人狼物語 三日月国


113 【身内】頽廃のヨルムガンド【R18G】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


ノアベルト迷彩掃除屋 ノアベルトに投票した。
ミズチ死霊術師 ペトルーシャに投票した。
スカリオーネ死霊術師 ペトルーシャに投票した。
オーウェン埃運び オーウェンに投票した。
エドゥアルト死霊術師 ペトルーシャに投票した。
チェルシー死霊術師 ペトルーシャに投票した。
フランドル死霊術師 ペトルーシャに投票した。
エアハート死霊術師 ペトルーシャに投票した。
アンゼリカ百識眼 の シュゼットに投票した。(ランダム投票)
レイ死霊術師 ペトルーシャに投票した。
アイシャ死霊術師 ペトルーシャに投票した。
シュゼット大道芸人 チェルシーに投票した。(ランダム投票)
ペトルーシャ死霊術師 ペトルーシャに投票した。

ペトルーシャは村人の手により処刑された。

アンゼリカ! 今日がお前の命日だ!

月が姿を変え、新たな一日が始まった。村人は集まり、互いの姿を確認する。
アンゼリカが無残な姿で発見された。

幽界の歪み
突如として空間が歪み、この世とあの世の境界が曖昧になってしまった! 今日に限り、生者も死者の声や姿をハッキリと捉える事が出来るだろう。

現在の生存者は、ノアベルト、ミズチ、スカリオーネ、オーウェン、エドゥアルト、チェルシー、フランドル、エアハート、レイ、アイシャ、シュゼットの11名

オーウェンは、なんか結局めちゃくちゃな夢見た。
(a0) 2021/12/10(Fri) 21:04:12

「なんか昨日今日で三人くらいの相手と踊った夢見たにゃ」

酒場のマスター(村建て人)


『政府からの御布令』(本日の吊り先)
 
・アイシャ


 今日も掲示板には目立つ色をした紙が貼られている。
(#0) 2021/12/10(Fri) 21:06:30

アイシャは、まだ張り紙を見ていないようです。
(a1) 2021/12/10(Fri) 21:07:57

【人】 花売り妖精 アイシャ

「今日は、花占いをしようと思って準備していたのです。
 とはいっても、花びらを散らすのはかわいそうですから 指差したお花の種類で今日の運勢を決めようと思うのですよ」

テーブルに造花を並べていたかと思うと、手をぱんと叩いてそう言っていたでしょう。
(0) 2021/12/10(Fri) 21:09:34
ノアベルトは、眠りが浅い、それにしてもめちゃくちゃな夢を見せられた気がする。
(a2) 2021/12/10(Fri) 21:09:39

【人】 埃運び オーウェン


───一瞬だけ。

ほんの一瞬だけ、この世に愛想が尽きた様な顔を浮かべて。
(1) 2021/12/10(Fri) 21:10:07
オーウェンは、いつも通り朝の配達へと向かっていった。
(a3) 2021/12/10(Fri) 21:10:19

 
「……疲れてるんじゃないか?」

これは結構なマジトーン。

「ともあれ野良猫は上手くやったらしい。
 俺は急ぎ突き出すような輩は見付けてはいない。
 なら、次はホドの番か」

【人】 骸狩り スカリオーネ

仕事を終えて戻り、常より疲れた顔で、ため息をひとつ。

「こうもあちこち騒がしくては、碌に仕事も出来んな。
 ……蟹騒ぎの他に、衛兵共があちこち駆けていたぞ」
(2) 2021/12/10(Fri) 21:18:52

【人】 花売り妖精 アイシャ

/* 末吉omikujiの結果に応じてアイシャが相応の意味を持った花をお渡しする遊びになります。
お付き合いいただける方が居れば気楽に振って頂ければ!
(3) 2021/12/10(Fri) 21:25:13
「……」
「彼女は」

「……そう。そうかもしれません。
 そうだったのかも、しれませんが」
「……迷惑になる事なんて」

深く息を吐いた。

アイシャは、そんな事をしながら、今日もハーブティーを頂きます。
(a4) 2021/12/10(Fri) 21:26:54

【人】 大道芸人 チェルシー

「占いさんですか〜?
 それはとっても素敵にございますね!
 良い運勢が記されれば嬉しさタップリですし〜、
 悪い運勢が記されても……
 楽しく生きてやるぞって、そんな気になりますからね!

 アイシャちゃん、どうですか?
 お花さんのお友達さんはどう言ってますか〜?
 もしお悪口を言ってても、パクっとしたらダメですよっ!」
(4) 2021/12/10(Fri) 21:27:02
チェルシーは、チェルちゃんも試してみていいんですか〜?えいっ!と一回転して(omikuji)を指差した。
(a5) 2021/12/10(Fri) 21:29:17

【人】 迷彩掃除屋 ノアベルト

「アンゼリカ嬢が……連れて行かれたって?」

どこか、戸惑ったような声色で。
だれよりも早く噂を聞いた男は彼女の姿を探している。
男のことを師と仰ぎこの汚い酒場を掃除している仲だ、
気にかけるのは不自然には見えないだろう。

「ペトルーシャに続いて、どうして仕事に関わる人たちが
 連れて行かれるんですか、まったく〜。
 これであの子が落ち込んだら稼ぎに直結するんですから
 無事に済んでいてくださいよ……鼠みたいなられたらたまりません」
(5) 2021/12/10(Fri) 21:29:17
スカリオーネは、席に着く前に掲示板を眺めた。
(a6) 2021/12/10(Fri) 21:29:47

【人】 錆鉄御納戸 ミズチ

「…、……」

 平時よりも少々沈痛な面持ちで、ミズチは酒場を訪れた。貼り出された名を確認したのかしていないのか分からない程度には、どことなく反応が鈍いように見えるだろう。
(6) 2021/12/10(Fri) 21:32:03
ミズチは、ぱん、と手が叩かれた音にハッとする。少しそのままでいてから、アイシャの方へ寄って行った。
(a7) 2021/12/10(Fri) 21:32:15

【見】 吟遊詩人 フェリックス

「そうかいそうかい。賑やかが過ぎると、骸狩りのきみはより多忙になりそうだ。」

そういいながら、花占いの言に微笑まし気にへえ、と口元を緩めて身を乗り出した。

「俺はコレ(末小吉omikuji)にしようかなあ」
(@0) 2021/12/10(Fri) 21:32:28
ミズチは、末吉omikujiくらいの運勢の花を指差した。「……この花がいい」
(a8) 2021/12/10(Fri) 21:32:29

【見】 吟遊詩人 フェリックス

「………。……どうにも、不思議な……」

聴取だな、と、首を傾げる。

「見た目の怪しさで言えば、よほど君や俺の方が引っ張られるにふさわしい見た目をしているんだがなあ。」

なあ?なんて、冗談めかして掃除屋の青年に声をかけながら、葡萄酒の瓶を傾ける。

「……聴取にかこつけて、見た目の……いや、それだとチェスティーノが最初に目を点けられたかがわからんし」
(@1) 2021/12/10(Fri) 21:34:58

【人】 花売り妖精 アイシャ

>>4 チェルシー様
「はい、その通りなのです。
 だから、結果が悪くとも後ろ向きな意味のお花を渡す事はしないのです。良い気持ちになるための占いなのですよ。
 
 チェルシー様の指したオレンジ色のユリの花には"憎悪"の意味があるのですけれど、黄色になると"陽気"になるのです。
 このお花を持っている限りは、いつもと変わらず元気なチェルシー様のままなのです」

