人狼物語 三日月国


110 【身内】腐ったリンゴを元に戻すには【R18】

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


一日目

村人:1名、囁き狂人:3名、人狼:1名

【人】    高藤 陽彦




あの子は今、元気にしているかな。
笑顔でいてくれたなら、それでいい。

     
(0) 2021/11/15(Mon) 13:31:08

【人】 麻央




[ ホストクラブというのは不思議なもので
  顔がいいからNo.1になることができる、
  わけではないのだ。

  カリスマと呼ばれる男たちは
  己の強みを磨きに磨いて一流になった。
  だからこそ、様々な人に愛される。

  強みがわからないのであれば、
  顔が良くても稼ぐことはできない。
  顔だけのつまらない男に、
  女性たちはお金を落とす価値を見つけられないのだ。 ]



(1) 2021/11/15(Mon) 13:40:11

【人】 麻央




        おはようございます。




(2) 2021/11/15(Mon) 13:40:48

【人】 麻央




[ Club Angela

  そこはナンバー争いが凄まじく、
  暇さえあれば自己研鑽を積む男が揃うという
  異質かもしれないホストクラブである。
  麻央は、ここでNo.2に席を置く稼ぎ頭の1人。
  今日も出勤はお店が始まるギリギリに。
  
  稼ぐからこそ許されるのであった。  ]*



(3) 2021/11/15(Mon) 13:41:16

【人】 香奈太



  あれはまだ、僕がホストとして稼ぎに稼いだとき。


  Club Angelaはいつナンバー落ちしてもおかしくないほど
  野心に満ち溢れた男たちがいた。
  僕の次にいた麻央だって、そのひとり。
  入ってきてすぐに人気になって、1回はNo.1をとられた。
  けれども僕だって、負けん気が強かったから
  その後すぐにいつもの席を取り戻したさ。


  1番上は、
の席だってわからせたくて。



(4) 2021/11/15(Mon) 13:50:36

【人】 香奈太



 「麻央、今日はやけにギリギリだったね。>>0:2

  てっきり誰かと同伴してくるのかと思った。」


  なんて会話から入るのは、いつものこと。
  麻央は大学生でもあるから、仕方ない。
  ギリギリでも僕以外は文句も冗談も言えない。
  相手は自分よりもナンバーが上。
  だから今はおとなしくしてるのさ。

  今日はどんなお客様がくるだろうね、なんて
  若い子たちと話をしながらお店を開けようか。*


(5) 2021/11/15(Mon) 13:51:49

【人】 香奈太




   まぁ、ホストをそろそろやめるつもりで
   次の仕事を考えていた頃だったから
   もうナンバーに関しては頭になかったかな。

   店長と話した上で辞める時期を決めていたんだ。
   いきなり辞めたら太客はじめ、
   みんなに飛んだと間違えられるからね。

   ホストたちに話した後で
   指名してくれる女の子たちにも
   そろそろ辞めるんだって話し始めた。
   いろんな反応を貰って面白かったよ。


   とは言っても僕の次の仕事の話は
   仲良くしている麻央くらいにしか
   その時教えなかったんだけど。



(6) 2021/11/15(Mon) 15:33:42

【人】 香奈太




   だって、次が


    
【  】制作会社立ち上げる



   だなんて、みんな知りたくないだろ?

   だから、やめるまでは内緒にしてた。*




(7) 2021/11/15(Mon) 15:35:30

【人】 愛衣


[ 私に居場所なんてなかったから。

  お姫様になれる場所に興味を持ったのも。

  溺れてしまったのも。

            必然……いいえ。 ]

  
(8) 2021/11/15(Mon) 15:52:32

【人】 愛衣




[ ――――― 運命だったの、きっと。 ]

 
 
 
(9) 2021/11/15(Mon) 15:53:01

【人】 愛衣


[ 高校を卒業してから、
  私はすぐに、家を出て、働き始めた。
      
追い出されて、働からざるを得なくなった。


  小さな会社で、慎ましやかに。
  最初は覚えることも多くて大変だったけど
  でも、社長はとてもいい人で。

  一人でも生活できていたのは
  その社長のおかげだった。

  生活が軌道に乗ってきたころかな。
  “お姫様になれる場所”のことを知ったのは。 ]


  
どう、しよう……



[ ホストクラブの前で立ち尽くしている
  明らかに慣れていなさそうな人を
  助けてくれたのは、常連の女の人。

  指名の仕方とか?
  ……遊び方を教えてくれるって言って。
  その人と一緒に、お店に入った。


  
そう、最初だけは、ただの興味本位だった。 ]*

  
(10) 2021/11/15(Mon) 15:54:14

【人】 香奈太



  「いらっしゃいませ、僕の天使様。

   今日一番乗りだよ、おめでとう。
   
   今日は可愛いお姫様を連れてきているけど…
   一緒のテーブルにする?それとも、隣くらいにする?」


   開店して最初にお出迎えしたのは
   僕の太客中の太客。大黒柱みたいな人。>>10
   在籍ホスト全員でお出迎えをするお客様が
   2人となると、少し男たちの顔も変わるかな。

   僕のお客様に希望を聞いて、
   その通りにしたら僕は勿論僕のお姫様の隣。
   初めての子には別に何人か付いたはず。
   自分の指名客が来るか、はたまた女の子に
   嫌だと言われるまでか。
  

   *
(11) 2021/11/15(Mon) 16:32:42

【人】 麻央



──── Club Angela


[ 稼いだお金で誂えたスーツに袖を通して
  お店が開店したら、空いてるホスト総出でお迎えする。
  それが、麻央がいるお店の当たり前。

  故に、開店して最初のお客は
  ナンバー付きも含めて全員から出迎えられる。
  そう、例えば新しいお客を連れてきた
  香奈太の客のように運のいいお客もいるということ。 ]



(12) 2021/11/15(Mon) 16:40:50

【人】 麻央





    いらっしゃいませ、初めてのお姫様。




(13) 2021/11/15(Mon) 16:41:41

【人】 麻央



[ 道の両脇の先頭に香奈太と麻央が双竜の如く立ち、
  足を踏み入れたお客を至極丁寧に出迎える。>>10
  香奈太が彼の客に声をかけるなら、
  麻央は手持ち無沙汰にならないように
  一緒に来ている女の子に笑顔を見せて声をかける。

  とても愛らしい、この場所なんて無縁そうな、
  ひとりの女の子が、迷い込んでしまった瞬間にも思えた。
  
そして麻央に射抜かれてしまえば、それはもう
終わりの始まりにも等しい。
  ]*



(14) 2021/11/15(Mon) 16:45:08

【人】 姫華

―――――


  生まれてから今まで、ちやほやされるのは当たり前。
  私が欲しいといったものはすぐ与えられた。
  私は妹だったけど、お下がりなんて論外。
  一か月間毎日違う服を着ても着きれないほど
  洋服を与えられてたし
  流行りのアクセサリーが欲しいと強請れば
  すぐに手にすることが出来た。

