人狼物語 三日月国


69 【R18RP】乾いた風の向こうへ

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:人


マリベル11票

処刑対象:マリベル、結果:成功

[犠牲者リスト]
該当者なし

決着:龍人族の勝利


天のお告げ(村建て人)は、メモを貼った。
2021/04/23(Fri) 13:00:43

【人】 中隊長 アーサー



         ―― Closed Game ――
     
鏡合わせの違いは黒か白かというだけで


 
(0) 2021/04/23(Fri) 13:32:10

【人】 中隊長 アーサー



 [から騒ぎの済んだ後にか
  さて何処かの酒場に、いつかの食事処と
  同じ席の着き方で彼らは居ただろうか。

  王宮に程近く、
  しかしあまり形式張った空気の無い
  大きな吹き抜け窓のある飲食店。その奥の席。
  店内の語らい合いもすぐ側で聞こえる程
  賑わいを見せる昼時の事。

  かの時と同じ様に注文票を手渡して、
  今度は「名物は鳩肉だそうだ」と言い伝える。
  それ以外にも肉料理のラインナップが並んで
  いるだろうし、基本的な国民食は揃っているだろう。

  大食らいには肉を。
  
堅苦しい店よりは大衆的な店を。


  そうして選んだのは此処、
  『アズラクタフリーフ』である。]

 
(1) 2021/04/23(Fri) 13:33:27

【人】 中隊長 アーサー



 [青い花を意味する店名に由来しているのだろうか、
  店の其処彼処を飾る白のタイルの
  花の文様は美しく。

  また青く透き通る
  硝子製の水飲みグラスも、
  店の清涼感をも引き出す一役を買っており
  店の良い拘りを感じさせるのだった。


    此方の注文を適当に済ませれば、さて。
       何方の話題から出したものだか。]*

 
(2) 2021/04/23(Fri) 13:33:49

【人】 傭兵団長 ダイゴ

[書庫に本を返却しようと龍の名前を告げた所、彼なら奥に入っていきましたよと司書が道を示してくれた。それならば直接礼を言えばいいか、と。声を掛ける。

彼はお気に入りの――戦いのものではなく、遊戯においての――戦術書を読み耽っていた。盤上から駒を消した直後であるというのに、約束通り飯でも行かないか、と自身を誘うその口振りは、傍から見れば悍ましい程いつもどおりの龍だった。

ああ。と。出来る限りいつも通りの返事を返すように務める。

たまには此方から気に入っている飯屋でも紹介すべきだろうか、と思ったりもするが、自分が紹介する店はあまり酒の種類は多くなかった。「食事に飲酒は当たり前」とする彼の好みに合うのか、確かめた事はない。]
(3) 2021/04/23(Fri) 16:04:05

【人】 傭兵団長 ダイゴ

[目的の店>>1に到着すると、王宮が見える位置にあるというのにその客の層はごった煮のようだった。

以前の河近くの店より、観光客というかは住民の多そうな――それこそ、軍人らが服を脱いだような客層にも感じた。むさ苦しくないのは名物が鶏肉であるせいだろう。味付けが男を、健康への意向を女を呼んでいるのかもしれない。以前の店より、少し好ましく思えた。

注文書を受け取ると、相変わらず書き綴る量は無意識に人一倍という感じだった。一番人気のチキンシャワルマにも心を打たれたが、量を選べると注釈がついていたので、キョフテをメインに添え、細々と選んでいく。バターライスは忘れない。

注文書を店の者の差し出して(今回は絶対に酒は飲むまいと心に誓いながら)釣られるようにして水を飲む。>>2
くぴ、と嚥下する音が微かに漏れる。
ほんの少し迷ったが、結局此方から口火を切った。]
(4) 2021/04/23(Fri) 16:04:13

【人】 傭兵団長 ダイゴ

 ……、…。思うに。
 お前にとって俺は敵でも味方でもないはずだ。

 俺が気落ちしている理由なんて、
 お前にとってどうでもいいことだったろう?
 随分つまらない話を聞かせたと思っていたのだ。
 それでも、何が出てこようともお前は話を聞こうとした。

 …本当に一介の傭兵団に対して何か企んでいたのか?

[かつての仲間が敵だ獣だと喚いたものだから。>>2:47
鵜呑みにしたわけでも無いが、全くの出鱈目とも感じていないのも事実だった。

知らない訳ではない。或る種、蓋をしていた。
一片の駒として扱われてることが、虎にとっての薄ら寒い安穏だったことを自覚してはいたのだ。

けれどそれは、王に命じられていた時と、なんら変わらない。成り上がる為に手段を選ばないやつが相手だったし、自分にとって大事なのはその立場に立って伴う行動のみだ。]
(5) 2021/04/23(Fri) 16:04:41

【人】 傭兵団長 ダイゴ

 …小細工などなくても、
 金さえ積んでくれれば俺はお前の下でも働くぞ。

[最後に「傭兵だしな」、と付け足したが、それも投げやりに。
働く代償とばかりに机に届けられたキョフテの量は実に800gを超えていた。

大盛りバターライスのおまけつき]*
(6) 2021/04/23(Fri) 16:05:20
第11皇子の従者 ダレンは、メモを貼った。
(a0) 2021/04/23(Fri) 20:13:50

【人】 中隊長 アーサー



 [此方の手元に運ばれて来たのは鳩のロースト。
  向かいの食事の量に比べ、なんと儚い事か。
  鳩と云うには足らず雀の様だなと
  可笑しそうに笑って。>>6



    …傭兵団に対して企むも何も無いな。
    懸念はしているが。

    王が亡き今
    仮留めで残存して見えているが、違うか?


 [隠しもせずに思うている事を述べ逆に窺いを立てて。
  手にしたナイフが音も無く鳩の肉を割き、
  其の紅い内面を人目に晒させる。
  ……… ]

 
(7) 2021/04/23(Fri) 20:40:57

【人】 中隊長 アーサー



    金、なあ。


 [一片口に運び、咀嚼し終われば
  傍らに置かれた緋の色の液体を半分程
  其の透明な身に満たしたグラスに口付け傾けて。
  味わう様に間を置いてからその双眸を見つめて。
  
薄暗い思惑などまるで無いと云う様に、

  前を見据えていつも通りに笑ってみせた。]


    戦う理由が無いなら
    俺の為にでも戦えば良いじゃないか、
    と伝えようとしただけだったな。

    悪い話にもさせないつもりだったが。


 [軽く、流暢な声音でその提案を伝える。
  新しい王が決まれば古い機関や組織がどうなるか、
  余程の功績や皇族、貴族界隈との伝手が無いと
  簡単に解体されかねないだろう。
  なので傭兵団の存続を兼ねて、
  其の援助…、此方側の伝手を紹介して
  恩情でも売りつついざという時の切り札に
  使わせて貰おうかと考えていたのだ、と ]

 
(8) 2021/04/23(Fri) 20:42:29

【人】 中隊長 アーサー



 [それはそれは包み隠さずに。
  赤裸々津々浦々に至れる様にと
  彼、と云うより彼の周囲に対しての
  思惑を吐き出し伝えていった。

  どんな顔をするのだろうかと一拍
  反応を待って黙り様子を見るだろう、

                   が ]

 
(9) 2021/04/23(Fri) 20:44:10

【人】 中隊長 アーサー



 [ふ、と次には
  いつもより柔らかく笑ってみせて。]



    まあ、
    戦う理由なんか無くとも
    お前は十分戦えてはいたが、な。

    見ていて飽きないよな、お前は。


 [そう楽し気な声で投げかけた。
  そうして一つ声を上げ笑ってから、再び見据え。]

 
(10) 2021/04/23(Fri) 20:45:08

【人】 中隊長 アーサー




  ―― 、

    単純に
    俺と手を組んでくれないか?ダイゴ。


    お前が戦う様をまだ見ていたいし。

    こうして無遠慮に食いまくる様を観るのも
    その度聞かせてくれるお前の身の上話を
    聞くのも楽しいからな。



 [
渡す本を楽しむ様を眺めるのも面白いし。

  と、最後の言葉は伝えるのは止めつつ。

  単純な金での関係ではなく、
  対等な立場としての申し入れをそう、
  軽やかに涼やかに彼に伝えてみせるのだった。]*


 
(11) 2021/04/23(Fri) 20:46:47

【人】 傭兵団長 ダイゴ

 そうか。
 俺からはそれだけ聞ければ良い。

[企みはない>>7というフレーズが解禁のワードだったかというように山盛り肉団子の一つ目に口をつける。アーサーがかの将兵と同じように、傭兵団の名ばかり利用する輩でないのなら、十分だった。
肉は、程よい脂が舌鼓を打たせた。けれど鳥肉が主体であるためか臭みもしつこさもない。]

 ああ、数年前まであった"配当"は出ていないな。

 今は、自分らの稼ぎと仲間の温情で成り立っている。
 勿論誰かにつけば仮留めでなくなることを承知の上で、な。
 
[アーサーがココウにとって危険因子でないと判断したのは独断だ。しかし、ココウは彼の言う通りの現状にある。今のままなら、奴が手を伸ばす前に瓦解するだろう。
だから、これ以上隠す必要も無い。以前のような端切れの悪さはなく、咀嚼の合間合間で、本音を晒す。]
 
(12) 2021/04/23(Fri) 22:06:07

【人】 傭兵団長 ダイゴ

 ……そう、だな。
 俺も少し興味が出てきた。
 
 俺にも、聞かせてくれ。
 お前の次の戦局とやらを。

 それに対して俺が、「虎口」が必要なら。
 多少の口車になら乗ってやらんこともない。

[今まで肉ばかりに伸ばしていたフォークを、
バターライスに差し込んで、四分の一ほどかっこんで。
潤った喉に、こくりと通す。

酷く美味だった。
酒なんかなくても、今は目の前の男の話が肴だった。]*
(13) 2021/04/23(Fri) 22:08:48

【人】 放浪者 イシリオン

[ >>2:139 大柄の男性客らしき人物が店から出ていくのを
 少々申し訳なさそうに眺めながら、口ぶりからきっと
 常連なのだろうなと感じたりなどして ]


