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人狼物語 三日月国


125 【身内】実波シークレットパラダイス【R18】

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【秘】 異星人 夜川 彗 → 懲りない 雑司ヶ谷 累

自分がやってみたいと思ったのならば、
目の前の君が人間でも神様でも同胞でも関係ないということ。
でも結局これらは今のところ冗談めいたやり取りに過ぎない。
こちらも君の調子に合わせるように手をひらひら揺らして、
び。と君の頭を指差す事になったのだろう。きっとそうだ。

君の話と説明を聞く最中に、額へは触れずにちょきちょき。
指を動かして君の額をまっすぐに切り開くみたいに滑らせてた。
どうにもこの先の脳を弄っても意味はないらしい。
君が言うところでは脳はその他大勢であるらしい。
だから ならば、君の脳を弄るよりは ――

「君の傍や君が住む近辺、あるいは日本中のひとびとの脳。
 これらを先程の通りに弄ったら君の意識も変わるってこと?
 じゃあじゃあ、ぼくはきみの新しい一面とか新鮮さが欲しい時
 医者らしい素早さで真っ先にそういうことをしちゃおうかな。
 君が猫のようだと思い込ませるようにみんなの脳を弄ったり、
 君が僕ととても仲良しだと思わせたり… あっ話題が蛇行〜。
 リセットリセット。あぶないとこだったあぶないとこだった〜」

そういう結論になったが蛇行にも程があるのだ。
ちゃっちゃと自分の中では一旦区切って 紙を折り、
へなへな状態の折り鶴を作ろうと試みる。作業は絶賛難航中だ。
(-71) junkie_0u0 2022/02/07(Mon) 20:09:03

【秘】 異星人 夜川 彗 → 懲りない 雑司ヶ谷 累

「信仰とか意志の強さ、僕が反論したりご意見する隙はなさそう。
 君がそのように思っているのならばきっとそうだろうし。
 何よりこれって自己紹介みたいなものなんだろうね。
 きっとかさねこくんは意志が強くて、僕は揺らぎやすい。
 感情のあるものは自分に近い方を支持したくなるらしいから。
 ま、実際はどうだかぼくのしったこっちゃないんだけど……」

鶴の羽を広げさせようとして、ちょっと破けて、
嫌になって紙を途中放棄。ぎゅっと手で握ってグチャグチャ。
手元に残るのは、何が何だか分からない状態のただのごみ。

「災害、失踪、ふんふん……
 キャトルミューティレーション?アブダクション?」

そんなごみを丸めて、ゴミ箱へとシュートした。

「…………ん?」

「かさねこくん。
 それって美談で手を取る云々じゃなくって
 生命のピンチだから藁にも縋ってるやつ?
 思ってたより規模がでかいな。百倍ぐらいはでかい」
(-72) junkie_0u0 2022/02/07(Mon) 20:12:42

【人】 異星人 夜川 彗

>>95 咲花くん
「おんぶにしよっかな、おんぶ……」

されたことないんだよな、おんぶ。
そんな事を口走る辺り要求するとしても他愛のないもの。
きっと、多分、おおよそ、恐らく。予定は未定。

その後は君に寄り掛かって自分の手を握り、
母星語をむにゃむにゃと喋っていたけれど。
だんだんおかしくなってきて笑い声を上げ、
君に肩を寄せ直す頃には元通り。

「ココアがまた飲みたいし、
 もっと知らない本のことを知りたいし、
 きみの作品の登場人物になりたいし…
 山ほどあるからお星さまにお願いするのも大変だ。
 咲花くんも今度一緒にお星さまにお願いしようよ!
 この間のおまじない。あれ、嘘じゃないもの」

だが、それよりも先にすべきことがあるのは確かだ。
新しいスタートを切る為に君が行動をするのならば、
隣で がんばれ! と応援してたはず。邪魔はしないよ。
(96) junkie_0u0 2022/02/07(Mon) 20:28:05
夜川 彗は、写真も本も曲も何でもオッケーだ。何でも嬉しい。何でも楽しい。能天気な宇宙人だった。
(a55) junkie_0u0 2022/02/07(Mon) 20:28:56

【秘】 娘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗

生まれにとらわれず、今を、自分を見られれば苦労はしない。
……だが、ここでの生活を経て、
少しはそれができそうな気がしている。
まだ、ありのまま生きるのは難しいけれど。

