人狼物語 三日月国


326 【R18身内】Everlasting Summer RSS
(2026/08/23(Sun) 0:00:00 に更新。 延長2回まで。)

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【人】 飛鳥 悠凛

[かつて武勇を誇った兄王は、淫蕩の日々の果てに
 病みがちとなり、戦地に赴くこともなくなった。 
 代理として遣わされた弟のリチャードが指揮をとり、 
 兵に混じり剣を揮い、民の前に立っている。

 勝利を収め王都に凱旋する様を見て、
 “獅子心王の再来のようだ”と民は囁く。]



  ……戦場に立たない王は、最早王ではない。

  神に選ばれし代理人たる責務を果たせぬのだから。



[こちらを見つめて語りかけるバッキンガムは、
 丈高く成長した。>>13
 長衣に包んだ体躯は、日々馬を御し剣を握る
 リチャードをも凌ぐ。] 
(15) 2026/08/14(Fri) 15:13:04

【人】 飛鳥 悠凛



  “クラレンス公”も、兄上の轍を踏まねば良いが。

  ……時既に遅し、と言うべきか。 


[次兄を名前ではなく称号で呼び、
 酒に溺れるその体たらくを暗喩する。

 一度は兄王に反旗を翻したが、リチャードの説得により
 再び舞い戻ったジョージ。
 どちらが兄王に重用されているかは、誰の目にも明らかだ。
 疎外と鬱屈からの逃避なのだろう。]


  道半ばに心挫け、落果のごとく朽ちていく。

  おまえはそうはならなかったな。
  バッキンガム。


[才気煥発と誉れ高いバッキンガム公爵。
 成長した彼を若造と侮る者は、もう居ない。
 バッキンガムの言葉の真意を問うかのように、
 視線を男の顔へと滑らせる。*]
(16) 2026/08/14(Fri) 15:33:23

【人】 七川 惺


[初めは純粋な“憧れ”だったのだと思う。

 この人に自らの手で王冠を被せたい。
 そう思った少年の日々を今だ眩しく想い出せる。

 変化が生まれたのは、
 “薔薇の下”で初めて語り合った日。

 その手で頬を撫でられ
 その手で胸に飾られた薔薇に、自分の血が混じった時。

 噂には尾ひれがついていること。
 欲望や嫉妬が翻っての中傷。
 リチャードがその誉れ高き身体を
 誰にでも開くのではないこと。 
 わかっていたのに。

 ……その時背筋にぞくぞくと駆け登ったものが
 純粋さだけではないと、後になって気づいた。

 ここまで成長するまでのバッキンガムの心の動きは、
 どこまでもリチャードを崇拝するケイツビーの行動や
 その彼との対話の中で対比され、
 観客にも伝わっているだろうか。]
(17) 2026/08/14(Fri) 16:03:15

【人】 七川 惺



  私を欲しいと言ってくれませんか。
  貴方の頭上に王冠を被せる者として。


[……す、と一度観客側に視線を逸らす。]


  それを許してもらえるのなら
  私は貴方と一緒に地獄までお供する覚悟がある。

  そうして、誓いの証を頂けませんか。
  神への誓約を凌ぐような、その証を。


[誓いの証、とは何か。
 まだ明言しない。
 もらえるはずもないとも思っている。

 キスだけでももらえれば重畳、と思っていた。
 まだ、この時には。
 ただし、騎士のようにその手にキスするのでなく。
 その薔薇のような花の唇に。

 
そんな熱のこもる想いを、俺の声は、視線は。
観客に伝えることができるだろうか。
勿論、目の前の相手役にも。
*]
(18) 2026/08/14(Fri) 16:26:20

【人】 飛鳥 悠凛

[バッキンガムに水を向けた言葉は、
 腹の探り合いの呼び水とはならなかった。
 直截な申し出が、その唇を突き動かす。>>18



  まさか。

  私と王冠の間には、未だ隔たりがある。
  おまえのその牙が届きうる──と?