そう言って、良くない意味の花を指した貴女に 花売り妖精は、生花の黄色いユリの花を差し出すでしょう。
(7) 2021/12/10(Fri) 21:35:49

【見】 吟遊詩人 フェリックス

>>2:78 フランドル

「貝になじみがない。魚には骨が。
となれば、蟹」

人差し指を立てて、揺蕩うように笑う酔っ払いだ。

「うってつけじゃあないか、「役者」殿?」
(@2) 2021/12/10(Fri) 21:37:02
 
「…………疲れではない。
 私も似たような夢を見た。こんな偶然ありはしない。
 精神干渉の類か何かなら厄介だが、
 今の所意味不明な記憶が流れただけで問題はない。

 とは言え警戒しておいて損はないだろう。
 そちらも気をつけろよ、野良猫。

 無論、今日は私が動くさ。特に相手も変える気はない。
 が、状況が変われば他にする可能性だってある。
 その辺りはまた改めて連絡する」

エアハートは、酷く変な夢を見たのでやや混乱している。
(a9) 2021/12/10(Fri) 21:38:22

【人】 骸狩り スカリオーネ

「騒ぎが酷い程、乗じる馬鹿も増えるものだ。
 お陰で根元が見え辛くて仕方がない。
 政府の連中は無茶苦茶をやる、
 暴れたいだけの阿呆も湧く、
 今日は碌でもない一日になるな」

詩人に対して饒舌になるのは、中々ない事なのだが。
今日は酒も入れてないのに舌が回る。

「…………。花売り。一輪都合してくれ」

普段はまるで興味がない、とばかりに
近寄らない男が今は花売りの目前に。

この男が何をもって話しかけたのかはわからないが、
末吉omikuji辺りを適当に渡せばいいだろう。
(8) 2021/12/10(Fri) 21:39:12
フェリックスは、のんきな酔っ払いだ。
(t0) 2021/12/10(Fri) 21:43:14

【人】 灯屋 レイ

外から戻る。常と違い人が集まっている場を見て、新しい御布令が出たのだと思い当たる。
今日は、誰の番なのか。

「……」

そこにある名を見ても、何も発さない。
視線を外し酒場へと入っていった。
(9) 2021/12/10(Fri) 21:43:54

【人】 花売り妖精 アイシャ

>>@0 フェリックス様
貴方の指した赤い花と同じものを取り出します。

「これはスナップドラゴンのお花なのです。
 キンギョソウ、とも言うのですけれど。"ごまかし"という意味のあるお花になるのです。
 けれど、それとは別に"上品、優雅"という意味もあるのですよ。

 吟遊詩人のフェリックス様にピッタリのお花なのです。今日も素敵なお話を聞かせてくれると嬉しいのです。ね」

そして、それを貴方に差し出すことでしょう。にこりと、笑顔も忘れません。
(10) 2021/12/10(Fri) 21:44:41

【人】 仮面の役者 フランドル

 
「──今しがた、その衛兵の内一人が
 また一つ、悪い報せを持って来たところのようだ」

役者は気怠げに科白を咏む。
ほんの少し前の事。衛兵は慌ただしくやって来て、
張り紙を張り替えて行ったのだろう。

「喜劇は何処も品薄らしい。だが今ここに、
 一人の小さなレディがその立役者となろうとしているようだ。
 なら、私も一つその恩恵に預かるとしようかな」
(11) 2021/12/10(Fri) 21:44:50
フランドルは、一輪の花を指差した。きっと中吉omikujiくらいのもの。
(a10) 2021/12/10(Fri) 21:45:38

レイは、並んだ花のひとつ指差した。omikuji 「これを、お願いします」
(a11) 2021/12/10(Fri) 21:46:03

【見】 吟遊詩人 フェリックス

「きみが饒舌になると」

溜息を一つ。とはいえ、困った風情でもない。

「いよいよという感じだねえ……。さてさて。いよいよ襟元まで手が迫ってくると、去る準備でもしておいたほうが良いのかなあ、と思うが。スカリオーネ、きみは?ここに骸を埋めるかい」
(@3) 2021/12/10(Fri) 21:48:34

【見】 吟遊詩人 フェリックス

>>10 アイシャ

ふは!と笑った。目を輝かせて、

「ごまかし」

続けて。

「上品!はっはっは。いいなあ。実にいい。ありがとうアイシャ。

…………」

フランドルの言葉に、目を伏せて、微笑んだまま。

「…………花売りの手に、シミターなんぞは握れないと思うのだがなあ」
(@4) 2021/12/10(Fri) 21:50:08

【人】 骸狩り スカリオーネ

>>@3 フェリックス
「いい気分がしないというだけだ。今は」

花売りの手元から目を離さず、答える。

「……骸になった覚えはない。なる予定もない。
 俺が政府に捕われた所で、何一つ変わる事はない」

「稼業などどこでも出来る。
 必要なら動き、そうでなければ動かない。
 それだけの事だ」
(12) 2021/12/10(Fri) 21:56:03

【人】 百識眼 の シュゼット

鼠、死霊使い、そして花売りときたか、不特定多数の客を相手取る職業柄、伝達係として適任ではある、故に反抗勢力の一員であるとの嫌疑を掛けられてもおかしくは無いのだろうと、そう女は思考した。

尤も、そうでなくとも腐りきった政府の事だ、何処ぞの役人が私欲の為に指定しただけと言われれば、そうだろうと納得してしまう程の信用しかこの街にはない、どこにでも童女趣味の変態は居るものだ。

どうあれ、顔なじみの少女がこれから過酷な目に遭うのだろうと思えば表情も翳るものだ。
(13) 2021/12/10(Fri) 21:57:15

【人】 迷彩掃除屋 ノアベルト

>>6 ミズチ

「どうしました、ミズチ。
 調子が悪くなるなんてこと滅多にないでしょう。
 悪いもんでも取り込みました?」

軽く声をかけて様子を見守る。
頭の回路でも壊れていないといいのだが。
(14) 2021/12/10(Fri) 21:57:57

【人】 灯屋 レイ

「不満を誰かに押し付けたいだけなのではないでしょうか」

会話の中にぽつりと零す。

「普通と外れている誰かに、こいつには石を投げていいのだと。
そう言っておけば、一時でも上への不満を忘れてくれると―――」

そこまで言って口を噤む。

「……そこらで言うものでもありませんでしたね」

通りがかったメイドに銀貨を渡し、料理を頼む。
消しそびれたカンテラの灯りがテーブルの上でゆらゆらと揺れていた。
(15) 2021/12/10(Fri) 21:59:53

【人】 大道芸人 チェルシー

>>7 アイシャちゃん
「おやおや、えへへ〜!
 チェルちゃん、そんな占いさんとは仲良くなれそうです!
 良い気持ちのお友達と手を繋いでいたいですからね〜!

 はっ、ぞ、憎悪くんですってっ!
 チェルちゃんとは掛け離れたお言葉ですが……
 陽気くんなら親友ですね〜〜〜!!えへへのへです! 
 はいっ、チェルちゃんはこれからも元気を振り撒いて行くのですよ〜!」

あなたから受け取った黄色の百合を、抱くように持った。
またくるんと一回転して、花が咲くように笑う。
けれど、追加で一言を。

「あっ、でも。オレンジの百合さんはそのままですか?
 残していっては……一人さんのお花さん!可愛そうですっ」

「頂いても?」
(16) 2021/12/10(Fri) 22:01:35

【人】 迷彩掃除屋 ノアベルト

>>@1 フェリックス

「違いないですねえ、さっさと首締め上げられて
 あることないこと詰められるもんだとばかり。
 風聞屋もこんな時は見逃されるんですね」

逆に何を話しているかわからない連中から連れて行く。
平和そうな人間から詰めていく。
それが政府の決めた習わしなら結構。

「……はぁ〜、あの鼠に関しては物好きでも紛れ込んでたか。
 見せしめにはもってこいの逸材だったか、どちらかでしょうよ」
(17) 2021/12/10(Fri) 22:02:10