「…………」

「……確かにね。
 表層、って表すと聞こえは悪いけど……
 今見えている私が全てって言われるのも、
 それはそれで悪い気はしないわねえ」

なーにほんとに刀買ったの?なんてからかったりしながら、
学校へ向かっていくだろう……。
(-73) serikanootto 2022/02/07(Mon) 20:49:41
戸森 夢彩は、戸森のこと書いても面白くなくない?秘密も明かしてないし。
(a56) otomizu 2022/02/07(Mon) 21:07:25

【人】 ラノベ作家 早乙女 咲花

>>96

「あら、思ったより可愛い要求だったわね。
 存分に甘えるといいわ」

きっと彼も快く応じてくれることだろう。
その光景を想像して和やかな気持ちになった。

「大丈夫よ、星なんて数えきれないほどあるんだから。
 私の分も叶えてもらわなくちゃね」

本が売れますようにとか、
締め切り間に合いますようにとか。
何より、この縁が末永く続きますように。


そうして二人で約束を交わし、
咲花は作家として皆の前に立ったのだった。
(97) 雪野 2022/02/07(Mon) 23:10:39
早乙女 咲花は、戸森さんはヒロイン枠で、主人公(堂本さんモデル)といい感じに……
(a57) 雪野 2022/02/07(Mon) 23:11:47

戸森 夢彩は、え。
(a58) otomizu 2022/02/07(Mon) 23:20:45

【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 娘 氷室 凛乃

「でしょ?
 生まれがどうこうって聞いても、なーんにも変わらないよ。
 友達である事にそんなの関係ないしね」

帰り道。
お土産を片手に歩いて帰る。
こんな風に雪道を歩いて帰ることはもうないかもしれない。

「氷室ちゃんはここに来て何かみつかった?
 俺はいっぱいみつけた。
 まぁ第一に前世の関係者が居たなんてびっくりだったし……
 世の中秘密を抱えた人間なんてのは自分だけじゃないんだなぁって。
 知っても変人扱いしないでこうやってエスコートさせてくれる子がいるものなんだなってさ」

「だから、ありがとな」

にしし、と。
人懐っこい笑みを浮かべた。
(-74) eve_1224 2022/02/08(Tue) 2:27:24
堂本 棗は、え、俺主人公枠なの? それ面白くなる?
(a59) eve_1224 2022/02/08(Tue) 2:27:59

【秘】 3年 偉智 要 → ダンサー 堂本 棗

「相談とか、あったら聞くから。」

気恥ずかしそうにする貴方を見て微笑む。


「…そ、か。うん…予想は、してたけど。
それは、すごく寒いね。」

話を聞いていく内、涙が凍って落ちていく。


「…エリーゼちゃん、凄い子だったんだね。
僕なら、濡れ衣って、受け入れられたかわからないし…王子?の人が僕だったら……ううん。これは、今更…かな。」

恐らく自分だったら、処刑されてでも彼女を守っていたのだろう。
当時は政権や難しい背景もあったかもしれない。
王子とされる人物が見ているだけだったのなら

許せそうにない。
それでも想い続けている子がいるのに。
そう思わずにはいられない。

「…うん、まだふわっとだけど…エリーゼちゃんが凄く、寒そうだった理由、わかった、かな。」
(-75) kou0957 2022/02/08(Tue) 4:19:28

【秘】 娘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗

「……わたしも、いろいろなもの見つかったよ」
 
それは何も得難い友人だけではない。
まあ、ともかく、カリキュラムの目的通り、
実りある生活だったのは間違いないだろう。

「わたしが堂本くんのお気に召しているなら何より。
 エスコートしたい、と思ってくれたなら……」

人懐っこい笑みを向けられれば、
どういたしまして、とふにゃっと笑った。
(-76) serikanootto 2022/02/08(Tue) 7:19:27

【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 3年 偉智 要

「受け入れてなんてなかったよ。
 けど……足掻いてもどうしようもなかった、誰も信じてくれなかったんだ。
 家族も、友人も、……王子にもね」

無念の魂が、愛した人への強い想いが旅をしてこうして後世に生まれた自分に記憶を残したのだと、今ではわかる。
だから、その無念や気持ちが薄まったり浄化したりしたなら、自分に残るこの記憶もなくなっていくのかもしれない。
でも自分にとって前世の記憶は悪いものばかりではなかったから。
良い記憶もたくさんあったし、記憶があったからこそセンパイ達をみつけることが出来た。

