【秘】 魔女 イクリール → 酔吟 ミズガネ「今まで暮らしてきた世界を捨てるのは勇気がいるし、難しい事よね……」 気持ちも、それ自体も。 気軽に自分と暮らそうと提案したことも、彼には重荷だったことでしょう。 視線が僅かに下へ向いた彼に、魔女は首を傾げました。 胸の大きさで納得されたとは露とも知りません。 「本当にね……噂って自分ではどうにもできないから」 頬に手を当てて小さく息をつきます。 「ミズガネくんも、知らない人に色々言われたことがあるのかしら……?」 魔女のようになることを賛成はしがたいけれど、そんな発言をする貴方に親近感を感じていました。 「私は“魔女”以外になれるならなんだっていいの でも……貴方がそういってくれるだけでなんだか頼もしいわね、ふふふ♪」 今まで、当たり前に受け入れ続けていた人々の言葉を否定していいと言ってもらえたようで、胸が熱くなります。 やけくそみたいな誉め言葉がうれしくて、子供みたいに無邪気に笑ってしまいました。 (-91) kotorigasuki 2022/01/22(Sat) 1:12:33 |
【秘】 魔女 イクリール → 酔吟 ミズガネ「なら、貴方はかっこよくて優しくて、頼りになるいい男のコね」 少なくとも、魔女にとってはそうなのです。 「いいの、期待することだって久しぶりだもの。 夢ぐらい見てもいいでしょう?」 楽しげに隣を歩いていきます。 「じゃあ……今夜はいっしょにいてくれる?」 (-92) kotorigasuki 2022/01/22(Sat) 1:13:27 |