[兄王の命が尽き果てる日は遠くないだろう。
 だが血を分けた実兄と、兄王の幼い王子達がいる。
 その覚悟があってのことかと、バッキンガムを流し見る。]


  まさしく悪魔の所業だ。

  神の国には行けぬであろうな。


[リチャードの自室は塔の上にある。
 窓からの景色は、民が住まう下界よりも天に近い。
 窓の傍で外を眺めていたリチャードは、
 ようやく身体ごとバッキンガムに向き直る。]
(19) 2026/08/14(Fri) 16:45:02

【人】 飛鳥 悠凛

[一歩、二歩、
 バッキンガムの方へと歩み寄る。
 急ぐことのない足取りで。

 “私を欲しいと言ってくれませんか。”
 そう言い募るバッキンガムに、ふっと笑む。]


  おまえだろう?バッキンガム。
  私を王にと欲するのは。 

  望むは地位か名誉か。肥沃で広大な領地か──


[問うでもなく、詠うように言葉を継ぐ。
 貴族の男が望むものなど、たかが知れている。
 乱世に謀略は付き物だ、こうした申し出にも慣れている。
 他の誰も、ここまでの熱心さは持ち合わせていなかったが]


  私の影を踏み、地獄まで付き従うと望むなら。
  許そう。


  ──悪魔の誓約は、何を以てなす?

    
[バッキンガムが手を伸ばせば届く距離に、
 リチャードは佇む。
 熱を燻らす男の顔を、見上げている。*]
(20) 2026/08/14(Fri) 17:06:46

【人】 七川 惺


[「おまえだろう?バッキンガム。
  私を王にと欲するのは。 」と聞けば。>>20


  貴方、なら、と思う。
  いえ。貴方でこそ、と思う。

 “クラレンス公”ではありません。
  あの方では、幼い王子達の後見役にも不足でしょう。

  許す、と言ってくださるのなら
  地獄行の露払いをもいたしましょう。


[悪魔の誓約、とは。]


  私は地位も名誉も、今以上の領地も望まない。

  ソドムとゴモラのような背徳。
  あんたと共に禁断の美酒に酔うのが望み。


[キスだけでいいと、さっきまで思っていたのに。
 口に出して言ってしまった台詞は、敬語さえ忘れて。*
 
手を伸ばせば届く距離に、今、お前がいるから。
アンに対して焼けつくような嫉妬を覚えた後では、もう。
(21) 2026/08/14(Fri) 17:45:20

【人】 七川 惺



  あんたを抱きたい。
  あんたの影を踏む──悪魔の誓約に、ふさわしいだろ?


[ここで俺が演じるバッキンガムは、
 白鳥の湖のロットバルトのイメージだ。
 それは台本ホンを読んだ時から決めていた。

 変容してゆく少年の夢。
 しかし熱量だけは今も昔もずっと変わらず。
 その解釈に、今の俺の気持ちが乗った。

 ゆらりと長身を傾けて
 悠凛の演じるリチャードの傍近くまで迫る。 **]
(22) 2026/08/14(Fri) 18:01:14

【人】 飛鳥 悠凛



  ………ああ。


  おまえが地獄をも厭わぬのは、
  既に神に背いているからか。


[肉の欲に溺れ、神の裁きで滅びた都市。
 バッキンガムの欲する禁断の美酒の味が
 そこには溢れていたのだろう。
 “女と寝るように男と寝てはならない。”
 彼の前には既に閉ざされた、神の国の門。]

 
  ならば、何をも厭わず恐れず、
  その身を捧げると誓えるか?

