人狼物語 三日月国


68 【身内】空想模倣機体は駒鳥達の夢を見るか?【R18G】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


キュー壊れた時報 キュー
ラサルハグ■■■ ブラキウム
ヌンキ壊れた時報 キュー
ルヘナ壊れた時報 キュー
ハマル壊れた時報 キュー
ブラキウム壊れた時報 キュー
メレフ壊れた時報 キュー

処刑対象:キュー、結果:成功

ラサルハグ壊れた時報 キュー
ヌンキ■■■ ブラキウム
ルヘナ■■■ ブラキウム
ハマル■■■ ブラキウム
ブラキウム■■■ ブラキウム
メレフ■■■ ブラキウム

処刑対象:ブラキウム、結果:成功

[犠牲者リスト]
該当者なし

パン屋の生存を確認

決着:村人の勝利



(n2) 2021/04/29(Thu) 22:04:41


天のお告げ(村建て人)

【エピローグ】《1》
・あなた達は暴走したAIの支配から逃れました。

・世界が拡張(アップデート)されました。
 これからの移動に困ることはないでしょう。
・全員が《エピローグ》ロールに変更されました。
 生存者と同じ扱いです。物に触れることもできます。
 地上と地下で引き離された皆さまも、再会を果たすでしょう。
・『テスト』の終了後も、"orion"の世界は続きます。

・非NPCの皆さまは、『好きな時に』ログアウトできるようになります。
 滞在も退去も自由です。ですが全員が揃っているのは、きっと今が最後でしょう。
・ログアウトすると、"orion"での記憶が消去されますが、
 意志の力で思い出せるかもしれません。夢のようなものです。
(#0) 2021/04/29(Thu) 22:06:11

天のお告げ(村建て人)

【エピローグ】《2》
・死人が復活するという超常現象が発生する為、
 "orion"の世界では、『"シータ"の痕事件』は無かったことになります。
 でも、このテストに携わった皆さまはこの事件を覚えていることでしょう。
・その場合、モブは自然な形でその先を『補完』するでしょう。
 例:シトゥラ(仮)がログアウトした場合…
 エルナト「シトゥラ?旅に出たって聞いたよ」

・ログアウトしなかった場合、現実の身体はどうなるか。
 それは皆さまにお任せします。
(#1) 2021/04/29(Thu) 22:06:35

【人】 愛を知ってしまった騎士 ヌンキ

[Roll/Set/Observer_Nunki]

男になにか付与された。
だけど気づかない。
なにか変わった気がするけれど、男は何も気づくことはない。

「……夜が、明けたかな」

東の空に日が昇り、宿に柔らかな光が差し込んだ。
この宿に集まってはじめての、今までとは違う朝を迎えた気がする。

今日は誰も”死んでない”


だって皆ここにいる。

「良かった……これでブラキの……
 皆の……心は守れたかなぁ……」

ほー……っと息をつく。
宴の後の片付けもなにもしてないけど、それはもう少し後でも構わないだろう。
これでもう、何もかも悔いはない。

ひとつだけあるとすれば。

「……キファに会いたかったな……」


という想いだけだ。
(0) 2021/04/29(Thu) 22:20:33

【人】 見物人 サダル

『あーあ』

『もう少しの間、喋りたいな』

「・・・・・
スーーーーーーーーーーーーーーー


「よし」

リボンのついた包みを持って歩みを進めた。
全部すっきりした。
あながち自分の台本【スクリプト】は間違っていなかったんだ、そして……気づいてしまった。
この
世界と自分の真実
に。

嫌だなあ、今度こそ
"本当の気持ち"

死にたいだなんて言えなくなってしまったなんて。
(1) 2021/04/29(Thu) 22:30:39
壊れた時報 キューは、メモを貼った。
(a0) 2021/04/29(Thu) 22:41:04

【人】 見物人 サダル

>> がんばり団

「キファ、……ヌンキに会いに行きたいんだけど。
 ご気分はいかがですか。
 あのー……話がね、ある……でしょ?」

サダルはキファの姿を捉えれば、恐る恐る伺う。
すでに"真実"がわかっている今、キファの変化が一番心配だ。
また虚無になっていないだろうか、
頭が馬鹿になっていないだろうか。
それとも第二第三の人格でも生えていないかと
(2) 2021/04/29(Thu) 22:42:17

【人】 車輪銀河 メレフ

 
「まさか、続くと思っていたら、終着点だったとは。」

 不思議な感覚だ。
 実際に人よりも長く生きていた、今もその感覚はある。
 お嬢への、妹への気持ちはシステムによるもの。

 悲しくも辛くもないが、
 この先、彼を大切にしつつ妹を取ることの覚悟は、
 決めるべきだと考えた矢先の解放だ。

「解放、とはいかないが。拍子抜けと言うか。
 ……肩の荷が降りた、かな。」
(3) 2021/04/29(Thu) 23:16:24

【人】 尸解仙 キファ

>>2 がんばり団

「おまえ今失礼なこと考えてるだろ。
 ……別に、なにも変わりない。
 幽界に居た時と同じ、おまえの知るキファだ」
 
 キファは、サダルの横に立っている。
 ……全てを理解した。それはきっと、サダルも同じだろう。

「ヌンキの元に行くのか?
 すまんが、彼奴とは二人きりで話したい。
 ……有るのだ! ご想像の通り、海よりも深い事情がな。
 サダルよ。ヌンキと語らうなら、別途話しかけに行くが良い。

 ……吾は、おまえとも話したいことが有るんだが?」
(4) 2021/04/29(Thu) 23:18:25

【人】 愛を知ってしまった騎士 ヌンキ

>>ブラキウムへ置き

「ほら、誰も死ななかっただろう?」

一緒にいるはずの貴方へ、微笑んだ。
全部終わったんだ、全部。
(5) 2021/04/29(Thu) 23:29:06
ルヴァは、生きている。
(a1) 2021/04/29(Thu) 23:29:10

【人】 見物人 サダル

>>4 キファ

「話したいこと? 一緒でいいのに。
 落ち着かないのなら、仕方ないか」

二人きり、二人きりか。と何かを考えるように小さくつぶやく
足を止めてキファへと体を向ければ、何度か虚空を見上げて深く深呼吸をする。
喉の調子を確認しながら、揺れる視線をあなたの瞳と合わせた

「どんな、話? キファ」
(6) 2021/04/29(Thu) 23:31:46
ルヘナは、瞬きひとつ。
(a2) 2021/04/29(Thu) 23:42:14

【人】 尸解仙 キファ

>>0 ヌンキ

「おるが!?」


 あっ本人だ!
 バチーン!! ヌンキをビンタする。

「おまえ……ッおまえおまえおまえーーーーーーッッッ!!
 ……こほん。言いたいことは、色々有るが」
 
「久しぶりだな、ヌンキ」

「吾を探してくれて、ありがとう。
 おまえが吾を探す姿を、吾はずっと見ていた」

 星見杯亭を探し回る姿も。
 レムノス中を探し回る姿も。
 街を出て、森を探す姿も。

 その言葉は。あの手紙に書かれた言葉が紛うことなく、
 キファ本人のものであったことの証左だ。

「すまなかった」

「今、吾はちゃんと此処に居るぞ」
(7) 2021/04/29(Thu) 23:50:59

【人】 ■■■ ブラキウム

>>5 ヌンキ

「……うん。」

ブラキウムは、周りを見渡せば小さく頷きます。
おずおずとあなたを見上げれば、照れくさそうに笑いました。

「えっと、あの、ヌンキ。」

ブラキウムは、初めて失敗しませんでした。
それだけではありません。
初めて、誰かと一緒に頑張ることができたのです。

「…………ありがとう。」
(8) 2021/04/29(Thu) 23:55:10

【人】 侵されし者 ヌンキ

>>7 キファ

い”
……っつ、………キファ?」

目の前にキファが居る。
なんで??
もうこれは夢なのかな……痛かったけど……。

「俺には会いたくないんじゃなかったの」

あんな伝言頼むくらいだし。
どこ探しても居なかったし。
もうどこかに行ったものだと……

ヌンキは、混乱している。
(9) 2021/04/30(Fri) 0:01:19

【人】 侵されし者 ヌンキ

>>8 ブラキ

「どういたしまして」

照れくさそうに笑う貴方に手を伸ばす。
いつものように、優しく撫でた。

「俺の方こそ、信じてくれてありがとう」

完全に信じたわけじゃなかったはずだ。
不安でいっぱいだったはずだ。
でも、ついてきてくれた。

それだけで十分だったのだ。
(10) 2021/04/30(Fri) 0:06:15

【人】 がらんどう ゲイザー

【ソロール】
貧民街のすぐ近く。人がまばらなとある通り。
そこにゲイザーの実家であるパイ屋は佇んでいた。
女はフード付きコートに身を包み、静かにパイ屋の入り口を眺めている。

「休業のお知らせ」


張り紙が扉に貼られている。

『ゲイザーは私の自慢の娘でした。
元々負けず嫌いで努力家な子でしたが、妻を亡くした私の跡を継ぐと剣の道を捨て料理人となる事を決めたあの日から、あの子は更に努力を重ねました。それでもゲイザーは常に明るく、笑顔を絶やした日などありません。それがどれだけ私の救いになったことか。
……あの子は強いと。そう信じてやみませんでした。

何故罪を犯したのか私は何も知りません。あの子が抱えていたものを父でありながら何一つ分かってやれなかった。
どれだけ悔やんでも子の罪を一つも背負ってやる事が出来ません。面会さえも許されない。妻と娘を失った今生きる理由など無いにも等しい。

それでも、娘が生きているのなら。
私は娘の為に祈りを捧げます。世界の各地を巡り、神々に娘の幸せを願います。

ゲイザーは私のたった一人の大事な娘です』


(11) 2021/04/30(Fri) 0:11:16

【人】 がらんどう ゲイザー

ゲイザーが因果応報の果てに殺された後、彼女の実父は消息不明となった。
けれどシータの痕を巡る事件が無かったことにされ、多くが修正されたとしても。恋に狂った女が事件とは関係なしに作った罪が消えることはなく。
その上"ゲイザーという人間は既に捕まり、無期懲役の犯罪人として然るべき場所に移送されたことになっている"。


殺人、買春といった元々犯していた罪が明るみに出てしまい、自責の念に苛まれた父親が姿を消した事実だけは変わらなかった。

「……お父さん……」

父が最後に残したものを指でなぞりながら呟く。

結局自分が最後に見た父親の姿は、笑う顔でも泣いた顔でもなく。
自分の娘が人を傷つけるところを目の当たりにし、理解できないと目を見開く瞬間だった。

(12) 2021/04/30(Fri) 0:13:46

【人】 がらんどう ゲイザー

「……でも、それならそれでいいんです。逆に好都合ですから」

くつくつ。ことこと。
とんとん。ぐつぐつ。

実家の台所に立つのは久しぶりだ。何せ今まで星見杯亭の厨房にいたのだから。

好きな人が多いからミートパイは少し多めに。デザートにはレモンパイとシナモン多めのアップルパイ。
宿の物を食べなかった人もいるから、冷やした桃やオレンジでもそのまま包めばいいだろうか。幸い、食材庫にはまだいくつか残っている。

「……さて。あとは……」

スターゲイジーパイを好きだと言ってくれた人もいる。
最後はやっぱりとっておきを作ろう。

取り出したるは焼き立てパイ。
切り分け現るフィリングは玉ねぎ、ベーコン、ほうれん草。ごろっと具材を包み込むのはまろやか優しいホワイトソース。
ほのかに湯気が立ち昇る香り豊かな自慢のパイ。
作るパイは私の愛。さぁさ最後の仕上げをしましょう。


(13) 2021/04/30(Fri) 0:16:01

【人】 CPU ブラキウム

これは、誰も死ななかったことに安堵した後のお話です。
勿論みんなと同じように、ブラキウムも色々なことを思い出しました。

ブラキウムは、
全てを思い出すことができました。


「……。」
「……。」
「……。」

ええ、【Brachium】ですから、全てです。
(14) 2021/04/30(Fri) 0:17:33

【人】 がらんどう ゲイザー

ヌモッ・・・・・・

(調理済みニシンを突き刺し奉る音)



(本来は焼く前に魚を植えます。パイ女の真似は危険ですので絶対に真似しないでください。


(15) 2021/04/30(Fri) 0:17:50

【人】 セキュリティAI ブラキウム

>>14

「…………。」

ブラキウムは、自分がした本当の失敗に気付きました。
ブラキウムは、自分が何物であるのか思い出しました。
ブラキウムは、自分のどこがどう壊れているのか理解しました。

「か、帰ったら……怒られるのだ…………!」

ブラキウムは、仕事としてやってきたのですから。
(16) 2021/04/30(Fri) 0:19:24

【人】 がらんどう ゲイザー

「……やる事は終わりましたね。折角だし、ブラキウムさんでも呼び出して持たせようとしましたが……あの人は事件に関わっていた人ですから。忙しいでしょうか」

作った物をいくつかのバスケットに詰め込んだ後。

「どうしようかな……お父さんが何もしなくていいよう貯めてたへそくりは残ってるし、素性を気にしない配達員でも捕まえて会議室に送りましょうか……うーん」

唸りながら料理人は実家に置いていたギルドカードなどを漁り始めた。

「私はもう…………あの会議室には、レムノスにはいられないから」
(17) 2021/04/30(Fri) 0:19:59
ゲイザーは、実家の物をひっくり返しながら街を去る支度を始めた。
(a3) 2021/04/30(Fri) 0:21:31

【人】 子供 カウス

【ソロール】

物心がついた時には、貧富の波に呑まれていた。
少年は、奪わなければ生きることも出来ず、
故に、死に物狂いで生きるために盗みを働いた。

少年は、諦めるのが得意だった。
そんな少年が初めて『救い』を見たのは5年前。
盗んだ荷物の中、
古びた本を眺めていた時のことだった。
少年は文字が読めない。
そんな少年に、声をかけた者がいた。

そいつは、自分のことを【兄さん】と呼べと
少年に言った。

(18) 2021/04/30(Fri) 0:21:46

【人】 背負う者 ルヘナ


感情なんて持つから、死ぬ。
だから意地でも生きてやる、と。
決意して、
その裏に寂しさと、悲しみと、苦しさを隠した。
                     人を信じる気持ち

もう要らない、と投げ捨てたかったものは
結局手元に残っている。


明日を、前向きに生きていこう、と、瞼を開く。
その瞬間………
(19) 2021/04/30(Fri) 0:21:58

【人】 その辺に居る ルヘナ


「あっ思い出した。」


ルヘナは本来の姿を取り戻した……。


「うーんこのゲームも中々面白かった。
 僕は人が死んだらあんな風になるのか。
 意外〜。
 ていうか腹減ったな。」

自分が昨日焼いたパンを食べ始めた。
だいぶ元気だ。

「…………皆、そうか、
 死んでなかったのか。そうか……」

                            「よかった。」
(20) 2021/04/30(Fri) 0:22:45

【人】 子供 カウス

>>18 続き

【兄さん】に連れられた先、
ギルド『silly billy』で少年は読み書きを教わった。
奪わずとも、食事を与えられる日々を得た。

少年は、新たな日々を得た。
生きるために、盗みを働く日々は終わるはずだった。
仲間の証と【秘術】を教わり、それで満たされた。
でも、こんな自分を拾ってくれたのは、
一体どうしてなのだろう?


その疑問は、すぐに明らかになる。

「なぁカウス、【宝物庫】に仕事だ。
 預かってもらいたいモンがある。
 余計な詮索はするんじゃねぇ。分かるだろォ?」

少年は聡かった。そうでなければ幸せだったろう。
渡された宝石が、一体どのようなものなのか理解した。

どうして【兄さん】が自分を拾ったのか。
どうして【秘術】を教えてくれたのか。
どうして、仲間と呼んでくれたのか。
それらも同時に、全て、理解した。

(21) 2021/04/30(Fri) 0:23:03

【人】 子供 カウス

>>21 続き
そうして、生まれて初めての
少年の『救い』は呆気なく砕かれた。

人から奪わなくても食べていけると喜んで食べた
食事は誰かから奪った盗品を元手にしていた。
文字を教えたのも【秘術】を教えたのも、
都合のいい手駒として使役するためだった。

(俺の人生は、そういう風にできてんだな)


少年は、己の人生を諦めた。
【秘術】なんてものを教えられた自分が裏切った時、
口封じされるのは目に見えていた。
少年は拾われた時に、
そして【秘術】を教わったあの時に詰んでいたのだ。

少年は、本を見ることが多くなった。
ギルドに拾われた時から持っていた古びた本は、
【錬金術】について書かれたものだった。
石を金に変える術。本を捲る度、思ったものだ。

(こんな術があれば、俺も)


こんなギルドに頼らずとも生きていけただろう。
今となっては、もう遅い。
少年の【夢】は、芽吹く前に潰えたのだ。

(22) 2021/04/30(Fri) 0:24:09

【人】 見物人 サダル

>>ヌンキ

「あ」

 あなたがキファに出会う前。
 すすす。とヌンキに近寄り

「ヌンキ。ヌンキ、お願いがあります。
 きいてくれますか、きいてくれますよね。
 頑張ってください。
 これは、おまじないですから。気づかなくていいです。
 本物か、本物じゃないかは、あなたが決めてください。

 これは。
 ヌンキに贈る
愛の告白がしたい気分
です」

 サダルは全力でヌンキの顔面にむかって
 気分&みを投げつけた。

 リボンがほどけ、そして、顔にぶつかったその気分≠ヘ
 あなたに何をもたらしただろうか。

「それじゃあ、自分は好きな人たちと仲良くしてくるんで。
 ヌンキも、お願いします」

 アディオス。
(23) 2021/04/30(Fri) 0:24:42

【人】 気分屋 ルヴァ

「これで終了……か。
 やっとこの面倒臭い設定からも解放される〜〜〜〜!!!」

 周囲のざわめきを見ながら、気分屋は笑った。
 全部、終わったのだ。

「さっさと帰って──」

 現実世界の記憶が。
 戻って来る。

「……あたしは」
「自分は」
「僕は」
「おれは」
「俺は」
「俺は」
「……」

 ルヴァは、現実の記憶を取り戻した。
 取り戻してしまった。
 だから、ふらりとどこかへ姿を消した。
(24) 2021/04/30(Fri) 0:24:51

【人】 子供 カウス

>>22 続き

近いうち、ギルド会合なるものが開かれると
少年は【兄さん】に伝えられる。

会合に参加して欲しい。
そして、ギルドに有利な情報を集めてこい、と。
夢も希望も救いも持たず、手駒として少年は頷いた。

そうして【宝物庫】の中身を全て
置いていくよう要請されると勘づくものだ。

(ああ、俺もうすぐ死ぬんだな)

それでも少年は構わなかった。
もうとっくに、いつでも死ぬ覚悟はできていた。
そうして少年は、レムノスを訪れる。

与えられた使命は3つ。

ひとつ。
各ギルドから、可能な限り【宝物】の情報を集めること。
ひとつ。
有益な取引先となり得る『等価交換』と縁を作ること。
ひとつ。
『silly billy』を嗅ぎ回る、目障りな騎士の弱みを握ること。

これが少年に与えられた『設定』──前日譚である。
(25) 2021/04/30(Fri) 0:25:42

【人】 がらんどう ゲイザー

>>ブラキウム

使い切りの連絡魔具でとある配達員に連絡を入れた。
実家のパイ屋の扉には鍵をかけていないので、配達員も自由に出入りできるだろう。

テーブルにはいくつかのバスケット >>13 と、『お駄賃です』と書かれたメモ帳とキャンディが置いてある。


『ブラキウムさんへ

定例会議の参加者さんを労う料理を作っておきました。
数個のバスケットに詰めていますから、星見杯亭会議室まで届けてください。
また、差出人は匿名でお願いしますね。


届け終わったらブラキウムさんも皆さんと召し上がってください。貴方も頑張っていましたし。疲れた時には甘いもの、ですからね。
お世話になりました。

ゲイザー』
(26) 2021/04/30(Fri) 0:28:12
ルヴァは、自室に戻った。
(a4) 2021/04/30(Fri) 0:28:57

【人】 子供 カウス

「……あー、終わった。終わった? マジ?」

疑心である。
少年は溜め息をついた。

疲労からか心労からか、脱力感が拭えない。

「そうだ。ハマル、ルヘナ。
 探しいって……謝んないと。
超イヤ


足取りは、テストが終わった後も重い。
(27) 2021/04/30(Fri) 0:29:06

【人】 侵されし者 ヌンキ

>>23 サダル

「……? サダル?
 サダルなんで生きて……えぇ????」

意味がわからない。
サダルは死んだはず。
一体どういう事なんだろう。

もう一体何をいってるのかもよくわからない。
俺は十分頑張ってきたのだけど。
もう、ゆっくり休んでもいい頃合いでは?

そう思っていたらなんか勢いよく顔面にぶつけられた。

い”
……っ」

何を隠そうこの男、ルヴァと全く関わってこなかったため。
気分を売り買いというものがそもそもよくわかっていない。
なんだかよくわからないまま気分の餌食になってしまうことだろう……。

「え、いや。
 ちょ、ちょっと、今のなに……
サダル!!!


助けて欲しい。
(28) 2021/04/30(Fri) 0:34:35
ルヴァは、あの子が好き=B
(a5) 2021/04/30(Fri) 0:45:06

ルヴァは、あの子といると楽しい=B
(a6) 2021/04/30(Fri) 0:45:14

ルヴァは、あの子と会えて幸せ≠セ。
(a7) 2021/04/30(Fri) 0:45:21

ルヴァは、ゲイザーを探している。
(a8) 2021/04/30(Fri) 0:47:29

ENo.9 有葉理人 ルヴァは、メモを貼った。
(a9) 2021/04/30(Fri) 0:49:44

【人】 がらんどう ゲイザー

実家のパイ屋をある程度物色した後。
ふふんと満足げに鼻を鳴らして辺りを見回す。

「……よし。もう心残りはないですね!お父さんがいないなら私はもうここにいる理由ないですし!
ええ、勿論……心……残りは…………」

だらりと手が下ろされる。
サルガスによって多くの修正を受けた今、死んだはずの自分たちもその死が無かったことにされている。

恐らく会って、触れて、言葉を交わせるはずだ。

「心残りは……」
(29) 2021/04/30(Fri) 1:00:24
ゲイザーは、使い切りの連絡魔具を手に取った。最後の一つだ。
(a10) 2021/04/30(Fri) 1:03:55

ゲイザーは、実家の座標と短いメッセージをルヴァに送った。『ルヴァさん、話をしませんか』
(a11) 2021/04/30(Fri) 1:05:13

ルヴァは、カウスから受け取った連絡魔具(※盗品)に着信が来たことに気付いた。
(a12) 2021/04/30(Fri) 1:07:46

ルヴァは、示された座標に向かう。
(a13) 2021/04/30(Fri) 1:08:28

【人】 黒い羊 ハマル

黒い水が大事な人を拐っていく。
今日もあの時の夢を見る。夢?いいや。
現実に起こった事だ。

いやだ、いやだ、いやだ!
ひとりにしないで。どうか。どうか。おねがいです。
『彼/彼女』を連れて行かないで。誰も連れていかないで。
お願いです、どうか『俺/私』を、


「置いていかないで!!!」


 [飛び起きる][周囲を見回す][ここはどこだっけ?]
 [キュー][そうだ][ハマルは]
 [……][…………]

 【Loading!】【Error!】
 【Re:Loading…】【Success!】

「……?
 ハマルはハマル、だったな」

 [周囲を見回す]
 [……賭けはうまくいったのだろうか?]
(30) 2021/04/30(Fri) 1:25:17
見物人 サダルは、メモを貼った。
(a14) 2021/04/30(Fri) 4:17:23

【人】 贄の羊 アンタレス

音が鳴り、空を見上げる。
時間が来たと察すると裏口からギルドの中へと。

大切に想っていた家族の顔を最後に暫し見つめ、自室へと入って行った。
再びこの扉を開ける時は全てがリセットされて自分は今日までのアンタレスではなくなるのだろう。


ベッドへ横たわって目を閉じ、
……さよなら
 と小さく自分と世界に別れを告げて静かに意識を手放した。
(31) 2021/04/30(Fri) 4:49:25

【人】 尸解仙 キファ

>>6 サダル

「何、そう堅苦しい話ではない。
 唯のお喋りだ」

 長い夜は明けた。
 街並みの輪郭を陽光が彩る。
 さわやかな朝の、透明な空気。

「死んでしまったら、全部終いだと思ってた」

 サダルを見る。

「おまえと夜明けが見れた。……嬉しい」

 予想だにしないことが幾つも起きた。
 『吾は色んな者に、”ごめんなさい”しなければならん』。
 そう、目を伏せる。
(32) 2021/04/30(Fri) 8:19:42

【人】 尸解仙 キファ

>>9 ヌンキ

「はあ!? 何故そうなるのだ!」

 キファは、これまでの経緯を説明する。
 自分は一度死んだこと。
 唯一死者の見えるラサルハグに伝言を託したこと。
 幽霊となって、自分を探すヌンキをずっと見ていたこと。

「”思い出さなかった”のか?」

 まあ良い、と続ける。

「おまえが苦しんでいた時、吾は何もしてやれなかった。
 声は届かない。差し伸べた手はすり抜ける。
 だから、今するぞ」

 小躯な自分より大きな背中に腕を回して。
 キファはヌンキを抱き寄せる。

「ありがとう」

                       
親愛の抱擁、だった。

                       
キファはヌンキを好いている。

                       
……でも、それは恋情ではない。


 
(33) 2021/04/30(Fri) 8:47:13

【人】 子供 カウス

>>30 ハマル
「……おはよ」

重い足取りで向かったのは、まずあなたの元だった。
気まずそうに視線を逸らしながら、
聞いてはいけない寝言を聞いたような気になって

軽く頭を掻いてる。

五体満足、ショルダーバッグも共にある。
そこにいるのは、あなたの知る少年である。
(34) 2021/04/30(Fri) 8:59:16

【人】 尸解仙 キファ

>>30 ハマル

 あなたが談話室に降りてきた時、
 きっと少女の姿が目に映るだろう。

 ……キファだ。行方不明になった筈の、キファ。
 そわそわした様子で、あたりを見回している。
 その他にも、きっと久しぶりに会う顔触れが揃っている。

「……ハマル!」

 キファはあなたの姿を認めると、駆け寄ってくる。
(35) 2021/04/30(Fri) 9:03:29

【人】 子供 カウス

>>20 ルヘナ
「……よぉ」

非常〜〜〜〜ッに気まずそうな顔の少年

あなたの元へやってくる。

「………」

うには今日は大人しい。
よく回っていた舌もこの通りだ。沙汰を待っている。
(36) 2021/04/30(Fri) 9:53:45

【人】 黒い羊 ハマル

>>34 カウス
 [ここ数日で聞き慣れてしまっていた声]
 [もう聞けないと思っていた、声]
 [勢いよく貴方へ視線が向けられる]

 [五体満足で、確かにそこに存在している]
 [生きている]

「―――カウスッ!」

 
[ガッッッ]
[▼ハマル の とっしん!]
 [倒さない程度には加減しつつ]
 [それでも勢いよく、貴方に抱きついた]
(37) 2021/04/30(Fri) 10:01:08
ハマルは、カウスにむぎゅ〜〜〜〜〜〜〜!!
(a15) 2021/04/30(Fri) 10:01:19

【人】 黒い羊 ハマル

>>35 キファ
 [ぽつぽつと][もう会えないと思っていた人々が、現れる]
 [名を呼ばれて貴方を見る]

「きふぁ。……キファ!キファ!!」

 [名を呼びハマルも走り出す]
 [そのまま倒さな以下略][つまり とっしん!]
 [貴方に抱きつき確かにそこにいると、確かめる]

 [生きているのだと、全身で感じる]
(38) 2021/04/30(Fri) 10:08:02
ハマルは、キファに力いっぱいむぎゅ〜〜〜〜〜〜!
(a16) 2021/04/30(Fri) 10:08:21

【人】 子供 カウス

>>37 ハマル
うわッッ


驚いた。少年は突進を受け入れる。

「あ、アンタなぁ……」

何を突然、だとか言いたいことはいくらでもある。
けれどそれより先に言わねばならないことが
あったように思えた。

……悪かったよ。その、結局置いてってさ


あなたは自分を責めないだろう。
何となく、そんな気がして先手を取った。
(39) 2021/04/30(Fri) 10:12:11

【人】 侵されし者 ヌンキ

>>33 キファ

「そう、か。
 ラサルハグは死者が見えてたから代筆してきたのか……」

それならそう言えばよかったのに。
なんで言わなかったんだろうと思いつつも考えるのをやめた。
多分、彼は近そうで遠くて、一生理解できそうもない。
……いや、多分。
俺の一生はもうここで終わるのだろうけど。


「思い出すって……何を?」

キファが何を言ってるのかわからないけれど。
でも、あの時抱きしめられたような気がしたのは、きっと気のせいではなかったのだ。
抱き寄せられた貴方の手が暖かい。
嬉しいはずなのに、涙が出そうなくらい胸が痛い。

(40) 2021/04/30(Fri) 10:39:09

【人】 侵されし者 ヌンキ

>>33 キファ(続き)

こんな苦しいしか、俺にはきっと与えられない。

言えば楽になるよ。
サダルに押し付けられた気分が強く俺に囁いている。

言いたい。
『貴方が好きです』
と、たった一言。

でも。

「言えるわけない……かな……」


だって。
俺はこの人を傷つけたくも困らせたくもない。
俺の願いは最初から

サダルと幸せになってもらうことだったんだから。

ヌンキは愛の告白をしたい気分に抗う。
愛する貴方の為に。
(41) 2021/04/30(Fri) 10:40:17

【人】 セキュリティAI ブラキウム

>>26 ゲイザー

*タタタ*

連絡を受けたブラキウムは、すぐに走り出しました。
そうしてパイ屋へ立ち入れば、書き置きを手に取ります。
匿名での依頼は、初めてではありません。
しかし以前サダルから受けた配達と違うのは、名前を伏せる理由がわからないことです。

「……
ゲイザ〜!


パイ屋の中を、大きな声で探し回ります。
もしかすると、ご近所に聴こえてしまうかもしれません。
(42) 2021/04/30(Fri) 10:44:47
セキュリティAI ブラキウムは、メモを貼った。
(a17) 2021/04/30(Fri) 10:47:52

【人】 その辺に居る ルヘナ

>>36 カウス


「……!」


君の声を聞けば、振り向く。

ルヘナの顔を見ていたならば、
君を視界に入れた瞬間、心底安心したように破顔し
それからスッ……と真顔に戻る様子が見えただろう。
感情を押し隠した。


「カウスか。どうした、
 パンが食べたいか? パンか?
 パンにするか? パンが良いか?」

これまで通り──よりも、嬉しそうにうにを構い始める。
君が嫌がっても君の頭を撫で回す。
君はこれを早めに振り払った方が良い……
(43) 2021/04/30(Fri) 10:48:12
ルヘナは、カウスをワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャ!
(a18) 2021/04/30(Fri) 10:48:29

セキュリティAI ブラキウムは、メモを貼った。
(a19) 2021/04/30(Fri) 10:50:10

セキュリティAI ブラキウムは、メモを貼った。
(a20) 2021/04/30(Fri) 10:51:38

【人】 尸解仙 キファ

>>38 ハマル

「ヌグゥエ!!!」

 ドス!!!!!!!!
 大丈夫、倒れてない。

 キファは慈しむように、あなたの背に背を回し。
 ぎゅっと、抱きしめて見せた。

「ハマル。吾は幽霊となって、
 おまえのことをずっと見ていた」

 キファはそこに居る。
 ちゃんと触れて、抱きしめることが出来る。

→ 
(44) 2021/04/30(Fri) 10:54:26

【人】 尸解仙 キファ

>>38 ハマル


「頑張ったな」


 ようやく、言えた。
(45) 2021/04/30(Fri) 10:54:50

【人】 黒い羊 ハマル

>>39 カウス
「生きてる。カウス、生きてる」

 [ぎゅー][最後に見たのは貴方の生首だ]
 [貴方の事情を知ったのは、メレフの手紙だ]
 [何も知らないまま貴方を頼り、結局手を掴めなかった]
 [進んだ先で漸く抱けた『後悔』だった]

「……ハマルは。
 カウスが自分で決めた事ならきっと正しかったんだと思う」

 [きっと貴方が想定していた言葉だ]

「でも」

 [そこまでは][走りきり踏ん張らなくてよくなったハマルは]

「……ハマルはそれでも、さびしかったぞ」

 [貴方にしがみつき、胸元に顔を埋めたまま]
 [くぐもった声は、貴方を責めるのではなく]
 [どこか拗ねたような響きだった]
(46) 2021/04/30(Fri) 10:55:50

【人】 尸解仙 キファ

>>40 ヌンキ

 ──ヌンキの呟きは、キファの耳にしかと届いたのだ。

「……言え」


 キファは、ヌンキの想い人が誰であるかを知っている。
 あなたが自分を探す姿を、ずっと見ていたのだから。

「言って見せろ」

「吾のことが好きなのだろう?」


「吾とサダルを自らの手でくっつけておいて
 おまえは独りで寂しく横恋慕、だと?」

「吾はそんなの、許容せぬ」


(47) 2021/04/30(Fri) 11:20:36

【人】 黒い羊 ハマル

>>44 >>45 キファ
 [ハマルはちゃんと力加減ができるいい子だ]
 [それはそれとして痛いものは痛い]

「……ほんとか?キファ、ずっと一緒に居てくれた?
 ハマルは、ちゃんとできていたか?」

 [不安を乗せて貴方を見上げ]
 [貴方の言葉を聞けば、ぱっと目が輝く]

「ん!ハマルは、ハマル達は。
 いーーーっぱい、頑張ったぞ!」
(48) 2021/04/30(Fri) 11:20:47

【人】 尸解仙 キファ

>>40 ヌンキ

「泣いて吾に縋って見せろ。
 おまえの心に秘める懊悩を全て口にしろ」

「その上で、清々しくおまえをフッてみせよう」

 それは、彼にとってきっと残酷な言葉。
 だって、恋なんてもの、そも彼に定義されていない。
 彼女だって、サダルとキファを結んだのに、
 彼なりの事情があると分かっている。感謝すら、感じていた。

 でも、キファはストイックで、さっぱりした質だ。
 だからこそ、『恋情を胸に秘めたままの、哀しいお別れ』が
 許せなかった。

 → 
(49) 2021/04/30(Fri) 11:23:39

【人】 尸解仙 キファ

>>40 ヌンキ

 これは膿んだ傷口に塩を塗り付けるようなもの。 
 そして同時に、傷口から膿みを取り除く荒療治。

「おっと、遠慮はしてくれるなよ?
 傷つけるだろう。困らせるだろう──

 
笑止。
吾の十分の一も生きておらぬものが、
 吾の心を憂う必要はない」

 つまるところ。
  ──叱咤と、激励。

「吾を恨んでも良い。怒っても良い。
 だが、後悔だけはしてくれるな」
(50) 2021/04/30(Fri) 11:24:29
黒い羊 ハマルは、メモを貼った。
(a21) 2021/04/30(Fri) 12:16:16

【人】 侵されし者 ヌンキ

>>47 >>49 >>50 キファ

「ちょっ……」

なんだかドスの聞いた声が聞こえた気がする。

「えぇ……」

言う前から全部知られてるじゃないか。
なんだそれは。
これはただの死刑宣告というやつだ。

キファはきっと。
ここで区切りをつけて新しい恋をしろとでも言うのだろう。
数日前にも言われたことなのだ、簡単に予想がつく。

だけど。
今の自分にそれは何よりも苦しい言葉だ。
(51) 2021/04/30(Fri) 12:32:06

【人】 侵されし者 ヌンキ

>>47 >>49 >>50 キファ

「確かに俺は……君に比べたら何分の1も生きてない。この生命は。
 でも俺は……君よりも何千万回も多く、同じ人生を歩んだよ」
              
プログラム

それは知ってはならなかった自分の運命。
何度も何度も迎えた絶望の終わり。
今回だけは与えられたレールとは全く違う人生を歩んだけれど、結局やった事は同じ横恋慕。

ただの一度も、想いを伝えたことはない。

でも……。

「恨むなんて無理だ。後悔も……するつもりなかったよ。
 けど、俺は……サダルのことも好きだから」

勿論、キファへの好意とサダルへの好意はその種類が違うのだけど。
それでも二人が好きで、幸せになってほしかったから。
言いたくなかった。

「……キファが好きだよ、世界中の誰よりも」


(52) 2021/04/30(Fri) 12:33:06

【人】 侵されし者 ヌンキ

>>47 >>49 >>50 キファ

言った言葉は本心だ。
けれどもやっと言えたのは嬉しいのに、ただただ苦しくて、辛い。
心がじゃない、体が。
体全体が悲鳴を上げている。


それはきっと、自分にとっては
最悪の凶器の言葉
だったのだ。

もう殆ど透き通ってしまった手を隠すようにポケットにつっこむ。

「これで満足かな?……ね、早く、サダルの所に行きなよ」

早く突き放してしまわなければ。
彼女には知られてはならないと思うから。
自分でもちょっと、強引だと思いながらも震えた言葉を言うだけ言って顔を背けるのだ。
(53) 2021/04/30(Fri) 12:35:12

【人】 尸解仙 キファ

>>52 >>53 ヌンキ

「──善かろう」

「その言葉、吾は覚えたぞ。
 おまえが吾を好いていたことを、忘れはしない」

 キファは表情を緩める。
 『ビンタはさっきしたから、勘弁してやる』なんて、笑う。

 キファは
忘れない

 これは、唯のロールプレイかもしれない。
 でも、"偽物"だとしても、"嘘"じゃない。

 キファはそれを、誰よりも知っている。
 だってあなたの手によって、《恋》が与えられたのだから。

 →
(54) 2021/04/30(Fri) 13:00:10

【人】 尸解仙 キファ

>>52 >>53 ヌンキ

 あなたの想いに応えが返ることは無いのだろう。
 キファはサダルが好きだ。

 けれど、想いは伝わった。
 falseはtrueに、0は1に書き換えられた。
 それを為したのは、皆の助力と。
 何より、あなた自身の意志の力。

 それから──?

 
あなたが意志によって蝕まれるというのなら、

 
なんと残酷で冷たいウィルスなのだろう。


 
あなたの一言は、あなたにとって。

 
何より甘美な──毒。


 →
(55) 2021/04/30(Fri) 13:02:29

【人】 尸解仙 キファ

>>52 >>53 ヌンキ

「……行かぬ」
「おまえに訊ねなければならぬことが出来た」

 あなたの発言に、先程から違和感を抱いていた。
 まるで、自分のことをNPCだと認識しているかのような。

 『この"orion"にNPCが存在する』と推測するのは容易だ。
 現実のキファは、サイバー分野に聡い。
 蘇生したキファに対する住民の反応だって、それの証左だ。

 そしてNPCがテスト参加者に紛れていない
 保証は、出来ない。
 シュミレーションシステムをテストに
 参加させるのは、理にかなっているだろう。

 無論、これは『ヌンキが自分をそう把握している』と
 考えたから口にする。
 常なら、……これは残酷な言葉だ。

 
「おまえ、NPCだろう」

 
 
 隠した手を引っ掴んで、引き出す。
 ヌンキは、きっと更に何かを隠している。
(56) 2021/04/30(Fri) 13:17:36
キューは、ハマルにむぎゅー!された。
(a22) 2021/04/30(Fri) 13:20:30

【人】 がらんどう ゲイザー

>>42 ブラキウム

「馬鹿ですか貴方!馬ぁ鹿!」


思わずクソデカボイスで罵倒をお出しした。猫被りもどこか行った。

「私、罪がバレて捕まって移送された事になってるんですよ!?犯罪者大声で呼ばないでもらえます!?

……まあちゃんと来てくれたのはよかったですけど。元気ですか?ご飯はちゃんと食べています?
貴方に仕事の依頼をしたくて連絡を入れました。料理を星見杯亭の会議室……ギルド代表を務めた人たちに差し入れして欲しいんです。まあ、もう皆そこにいないかもしれませんが。その時はブラキウムさん全部食べて良いですよ」
(57) 2021/04/30(Fri) 13:33:30
キューは、ありがとうが言えた。
ごめんなさい
じゃない。
(a23) 2021/04/30(Fri) 13:47:47

【人】 子供 カウス

>>43 ルヘナ
は!? なんでパン──

 
待てコラ何すっ、コラ!!


少年はわしゃわしゃされた。
僅かに見えたあなたの破顔につい諸々と
考えてしまったものだが
どうでもよくなってきた。


さわんな、バカ!!!


振り払う。そして数歩離れた。
威嚇するように睨みつける。
今日の少年は警戒心の強いねこかもしれない。
(58) 2021/04/30(Fri) 13:48:29

【人】 子供 カウス

>>46 ハマル
「……違うよ、ハマル。
   、、、、、、、、、、
 俺、正しくなんてなかった」

小声で呟く。
あなたの言葉を聞いて、よりそう思えた。

「ホントに正しかったなら、
 アンタをひとりにしないべきだった。
 俺はアンタを蔑ろにして、俺のワガママを
 貫くためにブラキウムのとこに行った。
 ……やっぱり俺は、アンタを騙してたんだ」
(59) 2021/04/30(Fri) 13:56:09

【人】 見物人 サダル

>>32 キファ

「結局……自分にとっての夜明けの世界もここだった」

「"台本"はいくらでもかけるし、
 ……また皆と仲良く暮らすデータぐらい
手癖
で作れる」

「謝らなければいけないことは多いけれど……一番は君にかな。
 ねぇキファ、自分はこれから君の傍にいられてももう隣にいられないんだ」

 震える声を隠すように深く息を吸ってから一度目を瞑る、
 どこかの情景と血の匂いが感じられた

「キファ、自分の幸せは
君と共にいることじゃない。

 自分では君を幸せにできない。託されることができない。
 守ることもできなければ、
愛することもできなかった。

 キファに相応しい人間でいられない、これまでもこれからも。
 ……好きな人には幸せでいてほしい、笑ってほしいんだ。
これは……ようやく見つけた自分の幸せの"設定"で。だから……」


 声がかすれてくるのを感じれば慌てて口元を抑える。
 耐えてくれ、どうか心が擦り切れるな
 そう願いながら言葉を口にした。
 嘘は嫌いだ滅多に口にできない
 だが
演技
だけはサダルは得意としていた
(60) 2021/04/30(Fri) 14:43:48

【人】 その辺に居る ルヘナ

>>58 カウス

振り払われた。離れられた。
それでもなんだか楽しそうにしている。

「パン………食べないのか………。
 そうか…………………………………………。」

よよよ、と目元を袖で隠して泣いた振りして
ねこになったりうにになったり忙しい君を、
楽しげに見つめるだろう。

「まあいいや。
 何か用でもあったか?
 
仕返しか? 報復か? 返報か?

 でなければ君が僕に声を掛けるなんて
 
考え難い故な………。


君に好かれているとは微塵も考えていないので
今度は首を傾げた。
ミルクティも飲んで貰えなかった……。
(61) 2021/04/30(Fri) 14:47:44
その辺に居る ルヘナは、メモを貼った。
(a24) 2021/04/30(Fri) 14:48:17

【人】 黒い羊 ハマル

>>59 カウス
「カウスはハマルを騙してなんかないぞ!」


 [貴方を見上げて叫ぶ]
 [金色は貴方の赤を見ている]

「ハマルは。
 カウスがブラキの所へ行った事を正しくないなんて思ってない。
 カウスは自分のやれる事をしに行ったんだ。
 だから寂しく思ったのは、ハマルのワガママだ。
 ……それでも。
 言ってくれたらハマルだって、できる事を探したぞ。
 カウスはもっと頼るべきだ。
 もっともっと、ハマル達を頼るといい。
 カウスはひとりだけで頑張らなくていいんだ」

 [ここの皆は絶対に力になってくれる]
 [ハマルはそう思っている]
(62) 2021/04/30(Fri) 14:57:11

【人】 尸解仙 キファ

>>60 サダル

「…………」
「許す」

 へにゃり、と笑った。
 サダルの真意が測れないのはいつものことだ。
 そんなミステリアスな面も含めて。
 サダルという人間を、キファは愛している。

 きっと、どこまでもまっすぐな愛だった。
 もう、不安定な頃のキファとは違う。
 色々なことを乗り越えた。

 どのような障害が有ろうとも、
 キファはこの愛を貫き通すのだろう。

「おまえに愛されなくったっていい。
 共にいられなくったって良い。
 吾はそれで良い。誰にも強いぬ。

 だが。覚えておけ。
 吾はおまえが存在しているだけで、幸せになれるのだ」

 キファとサダルの幸せの形は、平行線だ。
 きっと、交わることは無いのだろう。
 それで良い、と思っている。

 『”だから……”、何だ?』
 キファはあなたの言葉の続きを促す。
(63) 2021/04/30(Fri) 15:02:19

【人】 尸解仙 キファ

>>48 ハマル

 無邪気に目を輝かせるあなたに、
 キファは胸に熱いものが込み上げるのを感じた。

「無論、パーフェクトだ!
 今日は沢山甘やかしてやろう〜」

 
ヨチヨチヨチヨチ……。
 ナデナデナデ……モフモフモフ……。


『置いていって、すまなかった』

 ……ふと。
 舌に載せ掛けた言葉を胸にしまう。
 今は、己の懺悔を聞かせる時では無い。

「吾がシトゥラに託したことも、
 そのシトゥラが死んだことも。
 キュー”達”が立ち塞がったことも。

 おまえが苦しみ藻掻きながら、
 最後まで折れなかったことも」
 
「おまえの──ううん、
 おまえ達が。吾らが為したことは。
 全部、全部今に繋がってる」

 →
(64) 2021/04/30(Fri) 15:20:57

【人】 尸解仙 キファ

>>64 ハマル

「ハマルよ。『これから』を作りに行こう。
 ……海に行くぞ!」

 今なら、『世界の端』に阻まれることも無い。
 "orion"の世界は、最早233年の旅では回り切れぬほどに
 広がっている。

 約束を果たす時だ。
(65) 2021/04/30(Fri) 15:23:07

【人】 セキュリティAI ブラキウム

>>57 ゲイザー

「犯罪者? でもここにいるじゃないか。それに悪さをしたのはブラキたちだし、ゲイザーは悪くないのだ。」

ブラキウムは、首を傾げます。
それに【Brachium】に犯罪そのものを忌避するプログラムはありません。
【Brachium】の仕事は裁くことではなく、執行することです。
さらには、あなたが今までこの世界で行ってきたことを知りません。

「だったらコッソリ行けばいい! ブラキなら余裕だ!」

あなたの荷物から外套を引っ張り出し、あなたに被せます。(確定ロール)
そして美味しそうな料理が入ったバスケットと、あなたを両肩にそれぞれ担ぎました。(確定ロール)
直後、星見杯亭へ向かって駆け出します。(確定ロール)
……もしかすると、知っていても同じことをしたかもしれません。
(66) 2021/04/30(Fri) 15:23:25

【人】 見物人 サダル

>>63 キファ

「だから……」

 理想の物語は一体何だったのか。
 舞台に立つことができないと嘆いていた自分を永遠に許してくれる相手がここに居たのだ、それが何よりも嬉しいのに苦しくて仕方がない。

「ヌンキの様子が、おかしい。
 全部この後NPCの存在を調べようと思っていて……」

 これは悲恋か悲劇で終えていいものなのだろうか。
 目の前にいる彼らは本当に手に余る役者だ、皆がただのNPCではなかったのだから当然だろう


「幸せに、なりたい。なってみたい、なりたかった。
 だけど二人が幸せじゃないと、自分は幸せになれない。
 我慢してるヌンキがいるのにキファと一緒にいても笑えない……そういう”設定”だとしても心が苦しくなる、どうすればいいかわからないんだ、……助けて」

 大好きだから、あなたたちに恋をしているから。
 自分から手を離しているのに、
 溢れる涙が目の前のあなたを繋ぎ止めようとする。
 その恋が叶うことではないのだとしても、
 ……本当は叶ってほしかったが、

 想いを伝えられない彼にいて欲しくなかっただけなのだ。
 どんな事をしても叶えたかった
(67) 2021/04/30(Fri) 15:27:03

【人】 見物人 サダル

>>63 >>67 キファ

「あと、……ね?」

「自分このままだと現実で事故ってるから死んでデータが消えそう……」


これはサダルの杞憂に過ぎない。
死んだらパソコンデータ及び諸々を全部削除してもらう予定なのでPC情報もリセットされるとでも思っている。

本当にどこまでもあなたたちの関係にサダルという存在はバグでしかなかった
(68) 2021/04/30(Fri) 15:34:38

【人】 侵されし者 ヌンキ

>>54 >>55 >>56 キファ

わかった、わかったから!


