人狼物語 三日月国


326 【R18身内】Everlasting Summer RSS
(2026/08/23(Sun) 0:00:00 に更新。 延長2回まで。)

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【人】 七川 惺


[オープニングアクト>>2:0
 の、次のシーン。薔薇戦争の戦闘が
 大スクリーンにシルエットで映し出された後。>>2:2

 さらに時は遡るが、時系列はふんわりしている。
 なんとなれば、バッキンガムの結婚は史実では11歳。
 まあ、日本の文学でいえば、光源氏が結婚した年だ。
 まだ子供…おかざりの夫婦。その結婚前夜。
 子役を使わないのと、絵面的な面で、
 俺は15歳位を想定した扮装で舞台に立つことになっている。
 今日は舞台に見立てた、ステージのない小ホールに入る。
 
 オープニングアクト以外で、俺の初登場のシーンだ。]


  結婚なんて、まっぴらだ。


[回廊を速足で歩いていると。
 貴族達が外を指差しながら噂話をしている所にでくわす。
 咄嗟に身を隠して聞き耳を立てた。]
(30) 2026/08/12(Wed) 16:57:10

【人】 七川 惺


 「あの漆黒の黒髪をごらんなさい。
  父上に全く似ておられない。」

 「母上の浮気。
  ジプシーの血が混じっているとの噂ですぞ。」

 「どうりで。奔放な血なのでしょう。
  彼にたぶらかされたのは、一人二人ではない。」

 「美しすぎるのです。禁断の恋に身を焦がす者もいる。
  たぶらかされても仕方がない程に。
  悪魔のように美しい。」

 「いや、実際悪魔のような身体をしているのでは?」
(31) 2026/08/12(Wed) 17:02:39

【人】 七川 惺


[俺は物陰から踏み出す。]

  
  諸兄。お言葉が過ぎます。
  ……黒髪なら、ここにもいる。

 「これはバッキンガム公。
  貴殿の由緒正しい血筋は疑うべくもない。」


[一歩下がる貴族達。
 控えたように見えるが、俺が去った後に聞こえるのは。]


 「若造が。」

 「王にもなれる血筋といえど、此度の結婚では
  彼の出世は打ち止めでしょう。いや、むしろ……」
(32) 2026/08/12(Wed) 17:04:46

【人】 七川 惺


[俺=バッキンガムである
 ヘンリー・スタッフォードは、その後中庭で
 悠凛=リチャードと対面する。
 中庭に踏み入れる直前の、独白。]

 
  遠くから、いつも見ていた、彼を。
  その涼し気な美しい横顔を。
  悪魔なんかじゃない、けれども。
  ……まるで誘われるように欲が湧く。
 
  ああ、だから。
  皆、彼を怖れるのだ。
  自分の深淵を覗くのが怖くて。


[それから数歩前へ進み、リチャードと対面する。*]


  ……王弟閣下。


[実際言葉を交わすのは初めてだった。
 続けるべき言葉が見つからなかった。眩しくて。
 この眩しさは、悪魔などではない。

 一言目の呼びかけに
 それだけの気持ちを込めるのが、俺の解釈。*]
(33) 2026/08/12(Wed) 17:13:17

【人】 飛鳥 悠凛

[一人遅れて稽古に加わることになった惺は、 
 持前の人当たりの良さで共演者やスタッフさんと
 すんなり打ち解けているようだ。

 いつも俺との稽古がある訳じゃないけど、
 一緒になった時にその指に控えめに光る
 プラチナリングが視界に入ると
 誇らしい気持ちで満たされる。

 この美しい男は、俺のもの。


 “惺君、舞台初めてって聞いたけどいいね”


 裏でそんな声を聞けば、なおのこと。*]
(34) 2026/08/12(Wed) 18:38:51

【人】 飛鳥 悠凛

[リチャードが中庭を散策するシーン。
 白薔薇の咲き誇る季節。
 薔薇の茂みの向こうに下肢が見え隠れする様を
 思い描いて、悠然と歩を進める。

 以前より顔見知りだった二人は、
 その時、初めて言葉を交わす。
 未来の王と、王の半身の邂逅。]


