人狼物語 三日月国


251 【身内村】on a Snowy Day

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視点:


プロローグ

【人】 野良猫 クロ

にゃーん
(0) 2024/03/07(Thu) 8:26:29
村の設定が変更されました。

到着:オーナー 敷島

【人】 オーナー 敷島

 
[庭先に置いた発泡スチロール製の猫ハウス。
 その近くに屈み3枚の餌皿を並べる。]


  シロ、クロ、ダイダイ
  どうぞ、召し上がれ


[中から出て来た3匹はそれぞれ
 便宜的に毛色で呼んでいる。
 飼い猫ではなく所謂地域猫というものだ。
 如何に野良猫と言えどこの雪の中では凍えてしまう。
 敷地内に温かな居場所を提供するのは
 この辺りにおいて何も珍しい話ではなかった。]


  ふふ……ゆっくりお食べ


[男は口元に微笑を浮かべて3匹の様子を暫く眺めていた。
 食べ終わり別の"あったかスポット"を目指す頃には
 頬や鼻がすっかりと赤く色づいていた。]
 
(1) 2024/03/07(Thu) 18:51:20

【人】 オーナー 敷島

 
[皿を重ねて引き返す先の自宅はペンションを兼ねている。
 少ししたら朝食の時間であるから支度をしないと。

 とは言え朝は簡単なものだからそう手間ではない。

 手を良く洗いエプロンをつけ厨房に立つ。]


  おはようございます
  部屋は寒くなかったですか?


[トーストとサラダとコーンスープにヨーグルト、
 日替わりの卵料理はスクランブルエッグ。
 起きてきたお客様に挨拶するとともに配膳していく。

 今日はバイトの子がくるのは午後からだが
 前のオーナーから譲り受けて数年、
 一人でも難なくこなせるようになったと思う。
 たった4部屋きりの小さなペンションでも
 最初はそれはもう大変だったのだが。]
 
(2) 2024/03/07(Thu) 18:52:07

【人】 オーナー 敷島

 
[安さと小さいが掛け流しの温泉が売りの宿だ。
 今日は宿泊は何組だったか、
 連泊の部屋は清掃が必要だったか、
 頭の中で数えながら食後の珈琲を挽く。
 飲み物は選択制で希望者には紅茶を出している。
 ちょうど、シーズン前に行った海外旅行では
 土産として良い茶葉を買ってきていた。
 卵を焼いた時のバターの香りに苦さと甘さが混じる。
 窓の外は一面真っ白く染まっていた。**]
 
(3) 2024/03/07(Thu) 18:54:43
到着:小説家 月代

【人】 小説家 月代


おはよう諸君!いい朝だね!

……と、今はマスターだけか。

[太陽は暫くすれば天頂に至る時刻。
男は落胆の様子。
髪の寝癖を気にして、チョイチョイと耳にかける仕草で部屋を見渡した。]


朝食の時間は過ぎてしまったかな?

時間は聞いていたのだけど起きられなかった。
すまなかったね。
お水頂いても?

[謝罪の言葉に、しかし悪びれるふうでは無い。
椅子に腰掛けながら片手を上げて催促する様子は、ともすれば横柄に見えそうな物である。]

いや、それにしてもマスター。
敷島さんと言っていたね。
静かで良いところだ、よく眠れたよ。
(4) 2024/03/09(Sat) 2:07:14

【人】 オーナー 敷島

 
[連泊のお客様は1組だけで朝は姿が見えず。
 まだ寝ていられる可能性を見て
 全ての部屋の清掃は後回しにした。
 寝ているなら静かにしてゆっくり休んでいただきたい。
 とは言え午後には取り掛からないと間に合わないのだが。

 フロントで宿泊予約の確認をし
 玄関周りの掃除を済ませ
 再び厨房に戻ってきて食材の在庫を確認していると
 そのお客様が食堂にいらっしゃった。

 もうすぐ昼なのに"良い朝"と言うから相好も崩れる。
 四角くくり抜かれた壁越しに会釈した。]


