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人狼物語 三日月国


124 【身内P村】二十四節気の灯守り【R15RP村】

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【人】 灯守り 雨水

 
[仕事は仕事でちゃんとやる。雪像作りはぼくもちゃんと参加した。>>0:227
 ぼくが作ったのは雪兎にオレンジに手足をつけたもの……
のつもりだった。


 出来は自己採点10点と言いたい。オレンジは結果雪だるまの頭だけに見られたから造形はご察しだった。あの可愛らしい外見は再現は難しい……むぅ。

 そんな期間のうちに小雪さんは来てくれただろうか。
 そうならそのイベントや美術館、うちの領域を見てみて、と張り切って案内しただろう。
 先代も嬉しそうに相手することになる。

 そんな時間はきっと、縁を強くしてくれるんじゃないかって思うんだ。>>1:90
 
(193) 2022/01/30(Sun) 13:49:05

【人】 灯守り 雨水

 
[小満さんと次に会ったのはうちへの訪問の約束が先か、宴会が先か。はたまた?
 どれにしても、会った際には会えて嬉しい、という気持ちを表情に隠さずに駆け寄る。服を裾を掴んで一言。]


 白露さんに手調理ふるまう約束したんです。
 お料理よければ教えてください!


[頼み込む形だけれど、その服を
ぎゅうううう
、と掴んでイエスが来るまでなかなか離そうとはしなかっただろう。
 無理だったならしょぼくれて諦める事となる。

 村雨に会いに来る時があったのなら、二人の会話にちょっとでいいから混ぜて、と突撃する予定。
 どんな関係だったのか気になるし。


 なお直球村雨に聞いたらニヤついて聞きたきゃあっちから聞け、と言われた。本人に問いかけるタイミングを狙っているぼくが、いたりする。答えて貰えるかはともかく挑戦はする心意気。]
 
(194) 2022/01/30(Sun) 13:50:40

【人】 灯守り 雨水

 
[宴会には約束通りハムとソーセージ、ベーコンをしっかり持って行った。>>3:84
 ぼくは大してお金を使わない。働いて得たお金をここぞとばかりに使って地元の人に聞いた名店の美味しいのを持って行った。
 
 村雨にこれ、合うからうまいぞってよくわからないお酒の瓶を二本持たされたから、会場に着くころにはひーひー言っていた事は余談だ。体が小さい分非力なのは否めない……。
 酒豪にはたまらない強めのお酒だったと知る事はあっただろうか。それをどうぞと差し入れておいた。飲んだ人がいたかどうかはまた別のお話。


 ぼくは基本皆を見守るような位置で、出されたご飯をお行儀よく食べていた。
 大勢の人の輪の入り方がわからない。

 声をかけられれば答えたし、ハンバーグがオーブンで焼かれたもの、と知ればオーブンで焼くの? と聞いたり。

 出されたものは、やっぱり
暖かくて
。]


 美味しいです。


[お料理を用意してくれた人に笑顔でそう伝える。

 大勢で食べるのも、散々自慢されたお料理を食べられるのも、人のあったかい手料理も全部が嬉しくて。

 こっそり涙ぐんだのを拭った。その姿を見た人はいたかもしれない。]
 
(195) 2022/01/30(Sun) 13:52:31

【人】 灯守り 雨水

 
[ぼくは雨水の季節になる前に、と先生がついたかどうかはともかく。きちんと練習を続けて、メニューを決めて練習した。
 何を作るか。まず背伸びし過ぎない事。
 美味しいと思えるのにしたい。
 喜んで貰いたい。
そう考えて選んだ。

 立春になる頃。ぼくは白露さんにお手紙を出した。

 『 白露さんへ

  約束の食事の準備が整いました。
  予定が付く日を教えて頂ければと思います。

  お昼に来て頂き、ご飯を食べて
  その後雨水の中を案内出来たら、と思います。

  お返事待ってます。それでは。

   
雨水より     


  追伸:それと今度、小満さんのお店に
     一緒にご飯食べに行きませんか?
     考えておいて下さい。』    ]
 
