人狼物語 三日月国


47 【半再演RP】Give my regards to Jack-o'-Lantern【R18】

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フォルクス▼ここ! エガリテ

【独】 魔王軍幹部 フォルクス

/*
わあ、各ペアの皆様お疲れ様です。
表からしか見えないものだけでもそれぞれ独自の素敵な世界観と関係を築いていらっしゃり毎日眼福でした。
裏側も拝見させていただきたく思いますがやはり5組もいると多いですね…(囁き抽出した)自分のロル進めつつ少しづつ読もうかな。

>>-4 エガリテ先生
先生も使うならグロは秘話に格納しようかな?と思っての発言だったのですが、いらっしゃらないからペアのほうに集中しているのかとてっきり。
見られていたとはお恥ずかしい。
(-16) 2020/10/30(Fri) 16:26:31

【独】 魔王軍幹部 フォルクス

/*
表からしかじゃなくて表から見えるものだけでも、かな。

灰色で皆お相手のロルに幸せ死してて何より。エピでも素敵ロルを無理せず紡いで下さい。**
(-17) 2020/10/30(Fri) 16:29:29

【赤】 魔王軍幹部 フォルクス

──告解──

[ 強大な魔物となってしまった最後の勇者と対峙し、
 聖都では人魔の一時的な協力関係は生まれたものの。
 3000年の信仰を突き崩すのは容易いことでは無かった。

 しかし、真の壁はその先に存在していた。

 明らかになった真実は、魔族に正当性を生むものではなかった。
 正体不明の禍つ木の影響を受け、変わり果てた同族だったモノ
 旧き時代が滅びた直接の要因も、彼らの祖先であったのなら
 何を語ろうとも永きに渡り人類を殺めてきたのが事実ならば。

 戦争が終わった世界で、魔族を自分達と対等に扱い
 平穏の中繁栄させる理由は、彼らにはありはしなかったのだ。 ]
(*0) 2020/10/31(Sat) 0:51:06

【赤】 魔王軍幹部 フォルクス



[ 生きる為には、指導者が必要だった。

 命を奪い合ってきた異種族と共に歩む道を民に示す、
 新たな魔族の姿を人類に見せる、そんな御方が。

 すぐに王となれなくてもいい、暫くは参謀やベアが政治を代行する。
 今必要なのは存在そのものなのだから。

 人類が魔族の処遇を決める前に、
 民衆を前にして赤子を掲げ、宣言する。
 王には遺児がいたことを、これからの魔族の在り方を。

 それが正当な血筋の子であり、人類に寄り添う言葉を語るのなら
 偽りの歴史の元迫害した教会という負い目があった彼らは、
 少なくとも、すぐに魔族を滅ぼすことは出来なくなる。 ]
(*1) 2020/10/31(Sat) 0:51:33

【赤】 魔王軍幹部 フォルクス


[ 魔王城の地下で長年復元を試みられていた機械は
 引き入れた背信者達と水人族によりついに蘇り、用途を解明される。

 しかしヤドリギの破壊も勇者の打倒も出来ないものだった為に、
 使用されること無く一つの時代の幕切れまで眠り続けていた。

 そして、誰もが思わぬ形で目覚めさせることとなる。
 それは────交わりなくして子を産み出す為のものであったから。 ]
(*2) 2020/10/31(Sat) 0:51:48

【赤】 魔王軍幹部 フォルクス



[ ただでさえ伝説のその先にあった遥か遠き時代の遺物、
 本当にそんなことが出来るのか、皆が疑問を口にした。
 また、多くが命はそのように産まれるべきではないと抵抗を示した。 ]

なら聞こう。あの方は何の為に死んだ?
陛下が守った民達が、このまま人類に滅ぼされていいと言うのか!

[ それでも、最後には何も言うことは出来なくなる。

 本当に我々の手で王と王妃の子供を抱くことが出来るのならば、
 どれ程幸せか、どれ程民の希望となるか誰もが知っており、
 人類が自分達を受け入れられていないことも分かっていた。 ]
(*3) 2020/10/31(Sat) 0:52:20

【赤】 魔王軍幹部 フォルクス



[ 勇者にとって魔族はただの倒すべき人外、
 故に命さえ絶ってしまえばそれでいい、肉への執着などは無い。
 我々が帰還した時、王と王妃の亡骸は
 常冬の気候により形を保って横たわっていた。

 王妃リヴァイアサンは、海上領域にて勇者と交戦、敗北。
 無残な姿で岸に流れ着いていた。

 メフィスト王は玉座の間にて勇者と対峙、そして討たれる。
 その身体の半分程が、空間を構成する青の結晶に包まれかけていたのは
 この場所は初代王の魔法で満ちているせいだ。

