人狼物語 三日月国


28 【恋愛RP】星降る宴の必然を【R15】

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視点:人

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【人】 無口な使用人 ジゼル

───…誰か居るのですか…?>>122


(…ぎぇぇ…気づかれました…)


[ とはいえそこに居たのは他でもないノアなのだから小枝を踏んだ音にも、それを踏んだのが私なのにも、気付かないはずはないわよね、と思い直して、おずおずと二人の前に顔を出す。


(ごっ…ごめんなさい…決して盗み聞きしていたわけではないの…
あんまり素敵な空気だったから…)


  
お邪魔してしまって、ごめんなさい



言いたいことが沢山あって、でも振り絞った声でそれだけをなんとか二人に伝えた。


同い年で、数少ない友人のノアには、きっと聞きとってもらえているだろうけど。
男性の耳には届いただろうか。
(123) 2020/05/12(Tue) 16:55:53
(a42) 2020/05/12(Tue) 17:04:40

機関設計士 スタンレーは、メモを貼った。
(a43) 2020/05/12(Tue) 17:21:15

【人】 機関設計士 スタンレー

ー広場にて:マチー
>>114 マチ
[ふと、煌びやかな光を感じて、目線をそちらに向ける。
踊り子の衣装を着た、マチと目が合った。彼女が身に纏う装飾に街の灯りが反射したのだろうか、彼女がとても輝いて見える。]


「マチ!久しぶりだな!」

[遠くのマチに声をかけ、おいでおいでをする。そして、ベンチの空いてるスペースをぽむぽむと叩き、「座らないか?」というジェスチャーをした。]
*
(124) 2020/05/12(Tue) 17:29:25

【人】 調香師見習い ノア

[呼びかけに大樹に隠れていた影がそろりと動く。>>123
同時にふわりと漂うこの香りに私は表情を緩めた。]


ぁ、ジゼルさん…?


[霞んでいる影に近づくように歩みを進める。
彼女は普段から、会話をするということは苦手なようで、
振り絞るように発する二言三言も消えそうにか細い。
だから私は、彼女の空気から
彼女の“言葉”を“聞く”ようにしていた。]


…?
邪魔ってどうして?
なぜ謝るの?


[傍まで行けば、わからないという風に首を傾げる。*]
(125) 2020/05/12(Tue) 18:30:27
駄菓子屋の孫 ユキムラは、メモを貼った。
(a44) 2020/05/12(Tue) 18:32:59

【人】 星読博士見習 ハニエル

─丘の上にて─

[かの有名なディアス・レオンハルトの弟子であるノア。
ハニエルがそれに驚嘆すると、
彼女は謙遜するように両手を振ってみせた。>>93

丘の上に儚げに佇んでいたノア。
腕を上げて空を掴むその姿はどこか儚げで、
てっきりこの世を諦観しているものだと思っていた。

しかし、師匠や調香師の話をしている彼女は、
実に楽しそうだ。

話を聞くに、調香師というのは単に香を作るだけではなく、薬理や法に通ずる者もいるという。

目の見えない彼女は一体どうやって知識を蓄えているのだろう。]
(126) 2020/05/12(Tue) 18:36:30

【人】 星読博士見習 ハニエル

[ふいに、彼女が顔を寄せてくるという一幕も。>>94
ハニエルは咄嗟に身を堅くしたが、
彼女の方は無意識だったようだ。

きっと、香りというものに興味津々なのだろう。
ハニエルはそう考えた。]


あ、やっぱり香焚いてたのバレちゃいました。
5日前になりますが、さすが鋭いですね。

伽羅という香です。東南の地で採れるので、ここでは珍しいでしょう。


[二人の間には、こんなやり取りもあっただろうか]
(127) 2020/05/12(Tue) 18:37:43

【人】 星読博士見習 ハニエル

[香も、星も、どちらも手で触れる事はできない。

それでも、掴めないものを掴もうとしてもがく姿は、調香師も星読みも同じなのではないか。

ハニエルはそう感じた。]>>95


(ノアさんはきっと、諦めてなんかないんですよ。
きっと僕と同じように、掴めないもの…神秘的で美しいものに対する憧れが強くて。

それだけに、距離を感じてしまうんじゃないかな。

知りたいという思いが、人よりも強いから。
孤独、なのでしょう…。)