(196) 2022/01/30(Sun) 13:54:39

【人】 灯守り 雨水

 
[来てくれるのはいつになっただろうか。当日、準備するのはパンケーキがメインのワンプレート。

 うちの自慢のウィンナーにベーコン。それにスクランブルエッグ(目玉焼きが綺麗に作れないとかそんな事は……
あった

 バターにはちみつにホイップクリーム。ベリーのフルーツも乗せて、チョコレートも用意している。
 他の人にも味見はして貰ったし練習はしたから味は保証する。

 なお、練習を重ねたぼくの手にはお約束のように絆創膏があるけれど、食べる時は手袋をしているから流石にばれないだろう。作っている時は流石に邪魔だから外しているのは本当に余談。


 ちゃんと卵の卵白からふわふわになるよう一生懸命混ぜて、卵黄に砂糖、牛乳と入れて粉をいれるという本の通りにやったからふんわりした食感のパンケーキになっている。

 一生懸命練習と準備をした結果はどうだっただろうか。]
 
(197) 2022/01/30(Sun) 13:55:54

【人】 灯守り 雨水

 
[これはある日。ぼくは約束通り大寒さんにお手紙を書いていた。>>3:57
 あの日貰った光は、今もぼくの胸の中にある気がする。>>2:121

『 大寒さんへ
 
 こんにちは。日々寒いですね。
 風邪はひいていませんか。お体第一に。
 雨水では雪像作りのイベントがあって、ぼくも参加してきました。オレンジの像を作ったら雪だるまの頭にしか見て貰えませんでした。

 雪解けが近くなればぼくの季節がまた巡ってくるので少し緊張もしますが楽しみでもあります。
 うちにはアーモンドの花も植えていて雨水の季節が終わり近くに咲き始めたりします。
 桃色で可愛らしいお花で、凄く綺麗なんですよ。それを見るのも楽しみです。

 時間がめぐるごとに考える事があります。
 ぼくはぼくが望んだ通りに歩いていれるのか。
 焦らず、と言って貰えたのと>>2:115、自分の心が望んでいるものが大寒さんとのお話で見えたので>>2:137じっくり考えてみていられています。
 あの時は本当にありがとうございました。

 ぼくは、多分いつかを考えると寂しいんだろうなってふっと気づきました。
 
 だからぼくはこれから自分が寂しくならないように、自分の出来ることをやってみたり、関りを作っていく事から頑張ろうかな。そう思いました。

 長々失礼しました。またお手書き書きます。それでは。

 雨水より』]  

  
(198) 2022/01/30(Sun) 13:58:12

【人】 灯守り 雨水

 
[季節は巡る。
 
二十四節気
が巡る。
 
 雪が積もる時もある
 上手くいかない日もある
 いつかは必ずやってくる


       雪はいつか溶ける。
       上手くいく日だってある
       約束を果たしたり、幸せだったりする>>4:57
       そんな日だってぼくにはある。

 雪が解けていくように
 ぼくもまた、ぼくの時間を進めていく。]**
 
(199) 2022/01/30(Sun) 14:01:12

【人】 灯守り 白露

[お姉ちゃんに話しかけられる前、
雨水さんと別れた後にわたしは、かの人の姿を探した
どこにいたかな、急いで探したけれど帰る用意をしていなければ良かった]

 ……処暑、様っ

[あのフードを目にして、普段よりは大きな声を掛けた
ずっと話したいと思っていたけれど、それは叶わず
そもそも話しかけたとて、上手く話せる自信もなかったので
会合の最中にこっそりと文をしたためていた]

 ……
えぇと……

 ……はじめ……
じゃない……?

