からどろりとまた蜜が溢れる。

このままでは興奮でおかしくなってしまいそうで
弾かれたように口をついた。]

[大声で言うことが恥ずかしいのは重々に承知をしている。
そうして恥ずかしがってくれているところが大変可愛らしいとも思っており恨めしそうな視線を受けても目元へと口づけで返すばかり。

 判っていても聞きたい。
焦らしてまでも恥ずかしがって欲しい。

 耳に届く幾度ものおねだりが滲みいる。
早く奥までも突き入れたくて逸物が昂って仕方がない。

 しとどにカリを濡らしてくれる愛蜜が焦らしている効果を示してくれていて――]

 ほら、いれてしまうぞ?
 一息にな、奥に、届けてやろう。


[腰に手を触れ固定するとジャヤートは逸物を一息に奥まで押し入れた。
散々に濡れそぼった蜜洞は抵抗も薄く、奥底の子宮口付近の媚肉に達するとそこを押し上げる。

 奥まで突き入れれば腰をゆるゆると抜き、再び一息に押し込んでは背中側の媚肉を大層可愛がりながらずっと欲していた奥へと動きを止めることなく押し迫る。

 尻肉にジャヤートの腰が当たると尻鼓が響き、小気味のよい音が室内に響いていく*]


んっ、ふぅぅ……っ♡

[言えたご褒美と言わんばかりに
深い口付けが交わされる。

濡れた舌が絡み合う感触すら
焦れ昂った体には毒で
ぞくぞくと肌を泡立たせる。]

ッ、はぁああぁぁぁんっ!!!!


[ぞりぞりと雁首が柔らかい肉襞を擦り
奥まで一息に貫かれる感覚に甲高い声を上げた。
背を逸らし、顔と尻だけを上げた形で
ぴんと上に立った尾をぶんぶんと揺らす。

どうやら挿入された衝撃だけで
軽く達してしまったらしく、
きゅーーーーっと中が強く締まる。]

[余韻に浸る間もなくピストンが開始される。
肉の感触を味わうようにゆっくりと引き抜かれ、
また奥までずっぽりと埋められて。
ぱん、ぱんと肉の打ち付け合う音と共に
子宮口がごちゅごちゅと押し上げられる。]

ああっ♡ぁぁぁっ♡
あっあぁっ♡それぇっ♡
それほしかったのぉぉっ♡♡

はーーーーっ♡はーーーーっ♡
んぁぁぁ…っやらぁぁ、きもちぃぃぃ♡
あ あ じゃや、と…らめぇっ
またっ♡またいっちゃうぅっ……!!


[恥ずかしがっていた声量を抑える余裕はなく
焦らされた後でたっぷりときもちいいところを
可愛がってもらえる快楽に
すっかり理性が飛んでしまっていた。

だらしなく上下の口から涎を垂らし、
めろめろと蕩けて善がり続ける。**]

[レイにとっては予想外の行動だっただろう。
小龍が何をしようとしているのかを理解したら、驚きの声が風呂場に響いた。
青ざめて恐怖に震えるならば、そこを無理強いするつもりもなかったけれど、様子見でそれを舐める様を見せつければ、彼女は淫蕩な表情を浮かべて此方を見ていた。]


 俺のよりこっちのが太いって?
 大丈夫、奥までは入れねーし、卵の尻んとこに指ひっかける穴ついてるから、いざとなったら引っ張れる。


[思い付きで彼女の身体を傷つける訳にはいかない。
天然物の軽石と違って粘膜を擦るざらざらはないし、今告げたように下から引っ張れるような構造になっているのを確かめた上で挿入した。
そしてその上で]


 ちょっとがんばってみろよ。
 手伝うから。


[下腹を上から押すだけで、膣の方には手を貸さない。
自分で引っ張り出すという選択肢を持たずに懇願する様にひどく興奮して、整った筈の息が荒くなる。

[少し力を入れたレイは泣きそうな舌足らずな声で「だめ」と震えた。
泣き顔も可愛いけれど、被虐趣味はない(筈)ので、とってやるかと肩に腕を回して支えたら。]



 ……。



 ………………―――――っ、

[卵と彼を比較する声に咄嗟に首を振った。]


 ……ちがっ、……!

 ……しゃおの、ばかぁっ……
 そんな、ことっ……いってな、……いぃっ……


[比較にならないことぐらい知っている。
大きさも、熱さも。
多少苦しさを感じても彼の方がよっぽどいい。

丸みを帯びたつるつるとした石は、ぬぷ、と音を立てて中へと沈んでいく。
尿意に逼迫していることを知らないシャオロンが、素知らぬ顔で応援するから、うう、と瞼を伏せて、少しだけ力を込めた。]


 ふっ、ふぅっ、……ぁんッ……、
 ……ひぁんっ、らめぇっ……、

 おしちゃっ、……や、らぁっ……


[下腹を押されて、膀胱が限界を訴える。
ふるふると幾度も首を振って、むずがるように抵抗した。]

[肩を引き寄せる腕にしなだれ掛かり、
首筋に熱い吐息を吹きかける。
少しでも動くと、零してしまいそうで瞳に涙が溜まる。]


 はぁーっ、はぁーっ、……あぅっ……、

 も、……らめっ……、
 ……がまん、できにゃ………


[すりと顎先に額を擦り寄せて、懇願するのに。
シャオロンの口から出た答えは、尿意を促すもので。]

 ふふ、マンユゥは気持ち良いのがすぐわかるな。
 尻尾が嬉しそうに揺れているぞ。


[マンユゥの桃尻に腰を打ち付ける音は好い。
蜜洞の中はすっかりとジャヤートの逸物に慣れたのか気持ちよく締め付けてくれている。
突けば突く程に嬉しそうに揺れる尻尾を片手で掴むと指先をその根本へと辿りゆく。
生え際に触れると最も敏感なそこへと魔力を流し込んでいく]

 オレも気持ちいいぞ。
 だから安心して沢山イってしまえ。


[三度目ともなれば男も達するに時間がかかるもの。
さしものジャヤートもすぐに達せるべくもなくマンユゥが達するに際しきつく締め付けてくれる媚肉の感触を味わいながら、達したばかりの蜜洞に猛る逸物を擦り付けては飛んでしまった理性が着陸できぬようにしてしまう。

 背筋に浮かぶ汗を唇で啜り、腰に触れていた手を前へと回す。
恥丘を越え薄い下生えを掻き分けるとその先で陰に隠れている女花の芽に指先で触れる。
そこも痛い程に充血し膨らんでいるようで、皮を捏ねてやれば比較的容易に剥き出してしまえる。
剥き出しとなった無防備な淫豆を愛蜜に塗れた指先で優しく捏ねてやれば下半身で感じられる快楽の大部分が一度に押し寄せようというものだろう]

 まん、ゆう、欲しいときはな。
 ちゃんと言うんだぞ?


[理性を喪失する程に愛する情事はジャヤートの逸物を噴火直前までに仕上げきっている。
荒くなる呼吸を落ち着ける暇を少しだけ。
一番奥に穿ち入れ腰を回して奥まった媚肉の壁を押し広げながら耳元に囁いた言葉は届いていただろうか。*]


 そーゆーことじゃねーの?
 俺のよりは小さいし、 ……ほら。


[つぷ、と卵は難なく入るのだが、彼女が言いたかったのは違うらしい。
認識の違いを擦り合わせるには、彼女の方に余裕がないので出来ないだろう。]


 ……うーん、「ばか」って言うのまで可愛いとかどーなってんのおまえ。


[非難は別の意味で小龍にダメージを与える。
本来の意味では全くダメージとならなかったので、制止を受けようが下腹を押す手は止まらなかった。
押した方が力が入ると思っているのだ。]

[レイの熱い息がかかる。
風呂場はまだ蒸気で温かいのに、それ以上に彼女の息は熱い。
ぶるりと震えた小龍の股の間で熱源が少し芯を持った。

我慢している姿も最高にそそるが、それを解放した彼女を早く見たい。
密着していれば早くなる鼓動に彼女も気づいているだろう。

紅玉を磨く数秒で、その瞬間は訪れた。]


 さっき水も酒も飲んでたからな、まー、溜まってるよな。
 
……おもらし、気持ち良かった?



