人狼物語 三日月国


70 【第36回TRPG村】百鬼夜行綺譚

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


月が姿を変え、新たな一日が始まった。村人は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?

楽観
人狼なんているわけないじゃん。みんな大げさだなあ。
誰かが死んでしまったのも部外者の仕業だよ。人狼なんているわけない。

だから処刑だなんて、そんな物騒なことはやめようよ。

現在の生存者は、ぽきゃ、徽子、鬼一 百継、一葉、継置、讃岐 氐宿、誘蛾、旋の8名


兎駱駝 アルウサ(村建て人)

■1d6:人物表

1) 継置
2) 誘蛾
3) 一葉
4) 讃岐 氐宿
5) 鬼一 百継
6) 徽子

■vil:感情表

1) 親愛/執着
2) 友情/宿敵
3) 保護/支配欲
4) 信頼/猜疑心
5) 尊敬/嫉妬
6) 憧憬/劣情
(#0) 2021/04/23(Fri) 22:01:13

兎駱駝 アルウサ(村建て人)

■サービスシーン表

※PC及びNPCは、サービスシーンを作成し判定に成功することでテラーダイスを獲得することができます。(進行1日につき1つまで入手可、挑戦上限なし)

@1d6:状況

1)野良あやかしに遭遇した。百鬼夜行を前に活性化しているようだ。
2)全部脱げた。
3)自分が一番苦手なものと相対することになってしまった。
4)澄み酒・濁酒・粉酒・白酒・辛酒……大いに酔っぱらった。
5)触手に絡まれた。意味などない
6)[[*継置or誘蛾or一葉or氐宿or百継or徽子]]が困っている。手助けをしよう!

A1d4:解決

1)暴力(能力)によりなんとかした。
2)あなたの色香、手練手管で全て解決した。
3)この状況を和歌にした。もちろん最悪の出来だ。
4)TCからの調物(プレゼント)で解決! TCいとをかし!(※)

※アイテム:1d6

1) 牛車だ!しかし牛ではなく人が引いている。
2) 蹴鞠の鞠だ。蹴ると音速を越え周囲を跳ね回る、その殺傷力は凄まじい。
3) 籌木(ちゅうぎ)って木べら知ってますか?トイレットペーパーのことです。
4) 反りも優美な日本刀。斬りたい放題だ!
5) 飲むと性別が反転する茶。ぐいっとどうぞ。
6) 実物そっくり![[*継置or誘蛾or一葉or氐宿or百継or徽子]]の人形。
(#1) 2021/04/23(Fri) 22:01:37

兎駱駝 アルウサ(村建て人)

◆コピペ用テンプレ

■ドラマシーン 感情取得/秘密取得/絆取得
■相手:〇〇
■場 所:[[@百継邸orA大通りorB泉院orC寺orD門跡地orE場市場]]

成否判定:[[2d6]]
感情:[[vil]]

■サービスシーン
@:状況[[1d6]]
A:解決[[1d4]]

相手:[[継置or誘蛾or一葉or氐宿or百継or徽子]] アイテム:[[1d6]]
テラーダイス取得判定:[[2d6]
(#2) 2021/04/23(Fri) 22:02:04

兎駱駝 アルウサ(村建て人)

■クライマックス行動順


4/24(土)22時まで
に、
全員、
TC ぽきゃに秘話で【1d100をふたつ】
送信してください。

クライマックスでは、出目が高い順に行動します。

※基本的に、ダイスの1個目を採用します。2個目は被り対策です。
※テラーダイスによる振り直しをする際は2個共振り直してください。
(#3) 2021/04/23(Fri) 22:03:09

【人】 宮廷音楽家 誘蛾

>>2:42 
感情取得


[行き交うひと、びと。
 大通りは、様相折重なり、
 ”平和な一時”を見せて居りました。]


  ……此れも、嵐の前 かや
  はて、……


[ちひさい呟きは、届き、ましたか。
 届かず、とも。

 知らぬ、存、ぜぬ、と。
 流しても、良く。

 何しろ、我の興向きなど、ただ ]
(0) plmi 2021/04/23(Fri) 22:16:16

【人】 宮廷音楽家 誘蛾

[返さずとも、良く。
 我は、我の心持ちが、如何でも。

 其の武は、其の身姿は、
 好ましく、思って 居り。

 元より、利も理も、 遠き事。]


  ……美しきもの、は
  好まし。


[友情(+)取得]
 **
(1) plmi 2021/04/23(Fri) 22:17:00

【見】 混沌 ファンドン

皆々方、吾も見ておるでな。

いみじき百鬼夜行を見せたもれ哉。

もちろん無理のないようにな。
(と口で言うて内心で休養日こそ勝負所みたいな様をどこかで見てるよな吾みたいな思いで見守って居る)
(@0) てば(tevasaki) 2021/04/23(Fri) 23:16:51
武官 継置は、メモを貼った。
(a0) 青磁 2021/04/23(Fri) 23:54:58