  これは、ご丁寧に痛み入ります。
  アルフレドさんのお造りになったものは美しいですね。

  手に入れられて本当によかった! 
  どうもありがとうございます。


[ 箱の中身を確認させてもらうと、丁寧に品が並べてあり、
 魔法石や銀細工の輝きとともに感心しながら礼を述べた。]
(14) 2021/04/24(Sat) 0:07:41

【人】 放浪者 イシリオン


[ >>2:140 代金を支払いながら、箱を受け取ると
 彼の問いには微笑みながら答えたことだろう。  ]


  …えぇ、ありますよ。
  僕は様々な国を旅する行商人ですので。
  何かご興味のある品がありましたら、お声がけください。

  ご希望のすべての商品ではないかもしれませんが、
  他国の珍しい織物はもちろん、
  金属も少しですが取り扱っております。
(15) 2021/04/24(Sat) 0:09:59

【人】 放浪者 イシリオン



  そうですね、例えば…
  こちらの国では珍しいのでしょうかね。

  『珊瑚』、といって海の中に住んでいる生き物なのですが
  大変美しい紅い色をしていて、アクセサリーに使う方が
  多いですね。

 [ 他にもなにか珍しい品を求める様子があれば、
   他の候補を出してみたりするだろう。 ]**
(16) 2021/04/24(Sat) 0:11:21

【人】 仕立て屋 アルフレド

 >>14ほいこれで。
 じゃあ―
 
[もらうものを貰うと、大事そうに、それでもすっとしまおうとして、ふと手を止めた。]
(17) 2021/04/24(Sat) 0:42:56

【人】 仕立て屋 アルフレド

 へ…え…

[>>15珊瑚。
思わず見たことがないものを見て言葉が止まる。]

 わっかんねぇ…けど。
 たとえば、神秘…みたいな、そんなイメージがする。
 
 これは…石なのか?石じゃないの。
 いきもの―生き物なのか、これが。
 
 海っていえば、あれだ市場直送魔法できた魚のいる―
 ほーお。

[語彙力が失われたかのように単語だけまばらに出てくる。つい右から左からと視点を変えながら見てしまう。]
(18) 2021/04/24(Sat) 0:49:17

【人】 仕立て屋 アルフレド

 そのままでもきれいだが、これきっと作ったらやべーな。
 あれでも、これでもいい…

[素材を生かしたアクセサリ、複数のぱっと思い浮かぶデザイン、作ってみたい欲求に駆られてしまう。げっへへ。]

 おっとすまねえ、ぶっちゃけ魅入ってたわ。
 >>15そうだなあ…こういうアクセの材料にするものがあれば、買ってくぜ。

[海に思いを馳せた後、金は今貰った分とは別に、新たに用意して。]** 
(19) 2021/04/24(Sat) 1:19:32

【人】 中隊長 アーサー



    老木達の拠り所すら、
    解体の憂れき目に遭っているからなあ。
    >>0:-106>>1:205


 [此方にとって脅威ではない
  イコール敵側でない、敵側には成り得ないならば
  態々一つの組織に手を打つ必要も無く。>>12

  寧ろ得をするなら手を差し出すと
いう
もの。


 
(20) 2021/04/24(Sat) 5:14:01

【人】 中隊長 アーサー



    直接的に救うのは俺では無いさ。
    担保に俺の身元を使いはするが。
    …っはは、耳の痛い話をする。


 [言いながらまた肉の一切れを口に運んで。
  燃費の悪さ等多少上乗せした功績で
  打ち消させる予定ではあった。>>-61
  何処かの老獪を通じ、国の政治者達とも
  繋がりを築けるようにここ数日動き始めていた。
  参謀室にも奇天烈ながら有能な知人も居るし、
  皇族
、正確には間者を挟むが、
とも折り合い良く
  過ごさせて貰っている。

    何ら後方支援に穴を作らせる心算も無かった、が ]

 
(21) 2021/04/24(Sat) 5:15:27

【人】 中隊長 アーサー



 [付け合わせの、同じくローストされた
  玉葱を肉叉で刺し口に運ぶ。
  肉汁と果実のソースとが絡んだ其れは
  香ばしさと甘さと芳醇さとが複雑に交わり
  口の中で美味を踊ってみせて。
  
         悪くない、と噛み締めれば。]


    ……なら、まずはこの国の内情の
    泥海の様相と主要人物の話から
    始めてみようか。

    もしかしたら其処いらの本よりも面白く


    眠れぬ日も来るかもしれないが


 [戦局の話を聞かれたならそう答えて。

    
見えているだけでも荒れたこの国の、
目に映らぬ惨状を耳にしたら
この男はどうなるか。


 
(22) 2021/04/24(Sat) 5:20:05
村の更新日が延長されました。

村の更新日が延長されました。

天のお告げ(村建て人)は、メモを貼った。
2021/04/24(Sat) 8:03:56

【人】 第11皇子 ハールーン


出国制限とは、第4皇子の行方不明に由来していた。皇太子殺害の日から姿を見たものが居なかったが、先刻見つかったと、街の話題になっていた。

その発見は『最悪な形』ではあったが
情報通り、数日後には出国制限は解ける。

王宮の護衛は国軍に混じって、第2皇子の兵と宙に浮いた第4皇子の兵の衝突があるとも聞く。


転送装置は使えないと考えた方が良い。
この国を出るならば、アンタルの輸送機を借りる事になるのだろう。

                
.
(23) 2021/04/24(Sat) 18:06:00

【人】 le chien セト

 *

[ ピヤール連れの入店は難しいと
  覚悟していたが、あっさりと店内へ
  案内されればひとつ安堵の息を吐いて。>>D22

  大衆的なグラスに満たされ手渡された水は
  澄んでいて、ゆっくり口にすれば
  冷んやりと心地良い。

  見えない内臓の形を示し教えて行くように、
  伝い落ちる冷たい水が胃の腑へ辿り着いて、
  入れ替わるように安堵感が込み上げた。 ]
 
(24) 2021/04/24(Sat) 23:15:22

【人】 le chien セト


   そういえばなにかを口にするのは
   久しぶりな気がしました。

   ピヤールは、お腹すいてないかい。


[ 足元に利口に丸くなる艶やかな背中に
  声をかける。

  そうしてぐるりと店内を見渡した。
  ほかに客はいただろうか。 ]


   ─── これから、どこへ向かいます。
   国を出ることまでお考えでしょうか。

   俺の髪は夜半でも目立つ。
   あなたを連れ攫って逃げたという、
   大罪人の触れ込みが回るまでに、
   国を出るほうが良いと思うのですが。

 
[ そんなことを、ぽつりと口にして
  美しい瞳を窺い見た。 ]**
 
(25) 2021/04/24(Sat) 23:17:44

【人】 祓魔師 ダンテ

[ >>2:143数日のことだとあたりをつけていたからのこの宿の予約だった。あまりに長期になるなら、そもそも自国に連絡を取って、救出してもらえるよう手続きを踏むとか煩雑なことになりかねなかったのかもしれない。

 >>23幸いそんなことにはならず、ある日の朝、新聞に出国制限の解除の文字を目にできた。]

 もう宿の延長は必要なさそうだね

[ 二泊までは確定で取っていたのだが、三泊目からは手持ちと相談しつつ延泊を交渉するか宿を変えるか。そのどちらも必要なさそうだった。

 昨晩は昼からルームサービスでワインなど頼み、日暮れを待つ間、時刻表を眺めて予定変更を余儀なくされてしまったルートを考え直していたところだったから、ちょうどよかったかもしれない。

 予約していたホテルにも状況説明の上ドタキャンの連絡を通信機器などでおこなっていたが、幸いハイシーズンからはずれているため数日ずらすことは可能だったようだ。渋られはしたが。]
(26) 2021/04/25(Sun) 0:30:32

【人】 祓魔師 ダンテ



 最初は渋々だったのに発つとなると少し寂しいな

[ 日が暮れてから見に行った、灯りを灯された宮殿の荘厳さを思い出す。明け方白んで窓から見える王宮は火が消えて、自分の勝手な感傷で寂しげに見えた。
 とはいえ今から1日がはじまるのだと、別の人から見ればまた違って見えるんだろう。]

 えっと、7時と9時と、18時発が今の所候補なんだけど、荷造りは間に合いそう?

[ 6時前に目が覚めた自分はドア外にかけられていた朝刊を取り込み目を通してそんなことを尋ね。
 列車の時間が開いているのは昼時間を避けたせいだが、そのことは黙っている。

 ヴィはきっと自分よりも早く目覚めていたことだろう。昨晩は彼も昼頃起きて自分に付き合ってくれていたと思うから、少しは夜眠ってくれただろうか。

 代わりに自分が昼間のワインのせいで少し眠っていたのだが、だから彼に酒が弱いと思われている気がする。*]
(27) 2021/04/25(Sun) 0:31:45

【人】 傭兵団長 ダイゴ

[そんな珍しい虎の声も、繁盛する店の中、大衆の声と同じように溶け込んでいく。食を彼が望まなくても無自覚に>>11、おかわりを店員に要求をするだろう。やっぱりチキンシャワルマも食べるか、なんてぼやいてしまえば、龍の食の細さからすると胸焼けすら感じさせるかもしれない。]

 ――……、ふむ、 

[脚色で彩られた話を続けるのも悪くはないが、と前置きを踏まえて、顎に人差し指を添える。先程まで自分でも驚く程回っていた口を閉ざし、少し思案して]

 なあ、アーサー。
 俺にも聞かせてくれないか。
 "お前の身の上話"も。

 お前がどうしようもなく退屈だと思っていても、
 俺にとっては、知らない話だ。

[そんなに楽しそうに話すのに、
どこにも龍の名前が見えてこないものだから、
痺れを切らすように、栞を挟むように。]
(28) 2021/04/25(Sun) 1:06:23