  神でもなく、現王でもなく。
  リチャード・プランタジネット唯一人に。


[また一歩、自分からも距離を詰める。
 バッキンガムが腕を伸ばすだけで、
 囲えてしまえる立ち位置まで。*]
(23) 2026/08/14(Fri) 18:12:30

【人】 飛鳥 悠凛

[この腕に今すぐ抱かれたいと望む俺がいる。
 あと一歩を踏み留まる躊躇は、
 リチャードのものだ。

 玉座を狙うなら、右腕たりえるバッキンガムの支援は
 欠かせない。
 けれど、身を委ねずとも人を操る術を
 リチャードは知っている。
 取り込もうとした司教に迫られた時には、
 逆に弱みを握って従える。
 
 この先、肉親のジョージを排除する時にも、
 幼き王子達を塔に幽閉する時にも
 表に見せない躊躇いを。]



  ……  、



[こちらへと傾く長身が迫る。
 憂うように臥した視線を上げて、
 バッキンガムを見た。*]
(24) 2026/08/14(Fri) 19:31:06

【人】 七川 惺



  一つだけ信じてもらいたのは。

  神に背いたのは、あんたと出逢ったから。


[さらに一歩詰めてきた、リチャードに向かって言う。
 
 けれどもそれは、今までリチャードの身体を求めた
 他のヤツらと、どこが違う?>>24
 
 それを問われてしまう前に。]


  神でもなく、現王でもなく。
  リチャード・プランタジネット唯一人に。
  この身を捧げると誓います。


[リチャードとアンが結婚を誓った>>3:59
 
台詞の一行目は、神の御前にだったけれども。

 まるでそのシーンをなぞるかのような誓いの言葉を。
 敬語に戻して言う。]
(25) 2026/08/14(Fri) 21:32:17

【人】 七川 惺


[それからリチャードに腕を伸ばせば、
 彼の肩に手が届くだろう。

 振り払われなければ、その肩を抱きしめようとする。

 憂うように臥した視線を上げられた時。
 
俺はちゃんと、バッキンガムの目をしていられたかな。


 その時芽生えた気持ちが
 演技としてなのか、自分の気持ちなのか、わからなくなる。

 バッキンガムは愛していると囁けない。
 けれども俺の心は、愛していると叫んでいる。

 どちらがどうとは境目のない、混沌とした気持ちのまま。
 悠凛が演じるリチャードの唇にキスを落としてしまう。*]
(26) 2026/08/14(Fri) 21:37:43

【人】 飛鳥 悠凛

[バッキンガムは言い募る。
 リチャードが問わなかったことを。
 “自分を堕とすのはおまえなのだ”と。

 悪魔と呼ばれ続け、今まさに悪魔となるを
 選ばんとするリチャードの前で、
 その身を捧げると誓う。]



  貰い受けよう。

  神の僕でも民の僕でもない、
  お前は、私のものだ。


 
[いっそ厳かな空気の下で、誓約は成された。]
(27) 2026/08/14(Fri) 21:59:40

【人】 飛鳥 悠凛

[惺の──バッキンガムの腕が肩を抱く。
 身体が降伏したがる、慣れた体温。
 視線を上げれば、目が合った。


 
……ああ、ダメだ。

 
俺を愛する番に見えてしまう。



 その唇を迎えようと、自然と顔を傾ける仕草が
 身体に染みついてしまっている。
 片手を後頭に添えたのは、リチャードだろうか、
 俺だろうか。
──引き摺られる。*
(28) 2026/08/14(Fri) 22:07:46

【人】 七川 惺


[親父の台本ホンでは
 このシーンの時点でバッキンガムが
 どれ程の自覚があるかは別として
 リチャードを愛しているんだから、
 大筋では俺の演技は間違ってないはず。

 けど、どこかで台詞飛んでないか。
 ああ、あそことあそこで敬語が抜けた。

 それらを気にする意識は直前まであったんだけど。]


  「貰い受けよう。」


[そう言われ、キスを受け入れてもらった途端、
 本当にゾクゾクしてしまって。
 
──引きずられる。


 すごいいい演技だ。
 美しい、男らしい。それでいて甘やかさも含んでいて…
 対面していると
 引っ張り上げられる、俺の地力以上に。
 夢中になってしまう。
リチャードに?悠凛に?
(29) 2026/08/14(Fri) 22:49:42