 えと、……おつかれ、さまでした……これ

[かける言葉に悩み、少し
結局出た言葉は当たり障りのないものであったが
手紙を渡す、と言う目的の前では些細なことであった]

 ……では、また……

[渡すだけ渡して、相手が受け取ってくれたなら
ぺこりとお辞儀だけして去るだろう]
(200) 2022/01/30(Sun) 14:15:17

【人】 灯守り 白露

[拝啓

こんにちは、突然お手紙を送ってすみません。
あなたが会合の場で . . 会合前のパーティーなどで、手帳に何かを書いているのが気になっていました。
気になっていたので話しかけようと思ったのですけれど、わたしが話しかける勇気がなかったので、機会を逃してしまいました。
それ故に、こうしてお手紙をお渡しすることになってしまいましたけれど、読んでいただければ幸いです。

わたしは、あなたが何を書いているのかが気になりました。
日記でしょうか、独り言でしょうか、それとも気づいたことを書き留めていたのでしょうか。
わたしはお喋りが上手ではないので、それ故に筆談をとることも多いのですが、あなたもそうなのでしょうか。
…そう気になって、声を掛けてみたかったのです。

けれど、これはわたしの我儘になってしまいますが、直接お話しするよりも、こうしてお手紙で話せた方が良かったと思っています。先にも書きましたが、わたしはお喋りが下手なので。

立春まで寒い日が続きますけれども、どうかお体を崩されませんようご自愛ください。
お返事、お待ちしております。


敬具]
(201) 2022/01/30(Sun) 14:15:25

【人】 灯守り 白露


[もしも相手が、封筒の中に畳まれた便箋に気づくことがあれば、もう一枚手紙が増えたことだろう]

(202) 2022/01/30(Sun) 14:16:00

【人】 灯守り 白露

[処暑様

寒気はなはだしき折、お元気にお過ごしでしょうか。
処暑様の隣の統治域の灯守り、白露と申します。
一度か二度、来ていただいたことがあったかと思います。
経済的なことを言えば、綿などを卸してくださりありがとうございます。

今度、白露域で春物の洋服の展示会をする予定です。
処暑域産の綿を使った作品が、全面に出されると聞いております。

つきましては、日頃の感謝をこめて、招待させていただきたく思います。
お時間が合えば、是非。

白露]**
(203) 2022/01/30(Sun) 14:16:12

【人】 “小雪” 篠花

ーーちょっと未来の話:お礼ーー
[まさか側で脳内で文が作成されているとは思わない>>173
確かに直接出向いてのお願いなんて滅多にしなかったかもしれないが、まさかそんなレア度高めに見られるとは思わないじゃない。]



 詳しいのなら、是非お伺いしたいのだけれど。
 ……ダメかしら?


[当然、空気になろうとしていたことも知らないから、ごく普通に話を投げたの>>174
ちょっと無茶ぶりだったかしら……とは思ったものの、しっかり案を出してくれた>>175
林檎のタルトと葡萄のレアチーズケーキは、とても美味しそうな良案に聞こえたの。]
 
(204) 2022/01/30(Sun) 14:44:04

【人】 “小雪” 篠花



 あら、素敵。
 ではその作り方を教えてくれる?

 日持ちに関しては大丈夫。
 1年後でも食べられるように保存できるから。



[私の能力がその系統なの。と伝えた。
ただし、一口食べた後の保存までは責任が持てないので悪しからず。

作り方は春分のお姉様に聞いてとのこと。
お菓子作りはもしかして、と思ったけれどそんなことはなかったみたい。
大人しく、春分のお姉様から教わることにしましょう。

案を出してくれたから、お礼は忘れずにしないとね。]
 
(205) 2022/01/30(Sun) 14:44:20

【人】 “小雪” 篠花

 

[渾身の力作はどうだったかしら。
今度の会合で、感想を待ってるわ。*]

  
(206) 2022/01/30(Sun) 14:44:26
[いつからかほとんど姿の変わらないお姉ちゃんに
なんの疑問も抱いていなかった。
早くお姉ちゃんみたいに大きくなりたい、
大人になってお姉ちゃんを支えられるようになりたい。
そんなことばかり考えていた。

もしお姉ちゃんが、
この先もずっと変わらなくて
私だけが変わっていってしまったら?