【人】 中隊長 アーサー



 [此方の噺に顔色はいつもとは変えずに、
  しかし幾らか声を弾ませながら相槌を入れる
  虎の様子は何処か楽しそうに見えた。>>*7
  
     一度空になったグラスに注がれた赤は
        果たして男を救ったのだろうか、
                    否か。


  惜しげも無く運ばれてくる食を
  その口に次々運んでいく姿は唯楽しんで。>>28
  此方に話を振られたなら
  
  一つ、間を置き
  
  いつもの表情をして
  其の右の掌を晒しながら。]

 
(29) 2021/04/25(Sun) 9:08:38

【人】 中隊長 アーサー



    俺の話?
    ……前に言った通りだよ。
    西の国から流れ着いて剣を取っただけ。
    >>1:90(>>1:-35)

      それからは唯々日々を真っ当に過ごして。
      偶に女と語らい合って(>>0:-107)
      偶にご老人の手助けをして(>>1:205)
      偶に知人か、
      
・・

      友人と飯を食うだけの… ――


 
(30) 2021/04/25(Sun) 9:09:06

【人】 中隊長 アーサー




 [そうして幾らか満足するまで語らい合うか
  時間を気にして外を見遣った頃にか、
  二人の男は店を出て別々の方角へ
  歩き出しただろう。

  
今までとは違い
辿り着く処は同じではあるかもしれないが。




    幾つもの影が落ちる道を王宮目指して歩く。
            上官へ報告書を届ける為
               動く情報を得る為
                 棋譜を得る為
    
                  本を得る為。]

 
(31) 2021/04/25(Sun) 9:10:16

【人】 中隊長 アーサー



 [次はどんな本を渡してやろうか。
  児童書も飽きただろうので、騎士物語でも渡そうか。

  清々しく王位を獲る物語。
  王の命を受け騎士達が動乱する物語。
  愛憎絡む王宮閨の物語…は、流石にやめようか。
  謀略入り混じる軍と政治の物語、の続き≠ゥ、
  
  この辺の飯屋の他国語の記事か。


  今別れた男への次の手土産をもう考え始めながら
  市場の人混みを避ける様に小道へと入った。
  路地裏で襲われたというのにその癖は変わらず、
  可能な限り日差しを避け外套を翻しながら
  暗がりの道を歩くのだった。]

 
(32) 2021/04/25(Sun) 9:10:36

【人】 中隊長 アーサー



 [あれやこれやと考えるその表情は、――]

 
(33) 2021/04/25(Sun) 9:10:54

【人】 中隊長 アーサー



           ―― Bxb4 ――
       
その手が
××
だとも気付けずに


 
(34) 2021/04/25(Sun) 9:11:17
ダイゴは、挟まりは文化
(a1) 2021/04/25(Sun) 9:26:04

ハールーンは、挟まりは文化……!
(a2) 2021/04/25(Sun) 9:56:18

【人】 第11皇子 ハールーン



皇子らの葬儀は、王族の共同墓地にて、しめやかに執り行われる。

他国と比べ『儀式らしく無い』葬儀。これ以上簡素になりようがない白い布で包まれた遺体を、王都を見渡せる丘に埋葬する。  


前王は公平な人間であった。
能力に見合う相応の力を与えることを好んだ。近い年頃の第1皇子から第4皇子までにそれぞれ土地と、その管理の権限を分配するよう遺言していた。


中央・東・北・南西


中央は既に混乱にあ。次は南西が乱れるか。


.
(35) 2021/04/25(Sun) 10:16:27

【人】 第11皇子 ハールーン


─王都・いちばん高い丘『テル・アルゾフラ』にて─


 ──昔は死者に魔法の花の種を抱かせたらしいが、
 墓荒らしが絶えねんで規制をかけたんだよ。

 屍肉で育つ花には悪しき効能しか生まれない……
 身をもって納得できる説だな。ははは!


前王の子らだけでゆうに24体が埋まっていると思うと壮観である。残り6体。雑草であろうと、摘んでおくのが正しい。



 けどなァ。
 自分の子供ではない者にも等しく与えるのは
 公平なのかねェ……
 俺は昔からそれに納得いかねぇのよ。
 本来土俵に立てないものに与えるのは
 贔屓じゃァねェのか?

 イスハークは前王の子供ではない。
 それは確かだろ。


皇子らが政治に進言することは無いとは言ったが、その立場を得ているなら別だった。
第4皇子は警備国防相。そのポストが空白になるのは、実に風通しが良い。それに第4皇子が殺されたという状況だけなら、疑いがかかるのはこちらでは無くまずは"共謀者"の方だろう?



                
.
(36) 2021/04/25(Sun) 10:29:21

【人】 第11皇子 ハールーン



 相変わらず目に優しくない風だ
 ──涙を乾かすのには丁度いいがな

 さぁて……本番までに誰を一緒に送ろうか?




 正義も悪も表裏一体
 望月も新月も、光の当たり方ひとつであり同じものだ
 魅せるだけなら、虚飾は多い方がいい
 心の真実など、見向きもされないモノだから
(37) 2021/04/25(Sun) 10:30:55

【人】 放浪者 イシリオン


[>>17 支払いを済ました後、
今度はこちらの品の説明をすることに。]


 ふふ…
 一見、ただの紅い石に見えるでしょう?

 でも、陽の光が届かないほど、
 深く冷たい海にいる生き物なのです。

 元は小さな樹木のような姿をしていると聞きましたが
 こちらは、それらを切り分けて
 石のように加工したものですね。


[>>18 差し出した品を珍しそうに眺める相手へ
 仕入れた情報をつけ加えて ]
(38) 2021/04/25(Sun) 11:50:25

【人】 放浪者 イシリオン


[売り子から聞いた魚の話を思い出しながら]


  この国では魔法で海から魚を運んでいるのでしたね。
  僕は海辺の村で手に入れたのですよ。

  他の国では、海辺に住む妖精か
  人魚からでしか手に入らないという
  噂があるそうですが…

  ふふ、静かな海底から陸の世界へやってきたこの石のこと。
  いろいろなイメージが湧くことでしょうね。
  アルフレドさんの手で、
  また違う姿になるのも楽しみです。

  また何かありましたら持ってきましょう。
  あとで市場へ行くのですが、
  そこでも何か珍しいものがあれば、お知らせしますね。

    
[>>19
 代金を受け取ると、では、と挨拶して店から出ていった。
 街中を歩くと乾いた風が、髪と身体を撫でていく。

 あの海辺の潮風を懐かしく思いながら
 市場の方へ姿を消していった。 ]**
(39) 2021/04/25(Sun) 11:52:24

【人】 ひとりの娘 アウドラ

    *

   拗ねていたようだけれど、
   すんなりあなたのもとに戻ってしまうのね。
   私に似て、……現金な子だわ。

   その話し方はおやめになって。
   私とあなたはもう……
   対等であるはずなのよ?
   少しお腹を満たして、
   大河を使って出ましょうか。
   …………あてはないけれど、どう?


[ 彼の口調がまだ前のままだったことに
  水を飲んであたまがすっきりしたことで
  気付いた彼女は、すっと彼の唇に
  指をおいてムッとした表情をみせたはず。

  でも、すぐに表情は戻って
  彼の問いかけに答えるのだ。
  それは少しでも早く行動に移すため。
  彼が同意するなら何か手軽なものを
  オーダーしようとメニューに目を通してみた。 ]*
  


(40) 2021/04/25(Sun) 21:49:50

【人】 宵闇 ヴェレス

 7時は難しいけど、9時なら。

[ 6時前に目を覚ましたダンテがそのまま玄関に向かうのを目で追い、おはよう、と声を掛けた。
 自分は夜半には寝台を抜け出し、本を読んでいた。戻ってきた彼は新聞を手にしており、出国制限が解除された旨を口にした>>26

 宿から市街地までの距離、その前後に宿を引き払い駅での手続き等考え、余程急くなら7時の列車も間に合いそうだが、9時なら朝食を摂っても充分にお釣りが来る段取りだ。
 自分にも見せて、と長椅子からダンテに腕を伸ばして新聞をねだり、一面を走り読むとまた返した。]

 この時期の国内の新聞とか、貴重だから取っておいた方がいいかもね。
 また来ればいいよ。

[ クローゼットから衣服を片付けながら、不本意の滞在でも、いざ出立となれば感慨を溢すダンテにそう応える。]

 こないだのお店にももう一度行けなかったし、それに、着そびれた服もあるし。

[ 後半は戯れだが、自分とダンテがそれぞれ選ぶと、数日に余る着数を買ってしまった。出来るなら早々に出国したい、というのが建前であった筈なのに、やはり異国でふたり買物をする、との行為に浮かれていたのは否めない。

 増えた荷物はスーツケースの中になんとか収まった。こういった手筈はやはりダンテの方が手慣れている。まだ封の切られていない酒瓶は、一度鞄の中身を取り出し、その底へとしまわれた。

 お互い荷を纏め終えると、卓の上に路線図と時刻表をまた広げた。昨日変更後の旅程を検討していたが、今日発つなら海べりの宿には予定していた通りの日数を宿泊できる。その分、帰路で立ち寄ってみようと相談していた街は諦めることになる。]
(41) 2021/04/25(Sun) 23:43:30

【人】 宵闇 ヴェレス

 仕方ないね。

[ 寄り道と言えば此処で充分した。それに、彼と旅をするのがこれきりではないと想いたい。
 この国を出るならもう女性の形でいる必要はなく、着替えに合わせて姿を変えると黒いヴェールで隠すように身体を覆う。]

[ 坂を下り、着時は市に寄った為に気付かなかったが、宿から駅まで直線距離を取ろうとすると王宮前の広場を通ることになる。まだ早い朝の光に、昨夜と違い白磁の壁が煌めいている。

 昨夜、落日に映え色を変える王宮の姿を見た。陽が暮れる毎に夕闇に浮き上がるような蒼白の面を晒し、それから燃え上がるような篝火をその身に灯した>>27
 どの姿も美しいが、それは恐らく通りすがりの旅人が上辺を眺めるが故の感想で、あの城の内に巣食う血の濁り、市井の猥雑な活況も習俗も、この国に住まうひとどものものだ。]

