人狼物語 三日月国


83 【R18】ラブリーナイト・りたーんず!【ペアRP】

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到着: 木峰 夏生

【人】 木峰 夏生


[ キノミネくぅんありがとー、と甘ったるい声が
無機質なオフィスに響く。
その声の持ち主は、声に負けず劣らず甘い香水の匂いと
自身が一番可愛く見える角度を計算し尽くしたように
傾げた小首をおまけにつけて。

するりと髪の一房だけが輪郭を撫でるように流れ落ちて、
それもまた計算済みなのか指で掬い上げて
耳にかけられる様を、こちらも教科書通りの笑顔で
受け止めて応える。 ]
 

  どういたしまして。
  先輩の頼みならいつでも。


[ にぃ、と浮かべた笑みと共に書類を差し出せば紙の下、
偶然というにはあまりにがっつりと指が触れる。 ]
 
(28) yukiyukiyuki 2021/07/01(Thu) 19:42:54

【人】 木峰 夏生



  『キノミネくんさぁ……
   ぼちぼち露骨なアピールに
   反応くれても良くない?』


[ するりと絡め取られる指の先、丁寧に整えられ
塗られ煌めく爪に視線を落として。
眉とともに持ち上げて、嗤う。 ]


  うわ、先輩積極的。
  え、まじすか、誘われてたの?俺。


[ わざとらしく驚いてみせて、こちらからも
指に力を込めて、絡めたまま口元へ運べば
くすくすとまた笑う。

吐息がはっきりとかかるだろうか。 ]
 
(29) yukiyukiyuki 2021/07/01(Thu) 19:45:19

【人】 木峰 夏生



  好きなやつ、居るんすよ俺。


[ 脳裏に過ぎるのはその顔。
綺麗な、頬のカーブ。
こんな、ぎらついた女なんかじゃない。 ]


  ─── ……



[ 絡めたままの指を動かして、
白く小さな掌を自分の口元へ運ぶ。 ]


  俺、奥手なんで。
  告白したりとか、できないんすけどね。
 
(30) yukiyukiyuki 2021/07/01(Thu) 19:46:19

【人】 木峰 夏生


[ ぢゅ、とわざと音を立てて唇を付けた。
多分ブランド物の香水が、甘く、甘く立ち昇り
嗅覚に刺さる。
嗚呼、血の気が引いて眩暈がしそう。 ]


  ……先輩みたいないー女、慰めてくれるなら      
  いつでも歓迎ですよ。
  俺、男も女も、タチもネコも、
  どっちでもなんでもイケるんで。


[ 悪戯っぽく、それでいて挑発的な笑みを
浮かべて告げた。
呆気に取られるかドン引きされるかと思ったが
さすがに百戦錬磨と言うべきか。
ふふ、と笑みを浮かべて先輩はゆっくりと瞬きをする。
睫毛の影が濃く、瞳に落ちて、
それはたしかに、妖艶、ではある。 ]
 
(31) yukiyukiyuki 2021/07/01(Thu) 19:47:10

【人】 木峰 夏生



  『じゃー、フラれたら慰めてあげるね。』


[ するり、と指を解いてひらひらと翻るスカートと共に、
去っていく後ろ姿。
ぶは、と吹き出して、つえぇ、怖えぇ、と呟いた。 ]


  ─── フラれたら、ねぇ。
 
(32) yukiyukiyuki 2021/07/01(Thu) 19:47:51

【人】 木峰 夏生


[ フラれるもなにも。


さっきからポケットで震えるスマホを引っ張りだして、
届いたメールを確認する。
ほんの少し片眉を上げて、画面を凝視して。
内容を理解して頭に入れれば
画面をメッセージアプリに切り替えて。 ]


  『悪りぃ、急用で今日、夜出かける。
   金置いとくから、ちゃんと食えよ。』


[ 送信ボタンを押す。
宛先の名前を、す、と人差し指で軽く撫でた。


─── 海斗。
おれの、おとうとに。 
]**
 

 
(33) yukiyukiyuki 2021/07/01(Thu) 19:49:15

【独】 木峰 夏生

/*
一席頂戴します、ユキと申します
どうぞ宜しくお願い致します!