  おはようございます月代様
  いえ、朝食は無料のサービスですから構いませんよ
  少々お待ち下さいね

  
[水差しからグラスにミネラルウォーターを注ぎ
 シルバーのトレイに載せると
 厨房の暖簾をくぐって食堂側へ出た。]
 
(5) 2024/03/09(Sat) 9:47:48

【人】 オーナー 敷島

 
[コトリ、彼の前にグラスを置く指が微かに震えて
 水に波紋が広がってしまう。
 失礼、と一言いい、粗相をした手を
 もう一方の手でトレイごと握り締めた。]


  それは良かったです

  ……もし簡単なものでよろしければ
  食事をお出ししますが?
  私も何かお腹に入れようと思っていましたので


[12、3分も歩けば観光の要である湯畑があり
 そこを中心に立派な宿も食事処も沢山ある。
 自分が提供できるのは賄い程度のクオリティゆえ
 積極的には勧めまいが。
 宿帳の記載より時折幼く見える気のする彼には
 つい構ってあげたくなるようなものがある。**]
 
(6) 2024/03/09(Sat) 9:48:26

【人】 小説家 月代

いや…………。
そうだね、貰おうかな。
少なめで結構だよ、朝は食べられない方なんだ。

[台所へ向かう後ろ姿を見送り、グラスに手をのばす。
氷がないのがありがたかった。
あまり冷たいと胃に染みる。
二十代の頃はもう少し色々な物を食べられていた気もするのだが、知人に言わせればそうでも無いと返ってきそう。
軽く口を湿らす程度に水を含んで、机に戻し、数秒を置いてまた口元へグラスを運ぶことを繰り返していた。

月代がこのペンションに訪れたのは、昨日の夕方頃だった。
連れ合いもなく、荷物もショルダーバッグ1つで、1週間の宿泊予約をとっている。
軽い利用説明を受け、ちょうど食堂で団欒していた女性客に観光地について尋ねるなどして過ごしたあと、部屋に入ってそれきりであった。]
(7) 2024/03/09(Sat) 15:17:08

【人】 小説家 月代

[それから昼近くまで部屋に篭り、今に至る。

敷島が戻ってくる頃にも、グラスの水は殆ど減っていなかった。
どうせなら一緒に朝食にしようと月代は提案し、向かいの席を指した。]

もし良ければ?
1人で食べるとつまらないだろ、お互い。

あなたの話を聞かせてくれ。
ほら、昨日言っただろう。
僕は取材旅行でここに来ているんだ。
何かネタになる事を、成らなくても思い出になる話をおくれ。*
(8) 2024/03/09(Sat) 15:19:02

【人】 オーナー 敷島

 

  畏まりました
  すぐ用意しますね


[厨房に入り手早くパングラタンと
 サラダとコーンスープを作る。
 賄いなので殆ど朝食の残り物である。
 自分にとっては昼食、彼にとっては朝食の、
 少なめの一人分をトレイに載せて席へ運んだ。

 すると相席を提案される。
 そちらは何の不都合もないが。]


  私の話、ですか
  そうですねえ…………


[小説家先生に聞かせられるような話──、
 何かあっただろうか?
 厨房から己の分の食事を運んできて向かいの席につく。]
 
(9) 2024/03/09(Sat) 18:30:51

【人】 オーナー 敷島

 

  あ、お熱いのでお気をつけて
  うぅん……
  取材って緊張しますね


[困り顔でフォークでサラダを口に運ぶ。
 地元紙に宿のことで取材を受けることはあるが
 自分自身のことを聞かれるのは中々ないので
 お茶を濁してしまう。
 こういうのはもう一人のバイトの子の方が得意だ。
 食器を持ったままの手をテーブルにおろす。
 最近の失敗談を話すことにした。]


  ……先日、イギリスに旅行に行ってきたんです
  あそこはレディーファーストの国ですから
  エレベーターでもドアでも必ず女性に先を譲るのが
  マナーなんですけれども

 
(10) 2024/03/09(Sat) 18:31:45

【人】 オーナー 敷島

 

  土産店で買い物して店を出る時
  女性とタイミングが被ったので
  ドアを開けて譲ったんです

  それが団体客さんだったようで
  後ろに二十名ほど続かれて……

  皆さんお礼を言って下さるから
  全く悪い気分ではなかったんですけど
  ずっとドアを開けていた自分は
  狙いのバスに乗り遅れて
  次を1時間待ちました


[こんな話でもよかったんだろうか。
 反応を伺いつつ、質問する。]


  失礼ですが月代様は
  どの様な小説を書かれているんですか?


