それはね。
　
　

　

　─────え？　なーんにも言ってませんよぅ！
　わたし、うさぎ！　ただのかよわいうさぎですよぉ。

　
　

　　

　　　　　　　...なーんって、ね！


[>>6からりと空気を変えるようにも呟くと
ぺちぺちと気合いを入れる為か頬を叩いてはにっこり笑い。
それから楽屋の片隅でふう、と息を吐き下ろすのでした。

─────時折ちらちらと、みんなのほうを窺います...。]

　

[　>>13どうやらうさぎは視線を感じたようでした。
　ササッ.....と布を被ると、

　ちら。
　ちら。ちら。

　じぃー....っと眺めております。]

　
　

[　たとえ。それが一瞥程度のものであろうとも、
　うさぎは見ているのです............。
　
　
　

　　　.....あっ、えっと....　わたしの、ですかぁ....？
　

[とは言え、声を掛けられば呟きなどなにもなかったかのように
見掛けどおりの少女のようにおどおどとしたふうに
布を掴んでぎゅ....っとちいさくなってしまうのでした。]


　　　　　　　　　　それは──────。

　

　




　うさぎ.......いえ、その少女は布地の下で
　小さくなったフリをしたまま、
　よく見ると仮面のような笑みを貼り付けているのでした...。]*