いきなりなんですけどリカちゃんのパパ、わたしの尊敬する方かなと思うんですけどまじすごい……ってなってます
指輪に肉乗らないように、日々頑張ります……
(-1) yukiyukiyuki 2021/07/01(Thu) 20:01:07

【秘】 木峰 海斗 → 木峰 夏生

[ 俺の願いは、―― 兄のような人に
甘える
こと

  甘えて、素直な気持ちをぶちまけて
  ドロドロになるまで、
めちゃくちゃ
にして欲しい


十数年 貯め込んできた        
甘くて、苦くて、 ドロドロとした   
この兄への想いを、捨て去るために――]
(-2) kasuga_2jp 2021/07/01(Thu) 20:53:29

【人】 木峰 夏生


[ メッセージを送ったとて、いつものように返信はない。
わかってはいるけれど、時折ちらりちらりと
スマホを確認しては、ふ、と息を吐いて。
追撃するみたいに、気持ち悪いうさぎが
ちゅー♡
と唇を突き出す
ふざけたスタンプを送ってやった。

最後にメッセージくれたのって、そういやいつだっけ。
そんなことを一瞬考えたけれど、
確認したところで虚しくなるだけなのは
百も承知なのでやめておこう。

仕事で留守がちな両親のもと、七歳下の弟の面倒を
見るのは長い間俺の役目だった。
いやだったかって?そんなわけない。
俺のあとばっかりついてきてさ、
なんだって俺の真似して、
たまに友達と遊ぶ約束して帰ればやきもちやいて
拗ねて暴れて……
そりゃあもう可愛くて。

そう、可愛くて、可愛くて。
湧き上がる感情が堰を越えて名前を変えて、

───── これ以上は、ダメだと悟る。
]
 
(88) yukiyukiyuki 2021/07/02(Fri) 10:22:13

【人】 木峰 夏生


[ 表面上は変わらず穏やかな眼差しを向けながら、
俺は自分のぶっ飛んだ理性を知られないように
全力を尽くした。

こんなことは、わざわざ口に出さなくても
わかりきったこと。

持ってはいけない感情だということは分かっている
許されない感情だということは

    ───── わかっている。>>44



声を掛けてくれた女と片っ端から付き合った。
渇きは少しも満たされなかった。
結局、どこか弟の影を求めるように
男に手を出し出されることに躊躇いを感じなくなるまで
そんなに時間はかからなかった。 ]
 
(89) yukiyukiyuki 2021/07/02(Fri) 10:24:08

【人】 木峰 夏生


[ 誰と目合っていても、頭の中にいるのは一人だけで
あいつのことを汚そうとする自分に
我に返って罪悪感で死にたくなる。

そんなどうかしている俺の頭の中に
気づいたわけではないのだろうが、
いつしか海斗も少しずつ離れていく。
もちろん年齢的なものもあるのかもしれない。
そう思いたかった。

こちらを見る視線が、敬愛を含む純な輝きから
色を変えていく。
逸らされることが増えて、徐々に重ならなくなって、
向ける笑みはするりと躱されて、
肩に触れた手は振り払われて。

けれどそう、これでいい。
こんなどす黒く澱む醜い感情に
あいつを近づけるわけにはいかない。


かいとは、かわいいおとうとだから。
 ]
 
(90) yukiyukiyuki 2021/07/02(Fri) 10:25:28

【秘】 木峰 夏生 → 木峰 海斗




   おまえがのぞむなら、
   おれはなんだって、ぜんぶおまえにやるのに。



 
(-13) yukiyukiyuki 2021/07/02(Fri) 10:26:20

【人】 木峰 夏生


[ そんな時見つけた不思議なウェブサイト。
半信半疑で、でもどこか縋る場所を求めて、
切れそうに細い蜘蛛の糸を掴むように申し込みをした。

今回でもう何度目になるだろう。


希望する文言はいつも同じ、

俺のことを、必要としてくれる人──────
]
  
(91) yukiyukiyuki 2021/07/02(Fri) 10:27:15

【人】 木峰 夏生

***

[ メールで指定された部屋番号を告げる。

ラグジュアリーな空間に馴染むように、
けれど決して気圧されないように、
選んだのはメランジ調の黒いセットアップ。
ジャケットの下はシャツじゃなく白のTシャツ。
パンツは細身で、足首は少しだけ見せて。