  元々家が裕福な家庭の部類だったから、というのと
  

   
姉にかけるべきお金が極限まで削られていたのと。
 


  おかげで、私は甘い蜜を吸って吸って吸い尽くして、
  甘やかされて、
「お姫様のように」
生きてきた。
 
(15) 2021/11/15(Mon) 16:50:32

【人】 姫華




     
それが、私にとっての当たり前。



 
(16) 2021/11/15(Mon) 16:51:08

【人】 姫華


  当たり前が歪んでいるとどこかで知りつつ
  
蔑ろにされているのは私ではないから

  知らないふりをしていた。

  愛らしくふるまっていれば、
  私は
私だけは、
幸せでいられるのだから。*
 
(17) 2021/11/15(Mon) 16:51:36

【人】 愛衣

  
[ 一番乗り、だったらしくて
  それが関係あるのか、全員での出迎えに
  すこし、面食らっていたけど。
  一緒に来たお姉さんは慣れたように
  ホストさんと話していた。

  隣のテーブルで、とか会話しているのが聞こえた。 ]


   
―――――……。



[ その雰囲気に圧倒されていると。

  笑顔の人と目が合った。>>14 ]
 
(18) 2021/11/15(Mon) 23:24:12

【人】 愛衣


[ わたし、お姫様になりたかった。

  
ずっとずっと、ずーっと。


  だから、話しかけられたのが嬉しかった。>>13

  
たとえそれが、ただの営業の言葉であっても。 ]

  
(19) 2021/11/15(Mon) 23:24:56

【人】 愛衣



[ 彼に向かって花が咲いたように微笑んだ。 ]

 
 
(20) 2021/11/15(Mon) 23:25:23

【人】 愛衣



[ でも、私が慣れてないのは事実だったから。
  どうすればいいかな、と首をかしげていたら
  案内、してもらえたのだろうか。 ]*
  
  
(21) 2021/11/15(Mon) 23:26:18

【人】 香奈太



  「なら、僕らの隣のテーブルにしよう。

   そのほうが、気兼ねなく楽しむことができるよね」



   初めての女の子を連れてきた太客のお姫様は
   その子が見えるテーブルにしてほしいと
   オーダーをしてきたので、
   僕が彼女をエスコートするテーブルの隣を
   確保するように女の子に声をかけた麻央に
   目配せをしてみたけれど、伝わったかな。>>18


  「最近お店に来るたびに魅力的になるよね。

   とっても綺麗だから入ってきた時に
   天使が舞い降りてきたのかと思ったよ 」


   テーブルに着くまでの間にも、
   相手を飽きさせてはいけないので
   こういう話をしながらお客様を褒めて
   気分良くボトルを開けてもらおうというのが
   僕の接客の軸なんだな。


   *
(22) 2021/11/15(Mon) 23:58:17

【人】 麻央



[ 初めての場所で慣れない光景。

  圧倒されてしまっていたお姫様に
  声をかけた麻央は、まるで王子様だったろうか。>>19
  初めての彼女のことを見ていると、
  耳に隣のテーブルと入ったので
  香奈太のほうに視線を一瞬だけ配れば
  後ろについてきて、と言いたげな視線を見た。 ]



(23) 2021/11/16(Tue) 0:17:22

【人】 麻央





    よければ腕を組んで行きませんか?



(24) 2021/11/16(Tue) 0:19:17

【人】 麻央




[ そういって麻央は彼女に片腕を差し出す。

  そして2人が歩き出せば、
  その姿は花嫁と花婿がヴァージンロードを
  歩いているかのような感覚だろう。

  彼女の微笑みはとても可愛らしく
  優しい家族に囲まれて育てられたのかと
  なんとなく思ってしまうほどだった。  ]


   

(25) 2021/11/16(Tue) 0:25:04

【人】 麻央




     気になるホストがいたら、
     気兼ねなく言ってみてね。



(26) 2021/11/16(Tue) 0:26:18

【人】 麻央




[ テーブルに腰を下ろせば、
  麻央は料金等の説明から入ることに。

  初回は2時間5000円ぽっきり。
  勿論、制限はあるけれどお酒もあるし
  ソフトドリンクもはいった飲み放題付き。
  2回目以降は本指名が必要だけれど
  初回は何回人間を変えてもOK。
  見送り担当は別に指名して問題なし。

  初回のことをしっかり話して、
  麻央はそれ以上の話をすることをやめる。
  それは、彼女に初めてを楽しんでもらうため。 ]



(27) 2021/11/16(Tue) 0:31:14

【人】 麻央




     改めて、麻央です。


     あなたのお名前は?俺らのお姫様。




(28) 2021/11/16(Tue) 0:32:35

【人】 麻央




[ 1番最初に彼女に名刺を渡す麻央。

  名刺の裏にはLINEやSNSのIDが書いてあるもの。
  彼女が受け取ってくれたなら、
  是非とも登録して、とお願いする。

  勿論これは、
まだ
営業用のもの。
  
  名前を聞く行為は、可愛らしい
お金を落とす
相手を
  忘れないようにするための第一歩。
  こんなに可憐な子を忘れるなんてことはないと
  思っていても、である。    ]*




(29) 2021/11/16(Tue) 0:38:19

【人】 香奈太

─ある日のこと


   僕はそんなに同伴をしない。
   営業のメッセージとか、アフターはよくやるけど。
   そんな僕が同伴をするのは太客ちゃんたち。

   今日は大黒柱、名前は紫水ちゃんと同伴。
   紫水ちゃんはブランド品を眺めては買うから
   行き先は大体ハイエンドブランドのお店。
   僕は荷物持ちとしているようなもの。



  「……紫水ちゃん、まだ選定中?
   僕がちょっと離れてても問題ない?」



   本人に確認をとって、見回ってくると伝えれば
   僕は同じ空間にいるとある女の子に声をかける。



(30) 2021/11/16(Tue) 0:55:55

【人】 香奈太




  「ね、可愛いお嬢さんひとりで来てるの?
   良かったら名刺もらってくれないかな?」


  ただのナンパじゃないかこれ。
  まぁ気にしない気にしない。
  僕の目に止まった子は、胸が規格外の女の子。
  まだこの時は誰にも言ってなかった次の仕事に
  誘いたくなるインパクトのある女の子だった。

  いきなりの声かけに、どんな反応取られたかな。


  *
  
(31) 2021/11/16(Tue) 0:56:29

【人】 愛衣



[ 王子様みたいな人だな、と思った。

  …… わたしを、お姫様にしてくれる人。 ]


  
(32) 2021/11/16(Tue) 1:08:46

【人】 愛衣



   腕……、いいん ですか……?