封じ手 鬼一 百継は、メモを貼った。
(a1) TSO 2021/04/23(Fri) 23:56:56

【人】 武官 継置

>>2:57
ドラマシーン 一葉 絆取得


澄んだ池に石を投げ込むと、
水底に積もった土が
のように舞い上がる。

俄かには信じがたい事であった。
とても平静では居られなかった。

百鬼夜行のあやかしが人間の姿を真似て
9年もの間人間として過ごしていたと。

――――しかも、そのあやかしが人間を誑かすのではなく、
百継や継置を慈しみ、育ててきたというのだから。

9年の間に、――少年は大人になり、幼子は少年になり。
されど心までは未だ、どこか呪いのような憎しみに囚われているのだろう。


あやかしとは。
狂気とは。人とあやかしの、境は。

百鬼夜行を受け入れる人間と、
人間を望んだあやかしとに、
何処に違いがあるだろうか。


家族を奪っていったものの本質というものを、
今まで斬り捨てていたものを受け入れるとするならば、

 人があやかしになるのであれば、あやかしの元もまた人でありうると。
(2) 青磁 2021/04/24(Sat) 0:40:21

【人】 武官 継置


--------------------

百継邸に戻った後、
庭に一葉の姿を見かけて、咄嗟に口をついたのは


「もういいのか、身体の具合は」

労りの言葉だった。
屋敷で倒れたとは聞いていた。
それがあやかし除けの香のせいであったらしいということも。

そうまでして、一葉は。
(3) 青磁 2021/04/24(Sat) 0:41:32

【人】 武官 継置

「欺かれていたことは、
正直、おれにもどう考えるべきなのかわからん。
しかし、斬ってやりたいとも思わん。
――お前はもう、百鬼夜行の一部では無いのだろう。

お前はあやかしだ。
…………それでも、この9年の歳月。
百継とおれと共に居たのは、
その姿を借りた人間では無くて、一葉、お前だった。

おれはそれを信じる」*
(4) 青磁 2021/04/24(Sat) 0:42:13

【人】 封じ手 鬼一 百継

>>3:34 誘蛾 絆取得
===


月に向かって弦をはじき歌う誘蛾を見ていた。

――ただ 請うは そう
  この世の すがた
  これこそ 真実 あな 美しや


歓びと快楽の涙がぽろぽろと珠に成ってあふれるように、誘蛾の調べは、こぼれ、止まらぬ。
その姿を見ていると、儂は、どうしても、ひとりの女性を思い出さずにはいられぬ。


――ねえさま。

徽子ではない、鬼一の血を同じくする姉のことだ。

9年前の百鬼夜行。
それまで、鬼一の一族は、定期的に訪れる百鬼夜行で封じ手としての力を振るい、犠牲を最低限に抑えてきた。
そう聞いていたから、5歳の儂は安心していた。今回も大丈夫だと。

それが突然、父、母、姉を連れていかれたものだから、通例よりどれだけ強力な"百鬼夜行"が行われたのかと、それは如何なる理由故かと、不思議でならんかった。
真実を知れば、なんてことはない。
徽子はすべて知っていた。

姉が百鬼夜行の狂おしい饗宴に魅せられ、屈し、与したのだ。
身内の……ごく親しい身内の裏切りによって、父と母は喪われた。

記憶の中の姉はいつも溌剌としていて男勝りで、その瞳は知性で輝いていた。
堕ちたなど、信じられん。だが事実だ。
つまり、百鬼夜行には、そんな姉を惹きつける"何か"があるのだ。
(5) TSO 2021/04/24(Sat) 0:47:27

【人】 封じ手 鬼一 百継

目の前の、この少女にしか見えぬ女性もまた、そのひとり。
音を奏でれば場を支配し、色を描けば釘付けにして離さず、それでいて只々自由なこの女。

誘蛾。


彼女自身は儂の姉にまったく似てはいないが、ふたつだけ共通点がある。

ひとつは、百鬼夜行にこそ生の真実を見出してしまったこと。
ふたつめは……

「……優雅、ねえさま」

優雅……いや、誘蛾。教えて欲しい。

「百鬼夜行の魅力、如何ほどか。
なあ。抗おうとは、罪深いとは、思わんのか。
お主の見る世界には何があり、どう聞こえておるのじゃ。
あやかしのもたらす享楽は、その他総てを犠牲にできる程、素晴らしいものなのか」

誘蛾は、奏で続ける。儂など此処に居らんように。
儂の歌姫は、知らぬ間に、手を伸ばしても届かぬところまで遠ざかっておった。
理解しようとも、できるとも思わぬ。連れ戻すには遅すぎる。
それなのに語りかけるのは何故か、自分でもようとして説明がつかぬ。
が……

「……教えてくれ、誘蛾」

最後に、祈るように、一言だけ。


[こちらからは〆]
(6) TSO 2021/04/24(Sat) 0:49:46
継置は、場所ランダム振ったものの任意でいいなとなっているので捨てる(ぽーい)
(a2) 青磁 2021/04/24(Sat) 0:51:43

鬼一 百継は、>>a2 絆シーンはとりま「任意」安定じゃ[さむずあっぷ]
(a3) TSO 2021/04/24(Sat) 0:52:33

継置は、今度から全てそうしよう。
(a4) 青磁 2021/04/24(Sat) 0:53:21

【人】 武官 継置

>>2:53
 ドラマシーン 百継 絆取得


あやかし除けの香を重点的に炊いているのは
百継が主に過ごしている所であり、

――如何にも、寄せ付けまいとしている
百継の心情が伺い知れた。

「………百継。」

座敷に、当主様の他に誰も居ない事を確認すると、
名前を呼んで、こう続けた。

「あやかしを憎む気持ちは誰よりもわかるつもりだ。
だがお前、9年前と同じように、家族を喪うつもりか?」*
(7) 青磁 2021/04/24(Sat) 1:05:48

【人】 封じ手 鬼一 百継

>>7 継置
===

百継、と名を呼び捨てにされ、飛び上がるほど驚いた。
それはまさに、あやかし除けの香を前に、今後どうしていこうと考えているところであった。


これらの香は、一葉には毒じゃ。
しかし皆を守るためには必要である。
母さまや姉さまが生きておれば細やかな助言が貰えたかもしれん。
儂に残されたのは、父譲りの、大掛かりで大雑把な術への出力の仕方のみ。

首をひねって試案をしていたところに突然声がかかり、間抜けに「ひゃ」と言いながら振り返る。

「継置か」

そこには儂の子がいた。
継置はいつも容赦がない。

――家族を喪うつもりか?