[彼女にこう伝えたくて仕方がなかった。
しかし、思いとどまる。
我ながらくさい台詞だ。

彼女といると何故か、心の内を曝け出したくなる。
でも不思議と悪い心地はしなかった]
(128) 2020/05/12(Tue) 18:39:40

【人】 星読博士見習 ハニエル

[彼女は、星について「教えてほしい」と言った。>>96]

僕はずっと南の小国から留学に来たんです。
長い船旅だったから、ずっと星を目印にしてここへ来たんですよ。

星は、時間とともに天球上を動くものです。
でも一つだけ、全く動かない星があって。

世の航海士は、たとえ四方を海に囲まれても、その星があるおかげで旅をすることができるのですよ。

ノアさんがこの国に来たのも、もしかしたら、その星のおかげかも知れません。
(129) 2020/05/12(Tue) 18:39:59

【人】 星読博士見習 ハニエル

そういえば、ノアさんのご出身はどちらでしょう。

[そう問いかけようとしたその時──

パキン!


枝の折れる音?>>120
振り向けば、大木の影に別の女性の姿が。

落ち着きのある服、クールな顔つき。
一見冷静そうな雰囲気のその女性は、今はかなりバツが悪そうだ。>>123

「お邪魔してしまって、ごめんなさい」

そう謝る彼女に、ノアと一緒にいたことであらぬ誤解をさせたのではないかと考え、
一人赤面する。

そしてそんな謝罪になぜと訊くノア。>>125
(な、なぜそれを聞いてしまうんだ!) ]
(130) 2020/05/12(Tue) 18:41:20

【人】 星読博士見習 ハニエル

[一人相撲を隠すように、ハニエルは努めて明るい声を出す]


いえいえいえ。あの。
たしかにここ、空気がおいしくて素敵な場所ですよね


僕はハニエルといいます。星読みの見習をしてて。
この方とは、ついさっき知り合っただけで。

お知り合い、ですか?

[そう、目の前の女性に問いかけた。]
(131) 2020/05/12(Tue) 18:42:38
星読博士見習 ハニエルは、メモを貼った。
(a45) 2020/05/12(Tue) 18:47:35

(a46) 2020/05/12(Tue) 18:48:15

【人】 駄菓子屋の孫 ユキムラ

 
−セリアと−


[声をかけると、花売りのお姉さんは
どれにする?と籠をこちらに見せてくれた。>>61
籠の中には可愛らしい花が入っているが、
俺はあいにくそんなに花には詳しくない。]

 オススメの花を、何本か。

[残念ながら、色と形くらいしか区別がつかなかったので
お姉さんに全てを丸投げした。

「お菓子が好きなの?」
と首を傾げ尋ねるお姉さんの視線の先には、
金平糖のつまった小瓶>>39があった。
そういえばおばあちゃんから貰っていたやつだ。]

 あぁ。実家が駄菓子屋でな。
 お客さんに渡す飾りに使う花を買いにきた。

 ……これは花屋さんに渡すつもりだったやつだ

[ほら、と表情を変えぬまま、
袋ごと小瓶をお姉さんに差し出した。]

 甘いお菓子だ。
 疲れたら食べるといい。*
(132) 2020/05/12(Tue) 19:01:51

【人】 無口な使用人 ジゼル


[ ノアは綺麗で、そして不思議な女性だった。


知り合ってしばらくの間、私は彼女の目が不自由なことを案じて、口の動きだけでは見えづらいだろうし、コミュニケーションに難があっては申し訳ないと、なるべく頑張って声を出すようにしていた(後に仲良くなってから、とっても申し訳無さそうに、実はあれあんまり聞こえてなかったの、と言ってきたので思わず吹き出してしまった)


そんな私に、花が開くように微笑んで、無理しなくていいですよ、あなたの空気から、あなたの言葉が読める気がしますから、と言ってくれたのだ。


視覚に足りない力を補うように、他の感覚が鋭い彼女は、私の言わんとすることを全て理解してくれるように感じている。


…信じられないことに鮮明には世界を映していないというその綺麗な瞳で、何故謝るの?なんて、キョトンとして聞いたりして。 ]


 (…二人の時間を邪魔してしまったのだ、と思って…)*
(133) 2020/05/12(Tue) 19:08:10
到着:少女 ルーシュ

【人】 少女 ルーシュ

えぇもう、わかってますわよおばさま!
張り切って探しちゃいますから、わたしも素敵な方と出会うんですから!