【人】 木偶の坊 エドゥアルト

>>2:@18 フェリックス

「…………酒が、か」

周囲の酔客を意に介さず、貴方の言葉だけを聞き入れる。
ならばエドゥアルトの友は得物といったところだろうか。

「味の、すきも、きらいもない。
 貴方がすきなものをすすめてくれていい」

そう、なんでもいい。
青年はすすめられたものを文句ひとつなく飲むのだろう。

「……かに……今か? この酒場にあるのならいいが……」
(18) 2021/12/10(Fri) 22:03:08

【見】 吟遊詩人 フェリックス

>>12 スカリオーネ
「きみのプロとしての矜持には感心する。そこまで人生をかけるに相応しい仕事かい、骸狩りは」

揶揄するよりも静かな口調で続け、どうか、と無言で葡萄酒の瓶の口先をゆらした。
(@5) 2021/12/10(Fri) 22:06:55

【人】 花売り妖精 アイシャ

>>a8 >>8 ミズチ様、スカリオーネ様(どっちも8だ!)
ピンク色の花を2輪取り出します。

「ローダンセのお花なのです。
 このお花は乾燥させても色が変わらないこともあって、"変わらぬ思い"という意味がついているのです。

 いつも平常心でいるおふたりにぴったりのお花なのです。
 今日も、変わらずいてくれると私も嬉しく思うのですよ」

そして同じように、笑顔で花を渡しています。
何だか、硬派な二人にはちょっとだけ可愛らしく見えるかもしれません。
(19) 2021/12/10(Fri) 22:07:58

【人】 仮面の役者 フランドル

>>@2 フェリックス

「今日も調子が良いな、"同業者"。
 君の前に限っては、この三文役者は形無しというものだ」

芝居がかった言い回し、大袈裟な溜息。
ここでは「役者」を辞めるつもりは無いらしい。

「しかし、蟹は蟹で馴染みが無いんだがなあ。
 何しろあれは随分傷みやすいそうじゃないか。
 こういう土地でもなければ食えたものではないだろう
 屡々貴族のご相伴に預かる君は例外だろうけれどもさ。」
(20) 2021/12/10(Fri) 22:14:32

【人】 骸狩り スカリオーネ

>>@5 フェリックス
「……。そうでないなら、この街に来る事すらやめている」

常と変わらぬ口調でそう答え。
葡萄の誘惑をふいと断ち切る。

>>19
「そうか」

ミズチの方をちらりと見た後、花に手を伸ばす。
巨漢の男に、まるで似合わぬ一輪の花。
少女の手にある状態でも小さな花は、
大きな拳には指輪の飾りとしてすら小さいような。
受け取りながら、ポケットを探り――

「……。いや、支払いはツケにしておいてくれ。
 ……それから。掲示板を見て、心の準備をしておけ」

冷えた貨幣の代わりに、言葉を置いて。
花を片手に、窓際の席へ歩いていった。
(21) 2021/12/10(Fri) 22:30:23
 
「…………」

ス……と視線を逸らして見えないもの…
つまり言ってしまえば
二人のMNDの値
を見る動き。
それか、フェレンゲルシュターデン現象。

その後に、なるほど。みたいな顔をした。
まあその場合自分もあまり他人事ではないのだが。

「…まあ、精神干渉なら多少は理解がある。
 万が一の際は…少々荒療治にはなるが、どうにかできるだろう
 とはいえ何事も万が一が無いに越した事は無い。
 あんた達に言う事でもないだろうが…気は抜くなよ」

【見】 吟遊詩人 フェリックス

>>17 ノアベルト

「泳がしておけばいいぐらいに思われているのかなあ。
まあ、オレは貴族のお歴々の旅先のアバンチュールなんかを彩る仕事をしているものだから。代わりの学士を見つけるまで捕らえられないのかもしれない。
おまえさんも、ちょっと掃除中にいいものでも見てしまったのかもしれないよ」

かっかっか、と愉快そうに笑いながら、足をゆっくりと組み直した。

「あれが、かあ?にしては、その後は随分綺麗所が続く。とはいえ、完全に牢に入れるわけでもないんだから、自分のものにしようという貴族のちょっかいでもなし……。本当に、真面目すぎる貴族でもやってきたかね」

”〜中央政府から左遷されて砂漠の都市に派遣された俺が無双〜、とでもいったところかな”、などと戯けた事を言いながら、葡萄酒の口先をあなたにも向けた。憂いを掃うため。とはいうが、この男は割といつでも呑んではいる。
(@6) 2021/12/10(Fri) 22:30:26

【人】 木偶の坊 エドゥアルト

「……………そうか………」

唐突。目を伏せたまま無意識にひとつ、つぶやく。誰にともなく。

エドゥアルトは、二度目の御布令がでても、いつもどおりのまま。人が出入りするドアの音、足音に耳を澄ませていた。

「花のにおいがする……」
(22) 2021/12/10(Fri) 22:32:17
スカリオーネは、金がない訳ではない。奪われるかもしれない者に、施す理由が欲しいだけだ。
(a12) 2021/12/10(Fri) 22:32:51

【見】 吟遊詩人 フェリックス

>>18 エドゥアルト

「酒が、だ。手放せないもの。依存するもの。なくてはならないもの。快いと思うもの。 エドゥアルト、おまえさんも、そういう思い入れのあるものがあるんじゃあないか。ヒトでも構わんが」

ただ、自分が見る限り、特定の相手とずっとつるんでいる、という様子でもない。どちらかといえば”物”かと尋ねてみた。

「フム。……う〜ん、難題だぞ。好き嫌いがない。それは問題だな……。であれば……魔女殿」

貰うぞ、と勝手に奥へ入り、勝手に二瓶の酒を持ってきた。
片方は黒みがかった色合い。
片方は淡い桃色の酒瓶だ。
それを小さなグラスに2つ注ぐ。

「まずは、好き嫌いを確かめてみよう。……蟹なあ。多分あるとは思う。なぜなら、もうキャンサー退治に行った連中もいるだろうからな。俺の地獄耳によれば、だいぶてこずって捕らえてきたイキのいいのが裏のレストランに入った。だから、言えばすぐだ。」

にや、と口の端を曲げて、

「食ってみるか?”踊り食い”で」
(@7) 2021/12/10(Fri) 22:34:07

【見】 吟遊詩人 フェリックス

>>20 フランドル

「俺は演じる必要などない身だとも。素材の味で売っている」

にこやかな笑顔でからからと笑いながら、忘れずに葡萄酒をすすめるような瓶の動きをした。

「だから食うんじゃないか。明日は何があるかわからない我が身。珍品名品の類は記憶しておきたい。君も役者が生業なら、わかるだろう」

経験の重要さ。
新たなるものとの出会いの意味。
(@8) 2021/12/10(Fri) 22:41:55
貴方の声を聞き、静かにうなずく。

「……おれは………彼が、平等とやらを望んでいるのか」

「すこし、気になった」

【人】 花売り妖精 アイシャ

>>a10 フランドル様
貴方が選んだのは、黄色の鮮やかな花でした。

「それは、ラナンキュラスのお花なのです。
 "晴れやかな魅力"の意味を持ち、その鮮やかさが目を引くとっても素敵なお花なのですよ。
 
 いつも明るく、目を惹き付けるような立ち振る舞いをするフランドル様にぴったりなのです」

同じ色の生花を取り出して、まるで劇中に登場する年ゆかぬ少女のように一つ小首を傾げて、両手で持ったその花を差し出すことでしょう。
(23) 2021/12/10(Fri) 22:52:16

【人】 錆鉄御納戸 ミズチ

>>19 アイシャ

 差し出された2輪の花に、ミズチは数拍遅れて目をしばたたかせた。隣でその小さな花の片方を受け取ったスカリオーネを見上げる。アイシャがスカリオーネに渡した花と、自身が花占いで示した花とが同じ花であったことを理解したのは、スカリオーネが窓際へと去った後だった。

