俺もそう思う

　　……伝えるべき人には
　　なに一つ伝えられずに終わったからな

　　それが正しいと思ってた


［　言わぬが花。言わぬなら墓場まで>>56>>57
　　その花を持っていくつもりであったが
　　どうやら俺には墓がないようで。
　　亡骸さえも残っているかどうか……。






　
　

　　　光？　

　　　俺はそんな綺麗な存在じゃねーぞ


　

　　　
　　　照らしていきたいと思っていることは
　　　間違いじゃない


［　そう、あの時の言葉は俺の本心だ。
　　けれど同時にこの時から考えていたこともある。


　

　 ─　『　MiraggiO　』　─


［　開店準備としてカイルが掃除用具を準備すれば>>79
　　カイルの頭を撫でながら一緒に掃除を手伝い。




　　ユスターシュとマスターの会話に>>92
　　物言わず水を置いたりして。

　　
　

［　床を磨き、机と椅子を整え、
　　ピカピカにするのは難しくとも
　　丁寧に拭けばほら、見栄えはよくなるだろ？

　　夜に向けて料理の下準備も必要だよな。
　　海鮮に加えて東洋風の料理もできるとあれば
　　俺は手伝いに徹した方がいいかと
　　料理長のサポートは万全だ。
　　何せ開店を楽しみにしているのだ>>79>>80
　　開店したらお客さんとの会話を楽しんでもらいたい。





　

　

　　　





　

　　　


　
　

　［　10年前、どこに行けばいいかわからなかった。

　― 回想：母のレシピ ―


　　　母さんの……遺した



［　もうこれには耐えられるわけもなく
　　目から大量に流れるものを
　　堰き止めるものはない。

　　これが泣かずにいられるか？　　］


　　　これはだ
　　　男が泣くのは大切な人を亡くした時だ

　　　

［　止まらなくなった洪水の波は
　　まだまだ止まることもなく
　　心の汗を流しすぎて
　　若干見苦しいものを見せてるかもしれないが。　］
　
　

　　　なあ、坊主は泣いたか？
　　　悲しい時には泣いていいんだ
　　　泣きたい時は俺の胸を貸してやるから


　　　一人で泣くより全然良い
　　　行き場のない感情をぶつけたくなったら
　　　俺にタックルしてもいいからな

　　　　　
［　今泣いても良いぞ？と腕を広げて見せるが




　　そんな謳い文句もつけてみるが効果はどうだったか。


　

　　　　
　　　その、母さんのレシピはもう食べたのか？
　　　父親が作ってくれたりしたか？
　　
　　　自分で作るのもいいけどよ
　　　大切な人が出来たら作ってもらうといい


　　　自分以外の愛情のこもった料理に
　　　母親の愛も込められた二つとない料理を
　　　味わえるんだぜ？
　　　レシピを遺してくれた母親に感謝だな



　　そのレシピを元に生み出されたカイルの料理は>>154
　　それこそ家族の味なんだろうなと
　　心が温かくなるものだった。

　　　料理を教えてほしいとは言ったけどよ
　　　その母親のレシピはお前だけのもんさ
　　　大切にしろよ


［　俺のような者が触れることの許されない
　　愛のレシピってやつだな。


　
　

　　　おう、俺も料理を教わるのは
　　　初めてだわ
　　　初めまして同士だな


［　なんて笑えば次の言葉には驚いて。　］


　　　俺か？
　　　そうだなァ、レシピを増やす点では
　　　いいかもしれねぇな

　　　ついでに美味しくなるにはどうすればいいかも
　　　考えながらやったらより良い者が出来るかもな

　

［　料理の道は奥が深いからな
　　ユスターシュの揚げ物もいい味だった>>128
　　酒のつまみも作るのが上手だった。　］


　　　こっちはワインに合いそうだな


　　
［　ゆっくりと咀嚼しながら頭で味付けを考える。



　　　クセになる良い味だな
　　　これは好きなヤツ多いんじゃね？


［　俺に出来ない味だったのもあるし
　　何よりしっかりと料理に気持ちが込められている。
　　そんなことをこの料理からは読み取れた。　］
　　
　

　 ─　押し花　─


　　　そうか、坊主に喜ばれて
　　　俺も、この花も嬉しいぜ


［　照れたように目を逸らす。


　　押し花のカードの額を眺めれば>>157


　　掃除の時は埃のないように綺麗にした。


　

─　冒険譚の話　─


［　ドラゴンといえば>>158
　　その強さから畏怖の対象ではあるが
　　気高く強さと兼ね備えるに値する
　　賢さもあり、誇り高き生き物だ。

　　シードラゴンの話を聞けば
　　童心に返ったような、
　　それこそカイルと同じように
　　楽しそうに反応する。


　　ユニコーンか？


　　ペガサスの話もカイルから出れば


　

［　カイルの話は船旅ならではの話が多く>>160
　　今度はこちらが新鮮な顔を向けるだろう。

　　楽しかったことには笑顔になり
　　大変なことには少し苦い顔をしたり
　　なんだかんだ顔で反応してしまう


　　人魚の海域の神秘的な空間の話は
　　想像し難く、行けたらどんなによかったかと
　　少しばかり悔しくも思ったな。



　

　　　なあ、流れ星のお願い事ってさ
　　　三回言うのはみんな知ってるけど

　　　しっかり自分の所在地も言わないと
　　　願いが届かないみたいだぜ？
　　　船旅じゃあ星も届けるの大変だったかもな

　　　今でも星は見えるだろ？

　　　まだ願い事があるのなら
　　　今度はしっかり此処の住所も伝えて
　　　届けてもらおうぜ


［　果たしてカイルが願い事をしたのかどうか。
　　それでも夜空を見ていたら流れ星を
　　探すようになったのはカイルに教えるためだろうな。



　

　

　

　

［　彼が声を掛ければ>>201
　　二つ返事で了承するだろうな。


　　有名人が好きなアイツは
　　喜んでユスターシュの隣に並ぶだろう。　］


　　　金ならある
　　　アンタは報酬分の働きをしてくれれば
　　　それでいい
　　　よろしくな


［　サポート役の魔法使いは
　　トドメを刺したいアイツにとっては
　　とても相性が良かっただろうな。


　　その横で情報通りではあるけれど
　　強さは予想以上だったなと冷静に分析をしていた。


　

［　そういや料理や雑用も自身の売り文句にしていたが
　　料理も雑用も俺の仕事だった。

　　だから手伝いなら歓迎……ではあったけれど
　　きっとうざいくらいに構われて
　　それどころではなかったかもな。




　

　　毎回のクエスト毎に報酬を出し、
　　クエスト報酬も分配性で上乗せだ。　］


　　　アンタがお金を稼ぐのは何の為だ？
　　　冒険者になったその目的は……

　　　生きるためだけとは思わなかったから

　　　単なる興味だ
　　　言いたくなければいい


［　報酬を渡した時に気になって聞いたことがあった。
　　その頃にはユスターシュへの警戒は解いていた。
　　だから興味が出た。それだけのこと。




　

　　 ─　半年前『　MiraggiO　』　─





　　再会は突然ってな>>202
　　でも俺はこんな再会は望んでいなかった>>93

　
　

　　　なあ、アンタ