「そうしないために、考えておるのじゃ」

今まさにやわい、痛いところを突かれ、幼い口調になる。

「儂は!」


つい、先ほどのことであった。
一葉と話し合った。
醜い己の雑念を自覚し、一葉への親愛という矛盾する感情も認めた。
しかし尚割り切れぬものも抱える。
(8) TSO 2021/04/24(Sat) 1:21:46

【人】 封じ手 鬼一 百継

>>8 続き
===


「如何にして良いかわからぬだけじゃ。
徽子も、誘蛾も、儂から離れていき、一葉は信じておるがあやかしじゃ。
家族とは思うておるが、やはり未だ心の整理がつかぬ。

一枚岩と思っておった。
正しく努めてきたと思っておった。

それ、なのに」


「やだよ……もう。何も喪いたくない」


正解を教えてほしい。
従うから。

儂は、弱り切っていた。

[パス]
(9) TSO 2021/04/24(Sat) 1:31:52

【人】 武官 継置

>>8>>9
「組織が一枚岩になる訳がないだろう。
それが貴族の社会、いや、
人間という物だと思うんだが違うか?

――血族ですら志が同じという訳では無いのなら、
人が同じ物を見て同じことを想うとは限らない。
だからこそ、自分自身の力をもう一度信じてくれ。」

容赦なく続ける。
百継はまだ百鬼夜行に対抗できると信じているから。


「信じてるってんなら、例えあやかしでも、
一葉を百鬼夜行に対する備えとして扱ってやればいい。

それでもどっか疑ってしまう所があるなら、
……おれがお前を守ればいい。それだけだ。

おれの事は?信じられないか?」*
(10) 青磁 2021/04/24(Sat) 1:55:32
武官 継置は、メモを貼った。
(a5) 青磁 2021/04/24(Sat) 2:01:37

【人】 封じ手 鬼一 百継

■秘密取得 継置 成功
>>10 続き
===


武人とはこういうものか。
一言一言が、太刀のように、儂に斬りこんでくる。
しかしそれは、傷つけるための刃ではない。
余計なものを削ぐためじゃ。

最も単純で、根源で、魂から出る言葉での交流を実現させるための腕なのだ。


儂かてそれが解らぬほど子供ではない。
兄やは多少粗野ではあると思うがの。
儂に対してこんな言い分は、継置兄やをおいてほかには決して許さぬよ。
先ほどまで弱っていた自分が噓のよう。
継置兄やの声が届くたび、それが心に血流を促す。

呆気ない程、嘘のように。
(11) TSO 2021/04/24(Sat) 2:17:52

【人】 封じ手 鬼一 百継

――おれの事は?信じられないか?



「うん」


首をかしげて、甘える仕草。
実を言うと、もう信じているのだ。
信じたいのだから。信じてどうなろうと後悔はしないのだから。
だから、これはただの我儘。
なあ兄や、その口に出して聞かせてほしい。

「兄や、儂の力になってくれるか。
真実を、今ここで、聞かせてくれまいか」

[パス]
(12) TSO 2021/04/24(Sat) 2:20:25

【人】 武官 継置

>>11>>12

「うん じゃねぇだろう」

いい顔をしている。我儘で、悪戯な、
年相応の、……大事な弟分の顔。

「わかった。言えばいいんだろ?」
(13) 青磁 2021/04/24(Sat) 2:27:09

【人】 武官 継置

継置の秘密

・かつて百鬼夜行によって家族を失ったが、文武の才を買われ貴族の養子になった。
・自分の大切な人は理性を奪われ、死より醜い姿にされている。百鬼夜行の存在そのものを許せない。

目的【百鬼夜行を封印したい】
(14) 青磁 2021/04/24(Sat) 2:30:17

【人】 武官 継置


「どんなことがあっても、百継、お前を守る。
だから、おれたちの手で、百鬼夜行を封印しよう」
(15) 青磁 2021/04/24(Sat) 2:33:45
京職 一葉は、メモを貼った。
(a6) Valkyrie 2021/04/24(Sat) 5:48:33

【人】 京職 一葉

■サービスシーン(恩恵無しお遊び用)
@:状況(5)1d6
A:解決(1)1d4

相手:継置 アイテム:(6)1d6
(16) Valkyrie 2021/04/24(Sat) 5:55:46
宮廷音楽家 誘蛾は、メモを貼った。
(a7) plmi 2021/04/24(Sat) 6:45:52

御相談役 徽子は、メモを貼った。
(a8) rein-joir 2021/04/24(Sat) 7:01:07

御相談役 徽子は、メモを貼った。
(a9) rein-joir 2021/04/24(Sat) 7:02:34

【人】 京職 一葉

>>2 >>3 >>4
継置様返し


「新作の団子を戴きましたゆえ、もうすっかり」

心配気な継置様の言葉に、軽口で返した。が、日射しを除ける風な体で紅葉の幹に背を預けているのは、膝にまだ力が入らないのを誤魔化す為。

流石は、鬼一一門に長く伝わるあやかし除け、だった。
未だ、臓腑が熱を持ちじくじくと脈打つようで。

「お気付きではいらっしゃいませんでしたか?私が極力、屋敷の内には立ち入らないようにしていたのを」

己の全てを知った継置に、自重含みの笑顔で告げる。

今日は殊更に濃厚に炊きしめられていたが、この屋敷全体、あの香の匂いは染みついている。
それでも、外気の通る屋外ならば効力は薄いからと、足を運んでいたのはもっぱら庭ばかり。

  本当は、9年前に初めて訪れた時、
  "此処は私に危険な場所だ"と足が竦んだ。

  それでも足繁く顔を出し続けていたのは。


「全く、継置様は連日のように今日も勝負だとつっかかって来られるし」

そして不安と悲しみに揺れていた百継様の瞳の奥には、日に日に強い意志が宿るようになり。

────私は、それらから目が離せなくなっていたのだ。
(17) Valkyrie 2021/04/24(Sat) 7:34:29

【人】 京職 一葉

「そう。私、"あとは老いるだけ"と申しましたが」

あとおそらく数百年ほどはこの容姿のままでございますよとしれっと告げる。

"信じる"と告げてくれた真摯な言葉にそれは誠意ある返事ではなかったかもしれない。
でも、そうとでも言わなければ、熱くなった目頭から、あやかしらしからぬものが落ちてしまいそうだった。