「……」

 ふ、と息を吐く音がした。

「ありがとう、アイシャ。この花はお前の瞳の色をしているな。可愛らしいと思う」

「小生も同じく、変わらず在れれば、在ってくれれば嬉しい。お前の想いと共に、大事にさせてもらう」

 花を受け取り、代金を支払った。ミズチにはツケにする理由がない。ミズチが何かをするのなら、自身がそうしたいと思ったからが理由で良いのだ。
(24) 2021/12/10(Fri) 23:00:23
ミズチは、胸元にピンクの花を挿し、花占いの輪から離れた。
(a13) 2021/12/10(Fri) 23:00:28

【人】 錆鉄御納戸 ミズチ

>>14 ノアベルト

 少し待ってほしいと断って、花占いの花をもらって戻ってきた。スカリオーネに渡されていたのと同じピンクの花が胸元にいる。

「待たせた。それで、あー……どうしたかと問われれば、聴覚機能が少々変…?、なのだと」

 歯切れが悪いのは調子が悪いのか言えない内容なのか。言えないことなら言えないと普段はその旨をはっきりと告げるのだが。あまり見たことがないような様子だ。

「悪い物を取り込んだ覚えはないな。ないが……強いて可能性があるとすれば、調合を手順通りに行えなかった為に途中で発生した何某か程度だろうか。目立ってその時に何かがあったわけではないし、違うとは思う」

 うーん。考えて、なんとか絞り出したくらいの理由だ。実際、原因はそこにはない。

「仕事等々には不都合が出ないように努めたいものだ。本日は大事を取って休息にあてることにする。気を向けてくれてありがとう、ノアベルト」
(25) 2021/12/10(Fri) 23:17:11
「―――望んでいて、もらわないと」

望むというより乞うような言葉。

「彼女達は、なんのために」

スカリオーネは、空のコップに挿した花を前に溜息を吐いた。
(a14) 2021/12/10(Fri) 23:43:59

【人】 仮面の役者 フランドル

>>@8 フェリックス

「ああ、羨ましい限りだ。
 私とて、昔は君のように在りたいと思っていたものだよ。
 案外私は役者には向いていないのかもしれないなあ」

笑顔に笑顔を返し、冗談とも本心ともつかない科白を吐いて。
酒を勧められれば空のグラスを差し出した。
注がれれば互いの杯を触れ合わせ、涼やかな音を響かせる。

「──たとえ向いていなかろうと。
 役に就いた以上、演じる努力はしなければならないわけだ。

 然りだとも、知る事は人生を豊かにする。
 どんな事でも、後学の為にはなるだろうさ。
 とはいえまあ、願わくば良い出会いになるように。
 君も協力してくれよ?こうして唆した責任ついでにさ」

何も蟹を仕留めるのに協力しろというわけでもなく。
他の冒険者達を上手に煽てるのだとか、或いは。
すっかり蟹を食べる気で居る面々に、
美味い食べ方をあれこれ入れ知恵するだとか、そんなところ。
(26) 2021/12/10(Fri) 23:44:02

【置】 錆鉄御納戸 ミズチ

>>6

 ミズチは視覚よりも聴覚の方が優れている。もう少し詳しく言うのなら、聴覚に限らず音に関して追加の機能が多い。声に指向性を持たせて特定の対象にのみに聞かせるのだとか、可聴範囲の周波数の上下限をある程度自由に変更するのだとか。

 時折知らない機能の存在が発覚し、扱い切るまでに時間がかかることはあるが……現状としては自身の機能のそのほとんどを自由に扱えており、大きく不具合が出たことはあまりない。

 また、ミズチは事を曖昧にすることは殆どない。思考や思想の迷子は発生するが、どんなふうに迷子なのかは本人の中では明確な場合が多い。昼食の主食をバターロールとクロワッサンのどちらにしようかだとか、誰ぞかのあられもない姿を見てしまったのだが見なかったことにするのが賢明か本人に確認を取った方が良いだろうかだとか。

 故に日付が変わって酒場に現れたミズチのこの状態は、ミズチを知る者からすれば明らかに、何かしらの不具合や問題が生じていると見て取れるだろう。
(L0) 2021/12/10(Fri) 23:49:35
公開: 2021/12/10(Fri) 23:50:00

【人】 残氷 の エアハート

 
「…………アイシャ?何故そうなる?
 関わる相手が広いなんて理由なら、もっと、……」

ペトルーシャならよかったという話ではない。
ただ、こうして名前を掲示される程の事を、
自分や他の人間よりした様にはとても思えなかった。

この状況。誰が何処で何を聞いて、告げ口をするか。
一切が明日の保証もない状況でも、掲示板の前、
男はその疑問を口に出さずにはいられなかった。
(27) 2021/12/11(Sat) 0:25:14
エアハートは、政府の意図が理解できない。
(a15) 2021/12/11(Sat) 0:26:01

【人】 仮面の役者 フランドル

>>23 アイシャ

きっと率直な賛辞を受けて、眉を下げて笑った後。
貴方が両手で差し出した花を、役者は片膝ついて受け取った。
その光景は宛ら舞台のワンシーンのよう。

「どうにもね、改めて言われると気恥ずかしいものだ。
 けれど、きっと君の言葉に恥じない私で居ようとも。
 ……さて、さて…」

役者は徐に立ち上がり、提げていた短杖を手にとって。
かつん、と床を一度叩いた。

「──皆へと花を贈る君にも、贈られる花が無ければね!」

舞台の上ほど声は張らず、けれど淀みなく謳い上げる。
そうして貴方の前に舞い降りるのは、一輪のカランコエ。
その花言葉は、貴方なら知っているかな。

「たった一時ばかりの幻、心ばかりの贈り物ではあるけれど。
 どうか受け取ってくれるかな、小さなレディ?」
(28) 2021/12/11(Sat) 0:28:58

【人】 迷彩掃除屋 ノアベルト

>>@6 フェリックス

「ものは言いようってやつですか。
 見ちまったかもしれませんね〜。
 それなら利用価値があると思われてるだけ良しとしますか。
 黙っているのもお仕事、ですからね」

葡萄酒を受け取れば一気に煽る。
一滴も底に残さず、普段なら緩む口元も、今夜は何かを憂いたのか結んだままで中の液体を飲み込んだ。

「……
真面目すぎる貴族、か。

 無双してくれて良いんで、
 お気に入りの子にトラウマつけないでほしいです。
 ま〜こんなときの酒は最高です、ご馳走さまでした。
 もう一本飲むならこれでどうぞ」

指で硬貨を弾けばあなたの手元へ落とす。
しばし歓談すれば今日は酔えないと言って席を外すのだった。
(29) 2021/12/11(Sat) 1:05:43

【人】 木偶の坊 エドゥアルト

>>@7 フェリックス

「なるほど、……よくわかった。
 貴方が酒好きというのは」

先の周囲の反応の意味を少し理解する。
ヒト、と聞いてほんのわずかに眉間を寄せたが
"これだ"と言わんばかりに得物を上げて示す。

「──家族。きっと、そのようなものだ」

この猟銃の名はファミリア。

好き嫌いを確かめるとならば、酒が注がれたふたつのグラスを
見つめて、交互にその香りだけを確かめる。
飲まずとも、匂いや度のつよいものに、やや顔をしかめ、つよすぎるならば、おそらくそれだけで"酔う"。