 初代王は自身が没した後も領土の氷雪が形を保つ為、
 その身を魔力で満ちた氷へと変えてしまったのだという。
 きっと、メフィストも同じように死しても民を守ろうとした。

 “やるべきこと”を果たした瞬間、結晶は音を立てて彼の全身へ広がる。
 きっと全てを理解し、待っていてくれたに違いない。 ]
(*4) 2020/10/31(Sat) 0:52:50

【赤】 魔王軍幹部 フォルクス




[ ────真に盲目的な思い込みである。 ]
(*5) 2020/10/31(Sat) 0:53:06

【赤】 魔王軍幹部 フォルクス



[ 両親の身体の一部から、肉体を構成する為の要素を抽出する
 機械が女の胎の代わりとなり、命を育む。

 400年前、魔王が倒れ、最後の勇者が潰えた後。
 硝子に包まれた円柱形の機械の中で、ウロボロス様は産まれた。

 産声一つ上げぬまま、母に抱かれることも出来ないまま。
 絡み合った細長い身体に二つの頭、二対の瞳。
 変異種を示す、本来の真祖竜とは違う異形の姿で。 ]

ああ、……

[ 俺は涙し、一晩中機械に縋り付くようにして眺めていた。

 黒い瞳は、お二人が人型でいた時の色だ。
 赤い瞳も、竜になった時のそれとよく似ていた。

 何の為にこの方を望み、創り上げたのか。
 それすらも一時は忘れ、この奇跡の如く出会いへの喜びが胸に満ち。 ]
(*6) 2020/10/31(Sat) 0:53:26

【赤】 魔王軍幹部 フォルクス



[ そこに愛情は存在した。しかし、今思えばもっと他にも……
 例えば狂気のようなものも、含んでいたのではないか。

 異質な身体のことなど、少しも目に入っていなかった。
 ついに果たしてしまったこの所業について、
 何も考えることなくただ湧き上がる感情に浸っていた。

 自身の罪を自覚するのは、この出来事からずっと後となる。

 ウロボロス様の生まれについて罵声を浴びせた者は、
 あのオーガだけでは無かった────** ]
(*7) 2020/10/31(Sat) 0:53:41

【独】 魔王軍幹部 フォルクス

/*
ごめんね旦那さん。
灰でお喋りになられたから終わったのかと思ってしまって。
進行中もどうしても眠くて投下中に割り込んだことがあった筈……すまない。 

見たかったバトルの続きが窓にあってとても嬉しかった。
可愛らしい奥さんに相応しい格好いい旦那さんですね。お幸せに。
(-74) 2020/10/31(Sat) 1:14:30

【赤】 魔王軍幹部 フォルクス



[ 硝子の外側から、いつも小さな姿を見つめていた。 ]
(*8) 2020/10/31(Sat) 21:13:00

【赤】 魔王軍幹部 フォルクス


[ きちんとした形になる前、
 指の先にも満たない小さな球体にしか見えなかった頃から。
 漸く大きくなり始めて、
 透けた表皮から骨格が見て取れていた頃も当然。 ]

────殿下。
俺は早く貴方に会いたい。早く俺達のことを知ってほしい。
貴方の父上と母上がどのように生きたのかも……。

[ 時間を見つけては食い入るように眺め、
 未だ名前も無いその方に譫言のように呼び掛けていた。

 旧き時代の技術とは畏れ敬うべきものだ。
 人の子が母に抱えられている時間よりもずっと短い期間で、
 産まれる筈は無かった命が、花開く。

 完全な形態が作られ、開いた四つの目が外を見た日を
 誕生日として定めると我々は決めた。
 その日、彼と共に幾多の魔族の命が救われる未来が産まれた。]
(*9) 2020/10/31(Sat) 21:13:33

【赤】 魔王軍幹部 フォルクス


[ 性別が分かったのは外に出した後だった。
 何しろ竜族は絶滅してしまったもので、水人族が苦心して特定に至る。

 あのように集団に身体を眺められ何度もひっくり返され過ごすのは、
 きっと中々に居心地が悪い。
 必要な行為と分かりながらも、可哀想に思わずにはいられなかった。
 思っていたのに、もっと酷いことをしてしまった。

 ────あの日。
 幾重にも重ねられた防御魔法に包まれた彼を、
 民衆の前へと連れて行き、よく見えるように掲げた。

 ベアによる魔族の民、そして人類への宣言の最中。
 光の珠のような魔法の中で、もつれ合う身体は酷く暴れていた。

 今までは円柱の中とその機械がある研究所しか知らなかったのだ、
 彼を見る目の数も桁が違う、物も語れない赤子には怖かっただろう。
 戻ってきた後、二つ頭を押し付けるように甘え俺から離れなかった。