[蒸気に乗って周囲に臭気が立ち上る。
それを不快と思わないどころか興奮している己がいた。
この場で出すのは漏らすのとは違うと定義しておきながら、「お漏らし」という単語で彼女を煽る。

床が滑りやすいのは危ないので、彼女を片手で支えながらその場に湯を流した。
可愛かった、と囁いた声は彼女に届いたか。*]

 
 ぁんっ……、ぁぅっ……
 ……おさない、でぇっ……


[シャオロンが指で押すと、ぬるりと卵が滑る。
出せというのに、より奥に押し込まれては話が違う。

涙を浮かべて訴えるのに、非難の声は返って彼を煽ってしまっただけで、下腹を押されば、にゅるんと胎内で卵が動く。]


 はぁっ、ぅんんっ……、


[彼の力を借りて、少しだけ卵が入り口から顔を出したけれど、決定打にならず再び奥に滑り込んだ。]

[秘裂から溢れた精液と尿が床で混じり合う。
尿を出し切った解放感にくったりと身を委ねていれば、意地悪な声が耳朶に響いて。]


 ……はぁっ、はぁっ……、
 やっ、……しゃおの、ばかぁっ……、

 だめって、いったのにっ……
 ……もぉ……、


[耳朶まで赤くして、とん、と胸を小突いた。
責めるような言葉を選んでも、表情は快楽に蕩けているから効力はあまりないだろう。
粗相をしたのに、可愛かったと囁かれれば怒るにも怒れず。
うう……と、小さく唸るだけになってしまう。]

[膣口にはまだ卵が入っていて違和感を訴える。
下肢を撫でる手に、すり、と内股を寄せて、]


 ……も、これも、ぬいてぇっ……、


[甘えるように身体を擦り付けて、訴えた。*]


や、んんんっ……!!!!
言わない、でぇぇ、ん゛あぁぁ!!
やらぁ、それやらぁ、きもちいいのぉ♡♡♡

[根本に走る強い刺激に、
びぐん、と尻尾が痙攣した。

何度も何度も悦い所に擦り付けられて
膣から快楽を逃したいのに
それを彼が許してくれない。

どこか遠くにトんでしまいそうで
無我夢中でぎゅうっとシーツを強く掴んだ。]


あーーーっ♡あ゛ーーーっ♡あ゛ーーーっ♡
んんあぁあぁぁ♡らめ♡おまめりゃめぇぇっ♡♡
も♡ふぁぁぁっ♡こわれちゃ、ぁぁ゛ぁぁ゛!!!


ひ、ぐぅぅぅ、〜〜〜〜〜〜っっっ♡♡♡



[同時に充血した秘豆を剥かれ、
ぬるついた指先で優しく弾かれて
びりびりと電流じみた痺れが走る。

押し寄せる強い快感の波に
いやいやをするように髪を振り乱しながら
呂律の回らない声で殆ど絶叫し。

ぷしっ、と勢いよく愛液をしぶかせ再び絶頂に至る。]

[彼女を支えていると、下肢の状態は見えない。
卵が今どのあたりまで入ってしまったのかも。
あまりに奥まで進めば指は引っかからず、その場合火かき棒を出動しないといけなくなってしまうだろう。
それは流石に衛生的に避けたい。

彼女は息を詰めて力を入れようとしているが、どうにも集中できないようだった。
それが尿意を我慢していたからだというのは訴えられてから知ったが。]

[小龍は軽く支えているだけである。
拘束していた訳でもないのに、レイは逃げるどころか小龍に凭れ掛かり、放尿を始めた。
こうなっては、見ないでという言葉にも説得力はない。
目を細めて一部始終を視界に収めた。]


 ははは。
 あの量が腹ん中にあったんなら、俺が押さえるまでもなかった気もするけどなー。


[紅い顔で責められるが、「ばか」はむしろ興奮してしまうというのは先程も経験済。
勢い失った彼女の唇に、ちゅ、とくちづけた。]


 やっぱり自分じゃ無理そうか?
 じゃあ、指で引っ張るから、レイも協力して。
 息吸って、吐く時に引くからな?


[これ以上は意地悪が過ぎるか。
再び卵を抜くように請われたなら、今度はきちんと蜜口まで指を伸ばした。
ぷちゅ、といれただけの位置からは、今の間に少し奥に入ってしまったようで、指をいれる為の穴を少し探してしまう。]


 えーっと……
 おっ、これか? ……よしよし、
 じゃあいくぞ。
 吸って〜吐いて!


[見たことなど一度もないのに、図らずも産婆のような声かけになった。
彼女が力むに合わせ、鉤型に曲げた指で引っ掻けた卵をずるりと外に引き出す。*]

[笑い飛ばされて、むぅと頬が膨れ上がる。
悪びれない姿にぺちぺちと胸元を弱く叩いたけれど、ちゅ、と音を立ててキスを与えられたなら、強くも出れない。
簡単に機嫌を取られてしまう辺り、もうシャオロンに溺れ始めている。]


 ……ううっ、……

 
これから、おしっこするときに、
 ……思い出しちゃう……



[生理的な行為に快感を覚えてしまったのはシャオロンのせいだ。
尿意を覚える度に、今回のことを思い出して甘く身体が震えるようになれば、無意識にシャオロンを求めてしまうようになってしまうのに。]

[卵を抜くように懇願すれば、協力してくれるという。
シャオロンでも掻き出すことは出来ないらしい。]


 はぅぅ……、うん……、
 息、吐けばいいの……?

 ……ッん、わかった……


[蜜口に指先が触れて、ぴくんと反応してしまう。
小さく卑猥な音が響き、指が探るように蠢いて秘孔に入り込めば、入り口が期待するようにひくついた。]

 
 ……んっ、ふぅっ……、
 ……ぅぅっ、……ぁ、は、ぁぁぁッ……、


[掛け声と共に息を吸い込んで、息を吐き出すと共にぎゅうっと下腹に力を入れる。]

[ぬるりと内壁を滑って卵が蠢く。
ンンッ、と息を詰めて力めば、じわじわと卵が膣口から顔を見せた。
酷くいやらしく見える光景に、ふる、と長い睫毛が震える。]


 ……は、ぁぁッ……ん、
 ンッ、んんッ……〜〜〜ッ……!


[外から引き出される力も借りて、たっぷりと蜜を含んだ卵がぬぷんっと、一番太い箇所を越えて外に飛び出して。
カツンッ、と音を立てて床に落ちた。*]

 あー、やば。
 それ……すっごい興奮する。


[舌足らずな言葉遣いも意味を為していない甘い声色もジャヤートの雄としての本能を擽る中で噴き出した愛蜜が股座に掛かるとそれに言いようもない興奮を覚えていた。
海を思い出す潮噴き加減に逸物を受け入れてくれるマンユゥは母なる海の如しとも言える]


 うん、ちゃんと言って。
 オレもちゃあんと――。

  一番奥で、子胤を注ぎ込むからさ。


[譫言のような声は是の応えである。
痙攣する身体を抱きしめるために強い刺激を伝えた尾と秘豆から手を離すとマンユゥの身体を後ろから抱きしめた。
後ろから抱きしめながら乳首を捏ねては強めに摘まみながら小気味の好いリズムで子宮口に鈴口を幾度もなく押し付け、押し付けては貪るような口づけを交わさせる。

 子宮口も慣れてきたのかジャヤートの鈴口に吸い付いてくれるかのようでそれはマンユゥが全て胎に飲み込んでくれると言っているかのように感じられた]

[交わる時間は如何ほどか。
欲しいと言う言葉が届くまでの間に溜め込んだ子胤は装填済で、逸物も今や今かと膨張しきりである。]


 ふっ――ぁー……そろそろ、限界だ。
 まんゆぅ、出、、るっ!