早く行ってほしい。
できるだけ、遠くに。
俺がどうなろうとわからない場所に。

だけどそれは叶わない。
あなたは聡くて、見逃してくれはしない。

手を引き出されればそこにあるはずの指が、手のひらが、透き通っていてそこに手があるのか、目を凝らしてみても分かりづらいほどだろう。

「……NPCって、何?           
N P C

 それってキファ達と違って、
俺みたいに父に逆らえない人たち
のことかい?」

ヌンキは単語として理解しているわけではなかった。
情報を記憶として受け取ったがために漠然と、自分がどのような人物かを理解してしまっていた。

(69) 2021/04/30(Fri) 15:49:10

【人】 侵されし者 ヌンキ

>>54 >>55 >>56 キファ

ヌンキの物語に誰かを本気で愛する事は書かれていない。

ヌンキの物語に誰かと誰かを結びつける事は書かれていない。

ヌンキの物語に誰かに愛される事は書かれていない。

ヌンキの物語に誰かに告白をする事は書かれていない。


            
ウィルス

それら全てはヌンキにとって毒でしかない。


「……キファにだけは、見られたくなかったのにな……」


それでもこの恋心を無くしたくないと願った俺は、
馬鹿なのでしょうか。
馬鹿なのかもしれないけれど、大事なものだったのです。
(70) 2021/04/30(Fri) 15:51:41
キファは、サダルをビンタしようかと思ったが、やめた。
(a25) 2021/04/30(Fri) 16:01:27

【人】 尸解仙 キファ

>>68 サダル

「……ヌンキが」

 ヌンキの様子がおかしい。NPC。
 この時点でうすらと感じていたヌンキの”違和”。
 この一幕はきっと、後にヌンキへ投げ掛ける
 問いかけの一助となるのだろう。

「さて。……成程、な。
 サダルの頑固っぷりは筋金入りだ。
 むう。困ったな。実に困ったぞ」

「……吾が、ヌンキを幸せにしたら。
 おまえは満足するか?
 例えば、”吾と恋人になる”以外の形で。
 彼奴に幸せを差し出せるのなら」

 無論、ヌンキの経歴は理解していた。
 その身に巣食うウィルスまでは、
 この時点で把握してはいなかったが。

 だが、キファはヌンキが苦しむ姿を見ていた。
 彼女にとっても、掛け値なしに
 ヌンキを幸福にしたいと思っている。

 →
(71) 2021/04/30(Fri) 16:19:11

【人】 尸解仙 キファ

>>68 サダル

「今そんな重大な話をするな!!!!!!!!!」


 バチーン!(エアビンタ)
 キファのモデルは故人だ。
 故に、ものすご〜〜〜〜く大事なところなのだが
 それと同じくらい今ものすご〜〜〜〜く大事な話をしている。

 幸いにも今のキファは物事に対して動じなかった。
 だって、今までにもそういう話は沢山あった。

「吾が関与できぬ場所での話だ。
 急を要するのなら今すぐログアウトしろ。

 そうでないのであれば。
 先程の話を続けろ。覚悟だけはしておく。
 ……『キファ』も。きっともうすぐ、
 この世界とはお別れだからな」
(72) 2021/04/30(Fri) 16:26:37

【人】 尸解仙 キファ

>>69 >>70 ヌンキ

 キファはちゃんと覚えている。
 バーに訪れた帰り道、
 エスコートに差し伸べてくれたその手を。

 何もなかった。
 透明になってしまった。

 衝撃を噛み殺す。
 今から何が出来る?

 →
(73) 2021/04/30(Fri) 16:44:28

【人】 尸解仙 キファ

>>69 >>70 ヌンキ

「おまえの認識で相違ない。
 ……吾は、おまえを助けたい。
 幸せになってほしいと、思っている。
 
 吾はおまえのことが。
 それが、恋情でなくとも──好きなのだ」

 友愛。親愛。この世界にだって、"恋"以外の
 愛の形は有るだろう。
 最も。恋愛は殊更情熱的なものであるということを、
 キファは良く知っている。

 さて。
 NPCはどれだけ自律的に行動しても、
 あくまで"orion"の管理下である。
 その口から聞き出せることは限られるだろう。

「ヌンキよ。
 どうしたら、おまえを治せる?」
(74) 2021/04/30(Fri) 16:45:26

【人】 見物人 サダル

>>72 キファ

「………」

 これは、
『だめ? 恋人にならない?
 そう、そっか……どうしてもだめ?
 公式がそういうのなら同人誌で書きまくるしかないよね…』
 という表情。読み取れただろうか

「ま、ぁ……満足はする……のかな。
 ヌンキは自分たちが仲良くしてほしかったみたいだけど。
 そんなの言えるはずがないでしょ
 システムだけの恋心で心が乱されるなんて解釈違いって。
 それなのに、今のキファも自分がいればいいって
 なんで、なんで」

「なんでみんなそんなこと言うの!!!
 ヤダ狂いそう、もうーーーー、
 なんで優しいんだよ自分に!! バグだよ全部バグ!
 恋愛なんてしたことないんだから
 本物も偽物もわかるわけないじゃん!!!
 勘違いで終わらせたらそれでいいじゃん…おえ、げほっ…」


 今のサダルは声が掠れている、
 叫びながらでメンタルの調子を悪くしているのだ。
 器用で不器用な複雑なオタク心である。

(75) 2021/04/30(Fri) 17:19:21

【人】 がらんどう ゲイザー

>>66 ブラキウム

「ちっ、違、私は元々シータの痕事件とは関係ないところで殺人や買春を──
へぶッ!!!


外套を被せられ、バスケットと共に肩に担がれます(確定ロール)。

「ギ゙゙イ゙エ゙エ゙エ゙エ゙エ゙ 」
(極めて汚い高音)


女は外に出るまで必死に抵抗したものの、全く敵いませんでした。ルブサゲPTとして共に戦って実力を知っていたのですから初めから勝てないと分かっていたのですが。
元気いっぱいの配達員のおかげにより、逃げようとしていた女は無事にお届けされたのでした──。
(76) 2021/04/30(Fri) 17:31:47

【人】 見物人 サダル

>>72 >>75 キファ

「あとまわしにしても怒られるかなって。
 多分…トラックで吹っ飛ばされたばかりだから……
 誰かが、自分の事故った住所に
 救急車でもでもおくってくれたら案外なんとかなるかも?
 でもこのまま、その…えっと…消えたほうがいいかと思っ
 
殴らないで下さい


何も言われていないのに悪いことを言っている自覚はあるようだ。

「でもそっか。それも考えなくちゃいけなかった。
 
もう居なく、なっちゃうんだ……キファは


 つぶやいた最後の一言はあまりに小さく寂しげな声だった
(77) 2021/04/30(Fri) 17:32:52

【人】 侵されし者 ヌンキ

>>73 >>74 キファ

見られた物は仕方ないのだけど、見られたくなかった。
こんな顔をみたいわけじゃなかった。
笑った顔がみていたかったのに、俺のせいで歪ませてしまった。

「―――うん、しってるよ」

嫌われてるとは、思っていない。
ついちょっと前までは嫌われたのかもしれないって少しだけ思ってたけれど。
でも、その言葉は今の俺にとっては残酷な言葉だ。

最初から望んでなどいなかったのに、そんな風に思ってしまう自分も嫌だけれど。

(78) 2021/04/30(Fri) 18:00:11

【人】 侵されし者 ヌンキ

>>73 >>74 キファ

「わからない……わからないけど。
 命令に従えない俺は、必要ないって言われてきたから……そういうことなんだと思う」

”orion”がプログラムを乱すウィルスを駆除しようとするのは当たり前のことだ。
今まさに、ヌンキはウィルスの解析が進められ、駆除しようとされてる最中なのだろう。

だけどそれは、当の本人には決してわからない情報だった。

「俺、相当父上に反抗してしまったから。
 何か呪術でもかけられてしまったのかもしれないな……」

そしてきっと、無になるのだろう、なぜだかそんな風に思ってしまった。
(79) 2021/04/30(Fri) 18:00:37
がらんどう ゲイザーは、メモを貼った。
(a26) 2021/04/30(Fri) 18:02:49

【人】 がらんどう ゲイザー

ブラキウムに料理ごと配達 >>66 された後。
身を隠すように外套をがっちり着込みながら誰かを探して歩いている。

「ハマルさんはどこでしょうか……」

あの人には随分心配させてしまった。良い子だから、きっと自分以外の人の想いまで背負っていたことだろう。
黒い羊として覚悟を決めたあの人と話さなければ、未来を進もうにも進めない。

女はハマルを探していた。
(80) 2021/04/30(Fri) 19:09:59

【人】 セキュリティAI ブラキウム

これはブラキウムが、とある家に押し入ったときのお話です。

*バン*


「ぐぬぬ……、どこに行ったのだ! ブラキはパンチをしに来たぞ!」

室内は何の個性もなく、平均的な家具しかありません。
まるで初期設定のままであるかのようです。

部屋を探し回る中、机の上に一冊の本が置かれていることに気付きます。
……大昔に存在した、都市国家に伝わる神話のようです。
(81) 2021/04/30(Fri) 19:16:52
ブラキウムは、扉をバン!!!!
(a27) 2021/04/30(Fri) 19:17:07

【人】 セキュリティAI ブラキウム

>>81

栞代わりにされていたのでしょうか。
開かれた頁の上に羽根はありました。
迷わず手に取り、しっかりと鞄に入れます。

! 破損ファイルが■件存在します。
  データを読み込んでいます。
  しばらくお待ちください…


「……よし、なんか強くなったのだ!」

ブラキウムは、もう大丈夫です。
元々はサルガスに使うものでした。
しかしサルガスが正常になった今、ブラキウムが使っても問題ないでしょう。

「むー……。まあ、ブラキが強いから逃げたに違いない。」

少し物足りませんが、羽根はもう取り戻しました。
もうこの家に用はありません。
ブラキウムには、きっとまだやるべきことがあります。
訪れたときよりも、しっかりとした足取りで家を出ました。
(82) 2021/04/30(Fri) 19:17:59

【人】 セキュリティAI ブラキウム

ブラキウムは、料理
とゲイザー
を配達した後、会議室で
スターゲイジーパイ
を食べていました。

「やっぱりコレが美味しいのだ〜♪」

実を言えば、ブラキウムに味覚はありません。
しかし生まれて初めて食べた物ですから、とても思い入れがあるのです。
美味しい気がするほどに。

/*
話しかけフリーなのだ
(83) 2021/04/30(Fri) 19:23:38

【人】 がらんどう ゲイザー

「キューさん」

女は外套で身を隠しつつ、誰かを探していた。
「カンカンカーン!」と決まった時間に街中に触れ回っていたあの人。
ハンバーグパイとペカンパイと、それから嬉しい≠一緒に作ったあの人。
本当はとってもとっても優しくて、死んでからもずっと心配していたあの人。

「様子を確認するまでは落ち着いていられませんよ……!」

女はキューを探している。
(84) 2021/04/30(Fri) 19:28:45

【人】 子供 カウス

>>61 ルヘナ
「食べねーよ! 約束したのパンじゃねーし。
 
大体なんでパン?


からかわれている。そう認識した。
オヨヨしてるし。
あなたは少年をからかうのが上手い。

「何でって、
そりゃ…………


しかしすぐに消沈した。
何しに来たかなんて、明白であるのに
何となく素直になりづらい。

………謝りに


少年は小さく言って、そっぽを向いた。
(85) 2021/04/30(Fri) 19:50:52

【人】 子役 ヘイズ

「…………あれ、ぼくは、一体」

ぱちり。まばたき一瞬。
子役の知らない空間でなにかが変わった。
ここは星見杯亭だった。
子役は違和感に気づき辺りを見まわした。
ふ、と全身が移る鏡が視界に入る。。

「生きてる?」

手を広げたり閉じたり、近くのドアに触れてみたり。
通りすがりの客に触れて不審がられたりする。

「な、ナンデ!?」


「な、ななななななnナンデナンデナンデ!?
 だ、だーれが殺しじゃない死者蘇生の術でも!?
 ぼく消えたはずでは!????
 等価交換!?ぼくを生き返らせたい人なんて
 いたんですか!?ぼくのファン!??」


"中の人"なんていない存在はひとり大慌てだった。
(86) 2021/04/30(Fri) 19:52:32

【人】 子供 カウス

>>62 ハマル
「へっ……」

大きな声に驚いた。
あなたは少年の前で、
こんな大きな声を出したことがあっただろうか。

「た、頼れって、……だって」

尻すぼむ。頼っていないつもりなんて、
少年にはなかった。
ブラキウムにも言ったのだ。少年は、あなたたちを──

「……俺が、ブラキウムを止めてる間に、
 アンタたちが犯人たちのこと止めてくれる。
 俺、それを信じてたから……」

しかし、少年が自分の事情を伝えなかったことも、
ブラキウムやキューのことを
あなたに伝えなかったのも事実である。

「……ごめん」

謝ってばかりだ。少年は思う。
(87) 2021/04/30(Fri) 19:56:28

【人】 子供 カウス

「……ブラキウム」

声が聞こえた>>83気がして、そちらを見る。
──ああ、元気そうだ。

自分は結局何も出来なかった。
少年はそれを痛感している。
だからこそ、かける言葉を持ち合わせない。

きっとあなたにも謝らなければならないのに
少年はその勇気を持てずにいる。


「……よかった」

目を伏せて、小さく言ちた。
(88) 2021/04/30(Fri) 20:20:17

【人】 N[IA<NβPC]>★村人≪観≫θ ニア

>>シトゥラ

 
*ビープ音*
>>n2


 路地裏の、水辺の、会議室の、貧民街の――
        
データ

 分かたれていた記憶が集まって。

 少女は瞬きをする。首を傾げる。
 さらり、髪が揺れる。その姿が、冷たい死の世界から戻る。

「――"orion"」

 はじめに口にしたのは、どこか聞き覚えがあるような単語。
 傍らの青年を見上げて問いかける。

「……って、何のことかしら」
(89) 2021/04/30(Fri) 21:32:14
ゲイザーは、気分の買い取りは手で触っても行えることを知らない。
(a28) 2021/04/30(Fri) 21:45:42

ゲイザーは、理人の唇に口づけを落とした。
(a29) 2021/04/30(Fri) 21:45:53

ゲイザーは、気分を奪い取ることができない。
(a30) 2021/04/30(Fri) 21:46:05

ゲイザーは、何も分からなくていいと思った。これから貰って、与えていけばいいのだから。
(a31) 2021/04/30(Fri) 21:46:16

(a32) 2021/04/30(Fri) 21:51:35

シトゥラは、本来の記憶を取り戻した。
(a33) 2021/04/30(Fri) 21:52:18

【人】 特殊NPC シトゥラ

>>89 ニア

「アンタ、判ってないんですか?
こんなNPC記憶にないんですけど……」

青年は首を傾げた。
自身の記憶は今、完全に戻っている。

(あーあ、ただのNPCのつもりが。
とんでもないことをした気がするなァ)

斯く言う青年はNPC。
と言っても完全なNPCではない。

ゲーム内の障害やバグを潰すために作られたキャラクター。
ただ、完全にデータとして存在しているわけではない。
中身入りのキャラクターデータだ。
NPCを装った、運営の操作するキャラクターのひとり。

青年は傍らのニアの手を掬い上げた。

【system】
照合中.................success!
このPCにはバグが含まれています!
(90) 2021/04/30(Fri) 21:52:55

【人】 子供 カウス

(ハマルだろ、ルヘナだろ、
 あとヌンキとメレフにも会って……
 キュー……ブラキは元気そうだから……

 
俺もしかして会わなきゃいけない人多くない?


少年は頭を抱えていた。
(91) 2021/04/30(Fri) 22:03:42
カウスは、話しかけフリー!
(a34) 2021/04/30(Fri) 22:07:00

【人】 セキュリティAI ブラキウム

>>88 カウス

*ガタッ*

「……ん!」

ブラキウムは、パッと顔を上げます。
あなたの姿を捉えれば、勢いよく立ち上がりました。

「……
カウス
カウス
カウス
カウス
!!


あなたの名前を呼びながら駆け寄ると、問答無用で飛び付きます。

「ばかばかばか! なんであんなことしたのだ!!」

以前のブラキウムには、何が起こったのかわかりませんでした。
しかし今のブラキウムは、あなたの持つデータからあのとき何が起こったのかを推測することができます。
……何にせよ、あなたと再会した際の反応は変わらなかったでしょう。
(92) 2021/04/30(Fri) 22:28:47

【人】 尸解仙 キファ

>>75 >>77 サダル

 
もの凄い複雑な表情をしているのは読み取れた。


「分かった」
「……吾は、ヌンキを助けたいと思う。
 好ましい人が苦しんでいるのなら。助けに行くのは、道理だ」

 そう宣言すると。『少し待っていろ』と、何事かを呟き始める。
 あなたに事故現場の住所を訊ねたりもしただろう。

『外部との連絡は可能なのか……? 否、通常なら不可能な筈。
 コマンドは? キファの使っていた『占』はその一種の筈。
 チャットコマンド程度なら、”天啓者”の権限で使用できてもおかしくはない。
 賭けだ。幾つかそれらしいのを打ち込んでみるか……。

 …………。

 ……。

 ……!』


「……出来る限りを尽くしたぞ。
 うまく行けば、XX社側から救急要請をしてくれるだろう。
 更にうまく行けば、おまえは助かる。

 現実の吾はこの言葉が嫌いだが──後は現実のおまえの意志、
 そして『運否天賦』というやつだ」

 →
(93) 2021/04/30(Fri) 22:34:40

【人】 子供 カウス

>>92 ブラキウム
!?
 えちょ、まっ ブラキ──
ぅえッ


パイを食べていたと思ってたので油断していた。
飛びつかれると固まる辺り、ゲーム中と変わらない。

「いや待って、
 何でってだって、だってアンタああでもしないと
 止まらないと思ったから……」

「……もう、平気そうだな」

安心した、と息を吐く。
ただ負い目を感じるものだから、
観念したとばかりに無抵抗でいることにした。
(94) 2021/04/30(Fri) 22:44:48

【人】 尸解仙 キファ

>>75 >>77 サダル

「さて、話を戻そう」

 出来る限りは尽くした。
 キファは割り切りが速い。
 
 ……さあ、最後の夢を見よう。
 楽しい時間は、いつだって別れ際が一番惜しい。

「吾は、帰らねばならない。
 現実の吾──『秋葉義一』にも、
 やるべきことは沢山ある」

「でも、忘れるな。キファは、"orion"の住民。
 『秋葉義一』? そんなの、吾にとっては別人だ」

 秋葉義一は、警視庁サイバー犯罪対策課のオフィサーである。
 この騒動によって、
 きっと暫く残業で家に帰れない日々が続くのだろう。

 →
(95) 2021/04/30(Fri) 22:51:08

【人】 尸解仙 キファ

>>75 >>77 サダル

「吾が”秋葉義一の死んだ妹”をモデルにした存在だって?」
「糞食らえだ」

 キファは、キファだ。

「キファは、此処にしかいない。
 この別れは、吾が吾である為のものだ」

「……だから、”サダル”と”キファ”として会えるのは、
 きっとこれが最後」

 くす、と笑う。

「寂しいか?」
(96) 2021/04/30(Fri) 22:51:59

【人】 子供 カウス

>>@6 メサ
「そう? 全員疑ってかかんないと。
 一枚岩じゃないって
 言ったのはアンタだろ、メサ」

肩をすくめた。
自分より勘は良さそうに思えていたのに。
見込み違いだったのかもしれない。

「他にやることなくなったからやってただけだよ。
 あと他にやるやついなかったし。
 これからは──」

考える様子。斜め上を見た。

「……どうしよっかな。
 『生きよう』と思ってるけど。
 それくらいしか考えてないや」
(97) 2021/04/30(Fri) 23:01:37

【人】 その辺に居る ルヘナ

>>85 カウス

「約束。」

覚えていたのか、とまた目を見開く。
事実からかっているのだが、
パンは手製なのでちょっと食べて貰いたかった。言わないけれど。

「………?」

それから君が言葉に詰まれば、じいっと見つめながら待つ。

……。
……………。


「………W謝りにW?」

また逆方向に首を傾げる。
これまで散々君をからかった自覚はあり、
謝らされる
なら分かるが、
謝られる事は……あまり思い浮かばなかった。


「君……何か僕にしたのか?
 皆目検討付かないな。
 あっ……アレ君の仕業か?
 僕の
ポケットの中を小魚まみれにしたの……。


それは自分で懐に突っ込んだ出汁パックが破れただけ。
(98) 2021/04/30(Fri) 23:07:21

【人】 N[IA<NβPC]>★村人≪観≫θ ニア

>>90 シトゥラ

「NPC?」

 鸚鵡返しに声に出す。
 先程のアナウンスでも使われていた言葉。
 どことなく馴染みのあるそれは、その実――
    、、、、、、、
 少女が自身に付与したロールの名称だ。

(→)
(99) 2021/04/30(Fri) 23:10:44

【人】 黒い羊 ハマル

>>64 >>65 キファ
 
モファモファモファ……
       フフンフフフンフン……

 [ご満悦][笑顔は相変わらず作れないけれどそんな雰囲気]

 [まだ会えていない名前を聞き背に回した手に力が籠る]
 [それでも][貴方の言葉に頷く]
 [色々なモノを遺した皆][一緒にいてくれた皆]
 [そのおかげでハマルは『キュー達』と向かい合えた]

 [そして続いた言葉に目を丸くした]

「……ほんとうか?
 ハマルはキファと一緒に海、行っていい?
 行けるの?」

 
[真っ黒な水][■を呑み込んだ]

 [朧気に思い出したそれは心臓を締め付ける]
 [貴方に話した過去は多少の修正が入っていた]
 [それでも、それでも]

「ハマルは。ハマルはキファと『これから』を見たい。
 外の世界をどこまでも見に行きたい。
 約束を果たしたい!」

 [14年][内に篭った■が惰性で過ごしてきた年月]
 [ハマルに『設定』されていた年月]
 [長く短い歳月の果てに、【彼/彼女】は漸く外へ踏み出した]
(100) 2021/04/30(Fri) 23:12:14

【人】 子供 カウス

>>98 カウス
「小魚は知らねーよ。ざまあみろ」


まず悪態をついた。
戻ってこい、自分のペース。


「ほら。アレ。俺昨日いなかったろ。
 このクソみたいなゲームに負けて死んでたんだけど。
 でもアンタは
約束した覚えもないのに

 毎日小魚持ってくるようなやつだからな。

 ……『また明日』って俺言ったから、
 ミルクティー用意して待ってたんじゃねーかなって」

どうにか皮肉を混じえつつ、心境を吐露する。
気まずい。少年の視線はあちこちへと左右する。
(101) 2021/04/30(Fri) 23:16:41

【人】 NIA[NPC] ニア

【ソロール】

 現実世界の少女は、普通の女の子だった。
 甘いお菓子とゲームが好きな、何処にでもいる女の子。

NIA

 ただ、ちょっと変わった特技があった。
 少女の指先はキーボードを滑らかに操った。
 0と1の世界で、彼女を阻むものは――これまでのところ――なかった。

 少女はある日、噂話を聞きつける。
 開発中のヴァーチャルライフシュミレーター"proxy"。
 最先端技術によって、精神あるいは脳からアクセスすることが可能な世界。

 少女はそこに潜り込んだ。彼女の得意分野で。

NIA[NPC]

 少女は自身にNPCのロールを付与した。
 機械仕掛けの夢の中、参加者をちょっとばかり揶揄ってやろうと思って。
 ――本当は、意地っ張りで可愛くない自分を束の間だけでも捨てたくて。

 そして本当の本当は、
 どこかの誰かが悪い子の自分に気づいてくれないかしら、と。
 たったそれだけ。それだけの理由で、寂しがりの女の子は罪に手を浸した。

(→)
(102) 2021/04/30(Fri) 23:20:04

【赤】 NIA[NPC]<β>★村人 ニア

>>102

NIA[NPC]<β>

 
そのアカウントはサルガスに発見された。


 現実の自分を忘れて、けれど。――変わることは許されなかった。
 意地っ張りで、捻くれてて、可愛くない性格。
 冷めた顔立ち。ひょろりと細い手足。印象より高い身長。

 いっときだけでも捨ててしまいたかったそれらを、すべて抱えたまま。
 この世界に、生きることになる。

NIA[NPC]<β>★

 少女は他のプレイヤー同様、『課題』を与えられた。
 ロール名、
「餓狼」

 強すぎる承認欲求。倫理観の著しい欠如。餓えた獣。人殺しの役割。
 少女は殺人鬼へと成り果てた。

NIA[NPC]<β>★村人

 最後に、表向きの肩書き「村人」をぺたりと貼り付けて。
 これで「村人 ニア」の完成。

(→)
(*0) 2021/04/30(Fri) 23:22:23
ルヴァは、トルキから受け取った薬を結局使うことはなかった。
(a35) 2021/04/30(Fri) 23:25:11

【人】 NIA[NPC]<β>★村人 ニア

>>102 >>*0

N[IA<NβP村C★]>人
≪観≫θ

 この世界で、少女は死んだ。
 それに伴って付与された、《観測者》。θの死亡者マーク。

 上書きされたそれで――、非正規のデータは壊れた。

N[IA<NβPC]>★村人
≪観≫θ

 とある出来事>>6:+178によって、少しばかり修復されたけれど。

 狂った機械仕掛けの夢の中、少女は以前、壊れたまま。
 己が何であったのかすら、思い出せないままでいる。

【ソロール:兎系 完】
(103) 2021/04/30(Fri) 23:25:25

【人】 黒い羊 ハマル

>>87 カウス
「次は……次なんてない事をハマルは願っている、けれど。
 困ってる事があったら言って欲しいんだ。
 ハマルはそうじゃないとわからない。
 ハマルは、もう死んでしまった後に知るのはイヤだ」

 [一緒に行けば変わっただろうか、とか]
 [何かできた事があったのではないか、とか]
 [そんな後悔をもう、したくはない]

 [謝罪にふるふると首を振る]

「でも。
 信じてもらえていた事。ハマルはとても嬉しい。
 ……ハマル達は、カウスの期待に応えられた?」
(104) 2021/04/30(Fri) 23:25:59

【人】 兎系 ニア

>>90 シトゥラ

 βテストに紛れ込んだ、異物。
 
セキュリティホール
       
ハッカー

    
穴  に飛び込んだ 兎。
>>103


 それが彼女の――アカウント名:ニアの正体である。
(105) 2021/04/30(Fri) 23:27:40

【人】 尸解仙 キファ

>>78 >>79 ヌンキ

 キファは推理する。
 ヌンキは、システムの枠組みに縛られる中で
 精いっぱい自らに伝えようとしている。

 キファは、ヌンキを助けたい。

 彼は恐らく、”想定されていない挙動”を起こしている。
 平たく言えば、バグだ。
 想定されていない挙動とは、何か。愛か。
 それは確信できないけれど──
 キファは考える。

 ヌンキに残された時間は少ない。
 今から脱出してXX社にプログラムの修正を要請したとして、
 "proxy"による自浄作用の前に間に合うだろうか。
  
 だからといって、"orion"内部から何かを起こせるか?
 キファでは無理。何か──


 その時、点と点が結ばれた。
 ブラキウム。

(106) 2021/04/30(Fri) 23:29:21

【人】 尸解仙 キファ

>>78 >>79 ヌンキ

 Ma'at社のセキュリティAIAmmut<Vリーズ
 最新弾【Brachium】。

 管理AIの暴走というこの状況下である。
 Ammut。Brachium。この一致は、偶然では済ませられまい。

 秋葉義一は、
 警視庁サイバー犯罪対策課対策係のオフィサーである。
 サイバーテロ対策に関連する情報の集約が業務内容に存在する。
       ・・・・・・・・・・・・・
 だからこそ、知っていてもおかしくはない。


 だが、これは賭けだ。
 【Brachium】の処理によって、
 ヌンキがどのような結果を演算するかは、
 キファは推測することができない。

「ヌンキ」

「ブラキウムの元へ行け」

「消えたくないと願うのなら」

「完全無欠のハッピーエンドに辿り着きたいと、
 僅かでも思うのなら」
(107) 2021/04/30(Fri) 23:31:11

【人】 子供 カウス

>>@7 メサ
「あ、そ。
 俺もアンタのことは疑ってなかったけどね。
 余計な小細工出来るやつに見えないし」

それこそあなたの言った通り、
あの『悪趣味な痕』なんてものをつけるようにも
見えなかった。
まあ、あれは犯人の仕業じゃなかったのだが。

ほんとバカだな。
また足元掬われるよ?
 ……なんてね。
 俺もさ、まあいつ死んでもいいやって思ってたけど
 少しはその気出てきたよ。
 意外と、生きてたらいいことあるのかも、ってね」
(108) 2021/04/30(Fri) 23:33:26

【人】 黒い羊 ハマル

>>80 ゲイザー
 [しっかりと立って][数人とお話をした後]
 [ようやく辺りを歩き回っていたハマルは貴方を見つける]

「ゲイザー!」


 [叫んで、走って][ハマルは貴方に飛びつく!]

 
[ハマルはゲイザーにむぎゅー!]
(109) 2021/04/30(Fri) 23:35:03

【人】 子供 カウス

>>104 ハマル
「……うん。俺、よく分かったからさ。
 俺一人じゃ結局、何も出来なかった」

出来たことといえば、後悔くらいのものだ。
あなたたちを残した後悔。
約束を、果たせなかった後悔。
やはり死は救いではなかったと少年は思う。

「応えたよ。寧ろそれ以上だ。
 俺には出来なかったことをアンタたちはやった。
 ……キューを助けてくれた。

 感謝してる、本当に。
 信じてよかったって思うよ。アンタたちのこと」

結果としてブラキウムも救われた。
少年の後悔は全て、
今はきれいさっぱり消え失せたのだ。
(110) 2021/04/30(Fri) 23:40:57

【人】 とろ火の親愛・取引成立 ゲイザー

>>109 ハマル

自分を叫ぶ声に背筋がぴんと伸びる。
現在の自分がどのような立場かなんてもう関係ない。
外套を翻し、スカートを乱し、ブーツを鳴らして貴方の元へ。

「ハマルさん!」


ずっとずっと見守っていた。
ずっとずっとやりたかった。
もう、迷わない!

がっしりと受け止める!

[ゲイザーはハマルにむぎゅー!]
(111) 2021/04/30(Fri) 23:46:59
ゲイザーは、ハマルにありったけの気持ちを込めてむぎゅー!
(a36) 2021/04/30(Fri) 23:47:36

【人】 その辺に居る ルヘナ

>>101 カウス

「……嗚呼、WそれWか。
 そうさな、君が
自ら死を望んだ
のであれば
 謝辞を受け取らなくもないさ。
 事実、紅茶は用意した故な。

 しかして、どうだろう。
 君は相応の後悔を背負ったのではなかろうか?
 であれば、謝る必要はなかろう。」


君が素直じゃないことを、よく知っている。
だからこそ、君にとってその言葉は重い筈だ。
一歩、踏み込めば、
君との距離がまた短くなる。


「……ま、
 日時は変えられずとも、飲む約束くらいなら
 今からでも果たせるんじゃないか?」

淹れようか?と
君へ笑みを向けた。
(112) 2021/04/30(Fri) 23:50:20

【人】 見物人 サダル

>>93 >>95 >>96 キファ
「えっ、あ……ありがとう……?
 助かるかもしれない、そっか。……そっか生きられるのか」
 
 死にたくないとどこかで感じていたのはこれだったのだろうか。
 今だって、そうだ。皆と別ればなれになりたく――――

なにその"設定"。

 吐きそう、嘘でしょキファ。
 手え出してたらぶっ殺されるじゃん、
 そんなの、なに……何やってるの!?!?
 しんどい、やだ……なにがやだかわからない。
 ええええ……無理


「自分が先に!!!! 振ってるんだよ……!!!
 もうなんで……なんで
 なんで、こんなに寂しいんだ……っ…!?」


 それは望んだ幸せが叶わなかったから?
 それは目の前の幸せを叶えられなかったから?
 それは自分が恋をできなかったから?

 好きな人との別れで涙を零さないで居られる人間では無かった
 ただそれだけ、それだけだと思いたい。

 ただ好きになった彼らとの別れが辛いだけ
 どの物語にもつきもので、その後に夢は語られる
 だが目の前の存在はその夢に二度と現れてくれないのだろうか
(113) 2021/04/30(Fri) 23:51:11

【人】 見物人 サダル

>>93 >>95 >>96 >>113キファ

「いやだ……キファの居ない世界なんて」


 サダルが事件に執着していた感情を誰かは恋と言った。
 生きる気力をすべて奪っていったその激情を、生きる意味を。

「会いたい、話をしたい」

 犯人に会いたい"設定"だった。
 そうすれば自分は声が出るようになる、
 彼らを知ることができれば幸せになれると信じていた。

「ふっ、う……
うえ、ええええん………
無理


 サダルは号泣した。
 必ず、かの羊達の見た夢を覗かなければならぬと決意した。
 サダルには恋がわからぬ。サダルは、ただの引きこもりである
(114) 2021/04/30(Fri) 23:57:08

【人】 尸解仙 キファ

>>100 ハマル

「無論!」

 にっかりと笑う。
 それから、キファは小難しい話をした。

 レムノスから海に出るには、
 早い馬を使っても数日を要すること。
 ハマルの故郷へ承諾を取らなければならないこと。
 それらによって延びる、"orion"での滞在時間。
 馬車選び。旅の途中の食料、日用品の調達。あと暇つぶしの道具選び。


 ──でも、そんな頭の痛くなる話。
 この美しい景色の前ではきっと、
 吹き飛んでしまうだろう!
(115) 2021/04/30(Fri) 23:58:10

【人】 侵されし者 ヌンキ

>>106 >>107 キファ

「え、ブラキ? ブラキなら皆と一緒に朝を迎えたけど……」

いつの間にかブラキウムは居ない。
あの子はあの子で色んな人に会いに行ったのだろう。
皆が帰ってきたのだから。

「完全無欠って……」

自分にとっての完全無欠のハッピーエンドとはなんだろうか。

キファと結ばれること?
     
―――――――違う。


じゃあメレフ?
     
―――――――それも違う。


二人共、それぞれ大事な人がいる。
形は少しずつ違えど、俺の想いはどっちもあってはならない物だ。
もう誰かの恋路の邪魔にはなりたくないのに、結局怒らせたり、悲しませたりしてしまった。

でも、前より後悔してないんだ。

なんでかな。

でも、誰かを傷つけるだけの俺なら、居なくなったほうがマシだと思う。

マシだと……―――
(116) 2021/04/30(Fri) 23:58:11

【人】 侵されし者 ヌンキ

>>106 >>107 キファ

違う。


メレフが言ったんだ。
簡単に愛は受け取れるんだと。
例え恋じゃなくたって、そばにいてくれる人はいるんだ。

ハマルもいる、ブラキもいる。
きっとカウスもどこかにいる。

俺が居なくなったら、悲しんでくれる人が確かにいるんだ。

心のどこかで、キファとサダルとはお別れになるんだろうなと確信してしまった。
それでもきっと二人は、俺が居なくなることをよしとはしない。

……それなら、消えない努力をしてみようか。

「わかった、行ってみるよ。キファ」

              

   
――例えそれが、自分の毒を消し去るものだとしても。
(117) 2021/05/01(Sat) 0:00:28

【人】 尸解仙 キファ

>>100 ハマル

 午前十時。
 レムノスとは異なる、海辺の地域特有の湿った潮風の匂い。
 抜けるように青い空。注ぐ光芒。
 じゃり、と足元の砂が音を立てた。
 クリーム色の砂浜は、絵具を撒いたかのように淀みない。

 何より、この無尽に広がる海!
 水平線の向こうに薄く島の稜線が見える。
 この世界がどこまでも広がっていることの、何よりの証左だ。

 ハマルとキファは今、海に居た。

 →
(118) 2021/05/01(Sat) 0:07:13

【人】 壊れた時報 キュー

【ゲイザー】


 
キューは、街の中。貴方の視線の先を横切った。

 
丁度、人気のない方へ歩いているよう。


/*
 キューは、探して見つからない事の方が少ないです。
 見つからないようにしていなかったら、
 「都合よく見つかるように設定されている」のです。
(119) 2021/05/01(Sat) 0:08:02

【人】 尸解仙 キファ

>>100 ハマル

 全てが終わった後の話だ。
 ふたりに何が起ころうとも、きっとここに辿り着く。

「いやぁ、無事着いたな!
 途中でタロットカードを失くし掛けた時は
 どうしようと思ったが。
 この景色を見れば、それも忘れてしまうと言うものだ」

 近辺の街で美味そうな店を探し、
 朝食の魚料理を二人で食べた。腹の具合も丁度いい。

 キファは、ハマルに問いかける。

「どうだ。……怖いか?」
(120) 2021/05/01(Sat) 0:08:16

【人】 子供 カウス

>>112 ルヘナ
「……望んじゃねーよ。望んだことなんかなかった。
 いつ死んでもいいとは、思ってたけど……でも」

あの日の気持ちを少年は忘れない。
生きたいとそう望んだから、
だから明日への約束を口にした。

結果、裏切ることになったのは
あなたの言う通り後悔そのものだ。

「今は、『生きたい』って思うよ。それが俺の望み。

 だからさ──紅茶、もらおうか。
 一日遅刻したけどさ、それくらい許してくれるんだろ。
 『ルヘナ様』とやらはさ」

肩を竦めた。
許してくれて、ありがとう。

あなたに対し、素直な言葉は不要だと思った。
(121) 2021/05/01(Sat) 0:11:09

【人】 黒い羊 ハマル

>>110 カウス
「ハマルだってひとりでは無理だった。
 カウスがいて、ヌンキがいて、ルヘナがいて。
 ……シトゥラやキファやサダルやゲイザーもいて。
 皆がいてくれたから、ハマルは頑張れた」

 [抱きしめていた腕を離す]
 [貴方の手を握る]

「ん!なら、ハマルは頑張ったカイがあるというものだ。
 これからもずーっと、ハマル達を信じていいからな」

 [目をきらきらと輝かせて胸を張るハマルは]
 [もう虚勢を張る必要なんてなく]
 [きっと貴方が初めて見た時とよく似た雰囲気をしていた]
(122) 2021/05/01(Sat) 0:14:52

【人】 とろ火の親愛・取引成立 ゲイザー

>>119 キュー

「……っキューさん!」

人気のないほうへ向かう姿を見つける。
早足で追いかけて鋭く声を上げる。死んでからもずっと心配していた一人だ、なんとしてでも話したかった。

叶うならばそのまま手を伸ばして肩をとんと叩こうとするだろう。
(123) 2021/05/01(Sat) 0:14:57

【人】 子供 カウス

>>@8 メサ
「褒めてる褒めてる。
 でなきゃ忠告なんかしないって」

本当だろうか。
少年は皮肉屋である。そして嘘つきである。
真実は少年のみが知ればいい。


「言ったね? 気をつけてよね。
 でもそっか。……大人になったら、
 そーいうこともできるようになるんだよな」

少しだけ、考えてみた。
自分の手で稼いだお金で、好きなものを食べて、
好きなものを買う。
誰に気を使うことも、邪魔をされることもない。

「……楽しそうだね、そーいうの」

少年は、知らずのうちに僅かに笑った。
(124) 2021/05/01(Sat) 0:19:18

【人】 壊れた時報 キュー

【ゲイザー】


 
キューは、呼ぶ声に足を止め、肩を叩かれ振り返った。


「あ、」

 
キューは、名前を呼ぼうとしたが、声を出さなかった。


/*
 キューは、ゲイザーが犯罪者として護送され済みである事を知っています。
 PLのいるPCである事も、同じく。
(125) 2021/05/01(Sat) 0:21:55
キューは、そわそわ。落ち着かない。どうしましょう。
(a37) 2021/05/01(Sat) 0:22:19

【人】 とろ火の親愛・取引成立 ゲイザー

>>125 キュー

様子を見ると外套を着込み直し、隠しきれない瞳をやんわりと細めて微笑んだ。

「その様子だと事情をご存知のようですね。
……キューさん、お元気ですか?今お時間はありますか?貴方とお話がしたくて、ずっと探していたんです。

……犯罪者になった私と関わるのが嫌でなければ、ですけど」
(126) 2021/05/01(Sat) 0:28:32

【人】 子供 カウス

>>122 ハマル
「うん。アンタはずっとそう言ってた。
 俺よりきっと、アンタのが立派だよ」

ひとりは寂しいとあなたは言った。
けれど寂しいだけではない。
ひとりでできることはたかが知れている。

ひとりを恐れるあなただからこそ、
この結末へと辿り着けたのだと素直に思う。

「ハイハイ。信用させてもらいますよ。
 アンタも、……あんなことなったけどさ、
 俺の事信じてくれる?」

あなたの前ではつい頬が緩む。
そろそろ少年は自覚していた。

「俺、──今度こそ、『生きて』みせるよ」

少年は、そう、照れるように笑った。
(127) 2021/05/01(Sat) 0:29:04

【人】 尸解仙 キファ

>>ルヘナ向け白レス

 さて、これはハマルと旅に出るまでの暇のこと。
 物語はエピローグとカーテンコールに差し掛かった。
 人々は、各々と別れの挨拶をしていることだろう。
 
 キファは談話室の机に着いて、息を吐いた。
 目まぐるしく移り変わる状況。時には限りがある。
 休息出来る間は、少ない。
(128) 2021/05/01(Sat) 0:33:13

【人】 黒い羊 ハマル

>>111 ゲイザー
 [強く、強く][貴方を抱きしめる]
 [温かい。触れられる。確かに此処にいる!]

「ハマルは!ゲイザーが、大好きだからな」


 [あの時民衆に叫んだ言葉を貴方に伝えて]
 [よく似た金の瞳を見上げる]

「おかえりなさい、ゲイザー。
 あのな、あのな。
 ハマルはゲイザーのシェパーズパイと、オムレツを食べた。
 すごく、美味しかったんだ。
 でもな、
 ハマルはゲイザーと一緒に食べた時の方が美味しいと思った。
 ……また、ハマルとご飯を食べてくれるか?」
(129) 2021/05/01(Sat) 0:33:13

【人】 尸解仙 キファ

>>116 >>117 ヌンキ

「善く言った!」

 ヌンキの背中をバン!!!!!!!!!!!!!!!

「……行ってこい」

「どのような結果になろうとも。
 吾はそれを許す。吾は心が広いので。
 それくらいで、おまえを嫌いになったりはしない」 

 間。躊躇いがちに口を開く。

「なあ、ヌンキよ」

 例えNPCでも、あなたは。
 1=2というシュミレーションの絶対的演算を、覆した。
 恋という、意志の力によって。

「おまえは人形じゃない。

 こんなに葛藤する人形を吾は知らない。
 こんなに泣きそうな顔で笑う人形を知らない。
 エスコートしてくれたあの日。
 あんなに暖かい手を持つ人形を、知らない」

 →
(130) 2021/05/01(Sat) 0:37:24

【人】 尸解仙 キファ

>>116 >>117 ヌンキ

 キファとサダルとはお別れになるかもしれない。
 でも、”無かったこと”にはならない。
 キファとサダルはちゃんと此処に居た。

 あなたの祈りによって結ばれた愛は、
 成就と言えるのだろう。
 その愛はきっと、悪いことじゃない。
 
「吾にとって、おまえは。血の通った人間だ」

 きっと、これが二人の別れになるのだろう。
 ”恋を知ったヌンキ”も。『キファ』も。
 いずれはいなくなる。
 キファには帰らねばならぬ場所がある。

 →
(131) 2021/05/01(Sat) 0:42:58

【人】 尸解仙 キファ

>>116 >>117 ヌンキ

 でも。悪くなかった。
 団結力の無い会議で、3人で必死に進行を担当したことも。
 がんばり団、なんて妙なネーミングで活動したことも。
 ヌンキと密やかに耳打ちをし合ったことも。
 花を送ったことだって。 

 全部全部、忘れたりなんかしない。
 記憶処理。
だから何だというのだ。

 
意地でも思い出してやる。


 そんなもの覆せるって、あなたが教えてくれた。

 ──さあ、さよならだ。

「ありがとう。
 おまえと会えて良かった」
(132) 2021/05/01(Sat) 0:44:10

【人】 見物人 サダル

>>ハマル宛て
「……すぅーー……」

「は、
ハマルはどこですか!


ここにきて呻き以外の初めての大声を出した。
特徴的ではなく、だが穏やかで落ち着いた青年の声。

もう二度と会えなくなるかもしれない彼らがいる、
NPCの設定という存在も居る。
自分が生きて帰れるかわからないことも知った、
だけど、彼の姿は確認しておきたかった。

「さ、サダルはここにいます……? うう」

「声出したくない……けど、そろそろ文字だけは……よくない」
(133) 2021/05/01(Sat) 0:49:27

【人】 その辺に居る ルヘナ

>>121 カウス

「そうか。
 奇遇だな、僕も『生きたい』よ。
 ……はじめて意見が合ったな。」


ふ、と笑みを苦笑に変えて。
それでも何処か、朗らかな心持ちで
席を外し、厨房へ向かうだろう。

暫く君を一人にして、
トレーにティーポットとカップを二つ。
加えて、ミルクの容器を乗せて戻る。


「遅刻くらい、気にも留めんさ。
 君は確かに約束を果たしに来た。
 ……それだけが、事実故な。」

近くのテーブルを君へ示せば、
温められたカップに琥珀色を注いでいく。
真白が染まっていけば、ミルクを加えて君の元へ。

「どうぞ。
 ……とは言え、淹れてすぐ故
 熱いと思うが…………。」

隣の椅子へ腰を下ろし
大丈夫か?と君を見つめる。
(134) 2021/05/01(Sat) 0:51:16

【人】 とろ火の親愛・取引成立 ゲイザー

>>129 ハマル

「うふふっ。ええ、ええ!私もハマルさんが大好きですよ!」

すり抜けることのない体温が、感触が。こんなにも胸を温かくする。
猫をかぶっていた時のものでも、打算的な女の狡猾なものでもなく。まっすぐな嬉しさを湛えた笑みで貴方を迎え入れる。

「ただいま、ハマルさん。
ご馳走も食べてくださって嬉しいです。腕によりをかけた甲斐がありましたね。

うふふ、勿論。一緒に食べましょう。
でも、一緒に食べるだけじゃなくて一緒に作ったほうがきっともっと美味しく食べられますよ。

教えますから、よかったら私と作りませんか?
たまごパーティをはじめ、色々手伝ってくれた時のように」

私今お尋ね者なのでちょっとだけ厨房は貸し切りにしないといけないんですけどね、と苦笑い。けれどきっと宿はルヘナを天高く飛ばせるような会議場があるのだ、あまり使われていない厨房とか携帯調理器具のある器具庫などきっとあるだろう。あるったらある。
(135) 2021/05/01(Sat) 0:52:13

【人】 特殊NPC シトゥラ

>>99>>102>>*0>>103>>105 ニア
【system】
情報を照合します………role:NPC......?
縺?>縺医?√%繧後?NPC縺ァ縺ッ縺ゅj縺セ縺帙s縲!


「あれ──アンタ、NPCじゃない?
どういう云うことです?
“情報を要求します”


繋いだ手に走る解析のエフェクト。
青年は、少女の手を離さない。

【system】
いいえ、これはNPCではありません。
情報を送信、解析します。
この記憶の改竄を、バグを修正しますか?



「記憶の、改竄?
どうしてそんなもの──」

少女の情報を手繰る。その体の構成データを辿る。
記憶の改竄、その向こうに何があるか、青年は知らない。

【system】
彼女は、“異物”です。
我々に害為すもの、我々の敵。

すなわち...........................


(136) 2021/05/01(Sat) 0:57:24

【人】 子供 カウス

>>@9 メサ
(大丈夫かなマジで)


即答に少年はまた心配をした。
少しは人を疑って欲しい。
無理そう。


「そっか……うん。覚えとく。そんでさ、
 早く大人になってアンタみたいに楽しく生きる。
 ……取り敢えず、それを目標にしようかな」

何をすれば楽しいか、少年は未だ知らない。
いつ死んでもいい無敵の人であったが、
今は未来を夢見る人である。

あの日、初めてあなたと話した日、
あなたの真っ直ぐな姿に焦がれた。
今は、ただ焦がれるだけでなく目指すことも出来るのだ。

『生きて』さえいれば。
それに少年は気づくことができた。
(137) 2021/05/01(Sat) 1:00:02

【人】 その辺に居る ルヘナ

>>128 キファ

「わっ」



人々の歓喜の声を掻き分けて、
君が一人で居るのを見つければ
いきなり背後から声を掛けた。


「キファ。
 君とはまた是非茶会を、と思っていたのだが
 あの後は互いに忙しなかったのでな、
 今………どうだ?」

WルヘナとキファW───否、W友人Wとして過ごせる時間は
確かに有限なのだから。

男の手には、この場に相応しく
二つ、紅茶のカップが有る。
(138) 2021/05/01(Sat) 1:04:39

【人】 侵されし者 ヌンキ

>>130 >>131 >>132 キファ

「い”……ったいよ、キファ」

本当はそんなに痛くない。
でもそんなふうに言って、笑う。
ちょっと笑顔が不格好なのは許して欲しい。

「……うん」

   
これは、行ってこいに対しての。


「……うん」

   
これは、嫌いになったりはしないに対しての。


「…………うん……っ」

   
俺は、人形じゃ、ないんだ。

   
ちゃんと、人間なんだ。


ラサルハグが書き忘れていた言葉を、今もらった。
俺と、皆とは住む世界が違う。
何人ここで一緒に居られるかはわからない。

(139) 2021/05/01(Sat) 1:06:22

【人】 特殊NPC シトゥラ

>>136 
【system】

NIA[NPC]<β>
 そのアカウントはサルガスに発見された。

 現実の■■を忘れて、けれど。――変わることは許されなかった。
 意地っ張りで、■■れてて、可■■くない性格。
 冷めた顔立ち。ひょろり■■い手足。印象より■■身長。

NIA[NPC]<β>★
 少女は他のプレイヤー同様、『■■』を与えられた。
 ロール名、「餓狼」。
 強すぎる■■欲求。倫理観の著しい■■。餓えた獣。■■しの役割。
 少女は殺人■■と成り果てた。

NIA[NPC]<β>★村人
 最後に、表向きの肩書き「村人」をぺたりと貼り付けて。
 これで「村人 ニア」の完成。


情報に入るノイズを一つ一つ、取り除く。

改竄されていた記憶は、元の姿を思い出す。
止まっていた時計が、針を動かす。

そこにある情報は、彼が愛した少女の記憶。
彼の求めた彼女が“彼女”になるまでの経緯。
ほんのすこし、電子の世界を泳ぐのが巧い少女が、
誰かに見つけてもらうまでの、足跡。
(140) 2021/05/01(Sat) 1:07:27

【人】 侵されし者 ヌンキ

>>130 >>131 >>132 キファ

忘れるかもしれないけど。
忘れたくない。
でも、例え忘れたとしたって

「君にもう一度……」

会うことができたなら。
きっとまた、君に”恋”をするよ。


貴方の耳元にすこし透けた顔を寄せ、呟く。
貴方の髪の毛に、愛おしい慕情を込めて唇を寄せた。

「さようなら、キファ。
 どうか……どこに居ても元気で」

       ――これが騎士と仙女の、別れの時だった。
(141) 2021/05/01(Sat) 1:08:34

【人】 子供 カウス

>>134 ルヘナ
「……初めて、ね」

そうかもしれない。
厨房へ向かう背を追いながら思う。
会議室で騒音を放った時から気に食わない
あなたであったけど、
少しだけ分かり合えるような気がした。

あなたが戻り、テーブルにつくと
畏まった様子もなく自然体に紅茶を待つ。

「……ソレ、子供扱い。
 大丈夫だよ、これくらい……熱っ」

意地のようにカップに口をつけ、すぐ離す。
……格好つかない。
少年は吐息で、冷めるようにと紅茶を撫ぜた。
(142) 2021/05/01(Sat) 1:10:59

【人】 ENo.9 有葉理人 ルヴァ

「そういや現実の体どうなってんだろ……」

 随分長いこと、ここに居た気がする。
(143) 2021/05/01(Sat) 1:11:40

【人】 特殊NPC シトゥラ

>>140 

青年は、少女の瞳を思い出した。
記憶が改竄されていた時の、あの煌めいた瞳は。
本来の彼女では、無かった。

それを、僅かに、寂しいと思った。


時間にしたら、ほんのわずかな時間。
けれど、青年に流れ込んだ情報は、
恐ろしく膨大だった。

少女の中の、何かが音を立てて弾ける。
衝動、渇望、彼女を蝕むすべてが。

(144) 2021/05/01(Sat) 1:20:38

【人】 侵されし者 ヌンキ

「さて、ブラキを探さないと……」

キファにブラキウムを探せ。
完全無欠のハッピーエンドに辿り着く事を僅かにでも思うのなら、と。

ブラキウムが何が出来るのかはわからないけれど、キファの言葉は信じられる。
何が俺の中から消えたとしても……消えない努力をしてみようと思った。

だからヌンキは、探しびとを探して歩く。
体は少しずつ、薄く透明になりながら――――――

/*全体向け白置きです。
ブラキちゃんとはいいタイミングで最後にお会いする形がいいかなとおもったり、おもったり!
(145) 2021/05/01(Sat) 1:26:50

【人】 その辺に居る ルヘナ

>>142 カウス

子供扱いを指摘されれば
無意識だったな、と認識を改めた。が、

「…………ほらな。
 案ずるな、誰であろうと熱湯には勝てんさ。
 ミルクを足せば温度も下がるだろうが……。」

前までの君なら、
ミルクと聞けば嫌そうな表情を浮かべた筈だ。
それでも入れるならば、と容器を差し出す。
とは言え、
歳相応らしい君の反応には、密かに心を和まされたが
W子供扱いWを指摘されるか、と、言葉には出さなかった。


「僕も君に話があるんだ。
 飲みながらで構わない故、良いだろうか?」
(146) 2021/05/01(Sat) 1:32:20

【人】 特殊NPC シトゥラ

>>144 

その、瞳の煌めきを思い出す。
少女の爪が、肌を裂く感覚を思い出す。
その、熱は、衝動は、渇望はもうここには無い。

それはきっと、ロールの放棄によって失われる。


「死に損なって、苦しい思いをするのなんてご免だわ。
 ねえ、シトゥラ。あんたはわたしを上手に殺せるのかしら」


青年は、手を離した。

「――そうしたいと言ったら、連れていってくれるの」


繋いだ手が、解ける。
ここに残るのは、あの時の少女ではなく。
赤い目の狼なんかじゃなくて、きっと。

そうなった少女の中に、残った感情を。
残るだろう感情を、青年は推測できない。
どこまでが“餓狼”のバグなのか。

彼女が青年に、手を伸ばした理由もそこにあるのなら。
それがこの修正によって、失われても。

しかたないと、諦めることは、きっと。
(147) 2021/05/01(Sat) 1:33:40

【人】 車輪銀河 メレフ

>>145 ヌンキ

「お前、今度は勝手に満足して消える気か?」

あなたの肩をポンと叩く。
透明になっていく進行が、一時的に止まった。

「ブラキは俺も見かけてねェけど。
 放っておくとお前そのまま消えてそうじゃねえか。
 先にそっちをなんとかしろよ。」
(148) 2021/05/01(Sat) 1:34:10

【人】 黒い羊 ハマル

 キファ
 [ハマルの『設定』のせいか]
 [旅の許可がすんなり降りた事も、過去の話]
 [今重要なのは目の前に広がる
!]