「…………食えと、言うならば」

対して、仏頂面。
嫌か、嫌ではないといえば嫌そうには見えない。
多少の、好奇心くらいはあるのだろう。
(30) 2021/12/11(Sat) 1:45:47

【人】 花売り妖精 アイシャ

>>a11 レイ様
貴方が指したのは、小さな紫色の花が寄り集まったような植物でした。

「これは、ラベンダーのお花なのです。

 "不信感"という後ろ暗い意味の他に、"期待"という裏腹な言葉も含んでいるのですよ。
 こんな状況ですけれど、レイ様の観察眼や腕に期待を寄せて頼ってくれる人が増えると良いなと私も願っているのです」

そして、生花を貴方に差し出したでしょう。先日のチキンのお礼も兼ねて、茎の部分にリボンを添えていました。
(31) 2021/12/11(Sat) 1:58:15

【見】 騎兵 リーゼロッテ

「ありゃあ〜〜〜……」

事が始まっているらしいことは解る。
掲示板を見て上半身ごと首を傾けた。

「てゆーか、コレゆーこと聞くの?
 ロッテだったらむかついて多少殺しちゃうかもぉ。
 てゆーかてゆーかぁ、なんか女の子狙いっぽい?
 むしろ殺した方がよくない?」

クソでかい声でひとりごちるので、衛兵がそそくさと去っていく。

正義だなんだと言う気は無い。
ただ気に入らないだけである。あれこれ言説を垂れようが、死んでしまえば口も動かない。そのくせ偉ぶって弱い者いじめをする滑稽さを、教えてやるだけむしろ親切だと思う。
命乞いも数多と聞いてきたが「え〜!かわいそぉー!」の一言で殺してきた。リーゼロッテはそういう女である。
(@9) 2021/12/11(Sat) 2:05:07
アイシャは、皆にお花を配り終えてから、掲示板を見ました。
(a16) 2021/12/11(Sat) 2:12:00

アイシャは、ああ、私なのですね。とだけ言って、お花に向き直りました。
(a17) 2021/12/11(Sat) 2:12:33

【人】 残氷 の エアハート

 
「多少でも殺せば、一応は政府なんですから、
 報復や見せしめとして碌な目に遭わないですよ。きっと。
 リーゼロッテの腕を軽んじてる訳ではなくね。
 腹立たしいし気に食わないという意見には同意しますが」

掲示板前から聞こえて来た声に、男はそう返す。
いつもなら笑顔が混じっていたのに、今日は素のままだ。
掲示されてる名のせいか、他の理由かは定かでない。

「前々から思ってたんですけど、リーゼロッテ。
 貴方は人を殺す罪悪感とかって沸かないんですか?」

別段説教をするつもりではない、と言う事を伝えつつ。
素朴な疑問だとばかりに尋ねた。
(32) 2021/12/11(Sat) 3:31:07

【見】 騎兵 リーゼロッテ

「えぇ〜〜〜〜〜っ?
 先にチェスティーノさんとか見せしめにしたんじゃぁん。
 アイシャちゃんみたいな子を見せしめにするんじゃ〜ん。
 分かってないんだよぉ、
 自分たちもイノチのキキに陥るってコト。
 なんかそーゆーのってぇ、フケンゼンだと思う!」

エアハートを振り返って、ぷりぷり!と怒る仕草と表情。
リーゼロッテには政治が分からぬ。しかし邪智暴虐はなんかむかつく。
ひと月ばかりこの街に留まった程度だが、なるほど腐敗している。…らしい。リーゼロッテにはこのお触れと私刑との違いが分からぬ。

「罪悪感? なんで??
 生きてるんだから死ぬんだしぃー。その死ぬタイミングが
 たまたまロッテだっただけってゆーかぁ。
 逆になんで人相手だけ罪悪感?っておもうけどなぁ〜」

つまり、虫も家畜も魔物も殺しているのだから、と言いたい。

「エアハートさんはぁー、罪悪感あっちゃうタイプ?」
(@10) 2021/12/11(Sat) 3:51:38

【人】 残氷 の エアハート

 
「個を全員個として見ていれば国としての体を成せない…
 んでしょうけど、少なくともそう言える程の政治か。
 そう言うと疑問な部分は大きいですね。
 慕われてる国主が言うなら分からなくもないですけど」

エアハートも実はそんなに政治はわからぬ。
カニが氷に弱いと聞いて、その方が余程役に立てる。
そう思う程度には、わからない。理解ができない。
納得してはいけない案件が多すぎるように思えるから。

「まあそれはそうなんですけど。
 全員が全員、戦いたくて槍をもって出てこないですし。

 見せしめに関しては怒るのに、もし目の前の人が
 脅されてとか人質で戦っていたとしても平気だとすると、
 何となく違和感を覚えると言いますか……

 いえ私も殺しますよ。戦場ではこちらが殺されますし。
 ただそう言う事情を聴くと同情や罪悪感はあります」

この男も戦えない人間ではない。
例え無垢な少女でも、必要があれば殺せる。
ただ感性の違いは少し感じたので突いてみたのはあった。
(33) 2021/12/11(Sat) 4:03:11

【人】 迷彩掃除屋 ノアベルト

>>25 ミズチ

「……、変。
 あなたがですか〜、珍しいこともあるもんですね」

笑みを浮かべたまま、一瞬眉をひそめて襟巻きを見る。
さて、尋ねてもわかる物だろうか。

「お礼は要りません、どうぞ、ごゆっくり休みなさいな。
 気を向けるのは当然、あの日の労働を無駄にはしたくはありんせん。
 動かなくなるなら金になりそうなものを残して手紙を寄越すんですね」

軽く手を振って、部屋に戻るように払う仕草をした。
花も落とすんじゃ有りませんよ、と一言添えて。

男はミズチに対して縁がある。
何度か共にダンジョンに向かっているのも見受けられる上、
互いによくつるんでも居るだろう。

だが情はあるかと言えば。

もとより人間に比べて壊れている存在に、一体何を向けるというのだろう。
(34) 2021/12/11(Sat) 4:03:33

【見】 騎兵 リーゼロッテ

>>33 エアハート
「なんかぁ、お前もこーなるんだから言うこと聞けよ〜、
 そんで一生コキ使ってやるぜゲヘヘ〜、
 みたいなのがタンジュンにむかつくトコない?
 そぉそぉ、個として見ないのは別にいーんだけどぉ。
 それってじょーずにやってればのハナシでぇー。
 そんなんだからカクメーとか
 考えられちゃうんだよねぇー」

いち兵士として、戦士として運用される側の人間である。
リーゼロッテも、おそらくはエアハートも。
しかして自我は異なる。彼の言葉を反芻して、指すところに合点がいって両の手をぱちんと打った。

「あ、な〜るほどなるほど!
 えっとねぇー、ロッテはぁ、
 ロッテをコーゲキとかシンガイとかしない子は好き♡
 だからイジメられてるとかわいそぉって思うのね。
 けどそーじゃない子は危ないから殺してもオッケー!
 国とか勢力とかカンケーないの。
 ロッテちゃんを守れるのはロッテだけなの♡」

この重戦車は、重戦車であるが故の生き方しか知らず、
またそうして生きることに一切の疑問を抱かず生きてきた。
リーゼロッテはいつだってひとりである。
(@11) 2021/12/11(Sat) 4:26:55

【人】 錆鉄御納戸 ミズチ

>>34 ノアベルト

「そうさせてもらう」

 休むのも、手紙を寄越すのも。二つへの返事をその一言で済ませ、胸元の花に手を添えつつ部屋に戻って行った。

ミズチは男に対して恩がある。
彼がヨルムガンドに訪れる理由を作ったのはこの男な上、
以降も男の態度はさて置いて十分目を掛けられていると言える。

そして情があるかと言えば。

もとより人間に比べて壊れている存在は、
それを他者に向けることが出来ないものだろうか?
(35) 2021/12/11(Sat) 6:10:34
フランドルは、その姓は、『影』を指す言葉だ。
(a18) 2021/12/11(Sat) 9:45:27