だからどうしたって俺は、記憶はなくしたいとは思わない。

『要さま? 私は人生をやり直したいとは願っても、妹達をいくら恨んでも、要さまや……ましてや久瀬……さまをお恨みはしておりません。
 あなた方も今を生きる方。どうか……あなたさま自身の意思を大事にしてくださいませ』
(-77) eve_1224 2022/02/08(Tue) 16:46:02

【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 娘 氷室 凛乃

「そりゃー勿論。
 可愛い女の子をエスコート出来て楽しかったよ。
 っていうか、なにせ俺は中世貴族世界の記憶持ち。
 エスコート、完璧だったっしょ?」

あなたもいろいろなものを見つけた。
それを聞けば満足そうに頷く。
自分が関われた部分はあまりにも少ないけれど、手の届いた人たちが色んなものが見つかったなら、それは本当に良かったことだと思っている。

とはいえここはまだゲーム終盤のいち場面。
この後このゲームが全て終わりを迎えて、最後に残した課題が自分には残ってはいるのだが。
それはまた別のお話だ。
(-78) eve_1224 2022/02/08(Tue) 16:53:35

【秘】 3年 偉智 要 → ダンサー 堂本 棗

「ん……。そ、か。そうだよね…。
うん……そうか。」

ゆっくりと呟き、瞼を閉じる。
受け入れられる事ではない。
考えを纏める事に時間がかかってしまう
薬の副作用とはいえ申し訳なくなる事は数多い。

頭の中に浮かぶのはいつも音の記号や旋律。
瞼をゆっくり開き、貴方を見た。

「うん、今を。生きる。
僕は、エリーゼちゃんの王子様でも、ない。」

きっとこの言葉は、傷付けてしまうかもしれないが
最後まで聞いて欲しい。

「……偉い人、とかよくわからない、けど
僕は、ここで会った子達に、あったかくなってほしい。
そこには、エリーゼちゃんもいて…」

うーん、難しいな。
雪に手を添え、考える。

「…率直に、真っ直ぐに、言ってもいい?」
(-79) kou0957 2022/02/08(Tue) 17:12:53

【秘】 懲りない 雑司ヶ谷 累 → 異星人 夜川 彗


「ひゅう、おっかないね。
 こうして神秘は解き明かされて、理屈で説明の付くものになって
 単なる物理現象になっていくわけだ。
 誰かの好奇心で死ぬのはそう、結局は俺達の方なんだよな。」

なんて言ってはみても、これも単なる軽口の範疇。
あなたはそういうつもりでそのような発言をしたわけではない…
少なくとも今は。それは理解しているつもり。

仮にいつかそうなったとしても、これは気にはしないだろうし。
でも所謂信心深い人間にとってはちょっと冒涜的かも。
そのように認識しているからそう表現した、それだけの話。

「そんで理屈の上で言うならそうだろうな〜。
 多くの生き物が俺をふわふわの猫だと思えば"そう"なるし、
 恐ろしい怪物だと思えば以下同文だ。

 昔はそんなふうに人間からの見方が色々変わってた気がするし?
 とはいえ曲がりなりにも今は人間のカタチを借りてるわけで、
 そこからあまり逸脱した事にはならないかもだけど?」

それこそ大昔は犬猫狐に狸にその他諸々。
お山に住まう何某かの姿をしているとされてもいたんだろうな。
脱線し始めた話には何とも曖昧な答えとも付かない何かを返し、
鶴になりそこなった紙ごみの末路を見送った。
(-80) unforg00 2022/02/08(Tue) 17:41:24

【秘】 懲りない 雑司ヶ谷 累 → 異星人 夜川 彗


「そりゃ規模もでかくなるっしょ。
 一応俺ってローカルでも地主で神様で人類にとっては脅威だぜ?
 おまけに別に人の話聞くような神様方と違ってお優しくないし?
 概ね人間にとってそう都合の良いものでもない以上、
 何かしてくれって神頼みだとかされるようなもんでもないし。

 序でに俺に感情があるかって言うとちょっと怪しい気もするけど
 まああると思うならあるんだろうな。何せそういうものだしさ」

少なくとも周囲を引っ掻き回せば愉快と思いはするのだし、
人間で言う所の『お気に入り』にあたる概念もあるらしい。
となればまあ、今は多少の感情はあるのかも。
そう感じる余地は否定しないまま。
緩慢に席を立って、気付けばそれなりに話し込んでいたからと
ぐっと伸びをしながら続けるのは、