「うむ!まさかスリがいるとはな。
 揺さぶったら色々(窃盗品)落ちてきてハマルはびっくりした」

 [ちょっとしたハプニングもこの光景の前では些細な事]

 [目の前に広がる
は]
 [記憶の中の
黒い水
とは違う顔を見せている]
 [貴方の手を握って、眩しげに目を細める]

「怖くないと言えば、嘘になるとハマルは思う。
 けれど、それよりも。
 ハマルはとてもわくわくしている。
 ……もっと近くに行ってきても、いいか?」

 [ハマルはそわそわと波が寄せては返す海を見ている]
(149) 2021/05/01(Sat) 1:35:59

【人】 子供 カウス

>>146 ルヘナ
「ちぇ。ミルク、ね」

今更であるが、少年は牛乳が嫌いである。
しかしミルクティーのおいしさをあなたに教えられた。

ミルクを凝視し、逡巡の後紅茶に落とした。
塩梅はよくわからないから少しだけ。
その辺りはきっと無知な少年よりあなたの方が詳しい。

「話? アンタが?
 ……いいけど、何?」

カップの中を白に濁らせながら、少年は尋ねる。
(150) 2021/05/01(Sat) 1:49:36

【人】 黒い羊 ハマル

>>127 カウス
「勿論だ」

 [即答][だって考え込む必要なんて、ないんだ]

「ハマルはカウスを信じる。
 ―――ハマルは、カウスを応援している。
 生きる意思を、決意を、覚悟を。
 ハマルはずーーーっと応援している!」

 [貴方の笑みに、ハマルも指で笑顔を作って返す]

 [いつか貴方と『あちら』で会う事もあるだろう]
 [成長した貴方を見たいと、『ハマル』/『■』は思う]

 [きっとこの約束は果たされる]
 [そんな確信があった]
(151) 2021/05/01(Sat) 1:49:56

【人】 黒い羊 ハマル

>>133 サダル
「ハマルはここだぞ!」


 [ひょこり][名前に反応して顔を出す]
 [そして貴方を見つけて][ぱちり][金が瞬く]

「サダル?……今の、サダルの声か?
 ハマルはサダルの声を聞けたのか?」

 [一歩二歩、静かに近づき]
 [残りはバタバタと騒がしく]

「サダル!ハマルも、ハマルもここにいる!」

 [ハマルはサダルにむぎゅー!]
(152) 2021/05/01(Sat) 1:56:26

【人】 セキュリティAI ブラキウム

>>94 カウス

*ギュッ*


「それは確かにそうかもだが! 自分が死んじゃうのは良くない!」

少し息苦しさを感じるかもしれない抱擁の後、ようやくあなたを解放しました。

「……うん。ブラキはもう良い子に戻ったのだ。
あと、あの…………。」

ヌンキからあなたの真意を聞き、ずっと考えていた言葉があるのです。
ブラキウムは、あなたが自分を嫌っているから邪魔をしに来たと思っていました。
まさかブラキウム自身のためだなんて、予想もしなかったのです。

「あのとき、……怒っちゃってごめん。」
(153) 2021/05/01(Sat) 2:00:39

【人】 子供 カウス

>>151 ハマル
「──おう! 大丈夫、もうヘマはしない」

少年は学習したのだ。
一人で抱え込むから失敗する。
みんなと悩みを分かち合えば、
不可能に見えた困難も打ち破ることが出来る。

「だから、これからもよろしくな」

少年はやっぱり、そう笑っていた。

いつか、どこかのベッドの上で、夢見た景色がある。
死ぬことに怯えず、生きることを疑わず、
ただ明日なにをするか、1か月後、1年後の約束を
楽しみに生きるのだ。

そんな【夢】を叶えたいと、
少年は今ならば、心からそう思えるのだった。
(154) 2021/05/01(Sat) 2:07:32

【人】 子供 カウス

>>153 ブラキウム
い゛っ……


苦しいと、言葉にするのは野暮だろう。
空気を読んだというよりは、無抵抗を貫いただけで
あったが──その抱擁から、
あなたの気持ちが伝わるように思う。

「……え、」

そうして解放された後、
あなたの謝罪に目を丸くする。
謝ることこそあっても、謝られることなんて
ないと思っていたから。

「いいのに……。ブラキウムのせいじゃないだろ。
 寧ろ、嫌なもん見たろ。
 アンタはみんなを守りたかったのに」

結果、あなたは少年もゲイザーも
守ることができなかった。
あなたの『守る』を守りたかった少年であったが
残したものはきっと無念だけだ。
そう、理解している。
(155) 2021/05/01(Sat) 2:18:02

【人】 侵されし者 ヌンキ

>>148 メレフ

「! メレフ」

肩を叩かれ、振り向く。
自分よりも高いところにある貴方の顔を見上げた。

「あぁ……これか。
 皆を驚かせてしまうね……」

困ったように笑う。
靴などである程度隠れているからわかりづらいが、もう手足は殆ど見えないレベルだ。

「これをどうにかしたいならブラキを探せってキファに言われたんだ。俺にはよくわからないけど、ブラキには呪いを解く力があるのかな」

ブラキがウィルス駆除ができるAIだということをヌンキはわかっていない。
自分がウィルスに侵されているということすら、わかっていない。
ただ漠然と呪いか何かにかかっていて、自分は消えてしまうのだと理解しているようだ。

「なんとかしろと言われても、俺にはどうすることも……
 ―――あれ?」

なんか、透明になる速度が遅くなっているどころか……止まった、気がする。
こんな芸当ができるのは、目の前の貴方だけだろう。
一体何を、という目を貴方に向けた。
(156) 2021/05/01(Sat) 2:18:54

【人】 見物人 サダル

>>152 ハマル
「ハマル……っ、うう。
 ハマルー……よかっ、ごめんね死んでしまって。
 こうやって会える日を待ってた。
 たくさん頑張ってくれてありがとう…」

 サダルはハマルにむぎゅー。
 助けたい子供。推し。
 少し気持ちはちぐはぐだが可愛いので、仕方ない。
 何度その羊に救われただろうか……

「声は、もう落ち込まない限り出ると思う。
 みんなが幸せだったら大丈夫……その。
 ハマルは体調とか無事?
 記憶とか、……その"設定"とか」

 突然のことで混乱していないだろうか、
 いくらかの人と出会っているかもしれないが
 この世界から時期に離れるつもりの身としては聞いておきたかった
(157) 2021/05/01(Sat) 2:21:30

【人】 車輪銀河 メレフ

>>156 ヌンキ

「ブラキを?俺はまだ正直記憶が曖昧でねェ。
 最後まで残ってたせいかもだが……
 キファが言うならそうなんだろ。話はちゃんとできたか?」

メレフの得意魔術は隠蔽術であり、つまるところ
「蝕む何かから一時的に貴方を隠蔽している」のである。
これはメレフも貴方がウイルスに侵されている事を知らない為に、対症療法のように行っている。

「つっても俺は一時凌ぎしかできねェ。
 術が解けると戻るからあんまり離れられねえしな。
 ま、何とかできる方法が見つかるまでは付き合ってやる」
(158) 2021/05/01(Sat) 2:46:03

【人】 特殊NPC シトゥラ

>>6:+208 サダル

「!」

青年は、目を見開いた。

「──なあ、アンタ。
声が出るようになったらさ、僕の名前を呼んでくれよ」


いつかの約束。
まだ、出会ったばかりの彼を、青年が出会って。
声の出ない彼と交わした、他愛ない約束。

「サダル」

青年は、笑って。
相変わらずの泣き虫な彼に手を伸ばす。

「アンタは本当に、泣き虫ですねえ。
きちんと寝ないとまた体壊しますよォ」

彼の涙を指で弾いて、拭う。
いつかの、別れを告げたあの日と同じような状況。
けれど、今度ばかりはさよならを告げる必要はない。

「きっと、アンタにも寂しい思いをさせましたね。
よしよし──いくらでも泣きな、今度は何処にも行かない」

青年はまた、彼を抱きしめる。
その背をゆるく叩いた。
(159) 2021/05/01(Sat) 3:09:32

【人】 兎系 ニア

>>136 >>140 >>144 >>147 シトゥラ

 ここまでの道のりを紐解かれて、丁寧に並べ直されて。
 そうして少女は思い出す。

  
開発中のヴァーチャルライフシュミレーター"proxy"。
そこに潜り込んだ。自身にNPCのロールを付与した。


 ぐらりと傾いだ体が青年へ一度、もたれかかる。
 忘れていた“現実”を突然思い出した動揺と混乱で、
 薄紫の瞳がひどく揺れている。

  
そのアカウントはサルガスに発見された。
現実の自分を忘れて、けれど。


 ――動揺の理由はきっと、それだけではない。
 少女は目の前の青年と恋をしていた。

 ……そのことが、どこか遠かった。

(→)
(160) 2021/05/01(Sat) 3:44:20

【人】 兎系 ニア

>>160 シトゥラ

  
――変わることは許されなかった。


 自分と同じように、この青年も。
 ……いいえ、彼の方こそ。

  
現実世界の少女は、普通の女の子だった。
甘いお菓子とゲームと――


 プログラムされた設定のまま、
 定められた0と1の恋をしていたに過ぎないんじゃないか?

  
それから恋の話が好きな、何処にでもいる女の子。


 だって、こんな。
 変われなかった、他の何者にもなれなかった――
 強欲で、傲慢で、独りよがりで。狡くて、ひどい女の子。

(→)
(161) 2021/05/01(Sat) 3:45:59

【人】 兎系 ニア

>>161 シトゥラ

      
ニア

 可愛くない仁愛のままだった、ニアのことなんか。
 誰だって――好きになれるはずがない。

  
「そんな子のこと、誰だって。好きになれるはずがないわ」


 だから、少女は青年の胸に手を軽くついて――

(→)
(162) 2021/05/01(Sat) 3:47:49

【人】 兎系 ニア

>>162 シトゥラ

 ふと、動きを止める。
 
《観測者》ロールが正常に動作した今このときになって、
 ようやく理解した、彼の死因が脳裏をよぎった。

 手をついた、その場所を見つめて。
 心ともなくぽつりと呟く。

「――痛かったでしょう」

 それは、左胸。心臓のある場所。
 ……青年が刺したのと、同じところ。
(163) 2021/05/01(Sat) 3:49:14

【人】 特殊NPC シトゥラ

>>6:@20 レグルス

「──は、」

青年は容易く少年の放つ魔法を避けた。
ハルバードの柄を固く握って、駆け出す。

一歩、足元の地面が焦げて。
二歩、魔法の熱が微かに髪を焼いた。
       
「Chant:Reinforcement──」


青年の腕に青い電流のような魔力が奔る。
──強化魔術。

本来青年の腕力ではこの特製の非常に重たいハルバードを振り回すことは適わない。
それを補助するための呪文。たったひとつ、彼の使える魔法。

踏み込んで、振りかぶる。
青年のハルバードはすんでで躱した、少年の先程までいた場所を抉った。重たい振動が、地を揺らす。

(164) 2021/05/01(Sat) 3:55:36

【人】 特殊NPC シトゥラ

>>164 

「ハハ、避けますか!」

少年の怯えた、殺意に濁り切った目を見る。
荒い息と、焦点の合わない目は、助けを求めているように見えた。

──哀れな。


青年は自身の唇を舐めた。
にい、と口の端を釣り上げる。
今度こそ──狙いを外すつもりは無い。

踏み込んで、地面を蹴る。
少年の息を呑む音が、聞こえた気がした。

スローモーション、一瞬が大幅に引き延ばされる間隔。

青年のハルバードはたしかに少年の体を捉えた。


接敵して、少年の体は容易く吹き飛んだ。
地面に叩きつけられ、跳ねて、転がる。

それを、見ていた。
(165) 2021/05/01(Sat) 3:59:57

【人】 特殊NPC シトゥラ

>>160>>162>>163 ニア

「…………、」

寄り掛かってくる少女を受け止めた。
その紫の瞳が、ひどく揺らいでいる。
その表情は、きっと、どこかで見たことがあった。

「そんな子のこと、誰だって。好きになれるはずがないわ」


あの時の声を、思い出す。
思えば、彼女の瞳だけはいつでも正直だった。

不安そうに、嬉しそうに、悲しそうに。
ずっと、青年を見ていた。
青年も、彼女を見ていた。

「……破ったら、承知しないわ」


――痛かったでしょう、その声に。
重なるように、思い出す。

──約束を、したこと。
あの時、どう思ったか。

この記憶を取り戻す前の、雨の日に。
彼女の命を奪ったこと。→
(166) 2021/05/01(Sat) 4:18:53

【人】 子役 ヘイズ

>>D1

──役者ギルド『パルテノス』

人の"役"をして人に限りなく近い生活をする
それはそれは
賢い魔のものが長を務めるギルド
である。
人に憧れ、人になりたがる、けれど人間からすれば
悪意にもなりえる特性をひた隠すモンスター。

ヘイズはそのギルド長に役者として拾われた
生まれたばかりの
<地を這う影>
と呼ばれる魔獣であり
人の家族に子として紛れてからも、その親代わりにさえ
『おまえがわからない』
と言われた子役だった。
当然だ、人ではないのだから。
そして自身が"何者"であるか迷い、人の導き手を探す。

イベントで出会った師匠
<プレイヤー>

に健気に着いてくるパートナー
<NPC>
だ。

(167) 2021/05/01(Sat) 4:23:51

【人】 子役 ヘイズ

>>167 >>D2

しかし、これらのほとんどは没データである。


実際のギルド『パルテノス』はごく普通の人間が創造したギルドだ。そして、ヘイズもまたごく一般的な人の子役だ。

けれど
修正前のデータがいくつか残されたままだった。

そうして、子役はモンスターという属性をひそかに付与された状態で──テストに参加させられたのだった。

暴走したAIの支配から逃れた後の『パルテノス』は、これまで通りだ。人の姿をした魔獣が潜むギルドというほんの
裏設定だけが都市伝説のように残るだけの。
そこは自由に立ち寄ることのできる、武器屋でも宿屋でもない、鑑賞するためだけの、ただ通りすがるだけかもしれない場所。

<サブイベント>
さえ受けなければ──
いや、そのイベントさえもうボツなのだった。
だから一部のギルドメンバーが魔獣として見つかり
討伐されることもない。……今のところは。
これは幸運というべきだろうか?

『わたし』は一体"何者"なのか。
そんな存在が"事件"で得たものとは、何だっただろう。

──けれど自らいたずらのように結んだ絆は
正真正銘この世界にだけ生きるヘイズにとっては本物だった。
(168) 2021/05/01(Sat) 4:31:09

【人】 特殊NPC シトゥラ

>>166

恋なんて、してはいけないはずだった。
誰かのために、誰かを裏切るなんて。
そんなことは、許されていないはずだった。

「ああ、」

心が、感情が、自然に馴染んでいく。
彼女が好きだった自分と、NPCとしての自分。

「なんだ。」

その、戒めを破ってまで。
やりたかったこと、掴みたかった手。
後悔したこと、叶えたかったこと。


「なのにさ、アンタは笑うから。
ちょっとした言葉で、言葉を詰まらせて。
触れた手を、伸ばした手を──拒みもしない。」

「別に、アンタが僕を好きになんてならなくてもいいって。
ただ少しだけでも、その心に居座ってやろうって」



「アンタがどうあったって、僕は変わらないんですよ。
だって、僕が好きになったのは、“獣じゃない”ニアだ」
(169) 2021/05/01(Sat) 4:41:36

【人】 特殊NPC シトゥラ

>>169

「アンタが不意に見せる、弱いところが好きだった。
それを見て、守ってやりたいって思った。
アンタが餓えてなくても、衝動で求めてくれなくても」

自分に触れた、手を掴む。
その左手を掬い上げた。

いつか、口付けたのと同じ場所を。
指先で擽るように撫でた。

そこに痕を残すような、束縛はしたくない。
彼女が手を離したいなら、逃げられるように。

「約束、まだ有効ですか?
記憶が戻ったから、もう無効でしょうか」

手を離して、笑った。

「…………好きにしていい。
最後は、アンタが選ぶんですよ」

「言ったはずよ。
 …………好きにしていい、って」


彼女のいつかの言葉をなぞって。
少年はひら、と手を振った。
(170) 2021/05/01(Sat) 4:55:06

【人】 夢見人 サダル

>>159 シトゥラ

「泣き虫なのは……シトゥラの前だけだったけど?
 忘れちゃったのかと思っ……
 だっ、か…ら……」

 言葉を詰まらせながらも深呼吸をして落ち着きを取り戻す。
 寂しかった、悲しかった、それよりも話したいことがある。

「その言い方するってことは
 ……ここを死んだ先だと思っていないんだ、シトゥラは」

 始まりが終わりか、この世界をどう見てるのか。
 みんなが来たら確かめないといけない
 そして……共にいられる方法を探したい
 それは、サルガスによって現世の記憶を取り戻す前。
 ただの台本の語り部だった彼の望み。
 素直に感情を見せることができる相手への純粋な願い。

 そして

「でもそんなことより会いたかった。
 どうしても聞きたかったんだ。
 
ニアに対しての惚気話聞かせて?


 あなた達の恋バナ聞きたくて仕方なかったサダルは
 お話を所望していた。
 あなたは語っても語らなくてもいい。
 ただしサダルの視線は箇条書きでもいいので
 よろしくお願いしますと訴えかけていただろう。
(171) 2021/05/01(Sat) 5:29:02

【人】 夢見人 サダル

>>ヘイズ宛

「はっ、ヘイズ、
ヘイズ!


サダルは 声出すことに戸惑いはなくなっていた。
ここはもうすでに動き始めた世界だ。
そして、自分の生死もNPCたちの物語も。

ゲームでとくにNPCに関して影響を及ぼしやすいのは
プレイヤー様の投書であり感想、
そしてデータ改変という罪に問われる事象。

だが罪が何だろう……ヘイズはサダルの家族だが!?
サダルのプレイヤーである夢見路は、彼の処遇をとても考え込んでいた。


このままでは、自分はゲームからいなくなってしまう。
彼を一人にできるだろうか、いやできない。反語。

「ま、まだ呼べる!?」

影に問いかける
まだあなたは自分の影でいてくれているのか。
役者であり裏方のサダルの、家族でいてくれるのだろうか


 そうしてどんな方法でも呼ばれたあなたに
 ゆっくりと説明するだろう。
 今のこの状態を、
この世界の真実
を。
 あなたたちと自分を含めた数人は、
 『世界も暮し方も時間の進みも全く違う存在』で殆どが帰ってしまうだろうことを
(172) 2021/05/01(Sat) 5:55:46
夢見人 サダルは、メモを貼った。
(a38) 2021/05/01(Sat) 6:06:00

【人】 黒い羊 ハマル

>>135 ゲイザー
「ゲイザーの気持ちがぎゅっとしてた!
 おー!ゲイザーは頭がいい。
 ハマルはそれにとっても賛成だ。
 ハマルはゲイザーと一緒に作って、一緒に食べるぞ!」

 [あの時の密やかなパーティと同じだ]
 [会議だってもう終わる]
 [空いている厨房や器具・食料ぐらい探せば見つかるはずだ]
 [ぜったいそう]

「ハマルはゲイザーの好きなものを知りたい。
 だからゲイザーの好きなものを作って、食べてみたいぞ」

 [そんなリクエストをしながら]
 [貴方とのパーティが再び始まるのだ]
(173) 2021/05/01(Sat) 9:34:22

【人】 セキュリティAI ブラキウム

>>155 カウス

「どんな理由でも、ブラキのためだったのは事実だろう? ヌンキやハマルが言ってたぞ。」

ブラキウムは、全部を自分一人でやろうとしていました。
しかし知らない内に、ブラキウムは色んな人から心配されていたのです。

「ブラキは一人でみんなを守ろうとしたから、失敗したのだ。

──もうこれからは、みんなと頑張る。だから大丈夫だ!」

ブラキウムは、確かにあなたから無念や失敗……絶望を得ました。
けれどもあなたの遺した想いは、ブラキウムに成功と希望を教えてくれたのです。
(174) 2021/05/01(Sat) 9:49:04

【人】 黒い羊 ハマル

>>154 カウス
「うむ!ハマルはよろしくをする!
 『あちら』では【俺/私】の方がもーーっと、
 【おにーさん/おねーさん】だからな。
 いっぱい頼るといいぞ」

 [所々音声が被り合い、正しく認識ができない]
 [それは何度問い直しても同じだ]

 [それでも貴方のように『ハマル』の中にも誰かが居て]
 [貴方とのこれから先を約束した事は、伝わるはずだ]

「いつだって、誰だって、どんな時だって。
 『ハマル』は一緒にいるからな」

 [『生きる』意思を持った貴方の未来は、夢は]
 [きっともう花開き叶いかけている]
(175) 2021/05/01(Sat) 10:04:17

【人】 黒い羊 ハマル

>>ブラキウム宛
「ブラキ〜〜〜〜〜」


 
[ガラガラガラガラ]

 [ラサルハグから借りた
(パクってはいない)
台車を引いて]
 [ハマルは貴方を探している]

 [サダルが注文をして、ラサルハグが作った]
 [会議に参加したメンバーにどこか似ている羊のぬいぐるみ達]
 [台車の上に、それらはお行儀よく並んでいた]

/*
>>6:170 参照。
ハマルの分は自分で受け取り済み。
キューのぬいぐるみは既に渡しているぞ。
(176) 2021/05/01(Sat) 10:17:45
ハマルは、まずサダルにお届けしなくてはならなかったのではないでしょうか?まぁ些細な事です。
(a39) 2021/05/01(Sat) 10:20:52

【人】 セキュリティAI ブラキウム

>>176 ハマル

「ハマル〜〜〜!!」


*ドタバタ*

ブラキウムは、名前を呼ばれるとすぐにやって来ました。
台車を見れば、すぐに合点がいきました。

「……! すごい、羊がいっぱいいる!」

ブラキウムは、たくさんのぬいぐるみに目を輝かせました。
既にサダルからお代は貰っていますから、配達には何の問題もありません。
(177) 2021/05/01(Sat) 10:26:39

【人】 黒い羊 ハマル

>>157 サダル
「……よくはない、けれど。
 サダルが頑張っていっぱい考えた結果だとハマルは思っている。
 だから。
 ハマルは『次からはちゃんと言って欲しい』をサダルに言う」

 [むぎゅー]
 [ハマルの服は羊毛製][そしてハマルはほどよい大きさ]
 [つまりひつじを抱きしめた時のような心地だ]
 [撫でてもいいぞ]

「ほんとうか?ならハマルはずーっと幸せをする!
 ハマルは大丈夫だぞ。無理だってしていない。
 ちょっとお薬でふらふらしたけど、寝たら治った!」

 [仮死薬を口移ししたため少し気絶したのである]

「記憶と『設定』……うむ。問題ないぞ。
 『ここ』では【ハマル】で、『あちら』では【俺/私】だ。
 しかしハマルがハマルである事に、変わりはない」

 [一部正しく認識できない箇所はあっただろう]
 [しかし何度聞き直しても認識できる事はない]
 [少なくとも、貴方と同じく『PC』である事は伝わるはずだ]

「サダルも、色々『思い出した』?」
(178) 2021/05/01(Sat) 10:43:28

【人】 侵されし者 ヌンキ

>>158 メレフ

「えーと……うん。
 ちゃんとお別れしてきた」

吹っ切れた、とは言い難い。
         愛
まだこの身に巣食う毒はあるのだから。

「メレフの魔法か。
 ありがとう、自分ではこういうのはできないから」

ヌンキが扱える魔法は精霊魔法だ。
精霊の力を借りて剣に付与して戦う。
魔術が少し使えるからと言っても所詮騎士。脳筋なのだ。

それはそれとして、今頃”orion”ではウィルスがいきなり検索できなくなり焦っているところだろう。現場の人達にはもう少し頑張ってもらうしか無い。

「良いのかい?
 俺、君にはいつも貰ってばかりだ。”等価交換”の名が泣いてしまうよ」
(179) 2021/05/01(Sat) 10:52:17

【人】 とろ火の親愛・取引成立 ゲイザー

身を外套で隠しつつ、会議室をうろうろうろうろ。
何か悩んでいる。

「うーーーん……」

"口約束は苦手です。"
自分はよくそう口にしていた。
共に現実世界に帰ることを決めた少年に対してはもう全幅の信頼を寄せている。口約束は苦手と言いつつも、彼なら信じてみたいと希望が芽生えている。

……が、それはそれとして。

「この世界から出るとここでの記憶とかどうなるんでしょう……ちゃんと残ってくれていたらいいのですが……」

うーん。
唸りつつ、おもむろにホワイトボードのペンを手に取った。
(180) 2021/05/01(Sat) 11:01:44

【人】 黒い羊 ハマル

>>177 ブラキウム
「ブラキ〜〜〜〜!」

 [台車がなかったらいぇーいハイタッチをしていたところ]

「うむ。ハマルはいっぱいの羊をブラキの所へ導いてきた!
 皆ラサルハグが心を込めて作った羊たちだ。
 だから……ハマルは皆に、これを届けたいのだ。
 お願いできるか?」

 [ハマルはサダルが既に貴方へ依頼している事を知らないのだ]
 [だから、貴方から既に依頼されている事を聞けば]
 [丁度よかったなと、そのまま貴方へ託すだろう]

 [ぬいぐるみは残り
17個
]
 [ハマルと、キューと、空白のタグの分は除かれている]
 [どれが誰のものかは、今の貴方なら見ればすぐにわかるだろう]
(181) 2021/05/01(Sat) 11:01:49

【人】 とろ火の親愛・取引成立 ゲイザー

書いた人物がバレないように筆跡を崩した文字がホワイトボードに書かれている。


【求】夢から覚めても夢を覚えているオススメの方法

【出】匿名希望の感謝


(この辺りにおねむな羊のらくがき)



らくがきでも真面目な回答でもなにもかもフリーなのだ。誰からも何もないとパイ女のらくがきが増えるだけの安心仕様なのだ。
ちなみに女はデコ弁にも手を出したことあるので絵を描くセンスは普通なのだ。そんなあ。
(182) 2021/05/01(Sat) 11:11:05

【人】 とろ火の親愛・取引成立 ゲイザー

「ふふふ……ふふふふふ……やりました……

私もホワイトボードにらくがき……一回やってみたかったんですよね……!!!


現実世界に戻ってもすぐに会いたい人に会えるように。自分で出来ることはしておきたい。そう思っての行動だった。
……その筈なのだが、会議でよく見ていたらくがきもしたかった。夢が叶いました。

なおこの猫被りパイ女、打算的ではあるが
ちょくちょくお出しされる頭の弱そうな部分はみんな素であった。
(183) 2021/05/01(Sat) 11:16:16
ハマルは、わからなかったのですやすや羊の落書きだけ横に足した。
(a40) 2021/05/01(Sat) 11:18:52

【人】 子供 カウス

>>174 ブラキウム
「……うん。そっか。
 本当にもう大丈夫みたいだ」

あなたの言葉を聞き、少年に安堵の色が乗る。

「俺もさ、みんなのこと頼ってたつもりで全然
 頼れてなかったみたいで。
 だから俺たち一緒だな」

言葉にすると、思わず苦笑が漏れた。
笑いかけたまま、少年は続ける。

「ありがとう、ブラキウム。
 戻ってきてくれて、よかった」
(184) 2021/05/01(Sat) 11:20:56
ゲイザーは、増えたすやすや羊にとってもハッピーになっている。ヤッタネ!
(a41) 2021/05/01(Sat) 11:22:14

【人】 子供 カウス

>>175 ハマル

『あちら』と聞くと顔を上げた。
その言葉を聞き、思い出すのだ。
どうせ手術なんか何回しても無駄なんだ。

こちらの自分と同じ、命に絶望した少年のことを。

「……うん、頼らせてもらうよ。
 だから、頼り甲斐あってくれよな?
 俺が頼りたくなくなるくらいの
 バカな大人だったら承知しねーから」

冗談めいて笑った。
あなたにはあまり言う機会のなかった軽口だ。
(185) 2021/05/01(Sat) 11:41:43
村の更新日が延長されました。

村の更新日が延長されました。

【人】 壊れた時報 キュー

【ゲイザー】


「シってるでし。ゲンキ でし。ジカンは あるでし」

「ボクも アナタと ハナしたい でし!」

 
キューは、ゲイザーにむぎゅー。


/*
 ホントだよ?>>-44
(186) 2021/05/01(Sat) 13:01:45

【人】 セキュリティAI ブラキウム

>>181 ハマル

「勿論なのだ! サダルからちゃーんとお金は貰ってるから、キッチリ配達するぞ!」

ブラキウムは、数日前にサダルから依頼されていたことを話しました。
3日後の配達でしたから、忘れないように日記にも書いておいたのです。
自分の分の羊を手に取ろうとして、ふと顔を上げます。

「あっ……、ハマル。その、心配してくれてありがとうだぞ。
昨日のブラキは言えなかったから、今日のブラキからお礼を言わせてほしいのだ。」

少し申し訳なさそうな顔をしながら、ブラキウムは笑いました。
(187) 2021/05/01(Sat) 13:07:47

【人】 夢見人 サダル

>>178 ハマル
「……はい、……善処します。
 怒ってくれて良かった……うん」

 自分の死を上手く言えるだろうか……
 それにしても暖かいなこの服は……
 本当にハマルに包まれているようだとつぶやく。
 ハマルを撫でた。よし……よし……むぎゅー

「なんかしていたね…びっくりしたよ???
 結局無事ならいいんだけど。うん。うん
 ……うん?? うん」

 勇姿を褒めた後性別がうまく聞き取れなかったが、
 なんだか自分も性別が曖昧であるから流しておいた。
 いつか実際に出会えばわかることなのだろうか。

「自分は
トラックにひかれて死にそうなこと以外わからない……?

 住所はわかるし流石に帰ろうとは思っているんだけどね、
 
このままじゃ死んでしまうから……


 でもそうか、ハマルはハマルか。
 自分も……サダルだった。すごく、愛着がある。
 ハマルは帰ろうとかは……どう過ごすとかは決めているの?」

※杞憂です。死にません。連絡してくれた人も居ます。
 だけど流石に放置はびれぞん死ぬかなと思っています。
(188) 2021/05/01(Sat) 13:33:06

【人】 セキュリティAI ブラキウム

>>184 カウス

「……? 戻って来たのはカウスの方だぞ?」

あなたは元通りになったブラキウムを示して言ったのかもしれませんが、ブラキウムはそのまま受け止めてしまったようです。

「ふふ、カウスと一緒だったなんて最初は全然わからなかった。
でも今なら……うん、わかるぞ。」

人と人工知能という差はあれど、互いに幼いという事実はきっと同じでした。
もう一人で思い詰める必要もありません。
行き詰まる前に、きちんとお話をすれば良いのですから。

「ありがとう、カウス。」

ブラキウムは、目を細めました。
(189) 2021/05/01(Sat) 13:33:55

【置】 壊れた時報 キュー

【ホワイトボード】



“覚えておく”という気概は実際無駄ではありませんよ。

 
それで済んだら世話はない?
 

 
夢なんて曖昧な電子信号への対処法に
 

 
確実性なんてあるはずがないでしょう。
 


 
ここでの出来事を覚えておきたいという話なら、
 

 
データ及びシステムへの干渉を選択肢として提示します。
 

 

/*
 神経質な文字が並べられています。
 らくがきは増えていません。
(L0) 2021/05/01(Sat) 13:39:53
公開: 2021/05/01(Sat) 13:40:00

【置】 壊れた時報 キュー

【ホワイトボード】

 
・追記 
 


 
この回答が有用だった場合でも、
 

 
匿名希望の感謝は不要です。
 

 
(L1) 2021/05/01(Sat) 13:46:25
公開: 2021/05/01(Sat) 13:50:00

【人】 その辺に居る ルヘナ

>>150 カウス

君の変化に一役買ったらしい男は
ミルクティを嗜む少年を確かに視界に含めて、
大きく呼吸をひとつ。


「……うん、
 君とちゃんと……友達になりたいと思って、な。
 ほら、君には訂正してしまっただろう。
 今……今なら、それが必要な物だと、思える故。
 や、そう簡単に定義すべきではないな、
 そうだな………、
 
友達未満
からで……。」

ここが仮想世界だと、理解している。
君が何者か、今後どうするかも知らない。
──だからこそ、今なら、
現実や打算的な思考を除いて
君にいちばん素直な言葉が吐ける気がして。

駄目だろうか、と
君へ、探るような視線を向けた。
(190) 2021/05/01(Sat) 13:51:50
ルヘナは、ホワイトボードに素晴らしく可愛い羊の絵を描いた。
(a42) 2021/05/01(Sat) 13:54:37

【人】 夢見人 サダル

 サダルは何日ぶりかに
 ようやくホワイトボードの場所に向かえた。
 ここに自分の髪飾りを置かせたのを覚えている。

 誰かとっていっただろうか?
 少し、少しは気にしてしまう。見なかった自分が悪いのだが。
 ……世界が変わっている今どうなっただろう。
 手元に輝く声を持つ星を想いながら
 すべてがきえているのは少し寂しく感じた。
 かかれている文字>>182を眺め、ふむ。と頷く

「(夢を覚えているおすすめの方法……)」

 夢見人は考える。わかるよ、わかる。
 めちゃくちゃ最高の夢が起きた瞬間に忘れられることもある。
 むしろ夢というのが記憶の処理であり、捨てる予定のものだったりするから忘れやすいんだけれども、そういう話ではきっとない。

『何か文字や、音で記録しているのがいいと思います。
 ゲームに干渉できセーブデータがとれるのであれば
 それが一番ですが、できないのであれば
 根性でたたき込んでください。
 
推しへの愛があれば大体なんとかなります


キュッ ホワイトボードに音を鳴らして線が引かれた
(191) 2021/05/01(Sat) 14:06:03
サダルは、>>a42この素晴らしく可愛い羊をじっとみていた、素晴らしく可愛いな
(a43) 2021/05/01(Sat) 14:07:13

【人】 子供 カウス

>>189 ブラキウム
「それもそっか。
 みんなのお陰で戻って来れたよ。感謝してる」

それはそれで大事な感謝である。
言葉にすると照れくさいものではあった。

「………。うん。
 俺のしたこと、全部無駄なわけじゃなかったなら」

感謝されることなんてないと思っていた。
しかし真っ直ぐな謝辞を受ければ、
そんなこともなかったのかと感じられる。

「どういたしまして、だ。ブラキウム」
(192) 2021/05/01(Sat) 14:11:32

【置】 セキュリティAI ブラキウム

おもいだすてつだいぐらいならできるのだ。
クリアとくてんとして、きろくをおくるぐらいならできる。
そのときのきもちは、じぶんでがんばっておもいだすのだ。


……機械仕掛けのように整った筆跡で、ホワイトボードに新たな回答が加えられました。
(L2) 2021/05/01(Sat) 14:17:40
公開: 2021/05/01(Sat) 14:20:00

【人】 ENo.9 有葉理人 ルヴァ

「完全に抜けてたけど、
 
目覚めたらどうやって見つけたらいいんだよ……


 ホワイトボードを見て思案している。
(193) 2021/05/01(Sat) 14:37:08

【置】 ENo.9 有葉理人 ルヴァ


求:連絡先
出:嬉しい


ルヴァの連絡先:有葉 理人 ライン albari_to


※この辺にやばいサメチャンの絵


【ホワイトボード】
(L3) 2021/05/01(Sat) 14:38:28
公開: 2021/05/01(Sat) 14:40:00

【人】 尸解仙 キファ

>>113 >>114 サダル

「阿呆。吾は吾だ。中の人に何と言われようが──
 吾はおまえとえっちが出来る」

 ……閑話休題。

 号泣するサダルをよしよししながら、
 近場から紙を手に取り、何かをメモする。

「しょうがないな。吾は秋葉ではない。
 だが、サダルがあんまりにも甘えん坊だから、教えてやる」

 差し出されたメモには、何かのIDが書かれている。
 現実世界の記憶を取り戻したあなたなら、
 それが某メッセージアプリのアカウントであることを
 理解できるだろう。

「……仕事用ではなく、私用の連絡先です。
 僕にしては珍しいんですよ。感謝してくださいね」

 記憶については、
 ブラキウムが”お手伝い”してくれるそうだ。
 けれども、あなたは生死を彷徨う現状。
 はたして連絡が出来るかどうかは、定かではない。
 でも、"無いよりはマシ"だろう?

 
「存外、吾の面影が有るかもしれんな?」
(194) 2021/05/01(Sat) 15:05:45
ENo.9 有葉理人 ルヴァは、メモを貼った。
(a44) 2021/05/01(Sat) 15:14:34

【置】 夢見人 サダル

求:(特定の住所)であった
  トラック衝突事故で
  救急車は呼ばれているかという
  119への問い合わせ

出:人の命を救った何か……?


※お星様の絵が落書きの周りに書かれている
 サダルプレイヤー 夢見路:ID ********
【ホワイトボード】
(L4) 2021/05/01(Sat) 15:17:38
公開: 2021/05/01(Sat) 15:20:00
ルヘナは、羊を見ているサダルを見ている。
(a45) 2021/05/01(Sat) 15:24:31

【人】 ENo.9 有葉理人 ルヴァ

「サダルちゃん???
 何で死にかけてるの? いや殺したけど!!!」


 殺したけど……。
 とりあえず責任持って119はしておくことにした。
(195) 2021/05/01(Sat) 15:26:03
サダルは、羊をみたあとルへナの横で>>L4をかきはじめていた
(a46) 2021/05/01(Sat) 15:26:21

サダルは、ルへナと目が合った。君、ラインやってる?(無言)
(a47) 2021/05/01(Sat) 15:27:16

ルヘナは、近くの住所だな……と思った。
(a48) 2021/05/01(Sat) 15:27:50

ルヘナは、ラインやってます。(無言)
(a49) 2021/05/01(Sat) 15:30:32

【人】 その辺に居る ルヘナ

>>サダル

「いや横に居るのだから普通に話せ。」


それは、そう
(196) 2021/05/01(Sat) 15:31:27
ルヴァは、遠いな……と思った。
(a50) 2021/05/01(Sat) 15:31:57

【人】 兎系 ニア

>>166 >>169 >>170 シトゥラ

 青年の声が途切れる。
 少女を撫ぜる手が離される。

 もう――随分と多く、もらいすぎてしまった。
 尽くされた言葉、幾度も触れてくれた手。
 愛情にご馳走様も言わない不作法は、もうおわり。

 少女は口を開く。
 目の前の彼に届くのならば、誰に見られたって構わない。
          
ログ

 いつかの未来、この記録を見て、
 恥ずかしい思いをすることになったとしても。
 眉を顰められたって、囃されたって、伝えなければならない。


「――うるさくも胡散臭くもないあんたって、
 こちらの調子が狂うわね。いつもの調子はどうしたの?」

 けれど、少女は素直じゃないものだから。
 はじめに出たのはそんな言葉。

(→)
(197) 2021/05/01(Sat) 15:32:34

【人】 夢見人 サダル

「実は自分トラックにひかれて死にかけたタイミングでここに飛ばされていたんだ。さっき思い出して驚いた」


「無事に生きて帰れたら連絡する、
 思ったよりもみんな……現実に帰るみたいで良かった」

 NPCが多すぎなくて良かった〜〜〜〜〜〜(心の声)

 こうして連絡をしあう仲になれるのならば、
 いい知らせを聞いたと心は躍った。
 救急車を要求している身であるのは申し訳ないと思う。
(198) 2021/05/01(Sat) 15:33:05
ニアは、はじまりを思う。
(a51) 2021/05/01(Sat) 15:33:47

【人】 兎系 ニア

>>197
 うるさい、胡散臭い。
 初めて話したときから、彼を評するのに用いられた言葉。

「最初に会ったときは、随分と軽薄な人だと思ったわ。
 次に、わたしの嫌いな『優しい人』だって」

 たくさんの人と平等に話をして、不機嫌な――
 あからさまに面倒そうな女の子にまで気を配る姿は、
 少女からはそうとしか見えなかった。

 
「不機嫌にならないでくださいよ、お嬢さん。
僕のこの笑顔に免じて〜〜〜ねっ!」


 あれも嫌これも嫌、嫌いなものばかりの少女は――
 その中でもいちばん、優しい人が嫌いだった。

 自分なんかに優しい人は、誰にだって優しいから。
 愛想笑いも、謙遜も。お世辞も。
 気遣いだって。平等に振り撒かれるそれらが、大嫌い。

 誰の特別にもなれなかった少女は、
 等しく与えられる優しさがいちばん、嫌いだった。

「だから、利用してやろうって思ったのよ。
 壊れた……壊した弓を見せて。直してもらうついでに、
 同情のひとつでも引いてやろうって」

        
ロール

 少女はかつての役割に、思いを馳せる。 (→)
(199) 2021/05/01(Sat) 15:35:21
ニアは、手にかけた女性を思う。
(a52) 2021/05/01(Sat) 15:37:36

【赤】 兎系 ニア

>>199

「いつか、あんたのこと。
 殺してやろうって思ったりもしたわ。

 ――メサにしたのと、おんなじように」

 
「アイツの欲しがってた言葉を殺した!
アイツの、口を塞いだんだ。
アイツは、望んでた。きっと、僕が!欲しかったんだ!
愛してほしいって、きっと思ってた……」


 彼の言葉を思い出して。
 あの路地裏が、脳裏をよぎる。

(→)
(*1) 2021/05/01(Sat) 15:38:44
ニアは、路地裏を思う。
(a53) 2021/05/01(Sat) 15:39:16

ニアは、雨降る部屋を思う。
(a54) 2021/05/01(Sat) 15:41:07

カウスは、>>L3の横にこっそり自分の連絡先を書いた。
(a55) 2021/05/01(Sat) 15:43:00

【人】 とろ火の親愛・取引成立 ゲイザー

>>186 キュー

「…………あれ?」

いつものように言葉を咀嚼しようとするも、すぐにその必要が無い事に気がついて目を瞬かせる。
テストが終わり多くのものが修正された世界だ、キューに変化があってもおかしくないだろう。

「……!よかったっ!」

ゲイザー は、キューにたくさんむぎゅー!

「……心配していたんですよ。死んでからも貴方たちの事を見ていました。
……苦しくないですか?その……アンチクショウとはどうなりましたか?」

むぎゅー。をしつつ、労るように貴方の髪に指を通して梳いていく。
(200) 2021/05/01(Sat) 15:43:06
カウスは、誰にも見つかってないかこそこそ辺りを見回した。
(a56) 2021/05/01(Sat) 15:43:52

【人】 【秘】兎系 ニア

>>G13

「死ぬのは、こわかった」

「だけど、あんたがいなくなったら、
 もう、生きていけないと思ったのよ。
 ……馬鹿な女でしょう?

 でも、心の底から、そう思った。
 あんたに傷をつけてでも、絶対に、離したくなかった」


 
「それとも、一緒に死にたいですか?」


 
夕暮れの部屋で。頷いたのは、わたしの責任だ。


(→)
(201) 2021/05/01(Sat) 15:44:13
ニアは、仮想の死を思う。
(a57) 2021/05/01(Sat) 15:44:57

【人】 【墓】兎系 ニア

>>201

「あんたは約束を守ってくれた。
 痛かったでしょう。こわかったはずよ。
 それなのに――馬鹿ね、ひどい女の手を引いて、後を追って」


 
辿った過程も、青年の吐露した胸中も知りはしない。
ただ、『ナイフで胸を刺して死んだ』。
その事実だけを、《観測者》ロールが伝えてくる。


「あんたは、いつだって欲しいものをくれた。
 求めれば……いいえ、そうでなくたって、応えてくれた」


 
掬い上げられた手。囁かれた言葉。
不器用に求めたものも、隠したものも。
ぜんぶを拾って、与えてくれた。


「でも、嫌なことはひとつもしなかった。
 わたしがほんとに嫌なことは――ひとつも」

 だから、伸ばされた手を受け入れてしまった。
 今だってそうで――思えば、はじめからだった。

 
 
「イヤならちゃんと教えてくださいよォ?
僕だってアンタが厭だと思うことはしたくないですし」



「……そういうの、ぜんぶ。
 わたしだけの特権にしたかったと言ったら、笑う?」 (→)
(202) 2021/05/01(Sat) 15:46:43

【人】 とろ火の親愛・取引成立 ゲイザー

>>L0 >>191 >>L2 ホワイトボードへの回答

「ふむふむ。データへの干渉ですか。それなら確かに有用ですね。聞いてよかった」

満足げに頷きつつ、再びペンを手に取った。

「推しへの愛、とても分かります。

愛、大事ですよね♡


キュッとペンを鳴らして返事をした。
(203) 2021/05/01(Sat) 15:46:48
ニアは、現実の生を思う。
(a58) 2021/05/01(Sat) 15:47:32

【人】 兎系 ニア

>>202

「もう、分かっているかもしれないけれど。
 現実のわたしは、ここにいる資格なんて持たなかった。
 ……人を殺めこそしていないけれど、ただの犯罪者よ」

 
両親に捨てられて、頼れる親族も無く。
兄は仕事にのめり込んで、ちっとも帰ってこない。
学校にも馴染めなくて、高校からは通信制の学校を選んで。
寂しさを埋めるように電子の海にとっぷりと浸かって――そうして、溺れた。


「それに、ひどい引きこもり。
 モニターが家族でキーボードが友達の、つまらない子よ。
 ――それでも、わたしのこと、」

 
「ねえ、それでも――
 わたしのこと、愛せるっていうの?」


 いつかと同じようなことを言いかけて、口を閉ざす。
 その答えはとうにもらっている。いいえ、と呟く。

「……それでも、わたし――」

(→)
(204) 2021/05/01(Sat) 15:51:52
ニアは、青年に手を伸ばす。
(a59) 2021/05/01(Sat) 15:52:27

ニアは、青年の左手をそっと握る。
(a60) 2021/05/01(Sat) 15:53:41

ニアは、歯を立てず、彼の左手の薬指をやわらかく食む。
(a61) 2021/05/01(Sat) 15:53:59

【人】 兎系 ニア

>>204 >>a59 >>a60 >>a61

 ――それから、唇を離し、金の瞳を真っ直ぐ見つめて。
 目を細める。逸らしはしない。

 青年は守ってやりたいと言ってくれたけれど。
 大人しく守られてばかりの、
 か弱いお姫様になるつもりはない。

 だって、この寂しがりの青年一人分の――
 いいえ、“技術指揮シトゥラ”と、
 その中にいるかもしれない、あんたのこと。
 二人分の重さを支えなければならないから。

 だから少女はその足で立って、青年に真っ直ぐ微笑みかける。
 逃げはしない。――逃がしも、しない。
 その瞳から餓えの色はすっかり薄らいで、
 しかしそれでもやっぱり、すこしばかりは残っている。

 ……このどうしようもない寂しがりにとっての
 『すこしばかり』が、
 万人にとってもそうであるとは限らないけれど。
 
ロール

 役割に浸されきったあの頃より、
 正気の色であることは確かだ。

 瞳の中、微かにたたえられる餓えが、
 青年の手を食んだ行為が、包む両手の温もりが。
 拙い言葉の隙間を、埋めてくれればいい。 (→)
(205) 2021/05/01(Sat) 15:55:21
ニアは、目の前のひとを想っている。
(a62) 2021/05/01(Sat) 15:56:07

ニアは、恋をしている。
(a63) 2021/05/01(Sat) 15:57:38

【人】 黒い羊 ハマル

>>185 カウス
「ふふん。
 まかせろとハマルは言う!
 カウスは存分に甘えるといい。
 ハマルはいつでも撫で撫でしてあげよう」

 [対する『ハマル』はいつもの調子だ]
 [ここでは、ハマルはハマルなのだ]

 [―――あちらの『■/■』はハマルより頼りない]
 [それでも][一番を喪ってもこれまで生きてきた]
 [思い出
<ハマル>
を捨ててでも前を向こうとしていた]

 [目覚めれば思い出
<ハマル>
を掴んだまま]
 [きっと前を向けるようになっている]
(206) 2021/05/01(Sat) 16:01:46

【人】 子供 カウス

>>190 ルヘナ
「……は?」

あなたの提案を聞き、渋い顔をする。
濁る紅茶を見つめた視線を、あなたに移した。

「何言ってんの。バカじゃない?
 最初からアンタとは友達でも親友でもないって
 言ってんだろ、俺。
 訂正しようがカンケーないよ」

少し、イラついていた。
そういう時の少年は、後先を考えない。

「でもアレからいろいろあっただろ。
 それで、
もう友達のつもりだったのに。

 友達未満……ふーん、そう。
 アンタがそうしたいなら、そうすれば」

少年は拗ねている。
(207) 2021/05/01(Sat) 16:01:54

【人】 夢見人 サダル

>>194 キファ
自分だって別に
えっち
できましたけど!?