[ サービスの一種。
  連れてきてくれたあの女の人なら
  さも当然、といったふうについて行くんだと思う。
  実際に、「そう?どこが変わったか、わかる?」
  なんて会話をしながら、テーブルの方へと
  優雅に歩いていったから。

  
一方で、私は。

  目をぱちぱちと何度も瞬かせてから
  おずおずと片腕に自分の腕を絡めた。

  優しくされたことが…
  あまりなかったものだから。
特に男性には。

  これだけで、鼓動が早くなってしまう。   ]
  
(33) 2021/11/16(Tue) 1:09:26

【人】 愛衣


[ 慣れてないのは向こうから見れば一目でわかるから。
  夢から現実に引き戻すようにされる説明は
  勿論しっかりと聞いていた。

  今回は、人を何度でも変えていいらしい…
けど。 ]

  
(34) 2021/11/16(Tue) 1:09:57

【人】 愛衣



[ ――――― 多くの人と関わるのは苦手だった。 ]


  
(35) 2021/11/16(Tue) 1:10:16

【人】 愛衣


[ 家に居場所なんてなかった。
  学校にも居場所なんてなかった。

  勤め先の会社は小さなところだったけど
  それでも、最初は慣れるのに大変だったから。
  人に囲まれるのは得意じゃないし
  話すのも、実はそんなに。

          話題に困ってしまうから。 ]

 
(36) 2021/11/16(Tue) 1:11:19

【人】 愛衣


[ 指名の話は置いて、名前を聞かれれば。 ]


   麻央、くん……?

   わたしは、  愛衣、です。


[ 名の通りあいされたことなどなかった。
  ほんのすこしためらいを見せてから名乗って
  それでも、微笑んだ。
  
そう、他意なんてないはずだから。 ]

 
(37) 2021/11/16(Tue) 1:12:10

【人】 愛衣


[ 渡された名刺を何の疑問も持たずに受け取って。
  是非とも登録して、と言われれば
  こくこくと頷いて見せる。    ]


   あ、の……
   麻央くんとお話、したいです。


[ すこし、頬を染めて。
  あんまり人に囲まれるのが得意じゃないって
  小さく言ったらどんな反応、されただろう。

  少なくとも私は、お金を落とす相手と
  認識されているとは、思っていなくて。 ]


   えっと……お酒…
   麻央くんの、好きなお酒って……


[ 思っていないからこそ
  お金を落としてくれそうだと
  相手に認識されてもおかしくない言葉を
  無意識に、こぼしていく。        ]**
  
(38) 2021/11/16(Tue) 1:12:53

【人】 麻央




     お姫様をエスコートするためだから
     勿論、お姫様が嫌でなければ是非。




(39) 2021/11/16(Tue) 8:47:34

【人】 麻央





[ 香奈太の相手は慣れた様子で腕を組み
  席まで歩いていくようだったが、
  彼女はというと、どこか落ち着かない様子で
  どこか緊張したようにも見える態度で腕を絡めた。
  花嫁と父親が最後の一歩を踏みしめるような
  ゆっくりとした足取りで、彼女が転倒しないよう
  麻央は一段と気を遣って歩いていく。
  
  だからこそテーブルに着いた時、
  夢の中に入ってしまう前に現実を見せて、
  その話が終われば、また夢を見せようと試みる。  ]




(40) 2021/11/16(Tue) 8:48:09

【人】 麻央




   
──── それなら、一旦俺と2人がいい?






(41) 2021/11/16(Tue) 8:48:48

【人】 麻央




[ 彼女の小さな一言をしっかりと受け止めて、
  麻央はそういう提案してみる。
  同意を得たなら、サポート役も外して
  彼女がリラックスできるように2人だけ。

  これが本指名とは限らないけれど、
  彼女の頬が少し赤く染まっているとわかれば
  2回目があるのなら指名が来るかな、と
  期待ができるくらいに感触はいい。  ]




(42) 2021/11/16(Tue) 8:49:31

【人】 麻央




     あいちゃん、か。恋愛の愛の一文字?
     それとも、違う漢字?




(43) 2021/11/16(Tue) 8:50:10

【人】 麻央





[ いずれにせよ、彼は漢字を聞いてから
  とっても似合ってるね、というだろう。
  傷一つない
ように見える
彼女への
  麻央なりの自然な感想である。

  好きなお酒、と聞かれると
  まずはどこから行くかと悩んでしまう。
  新規だからここで安いものをいうと
  次からも安いものしかオーダーを貰えないかもしれず
  高すぎるものはお金の余ったお姫様以外は
  絶対に無理と断られる可能性もある。   ]




(44) 2021/11/16(Tue) 8:50:39

【人】 麻央




   俺の好きなお酒は…
   飲み放題メニューに入ってないんだけど
   この梅酒が他のお客さんから頂いて
   結構気に入ってるやつかな。
   そんなに辛口のお酒はいけないから、
   程よく甘いお酒が好きでさ。

   あいちゃんは、どう?甘いお酒が好き?



(45) 2021/11/16(Tue) 8:51:21

【人】 麻央




[ ドリンクメニュー表を開いて
  指さしたのは黒糖梅酒。1本10000円。
  キープボトルにも出来るものだから
  長期的な目で見ると安い、と思われる品。

  彼女からいい反応が得られたなら、
  追加料金になることを告げた上で
  オーダーかけるかどうかを麻央は聞くのだった。 ]*




(46) 2021/11/16(Tue) 8:52:40

【人】 愛衣


[ 二人がいい?と聞かれればこくっと頷いた。
  
囲まれるより、そのほうが良かった。


  優しいな、って、それだけで私は
  “王子様”に惹かれていく。    ]
  
(47) 2021/11/17(Wed) 0:15:45

【人】 愛衣



   ………恋愛の愛に、衣服の衣で、

   
愛衣、です…。


  
(48) 2021/11/17(Wed) 0:16:09

【人】 愛衣


[ とっても似合ってる、って言われてしまえば
  曖昧に、微笑んで誤魔化す。

  愛されたことなどなかった。
  姉妹で分かつべき愛は全て妹が持って行った。
  この体も、目に見える傷はないけれど。

  
守るべきものを守れず、傷つけられてしまった。


  そんなこと知られた日には、本当に
  誰にも、愛されなくなってしまうから。

  
話さない、話せない。話しては、いけない。 ]

  
(49) 2021/11/17(Wed) 0:17:27

【人】 愛衣



   辛口のお酒は、わたしもあんまり……
   甘いお酒、好き……!


