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人狼物語 三日月国


169 舞姫ゲンチアナの花咲み

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【雲】 ウユニ




   「私のせい、なの……

        私なんて、いなければ、……。」


  
(D39) 2022/08/26(Fri) 13:47:17

【雲】 ウユニ



   責めないで、と言われても
   その言葉が私を守ることは出来なくて。

   守りたいと願ってくれるのなら
   こんなこと、しないでほしかった。

   そんな恨み言は辛うじて声に出さなかったけれど
   貴方への恨み言を抑えれば、
   抑えた分、後悔も何もかも、自分へと向く。

   
私のせいでなくて、誰のせいだというの?

   
きっと誰だって、そう言うに決まってる。


  
(D40) 2022/08/26(Fri) 13:48:28

【雲】 ウユニ

   
   
    「でも……、
     いま、さいてなく、ても……。」



   涙を流したまま、促されるままに貴方を見て>>D36
   症状が出ていないことを確認すると
   ほんの少しだけ安堵して
   でも貴方の未来を思って目を伏せた。

 
(D41) 2022/08/26(Fri) 13:49:08

【雲】 ウユニ



    「そんな、ことない……。
     貴方は、何も、わかってない……。」



   安いものだ、と言って私を宥めてくれても
   荒ぶ心は落ち着くどころか>>D37
   ますます、荒れていく。

   花咲病が甘い病気じゃない、なんて
   私が一番よく、わかってるから。
   幸せを感じた次の日には、
   それを嘲笑うように花が命を脅かしていく、
   そんな、苦悩に満ちた病。


 
(D42) 2022/08/26(Fri) 13:50:22

【雲】 ウユニ

   

    「傍に、いて……。
         ずっと、ずっと……。」

   
   泣き顔を隠すように
   ぎゅう、と貴方に抱きついて
   
叶わない
願いを、口にして。
   貴方に、貴方の言葉に、縋るの。>>D20

   もう、独りになりたくない。
   私にとって、たった一人の家族を
   失ってしまったら、
私は、もう……。


  
(D43) 2022/08/26(Fri) 13:51:19

【独】 ウユニ



生きる意味なんて、見いだせない。  
 
(-12) 2022/08/26(Fri) 13:53:10

【雲】 ウユニ



   瞳を覗かれて、視線が交わる。
   吸い込まれるように、見つめていると
   貴方に一つの提案をされて。


    「贈り物……?
     でも、それなら……、
     二人で帰ればいいのに、どうして……?」



   どのみち、行きたい場所は此処が最後のはずで。
   取りに戻るくらいなら、
   
貴方を一人にするくらいなら、

   一緒に居たかったから、当然渋った。

  
(D44) 2022/08/26(Fri) 13:53:56

【雲】 ウユニ



   渋っていたけれど、
   貴方に理由を言われてしまえば
   私はそれに納得してしまうの。

   まだ、発症していない。
   そう信じていたかったから。


   貴方を悩ませるくらいなら、
   そう遠くもない家まで取りに戻るくらい
   なんでもないはずだ、と。
   自分自身に言い聞かせて、
   貴方の願いを聞くことにしたの。
   
でも、離れがたくて、時間を稼ぐように


 
(D45) 2022/08/26(Fri) 13:55:08

【雲】 ウユニ




    
「ねぇ、サルコシパラ……。」



  
(D46) 2022/08/26(Fri) 13:55:36

【秘】 ウユニ → サルコシパラ



    
「私は、いつまでも貴方を愛しているわ。」



   貴方を見つめて、愛を囁くと。
   柔らかな口付けを、貴方に贈った。


  
(-13) 2022/08/26(Fri) 13:56:17

【雲】 ウユニ



   永遠の様な一瞬の後、
   立ち上がって、哀しそうに笑うと。
   私は一旦その場を後にするの。**

 
(D47) 2022/08/26(Fri) 13:56:48

【雲】 ウユニ



   丘から家まで、数十分。
   急ぎ足で戻って、貴方の部屋まで向かう。

   机の上にあったのは、一通の手紙。
   
手に取った瞬間、嫌な予感がした。


   わざわざ私一人に取ってきて欲しいと
   頼むようなものではないような、気がして。
   そもそも、理由がどうあれ、
   取りに戻らせるのは不自然だったのに、私は……。


