メス……♡
　オレはメス、です……っ♡

[ギュルセルの言葉>>2:206に頷き、自ら認める言葉を発する。
それだけで脳髄まで甘い快楽で満たされ、充足感が増す。]

　おく、一番奥まで……あっ、あぁぁぁぁぁっ♡♡♡

[ニヤリと獣の表情を浮かべる男。
剛直を根元まで一気に咥え込まされる。
その狂暴な先端が最奥を穿つ。
その衝撃だけでテンガンは一度達してしまう。]

　あぁッ♡　あっ、あッ♡
　おチンポっ♡　ヨすぎる……ッ♡♡♡

[達しているにも関わらず連続して何度も剛直を叩き込まれる。
それでも苦しいどころか善がり狂ってしまう。
いつの間にか臭いはずの雄の匂いが甘く芳しく感じるようになっていた。
テンガンはそれを自分がメスになってしまったからなんだと思った。]

　イクっ♡　イクイク……っ♡
　あぁッ、イク……ッ♡♡♡

[一突きごとに達し、連続でメスイキしてしまう。
もうイってない瞬間などなかった。
一部の隙もなくテンガンの身体はすべて快楽で満たされていた。]

　――――〜っ♡♡♡♡♡

[そして男の精をたっぷりナカに注ぎ込まれた瞬間、テンガンは一番深い絶頂に達し、そこで意識がトんだのだった。]**

　

　メスは「オレ」とは言わねぇんだよ。


[自ら認め雌になり下がったテンガンを見て>>0、男はとどめを刺すかのように言葉を重ねた。

考えるのをやめて欲に任せて闇雲に貫いてもよがり狂うテンガンの姿は>>1、男にはまさしく雌に見えていた。

嗜虐欲、支配欲、征服欲、肉欲。
男が抱く様々な欲が強く深く満たされるのを感じながら、テンガンの最奥に精を注いだときのことだった]

　

　……あ？


[身体に何かが流れ込んでくるのを感じ、男はぴたりと動きを止めた。
ダンジョンに漂う気配を凝縮したような異質な魔力がどんどん注ぎ込まれてくるのを感じ]


　ぐ、ぅ……あ、っぁ、……ア──！


[呻きながら身を捩らせ、背を反り返し、びくびくと全身を引き攣らせて男は吼えた。

意識が灼き切れるような快楽が爪の先から肌、肉、骨の髄を駆け上がり、髪の毛一本一本に至るまで埋め尽くす。
異質だと感じたはずの魔力がどんどん身体に馴染んでいく。
身体が、造り替えられていく。

テンガンの内に白濁を根こそぎ吐き尽くしても止まらない絶頂の中、これがその時なのだと男は本能で理解した。

人間でない何かになれる時がやっときた。>>2:174
やっと、解放されるのだと]

[やがて止め処なかった快楽が過ぎ去る。
外見上はほとんど何も変えないまま。

放心状態の男は、己が何者となったかだけは正しく理解していた。

大浴場へ続く道で、床にテンガンを組み敷き彼の後孔の最奥まで自らを突き入れたまま、男は荒い呼吸を繰り返す。

息も絶え絶えと言わんばかりの男の口からは、鋭く研がれた4本の牙が覗いていた]*

[男の仲間は5人いた。

先んじて訪れていた者が1人>>1:199、共に連れてきた仲間が4人>>2:5。

その中で最後まで人間であり続けたのは(4)⁰ⁿ⁵人だった]**