私はお姉ちゃんより先に老いて、よぼよぼになって
お姉ちゃんより先に命のともしびが消えて……

それでもお姉ちゃんは、
私のお姉ちゃんで居てくれるのかな。]

[──師匠に初めて出逢ったのは
ある初夏の夕方のことだった。
雨上がりの芒種域の空には虹が掛かっていて
通い慣れたあぜ道はぬかるんで滑りやすくなっていた。

私は学校の帰り道で、とにかく早く帰りたくて
いつものように家に向かって走っていた。
調理実習で作ったロールケーキが上手に出来たから
お姉ちゃんにも早く食べて欲しかったんだ。

あともう数十メートルで家に着く、というところで
滅多に聴くことのない馬の嘶きが鼓膜を裂く。
どん、と身体に衝撃が走って
気付いたら青空に放り出されていた。]


[『あぶないからはしってはだめよ』と
あんなに何度も言い聞かせてくれていたのに。
お姉ちゃんの言いつけをちゃんと守っていれば、



            ごめんなさい、お姉ちゃん。

             ごめん、なさい…………、


                    …………



                      ……]

 

[──次に目を醒ました時、私はベッドの上に居た。
男の人か女の人かわからないけれど
初めて見る綺麗な人が私の手を握って、
パパとママと一緒に私の顔を心配そうに覗き込んでいた。

身体はどこも痛くなかった。
私と一緒に飛ばされてぐちゃぐちゃに崩れてしまった
ロールケーキを見て事の次第を聞かされるまで、
自分の身に何が起きたのか思い出せないくらいに。
ただ、頭は靄がかかったみたいにぼんやりしていて
腕と足は上げるのも辛いほどに重たかった。

その綺麗な人曰く、私は馬車に轢かれて
その人の能力で一命を取り留めたらしい。
お忍びか、視察か、親睦を深める為にか
たまたま芒種域を訪れていたその人こそ先代立春。
それが、師匠との出逢いだった。

『綺麗な淡い、オレンジ色の灯りだね。
 早春の陽だまりみたいだ。
 僕の灯りの色に少し似ている。

 ……良かったら君、僕の弟子にならないかい?』


今にも消えてしまいそうな灯火に師匠の手が触れると
輝きを取り戻したように燃え上がって、すごく綺麗で
何故だか涙が零れ落ちたのを憶えている。]

[故郷から遠く離れた見知らぬ土地で
弟子として暮らすことを最初は多少躊躇った。
師匠がなぜ私を弟子に欲しがったのかも、
娘を心配してくれるパパとママを
師匠がどんな風に説得したのかも私は知らない。

大好きなお姉ちゃんや両親から
離れて暮らさねばならないことに抵抗はあったし、
実際移住して数年間は度々ホームシックに陥っていた。
けれど、師匠の弟子になれば、
蛍としてお仕事を学ばせてもらえれば。
何かお姉ちゃんの役にも立てる日が来るんじゃないか。
何より、喪うはずだった命を救われたから
誰かの為に役立てられるなら役立てたいと思ったんだ。

今は師匠の眠るこの土地立春域から、離れることは出来ない。
私が灯守りの役目を務め果たすのが先か、
私の灯りが尽きるのが先かは私にもわからない。

どちらにしても、いつか私が
灯宮に還る日が来たときには──……


……お姉ちゃんに見送ってもらいたいな。
なんて、
いちばんのわがままはまだ言えずにいる。]

【人】 灯守り 立春

[会合が終わってもしゃっきりと背筋を伸ばして
静かに凛と佇んで異彩を放っていたお姉ちゃんは、
私と目が合うと表情が柔らかく綻んで見えた。>>140
良かった。いつものお姉ちゃんだ。

綺麗な服、可愛いもの。
美しい景色、美味しい食べ物。
素敵なものを見つけたとき一番に思い浮かべる人は
いつだってお姉ちゃんだった。

春分域のカフェ『陽だまり』さんで
秋冬限定雪うさぎチーズケーキをいただいた時にも>>87
一番に見せたいと思ったのはお姉ちゃんだった。

他の家の姉妹がどんな風なのかは知らない。
こんなにお姉ちゃんにべったりな妹は珍しいのかな?
方々から送られてくる大量のお見合い写真を眺めても
お見合いを進める気にはなれなくて、
最近では封も開けないままに床上に積み上げて
埃を被らせてしまっている。