 寝てしまうかも。ごめん。

[ 目的地への列車の旅券は無事確保でき、出国の手続きも済んだ。夕方過ぎには当初の目的地へ着く。ボックス席に隣り合い座り、窓際に座る彼に欠伸をしながら身凭れる。昼の間は彼が窓際に座り、夜は自分と入れ替わる。そんな暗黙の了解ができている。

 漸く車両が動き出し、耳慣れた、車輪が枕木を踏む音が響いてくる頃には、すっかり彼に体重を預け眠りに就いていた。]*
(42) 2021/04/25(Sun) 23:47:17

【人】 仕立て屋 アルフレド

 >>38深い、ってのはどういう場所なんだろうなぁ。
 海とやらすら未体験の俺には想像つかねえわ。

 んでそんなとっからこの珊瑚ってのを拾ってくるのか。
 そいつあすげえ連中だなぁ。

[日の光が届かない場所を想像するが、海知らずの自らには人の闇と牢獄くらいしか思い浮かばない。]

 お、市場で、なかなか商売人だね。
 面白いものが見つかったら見せてくれな。

[>>39そうして、彼を見送る。]
(43) 2021/04/26(Mon) 0:07:29

【人】 仕立て屋 アルフレド

[掌に購入した珊瑚を載せて見つめる。]

 国の外にはこんなもんもあるってこと、行商が来るたびに思うわ…こんなん手に入れたら、何を作ろうか悩みどころだねぇ。
 
 俺も国を出ていろんなものを見るのもありかもなぁ。
 どうせキゾクサマ方は諍いに必死なようだし、この先町中が荒廃したらまともに生活もできねーよな。
(44) 2021/04/26(Mon) 1:21:18

【人】 仕立て屋 アルフレド

 俺は家は残ってるが根は張ってないようなもんだ、いい相手もいねえし、お相手探しに店休業して旅に出るのもいいかもしんねぇな。
 
[見たものがないものを見ると、知識欲がわいてくる。]

 でもなぁ荒廃した中で国を出るっつーのはどうも見捨てる感じがして嫌な感触はあるんだ。少し落ち着いてから外に出たいもんだね。

 俺は根を張ってねーけど、なじみの連中や近所の連中は根をきっちり張ってそうそう動けねーだろうしな。

[今ケツ捲って逃げてもどの道足止めを食うのかもしれないが。]**
(45) 2021/04/26(Mon) 1:22:28

【人】 祓魔師 ダンテ



 だよね、7時は厳しいね

[ 入り口から部屋に戻りながら新聞を立ち読みして、列車の発車時刻を問えば9時が無難だろうとの答え。予想していた通りの返事で追従しておいた。]

 なるほど、思い出にもなるよね
 こんなこと忘れはしない気もするけど…いや過信してるとすぐ忘れちゃうし、落ち着いたら見出しと記事を貼り付けておこう

[ ヴィは手渡された新聞をすぐに走り読みしたあと、大きく国が変わる頃の新聞は貴重だから取っておくと良いと言う。自分も確かにと思い同意を返した。本当なら全部を取っておく方が良いのかもしれないが、見返さないままゴミにするよりはましかと。]

 うん、またこう言う強制的な足止めじゃなく
 自分たちで遊びに来たいね

 ああ、と、服は新月の時に着てもいいはずだよ
 楽しみにしてるね

[ 自分はちょっとイタズラが成功した時のような嬉しげな顔をしていた気がする。数日の滞在だといわれていたのに、少し買いすぎてしまったのは後々も使える時があるかと自分は考えていたせいだ。
 気持ちの良い手触りの涼しげな服は室内着としても着苦しいことはないだろう。
 ヴィの暮らす国はそもそも旅人であふれていて衣服に統一感はないのだから大丈夫かなとか楽観的なことを考えていたのもある。]
(46) 2021/04/26(Mon) 3:44:18

【人】 祓魔師 ダンテ

[ しばらくは手荷物の整理をしていて>>41買った衣服や、火酒もうまいこと詰め込み嵩張らずに運ぶことができそうだ。]

 海からの帰りは寄り道できなさそうだけど
 一番の目的は果たせそうでよかったよ

[ 仕方ないねというヴィにそう返し。行きも帰りもどうせだからと割合のんびりした行程を計画していたのが幸いだった。

 その後しばらく着替えをするからと姿を消したヴィが現れた時にはいつもの彼に戻っていて>>42]

 あんまり華奢で若い子に見えてたから
 少し安心した

[ 普段の背丈で見慣れた姿を確認したならそんな言葉を。女性姿になってた時と同じく自分はやっぱり彼をまぶしげに見ていたかもしれない。]
(47) 2021/04/26(Mon) 3:45:34

【人】 祓魔師 ダンテ



 うん、そうしてくれた方が嬉しいよ
 
[ その後、駅には早めに移動して、諸々の手続きを済ませたが、その間ヴィはどこか体調が優れない様に見え、体の変化による負担のせいかと。
 眠ってしまうかもとの言葉にはそう答えを返す。

 早い事列車に乗り込み腰掛けてしまいたいところだ。
 日差しについては、日よけのベールを買っておいてよかった。これは他所でも本当に役立ちそうだ。
 美しい銀の刺繍に旅のご加護のおまじない。

 良いものを吟味して選んでよかったなと密かに考える。]

 あ、しまった。似合いそうなアクセサリーとか
 昨日もっと見とけばよかった

[ ベールの下は割合派手な色合いのものを着てもよかったり、装飾品をつけたりしてお洒落を楽しむものらしい?なんてマニュアル知識。
 ヴィのシンプルな装いにネックレスでもあればよかったのにとずっと考えていたが果たせないままだった。

 まあ良いかと、海についたら考えよう。それから、何か一つ小さな宝物を選んでおかなければ。*]
(48) 2021/04/26(Mon) 3:52:35

【人】 祓魔師 ダンテ

[ 席に着くことができてからは自然と二人の移動中に定まった暗黙の了解。自分が昼の間は窓際に座り、カーテンの隙間から外を眺めたりしている。

 ヴィは自分に寄りかかって寝息を立てていた。]

 国境を過ぎたそうだよ

[ 出発から何刻か、隣国の領内に入ったことを知らせるアナウンスが流れた。ヴィは眠っていて気づかなかったかもしれない。

 車内は足止めされていた客で最初は混雑していたのだが、次第に降りる客が増えて車内は落ち着いた様子に。

 自分が途中席を立つ時は、ヴィに少しだけ自分だけで座っててねと、囁けば寝ぼけ半分従ってくれただろうか。その様子が自分には可愛くてまた笑っていた気もする。*]
(49) 2021/04/26(Mon) 3:53:40

【人】 第11皇子 ハールーン


─翌日・市街─

[目の先に映るのは相変わらずの賑やかな市場だ。]


  布袋と魔法具以外に、見るところあれば
  市場を先に回ろうか? 
  それとももうお店にいく?


[兄から連絡のあった朝>>!56、ちょうど菓子類を一気に焼き上げる行程に至ったところだった。早起きが得意な自分で良かったな、などと笑いつつ、俺たちは急いで街に下りる。
早い方が良いって言って、必要なものが揃い次第、逃して貰おうと俺は言った。

買い物をするだけでドキドキするなんて不思議な気持ちだ。もうここには、二度と戻って来ないんだと思うと、違った景色に見える。忙しなく、鮮やかだけどどこか平坦な色合いを突き抜ける空の青が補う。

鼓動に合わせて左手がジワジワと痛む。けれどそれも物悲しく愛おしく思えるような。]*
                
.

 
(50) 2021/04/26(Mon) 21:56:34

【人】 第11皇子の従者 ダレン

─ 市街 ─

[翌日、菓子を焼き終えた後、急ぎ2人で街に出た。
 玉座が空でも賑わい続ける市場。
 良い王が座に就けば、より栄えるのだろうが、それを見届けることはなさそうだ]


  他に見るものは私は無いな。
  ひとまずアレフシルバーまで行ってみるかい?


[しばらくここで暮らすかと思いきや、あっという間に出ることになってしまった国。
 懐かしく思うと言うより、旅行で一時立ち寄ったような、まだ旅が続いているような感覚だった。

 慣れない乾いた風も、もう感じることがなくなるのかと思うと、少し寂しくなる。
 けれどここから離れたほうが、望む暮らしを手にできるのだ]


  手の傷は大丈夫かい?
  荷物は私が持つからな。


[今朝、出かける前に手当てし直したときは大丈夫なようだったが、傷が深かったようで心配は尽きなかった]**
(51) 2021/04/26(Mon) 22:08:33
第11皇子の従者 ダレンは、メモを貼った。
(a3) 2021/04/26(Mon) 22:35:34

【人】 liberté セト


[ 愛と呼べるものが定かでは無いと言う>>-227
  そんな彼女こそが正直で素直だと思う。

  それでも重ねられた手は力強く、
  その温もりは、きっと愛の欠片と呼んで
  差し支えのないものだと。

  対当だという言葉の意味を推し量ろうと
  したけれど、唇にそっと押し当てられる指と、
  少しムッとした表情に笑ってしまう。
  久しぶりに浮かんだ影のない笑みは、
  いくらか少年ぽさを感じさせたかもしれない。]
 
(52) 2021/04/26(Mon) 22:37:17

【人】 liberté セト


   ……アウドラ、ありがとう。


[ 卑屈な気持ちや遠慮が全て消えてしまうことは、
  今はまだ無くて。
  それでも、初めて敬う言葉を外して礼にした。

  いつか真っ新な気持ちで対等だと胸を張れる日が
  来ることを、全力で乞い願い、
  人生を歩む力にしようと心に決めて。]
 
(53) 2021/04/26(Mon) 22:39:22

【人】 liberté セト


[ 簡単なものだったけれど、
  出された食事はとても美味しかった。
  細くなった食道や胃にたくさんは
  入らなくて、おまけに言葉を交わしながら
  摂る食事のあたたかさに時折胸が詰まった。

  大河を使って、と話す彼女に頷く。
  
  柔く撓んで笑む瞳で、前を見据える。
  その輝きは、やはり宝石のよう。

 
  ─── ああ、そうか。 ]
 
(54) 2021/04/26(Mon) 22:40:55

【人】 liberté セト


[ ふ、と微笑んで、口を開く。 ]


   あなたは、俺の、
   
砂漠の薔薇

   
Desert Rose


   だったのでしょうね。


[ 彼女の表情を見つめた。 ]
 
(55) 2021/04/26(Mon) 22:42:04

【人】 liberté セト



   砂漠の薔薇の、花言葉を知っていますか?