[顔見知りの露店の店主ときゃっきゃと乙女然とした会話をする少女。
どうやら彼女も伝統ある祭りのいい伝えに期待をしているようで。

来年の今日には結婚なんてどうなのよ、とからかう店主に、気が早すぎよ!とまた楽しそうにカラコロと笑う]

あ、これ買っていきます、星のネックレス。おばさまも商売上手ね。

[どうやらこの屋台はいい伝えの星飾りを模した小物を売っている店だったよう。
からかい返された店主は、乙女全員に平等に恋の機会を授けているんです。とすました顔で言う]

もう…………あ、ここでつけちゃいますから袋は要らないわ。
ありがとうございます、では他も回ってきますわね。

[露店から離れ、買ったばかりのネックレスを肌身離さず持ち歩いている人形につけて。
さあどこに行こうかしらと歩き始める*]
(134) 2020/05/12(Tue) 19:09:15
少女 ルーシュは、メモを貼った。
(a47) 2020/05/12(Tue) 19:12:48

少女 ルーシュは、メモを貼った。
(a48) 2020/05/12(Tue) 19:13:55

【人】 駄菓子屋の孫 ユキムラ

 
−回想・クレソンと−


[きょろきょろと周りを見ながら入ってきた男は
籠を手に取ると目を輝かせてお菓子を手に取っていく。>>48]

 ……こどもか?

[きっとボソッと呟いた素直な感想は
相手には聞こえなかっただろう。

フレンドリーそうな男は、
いくらか籠に目ぼしいものを詰め込むと
「君は店員さん?」とこちらに話しかけてきた。]

 ……まあな。
 普段は俺のおばあちゃんが店番だが、
 今日はあいにく風邪で俺が店番だ。

[人と話すのはそんなに得意ではないが、
楽しそうにお菓子を選ぶ男に悪い気はしないと思いつつ。]
(135) 2020/05/12(Tue) 19:18:49

【人】 駄菓子屋の孫 ユキムラ


 俺のオススメは「ゆきだんご」だな。
 雪のように白い特製のきびだんごだ。
 俺も小さい頃から食べさせてもらったお気に入りだ

[おすすめを聞かれれば、少し考えて
金平糖の近くに、こっそりと積まれた
白いきびだんごを指差してみせた。]

 試食もできるぞ。食べるか?

[男が望むなら、裏にあるお皿から
一つきびだんごを爪楊枝にさして渡すだろう。]*
(136) 2020/05/12(Tue) 19:21:50
駄菓子屋の孫 ユキムラは、メモを貼った。
(a49) 2020/05/12(Tue) 19:24:25

【人】 調香師見習い ノア


二人の時間って、二人で話していたから?


[言葉のままに受けとり、そこに含まれる意味には
思い至らない。>>133
ナチュラルに他者から見る私をそういう対象として
認識していなかった。]

じゃあ今からはジゼルさんも加わって
三人の時間になれば大丈夫…?
(137) 2020/05/12(Tue) 19:30:01

【人】 調香師見習い ノア

[自分のことを邪魔というジゼルさん。
ハニエルさんはどう思っていたのだろうか。
彼にも不思議そうな顔のまま、
届かない視線を届けようと目を向けた。>>123

彼が赤面していることや動揺していることは
備わった視力と鈍感力のせいで認識出来ていなかった。]


…ジゼルさん、お店のお得意様で友──…


[私がジゼルさんのことを紹介するよりも早く、
彼女へと状況を説明するハニエルさんに口を噤む。

少しでも彼女が、彼とお話出来たらいいなと思ったから。]

だから、星のこと教えて貰ってたの。
ほら、明日からタナバタ祭りだし……

[星の飾りが隠された宝箱。
祭りの間にそれを見つけたひとは運命の人に巡り合う。
あるいは思い人を結ばれる。

このジンクスについては周知の事実だろうか。

助け船のつもりで状況説明に補足を加えて、
後は見守っていた。*]
(138) 2020/05/12(Tue) 19:30:46
ノアは、>>138 安価 誤 >>123 正>>130>>131
(a50) 2020/05/12(Tue) 19:35:59

【人】 無口な使用人 ジゼル


[ 伺い見るように視線を上げた私に、若いその男性は明るい声でハニエル、と丁寧に名乗ってくれた。
私もぺこりと頭を下げる。

自分でも小さいとわかっている声だけれど、ハニエルの耳には届いたようで、ほっと息をついた。

少し落ち着いて、改めて見つめると、ノアはキョトンとしていたけれど、

ハニエルの顔は少し赤くなっているのを見つけて、やっぱりお邪魔だったのだなぁと改めてバツの悪い思いがする。


ノアに良い人がいると言う話は聞いたことがなかったけれど、穏やかで誰にでも優しくて、美しい彼女なのだから、思いを寄せている人が一人や二人いたってなにも驚いたりしないけどね。]*
(139) 2020/05/12(Tue) 19:39:46

【人】 平騎士 バジル・クレソン

─ 回想:ゆきのや ─

[ぼそっと呟かれた言葉は
 勿論お菓子に夢中な男には聞こえていなかった。
 男の心は守られたのだ>>135] 

  え、風邪! 大丈夫?