[ 指差された方を見て値段に目を丸くした。
  
  追加料金。そういうお店だと説明されたし
  理解はしていたはずだけど
            
そう、理解はしてたはず。

 
  それでも、すぐにオーダーできるほど
  裕福なわけではなかったから。
  悩むそぶりを見せていれば
  キープボトルにも、などと言われただろうか。
  少し悩んだ末に、
  折角来たんだからと頼むことにした。 ]
  
(50) 2021/11/17(Wed) 0:18:03

【人】 愛衣



   ……こういうお店初めてだから

   その、モタモタして、
ごめんなさい…



[ 申し訳なさそうに、
  オーダーの後には謝罪を添えて。 ]*
 
(51) 2021/11/17(Wed) 0:18:36

【人】 姫華

─ある日のこと


  私は愛されているから。
  姉が家を追い出されて働く羽目になっていても
  大学生として生活していた。

  姉が追い出された理由?

  「金を父親の財布から抜き取った」から。

  まあ、抜き取ったのは私で
  姉は私に濡れ衣を着せられた、それだけ。


  
姉はいい金づるだったのは確かだけど

  でも、いい加減顔も見たくないって思ってたし
  何より両親も追い出す口実を探してたみたいで

  
――――― 丁度いいって思った。


  
(52) 2021/11/17(Wed) 0:53:02

【人】 姫華


  そんなわけで、一人分生活費が浮いたからか。
  私には一般的な大学生ではもらえない額の
  お小遣いを与えられていた。

  そのお金でブランド物を漁っては
  遊び歩いていた。

  今日だってそう。いつも通りのはずだったけど。
  突然声をかけられて、怪訝そうな目で相手を見る。


  「 ……なんですか、ナンパ? 」


  いきなり声かけられて怪しいと思わない方が変。
  だから、名刺は受け取らず、
  じろっと睨んだ。
  相手の顔は結構、いいみたいだけど。*

 
(53) 2021/11/17(Wed) 0:53:56

【人】 麻央





[ こくっと頷く彼女は初心のようで
  麻央は彼女の流れた髪に手を伸ばし
  小さな耳に指を使って傷つけないようにかけた。

  彼女が王子様という存在にそんなにも
  憧れを抱いていると、麻央はまだ分からない。
  麻央の言動が今のところ外れてないことが幸いか。 ]




(54) 2021/11/17(Wed) 1:10:09

【人】 麻央




     そっか。素敵な漢字だ。
     ……もっと俺が愛衣ちゃんのこと、
     魅力的なお姫様にしてあげたいな。
     だから、沢山お話ししよう?




(55) 2021/11/17(Wed) 1:11:05

【人】 麻央




[ 彼女の名前を褒めたときの表情が
  どこか放っておけない感じがして、
  麻央は彼女の髪をかけたその手で、
  嫌がられなければ頬を撫でてみる。

  そしてもう片方の手は
  彼女の手を優しく包み込むように重ねて、
  麻央の手の温もりを彼女に伝える。
  緩く入るこのボディタッチを拒まれなければ
  麻央は徐々に時間をかけて距離を詰めていく。 ]



(56) 2021/11/17(Wed) 1:12:13

【人】 麻央





   甘いお酒が好きなら、一緒に飲もうか。

   俺にまた会いにきてくれるなら、
   ボトルキープにして会いにきてくれたときに
   一緒に飲んでくれたらいいからさ。




(57) 2021/11/17(Wed) 1:13:15

【人】 麻央




[ 悩むそぶりをみせた彼女に、
  ボトルキープの仕組みに関してしっかりと
  出来るだけわかりやすく話してみたら、
  なんとか麻央は彼女からオーダーを引き出せた。

  ドリンクを作るのは麻央の仕事。
  ロック、ストレート、ソーダ割り。
  誰が好みか、彼女に問いかけて希望の1杯を
  彼女の手に渡し、麻央の手にも同じ1杯が。   ]




(58) 2021/11/17(Wed) 1:14:22

【人】 麻央




   モタモタだなんてとんでもない。

   初めての場所だから、悩んでいいんだよ?
   というか寧ろそれが普通だからね。
   俺も、愛衣ちゃんが悩んでいることに
   一緒に悩んで最善の答え出したいからさ。




(59) 2021/11/17(Wed) 1:15:16

【人】 麻央





   まずは、俺のお姫様と…俺との出会いに


              
乾杯




(60) 2021/11/17(Wed) 1:16:34

【人】 麻央





[ ふんわりとした笑みを浮かべたまま、
  麻央はグラスを小さく当ててみるだろう。
  彼女に最初の一口を促して、
  反応を見てから麻央も一口。

  全ての動作を女の子よりも後に。
  気に入ってくれたなら、麻央も嬉しい。  ]*




(61) 2021/11/17(Wed) 1:17:05

【人】 香奈太

─麻央の隣の席


  隣の席は麻央と女の子のタイマンになっちゃった。
  悪いようにはしないと思うから、
  僕は全力で紫水ちゃんのお相手しなきゃ。


 「はーいみんな、紫水ちゃんの飾りボトル
  きちんと飾ってあげてねー。
  紫水ちゃん、僕辞めた後これどうする?
  誰か指名してくれるなら
  そのホストにつけてくれるよね?」


  僕と紫水ちゃんのテーブルは、
  飾りボトルって呼ばれる、デコレーションされた
  お酒のボトルとか、凄く芸術的なボトルとかで
  埋め尽くされそうになっていた。
  僕のお気に入りは、インペリアルウォッカ。
  僕の誕生日に紫水ちゃんが下ろしてくれたやつ。
  まさかこれをおろしてくれるとは思わなくて
  暫くは紫水ちゃんの望むままに同伴とアフターと
  お付き合いさせて頂いたなぁ…



(62) 2021/11/17(Wed) 8:47:39

【人】 香奈太




 「麻央は、いい子だよ。
  万年2番だけど、1回は僕のこと超えたんだし」


  紫水ちゃんにお酒渡しながら、
  しみじみと話してたら辞める前にルイ入れるって
  言ってもらえたんだけど、同情かな?
  そんなこと聞いたら、門出のお祝いだってさ。


 「さりげなく、飲まなくていい飾りボトルを
  おろしてくれる紫水ちゃん本当神様。
  まだもう少しだけあるから、
  紫水ちゃんの好きなタイミングでおろしてね」


  紫水ちゃんは本当気前よくお酒おろしてくれて
  飲み要員をたまに呼ぶ必要があるくらい。
  新人ホストの顔見たさにヘルプ呼ぶし
  辞めるって教えた後からは
  次の本指名をきめようとしてる気がするんだな。


(63) 2021/11/17(Wed) 8:48:37

【人】 香奈太




 「
………近くなったな、距離



  ふと隣のテーブルを見ると、
  麻央が女の子に触れて距離を縮めてる。
  そのやり方は間違いではないんだけど
  女の子が勘違いをしちゃうから
  やりすぎないようにって言ったことがある。