いつか私に好きな人が出来て
その人と結婚する日が訪れたとしても、
日々の生活の中で素敵なものを見つけたときに
一番に思い浮かべるのはお姉ちゃんだと思う。]
(207) 2022/01/30(Sun) 14:51:01

【人】 灯守り 立春

[受け取られない可能性をほとんど考えずに差し出した、
フォークとお皿へと手が伸ばされる。>>141
遠慮なく甘えられる妹に育ったのは
甘やかしてくれるお姉ちゃんが居たからだ。

昔はよく走り回って転んだり、
階段から転げ落ちそうになったり
雨の中はしゃぎまわって風邪を引いて寝込んで
お姉ちゃんに心配をかけてばかりだったように思う。

何を作っても「美味しい」と言ってくれるし
何を贈っても「ありがとう」と言ってくれる。
遠慮しようとすれば、
さりげなく甘えやすいように導いてくれる。
いつも私に合わせてくれてるんじゃないか、と
思い至ったのは本当につい最近になってから。

ずっとくっついていたはずなのに、思えば
お姉ちゃんの好きな食べ物ひとつ
自信を持ってまともに答えることが出来ない。

お姉ちゃんの喜ぶ顔が見たいのに
何年経ってもなんにもわからないままで。]
(208) 2022/01/30(Sun) 14:51:07

【人】 灯守り 立春

[不自然に置かれた間が、食事に手をつけない理由が
取り繕うように紡ぎ出された言葉めいて聴こえた。

拙い砂だんごを美味しそうに
食べる振りをしてくれていたみたいに、
いまも、お姉ちゃんは
美味しそうに食べようと努めてくれているんじゃない?]
(209) 2022/01/30(Sun) 14:51:12

【人】 灯守り 立春



  お姉ちゃんにはいつでも元気で居てほし……
  
んぐ!?


  ……んいひいおいしい
 

[言葉を遮るように押し込まれたチョコいちごは
少し酸っぱくてほろ苦くて、でもやっぱり甘い。
昏い想像も不安も何もかもが単なる私の思い過ごしなのだと
思わせて忘れさせるだけの力を持っている。

口の中いっぱいに広がった果汁と
とろけたチョコレートを全部飲み込む頃には、
お姉ちゃんの口からも『おいしい』が零れていて]


  そっかあ……そういうことなら、
  あんまり食べるわけにはいかないね。

 
[私は今日もまたお姉ちゃんの言葉を
額面通りに受け取って安心してしまう。]
(210) 2022/01/30(Sun) 14:51:18

【人】 灯守り 立春



  これくらいなら、
  用意してもらったご飯の後でも食べられるかな。
  お姉ちゃんにも食べてみてほしい……けど、
  食べきれなかったら、食べなくてもいいからね。


[そう言って、お土産用の小さな紙袋の中身を見せる。
三種の和菓子がそれぞれ二つずつに、ひとつだけ
練り切りで梅を象った上生菓子が入っている。
中のあんはお姉ちゃんが好きなはずだと思っているものだ。

猫さんがどんな人なのかはよく知らない。
ご挨拶しようとしてもいつも逃げ出されてしまうから
確かめようもないまま今日に至っている。
猫さんの分も入れたのは、
姉がお世話になってますの気持ちを込めたお裾分けのつもり。]


  ごはんを作って待ってくれてるかもしれないなら
  あんまり遅くまでは一緒に居られないよね……

  パーティーが終わったらすぐ、お風呂行こ!
  会合中ずっと楽しみにしてたんだ〜!!

