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【秘】 美術 エノ → 清掃員 カミクズ青年は暫し、君の肩で、音もたてずに泣いた。 長い時間だったようにも思うし。 ほんの数秒だったようにも思う。 ただ、悲しさだけがそこにあって。 でも、泣き終わる頃には。 もっと違うものを得てもいるはずで。 「………虹谷…………」 一言、呟いた。 己の、本当の名字を。 自分があまり好きではないそれを。 特別を象徴する、その文字列を。 「……覚えていて……」 「虹谷 絵乃(ニジヤ エノ)が……」 「きみを、友人だと思っていた事。」 そうとだけ呟いて、体を離した。 あまりそうしていては、君に迷惑をかけてしまう。 だめだ、ここに引き留めては。 「………用事が、あるんでしょ。」 「……行って、いいよ。」 あんまりここに居られると。 俺、我儘だから。 君の幸せを踏みにじってしまいそうだ。 (-388) 2022/03/04(Fri) 19:59:48 |
【赤】 美術 エノ病室の、一人になる時間で。 端末を弄って、息をついた。 生きるようにと願われた。 生きたいと、思ってしまっている。 思っている。 思えば、思うほどに。 この端末の中の機能が、疎ましく感じる。 「……今日は、ツルギくんにする。」 端末を一つ、タップして。 (*0) 2022/03/04(Fri) 20:09:44 |
【赤】 美術 エノ「明日はどうしよう」 「どうすればいい?」 「ナツメさんは、看病してくれた。」 「打算でも何でも、そうしてくれた。」 「カイくんもそう。」 「わざわざ薬まで作ってくれた。」 「ハナサキさんは、話したことはないけれど。」 「ナツメさんが、命をとして助けたいらしい。義理がある。」 「フカワくんは。」 「殺したく、無い。」 「俺は」 「俺は、ヒメノさんを殺してる。」 「じゃあもう、そうするしかないんじゃないか?」 ヒメノさん。 俺、やっと君の気持ち、理解できたかもな。 ……生きたくてたまらないのに、死ななきゃいけないの。 こういう気持ちなのか。 ごめんね。 (*1) 2022/03/04(Fri) 20:12:54 |
【秘】 モノノ怪 ユメスケ → 医者の息子 カイ『そうだな、必要はない。変わる時には勝手に変わってる』 『数河お兄さん、日記とか書かない方がいい人かもな。 色んなことを形にしない方がハッピーな人だ』 彼は君の反応を想像しながら文字を送るが、その想像が正しいか否かも知る由なんてないのだ。 『で、まるで俺が死にたいと思っていたみたいに言うなぁ』 『合ってるようなものだが』 『「苦しんで生きたくない」が、 「苦しいが生きようとしてみよう」になった感じ?』 「だから遊召家さんちの小太郎くんは死ぬよ」 口に出した音は宙にとけて消えた。 『俺にとってのハッピーに向かえそうです』 『聞き流してくれて全然構わなかったのに会話をしてくれて ありがとう。数河お兄さんもハッピーになれるといいな』 なんでもない人に向けて、普通くらいのお祈りをした。 (-391) 2022/03/04(Fri) 20:17:13 |
【秘】 園芸 ハナサキ → 不運 フカワ「皮肉じゃないですよ!もう…… ありのままのフカワさんで良いって事です!」 ここから帰ったとしても変わらないんですよ。 そこまでは口に出せませんでした。 「誰もが子どもじゃ、無いですもんね。 この場に選ばれるのは各自で判断を下せる一定以上の年齢の大人ですから。 皆さんすごいですよね。 決めた今でもまだ難しいと思います。 人生の事なんてこれっぽっちも決まっていなかったし、フカワさんのような大変な事もありませんし。 ……誰かが必要なのは私だったのかもしれませんね 」「最初にお話しした日に触られたじゃないですか。 びっくりしたし、恥ずかしかったですけど……でも、嫌じゃなかったんです。 あんな風に優しく触れられた事なかったんです。 フカワさんみたいなお兄さんが居たら良かったなぁ……なんて。 それだけではないけど、生きて欲しいと思うのは今はも変わりません。 私の言葉で変わってくれたのだとしたら、これ以上なく嬉しいです! 本当に、私で良かったですね!お花が近くにあったら落ち着けますもんね!」 さすがにちょっと自惚れかも。 思いはしても、朗らかな笑顔は崩さずに言い切りました。 世の中を知らない子どものような無垢な言葉。 あなたのつくった世界の中に小さな花が一輪確かに咲いているのです。 (-393) 2022/03/04(Fri) 20:26:27 |