  でも、女の子がそれを希望しているのなら
  麻央はその希望に応えているだけなのか、と
  先輩として心配になるような、落ち着いているような。



  店を辞めてからまさか、
  あんな形でこの女の子ときちんと会話をするとは
  この時の僕は想像もしていなかったよ、麻央。


  *



(64) 2021/11/17(Wed) 8:49:53

【人】 香奈太

─ブランド店舗にて


   僕が彼女に声をかけた理由はふたつ。
   ひとつ。可愛くていい体つきだった。
   ふたつ。親がいないから成人済のはず。

   流石に未成年を引き込んでも、ね?
   だから声をかけるなら成人してそうな子で
   磨けば宝石になってくれそうな子。
   というわけでこの子に声をかけたわけだけど
   当たり前に嫌そうな顔されたよね。


  「ナンパともいうしスカウトともいうかな。

   もし、興味が湧いたら連絡ほしいなと思ってさ。
   君みたいな子がうちに来てくれたら、
   事務所としても盛り上がりそうだからね。」



(65) 2021/11/17(Wed) 10:06:21

【人】 香奈太



   名刺はホスト用じゃなくて、
   次の仕事用のやつを手にしてたんだ。
   それには制作会社社長の肩書きだから
   普通の女の子たちなら食いつくかなと思ったけど
   目の前の女の子はどうだったかな。
   それでも怪訝そうに見られたなら、
   その日はそこで諦めて紫水ちゃんのところに
   戻って増えていく荷物を見て
   どこに持っていくの、なんて聞いたんだ。


  「あの女の子って、このお店よく来ます?」


   出ていく前に情報収集を忘れない。
   よく来ると言われたなら、まだチャンスがある。
   そう思って、紫水ちゃんについていくんだ。*
   



(66) 2021/11/17(Wed) 10:10:23

【人】 愛衣


[ 素敵な漢字だと思えたことなんて、なかった。
  だからそれには頷けないけれど。


  
お姫様に
、という言葉には何度か瞬きして。

  触れる手は、まるで本当に愛されていると
  思ってしまうかのような気持ちにさせられる。
  心地よくて、嫌がりなんてしなかった。 ]
 
(67) 2021/11/18(Thu) 1:24:56

【人】 愛衣


[ 本物の愛を知っていれば
  これが、ただの営業でサービスだと
  そんな簡単な事実に気づけるのに

  本物を知らないから、真贋を見抜けない。 ]



   また会いに……
そ、っか……



[ ボトルキープの仕組みを説明されて
  また次回、と言われれば納得してしまう。

  
通うほどお金に余裕があるわけじゃ、ないのに。


  ソーダで割って欲しい、と言って
  手際よくドリンクを作っていく様子を眺めた。
  手渡されれば、ふわ、と笑って。 ]
  
(68) 2021/11/18(Thu) 1:25:27

【人】 愛衣



   おひめさま……
わたし、が……



           
乾杯

  
  
(69) 2021/11/18(Thu) 1:26:04

【人】 愛衣


[ 最初の一口を勧められるままに、口にして。 ]


   美味しい……


[ 彼の目を見て、感想を伝えて。
  こんなふうに、先にどうぞというか
  行動を尊重されたことがなかったから
  ……新鮮な気持ち。

  
本当に、王子様っているんだ……。 ]**

  
(70) 2021/11/18(Thu) 1:26:40

【人】 麻央




[ 名前に関して褒めたことは失敗だったかもしれない。
  普通なら、もう少しいいリアクションが返ってくる。
  麻央はそう考えて、彼女が心地よくなるためには
  どうしたらいいのだろうかと、
  話題選びを慎重にするのだった。

  緩めのボディタッチは嫌がられていないようで
  まずはそこから距離を詰めようと、
  お酒を作るために離してしまった手を
  彼女の肩に伸ばし、そっと抱き寄せるような形をとる。]




(71) 2021/11/18(Thu) 11:20:18

【人】 麻央




   お酒、気に入ってくれたみたいで嬉しい。

   美味しいお酒もっとあるから、
   いつか愛衣ちゃんのテーブルで一緒に飲みたいな。




(72) 2021/11/18(Thu) 11:21:03

【人】 麻央




[ 普通なら家族構成や趣味を聞くところだけれど
  彼女にはそこら辺を聞かずに
  肌が綺麗だからいつもどういうケアをしてるのか、
  隣のテーブルで香奈太と永遠と話してる紫水が
  彼女にはどう見えるのか、なんてことを
  聞いてみて、いい反応があるものなら
  そこから話を広げようと試みたことだろう。   ]



(73) 2021/11/18(Thu) 11:22:09

【人】 麻央




[ 大体彼女が席に着いて1時間半くらいが経った頃。

  麻央のテーブルに黒服が立ち寄った。
  麻央の指名客が来店したらしく、
  そちらに行かなければならなくなった。
  麻央は黒服に誰かを呼ぶよう伝えて、
  眉を下げた表情で彼女を見る。      ]



(74) 2021/11/18(Thu) 11:22:51

【人】 麻央




    あと30分くらいなのに…ごめんね?
    もしよければ、お見送り指名して?
    そしたらちゃんとお見送りするからさ。
    残りの時間は、俺が目にかけてるホストに
    愛衣ちゃんの相手させてもらいたいな。



(75) 2021/11/18(Thu) 11:23:40

【人】 麻央




[ 立ち上がる前に彼女の手を取り、
  そっと手の甲へ口づけを落とす。
  そして手のひらを出してもらえば
  その柔らかい場所に彼の指が♡を描いて
  テーブルに到着したホストに
  大切に相手をして、と伝えると
  申し訳なさそうにそのテーブルを離れて
  彼女の場所からさほど遠くないテーブルに移動すると
  親しげに指名客の隣へ腰を下ろすのだった。

  もし彼女がその光景をみたら、
  賑やかで華やかな、ホストクラブの光景だろう。  ]



(76) 2021/11/18(Thu) 11:24:42

【人】 麻央





[ 代わりに座ったホストは、
  ソフトドリンクでもどうか、なんて
  彼女のことを考えてドリンクを勧めて
  残りの時間を精一杯相手しようと試みる。

  麻央同様、名刺を差し出して自己紹介から
  入っただろうが、彼女は興味を示してくれたか。 ]*




(77) 2021/11/18(Thu) 11:25:08

【人】 愛衣


[ 抱き寄せられて距離が近づく。
  その所作はとても綺麗で。
  元から嫌がることはなかったけどあまりに自然だから
  嫌がる暇さえ、ないような気すらしてしまう。 ]


  もっと?うん、わたしも…!