[只管に求めたジャヤートは全身汗だくであり、滴る汗が抱きつき触れ合う肌の間で混ざり合う。
出すと告げれば身体も腰もマンユゥに押し付け逃れる術なく種付けを施す体勢となり精濁を存分に注ぎ込んでいく。
三度目ではあるが興奮がスパイスとなっているのか逸物の奮えはなかなか収まることはなかった。
全てを吐き出すまで、ジャヤートはマンユゥを抱きしめ続ける。

 流石に少しばかり休憩を挟もうか。
心地好い疲労を感じながら頬へと口づけを落とした*]



 そりゃ大変だ。
 俺がすぐハメてやらなきゃな。


[排泄と性行為を結び付けてしまったという罪深さに責任を感じない訳ではない。
だから、彼女が便所で性欲を催したらすぐに其方を解消する役目を担うのは当然だと力強く言う。]


 ああでも仕事で不在の時はどうしようか。
 考えとかねーとなー。


[なんて。
彼女が小龍の帰りを待ちながら自慰をするのではないかと想像して口端を上げた。]

[埋めた時よりも奥に進んだ卵に指を引っ掛ける。
大きなものではないから側面から掻き出すこともできるかもしれないが、表面はつるつるしているから、一歩間違って滑らせてしまえば指が届かないところまで沈んでいきそうだし、内部を傷つけかねないからより安全な方法を取ることにした。

……決して彼女が力んで「卵を産む」様を見たかったから選んだ訳ではない。
(見たかったのは事実だが)。]

[彼女が力むに合わせ、卵を引っ張る。
媚肉が左右に拡がって、中から白い卵が顔を出した。
もう少し、と声をかけ、卵を指人形のように人差指に刺しながら内部でぐるりと回す。

最後は一気に抵抗がなくなり、勢い余って指からすっぽ抜けた卵が床に跳ねた。
後を追うように、拡がった膣から濁った液体がぼたぼたと落ちる。
精液だけにしては薄いから、彼女の分泌液も混ざっているのだろう。]


 がんばったな?えらいえらい。


[出産後、、、の妻を気遣って濡れた額にくちづける。
卵が離れた指は、再び膣内に戻って残滓を掻き出した。
作業のようでいて、時折彼女が勢いよく放尿するスイッチとなった秘芽もぐりぐりと押し。*]

[大変だという割に顔が全然大変じゃない!]
 
 
ハメっ……!?


 もぉっ、……ほんとうに困るのにぃ……、
 しゃおの、いじわる……


[尿意を催す度に毎回彼を思い出していれば、身体が持たないというのに。
それでも、少しどきどきして頬を染めてしまう辺り、彼の全部を否定できない。
まだまぐわいを覚えたばかりなのに、すごく淫らな身体にされたような気がして、眉尻を下げた。]

[卵が抜け落ちた秘孔は、こぷ、と蜜と残滓を溢れさせ、床に新たな水たまりを作る。
はぁ、はぁ、と乱れた呼吸を整えるように胸を喘がせ、額にくちづけが落とされたら片目を眇めて受け止めて。]

 
 ひぁッ、やぁッ……、んん、
 らめっ、さわったら……、

 また、おしっこ、でちゃう……っ!


[敏感になった秘芽を強く擦られて身悶える。
再び襲い来る尿意のような感覚に、いやいやと首を振って抗って、ぎゅうっとシャオロン腕に縋り付いた。*]
 



 俺は困んないし嬉しい。


[しれっと言って笑う。

彼女も叱りながら想像した光景が嫌悪するものではなかったのだろうことが、表情から伺えた。]


 また?
 さっきいっぱい出たし、大丈夫じゃねーかな。
 イきそうってことじゃねーの。


[女体のことは小龍にはわからない。
だが先程盛大に排尿したのだから、絶頂の感覚と混同しているのではないかと愛撫を続けた。
掻き出し作業を放っておいて秘芽だけを愛してしまうのは、そこの方が反応が良いからで。]

[笑う姿に胸がきゅうっとなる。
笑うと童顔の顔が更に幼く見えるのに、今は少しだけ意地悪に口角が上がっている。
そんな違う表情を見る度に、また一つ好きになっていくから。
嬉しいと言われたら、つい許してしまう。]


 ひぁ、ぅッ……、んんッ……、
 イキ、そう……?

 ぁッ、っく、ぅんッ……、
 ……ふ、ゃッ…ぁッ、ぁぁぁッ……んんぅッ…

 はうッ、ぐりぐりするの、やぁぁんッ……


[刺激された淫芽は紅く膨らんで、ぷっくりと立ち上がる。
指で刺激されれば形を変えて、剥けた先端が爪に当たればビリッと痺れるような感覚が走り抜けた。
下肢に熱が溜まる。
放尿するときと同じような感覚がじわじわとまた襲ってきて、恥核がピンっと張り詰める。]


ん゛っ ぁ゛ぁあ゛っ♡
おくぅぅ♡おくすきぃっ♡あ゛ぁぁぁあ゛♡
あっぁぁ、おっきいのっ♡
ごちゅごちゅって、あたってるのぉぉ♡
ずっといってるっ♡じゃや、とぉっっ♡

[ぎゅうっと後ろから強く抱きしめられれば
その分ぐぐっと奥を押し上げられる。

隙間なく密着した先端で
ぶちゅぶちゅと貪るように熱く口付けられ
堪らなくなって夢中で腰を振りたくった。

きゅううっと乳首を捏ね繰り回されながら
膣襞を自ら竿全体に擦り付け、
自分を孕ませんとする雄に媚びる。]

[ぱちゅぱちゅと肉を打ち付ける音を響かせながら
中を穿つ雄がはち切れそうな程膨張する。
朦朧とする意識の中でも限界を感じ取り]

じゃや……とぉ、ちょうらいっっ♡
いちばんっ♡おくにぃっ♡じゃやーとのせーしっ♡
いっぱいだしてぇぇっ♡♡♡

あっあっあっ、
ぁぁ゛あぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜♡♡♡


[叫んだのと、自分がまた達したのと、
彼が中で果てたのはほぼ同じくらいだったろう。

咥え込んだ彼の精を搾り取ろうと中が強く収縮する。
びくびくと全身を痙攣させながら
四つ這いの体勢で長い射精を味わっていた。]


は、…… は……♡
ふ、にゃぁぁぁ………♡
ひもち、よかっらぁぁあ………♡♡♡

[彼が精を出しきって程なく
くてん、と上体の力が抜ける。

抱きしめてくれる体の温かさを感じながら
すっかりドロドロに蕩けきった表情で
尻だけをあげてつっぷし、
満足そうにゆらゆらと尾を揺らしていた。**]

[長い吐精を終え力が抜けたマンユゥを後ろから抱きしめていると尻尾がゆらゆら揺れている。
本当に不思議なものだとやわやわと握りながら肌ざわりを味わう。

 孕まさんと尽くした後特有の満足のいく気だるさの中でジャヤートは伏せたマンユゥの横で身体を横たえ、横から抱きしめながら尻や乳、尻尾を愛でていた。
いくら触っても飽きることはないし無限に触っていたい感触である]


 すっごい気持ちよかったな……。
 マンユゥはこんなに可愛くて愛おしいのに。
 それでいてこんなに気持ち良くなれるなんて。


[なんて最高の嫁なのだろう。
挙げたままの尻をそのままに撫でているとごぽりと溢れ出してくる子胤が太腿を白に染める。
その何とも卑猥な光景に股間がジンと疼くのを感じていた。
連続でヤりすぎて痙攣しており少しばかり休憩が必要そうである]

[差し込んだ指は、初めていれた時は侵入を拒むかのような締め付けだったのに、そこが男と交わる場所だと教えられた後はむしろ歓迎するようにしゃぶる動きを見せる。
少し動かせばちゃぷちゃぷと卑猥な水音が立ち、床に新たな水滴を散らした。
内部に留まっていた精液だけではないことは、色で明らかだ。]


 いいよ、イけよ。
 前もナカも両方愛してやるから……!


