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レイは、ノアベルトの声がした辺りにチキンを置いた。元気がない時はおいしいものを食べた方がいいですよ。 (a45) sym 2021/12/15(Wed) 18:55:35 |
【秘】 灯屋 レイ → 哀れな役者 フランドル「これは随分手厳しい。 ですが、そういう顔をする程度には情もあるようだ」 ゆら、ゆら。 灯屋の陰はまだ微かに揺れている。 「"野良猫"も"ホド"も、厄介なものを抱えている。 破滅願望は件の蟹退治でどうにか発散してもらいたいものですが……思想と記憶が実に厄介だ。 誰がどうして手を加えたのか、解除する方法はあるのか。"蝙蝠"である貴方にもわからないと見ていいのですか?」 元に戻したとして元の"ホド"がどのような思想を持っていたのかはわからない。けれど彼らは以前から知っている者達だ。それが誰かのいいようにされているのは……なんだか癪に障る。 これは案外、感情で動くタイプである。 「……ともかく、"番犬"にも伝えてみましょう。 少しでも救いのある終幕になるように」 私、ただの灯屋なんですけどねぇ……等と呟きながら再度、溜息を吐いた。それでも乗りかかった舟だ。 裏切りに裏切りを重ねる事になろうとも、これは選択をするだろう。 (-279) sym 2021/12/15(Wed) 20:46:07 |
【念】 灯屋 レイ「……そうであってくれると、嬉しい。 私の味方はたぶん貴方だけだから」 『大蛇の腹の中。吹き溜まりのヨルムガンド。 英雄になれない者達の、犠牲の上に立つ街』 自身を"蝙蝠"と称する役者に言った言葉。 この街への認識はこれだ。 巨大な墓のような街。―――だからこそ、ふと見えた光が酷く眩しくも感じる。 「えぇ。生まれ育った地。私はここ以外を知らない。 それでも、他を知ってもきっと私はこの街を嫌いにはなれないでしょう。 だから、そう簡単に壊されたくはありません。 そこに自身の心が無いのなら尚の事。 だから……革命軍の方々には少しばかり、目を覚ましてもらう必要がありそうです」 "蝙蝠"は果たしてどちらだっただろう。 貴方を巻き込むだろう事が、一番心苦しい。 (!14) sym 2021/12/15(Wed) 20:59:21 |
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