己の寿命は正確にはわからねど、妖力の頂点は過ぎていると感じていたから"老いるだけ"なのはおそらくきっと、本当の事。

「私、それなりには頑丈でございますから」

あやかしに家族を奪われたこの方たちが私を"信じる"と至った葛藤は、そう簡単には無きものにはならないと、今の私は知っている。

「────どうぞ背中をお預けください」

それでも共に戦うと。
共に百鬼夜行に対抗しようと告げてくれたその思いには、全力で応えますと、穏やかに伝えたのだった。

────私は、もう何も、怖くない。*
(18) Valkyrie 2021/04/24(Sat) 7:35:02

【人】 陰陽師 讃岐 氐宿

■2d 秘密取得 誘蛾>>2:50


百継邸の前にて、優美な音楽が流れくる。
夜を賑わすその旋律は、世界の色を塗り替えるようで。
知らず、脚どりはそちらへと呼ばれていた。

「…………このような夜更けに、美しい音がすると思えば」

ふ、と眦を下げてその音楽家の前に立つ。

「その曲はどちらへ捧げるものでありますか?」

問い掛けて、答えるものがあるならば。そうか、と頷く。
満点の星々が、その音1つ鳴るたびにちかりちかりと瞬くだろう。

「誘蛾さま。やがて夜行がまいりまする」
「最早これは止められぬでしょう。問題は、その後、でございまする」

陰と陽、世界は流転し、地獄の蓋が開かれるのもある種自然の摂理であり。
故に人はどれほど先に手を打っても開くことそのものを止められはしなかったのだ。

「やつがれは都の方々が平穏であれと願っております。しかし、巡りを止めれば世の血も止まり、死に至る」

「誘蛾さまは、訪れる夜を明けぬ朝としますか。それとも、ひと時の朝としますか」

問答に意味は、大してない。
ただの確認、検めであった。
宮中に潜む闇の気配は、とうに漏れ出て溢れている。
鬼一も気付いて動き出していることだろう。
(19) mile_hitugi 2021/04/24(Sat) 7:37:38

【人】 陰陽師 讃岐 氐宿


夜に、備えねばならない。その為の。*
(20) mile_hitugi 2021/04/24(Sat) 7:37:50

【人】 陰陽師 讃岐 氐宿

■1d 感情取得 鬼一返答>>1:15>>1:16


問い掛けに対して、細めた目が見つめるは、問うてきた本人である鬼一ではなく、この場に鎮座する”かなめ石”そのものであった。

「──占い、でありますか」

一歩踏み出せば石と石とが足の裏で噛み合って音を鳴らす。
簡易なものであれば、星を読めば伝える事は出来るであろう。
明日の天候の向きであるとか、向こう一週間の運の流れであるとか。
しかし、今求められているのはそれではあるまい。

「式盤がございませぬし、天地盤を作るための材木もありませぬから、簡素なものとはなりましょうが、望まれるのでありますれば」

そう告げて、近くにあった古木に手を合わせると、まだ青々しい枝の一本を折り取った。
咎める声があれば、それにはほんのりと笑って見せる。

「本来、讃岐が行う式占には楓の瘤と、雷で撃たれた棗の木で作った天地盤が欠かせませぬ。今は蓄えも邸に少々あるばかりですし、ここで木を削り始めるには少々お時間を頂きすぎるかと」

故に、と続けて樹液の滲みだす枝を地に向ける。

「古き木の生命を持って代わり、といたします。痛みの陰を持って地を、青々しい葉の命を持って天を描いて御覧に入れましょう」

時折天を見上げて星を読んでは、地に区切った天地盤の図を修正していく。
今は亥の刻、月南天にあり。北斗より巡る月将の位置を知識とも照らし合わせながら。
(21) mile_hitugi 2021/04/24(Sat) 7:38:26

【人】 陰陽師 讃岐 氐宿


「何でもよい、と仰られましたね」

今、鬼一の心中にあるは百鬼夜行の事柄であるはずだ。それ以外など眼中にもないだろう。
それでもそう問うということは、占いにさしたる意味はないのだ。
測られている。何を占うよう選ぶのか、どう告げるのか、果たしてそれは正しいのか。

「やつがれの執り行う六壬神課は特に「もの」と「もの」の間柄の吉凶象意を事細かに記す事を得手といたします。失せ物探しなどは特によく用いられるのですよ」

書き込む手は留まらない。天地盤の枠の外にも四課三伝の読み解きを記していく。
既に式占は始まっていた。

「目下、鬼一さまのご心労は何れ来る夜行に掛かっておりましょう。ですがそれを直接お伺いにならなかった、抑々が鬼一さまは大変に信念のお強いお方ですから、自らがそれを遂げると決めている事柄に占いなど些事でしかないのでありましょうね」

1つ目に置く基盤は鬼一そのもの。基本に忠実に占いを求めた男の十二天将は──白虎。

「で、ありますから、やつがれをお知りになられたい。ひいては、陰陽という理の異なるものへのご興味でありましょうか? なれば占うべきものはおのずと絞れてきましょう」

一課、二課は問い掛けてきた者の司る天命の調べ。
三課、四課は問いの中身そのものの司る天命の調べ。
一伝は過去、二伝は現在、三伝は結末。
即席の天地盤から読み解いて、一つ一つ地に記していく。
(22) mile_hitugi 2021/04/24(Sat) 7:39:01

【人】 陰陽師 讃岐 氐宿

「鬼一さまは白虎の加護を享けておられる。剛き星ですが、血を多く流す。御覚悟の強さの余り、不和を余分に引き起こしてしまう”タチ”であるご様子。故に」

三課に記された天空の名を、とん、と叩く。

「やつがれのような、天空の加護を享ける者が、遠く見られるのでしょう。初伝にも同じく天空が出ておりますれば、……そうですね、噛み砕きますと『掴み所、捉え所がない』と不安になられておりますか」

語り乍ら書いていたのは半刻程はどうしても作成に必要だったからだ。
しかし、読み解きに支障はない。どうせ、これらも補助に近しい。

「──やつがれは既に滅びゆく家の末裔でしかありませぬ。鬼一さまのように期待されるようなお役目も持たず、守るべき家もなく、故になにも囚われるモノがないと悟ったのでありますよ」