[ひとりでに腰を振る様がいやらしい。
縋りつく身体に角度を取り戻した剛直が堅さを伝えた。
もう何度も達しているので、精を零すまでには至らない。

支える手に力を込めて、秘部を愛す手は力を入れ過ぎないように震わせて絶頂を促した。*]

[シャオロンが指を動かす度に、いやらしい音が響く。
蠢く指に合わせるように腰を揺らして、自らも絶頂を迎えるように。
縋り付けば、彼自身も硬さを取り戻していて、彼も興奮しているのだと分かれば、ぶるっと小さく身震いが起こった。

先を促す声に、こくこくと何度も頷いて。]


 んゃぁぁ、イくッ……イっちゃう……ッ!
 ……イッ、……っぁぁぁぁんッ、
〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!



[ぎゅううっと縋る腕に力が籠もる。
首を仰け反らせ、腰はがくがくとひとりでに揺れて、秘裂からは尿とは違う透明な液体が、ぷしゃ、と噴き出した。]

[透明な飛沫は断続的に溢れ、シャオロンの指を濡らす。]


 ……ぁッ、…ぁぁ、んッ……


[仰け反っていた腰が次第に落ちていき、くたりと力を失くす。
絶頂の余韻は今もまだ身体の中を這い回ったまま、縋っていた手がずるりと落ちていった。*]

[レイの身体が跳ねた、と思った瞬間、押し当てていた指を押しのけるようにして水流が噴き上げる。
放尿にしては飛沫に色はなく、生暖かさよりも手触りの方が印象的な液体だった。

ぷしゃ、と噴いて飛び散る様はむしろ射精に近い様相で。
――実のところ、小龍も見たことがなかったもので、思わず指の動きを止めてしまった。

気を遣り激しく痙攣し仰け反るレイが足を滑らせてしまわないように、しっかりと支えて一部始終を見守る。
触れている剛直からは、彼女の膣内を恋しがる先走りがとろとろと零れて彼女の脚を汚した。]



 ……まだビクビクしてる。
 俺のはもう掻き出せたけど、どろどろになっちゃったな?


[くたりと力を失った彼女を片手で抱き上げて、空いた手で背を撫でる。
意識はあるだろうか。
様子を見るのも兼ねて話しかけた。

汚れを落としてやりたいのはやまやまだが、激しく達した後に揺らすと気分が悪くなるかもしれないので、暫くはじっとしているつもりだ。
密着していれば堅いものが当たるかもしれないが気にしないでほしい。*]

[達して暫くは放心したように、呼吸を紡ぐだけでいっぱいで。
シャオロンに身体を預けきって、肩を幾度も上下させていた。勢いよく飛び散ったものが足元を汚して、まだ内壁が痙攣するようにぴくぴくと動く。]


 はぁーっ、……はぁーっ……、ぁっ……
 ……イ、っちゃった……


[ほつりと呟きを零して。
とろりと蕩けた瞳はまだ快楽に濡れている。]

[背を撫でられる手にまた小さく震えてしまう。
力の抜けた身体を委ねながら、
どこかぽうっとした様子でこくりと頷けば、]


 ん、……また、よごしちゃった……けど、
 ……どろどろ、とけて……

 ……きもち、よかったぁ……


[ほう、と色づいた溜め息を零して、ぴとりと肌を寄せた。
身体を密着させていれば、彼の昂りがとろりと白い粘りを零して、脚元に絡みついている。]


 ……んっ、……しゃお、のも、……、
 ……あたって……、
 
 ……とろ、って、してる……


[脚についた粘りを指先で掬って、見下ろして。
指を口元に当てれば、ぺろりと舌を伸ばしてそれを舐め上げた。]

はぁ...... はぁ......♡

[肩で荒く息をしながら、
ずるずると尻が崩れ落ちる。
果てた男根が引き抜かれ、
多量の白濁がどろりとシーツを汚した。]

ん、はぁぁ......ぅん、しあわせぇぇ......
まだ、なか、......
じぃんってしてる......みたい......♡

[汗ばんだ肌をゆるゆると撫でる手のひらが心地よい。
事後特有の倦怠感と、
長く尾を引く多幸感に身を委ねながら、
彼の方に顔だけを向ける。]


 
   おはよう、シャーレン。

        …………体調はどうだ?


[ これから先の未来、何が起こるか分からない。
  けれども、朝日を彼女と浴びることができれば
  ひとつまた幸せが生まれたと思う。

  お互いを初めて求めた次の日、
  コンは体を起こせそうにない彼女の髪を
  優しく撫でて頑張った彼女を労った。
  彼女が動かないといえば、
  何か食事を作るか、果物を持ってくると告げ
  一旦台所に向かい準備を済ませて
  寝ているはずの彼女の元へ戻った。     ]







   ……………………湯浴み、一緒にするか?
   ひとりで動けないだろうから
   選択肢はひとつだと思うがな。


[ くすっと笑いながら、それを提案して
  彼女の様子を見てみた。
  2人で散策に行けないとしても、
  2人でやれることは家の中でも沢山ある。

  風呂場は広いものがいいとコンが希望していた。
  2人でゆったり、3人以上でもある程度。
  家族風呂というものとして考えてもいい。

  とはいえ、風呂場でゆっくり出来るとは言ってない。
  彼女の頭から足先までコンが丁寧に洗うし
  彼女のことをまた深く愛してしまうだろう。
  加減はするけれど、寝具とは違う楽しみを
  ひとつずつ教えてあげたいと思っている。    ]







[ 落ち着いてから、果樹園を探しに
  2人で散歩に行って、生活を始めるだろう。
  愛の溢れる、止まることの知らない
  子供たちがいても呆れられるような
  そんな生活でありたい。       ]*





[荒く吐く息も色めいて、これでは喘いでいるのと変わらないじゃないか、と思った。
どこか焦点が合っていないように瞳は蕩け、快楽の波のさなかに漂っているようだ。
薄い下腹がぴくぴくと動いて、内壁の痙攣を伝える。
そこで搾られる感覚を思い出し、下肢が疼いた。]


 ん、すっげー気持ちよさそうだった。
 初めてでこんだけ感じてたら、俺のカタチを覚えたら、どーなっちゃうんだろうな?
 ……レイは覚えが良いからもう完璧かな。


[カタチ、と言いながら態と熱源を押し付ければ、先端に滲む液体で彼女の脚がてらりと光った。
そこにレイの指が伸び、滑る。
緩慢にも見える動作があまりにいやらしくて、何をしようとしているのかわかっているのに止めることも出来ないまま見惚れていた。]

 
 ここに座ると冷たいから、一度部屋に戻ろうか。


[囁いた小悪魔の唇に吸い付いて、食前酒のように唾液を彼女の咥内に残す。
抱き上げて風呂場から出て、二人の身体を雑に拭いたら部屋まで戻った。
多少水滴が残っていても構わない。
どうせ既に敷布は汚れているし、明日は洗濯を頑張ろう。

寝台の上に座って胡坐をかいた。
又坐には移動中少し芯を失った男根が重力に逆らって頭を擡げている。]


 レイ。


[頭を撫でた。
「子作りの為にはそんなことをする必要はない」なんて教えない小龍は悪い旦那だろうか。*]

 少し休んだらまた風呂に行こうか。
 えっちもだがヴィス族の、マンユゥの故郷のこと。
 それをもっといっぱい教えて欲しい。


[今日知り合ったばかりの二人である。
これまで過ごしてきた20年の歳月の物語は一夜で語れるものではないだろう]


 うちはな、女の着る衣装はもっと薄手なんだ。
 水着と言ってな。
 海を泳ぐときに着用するものだ。
 マンユゥにも着て欲しいな。


[やわ、やわ。
抱きしめている手が乳房を柔らかく触れていく。
どこを触っても柔らかい。
此処が天国なのかもしれないと感じながらジャヤートはどこかしら嬉しそうに抱きついた**]

 
 ……ん、しゃおのカタチ……、
 おぼえたら、もっと、きもちいい?