【秘】 園芸 ハナサキ → 不運 フカワ「あ、あの。本当に大丈夫ですか? すごく引っかかってるように見えます…… でも罪悪感という点では同感です。多少マシ、レベルですけどね」 ハナサキには結局殆ど交友がないままここまで来てしまいました。 味方とあなたくらいのもので。 知らない方が選びやすい──無意識に避けていたのかもしれません。 ツルギさんとは一番最初に軽くメッセージのやり取りをしただけ。 何を基準に選ぶのか? そんな質問だったか。改めて答えないとならないですよねと片隅に残して。 あなたの質問とデリ欠にジト目です。 「遠慮はしないでと言いましたけど、さすがに『生きていても平気ですか?』はまずいですよ! 私史上で一番です! ……はぁ。心配しなくても大丈夫、です。 終わった後の事は、終わった時に!」 もちろん何も考えていません。 そもそもが選ばれるだけの話だったのに、今は本当になにもかもが未定で未知で、胸の中には不安と、ちょっぴりの期待。 かなり長い間を置いて付け加えました。 (-395) 2022/03/04(Fri) 20:26:51 |
【秘】 園芸 ハナサキ → 不運 フカワ「…………………………一応参考程度に聞きます。 平気じゃないって言ったら、どうしますか?」 長い袖で口元をおさえながら消え入るような声。 (-396) 2022/03/04(Fri) 20:27:36 |
【独】 医者の息子 カイ──カイの前回の投票はたしかにくじを引いていた。 けれど全員の中からではない。 わざわざみんなの前で"誰に投票するか公開している人の投票先"の中からランダムで選んだのだ。万が一、票がバラけた時に自分が選ばれる確率を減らそうという、わるあがき。 つまり今回投票するのは、ただひとりだけとなる。 (-397) 2022/03/04(Fri) 20:32:43 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ「……そう、」 ふと零された言葉に、少し眉を下げて、でも。 それを否定も肯定もしなかった。 けど、それでも。 幸せだと感じた事は、嘘にはならないのではないかと、思う。 「…うん、いいですよ。 お別れも…多分、大体済んだはずで。 やり残した事も、きみとする事以外は無いはずだから」 "二回目"のあの人には既に別れを告げていて、 自分でなければ少々手を焼く後片付けも終えた後。 怪我は気にしていたらきりがないし、 きみからの誘い以上に優先したいものなんて今は無い。 急になにか降って湧いて来なければ、ではあるけど。 「あはは…べつに、見張ってなくたって 自分で言い出したの、どこか行ったりしませんよー」 涼やかな音を立てて乾杯をして、 フォークでケーキを切り崩しながら、へにゃへにゃと笑う。 こんなにあったかい気持ちになるのは何年ぶりだろう。 もしかしたら、初めて、なのかもしれないな。 それくらい、なんだか幸せな気分で、あれ。 (-398) 2022/03/04(Fri) 20:33:59 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワそんなやり取りからそう時間は経たず。 「……えへ、邦幸さん…一緒にいられてよかったです〜…」 横に座っている人間がものの見事に潰れた事で、 密造酒の製法の正しさは証明された。 (-399) 2022/03/04(Fri) 20:34:15 |
カミクズは、とんでもない下戸だったみたいです。 (c25) 2022/03/04(Fri) 20:34:30 |
【秘】 普通 ナツメ → 不運 フカワ『票、あげたんだ。』 『じゃあ、』 『ハナサキさんが自分に入れちゃったら、 フカワくんに文句言いますね。半分ぶん。』 ふたりの決めることを踏みにじりたくはないから、 口出しはしないけど、でも。 友達……の、ちょっと手前くらい。 そう思ってるから、後ですこしくらいは。怒ってもいいよね? 『あ、私に投票しようとしてたの、 怒ったりとかはしてないですよ。 言い方がちょっと怖かったってくらい…』 この際なので伝えておこうと、素直な言葉で返事を綴って。 それから、遅れて届いた言葉には、 (-400) 2022/03/04(Fri) 20:34:31 |
【見】 奇形 メイサイ「良心が痛むとか、人の心がないとかって言葉、変ですよね」 「心臓でものを考えてる訳でもないのにね」 「心欠けちゃってても、悲しいものはちゃんと悲しいです」 4日目、いつかの時間。ヒメノさんの部屋。 彼女の遺体と、それから誰かが飾った花がある。 僕はそれらを前に手を合わせた後、物言わぬ彼女へ一方的に言う。 「合議、見せてくださってありがとうございました」 「ヒメノさんの生きたい=A凄く輝いてて良かったですよ」 「ちゃんと、見てましたよ」 「お疲れさまでした」 それから、おやすみなさい。 (@11) 2022/03/04(Fri) 20:38:28 |
【秘】 普通 ナツメ → 不運 フカワ『うん。』『苦しいね』 それだけを返して、ぱたん。 医務室の窓辺、少女の手が小さな手帳を閉じる。 綴った言葉と裏腹に、その口元はゆるく笑んでいた。 私はずっと、ただそれだけの、普通のことを。 誰かと普通に、言いあいたかったから。 ごめんね。ちょっとだけ、ラッキーだなぁって思っちゃった。 (-402) 2022/03/04(Fri) 20:39:15 |
エノは、別にそれが、確かな効き目があるものかどうかは、気にしなかった。 (a35) 2022/03/04(Fri) 20:44:21 |