「ん〜……どっちも同じようなものじゃない?
 生命の危機でも、すぐさま解決せずとも死にやしないにしても
 頼れそうな奴は頼っといた方が得じゃんね」

やっぱり神様目線の、大雑把で傲慢で乱暴な感想でしかない。
(-81) unforg00 2022/02/08(Tue) 17:42:52

【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 3年 偉智 要

『……はい、勿論構いませんわ。
 どうぞ要さまのお気持ちをお聞かせくださいませ』

どくん、と心臓がひとつ鳴った。
エリーゼの少しばかりの緊張が、伝わってくるかのようだ。
自分としてもちゃんと聞いておきたかったから、エリーゼの語りを止めることもなく、雪に触れて言葉を考えているあなたをじっと待った。

少しばかりの静寂も、決して嫌なものではない。
それは決して寒いものではなかった。
(-82) eve_1224 2022/02/08(Tue) 20:21:15

【秘】 調和 水銀 莉桜 → 3年 偉智 要

「──ん、ありがとう。
 次はちゃんと、あったかくしてくる。
 ヒーターとか搭載しちゃおうかな」

なんて冗談めかして微笑みます。
随分と前向きになった……
というより、もともと自分の出生には
ある程度の誇りを持っている様子。
なので、開き直ってしまえばこんなものなのです。

「ん。
 きっと、連絡するから」

莉桜自身は、裏の業界に詳しくありません。
とはいえ、“家”は別。
正しくその意図を読み取り、
しかるべき連絡をお送りすることになるでしょう。

そこから先、二度目以降の
ふたりのセッションの行方は、
きっと別のおはなし。
(-83) Rindo17 2022/02/08(Tue) 21:45:02

【秘】 調和 水銀 莉桜 → 娘 氷室 凛乃

「──うれしいな。
 うれしいな、
 ──えへ、へへ」

目を細める。
指先から伝わる熱以上の何か。
数値情報には表れないモノ。
正体不明の感情波形。

けれど、これっぽっちも不快感はありませんでした。

「──っとと。
 いけない、ほんとにずっとのんびりしちゃう。
 そろそろ上がろうか、凛乃さん。
 名残惜しいけど──」
(-84) Rindo17 2022/02/08(Tue) 21:51:33

【秘】 娘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗

「まあ、私の中では一番のエスコートね」

何せまともにエスコートしてもらったことなどないのだから!

……ほんの少ししか手を握ってもらえなかったとしても、
その温もりが人を変えたり、救ったりすることもあるのだ。


ゲームが終わった後、そこはかとなく、
何かを察して、
ちょっとがっかりする氷室がいたとかいないとか……。
(-85) serikanootto 2022/02/08(Tue) 23:07:34

【秘】 娘 氷室 凛乃 → 調和 水銀 莉桜

「……ん。そうだね。
 だいぶ暖まってきたし……」

そっと撫でるのをやめ、
代わりにあなたの手を取って、立ち上がる。

「名残惜しいけど、大丈夫。
 これから一緒に歩いていくのなら、
 またお風呂だって入れるし、
 お風呂じゃなくても……こうやってゆっくりできるよ」

あなたと、抱いている『感情』はきっと同じ。
これからもっと、激しい波形になるだろう。
(-86) serikanootto 2022/02/08(Tue) 23:33:57

【秘】 3年 偉智 要 → ダンサー 堂本 棗

「ありがとう。…」

雪を弄り、考える。
少し緊張もするが、貴方の方がきっと緊張しているだろう。

「うーん。僕は、これから、夢を叶える。
限られた時間は、棗くんとエリーゼちゃんのおかげでのびた。
…今は、死んじゃう事より…夢を叶えられない事の方が、怖い。」

ここで過ごした時間はこれまでにない程
あったかい場所であったかい時間。
きっと、こんな恵まれた環境はもうないだろう。

「10年、生きられるか…わからないし
長いかもしれない、もっと、短いかも。
でも、必ず夢を叶えて…生きれる所まで…生きる。
だから、悲しまないで欲しいんだ。

ええ、と。それでね。
この貰った想い全部。
夢を叶えた先、最期まで…持っていこうって、思ってる。」

こういう時、上手くまとまらないのはもどかしい。
無駄に長くなってしまう。伝わっていればいいけど。

「…僕の、短い生涯。
棗くんを友達として慕って、
エリーゼちゃんを、愛し続けていいですか。」
(-87) kou0957 2022/02/09(Wed) 14:24:51