[覚えがいいと褒められたら、はにかむように笑う。
肩口に頭を寄せるのは、甘える仕草。
肌を撫でる手が心地好くて、もっと撫でて欲しくなる。
掌に懐くように肌を擦り寄せた。]


 ……ぁ、ッ……、ん……


[先走りを零した剛直が、脚に擦れて肌を汚す。
身体の中に押し入られた熱さを思い出して、こくりと喉が鳴って。]

[答えの代わりには唇が降りてくる。
唾液を濃密に交わし合った後、彼に運ばれて寝室まで戻った。
二人の軌跡を残すように、ところどころに水滴が廊下に残っているのを、彼の背中越しに見送って。

寝台に降ろされて、彼の正面にぺたりと足を外側に折り曲げて座り込む。
胡座を掻いた彼の中心には昂りが擡げていた。

名前を呼ばれて、頭を撫でられて。
猫が喉を鳴らすように、掌に擦り寄った。

身体を折り曲げて、彼の脚元に顔を寄せる。
手で支えるようにして、彼の逸物に触れて。
指を愛撫したように、舌先でちろ、と舐め上げる。]


 ん、……ちゅ、……んん、
 ……ん、ん……、ぅっ、……

 は、……んむっ、……


[先端から裏筋を通って、根本へ。
反対に根本から先端へ、つうと舌を這わせて。
亀頭にまでたどり着くと、ぱくりと口に含んだ。*]


……ん、そーだね……
わたしもリル族のこと、いっぱい知りたいし…
ヴィス族のことも、たくさん知ってほしい。


[こうして契を交わし、心を寄せ合っても
リルとヴィスとして離れて過ごしてきた歳月は長い。

きっとこれからお互いに長い時間をかけて
それを埋めていくのだろうし
そうしていきたいと思った。

―――彼と、新しい家族として。]


そう……?なんだ……??
海に入る時専用の服があるんだね…??
ヴィスでは水浴びの習慣ないからなあ。
それこそ周りに川や泉くらいしかないし…

うん、いいよぉ。
リルの衣装もちょっと着てみたいし…… んっ

[薄手の服、と言われて
脳裏にぼんやりと軽装が浮かぶ。
まさか裸同然の格好だとは思わず、
軽率に快諾するのだった。

身体を密着させながら
やわやわと胸に触れる愛撫に、
時折ぴくんと身を震わせたりしつつ**]

[女の膣は男の子胤をすべて効率よく飲み込む為にぴたりと形を変えるのだと聞いたことがある。
真偽は定かではないし、調べようとも思わない。
だが、彼女の膣が自分専用の形に「なる」というのは非常に征服欲を満たす説なので信じたい。]


 きっとな。
 ぴったり吸い付いてくるナカの肉全部が気持ちよくなれるんじゃねーの。


[甘える身体にまたひとつ小龍を教え込む。
その説がたとえ間違っていたとしても、彼女が他の男として内部の形の違和感に気づくなんて状況は一生訪れさせやしないので、二人の間では「合っている」ことにするのだ。]

[拭き損ねも気にせずに寝台に到達する。
態と拭かなかった性器が濡れているのは一体何由来か。]


 っぅッ!


[彼女の舌が剥き出しの赤黒い先端に触れた時、思わず声をあげてしまった。
途方もなく気持ちが良くて目の前がクラクラする。

舌は剛直を育てるように側面をなぞり、皮膚を伸ばした。
亀頭が温かい粘膜に包まれると、腰がひとりでに浮く。
苦しい思いをさせたくないのに、より多くの部分を口で愛されたくて、咥内目掛けて突き出した。*]

[よし――我が意を得たり。
水着を着用してくれると約束してくれたマンユゥの身体を擦り寄せるように抱きしめる。
胸の大事なところと股座の大事なところを隠してくれる着衣だ。
ジャヤートの一族のようにスレンダーな体躯であれば十分な布地もマンユゥの我儘ボディーであればどうなるかは明白である。

 爽やかな涼風のような笑みを浮かべる。
表情とは裏腹にその手はマンユゥと触れ合うことを第一としたままである]


 うん?
 川や泉があれば水浴びはできるだろう?
 基本は風呂だったのか?


[折角水場があるのにそのまま利用はしなかったのかと不思議に思う]


 リルの衣装は華やかなものが多いな。
 ヴィス族のものと比べると少しばかり開放的だな。


[肩が出ていたり胸元が開いていたり脚が覗いたりするがそれくらいだ、普通の服は]

[今日一日でシャオロンに教えられたことはたくさんあった。
身体の奥が感じること、
「イく」という感覚、
彼と繋がることで覚える快楽。]


 ……えへへ、しゃおと、
 一緒に気持ちよくなれるなら、おぼえたい。


[教えられて、また一つ記憶していく。
彼のカタチを覚え込むまで、回数を重ねるのも、
教えてくれるのが彼なら不安などない。]

[彼のモノに触れた時に、呻くような声が聞こえた。
上目遣いに様子を伺って、一度舌を離す。
それから、もう一度ゆっくりと頬張った。

さらりと零れる髪を耳に掛け、ぺろぺろと飴のように舐める。
舌先で亀頭を刺激して、咥え込む。]


 ……ふ、ぅ……ん、ンッ……、
 はふ、……ンンぅっ……、

 ……ン、っぐぅッ……、
 …………ぁっ、ふ、んッ……


[彼が腰を突き出せば、喉奥まで熱源を突き入れられる。
苦しさに少し呻いて、じわりと涙が浮かんだ。
口に収まらない部分は、指を添えてこしこしと擦り上げていく。
先端を喉奥できゅうっと締め付けて、口を窄めて吸い上げる。苦しさはあるけれど、彼の感じる部分を咥え込んでいることに酷く興奮してしまう。
懸命に首を縦に揺らして、彼を欲した。*]

おはよう、コン。
……動けない、かも。

[こうして次の朝を迎えたのは初めてで、彼とこれから共に歩むのだと少し実感が出来た。
婚礼の儀の翌日。
目覚めて最初に見たのが彼で、幸せに包まれたような心地だ。
挨拶を返し、寝具から身体を起こそうと腕に力を入れた。
しかし、体力が尽きるまで交わっていたからか、腕はぷるぷると震えて自力で起き上がるのは難しかった。

髪を優しく撫でて労ってくれるのは嬉しいが、探索は一緒に行けそうにない。
台所へ向かう彼を見送り、今日は留守番かと考えていると]

意地悪…。
ねぇ、コン。
連れて行って?

