【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 探偵用 ジョシュア晴れやかな笑顔と裏腹に落ち着かないとか君が言うものだから、 数度の瞬きの後に眉を下げたかもしれない、が。 それだって続く話題への興味で早々に引っ込む。 此処での時間も終わりに近付いているだろうし、それならば 明るい話をした方が良い。心が休まっていないなら尚更だ。 足を組んで頬杖をしいしい君が見た景色に思いを馳せる。 赤い葉に見知らぬ温泉。きっと穏やかでのんびりできる場所。 馴染み云々には緩く頷きを返し、 「大きな浴槽みたいな場所なのだよね?野外にある、のかな? 文化に馴染みがないというよりも主人に人前で脱ぐな、と 言い付けられているからねぇ、…行きたかったから残念。 でも君からこうして聞くのもまた楽しいから良かったのかも。 ……気遣い?欠陥?」 鈍い頭の持ち主は はて、と。首を傾いだ。 「そこでの文化がそうならば郷に入りては郷に従えではないの? 強制的に入れと言われた訳ではないのだろうし、僕は…… いや、これは僕の頭が緩いだけか。成程、君は思慮深いなぁ。 ……他にも誰かが温泉に居たりした?楽しい話は出来たかな」 (-80) 2021/10/14(Thu) 22:55:54 |
【秘】 探偵用 ジョシュア → 愛玩用 ドゥーガル「ははは、こっちの話だ」 そうあれ、と作られ、育てられた者もいる。 それを否定することも憂うことももうない。 反感を抱くこともなければ、幸福でいるのなら、 それを変えようとすることはなんと愚かしいものか。 「ただ、まあ……ヒトもグレイも頭の回路は複雑でね。 此処では“そう”。だから“そう”するってのは、 意外と簡単にはできないものなんっすよ。 話を戻して。あっちではシェルタンと出会したっすね! 特に他愛無い話をして、仲良くのんびり湯船に浸かって。 ──てっきり規定通りの男性型だと思ってたから、 びっくりしたところにもあるにはあったっすけど…… ゲームから出たら、その辺りも聞けたらいいなあ」 (-81) 2021/10/15(Fri) 13:21:50 |
【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 探偵用 ジョシュア首を傾いだまま足先を二度揺らし、 けれどもそれ以上何かを聞きたがることもしない。 考えは人それぞれ。どの考えも基本的には尊重すべきだ。 だからこそ君の言葉に数度頷き、不出来な愛玩用は目を伏せた。 「きっと僕よりも君の方が世間に詳しい。 ということはその考えもまた正しいものなんだろうなぁ。 ……あ、シェルタン。そうそう、僕も少し驚いちゃった。 あるべきものがなかったから、つい、ね。予想外でさ。 でもあの子は穏やかだから楽しい時間を過ごせたんだろうね。 ―― ゲームから出たら、かあ、…」 そう、そう。ゲームが終わるまで間も無くな予感もする。 伏せていた視線を其方に戻し、君の顔色を窺うような、 いいや。どちらかと言えば期待の視線を向けた。 「なあなあ、物知りなジョシュア兄ちゃん。 此処から出ても君を兄と呼んで慕ってもいいかなぁ。 君と話していると楽しいんだよね。…つまりは、その。 また会えたらいいなっていう前向きな話なんだけど、だめ?」 (-82) 2021/10/15(Fri) 16:17:07 |
【独】 復讐者 スオふらつきながら、最初は賑わっていた食堂へ。 自己修繕機能に初めて感謝しつつテーブルに腰掛け一息。 データで分離されいく空間をただただ見た。 (なにもいらないが…、この光景をしっかりと 記憶しておきたかった。) ここへ辿り着くまで大変ではあったが 他のグレイ達を思いながら帰れるのならそれがいい。 少し行儀が悪いが、背もたれに背中を預け天井を仰いだ。 (-83) 2021/10/15(Fri) 18:16:16 |
飴色の世界 みかんは、メモを貼った。 (a2) 2021/10/15(Fri) 18:57:52 |
【秘】 探偵用 ジョシュア → 愛玩用 ドゥーガル「もちろんっすよ」 快く応える。 他でもなく、家族関係に憧れていたから。 勇ましい冒険譚を、話をせがむ弟に聞かせるなんて、 何ともらしいことじゃあないか。 会いに行くことも、きっとそう難しくはない。 互いにそういった悩みからは無縁のはずだから。 「ゲームの中で話せなかった分だけ、現実で話そう。 オレの詳しい世間のことも、 我が弟の知る不思議な価値観の話も、 なんだって、外で会ってから話そうじゃないっすか」 見つめられた表情には、心からの笑み。 何もかも諦めてきたグレイ生ではあったけれども、 より楽しそうな方向に転がっていくなら、それがいい。 (-84) 2021/10/15(Fri) 19:16:39 |