  ……プリンとかあるかな、
  風邪にはいいって前に聞いた。

[自分に出来ることはないか考えて
 でも出会ったばかりだしお節介かとか。
 お菓子の並びに小さなプリンを見つければ
 それも籠に入れていく。]
(140) 2020/05/12(Tue) 19:57:28

【人】 平騎士 バジル・クレソン


  うわ〜、綺麗なお菓子だな。
  いいの? 食べる!

[渡された「ゆきだんご」>>136
 実はきびだんごというものを食べたことがないから
 どういうものかわからなかったけれど。

 目の前の真っ白なそれを眺めて
 口に持っていけばぱくりと頬張る。

 柔らかく、けれど弾力がある。
 素朴な甘みがなんだか懐かしさを感じさせるような。
 端的に言うと、好みの味だった。]
(141) 2020/05/12(Tue) 19:57:41

【人】 平騎士 バジル・クレソン


[雪のように蕩けていくそれが
 名残惜しいような、
 また食べたいような。

 ついうっとりとした顔で息を吐いた。]

  すごく美味しかった。
  え、美味しい……。

[思わず二度感想を呟く。大事なことなので。

 そしてそのまま積まれたゆきだんごを手に取れば
 そっと籠に入れる。
 購入決定である。]
(142) 2020/05/12(Tue) 19:57:54

【人】 平騎士 バジル・クレソン


[そんなわけで籠を机に置いて、いざ会計だ。
 軽い小山が出来ているお菓子群
 多分結局食べきれなくて同僚に分けるのだろう。]

  美味しいお菓子の紹介ありがとう。
  絶対また買いに来ると思う。

[そんな宣言をしつつ。

 会計が終われば袋から小さなプリンと、
 ……色とりどりの星が入った瓶のお菓子を取り出して。]

  こっちはおばあさんに。
  こっちは、君に。

  食べ慣れてるだろうけど
  出会った記念と、店番お疲れ様、の労り。
  疲れたら甘いものがいいよね。

[普段は店に立たないと言うから
 彼に会える機会は少ないのだろう。
 そう思えばなにかしたいと思うのは、もう性分だ。

 今日一日お疲れ様の労りも込めて。
 笑顔で差し出すが、受け取ってくれるだろうか。*]
(143) 2020/05/12(Tue) 19:58:33

【人】 騎士団第2分隊隊長 スカーレット・アルジャン

−明るい青年と−

暇さえあれば、仕事に打ち込んでいるよ。
勿論、与えられた休みは休みとして過ごしているけれどね。
それに、楽しんで仕事をしているから大変とは、
思ったことがないかもしれない。

[日頃の鍛錬は、やめてはいけない。
かといって、休みに休まないのは良くない。
ゆえに、暇があれば鍛錬に勤しみ、
休みの日は大人しく休む。
休みの日に何をしているのか、よく聞かれる。
愛馬と共に遠出をしたり、買い物をしたり。
一般的な女性とはまた少し趣きは違うが、
休みを休みとして楽しんでいるのだ。>>110
(144) 2020/05/12(Tue) 20:03:15
平騎士 バジル・クレソンは、メモを貼った。
(a51) 2020/05/12(Tue) 20:04:25

【人】 騎士団第2分隊隊長 スカーレット・アルジャン

テールエールデのものか…

[あとで食べよう。
そう決めて、彼女は彼が紹介してくれたものを
覚えていく。店主たちとも仲がいいのか、
目が合えば声をかけている。
すると、先程呟いてしまった一言が
彼の耳にも入ったらしく、
彼女を覗き込むように首を傾げた。>>111
やらかした
。]


何でもないよ。
良き友人をたくさん増やせば、
仕事もなんでもうまくいくってだけ。

[彼女は、笑みを浮かべてなんとか取り繕う。
実際、今だにからかってくる同僚は減った。
減ったも何も、彼女の出世と同時に
先に出世していた友人たちが手を貸してくれ、
過ごしやすい環境を作っただけ。
この青年にも、いつか来るかもしれない、
どちらかだけを選べと迫られる日が。]
(145) 2020/05/12(Tue) 20:04:28

【人】 騎士団第2分隊隊長 スカーレット・アルジャン


それで、目的地はもう直ぐなのかな?