[ 
家族構成や趣味を聞かれていたなら

  
歯切れの悪い答えになっていただろうけど

  スキンケアの話なら、
  そんなに高いものは使ってない…とか話をして。
  肌が綺麗と言われたらありがとう、と
  嬉しそうに笑って見せた。

  一緒に入ったお姉さんの方を見れば
  二人でずっと会話をしているのが目に入る。
  あの人はいつも来るんですか?とか
  綺麗な人だと思うとか。
  当たり障りのない反応になったけれど
  それがいい反応だったのかは、わからない。 ] 
  
(78) 2021/11/18(Thu) 13:29:14

【人】 愛衣


[ 一時間半はあっという間だった。
  話すのはとても楽しかったから。
  それが仕事だから、当たり前だとは分からず。

  黒服の人がこちらのテーブルに来て
  どうしたのか、と首をかしげていれば。 ]


   見送り、してもらえるの……?

   
[ 指名できるのならしたい、と思った。
  手の甲に落ちる口付けも
  手のひらに描かれた♡も、
  どこか、くすぐったい。
  
大切にされているように感じる。


  立ち去っていく彼の方を目で追えば
  親し気に指名客と話している姿を目にして。 ]
  
(79) 2021/11/18(Thu) 13:29:58

【人】 愛衣




   
 ( 王子様は、みんなに優しいんだ…… )



  
(80) 2021/11/18(Thu) 13:30:20

【人】 愛衣


[ 当たり前なのに、そんな事実は胸を刺す。
  どうすれば、もっとこっちを見てもらえるのかなと
  どうしても考えてしまって。

  代わりに、ときたホストに勧められるまま
  ジュースを頼んだ。
  名刺は受け取ったし、自己紹介は聞いていたけど
  どこか、気はそぞろで目線はちらり、と
  先ほどの彼の方へと向いてしまう。 ]


   あの……麻央くんって、人気、なんですか…?


[ 他のホストのことを話すなんてよくないだろうか
  失礼だろうか、とは思いながらも
  気になってしまったから。

  聞きたい欲を抑えられなくて、聞いてしまった。 ]*
  
(81) 2021/11/18(Thu) 13:30:52

【人】 麻央





[ 話がうまいホストばかりではないから、
  彼女は運が良かったとも言える。
  初回はそういうことも含めて、
  指名ホストを決めるための選定会のようなもの。

  麻央が名残惜しそうに席を離れて、
  新しいテーブルに入るとシャンパンが1本。
  すると、麻央はこんなことを言っていた。   ]




(82) 2021/11/18(Thu) 17:54:40

【人】 麻央




   「    」ちゃん、ホントありがとう。
    これ結構するのに入れてもらえるとか……
    すっっっごく嬉しい。
    これからも、俺のこと見てほしいな。
    俺も、見つめていたいからさ。




(83) 2021/11/18(Thu) 17:55:54

【人】 麻央




[ そう、これはただの営業トーク。
  けれども女の子は麻央の瞳に見つめられると
  首を縦に振るしか選択肢がなくなるらしい。

  彼女がちらりちらりと麻央を見ていると
  ヘルプのホストも麻央をたまにちらりと。 ]




(84) 2021/11/18(Thu) 17:56:30

【人】 麻央




 『麻央さん?人気も何も、隣のテーブルにいる
  香奈太さんの次にいる人ですよ。
  つまり、このお店のNo.2。
  本人は香奈太さん超えてNo.1になるって
  結構野心丸見えなんですけど、
  最近は超えられないみたいですねぇ……。
  
  麻央さん独り占めしたかったら、
  何時に来たらいいのか聞いてみるといいっすよ。』



(85) 2021/11/18(Thu) 17:57:20

【人】 麻央




[ 質問されたことに答えてくれるヘルプ。
  人気なのか、と聞かれた時は
  一瞬目を見開いてマジか、と言いたげな顔に。
  けれども、少しケラケラと笑いながら
  詳しく教えてあげ、他の質問があれば
  彼が答えられる分だけ答えてあげた。
  そして時間が経つ頃にはまた黒服が声をかけてきた。

  そろそろ、2時間になるけれど
  延長するか、今日は帰るか。
  帰るなら、見送りは誰がいいのか。

  帰る、となればヘルプで来ていたホストは
  席を外して彼女が選びやすいようにする。  ]*




(86) 2021/11/18(Thu) 17:58:17

【人】 姫華


  成人済みだと思われて、ならアタリ。
  親と一緒に行動は…元々あまりしてないけど
  でも、20歳超えているのは事実。

  相手の顔はいい男の人はスカウト、とか言ってた。
  名刺をちらりと見ると制作会社、の文字。
  社長という肩書はまあ、
  惹かれるものがなくはない。
  お金持ってそうだし?


  「 ふーん。聞いたこと、ない会社ですけど。 」


  有名かどうかって言うのは大事じゃない?
  こういうスカウトなら、特に。

  だから、怪訝そうな顔は崩さなかったし
  諦めた様子をみればそれ以上は興味をなくして。
  一通り気になるものを買って
  店員からの過剰な接客をうけて帰った。
  常連だから、他の人と態度が露骨に違う。
  悪い気はしないから、別にいいけど。

  よく来る店だけど、
  仮にスカウトの人にまた会って
  しつこく声をかけられようものなら、
  行く時間を変えるなりしただろう。*
  
(87) 2021/11/18(Thu) 18:48:06

【人】 愛衣


[ 彼が行った方のテーブルを見ていると
  聞こえてくる声。>>83

  独り占めなんて、出来るわけないのに
  
夢だって、解っていたはずなのに。



  
――――― 本質では全然わかってない。 ]

 
(88) 2021/11/18(Thu) 22:25:25

【人】 愛衣


[ 愛されたかった。
  お姫様に、なりたかった。

  夢でお姫様になれるのなら。


  ずっとずっと、夢を見ていたいって思ったの。 ]
  
  
(89) 2021/11/18(Thu) 22:25:54

【人】 愛衣


[ 隣のテーブルにいる香奈太さん、と呼ばれるホストに
  次ぐ人気なのだと聞けば、納得したような
  
……心は曇っていくような。


  独り占めは出来ないのかな、
  お酒をたくさん頼めば、いいのかな。


  まだ一度目が終わってもないのに
  二度目を考えてしまった瞬間。   ]



   あっ、その、ごめんなさい……

   わたし、失礼な、ことを……

  
[ 目を見開いた相手に対して眉下げて
  申し訳なさそうにしつつ。
  いつ来たらいいのか聞いてみるといいと
  教えてもらったから、それ以上の質問は避けて
  普通の会話を楽しもうと。

  そうして、時間が来れば延長するかどうか 
  聞かれることになった。
  持ち合わせをそう持っているわけでもなく
  今日は帰ります、と伝えた。

  見送りは、さっきも言われた通り彼を指名して。 ]
  
(90) 2021/11/18(Thu) 22:27:07

【人】 愛衣



   あの、その……いつなら……

   えっと、
他の人の相手してない……?