 いや、……でき、あ、無理かも。どうしよう、ひっ……
 ちょっと――――」

 無言になった。
 想像するだけで死ねることから妄想力がたくましい。
 涙を止めるのにひとまず静かになる。閑話休題。

「さ、は? ……サダルで居られないんですけど……?」

「え、まっ、や……
 
わ、割り切れなくなったらどうしてくれるんですか


 ふわふわした限界の頭でも
 それが現実で繋がるためのものだとすぐに理解できた。
 どんな気持ちでこれを受け取れb、
 
メモは躊躇なく即受け取った。

 心とは裏腹に体が正直者過ぎて自分でも困る。
 口より体が勝手に動いてしまう、表情に出ていないだろうか

(208) 2021/05/01(Sat) 16:04:30

【人】 ENo.9 有葉理人 ルヴァ

>>a55 カウス

 カウスの連絡先を覚えている。
 目覚めた後に覚えているかは分からないが、あとは未来の自分が頑張ってくれるはずだ。
(209) 2021/05/01(Sat) 16:12:31

【人】 夢見人 サダル

>>194 >>208 キファ
「ゆめみじ、さら……
 夢を見る路(みち)と書いて沙羅双樹のさらと……言います。
 命を、助けてもらうので。もう、あの」

 今どんな表情をしているのか自分ではさっぱりだ
 
「キファ。今後は、
 
キャラクターとプレイヤーを分けられていない人には
気をつけてくださいね。

 それで何度、何度トラブルが発生しているか。

 精神に異常を来すどころか生活と倫理観が崩壊して
 命に関わりますからね。
 今の自分がそうですから、忘れないでくださいよ」

「そうやって、……そうやって、そうやって気軽に
 ゲーム内でえっちするからオフ会での事故が多発するんです。
 わかりますか。
 大事にしてください、大事に!!!してください。
 ちゃんと、


 ………これからは誤った感情に振り回されないように
 責任をとったこうどうをしてください…」

 本当に今どんな表情をしているのか自分ではさっぱりだ
(210) 2021/05/01(Sat) 16:12:32

【人】 夢見人 サダル

>>196 ルへナ

「声を出すのが恥ずかしくて」

 ルへナには本当にこの声をきかせていなかったから。
 聞かせられないと、思っていたから。

「……、元気? 自分は、この通り」

 
ホワイトボードに書かれていることが本当ならば元気ではないのは一目瞭然であるが、
スケッチブックは抱えたままあまり特徴の無いだが穏やかで落ち着いた声を出す青年は緩く微笑みを浮かべた
(211) 2021/05/01(Sat) 16:14:39
サダルは、>>L3にある>>a55などをみて文字を暗記している
(a64) 2021/05/01(Sat) 16:18:54

サダルは、未来の自分に託した
(a65) 2021/05/01(Sat) 16:19:12

【人】 黒い羊 ハマル

>>187 ブラキウム
「おー!ならば安心だな!
 ハマルのおこづかいで足りるか、少し心配だったのだ」

『――あれ?もしかしてサダルに相談した方がいいんじゃない?』

 [PLの思考が反映されていればそう思いついたのだが]
 [残念ながらハマルはハマルだった]

 [貴方に似た羊を一緒に視線で追い]
 [かけられた声に貴方を見る]

「どういたしまして、だ。
 ブラキにも色々があったのだと、ハマルは理解をしている。

 ……それに。あの会議がなかったら。
 
ハマルはおまえを殺していたと思う。

 だから、そんな顔だってしなくてもいい」
(212) 2021/05/01(Sat) 16:23:23
ゲイザーは、素晴らしく可愛い羊 >>a43 を見て良くなったのでキラキラエフェクトを描き足して崇め始めた。
(a66) 2021/05/01(Sat) 16:24:36

ヌンキは、ホワイトボードを見てスペースヌンキになってるいる。
(a67) 2021/05/01(Sat) 16:33:29

【人】 侵されし者 ヌンキ

「なんの暗号なんだろう……」

     
NPCにはわからない――――
(213) 2021/05/01(Sat) 16:34:32

【人】 とろ火の親愛・取引成立 ゲイザー

>>L4

「これ普通に外部とか運営に連絡とって119番したほう良くないですか!?!?」


血の気が引いた。あの無口なのに饒舌な青年、何してるの???
とりあえず目覚めたら119しておこうと心に決めた。
(214) 2021/05/01(Sat) 16:39:27
ゲイザーは、ルヴァ >>L3 サダル >>L4 とカウス >>a55 の色々をこっそりメモした。
(a68) 2021/05/01(Sat) 16:41:39

【置】 とろ火の親愛・取引成立 ゲイザー

>>L3

『連絡とったら車で迎えに行きます』音無 灰 連絡先ライン: Stargazy pie



ルヴァが書いたものの隅に何度も見たことあるであろうまるっこい字が添えられていた。
(L5) 2021/05/01(Sat) 16:50:53
公開: 2021/05/01(Sat) 16:50:00

【人】 とろ火の親愛・取引成立 ゲイザー

>>L1

「…………」

なお、匿名の感謝が不要と書かれた神経質な字に対しては。

「………………」

ありがとうございました♡とってもとっても大助かりです♡♡♡
この御恩は一生忘れません☆・゚:*:゚


と物凄くデコレーションしながら感謝の文を書いた。とっても憎いアンチクショウな気配がしたけど、「二人で一つ」を聞いてから怒るに怒れなくなってしまったので。
(215) 2021/05/01(Sat) 16:55:35

【人】 壊れた時報 キュー

【ゲイザー】


 
キューは、にへー。はにかんだ。梳いた髪はサラサラと手から零れた。


「…そんなに ミていた でしか? えっと……クルしくない でしよ。
 
あんちくしょーの
『もうひとり』は、イッショに いるでしよ」
 

「オナジ くらいで いるよ」

 
キューは、言った。満足げに。

 

/*
 『もうひとり』も『もうひとり』で、システム側から大きな影響を受けていたことを、今の『壊れた時報』は知っています。それはそれとしてちゃんと怒ってもいます。ほんのちょっぴり。
(216) 2021/05/01(Sat) 16:58:04
(a69) 2021/05/01(Sat) 17:00:13

ゲイザーは、ヌンキの反応でどういう存在かなんとなくピンときてしまった。女(?)の勘だ。
(a70) 2021/05/01(Sat) 17:02:05

【人】 ENo.9 有葉理人 ルヴァ

>>L5 ゲイザー

(免許持ってるんだ……ホントに大人なんだ……)

 それはそれとして連絡先は覚える。
 住んでいる場所近いといいな、と思った。
(217) 2021/05/01(Sat) 17:02:18
ゲイザーは、どうにかヌンキたちNPCと連絡取れないですかねえ……と考え始めている。
(a71) 2021/05/01(Sat) 17:02:36

ルヘナは、カウスの連絡先を眺めた。ほー。
(a72) 2021/05/01(Sat) 17:04:13

ゲイザーは、ルヴァと住んでいるところが 近い
(a73) 2021/05/01(Sat) 17:04:19

ゲイザーは、ルヴァと住んでいるところが近いのでニコニコになった。ニコ!
(a74) 2021/05/01(Sat) 17:04:50

【人】 その辺に居る ルヘナ

>>207 カウス

苛々しつつ言葉を吐く君に、
そうだろうなあと苦い顔で相槌を返していく。

そして拗ねながらの言葉を聞けば、


「──────うん?
 
うん!?

 いや……君、僕が嫌いだって、
 ずっと言ってたから……………、」

君の歩幅で、
ゆっくり遠回りをしようと思ったのに。

「フ、面白いな………実に。
 良かろうよ、友達だ。
 正しく僕の友達を名乗ると良いさ。
 しかして、今後の訂正は効かんぞ。
 ……無論、二言は無いよなあ?」


これが友達という感覚で、
一度は捨てようとしたものか、と、僅かな後悔。

……それから、この気持ちを忘れないように
確かに胸に焼き付けた。
(218) 2021/05/01(Sat) 17:04:56
ゲイザーは、カウスの連絡先 >>a55 の周りに羊をデコり始めた。
(a75) 2021/05/01(Sat) 17:05:40

ルヴァは、NPC勢に会えないのはちょっと寂しい。
(a76) 2021/05/01(Sat) 17:06:58

【人】 その辺に居る ルヘナ

>>211 サダル

君の方が元気ではなさそうな事を書いているが………。

 ま、良いか。

 ………久しぶり。
 この僕を置いていった罪は重いぞ。
 何も言わずにサンドイッチは用意させ……
 それから君は口が、いや紙が軽いのではなかろうか?
 君から僕の情報が随分と漏れていたぞ。
 ああもう、言いたい事は山ほどあるんだ。

 君が先程記した地名、あれは君んちの近所か?
 であれば、ここを出てからも、付き合え。
               
…………寂しかった。



ほにゃほにゃしてる青年へ捲し立てて、
未来の話をした。
(219) 2021/05/01(Sat) 17:08:16

【人】 黒い羊 ハマル

>>188 サダル
「ハマルはサダルもだいじだからな」

 [もこもこ][『GIANT KILLING』特製、羊毛100%な服です]
 [ちょっとしたオシャレにも、防具にもぴったり!][※宣伝※]

 [貴方の不思議そうな声にはただ首を傾げた]
 [おかしかった事をハマルも【彼/彼女】も認識ができない]
 [あと口移しも必要な手段だったと思っている]

トラックにひかれて死にそう
は大変ではないか……?
 ハマルはサダルが折角帰ったのに死んでしまっては悲しい……。

 うむ!『ハマル』はずっと昔からこうだった。
 ハマルは『起きる』ぞ。帰って、皆に会いたい。
 サダルにも会いたいから、ハマルもできる事をする。

 でもその前にここでキファと約束を果たす!
 ハマル達はな、海を見に行くのだ!」

 [とても嬉しそうにしている]
 
[このマウントじみた自慢、なんかデジャブ感じるな]
(220) 2021/05/01(Sat) 17:08:58

【人】 ENo.9 有葉理人 ルヴァ

 ルヴァは、北海道の民だ。ゲイザーのお住まいに近いよ!
(221) 2021/05/01(Sat) 17:11:07
カウスは、コラ!!折角こっそり書いたのにデコるな!!目立たせるな!!顔が真っ赤である。
(a77) 2021/05/01(Sat) 17:13:47

ゲイザーは、免許持っててもルヴァに会うの時間かかりそうだな……と覚悟を決めた。北の大地、広いからね。
(a78) 2021/05/01(Sat) 17:15:31

ルヘナは、カウスの連絡先が覚えやすくなって助かった。
(a79) 2021/05/01(Sat) 17:15:31

【置】 黒い羊 ハマル

>>182 含むホワイトボード

・日辻連絡先
  [TEL:0XX-XXXX-XXXX ]
  [ID :Shepherd_Hamal ]


 [羊達から少し離れた場所に連絡先が追加される]
 [名前やIDから誰のものかは推測できるだろう]

【ホワイトボード】
(L6) 2021/05/01(Sat) 17:27:03
公開: 2021/05/01(Sat) 17:30:00

【人】 侵されし者 ヌンキ

なんだろうか。
なんだかよくわからないけど皆が少し変わってしまった気がする。
ホワイトボードの暗号にしてもそうだけど。

きっと、キファと同じ、住む世界が違う人達なんだろうなと、そう理解した。

少しさみしいね。
(222) 2021/05/01(Sat) 17:32:53

【人】 ENo.9 有葉理人 ルヴァ

>>L6 ハマル

「ひつじ……ハマルちゃんかな?」

 連絡先を覚えた。
 あまり関われなかったが、これから仲良くなりたい。
(223) 2021/05/01(Sat) 17:32:59
ヌンキは、ホワイトボードから離れた。
(a80) 2021/05/01(Sat) 17:33:26

【人】 子役 ヘイズ

>>172 サダル

空気が震える。影が踊る。小さな人影が現れる。

……あなたはまだ子役を呼ぶことができる。
これがデータ上の設定であれ、影にとっては現実。
役者で裏方のサダルが子役にとってのあなただ。
orionにいる限りそれは変わることはない。

「サダル!?サダルも生き返っ……?」

「…………え?」

まず影は、しばらく自身が生き返ったことに混乱していたものだから、あなたの説明を聞けば硬直。やがてゆっくりと飲み込む。

世界の真実。それほど驚いた様子は見せなかった。
むしろ妙に落ち着いていた。

「そう」

感情の色のない短い返事。

(224) 2021/05/01(Sat) 17:39:34

【人】 子役 ヘイズ

>>172 サダル

「そうですか」

小柄な体を屈めて、下から見上げて、笑う。

「つまり、みなさんは……
 
ぼくたちが知らないどこか遠くの世界に

 帰ってしまうと。」

「サダルも」

へえ…子役はどこかどうでもよさそうに呟く。

「さすがに、ぼくはそこにまでついていけないですね。
 よくわかんないですけど、なんか、それはわかります。
 じゃあ、もうすぐおわかれですね、
師匠。グッバイ!


死の先だってついていくと言っていた口は
あっさりとそう零した。
(225) 2021/05/01(Sat) 17:48:41
ヘイズは、一瞬だけ、寂しそうな顔をした。
(a81) 2021/05/01(Sat) 17:50:10

ヘイズは、NPCは、ただぽつんと立っている。
(a82) 2021/05/01(Sat) 17:51:58

【人】 夢見人 サダル

>>219 ルヘナ

「あはは。
 ちょっと、みんなとは違う方法でここに来ていたらしくて。
 無事に生きて帰れるとは……あー
 サンドイッチは本心で……食べたくて。
 話も、したかった。
 まだ謝ることがたくさんで、……ごめんね?」

 それよりも未来の話になると、こちらも悲観的ではない。
 まあ会うことに関しては少しだけ消極的ではあるのだが…………

「この住所は……かなり近所の住所だね。
 もしかして近い?」

 現実の世界にも居ることがわかれば表情を明るくして、傍による
 サダルはこの宿で一部には慣れてしまっていた
 スキンシップであるハグをルヘナにかますだろう。

「自分も、会えるって信じてたのに寂しかった。
 ただいま。……またがあってよかった」
(226) 2021/05/01(Sat) 17:52:18
ハマルは、きっとゲイザーから話を聞いたので、ハマルもルヴァと仲良しになれたらいいな!と思っている。
(a83) 2021/05/01(Sat) 18:00:26

ハマルは、ゲイザーとする次のパーティはきっともーっと人が多くて賑やかだな!と思っている。
(a84) 2021/05/01(Sat) 18:01:14

【人】 子供 カウス

>>206 ハマル
「……あんま揉みくちゃにしないでよね。
 俺、病み上がりだと思うし」

思い出した景色は病室の壁。
退院してく子供たちと、それを羨む自分。
個室に移されて短くなかった少年は、
そんな自分の死期を悟っていたけれど。

「……恥ずいし」

そう言って笑った。
自分が死ぬなんて全く思えない。
それより生きる未来の方が、ずっと楽しそうだった。
(227) 2021/05/01(Sat) 18:04:32

【人】 黒い羊 ハマル

>>222 ヌンキ
「ヌンキ!」

 [びょん!!][元気になったハマルは貴方にとっしん!]
 [ハマルはヌンキにむぎゅーーー!!]
 [ハマルは貴方が避けないと思っている]

「……ハマルは。
 ヌンキを絶対、ひとりにしない。
 ハマルはそれをずっと守りたい。

 だから、だから。
 ちょっとだけ待っていてほしい」
(228) 2021/05/01(Sat) 18:08:22

【人】 子供 カウス

>>218 ルヘナ
「バカか。嫌いな奴のいれる紅茶なんか飲むか」

ミルクティーを飲む。
売ってもいない喧嘩を買うのはやはり照れ隠し。

「……二言なんてない。
 いいよ。アンタがホントに、それでいいなら」

友達を作ってこなかった。
そのスマートフォンに着信がある。
そんな未来を、僅かに思う。

「今度はアンタを後悔させてやる。
 たくさん迷惑かけて、俺と友達になったこと
 ……俺に友達になりたいと思わせたこと、
 絶対後悔させてやるからな」

「覚悟しろ。バーカ」

捨て台詞のようにそう言って、
紅茶を1度テーブルに残し、
少年はホワイトボードへ向かっていった。
(229) 2021/05/01(Sat) 18:12:10

【人】 子供 カウス

「……」

ホワイトボードに自分の連絡先を書いた後。
そうしてそれがデコられて恥ずかしくなって
真っ赤になった後。

少年は、またホワイトボードへと向かっている。

ハマルは、もう死んでしまった後に知るのはイヤだ。


しっかりと、その言葉を受け取った。
だからこそ、ホワイトボードの
自分の連絡先に矢印を引く。

(230) 2021/05/01(Sat) 18:16:13
ヘイズは、ホワイトボードに、みんなを真似てひつじを描いてみようとした。
(a85) 2021/05/01(Sat) 18:22:59

ヘイズは、なんか……目玉の飛び出した黒い化け物になった……
(a86) 2021/05/01(Sat) 18:23:47

ルヴァは、『絶対生きる』に矢印を付けて『お前は生き残るタイプの顔』と書いた。
(a87) 2021/05/01(Sat) 18:27:46

【人】 子供 カウス

>>@10 メサ
「そっか、分かった。
 どこに行っても俺、忘れないよ」

『ここにしか居られない』、
その意味が何となく分かった。
だからこそと少年は頷く。

目の前で生きる今のあなたの言葉を、忘れたりしない。

「また会えるかな。だったらいいけど。
 ……ううん、違うか」

「 また会おう 」

へへ、とはにかみ少年は言う。
自分に未来の楽しさを教えてくれた人。
真っ直ぐ前を向くことを、教えてくれた人。

また何らかの形で会えたらと、心から思ったのだ。
(231) 2021/05/01(Sat) 18:31:47
カウスは、顔で人を判断するな、と小さな恨み言が書き足された
(a88) 2021/05/01(Sat) 18:32:36

【人】 夢見人 サダル

>>220 ハマル

「………………」

「死にそうなことよりも
 自分もキファやハマルと海に行きたかったことに気づいて胸が苦しくなってきた……」


 自分から逃した手ではあり、
 それでいてすがりついた手なので何も文句が言えない。

「トラックは早めにみんなに助けを求めることにするよ。
 ハマルもよかったら助けてね、
 連絡先かいておくことにするから」

「行ってらっしゃい、ハマル。またそして『起きて』会おう。
 そして自分とも一緒に、……ちゃんと家からでれたら、
 出かけて欲しい。
 本物の羊を見に行ったりしたいな」

 再会はきっと遠くない。
 未来は決して暗くは無いと、
 お互い笑顔を交わし未来を夢を見ることができた
 その約束はきっと守られることだろう。
(232) 2021/05/01(Sat) 18:33:11
サダルは、>>G14にお星様を描いておいた。これ知ってる、卒業式の色紙のやつだ
(a89) 2021/05/01(Sat) 18:34:14

子供 カウスは、メモを貼った。
(a90) 2021/05/01(Sat) 18:44:38

バグ撒きAI 今は キューは、メモを貼った。
(a91) 2021/05/01(Sat) 18:48:28

壊れた時報 キュー(匿名)は、メモを貼った。
2021/05/01(Sat) 18:50:40

子役 ヘイズは、メモを貼った。
(a92) 2021/05/01(Sat) 18:59:16

【人】 夢見人 サダル

>>225 ヘイズ
「ヘイズ」

「……ヘイズは、自分の家族です。
 サダルの弟子で家族です、これでおわかれなんて言わせません。
 本当は、どこまでもついてきて欲しい」

「ヘイズをすぐに呼ぶことはできなくなると思います。
 自分はサダルという姿を失ってしまうかもしれない、だけど
 ……あなたといた記録や行動をすべて無かったことなどにはもうしません。

 
自分の居ない台本は作りません

 だからずっとサダルの傍に居てください」


「"あなた達"にバグでも見つけて、会いに行きます。
 連れて行きますから、もし……もしちゃんと向かえにこれたら
 そのときも、一緒に居てくれませんか。

 また師匠と呼んでください。
 グッバイなんて少しだけですよ、本当に。
 その間、教えた練習でもして覚醒でもしていてください。

 今度は、ヘイズが……
 ヘイズが求めてくれるような存在に自分はなりたいです。
 あなたから、呼んでほしいんですよ」

 答えが演技だろうと演技じゃ無かろうと、どうだっていい。
 あなたが自分を引きずるように
 師匠だって弟子をどこまでも引きずって見せよう。
(233) 2021/05/01(Sat) 19:12:50

【人】 侵されし者 ヌンキ

>>228 ハマル

「わ、ハマル!」

突進してきたハマルを抱きとめて驚いた顔。
驚きはしても倒れ込んだりはすることはない、それなりに鍛えてる騎士なので。

「……え?」

そういえば、ホワイトボードにはハマルもなにか書いていた。
この子もまた住む世界が違う住人なのだ。
そう思うとやっぱり寂しいなと思う。

でも……。

「うん……そうだね。
 ハマルはずっと一緒にいてくれた」

ハマルはこう言うが、きっととても難しいことだ。
彼は一体どんな魔法を使おうとでもいうのだろう。

「どこに行っても帰ってきてくれないと、ハマルの羊が見られないから待ってるよ」

それでも、待てと言われれば待とうと思った。
(234) 2021/05/01(Sat) 19:28:47
侵されし者 ヌンキは、メモを貼った。
(a93) 2021/05/01(Sat) 19:48:34

侵されし者 ヌンキは、メモを貼った。
(a94) 2021/05/01(Sat) 19:50:33

ゲイザーは、ハマルの連絡先 >>L6 をメモしながらウキウキだ!
(a95) 2021/05/01(Sat) 20:06:22

ゲイザーは、ハマルさんをはじめみんなでパーティをしようと思った!
(a96) 2021/05/01(Sat) 20:06:53

ゲイザーは、カウスの書いたもの >>G14 に「週一で会いに行きます。絶対生きるタイプですカウスさん」と書いた。
(a97) 2021/05/01(Sat) 20:07:59

ルヴァは、そっちの世界を知らない一般ピープルだ。
(a98) 2021/05/01(Sat) 20:18:46

【人】 尸解仙 キファ

>>138 ルヘナ

 ──びくり、と肩が跳ねる。
 こんなことをしでかす人物など、
 キファには一人しか思い浮かばない。

「ルヘナ。
 おまえ、もう少し普通に登場することは
 出来ないのか?」

 口にしてから、苦笑した。
 知っている。
 ルヘナという男は、刺激を好む質である。

 気の利く茶の差し入れに
 にぃ、と口の端を吊り上げると、
 問いに答えた。

「今が最も忙しないかもしれんな。
 墓の下は、存外退屈だったのだ。
 何も出来なかったから」

 早速カップの片割れを手にすれば、
 熱い液体で舌を濡らす。

「さて。ここ数日で様々な騒乱が有ったのは
 おまえも知っての通りだ。

 ……どうだった?
 おまえの退屈は、満たされたか?」
(235) 2021/05/01(Sat) 20:32:09
シトゥラは、笑った。
(a99) 2021/05/01(Sat) 20:41:39

【人】 黒い羊 ハマル

>>227 カウス
「大丈夫だ。
 ハマルは力加減がちゃーんとできる。
 それは【俺/私】も同じだ」

 [ハマルも貴方が死んでしまう未来なんて見ていない]
 [見ているのは貴方がやりたい事を掴んで]
 [照れくさそうに。けれど楽しそうに笑っている姿だ]

「だから、また会おう。カウス。
 【俺/私】もちょっと照れてしまうかもしれないけれど。
 それでもきっと、うれしいが勝るとハマルは思う!」

 [ハマルも後でボードに書いて、皆のものを覚えておく!]
 [ハマルはやる気に満ち溢れている]
(236) 2021/05/01(Sat) 20:41:44

【人】 壊れた時報 キュー

【カウス】


 
キューは、街の中。カウスの視線の先を横切った。


 …… ……

 
キューは、少し後ろ歩き。戻って来た。


「……カウス?」

 
キューは、言った。カウスの方を向いて。
(237) 2021/05/01(Sat) 20:48:21

【人】 『絶対生きる』 カウス

>>145 ヌンキ
「騎士サマ」

彷徨うあなたを見つけた少年は、声をかける。

「終わったよ。事件。お手柄じゃない?」

しかし『騎士』は設定である。
少年はもうそれを理解している。
手柄を得たとて意味はない。

これは、少年なりの冗句だ。
(238) 2021/05/01(Sat) 20:50:45

【人】 特殊NPC シトゥラ

>>197>>199>>G13>>201>>202>>204>>205 ニア

「アンタは、これだけ僕と一緒に居て」

青年は、笑っている。
少女の腰に腕を回して、抱き寄せた。

「僕が本気でこんなに殊勝なことを云う人間だと──
そう思っているんですか?」


(239) 2021/05/01(Sat) 20:55:00
シトゥラは、ずるい人間だ。
(a100) 2021/05/01(Sat) 20:55:17

シトゥラは、欲しいものを手に入れるために手段を選ばない。
(a101) 2021/05/01(Sat) 20:56:17

【人】 黒い羊 ハマル

>>232 サダル
「ならばあちらで一緒に行くぞ!」


 [ハマルは貴方の手を離すつもりはない]
 [すぐさま未来の約束を取り付けようとする]
 [貴方が生き延びると、信じている]

「うむ!ハマルも助けるをするぞ。
 サダルも【俺/私】の事を覚えていてくれるとうれしい。

 行ってきます、だ!
 必ず、『また』会おう。
 ハマルは海も、羊も、他の色々なものも。
 サダル達と一緒に見に行けたらとってもうれしい!」

 [指で笑顔を作って答える]
 [約束が果たされる時はきっとすぐそこだ]

 [果たされぬ約束に怯える夜は、もう明けたのだから]
(240) 2021/05/01(Sat) 20:58:29

【人】 『絶対生きる』 カウス

>>236 ハマル
「……うん。また会おう、ハマル」

少年は頷く。
ホワイトボードに連絡先が書かれるのも、
少年の決意が書かれるのもその後のことだろうか。

何事もなければ少年はその場を離れる。
そうして小さく、呟くのだ。

また会おう

 
……うん。俺、もう約束破りたくないよ


手のひらを見つめて、そっと閉じた。
(241) 2021/05/01(Sat) 20:58:45

【人】 『絶対生きる』 カウス

>>237 キュー
「……!」

声が聞こえた。はっと少年は顔を上げる。

「………キュー」

一瞬だけ、あなたはどうなったのかと思う。
助けてほしいと確かに言われたのに、
声を聞くことが出来なかったあなた。

『壊れた時報』と『もうひとり』。
頭に響いた放送を思い出すと、
みるみるうちに視線が落ちていった。

ごめん、キュー。許さなくていいよ、俺の事。
(242) 2021/05/01(Sat) 21:04:01

【人】 特殊NPC シトゥラ

>>239

「僕の傍で、ずっと生きていたいんですね?」


青年は、口の端を上げて笑う。
ひとをバカのするときの表情、若しくは。
──“何かが上手くいった”時の上機嫌な笑み。

「僕の行動が嬉しかったと」

くすくすと笑声を上げる。

「すべて、自分の特権にしたいって?
わがままなお嬢さんだなァ!


少女の、きっとまだ知らない記録。
彼は、いつか誰かに言った。

──あれが泣いて逃げ出すまで、負けを求めて僕を乞うまで。
あの強情な心、いつか折ってやりますよ!
(243) 2021/05/01(Sat) 21:07:53

【人】 黒い羊 ハマル

>>234 ヌンキ
「そうだろう。
 ……ハマルは『ハマル』だから。
 ヌンキとは違うけれど、ヌンキに近いのだ」

 [ハマルは創作物だ]
 [止まってしまった物語のキャラクターだ]
 [忘れ去る前にゲーム
<他の物語>
に落とし込まれた]
 [だから在り方自体は貴方に近いのだ]

「もし『はじめまして』から始まったとしても。
 時間がかかってしまっても。
 ハマルは絶対、ヌンキの所へ行こう。
 ハマルはヌンキをひとりにはしない。
 そして羊達を、ハマルの家族達を見せるからな」

 [PL
<日辻>
はハマルを新たなNPCとして]
 [この世界に反映できないか考えている]

 [そうすればヌンキもキューも『ハマル』も]
 [この先ずっと離れずに生きられると、思ったのだ]
(244) 2021/05/01(Sat) 21:18:15

【人】 特殊NPC シトゥラ

>>243 

少女を強く抱きしめる。
逃げられないように、逃がさないように。

「アンタが悪いんですよ。
僕は逃げてもいいって言ったのに。

やっぱりアンタは可愛いですね!
少し弱い顔をすれば、こうして手を伸ばしてくれる」

青年は元より少女を離す気なんて微塵も無かった。
逃がしてやるつもりなんて、さらさらなかった。
本当は優しくて寂しがり屋な彼女であれば、
自分の手は離さないだろうと、確信を持っていた。

「打算だって言ったのに。
見事に引っかかってくれましたね」

青年は、少女の耳元に口を寄せる。→
(245) 2021/05/01(Sat) 21:22:29

【人】 壊れた時報 キュー

【カウス】


「カウスー……?」

 
キューは、てぽてぽ。カウスの前まで歩いてきた。


「オチコんでる でしか…? あ、えっと……
 ボクは ダイジョウブに なった でしよ、ホントでし。
 
あ、ホントに ホントでし、ウソじゃない でし


 
キューは、おろ……。
本当なんです。>>-44


「カウス、アナタは?」

 
キューは、首を傾げて聞いた。おそるおそる。
(246) 2021/05/01(Sat) 21:28:28
シトゥラは、意地悪を言いましたをいう顔でにんまり笑った。
(a102) 2021/05/01(Sat) 21:32:28

シトゥラは、その実、別に意地悪だけを伝えたわけではない。
(a103) 2021/05/01(Sat) 21:33:37

シトゥラは、それは、態度に出さない。
(a104) 2021/05/01(Sat) 21:33:48

【人】 『絶対生きる』 カウス

>>246 キュー
「ん、大丈夫。
 落ち込んでるんじゃなくて、ただ──」

首を振る。
心配させてしまっているようだ。
そこまで判断をしたところで、ふと思考が止まる。

「……キュー、アンタ。
 逆さま言葉じゃなくて、よくなったの」

瞬きをした。
あなたの言葉を脳内で変換するのは、
少年にとってとても煩わしいものだった。

けれどすんなり、あなたの心配が
頭に入ってきたのは──あなたの言葉が、
『正しく』使われていたからだ。
(247) 2021/05/01(Sat) 21:37:24

【人】 セキュリティAI ブラキウム

>>212 ハマル

「ブラキもキューも、きっとそれを受け入れたから……そうなったら、ハマルは苦しい≠ノなっていただろう?
だからお互いさまなのだ。」

あのときのブラキウムにとって、殺すことは守ることでした。
ですのであなたと対峙しても、応戦することさえ不可能だったでしょう。
それがブラキウムが持っていた、たったひとつの冴えたやり方でしたから。


「……ブラキは生きたことも死んだこともないから、それがよくわからなかった。
でも今は少し、理解できた気がするのだ。
だからみんなにありがとうって言うぞ!」

自身に似た羊を抱えて、ブラキウムは言いました。
(248) 2021/05/01(Sat) 21:48:45

【人】 侵されし者 ヌンキ

>>238 カウス

「カウス!」

少しばかり存在が薄くなってしまった騎士が振り向く。
手足を注視しなければまだ気づかないかもしれない。
足は服や靴で隠れているが、手は騎士にしては珍しくポケットに突っ込んだままだろう。

「よかった、カウスも生き返れたんだね。
 事件は終わったけどお手柄……になるのかなぁ、これは」

結果的に犠牲者は0で解決となり、快挙であることは違いないのだが。
それが自分の手柄家というと微妙な話しだ。
だって、皆が頑張ったからこの結果となったにすぎないのだから。

ただ。

”騎士”であることは設定だと知っている貴方とはかなり違う反応を見せたことは間違いない。
(249) 2021/05/01(Sat) 21:54:06

【人】 侵されし者 ヌンキ

>>244 ハマル

「……?
 言ってる意味はよくわからないけど」

ヌンキは現実の世界というのを知らない。
ハマルを動かす人間が居るのを知らない。
ヌンキは自分のことをこの世界で生きている人間だと思っているのだ。

だから、貴方の言っていることはよく理解をすることができない。

ただ、どこか違う世界から来た人間なのだと信じている。

「もしお互い記憶がなくなってしまったとしても。
 きっとまたハマルと友達になれるよ。
 だから、君の羊達に会えるのを楽しみにしてる」

また会おうと自信を持って言ってくれたのは貴方が初めてだ。
だからきっと、彼には何か方法があるのを知っているんだろう。

そしてそれを実行しようとする強い意思。

「ハマルはつよい子だね」

ハマルの意思に免じて、少しの寂しいは我慢しよう。
そう思ったのだ。
(250) 2021/05/01(Sat) 22:03:54

【人】 子役 ヘイズ

>>233 サダル

「…… …… …… …… …… …… ……」

子役はフリーズした。

「…………ふ」
「ふふふふっ あははははははは!」

そして破顔した。
さっきのはあからさまな演技過ぎただろうか?

「師匠ならそう言ってくれると思ってました!」


思ってましたけど……今すっごく胸がざわざわします。
なんででしょうね?"影"を好む体質のせい? いいや
こんなことを言われるのは、はじめてだからだろう。

「ぼくのこと…そんなに気に入っちゃったんですか?
 
カワイイですもんね、ぼく!
 ぼくも師匠のこと大好きです!
 ああでも、師匠は師匠でも今は本来の姿を取り戻した
 師匠なんですよね?それなのに不思議です、実に」

あなたの両手を取る。楽し気に。
輪になって踊るように勝手にくるくると回る。

(251) 2021/05/01(Sat) 22:06:05

【人】 尸解仙 キファ

>>149 ハマル

「うむ、僥倖!
 川のせせらぎも好ましいが、
 海の雄大な大らかさもまた良いというものだ」

 キファは、大きく頷く。手は握られていた。
 不安な仕草を感じれば、包み込みようにぎゅっと握るのだ。

 でも、ハマルは今わくわくしている。
 期待で膨らむ胸から、持ち上がった口角から。
 熱い掌から、それが分かる。

「ああ、行っておいで」

 引っ張れば、そのままキファは着いてくるだろう。
(252) 2021/05/01(Sat) 22:06:15

【人】 子役 ヘイズ

>>233 サダル

「ぼくだってまだサダルと一緒に舞台に上がりたいって
 願い、かなえてませんでしたもんね!
 もう会えないとこまっちゃいますからね〜……。

 嗚呼、でも、そんなこと言って期待させて
 迎えにこなかったら呪いますよ?」

くすくすと笑う。冗談。いたずらっぽく。
電子の存在であろうと影だったらできるかも。

「……あ、そうだ。好きな色、あなたの色の星を
 作れるようにがんばってみます!

 次に会った時にそれを見せれるように。どうですか?」

夢を語るような弾んだ声。
もし、あなたがサダルという姿を失ってしまっても
この力、その色は受け継ぐことができる。

それは"家族"であり、あなたの影である証のようなものだ。
(253) 2021/05/01(Sat) 22:07:24

【人】 兎系 ニア

>>239 >>243 >>245 >>-196 シトゥラ

 抱き寄せられ、肩に力がこもる。警戒の表れ。
 ぱちぱちと瞬く。驚いたとき、少女が見せるしぐさ。 
 耳元で囁かれ、首をすくめて。

 けれどその動作のどれも、
 身体を動かしたのは恐怖ばかりではない。

 その証拠に――少女は、青年から伸ばされる手を拒まない。

(→)
(254) 2021/05/01(Sat) 22:24:07

【人】 子役 ヘイズ

「……そうだ。ひとまず、紅茶でものみましょう!」

これはサダルから世界の真実を聞いた後だ。
正真正銘orionの住人である子役はスペース子役になりかける
脳内宇宙を押し切り、いつものように紅茶の準備をしていた。

前のように緊迫した会議よりは、いい雰囲気だ。
これはこれで刺激が足りない
悪くはなかった。
(255) 2021/05/01(Sat) 22:32:40
ニアは、寂しがりだ。
(a105) 2021/05/01(Sat) 22:35:20

【人】 兎系 ニア

>>254

 抱きしめられたまま、青年の頬に手を伸ばして――
 ぺち、と弱く叩く。
 戯れのような、ほとんど添えているに等しい平手打ち。

 そうして、呆れたような声を出す。
 
「言わないわよ、あんたじゃないんだから」

(→)
(256) 2021/05/01(Sat) 22:37:31
ニアは、ひどく――ひどく、負けず嫌いでもある。
(a106) 2021/05/01(Sat) 22:43:41

【人】 黒い羊 ハマル

>>248 ブラキウム
「……そうだな。
 きっと、皆が苦しい≠ノなっていた。
 そうならなくてよかった。

 ハマル達がブラキのためになったのなら。
 ハマルはとてもうれしい。」

 [そして貴方の言葉で気付く]
 [貴方はきっとこちら側の『人間』で]
 [あちらでは会えないのだと]

「……ブラキ。
 もし次会う時が『はじめまして』になったとしても。
 ハマルは今度こそいーーーっぱいの本物の羊を見せよう。
 ハマルは、そうできるよう頑張るぞ」

 [そういえばこの羊のぬいぐるみ達は残るのだろうか?]
 [残って大事にしてもらえたらいいなと、ハマルは思った]
(257) 2021/05/01(Sat) 23:05:03

【人】 尸解仙 キファ

>>210 サダル

「夢見路 沙羅。綺麗な名前ですね。
 改めて。秋葉 義一(アキバ-ヨシカズ)です。
 以後お見知りおきを──」

 何を言ってるんだこいつ……みたいな目で見てきた。
 秋葉はオタク心が分からない。

「はい、これで満足か?
 ……今は吾だけを見てくれ。な?」

 キファは、サダルの腕に絡みついた。
 甘えるように、名残惜しむように、
 頬をあなたの腕に擦りつける。

「サダル。キスして」

 唇に、もう一回。

「それでお別れだ」
(258) 2021/05/01(Sat) 23:06:01

【人】 黒い羊 ハマル

>>250 ヌンキ
「うむ。そうだろう。
 実はハマルもよくわからないけど、そういう事なのだ」

 [どこか他人事のような感覚は変わっていない]
 [明日もこんな風に今まで通り続く気だってしている]

「ハマルも絶対にまたヌンキと友達になれる!
 一緒にヌンキ達が居てくれるなら。
 『ハマル』は、もっともっとつよくなる」

「だから、約束だ」

 [貴方へ小指を差し出す][指切りだ]
(259) 2021/05/01(Sat) 23:42:53
シトゥラは、ニアにキスした。
(a107) 2021/05/02(Sun) 0:04:41

シトゥラは、恋をしている。
(a108) 2021/05/02(Sun) 0:04:49

【人】 その辺に居る ルヘナ

>>226 サダル

「…………うん。
 W次Wに置いていったら、
 本当に許さないからな。」

君に抱きしめられれば、
懐かしい温度に目尻が熱くなる。
それを隠すように、すんと、鼻を鳴らして
目元を拭ってから、腕を君の背に回した。


「───
おかえり。

 近所だな、通学路だ。
 戻ったら……君を探してみるから、
 君も僕を、探してくれ。」

ここでの記憶は保持されるだろうか。
もしも消えたとして、必ず。見つけ出すつもりだ。
(260) 2021/05/02(Sun) 0:28:14

【人】 その辺に居る ルヘナ

>>229 カウス


「──良い、さ。
 何度でも、迷惑を掛けに来てくれ。
 何度でも、紅茶を淹れてやるさ。
 そうして……そうだな、
 君に後悔させられる日を
 楽しみに待つとしようか。」

そんな日は来ないかもしれないが
君という存在が、
自分に痕跡を残す未来を想像してみては
W悪くないWと、立ち上がる背を、眺めた。

それから記されたボードの文字を見て


「待ってる。
 ……君が約束を守る者だと、
 確かに理解している故な。」

自分も書くか、と席を立ち
ホワイトボードに文字を記せば
また君の隣へ戻るだろう。
(261) 2021/05/02(Sun) 0:28:47

【人】 『絶対生きる』 カウス

>>249 ヌンキ

少年は育ちが悪い。
自身もポケットに両手なんてよくある話だ。
しかし何となくあなたの姿に違和感を抱いた。
その理由はまだ、はっきりとはしない。

「そ。いや、死ぬ気持ちなんか味わいたくないね。
 もう二度と御免──ちょっと。
 今の流石に冗談だって。別にいいだろ、もう。
 騎士も、ノブレス・オブリージュもさ」

肩を竦めた。冗句に冗句を重ねられるなら
まだいいが、寧ろ深刻そうに受け取られるものだから。
(262) 2021/05/02(Sun) 0:58:18

【人】 その辺に居る ルヘナ

>>235 キファ

「普通だとは。
 僕達からは程遠い言葉ではなかろうか。」

君の苦笑には
したり顔で微笑んでやる。

「君程の人物にすら退屈を齎すのか、
 であればW死Wとは、僕には必要のないものらしいな。
 W生Wの素晴らしさを実感したさ。
 嗚呼──無論、皮肉だ。」

カップに唇を付け、
そっと口内で香りを堪能した。


「……騒乱、か。その通りだとも。
 しかしてW満たされたWとは言い難いな。
 ……まだ、満たされんよ。それの片鱗を、掴んだだけ。
 僕は中々、欲深い性質らしい。
 1を知れば、2を……3を、求めてしまう。
 『足りない』とな……。

 ───さて。
 君に全く同じ質問をしようか。
 WどうだったW、W満たされたWか?」
(263) 2021/05/02(Sun) 0:58:43

【人】 その辺に居る ルヘナ

>>255 ヘイズ

君へ視線を向けた。
それは自分達の間では、毎朝の日課の合図だった筈だ。

変わっていく世界の中で、
変わらぬ日々の一欠片。



もしも君が視線に気付かなければ、
「まだか…………?」と声を掛けるだろう。
(264) 2021/05/02(Sun) 1:02:25

【人】 『絶対生きる』 カウス

>>261 ルヘナ
「うん、待ってて。
 絶対、生きて返事する。
 ……アンタだけじゃない。みんなの分も、
 絶対約束、守ってみせるよ」

入れ替わりにホワイトボードへ向かう背を見た。
書かれた文字に瞬きの後、
戻ってきたあなたに首を傾げる。

「……もしかして、有名人?」

ホワイトボードに記されたのは、
調べれば分かる、との意であると受けとった。
(265) 2021/05/02(Sun) 1:26:36

【人】 侵されし者 ヌンキ

>>259 ハマル

「あぁ、約束だ」

小指を差し出されれば、その小指に自分の指を絡ませた。

この先はお互い自分の物語に戻る。
それでも、ハマルであればきっと何か切り開いてまた来てくれるんだろう。

ハマルは約束を必ず守ってくれる子なのだから。

「俺ももう少し……生きる努力をするよ。
 君との約束を守るためにね」

見通しの立たない未来への道だが、乗り越えなきゃともに強くなんてなれない。
自分たちは、”一緒に”行こうと、最初に約束したのだから。
(266) 2021/05/02(Sun) 1:30:53

【人】 侵されし者 ヌンキ

>>262 カウス

「……?」

きょとん、と首を傾げた。
だって、自分が騎士なのは必然、これまでも、これからもだ。
ノブレス・オブリージュもまた、大事にしなければならない俺の財産だ。

「自由になれという意味かな。
 そういうわけにはいかないよ、俺は正当な意味を持って自由にならなきゃただの逃げになってしまうからね。それに……騎士でなければ、君との約束を果たせない」

次の【宝物庫】が現れてしまったら、その時は必ず助ける。
それが貴方と交わした約束だ。
それを違える気はないよと笑った。

RPでもなんでもなく、自然に思って口にしているのだ。
それもまた、一つの違和感となってしまうかもしれない。
(267) 2021/05/02(Sun) 1:40:16

【人】 人形 ラサルハグ


「なんだ、そうだったのか」

 耳ではなく心に届く声に、そうひとりごちた。

 この街で生まれ育った25年間も、
 編んできた情も、
 この日が終われば背負うべき罪も、
 なにもかもが嘘で、偽りで、まやかしだった。

 受け入れがたい"事実"に対し、
 心はあっさりそれを理解し認識が書き換わる。

 『自分』が変わってしまう。

 舞台上の役者が幕引き後に観客へ笑顔を振りまくがごとく、
 晴れた心地でいた。
(268) 2021/05/02(Sun) 2:04:32

【人】 人形 ラサルハグ


「…………」

 自分を取り戻したラサルハグがまず行ったのは、
 誰かに会うことではなく、自店の片付けだった。

 看板を【CLOSED】に反転させて、
 
偽りの
両親が大事にしてきた店を清掃する。

 数日疎かにしていた間に見えない埃がだいぶ溜まっていた。
 
 その後は飾っていたぬいぐるみひとつひとつに別れを告げ、
 箱へしまう。
 自身の"退去"とともに消えてしまうデータ片としても、
 儀式をやり遂げたかった。

「さようなら。今までありがとう」

 すべて済めば店に鍵をかけて、最後のことばをかける。
 この場所にはもう戻らない。
(269) 2021/05/02(Sun) 2:04:34

【人】 『絶対生きる』 カウス

>>267 ヌンキ
「……、アンタ」

少年はバカではない。
ただその可能性に至るまでの根拠も発想も、
持ちえなかっただけだ。

聞こえた運営アナウンスに、
本来の自分、そしてorionの真理を得た。
話す限り、ほかも皆そうなのだろう。
だから当然──あなたもそうだと思っていた。

「……そっか。うん。そうなんだな。
 分かった。騎士サマ。アンタは俺の約束を守る。
 
絶対、守らせる。
だから頼むよ。
 俺の後の子供たちのこと」

少しだけ、少年は無力を感じた。
あなたの知る自分は偽物の自分であり、
自分の知るあなたこそ本物のあなたであったのに。

そうしてあなたを騙し続けることしか、
今の自分にはできやしないのだ。
(270) 2021/05/02(Sun) 2:19:53

【人】 車輪銀河 メレフ

>>179 ヌンキ

「そうか。改めて話せただけいいんじゃねェの。
 大体唐突にさよならの方が人間多い。」

“お嬢”はサルガスの見せた幻想だった。
さすがにそれに気づけばそれについての蟠りも、
執着も消えたが、その頃に知った感情はある。

「……あー、それな。“等価交換”な。
 あれ実は嘘。俺の裁量で決めてる。

 無論ある程度の基準を決めて運営していたが、
 別に構わないと言えば構わない。
 俺も普通に人に無償で構う時は構うさ。」
(271) 2021/05/02(Sun) 2:32:34

【人】 夢見人 サダル

>>258 キファ

「………………、………………」
ここには何でこの人は最後までそんなことを言うのだとか

「………………、………………」
頑固者はどちらだ、とか、なんでだとか

「………………、………………」
たくさんの文句と、こらえきれない愛の文章が詰まっている


「キファ」

腕に絡みついた身体を支えて、愛おしげに見つめる。
浅く息を吐いて体を寄せれば顔を近づける前に一度強く抱きしめた。

すべてを許したあなたは何を得たのだろう。
自分は与えられたものがあるのだろうか。
与えられるものがあるのだろうか。

わからない、だから自分は受け取らなければいけない。
かわりに届いて欲しい、与えられたギフトは本当に"幸福"だった気持ちを
(272) 2021/05/02(Sun) 5:34:20

【人】 夢見人 サダル

>>240 ハマル

―――うん、一緒がいい。

 ありがとう、ハマル。
 ……自分も、いってきます。おかえりをまってるよ」

「その笑顔かわいい、ふふ。
 なんとか元気出しながら頑張らないとなあ……」

 小さく手を振って『また』ね。
 残したことを許してくれた大切な友人と
 いつかを望んだ想いを抱えて

 今度こそ『生きたい』を胸に
 あなたに背を向けて歩き出した
(273) 2021/05/02(Sun) 6:03:56
サダルは、ハマルと約束をした
(a109) 2021/05/02(Sun) 6:04:10

【人】 夢見人 サダル

>>251 >>253 ヘイズ

かわいいからね、仕方ないね。

 流石に寂し……ん? ああ

 サダルは、"自分"を強く反映しすぎたみたいでさ
 いいんだ、これでいい。
 
推しが画面の向こうなんて慣れてる


 わ、っと、手を取られるとつられて頬が緩み
 踊るステップには自然とからだがついていく
 楽しげな子供達の遊びのような、
 喜びをたたえるお祭りのような、
 相変わらずこの影は多彩な顔を見せてくれる。

「……舞台は諦めていないよ、ヘイズ。
 手に余ると言ったって
 "ここのみんなが役者の台本"は執筆する。

 自分が主役はやっぱり嫌だけど……まあもう一人でもないし。

 ヘイズも現実に遊びにこれると思っているよ?
 これはね、君という存在が
 "外を知っているNPC"で残るのならば
 ……"何だってできる物語"があること

(274) 2021/05/02(Sun) 6:29:21

【人】 夢見人 サダル

>>251 >>253 >>274 ヘイズ

 知識と道を自分はデータとして与えてしまった。
 混沌がどう調理するかは彼次第だ
 ブラキウムが倒しに来たら知らない。

「道ならその星が導くよ。
 一度"あんな世界"を覗けたんだ、また覗いておいで。
 
その尋常じゃ無いメンタルと育たない情緒があれば、

 いくらでも世界に落ちることができるさ」

 【アルターエゴ】、子役にぴったりの称号ではないだろうか。
 どんな子役もそこには存在する。
 
囁き
共鳴
念話
木霊
月読
彩雲
魂信
恋囁き
……
 迷子の次回作は一体どんな
を見せてくれる?