[ 先程唇に触れてくれた手を、
  今度はこちらから両手で包み込んで。 ]
 
(56) 2021/04/26(Mon) 22:42:38

【人】 liberté セト



[ 己は、知る由もない。
  我が祖国から流れこの国で、
  ひっそりと忘れ去られたような己を、
  未だ案じ探してくれている
  嘗ての同胞がそこに居ると言うことを。


  かつての繁栄と異なる場所に未練はあるのか。>>3
  そう聞かれたのなら、恐らく答えは…… ]
 
(57) 2021/04/26(Mon) 22:44:57

【人】 liberté セト



   
あぁ どちらでも

   Les deux, même.


   Si vous êtes là

   
あなたが居てくれれば。
 **
 

 
(58) 2021/04/26(Mon) 22:47:08

【人】 第11皇子 ハールーン



  ……ん、ありがと! じゃあ行こっか!


[100%自業自得の傷だけど、気遣ってもらえる>>!57のは嬉しいような恥ずかしいような擽ったい感覚だ。

多分、これは日常生活で普通の事なんだろう。あまり大袈裟に捉えるのもまた不思議な顔をさせてしまうかなと思って、何でもないような返事をした。言葉だけでも!]


  なんだか、ちょっとしか居なかったね〜
  自分の国なのに、観光に来たみたいだ


[そう笑いながら話す。あのお店までは、一度死ぬ程迷ったから次は迷わずたどり着けるはず。

そう密かに意気込んでいれば、程なくして到着した。
ダレンに声をかけてもらう。]

*
  
(59) 2021/04/26(Mon) 22:53:50

【人】 第11皇子の従者 ダレン

 
  そうだな、旅の途中で寄っただけみたいだ。


>>59同じことを考えていたか、と笑って。
 一度迷った甲斐あってか、アレフシルバーへは無事辿り着いた。
 今は午前中だが、市場は既に賑わっている時間帯だ。扉をノックして]


  アレフ、ダレンだ。出直して来たよ。
  丈夫な布袋を探しているんだ。
  あと、魔法具があれば見せてもらえないか?


[扉の向こうへ声を投げ、開くかどうか試してみることにした]**
(60) 2021/04/26(Mon) 23:02:32

【人】 仕立て屋 アルフレド

[客留守で店主椅子に座ってふんぞり返りながら珊瑚を転がしていた。]

 >>60…お、先日は悪かったな。
 今日は開いてるっつーか俺もスタンバイOKだ。

[先日>>2:60すれ違ってしまった客の声がして、わずかながら胸をなでおろす。音をたてないように椅子から立ち上がる。]
(61) 2021/04/26(Mon) 23:13:04

【人】 仕立て屋 アルフレド

 布袋の仕立てだけなら、この国で一二を争う自信はあるぜ。

[袋と聞けば、その袋をサイズごとに順番に並べる。武骨な無地もあれば、アクセント代わりに紋様をつけているのもある。]

 行商で使うでかいのから女の子が手に持つくらいのやつまであるぜ、魔法の糸の力で丈夫で腐りにくく中のものが傷つきにくいってのがウリさ。魔法無しの普通の袋もあるがね。

[大きさは>>1:122ポリ袋くらいのから手提げまである。]
(62) 2021/04/26(Mon) 23:24:15

【人】 仕立て屋 アルフレド

(腰元の剣を振るう日が来たとか…いや下品な想像はやめやめ。)

[魔法具、と聞いて先日彼と会った時、そして別れ際のことを思い出すもかき消す。
そういえば足音がもう一つあったような気がしたが。]

 ―魔法具って言うほど大それたもんじゃねーけど魔法の布製品やアクセサリーを置いてるんだ。アクセサリーを贈り物にって依頼は最近多いからな。

 数多に光る―とか魔除けのため―とかは、人気があるぜ。

[>>1:69>>1:124特殊な布製品や>>1:62アクセサリーのサンプルをカウンターに並べていく。もちろん現物が見たいなら見せる。

サンプル出しながら口元にわずかに笑みを浮かべるのは、内心実物は一度は見てほしい気持ちが透けたためである。]**
(63) 2021/04/27(Tue) 0:18:26

【人】 宵闇 ヴェレス

 一次資料は大事だよ。

[ 国の事変を綴った紙面を取り置くことは、ダンテは思い出として残すようだが>>46、自分は後々彼がこの日の事を記すならその助けになるかとの意であったので、情緒性が足りない。

 着そびれた服があるから再訪すればいいとは勿論戯れで、これも旅の思い出だから粗末にするつもりは毛頭ないが、ダンテにはまた別の思惑があるようでそれへは曖昧に笑って返す。

 彼が自分の容姿や見た目に思い入れがあるらしい事は端々から感じてはいるが>>2:96、自分といえばさして頓着あるものでもなく、彼が思うほど他に誇るものだという意識もない。彼の贔屓目なのではとの思いすらある。単純に見目が好みなのはそれはそれで喜ばしいことなのだろうが、いつも返す反応は物足りないものだったかもしれない。

 今も、着替えを終え普段の形に戻った自分を見れば彼は目を細め安堵の様な言葉を漏らした。]

 何も変わらないよ。

[ 形を変えても、自分の内面に何の変化がある訳でもない。
 長くその姿でいれば、自然身につくものもあるかもしれないが。外貌の異なりとは人種にとってそれほど重要なものだろうか。

 歯切れ悪く彼が何かを言い掛けるのに首を傾げた>>$3。]
(64) 2021/04/27(Tue) 1:57:55

【人】 宵闇 ヴェレス

― 海際 ―

[ 波打つ毎に、青や朱や銀や泡の白と水の色が入れ替わる。夕暮れ時の海岸の、波打ち際を履き替えたサンダルの足で歩いている。寄せる波が足を濡らす感触が新鮮で、湿った砂に足を取られそうにもなる。

 夕暮れ近くに列車は最初の目的地へと到着した。宿に荷を置くや否やまだ数日の滞在の余裕があるというのに、時間が勿体無いとでもの様子で海へ行こうと彼を誘った。
 間近に海が見えるとの理由で決めた宿から数分も歩けば砂浜に着く。既に傾いている太陽に日傘は不要で、熱射の国で購った黒いヴェールを簡単に纏っている。乾いて通り抜ける風とは違い、肌を撫でて過ぎるような潮風が、此処がアルファルドと異なる地だということを感じさせる。

 走り出した列車の規則正しい走行音が眠気を誘った。浅い眠りの中で、国境を過ぎた、とのダンテの声を聞いた気がする>>49。それできっと余計に彼へ身を凭せる重みが増した。矢張り何処かで気を張っていたのだ。安堵したように身体の力が抜けた。
 途中彼が席を立つ少しの間に身を起こされれば、戻ってきた時には上身を揺らし船を漕ぐような姿が見られたかもしれない。
 隣の席に人が戻れば、そのまま凭れ込むようにまた身体を傾けた。]
(65) 2021/04/27(Tue) 2:03:25

【人】 宵闇 ヴェレス

 後で、何か食べるものを買ってお酒を持ってこよう。

[ 夜には波が青く光るのだという。自分はきっと宿の窓から夜中それを眺めているだろうが、今此処で彼とも見たい。]

 アクセサリーとかあまり興味ないよ。
 それより、魔法具を扱うお店へ行けなかったのは残念だったね。

[ 駅を発つとき、思い出したようにダンテが装飾品を扱う店を見そびれた>>48と言ったので、もう思い出話になった彼の国の事を話す。]

 本屋なんかも覗いてみればよかった。歴史書とかあの様子じゃ外の記述と違いそうだし。
 滞在している間はどうしようかなんて思ってた筈なのに、発ってみれば心残りがあるような気がするなんて現金だよね。

[ それなり緊張もしたが、出来得る範囲は楽しんだように思う。酒も食事も味が佳く、市は活気があった。]

 それに、君に何事もなくてよかった。

[ 今となれば何よりそれが全てだ。だからこそ、不測に起こった急難にもこうして笑って居られる。]**
(66) 2021/04/27(Tue) 2:06:00

【人】 祓魔師 ダンテ


 ん?ああ、それはもちろん
 通りで違和感はあったんだけど ふふ

[ 一次資料と言われてようやく得心がいくというか、自分もそのつもりでいた。今日のことはどのみち手書きで書き込んでいたと思うのだが、新聞があればもっと強固な資料になるだろうとのヴィの心遣いだったようだ。

 ヴィが価値のあるものとしてとっておくようにというのは不思議だと少しは思ったのだが。未だ意思疎通にはいろいろ難があるようだ。だから言葉にしなければならないんだろう。]

 まあ、そうなんだけど
 君が今までその姿で生きてきたんだから
 君には意味があるんじゃないの 

[ だから自分もその姿を一番好んでいるよと、何も変わらないという彼に自分は律儀に今の気持ちを明かしておく。
 外見だけの好みで言えば女性の姿をしているときが自分は一番好ましいと思うんだろう。
 だけど、ヴィ自身が一番生きやすい形でいてほしい。
 たとえ自分(ダンテ)の為だとしても他人のために変わるのは嫌だった。]
(67) 2021/04/27(Tue) 4:50:47

【人】 祓魔師 ダンテ

[ 
 ーー
 どうもヴィの容姿が優れていることに重きを置いていると思われているようだが、外見が意味を持ったのは自分が彼を好きだからに決まっている。
 
 客と、宿の主人という関係で始まって、彼の誰に対しても静かに尽くすような献身が不思議で、逆に甘やかしてやりたいと思ったのかもしれない。(逆に甘やかされてる時も多いのだが!)