エノは、ただ、それを舐めて……「やっぱり優しいね」と、呟くのだった。 (a36) 2022/03/04(Fri) 20:44:48 |
ナツメは、ぱたん。 (a37) 2022/03/04(Fri) 20:45:39 |
【置】 普通 ナツメ『今、これだけおしえ』『なんで、そんなに平気な顔して』 『ダメもとで言うんだけど、票をハナサキさ』 『アクタくんたち、だいじょう』 『助けてくれたって聞きま』『自分に投票するのだけは、やめ』 そのメッセージは、送られなかった。 『ナツメです。立候補しま』 『怪我してるって』『投票してごめんなさ』 『間に合わなくて、ごめ』 『聞いちゃった。なんで私の』『明日、』 『ごめんね』 (L3) 2022/03/04(Fri) 20:46:06 公開: 2022/03/04(Fri) 20:55:00 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 美術 エノ「絵乃さん……」 友人、という言葉に、ほんの少し瞠目して。 無かった事にはできない罪悪感と、それから。 それと同じくらい、暖かい気持ちになったから。 「…わかりました。 僕はきっと…忘れても、忘れませんから。 だから…」 一呼吸置いて、この場を後にする為にゆっくりと立ち上がった。 「…さようなら。この場所で、最初で最後の友達」 ほんの少し泣きそうで、でも、ちゃんと笑って。 そうして"友達"に別れを告げた。 (-403) 2022/03/04(Fri) 20:50:02 |
【秘】 医者の息子 カイ → 落涙 ユメスケ『わざわざ見学しにきて この合議で変わる心構えなんて それくらいしかないと思うが』 『君が死にたいかまでは知らなかった。 ただ、なんとなく。そう思った』 『べつに、ただ暇だっただけだ』 『ハッピーってなんだろうな。まあ、なれればいいけど』 そんな、ごくごくそっけない文字列でメッセージは終わる。 この言葉は自分に対してか、君に対してか。 (-404) 2022/03/04(Fri) 20:51:21 |
【秘】 不運 フカワ → 園芸 ハナサキ……かわいらしい花が咲いたなと。 年甲斐もなく、というよりは、少しキザっぽい気持ちになって。 妹扱いのようにした割りには、少しちょっとは仲良くなれてしまって。 同じ意思を持って、罪を共有して、辛い気持ちになりながらここまで来た。 さすがに、情は、ちょっと沸いた。 義務感でも何でも無く、だ。 「……はい」 だから短く、俺は俺の言葉で。 「ハナサキさんで良かったですよ。俺の言葉を引き出すのが」 気遣おうとする気持ちも、繕う気持ちも。 格好つけも、素直な気持ちも全部、あなたから。 「そんな野に咲く花みたいに可愛い人だから。 話しやすかったんです、かね」 ちょっとぐらい浮いた台詞も、今ならいいだろう。 (-405) 2022/03/04(Fri) 20:51:59 |
【秘】 不運 フカワ → 園芸 ハナサキ「ちょっとだけです。本当に。 ……それを言うなら、もう誰も選びたくないですよ。 ……カイさんはぐちぐち良いそうだし。言い訳がしにくいし……」 ある一定の人物としか交流が多くないのは似たようなものだろうか。 こんな短期間で、一部としか話せないのは確かだ。 「ここで生きていて平気そうなひとナツメさんぐらいしか見たことありませんよ……。 皆さん負けず劣らず、生きて行けなさそうな人ばかりでした。 まあ、そうですか、終わってから……ん? ……質問はあとで、概要だけぱっと言いますよ。」 「俺は本当に、ここで 命を落とすつもり で来ました。それをできる限り覆すつもりはありません、宣言をしたので。 ですが――それはこの先、生きていくハナサキさんたちを 放り捨てて、何処かに逃げようとしているつもりじゃないんです」 「……できるだけ、最後まで死にませんから。 助けが欲しければ、元の世界に戻っても……。 もう覚えられることは、覚悟しましたから。 助け、ます。大丈夫です」 (-406) 2022/03/04(Fri) 20:54:09 |
ユメスケは、ごくごくそっけない文字列に、手を振るスタンプだけを返していた。普通程度のお祈りはしたものですから。 (t27) 2022/03/04(Fri) 20:57:47 |
【秘】 演劇 アクタ → 落涙 ユメスケ「なんだそれ、」 やっぱり笑って、君を見た。 自分の言葉を受け取って、笑って、対話してくれる君が なんだか弟分みたいで、可愛らしくて。 「じゃあ僕は、 夕陽が綺麗な日は コタローを見るとするよ。」 赫く赫く広がる空。 薄暗い雲が透き通って、ヴェールをかけるとき。 君と話した今日の日を、ぼんやり思い出すのだろう。 「……W楽しかったWか?」 ぎ、と音を鳴らして、 君の背を見守りながら、美術館を後にする。 今日のデートは、ここまで。 続きは、紙袋を叩き潰した音の後に。 (-408) 2022/03/04(Fri) 20:58:18 |
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