【人】 七川 惺


[高い塔の窓から見える外の景色は、
 星空だと想定している。

 星明かりからも身を隠す様に
 俺達は窓から少し横の壁際に身をずらす。

 唇の次は、耳元に、それから首筋にキスを。
 そうして、リチャードのチュニックをたくし上げる。
 観客側からは、一瞬だけガーターベルトが見えるだろう。

 俺の手がベルトごと
 リチャードの太腿を撫でる。

 暗転はどこからなのか、まだ聞いてない。
 
 アンとリチャードののラブシーンよりは
 濃厚にやると聞いている。
 舞台の上だから、女性相手ではできなくても、
 同性同志はもっと攻められる。
 今日はそこまではやらないはずだけど。*]
(30) 2026/08/14(Fri) 22:51:22

【人】 飛鳥 悠凛

[覚えがある、この感じ。
 W主演したドラマのキスシーンでも。
 俺の身体が過剰に反応する、唯一のαとの濡れ場。
 ……忘れてた、リチャードになっていたから。

 今は二人きりじゃない。
 塔の上の、リチャードの部屋だ。
 そのことを意識しながら、壁際へと退がる。
 バッキンガムの身体に押されるようにして]



   ……… 、 ッ、



[耳へのキスは何とか堪えた。
 男に触れられるのは、“リチャード”は初めてだ。
 敢えて顔を背けたせいで、項に程近い首筋を
 生温かい吐息と唇が湿らせ、短く息を呑む。
 
まずい、あの時よりも俺の身体が──


 チュニックをたくし上げる手に驚いて
 目を瞠ったのは、演技ではなくなっていた。]
(31) 2026/08/14(Fri) 23:12:14

【人】 飛鳥 悠凛

[ガーターベルトの上から、
 “バッキンガム”の手を捕らえる。
 下肢の付け根近くまで太腿を這った手を、
 素肌を滑らせるように撫で下ろさせる。]



  … 主君を立たせたままにしておくつもりか?



[片方の口端を吊り上げ、蠱惑的に笑んでみせる。 
 するりと頬を撫でるとその胸を押し返し、
 本番なら寝台があるだろうあたりへと
 バッキンガムを導くべく、身体を離した*]
(32) 2026/08/14(Fri) 23:29:00

【人】 七川 惺


[──すごい。
 俺は自分のことで手一杯だった。
 番の身体の事情を慮る余裕なんてなかったのに。
 
 悠凛は一瞬で立て直した。
 その上アドリブで次に繋げたんだ。]


  ……つい、夢中になってしまいました、我が君。


[本音交じりの台詞をアドリブで返す。

 片方の口端を吊り上げる笑み。頬を撫でる仕草。
 その全部が愛おしいものに変わりはないが。

 俺も、バッキンガムに戻る。
 恭しくリチャードの手をとって。
 今はまだ姿の見えない寝台の方へと。*]
(33) 2026/08/14(Fri) 23:53:13

【人】 飛鳥 悠凛

[“つい、夢中になってしまいました”って。
 流石にそれはアドリブでも使えないだろと惺を睨む。
 NGテイクが出た時のように、
 その場の空気が緩んだ。
 スタッフさんの笑い声も聞こえる。

 それでもリチャードとバッキンガムに戻って、
 寝台があると思しき方向へと歩く。
 手をとられていても、歩くのは肩を並べた隣を。]
(34) 2026/08/15(Sat) 0:02:39

【人】 飛鳥 悠凛

[とはいえ、実際に寝台は置いてないから、
 これ以上は濡れ場を続けられない。

 一旦昼休憩です、と声がかかって
 心底ほっとする。]



  ……飯食べにいこ、惺。


[聞かれても問題のない会話なのに、
 声がいつもより小さくなった。
 配布されるお弁当を貰う間、多分俺は真顔だったと思う。
 弁当の上にパックのお茶をまとめて
 片手で鷲掴み、惺の腕を引いてずかずかと歩く。]
(35) 2026/08/15(Sat) 0:09:11
飛鳥 悠凛は、メモを貼った。
(a1) 2026/08/15(Sat) 9:38:45