「……そう、だな」

番犬にも思うことくらいはあるようすだが
うまく言語として変換できずにいた。

しかし今優先しているのは、人の──貴方の役に立つこと。
番犬は今後もそのために動くのだろう。

"貴方が貴方に、自身の望みをゆるせるようになって欲しい"


回想。うまく受けとれずにいるままの。
番犬は人の役に立ちたい、貴方の望みが自分の望みだ。
……それでじゅうぶんでは、ないだろうか。

「……ヘル。なにか、」

命令はあるかという言葉は飲み込まれる。

「……………………。
 あとで……………チキンでも食うか?」

さいごに、突拍子もない言葉が出た。
他に気の利いた言葉を引き出せなかったともいう。

「はい」

飲まれた言葉。暫しの沈黙。
そうして貴方が発した言葉に、頬を緩めた。

「……はい。食べましょう、ガルム。
おいしい物は良いものです。
誰かと共に食べられるのなら、さらに良いものになる」

貴方がヘルの言葉を考えて、提案をしてくれた。
それを嬉しく感じた。

「……………………
 …………………。」

おとずれるみょうな間は、思考している証拠だ。
その端に安堵したような吐息が漏れた。

「…………では。
 おれが、うまいものを……
捕まえて来る


おいしいものが良い。ならば素材からとでも言いたいのか
何かが、根本的にずれているが、それはまぎれもなく、善意のつもりであった。

【人】 木偶の坊 エドゥアルト

「…………何か、めぼしい依頼は?
 ……魔物退治で、いいのだが……
食えるヤツとか……


エドゥアルトが定位置でただ突っ立っている以外にしていることといえば、飯と、寝る以外には依頼を探すことくらいだった。自身の身になにか起きない限り、それは変わらない。
今日のご飯を決めるのは苦労するが、依頼はできることが限られているから、さほど悩みはしない。さほどだ。

「ああ……それと──人を探している。
 今日は、見なかっただろうか……」

そうして、しばらくしていた会話も終え
外へ出掛けていくのだろう。
(36) 2021/12/11(Sat) 14:00:40

【人】 残氷 の エアハート

>>@11 リーゼロッテ
「まあ率直に言うと張り倒したくなりますね」

男は割と短気で直情的だった。

「とは言え物理的に不可能な場合はありますから。
 そう言う意味で力は常に欲していますし鍛えています」

物理的じゃない不可能はあるだろうに、
それについて想定できないのではなく、言及しなかった。

「……成程。つまり善悪は一切関係なく、
 『己に害成すか否か』を基準に思考しているのですね。
 ……良い事、とは正直、私は思えません。だけど……

 ──少しだけ、羨ましいとは思いました。
 ……お答えいただきありがとうございます。
 世界が広がりましたし、
 貴方と戦う時も覚悟を決められそうだ」
(37) 2021/12/11(Sat) 14:57:51
チェルシーは、辺りを見渡した。
(a19) 2021/12/11(Sat) 17:00:26

チェルシーは、二人がまだいないことを知っている。
(a20) 2021/12/11(Sat) 17:00:47

エアハートは、"裏切者"、と吐き捨てた。
(a21) 2021/12/11(Sat) 17:44:31

スカリオーネは、頬杖をついて窓の外を見ている。
(a22) 2021/12/11(Sat) 18:43:40

ミズチは、昼食を食べ損ねたらしいです。
(a23) 2021/12/11(Sat) 18:51:40

オーウェンは、なんでお前らは俺を誘い出す口実がタダ酒ばっかなんだ。
(a24) 2021/12/11(Sat) 18:54:12

捕まえて来る


思わず復唱。今から?どこで?なにを?
間違いなくこれはガルムの善意だ。眩しいほど純度100%。
そして、ヘルはガルムの狩りの腕前を一切疑っていない。捕まえて来ると言うからには、捕まえてくるのだろう。
しかし、いったい何を?どれがうまいのか狩場で迷い始めはしないか?そもそも、どこで調理するつもりなのだろう?

「…………」

熟考。

では、調理場を探しておきます


善意には善意を返す。
ずれを指摘するどころかそのまま突っ走り始めたふたりの明日はどっちだ。

【人】 灯屋 レイ

>>31 アイシャ
どうしてその花を指したのか。
ただ向けた先にあったのか。それとも、貴方の瞳の色と同じそれについ意識が向いたのか。

差し出される紫の花を見つめる。不信感。期待。
どこか、見透かされているような気さえした。


「期待に応えられるかは、わかりませんよ」

リボンの添えられたラベンダーを受け取る。
壊れ物を触るように、両手でそっと。

「―――私は、貴方のような。
このような場でも人々を和ませる事ができる、笑顔を振りまける、貴方のような者が。
何事もなく過ごせる場所を願っていました」

張り紙を見たこれにとって、その願いは過去形だ。
礼を告げ、対価はまた後日にと続けただろう。
(38) 2021/12/11(Sat) 20:13:09

【人】 花売り妖精 アイシャ

>>@4 フェリックス様
「お気に召したのであれば、幸いなのです。
 またべつの日に、違うお花占いを用意しておくのです。その時も御贔屓にしていただければ嬉しいのですよ」

ふふ、と笑みを浮かべて小さく頭を下げました。
続く言葉には、反応を見せる事はないでしょう。ただ、花売り妖精はいつものように振舞うだけです。
(39) 2021/12/11(Sat) 20:23:06
──日は移り、天から差す月明かりが怪しく華やかな都市を照らす。
それが暗い雲に隠れて、都の底にある陰りが差す、そんな時分の事。

「……わざわざこんなところにまで……ご足労、痛み入るわ」

死霊術師の工房に、ガタガタと物音を立てて衛兵が足を踏み入れる。

"何と穢れた居住まいか!"

"これが〈泥掬い〉の根城……"

"吐き気がする……腐肉の匂いだ"

などと騒ぎ立てる、取るに足るほどでもない画一的な装いのそれらに、
皮肉気に口を聞きながらも抵抗をすることはない。

何かの液体が入っていたであろう小瓶を片手にしながら、
自らを取り囲む衛兵をぼんやり……まるで無関心な様子で見やる。

「……どうしたの? 私を連れていくのでしょう?
 貴方たちを自由に操れる、腐った脳みその所まで……」

腫物を触るように警戒する衛兵に、不敵な笑みを向けながら言って。

『気味が悪い……何を企んでいるのだ、この反乱分子め……!』

衛兵のひとりが、その手に持った武器で死霊術師を殴打する。

「……っ……別に、何も……?」

打撃の衝撃に小さくうめき声を上げながらも、やはり抵抗はしない。

"もう、そいつは買い換えないとな……"

なんて、別の衛兵は至って真面目な調子で。

──死霊術師の扱いなんて、凡そ、こんなものだ。

その後も、死霊術師は抵抗もせずにそのまま連行される。

それが却って衛兵たちの恐怖や不信感を煽るのか、
拘束された後も理不尽な扱いは止まることはなかった。

そうして連行され、衛兵たちの長であろう人物の前に引き出される。
打撲や擦り傷など、衛兵に痛めつけられた跡がはっきりと残っている。


……この程度、冒険者をしているのなら軽い傷でしかない。


諦念か、覚悟か。
こうなると理解していた死霊術師の瞳に、恐怖や怯えの色はない。

じとり、纏わりつくような視線を目の前の人間に向け、
下賤な優越感に浸るその姿を収める。

『……最初に見つかった反乱分子は貴様か。
 〈泥掬い〉ペトルーシャ……
 フ、クク……何の驚きも……
 感慨も感じられないよ……どうしてだろうなあ?』


「……あなたたちはそんなに恐ろしいのね、
 私たちのような死霊術師が。
 金貨500枚だなんて、随分と高く買ってくれるのね。
 ……うぬぼれかしら?」


『いやいや、お上の方々はお前たちのような……
 塵芥拾いの事もよく見てらっしゃる。
 だからこそ、下賤の者に関わらずに……
 真っ先に連れてきたのだ、こうして──』