 それから、割とムッとしたなら顔にでるとか、手を伸ばせば手をとってくれるとか、細かな仕草がすごく可愛らしくて。
 ーー

 列車にゆられながらそこまでメモに書いて、くしゃくしゃにして破りかけたが、そのままにしておいた。
 どうせメモ書きだし、ヴィに見られることもあるまい。外見だけが好きだと思われているのは心外だったが、少しは容姿も大事にしてほしい。
 そしたら昼間にあんまり無理をしなくなってくれるかもしれない。

 彼が自分と過ごす時間をなんとか捻出してくれようとしている事はよくわかる。お互いのことを思って衝突してしまうのはなんだかちょっと切ない気持ちになる。*]
(68) 2021/04/27(Tue) 4:52:52

【人】 祓魔師 ダンテ

[ 到着は夕方過ぎで、宿は海のすぐ近くにとっている。明るい時間の海をヴィと共に見たくてのこと。列車で眠った分疲れはとれたのか、宿についてすぐ彼が海を見に行こうと手招く。

 時間がもったいない、そう訴える様子に見え、自分だって同じだった。夜の時間も昼も短い。何方か眠る時間になる前に。]

 いいんだよ、僕があげたいだけなんだから
 一応は尋ねるけどね

[ アクセサリーに興味はないと一刀両断されてしまった。ドレープの豊かなワンピースに、繊細な首飾りがあればもっと素敵だっただろう。
 今の彼にだって似合うかもしれない。]

 そう、魔法のアイテムも見て見たかったね
 魔除けのもっと強いのがあるなら是非にでも

[ 魔法とは言うが一般人が使えるほどに技術が普及しているなら何らかの道理があるんだろう。自分やヴィの馴染みのある動力をつかった通信機器みたいに。魔除け云々はただの冗談だ。]
(69) 2021/04/27(Tue) 4:58:09

【人】 祓魔師 ダンテ

[ 夕日の沈む海辺を二人で歩く。何方かが手を伸ばせば自然と手を繋げていただろうか。
 時期外れのため人の数は少ない。自分たち以外の人影がいくつか見て取れるが黄昏時で顔の判別はつかない。]

 綺麗だね
 あ、ちっちゃい蟹がいる 

[ 足元を小さな生き物が驚いて避けて行くのが見える。波の音は静かで一定のリズムをいったりきたりしている。波の音を聞いたのも自分は初めてだったかもしれない。
 故郷の海は、風が強くて風の音ばかり聴いてたような印象が残っている。]

 うん、夜のピクニック?だね
 ランタンを借りよう

[ 食べるものと言われたら空腹を思い出した。昼間軽食をとったきりだし、ヴィも朝方食べたきりだろう。]

 本屋さん、ああ、本当だね

[ 本屋にも行きたかったとヴィが言うのを聞けば今更に惜しいと思えてしまう。土地のガイド本なんかでもお土産にできたのに。]

 代わりにこの国の本屋さんも見てみようよ
 とはいえ旅に出るたび君の住んでる国の便利さを思うよ
 夜だって図書館が開いているしね

[ 旅に出るのはやっぱり家が一番良いと思うためなんてたわごともある。]
(70) 2021/04/27(Tue) 5:05:39

【人】 祓魔師 ダンテ

 

 え?僕?

[ それから、ヴィが心底君に何もなくてよかったと言うから少し笑ってしまった。それは自分も同じことを考えていたよと思ったが黙っておく。
 目を離せば人さらいにでもあってしまうんじゃないかとか。

 お互いに守らなければならないものと思い込んでいる節がきっとある。]
(71) 2021/04/27(Tue) 5:06:29
ダンテは、 **
(a4) 2021/04/27(Tue) 5:09:45

【人】 第11皇子の従者 ダレン

>>61店内に入ると、店主は何か赤い石をいじっているようだった。宝石だろうかと目を引かれつつ、深くは問わずに並べられた布袋を見る>>62


  あぁ……! ちょうどほしかった性能だ。
  大きさはどうしたものかな……


[大は小を兼ねると言うが、あまり大きくても邪魔になるように思った。
 将来的に日常で使う可能性も考えたら、買い物袋ぐらいの大きさは必要だろうか]
(72) 2021/04/27(Tue) 6:49:07

【人】 第11皇子の従者 ダレン

[腰に下げた剣の鞘には、組紐の鞘飾りがついている。柴犬のシルエットの装飾付き。
 もう一つの足音の主は店内に入って来ていただろうか。魔法具の話になるとそちらのほうを向き、まだ店内にいなければ入るよう促して]


  傷の治癒ができるものはあるかい……?
  軽傷が治る程度でいいのだけれど。


[重い傷まで治せるようなものはそう簡単には手に入らないだろうと尋ねてみる。
 他にほしい効果と言えば何だったろうか、とサンプルを眺めながら考え込んだ]**
(73) 2021/04/27(Tue) 6:49:25

【人】 第11皇子 ハールーン


[おかしな形でだだ漏れるらしい>>!54自分のダレンへの好意が他人にどう見られるかが気になって、少し距離を保っていれば、>>73店内に入るのを促される。そりゃそうだ。

そろりと彼の元へ足を運ぶ。]


 ……お邪魔しまーす……、わ、色々あるね?


[>>63、並べられた様々な形状、用途であろう品々。そういえば、自分は立場的にも与えられるものばかりで『選択』とは縁のない生活を送ってきたのだ。

なんだか新鮮な光景だった。]


 俺は……『御守り』みたいなものが欲しい
 身につけられるけど邪魔にならない、くらいの


[ひとつだけ>>!47、選ぶならダレンに持っていて欲しいんだけどなと思いつつ。隣の彼は実用品の吟味中だろうか>>72

こういうダレンを見た事はそういえば無かったんじゃないかと、こっそり観察した。いつもこちらの意向を汲もうと一歩引いていたような記憶ばかりがある。]


 ……ダレンは、何か身につけるとしたら
 どんなものが良い?


*

                
.
(74) 2021/04/27(Tue) 12:09:16

【人】 第11皇子の従者 ダレン

>>74ひとつだけなら何がほしいかと問われると、ダレンは悩んだ。
 以前に思い浮かべたもの>>2:!15は、兵士として必要そうだったものだ。
 これからは戦う必要はそう無いかもしれないし、と考えるとパッと出てくるものはなくて]


  うーん……。
  希望が常に在ると思えるようなお守り……だろうか。


[幸運のお守りだとか、そういう類になるのかもしれない。
 実用的な効果で言えば、心を落ち着かせ安らげてくれるものだろうか]**
(75) 2021/04/27(Tue) 12:58:32

【人】 ひとりの娘 アウドラ



   あなたって……いくつなの?


[ ふと見えた笑みは少年のように曇りがなく。
  実際、彼女よりも年上なのか年下なのかも
  さっぱり分からなくて聞いてしまう。

  そう思っていると聞こえる感謝の言葉。
  やっぱり、感謝をされると大小問わず
  口元が綻んでしまった。
  やっと対等になっていく兆しが見えてくる。 ]



(76) 2021/04/27(Tue) 13:55:56

【人】 ひとりの娘 アウドラ



[ ピヤールも食べられるものを選んで
  2……3人で食事を楽しんだ。
  しっかりと食事をすることが
  久しぶりであろう彼がきちんと
  咀嚼できているか心配しながら。  ]


   え、っと…………


[ 砂漠の薔薇の花言葉。
  それを聞けば、手から伝わる熱も相まって
  彼女の頬は赤く染まっていく。
  まるで薔薇のような赤になったかも。

  ピヤールは何かを察したのか
  彼の膝に飛び乗って動きを制限した。
  それを見たら、緊張の糸はほぐれたものの
  少しの間固まっていたことだろう。   ]



(77) 2021/04/27(Tue) 13:57:28

【人】 ひとりの娘 アウドラ




   大河を使って、他の国に行って、
   ……そうだわ!旅をしましょう?
   あなたがどこまで知っているのかも分からないけれど
   色んな思い出を作りたいわ。

           ──────どう?


[ その道中で彼の祖国があったところや
  彼を待っていた人々が住むところに
  出会えるのであれば
  思い出を聞かせてとお願いをしただろう。

  どこまでいけるのかも分からないけれど
  彼とならどこでも楽園に違いない。
  苦楽を共にできる人物だからこそ。  ]



(78) 2021/04/27(Tue) 13:58:32

【人】 ひとりの娘 アウドラ

   *


   とっても、楽しいわ。
   人間ってこんなにも…自由なのね。


[ あれからどれだけの時が経って、どこにいたか。

  泥だらけになることもあったと思うけれど
  彼女は全てがあたらしく、根をあげることはなかった。
  彼の体調も徐々に良くなっていたなら
  彼女の気持ちも更に明るくなったはず。  ]



(79) 2021/04/27(Tue) 13:59:16

【人】 ひとりの娘 アウドラ



   セト?……私、やっぱり好き。

   あなたのことが、とっても好きよ。
   私を選んでくれてありがとう。
   

[ 彼女は事あるごとに伝えた。
  それは彼女にとって大切なことだったから。

  両親のことを気にしていないわけではないけれど
  もう気にしすぎてはいけないと思っている。
  だから、彼との新しい生活を通して
  新しい彼女になっていたなら、
  それでいい……ことにしておこう。    ]**




(80) 2021/04/27(Tue) 13:59:45

【人】 仕立て屋 アルフレド

 >>73傷の治療は…これが実は意外とあるんだよ。
 割とおぜうさまの体に傷痕が残ることを気にする親御さんってのが多いみたいでな、まーそれだけ大事なんだろうさ。
 
[軽微な傷の治療できるものは各種アクセサリーに取り揃っている。近づけて使う柄、装飾で傷つかないように形はシンプルで丸みが多い。]
(81) 2021/04/27(Tue) 14:44:52

【人】 仕立て屋 アルフレド

 >>74ああ、いらっしゃい。
 ―ゆっくり見て行ってくれな。

[先日彼といたもう一つ足跡の主ではなかろうかと勝手に推測する。まずはこの国の空気感を持っていることを感じ取って。]

 >>75御守りねえ…
 神様が宿ってるってわけじゃねぇけど、魔除けみたいなのならこの辺りはいいんじゃないか。

[と、銀細工のアクセサリーを見せながら。]
 
 あとはそうだな、こういった>>1:124紋様の布をスカーフのように使ってるやつや胸の辺りに仕込んでおくもいるらしい。御守りっつーかまあ身を守るものに近い使い方だな。

[見た目もそれなりに神秘感あんじゃねーの、と小さな声で続ける。]**
(82) 2021/04/27(Tue) 14:45:51

【人】 第11皇子の従者 ダレン

 
  あぁ、そうなのかい……?