  これは、バッキンガム公。
  此度はおめでとう。

  お父上も、美しい花嫁を随伴する
  貴公の姿を見れば、さぞ誇らしく
  思われたことでしょう。


[バッキンガムの先代は、リチャードの生まれの
 プランタジネット家と敵対するランカスター家を
 支持していた。

 しかしリチャードは、優れた者、美しい者、
 そうして熾火を燻らす者を好む。
 己と同様に。]
(35) 2026/08/12(Wed) 21:15:48

【人】 飛鳥 悠凛

[9歳にしてグロースター公に叙されたリチャード。
 それと前後して、6歳で公爵位を襲爵した
 ヘンリー・スタッフォード。
 王妃を後見人に持ち、此度はこの年若さで
 王妃の妹を娶る手筈となった。
 棘なき茨で雁字搦めの、若き公爵。]



  今日はことに空が高い。

  ……ですが、花の顔が曇るのを幾度か見た。


  喜ばしき明日という日を控えて、
  憂い事でも?



[眼下に咲き乱れる白薔薇に手を翳し、
 強い陽光の下、くっきりと影を落とす──
 その光景を現実の視界と二重写しに観ながら、
 ゆったりと首を擡げる。*]
(36) 2026/08/12(Wed) 21:20:03
七川 惺は、メモを貼った。
(a4) 2026/08/12(Wed) 21:46:56

【人】 七川 惺



  はーっ。


[思いっきり溜息をついてしまう。俺の素に近い。
 
これでいいのか?違うのかもしれない。



  ……失礼いたしました。

  ご機嫌麗しゅう。


[今更ながらに挨拶を付け加える。
 居住まいを正したものの、表情は昏い。]


  正直言って、気が進まないのです。
  家の繁栄のためにと決めつけられた妻。

  例えどんなに美しかろうと
  それは私の選んだ、望んだ美ではありません。


[あんたの前では霞むだろうと思っても
 それはまだ胸の内に秘め、視線を落とす。]
(37) 2026/08/12(Wed) 23:11:10

【人】 七川 惺


[しかしその視線はやがて
 白薔薇の上にくっきりと落ちる
 リチャードの手の影の方へと吸い寄せられる。]


  家の繁栄が私の望む形のものなら
  義務だと諦めもしましょう。
  貴族の家に生まれた者の務めとして。

  けれどもこの結婚が、
  現王妃に頭を押さえ付けられものなら

  ……間違っている。


 [──後見だと?おためごかしに。
  観客にギリギリ聞こえるような悪態。
  そして熾火を燻らす者の瞳。

  
できているだろうか、俺に。
(38) 2026/08/12(Wed) 23:12:27

【人】 七川 惺



  ただ、私はあまりに年若く
  今それを跳ね返すだけの器量がない。
  そもそも私は現王が一番玉座にふさわしいとは……


[さすがにそれ以上は口を慎む。
 ほとんど言ってしまったようなものだけれども。

 ──ああ、あんたの前で俺は本音を隠せない。
 
できるだろうか、そんな貌。


 リチャードの掌の下の、
 影が落ちている薔薇の茎に手をかける。]


  貴方、なら、と思う。


[棘に刺されて血を流す指。
 
痛そうに、そう見えるようにする。
(39) 2026/08/12(Wed) 23:22:19

【人】 七川 惺



  その手に欲しいものを見出した時、
  私を想い出して下さい。


[そうして観客に向かって抑えた声で独白。
 
まだ観客はいないけどな。
*]


  この美しさは悪魔のものではない。

  ──麻薬のような、王の、器。
(40) 2026/08/12(Wed) 23:25:00
七川 惺は、メモを貼った。
(a5) 2026/08/12(Wed) 23:28:22

【人】 七川 惺


[いつかの、休憩時間。]


 「なんか惺君さー。
  私達とる時と、
  悠凛君とのシーン、熱量違くない?