全てを書き終え、枝を手放す。天地を示し、定めを示す盤を見下ろす。
そこにあるのは紛れもなく、────。

「で、ありますから、物珍しくも見えるのやもしれませぬ。都は俗人が多う御座いますし、このように何も持たぬ者が宮中に近しくあるというのも、そうはないのでありましょう」
(23) mile_hitugi 2021/04/24(Sat) 7:39:35

【人】 陰陽師 讃岐 氐宿


「やつがれには鬼一さまは眩しゅう御座います。やるべきことを見据え、愚直に邁進する貴方様は、やつがれと同じく家の者を失ってもなお、誇り高くあらせられる。こうしてお声をおかけいただくまで、やつがれはあの夜行を根元から防ぐなどという考えも浮かびませなんだ」

目を細め、柔らかく笑む。その笑みの裏には何もない。
霧の如く、風に吹かれる砂塵の如く、掴みようのない虚ろだけがある。

「平穏を齎したいというお考えはようく分かります、が──やつがれにとって其れは、鬼一さまのような強きこころより齎される責務ではなく、ただ、穏やかに暮らしたいという単なる諦観のようなものでも御座います」

ことり、と折れるように首を傾げる。
虫の声が遠く響いている。

「それでもよろしければ、お力添え致しましょう。やつがれも、かの夜行の被害を抑えられるように願う気持ちそのものに、虚実はありませぬ」

このようなもので、よろしいか。
最後にそう問いかけて──どのような答えが返ったとしても。
一つ、会釈し。地に掛かれた天地盤は足で払って潰してしまう。

「よい夜を」

最後に1つ、そう告げれば、陰陽の道に取り残された者は、闇へと消えていった。

◆劣等感(−)取得
(24) mile_hitugi 2021/04/24(Sat) 7:39:57
陰陽師 讃岐 氐宿は、メモを貼った。
(a10) mile_hitugi 2021/04/24(Sat) 7:45:43

【人】 京職 一葉

>>16
サービスシーン
■状況:触手
■解決:暴力or能力


「ふ、ぁ………………っ、ん」

  ────まずい。
  これは…………キモチ、イイ、では、ないか。


 * * *

此処は河原の土手の上。
麗らかな陽気に誘われ歩いていれば道端に蒲公英の群生があって。

「………………わたげ」

もうこの季節なのだなとしゃがみ込み、ふわふわした白い綿毛を愛でていたから、油断した。

身の丈10尺はあろうかというおぞましい姿の巨大蚯蚓状のあやかしが、足首にぐるりと巻き付いたのだ。

「わ、私は、あやかしだぞ……っ!」

この手のものは、人の精気が生きる糧。

あやかしの精気なぞ吸ってもどうにもなるまいに、襲われたということは私はそれだけ人に近しくなったのかと、喜んでいる場合では無い。

にゅるりしゅるりと手足に巻き付き狩衣の隙間から肌を這い始めた其奴に、気色悪いと肌を粟立てた────筈だった。
(25) Valkyrie 2021/04/24(Sat) 8:51:15

【人】 京職 一葉

「お前が望むもの、は。何も出ないと、言うに…………ッ!」

出ないゆえに、終わらない。

執拗に身体を這い回るそれが、困ったことに心地良く、もういっそこの河原でひっそり其奴を"飼う"のも悪くはないかと思い始めてしまっていたのは、あるいは其奴の毒気に当てられていたのだろう。

  い、や……駄目、だ。
  もし百継様継置様がこの河原にいらしたら。


継置様はともかくとして、百継様では事案案件だ。
絵面的に
倫理委員会
京職風紀役が黙ってはおるまい。

「……っ、さくら、の……ふうじめ……ッ」

吐息混じり、絞り出すように唱えた呪に応え、ざあ、とあらぬところから桜の花弁が周囲を舞い始める。

それは、来たるべきに備え、修練中だった緊縛の術。
私の宝を御守りするためのそれは、対象が何であれ桜の檻で封じ込め────、

カキーンと薄紅色に固まったのは、私と大蚯蚓とが綺麗に閉じ込められた空間だった。

「!?ちょ、私ごと、封じ込めてどうする!?」

斯様な河原で外から見えぬとはいえ
マジックミラー号プレイとか
、今更ながらに羞恥心が湧き出た私は、真剣に、それはもう真剣に、抵抗し始めたのだった。

[終わらない]
(26) Valkyrie 2021/04/24(Sat) 8:52:43

【人】 武官 継置

>>17>>18
一葉


どう見ても大丈夫とは言い難い
消耗した様子ではあるのだが、
軽口に変えられればそれ以上は言及できず。

屋敷内を避けていたと、言われるまで全く気に止めていなかった程には、継置自身、この男を無条件に信用していたのだな、と思い知る。

平然と屋敷を出入りしていた徽子と比べてしまえば、あやかしとしての力は強くはないのだろうと伺い知れるのではあるが、

それでも数百年はこのままの姿でいるというのだから、あやかしというものは人にはどうあがいても脅威しかなく、であればこそ、味方とできるならば心強い。
(27) 青磁 2021/04/24(Sat) 11:08:39

【人】 武官 継置

────どうぞ背中をお預けください


背中を預けるとは、
相手にその気があれば
後ろから斬られても仕様のない行いであり、
それを易々とそう言ってのけるのだから、
懐に入り込む術には舌を巻く。
百継の信を得る為だけに
己が身を削る様といい、本当に、


「強かだな、一葉は」

己が分を知っていて尚足掻く様は、
荒れ野にもしぶとく咲き誇る、かたばみの如くに。

「任せた」

返答に迷いはなかった。**
(28) 青磁 2021/04/24(Sat) 11:17:09

【人】 武官 継置

>>2:54
サービスシーン


通りから少しはずれた、
人気のない道を歩いていると、

一陣の突風と共に、服が脱げた。

いや、風かと思ったのはそうではない、
超特急で駆け抜けていく老婆の姿。

あれがかの有名な地獄の奪衣婆か、
と感心している場合ではない。(全裸なので)