 
(D48) 2022/08/26(Fri) 13:57:46

【雲】 ウユニ



   
さぁっと血の気が引いていく。


   手紙を読みもせず、手に持ったまま
   私は丘の上へ戻ろうと走り出した。

   急いでいた拍子に花瓶を落としてしまって
   ガシャン、と大きな音が響いたけれど、
   今の私には気に留める余裕もなく。


  
(D49) 2022/08/26(Fri) 13:58:30

【雲】 ウユニ



   走って、走って、走り続けて。
   息せき切って、たどり着いた丘の上で、
   
           私が見たのは―――――。*

  
(D50) 2022/08/26(Fri) 13:59:01

【雲】 サルコシパラ



   「大丈夫ですよ、ウユニさん。

      私はそう簡単には死にません。」



(D51) 2022/08/27(Sat) 7:54:49

【独】 サルコシパラ



   サルコシパラは生まれて初めて
   愛した人に嘘をついた。>>D41



(-14) 2022/08/27(Sat) 7:55:26

【雲】 サルコシパラ




   この先の未来に怯えるように
   しがみついて涙を流す
   ウユニ背を優しく撫でて

   彼女の不安と善意に>>D44>>D45
   サルコシパラは付け入るように言葉を被せて
   彼女が願いを受け入れてくれると静かに笑う。

   初めて言葉で伝えられた愛情は
   毒々しくなってしまった身体と心に
   深く染み渡っていって。>>D46


   受けた愛情を返すように
   サルコシパラはその口付けに呼応するように
   誓いにも似た口付けをし続けるのだった。



   
(D52) 2022/08/27(Sat) 7:56:34

【雲】 サルコシパラ



   そうして永い永い逢瀬が終われば
   彼女がその場から立ち去るその時まで
   サルコシパラは微笑み続けていただろう。**


(D53) 2022/08/27(Sat) 7:57:55

【独】 サルコシパラ



   流行り病に犯されたように
   身体中に倦怠感が駆け巡る。

   彼女から愛を伝えられて
   彼女の涙を見せられて

   心が動かされる度に
   この倦怠感は強くなっていた。



(-15) 2022/08/27(Sat) 7:59:12

【独】 サルコシパラ



     だめだ。

            こらえろ。



(-16) 2022/08/27(Sat) 8:00:32

【独】 サルコシパラ



      この身体が花の養分になる瞬間を
      彼女に見せるわけにはいかない。



(-17) 2022/08/27(Sat) 8:01:08

【独】 サルコシパラ



   並外れた精神が成し遂げた奇跡は
   感情の昂りによる花の開花を押さえ込み
   最愛の人を欺くことさえできてしまった。


      しかし彼女がこの場所を去れば
      無理矢理止めていた時計の針が回り出す。


(-18) 2022/08/27(Sat) 8:01:57

【雲】 サルコシパラ



   途端、サルコシパラの背中から
   まるでその身を食い破るように

            大きな竜胆が咲いた。



(D54) 2022/08/27(Sat) 8:02:56

【雲】 サルコシパラ



   「ぐっ…ぁ…うあああっ…!」



   自分が自分でなくなっていくような
   恐怖を感じれば、頭の中はウユニとの
   思い出に満ち溢れていく。

   その度に背中の竜胆は羽化する蛹のごとく
   大きな成長を遂げいき、腕先や身体の節々には
   色とりどりの薔薇が咲き誇り。


        そして左目に咲いたのは、勿忘草だった。



(D55) 2022/08/27(Sat) 8:04:58

【雲】 サルコシパラ



   サルコシパラは血液のように
   花弁を身体から散らしながら
   丘の橋に生えていた木にもたれかかる。

   しかし花咲みが留まることはなく、
   やがてサルコシパラはその身体を
   自分から咲いた花々に包ませて

   遠くなる意識の中、蒼空を仰いだ。


(D56) 2022/08/27(Sat) 8:06:02

【置】 サルコシパラ





   「ウユニさん。
    私は貴女に謝らなければなりません。

    きっとこれを読んでいるということは
    僕が今、貴女を哀しませているということ。

    何も言い訳はできません。」



(L0) 2022/08/27(Sat) 8:14:24
公開: 2022/08/27(Sat) 8:30:00

【置】 サルコシパラ





   「貴女から病気の事を聞かされた時から
    私はずっとこの道を考えていました。

    決して貴女がこれを望まないことも
    全てをわかった上で、僕は貴女の命を
    未来に繋ぐことを選ぶことにしたのです。」



(L1) 2022/08/27(Sat) 8:15:20
公開: 2022/08/27(Sat) 8:30:00

【置】 サルコシパラ





   「ウユニさん。
    貴女は僕の宝で、誇りだ。」
    


(L2) 2022/08/27(Sat) 8:16:07
公開: 2022/08/27(Sat) 8:30:00

【置】 サルコシパラ




   「だから叶うならどうか…
    今は生き延びてください。

    そうして好きなだけ寄り道をして
    好きなだけ生き抜いてみてください。

    また数十年後、貴女に会えることを楽しみに
    私は蒼空で貴女を見守っています。」
   


(L3) 2022/08/27(Sat) 8:20:06
公開: 2022/08/27(Sat) 8:30:00

【置】 サルコシパラ






   「私はこの魂が朽ち果てるその時まで
    貴女を生涯、愛しています。」




(L4) 2022/08/27(Sat) 8:20:53
公開: 2022/08/27(Sat) 8:30:00