[選択肢があるようでなくて、拗ねたように唇を尖らす。
仕方ないと彼の方に腕を広げて、首を傾げた。
昨日家を見回った時に風呂場も見たが、2人で入っても余裕のある広さだった。
温かいお湯に浸かるのは心地いいだろうと考えていたが、ゆっくりは出来なかった。
彼に身体を隅々まで丁寧に洗われたし、昨夜のように深く愛されていた。
風呂場はのぼせる可能性があるから要注意だが、たまにならいいかと思っている]

[ここでの生活が落ち着いたら、互いの両親に挨拶に行っただろうか。
シャーレンも彼の仕事の手伝いをしたり、家事や作物を育てたりと今までと同じようで全く違う日々を過ごし始めた。
どれだけ月日が経っても、互いを想い合って笑顔の絶えない家庭を築いていくだろう*]

[おぼえたい、と意欲的な嫁のおかげで小龍は4度射精した陰茎を再度奮わせることができた。
舐められたり咥えられたりという直接的な刺激もさることながら、長い髪を耳にかける仕草や、苦しさに呻いて涙を浮かべる表情など、視覚的にもクるものがあって。
レイの咥内でむくむくと育った熱源はいまや彼女の小さな口では収まり切れないほどになった。

先端が喉の奥に当たる感覚はまるで子宮口に押し当てた時のようで堪らない。]


 ふーっ、ふー……っ、


[鼻息を荒くしながら、彼女の頭の上下に合わせて腰を振った。
だが射精に至るにはまだ時間がかかりそうで、彼女は退屈になってしまうかもしれない。

露わになった耳を指先で弄んで、彼女の気分に変化をつけようと試みた。**]

[「ロン」とシャオロンは違う人。
彼がそういうのだからそうなのだろうと、言い聞かせた。

なのに、時折シャオロンは、
「ロン」みたいに笑って「ロン」みたいな事を言う。

頭の片隅に追いやられていた記憶が蘇る。
確か「ロン」もわたしを見た時そう言ったっけ。

「ロン」の名前を出して彼の機嫌を損ねるわけにはいかないから、一人、思い出して小さく笑った。

頬張った昂りから一度、口を離して。
腰元から頭上を見上げる。]


 まものじゃないよ。
 レイ、って呼んで?


[あの時と同じ言葉を重ねて、ちゅ、と先端に唇を落とす。]

[刺激を与えている内に、屹立は太く大きくなっていく。
はじめは頬張ることも出来た逸物も、唇には収まりきれなくなっていた。
彼が腰を揺らせば、トントン、と喉奥に先端が当たる。
苦しさに微かに呻きながら、喉で刺激するように先端を擦って。
陰嚢を指先で撫でて、きゅ、っと唇を窄めた。]


 ……んッ、ンッ、ぅっ……ふ、
 ふぅぅっ……、んぅッ……、


[懸命に飲み込んでいれば、耳朶を擽られて。
ぞくぞくと背中に震えが走る。
唇で愛撫しているだけなのに、まるで愛撫されているみたいにとろんと瞳が蕩けて、下腹がきゅんと切なく疼く。]


 ぷ、ぁっ……、はぁっ……、はぁ……


[堪えきれずに唇を離して喘いで、ゆっくりと身体を起こした。]

ーー 後日 ーー

[リルの、というよりは主にジャヤートの家からだが。
川船を使った定期船が村へとやってくる。
海からの必需品を村に卸した後にそのまま遡上しヴィス族の村に交易に行く船である。
婚姻の日の翌朝に随分と遅くに起き出した際にはジャヤートの両親とマンユゥの両親はすっかりと意気投合しておりこうして交易船を出すまでに至る。

 孫はまだかと毎度せっつかれるが十月十日も経過してないのに生まれるわけがない。

 今回の定期船にはある荷物がある。
木箱の中には様々な種類の衣装が入っており、その一つに水着があった。
生地面積は少なく水の抵抗を減らすよう作られた水着は肌の露出も激しいものが多い。
中にはほぼ紐であったり、大事なところを貝殻で隠すものもある]


 よしっ!
 マンユゥに選んでもらうとするか!


[めっちゃいい笑顔でジャヤートはそう口にするとマンユゥを呼びに向かう。
尚、そうした物資は村全体のもので他の女子の分も当然のようにある**

そう......だね......?
泉や川は溺れたら危ないから
あんまり近寄るなって言われてたし......
お風呂はあるけど、おうちで沸かしてたしなあ。

[こどもが浅瀬で遊んだり、
男衆が魚を獲ったりはしていたが、
入って浸かると言う文化はあまりなく。
そんなマンユゥは当然泳げないわけだ。
異文化に相槌をうちつつ。]

うん、それは今日見てても思ったよ。
リルの人たちの服はヴィスより開放的だよね。

[自分達に子が生まれ、新しい代へと繋がっていく。
これからは二つの文化が入り交じって
新しい文化になるのかもしれないなあ、
なんて思いを馳せていた。]


ふふ、うん、......

[指と指を絡め、約束を交わす文化。
それはヴィスにも残っていた。
(ハリセンボンのくだりは微妙に違うが)

もしかしたら遠いご先祖ーー
アルステラの民から引き継がれて
残った文化かもしれないな、とふと思った。

彼の小指に自身の小さなそれを絡め、
きゅ、と握る。]

[なんて、婚礼の台詞とかけてみたりして。
指を絡めて見つめあいながらぶんぶんと軽く手を揺らす。
そうして数秒ののち、絡めた指をほどき]

ゆびきった!えへへ。

[くすくすと笑ってジャヤートにぎゅっと抱きつき、
柔く額にキスを落とす。

今日のこの日のことをずっと覚えていようーーー
彼の温もりに包まれながら、幸福に浸っていた。**]

[彼女は処女だった筈だ。
耳年増であった訳でもなさそうなのに、あまりに口淫が上手いので小龍は混乱した。
窄めた唇で吸引されるのも、頬裏がぴっちりと竿に寄り添うのも、裏筋を舌が這うのもすべて気持ち良い。
重さを増した袋を指先で撫でられたらぞくりと背筋に快感が走って、レイは既に苦しそうなのに、より腰を突き出す格好になってしまった。]


 ……悪い、気持ち良くてつい……
 苦しかっただろ?


[酸素を求めて喘ぐ彼女の頬に触れる。
身を起こす彼女がくちづけを仕掛けるのかと思って一瞬身構えたのは許されたい。
酒はまだ少し残っていたから、口移しして味消しするかと後ろを振り返り、瓶の中身を口に含む。


――が。


思わず飲み込んでしまった。
ゴクン、と喉が鳴る。]

[滞ることない自然な所作で小指同士が結ばれる。

 嗚呼――。

 心の中で感嘆の声を漏らしつつもジャヤートは目を細めた。
恐らくはマンユゥも同じことを思ったに違いない。
互いに反目しあっていた二つの一族に伝わる同じ習わし。
かつて一つの一族であった時から変わらぬ約束の交わし方]

[言葉を交わしたのもまた同時。
指をほどいたタイミングもまた同時。

 抱き着いてくるマンユゥの柔らかな身体を抱きしめ返して額に触れる感触に目を細める]


 なんだか、すごい幸せな気分だ。
 これからもずっと幸せでいような。


[約束だ、と目元にキスを落して春先の太陽のようにやわらかな日差しのような笑みを浮かべる**]


......あぅぅ......はずかしいよぉ......


[と言っても大胆であることには変わりない。
浴室か、あるいは人目のない室外か。

ジャヤートにその姿を見せるときは
赤い顔で恥ずかしそうにしていた。

結んで留めるタイプの胸の部分は
かろうじて乳頭を隠すのみで、
はちきれそうな乳房が谷間を作っているし。

下を隠す部分はひらひらした生地が腰を飾り
一見露出少なめに見えるも、
尻がほぼ見えるくらい大きな丸い穴が空いていて。

そこから出た尻尾が落ち着かなくもじもじと揺れていた。**]

 ……やっばい、マンユゥ。
 世界で一番まぶいぜ……。


[持ってきた水着は貝殻のものと、ほぼ紐で大事なところだけ布地が広がっているものと、桃色のマシそうなものと、白色だが濡れると透けそうなものなどがあった。
着て欲しいと思っているもの以外のラインナップがかなり攻めておりそれを選んでもらっても構わないし妥協として選んでくれるものが一番着て欲しいものなのだからどれを選ばれてもジャヤートに得しかなかった]


 ぐぅ、この場に今の光景を永久保存する紙があれば!
 このパーフェクトな可愛さ!
 オレ以外には絶対見せないけど!