キーを受け取って爽やかに会釈をひとつ。
足を踏み出せば、美しく磨かれた床を踏んだ
黒のレザーコインローファーが、かつん、と
やけに透明な音を立てた。 ]*
 
(92) yukiyukiyuki 2021/07/02(Fri) 10:28:13

【独】 木峰 夏生

/*
おれの弟が可愛すぎて灰を忘れていました…
春日さんお誘いありがとうございます!
これでいいのか??ほんとはもっと軽いチャラ男にする予定やったのになんか重いな???大丈夫かな???
海斗が可愛いから仕方ないですね(開き直り)
がんばりますのでどうかよろしくお願いします…
(-14) yukiyukiyuki 2021/07/02(Fri) 10:55:47
木峰 夏生は、メモを貼った。
(a4) yukiyukiyuki 2021/07/02(Fri) 18:13:15

木峰 夏生は、メモを貼った。
(a5) yukiyukiyuki 2021/07/02(Fri) 18:14:08

【秘】 木峰 海斗 → 木峰 夏生

 
[ 兄貴のいかがわしい夢を見て、


初めて、夢精をした―――― ]  

 
(-19) kasuga_2jp 2021/07/02(Fri) 19:54:10

【秘】 木峰 海斗 → 木峰 夏生

 
 
[ 本当―― 弟に甘すぎだよ、兄貴


  こっちの気持ちも知らないでさ ]  

 
 
 
(-20) kasuga_2jp 2021/07/02(Fri) 19:54:13

【人】 木峰 夏生


[ 実家暮らしの男鰥。
金を使う趣味も無い。
それこそ頼まれればいくらでも捧げたい
当の弟はこづかいを受け取る以前に
口も聞いてくれない。

だから時々、このマッチングに招待された時は、
気分によって少しの追い金で
ちょっとランクの高い部屋を希望することがあった。

さすがにスイートまでは無理でも
(ちなみに前に一度、主催者にメールで
聞いてみたことがある。
最上階のスイートはプラス百万らしい。)
それなりに常識的な金額で、さらに非日常感を
盛って得られることはありがたかった。 ]
 
(145) yukiyukiyuki 2021/07/02(Fri) 22:47:49

【人】 木峰 夏生


[ 今回メールにあった部屋番号は1061。
10階の、コーナースイートだそう。

とは言え自分は、別に何階だって拘りはない。
一夜限りの相手と見下ろす夜景なんて、
高かろうが低かろうが、どこからでも大差ない。
第一にそんなに覚えてもない。


けれど───

あいつ昔から高いとこが好きなんだよな、なんて。


……馬鹿馬鹿しい。
 ]
 
(146) yukiyukiyuki 2021/07/02(Fri) 22:50:11

【人】 木峰 夏生


[ 扉を開けて室内へ足を踏み入れた。
何度か経験してもこの瞬間は、多少緊張はする。
けれど今は物音がしなくて、
相手はまだ来ていないことを知った。

小さなバッグを足元へどさりと落として、
ソファに腰掛ける。

座面の感触、生地の滑らかさ、沈み込む身体を
適度に受け止める様に、さすがに高級品なのだろうと
そんな下卑た感想を思い浮かべて。

ふと思い立って、スマホを確認する。
キスを求めるうさぎは既読になっていて、
思わず口元が緩んだ。
揶揄うことをなにより嫌がる海斗のことだ、
きっとムカついて怒ってんだろーなぁ、なんて。 ]
 
(147) yukiyukiyuki 2021/07/02(Fri) 22:51:34

【秘】 木峰 夏生 → 木峰 海斗


[ 嫌われるために、嫌われることを、わざと。

嫌われたくなんかないくせに。

それがあいつのためだなんて、
大人ぶって、いい人の皮を被って、

おまえ

海斗の気持ちなんて、知りもしないで。>>120 ]
 