 しかし、思い至ることは無かったがもしかすれば
 怯えた原因は他にもあったのかもしれない。
 その頃から既に悪意の視線が存在していたのかもしれない。 ]
(*10) 2020/10/31(Sat) 21:13:47

【赤】 魔王軍幹部 フォルクス



[ 人型になったのは彼が40歳になった頃だろう。
 いつものように水槽から出し、室内を散歩させて差し上げようとした。
 未だ足は未発達の、こちらに向けて這い寄る御方が
 唐突に金髪の幼児に姿を変えたのだ。

 ああ、本当に王子だったのかとぼうっと眺めてしまって
 気づいたオルフェウスに殴られ
 早く服を持ってこいと怒鳴られたのをよく覚えている。

 騒々しい俺達を見て笑っている姿も愛らしかったが、
 幼い頃からウロボロス様は既にウロボロス様だったと今は思う。

 悪い意味ではない。我々は皆、王の全てを愛している。
 その気まぐれさも、掌で転がすような物言いも。
 向こう側に存在するいじらしさを知っているから。

 そんな風に楽しげな姿を眺めていられることが、
 どれ程尊い時間なのか、すぐに思い知らされることとなったから。 ]
(*11) 2020/10/31(Sat) 21:14:02

【赤】 魔王軍幹部 フォルクス



申し訳ございません、陛下……。

[ その年、戴冠式の後のこと。
 凍土には決して降ることなど無い筈の雨が、
 ついに我々の王となった小さな御方の上に降り注いだ。
 抱き締める腕は今日ばかりは加減が利かなかった。

 ────暗殺を目的とした、襲撃事件。

 未遂に終わった。ウロボロス様には当然、傷一つ付けさせなかった。
 しかし、犯人は拘束され連れて行かれる間最後まで陛下を罵り
 決して認めないと叫んでいた。

 彼の知らない時代を寝物語に毎夜聞かせ続け、
 その生まれも隠すことなく教えてある。
 それでも、今まで周りには彼を愛する者しかいなかった。
 否定され、加害を試みられるのは初めての経験だった。 ]
(*12) 2020/10/31(Sat) 21:14:22

【赤】 魔王軍幹部 フォルクス



[ きっと、神を真似るような所業への報いだったのだ。

 産まれた幼子に罪はない、しかしそれを目論んだ者は
 純粋な愛ではなく、周囲の為に一つの命を創り上げた者は────

 人の姿は見目良くとも、竜としては異形だと奴は言った。
 その見目すら王と王妃の面影一つ無いと奴は言った。

 我々もそのことに気づいていない筈は無かった。
 恐らくそれは、産まれ方が影響していると結論を出していた。

 彼にはどうしようもない、他の誰かの行いのせいで
 きっとこれから何度も、同じように詰られる。 ]
(*13) 2020/10/31(Sat) 21:14:39

【赤】 魔王軍幹部 フォルクス


[ 女神も聖木もこの世界にはありはしない。

 救いを差し伸べたのは、罪を赦したのは
 小さな小さな、人造の魔王だった。

 遥かな寿命、唯一の竜。
 その身に永きに渡り降りかかることとなる苦を思えば、
 決して許されてはならない。

 それでも雨は勢いを増して、暫くの間優しい子を濡らし続けた。
 真に尊き、光のような御方だと知った。 ]
(*15) 2020/10/31(Sat) 21:16:15

【赤】 魔王軍幹部 フォルクス


[ 裏切りが教会に知れた後、故郷の村は焼かれてしまった。
 復讐を志した、同じ孤児院で育った少年が
 変わらない姿の俺の前に、成長した男として現れた。

 彼の命を摘み取った時の虚しさが、何百年経とうと忘れられない。
 仲間達の亡骸と同じく、死に顔が目に焼き付いた。

 目的が存在した。仰ぐべき御方と、仲間達がいた。
 そうでなければきっと心も喪っていただろう。

 異能を見に宿し、しかし魔族のようには変わらない姿。
 人の寿命を遠く過ぎて、誰にも分からない終わり。
 その日が来れば魔物へと成り果ててしまうと定められた運命。
 これは人類でも、魔族でもないと言うべきではないか。

 俺は何なのだろう、どうして存在しているのだろう────
 胸に空いた穴は、一人きりになると開いてしまう。 ]
(*16) 2020/10/31(Sat) 21:16:32

【赤】 魔王軍幹部 フォルクス



[ 君は我々の血を受け入れ王に仕えたまごうこと無き魔族だ。
 守るべき方に逃される苦渋を共に味わった仲間がそう語った。

 あなたは教会と戦争の真実を暴き、未来で喪われる命を救った。
 やはり勇者と呼ばれるべき人間だと、聖都で助けた人類が言った。

 元より我らは一つであったのだから、お前はどちらでもある。
 そんなことを口にしたのは水人の研究者と迫害された者達であった。

 その全てがこちらを想っての、心よりの言葉。
 それでもどうしても、受け入れることが出来ずに今に至る。 ]
(*17) 2020/10/31(Sat) 21:16:46