[場所は当然のように新居である。
浴室で二人、ジャヤートもまた水着姿である。
相対するジャヤートは際どいブーメランな水着であり肉体を隠すことなく曝け出している。

 その眼差しは今この時を永遠に刻むという意気込みのままに顔を真っ赤にして恥ずかしそうにしてくれているマンユゥの姿態へと注いでいた]

[拙い奉仕に彼が感じてくれたいたことに悦びを覚える。
気遣う声に、ふる、と首を横に振って緩やかに笑みを作って。]


 はぁっ、……はぁ、っ……
 ……ん、へいき……、
 

[苦しさすら愛おしくて、快感に変わる。
頬に伸びる手に肌を擦り寄せて、ちゅうが出来ない代わりに、
すりすりと鼻先をくっつけて愛しさを伝えた。

キスがしたい。
唇は彼を求めて、微かに震える。

酒瓶を煽る仕草をぼうっと見つめて、自身も口を濯げばいいのかとぼんやりとそんなことを考えていた。

ごくり、と彼の喉が鳴ったのを合図に、
その場の雰囲気が変わる。]

 マンユゥ……愛してるぜ。


[近づき腰に手を回すと同時にもじもじとしている可愛い尻尾を手に取る。
近づけばその圧がより感じ取れるもので未だに昼間だと言うのについついとその気になってしまう]


 なぁ――しようか。


[揺らめくフリルを指でたくしあげ、慣れた手つきで尻肉を撫でると最近仕入れたお尻のところが二つに分かれているエロ椅子へとマンユゥを誘うのはいつものジャヤートであった**]

[レイは口吻が好きなのだと思う。
だが、一瞬身構えた小龍に強引にくちづけることはなかった。
それでも我慢しきれない想いが鼻先を擦り合わせ、唇を震わせる。

酒瓶を呷ったのは、小龍だって、陰茎の味さえ意識しなければ「ちゅう」がしたいと思ったからで。]


 っは、は……
 どう、だ?
 欲しいとこまではいったか?
 ……それとも、まだ?


[隙間なく繋がったまま、ぐりぐりと奥を押す。
背を逸らせてもう一度酒を口に含み、今度こそ彼女の唇に移した。

口移しが上手く行かず零れた分は彼女の胸元に塗って滑らせる。*]

[示しあわせたわけでもないのに
言葉が重なり、小指同士が絡まる。

児戯じみた仕草なのに
それはまさしく夫婦の誓いで
婚姻の儀よりも契らしいな、なんて。]

......うん。
ずっと幸せでいようね。
ジャヤート......

......へへ。
わたしも......これからいっぱい、
ジャヤートのこと愛するから、ね。
すき、だよ.....


[甘く口付け、睦事を交わしながら
初夜はゆっくりと更けていくのだった。**]

[確認するような声にうんうん、と頷いて。
太腿に溢れた蜜を塗りつける。
花芯が刺激されて、甘く身を震わせて続きを乞えば、
腰を持ち上げられて、秘唇に先端が添えられた。]


 ……はぁっ、……ん、……
 ……ン、んんっ、ぅ、……

 ぁ、……あぅ……っぁぁぁぁああんッ……!


[泡立つような音が聞こえたと思ったら、
ずぶ、と一番太い箇所が秘裂を割り入り、
恕張が一気に押し込められる。
あまりの衝撃に甲高い声を散らして、背を仰け反らせた。

指先では届かない場所に一気に熱さを感じて、先端が子宮口に触れる。
自身で指し示した奥まで、シャオロンが入り込んできているのが分かる。]

[必死に呼吸を紡いで、
尋ねる声にがくがくと首を揺らす。]


 …ぁっ、はぁーっ、……はぁっ……、
 ……んっ、かんじるっ……♡

 しゃおの、……おっきいのっ……♡
 ひ、ぁぁあっ♡、ぁぁっ……んっ……♡♡♡

 らめ、っ……ぐりぐり、らめぇっ……♡♡♡


[うっとりと蕩けた瞳は淫蕩に濡れ、秘唇が悦ぶようにひくひくと蠢く。
唇から溢れ出る嬌声は悦びに満ちて、甘さを残し。
足を折りたたんでより深く繋がるように腰を擦り付けていれば、待ち望んでいた唇が降りてきて、夢中で吸い付いた。]

  
 ……ぁ、ふっ……んん……、
 む、ちゅ、……ンンぅっ……ぁ、……


[胸の凹凸を彼の手が撫でていく。
ただそれだけの愛撫にも身体が震えて、重なった唇からもあえかな声が零れる。*]

[一瞬気を遣りそうな程の衝撃は、4度の射精で少し鈍くなった陰茎でなければ耐えられなかっただろう。
彼女の方はどれだけ多くの蜜を零してもまだ小龍の胤を包もうと後から後から溢れてきている。

背を仰け反らせる彼女がそのまま後ろに倒れないように支えて奥を抉れば、先端がめり込む感触があった。]


 そー、 だなっ、
 レイがおっきくしてくれた、から、

 ……赤ちゃんより先に赤ちゃんの部屋に入っちまった、


[彼女がもしまだ腹に手を当てる余裕があったなら、小龍がぐりぐりとする度に内壁を抉るのが掌にも伝わっただろう。
身長の割に長めのつくりというのは他の男性器を見ることなく育ったが故に知らなかったが、レイの身体の奥まで愛してやれる器官を持てたのは幸せだった。]


 ん、 レイ、
 ……すきだよ、


[くちづけの合間に甘く囁いていれば、自分の陰茎の臭いなど忘れてしまえる。
抱き合って、唇と胸と性器とを同時に愛し]


 すきだ、


[繋がったまま押し倒してとちゅとちゅと律動を始めた。
射精までの時間が長い分、繋がったまま色々な恰好で彼女の奥を可愛がることができそうだ。*}

ー 水着事変 ー

[その姿をみたわけではないが、
断わったら落ち込みそうだなあとは思った。
そして着たらきっと喜んでくれるのだろうなと
いう予想も当たっていた。

こういうストレートで裏表のないところは彼の美徳だと思うし、
好ましい点のひとつだけれど
そう絶賛されるとますます恥ずかしくなってしまう。]

あうう......そこまで喜んでくれるなら着た甲斐がある......かな......?えへへ......

[照れ臭そうにはにかみ、]

うん、さすがにこんなの
他の人には見せられないよお......
色々心許ないもん......

[布地を紐で結んだだけの胸部は録に支えもなく、
動くたびにばるんばるんと大きく揺れる。
うっかりほどけてしまった日には目も当てられない。

理由は違えど二人の意思が合致したので
場所は誰の邪魔が入ることもない浴室である。
ジャヤートはジャヤートできわどい水着を身に纏っており、
健康的な裸体を惜しげもなく晒していた。
既に全裸を見ているので羞恥はないが
なんだか不思議な感じではある。]

[シャオロンが蠢く度にぷちゅ、と膣口の混ぜ合わさる音が聞こえ、とろとろ蜜が溢れて臀部にまで垂れ落ちていく。
仰け反った拍子に縋るように肩口に回された腕は、浮かび上がる汗と共にしっとりと肌に吸い付いている。

深く繋がった箇所に視線を落とせば、内側から抉られるお腹が少し膨れていて、確かにお腹の中に彼が居るのだと思い知らされる。]


 ぁっ、あっ、ぁんっ……!

