「」
しまわれた、当然である。

「」
「」



「」　

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『』

雪だるまを守りながら戦うのは大変だが。
ただそれだけだ。


力不足、努力の不足、生まれの責任からの幼稚な逃避。
最初はそれでよかった。人間界はちょっと怖くて、すごく楽しい。
魔法少女のおしごとだって、やりがいもあった。


それでも。追放されても。現状を知ったなら
わたしが動かなきゃいけない、そう思ったから。

「」
「みんなに」


山田花子はどこか後ろめたそうに、うさぎを抱きしめている。

「【】」

「」

　彼女がずっとタガが外れっぱなしの子であれば、山田もそれなりの対応で済ませていたかもしれない。



　表面上じゃなくて、もっと根本的な道徳心の話だと山田は言う。、と問題の彼の状態について。苦笑いしながら、ノートを取れないかずっと挑戦している。

「」

白い目で見られたくない、彼らを貶める（？）ようなことはしたくない。なんだっていいから、特別な存在になりたい。

/*

『
　って。

　

（）
　



『特別な存在になりたいなら、今のを』



山田花子はと言った時と然程変わらないトーンのまま。何の問題もなさそうな顏のまま、首を傾げた。

なにかファンシーなかんじの悪と戦っていた、最中最後の一匹が物理で倒れるのを見た山田花子さんた かしは、驚いて振り向く。

『』

ケガは!？と慌てふためきながら、わちゃわちゃエアろくろをまわしはじめた。

鋼の意思は兎も角、高く跳んで手袋を拾う。
『』


『』

圧力で解決しないことも世界にはあるのだ。


と、まあそういった感じの割と何でもするらしい。
『』

『』

「」



「」

良く分からないけどノートを見せてもらえない。今のところは諦めることにした。

「」



余計ダメだ。

「」

この娘にはそもそも精神力というパラメーター自体が無いのかもしれない。

『』

奇妙な考え事がいくらか頭から出ては、口からこぼれる。

『』

魔法少女は

少し間をおいて、えらんだ言葉は
『』






顔を隠すには、惜しい表情をする少女だった。