[小説は久しく読んでおらず。
 恋愛なら余りに役に立てないなどと考えながら。**]
 
(11) 2024/03/09(Sat) 18:33:50

【人】 小説家 月代

[コーンスープにちびちび口を付けながら、目線のみ敷島に向ける。
面白い話をしてくれ、なんて、きょうび宴会でも言われないセンスの無い無茶振りだ。

でもまぁ、客の立場であれば許されよう。
そんな考えの横柄さを隠しもせず、ほう、と梟のような相槌を返していたが、オチに声をあげて笑った。]

あなたは、いささかお人好しが過ぎるな!
根が“良い子”なんだろうね、大変だったなぁ。


[押し殺す気のないクスクス笑いの尾を引きながら、水を向けられた己の話をしようと口を開いた。]

僕?
僕が書くのは官能小説だよ。

興味があればサイン付きでお譲りしようか?*
(12) 2024/03/09(Sat) 20:35:00

【人】 オーナー 敷島

 
[話はお気に召した様で
 笑い声を聞きながらホッと息を吐いた。]


  良い子。そうなんでしょうかね


[作品を存じ上げないことを
 申し訳なく感じつつ質問をしたが
 こんな機会でもなければ一生触れることの
 なかっただろうジャンルの作家先生であった。]


  官能小説ですか
  私のような一知半解の者が
  頂いても宜しいのでしたら、是非


[提案を有り難く受け入れた。]
 
(13) 2024/03/09(Sat) 23:26:18

【人】 オーナー 敷島

 

  少し意外でした
  てっきりミステリーか何かかと


[尤も雪に閉ざされたペンションで殺人事件──、
 なんていうのはとうに時代遅れなのかも知れない。]


  その道を志したきっかけとか……あるんですか?**

 
(14) 2024/03/09(Sat) 23:26:26

【人】 小説家 月代

ふむ…

[パチクリと目を瞬かせた。
もっと面白がって食い付いてきたり、ちょっと気まずそうにしたり、そう言う反応があるかと思っていたもので、このようなフラットな反応は想定外である。]


冗談だ、ちょっと揶揄おうと思ったんだけどね。
僕の冗談はあまりウケ無い。
一応これ、身内だと面白がられるんだけど、ごめんね。


本当は怪異小説さ。
それに自分の本を持ち歩いたりもしていない。

[両手を上げて大袈裟なポーズを取る。
悪かった、の意味も込めて。]



でもミステリーとはなかなか鋭いんじゃ無いかな?
事件が起きて、それを解決する為に役者が動くのは一緒だ。
超自然的か科学に基づくかの違いしかないからね。
(15) 2024/03/10(Sun) 2:01:12

【人】 小説家 月代

大した事があったわけじゃないけれどね。

学生の頃、地元の伝承をモチーフにした怪異譚を、お遊びで投稿したら賞が貰えてね。
その出版社から何冊か単行本を出して、…その後はつまらないオカルト雑誌のコラムみたいなのを書いているよ。


[表紙に僕の名前が付いた本なんて、暫く本屋に並んで居ないもの。
これで怪異小説家だ、と言って良いものなのかな。

とは、思うにとどめる。]


で、そのコラムのネタ探しに来たってわけ。

人気のない湖畔とか、使われてないトンネルとか、そう言うヤツさ。*
(16) 2024/03/10(Sun) 2:02:49

【人】 オーナー 敷島

 

  えっ冗談?
  それは失礼しました……
  空気が読めないとよく言われるんです


[職業に貴賤なし。
 大袈裟に反応することは性産業を軽んじている
 かに見えそうで控えたのが実情であったが
 己は揶揄われていたそうだ。
 ぽりぽりと頬を掻いた。
 彼が真に手がけるジャンルを聞く。]