【秘】 3年 偉智 要 → 調和 水銀 莉桜

「ふふ、ヒーターかぁ…あったかそう。」

貴方の様子に安心し微笑む。
心境の変化が良い方向に向かった事は、とても良かった。

「うん、連絡待ってるね。また、一緒に弾こう。」

また、あの心躍る演奏を。
それまでに必ず、自分も誇れる奏者になろう。
(-88) kou0957 2022/02/09(Wed) 14:31:15

【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 3年 偉智 要

本当は治してあげたかった。
私と棗がやったことは、あなたの症状を軽くしただけ。
それであなたの寿命がいくら延びたかはわかるわけもない。

『……要さまは音楽がお好きなのでしたね。
 殿下もとてもお好きでした。バイオリンと、ピアノの音色がとても……綺麗で』

まだ二人が仲睦まじかった頃、よく一緒に稽古をしていたのを思い出す。
不器用な私にいつも優しく微笑んで、丁寧に教えてくださったの。

やっぱりあなたは殿下ですね。
同じ魂の輝きが、そこに宿っているんだもの。

(-89) eve_1224 2022/02/09(Wed) 15:24:35

【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 3年 偉智 要

けれどあなたのその問は。

1000年以上前から私が望んでいた言葉は。
あなたの病を今以上に治すつもりがないということになる。

だって。
私はもう過去の人間であり、この体は棗のもの。
私がどれだけ愛そうとも、過去の人間の想いではあなたを癒せない。

だからこれは。
拒絶するべきなのだ。
拒絶して、心から愛し合える人と出会って、病を完治させるべきだと。

わかっている。

わかっているのに、どうして。

『私に……あなたを拒絶できるわけがないじゃないですか』


『……愛しております。
 あなたという魂すべて、ずっと』
(-90) eve_1224 2022/02/09(Wed) 15:27:48

【秘】 3年 偉智 要 → ダンサー 堂本 棗

全ては望まない。
だけど、諦めた訳ではない。
これはきっと、大切な温もり。
そして、正直な気持ち。
もう諦める事は止めて、足掻いてみようと決められたのは
他でもない此処で出会った子達
そして何より君達がくれた想いだ。

「音楽。うん…好き、よりもっと。
音楽…楽器、声。奏でる全部が、大好き。
諦めてたけど、勇気が貰えたから…もう、音から逃げない。

エリーゼちゃんの思い出の中の僕より、今の僕が音楽がどのぐらい好きか…
必ず、証明するよ。
1000年の気持ちより、もっと…。
1000年、寒かった思いを塗り潰せるぐらい…あったかくなってほしいから。」

長い長い旅をして、辿り着いても想いが遂げられない事は
あまりにも寒いだろう。
想い続けてくれた女の子の気持ちを無視はできなかった。

(-91) kou0957 2022/02/09(Wed) 15:54:52

【秘】 3年 偉智 要 → ダンサー 堂本 棗


「…ごめんね、でも…これが沢山考えた答え。

きっと、僕は先に逝って…また、少し時間が空いちゃうと思う。
棗くんには、幸せに…長生きしてほしいから。」

悲しまないでほしいが、きっと無理な願い。
でも、偽りない気持ち。
戸惑わないで、僕ならもう十分幸せなのだから。

「…エリーゼちゃんが1000年待ったなら、僕は永遠に待つよ。
悲しい思いをした分の何倍も…どこかの来世…あったかくしたい。
全部に応えて、エリーゼちゃんの全部を拾うつもり。
もう、悲しまないで?」
(-92) kou0957 2022/02/09(Wed) 15:55:10

【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 3年 偉智 要

『要さまの音を聴ける日を……楽しみにしております』

前世という身で散った想いが、ここでようやく受け取られるなんて思いもしなかった。
永く歩いた足跡は、きっと無駄なものはひとつもなくて。
それはこれからも、お互いにずっとそうで。

奏でる音色はきっと、涙が出るほど、綺麗。

『私は……要さまが考えて出した答えを否定したり致しませんわ』

本当は、既に死した魂に縛られずに生き抜いて欲しいと思っているのに。
それでも縛られているのではなく、それがあなたの本意であるというのであれば。
これが幸せだというのなら。