  ひとつあると重宝しそうだが……、
  どうしようか。


>>81傷を治せるものが豊富と聞くと、ひとつくらいはあれば便利だろうかと主の様子を窺う。
 当の怪我人が不要と言うなら要らないかとも。
 ダレンにとっては無いのが当たり前の代物である。無いからといって困ることもないだろう。

 >>82お守りに関しては]


  ふむ……スカーフなら軽装でも扱いやすそうだし、
  防寒具代わりにもなりそうだな。
  この国独特の文様なら記念にもなるかな。


[重装のときにも鎧の下に着けておくことができるだろうし、使い道はいろいろありそうだと興味津々の様子]**
(83) 2021/04/27(Tue) 15:02:39

【人】 第11皇子 ハールーン


[傷を治せるモノがある>>81と聞いてちょっとびっくり。なるほど、『お嬢様』。
そういえば妹も、産まれた時にその類の首飾りを贈られていた記憶がある。]


 (俺としてはダレンに持っていて欲しかったけど……とっても要らなそうなんだよね。)


 ……じゃあ俺、それを一つください!
 傷を治してくれるやつ。御守り、代わりに


[使わないで済むならそれが一番良いとして、だからこそ御守り代わりに。ダレンはスカーフに興味津々の様子だ>>83。身を守ってくれる>>82というなら俺も賛成!
──ちょっと自分は過保護過ぎるかな?

どう考えてもそういうのが必要なのは自分だというのに。ほらまぁ、本人に必要なくても、備えあれば憂いなし、の魂胆で。]*
(84) 2021/04/27(Tue) 18:41:32

【人】 仕立て屋 アルフレド

 >>84おっ、いいねぇ。
 一つなら、じゃあどれにするかい?
 見た目とか、つけたい箇所とか、フィーリングでいいんだぜ、選んでくれ。

[髪に付けるも、腕に付けるも、首に鎖で飾るも、首に巻くも、指にはめるも、ある。]
(85) 2021/04/27(Tue) 19:02:55

【人】 仕立て屋 アルフレド

 >>83記念…?
 まるでもうこの国を出るみたいな言い草だが―

[士官のネタを探してるのではと考えていたので、意外に感じた。お眼鏡に叶わなかったのか、何か目的を達成したのだろうか。それとも今そこにいる連れに関連する理由だろうか。

ゴシップを頭の左から右へと走らせたあと、その詮索を投げ捨てた。]

 おう、風には強いぜ。
 なんたってこの辺は、砂塵が敵だからな。**
(86) 2021/04/27(Tue) 19:05:02

【人】 第11皇子の従者 ダレン

>>84 >>85主が『お守り』とひとつ選ぼうとしているのを微笑んで見守り、>>86『記念』という言い方を問われると一瞬悩んで]


  ……そうなんだ。
  しばらくここで暮らそうかと思っていたが、
  急に予定が変わってな。

  だから、もう会うことはないかもしれないな。


[詳しく事情を説明する気こそなかったものの、何も言わずに姿を消す気にもなれず、それだけは話して]


  確かに砂が多いな……。
  では、このスカーフと、
  布袋は買い物袋ぐらいの大きさのをお願いしよう。


[今後戦いの機会があろうとなかろうと、様々に役立ちそうなものである。旅をするにも身の守りは必要だ]**
(87) 2021/04/27(Tue) 19:22:46

【人】 仕立て屋 アルフレド

 >>87そうか…そいつは残念だな。
 
[口には出さずとも、二言目にはやっぱり国の状況ガー諍いガーが出てきてしまうのはどうしても免れない。小さくうなづいて。]

 そうさな、良かったらたまにはこんな国があったと思い出してくれよな。

[と言いながら、注文されたものをカウンターに並べていく。サービスとばかりに、スカーフ用の布の横に小さな魔法石をはめたピンを添えた。

―まあ持ってきな、と気紛れの餞別代り。]**
(88) 2021/04/27(Tue) 19:45:01

【人】 第11皇子の従者 ダレン

 
  この国を忘れることはないと思うよ。


>>88アルフに言われた言葉には微笑みを返した。
 忘れてしまうことはないだろう。わずかな時間しかいなかったが、思い出深い土地だから。

 ピンを添えてもらったのに気付くと、目を瞬いた]


  いいのかい? ありがとう……。


[何か効果のある石なのだろうか。
 何であるにせよ、スカーフと共に大切にするだろう]*
(89) 2021/04/27(Tue) 20:06:00

【人】 第11皇子 ハールーン



  指にはめるものを、革紐に通してどこかに
  下げたいな!


[兄たちは腕や指、首にかけて居たけれど。そういう習慣がない自分はどこかに忘れて来てしまいそうで。
まるっとしたデザインのものを選んだ。スタンダードなのかな、イスマーイールが持っていた物と似ている。

決して仲良くなんかなかった兄弟の事を思い出すのは、二人が話すのを>>89>>88>>87聞いていたのもあるのかもしれない。

もう思い出すだけの場所に、なると良い。
薄情かもしれないけれど。ここから逃げ出しても、所詮、出生からは逃げ切る事はできないのだから。]

                
.
(90) 2021/04/27(Tue) 20:48:57

【人】 第11皇子 ハールーン


[>>89のような交流がなされるのを見て、以前どこかで『ダレンは社交性がある』と話した事を思い出す。この店の店主が商売上手なのもあるかも知れないけれど。]


(やっぱり、お店を開いたらダレンは接客を上手くやってくれそうな予感なんだよね。)


[自国の民に好かれている──と言ってしまうのは欲目がすぎるかな? 少なくとも不躾とは思われていないはずだよね──ダレンをみて、二人のやり取りを嬉しく思った。]*

                
.
(91) 2021/04/27(Tue) 20:54:22

【人】 仕立て屋 アルフレド

 >>90じゃあ指輪だな。
 革ひもが無いなら、おまけしておくぜ。

 ―あっても貰っときな。

[布製品の縁取りなどに革は使用しているので、そういったものもある。ちゃんと鞣してあるものだ、丈夫なはずだ。]

 ―まぁ元気でいろよ。

[>>92何となく気の利いた言葉を考えてみたが、結局思い浮かばず、どこか間の抜けた言葉を二人に贈った。]**
(92) 2021/04/27(Tue) 21:38:16

【人】 第11皇子の従者 ダレン

>>90 >>92主も買い物を終えるのを見届けて]


  ありがとうアルフ、世話になった。
  貴殿も達者でな。


[挨拶を言って礼をすると、店の扉へと向かった。
 その向こうが安全かどうかを主に先んじて確かめるのは、ここまでの旅で習慣となってしまった行動だった。
 これから先も、そう簡単に抜けるものではないだろう。

 安全とわかれば主に頷いて、アルフには会釈をして店を出て行く。
 他に用がなければ国外に出るための待ち合わせ場所>>!59へと向かうだろう]
(93) 2021/04/27(Tue) 22:05:56

【人】 第11皇子の従者 ダレン

[主はよく「逃げ出す」と表現するけれど>>90、それが逃避に見えないダレンは主に甘いのだろうか。
 生き方の選択であって、逃げではない──そんな解釈をしていたけれど、国の規則からしたら逃避になってしまうのだろうか。放棄できないものを>>0:9避けて通ろうとしているのだから。

 それでも逃してくれる人がいる。
 どんな形であれ、望む生き方を許してくれる人がいる。
 だからこの道を謳歌すればいい。

 この地を離れたら、後は遠くで風の噂を聞くだけになるだろう。
 アルファルドの次の王は誰になるだろうか。
 治世はどれだけ長く続くだろうか。

 ほんの数日のことだったけれど、きっと忘れることはない。
 人懐こくて可愛らしい主の故郷にたどり着いてから、彼が主でなくなるまでの数日間なのだから、忘れようがない。
 どこかに腰を落ち着けた後も、折に触れて思い出すのだろう。その頃には主だった彼と共に店でも開いているのだろうか>>91]**
(94) 2021/04/27(Tue) 22:06:41

【人】 中隊長 アーサー



          ――
Fool's mate
――
       
自ら玉座を飛び降りた気狂いの話


 
(95) 2021/04/27(Tue) 22:21:32

【人】 中隊長 アーサー



――- ―--
  ―-- -―

    ―-

      -



 [昏い昏い洞の奥。
  …否、彼の方の王宮内での自室。
  彼が取り仕切る全てに於いて命を下す部屋の中。

  外套の衣擦れの音だけを響かせ
  蝋燭の明かりに横顔を照らさせる彼の方の後方に立ち
  幽かながらも流暢に報告の音を響かせる。


  総てを聞き終えれば其の方はどんな顔をしただろうか。
  
  …否、此の方はいつであろうと ]

 
(96) 2021/04/27(Tue) 22:22:42

【人】 中隊長 アーサー



 [二、三言『第十一皇子』について
  二人が言葉を交わし合った後、
  紅い外套の側にあった
  蝋燭の火は風を受け
  消えただろうか。
  
  しんと静まり返る室内に、
  不意に喉奥からの哂い声が響き始める。
  
  
  