しかし、風が通りすぎたあと、
ひらひらと空に舞うは女物の着物。
奪衣婆にしては随分と詰めが甘いような気がするが、これは天の助けと手に取った。
しかし少し小さい。

----------------
---------
----


黄色い餅から手渡された薬によって、
服を着られる女人の姿になり屋敷に戻ったものの、
自分が継置だと理解してもらうには(6)1d6時間がかかったし、暫く一葉と顔を合わせる度に笑われる羽目になった。
(29) 青磁 2021/04/24(Sat) 12:50:51

【人】 封じ手 鬼一 百継

■マスターシーン


かなめ石の前にひとり座して、しめ縄を巻かれたその岩を眺めていた。


耐え忍びつつ平穏であった9年間に比べ、あまりに短い直近の十数日は、まさに激動の其れだった。
儂が見ていた世界はがらりと色を変え、信じていたものの一部は夢と消えた。

毅然とした当主であろうと努め、己を高めていた筈の、自分の正体も知った。
心は丸裸に剥かれ、自らの弱さ、幼さ、見苦しいばかりの悪辣を眼前に叩きつけられた。
仲間の一部は去り、二度と戻らぬことを知った。


それでも今、何故か、心は凪いでいた。

理性は「何を呑気な」と叫んでおる。
封印の術が使えぬことに対して、焦るべきなのだろう。
儂は鬼一の名を、この都の民の命を負う責があるのだから。
実際、自分が封じ手として未完成であると知った時は大いに慌てたものだが……。

目を閉じる。
焦燥や無力感のかわりに、絆を繋ごうと手を差し伸べてくれた者たちの声が蘇る。
それは確かな力になり、かつて腹の内で燃えていた暗い焔の代わりに、あたたかな光を宿してくれる。
(30) TSO 2021/04/24(Sat) 17:07:01

【人】 封じ手 鬼一 百継

――オレが百継様を御守りする。
――どんなことがあっても、百継、お前を守る。


「揃いも揃ってのう」

くっくと喉を鳴らして笑う。
心がくすぐったい。ああ……ただ、嬉しいのだ。


人のようなあやかしも、あやかしのような人も知った。
憎しみを糧にしていた自分はもういない。

只、封じ手……否、此処の護り手として、やはり儂は人の世とあやかしの世を分けようと望む。
(31) TSO 2021/04/24(Sat) 17:07:52

【人】 封じ手 鬼一 百継

あやかしに、人を惹きつける快楽、愉悦の姿が見て取れることは、最早否定はすまい。

そちら側の世界に焦がれ、自ら飛び込む者もいる。

しかしそれは、大麻の、あの妖しい薬のもたらす歓喜に似て、弱い者から虜にする。
儂の都には不要である。
(32) TSO 2021/04/24(Sat) 17:08:17

【人】 封じ手 鬼一 百継

「とは言うものの、じゃな。
未だ儂は術を行使できんままなのかのう。
文献を漁り、日々色々試してはおるが、結局、何を以って可能となるのかも解らんままじゃ」

よっこらせ、と立ち上がる。

「どうしたものかのう……教えてくださいませよ、父上」

そして、何の気なしに、かなめ石に触れた。

――刹那。


「!?」


稲妻のように、身体の中を衝撃が駆け抜けた。
両手を見下ろす。
何かが、つい数瞬前とは何かが違う。
決定的な変化が、自分の身に起こったのが解った。

もう、大丈夫だ。
根拠はないが、確信がある。
自分は、"成った"。

突如訪れた進化の原因はきっと、他でもない……

「儂は、あの2人に、また礼を言わねばならんらしい」

静かな感動に震えながら、両手を合わせ、暫くそのままでいた。


[鬼一 百継の能力【稀代之封血】が行使可能になりました]
(33) TSO 2021/04/24(Sat) 17:13:50

【人】 宮廷音楽家 誘蛾

>>3:64 サービスシーン

[いつぞやの、湯浴み再び。
 湯殿へ向かへば、徽子殿も丁度、浴びに。]


  ……あや、?


[かと、思へば 此度は戸が閉まらず。
 此れでは入れず、湯浴みも、ままならぬ。
 守られぬ戸など、危のうして。]


  致し方、なし。


[其処で、以前>>2:9に戸を開けるため、使用した経緯を、聞き。
 開ける、なれば、閉めることも、可能と。
 籌木(未使用)を(30)1d50本、用い
 戸の隙間、穴、各所各所に、差し込み。
 何とか、戸を固定に、至り。]
(34) plmi 2021/04/24(Sat) 19:48:23

【人】 宮廷音楽家 誘蛾


[籌木(未使用)には、斯様な使い方も出来るのだと。
 無限の可能性を、信じ。
 さて、ゆるりと ──

 ひとつ、ふたつ、 みっつ 衣を落とし。
 惜しげなく湯殿へと晒し、入ったので御座います。

 各所は、湯気 にて。隠し]

[テラーダイス取得]
*
(35) plmi 2021/04/24(Sat) 19:48:29
誘蛾は、>>3:62振り直し (3)(1)2d6
(a11) plmi 2021/04/24(Sat) 19:49:01

【人】 宮廷音楽家 誘蛾

>>3:65 
絆取得

>>5>>6


  ──こひ、ねがうは
    こひ、したふは
    まことの みつかい ……


[願うやうに、請うやうに、奏で紡ぎ
 零れたおとは、宵に揺れ 季外れの螢のやうに。]


  はざまで いきるは
  そう そう ひとならざり

  さだめ かさね いくえに
  みたま かへし きし


[ゆらり、流れる所作で、爪弾く。
 おとは 零れ
 花は 、ひらき
 月は、 冴え冴えと 照らす。

 明かりは、我を見下ろした。
 ちひさき、ちひさき我を。

 明かりは、我に影落とした。
 ちひさき、ちひさき影を。]
(36) plmi 2021/04/24(Sat) 19:49:18

【人】 宮廷音楽家 誘蛾

[誰も知らぬ、話
 彼も知らぬ、噺
 うつつの境目を揺らして、ただ笑う。]


  ──……
  

[『ゆうが』と、声、零れ。
 其れは はて、 何方 でしたか ?]