七川 惺は、メモを貼った。
(a2) 2026/08/15(Sat) 11:27:17

【人】 七川 幸臣

 ── Under the rose ──

[バッキンガムの心の変遷は
 観る者に少しずつ伝わる芝居の流れになっている。>>17
 誓約に至って突然変容したようには見えないだろう。

 一つは酒場でゲームをする場面。
 実は原典の『リチャード三世』には酒場のシーンはない。
 シェイクスピアの別の作品の『ヘンリー四世』にはあり
 後世の作家が、オマージュとして
 それを取り入れた作品はある。それをベースに。

 リチャードが側近数名と飲みに出かける。
 次兄ジョージの殺害計画が発動する少し前である。

 いい塩梅に酒が回って現代で言う王様ゲームが始まる。
 バッキンガムが王様の籤を引く。
 「もっとも信頼する者に口吻けせよ」
 
 ほんの戯れに言ったように見せかける、静かな台詞。
 しかしその場面の直前には、
 リチャードとアンの結婚式の舞踏シーンが挟まれている。]
(36) 2026/08/15(Sat) 16:04:54

【人】 七川 幸臣


[リチャードがバッキンガムにキスしようとして
 ……唇が触れる直前で寸止めする。

 バッキンガムの驚き→喜び→落胆。
 ト書きにはそこまで書いてないが、
 そう解釈する者は少なくないだろう。

 だが、あからさまだったな惺。
 華岡君はもう少し抑制のある演技だったぞ。
 芝居だからと大げさにすればいいというものでは…
 
 そう一瞬思ったが、あの演技は、素か。

 だから一寸心配していたんだぞ。
 最初の濡れ場がどうなるか。
 そこをどうやって上手く
乗り越えて
演じるか。
 それで今後の芝居も変わってくるだろうと。

 ドラマの仕事の時も危うそうだったが
 あの時は熱のこもった演技で通った。
 また、暗転も早かった。


 そして今回はちょうどそのシーンの時
 都合で私は現場にいなかった。]
(37) 2026/08/15(Sat) 16:09:21

【人】 七川 幸臣


[後で立稽古のモニターを見せてもらった。

 ……何か笑いも取ってたそうだが。>>34

 お前、素が出過ぎだ。
 悠凛君の機転がなかったら、とんでもなかったぞ。


 いや、まて、だが……これはこれで…。

 親心と演出家の頭が鬩ぎ合いながらも
 次のシーンのに考えが飛ぶ。

 寝屋の中でのジョージ暗殺計画。

 薔薇の下にて、悪魔のような蜜の味がする。
 甘く、切なく、まるで寝物語のように。
 それでいて、鋭い棘のような毒を含んで。**]
(38) 2026/08/15(Sat) 16:13:18
七川 幸臣は、メモを貼った。
(a3) 2026/08/15(Sat) 16:17:00

七川 惺は、メモを貼った。
(a4) 2026/08/15(Sat) 16:23:10

【人】 七川 惺


[午後の立稽古。

 本番のセットはまだないものの、
 会議室にもある長テーブルの上に三個の紙コップ、
 テーブルを囲んでパイプ椅子が三脚置かれ、
 直前まで、ケイツビーもいたのを表している。
 少し離れた所にあるマットレスと毛布は寝台だ。

 小ホールの窓にカーテンが引かれる。
 本番では照明が落ち、燭台の蝋燭が灯るそうだ。
 もっとも本物の火を灯すのではなく
 ゆらめくように見える炎は、LEDキャンドル。

 ──ここは、王宮敷地の一角にある、
 バッキンガムの邸宅である。
 妻は領地の居城に置いてきている。]


   ケイツビー…彼のような清廉の士を
   俺は他に知らない。
   アイツは、なんの見返りも求めず
   あんたに付き従っている。


[マットレス──ベッドで半身を起こしている二人。
 言葉遣いも、気安いものに変化している。親友のように。]
(39) 2026/08/16(Sun) 17:05:31