[ 何時に来たらいいのか、聞いてみたら
  答えてくれただろうか。

  答えがどうであれ、その日は帰ることになるし。
  彼に 
王子様に
会いたい、と会いに行くように
  なるのも時間の問題で。

  月に一度が月に二度になって…
  訪れる回数が増えていくことになる。 ]*
  
(91) 2021/11/18(Thu) 22:28:07

【人】 香奈太




   名刺の肩書き読んでもらえたら
   ちょっと感触良かったと思わない?
   え?わかんない?仕方ないなぁ…。


  「僕がもうすぐ立ち上げる会社なんだ。
   大きくはないけど、有名な人も移籍してくるよ」


   目の前の子はある程度疑うことを覚えてるらしい。
   本当に移籍予定のアイドルとかモデルとか、
   数人名前言ったかもしれない。
   多分それでも興味を示してもらえないだろうから
   ひとりで足繁く、とまではいかないけど
   同じお店に通ってみたよ。




(92) 2021/11/18(Thu) 22:30:44

【人】 香奈太





   こういう子を飼いたいなって思ったのは

   僕だけの内緒話ね。

   家に住まわせてあげたいような感じ。

   ほら、犬ってそんな感じじゃん?





(93) 2021/11/18(Thu) 22:31:36

【人】 香奈太




   気を取り直して、いつの日だったかな。
   このブランドが新作を販売する日くらい?
   また会えたなら、身銭を切るよ僕も。


  「新作全部プレゼントしてあげよっか」


   勿論、タダではないけれども。
   これを受け取ってくれるなら、
   僕の名刺も一緒に受け取ってもらわないと。
   それか、近くまで送らせてほしいなぁ。

   ま、別に帰るのはホテルでも僕は良いんだけど。

   僕の申し出は彼女に受け入れられたかな?*




(94) 2021/11/18(Thu) 22:31:59

【人】 麻央





[ No.2の男を独り占めするには、
  他の客が来ない時間を狙う他ない。
  そうしたら、麻央はひとりだけを見る。

  しかし、予定を入れていなくて
  いきなり訪れる客がいることだってある。
  初めて来た彼女のように。
  だから彼女が来て帰るまでの間に
  麻央が抜けないことは少ないかもしれない。 ]




(95) 2021/11/18(Thu) 23:32:07

【人】 麻央




  『いえいえ、まさか麻央さんのこと
   そういう人と知らずに接してるとは
   思ってもみなかったもんで……。
   絶対驚いてたの顔に出ましたよね?
   そういう顔見せるなって
   香奈太さんに絶対言われるー…
   ホント、半人前ですいません……。』



(96) 2021/11/18(Thu) 23:33:50

【人】 麻央




[ ヘルプのホストは、質問攻撃に構えていたが
  特にそれ以降質問はなく、
  普通に話をして時間がきて、
  彼女が帰ると選択をしたので
  店に来てくれたことに感謝を示してその場を去る。

  黒服は希望を聞いて、麻央に伝えに行った。

  そして会計が終わる頃、麻央が彼女の近くに。
  彼女の荷物を預かって店の扉を開け
  パタン、と店の賑やかさから離れると
  彼女が今にも途切れてしまいそうな声で
  麻央へ質問を投げかけた。
  彼女に拒まれなければ彼女を抱きしめて、
  麻央は質問に答えていく。         ]



(97) 2021/11/18(Thu) 23:34:54

【人】 麻央




   そうだなぁ……。
   俺のお客さんは比較的この時間に来るから
   今日みたいにお店始まってすぐに来るか、
   閉店前に来てくれたら、閉店後にご飯も行けるよ。

   勿論、お店が始まる前に会って、
   そのまま一緒にお店に行くっていう選択肢も。
   メッセージくれたら、もっと詳しく教えるね?




(98) 2021/11/18(Thu) 23:35:36

【人】 麻央




     愛衣ちゃん。

     初めて、楽しかった?
     俺もっと愛衣ちゃんと仲良くなりたい。
     無理して、なんて言わないから
     会いに来てくれたら嬉しい。




(99) 2021/11/18(Thu) 23:36:34

【人】 麻央




[ そう言って彼女から体を離し、
  麻央が持っていた荷物を彼女に渡せば
  頭を撫でて、おやすみと告げる。

  それから、彼女が来る頻度は徐々に上がった。
  そして、1回に使う金額も上がっていった。  ]



(100) 2021/11/18(Thu) 23:38:06

【人】 麻央

──────


   愛衣ちゃん、今日もお仕事お疲れ様。
   1日よく頑張りました。
   俺からのご褒美のハグ、してもいい?



(101) 2021/11/18(Thu) 23:38:33

【人】 麻央




[ 彼女が来る頻度が上がると、
  麻央の彼女を甘やかす行為も増えていった。
  席に座るときや離れる時には、
  彼女の手の甲に口づけを必ず落とすし
  毎回仕事を頑張るご褒美と言ってハグをする。
  恋人のように指を絡めて彼女と視線を合わせたり
  内緒話のようなことを耳打ちでしてみたり。  ]



(102) 2021/11/18(Thu) 23:39:00

【人】 麻央




   そういえば今月ってね、
   俺のアニバーサリーでお祝いするんだ。
   その当日、愛衣ちゃん以外にも
   沢山来るかもしれないからさ………



(103) 2021/11/18(Thu) 23:41:40

【人】 麻央





   愛衣ちゃんの存在みんなに教えたいから
   タワー……お願い、出来るかな?




(104) 2021/11/18(Thu) 23:43:34

【人】 麻央



[ 麻央が入店した月、というよりは
  麻央が入店したその日がお祝いの日になる。
  麻央を祝うために指名客たちが沢山来る。

  そうなれば、彼女1人だけを相手は出来ない。
  麻央は彼女を大切にしたい
ように思わせたい
から
  彼女のことを気遣うようなことを言っている。

  かと言って心が全くないわけではない。
  下手に嫉妬させたくないという気持ちも
  麻央の中にあるようでもある。
    ]*



(105) 2021/11/18(Thu) 23:44:41

【人】 香奈太



   あの日、僕は隣の卓に来たホストに
   彼が思っていたより何倍も厳しく注意した。
   いや、驚くのも無理ないよ?
   でもそれを見せちゃいけない。

   女の子を不快にさせるのは
   僕たちホストがやっちゃいけないことだから。


   とは言っても、紫水ちゃん見送った後の話。


  「ねー紫水ちゃん?ぼくが辞めた後、
   女優やってみない?
   ……紫水ちゃんとなら僕結構いいやつ、

   あっ、メッセージ送る。
   紫水ちゃん、僕のこと指名してくれてありがと」


(106) 2021/11/19(Fri) 0:36:03

【人】 香奈太




   別に紫水ちゃんとは恋人じゃないよ。
   恋人になったなら僕はお店に来させない。
   そんなわけで紫水ちゃんの背中が
   見えなくなるまで見つめて、
   軽く手を振っていると別のお客さんが。
   僕は休む暇なしです最後まで。



(107) 2021/11/19(Fri) 0:36:27

【人】 香奈太




   とまぁ、そんな感じで時は流れて。
   僕は初めて入ってNo.1をキープした
   あの店を辞めて、制作会社立ち上げたんだ。
   芸能人も何人か移籍してきて、
   毎日僕誰かと対面してる気がする。
   紫水ちゃんは……どうだろうね?