あなたはきっと、約束を違えることはないでしょう。
ずっとずっと昔から、あなたはそうだったから。

だから私には、これを否定することなど出来はしないの。

(-93) eve_1224 2022/02/09(Wed) 16:48:09

【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 3年 偉智 要

『要さま。
 私は、エリーゼは幸せです。
 今度は……要さまが、私を探してくださるのですね』

普段の棗なら決してしない女性的な柔らかな笑みを浮かべ、頷く。

お待ちしております、ともに暖かくなれる未来を。
時を超え、海を超え、例え遠くの地であっても。

約束は果たされる。
あなたは私を忘れないから。

私達が再び出会うために。
(-94) eve_1224 2022/02/09(Wed) 16:50:12

【秘】 3年 偉智 要 → ダンサー 堂本 棗

「うん、必ず。絶対…
どこにいても聴こえるぐらいの音を創り出して、奏でて歌うよ。」

段取りはもう頭にある。
上手くいくかはわからない。

それでも絶対叶えられるように、頑張る。
1000年という永い時を塗り替えられるぐらい
命をかけられる程、音と君を愛したという標を残すよ。
だから、どこかで見ているって信じて、尽きるまで奏で歌い続けよう。

もう、諦めも迷いもない。
歌と奏でる楽器達に想いを乗せていいのだから。

「過去の僕が想い続けなかった分
僕はここから想い続けるよ。
受け入れてくれて、ありがとう。
永遠に、ずっと…どこまでも…

エリーゼ、君を愛し続ける事、誓います。


また悠久の時を彷徨っても、見つけるから。
悲しまないで。
(-95) kou0957 2022/02/09(Wed) 17:11:45

【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 3年 偉智 要

永く旅をした魂が癒やされているのを感じる。
それは途方も無い約束。
今出会えていることのほうが奇跡で、叶う可能性など0にも等しい。

……はずだけど。

何故か不思議と信じられる。
また再び、出会える日が来るはずだと。

何処に居てもきっとその音色はこの耳に届くから。
そしたら、私は走り出すだけでいい。

―――死が二人を分かつまでというけれど、
    これでは死をもってしても分かつことはできませんね?

『エリーゼも誓います。
 心から、あなたという魂をお慕い続けますわ』
(-96) eve_1224 2022/02/09(Wed) 17:44:39

【置】 ラノベ作家 早乙女 咲花

『シークレット・パラダイス』
(三日月文庫)

                 
著:淡雪エリカ


【あらすじ】

───麗川(うらがわ)学園。
表向きは何の変哲も無い私立高校だが、
ここに通う生徒達は皆なにかしらの"秘密"を抱えている。

前世からの因縁を抱えた者達や人ならざる者、
他人には決して明かせない"裏側"を持つ少年少女が織りなす、
ドタバタ青春ラブコメディ。

───────────────────────────
林間学校から数ヶ月後、あなたは書店などでこの本を見かけるかもしれない。
ぱらぱらと流し読みをしてみれば、どこかで聞いたような秘密を抱えたキャラクター達が、
それでも懸命に絆を育み、笑いあり涙ありXXXありの学園生活を送る様が描かれている。
(L2) 雪野 2022/02/09(Wed) 18:00:00
公開: 2022/02/09(Wed) 19:00:00

【秘】 3年 偉智 要 → ダンサー 堂本 棗

やっと、彼女の音が和らいだ気がする。
過酷な人生でも、この為に生きてきたと思える事がどれほど幸せか。

かの音楽家は実らぬ恋の末タイトルに女性の名を綴った。
ならば僕は、遥か遠い未来まで続く愛を綴ろう。

この想いは
永遠
だ。

「うん、ありがとう。
身体が朽ちても、ずっと。永遠に。」

伝えられただろうか。
それなら、本当にあとは頑張るだけ。
諦めず、どこまでも奏でる。

死は、想いを繋ぐ為に。
生は、夢を叶える為に。

「棗くん、エリーゼちゃん。
本当にありがとう。
見ててね、誰にも負けないから。」

今までにない程の笑顔を向ける。
あまりここに留める訳にもいかないだろう。
戻ろう?と呟き、ゆっくりと歩を進めた。
(-97) kou0957 2022/02/09(Wed) 18:15:16