  夜は更けていく。
  深く深く、昏く昏く。
  低く低く、……………星の光も飲み込む程に、]



   ――- ―--' -――
  ―-- ―

  ―-
 -

 
(97) 2021/04/27(Tue) 22:27:41

【人】 中隊長 アーサー




           ―― Bg61# ――
     
血に塗れた玉座は果たして誰の物だったか


               --
 
(98) 2021/04/27(Tue) 22:28:59

【人】 宵闇 ヴェレス

[ どちらかであるということを、選ぶ必要もなかったし、選ばなかったから今の姿であるだけのことだ。自分にとっては特段意味を重ねた事と思わず、そこに価値や意味を見出そうとしているのは彼こそではないかと思う。

 以前の自分であれば、その憧憬と呼ぶような思いに困惑と些かの辟易を覚えていた。今は到底否定に及べないのは、数多いる他者の中、自分にとっても彼だけがかけがえのない存在となっているからだ。

 髪も肌も目の色も、日々幾千幾万の旅客が行き交う国で異彩を放つものでなく、それでも彼だけが自分にやがて訪う列車を待ち侘びさせ、人熱れの中何処にいようとひと目でわかる。彼だけが、耳慣れた汽笛の響きを、心躍る音に変える。

 そうして彼と共に在ることで、見目ではなく確実に変わってゆく自分を、彼だけが知らずにいるのだろうか。]*
(99) 2021/04/28(Wed) 2:54:11

【人】 宵闇 ヴェレス

 どうせだったら万年筆とか文具の方が嬉しいけど。
 魔除けはもう貰ったし、失くしてないよ。ねえ、このヴェール、帰ったら君が使うといいかもしれない。

[ 元来物欲が薄い方であるので、本気で強請ったのではなく、装飾品よりは良い程度の話だ。波に洗われて角の丸くなった石を拾い、夕陽の方角へと投げる。
 魔除けに籠められた意味>>2:$18が戯れであっても、投げ掛けた意図を理解しているかは怪しいものだ。ヴェールは旅の加護が籠められているというから、旅が終われば移動の多い彼が持つのが相応しいように思う。

 ダンテが腕をこちらの差し伸べるのが見えたので>>70、足首まで濡らす波際から砂地に戻ってその手を握った。]

 あちこち小さな穴が空いてる。なんだろう。

[ ダンテに示されて足元を走る蟹を視線で追うと、小さな穴が疎らにあるのに気付いた。目にするもの珍しいものばかりだ。同じ海の名であっても、記憶にある灰銀の港とまるで異なる。昼の海は、今度は眩いばかりの青なのだろうか。あまりに明るい光は目を灼くとダンテが渋い顔をしそうだが、遠くから眺めるくらいは許されたい。]

 海の図鑑があったら、買おうと思う。図鑑じゃなくても、海の本でもいいけど。

[ 空腹を覚え、手を繋いだまま宿の方向へと引き返す。厨房に頼めば、何かしら持ち運びのいい軽食を包んで貰えるだろう。振り返ると水平線に既に陽は沈み、波立つ度に、泡の中静かに青く煌めきはじめる光がある。

けれど幾ら住心地のよいあの国で、蔵書に描かれた海の景色を知ることはあっても、この美しい風景を見ることはかなわない。彼が自分を此処へと伴った。]
(100) 2021/04/28(Wed) 3:00:36

【人】 祓魔師 ダンテ

[ 君には意味があったんじゃないの?と尋ねた言葉には返事はなかった>>99その時の彼の様子はどうだったのだろう。困惑げにしていただろうか、無表情のままだったろうか。
 あれ、違った?なんてブツブツ言いながら出発の準備をその時はしていたのかもしれない。

 いつか聞かせてもらえただろうか。

 自分がヴィについて分かっていると思っている部分なんて表面のほんの少しなんだと思う。ヴィにとって彼が大切にしているもの、それを自分が分かってなくて。]
(101) 2021/04/28(Wed) 4:44:41

【人】 祓魔師 ダンテ

[ 彼の長い時間のいっときに自分が沿わせてもらえれば良いと思っていた。

 だから、些細なことを一緒に楽しいと分かち合ってくれる、彼とならどこに行ってもきっと楽しいはず、そんな風に思えるのは彼自身の魅力なんだと。

 自分との出会いで、彼が変わってくれた部分があった。そのことをいつ自分は知ることができるんだろう。

 永久にわからないままなのかもしれない。

 死ぬ間際まで、日記のようなメモを書いて、ヴィと何をしたとか、彼が何を話したとか、それで自分は何を思ったのか、語彙のある限りを彼と過ごした日々を表す言葉に費やすんだろう。*]
(102) 2021/04/28(Wed) 4:45:29

【人】 祓魔師 ダンテ


 
 んーなるほどたしかに

[ 文具の方が嬉しいと言われれば納得してしまう。自分も多分そう言うものの方が嬉しいのは確かだ。両方贈れば良いのではと考えてしまうからだめだ。]

 いや、ヴェールは君が使って
 せっかく、次の旅行の時に持っていけば君の身が少しは楽になるかなって思ったのに

 …って、自然と次のことを考えてた

[ 言い終わってから少し恥ずかしい。そんな理由もあるから自分が受け取るわけにはいかないと、気恥ずかしさを埋めるような言葉を続けて。]

 ほんとだ、何かの巢なのかな

[ ヴィが波打ち際で足を濡らして、小石をなげている。本当にきてよかったと心から思えて、それから手を伸ばせばこちらに駆け寄り手を繋いでくれた。

 穴ぼこを自分が足で掘ろうとしたり、
 彼はそれを見て止めたのかただ見ていたのか。
 
 何をしても、全部が楽しかった。]
(103) 2021/04/28(Wed) 4:50:22

【人】 祓魔師 ダンテ



 明日は青い海が見られるね

[ 自分もヴィと同じくすごく楽しみだった。
 今はもう日が落ち海は藍色に濃く

 自分の人並みの視力ではだんだん視界がおぼつかなくなる頃合いだった。
 ランタンを借りようといったのも、自分のためであって、ヴィはたぶんこんな暗闇でももっと違う世界が見えるのかもしれない。*]
(104) 2021/04/28(Wed) 4:50:52

【人】 傭兵団長 ダイゴ

 -某日:河川港より繋がれた新たな、 -
 

『本当に一晩で出来たんっすねー、埋立地』

[夜が明けて様子を見に来たチドリは、物珍しそうにだだっぴろい土地をキョロキョロと見回し、くるり、なんとなく浮かれたまま一回転する。任務中だぞと軽く注意をするものの、本気で止めようとする意思は無かった。]

 相当な数の錬金術師と魔法使いに協力を煽っていた。
 予算はかかっているだろうが、
 此処に新たな商業地区が出来るとなれば、
 そう躊躇うこともなかったのだろう。

[昨晩、行き交っていた協力者の数を思い出す。今回の任務は護衛任務だった。著名の魔法使いたちが何人もいて、一晩で事を済ませる為の保険といった所だろうか。

当然、この様な規模の魔法を使える当人たちが自衛出来ないわけがない。事情を知らなければ護衛をつけるのは大袈裟なのではないかと声をあげるものもいたし、そもそも埋立地に対する反対だって起こっていたはずだ。誰に決定権があるわけでもない現在だから成せた事業だともいえる。]
(105) 2021/04/28(Wed) 5:36:27

【人】 傭兵団長 ダイゴ

 第なに皇子だったかな。
 誰かはもうこの土地に目をつけているのだろう?

『というか立案者はその第三皇子さんなんですけど…
 相変わらず政治疎いっすね、団長』

[チドリの呆れた声を他所に、ふ、と顔を上げる。少し前に昇り始めた陽がこの広い土地の先、残る水面に光が瞬く。

 ―― 漸く、星が見え始めた、と思った。

もうあの辺りは、海になっているのだろうか。
流石に石油を主とする国の河から伸びるものだから、
"何処か別の場所で見える青"、だとか、
"珊瑚の取れるような冷たい黒"とはいかないけれど。
それでも、自分はこの少しだけ濁った河からみえる、
陽の下の「星」が好きだった。

確かな境界を知るわけではなかったが、河ではなく海に近づく事で、淡水ではなし得なかった塩の精製や、新たな魚の養殖などにも着手するのだろうと噂が散見されている。魔法で魚を運ばなくても新鮮な海鮮にありつけるかもしれない。]
(106) 2021/04/28(Wed) 5:37:22

【人】 傭兵団長 ダイゴ

[事務業務に戻りますね、とチドリが去ったあと、暫くして後ろからハルマが声を掛けてきた。彼は、今回の任務の同行者だ。一晩、働き通しだったせいか煙草をうまそうにくわえている。]

『ネネ、来なかったな』

 ……第三皇子との関わりは無さそう、か

『さぁな。今回の内容からして
 アイツは絶対に反対してただろうから
 もしかしたら、とは思ったが。』

 ……関係ない。
 縁を断ち切った事によって
 仕事の幅が広がった、ともいえる。
 プラスに考えるしかあるまい。

『……、……。』

[少し間を空けたハルマは、背後から手を伸ばす。
お得意の治癒魔法の光が淡く放たれる。
外套の後ろに隠れた虎の傷が塞がっていく心地がする。]
(107) 2021/04/28(Wed) 5:38:47

【人】 傭兵団長 ダイゴ

[―――、かつて。
 見届けてほしい、と望まれた。>>1:34>>1:*2
 見届けたい、と望んだ。>>13

 けれども、彼らも自分も、神ではない。
 所詮行き着く所のわからない未来の為にから回る、
 小さな小さな歯車でしかない。

 誰の為に働いたわけでもない。
 また今度、友人と飯を食うための金稼ぎだ。

 何も、何も変わりはしない。
 金糸雀色の尾を揺らめかせて、]
(108) 2021/04/28(Wed) 5:39:22

【人】 傭兵団長 ダイゴ



 [朝日の齎す河の星のもと、
 まだ肌寒い、カラリとした空気が肺を通り抜けた。]**


.
(109) 2021/04/28(Wed) 5:40:21
 




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