   気になるなら、教えてあげるけど。*



(108) 2021/11/19(Fri) 0:36:48

【人】 愛衣


[ 賑やかさから離れて店を出ることは
  夢の終わりを意味していて。

  抱きしめられて与えられる温もりに
  甘えていく。今まで甘えられなかった分を
  取り戻すかのように。 ]


   
閉店前、に……?



[ メッセージだって営業用のはずなのに
  そんなこと、普通に考えればわかるのに。

  特別にされているような
  大切にされているような

  
錯覚を、夢を現実だと思っているわたしは

            
思いたい

  
  夢を終わらせることが、出来ない。 ]
 
(109) 2021/11/19(Fri) 18:48:47

【人】 愛衣



   うん、すごく楽しかった!
   
お姫様に、憧れてたから……



   わたしも麻央くんともっと仲良くなりたい!


[ 
無理してでも
、もっと会いに来たかった。 ]
  
(110) 2021/11/19(Fri) 18:49:46

【人】 愛衣



[ 帰ってから、メッセージも送ったし
  
夢をもっと見ていたい私は

  夢を見せる場所にのめり込むように通うことに。 ]

  
(111) 2021/11/19(Fri) 18:50:51

【人】 愛衣

──────


   麻央くん、癒してくれるの……?
   今日もね、麻央くんのために頑張った!


[ 頻度が上がって、
  使うお金が増えていけば、犠牲になるのは
  生活費と貯金。それでは足りなくなるのは
  
もう、目に見えていたはずなのに。


  恋人に愛されている夢を見ているわたしは
  
それが勘違いだと気づかない。

          
気づきたくない。
     ]
  
(112) 2021/11/19(Fri) 18:51:35

【人】 愛衣



   アニバーサリー……?

   そ、っか……わたしもお祝い、したい!

  
(113) 2021/11/19(Fri) 18:52:12

【人】 愛衣



   タワー……、頼んだら……

   麻央くんは喜んでくれる?


[ 喜ぶに決まってる。

  
だって、王子様、だもん。

 
  お客様が、お金を落としてくれるのが
  嬉しくないわけがない。
  傍から見たらわかり切った答えが
  分からないほどに。1人のホストに傾倒していた。

  
  だから、答えを聞くまでもなく。
  わたしの答えはYesしか、あり得ない。 ]*
   
(114) 2021/11/19(Fri) 18:54:06
 




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生存者 (3)

愛衣
10回 残----pt

 

姫華
2回 残----pt

 

麻央
14回 残----pt

 

犠牲者 (1)

高藤 陽彦(2d)
0回 残----pt

 

処刑者 (1)

香奈太(3d)
0回 残----pt

 

突然死者 (0)

舞台 (0)

発言種別

通常発言
独り言
内緒話
囁き系
死者のうめき
舞台
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一括操作




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都道府県キャラセット by kairi(企画代表)
繋<つなたま>魂 / 班帝家の一族 / H)SOCIUS(A by めいあ
もふぁんたじぃ / もふぉれすと by ほのゆる
Cathedral / 学園Cathedral / Grand Cathedral / 学園Grand Cathedral by Izuya
夜月町 by 夜月けい
南区 / 古今東西 by 南
IRO-COLORE(いろころる) by Izuya, 南
お茶会 / 演奏会 / 花見会 by ゆひろ
GNL / GNL+ by guiter-man
ジランドール / イルミネーション by may-co
シキメグリ by afinter
-汝人狼也-人物画 by 878, かんこ
closure / closure' by 閉
Emoricu / Cumorie / 黎明街 by milk_sugar
ワンダーズ言戯団 by pike
宝石箱《Jewel Box》 by 宝石箱制作委員会
文明開化 by sin
カティサーク by apricot with y_hyuga
月狼学園 / 人狼署 / 狼達の軍歌 by apricot
花一匁 / 桃酔郷 by さね
po!son / Girl's Talk by pure_g
madparty by シロクマ
rhizome by CH3COOH
曲芸会 / 曲芸会Hello! by otokasa
AtoZ by 築
瑞洋館 by ういろ
LastSunday / HeaVen by 志摩
かくりよ by plmi
桃色concerto by 桃昆布
狼兎 by クロマ
人狼ヶ谷学園の放課後 by 竜山明日佳
bAroQue / tradimento by souya
Bokuyume. by 卜部
FGOキャラセット by 有志一同
魔法少女は眠らない by 魔法少女チップ企画
Liberte by みぃな
噛志野医院 by manamiz
メギド人狼 by メギドチップ企画
absolventi by ぶんちゃん
歳時抄 by 小由流
文アルセット by 文アルセット企画
荘園パック by ARC(企画代表)
Friends by 真知
城下町の酒場 / 大神学園 by じっぷ
エッグ by 朧恩
ぐれすけ・ぷらす by 純
ニューホライズン by youden
バーバチカ / プトロレ by たべ
ユメツナギ by 天瀬春日
StarGazer / LittleStar by CONBE
御常紀学園 by HS_29
オハナシノクニ by オハナシノクニ制作委員会
Fragment of Jewels by 粉海月
花園女学院 / 他種族孤児院 by はこみ
xxxx組 by サイコ瓦
おりふし学園 by めんるい
Fairytale Syndrome by hTuT
Salute by むくっこ
Le parterre by イヌバラ
Troopers by 人類管理連合
お野菜キャラセット画像 by 無料素材倶楽部
Siuil a Run by 匈歌ハトリ
紫煙をくゆらせ by 空砂
RocketPencil by 山本羅刹
エトリエ / エトリエ・戦国 by とり
ボワボンボン by あとらそふと
古の迷宮 by とり夫
JEX Online by katarazu
煌夜の決闘 by ジュエルセイバーFREE
こだわりアイコン by fatcow
トランプ画像 by しろま空間
リンソン by moonpupa