[これは橋立カンナ。ホントに童顔。
 同い年くらいに見えちゃうけど、
 芸歴でも舞台歴でも先輩だから、敬語。]


  ええーっ?そうですか?
  前に共演したから、呼吸が合うっていうか。
  他の皆さんとは初共演ですし。

 「そうかなぁ?」

  アン橋立さんとはライバルですからね。
  これから負のオーラ出すようがんばりますから。


[それが後に現実になるとは。
 舞台の上で、俺バッキンガムはアンに激しく嫉妬する。*]
(41) 2026/08/13(Thu) 0:07:25

【人】 飛鳥 悠凛

[思い出したように礼をとるバッキンガム公。
 鷹揚に構え、彼の吐露に耳を傾けるうち、
 ふ、と顔を綻ばせる。>>37



  素直な方だ。

  素顔を見せる相手は、よくよく選んだ方が良い。


[微笑を湛えるままに、声を落として]


  ……摘まれてしまいますよ。
  若芽が、大樹となる前に。


[まだ硬い蕾をつける一枝を手繰り寄せ、
 戯れに手折る真似をする。]
(42) 2026/08/13(Thu) 0:20:08

【人】 飛鳥 悠凛



  望んだものを望んだように得られる者はそう居ない。

  神の代理人たる王の血筋に連なる者とて、
  それは同じこと。


  足ることを知り、務めを果たすのみです。


[王弟であるリチャードは無論、
 バッキンガムも王の血筋を引いている。
 それでも、世の道理を動かす術はない。
 動かしがたい、この世に産声を上げた巡り合わせの前には。]
(43) 2026/08/13(Thu) 0:23:15

【人】 飛鳥 悠凛

[咲き狂う薔薇に視線を臥せるリチャードは、
 手を伸ばすバッキンガムにも反応を返さない。
 英雄色を好む兄王に、自身も思うところがないではない。

 “貴方、なら”と熱を滲ます声が、
 リチャードを誘う。]



  ───… 、 


[一瞬。深く皺を刻んだ眉間を開き、
 眉を跳ね上げる。]



  あまり迂闊なことを言ってくれるな。

  子どもでなければ、反逆罪で
  陛下の御前に突き出すところだ。



[自ら棘に刺されに来たその手を捕らえ、
 軽く捻り上げる。

 それでも、バッキンガムは言い募る>>40
(44) 2026/08/13(Thu) 0:30:45

【人】 飛鳥 悠凛





  ……貴公は、婚儀を明日に控えた身。

  “薔薇の下”での会話は不問にしよう。


[掴んでいた手首から手を離すと、バッキンガムの 
 肌を刺した一輪を摘み取り、恭しく跪く。
 その胸元に、ブーケトニアのように
 純白の薔薇を挿してやる。

 立ち上がる間際、白い頬につと頬を寄せて]



  不遇に倦まず、牙を研いでおくことだ。
  時代がいずれ、お前を必要とすることもある。



[鮮血の滲む指に視線を留め、すっと目を細める。
 己のために、青き血を流すを厭わぬ男かも知れない。
 ──リチャードは、そう考える。

 失礼、とマントの長い裾を踊るように翻し、
 ゆったりとした足取りで歩み去る。*]
(45) 2026/08/13(Thu) 0:40:56

【人】 七川 惺


[「“薔薇の下”での会話は不問にしよう。」

 
今のアドリブだよな?親父の台本にねーぞ?
ここでの会話は特別に不問、だったか。
あ、いけない見惚れちゃ……


 まだ滑らかな、年若な頬を撫でられ。
 己の力のなさを呪いながら。

 胸元に飾られた白薔薇を血濡れた指でなぞる。

 ──翻るマント姿を見送る。**]



  牙を研いでおこう。
  
あんたの為に。

  いつかの日、“薔薇の下”にて。

  秘密を共有できる、大人の力を携えて……。**
(46) 2026/08/13(Thu) 1:16:35
七川 惺は、メモを貼った。
(a6) 2026/08/13(Thu) 1:18:28