 
 
 
            「             」
 
 
 

"何か"の単語を呟いた。

『貴様……!いったい何処でそれを知った!』

男は酷く興奮した様子でペトルーシャに詰め寄る、それに向けるのはやはり不敵な笑み。

「……やぁっぱり。
 貴方たちが人間を墓に埋めてまで隠したいもの、
 墓を荒らしてまで見つけ出したいもの……
 死に近い私たちには、何だって筒抜け……
 だからでしょう? こうやって、私たちが邪魔だから」

骸糾問。
死霊術師であるペトルーシャが行使できる力のひとつ。
物言わぬ死者から言葉を、情報を、真実を。
あらゆるものを引き出すことのできる術。

口封じに誰かを殺して始末することなど、
古今東西、どんな場所でもありうる話だ。

死人に口無し。

黙して語ることのできない死者が、どれほど喚き、騒いだとしても。
それを聞くことのできない生者にとって、それは無いものと等しい。

……ならば、それを聞くことができるものがいるとすれば?

『ほう、そこまで理解しているのなら話は早い。
 早くその情報を渡すといい。袖の下も含めて。
 私の気分が変わらない内にな。

 そうすれば……わかるだろう?
 聡明な貴様なら、皆まで言わなくても──』


「お断りよ、腐れ脳みそ」


『…………』

『……残念だよ、〈泥掬い〉
 せっかく、身を清める素晴らしい機会を与えてやったと言うのに……』

男は肩を竦めて、何かを取るために後ずさる。
かつ、かつ、靴が床で擦れるような音だけが部屋に響く。

『ああ、付いた汚泥は綺麗に洗い流さなくてはな……穢れが移る……』

手に取ったのは何かの液体が入った瓶。
それは仄かに光を放ち、まるで闇を照らす灯りのようでもあった。

「…………それ、は」

「……まさか、知らないわけではないだろう?
 穢れた死霊を清め、焼き尽くし、天に御返しするためのもの
 そして、貴様たちのようなものが何よりも嫌がるものだからな」

──〈破邪の聖水〉

魔物に対しても用いられる強力な聖水。
特にアンデッドに対しての効果は覿面で。
扱いを間違えれば生きた人間すらも焼き尽くしてしまう、そんな代物。

じわり、と嫌な汗が噴き出す。
流石の死霊術師と言えど、
これから起こることを思えば、涼しげな顔のままでいるのは難しい。
こんな時は気付かないほうが幸せなのか、それとも。
気付くほうが、気付いてしまうほうが幸せなのか……

死霊術師は、自らの勘の良さを恨んだ、この時ばかりは。

──男が手を振れば、降りかかる聖水がペトルーシャの身体を焼く。

「────────!!」

まるでマンドラゴラのような、声にもならない恐ろしい悲鳴が上がる。

〈匙〉も〈焔喰らい〉もない。

今のペトルーシャに抵抗する手段は、何もなかった。

『まだ終わりじゃないぞ、〈泥掬い〉め。
 どれだけあれば貴様の穢れが浄化できるのか……
 試してみようじゃないか、ええ?』

男は、中身のなくなった瓶を、そのままペトルーシャに投げつける。

それに対して小さな呻き声を漏らしたかと思えば。

すぐに次の清めに打ち消されてしまう。
それは、喉すらも、焼けてしまいそうなほどに続いた。

──何度も繰り返される絶え間ない責め苦の合間。
ぼそり、ぼそり、と口を開いて、亡者の喚きのように呟いて。


「…………滑稽、ね」


「……私が、こうなると理解してて、何もしていないと、思ってるのなら」

どういうことだ、と清めの手は一度止まり──

「ふふ……!あははっ……!
 実はね、教えたのよ……私の他にいるの。
 貴方たちが知りたい秘密、知られたくない秘密……
 なんでも知れちゃう方法……それができちゃう、冒険者……」

気を失ってしまいそうなのを必死に堪えながら
それは誰だ、と問い詰める男に対し不敵に笑って……

……その顔面に唾を吐きかけた。

「……教えるわけないでしょ、腐れ脳みそ」


「……眠れぬ夜を過ごしなさい。
 墓に埋めようと……過去は追いかけてくるもの」


その言葉を残して、ペトルーシャは意識を失う。

これ以上は、政府の名目も潰れてしまうかもしれない。
男は部下に命令させ、あの首輪を持って来させる。

気を失った死霊術師は物々しい首輪を装着され、
乱雑に引き摺られて留置所に放置されることになった。

まるで塵芥のように。
同じような目に合った者たちとひとまとめにされ、
受けた傷の手当もロクに受けさせられないまま……

その夜、今まで見た夢の中で一番気味が悪く最悪な夢を見た。

──時間は移り、だいたいお昼くらい。

「…………」

酷く痛めつけられたペトルーシャが酒場にふらりとやってきた。
物々しい首輪を装着され、その顔は焼け爛れた醜いものとなっている。

「……最悪の夢見だったわ」

しかし、第一声はこれだった。

張り紙を見た。

アイシャから、とあるものを受け取っていた。

皮肉にもそれが、彼女が疑われる理由となってしまったのかもしれない……と思った。

スカリオーネは、ペトルーシャに無言で幾らかの金と、まともな治療薬の入った袋を投げ渡した。
(a25) 2021/12/11(Sat) 22:09:22

袋をキャッチしようとして、落としてしまった。

床に落ちたそれを拾いながら、ぶつくさと愚痴った。

【人】 灯屋 レイ

>>+13 ペトルーシャ
「ぺトラ」
声をかけたのは灯屋―――貴女にとってはまだ、墓守の方が馴染み深いだろうか?
しゃがむ事が辛そうであれば、それは袋を拾う事を手伝っただろう。

「……なにか入用なものはありますか」

ひと目で大丈夫でない事はわかる。
治療薬は渡されているようだが、他に必要なものがあってもその怪我と首輪では買いに行けないだろうと、考えての発言だった。
断られれば素直に引くだろう。
(40) 2021/12/11(Sat) 22:41:29
チェルシーは、目を伏せて、閉じて、開いた。
(a26) 2021/12/11(Sat) 22:46:13

【人】 埃運び オーウェン

「……チッ、酷いツラだな。
 それこそ墓場の死にぞこないみたいな。
 わざわざ見た目を寄せに行くこともあるまいに」

舌打ちは、何を不快に思ったからか。
幾つかの荷物を前に、いつも通り不機嫌さを隠そうともせずメモをつけていく。

「こんなことが起こり得る場で働いてかなきゃならないと思うと気が滅入る。働かなきゃ明日生きてく金はいつか途切れる。ああ、ホントに政府の言う革命屋がいるならとっととどうにかしてほしいね」
(41) 2021/12/11(Sat) 22:48:22
フランドルは、自らの手では、舞台の幕を下ろせない。
(a27) 2021/12/11(Sat) 22:59:49

アイシャは、ペトル―シャの姿を見て、傷に触らないよう一輪の造花をそっと近くのテーブルへ置きました。
(a28) 2021/12/11(Sat) 23:38:32

アイシャは、白いカモミールの花。逆境で生まれる力が、貴女に届きますように。
(a29) 2021/12/11(Sat) 23:40:29

【人】 大道芸人 チェルシー

「……夢見ですか!一体どんな夢だったのでしょう!
 素敵な夢を見られていれば、それは現実を生きるにも素敵なことなのですが、悪夢では叶いませんね!
 出来ることなら、チェルちゃんが皆さんの夢の中で芸を披露して……笑顔になって欲しいのですけれども!」