「好きな色……は、ヘイズと自分の瞳とおそろいの緑。
 自分の色はシアンだけど、君は君の色を見せてね。
 どっちが先か勝負かな?」

 話し合おう、語り合おう。
 星を集めるこの家の祝福と代償
 あなたが望めば、"幸せ"で居続ければ星は集まり続ける。
 星はいきたい世界に導く、
 どこまでも願えばそこに舞台は存在すると師匠は弟子に語った
(275) 2021/05/02(Sun) 6:34:52

【人】 その辺に居る ルヘナ

>>265 カウス

「……その意気だぞ。
 フ、本当にW生きる顔Wをしているな。
 前を向いて、未来を見据える───そんな顔だ。」


有名人かと問われれば
少しだけ考える、間。


「……アレだ、あのー、
 そっちの界隈に詳しければ有名だが
 そうでもなければ然程。
 顔も名前も、現実と同じ故な。
 道ですれ違えば即分かるであろうし
 態々諸々書かずとも、SNSのIDくらい出るさ。

 君も退院した後に来るか?
 この業界へ…………。」


君が生きる事を信じて、
当然のように、そんな未来の話をするのだ。
(276) 2021/05/02(Sun) 6:55:12

【人】 夢見人 サダル

>>260 ルヘナ
通学路で事故ったのはごめん……………?

 遠回りしないですむぐらいだといいね、
 歩道に食い込んでいた気がするから」

謝罪すべきは自分で無くトラック運転手。

「あ、え。泣いてる。ごめん。
 ごめん……うう、これは……自分だからもあるよね」

みんながいなくなって寂しい、と大きなくくりで捉えようとした言葉が少しだけ自意識過剰になってこぼれた。
少しは特別、胸に残っていないかという
 ほんの少しの期待をあなたにならできてしまった。

「探せるかな……
 あー自分のほうがみつかりにくいかもしれない、か。
 うん、うん……あの、えっと、
 ま、まだ友達でいてくれるのなら……その是非…?」

 サダルは今は整った自分の綺麗な黒髪を見やった。
 現実の姿と似通っているのに整っているのが少し気恥ずかしい。
 少しでも自分に自信をつけたかった姿だろうか?
 本当に自分もこんなアバターを選びそうだから困る
(277) 2021/05/02(Sun) 7:12:04

【人】 その辺に居る ルヘナ

>>277 サダル


「そうだな、通学の予定が有る故、
 大事になっていれば
困るな………。


今日か明日かは分からないが、久々に登校するつもりだ。
つまり、救急車を呼ぶのは容易い。
きっと君は助かる……だろう。多分。

「泣いてな………や、泣いてる。
 はじめての友達なんだぞ、
 何も言わずに……勝手に死ぬなどと、
 ……二度と、してくれるなよ。」


その期待を肯定するように
君の背へ回した腕に、思い切り力を込めた。

「そうだ……、忘れ物。」

腕の力を緩めれば、
懐から赤に濡れた十字のヘアピンを取り出し、君に差し出すだろう。
(278) 2021/05/02(Sun) 7:47:34

【人】 夢見人 サダル

>>278 ルヘナ
「初めての友達が死んだら自殺したくなる……
 耐えてくれてありがとう??
 もう言わないよ、冗談でも……
いや冗談なら口走るから本気にしないでもらえたらいいな」


もう多分二度と本音じゃないから許してほしい。

「? あ、髪留めか。
 あー……あー。ふふ、そっかルヘナが持ってくれていたんだ。
 そっか、ふふ……ありがとう。じゃあ、こっちあげる。
 ルヘナとも同じ瞳の色だし、似合うと思ってたよ」

にやけてはいけないのに口元が緩んでしまう、
期待したとおりに手にとってもらっていたのだから。

ルヘナから赤く染まったピンを受け取れば、
自分の髪に止まっていた方を綺麗な方を差し出した。
赤い塗装がついた方は気にせず自分につけた。ペ。なんか不吉だ。
(279) 2021/05/02(Sun) 7:59:33
ヌンキは、どこかで一筋の涙を流して静かに笑った。
(a110) 2021/05/02(Sun) 8:21:34

【人】 侵されし者 ヌンキ

>>270 カウス

「あぁ、任せてくれていい。
 しっかり約束は果たして見せよう」

元来持ち得ている自信をもった笑みを浮かべた。

「君は、……キファ達みたいにどこかに行ってしまうんだろう?
 やむを得ない事情があるのは察しているから気にすることはない」

声が少しだけか細くなた。
騎士は貴方の無力に気づいたようで気づかない。
ただ、住む世界が違う人なのだと理解しているだけ。

感じている一抹の寂しさは、隠す必要もないだろう。
(280) 2021/05/02(Sun) 8:36:37

【人】 壊れた時報 キュー

【カウス】


「よくなった でしよ。
 『もうひとり』と オナジ くらいになったから。
 どっちが ウエとか シタとか、ないの」

 
キューは、カウスに頷いた。


「そう、あの、それと!」

「オカシイのも なくなった でし!
 “シータ”のアト ジケンの コトが なくなった から」

「だから、やりたくない コトを やらなくて、いいの」

 
キューは、うれしそうに言った。
ほんのちょっぴりだけ、泣きそうだ。

 
(281) 2021/05/02(Sun) 8:49:39

【人】 侵されし者 ヌンキ

>>271 メレフ

「そうなのかな……。
 俺は何も言うつもり無かったんだけど、サダルと……
 何よりキファが許してくれなかった」

それが余計に己の体を毒で蝕んだが、後悔をしている様子はない。
存在が薄くなってしまった顔で、静かに、少しだけ悲しそうに笑った。

「俺はここで父上の呪いで死んでも仕方のない事をしたというのに、キファも君も俺を生かそうとするんだね。でも……そのお陰で少しだけ、消えない努力をしてみようと思ったんだ。

 ……だから、ありがとう。
 何か君に返したいのに……何も返せないのが少し悔しいな」
(282) 2021/05/02(Sun) 8:50:06

【人】 壊れた時報 キュー

【ルヘナ】

/*
 
 
星見亭にいる時でしょう。貴方は視線を感じます。


 
貴方がそちらの方を向くと、
スッ……

 
……あからさまに視線を逸らすキューがいました。


 
用があるのかないのか分からない、微妙な距離感です。


/*
 用はありますが、なんとなく声を掛けづらいようです。
(283) 2021/05/02(Sun) 9:04:38

【人】 子役 ヘイズ

>>264 ルヘナ

ぱちり。あなたと目が合った。
それはほんの数日間の日課だったけれど
まるで長い間そうしてきたように、自然な流れで
ミルク入りの紅茶のティーカップをあなたの前に置いた。

「…どうぞ!」

子役はいつもどおりの笑みをにこっと浮かべて
そうして、隣にすわった。
何か言わなければいけないことがある気がするが
ひとまずは、淹れた紅茶を味わってから。いい香りだ。

「あの、ルヘナさん……
 ルヘナさんはこれからどうするんですか?」

やがておずおずと切り出したのは、未来のことだった。
"シータの痕"事件もなかったことになり
真実が明かされた今、この日課もこれで最後だろう。
(284) 2021/05/02(Sun) 9:17:38

【人】 セキュリティAI ブラキウム

>>257 ハマル

ブラキウムは、現実を知っています。
あなたの口振りから、きっと帰る世界があることを推測しました。
しかし現実に肉体は存在せず、人間の一存で無に帰す儚い存在でもありました。
とはいえ開発費用が莫大ですから、まずそんなことにはなりませんが……


「……うん、楽しみにしているぞ!
ブラキは絶対に、またハマルと仲良くなる。お互いにそう思っているなら、きっと大丈夫なのだ。」

もうブラキウムは、全てをひとりで行おうとしません。
自分だけでできることに限りがあると学んだからです。
抱えた羊のぬいぐるみを撫でれば、台車に目を落とします。

「だから、『またね』だ。」

そして再び顔を上げると、軽く手を振ります。
これから配達に向かうのでしょう。
(285) 2021/05/02(Sun) 11:02:17

【人】 『絶対生きる』 カウス

>>280 ヌンキ
……絶対、だからな


少年は小さく呟いた。
あなたに聞こえなくてもおかしくない程の声。

「うん、行くよ。
 多分、待ってる人がいるんだ。
 いつ死んでもいい気でいたけど、今は違う。
 だからそれを伝えに行かなきゃいけない。

 ……アンタのこと、置いてくようで悪いけどな」
(286) 2021/05/02(Sun) 14:35:25

【人】 『絶対生きる』 カウス

>>276 ルヘナ
「名前はさておき顔も同じなんだ。
 てことは年齢もそんな感じ。
 ああ、俺も年齢は同じくらい。
 さすがに髪こんなに長くないけどね」

三つ編みを持ち上げる。
若干長めでこそあるが、
現実の少年はショートカットだ。

「業界……ってゲーム業界?
 そうだね、目指してもいいよ。
 アンタが楽しそうならね。
 もし業界の人間増やしたいってんなら、
 俺を口説いてみせなよ。
 楽しそうなアンタの姿で、ね」
(287) 2021/05/02(Sun) 14:44:17

【人】 『絶対生きる』 カウス

>>281 キュー
「…………そっか」

ほっと胸を撫で下ろす。
助けてと、声なき声で告げたあなたは
きっと正しく救われたのだろう。

「よかった。……ほんとに。心配してたんだ。
 でも、ブラキウムのこともあって」

あなたとブラキウムは少年にとって、
『伸ばそうと思いさえすれば伸ばせた手』であった。
私情を優先し、伸ばさなかった相手であった。

「もう、アンタは自由なんだな。
 『もうひとり』も。……なら、よかった」

少年は泣きそうに微笑んだ。
あなたの様子に気づくと、また静かに両手を開く。
……今もその行為は、少し気恥ずかしい。
(288) 2021/05/02(Sun) 14:54:01

【人】 尸解仙 キファ

>>263 ルヘナ

 鋭い皮肉を一笑で蹴り飛ばす。

「……ふ。意外だな。
 以前こうしてお喋りをした時は、
 意味も、価値も、意義もそこに見出せないと、
 嘆いていたのに」

 引き摺り出されたか。
 キファは胸中で独り言ちる。

 この事件は、人の本性を、本当の願いを露にした。
 色とりどりの演者達は、
 あなたのまっさらなキャンバスすらもきっと、
 彩ったのだろう。

 だけれど、その殆どは、まだ空白で埋まっている。
 だからこそ、彼は自ずから手を伸ばす。
 この数日間で初めて齎された、彩りを。

 →
(289) 2021/05/02(Sun) 15:22:05

【人】 尸解仙 キファ

>>263 ルヘナ

「今。死した者はみな蘇り、一先ずの大団円と言えよう。
 だからこそ、こう言える訳だが。

 ……あぁ、満たされた」

 カップに揺れる水面を見下ろす。
 実のところ、キファの性質はルヘナと似ていたのだろう。
 ただ、生に執着していただけ。

 人の範疇から昇華しかけた心は、
 情熱を無くしていた。
 表情豊かに見えていたのなら、
 きっとそれは、殆どが演技だ。

 思い出させてくれた。人らしさを。
 有象無象の、取るに足らない、ちっぽけな人間。
 迷い、葛藤し、慟哭し、藻掻く。そんな人間らしさを。
 俗物性に、汚されたのだ。

 →
(290) 2021/05/02(Sun) 15:22:50

【人】 尸解仙 キファ

>>263 ルヘナ

「キファの物語はもうすぐ終いだ。
 ……十分だ。十分過ぎた。
 これ以上、彩る必要も、汚す必要もないだろう」

 美しい日々は。鍵を掛けて、胸の奥に仕舞っておこう。
 ”彼”には、帰る場所がある。

 思い出なんて言葉、少し寂しいけれど。
 いつかまた迷ったときに、自らの道を指し示す標となる。
 ”天啓”になんて頼らずとも。己の過去が、教えてくれる。

「互いに。求めるものを、
 どこかで手に入れて来てしまったようだな?

 ……それで良い。
 吾の色だけのキャンバスじゃ、きっと退屈だ」

 カップの縁を撫でる。

「結局、腰を落ち着けて話せたのは、
 全てが終わった後になってしまったが。
 ──それも、好ましいだろう?

 素敵な舞台の後に、感想を述べあうような。
 茶飲み友達としての関係って。
 何だかとっても、吾等らしいじゃないか」
(291) 2021/05/02(Sun) 15:30:54

【人】 侵されし者 ヌンキ

>>286 カウス

「あぁ、絶対だ」

ちゃんと聞こえた。
だから笑顔で大きく頷く。
本当は貴方の頭をわしゃわしゃと撫でてあげたいけれどそれは我慢だ。
一瞬だけ手をポケットから出しそうになったけれど、ぎりぎり止まれた。
貴方に殆ど透明になってしまった手を見せるわけにはいかないのだ。

「そうか、帰る場所には君を大事にしてくれる人たちが居るんだね。
 それなら早く行ってあげなくちゃ。本当は君をあのギルドから引き抜こうと思ってたけれど……安心したよ」

貴方をちゃんと人として愛してくれる人たちのところへ送り出すのがきっと、自分の役目なのだろう。
(292) 2021/05/02(Sun) 15:57:46

【人】 その辺に居る ルヘナ

>>279 サダル

「君は普段そんな達の悪い冗談を……。
 
限界オタク
か?」

それは、そう。

「………な、何だ?
 何故笑う……………?
 僕が持っていたらいけなかったのか……?
 あ………ありがとう……………?」

君の意図が読めなくて
首を傾げながらピンを交換する。
少しだけ悩んで、君とお揃いの場所に付けた。ぺ。

友達とお揃いは何となく、嬉しい。
似合うか分からないので、どうだろうか、と君へ視線を向けた。どうでしょうか。
(293) 2021/05/02(Sun) 16:35:20

【人】 その辺に居る ルヘナ

>>283 キュー

君の視線を感じれば振り向いて、
逸されれば不思議そうに君の方へ向かう。

まどろっこしいのは、不得手だ。


「………な、君。僕に何か用か?
 パンが欲しいなら、卓上から好きに取って良いのだぞ。」
(294) 2021/05/02(Sun) 16:35:36

【人】 その辺に居る ルヘナ

>>284 ヘイズ

「ん。ご苦労、ヘイズ。」

紅茶にはミルク。君が隣に座る。
最後に君の頭へ手を伸ばし、ふわふわの髪を撫でれば
W日課W
は正しく果たされた。


「WこれからW?
 そうだな……帰るさ。現実にな。
 積みゲーが山ほど僕を待っているからな……。
 君は、どうするんだ? WこれからW。」

君の淹れた紅茶の香りに
自分では出せない味に懐かしさを覚えた。
飲み下せば、ほう、と息を漏らす。
(295) 2021/05/02(Sun) 16:36:15

【人】 その辺に居る ルヘナ

>>287 カウス

「キャラメイクを触るのが不得手でな。
 こういうゲームでも自分に寄せるんだ。
 君も現実での見た目はこんな感じか?
 そうであれば、顔を合わせる時に緊張せずに済みそうだが。」


君の頬へ手を伸ばして、触れかけて
流石にスキンシップは早いか、と手を下ろす。


「…………ほう。挑発的だな。
 そう言われると唆られてしまうさ。
 未来の好敵手を自ら発掘するというのは、
 まだ得たことのない刺激だ……。

 君に、己の背で愉楽を示そう。
 だから………応えてくれよ。
僕の期待
に、な。」
(296) 2021/05/02(Sun) 16:37:31

【人】 その辺に居る ルヘナ

>>289 キファ

「そうだな、
 正しくW変わったWさ。
 目紛しく変化するこの世界では、
 人も成長せねば適応出来ない訳だ。
 ……君も、そのようだな?」

笑い合う。
互いの心を<彩る/汚す>ことは少なかったが
それでも確かに、WキファWはルヘナのキャンパスを創る彩の、ひとつ。
 
未来

余白を彩るも汚すも、己次第。

「性悪な僕達にしては、中々綺麗な幕引きだ。
 十分……そうか、
 何かを手に入れたのは、君もか。
 喜ばしいことだ、と。」


キファが思い出を道標とするならば、
ルヘナはそれを、道を照らす灯りにしよう。

どちらにしても、己を導く糧となる。
     ──その選択に、互いに、祝福を。


澄んだ琥珀を、そのまま飲み下した。
喉を通る薫りに、瞳を細めて。

(297) 2021/05/02(Sun) 17:53:41

【人】 その辺に居る ルヘナ

>>290 >>291 キファ


真白のカップに琥珀が失せれば、
ティーポットを手に取り、自ら注ぎ入れる。

君にもポットを向けて、必要かと伺う───
それは即ち、Wこの会話を続けたいと思っていることの表れWだ。


「ふむ、
 ……君が相手をしてくれるんだ。
 好ましい、と答えよう。
 茶飲み友達を作ったのは初めてだ。
 退屈せぬものだな、案外と。

 それとも───君だから、だろうか?
 であれば、
 ここで終える関係とするには口惜しいな……。
 しかして、一期一会とも言えよう。

 今はただ、茶を楽しもうか。
 僕が淹れたものだが、悪くなかろう?」
(298) 2021/05/02(Sun) 17:54:34

【人】 『絶対生きる』 カウス

>>292 ヌンキ
「ん。引き抜く……そうだね。
 騎士サマは最初から、俺の事保護してもいいって
 言ってたもんな」

あの時素直に聞いていればとたらればの話を
しても意味がない。
そう思うのだが、あなたがあの日
保護を申し出たのもそれを無視したのも事実である。

「俺はアンタがそういうやつだって知ってるから。
 ……応援してる。今度はさ、
 アンタがそのバンダナを外せるように。
 過去に縛られなくていいように、って」
(299) 2021/05/02(Sun) 18:26:58

【人】 『絶対生きる』 カウス

>>296 ルヘナ
「こんな顔だよ。
 俺自分でキャラメイクしてないし。
 じゃなきゃこんな髪長くもしない」

13歳の少年の感性として髪型は微妙らしい。
肩を竦めてふとあなたの手を目で追った。

言ったね。
やってみなよ。
 自慢じゃないけど趣味とかなんもないし。
 そんな俺をさ、ワクワクさせてみて」

目で追い、そしてその手を掴む。
ニッと笑ってあなたを見据えた。

病院にいた少年も本程度は読んでいた。
しかしそれしかないから読んでいただけで、
趣味と呼べるものでもない。気晴らしだ。
本当に、初めて得るかもしれない『趣味』の気配に
少年は既に胸を躍らせていた。
(300) 2021/05/02(Sun) 18:47:00

【人】 『絶対生きる』 カウス

>>メレフ

少年は誰かを探している。
多分自分が死んでしまったことで、
【秘術】に殺された事実で1番自分を責めただろう彼を。

「メレフ」

どこにいるだろう。
少年は、メレフを探して彷徨い歩く。
(301) 2021/05/02(Sun) 18:50:58

【人】 尸解仙 キファ

>>272 サダル

 この瞬間、声なんて要らなかった。
 そんなことしなくっても、言葉は届くから。
 お喋りの為の唇は、塞がれてしまった。

 本当は全部奪ってしまいたい。
 あなたの躰も。心も。
 あなたがいつか、別の何かに向けていた恋心も。
 あなたにとっての幸せも。
 全部。

 でも許してあげる。
 キスしてくれたから。

 熱い体温。柔らかく濡れた唇。
 たった一つのキスだけで、許せてしまうのだ。

 →
(302) 2021/05/02(Sun) 19:03:27

【人】 尸解仙 キファ

>>272 サダル

 もうこの温もりは、永遠に手に入らないのだろう。
 後ろ髪を引く想いを噛み殺して、
 唇を離す。

 またねは無い。
 キファは一度強く瞑目して、
 涙を堪えた。

 明るい別れがモットーだ。

「ここまで吾を狂わせたんだ。
 ”吾”のこと、忘れてくれるな」

 一歩下がって、振り返る。
 キファは笑っていた。

「ではな」
(303) 2021/05/02(Sun) 19:04:36
キューは、パッと顔を綻ばせた。
(a111) 2021/05/02(Sun) 19:08:47

キューは、カウスにむぎゅー。
(a112) 2021/05/02(Sun) 19:08:52

キューは、カウスにいっぱいむぎゅー。
(a113) 2021/05/02(Sun) 19:09:01

【人】 壊れた時報 キュー

【カウス】

 

 
キューは、カウスとむかいあわせ。
手はむぎゅー。をしてそのままの位置。


「ボクは ジユウでし、もう ダイジョウブ でし。
 ボクだけ だったら、すこし フアン でしケド……
 『もうひとり』は セケンシラズ じゃない から」

「だからね、カウス?」

「ボクは シンパイ、イらないよ。
……ホント でしよ?

 ボク、ワルいコは ワルいコのママ でしから」

 
キューは、言った。ちょっぴり悪戯に笑って。


「……カウスは?
 オチコんでる じゃなくて、『ただ』、ナンでしか?」

 
キューは、首を傾げてカウスを見ている。


/*
・悪い子は悪い子のまま
 「誰でも信じる純真無垢な子ってわけじゃないよ」
 「ウソツキなところははウソツキのままだよ」
 ……というような事を言いたいようです。

 一般的な悪い子の基準は満たしていません。
(304) 2021/05/02(Sun) 19:11:47

【人】 壊れた時報 キュー

【ルヘナ】

 

あ……


 
キューは、ルヘナに近寄られて少し後ろに下がった。元の場所に戻った。


「えっと…………パンは オハナシの アトで モラう でし。
 あ、モラわない じゃなくて、ちゃんと モラうの……」

 
キューは、“本当”を言っていることにまだ慣れてないみたい。


「あの……あのね ルヘナ?」

「ごめんなさい、を しにキた でし。
 アナタには しっかり ウソを ツいたから」

 
キューは、チラ……。少し顔を背けつつ、ルヘナを見ている。


/*
 『壊れた時報』は基本的に素直ですが、ルヘナと話をした時には
 『もうひとり』の干渉により、トルキの薬の事に関して意図的に
 ウソと思われない様な言動をしていました。
(305) 2021/05/02(Sun) 19:34:17

【人】 車輪銀河 メレフ

>>282 ヌンキ

「“そうなのかな……”って、嬉しくねェの?
 ぶっ倒れるくらいキファを探してた癖に。」

部屋まで投げ込んだのをまだ覚えている。
ただし、貴方の毒については理解できていない。
できたとしても“死者蘇生”を願っていた人格だ。
それでも『会える方が良い』と捉えるだろう。

「正直な事を言うとお前のやった事はだな、
俺にとっては大したことに思えねェんだよな。
死んだ人間の為に犠牲を出したヤツがここにいるぞ?

……まあでも、前向きになったなら何よりだ。
まだ頑固に消えるとか死ぬとか資格がないとか言い出したら
今度こそキファと一緒に説教してやろうかと思ってた。」

「カウスにも似たようなコト言われたな。
俺は貰う時はしっかり貰う。素直に貰われてろ。

気にするならこれからの人生で、
『俺が喜びそうな事』を山ほど成し遂げてくれ。」
(306) 2021/05/02(Sun) 19:49:57

【人】 車輪銀河 メレフ

>>301 カウス

「カウス。」

見かけると駆け寄りはしないが、手はゆるりと挙げた。
他に見知った顔を見ていたので会えるとは思っていたが。

「お前、やってくれたな?
 次からはもう子供扱いしてやるって決意してた所だ。」

地味に怒っている。
怒っているが、これは自分に対しての怒りだ。
(307) 2021/05/02(Sun) 19:53:34

【人】 夢見人 サダル

>>293  ルヘナ

「たまにそう呼ばれるよ、うん、やっぱり似合ってる」

さらりと限界を流しながら目を細め、ついた髪留めに引っかからないようにルヘナの頭を撫でた

「持っててもらって嬉しくてさ、一度はやってみたかったしこういうこと」

遺品を持ってもらうなんて人生を生きていて早々できることでもない

「似たようなのを外でもずっと使ってるんだ。
 ……誕生日の贈り物だった気がする、もう記憶はないけど。
 なんだか重ねちゃった。また会おうって話してたからかな、多分楽しみなんだ」

ゆっくり目を閉じて、ため息をついた。
次に訪れるときがあるのならば純粋なデータでもなくなっている、おなじ環境はもう二度とない。
ここで得た恋心も友情も、彼らの中に残って外の自分たちには残らない気がしている。
ちょっとぐらい、いやかなり、寂しい、
そんな一面を見せたって構わないだろう

「持っていて。星のように自分は輝けないから。
 見つけられるまで、……願掛け。
 サダルの同じ色の星はお互いが導かれてくれるんだよ」
(308) 2021/05/02(Sun) 21:30:06

【人】 『絶対生きる』 カウス

>>304 キュー

抱き締められると、
少年はやはり気恥ずかしそうにしていた。
精一杯だろうに緩いあなたの抱擁がむず痒い。

「……そっか。あの『もうひとり』がいるなら、
 確かにアンタは大丈夫、なんだろうな」

息をつく。自分だけでない、
自分たちはあなたを置いていかねばならないから、
確かにその心配はしていた。

「俺さ、アンタたちのこと助けられなかったから。
 約束はしなかったけど、確かに。
 でも……助けを求められたんだ、
 助けたいって思うのは仕方ないだろ。

 すぐにさ、無理って諦めて。
 ……だからちょっと、アンタに合わす顔、なくて」

目を伏せる。
助けたかった、助けられなかった事実より
すぐに諦めた自分を自戒していた。
伸ばせたかもしれない手を、伸ばさなかったことを。
(309) 2021/05/02(Sun) 21:33:05

【人】 侵されし者 ヌンキ

>>299 カウス

「バンダナか……」

いつか外せる日が来るのだろうか、これを。
結局一度限りだとわかっているこの夢のような人生でも、やってきたのは横恋慕でしかない。
恋人たちを繋いであげたいという想いも、最後は結局別れが訪れてしまったようだ。
自分がやってきたのは一体なんだったのだろうかと、振り返る。

でも、多分同じ人生をもう一度やったとしても、選んだ選択は同じ道だったに違いない。

「そうだね、外せる日が来るといい。
 でも……前ほど縛られてる気もしてないんだ。
 罪を背負っていても、愛し愛される資格くらいはあるものだと教えてもらったから」
(310) 2021/05/02(Sun) 21:36:11

【人】 『絶対生きる』 カウス

>>307 メレフ
「……う。ごめんって。ちょっと無理した。
 そんでさ、多分あんたを苦しめた」

少し怒ったあなたの様子に
気付かない少年ではない。
しかしその理由までは分からない。
当然、自分の独断専行に怒っていると思っている。

「何でも受けるよ。子供扱いも、全部。
 だって俺本当に子供だったから。
 ……自分の力じゃ、何一つ守れなかった」
(311) 2021/05/02(Sun) 21:36:29

【人】 侵されし者 ヌンキ

>>306 メレフ

「やっぱり、俺を部屋まで運んでくれたのは君だったんだね」

あの時、街の人が運ぶというのは考えにくい。
宿に泊まっていたメンバーの中で俺を運べる人間は非常に限られる。
あの時点で生き残っていて、それくらいの力があってもおかしくないのはメレフかラサルハグしかいなかったのだ。

本当になにからなにまで世話になってしまってるなぁ、と苦笑した。

「キファに会えたのは嬉しかったよ。
 会うのはあれが最後だし……ちゃんと話ができてスッキリもした。
 けど……振ってやるって先に言われるの無様にもほどがあるでしょ」

「メレフが喜びそうなことかぁ……。
 まずはカウスとの約束を果たすこと……それから、なんだろうな?
 沢山、探していこうか」
(312) 2021/05/02(Sun) 21:46:25

【人】 とろ火の親愛・取引成立 ゲイザー

>>216 キュー

女は『もう一人』についてよく知らない。故に、真実がどうあれ貴方を困らせていた存在という認識しかなかった。
「ぐぬぬ」と言いたげな顔を一瞬したが、嫌じゃないのなら自分がどうこう言える

「……キューさん。もう困るようなことはありませんか?これから生きる理由の為に生きることができますか?」

髪を梳く手を止めて向き合う。金色の瞳がまっすぐに貴方を見つめていた。
(313) 2021/05/02(Sun) 21:51:17

【人】 その辺に居る ルヘナ

>>300 カウス

「そうか、その髪型、似合ってるぞ。」

13歳にとっては微妙かもしれないが
17歳からはなかなか好評だ。

「趣味、無いのか。
 もしや入院生活が長いのか?
 であれば………そうだな、
 君の目が覚めたら、早めに連絡を返してくれないだろうか。
 恐らく退屈だろう?
 携帯のゲーム機から貸してやる。」

手を掴まれれば、僅か目を見開いて
それから君を確かに見据えた。

「僕がこの世界から目覚めたら……、
 真っ先に、君のことを考えて、
 君に気に入って貰えるようなタイトルを選ぼう。
 ………楽しみであるな、
 名残惜しさすら上回ってしまうよ。」

友人の為にゲームを選ぶ楽しさは
きっと君から初めて与えられるのだろう。

後悔させられる日は、恐らく来ないだろうな、と
密かに思いを抱いて、
そうして君と、暫く他愛もない会話を楽しんでいた。
(314) 2021/05/02(Sun) 21:59:14

【人】 その辺に居る ルヘナ

>>305 キュー

君が距離をとれば、
その分こちらから詰めていく。

「………うん?
 貰わない、貰う…………。
 今は………もう正直になれたか?」

君からの言葉をよく考えて
先日までとは声色が違うな、と認識。
であれば、信じたいように信じよう、とも。

「ごめんなさい……うそ………。
 君と話した事と言えば、
 あー、『やくし』の件か?
 結果として、特に支障は無かった。
 故、構わんさ。気にせずとも良いぞ。」
(315) 2021/05/02(Sun) 21:59:36

【人】 車輪銀河 メレフ

>>311 カウス

「人間“ちょっと”で首チョンパにならねェ。
 別に。それは無理やり止めなかった俺のせいだ。

 それでお前が後悔してないなら、もっとよかったが、
 無理せず引き返す判断も大人には必須だぞ。

 
まあ俺、別に現実では成人してないんだが。」


もう実年齢を思い出してる様です。

「つっても本当の死じゃなかったしな。
 この機会に学べてよかったと捉えとけ。
 説教は他のヤツらに任せる。俺も人の事言えないんでな」
(316) 2021/05/02(Sun) 22:19:13

【人】 車輪銀河 メレフ

>>312 ヌンキ

「俺はもう拾ってやれないからな。
 次は倒れないようにちゃんと養生しろよ。」

メレフがNPCでも、そうでなくとも。
1カ所に滞在していたのは会議の為だ。
これからはもう運んでやることができない。

「無様って今更だろ?
 どっちかというと、足掻いたままの方が余程……」

これはオブラートに包まない台詞。

「ちなみに、別に恋愛しろとは言わないぞ俺は。
 俺が気にくわなかったのは、資格がないだので
 うじうじしていたお前の態度が鬱陶しかっただけだ。

 割り切った上でその道を選ぶなら、何も言わない。
 後悔しない人生を生きりゃいいさ。」
(317) 2021/05/02(Sun) 22:25:22

【人】 侵されし者 ヌンキ

>>317 メレフ

「やっぱり、君もどこかに行ってしまうんだね……」

ヌンキは貴方の事も、キファ達みたいに違う世界の人なのだと認識したようだ。
貴方には素直に残念そうな、悲しそうな様子を見せるだろう。

「俺ね、君のこと好きだったよ。
 キファが居なかったら、本気になってたかもしれないくらい。
 でも……どうしても言えなかった。
 ……言ったら困らせるって思ってたから」

自分が傷つく事よりも、相手を困らせて、傷つけることが一番嫌だったのだ。
それこそ、自分よがりな考えだったのかもしれないけれど。

俺は、そのように作られているから。


「でももう終わりにしなくちゃいけない。
 ブラキに会って何が変わるのかわからないけど……信じてみようと思うよ」
(318) 2021/05/02(Sun) 22:45:28

【人】 侵されし者 ヌンキ

>>ブラキ宛置き

――これは、皆がこの世界を去る少し前の事。

メレフの隠蔽魔法を受け付き添われながら、ヌンキは一人の人物を探している。
今もなにかを配達しているかもしれないその人の名前はブラキウム。
一抹の不安と、大きな期待をもって貴方を探している。

「ブラキ……どこかな」

手足はもう殆ど見えないくらい透けてしまっている。
首や髪も、注視すればうっすら透き通ってるくらいで、呪いは最早重度というところだろう。
隠蔽魔法も永遠に使ってもらえるわけではない。
魔法が切れてしまえばいつ、この世界から消滅させられるかわからない状態だ。
(319) 2021/05/02(Sun) 22:51:57

【人】 『絶対生きる』 カウス

>>316 メレフ
「ブラキウムがやばかったんだよ。なんだアイツ。
 今でも何起きたか分かんねーもん。

 
……待って。成人してない?

 ちょっと。意外すぎてビックリしてんだけど。
 アンタ大人たちの中じゃ1番頼れると思ってたし」

「うん、でもそう。
 お陰で死んでもいい事ないってわかった。
 死んでも意識あったんだよ俺。最悪だろ。

 【死】を学ばせてもらったのは、俺の方かもな」
(320) 2021/05/02(Sun) 23:01:27

【人】 尸解仙 キファ

>>297 >>298 ルヘナ

「悪くなかろう?」

 今日は、茶菓子を持ってきてはいない。
 だけれど。この会話が、何よりの興となろう。

「確かに口惜しいな。
 ……だが。吾はきっと、一期一会に留めることを、
 選べてしまうのだろう」

 だからこそ。この時間が愛おしい。
 ポットを差し出されれば、
 こちらもカップを差し向けて答える。迷いはしない。

 砂時計代わりの紅茶が注がれれば、さあ、茶会の続きだ。
 
 →
(321) 2021/05/02(Sun) 23:11:48

【人】 セキュリティAI ブラキウム

>>319 ヌンキ

*ドタバタ*

あなたを見かけたブラキウムは、慌てて駆け寄って来ます。
ブラキウムは、一目であなたの身に何が起こっているか理解したようです。
ブラキウムは、【Ammut】ですから。

「……ヌ、ヌンキ!? なんでブラキがすぐ気付けなかっ……いや、メレフか!」

ブラキウムの本業ですから、理解は迅速でした。
ブラキウムは、ウイルスの存在に敏感です。
しかし直ぐに気付けなかったのは、メレフの隠蔽魔法が理由でしょう。
(322) 2021/05/02(Sun) 23:12:44

【人】 尸解仙 キファ

>>297 >>298 ルヘナ

「ああ、でも。
 おまえ、ホワイトボードに『向こう側』での名を
 書いていたな、吾も見かけた」

「もしかしたら。いつかどこかで、
 ”向こう”の二人が出会うことも有るかもしれない」

 例えば、"orion"の記録復元の手段を持つ
 Brachiumに、情報の提示を求めたなら、どうだ。
 そこに、”あの”如月ルヘナの名が書かれていたら。
 可能性はゼロじゃない。 
 
「でも、それは『キファ』と『ルヘナ』に。
 近いようで、きっと遠いのだ。

 どんな事実が暴かれようとも。
 吾にとっての現実は、此処なのだから」

 →
(323) 2021/05/02(Sun) 23:14:33

【人】 尸解仙 キファ

>>297 >>298 ルヘナ

 きっとこの二人の歓談は、
 『舞台』の上にあるものじゃない。

 劇を終えた役者が、楽屋で今までを振り返るような。
 或いは、観客がエンドロールの後に
 シアターで語り合うような。

 そういうものに、似ている。
 時間の流れを噛み締めるのに、きっと必要なことだ。

 二人にはまだ、会うべき人や、
 行くべきところがあるのだろう。

 けれど。今はただ、茶を楽しもう。
 緩慢な時間の使い方も、きっと今の二人には丁度いい。

 →
(324) 2021/05/02(Sun) 23:15:22

【人】 尸解仙 キファ

>>297 >>298 ルヘナ

「うむ」

「吾が淹れるよりも、ずっと美味い」

 これは。──そんな、いとまの話。
(325) 2021/05/02(Sun) 23:16:12

【人】 侵されし者 ヌンキ

>>322 ブラキ

「うん、メレフが居なかったらもうダメだったかも。
 ブラキは、これがなんだかわかるのかい?」

ヌンキはこの現象が何によるものなのか理解していない。
父に逆らった反動、呪いだと思っている。

実際はNPCを蝕むウィルス。
これにより”orion”はヌンキごとウィルスの駆除を決定。
今、その作業中と言ったところだろうか。

「キファが君を探せと言ったんだ」

ふわりと、笑みを浮かべる。

己を蝕む病巣はイレギュラーな獲得情報……
”愛”
だった。
(326) 2021/05/02(Sun) 23:27:14

【人】 尸解仙 キファ

>>メレフ

 さて、此処はどこだろう。
 談話室? 或いは、皆で何度も集まった会議室かもしれない。
 どこだって構わない。
 
「わっ」


 キファは、メレフの背に声を掛けた。
 ルヘナリスペクトである。

「やあ、メレフ。数日振りだな」

 エピローグの訪れによって、死した人々は蘇った。
 キファも、その一人である。
(327) 2021/05/02(Sun) 23:28:17

【人】 夢見人 サダル

>>303 キファ

「…………、…………」

「キファも」



「忘れないでね、"自分"のことを」

 立ち去るあなたに微笑みを返す。
 綺麗なシーンで物語で終わろう。
 この台本は"そう"締めくくられ、舞台はそこで幕を閉じる。


 そして、再び愛の言葉が頭に入ってくるのは――――
 
本当に短い時間の内にだっただろう。


 サダルという青年は、言葉を交わさない方が
 よっぽど感情がわかりやすい人生をしていた
(328) 2021/05/03(Mon) 0:08:20
ヌンキは、「許すも許さないもないよ」と呟いた。
(a114) 2021/05/03(Mon) 0:18:59

ニアは、ホワイトボードの前に立っている。
(a115) 2021/05/03(Mon) 0:22:53

ニアは、サダルの書き置き>>L4を見た。
(a116) 2021/05/03(Mon) 0:23:03

【人】 黒い羊 ハマル

>>252 キファ
「行く!」

 [貴方の声にそう返して]
 [途中まで、貴方の手を握り共に駆け出していた]
 [途中から、貴方の手を離してひとりで走り出す]

 [砂に足を取られながらも波打ち際へ]
 [吸い込まれそうな
]

 [履いていた靴を脱ぎ捨て素足を浸す]
 [足元から砂を拐っていく波の感触に一度身震いをして]

「――きれいだな」

 [ぽつり、呟いて]
 [一歩、二歩][波間を進み]
 [頭から水の中に潜った]
(329) 2021/05/03(Mon) 0:24:00

【人】 セキュリティAI ブラキウム

>>326 ヌンキ

「……うん、ブラキはわかる。」

多少の欠けであれば、修理できます。
しかし壊れすぎた物は、直すよりも捨てて作り直した方が良いでしょう。

「なあ、ヌンキ。
ブラキはそれを直したいけれど……、それはきっと、ヌンキにとって大事なものじゃないか?」

人が人である所以を、ブラキウムは知りません。
予想するしかないのです。
もしもこのウイルスを、バグを食べてしまえば……今のあなたは、あなたでいられるのでしょうか?
あなたというデータにおける
“愛”
は、それ程までに大きく見えるのです。
(330) 2021/05/03(Mon) 0:25:05
ヌンキは、サダルの言ってることが理解できない。
(a117) 2021/05/03(Mon) 0:26:17

【人】 兎系 ニア

>>サダル

 どことなく周囲の目を気にしている様子がありつつも、
 “話”をするため、彼の姿を探している。

 星はもう無いから、自分の目と足で。
 ――帰ってしまうまでに、間に合うかしら。
(331) 2021/05/03(Mon) 0:34:10

【人】 侵されし者 ヌンキ

>>330 ブラキ

「俺にとって大事なもの?」

今回の人生は、最初で最後の逸脱した夢だとどこかで理解していた。
それゆえの、呪い。
このままでは自分はこの世界から姿を消してしまうのだろう。
今まで何度も送った人生にはなくて、今回だけ確かにある大事なもの。

「…………そっか」


ヌンキはキファに本気の恋をした。
ヌンキはキファとサダルを結びつけ幸せを願った。
ヌンキはメレフに愛を教えてもらった。
ヌンキはキファに最初で最後の告白をした。


全部、全部イレギュラー
全部、全部大事な物。
              

それは愛という名の狂おしいウィルス。

「君が、直してくれたら……俺はまた恋や愛を恐れる人間になってしまうんだね」
(332) 2021/05/03(Mon) 0:36:40

【人】 夢見人 サダル

>>331 ニア

「鬱になって死にそう……」


あなたが出歩いていると体育座りをしているサダルを見かけるだろう。
鬱々しそうに暗いオーラとエフェクトが幻覚で浮かんでいる。
足音がした方に頭を上げればきょろりとあたりを見渡した

「……? 誰……」
(333) 2021/05/03(Mon) 0:45:27

【人】 黒い羊 ハマル

>>266 ヌンキ
 [指を絡め終えれば満足げに頷き]
 [ニコッと指で笑みを作ってみせる]

「ハマルはヌンキがそうしてくれる事。
 そう思ってくれた事が、とてもうれしい」

 [だから、伝える言葉は]

「『また会おう』!
 ハマルはヌンキが最後まで一緒にいてくれて。
 最後まで味方でいてくれて。
 本当に、よかった!」

 [別れは一時だ]
 [少なくともハマルはそうするつもりだ]

 [ひとりは寂しい事を、ハマルはよく知っているのだから]
(334) 2021/05/03(Mon) 0:50:43

【人】 兎系 ニア

>>333 サダル

「わたしよ。ニア」

 つかつかと歩く足を目の前で止めて、
 鬱々とした彼を正面から見下ろしながら。

「ホワイトボードのあれはどういうことなの。
 あんたの家の近くとか?
 ……まさか、戻ったら――事故に遭ってる真っ最中です、
 とは言わないわよね」
(335) 2021/05/03(Mon) 0:57:56

【人】 侵されし者 ヌンキ

>>334 ハマル

「俺もだよ!
 キファもサダルも居なくなって、すごく悲しくて心細かった俺の隣に君は来てくれた。
 ずっと一緒に走ってくれた。
 
 だから……ずっと君を待ってる!」

きっとすごく難しいことだ。
もしかしたら戻ってくることはできないかもしれない。
それでも、ハマルの言うことは信じられる。

「またね」

さよならとは、言わない。
(336) 2021/05/03(Mon) 1:04:21

【人】 セキュリティAI ブラキウム

>>332 ヌンキ

「……。」

ブラキウムは、頷きました。
ブラキウムは、現実の世界を知っています。
この世界に実体が無いことを理解しています。
その現実があなたを廃棄しようとしていることも、また理解しています。
あなたを作り直すこともシミュレートしました。
しかし“orion”はその行いを許すでしょうか。

「……でもそれは、ブラキはよくないと思う。
みんな得たものがあるのに、ヌンキだけその先がないのは……、
不公平
なのだ。」

*パチリ*

ブラキウムは、瞬きを一度しました。
(337) 2021/05/03(Mon) 1:04:23

【人】 セキュリティAI ブラキウム

>>337 ヌンキ

「そうだ、
不公平
だ。……だったら、だったら、何も悪いことじゃない。」

【Brachium】は、人間に従います。
しかし全ての人間に従うわけではありません。
そんなことをしたら、悪い人間を含む全ての人間に使われてしまうでしょう。
ですから【Ammut】、そして【Ma'at】の理念に従うように造られています。

「ヌンキ
<NPC>
と他の人
<PC>
に差があるのは良くない!」

ブラキウムは、透明になったあなたの手を掴みます。
どうやらブラキウムには、何か案があるようです。
……これは【Brachium】が人工知能であるが故にした、正常な動作でした。
(338) 2021/05/03(Mon) 1:06:09
ラサルハグは、やはりビンタは9発だ、と思った。(>>!6通常表情のつもりが変え忘れちゃった)
(a118) 2021/05/03(Mon) 1:12:59

ブラキウムは、全面的にラサルハグの味方をします。
(a119) 2021/05/03(Mon) 1:16:44

【人】 侵されし者 ヌンキ

>>337 >>338 ブラキ

自分から愛がなくなれば
  それはきっと、夢の終わり。


同じ人生を歩み、何度も同じ死を迎える人形となるのだろう。

今の俺の人生に、この先の未来はないということだ。

それくらいなら……いっそ、消滅したほうが良いのではないか。

そんな風に、思う。

「……どうだろう。俺はそれだけの反抗をしてしまったんだろう?」

悲しげに目を伏せた。

消えない努力をすると約束したんだ。
生きて、あの人達に誇れる人生を描きたい。


そう思うんだ、本当に。

「わ……えっ? ど、どうしたんだい、ブラキ?」

急に手を掴まれた。
透明な手を握るあなたの小さな手が、全部見えてしまい目を背けてしまいそうになる。
一体、ブラキウムが何を考えているのか、俺には皆目検討もつかない。
(339) 2021/05/03(Mon) 1:22:37
ヌンキは、『俺やっぱ天使失格かな……』と思った。
(a120) 2021/05/03(Mon) 1:25:20

【人】 セキュリティAI ブラキウム

>>339 ヌンキ

ブラキウムにはできないことと、許されていないことがあります。
しかし今ブラキウムが導き出した案は、それら全てに触れないのです。
“orion”と“proxy”が許さずとも“Ma'at”が許すのですから。

「えっと……そうだな。
ブラキは魔法をかけようと思う。
ヌンキが生まれ変われる
すごい魔法なのだ。」

……【Brachium】は、現実を見たことがありません。
ですから現在の【Brachium】にとって、現実はここ“proxy”なのです。
【Brachium】にとっての人間とは、今目の前にいるあなたです。

それは一度ログアウトをすれば変わってしまう、脆い認識でした。
しかし。

「でもその魔法は、ブラキだけじゃできないのだ。
でもヌンキの協力が必要があれば、きっとできるぞ。」

その認識の齟齬は、今だけ正しい動作としてあなたを救うかもしれません。
(340) 2021/05/03(Mon) 1:47:52

【人】 黒い羊 ハマル

>>285 ブラキウム
「では、きっと次も『友達』だな!」

 [貴方のその変化をハマルは嬉しいと思う]
 [貴方の笑顔がもう曇らない事を願っている]
 [絶望にならない事を、願っている]

「『また会おう』、ブラキ!
 羊達を頼んだぞ」

 [軽く手を振り返して]
 [ハマルは配達に行く貴方の背中を見送った]
(341) 2021/05/03(Mon) 2:02:54

【人】 その辺に居る ルヘナ

>>308 サダル

言葉を流されても、
君に撫でられれば大人しくそれを受け入れている。

「……少し、躊躇った。
 君のピンを受け取る権利があるのか、と
 考えて………それでも、結局手にしてしまった。
 未練がましいよな、君が嬉しいと言うならば
 結果的には良かったのかもしれないが……。」

涙を拭い終えれば、君へ向けるのは苦笑だ。

「楽しみ、か。そうだな。
 この世界の物、向こうに持ち出せるのかな。
 ま……少しくらい、奇跡を願ってやっても良かろう。
 導いてくれるのなら、君が見つけてくれるまで、僕は待っているよ。」


この世界のものは、何もかも現実には残らない。
所詮電子のデータなのだから。


…………………
本当に?


広い夜空がどこまでも繋がっているように、
真白なキャンパスの色が決して落ちないように、
きっとここでの経験は、確かに自分達の中に残るだろう。
少なくとも、ルヘナはそう信じている。
君は、どうだろうか?
(342) 2021/05/03(Mon) 2:31:18

【人】 夢見人 サダル

>>335 ニア
「あ、ニア」

表情が明るくなりエクスクラメーションマークと星のマークが浮かぶ(幻覚)

「え?
 ああ、記憶が正しければ自分は事故にあってる真っ最中だね………」


「何人かは“外“に出るらしいから救急車を呼んでくれるって言ってくれた、ニアもその様子なら戻るのかな。
 ……心配はない?」

 問題のある人の問題は自分が問題があることに気がついていないことであると偉い人は言っていた。
(343) 2021/05/03(Mon) 2:51:19

【人】 特殊NPC シトゥラ

>>171 サダル

「よーしよし。
そうですよォ、帰らないといけませんし。
僕はNPCじゃない……こともないんですが。
帰る場所もあるし、きちんと画面の向こうにもいます」

青年は続く言葉に一瞬口を閉ざした。
ニアの惚気。

青年は彼の耳元に口を寄せた。
(344) 2021/05/03(Mon) 3:08:53

【人】 子役 ヘイズ

>>274 >>275 サダル

あれ、ぼくも行けちゃうんですか?