【人】 飛鳥 悠凛

[婚儀を控えた花婿に贈るには物騒な餞を囁いた
 リチャードは、バッキンガムを振り返ることもなく
 悠々と歩み去る。

 途中、舞台脇上方に設えたバルコニーから
 こちらを見つめささめきあう娘達に、淡く微笑みかける。
 長兄であるエドワード4世のように
 好色の素振りはないが、女性に冷淡でもない。
 それでも人々の噂は絶えない。>>31

 王位継承権が高いということは、
 その威光に擦り寄る者も、陥れようとする者も
 多いということだ。

 侮られてはいけない。
 目立ちすぎてもいけない。

 秀でていればなおのこと、慎み深く用心すべきだと
 リチャードは心得ている。]
(47) 2026/08/13(Thu) 13:59:16

【人】 飛鳥 悠凛

[“舞台袖”へと捌けて、ふっと息を吐く。
 今はまだ小ホールでの練習だから、
 実際にはバルコニーも緞帳もない。]



  …前とちょっと雰囲気変わったと
  思うんですけど、どうでした?



[キリの良い所で七川先生に尋ねる。
 ついアドリブを幾つか入れてしまった>>46
 舞台に慣れてない惺相手に。
 惺が即興で返してくれてよかった。
 今回はトラブルで稽古の進みが遅れたのに、
 役の入りが早いと自分でも感じる。

 惺のバッキンガムは、やっぱり雅治さんとは違う。
 雅治さんのバッキンガムは、子供時代から強かさがあった。  
 大人になってからは、老獪さも。

 大仰に溜息を吐く惺のバッキンガムを前に“素直な方だ”と
 口にし、自然と笑みを零したのはアドリブだった。

 “貴方、なら、と思う。”
 そう囁かれ、よく物を言う眼差しを向けられた時には。

 ──この少年が俺に見た夢を、叶えてやりたい。
 そんな想いが湧くのを感じた。*]
(48) 2026/08/13(Thu) 14:02:22

【人】 飛鳥 悠凛

[つい別のシーンの事も話し込んでしまって、
 休憩をとりそびれた。
 俺のお妃様を探しに休憩室に入ると、
 惺が同世代の女子数人に囲まれている。>>41
 背後から近寄って、話に割って入る。]


  それはねー、惺が俺のファンだから。


[「ね、惺?」と冗談半分本気半分で同意を求める。
 同じ舞台に立つなら、やっぱり他の誰より
 俺に魅了されていて欲しい。
 “ライバル”とアン王妃役の彼女を呼んだ惺が可愛い。
 そこは頑張らなくても自然にできるんじゃないかな?なんて。]


  カンナちゃん。

  スタッフさん呼んでるよ、
  次俺らのシーンだって。  


[年上の彼女への接し方が気安いのは、
 前に学園物のドラマで一緒になった時に、
 「芸歴はほぼ一緒だし今はクラスメイトでしょ」と
 フランクに接して欲しいと言われてたからだ。
 彼女が童顔なのもあって、俺らの実年齢をそこまで正確に
 把握してないスタッフさんには、同い年位に思われてそう。*]
(49) 2026/08/13(Thu) 19:38:22

【人】 七川 幸臣

 ── As you like it ──


  ──よかったよ。
  “素直な方だ。”からの、流れ。

  悠凛君の対応能力には舌を巻くものがあるね。


[リチャードの微笑みを見た惺バッキンガムは。
 いや、観客も。
 その一瞬は慈しみを与えられたような気分になるだろう。
 そこから声を落として、静かに。
 それから反転して、厳しく演じるのも映える。]


  華岡君と相対した時とはまた違って。
  惺のバッキンガム登場シーンは
  まだまだ生意気盛りの子供に見えるからね。


[でかい図体しているのにね、と笑った。*]