【赤】 魔王軍幹部 フォルクス



[ だが────、 ]
(*18) 2020/10/31(Sat) 21:17:00

【赤】 魔王軍幹部 フォルクス



  
「ふぉーく?」


いいえ、フォルクスですよ殿下。

  
「ふぉる……う」


その調子。フォルクス、です。

  
「ふぉううぅ」


ああ、遠のいたな一気に……

  
「……んっ!」


いてっ、痛い痛い!分かりましたフォークでいいです!いいですから!
……フォーク、か。なんだろうな、これも、運命ってやつかな。
(*19) 2020/10/31(Sat) 21:17:16

【赤】 魔王軍幹部 フォルクス



[ 培養管の中からこちらを見つめていた四つの目が、

 巻き付き噛み付き、言葉にならない愛情を示した異形の身体が、

 抱き上げた腕の中の幼子の笑顔が、

 優しく頭に触れたその光が、

 果てしない時間の中、穏やかな流れで美しく成長していく姿が

 共に未来を見据える時間が。

 己が何者か定めることすら出来ない男に、
 この方の従者であるという一つの答えを、与えてくれた。 ]
(*20) 2020/10/31(Sat) 21:17:34

【秘】 魔王軍幹部 フォルクス → 幼き日の魔王 ウロボロス




[ 俺が涙を流す時、いつも貴方が見守ってくれている。
 それは決して多くない時間、長い長い人生のほんの僅かな時。

 しかし、どれ程その目が心に残っているのか。
 近づいている終わりが来る前には、伝えられたらいい。
 そして最期には貴方が────* ]
(-147) 2020/10/31(Sat) 21:20:35

【独】 魔王軍幹部 フォルクス

/*
幼体陛下はまどぱ公式アクキーのウロボロスの下に付いてる子なのだ。
俺はフォークのアクキーも持ってて一緒に飾りながらこの村でロルを書いてたのだ。
ログを読んでこよう。
(-149) 2020/10/31(Sat) 21:49:18

【独】 魔王軍幹部 フォルクス

/*
エガリテ先生は雰囲気がある。
俺と違って無駄に書き過ぎないところがとても良い。
なんというか薄闇の中で揺らぐランプの炎みたいなのが似合いそう。
アクスルさんのほうでもそうですよね。お相手様が言及してる白雪姫の辺りとか。
書き過ぎないけど足りてないわけでもなく、十分に人物が表現され想像させられる。
アクスルさんのご容姿同様の無駄な飾りは無いが綺麗に装飾された美。

魔砲少女組の窓しゅごいなぁ……。
裏に何書いてるのか想像出来ないと思ってたら、まさかの。
背徳的で芳しい百合ですね。

>>-76 旦那さん
なるほど。スタイルは人それぞれですね。
了解しました。のんびり眺めたり気ままに投下してお二人をによります。
(-178) 2020/11/01(Sun) 0:46:13

【独】 魔王軍幹部 フォルクス

/*
ご夫婦はえろえろだけど想い合ってる部分がこの村だけでもしっかり表現されてるから性より先に愛を想わせられるんですよね。
それとは別の話として旦那さんの性欲凄いなとも思ってる。
奥さんが魅力的だから仕方ないね。
(-179) 2020/11/01(Sun) 0:47:57

【独】 魔王軍幹部 フォルクス

/*
勝手に村建て様ペアの過去村ログ読破してるから結婚式に本当に良かったねという気持ちになる。
それぞれに拘りと過去があって、一つの美から重なる人生。
その先に二人が望む光がありますように。
(-183) 2020/11/01(Sun) 0:56:20

【独】 魔王軍幹部 フォルクス

/*
小説は200文字くらい書いたら飽きて全削除した過去しかないです。
RPは3戦目のペーペーなので宜しくお願いします先輩。
(ランダ村出身でそういうやり取りを求められる経験はしてましたが)

他の人より拙いと思っても書き上げるのが大切だとこの素敵ロルが詰まった村で思ったけど、誤字凄まじいからそこは今後気をつけたい。

>>-185 先生
自分の良いところってどんなものでも大体自覚するのは難しいですよね。
俺も灰で割と言及されてて嬉し恥ずかしいなと思うばかりで、そうだぞ俺は素晴らしいぞと威張ることは出来ませんし。
文章にもRPにも一つの正解があるわけでも無いので、先生は先生の良いところを大切にしてお相手や他の参加者と楽しんでいただけたらなと思います。
(-195) 2020/11/01(Sun) 1:20:03
 




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