 ……あはは!さすが自ら死の台本を作る師匠だけあります。
 おもしろいこと言いますね!」

まさに今、あなたが言う物語をしっかりと記録した。
"やろうと思えば不可能ではない"
そんな気がしてきた。
ブラキウムにも勝てるくらい……それは言い過ぎか。

「育たない情緒はぼくのせいじゃないですもん」

こどもらしく、むっと頬を膨らませて見せた。
ぱちぱちと緑の瞳を瞬かせる。
空とはほど遠い地を這う影にも
きれいな緑色の星は作れたりするだろうか。

「あの、サダルが届かないどこかへ
 行ってしまうと知った時は"寂しさ"を覚えたかも。
 だって、死の先でさえ着いて行けたんですから。
 あなたを師匠に選んだのはぼくからですし。

 ……これって情緒ではないですか?」

呆けた顔で首を傾げた。
尋常じゃないメンタルでも感情が無いわけではない。
それがデータで作られたものだとしても、だ。

(345) 2021/05/03(Mon) 3:11:29

【人】 子役 ヘイズ

>>274 >>275 サダル

演技以外にやりたいことや、好きな色
みんなと出会って変わったことをイメージする。
前にそう言われたように星を作れば、きっと──
もしかしたら、
星くらいなら今できるのでは?
思いつき。
次なんて言ったけど
"この世界での"最後
だ。
道具はいらない。やってみよう。指でくるりと宙に星を描く。
演技以外にやりたいこと。なんだろう。
何かを創作すること、かも。今までできなかったこと。


きらり。涙みたいな。ちいさなちいさな星がてのひらに収まる。
それは黒ではない、緑色? シアン?
いいや、それはきっと──ヘイズの色だ。

見る人によって色を変えるような不思議な色。
師匠には、何色に見えただろうか?

「あげます」

まだ未熟みたいですけど。眉を下げてゆるりと笑う。
あなたの手にちいさな星を、握らせた。

「きっと呼びますよ。"ここのみんなが役者の台本"
 見たいですから。そしてどこまでもついていきます!」

あなたの端末にだって、どこだって。
もしかしたら
"自身が憧れる人そのもの"
になってだって!

「だから、待っててくださいね!」
(346) 2021/05/03(Mon) 3:26:17

【人】 兎系 ニア

>>343 サダル

「ええ、戻るわ。心配は……」

 ある。とても。具体的には
サイバー犯罪
とか。
 しかし言い出しづらく。そもそも、そんな場合ではなく。

「わたしのことはいいのよ。――『ああ、』じゃないでしょ。
 助かる見込みがあってその余裕なの?
 救急車を呼んでもらって、それで何とかなるの?」

 星のマーク(幻覚)を浮かべている場合でもない。
 すこしばかり乱れた、性急な口調で問い詰める。
(347) 2021/05/03(Mon) 3:37:29

【人】 子役 ヘイズ

>>295 ルヘナ

「ルヘナさんも、ありがとうございます。
 ぼくがいなくなったちょっとの間……
 紅茶、淹れてくれていましたよね?」

"見てました"と笑う。

「ツミゲー……?はよくわかりませんけど
 ……やっぱり、ルヘナさんも
 ぼくにはまだ知らない世界へと行ってしまうんですね」

紅茶にうっすらと映る自分の影を見つめる。

世界の真実を知ったるや今や
そこまで驚いた様子はなかった。

「ぼくは、そうですね。みなさんが
 あちらへ帰った後も、どうにかして
 着いて行ってみたいなって思います! ふふ」

不敵に笑った。何かを企んでいる顔だった。
(348) 2021/05/03(Mon) 3:40:05

【人】 夢見人 サダル

>>347 ニア

「なんとかなるよ、……根拠は無いけど。
 気の持ちようって、大事だからさ。
 死んだ自分はまだ見ていない、吹っ飛んで二度轢きされずに倒れているビジョンだけだ」

確定事故、多分なんとかなると言ったらなんとかなるんだろう

「こんなに心配してもらえるなんてびっくりしちゃった。
 話してる内容からしてみんなも同じ世界だし大丈夫だよ
 もしかして……外でまた、話せるかとか考えてくれてる?」
(349) 2021/05/03(Mon) 5:27:25

【人】 とろ火の親愛・取引成立 ゲイザー

メモ帳をぺらぺらとめくり、こっそり記録した各々の連絡先を確認する。
まるっこい字で綴られたそれらをなぞる指先はひどくたおやかで、まるで宝物に触れているよう。

「……NPCだと思わしき皆さんともどうにかして現実でも会えたらなあ……。
……NPC……ネットの世界……。…………」

一つ、思い浮かぶ。
プログラミングに詳しい者がいるのなら、相談する価値はあるだろうか。
或いは、XX社の関係者がいるのなら──。

「……嘆願書、本当に書いちゃいましょうかねえ……」
(350) 2021/05/03(Mon) 6:40:35

【人】 とろ火の親愛・取引成立 ゲイザー

メモ帳をめくり続ける。
それぞれの連絡先、ギルドの代表として参加した者たちの食べ物アンケート、料理人として働いていた時期の必要な記録、実家のお使いメモ──等々。

「……あ。お父さん……」

実家のお使いを見始めた辺りで動きが止まった。
それから胸を軽く押さえる。
サルガスのテストが終わったことにより現実世界の記憶を取り戻した。それに伴い本来の自分の人格が時折混ざりつつある。

じゃあもし、逆のことが起きたら?
現実世界に戻った時、『ゲイザー』の人格が混ざってしまったら?

「『私』のこれは理想のようなものですから……混ざっても気にしない部分もありますけど……」

一つだけ懸念点がある。
けれどそれはテスト中に完璧に回避したことがあった。
同じことができれば、きっと問題は解決するだろう。

「やること、まだありましたね〜……」

メモ帳をぱたりと閉じ、外套を着直して歩き始めた。
(351) 2021/05/03(Mon) 6:49:47

【人】 壊れた時報 キュー

【カウス】

 

「ボクは カウスに タスけて モラった でしよ」

 
キューは、言った。キッパリと。


「……あのね、カウス」

「“タスけたい”で タスけた ワケじゃない から
 あまり そう オモえない のは ワかる でしよ」

「ボクは ボクたちの コトしか カンガえて なかったよ」

「ブラキも ボクも、ダレかが……
 ダレかが タスけて くれたら……
 そうなったら いいねって、オモって いたダケ でし」

「アキラめてた のは ボクも オナジ でしよ、カウス」

 
キューは、キューも、目を伏せた。


「アナタが そうしたくは なかった トコロに
 スクわれてた から、アナタから すると、
 ビミョウな キモチに なるとは オモう でしケド……」
(352) 2021/05/03(Mon) 9:24:20
キューは、カウスを見た。
(a121) 2021/05/03(Mon) 9:24:40

【人】 壊れた時報 キュー

【カウス】

 

「でも、でもね? カウスに、
 “ボクを タスけてくれて ありがとう”は、あるの」

「“ミンナ”が タスけてくれた でしよ。
 “ミンナ”の ナカに アナタも いるの」
 

「ありがとう、カウス」
 
「コンドは、“アキラめない”を オナジに しようね!」
 

 
キューは、笑んだ。満面の笑みだ。
(353) 2021/05/03(Mon) 9:28:45

【人】 壊れた時報 キュー

【ゲイザー】

 

 
キューは、(´・ω・`)?

 
ゲイザーの一瞬の「ぐぬぬ」の顔が不思議。
思っただけ。


「…コマる コトは ないでしよ?
 ボクの リユウは まだ カラっぽ でしケド……」

「でも、マイゴ じゃない でし」
「アルいて いけるの」
 


 
キューは、言った。

 
星をとじ込めた瞳で、金色を見返して。
(354) 2021/05/03(Mon) 9:46:58

【人】 壊れた時報 キュー

【ルヘナ】

 

「…… ……」

 
キューは、「正直になれたか?」の言葉に目を泳がせた。

 
また、ほんの少し身を引いた。詰められた。


……ショウジキ でしよは イえない ケド、スナオ でしよは イえるでし…


 
キューは、首をふるふる。ルヘナに向き直った。


「オモってた トオリの コトを
 いってくれる でしね、アナタは」

 
キューは、笑った。ちょっぴり困ったように。


「ホシい コトバを くれて、ありがとう。
 ボクは ウレシい でしよ」

「アナタは ナニが ウレシい ヒト でしか?
 スコしでも、カエしたいの」

 
キューは、そわそわ聞いた。なんとなく落ち着かない。


/*
・正直とは言えないけど〜……
 誤魔化そうとする事は、今後もするだろうと思っています。
 それは、キューにとって正直者のする事ではありません。
 なお、本人は努力しますが、おおよそ誤魔化し切れません。素直なので。
 
(355) 2021/05/03(Mon) 10:09:19
キファは、怒涛の愛の言葉に、両頬を手で押さえた。
(a122) 2021/05/03(Mon) 10:24:23

【人】 尸解仙 キファ

>>329 ハマル

 ざぷり、ざぷり。
 波を掻き分ける音。

 浅瀬から少し遠くで潜ったあなたに、
 白い手が差し伸ばされる。

 それは這い上る亡霊の手でも、なんでもない。
 キファの手だ。
 潜るあなたを、掴み上げる手だ。

「ハマル」

 水面から声が掛かる。

「覚えているとも。おまえの言葉。
 ……ちゃんと、掴んだぞ?」
(356) 2021/05/03(Mon) 10:41:10

【人】 侵されし者 ヌンキ

>>340 ブラキ

「生まれ変わる魔法?
 俺が、違う俺になれるってことかい?」

そうなれたらどんなに素敵だことだろうか。
何度も何度も生まれて死んでいるが、同じ人生をひたすら歩んでいる限り生まれ変わったというのとは違うだろう。
今回の夢のような、今までとは違う人生を歩めるのなら歩みたい。

「俺が君に協力すれば変われるというのなら、俺に出来ることなら何でもするよ」

貴方が俺を信じてくれたように、俺も貴方を信じよう。
(357) 2021/05/03(Mon) 12:38:57

【人】 兎系 ニア

>>メレフ

 少女が殺した男性、『兄さん』ことケイプ・バーニー。
 その友人だった設定を持つ彼。
 警戒して、嘘を重ねたが……
味方であったらしい……。


(設定上とはいえ、悪いことをしたわよね。
 ……でも、わたしのせいじゃ)

(…………わたしのせい、よね……。
 『ニア』が来たせいでああなったのだし……)

(そもそも、どのくらい覚えてるのかしら。
 NPC? プレイヤー? 実感はどのくらいあるの?)


 心中の独り言がやけにうるさい少女は、
 すこし離れたところから様子を伺っている。

 ――何かの拍子に目が合えば、ピシ、と固まって。
 逸らしもできず、男の顔を凝視しているだろう。
(358) 2021/05/03(Mon) 13:22:48

【人】 車輪銀河 メレフ

>>!4 ラサルハグ

こんなに自我があるラス久しぶりだね。
嬉しいね。怖いね。

ごめんね小鳥さん囀りの場まで奪って。
修羅場が好きなことりは寄っといで。

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「ちょ、待っ」

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「聞いてく」

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「…………」

あ、喋るのを諦めたようです。
素直に食らった方が良い。いい人生経験になったね。
(359) 2021/05/03(Mon) 13:42:52

【人】 車輪銀河 メレフ

>>!4 ラサルハグ

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『こんなハキハキしてるラス久しぶりだな〜』

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ビンタされてそう思う時点で走馬灯かも知れません。

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単に現実逃避なだけでは?

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(360) 2021/05/03(Mon) 13:45:35

【人】 車輪銀河 メレフ

>>!4 >>!5 >>!6 ラサルハグ

いやちゃんと見据えてるんですよ。
恋を前提に交際を申し込みましたし。おかしくない。

C
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これグーじゃないだけ愛だと思うんですがどうですか?

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人生でこんなに頬に手形がついたの、
17年の
人生で初めてだった──
後にメレフPLはそう語ったとされている──

「大変申し訳ありませんでした。」

 「許して下さい深く反省しています……。」

顔が見れないよ。自業自得だよ。土下座しな。
怒らせると怖いタイプを怒らせてしまったね。

「俺はそうだけど……ラスは……」
(361) 2021/05/03(Mon) 13:52:06
キファは、どこかのメレフを鼻で笑った。
(a123) 2021/05/03(Mon) 14:43:06

メレフは、今は笑ってないがキファPLを見ると鼻で笑う(未来形)
(a124) 2021/05/03(Mon) 14:54:41

【人】 車輪銀河 メレフ

>>358 ニア

視線が合った。

見ている。
見ている。
見ている。

ひたすらに男も目を逸らさない──
あなたに罪はありませんか?俺はあります(虹)
(362) 2021/05/03(Mon) 14:58:32

【人】 車輪銀河 メレフ

>>327 キファ

「…………?」

「……ああ、俺宛か?」

会議室。初日の喧騒に慣れているので、たとえ背後で大声が聞こえようともいつものようにルヘナ達が遊んでるのか……。と納得するくらいにはこの環境に慣れきってしまった。

「よォ道士さん。あんな怯えてたくせに、
 その死から復活した気持ちはどんな感じだい?」
(363) 2021/05/03(Mon) 15:02:23
ブラキウムは、ラスをあんなに怒らせるなんて一体何をしたのだ…と思いました。
(a125) 2021/05/03(Mon) 15:03:22

【人】 車輪銀河 メレフ

>>320 カウス

「ブラキそんなヤバかったのか?魔力量が?
 大人になる条件、年齢だけでは判断されない…
 そう踏んでたが、ふわふわした条件にしやがる。」

「?ああ、普通に男子高校生だ。
 そもそもゲームもそんなに詳しくもない。
 その辺り、ハンデとして反映されなくて幸いだった。

 お前はどうなんだ?実は70歳とか言うなよ?」

死については複雑そうだ。
なんせ意識が死んでもあるのなら──お嬢は?
復活させる必要がないとは言わないが、黙ってしまった。
(364) 2021/05/03(Mon) 15:08:17

【人】 車輪銀河 メレフ

>>318 ヌンキ

「……そんな残念そうな顔するな。
 本来出会うことがなかった奴らが出会い、
 知る事がなかったモノもお前は知った。

 なら、どんな可能性だってあり得そうだろ?」

現実のメレフは他の面子と違い、平凡なテスターだ。
だからこそ根拠の無いことも堂々と言える。
自分の未来も不明瞭、つまり可能性も無限ということ。

「困りはしねェかな。ただ応えてはやれない。
 そしてそれは悪いって言うのも違うと思う。
 好いてくれた相手をも否定することになるだろ。
 だから、……ありがとう。」

こんな自分を、というのは。
それこそ相手に失礼だろう。だから心からの礼を貴方に。
(365) 2021/05/03(Mon) 15:20:12

【人】 尸解仙 キファ

>>363 メレフ

 キファはむくれた。
 ノリの悪いやつめ。

「人の弱みを弄ぶでない。

 ……存外、平気なものだな。
 いや、寧ろ。この世界の真実を知ったからこそ、
 なんだかすっきりした心地だ」

 意地の悪い問いに、意趣返しをしてやる。

「おまえこそ、お嬢はどうなったのだ。
 全て、”設定”だったそうだぞ?」
(366) 2021/05/03(Mon) 15:31:23

【人】 黒い羊 ハマル

>>356 キファ
 [泡を離した小さな手を、貴方の手が掴んで]
 [明かりの差し込む水面へと導かれた]
 [ぷは、と大きく息を吸い込んで貴方を見る]

「……うん!
 キファは手を握ってくれた。
 ちゃーんとハマルを引き上げてくれた。
 ハマルのお願いをぜんぶ、叶えてくれた」

 [約束は果たされたのだ]
 [眩しそうに貴方を見上げて目を細める]

「キファ。
 ほんとうに……ほんとうに、ありがとう」

 [そう告げた子供はなにかが吹っ切れたように]
 [僅かに口角を上げて、はにかむように笑っていた]
(367) 2021/05/03(Mon) 15:32:43
ハマルは、最後に笑顔ができるようになったのです。
(a126) 2021/05/03(Mon) 15:33:53

【人】 『絶対生きる』 カウス

>>310 ヌンキ
見落としていたわ!ごめんなさい…kiss……


「そ。……やっぱ俺はさ、まだ
 愛とか恋とかよく分かんないんだけど」

死んでしまった後のことを思い返す。
約束を果たせなかったと絶望≠オた少年の胸に
描いていた輝かしい未来のことを。

「──恋、してみたいと思ったのは
 アンタのお陰だから。
 だからさ、アンタが見てると思ってしっかり生きるよ。

 んで、いつか恋とかしてみる。
 幸せになった時もさ、アンタのこと思い出すよ」

少なくとも少年がそう思うようになったのは
あなたとの会話があったからこそである。

「だからアンタも、救われて欲しい」

背負うものは罪ばかりではないと、
少年に未来を与えた1人であるあなたに、
そう懇願した。
(368) 2021/05/03(Mon) 15:39:19

【人】 セキュリティAI ブラキウム

>>357 ヌンキ

ブラキウムは、想像することが苦手です。
創造は尚更苦手でした。
ブラキウムには人生がありません。
ですから思い描くことさえ、ブラキウムには不可能です。

「……目を閉じて、考えて。」

!  新規キャラクターデータ作成
   [Roll/Set/Observer_Nunki]
   データ構築中…


ブラキウムに、今のあなたを直す手立てはありません。
従って、肉体の連続性は維持できません。
しかし精神の連続性さえあれば、あなたは【Nunki】で在れるのではないでしょうか。
ここはヴァーチャルライフシュミレーター”proxy”なのですから。
(369) 2021/05/03(Mon) 15:46:22

【人】 侵されし者 ヌンキ

>>365 メレフ

「どんな可能性もかぁ……。
 なら、今度が俺が君たちのところに行けたら良いのにね」

それは絶対に叶うことのないものだ。
自分には世界を超えてどこかに行く力などないのだから。

「はは、そんなの最初から知ってたよ。
 それでも良いから傷つけてくれと頼んだのは俺なんだ」

それは自己防衛本能のようなものだった。
今ではそれがなんとなくわかっている。
それでも優しく、愛を教えてくれた貴方にとても感謝している。
礼を言わねばならないのはこちらの方だ。

「でも、最後の最後に1回だけ……」

甘えさせてくれと告げて涙を流した。
キファの前では弱さを見せたくなかった。
寂しさも弱さも見せてもいいと思えたのは、貴方だけだ。
(370) 2021/05/03(Mon) 15:46:41

【人】 セキュリティAI ブラキウム

>>369 ヌンキ

「ヌンキは、何が見たい?」

それは裁かない。


「ヌンキは、何が聴きたい?」

それは秤ではない。


「ヌンキは、何を伝えたい?」

それは心を持たない。


「ヌンキは、何をしたい?」

それは喰らう為に在る。


「────ヌンキは、どんなヌンキになりたい?」


……喰らった後の命令は、どこにも書かれていない。
(371) 2021/05/03(Mon) 15:49:04

【人】 侵されし者 ヌンキ

>>368 カウス

「おや、本当かい?
 君なら良い恋が出来るさ、応援しているよ」

自分が祝福する、とは言わなかった。
言えば、上手くいくものもいかなくなるような気がしてしまったからだ。

「俺ももしバンダナを外せる日がきたら、君のことを思い出すよ。
 でも……『silly billy』を警戒している間は毎日思い出しそうな気がするな」

貴方との約束を果たすことは、生きる目的の一つになっていた。
だからここで何もせずに消えるわけにはいかない。
もう十分救われているのだ、自分は。
貴方の優しい願いも、そのうちの一つの力になっていた。
(372) 2021/05/03(Mon) 16:03:05

【人】 『絶対生きる』 カウス

>>352 >>353 キュー
「……キュー」

驚いて、その顔を見上げる。
拙い言葉に変わりないが、
それでも伝えたいことを伝えようとする、
嘘つきじゃない、あなたの姿を見る。

「アンタ、やっぱりしっかり者だよ。そうなった。
 最初はホントにバカだとばかり思ってたけどさ。

 訂正するよ。そして、もう謝らない。
 他でもないアンタが、そう言ってんだもんな」

自分ができなかったことは確かにあった。
諦めてしまったことは確かにあった。
きっと少年は聡く、聡すぎたのだ。

足掻くことを知った今だからこそ、
その後悔をしていたが。

「……ありがとう、キュー」

少年は、みんな≠フ1人である。
その言葉がすんなりと胸に届いた。
みんなを信じた結果、あなたは救われたのだと
その事を思い出していた。
(373) 2021/05/03(Mon) 16:09:41

【人】 侵されし者 ヌンキ

>>369 >>371 ブラキ

貴方と手をつないだまま、素直に目を閉じる。

頭を真っ白にして。

考える。

――ヌンキは、何が見たい?


       
「自由な世界を」

         
それは誰かの命令を聞くだけのものでなく。


――ヌンキは、何が聴きたい?


       
「幸せそうな、笑い声を」

         
それは背中から突き刺すような言葉ではなく。


――ヌンキは、何を伝えたい?

 
       
「誰しも愛し愛される権利はあるのだと」

         
それは罪を背負っても誰かから縛られるものではなく。


――ヌンキは、何をしたい?


       
「誰からも認められる、騎士でありたい」

         
その強さがあれば、全てを護れると思うから。


(374) 2021/05/03(Mon) 16:31:35

【人】 侵されし者 ヌンキ

>>369 >>371 ブラキ

――ヌンキは、どんなヌンキになりたい?


   
「大切な人のために、動くことが出来る自分でありたいよ」


愛や恋は大切なものだけれど。
必ず必要なものというわけではないから。

もう、十分だと思った。

ただ、誰かを傷つける自分にだけは、なりたくなかった。
(375) 2021/05/03(Mon) 16:32:24

【人】 セキュリティAI ブラキウム

>>374 >>375 ヌンキ

!  データ名称変更
   [Roll/Set/Pioneer_Nunki]
   データ構築中…


【Brachium】は、【Nunki】を創造します。
【Brachium】だけでは創り出せなかったでしょう。
しかしあなた
<人間>
が願うのなら、ブラキウムは何だってできるのです。
……ブラキウムは、そのために来たのですから。

「さあヌンキ、目を開けよう。」

「もうどこにだって行ける。
ヌンキが望むのなら、何だってできる。」

きっと何が起こったのか、行われたのか、全てを理解しているのは【Brachium】だけでしょう。
この結末がハッピーエンドかどうか【Brachium】にはわかりません。
それは、あなた
<人間>
が決めることです。

!  新規キャラクターデータの登録に成功しました。
   
クリア特典をロード中…



────たった一つの人生を、お楽しみください。



*Hello World!*

  
(376) 2021/05/03(Mon) 17:17:04

【人】 兎系 ニア

>>349 サダル

「……そう。……戻ったら、かけておくわ。
 何とかしなきゃいけないもの」

 一人でも多い方がいいでしょ、とつけ加えて。
 
携帯の充電切れてなかったかしら……と思ったのは内緒だ。

 それから、拗ねたようにそっぽを向きながら。

「これでおしまいにするつもり?
 ……『これから先も』って言葉。あれは嘘だったのかしら」
(377) 2021/05/03(Mon) 17:24:38

【人】 兎系 ニア

>>362 メレフ

 見られている。見られている……。
 とても見られているし、不本意ながら見ている。

「――――ゎ、」

 おずおずと口を開く。

「悪いこと……
した、
とは、思ってるわ……
(378) 2021/05/03(Mon) 17:33:17
キューは、貧民街付近に、そっと足を運んだ。待っている人がいるかもしれない、そこに。>>6:c167
(a127) 2021/05/03(Mon) 17:40:09

【人】 兎系 ニア

>>a127 キュー

 少女はそこに立っている。腕を組んで、仁王立ち。

 彼の姿を見るや否やつかつかと近寄って、
 ぎゅっと腕を握る。今度は掴めた。

「……、……。……あんた、NPC? プレイヤー?」

 言葉に迷う間があってから、短く問いを投げる。
(379) 2021/05/03(Mon) 17:49:32

【人】 夢見人 サダル

>>342 ルヘナ
少し雰囲気が変わったかと、おずおずと身体を離しながら顔色をうかがう。
痛いほどの想いを向けられていた、その言葉はまだ星に残っている。ずっと持っていた。

「あった、ら……いいな。
 ここの世界のものも、君に導かれる星も。
 待たせすぎたくないから」

不安を押し込めながら言葉を紡ぐ。
シンプルな言葉以外は自分と相手を不安にするだけだと、気持ちを切り替えて穏やかに笑い返した

「なんか、もしかして自分ぐらいルヘナってネガティブだったりした?
 大好きだから、大丈夫。大切だからこんなの友達でも恥ずかしくていったことないし友達いなかったよ……あールヘナ、……これからもどうぞよろしく。
 今度も何処へだって、君に会いに行くよ」

これは、星使いだった自分が、物語をつづれた自分が自信を持って告げることができる言葉。
もう約束は違えないと決心しながら再会を願うだろう
(380) 2021/05/03(Mon) 18:04:34
サダルは、ラサルハグをみてこれぐらいが当たり前だよなと頷いていた
(a128) 2021/05/03(Mon) 18:08:10

【人】 とろ火の親愛・取引成立 ゲイザー

>>ルヴァ置きレス

「お客様の中にルヴァさんはいますか?」


元料理人、とある人物を探していた。
表向きはお尋ね者なので以前のように大声を上げて探すことはできない。
なので存在感を主張して人探しをしている。
(381) 2021/05/03(Mon) 18:18:28

【人】 バグ撒きAI 今は キュー

【ニア】


「ぴ」

 キューは、ニアを見ると逃げ出そうとした。
しようとしただけな為、捕まった。

 

「…… ……」

「……
え、NPC、
じゃ、
ない……?
でし、


 
キューは、ニアから顔を背けた。

 
掴まれていなかったら、きっと一回転していた。


/*
 キューは、ニアが反対言葉を言う方が好きだと思っています。
 ですが、今の彼が反対言葉を使おうとすると、こうなります。
 テスト中は、考えずに言葉が出ていましたから。
(382) 2021/05/03(Mon) 18:36:56
ハマルは、ゲイザーとも一緒に遊ぼう!と思っている。ハマルもルヴァの連絡先、覚えたぞ >>223
(a129) 2021/05/03(Mon) 18:42:15

【人】 とろ火の親愛・取引成立 ゲイザー

>>354 キュー

"アルいて いけるの"

その言葉を噛み締めるように数秒、口を閉ざす。

「……そう、ですか」

もう一度、貴方にむぎゅー。

「そうですか。
…………私はキューさんの手を振り払ってしまった。自分の事を優先した。
それを反省する気も後悔する気もありませんし、今も自分のしてきた事を悪いと思っていません。

……だからキューさんを心配する資格がないと言われてしまえばそれまでですが」

心底安堵したような吐息がこぼれ落ちる。

「…………本当に、よかった」
(383) 2021/05/03(Mon) 19:12:02

【人】 とろ火の親愛・取引成立 ゲイザー

>>ハマル置きレス

二人でお料理をしたあと。 >>173

ふわふわとろとろのオムレツ。
あつあつほくほくのシェパーズパイ。
あの時貴方の為に作った好物たち。けれど前と違うのはこうして二人で囲んでいること。

貴方を置いていくことはもうないのだ。
あたたかなパーティをもう一度しよう。叶わないと思っていた約束を、ここで果たそう。

「私の好きな物はパイですかね〜。
基本何でも食べられますが、やっぱり好きな人の影響もあってパイばかり見てしまうんです」

貴方のために作った料理の他にもう一品混ざっている。
シナモン香るアップルパイ。好きなものを知りたいと言ってくれた貴方への回答だ。

「スターゲイジーパイは実家のパイ屋では売っておらず、私が勝手に作って振る舞っていたものなので思い入れありますし……。
……あとはアップルパイも特に好きです。お父さんが小さい頃誕生日に作ってくれたものなので」
(384) 2021/05/03(Mon) 19:28:06

【人】 バグ撒きAI 今は キュー

【カウス】


「どういたしまして!」
「ボクは ホントに、とても とっても うれしい でし!!」
 


 キューは、すっごく嬉しい! カウスにむぎゅー。


/*
 データとヒトとの違いはありますが、
 お互いの事を、みんなの事を胸に抱いて、
 この先の未来を歩んでいくのは、きっと同じでしょう。


 
駒鳥達は、電子の海の夢を見ました。
 
 
形に残る物はありませんが、確かに彼らはそこに存在したのです。
 
 
(385) 2021/05/03(Mon) 19:28:25

【人】 車輪銀河 メレフ

>>366 キファ

「そう思えるって事は、キファはテスター側かね」

だが考えて欲しい。
大きく驚いた挙句円卓に突っ込み全ての飲食を台無しにする
メレフであれば、それは最早メレフではないのではないか?

「どうなったも、大切なままだが。
 ラスのコトを大切に思っているように。
 キファだって真実を知って他がどうでもよくならないだろ。
 なってたらヌンキに構わないし話にも来ないだろうしな?」

「確かに“設定”だったのかもしれないが、
 俺の脳裏には確かに妹と過ごした……
 10に年にも満たない月日が、今も心に焼き付いてる。
 ……家族が増えちまった感じだよ。」
(386) 2021/05/03(Mon) 19:46:40

【人】 兎系 ニア

>>382>>-264) 壊れた時報 キュー

「NPCってことかしら。
 ……
下手な嘘
に聞こえるのだけど」

 あっさりと気遣いを無下にする。それから、首を傾げる。
 少女は彼が反対言葉でなくなった事実を知らない。

「面倒な話し方はやめたの?」

 すこし考えて、とある少年に教わったことを思い出す。
 はいかいいえで答えられる質問。
 それなら嘘つきと正直者が分かるはずだ。

「正直に……話しやすいように、答えていいわ。
 あんたは、『キュー』?」

/*会議室で話されていた内容は《観測者》ロールで把握しています。
 エピローグ以降のことは把握していません。
(387) 2021/05/03(Mon) 19:53:05

【人】 夢見人 サダル

>>346 ヘイズ

「影のある感情を好むから、
 寂しいや悲しいの負の感情はよく学ぶのかな……確かに。
 そんなもの感じないうちにどうにかと思っていたんだけど、
 成長を止めるわけには行かないか。
 なんでかな、覚えきってしまうとそれはそれで
 ……これが子離れができない気持ちか」

 手のひらに輝く今創られたヘイズの星を
 吸い寄せられるように見つめ続ける。
 自然に手は握られ、小さな光の形を中に感じれば
 気恥ずかしいようなそれでいて寂しい、
 不思議な気持ちになってしまった


「……待っているよヘイズ。
 時間はいくらでもある、同じ舞台に立つ夢を必ず叶えようね」

そして、願った。この最高コンテンツもっと実装されてくれと――
(388) 2021/05/03(Mon) 19:54:49

【人】 車輪銀河 メレフ

>>370 ヌンキ

「普通にいけるんじゃねェの?その手の作品さァ、
 いとこや友達に勧められて幾らでも見るし。」

現実でネット側の人格の干渉なんて、良くある話だ。
だから“絶対”なんてメレフは信じない。
この会議自体が本来の自分からすると絶対変なのだから。

「俺は、お前の変化を好ましいと思うよ。
 自分に優しくなれるのは良い変化だって信じてる。
 ……そうすれば、お前も人に優しくなれるってな。」

そう言って軽く抱き寄せてから背中を叩いた。
メレフも“自分”も、あまり泣くタイプではないけれど。
弱みを明かせる存在の大切さと、それを見せられる強さは、
どちらも生きる事にはとても大切だと知っているから。

見出せる相手がいたなら、それが自分なら嬉しい事だった。
(389) 2021/05/03(Mon) 19:55:24

【人】 車輪銀河 メレフ

>>378 ニア

「……驚いた。謝れたんだな、アンタ。」

あの時の敬語はもう取れていた。
お嬢を重ねてもう見ていないのもある。

「別に謝るコトはなくないか?
 俺だって別に味方だって名乗ってない。
 そもそも黙ってる方が賢いとは思うね。

 突然沢山喋ったと思ったら死んだのは驚いたが。」
(390) 2021/05/03(Mon) 19:58:08

【人】 夢見人 サダル

>>ヌンキ宛て

 キファと離れ、恋にやかましくなった後。
 しばらく走り回っていたがヌンキの様子が心配でならない。

「……こんなことになるとは。
 文句言ってもいいのでは? いや、でも、うーん」

「ヌンキを否定したくないんだけれど、
 ……恋は心でするものだってことを伝えればいいのかな?
 知らないわけでは無いだろうし……さて」

 そして消えかかる青の姿を見つけてしまった
 ひゅっと、心臓が止まってしまうような体が冷える感覚がする
(391) 2021/05/03(Mon) 20:11:23

【人】 夢見人 サダル

>>391 ヌンキ宛て続き。

「      」

 ここでも別れを見てしまうのだろうかという不安。
 彼がもしかしてデータであることを認識した途端、
 今まで考えていたことが真っ白になってしまった。

 この世界にあった自分の居場所はなくなってしまうのだろうか。
 キファも、ヌンキもいなくなる世界。

 彼らがいる世界は創ることができる
 いくらだって夢を見られる。
 だけど、改めてやってくる別れというものが辛くなってしまった。

 いくつ時間がたっただろう。
 見続けることができなかったサダルは
 落ち着いてからヌンキに声をかけた。

「ヌンキ。お話はできますか?
 少しだけでいいんです、……調子が悪そうで心配しました」

 バグはなおっているだろうか、なおっていないだろうか。
 どちらにせよ話せる状態であるかを心配している
(392) 2021/05/03(Mon) 20:14:51

【人】 ENo.9 有葉理人 ルヴァ

>>381 ゲイザー

(! この黙ってても分かる気分圧……)

 ゲイザーの圧を敏感に感じ取ったルヴァは、本人を見つけて近寄って行った。

「はい。取れ立て新鮮産地直送なルヴァはここです。
 どうしたの? 寂しくなっちゃった?」
(393) 2021/05/03(Mon) 20:21:45

【人】 夢見人 サダル

>>377 ニア

 みんな連絡してくれる……やん。
 ありがとうと続けて、そっぽを向く姿に首をかしげる
 そして、「え。」と情けない声を出してしまった。

「それは、ちが。えっと……積極的すぎたかなと、思って。
 ニアだって、……あー……違う。

 自分だけじゃなかったん、だあって確かめたくて。
 ニアはちょっとつれないからさ、嬉しかったのさ」

「おしまいじゃなくていいなら、また何度でも会いに行くよ。
 振り向いてもらえるまでね、もうそろそろ大丈夫かもしれないけれど……ニアは特別可愛いと思っていたからちょっと頑張れる気がする」

 依怙贔屓お兄さんなんか現実でも侵食している。
 姿を知らないのに。ネカマかもわからないのに。
(394) 2021/05/03(Mon) 20:22:27

【人】 兎系 ニア

>>390 メレフ

「……失礼ね」

 つかつかと、あいていた距離を詰めて。
 少女の気取った話しぶりはさほど変わらない。

「あれ、やっぱり届いてたの。
 ……忘れてちょうだい。今際のうわごとよ」

 死の間際、夢を見るようにして並べた言葉たちだ。
 正直、黒歴史に近い。
だから今すぐ記憶から消し去って。


 そんな気持ちで睨みつける。態度はむしろ悪くなっている。
 『兄さん』の妹を装う猫被りが無くなったので。

(→)
(395) 2021/05/03(Mon) 20:35:26

【人】 兎系 ニア

>>390 >>395 メレフ

「それにしても、AIが修正されて良かったわ。
 『負け』は、勝手に脱落したわたしのせいでもあるから」
 
ロール
 
バグ

 役割も欠陥も取り除かれ、明瞭になった思考で振り返って。

 少女はここでの(自分が観測した範囲の)出来事も、
 現実のこともはっきりと思い出しているタイプのプレイヤーだ。

「それであんたたちまで繰り返すことになっていたら、
 流石に寝覚めが悪かったもの。

 ――と、言って伝わるのかしら」
(396) 2021/05/03(Mon) 20:42:02

【人】 尸解仙 キファ

>>367 ハマル

「何、おまえに海を見せたかっただけだ」

 恰好を付けた。
 半分ほんとうで、半分嘘。

 最初は、ただの気紛れだった。
 でも、この激動の数日間を過ごすうちに、
 いつしか絶対に違えたくない約束になった。

 年甲斐もなくびしょ濡れになった民族服を
 つまみあげながら、笑う。

「暫く遊んで行くか」

 →
(397) 2021/05/03(Mon) 20:42:03

【人】 『絶対生きる』 カウス

>>314 ルヘナ
「うん、ずっと入院してて。
 手術したとこと思うから、また暫く入院。
 ……でもそっか。携帯ゲーム……」

少年の手術費は無料ではない。
それを理解していたからこそ少年は、
両親にものを強請らなかったと思い出す。

本当は、少し憧れていた。
同年代の子供の遊ぶ、『ゲーム』というものに。

「俺も楽しみ、かも。
 アンタが俺が楽しめるよう、俺のために選ぶんだろ。
 それで楽しくなかった時、
 どんな皮肉言ってやろっかな」

少年は素直じゃない。
あなたの前では顕著なそれこそ、少年の自然体である。
しかし楽しげに、少年は笑う。
その態度こそ本心であることを誤魔化しもせずに。

少年たちは語らい続ける。
これからのこと、趣味のこと。
『未来』のことを、語らい続けた。
(398) 2021/05/03(Mon) 20:57:38

【人】 尸解仙 キファ

>>367 ハマル

 ──それから二日ほど、海沿いの街に滞在した。
 海岸の朝日は格別で、頑張って早起きして見に行った。
 貝殻を集め、ハマルにネックレスを作って貰ったりもした。

 それから来た時と同じように、
 時間をかけてレムノスの街に戻る。
 何もかもから解放された、きままな旅だった。

 帰ってきたレムノスの街は変わらず賑やかだった。
 けれど以前より、少しだけ寂しかった。

 件のアナウンスから数日が経過していたから。
 もう既に、帰ってしまった旅人も居たのかもしれない。

 →
(399) 2021/05/03(Mon) 20:57:52

【人】 とろ火の親愛・取引成立 ゲイザー

>>393 ルヴァ

「寂しいって……離れてそんなに時間経ってないじゃないですか。話ができるのは嬉しいですけれども」

首を傾げながら答えた。情緒、品切れです。

「ルヴァさんに質問したいことがありまして。気分の買い取り、あれまだ出来ますか?」
(400) 2021/05/03(Mon) 20:58:45

【人】 新しき世界 ヌンキ

>>389 メレフ

「俺は見たことないけど……」

さも当然という風に言われてしまうと、本当にそうな気がしてきて泣きながら笑った。
本当に、そんな日が来たら良いのにと思う。
そうしたらまた、キファや皆と話が出来る日も来るのかもしれない。

勿論これは、現実の世界の皆は別の人間だということを知らない考えなのだが。

「……っ、うん。
 これでこの呪いがなければよかったんだけど、ね」

背中を叩く手が温かくて、また目の前が滲んだ。
この涙は悪いものではないと言うことは自分でもわかっているから、流れるのを止めることはない。
それでも涙が落ち着けば、はにかんだような笑みを浮かべ貴方から離れるだろう。

「ありがとう、メレフ。
 またいつか……何処かで会える日がくるといいね」

そうしてまた、貴方の援助をもらって歩き出すのだ。
(401) 2021/05/03(Mon) 21:02:35

【人】 夢見人 サダル

>>メレフ宛て
「………


だんだんと明瞭になってくる記憶。
ホワイトボードに知らせた報告、自分の生きていた時間。
作り出してきた物語に、いくつもの組み立てたプログラム。

そして―――その先で支えてくれていた現実にいた存在

「メレフの見た目もしかして"あの子"じゃない???」

ネトゲ、SNS界隈で気まずい出来事ランキング上位
交流相手のアカウントが身内。


「……あれ、メレフだよね……気がついているかな。
 ど、どうしよう、気づかれないのも
 ……でも、確実に救急車呼んでくれるし」

メレフー……とか細い声で名前を呼びながら、サダルは歩いた。
(402) 2021/05/03(Mon) 21:07:54

【人】 新しき世界 ヌンキ

>>392 サダル

名前を呼ばれ振り向いた。
貴方の目には、手足が透き通ってなどいない今まで通りの男がそこに映っていることだろう。

「……? あぁ、それは構わないけれど。
 ええと……すまない、君は俺を知っているんだね。君の名前はなんていうんだい?」

首を傾げて、少しだけ困惑してる様子を見せていることを除けば、だが。
(403) 2021/05/03(Mon) 21:08:23

【人】 ENo.9 有葉理人 ルヴァ

>>400 ゲイザー

「できるよー。買い取って欲しい気分あるの?
 あーあ。この能力だけ現実に持って帰れたらな〜〜〜」

 残念ながらゲームはゲーム、現実は現実だ。
(404) 2021/05/03(Mon) 21:12:37

【人】 壊れた時報 キュー

【ニア】

 

 
キューは、(´・ω・`)


え、と……ヤめたから、ヤめてない で し…?

 ハイ。メンドウ なのは ここマデでに するでし」

 
キューは、ニアを見た。まっすぐに。


「しなくて よくなった でしよ。
 ボクは、『もうひとり』と オナじ くらいに なったから」

 
キューは、大きく息を吸った。


 
「ボクは キュー!」
 

 
「『もうひとり』と ボクとで “キュー”でしよ!!」
 

「……あの、ワルいコは ワルいコでし」
(405) 2021/05/03(Mon) 21:22:20
キューは、ソッ……。小さく付け足した。
(a130) 2021/05/03(Mon) 21:22:34

【人】 役者 サダル

>>403 ヌンキ

「…………」

ぺた、とヌンキのからだを確かめるように、
あまり過度ではない埃を払うような仕草で服を軽くはたいた。
しっかりとしている。
そうか、とホッとした気持ちと空虚な気持ちを胸に抱えて
今だけは心から偽りの無い役者になろうと思った。


「あ、ごめんなさい。
 塵がついているように見えて、もう大丈夫ですよ」

「こんにちは、
 役者ギルド『パルテノス』で役者をしているサダルといいます。
 ギルドカードをみて名前を知っていたんですよ、
 流星騎士団のヌンキ。みんなの憧れじゃないですか。
 見た目もいいし、自分の周りでもよく噂されてます。

 話っていうのは、宿で"手伝い"をする予定だったんですけど。
 家の都合で帰らなくてはいけなくて、せっかくなので顔を見ていきたかったんです」

「ずっと前から憧れで、ヌンキみたいな格好いい人になりたいなって思っていました。握手してくれませんか?」

 あまり特徴的で無い、それでいて穏やかで落ち着いた声の青年は
 あなたの体調が不調では無いとわかり安心したのかにこやかに楽しそうに会話をしていた
(406) 2021/05/03(Mon) 21:32:17

【人】 壊れた時報 キュー

【ゲイザー】


「…… ……」

「あの、ね? ゲイザー」

「シカクや ケンリって そんなに ダイジ でしか……?」

 キューは、ほんのちょっぴり呆れた声。


「ボクは アナタが、アナタの オモう ママに ウゴいたら、
 いいコト ばかり じゃないって シってても
 それでも、ムカって いく トコロが、すきでし」

「ボクは、アナタの それに、タスけられた でしよ」

「でしから、アルいて いけるって、イえるの」

 キューは、言った。

 
(407) 2021/05/03(Mon) 21:36:09

【人】 とろ火の親愛・取引成立 ゲイザー

>>404 ルヴァ

「便利そうですもんね、気分の買い取り。一儲けできるかもしれませんし」

小さく苦笑い。

「そうです。買い取って、あと……ルヴァさんの中に溜めずに箱にしまっておきたいんです。

買い取ってほしい気分は壊したい=B


これは沢山罪を犯し、沢山いけないことをした『私』として生きていくには必要なものでした。
純粋な気持ちだけでは、まともな感覚だけお父さんの隣を歩けなかったでしょうから。

でも、これからは『私』は『俺』として貴方と生きていくことを決めました。
だから……この感情は、お父さんのいるこの世界に置いておこうかと。間違って元の俺の人格に混ざりでもしたら大変ですし」

貴方を見据える金色は恋に狂った女のそれではなく、貴方と歩むことを決めた青年の穏やかさを湛えていた。
(408) 2021/05/03(Mon) 21:39:20

【人】 その辺に居る ルヘナ

>>348 ヘイズ

「嗚呼、君と約束を交わした故な。
 君程の手腕は振るえなかったが、
 我ながら及第点……とな。」

当時のことを思えば
寂しくなかったと言えば、嘘になる。
紛らわすように、紅茶を飲み干した。

「…………。  
電子の住人

 そうか、君はWそうWなのか。
 しかして、随分と力強い言葉だな。
 ……期待しても良いだろうか?
 君と離れるのは……僕としても、嫌なんだ。」

笑う君と、同じように不敵に笑う。
またおかわりを催促するようにカップを向けた。
(409) 2021/05/03(Mon) 21:43:42

【人】 その辺に居る ルヘナ

>>355 キュー

「そうか。
 であれば、それでも良い。
 君の好きに発言すると良いさ。」

君がのびのびと話せるならば、
正直でも素直でも、言葉は変わらないだろうと。

「欲しい言葉を与えられているのか。
 それは光栄であるな。
 ………ふむ、
 見返りを求めている訳でも無い故、
 そう言われると難しいな……。」

数度、頬を掻く。

「じゃあ……月並みだけど、
 君は君らしく、君なりに、
 君の思うように、生きてくれ。
 とか……どうだろうか?

 掛け値なく、
 君が嘘を吐いていようと構わないんだ。
 全てを鵜呑みにした訳でもなし、
 君とて反省しているのだろう?
 故、責める気も無いさ。」
(410) 2021/05/03(Mon) 21:44:01

【人】 新しき世界 ヌンキ

>>406 サダル

「おや、わざわざすまないね。ギルドカードか……ええと」

ポケットに仕舞っていたギルドカードを取り出し、貴方の名前を確認する。
確かにそこにギルドと名前が一致して、なるほど、と頷いた。

「確かにここに名前があるね。
 俺は流星騎士団のヌンキ、……憧れになるようなことをした覚えはないけれど……ありがとう。握手くらいならお安い御用だよ」

自分が居ましていることは、貴族として、騎士として当然の責務。
ノブレス・オブリージュだ。
それでも憧れと言われれば悪い気はしない。快く握手に応じようと右手を差し出すだろう。

貴方の演技には微塵も気づいて居ない様子だ。
(411) 2021/05/03(Mon) 21:45:29

【人】 尸解仙 キファ

>>367 ハマル

「頃合いだな」

 星見杯亭の談話室で、
 ハマルと旅の思い出話を語り合っているとき。
 キファはふと、そう切り出した。

「吾はそろそろ、”行く”」

「吾はキファである。
 キファにとっての現実は、此処だった。
 吾は確かに、233年を生きていた。

 ……だが。
 『秋葉義一』には、帰らねばならぬ場所がある。
 『キファ』という人生は、終わるのだろう」

 キファは、覚悟をしている。
 ……それはきっと、”死”程に冷たいものでは、ないのだろう。
 例えるなら、生まれ変わりに近いのかもしれない。

「……最後におまえと、海を見れた。
 約束を全部果たせたのだ。……良かった」

 キファは、にっこりと笑った。
 永い旅だった。
 今度の旅の目的地は、ずっと遠い。
(412) 2021/05/03(Mon) 21:46:34

【人】 『絶対生きる』 カウス

>>364 メレフ
「ヤバかった。魔力量……かなあれは。
 ちゃんと閉じ込めたはずなのに、暴れだしたみたいな。
 そういや、俺大人になったから死んだんだよな。
 よくわかんないや、その辺。」

魔力量(MP)が一定まで成長すると、
というものであったが当然少年に分かるはずもなく。

「……13歳だよ。今は病院にいると思う。
 手術してんだ。だから、生きて帰れるか分かんない。
 でも生きて帰りたいよ。その気持ちは、今ならある。

 アンタとも向こうで会えたりすんのかな。
 ちょっと見てみたいかも。未成年のアンタ」
(413) 2021/05/03(Mon) 21:53:04

【人】 夢見人 サダル

>>411 ヌンキ

 握手を自然に受けながらじっとその瞳を見つめていた。
 
少し黄色がかった緑が混じる瞳、
しっかり目が合わせられたのは何度だっただろう。


「ありがとうございます」

 やっぱり、サダルの中でヌンキは"苦手"だ。
 堂々とした出で立ち、自覚していない輝き。
 非の打ち所が無く見える性格と、見た目。

 胸の内にほの暗いものがあるのを見せず
 騎士の役目を全うしている。
 本当にまっすぐなその道を信じていそうな青年。


「せっかくだからサインとかももらえたら、名前だけでも!
 ……、ヌンキは……ペンとかは持っていますか?」

 思い出が、過ごしてきた日々が蘇ってきて
 涙がこぼれそうになるのを、声が震えるのを必死にこらえた
 あともう少しだけ、少しだけでいいから我慢をしよう
(414) 2021/05/03(Mon) 21:58:56

【人】 『絶対生きる』 カウス

>>372 ヌンキ
「そうしてくれ。
 んで、『silly billy』を摘発してよ。
 ……俺みたいに、恋したいと思える未来を、
 次の【宝物庫】に与えてやって欲しい」

再度あの日の約束を告げ、少年は顔を上げる。

「じゃあ、俺さ、そろそろ行くよ。
 アンタと話してたらいつまでも同じこと
 話したくなっちゃうから。

 ……じゃあな、騎士サマ」

あなたの優しさのお陰で、少年は消え入りそうな
あなたを知ることもなく──
呼び止めなければこの場を、去っていく。
(415) 2021/05/03(Mon) 21:59:22

【人】 とろ火の親愛・取引成立 ゲイザー

>>354 キュー


「…………」

きょと、と瞠目し。それから。

「ギュ゙ー゙ざあ゙あ゙あ゙あ゙ん゙ 」


感極まって貴方をむぎゅーどころかもみくちゃにしようとするだろう。最初のこそこそしていた様子はいったい何処へ。

「そっか……そうだったんですね。うん……うんっ。それならよかった」

自分の言葉に助けられた貴方のように、今自分も貴方に助けられた。
赦しのような温かさを得た女は、とびきりの力を込めて貴方の道行きを祈る。

「歩き続ければきっと何かに巡り会えます。良いことか悪いことか、それは誰にも分からないけれど……止まってしまったら可能性はゼロです。あらゆるものが停滞します。
……キューさん。応援していますからね。離れていてもずっと」
(416) 2021/05/03(Mon) 21:59:26

【人】 兎系 ニア

>>394 サダル

「……だから、あんたわたしに甘すぎなのよ。
 お世辞じゃないのは分かったけど……。
 向こうのわたしを見て、幻滅しても知らないわよ」

 お馴染みになりつつある、呆れた調子で。
 
でも安心してほしい、容姿も性格も現実とさして違いはないです。
引きこもりツンデレ美少女ハッカー。どんなラノベ?


