はーーーーっはっはっはぁ！よかろう！！
その傲岸、気に入った！！
車を出せぇい！ 門を開けよ！
、いでよ！！

[高らかな宣言と共に、真紅の道が瞬く間に敷かれる。
電子の力であれば、神殿と発信先を繋ぐことなど、造作もないのだ。
そう、www《ﾜｰﾙﾄﾞ·ﾜﾝﾀﾞﾌﾙ·ﾜﾝ》ならね。]

はぁん？
余の背後には、だとぅ？
ふぅむ、アポなしどころか要求までつけてくるとは……

な、なにを言っておる！？

それこそ秘奥も秘奥、余の居城はおいそれと見せれるものではやいわ！！
ばっかものーぅ！
おろかものーぅ！！

[これも内緒！！]

――　ある報告書　――


[「第■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■世界」
　アナベル・■■■■■■■■■■■■■■■■
　聖・フェニックス・スター学園所属
　図書委員長

　上記組織は我が月蝕機関《ﾏﾄﾘｸｽ・ﾑｰﾝ》の目的、
　『より善き世界を育て上げ、より悪しき世界を剪定する』
　に大きく叛逆した行動を多々起こしている。
　彼女はその中心にあると言っても差し支えがない。
　表向きは図書委員長であるが、実のところ■■■■■である。
　生徒たちを指揮し、彼女単体の戦闘能力も非常に高い。
　特に■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■が、
　■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■となり、
　死亡者は(17)^1d100人、戦線復帰不可能な者は[(15)^1d200人、
　発狂した者は14人以上に上る。
　以上のことから、もし彼女と出会った場合は、
　まず撤退行動を起こすことを最優先とするべし]

[そんな報告書が、哀れ水晶と化した月詠人《ｵﾌﾞｻﾞｰﾊﾞｰ》の懐に入っていたかもしれない*]