[甘いものはまだあるのだろうか。
疲れた体には甘いものが1番。
目的地を聞いた時はなんと心が踊ったことか。
顔見知りがちらほらと店先に見えるが、
あえて目線で”他人設定”と訴えかけ、
売り子たちの反応が
少しよそよそしかったことを、
となりの彼はしらないだろう。*]
(146) 2020/05/12(Tue) 20:05:13

【人】 詐欺師 アダム



  な、なんとか撒いたみたいね……


[ 肩で息をしながら
  物陰から辺りを見渡し。
  アダムは安堵の息を吐いた。

  男達に囲まれて。>>116
  最初は穏便に済ませる予定だった。
  彼らの不躾な手が、アダムの肌に触れるまでは。

  反射的に足が出た。
  淑女ならそんなことしないのかもしれないが
  アダムは淑女ではないので致し方ない。 ]
 
(147) 2020/05/12(Tue) 20:06:54

【人】 詐欺師 アダム

 
[ しかし残念ながら
  男達はそうは思ってはくれなかったようで。

  運良く?運悪く?
  アダムの蹴りは男のうちの一人の右足と左足の間。
  いわゆる急所を捉えたらしく。

  苦痛、怨嗟、その他諸々。
  負の感情が渦めいた咆哮を前にして
  アダムは脱兎の如く駆け出した。

  なんとか無事に逃げ出せたはいいが、
  走るのに邪魔だからと、
  かかとの高い靴は途中で脱ぎ捨てた。
  長いドレスの裾も豪快に破ったせいで、
  膝上ほどの長さしかない。

  今のアダムの姿は見るも無残な格好をしていた。
  これでは金持ちどころか、
  普通の男だって寄ってこない。 ]
   
(148) 2020/05/12(Tue) 20:07:16

【人】 詐欺師 アダム



  まいったわね。
  ん? ここは……


[ そんなアダムの視界に入ったのは。
  仕立工房ダニエル・ゴードンと書かれた看板。>>108

  仕立て屋なら、今のひどい姿を
  少しはマシにしてくれるのではないかと。
  祈るような気持ちで、戸を叩く。

  もしかしたら店主は不在だったかもしれないが
  果たして。>>109 ]**
 
(149) 2020/05/12(Tue) 20:07:38
詐欺師 アダムは、メモを貼った。
(a52) 2020/05/12(Tue) 20:09:44

【人】 調香師見習い ノア

─ 回想 ─

[ジゼルさんは私が初めて、ひとりで接客した相手。
彼女と知り合った当初は、いつも師匠に後ろに
控えていて貰って、フォローを受けつつの接客だった。

とある日、来店してきた彼女を見て、師匠は
思い付いたように、出掛けてくるからと
私に接客を任せて行ってしまって。

店を出る時にジゼルさんに何やら話をしていったのは
わかったけれど、私は不安と混乱でいっぱいいっぱい
でそれどころじゃなかった。

怖々とジゼルさんに声をかけて、
入用のものを聞き出そうとして、
彼女が私に負けず劣らず
緊張していたことを今でも覚えている。]


……ぁ、あの、良かったら紅茶、どうですか?
立ち話もなんですし、この、
師匠が調合したカモミールティーは
とても香りが良くて落ち着くから……


[この接客時の紅茶出しは、彼女が来るときの定番になった。
師匠も咎めるどころか自ら進んで、茶葉を調合したりして、
『今度はこれを試してみなさい』なんて、
なんだか楽しんでいるみたい。*]
(150) 2020/05/12(Tue) 20:10:11

【人】 平騎士 バジル・クレソン

─ 綺麗なお姉さんと ─

  わー、なんていうんだろう。
  すごくかっこいい姿勢だね、それ。
  充実してるんだなって思う。

[仕事を楽しんでいるから大変だと思わないだとか
 休みをきちんと休むことだとか。
 言葉で言うのは簡単だけど、
 難しい事のように思う>>144
 だって、人間はすぐに欲に負けてしまうから。

 そんな風に生きられたらいいなという
 模範のようだな、って思ったから
 尊敬の眼差しで彼女のことを見た。]
(151) 2020/05/12(Tue) 20:31:03
 




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