道化は、顔を上げて変わらない笑顔を見せた。
そのぐらいしか持ち得ていない。

「チェルちゃんではどうにか出来ないものでしょうかね〜。なにかほら、見たい芸のリクエストとか、皆さんあります?
 ない?机さんと椅子さんはないみたいですね……!」
(42) 2021/12/11(Sat) 23:48:49
いつもの席に忘れ物をしていた。空の椅子の上に赤いリボンがちょこりと乗っている。

フランドルは、その剣を捧げる先は、何処に。
(a30) 2021/12/12(Sun) 4:45:10

フランドルは、行き場の無い剣なら、折られる事も慈悲とさえ思う。
(a31) 2021/12/12(Sun) 4:49:32

「ああ、捕まえてくる。だから……待っていてほしい
 ……、では……調理場は、たのむ……」

あなたにも協力を頼むほどには、間違いなく、本気だった。
上手いチキンの素材である何かを、狩ってくる。
そう宣言したからには遂げて見せる。
無事に、美味しい明日がやってくるといい。

「…………それで、次は誰を、」

小銃を抱えなおす。ひとまず美味しい食事の話はさておき
できること、やるべきことを、遂行する。

「……ミズチ」

ぽつりと呟いた。自分で決めたというよりは
突然脳内に振って来たような。以前と同じ様式でそうするようだ。

「そこの男連中と一緒に踊らされる夢」

と、酒場にいる面子の何人かに視線を向けた。

「…………悪夢だったわ」

アイシャの姿を見た。こんなことをしていても、あなたには……

アイシャは、概ねいつも通り。
(a32) 2021/12/12(Sun) 12:54:27

オーウェンは、なんで揃いも揃ってそんな夢見てんだよ。
(a33) 2021/12/12(Sun) 13:28:20

ノアベルトは、花売りに花を注文して掃除屋の仕事を休んだ。
(a34) 2021/12/12(Sun) 16:16:47

【人】 残氷 の エアハート

 
「あの夢、なんであの人選だったんでしょうね……
 まだペトルーシャがいないならわかるんですけど……

 何か何処かの勢力が変な電波とかを、
 こう、実験がてらに飛ばして来てません?」

そう思うくらい摩訶不思議な夢だった。
(43) 2021/12/12(Sun) 16:28:49
 レイ

「……レイ」

痛めつけられた身体では、落とし物を拾うこともままならない。
あなたの厚意を拒むことはなく、全てを拾い終えて向き直る。


そして、ため息をひとつ。


「……あいつらから奪われたもの、取り返す手段」


ペトルーシャの姿を見てみれば、いつも持っている装備がない。
肌身離さず持っていた〈匙〉も〈焔喰らい〉も。

あなたはそれらが死霊術師にとって大切ものだと知っているだろう。

とは言え、そんなものを用意しろと言われても無茶がある。

「……それか、何か冷たいものが飲みたいわ。
 蒸し暑くて仕方ないのよ、ここの酒場……」

【見】 騎兵 リーゼロッテ

「えぇ〜?なになにぃ?ダンスパーティー?
 てかペトルーシャさん顔ヤバ!もったいなぁーい。
 約束どーりロッテからもカンパしてあげるぅ」

討伐依頼から帰ったそのまま、受け取った報酬金の目分量半分を死霊術師のテーブルに置く。
滅し方なら分かるが治し方は知らない。
下手なものを買って寄越すより、自身で調達する為の資金を遣った方が互い楽であろう。

もっとも、その首輪。
遠からぬ死が約束されるのであれば、少し早い手向けに過ぎないのかも分からないけれど。

「チェルちゃん踊ってあげたらいーんじゃない?
 気ぃまぎれるかもぉ?
 ゴーモン中もユカイなダンス思い出してね〜、的な?」
(@12) 2021/12/12(Sun) 17:06:05

【人】 大道芸人 チェルシー

「みんなで踊る夢……それって悪夢なんですか〜!?
 チェルちゃん的には素敵だと思うのですけれど!
 女の子の友達と踊る方が好きでしたら、
 チェルちゃんは手も足も貸しますよ!」

踊ってあげたらいいんじゃない、の言葉に応えて、
胸を誇張的に張った。

「痛みのお友達の位置にすり代われるぐらい、
 愉快なダンスをエスコートしますとも!」
(44) 2021/12/12(Sun) 17:20:05
貴方が美味いチキンの素材として魔物も視野に入れているとは露知らず、これは調理場……必要なら調理してくれる人も探しておくだろう。
美味しいならば

「わかりました。私は……」

暫し、悩むように間を置いて口を開く。

「今日は、彼の役者を調べてみます」

スカリオーネは、路地裏へ入っていった。
(a35) 2021/12/12(Sun) 19:33:36

【人】 灯屋 レイ

>>+15 ペトルーシャ
「返してはくれなかったのですね。
貴女のようにあれらを扱える者がいるとは思えないのですが」

強欲な。喧騒に消される程度の呟きが溢れる。
宝の持ち腐れだと思うが……恐らく政府側はなんの情報も得られなかったのだろう。
ならば、目に見える『成果』を欲しがったのではないかとこれは推測した。

「考えてはみますが、期待はしないでください。
少なくともこの騒動が収まるまでは、あちらもそう簡単に手放したがらないでしょうから。

……それぐらいならお安い御用です。
甘いものは大丈夫でしたか?」

見た目がこの有様なら、口の中も怪我しているように思えた。
せめて刺激物は避けた方がいいだろうと、果汁を冷やした飲み物を注文しただろう。
(45) 2021/12/12(Sun) 20:06:44

【置】 錆鉄御納戸 ミズチ

──音が、音が、音が。


 両手で耳を塞いでも、聴覚機能自体を停止させても、やまない聞こえるあれはなに? 形になり切らない思念の濁流の中にいる。

 何があった? 覚えていない。
 何かあった? なかったはずがない。

何か、何が、

大事なことを忘れている。聞きたくない。考えることをやめてはならない。聞きたくない。考える為には知らなければならない。聞きたくない。摂理を世情を人々の思惑を為すことをそのすべてに至らずとも可能な限り。聞きたくない。足を止めてはならな、

──どうして?

なに、どこにいる、小生はミズチという存在はどこへ向かおうとしていた、生きなければならない、これは誰の望みだ、声が聞こえる、いや聞こえない、聞いていない、聞かない、知らない、、
(L1) 2021/12/12(Sun) 20:24:04
公開: 2021/12/12(Sun) 20:25:00
ミズチは、整備のために外した頭を両手に抱えていた頃、思考の渦の中にいた。
(a36) 2021/12/12(Sun) 20:24:16

【置】 花売り妖精 アイシャ

妖精は、人に信じられることでその存在を強固にすると言われてきました。
その性質故に、アイシャを含む妖精の一族は"信じる事で効果の現れる魔法"を代々受け継いできたのです。

人と妖精の合いの子であるアイシャ自身にも、媒介を通してであればその魔法を使う事が出来ます。
彼女にとって、その媒介は花でした。花の持つ意味が、偶然ではなくなるように。
希望には希望の言葉を、悲しい言葉には、より良いことがあるような言葉を。

だから、彼女は取り調べの前に1つ言葉を残していくのです。
(L2) 2021/12/12(Sun) 20:45:10
公開: 2021/12/12(Sun) 20:55:00
アイシャは、自分の座っていた椅子の上に、ヒペリカムの黄色い花を置いていきました。
(a37) 2021/12/12(Sun) 20:55:46

「………………ヘル」

思い出したように、呼ぶ声。

「もし、おれが余計なことをしてしまったら、失敗してしまったら。見限ってくれても、殺してもいい」

まるでそれが当たり前かのような言葉を吐く。

ミズチは、夕食は食べそびれませんでした。
(a38) 2021/12/12(Sun) 20:59:20