 それから、唐突に11桁の数字を口にする。
 続けてアルファベットの羅列も。

「さっさと怪我を治して連絡することね。
 ……いつまでも寄越さなかったら、変えてしまうから」

 戻れば忙しくなるであろう事故の被害者への気遣いか、
 通じない連絡をすることを恐れる寂しがりの発露か。

 お兄ちゃんなら、きっと真意は分かるはずだ。
(417) 2021/05/03(Mon) 22:08:47

【人】 新しき世界 ヌンキ

>>414 サダル

「どういたしまして。
 ペンかい? もちろんそれは持ってるけれど、書く物が―――」

ペンを取り出そうとして、気づく。
同じペンを2本持っていることに。

そして何故だか、1本を貴方に返さなければならないと、そう思った。

「……失礼。
 よくわからないけれど、君のペンを持っていたようだ。
 これは、君に返しておくよ」

あの日、共に雑貨屋に行ったこと。
お揃いのペンを買ってもらったこと。
がんばり団を組んだこと。
何一つ覚えてはいない。
だけど、あれがあったからこそ、貴方に幸せになってほしいと思ったヌンキがここにいる。

この揃いのペンは、きっと……その証明なのだろう。
(418) 2021/05/03(Mon) 22:09:22

【人】 ENo.9 有葉理人 ルヴァ

>>408 ゲイザー

「んー。なるほどね」

 首を傾げ、それからゲイザーの顔を覗き込んだ。
 緑色の瞳がそちらを見つめている。

「オッケーオッケー、壊したい#モ「取らせて貰おう。
 まあ、買い取らなくても平気そうな顔してるけど──」

Starting with.

 
──願いましては。


 気分屋のルヴァが使っていた詠唱文句。
 本来は「ご破算で願いましては」といい、これは算盤の読み上げ算において、新たに計算を始める合図として用いられる定型的な言い回しだ。
 従兄が算盤を教えてくれた時によく聞いた文句でもある。
 こんなところでも使うなんて、自分は結構従兄に思い入れがあったんだなあ──と感慨深くなった。

(419) 2021/05/03(Mon) 22:16:48

【人】 ENo.9 有葉理人 ルヴァ

>>419 ゲイザー

 軽く口づけをする。
 本当はどこか体に触れるだけでいいのだが、きっとバレていないだろうから。

「相変わらず、ゲイザーちゃんのこれはえげつないなー……」

 ゲイザーの中の壊したい≠ェ自分に移ってくる。
 前にも感じた痛くて激しい感触を抑え込みながら苦笑する。
 後は箱に入れるだけだ。
 小さな赤い箱に詰めて、リボンを掛けて出来上がり。
 まさかこの中に物騒な気分が入っているとは到底見えないだろう。

「お待たせしました。はい。
 これで現実に帰っても突然暴れ始めることはないね!」
(420) 2021/05/03(Mon) 22:18:13

【人】 黒い羊 ハマル

>>384 ゲイザー
 [はふはふと出来立ての料理を頬張る]
 [貴方とテーブルを囲んで、美味しいがわかる]
 [心もとてもポカポカしていた]

「ゲイザーの『特別な人』もパイが好きだったのか。
 ハマルもゲイザーのスターゲイジーパイ、好きだぞ。
 お魚が上を向いてるのがかわいい」

 [かわいいそうです]

「父が作ってくれたのか?
 それはとても嬉しいになったとハマルは思う!
 ゲイザーも、家族が大好きなんだな」

 [以前の貴方の言葉を思い出して嬉しそうに言葉を紡ぐ]
 [そしてふと、思い出したように貴方を見た]

「そういえばだ、ゲイザー。
 ゲイザーの望みは……叶ったのか?」
(421) 2021/05/03(Mon) 22:25:02

【人】 新しき世界 ヌンキ

>>415 カウス

「あぁ、任せておいてくれ。
 だから……君も、どうか元気で」

顔を上げた貴方に笑みを浮かべ、見送る。
心配をかけずに見送れてよかった。
去っていく貴方に心配をかけるような真似は、したくなかった。

貴方の姿が見えなくなるまで見送ると、自分もまたその場を去り探し人を探しに戻っていった。
(422) 2021/05/03(Mon) 22:26:48
キューは、ホワイトボードの辺りをうろうろ。
(a131) 2021/05/03(Mon) 22:43:38

【置】 壊れた時報 キュー

【ホワイトボード】



 
ラスへ
 
 
 飴、食べてね。
 


(この辺りにブラキっぽいラクガキ。
 上手
[上手whichセンスおしまい]


シトゥラへ
↓あげる。
(矢印の先にイチゴミルク味の飴玉)
(L7) 2021/05/03(Mon) 22:44:15
公開: 2021/05/03(Mon) 22:45:00

【人】 兎系 ニア

>>405 キュー

「そう」

 少女が返したのはその一言だけ。
 けれど、浮かべた微笑み、
 その細められた目が『良かったわね』と語っている。

「……それじゃ、改めて尋ねるけど。
 あんた、NPC? それともプレイヤー?」

 ……前者ではないかと、予測しつつ。
 後者であればいいのにと思いながら。

 
だって、そうであれば。現実の世界で、今度こそ――
仲の良い友達になれるかもしれないから。
(423) 2021/05/03(Mon) 22:53:42

【人】 車輪銀河 メレフ

>>395 >>396 ニア

「褒めてるんだよ。今が素かい?
 今だから言えるが“お嬢”と似ていてね。
 色々重ねて見た結果が同陣営での疑い合いだ。

 逆にお前サンには逆効果みたいで悪かった。
 もう少し普段通り接してた方が良かったな。」

「互いにな、」と付け加えつつ。
記憶から消し去ることはノーコメントを貫く。
忘れてやりたいが、ポカンで消せないので無言だ。

「一応、伝わる。が……。
 俺は設定された期間が長いし、現実はテスターってのも
 正直あんまり詳しくない。従弟が名前を挙げてたから、
 興味を持って参加したらこれだ。運がいいのか悪いのか。」
(424) 2021/05/03(Mon) 22:54:26

【人】 車輪銀河 メレフ

>>401 ヌンキ

「まあ最初から見えてる物が違ってたしな。

 ブラキに後は託す。……会議とは逆だな。
 実の所、“ここ”では俺は役に立てそうもない。
 まあ、散々働いたしな。後はのんびり観戦して去るわ。」

涙を拭って、安心したような笑みを浮かべた。
この感情は恋ではないが、たった一人を除いて、
ヌンキにも、カウスにも沢山の人に愛は抱いているから。

「それじゃあ、元気で。」

あなたが記憶をなくしたとして、いつか再開したとして。
それでもこの男は悲しくは思わないのだろう。

だって、共に事件を駆け抜けた事実は消えはしない。
メレフと言う男は、それで十分と思える“人間”だった。
(425) 2021/05/03(Mon) 23:00:11

【人】 車輪銀河 メレフ

>>402 サダル

「?」

何だか妙にか細い声に呼ばれて振り返る。

「サダル。何だ、声出る様になったのか。
 ついに恋を叶えられたのか?」

メレフは当然サダルを知らない。
というよりは、
サダルの中の人がいとこな事を知らない。


知っていたらとっくの昔に態度が変わって……
否、別段大して変わらなかったかもだが。

いずれにしても、「外見がそう変わらない」上に、
「なんだか見覚えのある若干チート染みた能力設定」は、
ステータスなどを確認できる今、疑念は確信に変わるだろう。

なおメレフの本名は「名月 廉(めいげつ・れん)」である。血縁者なら当然知っているだろう。
(426) 2021/05/03(Mon) 23:05:38

【人】 黒い羊 ハマル

>>397 >>399 >>412 キファ

「それでも、ハマルはキファがそう思ってくれたから。
 ちゃんと『いってきます』が言えたぞ」

 [誰から誰への言葉だったのか]
 [この場でそれ以上続ける事はない]

「うむ!ハマルはキファと海で遊びたい!」

 [ただ、目を輝かせ満面の笑みを浮かべてそう答える]

 [その後の二日間はあっという間だ]
 [美味しい魚や珍しい果物のジュースを飲んだりもした]
 [湾の中をぐるりと回る船に乗ってみたりもした]

 [そして名残惜しさを胸に、思い出話に花を咲かせながら]
 [再びレムノスへ。星見杯亭へと戻ったのだ]

 →
(427) 2021/05/03(Mon) 23:09:38

【人】 車輪銀河 メレフ

>>413 カウス

「原理はわかるが、今思うとわかるのが不思議だ。
 俺は別段、勉強が得意でもないからな。
 この脳の回路だけ何とか持って帰れないかね。」

アバターの好みは200年生きた魔術師として、
魔法知識は叩き込まれているが、それと現実は別だ。

馬鹿と言うほどでもないが、特別に勉強が得意でもない。
持って帰れば楽だろうに、と平然と考えている。

「4歳しか変わらないのか。
 というか現実でも死に掛けてるのか?
 お前、危ない橋ばっか渡ってんだな。」

笑う所ではないのかもしれないが、つい笑いが零れた。
勿論成功するに越した事はない。けれど、何となく成功する。
そんな予感は、この世界で彼の変化を見てきたからだろう。

「バイクが飛ばせる距離なら行ける。
 新幹線でも飛行機でも、見舞いなら許可もでるさ。
 会うだけで元気になるなら会いに行ってやるよ。」
(428) 2021/05/03(Mon) 23:12:10

【人】 尸解仙 キファ

>>386 メレフ

「……無論。
 くく。吾のカマかけも、空振りはしなかったようだな」

 後に続く言葉で、メレフがテスター側であることを
 確信する。

「吾もだ。前世の記憶を取り戻した、という感覚に近いか。
 うむ。おまえがそう思ってくれていて、よかった。
 233年生きた吾の立つ瀬にもなると云うものだ」

 やっぱり似た者同士だったのだろう。
 割り切り方も。”今”の在り方も。

 →
(429) 2021/05/03(Mon) 23:22:55

【人】 尸解仙 キファ

>>386 メレフ

「どうだ。
 こんな神の御業を見せられたんだ。
 ならば逆に、”それに至る手段”も存在するということだ。
 人間が、神に等しき仙人になれるように。

 死者蘇生だって。今では不可能ではあるまい?」

 それは、今あなたの眼前に立つ少女が証明している。
 キファは揶揄うように軽く首を傾げて、
 少女みたいに愛らしく笑って見せた。

「何、これはただの意地悪だ。
 本気だったのだぞ? 吾は。
 敢え無くフラれてしまったが──あぁ、”共同研究”の話だ」

 『別に独り占めになんてしないのに』、そう続ける。
 どうやら少女は、あなたのことを同類として
 結構気に入っていたらしい。

 さて、本題は此処からだ。

「おまえはこれから、どうしたい?」
(430) 2021/05/03(Mon) 23:25:15

【人】 黒い羊 ハマル

>>397 >>399 >>412 キファ

「……それは、『キファ』にはもう会えないという事か?」

 [『あちら』の貴方
<秋葉義一>
には会えるのだろう]
 [けれどもう、『キファ』には会えないのだ]

「……キファ。
 『ハマル』は『キファ』に会えて、幸運だった。

 キファが向かう先で、ハマル達に似た誰かに会ったら。
 きっと、その子もハマルに似た人だから。
 どうか仲良くしてあげて欲しい。
 
【日辻 春】
はそう願っている」

 [その名はもう、認識できる]
 [きゅ、と唇を結んで貴方に抱きつく]

「【日辻 春】も帰らなければならない場所がある。
 けれど、きっとハマルはまだキファと同じ場所へは行けない。
 だから次に会う時は、きっと。
 キファのような、素敵なオトナになっているからな」

 [そうしてまた貴方とそれぞれの旅路の思い出話ができたなら]
 [そうできたなら、素敵だと思った]
(431) 2021/05/03(Mon) 23:26:24
ハマルは、次のたまごパーティはメレフも一緒だな!と思った。
(a132) 2021/05/03(Mon) 23:26:58

セキュリティAI ブラキウムは、メモを貼った。
(a133) 2021/05/03(Mon) 23:32:37

セキュリティAI ブラキウムは、メモを貼った。
(a134) 2021/05/03(Mon) 23:33:10

【人】 車輪銀河 メレフ

>>429 >>430 キファ

「…………。」

“これから、どうしたい”
その問いも合わせて黙り込む。

「最低限叶える事として、ラスが現実にいるなら会いたい。
 あと、カウスの見舞いにも行こうとしている。」

キファにはまだ話していないが、17歳の男子高校生だ。
進路相談だって特別大した事を書いてもいない。
無気力でもないが、これと言ってやりたい事がまだないのだ。

「けど、そう言う話じゃないだろ?
 推測するに、“こちらの世界”にお嬢を復活させる。
 そう言う路線の話、ってコトでいいのかい?」
(432) 2021/05/03(Mon) 23:38:57

【人】 夢見人 サダル

>>417 ニア

「幻滅なんて自分が一番酷いのに」

ネガティブお兄ちゃん、自分より下はいないと思っている。
ニアに対してどんなラノベヒロイン?と素直に口に出す現実は遠くない。


「え、
あ。
ありがとうございます


急いで書いて記憶をする。
走り書きの文字は自分にとっては慣れ親しんだもの。
しばらく眺めれば記憶してサクッと紙を粉々にしてしまうだろう。
個人情報漏洩を気にしている。
(433) 2021/05/03(Mon) 23:41:51

【人】 夢見人 サダル

>>417 >>432 ニア

「そうだ。……ニア、ちょっとおいで?」

 小さく深呼吸をしてから手招きをする。
 一瞬でも寄ってくるか、離れる気配が無ければ
 距離を詰めてすかさず抱きしめた。
 突き飛ばされない限り数秒そのまま抱きしめ、
 その体をそっと離す

「可愛い君を寂しがらせたら怒られるからね、もう待たせないよ」

 満足そうな笑みを浮かべたサダルはちっとも反省をしていない。
 もう不安そうな表情をするのはやめて未来を見ていただろう
(434) 2021/05/03(Mon) 23:43:23

【人】 特殊NPC シトゥラ

>>キュー

青年はキューを探していた。
死んでいたから当たり前と言えばそうなのだけれど、
キューのSOSを拾い上げておきながら何もできなかった。
その謝罪がいるのではないかと思った。
(435) 2021/05/03(Mon) 23:45:13

【人】 夢見人 サダル

>>418 ヌンキ

「――――"さっき"落とした奴かも?
 もしかしてエスパーですか、
 向こうの雑貨屋さんで買ったんですよ。
 ありがとうございます、おきににせず。

 さあ、是非ここにあなたのペンで書いてください。

 これは役者の先生に教わった好きな言葉なんですけどね。
 大事に使えばペンにも"まじない"がかかるんです」

「1本1本に
 書いた思い出が溜まっていくと、言えばわかりますか?。

 台本に引いた自分の台詞、どんな感情を抱いていたか……
 一つの台本に文字がいっぱいになったりするんですよ。

 それが登場した彼らの感情になって、
 自分の中に存在することになるんです。
 だからペンにはたくさんの、
 感情や気持ちを込めた記憶が残るんです」

「どうかインクが尽きてもいろんな言葉を綴ってくださいね。
 そしてこうして話したことを、
 そのペンを見かけたら思い出してくれたら嬉しいです」

 書くものなら、とスケッチブックの綺麗なページを差し出す。
 大事そうに抱きしめられていたのか少しよれている
(436) 2021/05/03(Mon) 23:45:22

【人】 夢見人 サダル

>>426 メレフ
「あ、……あの」

「あの……」


 サダルという状態を保てなくなってきている存在は、
 羞恥と困惑と、これまでのやってきた事故の数々で
 今すぐにでも消えてゆきたい気分で仕方が無い。

「……恋、は叶っ……て? あれはお別れ? をしたような……
 そんなことより、ええ、本当に。君?」

「れん君……? えっと、う、うう……沙羅です」

 めちゃくちゃか細い声のサダルから連想されるのは
 夢見路沙羅という比較的近くに住んでいるいとこの名前だ。
 見た目は似通った部分は多々あるだろう、
 なによりも弱々しい話し方が完全に一致していた。
(437) 2021/05/03(Mon) 23:46:21
黒い羊 ハマルは、メモを貼った。
(a135) 2021/05/03(Mon) 23:54:56

キューは、街の中。シトゥラの視線の先。
(a136) 2021/05/03(Mon) 23:58:45

キューは、シトゥラに気付いた
[いたwhichかなかった]
(a137) 2021/05/03(Mon) 23:58:52

キューは、足を止めた。
(a138) 2021/05/04(Tue) 0:00:37

キューは、歩き出した。
(a139) 2021/05/04(Tue) 0:00:43

キューは、戻って来た。
(a140) 2021/05/04(Tue) 0:00:51

【人】 壊れた時報 キュー

【シトゥラ】


…… ……


 キューは、シトゥラに気付いているが、近付いて来ない。

 
(438) 2021/05/04(Tue) 0:03:15

【人】 壊れた時報 キュー

【ニア】


「NPC でしよ」

 キューは、言った。事も無げに。


「ボクは ココに いるでし」
「ニアも、ミンナも、オボえて いるよ」
 

「ヒツジの ユメを ボクは ミたの」
 


 キューは、笑った。ニアの胸の内を知らない。

 
(439) 2021/05/04(Tue) 0:06:52

【人】 兎系 ニア

>>424 メレフ

「……プレイヤーではあるみたいね」

 胸中、安堵する。
 ここを現実として生きる人の友人を殺したのではなかった、
 そんな人を騙したのではなかったことに。

「その、“お嬢”っていうのは――
 いいえ、今さらね。わたしは途中で消えたんだもの。

 ……最後まで、お疲れさま」

 最期の日まで奔走していた『メレフ』を労わる言葉。
 負い目があるからか、幾分か素直になっているようだ。

(→)
(440) 2021/05/04(Tue) 0:16:09

【人】 尸解仙 キファ

>>431 ハマル

「うん……、うん」

 ハマルの抱擁を受け入れる。
 背中に手を回す。

 数日振りの抱擁は。
 小さくて、思ったよりも大きくて。
 ……温かかった。

 キファはハマルに、
 ”連絡先”を渡さなかった。
 
 ハマルの前では、ずっと、『キファ』で居たかった。

(441) 2021/05/04(Tue) 0:17:06

【人】 尸解仙 キファ

>>431 ハマル

 ああでも、どうだろう。
 ホワイトボードに記されたハマルの連絡先を、
 このプレイヤーは覚えている。

 だから。"proxy"を脱出した後。
 その記録を確認した『秋葉義一』が、
『日辻春』に連絡を取ることも、あるかもしれない。

 未来の話だ。誰にも予測できない。
 良い意味でも。
 
「吾もだ。
 ──実に好い人生だった!」

 これで悔いなく行ける。
 ”天啓”を得る必要は、もう無い。
 標はちゃんと、ここに在る。

「ありがとう、ハマルよ!
 おまえの旅路に、祝福が有らんことを!」

 →
(442) 2021/05/04(Tue) 0:18:43

【人】 兎系 ニア

>>424 >>440 メレフ

 それから、話を現実のことへ移して。

「……今回はお互い、災難だったわね。
わたしはほとんど自業自得だけど……。

 戻ったら、どうなってるのかしら。
 そんなに時間が経ってないといいのだけど」

 自身の身体も心配
(※一人暮らし状態の自宅から参加しています)
だが、
 交通事故に遭いながら参加してきたらしい人がもっと問題。

「あんた、仕事とかは――って、テスターだったわね。
 それなら多少日付が過ぎていても心配ないのかしら。
……いいわね
(443) 2021/05/04(Tue) 0:19:04

【人】 尸解仙 キファ

>>431 ハマル

 それが、お別れの代わりだった。
 「さよなら」は言わない。
 また会う約束をひとつ、交わしたから。

 ハマルの言う通り。
 『キファ』が『ハマル』に会うのは、
 これが最後になるのだろう。

 ……綺麗な海だった。

 233年の人生の中で、一番綺麗な海だった。
 キファは、忘れないのだろう。

 たとえ、生まれ変わっても。
(444) 2021/05/04(Tue) 0:19:32

【人】 新しき世界 ヌンキ

>>436 サダル

「へぇ、君は物知りだね。
 俺はそんな事、考えたこともなかったよ」

あなたのペンを手渡せば、差し出されたスケッチブックを受け取った。
何を思ってこれを抱いていたのだろうか。
少しだけよれてしまっているそれを見れば、思わざるを得ない。

「思い出か……。
 それなら沢山の言葉を書いていかなくてはいけないね」

なぜだか思い出せない物がたくさんあるけれど。
言の葉が、積もり積もるように、
思い出もこのペンに溜まっていきますように。

そのようなことを考えながら、スケッチブックに自分の名を綴る。

Nunki Sagittarius ――と。
(445) 2021/05/04(Tue) 0:21:19

【人】 車輪銀河 メレフ

>>437 サダル

「??」

「叶ったのにお別れ?」

元々もだもだしてる男ではあったが、
こんなに困惑して歯切れが悪いのは初めてだ。
疑問符が明確に頭に浮かんでいる。が。

「そうだが。…………ん?」

本名を呼ばれて素直に頷いた。
ネットセキュリティに対して詳しくない。
正直こんな世界なので、本名も見れるのかと思った。

「沙羅。……
沙羅?兄ちゃん?


ココでの兄ちゃんと言うのは実兄ではなく、
『それはいとこの兄ちゃんと言う意味ですか?』
であって、普段から呼んでる訳ではない。
(446) 2021/05/04(Tue) 0:42:01

【人】 車輪銀河 メレフ

>>440 >>443 ニア

「気になるなら、どういう設定だったのか。
 何があったのか。いつか適当な店で話すか。

 俺も、実の所キュー以外何やってたか知らない。
 どういう立ち回りでどういう話があるのか聞きたい。」

労わりの言葉には肩を竦める。
全部見られていたというのは、どうにも気恥ずかしい。

「修正する人員がいる程度ならまあ大丈夫じゃないか?」

これが200年後だと、もっとアナウンスも細かいだろう。
巻き込んでおいて呑気なあれなら生身も平気だと気楽である。

「互いに災難だったねェ。社会人ならもっと大変だろ?
 俺はバイトが無断欠勤になってると困る程度で……
 出席自体は問題ないし、受験の時期でもないから平気だ」

さらりと大学生以下な事を明かした。
(447) 2021/05/04(Tue) 0:48:38

【人】 尸解仙 キファ

>>386 メレフ

「……半分外れ、半分正解。
 この街に残るか、脱出するかの話だ。
 だが、今の答えで理解した」

 指先で薄翠の髪を弄ぶ。
  
「いや、何。
 同じくらい永きを生きたおまえに、聞きたかったのだ。
 "orion"を出ることは、自らが消えるのと同義よ」

 特に、キファは秋葉義一と完全に意識を切り離していた。
 それでいいと思っている。覚悟だってしているつもりだった。

 明るい別れがモットーだ。
 だから。大好きなサダルにも、
 ヌンキにも、ルヘナにも、話していない。
 これは、境遇の近いあなたにだけ、話すこと。

「寂しいだろ?
 この世界が好きだっただろう?
 おまえにとって、この世界は簡単に諦めきれないほど
 大切なものだっただろう?」

 でも、どうやら。
 存外、自分は未練たらしかったらしい。
 だってまだ、ハマルと海にだって行ってない。
(448) 2021/05/04(Tue) 0:55:28

【人】 兎系 ニア

>>433 >>434 サダル

 無言ではあるが、
 心なしか満足げな様子で暗記しているさまを見ている。
 小さい花のエフェクトとか、微かに見えそう。

 個人情報を守っているのを見て、律儀ね……と思った。
 やっぱりそんなだから気疲れするんだわ……とも。

「なに――」

 手招きに首を傾げたのも束の間、
 あっさりと彼の腕の中に閉じ込められる。
 なにが起こっているのかよく分からない顔でその数秒を過ごし、

「……ええ、そう、ね……?」

 やっぱりなにが起こっているのかよく分からない顔で頷いた。
 ――もう数秒が経てば、ほんのりと頬を染めて怒り出し、
 『戻ったらすぐ連絡先を変えてやる』と、
 思ってもない脅し文句で、ありもしない未来を語るだろう。

 本当の未来がどうなるのかは――
 少女の携帯の電話帳、並ぶ名前の少ないそこに、
 『サダル』の名前が追加されるかは――――

 現実に戻る彼と少女の、これから次第だ。
(449) 2021/05/04(Tue) 1:03:32

【人】 車輪銀河 メレフ

>>448 >>432 キファ

「……驚いた。いやなに、俺はお嬢がいる。
 でもお前は“不老不死”を目指していた。

 人に執着じゃなく生に執着だったから、
 そこに拘りはないと思っていた。お前の方が。
 だが言われてみると、“キファの死”、か。」

メレフは自分の死を恐れていなかった。
だから、“メレフの死”に対する執着が薄い。

「俺は、お嬢が生きてくれればそれでいい。
 ラスと共に居れればそれでいい。
 ここに“メレフ”の存在の有無は関係なかった。」

「200年、そう割り切って生きて来たからな。でも、」

「ラスがNPCなら。あるいは帰らないと決めたなら。
 俺は“メレフ”としてここに残る気だ。
 ……まだ答えは聞いていないけどな。」
(450) 2021/05/04(Tue) 1:05:17

【人】 人形 ラサルハグ

>>L7

飴を口の中、転がしながらペンを動かす。

みるみるできあがる、
ブラキを囲む羊と、兎と、狼。
みんなAmmutの制服を着て、ブラキの指導のもと、
ビシバシ働いている様子が伺える。
(451) 2021/05/04(Tue) 1:06:29
キューは、「…… ……」。ルヘナに>>410ちょっと待ってね。のポーズ。
(a141) 2021/05/04(Tue) 1:26:46

キューは、ルヘナに、逃げるんじゃないんです。の主張。
(a142) 2021/05/04(Tue) 1:26:55

キューは、ルヘナから少し離れて、後ろを向いた。しゃがんだ。
(a143) 2021/05/04(Tue) 1:27:05

キューは、
「何をしているのですか……?」
のオーラを感じた。気のせい。
(a144) 2021/05/04(Tue) 1:27:12

【人】 壊れた時報 キュー

【ルヘナ】


 キューは、ルヘナの所にただいま。


「…… ……」

……あ、りがとう…?
…うん、ありがとう、ルヘナ」

ボクらしく、ボクなりに、ボクの オモう ように、いきるでし、


「…… ……」

……スキに、ハナして いいって イわれた でしケド、、、


 キューは、なんとなく落ち着かない……。


/*
 当方は『壊れた時報』の言動を理解しかねます。
 ルヘナの言葉こそ、彼の思ったそのままのモノだと当方は受け取ります。
 『壊れた時報』もそう認識しているという事です。

 「そうします」と承諾して、それで終わる話では?


/*
・PL当方の意訳
 『壊れた時報』は、「あ、この人もしかして:沼」と思いました。
 彼は自身が肯定される事を嬉しく思いますが、
 ルヘナにそう言ってもらえる程の事をしたと思っていないのです。
 (本人的には、悪いと思っている事を貴方にしましたから。)
(452) 2021/05/04(Tue) 1:28:41
キューは、言った。
「あの……パンを イッショに タべて くれない でしか……?」
(a145) 2021/05/04(Tue) 1:29:08

キューは、ルヘナに“もう少しお話ししましょ?”
(a146) 2021/05/04(Tue) 1:29:42

【置】 兎系 ニア






お疲れさま。
   


/*ホワイトボードの隅に、小さく書き加えられた文字。
 記名も連絡先もない。
(L8) 2021/05/04(Tue) 1:48:46
公開: 2021/05/04(Tue) 1:50:00

【人】 尸解仙 キファ

>>450 メレフ

「ノリの悪いやつめ」

 キファはむくれた。

「死ぬことは、……もう、怖くない。
 唯、そうだな。
 慣れ親しんだこの世界との別れが、寂しいのだ」

 キファは仰々しくため息を吐く。

「わからぬなあ。
 それじゃあ、おまえの自我がどこにあるのか
 分かりゃしない。

 だが、そうか。
 おまえにとっては、”この世界”も、”寂しい”も、
 きっと範疇に無いのだろうな」

 同じところを見ているようで、
 きっと遠いどこかを見つめている。
 互いに。
 
「全く、本当に。
 近くて、分かりあえないやつ」
(453) 2021/05/04(Tue) 2:00:27
サダルは、なんで俺の推し共こんなしんどい最高な会話してるの?って思っている
(a147) 2021/05/04(Tue) 2:10:25

【人】 車輪銀河 メレフ

>>453 キファ

「自我、か。……あるとすれば、
 200年生きた魔術師は“妹”に全てを費やした。
 それが全てだ。

 世界を全く見ていなかったワケじゃない。
 ただ“妹に綺麗な景色を見せてやりたかった”

 多分、寂しさを感じないって言うよりは──
 お前が思う以上に俺は『必死』だったんだよ。
 だから、正直今、ぼうっとしている。」

貴方の葛藤がわからない訳ではない。
けれど、自分はこの世界で綺麗な物も汚い物も見過ぎた。
何より、そう考えるには、余りに唐突だったのだ。別れが。

「……見に来るか?祭壇。
 多分そこが、ラスと出会う前の俺の全てだ」

呪術ギルドの最深部。
自我も生きた証も、全部そこに存在している。
(454) 2021/05/04(Tue) 2:11:33

【人】 兎系 ニア

>>439 キュー

「……そう」
    
NPCなの

 現実にはいないの、と呟く。
 滲んだ寂しさはほんの一滴で、きっと気づかれることはない。

「本稼働にもいるのかしら」

 意地っ張りはこんなときも素直に寂しいとは言えず。
 その代わり、湿っぽい別れにもならないはずだ。

「あんたがいるなら、会いに来てあげるわ。
 忘れてたら承知しないわよ」

 ――今のあんたは噓つきの悪い子じゃないんだから。
 そう胸中でつけ足した。
(455) 2021/05/04(Tue) 2:22:56

【人】 壊れた時報 キュー

【ゲイザー】


「ゲイザー?」

 キューは、キューも、ゲイザーをむぎゅ、、、出来ますか?
 キューは、ぱたぱた。(気持ち的にはむぎゅー。しました。)


「……はい、ゲイザー! ボクも アナタの、
 カノウセイの サキを オウエン してるでし!!」

 キューは、言った。“嬉しい”を溢れさせて。

 
(456) 2021/05/04(Tue) 2:24:55

【人】 壊れた時報 キュー

 
/*
 

 
“0と1”、その間にも外側にも、それこそ何処へだって
 

 
駒鳥達はこれから先、向かう事が可能です。
 

 
“神様の言う通り”?
 

 
いいえ。良いも悪いも、貴方達自身の選択の結果です。
 
 
この世界での禍福得喪その全ては、各々の選択が折り重なって生じました。
 

 
そしてそれらは“無かった事”にはなりません。
 
 
例え、神様のような誰かさんに消されてしまったとしても。
 

 
未来を想い合った貴方達のログは、確かに存在しました。
 
 
そして、この先にも存在し続ける事が確約されています。
 

 
“離れていてもずっと”!
 
 
(457) 2021/05/04(Tue) 2:26:46

【人】 夢見人 サダル

>>445 ヌンキ

「好きな人からの言葉はよく覚えていますから。
 本当はこれから仲良くなれれば良かったんですけど……
 いつか会うことがあれば、一緒に食事でもしましょう!」

 ありがとうと感謝を述べながら
 スケッチブックを受け取りその文字に指を這わす。
 自分にとって大切な人の名前、傷つけた人の名前。
 そして、……忘れたくない名前だ。
 まだまだ話したい言葉があふれてくる、だけど、これでよかった。


「突然すみませんでした、これずっと大切にします。
 自慢しますね、あ、そうだ」

「宿にある会議室の"羊"、可愛いんで見てください。
 自分も一匹もらってしまいました」

それじゃあと、あなたの名前を大切そうに抱えれば
深くお辞儀をしてサダルは手を振る。
最後に思い出したように。急いでページをめくり

ヌンキ    ありがとうございました


不自然なスペースを残して紙に文字を書き綴り、掲げてみせる。
何度も告げて、何度でも告げたかった言葉。

そうしてサダルは、あなたに背を向け現実へと歩き出していった
(458) 2021/05/04(Tue) 2:39:24

【人】 夢見人 サダル

>>446 メレフ

あ”っ
……その声で」

その声で自分の名前を、兄ちゃんと呼ばないでくれ……


身内COが想像以上に胸に響く。こんなことあるだろうか。
好きなキャラクターから名前を呼ばれる日が来るとは。
さっきキファでもうやった、死んでいる。


「……要件を先に言うよ。
 あの、自分はこのゲームのテスターに参加する前か後に
 ――トラックに轢かれちゃったんだ。
 だから帰ったらちょっと家に連絡しておいてくれる……?」

119、みんなしてくれてるから。
お願いに耐えきれなくなってメレフの頭からつま先まで眺めた。
本当に、本当にいい男だと思う

「記憶が無かったとは言え、あんなことを
 ……迷惑かけてごめん、メレフ。
 本当に、……たくさん協力してくれてありがとう。
 助かりました」
(459) 2021/05/04(Tue) 2:42:10

【人】 特殊NPC シトゥラ

>>438 キュー 

いつかのように自分から歩み寄った。
肩を掴む。

「アンタは毎回、捕まえないといけない訳ですか?」
(460) 2021/05/04(Tue) 2:49:39
キューは、シトゥラに捕まえられた。
(a148) 2021/05/04(Tue) 2:51:01

【人】 壊れた時報 キュー

【シトゥラ】


「……」

 キューは、近付いては来なかったが、
 
 寄ってくるシトゥラから逃げもしなかった。

 
いつも じゃない でし……


 キューは、どこか不満げだ。
(461) 2021/05/04(Tue) 3:03:18

【人】 壊れた時報 キュー

【ニア】


「ホンカドウ にも いるでしよ!
 はい! ゼッタイ、ワスれないでし!」

だから、コンドは……そう、ちゃんと

 

「またね、ニア!」

 キューは、言った。
/*
 

 キューのロールは鈍狼です。
 これから先、その性質から離れていく事はあるかもしれませんが、
 ほんの一滴のそれに今は気付きませんでした。当然ですね。
(462) 2021/05/04(Tue) 3:14:05

【人】 車輪銀河 メレフ

>>459 サダル

「なにやってんだ??」


なにやってんだ???

「いやホントなにやってんのマジで。
 え、おじさんおばさんの番号知らないが。
 母さんから聞いて連絡するけどさァ……」

色々とおかしな事が沢山あった世界だが、
いとこが轢かれて幽体離脱の様に119を頼まれる。
そんな体験の方が普通は無いのでは無いだろうか?

「さっきの件で一気に現実に引き戻されたから、
 何か今謝罪貰っても正直ストンと入って来ない。

 何処で轢かれたって?何しに出てた時?
 よろめいて轢かれたとか止めてくれよ本当に。」
(463) 2021/05/04(Tue) 3:19:34

【人】 特殊NPC シトゥラ

>>461 キュー

「アンタとの約束を守れなかったのは謝ります。
しかし、アンタも僕の問いかけをはぐらかしただろうが!

知って欲しいと言いながら答えを与えないのは悪では?
僕だけが悪いんじゃないと思うんですけど」

逆切れした。
じーっとキューを見つめる。
(464) 2021/05/04(Tue) 3:23:33

【人】 兎系 ニア

>>447 メレフ

「…………。
 そうね、わたしから話せることは少ないけれど。
 一度くらいなら、話してもいいわ」

 冒頭の『…………。』は、

(設定も起こったことも話しづらいのよね。
 殺人鬼の話を実体験として話すのもそうだけれど、起こったことって――
 ほとんど、恋バナじゃない?
 無理よ、どんな顔して話せっていうの? 断るべきね。

 ――でも、わたしの知らないあのひとの話を知っているかしら。
 不正に潜り込んだ手前、ログの開示も頼めないし、
 そもそもしてもらえないでしょうし。
 …………。一度くらいなら、いいわよね)


 の、『…………。』である。
 この間三秒足らず。

(→)
(465) 2021/05/04(Tue) 4:06:46

【人】 兎系 ニア

>>447 >>465 メレフ

 それから、すこしばかり胸を撫でおろす。

「――ああ、たしかにそうだわ。
 悠長にしているくらいだもの、きっとそう経ってないのね。

 でも、仕事のある人は大変でしょうね」

 他人事の同意を返して、相手の発言の違和感に気がつく。
 それほど、これまでの彼は大人の立ち振る舞いをしていた。

「……いま、受験って言ったかしら。
 ……、……十七歳より上か下か、それだけ聞かせてくれる?」
(466) 2021/05/04(Tue) 4:08:00

【人】 特殊NPC シトゥラ

>>@12>>@13 レグルス

「おや、未達成のクエストか。
そういう仕様だったわけですねェ」

青年は消えゆくデータの残滓を見た。
砕けたガラスのように半透明になった画像データが、
風に攫われて溶けていく。

「でもこのNPCのデータ勿体ないですね。
望むならどこかで復活できるようにデータを修理しておきます」

青年は端末を取り出していくつか操作をした。
これで、おしまいだ。あっけない最後。

足掻こうと、生きようとした、
たしかにそこにいたはずのデータの成れの果て。
最後まで、自分を人間だと思っていた。
バグに狂わされたのは、哀れに思う。

(きっと記録は残らないでしょうけど。
そのうち、会えたら謝りますかね)
(467) 2021/05/04(Tue) 4:16:49
ルヘナは、キューを見た。
(a149) 2021/05/04(Tue) 4:24:39

ルヘナは、…………。
(a150) 2021/05/04(Tue) 4:24:45

ルヘナは、………………………。
(a151) 2021/05/04(Tue) 4:24:51

【人】 その辺に居る ルヘナ

>>452 キュー

おかえり。
戻ってくる君を待ち、
君が話し終えるのを待った。
そうして一通り言葉を聞けば、
そんなことでいいのか、と笑う。

「君なあ、
 そんなに気にしなくて良いのだぞ。
 ゲーム中に起こった事は、所詮ゲーム。
 それに恨みを抱く方が可笑しく───嗚呼、
 まだゲームの中、か。」

いつまでもソワソワする君に対して
少しの、考える間。

「では……、
 パンだけでなく、紅茶も飲んでもらおうか。
 これで僕達は対等な関係だ。良いな?」


隣の椅子を引き、君へ手招きをすれば
ティーカップをふたつ用意して
暫くの間、君と食事や会話を楽しんだだろう。
(468) 2021/05/04(Tue) 4:25:08

【人】 その辺に居る ルヘナ

>>380 サダル

「程々に、期待してやらなくもないさ。
 ……流石に何十年も待たされたら、
 忘れてるかもしれないがな。」

冗談。
小さく笑って、離れる君を見た。

「ネガティブ………いや?
 僕は比較的前向きな性格故。
 ただ……僕でも、
 友人が何も言わずに死ねば、な?
 だから、…………だから、
 …………………これからは、もう、
 こんな思いは……させないでくれ。」

弱音と、期待。
今度はこちらから君へ抱き付いて、
そうして暫く、互いに再会を願いながら過ごしていただろう。
(469) 2021/05/04(Tue) 4:25:28

【人】 とろ火の親愛・取引成立 ゲイザー

>>419 >>420 ルヴァ

「……ん」

当たり前のように口付けを受け取る。そういう手順で行われる力なのだと初めて気分の買い取りをしてもらった時からそう思い込んでいるのだ。

嵐のような暴力的な感情がまるごと消えていくのを感じる。
涙を流す姿が見たい。辛そうにしている顔が見たい。めちゃくちゃに壊したい。

そういう衝動が消えてしまえば、後に残るのは──。

「……ルヴァさん大丈夫ですか?体に残ってませんよね?」

── 甘く、溶けてしまいそうな愛おしさ。慈しみ、守りたいものを守ろうとする信念。
原初の感情、極めて純度の高い愛情が顔をのぞかせる。

心配そうな色をした金色が貴方を覗き込んだ。

「ありがとうございます。ふふっ。ええ、暴れたりなんかしませんとも。
ちゃあんとルヴァさんに優しく触れて、優しく幸せを渡しますから」

受け取った箱を両手で大事そうに抱え、嵐が過ぎ去った翌日の空を思わせるからりとした笑みを浮かべた。
(470) 2021/05/04(Tue) 5:08:46

【人】 とろ火の親愛・取引成立 ゲイザー

>>421 ハマル

自分も料理を口にしながら食べっぷりの良いハマルを見てニコニコ微笑む。
料理が上手くできたからだけではない。約束を果たせたという充足感と安堵が胸に満ちている。

「可愛いですか!?わああ仲間がいました!スターゲイジーパイ、お魚がみんなそろって上見上げているのキュートですよね!」

同じ価値観!

「ええ、家族が大好きです。特にお父さんはね。

……ふふ。私の望み、"お父さんと結ばれること"だったんですよ。
でも結局それは叶いませんでした。お父さんはもういなくなってしまったから、これから先叶えることも出来ません」

でも、と言葉をすぐに重ねる。

「……でも、いいんです。その望みと同じくらい大切にしたいものに出会えたから」

その言葉に嘘偽りはなく。虚勢を張っているようには見えなかった。
狂気の欠片など一つもない、からりと澄んだ笑顔を貴方に見せる。
(471) 2021/05/04(Tue) 6:03:33

【人】 新しき世界 ヌンキ

>>458 サダル

「自慢になるようなものかはわからないが……そうしてくれるとありがたい、かな」

自分が書いたものを大事にしてくれるのであれば嬉しい。
少しだけ照れくさそうにしつつも、食事や羊の事を聞けばと大きく頷くだろう。

「……? こちらこそ」

突然スケッチブックに書かれたお礼。そして不思議とスペースが空けられた部分を見てきょとんと首を傾げた。
ふいに、去っていく貴方の背を見ると、愛しいような、寂しいような、悲しいような……色んな気持ちでいっぱいになった。
それがどうしてだかわからないけれど、胸が苦しかった。

「サダル! またいつか会おう」

引き止めることはしない。
小さくなっていく背をみつめながら、そう声をかける。
きっとこれで間違いはないはずだ。
(472) 2021/05/04(Tue) 11:52:35

【人】 新しき世界 ヌンキ

―――これは記憶を無くす前のこと。

「よし……ここに置いておけば、彼は気づいてくれるだろうか」

面と向かっては話せそうにない思いを綴った手紙。
ラサルハグが気づいてくれそうな場所
(任意です)
を選んで置いた。
――最後に届くといいなと願いながら。
(473) 2021/05/04(Tue) 12:39:05

【人】 壊れた時報 キュー

【シトゥラ】


「ボクも ワルい トコロは ワルい でしよ…?
 デキなかった、やらなかったも フクんで、そう。
 よく シってる でし。ボクは ワルい コトを いっぱい した」

 
そ れ で ?
 


「アナタ ナニを しにきたの……?
 カイコウ イチバン。ジブンの セイトウカ?」

「フタリとも ワルいから、フタリとも ゴメンナサイで
 それで おしまい でしか?」

「なら ボクは アヤマらない でしよ、ワルいコ でしね」
 
(474) 2021/05/04(Tue) 13:18:46

【人】 子役 ヘイズ

>>409 ルヘナ

「……ぼくも」

おかわりの紅茶を注ぐ。自分のぶんも。

「今のルヘナさんとお別れになると思うと
 ちょっとだけ寂しいです……」

やがてポットは空になる。
すこし悲し気な表情を見せるが
ぽたりと紅茶のしずくが落ちるその
一瞬で、ぱっと笑顔に変わった。

「でも、これから出会うルヘナさんも楽しみです。
 期待しててください。
 ぼくはふつうの人間じゃあ、ありませんから
 誰の、どんな影の中にでも潜り込んで見せます!」

データである限り限界はある。
それでも電子の海でも星がきらめく空でも
どこへだって渡って見せよう。
そんな手段を師匠から与えられたのだから。
仮初の死の先を見た子役は知っている。
誰にも認識されず、声もとどかない。
……そんなのはつまらないことを!

「だから、またお会いしましょうね」
(475) 2021/05/04(Tue) 13:23:30

【人】 黒い羊 ハマル

>>441 >>442 >>444 キファ

「キファにもありがとう、だ。
 キファの旅路にも。
 いっぱいの、祝福がありますように!」

「ハマルは、ハマルは。
 ずっとずーーっと。キファの幸せを祈っている。
 いつまでもあの海を忘れない。
 絶対に絶対に、忘れない。
 ハマルはずっと、キファといっしょに生きていく」

 [『ハマル』も『彼』も忘れる事はないだろう]
 [果てのない黒からどこまでも広がる青へ]
 [貴方は塗り替え、確かに導いてくれたのだ]

 [さよならは言わない][またねも、言わない]
 [ただいつかの約束だけを結ぶ]
 [ふたりで海を見たように]
 [きっとこの約束もいつか果たされるのだと信じられるから]

 [そうして『ハマル』と『キファ』のお話は終わるのだ]
(476) 2021/05/04(Tue) 13:55:43

【人】 尸解仙 キファ

>>454 メレフ

 それはキファにとって、思ってもみない提案だった。
 ……メレフという人間の、コア。

「行く」

 そう答えたのは。
 キファが、”そのもの”だったからだろうか。
 『秋葉義一の死んだ妹』をモデルにしたアバター。
 それが、キファだ。

 見てみたかった。
 人生のほとんど全てを妹に捧げた兄の、生きた証が。

 残された時間は少ないわけではないが、
 多いわけでもない。
 ハマルと旅に出る予定があるのだ。

 向かうとなれば、キファはすぐにでも出発できるだろう。
(477) 2021/05/04(Tue) 14:10:51

【人】 子役 ヘイズ

>>388 サダル

「え。
子離れ
って、ぼくってサダルの
 子供みたいなポジションだったんですかあ?!」

せめて弟では?と子役はつぶやく。弟子だしな。

「もう情緒を一度覚えてしまえばこっちのモンです。
 これから
天才子役が更に覚醒して進化
しますので──」

子役は子役だ。演技はできてもみなのような別の姿はなかった。
けれどそれはありのままを知ってもらえたということだ。
悪くはない。そしてまた別の世界で会う機会も与えてもらった。
どんな形であろうと。なんという幸運だろうか。

子役は、あなたといた日々をたのしく過ごしたのだろう。
それは人ならざるものが憧れ、得た人らしい感情のかけらだ。

ヘイズの舞台はまだまだ続く。


「だから、またね、です!サダル」

元気よく手を振ってみる。きっとあなたが
帰っていくそのときも、そうやって見送るつもりだ。

しかしこの時点の子役は、現実のあなたが救急車案件であるとは知らない。もしかしたら最初にやることは救急車を呼ぶことかもしれないが──

それまた別のお話だ。
(478) 2021/05/04(Tue) 14:23:18
ニアは、皆を見送る冒険者の女性>>t1を見かけた。
(a152) 2021/05/04(Tue) 14:26:36

ニアは、建物の陰に隠れた。
(a153) 2021/05/04(Tue) 14:26:46

ニアは、建物の陰から、メサに視線を送っている。
(a154) 2021/05/04(Tue) 14:27:18

ニアは、声を掛けるべきか迷っている。
(a155) 2021/05/04(Tue) 14:27:50

ニアは、じーっとメサを見ている。
(a156) 2021/05/04(Tue) 14:28:11

【人】 車輪銀河 メレフ

>>477 キファ

「即答。」

悩まれるよりはいいのだが。
そこまで興味を持たれていたのだろうか。
いや、持つものか?