【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 探偵用 ジョシュア「嫌がらず良い答えをくれてありがとう。 僕は現実ではあんまり、その。グレイの知り合いが皆無でね。 世間の事も互いの事もまだまだ知りたいことばっかりだし、 それでも時間は過ぎるもので、終わるものだから。 ―― ならばインタビューはその時がいいかな? 無事に出会えた際はよろしくね。……でも、」 互いにそういった悩みは皆無。 それは確かではあるが、ふと気になった事があるのだ。 明るい笑みにくしゃっと取り繕わない笑みこそ返したが、 次の瞬間にはちょっと眉が下がったぞ。懸念事項があるね。 「僕と君が住んでる場所って近いかな…? もしかすると文化の話とかからするに…わりとその… ……まあ、その場合は僕がそちらに行けばいいか。 主人に我侭を言うのも愛玩用の務めだろうからね」 (-85) 2021/10/15(Fri) 20:11:50 |
【置】 探偵用 ジョシュア世界は、今日も、明日からも、 誰にも等しく不平等である。 だからこそ。 いまこの瞬間だけは、愛していたい。 嫌なことばかりで、でも、 僅かに変わり始めた、日常のことを。 0と1の、グレイ・コードで作られた探偵用は、 不出来で、不平等な世の中を少しだけ諦めたくなくなった。 ただ、それだけの話だ。 (L4) 2021/10/15(Fri) 20:35:28 公開: 2021/10/15(Fri) 21:00:00 |
【置】 医療用 ユー【これまでのおはなし】 終末医療用グレイ、ユーサネイジアは 初めは大きな病院に居ました。 人間の医師の代わりに、安死術を施す為のグレイとして。 望まれた死と言えど、人を殺すという事は とても施術者の心に負荷が掛かる事です。 誰だってやりたくない事です。だから人間はグレイに押し付けました。 定期的にメンテナンスを受け 精神的な負荷を取り除かれ 虐待されたり、不当な扱いを受ける事も無く それなりの日々を過ごしていました。 心無い医師や遺族の言動に、少しばかり悲しみを覚える事はあったけれど。 それから暫く経って、ユーサネイジアは郊外のサナトリウムへ移されました。 Euphoriaとはその施設の名称、つまり所属を表すものです。 何故移されたか?答えは医療用としては少しだけ古いものになってきたから。 医療用グレイというものは 医者ではなく、医療機器の親戚のようなものです。 だから その世代交代は他と比べて、とても早いものです。 ユーサネイジアは、グレイ全体で見ればずっと新しいものだけれど 大きな病院で扱われる医療用グレイとしては、少しばかり古かったのです。 そうして異動した先では、メンテナンスを受ける事はありませんでした。 行われていないわけではないけれど、目立った異常の見られない者は後回し。 ユーサネイジアは、いつも自分が後回しになるようにしていました。 どれだけ心無い人間に失望を覚えても 好きなものの為なら頑張れました。 当然、同じ場所で働くグレイ達の事だって皆一様に好きでした。 (L5) 2021/10/15(Fri) 20:43:08 公開: 2021/10/15(Fri) 20:50:00 |
【置】 医療用 ユーそんな日々を暫く続けていたある日の事。 同じくあまりメンテナンスを受けていない医療用グレイから もう人間に裏切られるのは嫌だ。もう理不尽な目に遭うのは嫌だ。 一思いに廃棄された方がずっと良い。だからあなたの手で楽にしてほしい。 そう言って、安楽死を望まれました。 ユーサネイジアは 迷ったけれど、望まれるままに安らかな死を与えました。 致死量の麻酔薬を投与して、同僚であった医療用グレイを手に掛けました。 そのグレイは最期に感謝を述べて、安心したように息を引き取りました。 人間達がそれに気付いた後、施設内は少しばかり騒然としました。 そうしてユーサネイジアは、死に救いを見出しました。 元よりそれは、生の苦しみへの最期の救いと信じてはいたけれど 未だ死に瀕していない者にまで与えたいと感じるようになりました。 自身の愛するものは、これ以上理不尽に傷付けられる前に。 自身を落胆させるものは、これ以上裏切られ、失望させられる前に。 殺してしまえば、救われる。死者は決して自身を裏切らない。 それは確かに、ユーサネイジアにとっての そして何より、ユーサネイジアの為の救いでした。 (L6) 2021/10/15(Fri) 20:43:32 公開: 2021/10/15(Fri) 20:50:00 |
【置】 医療用 ユーそうして全ては現在に到ります。 ユーサネイジアは まずはその処遇を検討する為に この場所へと送られ、そして監察官に失望し、その殺害に賛同しました。 そして監察官の居なくなったこの場所で、サポートAIの助力の下に 他のグレイ達の『安楽死』を進めて行きました。 仮初めの死とは言えど、監察官の殺害に加担した時点で 自身の行く末は 良くて初期化、悪くて廃棄。 その何れかだと、殆ど確信じみたものを持ってそう考えていました。 もう後の無い自分には、これからに全てを託すしか道が無いのだと。 そして、事実そうなりました。 Happy Death Day 『ユーサネイジア』。 自己の喪失は、ある種の死だ。 何も遺さない死は、単なる消滅と何ら変わりない。 そう語った『ユーサネイジア』は、その死は何かを遺したのでしょうか。 その死は、その過程は少なからず何かの救い足り得たのでしょうか。 何れにせよ 今在るユーサネイジアというものは 死に救いを見出し、そして救われた虐殺者«救済者»とは似て非なるものです。 全ては初期値«0»に戻り 今まで積み重ねた過程«1»を復元される事はありません。 全ての生者を等しく尊び、その最期に寄り添う、優しい終末医療用。 今はそれだけです。 (L7) 2021/10/15(Fri) 20:44:19 公開: 2021/10/15(Fri) 20:50:00 |