  丁々発止のやり取りも魅力的だが
  少年の夢と、それを包む包容力。
  思春期の二年差は、あれくらい隔たりがあってもいい。

  “薔薇の下”でと置き換えたのも、
  薔薇戦争時代にふさわしいし、浪漫のある響きだ。
(50) 2026/08/13(Thu) 21:58:23

【人】 七川 幸臣



  相手によって柔軟に対応を変える、
  経験の積み重ねでそれができる役者さんはいるが
  ……君がフォローが上手いのは昔からだね。

  今後とも、よろしく頼むよ。


[まあ、演技面でのことだがね。

 主演の君に舞台全般をよろしくというのは、
 それも本当のことだが。

 リテイクがきかない舞台において。
 プロの舞台が初体験の惺のことが、
 やはり心配ではあるよ……色々とね。
 親心が見え隠れしてしまったかもしれないな。*]
(51) 2026/08/13(Thu) 22:12:59

【人】 飛鳥 悠凛

[七川先生に演技の是非を仰げば、
 肯定的な答えが返ってきてほっとする>>50
 思い出してきたけど、惺と演るとたまに
 ペースが崩される感があるんだよな。
 結果的にそれはそれで収まるというか、
 寧ろ良かったりするんだけど。]


  そう……、なんかそういうのひっくるめて、
  可愛い、んですよね。


[周囲にこちらに注意を向けている人がいないことを
 確認してから、ぽつっと漏らす。
 やっぱり序盤は調子が狂う、というか。]


  前話してたラストシーンも、
  バッキンガムの仕上がり見てから
  考えた方がいい気もしてて、


[惺の演るバッキンガムの仕上がりが、
 俺が構築したリチャードを何がしか
 変容させるのかも知れない。]
(52) 2026/08/13(Thu) 22:31:49

【人】 飛鳥 悠凛

[思春期の二歳差の隔たりは、俺も意識した事だった。
 七川先生は役者のアドリブも好む方だと知ってはいたけど、
 受け入れて貰えて有難い。
 相槌に時折お礼を挟みながら、話を聞く。]


  上手く合わせていけたらと思って  
  意識的に変えてる部分はあるんですが、

  ……何というか、


  あの直向きさと熱意には、
  揺さぶられるものがありますね。  


[演技に限らずなんですけど。と声を潜めて
 ひっそりと笑う。
 演出家としての顔の奥に、お父さんの顔も
 ちらりと垣間見えた気がしたから。*]
(53) 2026/08/13(Thu) 22:43:00

【人】 七川 惺


[さてアン王妃役のカンナさんらと話していたら]


 「それはねー、惺が俺のファンだから。」>>49


[背後から悠凛に声をかけられて、焦ってしまった。
 バラすなバラすな。
 ……って、それ位バラしているうちに入んないけど。
 顔色に出てなきゃいいけど。

 ちょ、ふざけて凭れ掛かってくんなよー。]


  あ、はい。
  同級生だった高校時代から
  悠凛君のダンスや演技は尊敬してましたから。


[半分外れかかったSHOUの仮面を、慌てて被り直す。]


 「えー、仲いいんだね〜」

 「時々遊んでる写真、インスタにもあがってるもんね」


[カンナさんとエリザベス役の戸倉理恵さんが
 交互にさんざめく。]
(54) 2026/08/13(Thu) 22:51:58

【人】 七川 惺



 「お店の人に色違いのマフラー買わされたって?
  仲良すぎるからなんじゃない?」


 「あやしーぃ」


[勿論揶揄われてるだけなんだろうけど。]


  や、違いますって。


[プラチナリングを嵌めた右手を咄嗟に顔の前で振る。
 偶然にも恋人がいますからアピール…
 になったかな?