  残念です


[持ち歩いてはいないらしく、肩を落とした。
 怪異小説であればロビーにも置きやすく……、
 単純に、青年が認める物語を読んでみたかった。]
 
(17) 2024/03/10(Sun) 9:07:17

【人】 オーナー 敷島

 

  いやいや大したことですよ
  賞を貰う才能も
  それを仕事にして続けることも
  誰にでも出来ることじゃない
  ご立派です


[出版業界が斜陽産業であるとは度々話題になる。
 規模が縮小傾向にあるのは事実で
 ライターとあれば更に狭き門だろう。
 素直に賞賛に値する。

 うーんと眉間に細い皺を寄せ
 暫し悩んでから口を開いた。]


  実は私はここに移ってきて浅い余所者なんです
  人気の観光スポットや評判のご飯屋さんなんかには
  明るいんですけども……お役に立たず申し訳ありません


[心当たりがないと告げ謝罪した。]
 
(18) 2024/03/10(Sun) 9:08:12

【人】 オーナー 敷島

 
[謝罪したいことはもう一つ。
 午後の作業があるのでとことわって
 残りの食事を急ぎめに掻き込んだ。
 パングラタンはまだ熱かったが猫舌ではないので。

 一人で食べるのはつまらないと言っていた彼を
 置いていくのは気が引けたが……。]


  業者が来るもので慌ただしくてすみませんね
  月代様はどうぞごゆっくり召し上がって下さい
  食器は後で片付けますから
  そのまま置いておいてください

  それでは失礼します


[自分のトレイを下げ食堂を去る前
 一度だけ立ち止まった。
 振り返らぬまま忠告を吐き出す声は苦しげに。]
 
(19) 2024/03/10(Sun) 9:09:14

【人】 オーナー 敷島

 

  どうか「104号室」にだけは
  絶対に立ち入らないで下さいね……**


 
(20) 2024/03/10(Sun) 9:09:27

【人】 小説家 月代

[ハッと顔を上げる。
なんとも不可解な台詞を残して、敷島は立ち去ってしまった。]


ほう…見るなのタブーか…
面白い!

[やはり人と話すのは良い、気分が紛れる。

月代は表向き取材旅行としてはいるが、現実逃避が彼の行動の表現として正しい。
生活圏から遠く離れた知らない土地で、知らない人と関わり、一時日常を忘れたかった。]


禁止は立ち入りだけ、なるほど。


[ほとんど残ったままの皿に目をやる。
わざわざ用意してくれた朝食とは言え、完食は難しい。
敷島は置いておくように言っていたが、一度部屋へ持ち帰ろう。]
(21) 2024/03/10(Sun) 21:18:50
到着:??? 癒月

村の設定が変更されました。

【人】 小説家 月代

[なんとか空にしたコーンスープの器以外を割り当てられた部屋のテーブルに運び、息を吐く。]

どうしたものかな。
禁止事項を破って宿泊拒否されても困ってしまう。
まぁ……どうとでもなるが。
いざとなれば。

[逡巡は一瞬。
とりあえずは向かってみようと部屋を後にする。

月代の部屋は、104号室の2つ手前の102号室だ。
全体的にどことなく経年を感じさせるペンションであったが、104号室の扉を見ればリフォーム後なのが分かるだろう。]


ここか。


[手を添えればささくれた木肌がざらりと棘を立てた。


  …タスケテ


扉の奥から声が聞こえる。
か細い声だ。
逡巡は無かった。

ドアノブを掴み扉を引く。]

失礼するよ!**
(22) 2024/03/10(Sun) 21:53:24

【人】 オーナー 敷島

 
[ホテルやマンションの部屋番号には
 死や苦しみを連想する忌み数として
 4や9が使われない慣習がある。
 このペンションもそれに則って作られていた。
 だけどいまは104号室が存在する。
 その部屋のことを考えると 頭が 痛くなる。]
 
(23) 2024/03/10(Sun) 22:19:09