(-28) yukiyukiyuki 2021/07/02(Fri) 22:52:33

【人】 木峰 夏生


[これから爛れた夜を見知らぬ相手と
過ごそうというのに、頭に浮かぶのは
そんなどうにもならないこと。

ひとつ首を振って、ちらりと腕の時計に目をやった。

扉の向こうで物音なんかがしたのなら、
立ち上がってそちらの方向へ歩きだそうと。 ]**

 
(148) yukiyukiyuki 2021/07/02(Fri) 22:53:50

【秘】 木峰 海斗 → 木峰 夏生

[ 俺が来なかったら、さ
  他の誰かと、ここで―― ナニをする気だったのか

  なんて…… 恋人でもない俺が、聞くべきことじゃない
  分かっているけど、どろりと濁った感情が、
  ふいに湧き出してしまう

  いつもは、興味もなさそうにして、
  平静な声を装ってたのに、突発的に起きた
  予想もしていなかった出来事に、取り繕う余裕がなくて
  少しだけ声が震えてしまった

  弟が持つはずがない、――
嫉妬
の色の濃い音で**]
(-35) kasuga_2jp 2021/07/03(Sat) 1:01:01

【人】 木峰 夏生


[ かちゃ、と鍵を開ける金属的な音が聞こえた。
よいしょ、と年寄臭いかけ声とともに立ち上がり
入り口まで数歩。

自分で選んでおいて、リビングから扉までの距離に
笑ってしまう。
どうやって掃除すんだろな、と庶民的なことを
思わずにはいられない、広く大きな窓。

全ての建物を眼下におくほど高くもなくて、
見晴らしとしてはとても素晴らしくて、

けれどそれを眺めていたいとは思わなかった。 ]
 
(176) yukiyukiyuki 2021/07/03(Sat) 9:40:36

【人】 木峰 夏生


[ どーも、という声は、なんとか耳に届いた。

こんにちは、と、軽い会釈を添えて、
顔をあげたらお相手を確認して認識して、
社会人として鍛えられた警戒心を抱かせない笑顔を
きちんと口元に浮かべて、ええと、
あ可愛い男の子だな、いくつくらいだろ、
いや若いな?  うん、そうだな、弟くらいに見え、

っ、て、ええ? あれ?   


待って??
 ]
 
(177) yukiyukiyuki 2021/07/03(Sat) 9:42:35

【人】 木峰 夏生



   
かっ…………!?




[ 実際のところ時間にして数秒。
いろんな思考が湧き上がり脳内を駆け巡り、
最終的に導かれた結論はだだっ広い
リビングスペースにまで届くほどの声になって
飛び出した。 ]
 
(178) yukiyukiyuki 2021/07/03(Sat) 9:43:37

【人】 木峰 夏生


[ 自分の声に改めて慌てて、掌で口を
覆うようにして、大きく息を吸い込んだ。

目の前の彼の口が、あにき、と動いたあと
同じように息を吸い込むのが見えて。

他人の空似、ではないようだ。

俺のことを兄貴と呼ぶのは弟だけだから。


背中をじっとりと嫌な汗が伝うのがわかった。 ]
 
(179) yukiyukiyuki 2021/07/03(Sat) 9:44:41

【人】 木峰 夏生



   かいと、だよな、  ……?
   おまえ、なんでここに、


[ とりあえず口から出たのはそんな言葉。
それにかえってきたのは、答えじゃなくて。>>165

瞬きを二度、ゆっくり繰り返す。
動揺を顔から削ぎ落として、
いつもの兄の表情を浮かべようと、して、 ]


   ……そうだよ。
   そうやって聞くってことは、ここがなんなのか
   お前も知ってるんだろうし、
   今更取り繕ったりしねぇよ。


[ 口から出た声は、普段より少し低くなった。
海斗がマッチングを希望したとは思えなかったから
この現実がなんの間違いなのかを確認しないと、と
そんなことを思おうとした。 ]*
 
(180) yukiyukiyuki 2021/07/03(Sat) 9:46:45

【秘】 木峰 夏生 → 木峰 海斗



[ なのに、どこか、棘のある、微かに震える声。

知ってる、この声の色は、
そこに含まれる感情の名前は、─── ]
 
 
(-40) yukiyukiyuki 2021/07/03(Sat) 9:47:23
 




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