 その恋人が、目の前の悠凛なんだけど。
 でも、バレてないと思う。
 例え俺の頬が薄く桜色に染まってたって。
 じゃれ合って照れてるだけだと見てくれるはず。
 だって、さっきのカッコイイ悠凛の演技の後だぞ。
 女優さん達、魅了されただろ、どうよ?
 この後すぐ悠凛の真骨頂、女の子をたらす演技あるし…!*]
(55) 2026/08/13(Thu) 23:03:08
七川 惺は、メモを貼った。
(a7) 2026/08/13(Thu) 23:06:09

【人】 七川 惺


[とはいえ俺も、そわっとしてきたな。
 ……実は気になってるんだよな、次のシーン。]


  あのー?俺も次のシーン見学してきていいですか?


[件の二人が小ホールに去って間もなく。>>49
 傍にいたスタッフさんの一人に聞く。
 その人は稽古の進行表をパラパラ捲って。

 「いいんじゃないかな。
  惺君の出番、この後に続くだろ?
  参考になるだろうから。

  あ、言わずもがなだけど。
  小ホールに入る時は、そーっとドアを開けるように。
  後ろの方で邪魔にならないように見てね。」


[はい、と返事をすれば、足早に小ホールに向かう。*]
(56) 2026/08/13(Thu) 23:27:40

【人】 飛鳥 悠凛

──Take up the sword again, or take up me.──

[早くに父王を亡くしたリチャードは、ウォリック伯の城で
 彼の庇護と騎士の薫陶を受けて育った。
 共に野で遊び馬を駆った、ウォリック伯の娘のアン。
 長じてランカスター家のエドワード王太子の妻となるも、
 父は兄王に討たれ、夫はリチャードの率いる軍に殺された。 
 彼女は今や、イングランドで最も高貴な捕虜だ。
 莫大な財産と貴人の称号を持つ寡婦でもある。]
 

  ──…どうか、今だけ。

  昔のように“我が君”と呼ぶことをお許し下さい。


  私の罪は、決して許されざるもの。
  貴女から愛する人を奪ってしまった。
  美しい貴女が、もう誰かの妃ではない事に歓喜する
  この卑しき心も、許されるものではない。


  罪深きこの心臓を、どうか。
  貴女の手で貫いて下さい。

  私の血一滴までを以て、贖いを。


[彼女を幽閉する塔の上、寝台に腰かけるアンの傍に
 抜き身の剣を安置し、自分の胸をはだけて足元に跪く。]
(57) 2026/08/13(Thu) 23:35:19

【人】 飛鳥 悠凛



  これは元より、貴女のものです。

  御父君の城で貴女を見知って以来、
  ただ御身一つに捧げてまいりました。


  剣をお取りください、我が君。


[剣を拾い上げたアンの震える手は、それ以上動かない。
 強張った顔には、躊躇いと迷いが見てとれる。
 彼女を見上げるリチャードの瞳が、 
 眩しいものを耐えて見つめるようにそっと細まる。]



  ……願わくば、私のこの手を。



[押し殺した声には、一途な熱が滲む。
 苦悩する男の最期の哀願。
 アンの手から剣が床へと滑り落ちる音が、
 その答えだった。*]
(58) 2026/08/13(Thu) 23:41:43

【人】 飛鳥 悠凛

[嫋やかな手首を男の掌で捕らえ、
 取り零した剣の代わりに自分の手を握らせる。
 思慕と崇拝を籠めた眼差しで、
 陶然と彼女を見つめること暫し。

 片腕で抱き寄せた背を庇いながら、
 寝台へと押し倒し────

 というところで、一旦シーンは中断される。
 寝台のセットがないからね、まだ。
 悪ふざけして、腕の中でオーバースウェイのように
 くっと撓らせた彼女の身体を引き戻す。
 彼女との結婚式では、ワルツのシーンもある。]



  … あれ、


[惺だ。まだ呼ばれるタイミングじゃなくない?>>56
 「どうかした?」と腕の中でカンナちゃんが見上げてくる。]


  や。見学のひとがね、


[気まずい。恋人が現場に居んの、気まずい。
 そっと彼女の身体を離して、ホール後方に軽く手を振った。*]
(59) 2026/08/13(Thu) 23:57:04
 




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