 はぁぅっ……、あかちゃんっ……、の、
 へや、……しゃお、の……

 きもち、い、……って……
 ……ぁんんんっ♡♡♡んぁっ、……♡♡♡

 そこ、すきぃっ……♡♡♡


[子宮口を開いて、先端が中にぐぷっと入り込む。
ビリビリっと痺れるような快楽に涙を流して、
奥深くまで彼のモノを感じる悦びにびくびくと身体が打ち震えた。]

[飲み込みきれないお酒と唾液を口端から溢れさせ、
与えられるくちづけの甘さに酔い痴れる。
お酒だけではない甘さは彼の味。

名前と共に、送られる言葉に涙を浮かべながらも微笑んだ。]


 ……うんっ、レイも……♡♡♡
 ……すきっ……♡♡♡
 
 ぁ、ぁぁっ……んんっ♡


[唇を塞がれて、胸を揉みしだかれ、蜜壺を突付かれて。
同時に送られる快感の波に酔い痴れる。]


 ……しゃおっ、……すきぃっ♡♡♡
 すきっ……♡♡♡
 ひ、んぅッ……はぁあ、ぁぁッ……んんんっ♡♡♡


[寝台に身体を倒して、覆い被さる彼にしっかりとしがみつく。
徐々に早くなっていく律動に、あられもない声を上げて、髪を乱れさせてシーツに皺を作る。
どこもかしこも、身体中を彼に愛されて、彼に溺れて。*]



 こんなッ、きもちぃんだから、
 十月十日も入ってられるの、ずりーなぁ、


[まだ見ぬ赤子に嫉妬しているかのような言葉を言って笑う。
子宮口を抉る性交の良さを知れば、毎度はいらないと物足りなくなる気がしていた。]


 ん、俺もここすき、
 ぎゅーって締まんの、きもっちー……


[彼女が好きと言う角度で突いてやれば、身体の方も応えるように締め付けてくる。
体位を変えて挿入して当たる角度が変われば、その体位での一番悦い場所を探して突いた。
支える為に掴んでも汗で滑ることもあり、滑らない様に気をつければ彼女の白い肌に痕をつけてしまった。]


そ、それ、良いこと......なの......??
あうう......あんまり、まじまじみないでよぉ......


[彼にとってはいいことかもしれないが、
自分にとっては羞恥心を増幅させることに他ならない。

言われるがまま、至近距離で彼の肉体を感じ。
見つめ合えばなぜだか目がそらせない。
見られていることにどきどきして、そわそわして、
お腹の奥がきゅうんとしてーーー]

 
 ぁッ♡……んンッ、んッ……
 ……ふ、……ふふっ……、 


[生まれてすら居ない赤ちゃんに嫉妬にするような物言いが、嫉妬深くて、可愛くて。
愛しさが募って首筋に腕を回してぎゅうっと身体を引き寄せた。]


 ……ぁんっ、……ああっ、んんんっ♡♡♡
 ふぅっ、……んんッ……、しゃ、おぉ♡♡♡

 すきっ、あンっ♡♡♡……、おくっ、いい……♡♡♡
 ……きもち、ぃよぉッ♡♡♡


[角度を変えて突き上げられる度に、新しい快感が訪れる。
一つ一つ、見知らぬ花を開かれていくように。
シャオロンのカタチを愛し方を覚え込まされていく。
彼しか迎え入れたことのない身体が、彼の為に花開いて、彼だけの為にカタチを為していく。
肌に残る手跡も、彼に愛された証拠。
今はその跡すら見る余裕もなく、ただただ彼にしがみついて快楽の波に流されていく。]


.........っ、


[そう、要は興奮してしまうわけで。

もじりと無意識に太股を擦り合わせたのに
彼は気づいたかどうか。

唇を重ね、乳首を摘ままれれば
ぷくりと水着に形が浮き上がり、
さわってほしそうに主張する。
下を隠す桃色の布地にはすぐに
じわりと濃いシミを作ってしまって]

[ーーーそうして。

浴室に甘い啼き声が響き渡るのも
時間の問題で。

今日も今日とてたっぷりと、
日がくれるまで愛し合ったのだった。**]



   初めてなのに、無理させてしまったな。
   これからはもう少し手加減を覚えよう。


[ 目を覚ました彼女が可愛らしくて、
  コンはふっと笑ってしまった。
  起き上がれそうにないその腕を支え
  彼女の体をまた布団の中へ寝かせて。
  生まれたての子鹿よりも愛らしい彼女に
  目覚めの果物を持ってきて、
  散策はまた別の日にしようと告げる。
  2人で行く方が楽しいに決まってるから、なんて
  理由を告げて湯浴みを提案したら
  少し口を尖らせながら肯定を得た。      ]







   仕方ないな、お嬢さ……奥さん。


[ 腕を差し出されたなら、体を近づけて
  首に腕を回すように仕向けて。
  準備ができれば、彼女の体を抱き上げて
  脱衣場までまずは向かうのだが
  改めて彼女が妻になったと実感した。

  でなければ、こんな風に彼女を浴室へ
  連れて行くことは一生叶わない。
  だから、ありがたいと心が温かくなる。  ]







[ 浴室で愛し合えば、彼女の声が響く。
  意地悪かもしれないが、コンはそう言いながら
  動きを止めることはなかった。
  のぼせる前にまた寝室に戻って
  今度こそ、ゆっくり…したのだろうか。

  それから2人でこれからの話をしたり
  両親に会いに行ったり、
  いたく充実した生活が始まり
  毎日がとても貴重な一日だと思うのだった。  ]







[ それからふたりの間には希望以上の宝物が
  増えていったことだろうし、
  一筋縄ではいかない生活になるかもしれない。

  けれども、それをコンは幸せに思い
  彼女のことを大切に大切に思っている。
  それは子供達に向けてとは全く違う、眼差しで。

  運命に抗いたいと思わなくて良かったと
  昔の自分を回顧しては笑ってしまう。
  そんな人になるのだろう。         ]*





ううん、嫌じゃなかった…から。
そうしてくれると、嬉しい。

[起き上がれないぷるぷると震えていた腕を支え、寝かせてくれて。
果物を食べさせてもらい、告げられた言葉にはこくりと頷いた。
今日は留守番かと思っていたが、彼も一緒にいてくれるようだ。
シャーレンとしても、彼と行きたかったからありがたい限りである]

ふふ、頼りになる旦那様ね。

[首に腕を回すと、抱き上げられて脱衣場へ。
改めて奥さんと言われると照れくさく、けれど幸せを感じる。
暫くはこんな風に彼と結婚したのだと実感することも多いだろう]

[声が響かないよう、嬌声が零れないようにと耐えて。
漏れ聴こえる嬌声は昨夜と違った熱っぽさがあったかも。
のぼせる前にと寝室に戻り、ゆっくりと過ごす。
流石にストップを掛けたからゆっくり出来たが、そうでなければどうなっていたかわからない。

2人で話し合い、両親が彼を気に入ったり彼の手伝いを始めたりと、今まで以上に充実した生活を送っていると言える]

[彼との間に愛し子が産まれ、家族が増えるにつれて賑やかな家庭になっていったし、大変さも増していっただろう。
けれど、幸せなことに変わりはなく。
子供という愛し子がいても、彼への想いも変わりはしない。

運命に抗っていたら、こんなに穏やかな日々は過ごせなかっただろう。
そう思うと、これは必然だったのかもしれないなと彼の隣で考える今日この頃*]



 ……もっと上等なのが欲しかったら、その分頑張って稼ぐから。
 そこに嵌めるのは俺が贈ったやつだけにしといてよ。


[話を聞いてレイは気づいたかもしれない。
小龍はいまだに幼い頃の自分に嫉妬している。

だが本人は思い出せないまま真剣に告白して、左手を守るように両手で包み込んだ。]

[指輪をした手を、温かな両手が包み込む。
手先からゆっくりと視線を移して、彼を見上げた。
彼の言葉に、緩く首を振って応える。

溢れそうになる涙を堪えて、唇を震わせて。]


 上等なものが欲しいわけじゃないの。

 ずっと、ずっと欲しかったものを、
 シャオロン、……あなたがくれたわ。

 「今度こそ」、
 絶対に失くさない――――、


[瞳に浮かんだ涙が滲んで視界をブレさせる。
彼の姿が二つに見えて、
「ロン」と「シャオロン」が一つに重なっていく。]

 




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