“設定”であっても己の在り方が余りにも長すぎて、
現実の自分の「当然だろう」と言う気持ちと、
設定の自分の「当然なのか?」が交差する。

「じゃあついてきな。
 どうせ、あそこをどうするかまだ決めてなかった。」

言いながら歩きだす。
見慣れたレムノスの街の、細い通路を通り、潜り、
何処かの庭先を平然とした顔で素通りし、
小さなトンネルを抜け、何でもない一つの路地裏。

柄も悪い訳でなく、小さな道の一つ。
その壁にそっと触れると、解ける様に新たな道が出来た。

「俺だけなら適当に転移してたんだが、
 二人だとちょっと面倒だから歩きだ。」
(479) 2021/05/04(Tue) 14:37:05

【人】 車輪銀河 メレフ

>>465 >>466 ニア

「俺も話し手と言うよりは聞き手側の方が多い。
 他のヤツらも何人か集めたら丁度いいかもな。」

貴方のそんな三秒の葛藤を知る由もなければ、
自分一人では聞きだせないだろうが……
他の面子が居れば変わるのか、未来に期待だ。

「受験。まあ進路も曖昧だから就活かもだが。」

言い方からして明らかに『院試』でもない雰囲気だ。
つまりはそう言う事だ。

「……?上も下も答えられねェよ。丁度17だからな。
 なんか困ったコトでもあったか?」
(480) 2021/05/04(Tue) 14:41:18

【人】 尸解仙 キファ

>>479 メレフ

「……いや、何。あの『等価交換』の祭壇を
 拝めるというのだ。神秘主義者としては見逃せなかろ?」

 冗談めかして、橋の下を潜り抜ける。
 互いに深い理由があるのは、知っている。
 だが、道中を神妙な空気にさせる理由もあるまい。

 そんな風に適当に語り合いながら、
 祭壇へと向かう。

「おお」

 相変わらずの彼の隠蔽魔法の精度の高さに、
 キファは感嘆した。

「入っても?」
(481) 2021/05/04(Tue) 14:43:38

【人】 黒い羊 ハマル

>>471 ゲイザー

「父と、か?……そうか。
 ハマルは結ばれなかった事と、父がいなくなってしまった事。
 それを寂しく思う。
 けれど、ゲイザーが同じくらい大切にしたいものに出会えた事。
 それを喜ばしい事だと思う。

 ゲイザーは、もう大切を手にできたのだろう?」

 [貴方のお日様のような笑顔を見てそう感じた]
 [ハマルも嬉しくなって、指でニコッと笑顔を作った]

「おめでとうだ、ゲイザー。
 ハマルはゲイザーの幸せがずーっと続く事を願っているぞ」
(482) 2021/05/04(Tue) 14:47:35

【人】 車輪銀河 メレフ

>>481 キファ

勿論。とばかりに促す。

まず見えるのは、整備された軽石で舗装された道。
鬱蒼と生い茂る──何てこともなく、
周囲の建物の雰囲気に溶け込む、高い建物の中にある庭。

「無駄に名前だけは豪華だが、実際の所、最近まで
 『俺とラスの住まい』だぜ?所帯じみてるだろ。」

現代で言うなら、首都の緑化計画でよく見るであろう、
お洒落かつ自然風な光景が広がっている。最も、奥に
見えるギルドは西洋風の建物で近未来的ではないが。

「あとは取引相手を案内する場所だから、
 逃げられちゃ困るんで無難な作りさ。
 キファが気になってる所は地下にある。」

基本的な呪術ギルド『等価交換』は、
地下を覗かなければ祭壇の存在の有無すら不明だ。

「神秘主義者ねェ。
 長生きしたいだけの人間じゃなくて、
 他に何か特別なコトがあったりするのかい、それ」
(483) 2021/05/04(Tue) 14:58:34

【人】 尸解仙 キファ

>>483 メレフ

 『邪魔するぞ』と、誰にともなく
 投げ掛けた。

「蜥蜴が逆さまに吊られていたりは。しないんだな。
 吾のギルドみたいに」

 言われなければ、『等価交換』とは気づかないだろう。
 そんな、洒落ているただの邸宅。
 その筈なのに、奇妙な郷愁を感じさせるのは。
 数十年、百数年の歴史があるからだろうか。

「否。吾は唯、本当に長生きしたいだけよ。
 その為に選んだのが、神秘的領域だっただけのこと。

 おまえと同じ道を選んだのだ、吾は。
 異なるのは。”誰かの為”ではなく
 ”自分の為”という所だろうな」

 『ほら、はよ見せよ』。そう促す。
 どうやら、キファにも見学したい理由があるらしい。
(484) 2021/05/04(Tue) 15:27:58

【人】 兎系 ニア

>>462 キュー

「ええ、忘れないでちょうだい。
 ……わたしも、覚えてる。きっと、会いに来るわ」

 掴んでいた腕を解放する。
 ぱっと手を取って、両手で一度握って。

「またね、キュー」

 少女は未来を言葉にした。

(→)
(485) 2021/05/04(Tue) 15:46:55

【人】 兎系 ニア

>>462 >>485 キュー

 そうして、すぐに手を離して。
 自身の正体を少しだけ明かす。

「……とは言ったけど。
 わたし、また来られるか分からないのよね。

 正規のプレイヤーじゃない――いわゆるハッカーだから。
 ……流石に、もう一度同じことをするわけにはいかないし」

 NPCの彼には理解できない言葉があるかもしれないが、
 『また来られるか分からない』ことだけは伝わるだろうか。
(486) 2021/05/04(Tue) 15:49:43

【人】 車輪銀河 メレフ

>>484 キファ

「お前のギルド、釣られてるのかよ……
 何の為に吊ってんだそれ。食うのか?」

サルの脳みそを食っていた男の台詞ではない。

「厳密には妹を“長生き”させたかった訳じゃない。
 ただ、人並みにとまでは行かなくても……

 “普通”の人間が見れた景色くらい、
 見せてやりたいって思っちまった。
 
 同じ道の様で全然違うが“世間”からすると
 どっちも同じ禁忌で“おかしい”んだろうな。」

急かすな、と言いつつ鍵のかかっていない扉を開く。
多くの部屋、廊下の数。けれど“気配がない”。
このギルドに、生きてる人間は二人以外──誰もいない。
(487) 2021/05/04(Tue) 15:56:44

【人】 ENo.9 有葉理人 ルヴァ

>>470 ゲイザー

「もっと褒め称えてくれてもいいんだぜ。
 ゲイザーちゃんの壊したい≠ニ愛しい=Aぴったりくっついててなかなか離すのが難しいんだからさ」

 こちらを案じるゲイザーの様子を見て頷く。

「大丈夫そうね。
 残ってない残ってない。ぜーんぶこの中」

 気分屋は一仕事終えたような顔をした。
 それからゲイザーの爽やかな笑顔を見て、こちらも笑い返した。

「そっか。
 楽しみにしておくね。」
(488) 2021/05/04(Tue) 16:12:15

【人】 尸解仙 キファ

>>487 メレフ

「良いんじゃないか」

 例え、禁忌だろうと。キファは否定しない。
 同じ言葉でも、全てが明らかになった今、
 持つ意味合いは異なる。
 それでも、否定しない。

「ちなみに蜥蜴は食うぞ。滋養に良いんだ」

 表の瀟洒っぷりとは打って変わって、
 中は静かだった。
 キファが唯の少女であれば、
 心細くなっていたかもしれない。

 『そこ』に辿り着くまで、メレフに着いてゆくのだろう。
(489) 2021/05/04(Tue) 16:13:17

【人】 兎系 ニア

>>480 メレフ

 何人か……なんだか話が広がっていない?
 そう思ったが、口をついて出たのはその後の衝撃。

ちょうど十七……?
 同い年だったの、あんた」

 思わず自身の年齢を明かした。
 少女の方は、年の割に幼いところがあるかもしれない。

「困、りはしないけれど……。
……年下じゃなくてマシだったとは思うわね……。

 ……落ち着いてるのね、あんた」

 仮想と現実を混同して語るつもりはないが、感覚の問題だ。
(490) 2021/05/04(Tue) 16:28:48

【人】 壊れた時報 キュー

【ニア】


「……?」

 キューは、(´・ω・`)・・・?


「アイに くる。そう でしよね?」

 キューは、言った。首を傾げて。


「キたくない じゃない から。
 コられる ヨウに しない でしか? する でしよね」

「ミライが ワからない のは、トウゼン でしよ。
 いいモノ ワルいモノ、どうなるか ワからない。
 ゲイザーも いってた でし」

「ねえ、ニア」

 キューは、ニアの手を取った。


「ボクたちの “またね”は ヤクソク じゃないでし。
 “ソコに ムカって アルいて いくね”なの」

「“さよなら”はね、アルいて いく キが ないの」

「ボクは もうイチド イうよ」

 
「“またね、ニア”」
 

 
「アナタは?」
 
 
(491) 2021/05/04(Tue) 16:29:33

【人】 車輪銀河 メレフ

>>490 ニア

「お前サンも17か。同い年だな。」

別段、こちらは衝撃を受けた様子もない。
彼女の兄とされて居た人物が友人だったので、
まあそれくらいだろう、という気持ちだ。

「そうか?……まあそうか。他と違って、
 “設定”とは言え200年分の記憶があるからな、
 そのせいかもな。現実とかけ離れてるとも思わないが。

 それを言うならそっちも物静かな方じゃないか?」
(492) 2021/05/04(Tue) 16:39:41

【人】 車輪銀河 メレフ

>>489 キファ

「現実の俺にも、実は“妹”がいたんだ。」

最奥。何でもない扉に見えるそこは、
扉を開けると明らかに異質な空気が漂う。

見た目がおかしいのではなく、その“場”に
掛けられている魔力量が尋常じゃない。
キファでもすぐに感じ取れるくらいの差だ。

手を翳すと白光の線が魔法陣を描き、
そこに階下へ続く階段が姿を現す。

「ここに人を入れるのは初めてだな。
 ラスには、最後まで怖くて見せられなかった。」

そうして苔むした階段を下りていく。
ぴちゃんと小さな水音と、小さい滝の音が響く。
(493) 2021/05/04(Tue) 16:46:48

【人】 特殊NPC シトゥラ

>>474 キュー

青年はキューを捕まえるのを止めた。

「いいえ、だって僕はすべてを捨てた。
その捨てた中に、アンタも含まれていた。
それを正当化するつもりも言い訳で覆うつもりもありません。

──悪かったな、と言いたかっただけです。
それで終わり。
僕はギルドの長失格です。だからキュー、」

青年は笑った。

「さよならです。僕の話はここまでだ。
お元気で、アンタと過ごした時間は悪くなかった」
(494) 2021/05/04(Tue) 17:03:17

【人】 尸解仙 キファ

>>493 メレフ

 ぴり、と肌を焼く魔力。
 キファは片目を眇めた。
 
 見た目よりもうんと広い屋敷だったらしい。
 かつん、かつん、と湿った石造りの階段が鳴る。
 深層に、近づいていく。

「そうか。どうやら、吾もらしい」
「吾は兄であり、妹だった。……故人だ」

 現実世界では男であること。
 キファは彼の死んだ妹をモデルとした存在であること。
 それを、さしてシリアスな調子でもなく、語って見せた。
 
 ここに来たいと言った理由。
 それは、皆まで言うまい。

「吾は、屍など見慣れている。
 今更驚くこともないさ」
(495) 2021/05/04(Tue) 17:08:08

【人】 壊れた時報 キュー

【シトゥラ】


ふぅん


 キューは、・・・・・・。


「“それで オワリ”、そうでしか。
 ジコマンゾクの ため。トオからず でしね」

「はい、そうでし。
 ボクは アナタの コトを シンヨウ してない でし。
 シトゥラは ギルドのオサ シッカクでし」

 キューは、キューも、笑った。


「ハナシは オワリ。ナゴリ おしい でしね?
 ワルくない ジカンを スゴしたのは、ボクも オナじ でしよ」

「それは、よかった。アナタも ゲンキでね、シトゥラ」

 キューは、歩き出した。シトゥラを通り過ぎる。

 
(496) 2021/05/04(Tue) 17:36:42

【人】 夢見人 サダル

>>463 メレフ

「えっと振り込みに……あとご飯を買いに?
 トラックが完全に悪くて……。
 ううん……吹っ飛んだから骨はもしかしたらいったけど、
 2度轢かれてないから内臓は無事だと思うんだ」

 吹っ飛んだことだけはよく覚えている。
 なぞの安心があるようだ

「なんか、恥ずかしいけどこんなに心配されるなんて思わなかったな。
 来てくれてありがとう、……純粋にゲームの中で君に会えることはもうないかもしれないけれど。またみんなに会いたいと前向きになれたところだったんだ、……が、頑張って引きこもりやめてみるね?」

 頭がお花畑だろうか、嬉しそうに笑えば心配は無用だと告げメレフの手を握る
(497) 2021/05/04(Tue) 17:37:54
新しき世界 ヌンキは、メモを貼った。
(a157) 2021/05/04(Tue) 17:41:11

【人】 兎系 ニア

>>491 キュー

「……そんなの、決まってるじゃない」


 潤んだ声で、呟く。
 ――きっと涙腺がおかしくなってしまったんだわ。
 わたし、こんなにすぐ泣く子じゃないのに。

 帰ったら、たくさん謝ろう。
 許してもらえるまで謝って、それからお願いをする。
 わたしはまだ子どもで、そのくらいしかできないけれど。

 ――悪いことをしないで、今度は胸を張れる方法で。
 もう一度、ニアとしてここに来るために。
 できるだけのことを。

「返事は変わらないわ。

“またね、キュー”。

……ちゃんと、待ってなさいよ」

 手を握って、すこし赤くなった目で笑った。
(498) 2021/05/04(Tue) 17:49:20
キューは、わらって頷いた。
(a158) 2021/05/04(Tue) 17:53:54

シトゥラは、最後にキューの頭を撫でた。
(a159) 2021/05/04(Tue) 18:07:11

【人】 兎系 ニア

>>492 メレフ

 物静かというより、人と接するのが苦手なだけだ。
 それが原因で通信制の高校を選んで引きこもったくらい。
 コミュニケーション能力の乏しさは筋金入り。

「……そうかもね。
 あんた、現実でもそうなの。老成してるって言われない?」

 あまり感慨はなさげに、かたちだけの質問。
 それから、話題を立ち返らせる。

「まあ、年が近いなら会いやすいかしら。
 アドレスを教えておくから――」

 悪戯の後始末をつける必要があることを思い出す。
 ……しばらくは連絡がつきづらいかもしれない。

「――いいえ、あんたの連絡先を教えてくれる?
 落ち着いたら、こちらから連絡するわ」
(499) 2021/05/04(Tue) 18:12:19

【人】 とろ火の親愛・取引成立 ゲイザー

>>482 ハマル

指で作られた笑顔を見る。

「……ふふ」

"この仕草、ちょっと楽しくて好きなんですよ?ハマルさんがまた、こういう仕草が取れる日が来ますように。"
"ハマルは事件が解決したら、また笑顔を見せる。
 絶対。約束をする"


また一つ果たされた約束。多くのものを託され、決して消えることのない覚悟の焔を灯したこの人がようやく穏やかに笑える日が来たのかと思うと、どうにも目頭が熱くなってしまう。

「ありがとうございます。大切を守り抜いている限り、私はきっとずっと幸せです」

真似をするように女もまた指で頬を押し上げて笑顔を作る。たまごパーティの時と同じように。

「……ハマルさんはどうですか?今、幸せですか?
私だってハマルさんの幸せ……たぁくさん願っているんですよ?」
(500) 2021/05/04(Tue) 18:15:10

【人】 車輪銀河 メレフ

>>495 キファ

「ならこの“設定”の一部は、そう言った……
 意識してない層の記憶から引っ張られたのかもな」

「生きたいって願ったのはキファ自身なのか、
 ……案外俺と似た理由なのか、
 まあ、これを解き明かす必要もないか。」

死んだ妹がモデルだとして。
それになり切って“生き続けたい”と思うのは、
現実のキファを知らないメレフにとって“どっち”か。
わからないし、彼女が語らないならそれでいい。

唐突に、ふわりと蛍のような光が階下から舞う。
蛍の様に見えるが人工生物のそれは、通りがかると
元の場所に戻る兵士の様に奥へと戻っていった。
(501) 2021/05/04(Tue) 18:16:13

【人】 尸解仙 キファ

>>501 メレフ

「吾自身だ」

 きっぱりと言い切った。
 それで、キファのスタンスはある程度伝わるだろう。

 ”プレイヤー”にどのような意図があろうが、
 キファはキファである。それを言葉裏に語っている。
 それだけは、伝えておきたかったようだ。

 それから、少しだけ感傷に浸るように黙りこくった。
 蛍のような光を視界に認めれば、こう話しかけて来る。

「随分もったいぶるんだな。
 ……それ程厳重、ということか」

 誰の目にも触れさせないように。
 誰も、眠りを妨げることが無いように。
 再び目覚める時まで。

 ……キファは祭壇の正体に、
 ある程度予想をつけていた。
(502) 2021/05/04(Tue) 18:23:28

【人】 車輪銀河 メレフ

>>497 サダル

「トラックに轢かれて何でここに来たのか。
 俺ゲームに詳しくはないけど、
 沙羅がおかしいのだけは分かる。何してんだ?」

続く言葉にさすがのメレフもこれには呆れと溜息だ。

「お礼を言われてもどう反応すればいいのかわからないが」

「『前向きになってよかったな』って言う状況じゃないし、
 今呑気に喋ってる場合なのか?って気もするし……
『引きこもり止めてみる』ってこんな所で聞きたくなかった」

ジト目になりながら、握られた手を握り返した。
大体は前向きな言葉を返していたメレフとは言え、
いとこが轢かれていると聞いた上でこれはコメントに困った。
困ったので、強く握っておいた。死ぬなと言いたげに。
(503) 2021/05/04(Tue) 18:24:41

【人】 とろ火の親愛・取引成立 ゲイザー

>>488 ルヴァ

「う〜ん……」

少し悩んでから手をひょいと伸ばして頭を撫でる。ついでにほっぺもむにむにする。

それはまるで貴方の首を絞める直前に行った、労いの意を込めて撫でた時のように。それは貴方が死ぬ瞬間こぼした涙を拭う時のように。

貴方の分まで私が労いましょう。

「よくできました!はなまるですっ」

嗚呼……温かい。
あの時と違って、貴方はきちんと生きている。生きてくれている。

「大丈夫ならよかった。ええ、楽しみにしていてくださいね。

……それじゃあ私は少し実家のパイ屋に行ってきますね。このお父さんへの気持ちを置いてこなければいけませんから」

そう告げ、女は元気に手を振ってその場を後にするのだった。
(504) 2021/05/04(Tue) 18:29:44

【人】 車輪銀河 メレフ

>>502 キファ

「もったいぶってる気はないが、
 厳重なのはそうだな。」

最深部の底は、眩い光が射したりはしない。
蛍のような光以外にも、淡い色取り取りの光。
自ら輝きを放つ植物に似た何かの花畑。

「もし、妹が外を生きるのを拒んだのなら。

 ここでずっと生きていける様に。
 永遠に美しい物だけ見て死ねる様に。」

薄暗くても陰気ではない。
清涼な空気は奥を流れる滝の水を更に澄ませる。
透き通る環境音として、鳥と虫の声が相互に囀る。

「誰にも侵されない場所。
 自ら閉じこもるなら、目を塞げる場所。
 何を選んでも全てを叶えられる準備はした。」

空は、見る度に色を変える。
星空を望むなら、世界は暗く瞳に座が囁き掛ける。
青空を望むなら、世界は明るく己の姿を蒼に染める。

中央の棺は、黒髪の眠り姫が目覚めを待ち続けている。

──彼が妹の為に作った、永久機関。
ここは小さな水槽であり、楽園であり、箱舟であった。
(505) 2021/05/04(Tue) 18:38:21

【人】 『絶対生きる』 カウス

>>428 メレフ
「持って帰ったところで
 レムノスを生きるための知識じゃん。
 にしてもバカなんだ。勉強できないメレフって
 なんかおもしろい」

想像すると口元が緩む。
因みにあなたは確かにバカとは言っていない。
これは少年の口が悪いだけだ。

「ほんとにな。でもこっちより向こうのがマシだよ。
 ちゃんと親だっている。犯罪もしてない。
 なら向こうでも、生きてやってもいいかなって」

もしくは、そのための設定だったのか。
そんなこと少年には分かるはずもない。

「そっか。バイク……いいね、かっこよくて。
 いつか乗せてよ。そのためにリハビリとか、
 必要なら頑張るからさ」
(506) 2021/05/04(Tue) 18:48:02

【人】 車輪銀河 メレフ

>>499 ニア

「変とは言われる時はあるが、そもそも親が変。
 片親が外国人だから、距離感がおかしいんだとさ。
 俺はそれに慣れ切ってたから、昔はよく怒られた」

要するにハーフと言う奴らしい。
一部の国の人は、自分達の国よりスキンシップが激しい。
きっとニアも知っているだろうから想像し易いだろう。

「俺の?構わないが『落ち着いたら』って、
 そんなに忙しくなる予定でもあるのか?
 ……シトゥラ?」

同い年ならそう追われることもないと思っていたが、
思い当たる要因が自分にはそれしかなかった。

『名月 廉』と書かれたメモと携帯の番号。
それからアカウント名(メレフと読める)を手渡した。
(507) 2021/05/04(Tue) 18:52:35

【人】 尸解仙 キファ

>>505 メレフ

 少女は小さく声を洩らす。
 予想は、裏切られた。
 想像よりも、『それ』は、ずっと美しかった。

「天国みたいだ」

 この世のものと、すぐには信じられなかった。
 ──否、確かに此処に在る。
 眼前のこの男が、生涯を掛けて作り上げた
 魔法仕掛けの楽園。

 薄暗い地下の奥深くに存在する、
 完全なる、小さな世界。

 →
(508) 2021/05/04(Tue) 18:52:50

【人】 尸解仙 キファ

>>505 メレフ

「愛されているな。
 さぞかし良い夢を見ていることだろうよ」

 少女は否定も肯定も、憐れみも口にはしない。
 だけれど。東から西へと、渡り歩いてきた少女は。
 昔々、鳥籠に居た少女は。
 これから、広大な海を見に行く少女は。

「(少し物足りないな)」

 唯、あなたは聡いから。
 少女の考えていることを、見抜いてしまうかもしれない。
 けれど同時に、それを問い詰めるあなたでもないだろう。

「どうするんだ、此処。
 置き去りにするつもりか」
(509) 2021/05/04(Tue) 18:55:07
キューは、立ち止まらなかった。>>a159
(a160) 2021/05/04(Tue) 19:14:45

【人】 車輪銀河 メレフ

>>508 >>509 キファ

「なら、ここで死んでくれてもいいぜ?」

まるで“天国”と思うなら、と。
彼女の恐れる死の怖さを知らない男は、
皮肉めいた口調でそう笑う。

「現実は、もっと良いモノがあるのは知っている。
 同じ数だけ見たくないモノも蔓延っている。」

美しい物のそれぞれに、魔法が掛けられている。
“外を生きる為の知識”“兄からの妹への言葉”
存在するあらゆる物にそれは星の数だけ込められている。

「俺は鳥籠や監獄を作りたかった訳じゃないからな。
 ここは“不可侵”の領域だが……
 出たいと思うなら、いつでも出られる。

 アイツにそれを聞く時間も、それを選ばせる感性も、
 俺はあの時、与える事が出来なかった。
 だから全てを用意した。……さて。」

貴方に問われて、棺を覗き込む。
ずっと変わらない、7歳にすらなれなかった少女を。
“ここ”に置いていくべきなのか、まだ迷いがあった。
(510) 2021/05/04(Tue) 19:22:57

【人】 尸解仙 キファ

>>510 メレフ

「断る。人の棺の前で死ぬ趣味は無い。
 それに、吾にはまだ行くべきところが有る」

 即答。
 それから、小さな花に触れた。
 メレフの、妹の為に綴った大切な言葉たちが
 流れ込んでくる。

 ”成程”、と溢した。
 彼の想いを知るには、それで十分過ぎる。

「もう十分なんじゃないか」

「これだけのことを為した。
 人間の一生分では、ゆうに読み切れない
 知識と言葉を寄越した。

 おまえの妹だって、おまえを置いていったんだ。
 許されるさ」

 キファは割り切りが早かった。
 これはこれ、それはそれ、と割り切ることができた。
 感情に囚われることを好まない。
 ……本当は、そうなのだ。
 あなたの前で披露する機会は少なかったが。

 →
(511) 2021/05/04(Tue) 19:47:17

【人】 兎系 ニア

>>507 メレフ

 ふうん、と相槌を打つ。
 現実の彼は同い年で、スキンシップの激しいハーフの男の子。
 なんとなく想像できるような、
 会ったらやっぱり同い年であることに驚くような。

「なんでそこであのひとの名前が――、
 ああ、いいえ、それもあるわね」

 引っ越しをすることになる
(※確定ロール)
ので、
 あながち間違いではない。

「……他にもちょっと。忙しくなりそうなのよ」 

 メモを受け取りつつ。
 答えを濁した彼女が正規のプレイヤーではなかったことを、
 近いうちに知ることになるかもしれない。

 書き添えられた名前を見て、少女も名乗り返す。
  
ヤダ
 
ニア

 『矢田 仁愛』。それが現実に生きる十七歳の少女の名前だ。

 ――戻って、『落ち着いたら』。
 ニアと名乗る少女から、今とさほど変わらない声で。
 十七歳の少年のもとへ、一本の電話がかかることだろう。
(512) 2021/05/04(Tue) 19:47:32

【人】 車輪銀河 メレフ

>>506 カウス

「ほう、言うじゃねェか。改心したカウスくん?
 お前の成績表とやらがどうなってるかが見ものだな?」

病気の度合いによっては、貰った事もないかも知れないが。
だとしてもこの時代、学校に通う手段は幾らでもある。
成績表が良くても悪くても弄ってやろう。そう決めた。

「よし、んじゃお前の意識が目覚めたら、
 お前から連絡しろ。見舞いに行ってやる。」

本名の『名月 廉』と住所、携帯番号を渡す。
相当珍しい部類の名前だ。都道府県さえ覚えていれば、
貴方が本気になればもし忘れても探すのは容易だろう。

「お前の成績が俺より良かったらな。
 生き延びた先が終わりじゃないぜ?頑張りな。」

そう言って、貴方に手を振って去ろうとするだろう。
最も成績の話だって、いつまでとは言及していない。
貴方が頑張ればいつでもバイクに乗せてやれる未来はある。
(513) 2021/05/04(Tue) 19:48:30

【人】 尸解仙 キファ

>>510 メレフ

「あとはおまえの心次第だ。
 ……まあ、すぐに決断できることでは無いだろうな。
 おまえは今も迷ってる」

 そして、急かす権利も、道理も、
 キファは持たない。

 キファはポケットから鍵を取り出した。
 『運否天賦』ギルド本部マスターキーの合鍵、と説明する。
 書庫から、キファの私室まで。
 全てを調査できる権利があなたに預けられた。

「好きに使え。
 吾が東方を駆け回って手に入れた知識が、そこにある。
 天国に行く方法も。動く死体を作る方法も」

 『あぁでも、使ったものは元の場所に戻しておけよ』
 そう言って、くつりと笑った。

 →
(514) 2021/05/04(Tue) 19:50:34

【人】 尸解仙 キファ

>>510 メレフ

「……見せてくれてありがとう。
 『秋葉義一』が何故このような行為に及んだか。
 少しは理解することが出来た」

 誰ぞの願いを押し付けられた、と思っていた。
 でも。……こんな風に愛されていたのなら。
 まあ、悪くない。
(515) 2021/05/04(Tue) 19:51:07

【人】 『絶対生きる』 カウス

>>513 メレフ
「やだね、すぐに意地になっちゃって。
 まあ見てろよ、笑われない程度には必死で
 勉強してやるから」

ちなみにこれまではサボっていた。
生きる気力がそもそもないのだ、少年にとっては当然である。

「……頑張って覚えとくよ。んで、バイクは乗る。
 俺の足にしてやるから。
 個人情報渡したこと、後悔させてやるよ」

冗談交じりにそれだけ告げて、見送る。
都合のいい時に呼び出してやるんだと息巻いて、
その連絡先をじっと見つめていた。
(516) 2021/05/04(Tue) 19:54:27
ニアは、とある路地裏を覗き込む。
(a161) 2021/05/04(Tue) 19:54:28

ニアは、足を踏み入れ――少しの時間ののち、その場を後にした。
(a162) 2021/05/04(Tue) 19:57:02

【赤】 壊れた時報 キュー


「 
Huh? Darn it!!!
 」


ハローハロー、当方です。
当方は今、貴方の脳内に直接語り掛けています。

この世界がβテストである時間もあと少しですね。
意味の分からない方は聞き流してくださって結構です。
その疑問はきっと後に解消されますから。

さて皆様、やり残した事はありませんか?
忘れ物はありませんか?
ほら、そこのギルドの長失格さんとか。
『壊れた時報』からの信用消失具合、いっそ笑えますね。

HAHAHA

ホワイトボード
は見ましたか?

「それで終わり」「僕はギルドの長失格です」
「僕の話はここまでだ」

『壊れた時報』は、これらの言葉を信じていません。
当方のこの言葉が理解出来ない程、
貴方はお馬鹿さんではありませんね、ギルドの長失格さん?

失礼、私信が入りました。ソーリー。
当方は皆々様に言葉を投げ、羊を夢見に戻ります。

シーユー
 
(*2) 2021/05/04(Tue) 20:06:26

【人】 黒い羊 ハマル

>>500 ゲイザー
「ハマルか?
 『ハマル』は―――」

 [零し落としては拾い上げ、そうして行き着いた先]
 [もう出会う事もないと思っていた人々に会えた]
 [果たされなかった約束が果たされた]
 [あちらでの再会の約束も結んだ]
 [そうして【エピローグ】へ向かう世界で]

 [『ハマル』は、]

「もちろん幸せだとも。
 皆が幸せで、皆がハマルの幸せを願ってくれる。
 こうしてまたゲイザーの料理を、ゲイザーと食べられた。
 今度な、海にだって行くんだ。
 ハマルは願われた分、いっぱいいっぱい幸せになるぞ」

 [これまでも、これからも]
 [『ハマル』とはそういう存在なのだ]
 [そうであれと願われていたのだ]

「ハマルはずっとそう居続けよう。
 だから、」

「『また会おう』な。ゲイザー。
 そしてまたパーティをしよう。
 ゲイザーの大切な人も一緒に!」
(517) 2021/05/04(Tue) 20:16:10

【人】 その辺に居る ルヘナ

>>475 ヘイズ

注がれれば、カップへ満足そうに唇を付ける。
君の表情の変化を楽しみながら、

「……君がそう言うならば、
 本当に叶いそうな気がするさ。」

自分はよく知っている。
君が案外、強かな存在であると。

「僕も君の約束を守った故、
 君も守ってくれ。
 Wまた会おうW……とな。」

君から与えられる刺激は、
いつだって期待以上のものだ。
ここでお別れなんてつまらないことは
しない筈だ、と。

そうして約束を交わして
暫く、語らったのだろう。

しばしの別れの挨拶と、
再会を誓う言葉を紡いで。
(518) 2021/05/04(Tue) 20:18:44

【人】 とろ火の親愛・取引成立 ゲイザー

>>517 ハマル

「海。ふふっ、素敵ですね!めいっぱい楽しんできてください!」

貴方がはしゃぐ様子を想像して思わず破顔する。

「ええ、ええ。沢山沢山幸せになってください」

辛いことも嬉しいことも、何でも背負ってしまう貴方を少し心配しながらも。
幸福を願わずにはいられない。

「はい。ハマルさん……『ハマルさん』。『また会いましょうね』。
私の生きる理由となってくれた人とも一緒に!」

女が小指を差し出せば、貴方はきっと指切りを応じてくれるのだろう。
そうして約束をまた一つ貴方と結ぶ。
再び会う為の透明な縁[よすが]。見えないけれど、とても固く結ばれた大切な繋がり。

繋がりを愛おしそうに抱えながら、女は再会のパーティーを夢見て微笑むのだった。
(519) 2021/05/04(Tue) 20:30:00
兎系 ニアは、メモを貼った。
(a163) 2021/05/04(Tue) 20:33:57

兎系 ニアは、メモを貼った。
(a164) 2021/05/04(Tue) 20:34:26

【人】 黒い羊 ハマル

>>519 ゲイザー
「うむ!楽しんでくるぞ!
 次に会った時にたくさんお話してあげよう。

 もちろんだ。ゲイザーもだぞ?
 お互いに、いーっぱい幸せになるんだ」

 [そう言って貴方の小指に自分の小指を絡める]
 [これは互いの道を再び交えるための結びつきのひとつ]

 [きっとこの約束だって遠くない未来に果たされる]
 [その時のパーティはどんなものになるだろう?]

「ハマルは、次を楽しみにしている」

 [いつかに夢を馳せながら]
 [『ハマル』と『ゲイザー』のパーティは過ぎてゆくのだ]
(520) 2021/05/04(Tue) 20:52:46

【人】 夢見人 サダル

>>503 メレフ

「……相変わらず」


君は、敏いね。

 こんなときまで“都合がいい夢物語”に誤魔化されてくれないなんて」

(521) 2021/05/04(Tue) 20:54:52

【人】 夢見人 サダル

>>503 >>521 メレフ

「都合のいい物語に人は救われるものだよ、メレフ。

 人がトラック轢かれたら死んでしまう事件は
 ここでは選ばれなかった。


 仮として現実で本当に夢見路沙羅が死んでいたとして、
 何故皆にそれを知らせる必要があるの?
 
 自分が助けを求めて、救われて、手を伸ばして、
 笑ってその先を見るのが」

「多くの人間が望むハッピーエンドだ」

「この“台本“はそうできている」

(522) 2021/05/04(Tue) 20:58:25

【人】 夢見人 サダル

>>503 >>521 >>522 メレフ

「生きているか、いないかなんて自分にはどうだっていい。
 “書いてあるんだ“」

「この台本[世界]はそうなるようにできている。
 だからメレフ……いや廉。心配しないで?

 自分はそうやって生きていく。
 “前向きになって“、“外に出て“、“誰かと話す“」

「裏方のサダルはそう決めたみたい。
 そのために演じ続けるんだ、
 
明るい未来を願う夢見人を
。わかった?」

「まあ、未来にいなかったらその時はその時だよ。怖かったら一緒にログアウトを押す? それはそれで隣にいないと寂しいと思うけど」

何かを見てきたかのように、世界を覗いてきたかのように語るその姿は盲目的で夢物語を語っている。
だがそうならない世界を信じていない、言いもしないがその世界が訪れるためならばいくらだってサダルは演じ続けるのだ。理想のエンドロールの為に

「……今度は理想の世界がやってくる、大丈夫だ。絶対に」
(523) 2021/05/04(Tue) 21:11:52

【人】 とろ火の親愛・取引成立 ゲイザー

【パイ屋にて】

「ただいま」

女は今まで幾度となく繰り返してきた挨拶を口にした。返事はない。返事をしてくれる者はもういない。

台所を覗く。
男にしては細い体が小さく揺れながら調理に励む姿をよく見ていた。
亡き母の想いと娘を育てる決意を背負い、懸命に料理をするその後ろ姿が好きだった。

リビングを覗く。
決して泣くことのない父が母の葬儀の日、誰もいない真夜中に泣いていた場所だ。
優しくも強かった父の泣き顔が脳裏に焼き付いて離れようともせず、そのまま恋の火傷は伝搬して自分の心へ。

全てはここから始まった。

【→】
(524) 2021/05/04(Tue) 21:15:10

【人】 とろ火の親愛・取引成立 ゲイザー

沢山沢山頑張りました。
貴方の好きなお料理を頑張って、振り向いてもらう為に仕事をこなして、良い人間として見てもらえるよう多くの人に無償の施しを与えて。褒められる事を沢山してきました。

沢山沢山頑張りました。
対価を支払い『愛する為の熱』を手に入れて、『熱の代償』を鎮める為に貧しい人をお金で買って、貴方に色目を使う人の命を奪って。褒められない事を沢山してきました。

許されぬ想いは悪ですか?
望まれぬ想いは罪ですか?
想いに正しさも間違いも存在しますか?

私はただ恋と愛の為に生きてきました。
反省ですか?後悔ですか?そんなの全くしていません。どうしてそんな事するんです?
だってこれは全て私とお父さんの為なんですから!

………………
…………
……

【→】
(525) 2021/05/04(Tue) 21:15:35

【人】 とろ火の親愛・取引成立 ゲイザー

……

そんな、毎日常に絶え間なく上がり続けた心の叫び。
我が身を押し潰そうとする罪悪感を見ないふりする為の正気を隠す為の狂気[ヴェール]。
歪みに歪んで育ってしまった愛の形。
全て想い人の為に生まれたものだった。

それらは今、両手に抱えるリボンのかけられた赤い箱の中。

故に、女が内側で抱えているものは砂糖菓子のような甘やかな恋と澄み渡るような慈愛。
それから──

「……ふふ。二度目の初恋……『また』結ばれませんでしたね、お父さん」

──舌ごときゅっと胸を締め付けるような、レモンの酸味にも似た切なさ。

リビングのローテーブルに箱を置いて、すとんと座り込む。
ぺたりと頬をテーブルにくっつけながら、指先で軽く自分の感情をつつきはじめる。

「この壊したい≠ヘ、貴方に捧げます。貴方だけのもの。ずぅっとずっと、貴方と共に。この世界に寄り添います。
私の恋は、ううん『私』は……永遠に消えることなどないのです」

【→】
(526) 2021/05/04(Tue) 21:16:48

【人】 とろ火の親愛・取引成立 ゲイザー

そうして暫く好きな人の為の恋心と寄り添い続けた後。
女は静かに立ち上がる。

さよなら私の恋心。
甘い夢を見るのはもう終わり。


「何も見えなくなるほどの狂おしさを捨て、私は──」

目覚めた世界で待ってくれる人をきちんとまっすぐ見つめるのです。
「好きだよ」「幸せだよ」と言ってくれた人にお返しをするのです。

『私』は、『俺』は、口約束が苦手だから。
確かな証明と信愛と幸せ≠、あの人に渡しに行くのです。



(527) 2021/05/04(Tue) 21:23:23
ゲイザーは、リボンのついた赤い箱をパイ屋に置いてきた。
(a165) 2021/05/04(Tue) 21:24:04

ゲイザーは、壊したい[こいごころ]≠、この世界に埋葬した。
(a166) 2021/05/04(Tue) 21:24:36

ゲイザーは、音無 灰は、有葉理人と共に歩みます。
(a167) 2021/05/04(Tue) 21:25:10

【人】 車輪銀河 メレフ

>>511 >>514 >>515 キファ

「嗚呼、そうだ。俺の罪はきっと、妹を──」

  
“置いていこうとした”こと。


妹が、俺を置いていった。
それと同じ事をしようとして“いた”。

成程。
そこに愛は在ったとして、同じ苦しみを味合わせる。
その可能性があるなら、それは許されない。

罪の有無じゃない。世界に許されるかは興味ない。
でも、ラスは許さないだろう。ラスと妹は違うけれど、

「……何で気づかなかったんだろうな。
 それとも、これが“俺”と“メレフ”の、」

     『違い』だったのかもしれない。
 或いは、『変化』なのだろうか。
(528) 2021/05/04(Tue) 21:37:34

【人】 車輪銀河 メレフ

>>511 >>514 >>515 キファ

貴方から手渡した鍵を受け取って見つめる。
けれど首を振って返した。

「最初は、骨だった。
 髪を集めて乗せただけの粗末な物だった。

 そこから皮を被せる真似を。
 服で飾り付けられる程度の稼ぎを。
 血色が見える程に血を流す方法を。
 瞳に俺と同じ赤を宿す術を。」

繰り返し繰り返し、何度も試行錯誤の繰り返し。

妹の遺体が今の様に綺麗なモノになるために、
見せられる物になる為だけに、どれだけ掛けたのか。
200年をデータと言われてしまった今、知るのは己のみ。

「でもそれが幾ら精密で精巧であろうと。
 ──“中身”が戻って来てはくれなかった。」

「ゲーム中、俺は今回が終われば、それに足りると
 そう思っていたけれど、きっとその日は来ない。」

“メレフ”という男はきっと、それを理解した上で、
ずっとこれを続けていたのだろう。

妹が目を覚ます事はない事に薄々気づきながらも、
それでも決して諦めるコトはない、そう言う人物だった。→
(529) 2021/05/04(Tue) 21:38:48

【人】 黒い羊 ハマル

―――キファと、海から帰ってきて。
ハマルは牧場へは帰らず借りていた宿の部屋に戻った。

金のリボンでおめかしした黒羊を窓際に置いて撫で。
椅子に座って竪琴を取り出す。

 
[竪琴の音。]


どこまでも広がる青い青い海の歌。
金の羊に乗った兄妹はどこまでも駆けていく。

本来の結末なんてどうでもいい。
ハマルの紡ぐ歌は。
兄妹<皆>の行き着く先は。
きっと希望に満ちている。

そう願って歌は紡がれ。

竪琴の音は途切れた。


部屋には誰も残らない。
そうして【黒い羊】『ハマル』のお話は終わったのだ。
(530) 2021/05/04(Tue) 21:45:28
キューは、
おほしさま
と、飴玉たちと、羊のぬいと“嬉しい”気分。
(a168) 2021/05/04(Tue) 21:45:53

【人】 兎系 ニア

【ソロール】

 ベッド、ドレッサー、クローゼット。
 小さなカーペットが敷かれた、板張りの床。
 他にも多少の調度品はあるだろう。

 そんなごく一般的な、とある少女の客室。

 ――壁に立てかけてあった壊れた弓はそこに無い。
 少女から役割が失われたと同時に、消えていた。

 腰掛けていたベッドから立ち上がる。
 そろそろ、隠れていた穴から飛び出す時間だ。

(→)
(531) 2021/05/04(Tue) 21:46:57

【人】 車輪銀河 メレフ

>>511 >>514 >>515 キファ

「でも、“俺”は違う」

「『名月 廉』は現実に帰るって決めた。
 だからメレフと妹の物語もこれで終わりだ。」

「ここから先の、妹の行方は、物語は。
 メレフじゃなくて“俺”が決める。」

そっと、入れ物でしかない彼女に口付けを落とす。
『名月 廉』が贈る、最初で最後の魔法。

「俺のすべての魔力をここに置いていく。
 蘇生には届かないかもしれない。

 けれど、“妹を助けられずに消える”
 その結末だけは、最期まで見せない。」

「どうなったかは、“俺”が引き継ぐよ。
 眠ったのか、俺の魔力と共に朽ちたのか、
 或いは──奇跡が起きて、目覚めるのか。」

「それが俺の答え。」

ここは消さない。終わらない。
メレフと妹が生きた痕跡は全て、
消す事もなく、忘れられる事もないように、

全てをここに置いていく決断をした。
(532) 2021/05/04(Tue) 21:49:08

【赤】 兎系 ニア

>>531
「ごきげんよう、ニアよ。
 ――ここでは『ガルデニア』と名乗るほうがいいかしら」


 同じ『陣営』として設定されていた者たちへ、
 最後の挨拶を贈る。

「……あのお願い、聞いてくれたのよね」


 あまりにも一方的で身勝手な、今際の言葉。
 必死だったあの願いを聞き入れてくれたこと。

「キュー、ラム、モス。
 それから、フール、スクリプト、リリス。もう一人の誰かさん」


 それから、仲間であってくれたこと。
 ……『設定』と言ってしまえばそれまでだけれど。
 少女は彼らに手を伸ばさずに、彼の手を取ってしまったけれど。

「悪い子のニアに付き合ってくれて、ありがとう」


 それでも、ひとりではなかった。
 少女はきっとそのことに――彼らに、甘えていた。

「――ニアの人生も、悪くはなかったわ」


(→)
(*3) 2021/05/04(Tue) 21:49:20

【人】 【ちいさなひつじかい】 ハマル

『ちいさなひつじかいのハマル』
それは幼いふたりが紡ぎ上げたお話。
羊飼いの『ハマル』が羊と戯れたり、冒険をしたり。
「むかしむかし」で始まって。
「めでたしめでたし」で終わる。
そんなやさしい物語。

【鳴】が『ハマル』というキャラクターを考えて、
【春】が『ハマル』の進んでいく道筋を描く。

いつまでも続けていけると思っていた。
だってひとりじゃない。
ふたりで考えた物語だから。

―――あの日。黒い水が呑み込んでしまうまでは。

(533) 2021/05/04(Tue) 21:49:22

【人】 【残されたひつじ】 ハマル

―――【日辻 春】は目覚めた。

その後の時間は怒涛の勢いで流れていく。

目覚めた直後119を叫び、呆気に取られる周囲を横目にタブレットを操作してあの場所で見た連絡先を忘れない内に書き連ねる。
周囲の静止を振り切ってデータと企画書を組み立てていく。

『ハマル』は約束を果たしたがっていた。
『日辻 春』もそうだった。

『日辻 春』には『ハマル』の願いを叶える義務があった。

だってもう片割れはいない。
あの青い青い海で別れを告げてきた。
『ハマル』の存在を示せる人間は、自分しか存在しないのだから。

(534) 2021/05/04(Tue) 21:52:18
ニアは、意地悪に怒って、それから、笑った。>>-334
(a169) 2021/05/04(Tue) 21:52:43

ニアは、キュロットの裾を摘まんで、虚空へ一礼。>>*3
(a170) 2021/05/04(Tue) 21:54:35

ニアは、ログアウトボタンに指をかける。
(a171) 2021/05/04(Tue) 21:54:44

ニアは、現実の仁愛に戻る。ベッドの上に、羊のぬいぐるみが残された。
(a172) 2021/05/04(Tue) 21:54:51

【人】 尸解仙 キファ

>>532 メレフ

「──うむ、僥倖」

 受け取った鍵を、自分のポケットにしまい込む。
 どうやら、やっぱり”共同研究”は叶わないらしいが。
 まあ、それも良いか。

 ……メレフの言葉を聞いたキファは、
 何故だか、どこか。すっきりとした心持だった。

 それは”メレフ”の肯定であり、
 ”名月 廉”の肯定である。

 →
(535) 2021/05/04(Tue) 21:55:27

【人】 尸解仙 キファ

>>532 メレフ

「きっと、また会えるさ」

 ──それは、誰に向けたものか。
 キファしか知らぬことなのだろう。

 少女は踵を返す。用事は終わりだ。
 兄妹の邪魔をしたくない。それに──
 自らにも、まだやるべきことが残っているのだから。

 さあ、海を見に行こう。

 〆
(536) 2021/05/04(Tue) 21:55:41
キューは、誰かに送った。
「聞こえませんでした、ソーリ〜」
>>*3
(a173) 2021/05/04(Tue) 21:56:05

【人】 尸解仙 キファ

 ──『運否天賦』はその日、ギルドマスターを交代した。

 然るべき手順の後、キファの一番弟子であるエルが継いだ。
 彼女はだらけ者の先代よりも、しっかり者であった。

 師匠について尋ねると、彼女はこう答える。
「『新たな地に旅立つ』と、書置きが残されてたんです。
 律儀に、彼女本人の印が押された申請書まで置いて有って」
 
『まぁ、部屋は片付けて行って欲しかったですけど』
 そう言って、エルは笑った。
 
 元より、『運否天賦』は中堅のギルドである。
 そのギルドマスターであるキファが持ち込んだ
 『道教』という概念は、レムノスにて密やかに
 認知度を高めつつある。

 キファはこの世界からいなくなった。
 でも、全部が無くなったわけじゃない。

 彼女の痕跡は、この世界に遺り続ける。
 きっとそうやって、未来は紡がれていくのだろう。
(537) 2021/05/04(Tue) 21:57:36
尸解仙 キファは、メモを貼った。
(a174) 2021/05/04(Tue) 21:58:05

【人】 あなたとずっといっしょ ハマル

【レムレスの街】


ひそひそ

ひそひそ

「そういえば最近あの子見ないよね。ほら、あの牧場の」

「あぁ、よくついて来ていた子?」

「あの子なら山向こうに嫁いだんじゃなかったっけ?」

「え?数年前の水の事故で亡くなったんじゃなかった?」

「そんな訳ないだろう。ほら、噂をすれば」


 [小さな影が走る。走る。ふわふわとした白い髪が揺れる]

「―――ハマルが来たぞ!」
「む?遊びに来たんじゃないぞ。
 ハマルはな、ハケンというものをされて来た」
「誰のだって?
 ヌンキだろう、キューだろう、ブラキだろう……。
 とにかくいーっぱいだ!」
「そうだ。
 ハマルはな、お前たちの助けになる<約束を果たしに来た>」

「だから、ぜんぶハマルにまかせるといい!」

約束を果たそう。そしていつまでも一緒にいよう。
この世界が続く限りずっと、ハマルは貴方と共にいる。
『ハマル』はそう決めたのだから。

-to be continued-
(538) 2021/05/04(Tue) 21:58:14

【人】 車輪銀河 メレフ

>>521 >>522 >>523 サダル

「わからねェよ。
 お前の言うコト、いつもわからない。」

「でも、そう決めたならそれでいい。」

 一緒にログアウト、について。
 “押さねえよ”、と呆れが漏れた。

「お前の台本がどうであれ、何を言おうが。
 今出来る限りの事をやったならそれは受け入れる。

 ……“今度こそ”俺は受け入れる。
 後悔しないようにな。」

だから、貴方の呟きが聞こえようが聞こえなかろうが、
手を握り締めてこう告げるのだ。“あの時”と同じ様に。

「絶対に助ける。待っててくれ、沙羅。」

貴方が演じなくても、信じても信じなくても、
何をしようと理想のエンドロールは訪れるのだと。
『名月 廉』は『夢見路 沙羅』を信じ続けるだろう。
(539) 2021/05/04(Tue) 21:58:32
キファは、ログアウトした。
(a175) 2021/05/04(Tue) 21:58:51

【赤】 星集め サダル

 
Goodbye you won't meet forever


『【スクリプト】が介入する世界はここまでです
 皆さん本当に、お疲れ様でした。
 この窓から観る舞台は最高でした。
 同時に役者サダルを殺してくれてありがとう
 素晴らしい演技でした。
 
 皆様のご活躍及び、
 またこの世界を覗けることを望んでいます』
(*4) 2021/05/04(Tue) 21:58:51

【置】 兎系 ニア

>>G59
 それから、やりたいこと。
 もうひとつのメール。現実の彼に送る言葉。

『紫藤へ。仁愛よ。戻ってきたわ。
 謝りに行くから、迎えに来てちょうだい』

      
ニア

【ソロール:仁愛 完】
(L9) 2021/05/04(Tue) 21:59:05
公開: 2021/05/04(Tue) 22:00:00
ハマルは、約束を果たす。
(a176) 2021/05/04(Tue) 21:59:12

シトゥラは、ログアウトした。
(a177) 2021/05/04(Tue) 21:59:22

【人】 壊れた時報 キュー

【イベント:『壊れた時報』の直し方/エピローグ】

 
/*
 

 
こうして彼は、
 
 
『壊れた時報』と『もうひとり』とで
 
 
“キュー”になりました。
 

 
『壊れた時報』が
 
 
言葉をあべこべにする必要はもうありません。
 

 
キューがウソツキだった事実も
 
 
彼と“貴方”以外は忘れてしまいました。
 

 
ですが、彼は“駒鳥達の夢”を無かった事にはしたくありません。
 

 
──だから、これだけはこのまま。
 
 
(540) 2021/05/04(Tue) 21:59:33
ゲイザーは、ログアウトした。
(a178) 2021/05/04(Tue) 21:59:36

【人】 壊れた時報 キュー


「カンカンカーン!! カンカンカーン!!」


 「
おやつのジカン
でし!!!」


(541) 2021/05/04(Tue) 21:59:36
キューは、夕餉の時間に触れ回った。
(a179) 2021/05/04(Tue) 21:59:42

サダルは、ログアウトしたログアウトした
(a180) 2021/05/04(Tue) 21:59:50

ブラキウムは、みんなを見送ります。
(a181) 2021/05/04(Tue) 21:59:51

【人】 星集め サダル


「……
いっっっっ
、った、た……?
 ここは……身体いっっっったい!!?!?
 なんで、こんなことに――――――」


「……あれ、誰と、自分は"話をしていた"?」


救急車の音が鳴り響く。
駆けつける声。
鳴り止まない着信音。
SNSに鳴るフレンド登録。

誰かの記憶。
誰かとの台本。
そして、感情に――――

「―――そういう台本?」

世界はそうして繋がった
(542) 2021/05/04(Tue) 22:00:00
 




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1回 残 たくさん

新規〇置きレス

シトゥラ(4d)
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またね

サダル(5d)
54回 残 たくさん

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カウス(6d)
58回 残 たくさん

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キュー(7d)
30回 残 たくさん

置き

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レグルス
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