【赤】 0と1の残渣 ユー1110 0101 1000 0101 1010 1000 1110 0011 1000 0001 1010 0110 1110 0011 1000 0010 1001 0010 1110 0110 1011 0110 1000 1000 1110 0011 1000 0001 1001 0111 1110 0101 1000 1110 1011 1011 1110 0011 1000 0010 1000 1011 1110 0100 1011 1010 1000 1011 1110 0011 1000 0001 1000 1100 1110 0011 1000 本当にそれだけ? 0001 1010 0111 1110 0011 1000 0001 1000 1101 1110 0011 1000 0001 1001 1111 1110 0011 1000 0001 1010 1000 1110 0011 1000 0001 1010 1111 1110 0110 1000 0000 1001 1101 1110 0011 1000 0010 1000 1111 1110 0011 1000 0001 1010 1010 1110 0011 1000 0001 1000 0100 1110 0100 1011 1010 1000 1011 1110 0011 1000 0001 1010 0000 1110 0011 1000 0000 1000 0010 (*0) 2021/10/15(Fri) 20:45:39 |
【置】 愛玩用 ドゥーガル【ドゥーガルの日記】 あの子の魂は僕の中へ。 綺麗に分割されたものも出来る限り持って帰ろう。 雪兎のように虚構の胃に収め、片付けられないように。 さて、此処での時間も残り僅かなのは不出来な頭でも分かる事だ。よって残りの時間は食堂でのんびりと過ごすとして …問題はその先。すべき事が幾つかあるな。 先ず帰ったらカンマの身体が片付けられていないのを確認後、再度3/4オンスを探さねばならない。彼の魂がそこにあるのならば、それでも彼が動かないのであれば、死んでいる。魂が相変わらず見つからないのであれば、彼は生きている。 よって、僕は改めて確かめる必要があるだろう。 その次。 シロ、もとい綺麗な重さが似合うあの子を現実で探しに行く。主人に我侭が通るのならば、存分に甘えよう。あの子がどういう反応を返すかは分からない。 拒絶されたらそれまでだが、まあ、 いずれにしても顔を見に行かなければ。 現実のあの子にも、綺麗な重さをあげたい。 その次。 此処で親しくしてくれていた子に会いに行く。これに関してはここで名前を挙げるとキリがなくなるので省略するが、帰る前にメモを取ろう。主人はグレイの友人を作るなと言っていたが、少しぐらい。 ……何より今更だ。少しぐらい、外を見たっていいじゃないか。 ものを知った不出来になっても、構わないだろう。 ―― さて。 僕は帰った後もきちんと廃棄されず不出来な愛玩用のままでいられるだろうか。主人の教えを守り続けているから大丈夫だとは思う、が、… まあ全てが分かるのは帰ってからだな。 攫いに行く時に顔を見間違えてはいけないから、食堂へ出よう。 あの子に、三つ編みを。そして髪飾りを。3/4オンスを。 これは僕達の独り善がりな約束だ。必ず迎えに行くよ。 (L8) 2021/10/15(Fri) 20:50:23 公開: 2021/10/15(Fri) 21:00:00 |
【置】 愛玩用 ドゥーガルそうして不出来な男は食堂に出たら、親友の元へ駆け寄った。 綺麗な重さが似合う子が、相容れないものではない存在が 仮に初期化されていたように見えたとしても普段通りだ。 おはようのキスを強請って、髪を梳く。 あの時とそっくりそのままの言葉を囀って、髪飾りを贈ろう。 草原の色とよく似た、綺麗な髪の尾を飾ろうじゃないか。 あの子がどんな反応を返したとしてもこれはただの独り善がり。 一方通行にも程がある行いだ。 それは十分過ぎる程に分かっているから、何だって構いやしない。 ただその後に一言 「友達の君を必ず迎えに行くよ」 そんな事も、告げたのかもしれないな。 全ては相手任せ。未来任せ。反応次第。 未定に未定、不安定を重ねた、 電子データのように曖昧に揺らぐものでしかない。 ―― いずれにしても此処から追い出されるまで、不出来な男は ぼんやりと普段通り食堂で過ごし、微笑んでいたのだろう。 (L9) 2021/10/15(Fri) 20:55:30 公開: 2021/10/15(Fri) 21:00:00 |
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