  ひとひら、あかしを
  たへず、みせ かのきみに

  まことも うそも

  なみだに、まぜ───

(37) plmi 2021/04/24(Sat) 19:49:24

【人】 宮廷音楽家 誘蛾


  ………魅力。
  はて はて 当主、殿。

  ………当主殿は、”あか”を、知って?


[ぱらり、謡うやうに、問ひかへし]


  我は、知らず。
  我は、知れず。

  ……黄昏も、曙も 意味はなく。

  ただ、其処に ”あか”が、有る、のみ。
  彩を、……付けるは、人 な だけ。


[はらり、向けた、ものは
 ──なにも、変はりは、せず。]*
(38) plmi 2021/04/24(Sat) 19:50:05
鬼一 百継は、一葉が安定の一葉(最早そういう安定剤)
(a12) TSO 2021/04/24(Sat) 20:08:07

一葉は、"そういう"、とは…………[微妙なる釈然としない顔]
(a13) Valkyrie 2021/04/24(Sat) 20:10:21

【人】 宮廷音楽家 誘蛾

>>38

[つい、と 示す 絵巻物に
 とりどりに、めいめいに、ちらした ”いろ”]


  紅、深緋、銀朱、赤丹………


[どれも、これも あかいろで
 どれも、これも あかいろと 呼ばず]


  ただ、其処に
  意味を、つけ 名を、つけたのは、人

  ………我の見ゆ、もの
  当主殿には、知れず。

  我も、また
  当主殿の、”いろ” 知れず。
(39) plmi 2021/04/24(Sat) 20:36:27

【人】 宮廷音楽家 誘蛾



  ただ、意味を 見出し、付けたのは……
  人、故に それだけ。

  我も、意味出された、故
  此処に。


[此の身姿のやうに
 変わるものなど、無く。
 変わるのは、其れを見る、人 なのでしょう。]


  当主殿、
  我の、おと は……好むかや?
  我の、いろ は……好きかや?


[答えを、必要としない問。
 何より、この場に居ることが物語っている。

 なれば、そう]
  
(40) plmi 2021/04/24(Sat) 20:36:30

【人】 宮廷音楽家 誘蛾


  ………故に、
  この線は、交わらず。


[置いたのは、ただひとつ。
 朱塗りされた、二本の絵。]

[誘蛾→百継 感情書き換え]

[宿敵(-)取得]
*
(41) plmi 2021/04/24(Sat) 20:36:34
封じ手 鬼一 百継は、メモを貼った。
(a14) TSO 2021/04/24(Sat) 20:44:08

【人】 封じ手 鬼一 百継

>>3:52 氐宿 絆取得
===


継置。
誘蛾。
一葉。
徽子。

そして……氐宿。


儂はずっと自分が周囲の誰よりも幼いことに劣等感を持っておった。
皆は立派な大人で、余裕があり、鬼一の名に膝をついてくれることはあろうとも、それぞれ儂より自分に自信を持って立っているのだと無意識に信じて疑わなかった。

だから先日、(>>21>>22>>23>>24)は驚いた。
はじめは、陰陽師に気安く"占い"を請うた自分の迂闊さに呆れ、同時に氐宿の技の緻密さ、鋭い知性と感性の融合に驚いていたものだが。
段々と、彼が発する言葉に心がざわつく心地がしておった。

その時は何故自分がそう感じるのかわからなかった。
今でも確信は持てぬ。
ただ、推測ならできる。
氐宿は、あの物静かな陰陽師は、儂が思うような"超越した立場から世界を見下ろし、悠然と構える"ような性格ではなかったのではないか。
(42) TSO 2021/04/24(Sat) 20:45:22

【人】 封じ手 鬼一 百継

あの時氐宿が儂に寄せた感情には、確かに劣等感が含まれていた。
儂は、ただ面食らった。
こんな、名ばかり背負わされ常に精一杯の子供に感じる類のものではないと、否定してしまった。


だが、実際、氐宿がはっきりと示した意見は、それだけだった。
彼は、「強い意志を持った儂」と、「家を失い虚ろに漂う自分」を比較して見せて、笑った。
そう、それだけは言ったのだ。

氐宿は、自分には強い希望があるなどとは、終ぞ言わなかった。
儂の言うことに一部同意できる故、ここにいる、らしい。


あれから、隙を見て氐宿と話をしようとしているが、どうにも難しい。
それこそ何か術でも使っておるのかもしれん。
そのくらい、氐宿と相対することが叶わぬ日々が続く。

氐宿を強引にここに招いてしまった責、と云うより、純粋に、今一度、好機があるのならば。
今度は、探り探りではなく明確に聞きだしたいことがある。
胸倉を揺すってでも、伝えたい思いがある。


氐宿には、目を離せばふらりと消えていってしまうような危うさがあるのだ。
ゆめまぼろしのように、そう、百鬼夜行の只中へ。

[こちらからは〆]

感情書き換え:なし
(43) TSO 2021/04/24(Sat) 20:46:46

兎駱駝 アルウサ(村建て人)

■クライマックス行動順


@一葉    99 92
A継置    62 29
B誘蛾    61 47
C讃岐 氐宿 43 33


※更新後は、
沈黙時間
へのご協力をお願い致します。
(#4) 2021/04/24(Sat) 20:54:07

【人】 封じ手 鬼一 百継



「あ、"あか"?」

誘蛾から返事があったと喜んだのも一息の間で、直ぐに彼女の言葉に面食らうこととなった。
"あか"とは何のことだろうか。
赤色? 赤子? いや、何かあやかしのことだろうか。