【人】 飛鳥 悠凛


【人】 飛鳥 悠凛
[番を誘い込んだマットレスの上。
 距離遠い、もうちょいこっち。と指示して稽古が始まる。

 リチャードは、バッキンガムに与えた邸宅に来ている。
 公爵領からも彼の妻からも引き離し、右腕として
 体よく囲っているのだ。
 腹心の部下ケイツビーは、今宵は辞した。
 二人きりの夜に慣れてきている二人が、そこにいる>>39


  あれは他の生き方を知らないからな。
  俺が産まれた時から、傍仕えをしている。

  一瞬の刷り込みだ。


[ケイツビーへの評に、リチャードは事もなげに答える。]
(40) 2026/08/16(Sun) 20:13:07

【人】 七川 惺


[青い血……リチャードとバッキンガムは
 イングランド王エドワード三世を共通の祖先に持つ。

 バッキンガムは王家の血をいくつも引いてはいたが、
 女系なり妾腹だったりして王冠に届くには遠かった。
 しかし長引く薔薇戦争によって、思いがけなくも
 必ずしも不可能ではない所まで登って来ていた。
 が、自分が王になることは望まなかった。
 リチャードを“mighty lord”と想い定めた。

 対するケイツビーはジェントリの出で
 (経済的には豊かだが、下級地主である)、身分は平民。
 こちらも、リチャードを人生をかけて支えようとしている。

 二人ともリチャードの腹心である。
 けれどもリチャードにとって二人の位置づけは、朋友と部下。

 バッキンガムは青い血に連なることを誇りとしていた。
 
リチャードと同じ血を引いているのが誇らしかった。



  刷り込み…?それだけにはみえないが。


[肉欲を伴わない純愛があるのか。
 それともそれを抑え込む忍耐力があるのか。]


  まあ、詮索するのはよそう。
(41) 2026/08/16(Sun) 22:01:59

【人】 飛鳥 悠凛

[疑問を呈する男に、リチャードは肩を竦めてみせる。
 ケイツビーにとって自分は、忠心を捧げる唯一絶対だ。
 リチャードはそれに報いる。
 互いにそれ以上を踏み越え、求めはしない。]


  よく弁えた男だ。

  野心を肥やし悪魔にまで手を伸ばす、
  おまえのような身の程知らずじゃない。


[気になるか?と戯れに尋ねはするが、
 詮索するのはよそうと言うバッキンガムに
 同意を示して微笑む。
 そんなことを話すために、こうしているのではない。]
(42) 2026/08/16(Sun) 22:59:24

【人】 飛鳥 悠凛

[男の腕の中で聞く寝物語。
 血生臭い御伽話の後は、よく眠れる。]


  最近のクラレンス公は、
  いよいよ自暴自棄になられたな……
  奥方を亡くされて、心痛いかばかりか。

  目に余る所業に、陛下も嘆き憂いておられる。


[喉を逸らして、くつりと笑う。
 首筋を横に引っ掻くはずの惺の指が逸れた。
 ……手加減するなって言っただろ、と振り向きざま
 目配せをする。]
(43) 2026/08/16(Sun) 23:21:48

【人】 七川 惺



  身の程知らず…それは誉め言葉と取っても?>>42


[今夜の寝物語の贄はリチャードの兄ジョージだった。

 リチャードより三歳年上の次兄ジョージ。
 アンの妹イザベルと結婚し、一度は
 舅のウォリック伯と手を結び、
 兄王エドワードの脅威となった。
 その後ジョージは戦功を立て、
 三兄弟は仲直りしたかのように見えたが。

 その名で兄上と呼ばず、
 クレランス公と公爵デュークの称号で呼んだのは
 なにがしかの覚悟の現れだろうか。]


  陛下も
あんたが
嘆いておられると?
 

[首筋を掻き切るような仕草をする場面だった。
 それもできれば、色っぽさも加えて。
 鎖骨に逸れると、悠凛リチャードに目くばせされた。]
(44) 2026/08/16(Sun) 23:53:19
 




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飛鳥 悠凛
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七川 幸臣
0回 残10000pt

当て書きのように

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ユメツナギ by 天瀬春日
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