 
(211) 2022/01/30(Sun) 14:51:22

【人】 灯守り 立春

[いつの間にか窓の外は夜の帳が降り始めていて
ひとり、またひとりと帰り支度を始める姿が目に映る。
とっても緊張したけれど勉強になった会合も、
美味しくて楽しかったパーティーももう終わり。

けれど、
もうすぐそこまで立春のお祭りが近付いてきているから
淋しがっている暇はない。
  
テーブルの上に置いた和菓子は
ありがたいことにすっかり売り切れて
麦さんの置いてくださったアンケートだけがはらりと残る。
それを回収し、周囲の皆様に再度ご挨拶をして……
お見送りしてくださる天乃さん達に深々とお辞儀をしてから
早く早く、とお姉ちゃんの手を引いた。

幼さを残したままの、あどけない笑顔を向けて。]**
(212) 2022/01/30(Sun) 14:51:32

【人】 灯守り 小満

私に? 村雨だってできるだろうに。
それとも耄碌した? なんて。

こんだけ出来ててそりゃないか。

[>>194村雨のところに行くときは、『何か食べさせて』とリクエストしていった。ときどきこっちが包丁握ることもあるが、料理できるのが相手なら、なかなか食べられない方を優先したい。
あと楽したい


 なもんだから、料理を教えてと服を掴まれたときははじめは先代に頼めと矛先を変えようとした。
 したが、思いの外強く掴まれた服はそう簡単に離れない。
 ええ……みたいな顔したが、耄碌扱いした村雨からの援護射撃もあって、結局なんだかんだと請け負うことになったのだけど。]
(213) 2022/01/30(Sun) 15:05:46

【人】 灯守り 小満

教えるようなことしてないんだけどなぁ。
好きこそもののナントヤラだよ。

[どうしようかなぁ、と思案しつつ。
 煮込み料理なら手軽で見栄えもいいかなと適当に当たりをつけていた。]
(214) 2022/01/30(Sun) 15:06:46

【人】 灯守り 小満

[なお、村雨と過去に何があったか聞かれたら。]

なに、今と変わらないよ。
こうやってお互い好きなこと話したり酒飲んだりさ。

[と誤魔化した。
 村雨からツッコミが入るようなら『うるっさい』とか『もう忘れろ昔の話!』とか、ふだんの小満からはなかなか出ない語彙で抗議するから、何かあったんだろうということはおそらく透けてしまっただろうが。
 いい酒出してやったろ、と宴会のことをつつかれれば、観念したように過去のことを少しだけ話した、かもね*]
(215) 2022/01/30(Sun) 15:07:05

【人】 小満末候 麦秋至

[パーティーがお開きになる前、
わたしは一枚の紙を手に神妙な顔つきをしていた。
例の、つぶあんとこしあん、どちらが好きかという問いを書いた紙である。

「皆違って皆いい」――なるほどです。>>3:46
「おまかせ」――これは小満さまの字ですね。>>4:9
「つぶあん」――端っこの方に書いてあった。>>4:34
「こしあん!」――シンプルかつ勢いを感じさせる回答。>>128
他にもあったかもしれない。

第三勢力>>3:48が現れる様子はなく、でも、現れてたら現れてたで、
わたしの心は乱れていたかもしれない。
白あんを使った練り切りは何を隠そう、いっとう好きな和菓子だ]

うん、好きにも色々あるけど、対立せず仲良くやるのが一番だよねえ。

[戦争などもってのほかである。本当に。
涙はとっくに乾いていて、空が夜の訪れを感じさせる色に染まっているのもよく見えた。
紫から藍色へのグラデーション]
(216) 2022/01/30(Sun) 15:20:49

【人】 小満末候 麦秋至

[わたしは紙の余白部分に「ご協力ありがとうございました」と書き込んで、
その場に残しておいた。
持って帰っても正直なところ使い道がないし、
立春さま宛のメッセージも書いてあるので、そもそも持って帰る意味がない。

それから小満さまのところへ向かうと、小雪さまとの間にあったことを話した]

というわけで、はい、温泉を堪能しに、
ちょっとの間小満域を空けたいとお思いでして。

[これはいわゆる「わたしを冬至域に連れてって」的なお願いをする目的も含んでいる。
どことなく畏まった態度だったけれど、これは、
今夜にでも行きたい気持ちを頑張って抑えていたからだった*]
(217) 2022/01/30(Sun) 15:22:50
 




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