儂はさぞ間抜けな顔をしていたのだろう。
誘蛾は、言葉を知らぬ幼子に教えるように、奏を続けた。


儂は、ただ広く深い宵闇のもと
ちいさな誘蛾が無限に展開する世界に
その時ばかりは、吞まれていた。



百鬼夜行に魅せられた姉も、このようなふわふわとした、しかし色彩あふれる世界を垣間見たのだろうか。
(44) TSO 2021/04/24(Sat) 21:16:02

【人】 封じ手 鬼一 百継

誘蛾は絵巻物を取り出した。
そこに散りばめられた、色、色、色。
彼女曰く、どれもあかいろであり、どれもあかいろと呼ばず。
見えるものに名前をつけ、定義の檻に閉じ込めたのは、人だと云う。

――我の見ゆもの 当主殿には知れず
――我もまた 当主殿の"いろ"知れず


間違っているかもしれないが、誘蛾が訴えていることの一端は、解る気がした。
そして、常日頃から、誰しもが疑わぬ共通言語を是とせずに、万人がそれぞれ身勝手に世界を定義する中で、世界そのものを愛する誘蛾の精神に触れ


ぞっとするほど、
しいと思った。



不可能だ……そんなものは。
しかし、"あちら"の世界には、まさにそれがあるのかもしれない。
(45) TSO 2021/04/24(Sat) 21:17:36

【人】 封じ手 鬼一 百継

"交わらず"と云われ置かれた、2本の絵。
この世とあの世のことだろうか。
儂と彼女のことだろうか。
そのほか総てのことだろうか。


「ありがとう。聞けて良かった。
儂がお主のおとやいろに魅了されたことは、大いに意味があったのだ」


誘蛾は、首をかしげて唇のはしを上げた。
世界の"まこと"に魅了されぬ者などおらぬ……と、嗤っているように見えた。

[〆]

感情書き換え 百継→誘蛾 劣情
(46) TSO 2021/04/24(Sat) 21:20:22
封じ手 鬼一 百継は、メモを貼った。
(a15) TSO 2021/04/24(Sat) 21:23:36

【人】 武官 継置

>>3:56
ドラマシーン 誘蛾 絆取得


彼女の歌を聴いたことがある。百鬼夜行の、歌を。

これこそが芸術なのではないか、と
ざわざわと胸が騒ぐ。
これはあまりに危険だ、と頭が警鐘を鳴らす。
芸術のげの字も判らぬ継置に判るのはそれくらいだった。

人の世の、型に嵌められた、美とは異なるもの。
隠され、秘められた本性のようなものを曝け出すかのような色。人があやかしになるのは、願望を顕現させられた故で、

ならば、おれはどのようなあやかしになるのだろうか、


美しいと思った。
もっと聴きたいと思った。

しかし、聴き続ければ抜け出せなくなる毒のような、渦のような、狂気を
孕んだそれを、受け入れるには、
あまりにも生に執着が過ぎた。

生きる為には、否定しなければいけない狂気と、否定してしまっては生きられない何か。

それを正気と呼べるうちに、
継置は、耳を塞いだ。

【感情書き換え:なし 】
*
(47) 青磁 2021/04/24(Sat) 21:34:13

【見】 あないみじ・くっしょん 黄色

[どんどこどんどこ]


誘蛾がモッテモテなんだぜ―――いえ―――!!!
くらいまっくすまであと20分か――――!!!???
おまえら―――心と身体の準備はいいか―――!!!!

黄色は無責任に見ているぜぇ――――――!!!!!!
(@1) TSOc 2021/04/24(Sat) 21:40:29

【人】 宮廷音楽家 誘蛾

>>3:62>>a11 絆取得 一葉
>>3:35

[逢魔が、影中に人照らし。
 視得た、かの気配に眦のみ、揺らし。

 ───からん、と 履物だけ、音が鳴る。]


  …………あや、あや


[百鬼の群れから外れた、彼に。
 反し彼岸に立つ、彼に。

 零したのは、風に紛れそうな声。]


  然様、で……。


[たたえる笑みは、常日頃より。
 故に、其の貌に映すはただの、”おどろき”

 ひと、らしく。
 ひと、らしくなく。

 知りし秘密に、揺らぐ気配に、ただ>>3:36
(48) plmi 2021/04/24(Sat) 21:52:16

【人】 宮廷音楽家 誘蛾


  ……否定は、致さず。
  こころ、在れば ……何を要す、か。


  ……はて、
 
  
ならば ひとと あやかしの 違い、とは

  何でしょう、か。


[たはむれごと、ひとつ。
 返らぬ問、ひとつ。
 落ちていく帳にかくし、歩みだし。]

[絆取得]

[書き換え無し]
*
(49) plmi 2021/04/24(Sat) 21:52:19

【人】 宮廷音楽家 誘蛾



  ──はれ、 はれや
    いみじ、かのよは

    こころあり、て

    ささぐは、”斎唄”──…



[とくべつと、評されるこの おとを >>3:53
 認めらるる、この いろを

 ひらり、ひらり と

 誘われた、のは

 誰、でしたか  >>3:55]**
(50) plmi 2021/04/24(Sat) 21:56:22

【人】 武官 継置

>>3:57
ドラマシーン 徽子 絆取得 失敗


絆とは、呪いのようなものである。
大きな力に、大きな力が寄ってくる。
良きも悪きも。

それを、断ち切るように、
刀を、振るった。*
(51) 青磁 2021/04/24(Sat) 22:00:01
 




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生存者 (7)

徽子
7回 残----pt

 

鬼一 百継
10回 残----pt

 

一葉
6回 残----pt

 

継置
3回 残----pt

 

讃岐 氐宿
0回 残----pt

 

誘蛾
8回 残----pt

 

0回 残----pt

 

犠牲者 (1)

朝霧(2d)
0回 残----pt

 

処刑者 (1)

ぽきゃ(6d)
0回 残----pt

 

突然死者 (0)

舞台 (2)

黄色
4回 残----pt

 

ファンドン
7回 残----pt

 

発言種別

通常発言
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内緒話
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